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民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	Text "和書" ignored (help); Unknown parameter \|month= ignored (help)
民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	Text "和書" ignored (help); Unknown parameter \|month= ignored (help)
民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	関連項目
民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	単一民族国家
民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』
民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	アルフォンス・ドーデの『最後の授業』
民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	ナショナリズム
民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	都市国家
民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	リージョナリズム（地域連合）
民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	国語
民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	言語政策
民族主義が発祥したのはいつ？	国民国家	暴力的な非国家の行動者
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	リチャード・チャールズ・アルバート・ホルブルック（English: Richard Charles Albert Holbrooke, 1941年4月24日 –2010年12月13日）は、アメリカ合衆国の外交官。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ユダヤ系アメリカ人である。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	また、外交官以外にも文筆家、実業家、投資家などとしての顔も併せ持つ。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	1962年に国務省に入省して以来一貫して外交畑を渡り歩き、ジミー・カーター政権下で東アジア・太平洋担当国務次官補（1977年3月31日 – 1981年1月13日）、ビル・クリントン政権下でドイツ駐在大使（1993年10月19日 – 1994年9月12日）、ヨーロッパ・カナダ担当国務次官補（1994年9月13日 – 1996年2月21日）、国連大使（1999年8月25日 – 2001年1月20日）などの主要外交ポストを歴任した。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	特にヨーロッパ・カナダ担当国務次官補在任中には、バルカン半島問題（ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争）の和平交渉で主導的な役割を担い、1995年のデイトン合意成立の立役者の1人として知られる[1][2]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	2009年1月20日に発足したバラク・オバマ政権では、アフガニスタン・パキスタン問題担当特使（特別代表）に任命され、長期化するアフガニスタン紛争に関連する外交問題に携わったが、2010年12月13日、特使在任のまま病気のため死去した。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	生涯
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	生い立ち・大学卒業まで
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	1941年4月24日、ニューヨーク市マンハッタンで、医師のダン・ホルブルックとその妻で陶芸家のトゥルーディ・ケアル（旧姓：ムース）の間に2人兄弟の長男として生まれた[3][4]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	両親は共にユダヤ人移民であり、父親のダンはワルシャワでロシア系ユダヤ人の両親のもとに生まれ、1930年代にアメリカへ移民した際に「ホルブルック」の姓を名乗るようになった[5]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	また、母のトゥルーディは元々ハンブルク在住だったが、1933年にブエノスアイレスに一家で亡命し、その後ニューヨークへやって来た人物である。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	彼らはユダヤ人ではあったが、無神論者だったためリチャードにユダヤ式の教育を施すことはせず、母のトゥルーディは毎週日曜日にはクエーカー教徒の集会に彼を連れて行ったという[6]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	15歳の時、父・ダンが癌のために死去したが学業を続け[3]、公立高校を卒業後[4]、奨学金（授業料全額免除）を得てブラウン大学に入学、1962年に学士号を取得・卒業した[2][4][7]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	スカースデール高校時代には、学内新聞『マルーン』のスポーツ欄の編集を担当していたという[8]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	この時『マルーン』の編集長を務めていたのがディーン・ラスクの息子であるデイヴィッド・ラスクであり、なおかつホルブルックはデイヴィッドと親友であったことから、これが縁で彼の父親とも知り合うこととなった[3][9]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ディーン・ラスクはその後ジョン・F・ケネディ政権とジョンソン政権で国務長官を務めることになるが、彼はホルブルックの将来に大きな影響を与えることとなった。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ベトナム問題との関わり
