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passage_id int64 5 4.87M	title stringlengths 1 208	section_title stringlengths 1 627 ⌀	text stringlengths 1 32.1k	entities listlengths 0 254	ids listlengths 0 254	passage_ids listlengths 0 254
567	井上紀良	null	井上紀良(いのうえのりよし、本名:井上典義、1959年2月11日 - )は、日本の漫画家。滋賀県高島郡(現・高島市)出身。血液型はO型。	[ "1959年", "日本", "漫画家", "滋賀県", "高島市" ]	[ 1227, 1384029, 441064, 171, 91452 ]	[ 1935, 4821051, 1270848, 401, 189938 ]
567	井上紀良	略歴	1959年、滋賀県の高島郡に生まれる。小学生の頃に望月三起也や松本零士、モンキー・パンチの作品を読み、影響を受ける。中学を卒業後、京都の友禅会社に入ったが、伝統工芸にありがちな徒弟制度で10年経たないと一人前にはなれないというのを聞き、友禅の仕事に魅力が無くなり退職、漫画家を目指す。高知県に渡り、青柳裕介、間宮聖士のアシスタントをして修業したのち、1978年に『少年キング』(少年画報社)「パイナップル・ジョー」で漫画家デビュー。その後、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)・第4回青年漫画大賞にて「エンジェルス」が入選。以降、30年以上に渡り『週刊ヤングジャンプ』で執筆する。ROLAND監修による『ローランド・ゼロ』(宝島社、2020年12月18日) 及び『ローランド・ゼロ逆襲篇』(宝島社、2021年5月7日) で漫画部分の作画を担当した。	[ "1959年", "滋賀県", "望月三起也", "松本零士", "モンキー・パンチ", "漫画家", "高知県", "青柳裕介", "間宮聖士", "1978年", "少年キング", "少年画報社", "パイナップル", "週刊ヤングジャンプ", "集英社", "青年漫画", "宝島社", "2020年", "2021年", "漫画" ]	[ 1227, 171, 64592, 837, 868164, 441064, 169, 207493, 942983, 641550, 193444, 24998, 17690, 2628, 7923, 346, 25499, 7867, 7868, 571599 ]	[ 1935, 401, 126122, 1385, 2812727, 1270848, 395, 522479, 3106850, 1976938, 480159, 43287, 29418, 4156, 13232, 693, 44310, 13129, 13130, 1737920 ]
568	いまいかおる	null	いまいかおる(1951年9月22日 - )は、日本の漫画家。東京都荒川区出身。出身校は第二瑞光小学校。女性。本名は今井薫。兄弟は、兄、弟。	[ "1951年", "日本", "漫画家", "東京都", "荒川区" ]	[ 1656, 1384029, 441064, 287014, 11423 ]	[ 2561, 4821051, 1270848, 774362, 18986 ]
568	いまいかおる	来歴・概要	もともと漫画を描くことが大好きな少女で、漫画好きの兄愛読書の「少年サンデー」「少年マガジン」などを見ているうちに漫画が好きになった。「物心ついたときから、女の子やお姫さまのいたずら描きをしていました。小学校入学時には、生活の一部になっていました。ノート、本の余白なんかに描きましたね」	[ "漫画" ]	[ 571599 ]	[ 1737920 ]
568	いまいかおる	来歴・概要	中学生時代より、鈴木光明が主催し顧問をしていた漫画同人誌に参加をしていた。高校卒業後三越の紳士靴売り場に就職し、その在職中に新人発掘用単行本に採用掲載された「アニキの初恋」が漫画家としてのデビュー作となった。	[ "鈴木光明", "漫画", "同人誌", "三越", "漫画家" ]	[ 520360, 571599, 7518, 2183, 441064 ]	[ 1571648, 1737920, 12539, 3393, 1270848 ]
568	いまいかおる	来歴・概要	1971年、集英社の少女漫画誌『別冊マーガレット』に掲載された「ぼくんちにきた赤ちゃん」にて本格的に漫画家としてのデビューを果たした。以降、集英社、白泉社、講談社などの少女漫画誌などを中心とした執筆活動をしていた。デビュー作である「ぼくんちにきた赤ちゃん」はその後『フーちゃん』と改題され、『別冊マーガレット』にて約10年連載され単行本も全6巻発行される長寿連載作品となった。	[ "1971年", "集英社", "少女漫画", "別冊マーガレット", "ぼくんち", "漫画家", "白泉社", "講談社" ]	[ 618119, 7923, 211, 172353, 170284, 441064, 9712, 4894 ]	[ 1895692, 13232, 496, 416200, 410498, 1270848, 16046, 7688 ]
568	いまいかおる	来歴・概要	また漫画家としての活動のかたわら、教育副読本や歌舞伎関連本のイラスト、コラム等も手がけており、近年では歌舞伎解説本などのイラストを担当するイラストレーターとしての活動が中心となっている。	[ "漫画家", "歌舞伎", "イラストレーター" ]	[ 441064, 411427, 138 ]	[ 1270848, 1167852, 328 ]
568	いまいかおる	来歴・概要	歌舞伎に詳しくなったのは、子供の頃に母親のお伴をしていたことによると答えている。	[ "歌舞伎" ]	[ 411427 ]	[ 1167852 ]
570	入江喜和	null	入江喜和(いりえきわ、1966年4月27日 - )は、日本の漫画家。東京都出身。血液型はA型。夫は同じく漫画家の新井英樹。1989年より短中編の群像劇を青年誌を中心に発表、2006年より主な活動の場を女性誌に移す。	[ "1966年", "日本", "漫画家", "東京都", "新井英樹", "1989年", "2006年" ]	[ 1220, 1384029, 441064, 287014, 24612, 973, 293184 ]	[ 1928, 4821051, 1270848, 774362, 42584, 1578, 793034 ]
570	入江喜和	来歴	東京都板橋区で生まれる。11歳で千葉県銚子市に移住。居酒屋を経営する家庭で育つ。母親が東京下町で生まれ育ち、入江自身も21歳から墨田区・江東区に住んでいる。中学・高校時代、山岸凉子から多大な影響を受ける。	[ "東京都", "千葉県", "銚子市", "墨田区", "山岸凉子" ]	[ 287014, 287012, 41862, 7542, 311 ]	[ 774362, 774353, 76070, 12594, 644 ]
570	入江喜和	来歴	1988年より劇画村塾(小池一夫劇画村塾)に通い、マンガを描き始める。デビュー前から小池一夫から「天才」と称賛されていた。	[ "1988年", "劇画村塾" ]	[ 402, 163108 ]	[ 778, 390092 ]
570	入江喜和	来歴	1998年、『月刊アフタヌーン』(講談社)の「四季賞・1989年冬のコンテスト」で、「杯気分! 肴姫」が四季賞を受賞。	[ "1998年", "月刊アフタヌーン", "講談社", "1989年" ]	[ 655731, 9464, 4894, 973 ]	[ 2025684, 15648, 7688, 1578 ]
570	入江喜和	来歴	1991年に『杯気分! 肴姫』で連載デビュー。以降は『モーニング』(講談社)、『コミックビーム』(エンターブレイン)を中心に作品を発表していく。	[ "1991年", "講談社", "コミックビーム", "エンターブレイン" ]	[ 454937, 4894, 18659, 544667 ]	[ 1318700, 7688, 31309, 1649367 ]
570	入江喜和	来歴	シングルマザーを主人公にした『のんちゃんのり弁』は、1997年に中部日本放送制作TBS系のドラマ30枠でTVドラマ化。翌年に同じ枠でドラマの続編も放送され、2009年には映画化された。	[ "一人親家庭", "のんちゃんのり弁", "1997年", "TBSテレビ", "ドラマ30", "2009年" ]	[ 116625, 107781, 655646, 422171, 41394, 1215 ]	[ 258136, 231259, 2025310, 1206266, 75047, 1917 ]
570	入江喜和	来歴	2000年ごろから一時休筆した後、2004年5月、『モーニング』での『昭和の男』連載で復帰。	[ "2000年", "2004年", "昭和" ]	[ 957, 339530, 1115 ]	[ 1547, 935867, 1789 ]
570	入江喜和	来歴	その後、2006年より女性誌である講談社『BE・LOVE』を主な執筆の場とする。	[ "2006年", "講談社", "BE・LOVE" ]	[ 293184, 4894, 436620 ]	[ 793034, 7688, 1255001 ]
570	入江喜和	来歴	デビューから青年誌を中心に作品を発表してきた入江は、2006年より30〜40代女性が読者ターゲットの『BE・LOVE』に作品を掲載しはじめる。	[ "2006年", "BE・LOVE" ]	[ 293184, 436620 ]	[ 793034, 1255001 ]
570	入江喜和	来歴	『おかめ日和』(2006年 - 2013年)を『BE・LOVE』誌上にて、足かけ8年連載した。最終的に全17巻の大作となる。	[ "おかめ日和", "2006年", "2013年", "BE・LOVE" ]	[ 865259, 293184, 7824, 436620 ]	[ 2802748, 793034, 13068, 1255001 ]
570	入江喜和	来歴	『たそがれたかこ』(2013年 - 2017年)は、「このマンガがすごい!2018【オンナ編】」第4位。最終10巻と第1巻にはCD付き特装版があり、「クリープハイプ」の尾崎世界観が、同作のために書き下ろした完全オリジナル曲(「漫画」)を収録したことでも大きな話題となった。最終話は例外的に2号連続で1話扱いとなり、そのタイトルは「風にふかれて」であり、クリープハイプの曲名からつけられた。なお、同作の登場人物、谷在家光一は、尾崎世界観がモデルである。	[ "たそがれたかこ", "2013年", "2017年", "クリープハイプ", "漫画", "谷在家" ]	[ 999123, 7824, 7884, 862473, 571599, 345316 ]	[ 3357124, 13068, 13146, 2790889, 1737920, 955057 ]
570	入江喜和	来歴	『東京BONごはん〜おウチで作る名店の味〜』(2014年 - )を『おとなの週末』にて連載。この作品は、『たそがれたかこ』連載中の執筆となり、入江、初の並行連載となる。東京の名店の名物料理を数ページの食レポ形式のマンガで紹介し、家庭の普通の食材でつくれる関連したアレンジ料理を1〜2品、登場人物・いさくのクッキングレシピという趣向で各話の最終ページに描いた。2017年9月には『モーニング』2017年41号にて読切作『シダ&ナンシー』が掲載。	[ "2014年", "たそがれたかこ", "2017年" ]	[ 6812, 999123, 7884 ]	[ 11183, 3357124, 13146 ]
570	入江喜和	来歴	2018年、『ゆりあ先生の赤い糸』を『BE・LOVE』2018年3月1日号より連載開始。入江は、「今回は思いっきり「少女漫画」をやりたかった。昔、自分が毎日中毒になるくらい浸かっていた、次回が楽しみすぎて最新号を読んだ時からもどかしいくらいの、少女マンガ。それって「共感」だけじゃなかったハズなんですよね。何だか知らんけどやたらその世界に引き込まれてしまう「勢い」があった。それを目指して描いてみたいー」としている。読者の評価も高く、「このマンガがすごい!2020」オンナ編・第8位となった。	[ "2018年", "ゆりあ先生の赤い糸", "BE・LOVE", "少女漫画", "このマンガがすごい!" ]	[ 7823, 1374337, 436620, 211, 378296 ]	[ 13067, 4787754, 1255001, 496, 1056903 ]
570	入江喜和	来歴	2019年9月から10月には、「新井英樹・入江喜和画業30周年原画展」を、イオンモールkyoto、丸井錦糸町店、丸井有楽町店にて同時開催。	[ "2019年", "新井英樹", "入江喜和", "イオンモールKYOTO" ]	[ 7825, 24612, 256, 590679 ]	[ 13069, 42584, 570, 1801567 ]
570	入江喜和	来歴	2021年、『ゆりあ先生の赤い糸』が第45回講談社漫画賞総合部門を受賞。	[ "2021年", "ゆりあ先生の赤い糸", "講談社漫画賞" ]	[ 7868, 1374337, 67674 ]	[ 13130, 4787754, 132861 ]
570	入江喜和	来歴	2023年、『ゆりあ先生の赤い糸』が第27回手塚治虫文化賞を受賞。	[ "2023年", "ゆりあ先生の赤い糸", "手塚治虫文化賞" ]	[ 7869, 1374337, 28360 ]	[ 13131, 4787754, 50503 ]
571	岩明均	null	岩明均(いわあきひとし、1960年7月28日 - )は、日本の漫画家。東京都出身。男性。和光大学中退。本名:岩城均(いわきひとし)。父は和光大学名誉教授の原始技術史・技術論研究者の岩城正夫(1930年 - )。	[ "1960年", "日本", "漫画家", "東京都", "和光大学", "名誉教授", "1930年" ]	[ 1226, 1384029, 441064, 287014, 523568, 46107, 1631 ]	[ 1934, 4821051, 1270848, 774362, 1583388, 84163, 2535 ]
571	岩明均	null	『寄生獣』で1993年に第17回講談社漫画賞一般部門、1996年に第27回星雲賞コミック部門、『ヒストリエ』で2010年に第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、2012年に第16回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞している。	[ "1993年", "講談社漫画賞", "1996年", "ヒストリエ", "2010年", "文化庁メディア芸術祭マンガ部門", "2012年", "手塚治虫文化賞", "マンガ大賞" ]	[ 965, 67674, 932, 165806, 663972, 430440, 4985, 28360, 464723 ]	[ 1565, 132861, 1520, 397027, 2053712, 1234363, 7831, 50503, 1354341 ]
