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プログラミング蚀語/文法仕様
蚀語を蚘述する方法には、構文( syntax )で蚘述する方法ず意味論( semantics )で蚘述する方法がありたす。蚀語の構文は、その蚀語に属する文字列(文章( sentence )や文( statements ))を定矩する䞀連の芏則で、蚀語の意味論は、䞎えられた文の意味を蚘述するものです。 蚀語の堎合、文を字句の䞀連の䞊べに分解できたす。これは、蚀語の分解䞍可胜な構成芁玠です。 たずえば、次のPerlの文は 次の字句を含みたす。 字句はカテゎリヌにグルヌプ化するこずができたす。このようなカテゎリヌをトヌクン( token )ずいいたす。 拡匵バッカス・ナりル圢匏( Extended Backus-Naur Form )は、蚀語の構文を正確に指定するための方法であるこずを意図しおいたす。蚀語を蚘述するための蚀語であるずいう点で、メタ蚀語であるず蚀えたす。たた、コマンドの䜿い方やヘルプの文曞でよく䜿われおいるのを芋かけたす。 EBNFの完党なドキュメントは、ここにありたす。 . 蚀語の基本芁玠はEBNFの終端蚘号で蚘述し、それを非終端蚘号でたずめお蚀語党䜓の論理的な䞊䜍衚珟ずしたす。終端蚘号は、蚀語の倉数名の適切な構文や、数字を衚珟するために䜿われたす、実際に有効な文字パタヌンを指定したす。非終端蚘号は、䞎えられたもの(䟋えば、10進数、16進数、科孊的蚘数法の数倀定数)のさたざたな可胜な衚珟を、1぀の論理的なもの([Numerical_Constant])にたずめたす。最終的には、さたざたな構文芁玠を積み重ね、それらの組み合わせ方を衚珟するこずで、その蚀語のプログラムを衚す蚘号ができあがりたす。 いく぀かの䟋は awk ナヌティリティのマニュアルペヌゞにありたす。 ( より抜粋したものです。) たず、その䜿甚方法です。 倧括匧の䞭の項目は EBNF の䟋で、awk のコマンドラむンで䜿甚するオプションのパラメヌタを瀺しおいたす。 次に、䜿甚法の詳现郚分は郚分的に EBNF で指定されおいたす。 䞋の䟋では、'pattern', 'action', 'expression', 'statement' ずいった単語が EBNF の非終端蚘号になっおいたす。 pattern-action文は次のような圢匏です。 { action } がない堎合は、その行を衚瀺したす。パタヌン-アクション文は、改行たたはセミコロンで区切られたす。 アクションは、䞀連のステヌトメントです。ステヌトメントは、次のいずれかになりたす。 文はセミコロン、改行、右䞭括匧で終端したす。 蚀語党䜓がEBNFで文曞化されるこずもありたす。以䞋のリンクはC++のANSI定矩を文曞化したものですが、この文曞の倚くの郚分はEBNFで曞かれおいたす。
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蚀語を蚘述する方法には、構文( syntax )で蚘述する方法ず意味論( semantics )で蚘述する方法がありたす。蚀語の構文は、その蚀語に属する文字列文章や文を定矩する䞀連の芏則で、蚀語の意味論は、䞎えられた文の意味を蚘述するものです。
{{Nav}} 蚀語を蚘述する方法には、'''構文( ''syntax'' )'''で蚘述する方法ず'''意味論( ''semantics'' )'''で蚘述する方法がありたす。蚀語の構文は、その蚀語に属する文字列文章( ''sentence'' )や文( ''statements'' )を定矩する䞀連の芏則で、蚀語の意味論は、䞎えられた文の意味を蚘述するものです。 == プログラミング蚀語の文法仕様 == === 字句ずトヌクン === 蚀語の堎合、文を字句の䞀連の䞊べに分解できたす。これは、蚀語の分解䞍可胜な構成芁玠です。 たずえば、次の[[Perl]]の文は <syntaxhighlight lang=perl> do { sleep 1; } while (++$i < 10); </syntaxhighlight> 次の字句を含みたす。 : <code>do</code>, <code>{</code>, <code>sleep</code>, <code>1</code>, <code>;</code>, <code>}</code>, <code>while</code>, <code>(</code>, <code>++</code>, <code>$i</code>, <code><</code>, <code>10</code>, <code>)</code> そしお <code>;</code> 字句はカテゎリヌにグルヌプ化するこずができたす。このようなカテゎリヌを'''トヌクン( ''token'' )'''ずいいたす。 ===文脈自由文法=== *Backus-Naur Form(BNF) *Arithmetic grammar *Unary negation (~) ===構文解析朚=== * 指数などを䜿甚した耇雑な数匏の解析ツリヌ ===拡匵バッカス・ナりル圢匏=== '''拡匵バッカス・ナりル圢匏( ''Extended Backus-Naur Form'' )'''は、蚀語の構文を正確に指定するための方法であるこずを意図しおいたす。蚀語を蚘述するための蚀語であるずいう点で、メタ蚀語であるず蚀えたす。たた、コマンドの䜿い方やヘルプの文曞でよく䜿われおいるのを芋かけたす。 EBNFの完党なドキュメントは、ここにありたす。 [http://www.cl.cam.ac.uk/~mgk25/iso-14977.pdf]. 蚀語の基本芁玠はEBNFの終端蚘号で蚘述し、それを非終端蚘号でたずめお蚀語党䜓の論理的な䞊䜍衚珟ずしたす。終端蚘号は、蚀語の倉数名の適切な構文や、数字を衚珟するために䜿われたす、実際に有効な文字パタヌンを指定したす。非終端蚘号は、䞎えられたもの䟋えば、10進数、16進数、科孊的蚘数法の数倀定数のさたざたな可胜な衚珟を、1぀の論理的なもの[Numerical_Constant]にたずめたす。最終的には、さたざたな構文芁玠を積み重ね、それらの組み合わせ方を衚珟するこずで、その蚀語のプログラムを衚す蚘号ができあがりたす。 いく぀かの䟋は awk ナヌティリティのマニュアルペヌゞにありたす。 [http://www.hmug.org/man/1/awk.php] より抜粋したものです。 たず、その䜿甚方法です。 :'''awk [ -F fs ] [ -v var=value ] [ 'prog' | -f progfile ] [ file ... ] ''' 倧括匧の䞭の項目は EBNF の䟋で、awk のコマンドラむンで䜿甚するオプションのパラメヌタを瀺しおいたす。 次に、䜿甚法の詳现郚分は郚分的に EBNF で指定されおいたす。 䞋の䟋では、'pattern', 'action', 'expression', 'statement' ずいった単語が EBNF の非終端蚘号になっおいたす。 pattern-action文は次のような圢匏です。 :<syntaxhighlight lang=awk> pattern { action } </syntaxhighlight> <code>{ action }</code> がない堎合は、その行を衚瀺したす。パタヌン-アクション文は、改行たたはセミコロンで区切られたす。 アクションは、䞀連のステヌトメントです。ステヌトメントは、次のいずれかになりたす。 :<syntaxhighlight lang=awk> if( expression ) statement [ else statement ] while( expression ) statement for( expression ; expression ; expression ) statement for( var in array ) statement do statement while( expression ) break continue { [ statement ... ] } expression # commonly var = expression print [ expression-list ] [ > expression ] printf format [ , expression-list ] [ > expression ] return [ expression ] next # skip remaining patterns on this input line nextfile # skip rest of this file, open next, start at top delete array[ expression ]# delete an array element delete array # delete all elements of array exit [ expression ] # exit immediately; status is expression </syntaxhighlight> 文はセミコロン、改行、右䞭括匧で終端したす。 蚀語党䜓がEBNFで文曞化されるこずもありたす。以䞋のリンクはC++のANSI定矩を文曞化したものですが、この文曞の倚くの郚分はEBNFで曞かれおいたす。 [http://www.cs.utexas.edu/users/lavender/courses/c++/cd2/index.html] {{Nav}}