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	大学卒業後まもなく国務省に入省し[2][10]、入省後は1年間のベトナム語研修を受けた後、ベトナム問題に携わるようになる。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	これ以降、現地赴任も含め通算で6年間にわたってベトナム問題に取り組んだ。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	国務省入りしたのは、当時の大統領であるケネディ大統領に触発され、「政府で公職に就いて働くことこそ、我々にできる最良のことだ」と考えるようになったことと[11]、ディーン・ラスクから「外交官は、どんな仕事よりも価値がある職業だ」と聞かされていたことがきっかけである[12]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	当初は、国際開発庁文民代表部のスタッフとしてメコンデルタ地域へ派遣され、南ベトナム政府による経済開発政策と地方政治改革政策を支援するための地方への宣伝活動任務に従事した。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	その後、当時サイゴンにあったベトナム大使館に移り、マクスウェル・D・テイラー大使と、その後任のヘンリー・キャボット・ロッジ Jr.大使の補佐官を務めた[10]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	この大使館勤務の頃の同僚には、ジョン・ネグロポンテ（のちにジョージ・W・ブッシュ政権下で国連大使や国家情報長官、国務副長官を歴任）やアンソニー・レイク（のちにビル・クリントン政権下で国家安全保障問題担当大統領補佐官）、（のちにビル・クリントン政権下で国防長官）など、のちにアメリカの外交・軍事・安全保障政策を取り仕切ることになる人材が多数いた[13]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ベトナム戦争が長期化・泥沼化の様相を呈すると、当時のジョンソン大統領は打開策を探るべく、1966年、ホワイトハウスにフェニックス計画の責任者であったロバート・コウマーを座長とするベトナム問題の専門家たちを集めた特命チームを立ち上げた。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	このチームに、当時24歳だったホルブルックも「現地で重要な経験を積んだ、新進若手の外交官」としてチーム参加を打診されたため、本国へ帰任しチームに加わった。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ホワイトハウスで働いた後は国務省に戻り、ニコラス・カッツェンバック国務次官の特別補佐官を務めた。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	この後、民主党のジョンソン政権から共和党のニクソン政権へと政権が交代したが、ホルブルックは次のエリオット・リチャードソン国務次官の下でも引き続き特別補佐官職に留まり、しばらくの間職務にあたった。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	特別補佐官在職中の1968年にベトナムとの和平を目指して開始されたパリでの秘密交渉においては[14]、W・アヴェレル・ハリマン元ニューヨーク州知事とサイラス・ヴァンス国防副長官の2人を首席代表とする代表団の一員に加わっているほか[2]、この他にもベトナム戦争の秘密報告書で、のちにニューヨーク・タイムズ紙がスクープしたことで知られるペンタゴン・ペーパーズの作成にも携わっている。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	その後国務省を離れ、プリンストン大学の公共政策大学院であるにフェローとして招聘され、1970年途中まで1年間研究に従事した[7]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	モロッコ赴任とフォーリン・ポリシー誌への関わり
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	国務省を離れたホルブルックであったが、その後も様々な形で外交の世界と関わっていくこととなる。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	1970年途中に自ら志願して「平和部隊」の現地責任者としてモロッコへ赴任し、1972年までの2年間同国に駐在した。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	その後はアメリカへ戻り、1976年まで外交専門誌『』の編集長を務めた[15]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	また、『フォーリン・ポリシー』の編集長を務めるかたわら、「外交政策遂行に関わる政府組織に関する大統領委員会」（President’s Commission on the Organization of the Government for the Conduct of Foreign Policy）の顧問を務めた（1974年 - 1975年）ほか、『ニューズウィーク』誌の客員編集部員も務めた[15]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	カーター政権への参加
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	1976年の夏に『フォーリン・ポリシー』編集部を離れ、同年秋の大統領選挙に向けて選挙戦を戦っていた民主党の大統領候補、ジミー・カーター前ジョージア州知事の陣営に加わり、国家安全保障政策の担当者となった。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	選挙戦では、対立候補である現職のフォード大統領とのディベート、特に外交政策に関するディベートの準備などでカーターを補佐し、カーター陣営の勝利に貢献した。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	カーター政権誕生後は、東アジア・太平洋担当国務次官補に任命され、1977年3月31日から1981年1月13日まで同職を務めた。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ちなみに東アジア・太平洋担当国務次官補の職は、ホルブルックが「外交政策の師」と仰ぐW・アヴェレル・ハリマンやディーン・ラスク、フィリップ・ハビブらも経験しているポジションであり、また35歳での就任は、同職の前身である極東担当国務次官補のポストが設置されて以降、史上最年少での就任であった[16]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	在職中はサイラス・ヴァンス国務長官の主要なアドバイザーの1人として活躍し、東アジア・太平洋地域における東側諸国との関係改善（デタント）や、1978年12月に実現した中華人民共和国との国交樹立・完全国交正常化において主導的な役割を担った[10]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	また、当時国際問題にもなっていたインドシナ難民の問題にも取り組み[17]、特に難民問題には生涯を通じて取り組んでいくことになった。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	東ティモール問題への関与をめぐる議論