571	岩明均	人物	高校3年生まで漫画を読まずに育つ。漫画に夢中になった当初は漫画を買うことすら恥ずかしく、やっと買ったのは小さな文庫サイズの手塚治虫の漫画だったという。学生時代には父の著書に挿絵を提供していた。1984年、上村一夫のアシスタントを始める。1985年、ちばてつや賞に入選した「ゴミの海」が『モーニングオープン増刊』(講談社)に掲載され、デビュー。以後は主に『月刊アフタヌーン』などの講談社の雑誌で活動している。	[ "漫画", "手塚治虫", "1984年", "上村一夫", "1985年", "ちばてつや賞", "講談社", "月刊アフタヌーン" ]	[ 571599, 208, 266, 287987, 628110, 251080, 4894, 9464 ]	[ 1737920, 493, 583, 777096, 1931419, 663592, 7688, 15648 ]
571	岩明均	人物	漫画家の須賀原洋行とは親交がある。ともに『月刊アフタヌーン』に連載していたこともあり、『よしえサン』の単行本巻末に特別寄稿として、須賀原をモチーフにした読切作品を掲載したこともある。一方の須賀原も『寄生獣』単行本巻末に岩明を主人公にしたフィクション読切漫画「寄生OL」を特別寄稿している。	[ "漫画家", "須賀原洋行", "月刊アフタヌーン", "よしえサン", "漫画" ]	[ 441064, 68562, 9464, 163744, 571599 ]	[ 1270848, 135031, 15648, 391737, 1737920 ]
571	岩明均	作風	残虐描写を特徴とするが、ストーリーは哲学的かつドラマティックな展開を両立させている。2000年代以降は歴史に題材を取った作品が多い。休載になることもしばしばで作品の量は多くなく、本人も自覚している。	[ "2000年代" ]	[ 901 ]	[ 1479 ]
572	伊藤誠	null	伊藤誠(いとうまこと)	[]	[]	[]
572	伊藤誠	実在の人物	など。	[]	[]	[]
573	岩泉舞	null	岩泉舞(いわいずみまい、1970年7月13日 - )は、日本の漫画家。北海道室蘭市出身。1989年、「ふろん」がホップ☆ステップ賞にて佳作を受賞しデビュー。以後1994年まで、『週刊少年ジャンプ』に短編作品を執筆した。1999年から『月刊Vジャンプ』に作品を掲載していた。	[ "1970年", "日本", "漫画家", "北海道", "室蘭市", "1989年", "ホップ☆ステップ賞", "1994年", "週刊少年ジャンプ", "1999年", "Vジャンプ" ]	[ 143437, 1384029, 441064, 184, 29114, 973, 817181, 962, 210823, 958, 127414 ]	[ 334514, 4821051, 1270848, 436, 52129, 1578, 2616383, 1560, 533062, 1548, 288795 ]
573	岩泉舞	null	読みきり作品が中心であり、しかもきわめて寡作だったため、2021年までは代表作である『七つの海 - 岩泉舞短編集1』が唯一の単行本であった。 2015年には、マンガ図書館Zで『七つの海 - 岩泉舞短編集1』が公開された。「七つの海」の冒頭3ページは、岩泉が所有していたカラー原画を使用している。	[ "2021年", "岩泉舞", "2015年", "マンガ図書館Z" ]	[ 7868, 259, 7882, 717100 ]	[ 13130, 573, 13144, 2247472 ]
573	岩泉舞	null	2021年3月2日、Twitterにて『七つの海』に雑誌掲載当時のカラーページと未収録作品、描き下ろし作品を含めた短編集『岩泉舞作品集 MY LITTLE PLANET』の発売が発表され、岩泉本人のイラスト入りコメントも同時に公開された。	[ "2021年", "Twitter", "岩泉舞" ]	[ 7868, 371912, 259 ]	[ 13130, 1036212, 573 ]
574	いわしげ孝	null	いわしげ孝(いわしげたかし、1954年12月31日 - 2013年3月6日)は、日本の漫画家。鹿児島県鹿児島市出身。鹿児島県立鹿児島工業高等学校を経て二松學舍大学卒。血液型AB型。デビューから十数年は本名の岩重孝(読みは同じ)で活動していた。	[ "1954年", "12月31日", "2013年", "日本", "漫画家", "鹿児島県", "鹿児島市", "鹿児島県立鹿児島工業高等学校", "いわしげ孝" ]	[ 1468, 3446, 7824, 1384029, 441064, 458444, 10040, 220663, 260 ]	[ 2271, 5337, 13068, 4821051, 1270848, 1331124, 16600, 563540, 574 ]
574	いわしげ孝	概要	高校時代の1970年(昭和45年)に『週刊少年ジャンプ』(集英社)の第5回新人漫画賞で「小さな命」が入選、審査員である本宮ひろ志から「彼の作品は生命が感じられるね」と評価された。この作品が翌1971年の同誌正月号に掲載され、デビューを果たす。	[ "1970年", "昭和", "週刊少年ジャンプ", "集英社", "漫画", "本宮ひろ志", "1971年" ]	[ 143437, 1115, 210823, 7923, 571599, 79973, 618119 ]	[ 334514, 1789, 533062, 13232, 1737920, 160824, 1895692 ]
574	いわしげ孝	概要	当時のいわしげは意欲的に漫画を描いており、同じ年に「スクラップ」も同誌の上期手塚賞で佳作に選ばれたほか、続く下期手塚賞でも「ブルースを歌う少女」が佳作に選ばれている。ただ、当時まだ高校生だったいわしげは、絵柄の荒々しさなど漫画の技術に未熟さを感じていたという。以降しばらくは学業に専念する。	[ "漫画", "手塚賞" ]	[ 571599, 67378 ]	[ 1737920, 132184 ]
574	いわしげ孝	概要	高校卒業後、大学入学のために上京、書店でアルバイトをする傍ら漫画を描いた。	[ "漫画" ]	[ 571599 ]	[ 1737920 ]
574	いわしげ孝	概要	大学卒業後、『ビッグコミック』(小学館)に投稿を開始する。1978年に「忘れ雪」が第2回小学館新人コミック大賞で入選し、本格的にデビューする。	[ "ビッグコミック", "小学館", "1978年", "小学館新人コミック大賞" ]	[ 21234, 7926, 641550, 431682 ]	[ 36804, 13237, 1976938, 1238517 ]
574	いわしげ孝	概要	1980年(昭和55年)の梅雨時に、『ビッグコミック』の縁ではるき悦巳と知り合い、そのアシスタントとなる。同期にさかもと瓢作(坂本瓢作)がおり、はるきの作品である『じゃりン子チエ』の補助作業もさかもとと共に行った。並行していわしげは『ぼっけもん』を『ビッグコミックスピリッツ』で連載し、同作は1986年(昭和61年)に第31回小学館漫画賞に選ばれている。	[ "1980年", "昭和", "梅雨", "ビッグコミック", "はるき悦巳", "じゃりン子チエ", "ぼっけもん", "ビッグコミックスピリッツ", "1986年", "小学館漫画賞" ]	[ 628108, 1115, 6362, 21234, 113987, 54572, 229954, 2622, 476455, 68624 ]	[ 1931417, 1789, 10336, 36804, 249578, 102944, 594173, 4148, 1404796, 135180 ]
574	いわしげ孝	概要	1988年(昭和63年)から『ビッグコミックスピリッツ』にて『ジパング少年』を連載、同時にペンネームを本名の岩重孝からいわしげ孝に変更した。	[ "1988年", "昭和", "ビッグコミックスピリッツ", "ペンネーム", "いわしげ孝" ]	[ 402, 1115, 2622, 32929, 260 ]	[ 778, 1789, 4148, 59874, 574 ]
574	いわしげ孝	概要	以降は『週刊ヤングサンデー』『ビッグコミックスペリオール』(共に小学館)に移り、『花マル伝』などを連載した。その後『モーニング』(講談社)での『まっすぐな道でさみしい』の連載などを経て、『ビッグコミック』にて『単身花日』を2006年から2008年4月まで連載、同年のうちに引き続き同誌にて『上京花日』の連載を開始した。	[ "週刊ヤングサンデー", "ビッグコミックスペリオール", "小学館", "いわしげ孝", "講談社", "ビッグコミック", "単身花日桜木舜の単身赴任・鹿児島", "2006年", "2008年" ]	[ 2630, 21403, 7926, 260, 4894, 21234, 1384846, 293184, 487419 ]	[ 4158, 37043, 13237, 574, 7688, 36804, 4823862, 793034, 1448844 ]
574	いわしげ孝	概要	2013年3月6日、病気のために死去した。58歳没。遺作となった『上京花日』は、2010年より病気療養に入って休載し、2011年秋にいったん再開したものの、未完のまま2012年2月25日号掲載分が絶筆となった。	[ "2013年", "2010年", "2011年", "2012年" ]	[ 7824, 663972, 4983, 4985 ]	[ 13068, 2053712, 7829, 7831 ]
575	岩谷テンホー	null	岩谷テンホー(いわたにてんほー、1954年9月30日 - )は、日本の漫画家。本名は岩谷芳朗。代表作は『みこすり半劇場』。長崎県出身。	[ "1954年", "9月30日", "日本", "漫画家", "みこすり半劇場" ]	[ 1468, 3654, 1384029, 441064, 194981 ]	[ 2271, 5676, 4821051, 1270848, 484936 ]
575	岩谷テンホー	略歴	長崎県南松浦郡新上五島町(旧奈良尾町)出身。長崎県立長崎工業高等学校卒業。大手印刷会社で漫画雑誌の写真製版の仕事をしていた。届く4コマ漫画の原稿を読み、俺にも書けると一念発起し、1985年に31歳でデビューした。1986年から2002年まで週刊プレイボーイに『マグニチュード9.99』を長期連載した。担当が元少年ジャンプの編集者であったこともあり、作画やアイディア出しのアドバイスをたくさんもらい、インタビューでは育ててくれた雑誌と述べている。	[ "南松浦郡", "新上五島町", "奈良尾町", "長崎県立長崎工業高等学校", "4コマ漫画", "1985年", "1986年", "2002年", "週刊プレイボーイ" ]	[ 33695, 39270, 61306, 134567, 466, 628110, 476455, 943, 142952 ]	[ 61291, 71365, 118437, 309210, 887, 1931419, 1404796, 1532, 333040 ]
575	岩谷テンホー	略歴	その後東スポアダルト面で4コマ漫画の連載をスタート。作中に下ネタを入れだすのはここからとなる。	[ "4コマ漫画", "下ネタ" ]	[ 466, 101859 ]	[ 887, 215484 ]
575	岩谷テンホー	略歴	自身では作風を「『サザエさん』の世界にお色気を持ち込んだもの」と述べている。	[]	[]	[]
575	岩谷テンホー	作風	いわゆる下ネタかブス女をオチや題材に持ってくる作風がほとんどでかつ専門的にこれらの4コマ作品を描き続けているため、イメージが定着している。小道具としてナスやキュウリなどを(性具代わりに)使うといったギャグも非常に多い。しかし長年人気を維持しており、「偉大なるマンネリ」と例えられる作風である。	[ "下ネタ", "キュウリ", "マニエリスム" ]	[ 101859, 18101, 74999 ]	[ 215484, 30125, 149503 ]
575	岩谷テンホー	作風	当然ながら作品発表の場はお色気ものの4コマ雑誌(艶笑4コマ誌)か、青年漫画誌に限られているが、過去にはごく稀にファミリー向けの4コマ誌にゲスト作家として招かれたこともあった。そのときの雑誌の予告には「あの岩谷テンホーがファミリー向け4コマ誌に!大丈夫か?」などといったコピーが掲載された。このようなケースの作品では当然ながら下ネタは描かれなかったものの、その分作者独特の毒気のある作風が存分に発揮されていた。	[ "青年漫画", "岩谷テンホー", "下ネタ" ]	[ 346, 261, 101859 ]	[ 693, 575, 215484 ]
577	スペースシャトル	null	スペースシャトル(英: Space Shuttle)は、かつてアメリカ航空宇宙局 (NASA) が1981年から2011年にかけて135回打ち上げた再使用をコンセプトに含んだ有人宇宙船である。	[ "スペースシャトル", "アメリカ航空宇宙局", "1981年", "2011年", "再使用型宇宙往還機" ]	[ 262, 601, 297479, 4983, 204693 ]	[ 577, 1065, 806858, 7829, 514182 ]
577	スペースシャトル	null	もともと「再使用」というコンセプトが強調されていたが、出来上がったシステムは、オービタ部分は繰り返し使用されたが、打ち上げられる各部分の全てが再利用できたわけではなく、外部燃料タンクなどは基本的には使い捨てである。	[ "スペースシャトル外部燃料タンク" ]	[ 662637 ]	[ 2048865 ]
577	スペースシャトル	概要	初飛行は1981年、2回目の飛行は1982年で、2011年7月の135回目の飛行を最後に退役した。	[ "1981年", "1982年", "2011年" ]	[ 297479, 469, 4983 ]	[ 806858, 897, 7829 ]
577	スペースシャトル	概要	スペースシャトルは宇宙輸送システム (Space Transportation System, STS) あるいはスペースシャトル計画の一環としてもちいられた。STSの開発とシャトルの飛行は、基本的にアメリカの資金によって行われた。主な使用目的は、NASAのおかれた様々な政治的状況や起こしてしまったシャトルの事故も影響して、およそ10年ごとに大きく変遷してきたが、数々の人工衛星や宇宙探査機の打ち上げ、宇宙空間における科学実験、国際宇宙ステーション (International Space Station, ISS) の建設などである。なおシャトルはNASAによってだけでなく、米国国防総省、欧州宇宙機関、ドイツ等の軌道上実験にも使用された。	[ "スペースシャトル", "アメリカ航空宇宙局", "人工衛星", "宇宙探査機", "国際宇宙ステーション", "欧州宇宙機関" ]	[ 262, 601, 615902, 94567, 5591, 4646 ]	[ 577, 1065, 1887467, 197594, 8775, 7270 ]
577	スペースシャトル	概要	シャトルは再使用型宇宙往還機であり、軌道船 (Orbitor Vehicle, OV)、外部燃料タンク (External Tank, ET)、固体燃料補助ロケット (Solid Rocket Booster, SRB) の三つの部分によって構成されている。ETとSRBは上昇中に切り離され、軌道船 (OV) のみが地球周回軌道に到達する。発射時には機体は通常のロケットと同じように垂直に打ち上げられるが、軌道船は水平に滑空して帰還・着陸し、再使用のために整備された。SRBはパラシュートで海に降下し、回収船で回収されて整備した後、推進剤を再充填して再利用された。	[ "スペースシャトル外部燃料タンク", "パラシュート" ]	[ 662637, 14483 ]	[ 2048865, 24110 ]