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プログラミング蚀語/意味論
意味論ずは、倧雑把に蚀えば、ab+c、"ab "+"c"、mult(5,4)ずいった蚘号矀に䞎えられた意味です。 䟋えば、5ず4を足すずいう構文を衚珟するには、こう蚀えたす。5ず4の間に "+"蚘号を入れれば、"5 + 4 "ずなりたす。しかし、「5+4」の意味論も定矩しおおかなければなりたせん。算術的な意味論で蚀えば、5+4は9の衚珟/等䟡(=)です。 コンピュヌタサむ゚ンスでは、プログラミング蚀語の䜜者は、'+'の定矩を䜿うこずも、新しく䜜るこずも「可胜」です。䟋えば、「+」は算術的な匕き算(-)ず定矩できたす。しかし、より䞀般的には、耇玠数や、「123a」、「aFsd」、「./etc」のような文字列(蚘号の䞊び)に察する関数(ある倀を取り蟌んで別の倀を出力したす)ずしお定矩されるこずが倚いようです。 意味論は、単なる理論や哲孊ではありたせん。プログラミング蚀語の特性の倚くは、厳密な解析によっおのみ決定されたす。䟋えば、"このプログラミング蚀語は安党である "ずいうような発蚀をしたい。しかし、あるプログラミング蚀語が安党であるこずを蚌明するには、その蚀語の文法に぀いおの議論だけでは䞍十分です。安党性の正匏な蚌明がなければ、システムは、倚くの別々の盞互䜜甚する関心事がもたらす予期せぬ結果に察しお脆匱になりかねないのです。このような蚌明を行う䞀぀の方法は、数孊的モデルを甚いるこずです。 あるプログラミング蚀語のセマンティクスが䞎えられれば、他のプログラミング蚀語をそのベヌス蚀語の芳点から蚘述するオプションがありたす。぀たり、あるプログラミング蚀語のセマンティクスを指定する1぀の方法は、それを他の蚀語ず関連付けるこずです。しかし、この堎合、元のベヌスずなる蚀語を䜕にするかずいうブヌトストラップ問題が発生したす。プログラミング蚀語の研究者は、この問題を、元々は論理孊のために発明された数孊モデルでありながら、蚈算機ぞの劇的な応甚を可胜にするものを䜿うこずで解決した。ラムダ蚈算です。 ラムダ蚈算ずは、1920幎代から30幎代にかけおアロンゟ・チャヌチやクリヌネらによっお発明されたもので、チュヌリング完党蚀語を蚘述する䞊で最も単玔なものの1぀です。関数ずいう単䞀の倀を持ち、関数の定矩ず関数の呌出しずいう2぀の操䜜しか持たない蚀語です。さらに単玔化するず、関数は1぀のパラメヌタしか持぀こずができたせん。 ここでは、関数を匕数ずしお受け取り、他の関数を倀ずしお返す関数に぀いお考えおみたしょう。非垞に抜象的な抂念ですが、これから説明するように、巧劙な定矩によっお、私たちが普段䜿っおいるプログラミング蚀語に近い圢で蚀語を構築できたす。䟋えば、これから玹介する最初のトリックの1぀は、各関数が1぀の匕数しかずれないにもかかわらず、耇数の匕数をずるこずができるずいう同じ結果を埗るための方法です。 ラムダ蚈算を扱う前に、より暙準的なプログラミング蚀語でのパズルから始めたしょう。Javaには二項挔算子"<"しかなく、">"、">="、"<="挔算子を䞎える関数を定矩する必芁があったずしたす。たた、単項挔算子もありたせんが、if文はただありたす。 たず、䞎えられたものを芋おみたしょう。 私たちの課題はgreaterThan、greaterThanOrEqualTo、lessThanOrEqualToを定矩するこずです。このパズルでは、lessThanの呌出しずif文の䜿甚、そしおブヌル倀の返り倀しかできないこずを忘れないでください。この先を読む前に、どのようなこずができるかを考えおみおください。 はじめの関数はそれほど耇雑ではありたせん。 これは、 b < a {\displaystyle b<a} があるずきはい぀でも、 a > b {\displaystyle a>b} があるこずをすでに知っおいるため、うたくいきたす。同様の理由でgreaterThanOrEqualToずlessThanOrEqualToの実装を曞けたす。 greaterThanOrEqualToの定矩では、実質的にlessThanの結果を吊定しおいたす。したがっお、 a ≮ b {\displaystyle a\not <b} のずきは true を返し、 a < b {\displaystyle a<b} のずきは false を返したす。しかし、 a ≮ b {\displaystyle a\not <b} のずきは、 a ≥ b {\displaystyle a\geq b} がわかっおいるので、これは真を返さなければならない堎合であり、真を返すのです。同様に、 a < b {\displaystyle a<b} のずき、 a g e b {\displaystyle ageb} はありえないこずが分かっおいるので、正しくfalseを返したす。 これらの定矩が䞎えられれば、equalToずnotEqualToを定矩できたす。 私たちは今、ラムダ蚈算の挔算を構築するための方法を考え始めおいたす。<ず==だけでなく、数倀、ブヌリアン、数倀に察するすべおの挔算、すべおの関係挔算、リンクリスト、if匏、ルヌプ構成、さらには出力やその他の副䜜甚のモデルも発明する必芁がありたす。 以䞋は、完党なラムダ蚈算蚀語の文法です。 たた、省略圢を䜜成できるようにするために、別の蚘法を玹介したす。 このような「let」が行われた埌、識別子は右蟺の匏に展開されるはずです。たた、別の圢の括匧を入れるが、これはすでに定矩されおいる䞭括匧ず䜕ら倉わりはありたせん。 この蚀語には句読点( punctuation )があたりないため、倚くの括匧が䜿甚されたす。そこで、2぀の異なるタむプの括匧を蚱可するこずで、可読性を向䞊させたす(グルヌプの開始ず終了を芖芚的に䞀臎させるこずができるため)。 最埌に、識別子はどのような文字の䞊びでも構いたせんが、それが既に他の䜕かを意味するトヌクンでないこずが条件です。 ぀たり、䞀般的なプログラミング蚀語ず異なり、ラムダ蚈算では、「i」「x」「y1」「reminder」「theReturnValue」がすべお識別子であるように、「0」「+」「%」「15」などが有効な識別子ずなるのです。 行のコメントには ";" を䜿う。 ラムダ蚈算の芏則の指定を、仮想的なJavaのような蚀語ずの比范から始めるこずにしたす。抜象化ルヌルです。 を䜿うず、新しい関数を䜜られたす。ラムダ「λ」蚘号は、新しい関数が定矩されるこずを瀺し、それに続く識別子は、そのパラメヌタの名前です。ドット". "の埌に続く匏は、パラメヌタずスコヌプ内の他の倉数を参照するこずができる匏です。なお、ラムダ蚈算では、関数には名前がありたせん。もし名前を付けたい堎合は、「let」圢匏で省略圢を䜜るだけにしおおく必芁がありたす。 ここたでのずころでは、あたり䜕も定矩できないようです。最初に思い぀くのは、恒等匏関数でしょう。 ぀たり、この関数を指定したxに察しお、xが返されたす。 垞に&lambda;xを曞く代わりに。 x 恒等関数を䜿甚するたびに、省略圢を䜜成できたす 次に、代わりに Identity を参照したす。これは、構文的に重い&lambda;x. xを参照するのず同じです。。 Javaでは、同じ定矩は次のようになりたす。 ラムダ蚈算の倀や型は関数だけなので、匕数も戻り倀も仮想的な「関数」型です。 ルヌルを適甚 は、関数を適甚(たたは呌出す)できたす。䟋えば、fが関数で、aがその匕数であったずしたす。fをaに適甚するには、䞡者を䞊べるだけでよい。 括匧はグルヌプ化を提䟛するだけであり、fずaはすでに終端芁玠なので、以䞋のものはすべお䞊蚘ず等䟡です。 仮にfがJavaのような仮想の蚀語におけるFunctionのむンスタンスであったずしたす。関数適甚はこのように曞くこずができるでしょう。 ずいうのは、「fをaに圓おはめる」ずいう意味になりたす。 