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ホルブルックは「人権外交」を標榜したカーター政権の方針もあり、東アジア・太平洋担当国務次官補として、当時すでに国際問題化していた東ティモール問題にも携わっている。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	1977年8月には、東ティモールでインドネシア国軍による激しい弾圧が行われているさなかにインドネシアを訪問し[18]、スハルト大統領（当時）と会談した。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	しかし、この訪問については一部から批判がなされている。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	の助教で[19]、アメリカ国家安全保障アーカイブが進めているインドネシア・東ティモール関連文書収集プロジェクトの責任者も務めるブラッド・シンプソン（Brad Simpson）は、アメリカの報道番組「デモクラシー・ナウ!」に出演した際、司会のエイミー・グッドマンとのやり取りの中で「このホルブルックの訪問は、スハルト政権に対して公式に人権問題改革を要求するための訪問であったとされているが、実際のところホルブルックはスハルトと会見した際、インドネシアの人権状況は改善しているとしてスハルトを賞賛すると共に、インドネシア政府による東ティモールの西側諸国への開放・視察受け入れを歓迎する旨を伝え、その代わりに国軍の厳しい規制下にある地域へ（アメリカの）議員団を立ち入らせる許可を受けた。議員団はこの許可に基づいて規制地域に入り、そこで行われた国軍を歓迎する式典に同席し、歓迎を受けていた」という趣旨のことを述べている。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	そのうえでシンプソンは、「この訪問の裏側で、ホルブルックと当時国家安全保障問題担当大統領補佐官であったズビグネフ・ブレジンスキーは、連邦議会の人権派議員によるインドネシア向け軍事援助を制限・停止しようという動きを封じ、インドネシアへの武器供与を拡大するべく動いていたのだ」と述べるなど、ホルブルックらがスハルト政権による東ティモールへの弾圧やジェノサイドを容認・黙認していたと非難している[20]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	カーター政権終了後から駐ドイツ大使任命まで
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	カーター大統領が1980年の大統領選挙で共和党のロナルド・レーガン元カリフォルニア州知事に敗れ、1981年1月に退任すると、ホルブルックも政府を離れた。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	離職後はリーマン・ブラザーズの上級顧問に迎えられ[3]、1985年から 1993年までのおよそ8年間は、同社の常務取締役も務めた。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	またリーマン社で働くかたわら、カーター政権時代にウォルター・モンデール副大統領の補佐官を務めていたと共にコンサルティング会社「パブリック・ストラテジーズ（Public Strategies）」を立ち上げ、同社の副社長に就任している。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	さらに、この間には文筆活動にも取り組んでおり、1991年にはジョンソン政権下で国防長官を務め、民主党内で一種のフィクサー的な存在であったとされるクラーク・クリフォードの回顧録・“– Counsel to the President: A Memoir. -[21]”に共著者として名を連ねている。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	政治活動
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	このように実業家・文筆家として活動する一方で、ホルブルックは政治活動にも引き続き携わっていた。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	1988年の大統領選挙の際には、民主党の予備選に出馬したアル・ゴア上院議員（テネシー州選出、のちにビル・クリントン政権で副大統領に就任）の主任政策アドバイザーとして選挙戦を戦ったほか、4年後の1992年の大統領選挙の際には、この選挙で当選し大統領となるビル・クリントンのアドバイザーも務めている。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	また、 1992年には元中国大使が委員長を務める「アメリカと変化する世界に関するカーネギー委員会（The Carnegie Commission on America and a Changing World）」の委員を務めたほか、[22]とが共同で資金を提供した「政府と改革に関する超党派委員会（the bipartisan Commission on Government and Renewal）」の委員長と首席報告書執筆者を、さらにはとピーターソン国際経済研究所が共同で資金を提供した諮問委員会（blue-ribbon Commission）でも、委員長と首席報告書執筆者を務めている。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	このうち、カーネギー国際平和基金とピーターソン研究所が共同で資金を提供した諮問委員会においては、『大統領当選者（クリントン）へのメモ：（政権発足・大統領就任に向けた）準備の過程で役立てて頂くために（“Memo to the President-Elect: Harnessing Process to Purpose”）』と題した報告書をまとめている[23]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ボスニアとの関わり
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	また、この時期からボスニア問題に深く関わっており、1992年にボスニアを2度訪問するなど、在野の人間ではあったが当時大きな国際問題となりつつあったボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争にも比較的早くから携わり、紛争の激化に警鐘を鳴らしていた。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	この訪問時は2回とも、難民を支援する活動を行っている国際NGO・「（Refugees International）」の理事会メンバーとして、紛争による被害状況の実地視察・調査のために一般市民の資格で入国している。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	この訪問は、ホルブルックにバルカン半島政策でより積極的な政策を推進すべきだという確証を与えたようで、彼は同僚に宛てたメモの中で「ボスニアは、アメリカの対ヨーロッパ政策の試金石となるだろう。だからこそ我々は、ボスニア問題に対するあらゆる試みを成功させなければならない」と述べている[24]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	駐ドイツ大使への就任
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	1993年、前年の大統領選挙で現職のジョージ・H・W・ブッシュを破ったビル・クリントンが大統領に就任すると、選挙戦でクリントン陣営のアドバイザーを務め、外交経験も豊富なホルブルックにも外交ポストが割り当てられるのではないかと予想された。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	当初は、そのアジア外交における長年の経験と深い知識を買われ、駐日大使への任命が予定されていたが、駐日大使にはモンデール元副大統領が任命され、ホルブルックには予想外ともいえる駐ドイツ大使のポストが割り当てられた[25]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	この時の経緯については、デイヴィッド・ハルバースタムが著書『静かなる戦争』の記述の中で詳細に取り上げている。