577	スペースシャトル	概要	まずシャトルの構造および打ち上げ〜着陸の概略を説明する。	[]	[]	[]
577	スペースシャトル	概要	通常は5名から7名の飛行士が搭乗した。なお、最も初期の頃に行われた、STS-1からSTS-4の4回の試験飛行のように、機長と操縦士の2名だけでも飛行できた。	[ "STS-1", "STS-4", "機長" ]	[ 133764, 730766, 216661 ]	[ 306687, 2294521, 551372 ]
577	スペースシャトル	概要	発射時のシャトルの構成は、おおまかに	[]	[]	[]
577	スペースシャトル	概要	の三つの部分から構成されていた。なお、上記に加えて、STSのために開発された、PAMとIUSと呼ばれる人工衛星打上げ用の2種類の固体ロケットを用いれば、搭載物をさらに高い軌道に運ぶこともできた。なお、シャトルには全体でおよそ250万個もの部品が使われており、人間がこれまでに製造した中で最も複雑な機械であると言われている。 (→#構造・メカニズム・諸元)	[ "人工衛星" ]	[ 615902 ]	[ 1887467 ]
577	スペースシャトル	概要	シャトルは通常のロケットと同じように、発射台からは垂直に離陸する。その際の推力を生むのは2本のSRBおよび、(軌道船の後部に装着している)3基のメイン・エンジン (Space Shuttle Main Engine, SSME) であり、SSMEの推進剤(液体水素と液体酸素)は外部燃料タンクから供給される。上昇の手順はおおまかに、	[ "RS-25", "液体水素", "液体酸素", "スペースシャトル外部燃料タンク" ]	[ 24507, 4716, 4714, 662637 ]	[ 42413, 7370, 7368, 2048865 ]
577	スペースシャトル	概要	のふたつに分かれていて、打上げからおよそ2分後に第二段階に移り、SRBは切り離され落下、パラシュートで海に着水し再使用のため船で回収される。機体(軌道船およびET)はその後も上昇を続け、軌道に到達するとSSMEが燃焼を停止し、ETも役目を終えて切り離される。切り離され自由落下を始めたET(巨大なオレンジ色のタンク)は通常は大気圏に再突入して空気抵抗と熱によって消滅する。ただし、様々な用途に使用することは、構想としてはあった。	[ "パラシュート", "RS-25", "抗力" ]	[ 14483, 24507, 21583 ]	[ 24110, 42413, 37377 ]
577	スペースシャトル	概要	軌道船はその後さらに軌道操縦システム (Orbital Maneuvering System, OMS) を噴射することでミッションの目標としている軌道へと向かう。軌道上での姿勢は、姿勢制御システム (Reaction Control System, RCS) を噴射することで制御する。	[ "スペースシャトル軌道制御システム" ]	[ 732163 ]	[ 2299221 ]
577	スペースシャトル	概要	シャトルが従来の宇宙船とは際だって異なった特徴の一つに、軌道船の胴体部分のほとんどを占めるほどの大きさの貨物搭載室を備えていることと、そこに大きな観音開きのドアがついていることである。これによって、飛行士や宇宙ステーションの建設資材などを、地球周回低軌道や大気圏上層部、さらには熱圏などに運ぶことができた。例えば、ハッブル宇宙望遠鏡のような大きなものを搭載し軌道に投入することや故障した衛星などがあれば、その軌道へ向かい、貨物室に回収して地球に持ち帰ったりすることもできた。	[ "観音開き", "宇宙ステーション", "熱圏", "ハッブル宇宙望遠鏡" ]	[ 38392, 7375, 31928, 28797 ]	[ 69864, 12274, 57837, 51543 ]
577	スペースシャトル	概要	任務が終了すると、軌道船はOMSを逆噴射して速度を落とし大気圏に再突入した。降下している間、シャトルは大気の様々な層を通過し、主に空気抵抗を用いて機体の速度を極超音速状態から減速させる。大気圏下層部に到達し着陸態勢に入るとグライダーのように滑空飛行し、フライ・バイ・ワイヤ方式の操縦系統で油圧によって動翼を制御した。着陸の際には、長い滑走路が必要とされた。シャトルの形態は、帰還時に極超音速飛行および旅客機のような低速飛行の双方をしなければならない、という二律背反する要求を満たすために作られた妥協の産物であり、その結果として軌道船は着陸寸前には、普通の航空機には見られないような急激な降下(高い降下率)を経験することになる。	[ "抗力", "フライ・バイ・ワイヤ", "旅客機", "航空機" ]	[ 21583, 95437, 44113, 6545 ]	[ 37377, 199589, 80372, 10687 ]
577	スペースシャトル	概要	(→#飛行手順の詳細)	[]	[]	[]
577	スペースシャトル	概要	当初は通常のロケットより一回あたりの飛行コストを安くできるという見込みでこの計画がスタートし製造されたが、実際の運用で発生した事故に対する安全対策により、当初の予想より保守費用が大きくなっていき、結果的に使い捨てロケットよりもコストが高くなった。(→#甘すぎた予測と膨らんだ費用と危険性)	[ "使い捨て型ロケット" ]	[ 506495 ]	[ 1522235 ]
577	スペースシャトル	概要	「スペースシャトル」という言葉は、一般には軌道船(オービタ)の単体を指していることもある。シャトル(往復を繰り返すもの)という表現に合致しているのは基本的にオービタ部分であるし、形状という点でも、「シャトル」という用語の源となっている織物のシャトルと形が類似し連想させるのはオービタ単体であるからである。ただし技術的な観点、つまり宇宙飛行システム、飛行に必要な技術的な要素、という意味では、軌道船以外にも外部燃料タンク・固体燃料補助ロケットが結合されて、はじめてシャトルは完成状態となり飛行可能となるので、NASAのエンジニアなどは三つが合体した状態を「スペースシャトル」と呼ぶ。そして、紛らわしさを避けるために「オービタ」「SRB」「ET」などの呼称を用いて呼び分けている。	[ "スペースシャトル", "シャトル (織物)", "スペースシャトル外部燃料タンク", "アメリカ航空宇宙局" ]	[ 262, 440249, 662637, 601 ]	[ 577, 1267825, 2048865, 1065 ]
577	スペースシャトル	概要	完成状態にする作業はスペースシャトル組立棟で行われる。なお、この建物は元々はシャトルのものではなく、アポロ計画のサターン5型ロケットを組み立てるために作られたものである。	[ "スペースシャトル組立棟", "アポロ計画", "サターンV" ]	[ 646014, 608, 216516 ]	[ 1991729, 1074, 550713 ]
577	スペースシャトル	概要	「スペースシャトル」という用語で、スペースシャトルをコアとした計画全体(スペースシャトル計画)を指して用いられていることもある。	[ "スペースシャトル" ]	[ 262 ]	[ 577 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	シャトルの設計と製造は1970年代初頭に始まったが、その概念はそれより20年も前、1960年代のアポロ計画よりも早い段階に存在していた。宇宙から宇宙船を水平に着陸させるという構想は1954年に国立航空諮問委員会(NACA)が描いていたもので、それは後にX-15航空工学実験調査機として実現することになった。NACAに対してこの提案を行ったのは、ヴァルター・ドルンベルガーである。	[ "1970年代", "1960年代", "アポロ計画", "1954年", "アメリカ航空諮問委員会", "X-15 (航空機)", "ヴァルター・ドルンベルガー" ]	[ 1025, 1026, 608, 1468, 252685, 301753, 637845 ]	[ 1657, 1658, 1074, 2271, 668340, 820074, 1964341 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	1957年、X-15をさらに発展させたXシリーズ宇宙往還機計画が提案された。宇宙飛行士ニール・アームストロングはX-15とX-20両方のテスト・パイロットに選抜されたが、X-20は計画されただけで実機が飛行することはなかった。	[ "1957年", "X-15 (航空機)", "宇宙飛行士", "X-20 (宇宙船)" ]	[ 1231, 301753, 15447, 301762 ]	[ 1939, 820074, 25643, 820126 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	X-20は実現されなかったが、同様のコンセプトを持つHL-10実験機は数年後に開発され、1966年1月にNASAの元へと届けられた。HLとは、「Horizontal Landing(水平着陸)」の意味である。	[ "X-20 (宇宙船)", "HL-10", "1966年", "アメリカ航空宇宙局" ]	[ 301762, 736585, 1220, 601 ]	[ 820126, 2316001, 1928, 1065 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	1960年代半ば、空軍は次世代宇宙輸送システムに関する一連の極秘調査計画を行い、「一部再使用型の宇宙船こそが最も安上がりな方法だ」と判断した。彼らの提案では、使い捨て型の宇宙船とロケット(クラスI)の開発に直ちに取りかかり、それに続いて一部再使用型(クラスII)の開発を続け、最終的には完全再使用型(クラスIII)に達するべきである、とされた。1967年、NASA長官ジョージ・ミューラー (George Mueller) は幹部80人を集め、将来的な選択肢に関する1日間の討論会を開催した。会議では、初期の頃の空軍のX-20計画を含む様々な提案がなされた。	[ "1960年代", "再使用型宇宙往還機", "1967年", "NASA長官", "X-20 (宇宙船)" ]	[ 1026, 204693, 1219, 690430, 301762 ]	[ 1658, 514182, 1927, 2147819, 820126 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	1968年、NASAは地球と宇宙を往復することを目的とした「統合往還機 (Integrated Launch and Re-entry Vehicle, ILRV)」の研究を開始し、同時に複数の企業に対してメイン・エンジン (SSME) の開発を競わせた。ヒューストンとハンツビルにあるNASAの事務局は共同で、宇宙に貨物を運ぶだけでなく大気圏を滑空して地球に帰還できるような宇宙船の設計を公募した。その中の一つに、巨大なロケットと小型の軌道船によって構成されたDC-3と呼ばれた案があった。	[ "1968年", "アメリカ航空宇宙局", "RS-25", "ダグラス DC-3" ]	[ 476452, 601, 24507, 87699 ]	[ 1404778, 1065, 42413, 180001 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	1969年、ニクソン大統領はスペースシャトル計画を進行させることを正式に決定した。	[ "1969年" ]	[ 524320 ]	[ 1585935 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	1973年8月、X-24Bが飛行に成功したことにより、大気圏に再突入した宇宙船が水平に着陸するのが可能であることが証明された。	[ "1973年", "X-24 (航空機)" ]	[ 470, 473326 ]	[ 898, 1391426 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	スペースシャトルは、再使用することを目的に設計された宇宙船としては初めてのものである。シャトルは様々な搭載物を低軌道に運び、ISS(国際宇宙ステーション)の人員を交代させることができ、軌道船は地球を周回する人工衛星その他の物体を回収し地上に持ち帰ることもできるように設計された。各軌道船は「100回の飛行もしくは10年間の使用に耐えられるように」との考えで設計されたが、後にその期間は延長された。STS(宇宙輸送システム)の設計責任者は、マーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ計画などでも宇宙船の設計を担当したマキシム・ファゲット(英語版)である。軌道船の大きさや形状を決定する際の最も重要な要素となったのは、当時計画されていた商業衛星や秘密衛星の最大のサイズのものを搭載できるようにすることと、極軌道から一周回で離脱するという空軍の秘密計画に対応できるような飛行範囲を持っていることである。衛星を宇宙空間に配置するための高い搭載能力が欲しいという国防総省の要求、および再使用できる機器を持つ宇宙船を開発することによって宇宙開発予算を削減したいというニクソン政権の要求の双方に応えるため、固体燃料補助ロケットと使い捨て型の燃料タンクの併用という方式が選択された。	[ "スペースシャトル", "再使用型宇宙往還機", "低軌道", "国際宇宙ステーション", "人工衛星", "マーキュリー計画", "ジェミニ計画", "アポロ計画", "極軌道" ]	[ 262, 204693, 5311, 5591, 615902, 4131, 4350, 608, 106308 ]	[ 577, 514182, 8356, 8775, 1887467, 6494, 6798, 1074, 226509 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	シャトル開発でひとつの大きな壁になったのが、大気圏に再突入時の熱からオービタを守り、繰り返し使用可能な熱シールドの開発である。オービタは機体を軽量にするために、基本的に航空機と同様のアルミニウムで出来ているが、アルミニウムはわずか200度程度の温度で柔らかくなってしまい、大気圏再突入時に発生する1600度以上の熱に耐える事は出来ない。そこで、断熱材として素材にシリカガラス繊維を用いた耐熱タイルが開発された。シリカは熱を伝える速度が非常に遅いので、それを用いた耐熱タイルを用いれば機体のアルミを護ることができる。だが、まだ問題があった。機体のアルミは熱で膨張するのに対し、耐熱タイルのほうはほとんど膨張しない為、そのまま接着しては温度上昇とともに耐熱タイルは剥がれて脱落してしまう。試行錯誤が繰り返された結果、機体と耐熱タイルの間にフェルトをはさむ事で機体とタイルの膨張率の違いを受け止める方法が浮上した。これは特殊なフェルトではなく、カウボーイハットなどに用いられるごく普通のフェルトである。