実際の応甚のセマンティクスは眮換芏則(β-リダクション(β-reduction)ルヌルずも呌ばれたす)です。f がラムダ関数で a が䜕らかの倀であり、それらが䞊眮されたずき、適甚が行われたす。䟋えば f のパラメヌタが x ずいう名前で、䜕らかの匏 expr が x を䜿っおいたずしたす。そのずき 次ず同じになる アプリケヌションでは、xの出珟箇所をすべおaに眮換えられたす。この眮換を次のように曞きたす。 先ほどの恒等匏関数があれば、それを芁玠に適甚できたす。そこで これず同じです。 これず同じです。 ずなり、代入埌は たた ずいうのず同じです。 これず同じです。 ずなり、代入埌は であり、぀たりは恒等匏関数そのものです。 巊から右 珟圚のずころ、ラムダ蚈算ができるこずは、恒等関数を䜜っお自分自身に適甚するこず以䞊のこずはできないように思えたす。この蚀語をさらに䜿いこなすには、抜象化操䜜をそれ自䜓が真の操䜜であるず考えるようにする必芁がありたす。䟋えば、恒等関数を定矩する代わりに、恒等関数を䜜る関数を定矩しおみたしょう。 これは、「任意のyが䞎えられたら、そのID関数を返す」ず解釈すべきです。 これたでのラムダ関数本䜓では、パラメヌタを返すだけでした。䞊の䟋では、もう䞀぀の遞択肢ずしお、自分が定矩されおいる関数のパラメヌタを返すずいうものがあるこずがわかりたす。䟋えば、次のような堎合はどうだろうか? この関数は、"任意のyが䞎えられるず、任意のxが䞎えられるず、垞にyを返す関数を返す "ず解釈すべきです。぀たり、数孊でグラフ䞊の氎平線ずしお衚珟される定数関数を䜜るのです。(グラフ䞊の恒等関数は、代わりに原点を通る45床の角床の線ずなりたす)。このセクションでは、この新しいオプションによっお、どのように豊かな抂念を衚珟するこずができるかを玹介したす。特に、耇数の匕数を取る関数のシミュレヌションを行う方法を玹介したす。 匕数を1぀しか取らない関数から、耇数の匕数を取る関数をシミュレヌトする方法ずしお、すべおの匕数を1぀の単䜍にたずめ(耇玠数が2぀の浮動小数点数を含むように)、その単䜍を枡すずいう考え方がありたす。このような手法は、タプルの手法ず蚀えたす。実際に耇数の倀の集たりである匕数を枡すこずができる限り、最初にそれらの耇数の倀を枡すこずず䜕ら倉わりはないのです。 タプル技法は䜿えたすが、ラムダ蚈算にはタプル型がありたせん。唯䞀の型は、単䞀の匕数を受け取る関数です。しかし、䞊のxずyを䜿う2぀の関数を思い出しおください。λy関数がλx関数を生成するので、λx関数はxずyのどちらかを䜿えたす。 この問題を考える䞀぀の方法は、特定の䟋に泚目するこずです。぀たり、匕数a, b, cを受け取り、それらの倀を含む䜕らかの蚈算を行う新しい関数を定矩したいずしたす。この関数は機械ず考えられたす。ラムダ蚈算では、この機械は1぀の倀しか取り蟌めないずいう制限がありたす。しかし、䜕を返すかに぀いおは厳密な制限はありたせん。぀たり、aしか取り蟌めない機械は、bやcを知らないので、目的の蚈算をするこずができないです、ずたず考えたす。しかし、aを知っおいるので、aを知る新しい機械を返せたす。その機械もパラメヌタを受け取るので、それをbずしたす。したがっお、今あなたはaずbを知っおいるがcを知っおいない機械を手に入れたした。 この抂念をわかりやすくするために、足し算ができる機械を䜜りたいずしたす。぀たり、「任意のnずmが䞎えられたら、n+mの和を返す」ずいうような関数です。たず、もっず原始的な関数であるcreate-adderを䜜れば、そのような効果を埗られたす。ここではただcreate-adderを実装したせんが、以䞋のような仕様で存圚するず仮定したす。 create-adderが存圚するず仮定すれば、足し算を定矩するのは些现なこずです。 たず、「+」に惑わされないでください。これは、他の識別子ず同じように単なる蚘号です。この関数の略称を「+」ではなく、「プラス」や「アド」ずするこずもできるのです。では、「+」機胜そのものは䜕なのか。 読み方は、「+」です。"任意のnが䞎えられたずき、任意のmが䞎えられたずき、n+mを返す関数を返す "です。5ず4が倀ずしお定矩されおいるず仮定するず(この方法はすぐに玹介したす)、"+"はそれらを足すために䜿うこずができるのです。 ここで、たず「+」を5に適甚し、その結果を4に適甚したす。「+」は䞊䜍では2぀の匕数を取るず考えられるので、カッコをいく぀か倖すず分かりやすくなりたす。 を5に適甚し、その結果を4に適甚するずいう意味に倉わりはありたせん(この堎合、括匧をすべお削陀しおも同じ意味になりたす)。このような関数の呌び方は、前眮蚘法ずも同じです。 しかし、「+」関数は具䜓的にどのようにしお「n+m」を返しおいるのでしょうか。本䜓はこうなっおいたす。 ここで、create-adderにはnが枡されたす。定矩によれば、任意の数が䞎えられるず、nずその数の和を返す関数が返されたす。そしお、その関数をすぐにmに適甚しお、n + mの和を埗たす。 このトリックはカリヌ化( Currying )ず呌ばれ、蚀語自䜓は技術的に単䞀匕数の関数しか蚱さないにもかかわらず、耇数匕数を達成する方法です。 関数が1぀の匕数しか取らない蚀語に耇数の匕数を远加する方法がわかったので、他の拡匵を怜蚎できたす。より倚くのプログラミング構造を䜜るためには、制埡フロヌを蚘述するだけでなく、新しい倀も䜜る必芁がありたす。 今たでに䜜った倀は、(1)恒等匏関数、(2)恒等匏関数を返す関数、(3)定数関数を返す関数だけです。 最初に䜜成する倀は論理倀のtrueずfalseです。たずtrueを恒等匏ず定矩し、falseを恒等匏を返す関数ず定矩しおもよいのですが、それではこれらの定矩を有甚なものにするのは難しいでしょう。 そうではなく、trueずfalseを定矩する前に、仮にtrueずfalseがあったずしお、それを䜿っお䜕をしたいのか? 望たしい性質の1぀は、䜕らかの圢でifを実行できるこずです。ifは、論理倀、"then"倀、"else"倀の3぀の匕数を取る関数ず考えられたす。 ifはキヌワヌドではなく、単なるシンボルであるこずに泚意しおください。"cond" が真であるずき、次のように定矩したい。 次のようになりたす。 そしお、"cond "がfalseのずきは 次のようになりたす。 ここたで来るず、trueはパラメヌタ t ずパラメヌタ f の2぀のパラメヌタを持ち、tを返す関数だず思えばいいのです。 そしお、falseは、パラメヌタ t ずパラメヌタ f の2぀のパラメヌタを持ち、fを返す関数ず考えられたす。 そう考えるず、ifを定矩するのは簡単です。 ここでは、論理倀自䜓(condずいう名前)がすべおの手間のかかる䜜業を行っおいたす。論理倀はAずBの䞡方に枡されたす。論理倀がtrueの堎合は、Aを返し、論理倀がfalseの堎合はBを返す必芁がありたす。trueずfalseを慎重に定矩するず、このようになりたす。 [TODO: 芁修正...ずりあえず、thenずelseの倀が䞡方評䟡されないように、䜕らかの圢で遅延評䟡(lazy evaluation)を想定すべきです(無限ルヌプを匕き起こす可胜性がありたす)] 真ず停の適切な定矩ができたので、他の論理挔算も簡単に定矩できるようになりたした。これは、以前Javaで行ったlessThanや他の関係する関数の挔習を思い起こさせたす。 not: 論理倀に察するnot挔算 もうお気づきかもしれたせんが、"if" は実は必芁ありたせん。なぜなら、"if" をカットしお、倀を盎接論理倀に枡せばよいからです。 ifを䜿うのは、単に可読性を高めるためのスタむル䞊の問題です。 and: 2぀のブヌル倀の論理和 bが真ならcを返し、そうでなければ停を返す、したがっお、bずcがずもに真のずきのみ真を返す or:論理和挔算:bずcの䞡方が停のずきのみ停を返す xor:論理的排他的論理和挔算:bずcが異なるずき真,それ以倖は停を返す。 bool-eq: 論理的な等倀性: bずcが同じ倀であれば真を返す。 èš»:beq は not (xor b c) ずも曞けたす。 チャヌチ数--すべおのn>=0の堎合:n番目のチャヌチ数は「れロ」倀zを取り蟌み、そのれロ倀に察しお䞎えられた「埌継」関数sをn回適甚したす。代数孊的に蚀えば、0=z(すなわち、zにsを適甚しないです)、1 = s(z), 2 = s(s(z)), 3 = s(s(s(z))), ... ずなりたす。 successor function: 䞎えられた数字にもう䞀回successorを適甚したす。 is-zero?:枡された数字がれロに等しい堎合に真を返したす。これは、れロ関数を「真」、埌継関数を垞に「停」を返す関数にするこずで実珟されおいたす。したがっお、trueはsuccessorが0回適甚されたずきのみ結果ずなりたす。 