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	それによればホルブルックは当初、国務長官候補に挙がったとされているが、人選担当者から「圧倒的な行動力と知性を持つが、『自己中心的』という点でも飛び抜けている」[26]など（詳細は後述）、才能を評価しつつも人格・性格面での欠点を懸念する声があったことに加え、クリントンの下で政権移行チームに加わっていたウォーレン・クリストファーやアンソニー・レイクらが彼を政権の高位ポストに就けたがらなかったこともあって[27]、ホルブルックの国務長官や副長官、さらには次官に就任する道は閉ざされたとされている[28]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	そこで、彼のアジア外交における長年の経験と深い知識を生かすことの出来る駐日大使のポストに就けることが検討されたが、当初は駐ロシア大使に内定していたモンデールが、芸術に関心の深いジョアン夫人の意見もあって駐日大使を希望するようになったため、ホルブルックは一時何のポストにも就けない可能性すらあったという[29]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	しかし、クリントンとホルブルックの共通の友人で[30]、のちに国務副長官としてクリントン政権入りを果たすことになるストローブ・タルボットらの強力なプッシュにより[29]、結果的に残っていたポストの1つである駐ドイツ大使が割り当てられたとされている[29]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ホルブルックがドイツ大使を務めた時期は、ちょうど東西ドイツ統一から数年後のことであり、彼も大使として新生ドイツとアメリカの関係構築に取り組んだ。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	彼のドイツ大使在任中におけるハイライトとなったのは、1994年7月のクリントン大統領の訪独（ベルリン訪問）である。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	この時は、数千人ものドイツ市民が沿道を埋め尽くして訪問を歓迎するなどクリントンの訪独は成功裏に終わり[31]、ホルブルックは訪問成功の立役者の1人となった。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	また彼はドイツ駐在中、対ドイツ政策以外にもアメリカのNATO拡大促進政策やボスニア内戦への対応など、クリントン政権の外交政策決定において重要な役割を担った。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	米独交流への寄与
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	また、ホルブルックは米独の文化交流にも大きな役割を担った。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	彼の発案に基づき、第二次大戦・冷戦の象徴でもあったが撤退を完了した翌日の1994年9月9日、リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー元ドイツ連邦大統領とヘンリー・キッシンジャー元アメリカ合衆国国務長官を共同所長とする文化研究機関「」の設立が発表された。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	この3日後にホルブルックはドイツ大使を離任したが、発表からおよそ3年後の1998年には、ヴァンゼー湖畔にあるドイツ系ユダヤ人の銀行家ハンス・アルノルト（Hans Arnhold）がかつて所有していた別荘を利用した研究施設が開設されるなど、計画は引き続き推し進められた。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ちなみにホルブルック自身も、2001年にジョージ・W・ブッシュ政権への政権交代に伴って国連大使を離任した後、同アカデミーの所長に就任している。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	現在同アカデミーは、米独関係における重要なコネクションの1つとなっており[32]、フェローとして作家や経済学者、各国政府高官、公共政策の専門家など様々な分野の専門家が招聘されている。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	招聘された人物の中には、ピューリッツァー賞受賞者で劇作家のアーサー・ミラーや、同じくピューリッツァー賞受賞者で小説家のジェフリー・ユージェニデスのような著名な文化人、あるいは（Dennis B. Ross[33]）や（J. Stapleton Roy[34]）のような高位の外交官なども含まれている[35]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	また、ベルリン・アメリカン・アカデミーは2007年から「ヘンリー・A・キッシンジャー欧米関係賞（Henry A. Kissinger Award for Transatlantic Relations）」を設立し、1年ごとに欧米関係の発展に功績のあった人物に対する表彰を行っている。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	2007年の第1回受賞者にはドイツのヘルムート・シュミット元首相が、2008年の第2回受賞者にはジョージ・H・W・ブッシュ元合衆国大統領がそれぞれ選ばれている。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ヨーロッパ・カナダ担当国務次官補への就任
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	ドイツ大使を離任したホルブルックは、帰任後すぐにヨーロッパ・カナダ担当国務次官補（Assistant Secretary of State for European and Canadian Affairs[36]）に就任し、1996年2月に一身上の都合により辞職するまで同職を務めた。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	在任中は、ドイツ大使時代から取り組んでいたNATOの拡大戦略実現に尽力したほか、バルカン半島問題においては和平交渉担当チームの中心的役割を担った。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	特にボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争においてはその和平交渉を一手に仕切り、ボスニアのムスリム、セルビア人、クロアチア人の3勢力を、時になだめすかし、時にNATO軍による空爆をちらつかせながら約3カ月にわたるシャトル外交の末に交渉のテーブルに着かせると共に[2]、2度の徹夜を含む20日間連続の交渉を行い[2]、1995年のデイトン和平合意の成立を実現させた一番の立役者とされる。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	この功績を評価され、翌1996年にはドイツ国防省よりマンフレート・ヴェルナー・メダルを贈られている[37]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	また、ノーベル平和賞の候補にもたびたび名前が挙がったとされる[2]。
ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？	リチャード・ホルブルック	このようにクリントン外交の中心人物として活躍していたが、1995年に3番目の妻であると再婚しており、彼女と過ごすためにニューヨークへ戻りたいという理由から、1996年2月に次官補を辞任した。