機体とフェルトと耐熱タイルの接着についても、アメリカの家庭にありふれた浴槽の防水コーキング用のゴムが接着剤として用いられた。耐熱タイルは2万5千枚製造され、オービタの曲面を覆うため、部分ごとに形状の異なるものがジグソーパズルのように機体に貼り付けられた。	[ "熱シールド", "航空機", "大気圏再突入", "断熱材", "二酸化ケイ素", "コーキング", "接着剤" ]	[ 689457, 6545, 153254, 121569, 4432, 221586, 51762 ]	[ 2143641, 10687, 362653, 272569, 6934, 566239, 97087 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	素材選択や接着方法の開発が難航した耐熱タイルは、やはりスペースシャトルの弱点のひとつとなり、繰り返される飛行で何度も脱落を経験している。安全確保のため、帰還後の点検で毎回毎回タイルひとつひとつの状況や履歴を記録しつつ手作業で検査・修復しなければならず、シャトルの不安要因のひとつ、大きな重荷のひとつとしてつきまとうことになった。	[ "スペースシャトル" ]	[ 262 ]	[ 577 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	飛行可能な機体は6機製造された。1号機エンタープライズは宇宙に行けるようには作られてはおらず、もっぱら滑空試験のためのみに使用された。実用化されたのは、コロンビア、チャレンジャー、ディスカバリー、アトランティス、エンデバーの5機である。当初はエンタープライズも進入着陸試験が終了した後に実用機として改造される予定だったが、構造試験のために製造されたSTA-099をチャレンジャー (OV-099) に改造したほうが安上がりだと判断された。チャレンジャーは1986年、発射から73秒後に爆発事故を起こして機体が失われたため、機体構造の予備品として残っていたものを集めて新たにエンデバーが製作された。コロンビアは2003年に空中分解事故を起こして消滅した。	[ "1986年", "2003年" ]	[ 476455, 911 ]	[ 1404796, 1491 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	スペースシャトル計画の始まりの段階で、NASAの関係者には「一回の飛行あたり1200万ドルほどのコストで飛ばすことができる」などと主張する者もいて、そうした甘い見込みのもとに計画は進んでしまった。	[ "アメリカ航空宇宙局" ]	[ 601 ]	[ 1065 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	シャトルを繰り返し安全に飛ばすため、再使用する機体の部品は飛行のたびに徹底的な検査が行われたが、シャトルを構成する膨大な数の部品の検査にかかる費用は巨額のものとなった。	[]	[]	[]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	エンデバーの製作にかかった費用は約17-18億ドルで、シャトルの一回の飛行にかかる費用は2002年の時点では約4億5,000万ドルだった。だが、コロンビアの事故以降は安全対策のコストが上昇し、2007年には1回の飛行につき約10億ドルを要するようになった。	[ "2002年", "2007年" ]	[ 943, 382272 ]	[ 1532, 1069779 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	スペースシャトルには技術的な困難だけでなく、官僚主義に侵されたNASAという巨大組織の抱える問題も影響した。チャレンジャー号の事故は予測・回避できた可能性が高かったにもかかわらず、NASAの幹部は「事故は起きないだろう」と充分な対策を行わず、米国が行った宇宙飛行中の事故では初の死者を出している。コロンビア号の事故においても、発射時の映像を確認した職員によって上昇中に剥離した断熱材がオービタに衝突した可能性が指摘されたものの、NASA幹部は提供された情報を軽視したという経緯がある。	[ "スペースシャトル", "アメリカ航空宇宙局", "コロンビア号空中分解事故", "断熱材" ]	[ 262, 601, 376361, 121569 ]	[ 577, 1065, 1050734, 272569 ]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	政治学者のロジャー・A・ピールケ・Jr. (Roger A. Pielke, Jr.) は、2008年度初頭までにシャトル計画にかかった費用は総額で1,700億ドル(2008年度換算)ほどと算定した。これによれば打ち上げ一回あたりのコストは15億ドルということになる。	[]	[]	[]
577	スペースシャトル	計画・設計・製造	最終的には、スペースシャトルの計135回の打ち上げで2090億ドルもの費用がかかっていた。	[ "スペースシャトル" ]	[ 262 ]	[ 577 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	軌道船は多くの航空機と似たような形状をしており、主翼は内側が81°、外側が45°の後退角を持った二重デルタ翼で、垂直尾翼の後退角は50°である。主翼の後端には4枚の動翼が取りつけられている。垂直尾翼後端には空力ブレーキも兼ねた方向舵が設置されていて、降下と着陸の際に高揚力装置(フラップ)とともに作動して機体を制御する。	[ "航空機", "翼平面形", "垂直尾翼", "空力ブレーキ", "方向舵", "高揚力装置" ]	[ 6545, 115022, 72111, 165379, 50447, 115021 ]	[ 10687, 252717, 143039, 395979, 94318, 252716 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	胴体部分のほとんどは直径4.6m、長さ18mの貨物搭載室が占めていて、観音開きの保護ドアによって覆われている。搭載物は通常は機体が水平の状態にあるときに格納され、その後機体とともに発射台上に垂直に設置される。無重力の宇宙空間では、搭載物は飛行士が操縦するロボットアームや船外活動によって放出される。搭載物自体が持っているロケットによって、さらに高い軌道へと投入されることもある。	[ "観音開き", "船外活動" ]	[ 38392, 194498 ]	[ 69864, 483419 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	機体の後端には、メイン・エンジンが三角状に配置されている。エンジンのノズルは上下方向に10.5°、左右方向に8.5°傾けることが可能で、上昇中に推力の向きを変えて機体の進行方向を制御する。軌道船の機体構造は主にアルミニウム合金によって作られているが、エンジン部分の支持構造にはチタニウム合金が使用されている。	[ "RS-25", "アルミニウム合金" ]	[ 24507, 106302 ]	[ 42413, 226495 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	軌道船は飛行目的に応じて、軌道実験室(スペースラブ、スペースハブ)、搭載物をより高い軌道に投入するためのロケット(慣性上段ロケット (IUS)、ペイロード・アシスト・モジュール (PAM))、軌道滞在期間延長機器(EDO (Extended Duration Orbiter) キット)、カナダ・アームなど様々な追加機器を搭載することができる。	[ "スペースラブ", "慣性上段ロケット", "ペイロード・アシスト・モジュール", "シャトル・リモート・マニピュレータ・システム" ]	[ 409700, 725935, 730062, 299625 ]	[ 1161019, 2277165, 2292006, 813680 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	製造された機体の中で実際に宇宙に行くことができたのは、OV-099チャレンジャー号、OV-102コロンビア号、OV-103ディスカバリー号、OV-104アトランティス号、OV-105エンデバー号の5機である。	[ "スペースシャトル・アトランティス" ]	[ 35210 ]	[ 64144 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	オービタに加えられた主な機器の画像	[]	[]	[]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	外部燃料タンク (ET) の主な機能は、軌道船のメイン・エンジンに燃料の液体水素と酸化剤の液体酸素を供給すると同時に、2本のSRBと軌道船を接続し、全体を支える骨組みとなることである。ETはシャトルの中では唯一再使用されない部分で、飛行のたびに投棄されているが、軌道に投入して(宇宙ステーションに接続するなどして)利用することは構想としては検討されていた。	[ "スペースシャトル外部燃料タンク", "RS-25", "液体水素", "液体酸素", "宇宙ステーション" ]	[ 662637, 24507, 4716, 4714, 7375 ]	[ 2048865, 42413, 7370, 7368, 12274 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	固体燃料補助ロケット (SRB) は2基合計で発射時に必要とされる推力の83%、約1,250万ニュートン(1,276.8トン)を発生し、打上げから2分後、高度約15万フィート(46km)に達したところで切り離され、パラシュートで海に着水して回収される。外殻は厚さ13mmの鋼鉄でできている。SRBは何度も再使用されるもので、一例を挙げれば2009年に試験発射されたアレスI-Xロケットは、過去48回のシャトルの飛行で使用されたSRBの部品を寄せ集めて作られたものであり、その中には1981年の初飛行 (STS-1) で使われたものも含まれていた。	[ "パラシュート", "2009年", "アレスI-X", "1981年", "STS-1" ]	[ 14483, 1215, 821592, 297479, 133764 ]	[ 24110, 1917, 2634546, 806858, 306687 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	シャトルはコンピュータ制御されたフライ・バイ・ワイヤ方式のデジタル飛行制御システムを採用した、初期のころの機種の一つである。これは飛行士が操作する操縦桿やペダルと、機体の操縦翼面や姿勢制御システムの間に機械的なリンクや油圧系統などが一切存在しないということを意味する。飛行士が入力した操作は電気信号に変換され、電線(ワイヤ)を介して操縦装置に伝えられる。	[ "フライ・バイ・ワイヤ", "操縦桿" ]	[ 95437, 101985 ]	[ 199589, 215881 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	フライ・バイ・ワイヤ方式の最大の懸念は信頼性の問題であり、シャトルのコンピューターシステムについては多くの研究開発が行われた。シャトルは IBM製の5台のAP-101と呼ばれる、それぞれ独立して冗長性を持ち、組み込みシステムを構成する32ビット汎用コンピューターを使用している。このうち4台は主飛行電子ソフトウェアシステム (Primary Avionics Software System, PASS) という特製のソフトウェアで稼働し、残りの1台はこれとは別の、バックアップ飛行システム (Backup Flight System, BFS) というソフトを使用している。これらを総称して「データ処理システム (Data Processing System, DPS)」と呼ぶ。	[ "フライ・バイ・ワイヤ", "IBM", "組み込みシステム", "32ビット" ]	[ 95437, 1024, 2046, 499162 ]	[ 199589, 1652, 3189, 1494447 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	シャトル用DPS設計の到達目標は、フェイルセーフを達成して信頼性を向上させることだった。DPSは、もし5台のコンピューターのうち1台が故障してもミッションを継続することができ、2台が故障しても安全に着陸できるように設計されている。	[ "フェイルセーフ" ]	[ 99511 ]	[ 210075 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	4台の汎用コンピューターは、相互に監視し合いながら稼働している。もし1台が他と違う指令を出した場合は、3台が「投票」を行い、違う指令を出している1台を機体の制御から除外する。残りの3台のうち1台がまたもや違う指令を出した場合は、残った2台が投票をしてその1台を除外する。極めて稀な場合だが、もし4台の「主張」が2対2に別れた場合は、どちらか一方のグループが無作為に選ばれる。	[]	[]	[]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	BFS(バックアップ飛行システム)は5台のコンピューターの中で独立して開発されたソフトで、4台のメインシステムが故障した時にのみ稼働する。BFSが開発されたのは、メインシステムはハードウェア的には冗長性を持たせているものの全く同じソフトで稼働しているため、もし何らかのエラーが発生した時には4台すべてが故障してしまう可能性があるからである。埋め込み式アビオニクスソフトは、一般の商用ソフトとは全く違う環境のもとで開発されている。コードラインの数は商用ソフトに比べればごく限られたもので、変更がなされることは滅多になく、広範な試験が行われ、ほんのわずかなコンピューターコードのために開発要員や試験要員も含めて多くの人員が関わっている。しかし、どんなに万全を尽くしても故障というのは常に起こりうるものであり、そのような不測の事態に備えてBFSは用意された。シャトルが退役するまでの間、実際にBFSが操縦を引き継ぐような事態が発生することは一度もなかった。	[]	[]	[]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	シャトルのコンピューターのソフトウェアは、PL/Iに似たHAL/Sと呼ばれる高級プログラミング言語で書かれている。これはリアルタイム組み込みシステム環境のために、特別に設計されたものである。	[ "PL/I", "プログラミング言語", "組み込みシステム" ]	[ 1879, 27, 2046 ]	[ 2927, 69, 3189 ]
577	スペースシャトル	構造・メカニズム・諸元	IBM製AP-101コンピューターは、もともと1台あたり約424KBの磁気コアメモリを持ち、CPUは毎秒40万回の計算を行うことができた。ハードディスクはなく、ソフトは磁気テープカートリッジからロードした。	[ "IBM", "磁気コアメモリ", "CPU", "磁気テープ" ]	[ 1024, 2542, 1532, 36521 ]	[ 1652, 4011, 2387, 66539 ]