カリヌ化を䜿ったかわいらしいバヌゞョンずしおは、 { n (and false) true } がありたすが、こちらの方がわかりやすいかもしれたせん。 addition:nずmの和を返す [TODO: この長い圢匏も芋たこずがありたすが、なぜこれが䜿われるのかはよくわかりたせん:] 。 multiplication: nずmの積を返したす。「自分にnを足す」操䜜を0にm回適甚するこずによっお行われたす。 自然数の环乗: n を m 乗したす。 匕き算はもっず厄介なので,たずペアを定矩する必芁がありたす。 ペアの1番目の芁玠を取り出す ペアの2番目の芁玠を取り出す cons, car, cdr: ペアをリストずしお考える堎合 さお、枛算の話に戻りたしょう。重芁なのは、数の組 (a, b) を受け取っお (a+1, a) を返す操䜜から始めるこずです。 ここで、(0, 0)を0ずしお、next-pairをsuccessor 関数ずしおスタヌトするず、successor 関数をn回適甚するず、次のようになるこずに泚意しおください。 èš»:(n next-pair(pair 0 0))は、n> = 1の堎合はペア(n、n --1)を生成し、n = 0の堎合は(0、0)を生成したす。 n> = 1の堎合はn-1、n = 0の堎合は0になるために、このペアの2番目の芁玠を取埗する必芁がありたす。 これがたさにpredecessorの実装方法です。 subtraction: n − m {\displaystyle n-m} を返す; ただし、その倀が負になる堎合は、代わりに 0 が返される 枛算ができるようになったので、数を比范するこずができるようになりたした。 n は m より倧きいか等しいか? n が m 以䞋か? n が m より小さいか? nがmより倧きいか? equal: nずmは同じ数か? not-equal: nずmは異なる数か? div: 分子 n ず分母 d が䞎えられたら、商を返す。 mod: 分子nず分母dを䞎えお䜙りを返す。 䞍動点Yコンビネヌタヌ(コヌル・バむ・バリュヌ(call-by-value)),再垰性を実珟するために Y: fixの別名 [TODO: この拡匵に぀いお議論したす。ラムダ蚈算を拡匵しお、プログラミング蚀語のモデルを䜜るのが䞀般的です。このモデルは、Javaが安党な蚀語であるこずを蚌明するために䜿われたした(理論的には、このモデルは実装を考慮しおいたせん。]
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"あるプログラミング蚀語のセマンティクスが䞎えられれば、他のプログラミング蚀語をそのベヌス蚀語の芳点から蚘述するオプションがありたす。぀たり、あるプログラミング蚀語のセマンティクスを指定する1぀の方法は、それを他の蚀語ず関連付けるこずです。しかし、この堎合、元のベヌスずなる蚀語を䜕にするかずいうブヌトストラップ問題が発生したす。プログラミング蚀語の研究者は、この問題を、元々は論理孊のために発明された数孊モデルでありながら、蚈算機ぞの劇的な応甚を可胜にするものを䜿うこずで解決した。ラムダ蚈算です。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ラムダ蚈算ずは、1920幎代から30幎代にかけおアロンゟ・チャヌチやクリヌネらによっお発明されたもので、チュヌリング完党蚀語を蚘述する䞊で最も単玔なものの1぀です。関数ずいう単䞀の倀を持ち、関数の定矩ず関数の呌出しずいう2぀の操䜜しか持たない蚀語です。さらに単玔化するず、関数は1぀のパラメヌタしか持぀こずができたせん。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ここでは、関数を匕数ずしお受け取り、他の関数を倀ずしお返す関数に぀いお考えおみたしょう。非垞に抜象的な抂念ですが、これから説明するように、巧劙な定矩によっお、私たちが普段䜿っおいるプログラミング蚀語に近い圢で蚀語を構築できたす。䟋えば、これから玹介する最初のトリックの1぀は、各関数が1぀の匕数しかずれないにもかかわらず、耇数の匕数をずるこずができるずいう同じ結果を埗るための方法です。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ラムダ蚈算を扱う前に、より暙準的なプログラミング蚀語でのパズルから始めたしょう。Javaには二項挔算子\"<\"しかなく、\">\"、\">=\"、\"<=\"挔算子を䞎える関数を定矩する必芁があったずしたす。たた、単項挔算子もありたせんが、if文はただありたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "たず、䞎えられたものを芋おみたしょう。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "私たちの課題はgreaterThan、greaterThanOrEqualTo、lessThanOrEqualToを定矩するこずです。このパズルでは、lessThanの呌出しずif文の䜿甚、そしおブヌル倀の返り倀しかできないこずを忘れないでください。この先を読む前に、どのようなこずができるかを考えおみおください。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "はじめの関数はそれほど耇雑ではありたせん。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "これは、 b < a {\\displaystyle b<a} があるずきはい぀でも、 a > b {\\displaystyle a>b} があるこずをすでに知っおいるため、うたくいきたす。同様の理由でgreaterThanOrEqualToずlessThanOrEqualToの実装を曞けたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "greaterThanOrEqualToの定矩では、実質的にlessThanの結果を吊定しおいたす。したがっお、 a ≮ b {\\displaystyle a\\not <b} のずきは true を返し、 a < b {\\displaystyle a<b} のずきは false を返したす。しかし、 a ≮ b {\\displaystyle a\\not <b} のずきは、 a ≥ b {\\displaystyle a\\geq b} がわかっおいるので、これは真を返さなければならない堎合であり、真を返すのです。同様に、 a < b {\\displaystyle a<b} のずき、 a g e b {\\displaystyle ageb} はありえないこずが分かっおいるので、正しくfalseを返したす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "これらの定矩が䞎えられれば、equalToずnotEqualToを定矩できたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "私たちは今、ラムダ蚈算の挔算を構築するための方法を考え始めおいたす。<ず==だけでなく、数倀、ブヌリアン、数倀に察するすべおの挔算、すべおの関係挔算、リンクリスト、if匏、ルヌプ構成、さらには出力やその他の副䜜甚のモデルも発明する必芁がありたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "以䞋は、完党なラムダ蚈算蚀語の文法です。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "たた、省略圢を䜜成できるようにするために、別の蚘法を玹介したす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "このような「let」が行われた埌、識別子は右蟺の匏に展開されるはずです。たた、別の圢の括匧を入れるが、これはすでに定矩されおいる䞭括匧ず䜕ら倉わりはありたせん。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "この蚀語には句読点( punctuation )があたりないため、倚くの括匧が䜿甚されたす。そこで、2぀の異なるタむプの括匧を蚱可するこずで、可読性を向䞊させたす(グルヌプの開始ず終了を芖芚的に䞀臎させるこずができるため)。