民族主義が発祥したのはいつ？

国民国家

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国民国家

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アルフォンス・ドーデの『最後の授業』

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ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？

リチャード・ホルブルック

リチャード・チャールズ・アルバート・ホルブルック（English: Richard Charles Albert Holbrooke, 1941年4月24日 –2010年12月13日）は、アメリカ合衆国の外交官。

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リチャード・ホルブルック

ユダヤ系アメリカ人である。

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ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？

リチャード・ホルブルック

また、外交官以外にも文筆家、実業家、投資家などとしての顔も併せ持つ。

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リチャード・ホルブルック

1962年に国務省に入省して以来一貫して外交畑を渡り歩き、ジミー・カーター政権下で東アジア・太平洋担当国務次官補（1977年3月31日 – 1981年1月13日）、ビル・クリントン政権下でドイツ駐在大使（1993年10月19日 – 1994年9月12日）、ヨーロッパ・カナダ担当国務次官補（1994年9月13日 – 1996年2月21日）、国連大使（1999年8月25日 – 2001年1月20日）などの主要外交ポストを歴任した。

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ジンバブエ共和国でマラリアは撲滅した？

リチャード・ホルブルック

特にヨーロッパ・カナダ担当国務次官補在任中には、バルカン半島問題（ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争）の和平交渉で主導的な役割を担い、1995年のデイトン合意成立の立役者の1人として知られる[1][2]。

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リチャード・ホルブルック

2009年1月20日に発足したバラク・オバマ政権では、アフガニスタン・パキスタン問題担当特使（特別代表）に任命され、長期化するアフガニスタン紛争に関連する外交問題に携わったが、2010年12月13日、特使在任のまま病気のため死去した。

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生涯

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生い立ち・大学卒業まで

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1941年4月24日、ニューヨーク市マンハッタンで、医師のダン・ホルブルックとその妻で陶芸家のトゥルーディ・ケアル（旧姓：ムース）の間に2人兄弟の長男として生まれた[3][4]。

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両親は共にユダヤ人移民であり、父親のダンはワルシャワでロシア系ユダヤ人の両親のもとに生まれ、1930年代にアメリカへ移民した際に「ホルブルック」の姓を名乗るようになった[5]。

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また、母のトゥルーディは元々ハンブルク在住だったが、1933年にブエノスアイレスに一家で亡命し、その後ニューヨークへやって来た人物である。

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彼らはユダヤ人ではあったが、無神論者だったためリチャードにユダヤ式の教育を施すことはせず、母のトゥルーディは毎週日曜日にはクエーカー教徒の集会に彼を連れて行ったという[6]。

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15歳の時、父・ダンが癌のために死去したが学業を続け[3]、公立高校を卒業後[4]、奨学金（授業料全額免除）を得てブラウン大学に入学、1962年に学士号を取得・卒業した[2][4][7]。

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スカースデール高校時代には、学内新聞『マルーン』のスポーツ欄の編集を担当していたという[8]。

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この時『マルーン』の編集長を務めていたのがディーン・ラスクの息子であるデイヴィッド・ラスクであり、なおかつホルブルックはデイヴィッドと親友であったことから、これが縁で彼の父親とも知り合うこととなった[3][9]。

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ディーン・ラスクはその後ジョン・F・ケネディ政権とジョンソン政権で国務長官を務めることになるが、彼はホルブルックの将来に大きな影響を与えることとなった。

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ベトナム問題との関わり

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大学卒業後まもなく国務省に入省し[2][10]、入省後は1年間のベトナム語研修を受けた後、ベトナム問題に携わるようになる。

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これ以降、現地赴任も含め通算で6年間にわたってベトナム問題に取り組んだ。

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国務省入りしたのは、当時の大統領であるケネディ大統領に触発され、「政府で公職に就いて働くことこそ、我々にできる最良のことだ」と考えるようになったことと[11]、ディーン・ラスクから「外交官は、どんな仕事よりも価値がある職業だ」と聞かされていたことがきっかけである[12]。

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当初は、国際開発庁文民代表部のスタッフとしてメコンデルタ地域へ派遣され、南ベトナム政府による経済開発政策と地方政治改革政策を支援するための地方への宣伝活動任務に従事した。

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その後、当時サイゴンにあったベトナム大使館に移り、マクスウェル・D・テイラー大使と、その後任のヘンリー・キャボット・ロッジ Jr.大使の補佐官を務めた[10]。

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この大使館勤務の頃の同僚には、ジョン・ネグロポンテ（のちにジョージ・W・ブッシュ政権下で国連大使や国家情報長官、国務副長官を歴任）やアンソニー・レイク（のちにビル・クリントン政権下で国家安全保障問題担当大統領補佐官）、（のちにビル・クリントン政権下で国防長官）など、のちにアメリカの外交・軍事・安全保障政策を取り仕切ることになる人材が多数いた[13]。