567

井上紀良

null

井上紀良(いのうえのりよし、本名:井上典義、1959年2月11日 - )は、日本の漫画家。滋賀県高島郡(現・高島市)出身。血液型はO型。

[ "1959年", "日本", "漫画家", "滋賀県", "高島市" ]

[ 1227, 1384029, 441064, 171, 91452 ]

[ 1935, 4821051, 1270848, 401, 189938 ]

567

井上紀良

略歴

1959年、滋賀県の高島郡に生まれる。小学生の頃に望月三起也や松本零士、モンキー・パンチの作品を読み、影響を受ける。中学を卒業後、京都の友禅会社に入ったが、伝統工芸にありがちな徒弟制度で10年経たないと一人前にはなれないというのを聞き、友禅の仕事に魅力が無くなり退職、漫画家を目指す。高知県に渡り、青柳裕介、間宮聖士のアシスタントをして修業したのち、1978年に『少年キング』(少年画報社)「パイナップル・ジョー」で漫画家デビュー。その後、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)・第4回青年漫画大賞にて「エンジェルス」が入選。以降、30年以上に渡り『週刊ヤングジャンプ』で執筆する。ROLAND監修による『ローランド・ゼロ』(宝島社、2020年12月18日) 及び『ローランド・ゼロ逆襲篇』(宝島社、2021年5月7日) で漫画部分の作画を担当した。

[ "1959年", "滋賀県", "望月三起也", "松本零士", "モンキー・パンチ", "漫画家", "高知県", "青柳裕介", "間宮聖士", "1978年", "少年キング", "少年画報社", "パイナップル", "週刊ヤングジャンプ", "集英社", "青年漫画", "宝島社", "2020年", "2021年", "漫画" ]

[ 1227, 171, 64592, 837, 868164, 441064, 169, 207493, 942983, 641550, 193444, 24998, 17690, 2628, 7923, 346, 25499, 7867, 7868, 571599 ]

[ 1935, 401, 126122, 1385, 2812727, 1270848, 395, 522479, 3106850, 1976938, 480159, 43287, 29418, 4156, 13232, 693, 44310, 13129, 13130, 1737920 ]

568

いまいかおる

null

いまいかおる(1951年9月22日 - )は、日本の漫画家。東京都荒川区出身。出身校は第二瑞光小学校。女性。本名は今井薫。兄弟は、兄、弟。

[ "1951年", "日本", "漫画家", "東京都", "荒川区" ]

[ 1656, 1384029, 441064, 287014, 11423 ]

[ 2561, 4821051, 1270848, 774362, 18986 ]

568

いまいかおる

来歴・概要

もともと漫画を描くことが大好きな少女で、漫画好きの兄愛読書の「少年サンデー」「少年マガジン」などを見ているうちに漫画が好きになった。「物心ついたときから、女の子やお姫さまのいたずら描きをしていました。小学校入学時には、生活の一部になっていました。ノート、本の余白なんかに描きましたね」

[ "漫画" ]

[ 571599 ]

[ 1737920 ]

568

いまいかおる

来歴・概要

中学生時代より、鈴木光明が主催し顧問をしていた漫画同人誌に参加をしていた。高校卒業後三越の紳士靴売り場に就職し、その在職中に新人発掘用単行本に採用掲載された「アニキの初恋」が漫画家としてのデビュー作となった。

[ "鈴木光明", "漫画", "同人誌", "三越", "漫画家" ]

[ 520360, 571599, 7518, 2183, 441064 ]

[ 1571648, 1737920, 12539, 3393, 1270848 ]

568

いまいかおる

来歴・概要

1971年、集英社の少女漫画誌『別冊マーガレット』に掲載された「ぼくんちにきた赤ちゃん」にて本格的に漫画家としてのデビューを果たした。以降、集英社、白泉社、講談社などの少女漫画誌などを中心とした執筆活動をしていた。デビュー作である「ぼくんちにきた赤ちゃん」はその後『フーちゃん』と改題され、『別冊マーガレット』にて約10年連載され単行本も全6巻発行される長寿連載作品となった。

[ "1971年", "集英社", "少女漫画", "別冊マーガレット", "ぼくんち", "漫画家", "白泉社", "講談社" ]

[ 618119, 7923, 211, 172353, 170284, 441064, 9712, 4894 ]

[ 1895692, 13232, 496, 416200, 410498, 1270848, 16046, 7688 ]

568

いまいかおる

来歴・概要

また漫画家としての活動のかたわら、教育副読本や歌舞伎関連本のイラスト、コラム等も手がけており、近年では歌舞伎解説本などのイラストを担当するイラストレーターとしての活動が中心となっている。

[ "漫画家", "歌舞伎", "イラストレーター" ]

[ 441064, 411427, 138 ]

[ 1270848, 1167852, 328 ]

568

いまいかおる

来歴・概要

歌舞伎に詳しくなったのは、子供の頃に母親のお伴をしていたことによると答えている。

[ "歌舞伎" ]

[ 411427 ]

[ 1167852 ]

570

入江喜和

null

入江喜和(いりえきわ、1966年4月27日 - )は、日本の漫画家。東京都出身。血液型はA型。夫は同じく漫画家の新井英樹。1989年より短中編の群像劇を青年誌を中心に発表、2006年より主な活動の場を女性誌に移す。

[ "1966年", "日本", "漫画家", "東京都", "新井英樹", "1989年", "2006年" ]

[ 1220, 1384029, 441064, 287014, 24612, 973, 293184 ]

[ 1928, 4821051, 1270848, 774362, 42584, 1578, 793034 ]

570

入江喜和

来歴

東京都板橋区で生まれる。11歳で千葉県銚子市に移住。居酒屋を経営する家庭で育つ。母親が東京下町で生まれ育ち、入江自身も21歳から墨田区・江東区に住んでいる。中学・高校時代、山岸凉子から多大な影響を受ける。

[ "東京都", "千葉県", "銚子市", "墨田区", "山岸凉子" ]

[ 287014, 287012, 41862, 7542, 311 ]

[ 774362, 774353, 76070, 12594, 644 ]

570

入江喜和

来歴

1988年より劇画村塾(小池一夫劇画村塾)に通い、マンガを描き始める。デビュー前から小池一夫から「天才」と称賛されていた。

[ "1988年", "劇画村塾" ]

[ 402, 163108 ]

[ 778, 390092 ]

570

入江喜和

来歴

1998年、『月刊アフタヌーン』(講談社)の「四季賞・1989年冬のコンテスト」で、「杯気分! 肴姫」が四季賞を受賞。

[ "1998年", "月刊アフタヌーン", "講談社", "1989年" ]

[ 655731, 9464, 4894, 973 ]

[ 2025684, 15648, 7688, 1578 ]

570

入江喜和

来歴

1991年に『杯気分! 肴姫』で連載デビュー。以降は『モーニング』(講談社)、『コミックビーム』(エンターブレイン)を中心に作品を発表していく。

[ "1991年", "講談社", "コミックビーム", "エンターブレイン" ]

[ 454937, 4894, 18659, 544667 ]

[ 1318700, 7688, 31309, 1649367 ]

570

入江喜和

来歴

シングルマザーを主人公にした『のんちゃんのり弁』は、1997年に中部日本放送制作TBS系のドラマ30枠でTVドラマ化。翌年に同じ枠でドラマの続編も放送され、2009年には映画化された。

[ "一人親家庭", "のんちゃんのり弁", "1997年", "TBSテレビ", "ドラマ30", "2009年" ]

[ 116625, 107781, 655646, 422171, 41394, 1215 ]

[ 258136, 231259, 2025310, 1206266, 75047, 1917 ]

570

入江喜和

来歴

2000年ごろから一時休筆した後、2004年5月、『モーニング』での『昭和の男』連載で復帰。

[ "2000年", "2004年", "昭和" ]

[ 957, 339530, 1115 ]

[ 1547, 935867, 1789 ]

570

入江喜和

来歴

その後、2006年より女性誌である講談社『BE・LOVE』を主な執筆の場とする。

[ "2006年", "講談社", "BE・LOVE" ]

[ 293184, 4894, 436620 ]

[ 793034, 7688, 1255001 ]

570

入江喜和

来歴

デビューから青年誌を中心に作品を発表してきた入江は、2006年より30〜40代女性が読者ターゲットの『BE・LOVE』に作品を掲載しはじめる。

[ "2006年", "BE・LOVE" ]

[ 293184, 436620 ]

[ 793034, 1255001 ]

570

入江喜和

来歴

『おかめ日和』(2006年 - 2013年)を『BE・LOVE』誌上にて、足かけ8年連載した。最終的に全17巻の大作となる。

[ "おかめ日和", "2006年", "2013年", "BE・LOVE" ]

[ 865259, 293184, 7824, 436620 ]

[ 2802748, 793034, 13068, 1255001 ]

570

入江喜和

来歴

『たそがれたかこ』(2013年 - 2017年)は、「このマンガがすごい!2018【オンナ編】」第4位。最終10巻と第1巻にはCD付き特装版があり、「クリープハイプ」の尾崎世界観が、同作のために書き下ろした完全オリジナル曲(「漫画」)を収録したことでも大きな話題となった。最終話は例外的に2号連続で1話扱いとなり、そのタイトルは「風にふかれて」であり、クリープハイプの曲名からつけられた。なお、同作の登場人物、谷在家光一は、尾崎世界観がモデルである。

[ "たそがれたかこ", "2013年", "2017年", "クリープハイプ", "漫画", "谷在家" ]

[ 999123, 7824, 7884, 862473, 571599, 345316 ]

[ 3357124, 13068, 13146, 2790889, 1737920, 955057 ]

570

入江喜和

来歴

『東京BONごはん〜おウチで作る名店の味〜』(2014年 - )を『おとなの週末』にて連載。この作品は、『たそがれたかこ』連載中の執筆となり、入江、初の並行連載となる。東京の名店の名物料理を数ページの食レポ形式のマンガで紹介し、家庭の普通の食材でつくれる関連したアレンジ料理を1〜2品、登場人物・いさくのクッキングレシピという趣向で各話の最終ページに描いた。2017年9月には『モーニング』2017年41号にて読切作『シダ&ナンシー』が掲載。

[ "2014年", "たそがれたかこ", "2017年" ]

[ 6812, 999123, 7884 ]

[ 11183, 3357124, 13146 ]

570

入江喜和

来歴

2018年、『ゆりあ先生の赤い糸』を『BE・LOVE』2018年3月1日号より連載開始。入江は、「今回は思いっきり「少女漫画」をやりたかった。昔、自分が毎日中毒になるくらい浸かっていた、次回が楽しみすぎて最新号を読んだ時からもどかしいくらいの、少女マンガ。それって「共感」だけじゃなかったハズなんですよね。何だか知らんけどやたらその世界に引き込まれてしまう「勢い」があった。それを目指して描いてみたいー」としている。読者の評価も高く、「このマンガがすごい!2020」オンナ編・第8位となった。

[ "2018年", "ゆりあ先生の赤い糸", "BE・LOVE", "少女漫画", "このマンガがすごい!" ]

[ 7823, 1374337, 436620, 211, 378296 ]

[ 13067, 4787754, 1255001, 496, 1056903 ]

570

入江喜和

来歴

2019年9月から10月には、「新井英樹・入江喜和画業30周年原画展」を、イオンモールkyoto、丸井錦糸町店、丸井有楽町店にて同時開催。

[ "2019年", "新井英樹", "入江喜和", "イオンモールKYOTO" ]

[ 7825, 24612, 256, 590679 ]

[ 13069, 42584, 570, 1801567 ]

570

入江喜和

来歴

2021年、『ゆりあ先生の赤い糸』が第45回講談社漫画賞総合部門を受賞。

[ "2021年", "ゆりあ先生の赤い糸", "講談社漫画賞" ]

[ 7868, 1374337, 67674 ]

[ 13130, 4787754, 132861 ]

570

入江喜和

来歴

2023年、『ゆりあ先生の赤い糸』が第27回手塚治虫文化賞を受賞。

[ "2023年", "ゆりあ先生の赤い糸", "手塚治虫文化賞" ]

[ 7869, 1374337, 28360 ]

[ 13131, 4787754, 50503 ]

571

岩明均

null

岩明均(いわあきひとし、1960年7月28日 - )は、日本の漫画家。東京都出身。男性。和光大学中退。本名:岩城均(いわきひとし)。父は和光大学名誉教授の原始技術史・技術論研究者の岩城正夫(1930年 - )。

[ "1960年", "日本", "漫画家", "東京都", "和光大学", "名誉教授", "1930年" ]

[ 1226, 1384029, 441064, 287014, 523568, 46107, 1631 ]

[ 1934, 4821051, 1270848, 774362, 1583388, 84163, 2535 ]

571

岩明均

null

『寄生獣』で1993年に第17回講談社漫画賞一般部門、1996年に第27回星雲賞コミック部門、『ヒストリエ』で2010年に第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、2012年に第16回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞している。

[ "1993年", "講談社漫画賞", "1996年", "ヒストリエ", "2010年", "文化庁メディア芸術祭マンガ部門", "2012年", "手塚治虫文化賞", "マンガ大賞" ]

[ 965, 67674, 932, 165806, 663972, 430440, 4985, 28360, 464723 ]