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "最埌に、識別子はどのような文字の䞊びでも構いたせんが、それが既に他の䜕かを意味するトヌクンでないこずが条件です。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "぀たり、䞀般的なプログラミング蚀語ず異なり、ラムダ蚈算では、「i」「x」「y1」「reminder」「theReturnValue」がすべお識別子であるように、「0」「+」「%」「15」などが有効な識別子ずなるのです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "行のコメントには \";\" を䜿う。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "ラムダ蚈算の芏則の指定を、仮想的なJavaのような蚀語ずの比范から始めるこずにしたす。抜象化ルヌルです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "を䜿うず、新しい関数を䜜られたす。ラムダ「λ」蚘号は、新しい関数が定矩されるこずを瀺し、それに続く識別子は、そのパラメヌタの名前です。ドット\". \"の埌に続く匏は、パラメヌタずスコヌプ内の他の倉数を参照するこずができる匏です。なお、ラムダ蚈算では、関数には名前がありたせん。もし名前を付けたい堎合は、「let」圢匏で省略圢を䜜るだけにしおおく必芁がありたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "ここたでのずころでは、あたり䜕も定矩できないようです。最初に思い぀くのは、恒等匏関数でしょう。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "぀たり、この関数を指定したxに察しお、xが返されたす。 垞に&lambda;xを曞く代わりに。 x 恒等関数を䜿甚するたびに、省略圢を䜜成できたす", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "次に、代わりに Identity を参照したす。これは、構文的に重い&lambda;x. xを参照するのず同じです。。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "Javaでは、同じ定矩は次のようになりたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "ラムダ蚈算の倀や型は関数だけなので、匕数も戻り倀も仮想的な「関数」型です。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "ルヌルを適甚", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "は、関数を適甚(たたは呌出す)できたす。䟋えば、fが関数で、aがその匕数であったずしたす。fをaに適甚するには、䞡者を䞊べるだけでよい。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "括匧はグルヌプ化を提䟛するだけであり、fずaはすでに終端芁玠なので、以䞋のものはすべお䞊蚘ず等䟡です。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "仮にfがJavaのような仮想の蚀語におけるFunctionのむンスタンスであったずしたす。関数適甚はこのように曞くこずができるでしょう。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "ずいうのは、「fをaに圓おはめる」ずいう意味になりたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "実際の応甚のセマンティクスは眮換芏則(β-リダクション(β-reduction)ルヌルずも呌ばれたす)です。f がラムダ関数で a が䜕らかの倀であり、それらが䞊眮されたずき、適甚が行われたす。䟋えば f のパラメヌタが x ずいう名前で、䜕らかの匏 expr が x を䜿っおいたずしたす。そのずき", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "次ず同じになる", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "アプリケヌションでは、xの出珟箇所をすべおaに眮換えられたす。この眮換を次のように曞きたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "先ほどの恒等匏関数があれば、それを芁玠に適甚できたす。そこで", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "これず同じです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "これず同じです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "ずなり、代入埌は", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "たた", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "ずいうのず同じです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "これず同じです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "ずなり、代入埌は", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "であり、぀たりは恒等匏関数そのものです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "巊から右", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "珟圚のずころ、ラムダ蚈算ができるこずは、恒等関数を䜜っお自分自身に適甚するこず以䞊のこずはできないように思えたす。この蚀語をさらに䜿いこなすには、抜象化操䜜をそれ自䜓が真の操䜜であるず考えるようにする必芁がありたす。䟋えば、恒等関数を定矩する代わりに、恒等関数を䜜る関数を定矩しおみたしょう。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "これは、「任意のyが䞎えられたら、そのID関数を返す」ず解釈すべきです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "これたでのラムダ関数本䜓では、パラメヌタを返すだけでした。䞊の䟋では、もう䞀぀の遞択肢ずしお、自分が定矩されおいる関数のパラメヌタを返すずいうものがあるこずがわかりたす。䟋えば、次のような堎合はどうだろうか?", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "この関数は、\"任意のyが䞎えられるず、任意のxが䞎えられるず、垞にyを返す関数を返す \"ず解釈すべきです。぀たり、数孊でグラフ䞊の氎平線ずしお衚珟される定数関数を䜜るのです。(グラフ䞊の恒等関数は、代わりに原点を通る45床の角床の線ずなりたす)。このセクションでは、この新しいオプションによっお、どのように豊かな抂念を衚珟するこずができるかを玹介したす。特に、耇数の匕数を取る関数のシミュレヌションを行う方法を玹介したす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "匕数を1぀しか取らない関数から、耇数の匕数を取る関数をシミュレヌトする方法ずしお、すべおの匕数を1぀の単䜍にたずめ(耇玠数が2぀の浮動小数点数を含むように)、その単䜍を枡すずいう考え方がありたす。このような手法は、タプルの手法ず蚀えたす。実際に耇数の倀の集たりである匕数を枡すこずができる限り、最初にそれらの耇数の倀を枡すこずず䜕ら倉わりはないのです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "タプル技法は䜿えたすが、ラムダ蚈算にはタプル型がありたせん。唯䞀の型は、単䞀の匕数を受け取る関数です。しかし、䞊のxずyを䜿う2぀の関数を思い出しおください。λy関数がλx関数を生成するので、λx関数はxずyのどちらかを䜿えたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "この問題を考える䞀぀の方法は、特定の䟋に泚目するこずです。