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ベトナム戦争が長期化・泥沼化の様相を呈すると、当時のジョンソン大統領は打開策を探るべく、1966年、ホワイトハウスにフェニックス計画の責任者であったロバート・コウマーを座長とするベトナム問題の専門家たちを集めた特命チームを立ち上げた。

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このチームに、当時24歳だったホルブルックも「現地で重要な経験を積んだ、新進若手の外交官」としてチーム参加を打診されたため、本国へ帰任しチームに加わった。

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ホワイトハウスで働いた後は国務省に戻り、ニコラス・カッツェンバック国務次官の特別補佐官を務めた。

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この後、民主党のジョンソン政権から共和党のニクソン政権へと政権が交代したが、ホルブルックは次のエリオット・リチャードソン国務次官の下でも引き続き特別補佐官職に留まり、しばらくの間職務にあたった。

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特別補佐官在職中の1968年にベトナムとの和平を目指して開始されたパリでの秘密交渉においては[14]、W・アヴェレル・ハリマン元ニューヨーク州知事とサイラス・ヴァンス国防副長官の2人を首席代表とする代表団の一員に加わっているほか[2]、この他にもベトナム戦争の秘密報告書で、のちにニューヨーク・タイムズ紙がスクープしたことで知られるペンタゴン・ペーパーズの作成にも携わっている。

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その後国務省を離れ、プリンストン大学の公共政策大学院であるにフェローとして招聘され、1970年途中まで1年間研究に従事した[7]。

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モロッコ赴任とフォーリン・ポリシー誌への関わり

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国務省を離れたホルブルックであったが、その後も様々な形で外交の世界と関わっていくこととなる。

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1970年途中に自ら志願して「平和部隊」の現地責任者としてモロッコへ赴任し、1972年までの2年間同国に駐在した。

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その後はアメリカへ戻り、1976年まで外交専門誌『』の編集長を務めた[15]。

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また、『フォーリン・ポリシー』の編集長を務めるかたわら、「外交政策遂行に関わる政府組織に関する大統領委員会」（President’s Commission on the Organization of the Government for the Conduct of Foreign Policy）の顧問を務めた（1974年 - 1975年）ほか、『ニューズウィーク』誌の客員編集部員も務めた[15]。

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カーター政権への参加

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1976年の夏に『フォーリン・ポリシー』編集部を離れ、同年秋の大統領選挙に向けて選挙戦を戦っていた民主党の大統領候補、ジミー・カーター前ジョージア州知事の陣営に加わり、国家安全保障政策の担当者となった。

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選挙戦では、対立候補である現職のフォード大統領とのディベート、特に外交政策に関するディベートの準備などでカーターを補佐し、カーター陣営の勝利に貢献した。

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カーター政権誕生後は、東アジア・太平洋担当国務次官補に任命され、1977年3月31日から1981年1月13日まで同職を務めた。

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ちなみに東アジア・太平洋担当国務次官補の職は、ホルブルックが「外交政策の師」と仰ぐW・アヴェレル・ハリマンやディーン・ラスク、フィリップ・ハビブらも経験しているポジションであり、また35歳での就任は、同職の前身である極東担当国務次官補のポストが設置されて以降、史上最年少での就任であった[16]。

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在職中はサイラス・ヴァンス国務長官の主要なアドバイザーの1人として活躍し、東アジア・太平洋地域における東側諸国との関係改善（デタント）や、1978年12月に実現した中華人民共和国との国交樹立・完全国交正常化において主導的な役割を担った[10]。

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また、当時国際問題にもなっていたインドシナ難民の問題にも取り組み[17]、特に難民問題には生涯を通じて取り組んでいくことになった。

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東ティモール問題への関与をめぐる議論

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ホルブルックは「人権外交」を標榜したカーター政権の方針もあり、東アジア・太平洋担当国務次官補として、当時すでに国際問題化していた東ティモール問題にも携わっている。

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1977年8月には、東ティモールでインドネシア国軍による激しい弾圧が行われているさなかにインドネシアを訪問し[18]、スハルト大統領（当時）と会談した。

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しかし、この訪問については一部から批判がなされている。

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の助教で[19]、アメリカ国家安全保障アーカイブが進めているインドネシア・東ティモール関連文書収集プロジェクトの責任者も務めるブラッド・シンプソン（Brad Simpson）は、アメリカの報道番組「デモクラシー・ナウ!」に出演した際、司会のエイミー・グッドマンとのやり取りの中で「このホルブルックの訪問は、スハルト政権に対して公式に人権問題改革を要求するための訪問であったとされているが、実際のところホルブルックはスハルトと会見した際、インドネシアの人権状況は改善しているとしてスハルトを賞賛すると共に、インドネシア政府による東ティモールの西側諸国への開放・視察受け入れを歓迎する旨を伝え、その代わりに国軍の厳しい規制下にある地域へ（アメリカの）議員団を立ち入らせる許可を受けた。議員団はこの許可に基づいて規制地域に入り、そこで行われた国軍を歓迎する式典に同席し、歓迎を受けていた」という趣旨のことを述べている。