[ 1565, 132861, 1520, 397027, 2053712, 1234363, 7831, 50503, 1354341 ]

571

岩明均

人物

高校3年生まで漫画を読まずに育つ。漫画に夢中になった当初は漫画を買うことすら恥ずかしく、やっと買ったのは小さな文庫サイズの手塚治虫の漫画だったという。学生時代には父の著書に挿絵を提供していた。1984年、上村一夫のアシスタントを始める。1985年、ちばてつや賞に入選した「ゴミの海」が『モーニングオープン増刊』(講談社)に掲載され、デビュー。以後は主に『月刊アフタヌーン』などの講談社の雑誌で活動している。

[ "漫画", "手塚治虫", "1984年", "上村一夫", "1985年", "ちばてつや賞", "講談社", "月刊アフタヌーン" ]

[ 571599, 208, 266, 287987, 628110, 251080, 4894, 9464 ]

[ 1737920, 493, 583, 777096, 1931419, 663592, 7688, 15648 ]

571

岩明均

人物

漫画家の須賀原洋行とは親交がある。ともに『月刊アフタヌーン』に連載していたこともあり、『よしえサン』の単行本巻末に特別寄稿として、須賀原をモチーフにした読切作品を掲載したこともある。一方の須賀原も『寄生獣』単行本巻末に岩明を主人公にしたフィクション読切漫画「寄生OL」を特別寄稿している。

[ "漫画家", "須賀原洋行", "月刊アフタヌーン", "よしえサン", "漫画" ]

[ 441064, 68562, 9464, 163744, 571599 ]

[ 1270848, 135031, 15648, 391737, 1737920 ]

571

岩明均

作風

残虐描写を特徴とするが、ストーリーは哲学的かつドラマティックな展開を両立させている。2000年代以降は歴史に題材を取った作品が多い。休載になることもしばしばで作品の量は多くなく、本人も自覚している。

[ "2000年代" ]

[ 901 ]

[ 1479 ]

572

伊藤誠

null

伊藤誠(いとうまこと)

[]

572

伊藤誠

実在の人物

など。

[]

573

岩泉舞

null

岩泉舞(いわいずみまい、1970年7月13日 - )は、日本の漫画家。北海道室蘭市出身。1989年、「ふろん」がホップ☆ステップ賞にて佳作を受賞しデビュー。以後1994年まで、『週刊少年ジャンプ』に短編作品を執筆した。1999年から『月刊Vジャンプ』に作品を掲載していた。

[ "1970年", "日本", "漫画家", "北海道", "室蘭市", "1989年", "ホップ☆ステップ賞", "1994年", "週刊少年ジャンプ", "1999年", "Vジャンプ" ]

[ 143437, 1384029, 441064, 184, 29114, 973, 817181, 962, 210823, 958, 127414 ]

[ 334514, 4821051, 1270848, 436, 52129, 1578, 2616383, 1560, 533062, 1548, 288795 ]

573

岩泉舞

null

読みきり作品が中心であり、しかもきわめて寡作だったため、2021年までは代表作である『七つの海 - 岩泉舞短編集1』が唯一の単行本であった。 2015年には、マンガ図書館Zで『七つの海 - 岩泉舞短編集1』が公開された。「七つの海」の冒頭3ページは、岩泉が所有していたカラー原画を使用している。

[ "2021年", "岩泉舞", "2015年", "マンガ図書館Z" ]

[ 7868, 259, 7882, 717100 ]

[ 13130, 573, 13144, 2247472 ]

573

岩泉舞

null

2021年3月2日、Twitterにて『七つの海』に雑誌掲載当時のカラーページと未収録作品、描き下ろし作品を含めた短編集『岩泉舞作品集 MY LITTLE PLANET』の発売が発表され、岩泉本人のイラスト入りコメントも同時に公開された。

[ "2021年", "Twitter", "岩泉舞" ]

[ 7868, 371912, 259 ]

[ 13130, 1036212, 573 ]

574

いわしげ孝

null

いわしげ孝(いわしげたかし、1954年12月31日 - 2013年3月6日)は、日本の漫画家。鹿児島県鹿児島市出身。鹿児島県立鹿児島工業高等学校を経て二松學舍大学卒。血液型AB型。デビューから十数年は本名の岩重孝(読みは同じ)で活動していた。

[ "1954年", "12月31日", "2013年", "日本", "漫画家", "鹿児島県", "鹿児島市", "鹿児島県立鹿児島工業高等学校", "いわしげ孝" ]

[ 1468, 3446, 7824, 1384029, 441064, 458444, 10040, 220663, 260 ]

[ 2271, 5337, 13068, 4821051, 1270848, 1331124, 16600, 563540, 574 ]

574

いわしげ孝

概要

高校時代の1970年(昭和45年)に『週刊少年ジャンプ』(集英社)の第5回新人漫画賞で「小さな命」が入選、審査員である本宮ひろ志から「彼の作品は生命が感じられるね」と評価された。この作品が翌1971年の同誌正月号に掲載され、デビューを果たす。

[ "1970年", "昭和", "週刊少年ジャンプ", "集英社", "漫画", "本宮ひろ志", "1971年" ]

[ 143437, 1115, 210823, 7923, 571599, 79973, 618119 ]

[ 334514, 1789, 533062, 13232, 1737920, 160824, 1895692 ]

574

いわしげ孝

概要

当時のいわしげは意欲的に漫画を描いており、同じ年に「スクラップ」も同誌の上期手塚賞で佳作に選ばれたほか、続く下期手塚賞でも「ブルースを歌う少女」が佳作に選ばれている。ただ、当時まだ高校生だったいわしげは、絵柄の荒々しさなど漫画の技術に未熟さを感じていたという。以降しばらくは学業に専念する。

[ "漫画", "手塚賞" ]

[ 571599, 67378 ]

[ 1737920, 132184 ]

574

いわしげ孝

概要

高校卒業後、大学入学のために上京、書店でアルバイトをする傍ら漫画を描いた。

[ "漫画" ]

[ 571599 ]

[ 1737920 ]

574

いわしげ孝

概要

大学卒業後、『ビッグコミック』(小学館)に投稿を開始する。1978年に「忘れ雪」が第2回小学館新人コミック大賞で入選し、本格的にデビューする。

[ "ビッグコミック", "小学館", "1978年", "小学館新人コミック大賞" ]

[ 21234, 7926, 641550, 431682 ]

[ 36804, 13237, 1976938, 1238517 ]

574

いわしげ孝

概要

1980年(昭和55年)の梅雨時に、『ビッグコミック』の縁ではるき悦巳と知り合い、そのアシスタントとなる。同期にさかもと瓢作(坂本瓢作)がおり、はるきの作品である『じゃりン子チエ』の補助作業もさかもとと共に行った。並行していわしげは『ぼっけもん』を『ビッグコミックスピリッツ』で連載し、同作は1986年(昭和61年)に第31回小学館漫画賞に選ばれている。

[ "1980年", "昭和", "梅雨", "ビッグコミック", "はるき悦巳", "じゃりン子チエ", "ぼっけもん", "ビッグコミックスピリッツ", "1986年", "小学館漫画賞" ]

[ 628108, 1115, 6362, 21234, 113987, 54572, 229954, 2622, 476455, 68624 ]

[ 1931417, 1789, 10336, 36804, 249578, 102944, 594173, 4148, 1404796, 135180 ]

574

いわしげ孝

概要

1988年(昭和63年)から『ビッグコミックスピリッツ』にて『ジパング少年』を連載、同時にペンネームを本名の岩重孝からいわしげ孝に変更した。

[ "1988年", "昭和", "ビッグコミックスピリッツ", "ペンネーム", "いわしげ孝" ]

[ 402, 1115, 2622, 32929, 260 ]

[ 778, 1789, 4148, 59874, 574 ]

574

いわしげ孝

概要

以降は『週刊ヤングサンデー』『ビッグコミックスペリオール』(共に小学館)に移り、『花マル伝』などを連載した。その後『モーニング』(講談社)での『まっすぐな道でさみしい』の連載などを経て、『ビッグコミック』にて『単身花日』を2006年から2008年4月まで連載、同年のうちに引き続き同誌にて『上京花日』の連載を開始した。

[ "週刊ヤングサンデー", "ビッグコミックスペリオール", "小学館", "いわしげ孝", "講談社", "ビッグコミック", "単身花日桜木舜の単身赴任・鹿児島", "2006年", "2008年" ]

[ 2630, 21403, 7926, 260, 4894, 21234, 1384846, 293184, 487419 ]

[ 4158, 37043, 13237, 574, 7688, 36804, 4823862, 793034, 1448844 ]

574

いわしげ孝

概要

2013年3月6日、病気のために死去した。58歳没。遺作となった『上京花日』は、2010年より病気療養に入って休載し、2011年秋にいったん再開したものの、未完のまま2012年2月25日号掲載分が絶筆となった。

[ "2013年", "2010年", "2011年", "2012年" ]

[ 7824, 663972, 4983, 4985 ]

[ 13068, 2053712, 7829, 7831 ]

575

岩谷テンホー

null

岩谷テンホー(いわたにてんほー、1954年9月30日 - )は、日本の漫画家。本名は岩谷芳朗。代表作は『みこすり半劇場』。長崎県出身。

[ "1954年", "9月30日", "日本", "漫画家", "みこすり半劇場" ]

[ 1468, 3654, 1384029, 441064, 194981 ]

[ 2271, 5676, 4821051, 1270848, 484936 ]

575

岩谷テンホー

略歴

長崎県南松浦郡新上五島町(旧奈良尾町)出身。長崎県立長崎工業高等学校卒業。大手印刷会社で漫画雑誌の写真製版の仕事をしていた。届く4コマ漫画の原稿を読み、俺にも書けると一念発起し、1985年に31歳でデビューした。1986年から2002年まで週刊プレイボーイに『マグニチュード9.99』を長期連載した。担当が元少年ジャンプの編集者であったこともあり、作画やアイディア出しのアドバイスをたくさんもらい、インタビューでは育ててくれた雑誌と述べている。

[ "南松浦郡", "新上五島町", "奈良尾町", "長崎県立長崎工業高等学校", "4コマ漫画", "1985年", "1986年", "2002年", "週刊プレイボーイ" ]

[ 33695, 39270, 61306, 134567, 466, 628110, 476455, 943, 142952 ]

[ 61291, 71365, 118437, 309210, 887, 1931419, 1404796, 1532, 333040 ]

575

岩谷テンホー

略歴

その後東スポアダルト面で4コマ漫画の連載をスタート。作中に下ネタを入れだすのはここからとなる。

[ "4コマ漫画", "下ネタ" ]

[ 466, 101859 ]

[ 887, 215484 ]

575

岩谷テンホー

略歴

自身では作風を「『サザエさん』の世界にお色気を持ち込んだもの」と述べている。

[]

575

岩谷テンホー

作風

いわゆる下ネタかブス女をオチや題材に持ってくる作風がほとんどでかつ専門的にこれらの4コマ作品を描き続けているため、イメージが定着している。小道具としてナスやキュウリなどを(性具代わりに)使うといったギャグも非常に多い。しかし長年人気を維持しており、「偉大なるマンネリ」と例えられる作風である。

[ "下ネタ", "キュウリ", "マニエリスム" ]

[ 101859, 18101, 74999 ]

[ 215484, 30125, 149503 ]

575

岩谷テンホー

作風

当然ながら作品発表の場はお色気ものの4コマ雑誌(艶笑4コマ誌)か、青年漫画誌に限られているが、過去にはごく稀にファミリー向けの4コマ誌にゲスト作家として招かれたこともあった。そのときの雑誌の予告には「あの岩谷テンホーがファミリー向け4コマ誌に!大丈夫か?」などといったコピーが掲載された。このようなケースの作品では当然ながら下ネタは描かれなかったものの、その分作者独特の毒気のある作風が存分に発揮されていた。

[ "青年漫画", "岩谷テンホー", "下ネタ" ]

[ 346, 261, 101859 ]

[ 693, 575, 215484 ]

577

スペースシャトル

null

スペースシャトル(英: Space Shuttle)は、かつてアメリカ航空宇宙局 (NASA) が1981年から2011年にかけて135回打ち上げた再使用をコンセプトに含んだ有人宇宙船である。

[ "スペースシャトル", "アメリカ航空宇宙局", "1981年", "2011年", "再使用型宇宙往還機" ]

[ 262, 601, 297479, 4983, 204693 ]

[ 577, 1065, 806858, 7829, 514182 ]

577

スペースシャトル

null

もともと「再使用」というコンセプトが強調されていたが、出来上がったシステムは、オービタ部分は繰り返し使用されたが、打ち上げられる各部分の全てが再利用できたわけではなく、外部燃料タンクなどは基本的には使い捨てである。

[ "スペースシャトル外部燃料タンク" ]

[ 662637 ]

[ 2048865 ]

577

スペースシャトル

概要

初飛行は1981年、2回目の飛行は1982年で、2011年7月の135回目の飛行を最後に退役した。

[ "1981年", "1982年", "2011年" ]

[ 297479, 469, 4983 ]

[ 806858, 897, 7829 ]