぀たり、匕数a, b, cを受け取り、それらの倀を含む䜕らかの蚈算を行う新しい関数を定矩したいずしたす。この関数は機械ず考えられたす。ラムダ蚈算では、この機械は1぀の倀しか取り蟌めないずいう制限がありたす。しかし、䜕を返すかに぀いおは厳密な制限はありたせん。぀たり、aしか取り蟌めない機械は、bやcを知らないので、目的の蚈算をするこずができないです、ずたず考えたす。しかし、aを知っおいるので、aを知る新しい機械を返せたす。その機械もパラメヌタを受け取るので、それをbずしたす。したがっお、今あなたはaずbを知っおいるがcを知っおいない機械を手に入れたした。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "この抂念をわかりやすくするために、足し算ができる機械を䜜りたいずしたす。぀たり、「任意のnずmが䞎えられたら、n+mの和を返す」ずいうような関数です。たず、もっず原始的な関数であるcreate-adderを䜜れば、そのような効果を埗られたす。ここではただcreate-adderを実装したせんが、以䞋のような仕様で存圚するず仮定したす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "create-adderが存圚するず仮定すれば、足し算を定矩するのは些现なこずです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "たず、「+」に惑わされないでください。これは、他の識別子ず同じように単なる蚘号です。この関数の略称を「+」ではなく、「プラス」や「アド」ずするこずもできるのです。では、「+」機胜そのものは䜕なのか。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "読み方は、「+」です。\"任意のnが䞎えられたずき、任意のmが䞎えられたずき、n+mを返す関数を返す \"です。5ず4が倀ずしお定矩されおいるず仮定するず(この方法はすぐに玹介したす)、\"+\"はそれらを足すために䜿うこずができるのです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "ここで、たず「+」を5に適甚し、その結果を4に適甚したす。「+」は䞊䜍では2぀の匕数を取るず考えられるので、カッコをいく぀か倖すず分かりやすくなりたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "を5に適甚し、その結果を4に適甚するずいう意味に倉わりはありたせん(この堎合、括匧をすべお削陀しおも同じ意味になりたす)。このような関数の呌び方は、前眮蚘法ずも同じです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "しかし、「+」関数は具䜓的にどのようにしお「n+m」を返しおいるのでしょうか。本䜓はこうなっおいたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "ここで、create-adderにはnが枡されたす。定矩によれば、任意の数が䞎えられるず、nずその数の和を返す関数が返されたす。そしお、その関数をすぐにmに適甚しお、n + mの和を埗たす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "このトリックはカリヌ化( Currying )ず呌ばれ、蚀語自䜓は技術的に単䞀匕数の関数しか蚱さないにもかかわらず、耇数匕数を達成する方法です。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "関数が1぀の匕数しか取らない蚀語に耇数の匕数を远加する方法がわかったので、他の拡匵を怜蚎できたす。より倚くのプログラミング構造を䜜るためには、制埡フロヌを蚘述するだけでなく、新しい倀も䜜る必芁がありたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "今たでに䜜った倀は、(1)恒等匏関数、(2)恒等匏関数を返す関数、(3)定数関数を返す関数だけです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "最初に䜜成する倀は論理倀のtrueずfalseです。たずtrueを恒等匏ず定矩し、falseを恒等匏を返す関数ず定矩しおもよいのですが、それではこれらの定矩を有甚なものにするのは難しいでしょう。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "そうではなく、trueずfalseを定矩する前に、仮にtrueずfalseがあったずしお、それを䜿っお䜕をしたいのか?", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "望たしい性質の1぀は、䜕らかの圢でifを実行できるこずです。ifは、論理倀、\"then\"倀、\"else\"倀の3぀の匕数を取る関数ず考えられたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "ifはキヌワヌドではなく、単なるシンボルであるこずに泚意しおください。\"cond\" が真であるずき、次のように定矩したい。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "次のようになりたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "そしお、\"cond \"がfalseのずきは", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "次のようになりたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "ここたで来るず、trueはパラメヌタ t ずパラメヌタ f の2぀のパラメヌタを持ち、tを返す関数だず思えばいいのです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "そしお、falseは、パラメヌタ t ずパラメヌタ f の2぀のパラメヌタを持ち、fを返す関数ず考えられたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "そう考えるず、ifを定矩するのは簡単です。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "ここでは、論理倀自䜓(condずいう名前)がすべおの手間のかかる䜜業を行っおいたす。論理倀はAずBの䞡方に枡されたす。論理倀がtrueの堎合は、Aを返し、論理倀がfalseの堎合はBを返す必芁がありたす。trueずfalseを慎重に定矩するず、このようになりたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "[TODO: 芁修正...ずりあえず、thenずelseの倀が䞡方評䟡されないように、䜕らかの圢で遅延評䟡(lazy evaluation)を想定すべきです(無限ルヌプを匕き起こす可胜性がありたす)]", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "真ず停の適切な定矩ができたので、他の論理挔算も簡単に定矩できるようになりたした。これは、以前Javaで行ったlessThanや他の関係する関数の挔習を思い起こさせたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "not: 論理倀に察するnot挔算", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "もうお気づきかもしれたせんが、\"if\" は実は必芁ありたせん。なぜなら、\"if\" をカットしお、倀を盎接論理倀に枡せばよいからです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "ifを䜿うのは、単に可読性を高めるためのスタむル䞊の問題です。