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そのうえでシンプソンは、「この訪問の裏側で、ホルブルックと当時国家安全保障問題担当大統領補佐官であったズビグネフ・ブレジンスキーは、連邦議会の人権派議員によるインドネシア向け軍事援助を制限・停止しようという動きを封じ、インドネシアへの武器供与を拡大するべく動いていたのだ」と述べるなど、ホルブルックらがスハルト政権による東ティモールへの弾圧やジェノサイドを容認・黙認していたと非難している[20]。

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カーター政権終了後から駐ドイツ大使任命まで

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カーター大統領が1980年の大統領選挙で共和党のロナルド・レーガン元カリフォルニア州知事に敗れ、1981年1月に退任すると、ホルブルックも政府を離れた。

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離職後はリーマン・ブラザーズの上級顧問に迎えられ[3]、1985年から 1993年までのおよそ8年間は、同社の常務取締役も務めた。

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またリーマン社で働くかたわら、カーター政権時代にウォルター・モンデール副大統領の補佐官を務めていたと共にコンサルティング会社「パブリック・ストラテジーズ（Public Strategies）」を立ち上げ、同社の副社長に就任している。

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さらに、この間には文筆活動にも取り組んでおり、1991年にはジョンソン政権下で国防長官を務め、民主党内で一種のフィクサー的な存在であったとされるクラーク・クリフォードの回顧録・“– Counsel to the President: A Memoir. -[21]”に共著者として名を連ねている。

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政治活動

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このように実業家・文筆家として活動する一方で、ホルブルックは政治活動にも引き続き携わっていた。

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1988年の大統領選挙の際には、民主党の予備選に出馬したアル・ゴア上院議員（テネシー州選出、のちにビル・クリントン政権で副大統領に就任）の主任政策アドバイザーとして選挙戦を戦ったほか、4年後の1992年の大統領選挙の際には、この選挙で当選し大統領となるビル・クリントンのアドバイザーも務めている。

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また、 1992年には元中国大使が委員長を務める「アメリカと変化する世界に関するカーネギー委員会（The Carnegie Commission on America and a Changing World）」の委員を務めたほか、[22]とが共同で資金を提供した「政府と改革に関する超党派委員会（the bipartisan Commission on Government and Renewal）」の委員長と首席報告書執筆者を、さらにはとピーターソン国際経済研究所が共同で資金を提供した諮問委員会（blue-ribbon Commission）でも、委員長と首席報告書執筆者を務めている。

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このうち、カーネギー国際平和基金とピーターソン研究所が共同で資金を提供した諮問委員会においては、『大統領当選者（クリントン）へのメモ：（政権発足・大統領就任に向けた）準備の過程で役立てて頂くために（“Memo to the President-Elect: Harnessing Process to Purpose”）』と題した報告書をまとめている[23]。

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ボスニアとの関わり

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また、この時期からボスニア問題に深く関わっており、1992年にボスニアを2度訪問するなど、在野の人間ではあったが当時大きな国際問題となりつつあったボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争にも比較的早くから携わり、紛争の激化に警鐘を鳴らしていた。

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この訪問時は2回とも、難民を支援する活動を行っている国際NGO・「（Refugees International）」の理事会メンバーとして、紛争による被害状況の実地視察・調査のために一般市民の資格で入国している。

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この訪問は、ホルブルックにバルカン半島政策でより積極的な政策を推進すべきだという確証を与えたようで、彼は同僚に宛てたメモの中で「ボスニアは、アメリカの対ヨーロッパ政策の試金石となるだろう。だからこそ我々は、ボスニア問題に対するあらゆる試みを成功させなければならない」と述べている[24]。

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駐ドイツ大使への就任

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1993年、前年の大統領選挙で現職のジョージ・H・W・ブッシュを破ったビル・クリントンが大統領に就任すると、選挙戦でクリントン陣営のアドバイザーを務め、外交経験も豊富なホルブルックにも外交ポストが割り当てられるのではないかと予想された。

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当初は、そのアジア外交における長年の経験と深い知識を買われ、駐日大使への任命が予定されていたが、駐日大使にはモンデール元副大統領が任命され、ホルブルックには予想外ともいえる駐ドイツ大使のポストが割り当てられた[25]。

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この時の経緯については、デイヴィッド・ハルバースタムが著書『静かなる戦争』の記述の中で詳細に取り上げている。

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それによればホルブルックは当初、国務長官候補に挙がったとされているが、人選担当者から「圧倒的な行動力と知性を持つが、『自己中心的』という点でも飛び抜けている」[26]など（詳細は後述）、才能を評価しつつも人格・性格面での欠点を懸念する声があったことに加え、クリントンの下で政権移行チームに加わっていたウォーレン・クリストファーやアンソニー・レイクらが彼を政権の高位ポストに就けたがらなかったこともあって[27]、ホルブルックの国務長官や副長官、さらには次官に就任する道は閉ざされたとされている[28]。