577

スペースシャトル

概要

スペースシャトルは宇宙輸送システム (Space Transportation System, STS) あるいはスペースシャトル計画の一環としてもちいられた。STSの開発とシャトルの飛行は、基本的にアメリカの資金によって行われた。主な使用目的は、NASAのおかれた様々な政治的状況や起こしてしまったシャトルの事故も影響して、およそ10年ごとに大きく変遷してきたが、数々の人工衛星や宇宙探査機の打ち上げ、宇宙空間における科学実験、国際宇宙ステーション (International Space Station, ISS) の建設などである。なおシャトルはNASAによってだけでなく、米国国防総省、欧州宇宙機関、ドイツ等の軌道上実験にも使用された。

[ "スペースシャトル", "アメリカ航空宇宙局", "人工衛星", "宇宙探査機", "国際宇宙ステーション", "欧州宇宙機関" ]

[ 262, 601, 615902, 94567, 5591, 4646 ]

[ 577, 1065, 1887467, 197594, 8775, 7270 ]

577

スペースシャトル

概要

シャトルは再使用型宇宙往還機であり、軌道船 (Orbitor Vehicle, OV)、外部燃料タンク (External Tank, ET)、固体燃料補助ロケット (Solid Rocket Booster, SRB) の三つの部分によって構成されている。ETとSRBは上昇中に切り離され、軌道船 (OV) のみが地球周回軌道に到達する。発射時には機体は通常のロケットと同じように垂直に打ち上げられるが、軌道船は水平に滑空して帰還・着陸し、再使用のために整備された。SRBはパラシュートで海に降下し、回収船で回収されて整備した後、推進剤を再充填して再利用された。

[ "スペースシャトル外部燃料タンク", "パラシュート" ]

[ 662637, 14483 ]

[ 2048865, 24110 ]

577

スペースシャトル

概要

まずシャトルの構造および打ち上げ〜着陸の概略を説明する。

[]

577

スペースシャトル

概要

通常は5名から7名の飛行士が搭乗した。なお、最も初期の頃に行われた、STS-1からSTS-4の4回の試験飛行のように、機長と操縦士の2名だけでも飛行できた。

[ "STS-1", "STS-4", "機長" ]

[ 133764, 730766, 216661 ]

[ 306687, 2294521, 551372 ]

577

スペースシャトル

概要

発射時のシャトルの構成は、おおまかに

[]

577

スペースシャトル

概要

の三つの部分から構成されていた。なお、上記に加えて、STSのために開発された、PAMとIUSと呼ばれる人工衛星打上げ用の2種類の固体ロケットを用いれば、搭載物をさらに高い軌道に運ぶこともできた。なお、シャトルには全体でおよそ250万個もの部品が使われており、人間がこれまでに製造した中で最も複雑な機械であると言われている。 (→#構造・メカニズム・諸元)

[ "人工衛星" ]

[ 615902 ]

[ 1887467 ]

577

スペースシャトル

概要

シャトルは通常のロケットと同じように、発射台からは垂直に離陸する。その際の推力を生むのは2本のSRBおよび、(軌道船の後部に装着している)3基のメイン・エンジン (Space Shuttle Main Engine, SSME) であり、SSMEの推進剤(液体水素と液体酸素)は外部燃料タンクから供給される。上昇の手順はおおまかに、

[ "RS-25", "液体水素", "液体酸素", "スペースシャトル外部燃料タンク" ]

[ 24507, 4716, 4714, 662637 ]

[ 42413, 7370, 7368, 2048865 ]

577

スペースシャトル

概要

のふたつに分かれていて、打上げからおよそ2分後に第二段階に移り、SRBは切り離され落下、パラシュートで海に着水し再使用のため船で回収される。機体(軌道船およびET)はその後も上昇を続け、軌道に到達するとSSMEが燃焼を停止し、ETも役目を終えて切り離される。切り離され自由落下を始めたET(巨大なオレンジ色のタンク)は通常は大気圏に再突入して空気抵抗と熱によって消滅する。ただし、様々な用途に使用することは、構想としてはあった。

[ "パラシュート", "RS-25", "抗力" ]

[ 14483, 24507, 21583 ]

[ 24110, 42413, 37377 ]

577

スペースシャトル

概要

軌道船はその後さらに軌道操縦システム (Orbital Maneuvering System, OMS) を噴射することでミッションの目標としている軌道へと向かう。軌道上での姿勢は、姿勢制御システム (Reaction Control System, RCS) を噴射することで制御する。

[ "スペースシャトル軌道制御システム" ]

[ 732163 ]

[ 2299221 ]

577

スペースシャトル

概要

シャトルが従来の宇宙船とは際だって異なった特徴の一つに、軌道船の胴体部分のほとんどを占めるほどの大きさの貨物搭載室を備えていることと、そこに大きな観音開きのドアがついていることである。これによって、飛行士や宇宙ステーションの建設資材などを、地球周回低軌道や大気圏上層部、さらには熱圏などに運ぶことができた。例えば、ハッブル宇宙望遠鏡のような大きなものを搭載し軌道に投入することや故障した衛星などがあれば、その軌道へ向かい、貨物室に回収して地球に持ち帰ったりすることもできた。

[ "観音開き", "宇宙ステーション", "熱圏", "ハッブル宇宙望遠鏡" ]

[ 38392, 7375, 31928, 28797 ]

[ 69864, 12274, 57837, 51543 ]

577

スペースシャトル

概要

任務が終了すると、軌道船はOMSを逆噴射して速度を落とし大気圏に再突入した。降下している間、シャトルは大気の様々な層を通過し、主に空気抵抗を用いて機体の速度を極超音速状態から減速させる。大気圏下層部に到達し着陸態勢に入るとグライダーのように滑空飛行し、フライ・バイ・ワイヤ方式の操縦系統で油圧によって動翼を制御した。着陸の際には、長い滑走路が必要とされた。シャトルの形態は、帰還時に極超音速飛行および旅客機のような低速飛行の双方をしなければならない、という二律背反する要求を満たすために作られた妥協の産物であり、その結果として軌道船は着陸寸前には、普通の航空機には見られないような急激な降下(高い降下率)を経験することになる。

[ "抗力", "フライ・バイ・ワイヤ", "旅客機", "航空機" ]

[ 21583, 95437, 44113, 6545 ]

[ 37377, 199589, 80372, 10687 ]

577

スペースシャトル

概要

(→#飛行手順の詳細)

[]

577

スペースシャトル

概要

当初は通常のロケットより一回あたりの飛行コストを安くできるという見込みでこの計画がスタートし製造されたが、実際の運用で発生した事故に対する安全対策により、当初の予想より保守費用が大きくなっていき、結果的に使い捨てロケットよりもコストが高くなった。(→#甘すぎた予測と膨らんだ費用と危険性)

[ "使い捨て型ロケット" ]

[ 506495 ]

[ 1522235 ]

577

スペースシャトル

概要

「スペースシャトル」という言葉は、一般には軌道船(オービタ)の単体を指していることもある。シャトル(往復を繰り返すもの)という表現に合致しているのは基本的にオービタ部分であるし、形状という点でも、「シャトル」という用語の源となっている織物のシャトルと形が類似し連想させるのはオービタ単体であるからである。ただし技術的な観点、つまり宇宙飛行システム、飛行に必要な技術的な要素、という意味では、軌道船以外にも外部燃料タンク・固体燃料補助ロケットが結合されて、はじめてシャトルは完成状態となり飛行可能となるので、NASAのエンジニアなどは三つが合体した状態を「スペースシャトル」と呼ぶ。そして、紛らわしさを避けるために「オービタ」「SRB」「ET」などの呼称を用いて呼び分けている。

[ "スペースシャトル", "シャトル (織物)", "スペースシャトル外部燃料タンク", "アメリカ航空宇宙局" ]

[ 262, 440249, 662637, 601 ]

[ 577, 1267825, 2048865, 1065 ]

577

スペースシャトル

概要

完成状態にする作業はスペースシャトル組立棟で行われる。なお、この建物は元々はシャトルのものではなく、アポロ計画のサターン5型ロケットを組み立てるために作られたものである。

[ "スペースシャトル組立棟", "アポロ計画", "サターンV" ]

[ 646014, 608, 216516 ]

[ 1991729, 1074, 550713 ]

577

スペースシャトル

概要

「スペースシャトル」という用語で、スペースシャトルをコアとした計画全体(スペースシャトル計画)を指して用いられていることもある。

[ "スペースシャトル" ]

[ 262 ]

[ 577 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

シャトルの設計と製造は1970年代初頭に始まったが、その概念はそれより20年も前、1960年代のアポロ計画よりも早い段階に存在していた。宇宙から宇宙船を水平に着陸させるという構想は1954年に国立航空諮問委員会(NACA)が描いていたもので、それは後にX-15航空工学実験調査機として実現することになった。NACAに対してこの提案を行ったのは、ヴァルター・ドルンベルガーである。

[ "1970年代", "1960年代", "アポロ計画", "1954年", "アメリカ航空諮問委員会", "X-15 (航空機)", "ヴァルター・ドルンベルガー" ]

[ 1025, 1026, 608, 1468, 252685, 301753, 637845 ]

[ 1657, 1658, 1074, 2271, 668340, 820074, 1964341 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

1957年、X-15をさらに発展させたXシリーズ宇宙往還機計画が提案された。宇宙飛行士ニール・アームストロングはX-15とX-20両方のテスト・パイロットに選抜されたが、X-20は計画されただけで実機が飛行することはなかった。

[ "1957年", "X-15 (航空機)", "宇宙飛行士", "X-20 (宇宙船)" ]

[ 1231, 301753, 15447, 301762 ]

[ 1939, 820074, 25643, 820126 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

X-20は実現されなかったが、同様のコンセプトを持つHL-10実験機は数年後に開発され、1966年1月にNASAの元へと届けられた。HLとは、「Horizontal Landing(水平着陸)」の意味である。

[ "X-20 (宇宙船)", "HL-10", "1966年", "アメリカ航空宇宙局" ]

[ 301762, 736585, 1220, 601 ]

[ 820126, 2316001, 1928, 1065 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

1960年代半ば、空軍は次世代宇宙輸送システムに関する一連の極秘調査計画を行い、「一部再使用型の宇宙船こそが最も安上がりな方法だ」と判断した。彼らの提案では、使い捨て型の宇宙船とロケット(クラスI)の開発に直ちに取りかかり、それに続いて一部再使用型(クラスII)の開発を続け、最終的には完全再使用型(クラスIII)に達するべきである、とされた。1967年、NASA長官ジョージ・ミューラー (George Mueller) は幹部80人を集め、将来的な選択肢に関する1日間の討論会を開催した。会議では、初期の頃の空軍のX-20計画を含む様々な提案がなされた。

[ "1960年代", "再使用型宇宙往還機", "1967年", "NASA長官", "X-20 (宇宙船)" ]

[ 1026, 204693, 1219, 690430, 301762 ]

[ 1658, 514182, 1927, 2147819, 820126 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

1968年、NASAは地球と宇宙を往復することを目的とした「統合往還機 (Integrated Launch and Re-entry Vehicle, ILRV)」の研究を開始し、同時に複数の企業に対してメイン・エンジン (SSME) の開発を競わせた。ヒューストンとハンツビルにあるNASAの事務局は共同で、宇宙に貨物を運ぶだけでなく大気圏を滑空して地球に帰還できるような宇宙船の設計を公募した。その中の一つに、巨大なロケットと小型の軌道船によって構成されたDC-3と呼ばれた案があった。

[ "1968年", "アメリカ航空宇宙局", "RS-25", "ダグラス DC-3" ]

[ 476452, 601, 24507, 87699 ]

[ 1404778, 1065, 42413, 180001 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

1969年、ニクソン大統領はスペースシャトル計画を進行させることを正式に決定した。

[ "1969年" ]

[ 524320 ]

[ 1585935 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

1973年8月、X-24Bが飛行に成功したことにより、大気圏に再突入した宇宙船が水平に着陸するのが可能であることが証明された。

[ "1973年", "X-24 (航空機)" ]

[ 470, 473326 ]

[ 898, 1391426 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

スペースシャトルは、再使用することを目的に設計された宇宙船としては初めてのものである。シャトルは様々な搭載物を低軌道に運び、ISS(国際宇宙ステーション)の人員を交代させることができ、軌道船は地球を周回する人工衛星その他の物体を回収し地上に持ち帰ることもできるように設計された。各軌道船は「100回の飛行もしくは10年間の使用に耐えられるように」との考えで設計されたが、後にその期間は延長された。STS(宇宙輸送システム)の設計責任者は、マーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ計画などでも宇宙船の設計を担当したマキシム・ファゲット(英語版)である。軌道船の大きさや形状を決定する際の最も重要な要素となったのは、当時計画されていた商業衛星や秘密衛星の最大のサイズのものを搭載できるようにすることと、極軌道から一周回で離脱するという空軍の秘密計画に対応できるような飛行範囲を持っていることである。衛星を宇宙空間に配置するための高い搭載能力が欲しいという国防総省の要求、および再使用できる機器を持つ宇宙船を開発することによって宇宙開発予算を削減したいというニクソン政権の要求の双方に応えるため、固体燃料補助ロケットと使い捨て型の燃料タンクの併用という方式が選択された。

[ "スペースシャトル", "再使用型宇宙往還機", "低軌道", "国際宇宙ステーション", "人工衛星", "マーキュリー計画", "ジェミニ計画", "アポロ計画", "極軌道" ]

[ 262, 204693, 5311, 5591, 615902, 4131, 4350, 608, 106308 ]

[ 577, 514182, 8356, 8775, 1887467, 6494, 6798, 1074, 226509 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