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "and: 2぀のブヌル倀の論理和 bが真ならcを返し、そうでなければ停を返す、したがっお、bずcがずもに真のずきのみ真を返す", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "or:論理和挔算:bずcの䞡方が停のずきのみ停を返す", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "xor:論理的排他的論理和挔算:bずcが異なるずき真,それ以倖は停を返す。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "bool-eq: 論理的な等倀性: bずcが同じ倀であれば真を返す。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "èš»:beq は not (xor b c) ずも曞けたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "チャヌチ数--すべおのn>=0の堎合:n番目のチャヌチ数は「れロ」倀zを取り蟌み、そのれロ倀に察しお䞎えられた「埌継」関数sをn回適甚したす。代数孊的に蚀えば、0=z(すなわち、zにsを適甚しないです)、1 = s(z), 2 = s(s(z)), 3 = s(s(s(z))), ... ずなりたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "successor function: 䞎えられた数字にもう䞀回successorを適甚したす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "is-zero?:枡された数字がれロに等しい堎合に真を返したす。これは、れロ関数を「真」、埌継関数を垞に「停」を返す関数にするこずで実珟されおいたす。したがっお、trueはsuccessorが0回適甚されたずきのみ結果ずなりたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "カリヌ化を䜿ったかわいらしいバヌゞョンずしおは、 { n (and false) true } がありたすが、こちらの方がわかりやすいかもしれたせん。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "addition:nずmの和を返す", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "[TODO: この長い圢匏も芋たこずがありたすが、なぜこれが䜿われるのかはよくわかりたせん:] 。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "multiplication: nずmの積を返したす。「自分にnを足す」操䜜を0にm回適甚するこずによっお行われたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "自然数の环乗: n を m 乗したす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "匕き算はもっず厄介なので,たずペアを定矩する必芁がありたす。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "ペアの1番目の芁玠を取り出す", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "ペアの2番目の芁玠を取り出す", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "cons, car, cdr: ペアをリストずしお考える堎合", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "さお、枛算の話に戻りたしょう。重芁なのは、数の組 (a, b) を受け取っお (a+1, a) を返す操䜜から始めるこずです。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "ここで、(0, 0)を0ずしお、next-pairをsuccessor 関数ずしおスタヌトするず、successor 関数をn回適甚するず、次のようになるこずに泚意しおください。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "èš»:(n next-pair(pair 0 0))は、n> = 1の堎合はペア(n、n --1)を生成し、n = 0の堎合は(0、0)を生成したす。 n> = 1の堎合はn-1、n = 0の堎合は0になるために、このペアの2番目の芁玠を取埗する必芁がありたす。 これがたさにpredecessorの実装方法です。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "subtraction: n − m {\\displaystyle n-m} を返す; ただし、その倀が負になる堎合は、代わりに 0 が返される", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "枛算ができるようになったので、数を比范するこずができるようになりたした。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "n は m より倧きいか等しいか?", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "n が m 以䞋か?", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "n が m より小さいか?", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "nがmより倧きいか?", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "equal: nずmは同じ数か?", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "not-equal: nずmは異なる数か?", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "div: 分子 n ず分母 d が䞎えられたら、商を返す。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "mod: 分子nず分母dを䞎えお䜙りを返す。", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "䞍動点Yコンビネヌタヌ(コヌル・バむ・バリュヌ(call-by-value)),再垰性を実珟するために", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "Y: fixの別名", "title": "プログラミング蚀語の意味論" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "[TODO: この拡匵に぀いお議論したす。ラムダ蚈算を拡匵しお、プログラミング蚀語のモデルを䜜るのが䞀般的です。このモデルは、Javaが安党な蚀語であるこずを蚌明するために䜿われたした(理論的には、このモデルは実装を考慮しおいたせん。]", "title": "プログラミング蚀語の意味論" } ]
null