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そこで、彼のアジア外交における長年の経験と深い知識を生かすことの出来る駐日大使のポストに就けることが検討されたが、当初は駐ロシア大使に内定していたモンデールが、芸術に関心の深いジョアン夫人の意見もあって駐日大使を希望するようになったため、ホルブルックは一時何のポストにも就けない可能性すらあったという[29]。

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しかし、クリントンとホルブルックの共通の友人で[30]、のちに国務副長官としてクリントン政権入りを果たすことになるストローブ・タルボットらの強力なプッシュにより[29]、結果的に残っていたポストの1つである駐ドイツ大使が割り当てられたとされている[29]。

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ホルブルックがドイツ大使を務めた時期は、ちょうど東西ドイツ統一から数年後のことであり、彼も大使として新生ドイツとアメリカの関係構築に取り組んだ。

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彼のドイツ大使在任中におけるハイライトとなったのは、1994年7月のクリントン大統領の訪独（ベルリン訪問）である。

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この時は、数千人ものドイツ市民が沿道を埋め尽くして訪問を歓迎するなどクリントンの訪独は成功裏に終わり[31]、ホルブルックは訪問成功の立役者の1人となった。

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また彼はドイツ駐在中、対ドイツ政策以外にもアメリカのNATO拡大促進政策やボスニア内戦への対応など、クリントン政権の外交政策決定において重要な役割を担った。

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米独交流への寄与

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また、ホルブルックは米独の文化交流にも大きな役割を担った。

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彼の発案に基づき、第二次大戦・冷戦の象徴でもあったが撤退を完了した翌日の1994年9月9日、リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー元ドイツ連邦大統領とヘンリー・キッシンジャー元アメリカ合衆国国務長官を共同所長とする文化研究機関「」の設立が発表された。

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この3日後にホルブルックはドイツ大使を離任したが、発表からおよそ3年後の1998年には、ヴァンゼー湖畔にあるドイツ系ユダヤ人の銀行家ハンス・アルノルト（Hans Arnhold）がかつて所有していた別荘を利用した研究施設が開設されるなど、計画は引き続き推し進められた。

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ちなみにホルブルック自身も、2001年にジョージ・W・ブッシュ政権への政権交代に伴って国連大使を離任した後、同アカデミーの所長に就任している。

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現在同アカデミーは、米独関係における重要なコネクションの1つとなっており[32]、フェローとして作家や経済学者、各国政府高官、公共政策の専門家など様々な分野の専門家が招聘されている。

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招聘された人物の中には、ピューリッツァー賞受賞者で劇作家のアーサー・ミラーや、同じくピューリッツァー賞受賞者で小説家のジェフリー・ユージェニデスのような著名な文化人、あるいは（Dennis B. Ross[33]）や（J. Stapleton Roy[34]）のような高位の外交官なども含まれている[35]。

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また、ベルリン・アメリカン・アカデミーは2007年から「ヘンリー・A・キッシンジャー欧米関係賞（Henry A. Kissinger Award for Transatlantic Relations）」を設立し、1年ごとに欧米関係の発展に功績のあった人物に対する表彰を行っている。

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2007年の第1回受賞者にはドイツのヘルムート・シュミット元首相が、2008年の第2回受賞者にはジョージ・H・W・ブッシュ元合衆国大統領がそれぞれ選ばれている。

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ヨーロッパ・カナダ担当国務次官補への就任

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ドイツ大使を離任したホルブルックは、帰任後すぐにヨーロッパ・カナダ担当国務次官補（Assistant Secretary of State for European and Canadian Affairs[36]）に就任し、1996年2月に一身上の都合により辞職するまで同職を務めた。

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在任中は、ドイツ大使時代から取り組んでいたNATOの拡大戦略実現に尽力したほか、バルカン半島問題においては和平交渉担当チームの中心的役割を担った。

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特にボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争においてはその和平交渉を一手に仕切り、ボスニアのムスリム、セルビア人、クロアチア人の3勢力を、時になだめすかし、時にNATO軍による空爆をちらつかせながら約3カ月にわたるシャトル外交の末に交渉のテーブルに着かせると共に[2]、2度の徹夜を含む20日間連続の交渉を行い[2]、1995年のデイトン和平合意の成立を実現させた一番の立役者とされる。

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この功績を評価され、翌1996年にはドイツ国防省よりマンフレート・ヴェルナー・メダルを贈られている[37]。

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また、ノーベル平和賞の候補にもたびたび名前が挙がったとされる[2]。

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このようにクリントン外交の中心人物として活躍していたが、1995年に3番目の妻であると再婚しており、彼女と過ごすためにニューヨークへ戻りたいという理由から、1996年2月に次官補を辞任した。

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