シャトル開発でひとつの大きな壁になったのが、大気圏に再突入時の熱からオービタを守り、繰り返し使用可能な熱シールドの開発である。オービタは機体を軽量にするために、基本的に航空機と同様のアルミニウムで出来ているが、アルミニウムはわずか200度程度の温度で柔らかくなってしまい、大気圏再突入時に発生する1600度以上の熱に耐える事は出来ない。そこで、断熱材として素材にシリカガラス繊維を用いた耐熱タイルが開発された。シリカは熱を伝える速度が非常に遅いので、それを用いた耐熱タイルを用いれば機体のアルミを護ることができる。だが、まだ問題があった。機体のアルミは熱で膨張するのに対し、耐熱タイルのほうはほとんど膨張しない為、そのまま接着しては温度上昇とともに耐熱タイルは剥がれて脱落してしまう。試行錯誤が繰り返された結果、機体と耐熱タイルの間にフェルトをはさむ事で機体とタイルの膨張率の違いを受け止める方法が浮上した。これは特殊なフェルトではなく、カウボーイハットなどに用いられるごく普通のフェルトである。機体とフェルトと耐熱タイルの接着についても、アメリカの家庭にありふれた浴槽の防水コーキング用のゴムが接着剤として用いられた。耐熱タイルは2万5千枚製造され、オービタの曲面を覆うため、部分ごとに形状の異なるものがジグソーパズルのように機体に貼り付けられた。

[ "熱シールド", "航空機", "大気圏再突入", "断熱材", "二酸化ケイ素", "コーキング", "接着剤" ]

[ 689457, 6545, 153254, 121569, 4432, 221586, 51762 ]

[ 2143641, 10687, 362653, 272569, 6934, 566239, 97087 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

素材選択や接着方法の開発が難航した耐熱タイルは、やはりスペースシャトルの弱点のひとつとなり、繰り返される飛行で何度も脱落を経験している。安全確保のため、帰還後の点検で毎回毎回タイルひとつひとつの状況や履歴を記録しつつ手作業で検査・修復しなければならず、シャトルの不安要因のひとつ、大きな重荷のひとつとしてつきまとうことになった。

[ "スペースシャトル" ]

[ 262 ]

[ 577 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

飛行可能な機体は6機製造された。1号機エンタープライズは宇宙に行けるようには作られてはおらず、もっぱら滑空試験のためのみに使用された。実用化されたのは、コロンビア、チャレンジャー、ディスカバリー、アトランティス、エンデバーの5機である。当初はエンタープライズも進入着陸試験が終了した後に実用機として改造される予定だったが、構造試験のために製造されたSTA-099をチャレンジャー (OV-099) に改造したほうが安上がりだと判断された。チャレンジャーは1986年、発射から73秒後に爆発事故を起こして機体が失われたため、機体構造の予備品として残っていたものを集めて新たにエンデバーが製作された。コロンビアは2003年に空中分解事故を起こして消滅した。

[ "1986年", "2003年" ]

[ 476455, 911 ]

[ 1404796, 1491 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

スペースシャトル計画の始まりの段階で、NASAの関係者には「一回の飛行あたり1200万ドルほどのコストで飛ばすことができる」などと主張する者もいて、そうした甘い見込みのもとに計画は進んでしまった。

[ "アメリカ航空宇宙局" ]

[ 601 ]

[ 1065 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

シャトルを繰り返し安全に飛ばすため、再使用する機体の部品は飛行のたびに徹底的な検査が行われたが、シャトルを構成する膨大な数の部品の検査にかかる費用は巨額のものとなった。

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577

スペースシャトル

計画・設計・製造

エンデバーの製作にかかった費用は約17-18億ドルで、シャトルの一回の飛行にかかる費用は2002年の時点では約4億5,000万ドルだった。だが、コロンビアの事故以降は安全対策のコストが上昇し、2007年には1回の飛行につき約10億ドルを要するようになった。

[ "2002年", "2007年" ]

[ 943, 382272 ]

[ 1532, 1069779 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

スペースシャトルには技術的な困難だけでなく、官僚主義に侵されたNASAという巨大組織の抱える問題も影響した。チャレンジャー号の事故は予測・回避できた可能性が高かったにもかかわらず、NASAの幹部は「事故は起きないだろう」と充分な対策を行わず、米国が行った宇宙飛行中の事故では初の死者を出している。コロンビア号の事故においても、発射時の映像を確認した職員によって上昇中に剥離した断熱材がオービタに衝突した可能性が指摘されたものの、NASA幹部は提供された情報を軽視したという経緯がある。

[ "スペースシャトル", "アメリカ航空宇宙局", "コロンビア号空中分解事故", "断熱材" ]

[ 262, 601, 376361, 121569 ]

[ 577, 1065, 1050734, 272569 ]

577

スペースシャトル

計画・設計・製造

政治学者のロジャー・A・ピールケ・Jr. (Roger A. Pielke, Jr.) は、2008年度初頭までにシャトル計画にかかった費用は総額で1,700億ドル(2008年度換算)ほどと算定した。これによれば打ち上げ一回あたりのコストは15億ドルということになる。

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577

スペースシャトル

計画・設計・製造

最終的には、スペースシャトルの計135回の打ち上げで2090億ドルもの費用がかかっていた。

[ "スペースシャトル" ]

[ 262 ]

[ 577 ]

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スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

軌道船は多くの航空機と似たような形状をしており、主翼は内側が81°、外側が45°の後退角を持った二重デルタ翼で、垂直尾翼の後退角は50°である。主翼の後端には4枚の動翼が取りつけられている。垂直尾翼後端には空力ブレーキも兼ねた方向舵が設置されていて、降下と着陸の際に高揚力装置(フラップ)とともに作動して機体を制御する。

[ "航空機", "翼平面形", "垂直尾翼", "空力ブレーキ", "方向舵", "高揚力装置" ]

[ 6545, 115022, 72111, 165379, 50447, 115021 ]

[ 10687, 252717, 143039, 395979, 94318, 252716 ]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

胴体部分のほとんどは直径4.6m、長さ18mの貨物搭載室が占めていて、観音開きの保護ドアによって覆われている。搭載物は通常は機体が水平の状態にあるときに格納され、その後機体とともに発射台上に垂直に設置される。無重力の宇宙空間では、搭載物は飛行士が操縦するロボットアームや船外活動によって放出される。搭載物自体が持っているロケットによって、さらに高い軌道へと投入されることもある。

[ "観音開き", "船外活動" ]

[ 38392, 194498 ]

[ 69864, 483419 ]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

機体の後端には、メイン・エンジンが三角状に配置されている。エンジンのノズルは上下方向に10.5°、左右方向に8.5°傾けることが可能で、上昇中に推力の向きを変えて機体の進行方向を制御する。軌道船の機体構造は主にアルミニウム合金によって作られているが、エンジン部分の支持構造にはチタニウム合金が使用されている。

[ "RS-25", "アルミニウム合金" ]

[ 24507, 106302 ]

[ 42413, 226495 ]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

軌道船は飛行目的に応じて、軌道実験室(スペースラブ、スペースハブ)、搭載物をより高い軌道に投入するためのロケット(慣性上段ロケット (IUS)、ペイロード・アシスト・モジュール (PAM))、軌道滞在期間延長機器(EDO (Extended Duration Orbiter) キット)、カナダ・アームなど様々な追加機器を搭載することができる。

[ "スペースラブ", "慣性上段ロケット", "ペイロード・アシスト・モジュール", "シャトル・リモート・マニピュレータ・システム" ]

[ 409700, 725935, 730062, 299625 ]

[ 1161019, 2277165, 2292006, 813680 ]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

製造された機体の中で実際に宇宙に行くことができたのは、OV-099チャレンジャー号、OV-102コロンビア号、OV-103ディスカバリー号、OV-104アトランティス号、OV-105エンデバー号の5機である。

[ "スペースシャトル・アトランティス" ]

[ 35210 ]

[ 64144 ]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

オービタに加えられた主な機器の画像

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577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

外部燃料タンク (ET) の主な機能は、軌道船のメイン・エンジンに燃料の液体水素と酸化剤の液体酸素を供給すると同時に、2本のSRBと軌道船を接続し、全体を支える骨組みとなることである。ETはシャトルの中では唯一再使用されない部分で、飛行のたびに投棄されているが、軌道に投入して(宇宙ステーションに接続するなどして)利用することは構想としては検討されていた。

[ "スペースシャトル外部燃料タンク", "RS-25", "液体水素", "液体酸素", "宇宙ステーション" ]

[ 662637, 24507, 4716, 4714, 7375 ]

[ 2048865, 42413, 7370, 7368, 12274 ]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

固体燃料補助ロケット (SRB) は2基合計で発射時に必要とされる推力の83%、約1,250万ニュートン(1,276.8トン)を発生し、打上げから2分後、高度約15万フィート(46km)に達したところで切り離され、パラシュートで海に着水して回収される。外殻は厚さ13mmの鋼鉄でできている。SRBは何度も再使用されるもので、一例を挙げれば2009年に試験発射されたアレスI-Xロケットは、過去48回のシャトルの飛行で使用されたSRBの部品を寄せ集めて作られたものであり、その中には1981年の初飛行 (STS-1) で使われたものも含まれていた。

[ "パラシュート", "2009年", "アレスI-X", "1981年", "STS-1" ]

[ 14483, 1215, 821592, 297479, 133764 ]

[ 24110, 1917, 2634546, 806858, 306687 ]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

シャトルはコンピュータ制御されたフライ・バイ・ワイヤ方式のデジタル飛行制御システムを採用した、初期のころの機種の一つである。これは飛行士が操作する操縦桿やペダルと、機体の操縦翼面や姿勢制御システムの間に機械的なリンクや油圧系統などが一切存在しないということを意味する。飛行士が入力した操作は電気信号に変換され、電線(ワイヤ)を介して操縦装置に伝えられる。

[ "フライ・バイ・ワイヤ", "操縦桿" ]

[ 95437, 101985 ]

[ 199589, 215881 ]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

フライ・バイ・ワイヤ方式の最大の懸念は信頼性の問題であり、シャトルのコンピューターシステムについては多くの研究開発が行われた。シャトルは IBM製の5台のAP-101と呼ばれる、それぞれ独立して冗長性を持ち、組み込みシステムを構成する32ビット汎用コンピューターを使用している。このうち4台は主飛行電子ソフトウェアシステム (Primary Avionics Software System, PASS) という特製のソフトウェアで稼働し、残りの1台はこれとは別の、バックアップ飛行システム (Backup Flight System, BFS) というソフトを使用している。これらを総称して「データ処理システム (Data Processing System, DPS)」と呼ぶ。

[ "フライ・バイ・ワイヤ", "IBM", "組み込みシステム", "32ビット" ]

[ 95437, 1024, 2046, 499162 ]

[ 199589, 1652, 3189, 1494447 ]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

シャトル用DPS設計の到達目標は、フェイルセーフを達成して信頼性を向上させることだった。DPSは、もし5台のコンピューターのうち1台が故障してもミッションを継続することができ、2台が故障しても安全に着陸できるように設計されている。

[ "フェイルセーフ" ]

[ 99511 ]

[ 210075 ]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

4台の汎用コンピューターは、相互に監視し合いながら稼働している。もし1台が他と違う指令を出した場合は、3台が「投票」を行い、違う指令を出している1台を機体の制御から除外する。残りの3台のうち1台がまたもや違う指令を出した場合は、残った2台が投票をしてその1台を除外する。極めて稀な場合だが、もし4台の「主張」が2対2に別れた場合は、どちらか一方のグループが無作為に選ばれる。

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577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

BFS(バックアップ飛行システム)は5台のコンピューターの中で独立して開発されたソフトで、4台のメインシステムが故障した時にのみ稼働する。BFSが開発されたのは、メインシステムはハードウェア的には冗長性を持たせているものの全く同じソフトで稼働しているため、もし何らかのエラーが発生した時には4台すべてが故障してしまう可能性があるからである。埋め込み式アビオニクスソフトは、一般の商用ソフトとは全く違う環境のもとで開発されている。コードラインの数は商用ソフトに比べればごく限られたもので、変更がなされることは滅多になく、広範な試験が行われ、ほんのわずかなコンピューターコードのために開発要員や試験要員も含めて多くの人員が関わっている。しかし、どんなに万全を尽くしても故障というのは常に起こりうるものであり、そのような不測の事態に備えてBFSは用意された。シャトルが退役するまでの間、実際にBFSが操縦を引き継ぐような事態が発生することは一度もなかった。

[]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

シャトルのコンピューターのソフトウェアは、PL/Iに似たHAL/Sと呼ばれる高級プログラミング言語で書かれている。これはリアルタイム組み込みシステム環境のために、特別に設計されたものである。

[ "PL/I", "プログラミング言語", "組み込みシステム" ]

[ 1879, 27, 2046 ]

[ 2927, 69, 3189 ]

577

スペースシャトル

構造・メカニズム・諸元

IBM製AP-101コンピューターは、もともと1台あたり約424KBの磁気コアメモリを持ち、CPUは毎秒40万回の計算を行うことができた。ハードディスクはなく、ソフトは磁気テープカートリッジからロードした。

[ "IBM", "磁気コアメモリ", "CPU", "磁気テープ" ]

[ 1024, 2542, 1532, 36521 ]

[ 1652, 4011, 2387, 66539 ]