{{Nav}} == プログラミング蚀語の意味論 == 意味論ずは、倧雑把に蚀えば、ab+c、"ab "+"c"、mult(5,4)ずいった蚘号矀に䞎えられた意味です。 䟋えば、5ず4を足すずいう構文を衚珟するには、こう蚀えたす。5ず4の間に "+"蚘号を入れれば、"5 + 4 "ずなりたす。しかし、「54」の意味論も定矩しおおかなければなりたせん。算術的な意味論で蚀えば、54は9の衚珟等䟡です。 コンピュヌタサむ゚ンスでは、プログラミング蚀語の䜜者は、'+'の定矩を䜿うこずも、新しく䜜るこずも「可胜」です。䟋えば、「」は算術的な匕き算-ず定矩できたす。しかし、より䞀般的には、耇玠数や、「123a」、「aFsd」、「./etc」のような文字列蚘号の䞊びに察する関数ある倀を取り蟌んで別の倀を出力したすずしお定矩されるこずが倚いようです。 意味論は、単なる理論や哲孊ではありたせん。プログラミング蚀語の特性の倚くは、厳密な解析によっおのみ決定されたす。䟋えば、"このプログラミング蚀語は安党である "ずいうような発蚀をしたい。しかし、あるプログラミング蚀語が安党であるこずを蚌明するには、その蚀語の文法に぀いおの議論だけでは䞍十分です。安党性の正匏な蚌明がなければ、システムは、倚くの別々の盞互䜜甚する関心事がもたらす予期せぬ結果に察しお脆匱になりかねないのです。このような蚌明を行う䞀぀の方法は、数孊的モデルを甚いるこずです。 あるプログラミング蚀語のセマンティクスが䞎えられれば、他のプログラミング蚀語をそのベヌス蚀語の芳点から蚘述するオプションがありたす。぀たり、あるプログラミング蚀語のセマンティクスを指定する1぀の方法は、それを他の蚀語ず関連付けるこずです。しかし、この堎合、元のベヌスずなる蚀語を䜕にするかずいうブヌトストラップ問題が発生したす。プログラミング蚀語の研究者は、この問題を、元々は論理孊のために発明された数孊モデルでありながら、蚈算機ぞの劇的な応甚を可胜にするものを䜿うこずで解決した。ラムダ蚈算です。 ラムダ蚈算ずは、1920幎代から30幎代にかけお[[W:アロンゟ・チャヌチ|アロンゟ・チャヌチ]]や[[W:スティヌノン・コヌル・クリヌネ|クリヌネ]]らによっお発明されたもので、チュヌリング完党蚀語を蚘述する䞊で最も単玔なものの1぀です。関数ずいう単䞀の倀を持ち、関数の定矩ず関数の呌出しずいう2぀の操䜜しか持たない蚀語です。さらに単玔化するず、関数は1぀のパラメヌタしか持぀こずができたせん。 ここでは、関数を匕数ずしお受け取り、他の関数を倀ずしお返す関数に぀いお考えおみたしょう。非垞に抜象的な抂念ですが、これから説明するように、巧劙な定矩によっお、私たちが普段䜿っおいるプログラミング蚀語に近い圢で蚀語を構築できたす。䟋えば、これから玹介する最初のトリックの1぀は、各関数が1぀の匕数しかずれないにもかかわらず、耇数の匕数をずるこずができるずいう同じ結果を埗るための方法です。 === 操䜜を䜜り䞊げる === ラムダ蚈算を扱う前に、より暙準的なプログラミング蚀語でのパズルから始めたしょう。Javaには二項挔算子"<"しかなく、">"、">="、"<="挔算子を䞎える関数を定矩する必芁があったずしたす。たた、単項挔算子もありたせんが、if文はただありたす。 たず、䞎えられたものを芋おみたしょう。 :<syntaxhighlight lang=java> // < - Returns true if a is less than b public static boolean lessThan(int a, int b) { ... } </syntaxhighlight> 私たちの課題はgreaterThan、greaterThanOrEqualTo、lessThanOrEqualToを定矩するこずです。このパズルでは、lessThanの呌出しずif文の䜿甚、そしおブヌル倀の返り倀しかできないこずを忘れないでください。この先を読む前に、どのようなこずができるかを考えおみおください。 はじめの関数はそれほど耇雑ではありたせん。 :<syntaxhighlight lang=java> // > - Returns true if a is greater than b public static boolean greaterThan(int a, int b) { return lessThan(b, a); } </syntaxhighlight> これは、<math>b < a</math> があるずきはい぀でも、<math>a > b</math> があるこずをすでに知っおいるため、うたくいきたす。同様の理由でgreaterThanOrEqualToずlessThanOrEqualToの実装を曞けたす。 :<syntaxhighlight lang=java> // >= - Returns true if a is greater than or equal to b public static boolean greaterThanOrEqualTo(int a, int b) { return not(lessThan(a, b)); } // <= - Returns true if a is less than or equal to b public static boolean lessThanOrEqualTo(int a, int b) { return greaterThanOrEqualTo(b, a); } // ! - Returns the negation of b public static boolean not(boolean b) { if (b) return false; else return true; } </syntaxhighlight> greaterThanOrEqualToの定矩では、実質的にlessThanの結果を吊定しおいたす。したがっお、<math>a \not < b</math> のずきは true を返し、<math>a < b</math> のずきは false を返したす。しかし、<math>a \not < b</math> のずきは、<math>a\ge b</math> がわかっおいるので、これは真を返さなければならない堎合であり、真を返すのです。同様に、<math>a < b</math> のずき、<math>age b</math> はありえないこずが分かっおいるので、正しくfalseを返したす。 これらの定矩が䞎えられれば、equalToずnotEqualToを定矩できたす。 :<syntaxhighlight lang=java> // == - Returns true if a equals b public static boolean equalTo(int a, int b) { if (greaterThanOrEqualTo(a, b)) return greaterThanOrEqualTo(b, a); else return false; } // != - Returns true if a does not equal b public static boolean notEqualTo(int a, int b) { return not(equalTo(a, b)); } </syntaxhighlight> 私たちは今、ラムダ蚈算の挔算を構築するための方法を考え始めおいたす。<code><</code>ず<code>==</code>だけでなく、数倀、ブヌリアン、数倀に察するすべおの挔算、すべおの関係挔算、リンクリスト、if匏、ルヌプ構成、さらには出力やその他の副䜜甚のモデルも発明する必芁がありたす。 ===ラムダ蚈算の組蟌み挔算=== 以䞋は、完党なラムダ蚈算蚀語の文法です。 :<syntaxhighlight lang="ebnf"> expr ::= "λ" id "." expr (* abstraction, anonymous function definition *) expr ::= expr expr (* application, calling a function *) expr ::= id (* variable use *) expr ::= "(" expr ")" (* grouping *) </syntaxhighlight> たた、省略圢を䜜成できるようにするために、別の蚘法を玹介したす。 :<syntaxhighlight lang="ebnf"> definition ::= "let" id "=" expr </syntaxhighlight> このような「let」が行われた埌、識別子は右蟺の匏に展開されるはずです。たた、別の圢の括匧を入れるが、これはすでに定矩されおいる䞭括匧ず䜕ら倉わりはありたせん。 :<syntaxhighlight lang="ebnf"> expr ::= "[" expr "]" </syntaxhighlight> この蚀語には句読点( ''punctuation'' )があたりないため、倚くの括匧が䜿甚されたす。そこで、2぀の異なるタむプの括匧を蚱可するこずで、可読性を向䞊させたすグルヌプの開始ず終了を芖芚的に䞀臎させるこずができるため。 最埌に、識別子はどのような文字の䞊びでも構いたせんが、それが既に他の䜕かを意味するトヌクンでないこずが条件です。 :<syntaxhighlight lang="ebnf"> id ::= ? any printable, non-whitespace characters except ()[]=.;, "let", and "" ? </syntaxhighlight> ぀たり、䞀般的なプログラミング蚀語ず異なり、ラムダ蚈算では、「i」「x」「y1」「reminder」「theReturnValue」がすべお識別子であるように、「0」「+」「%」「15」などが有効な識別子ずなるのです。 行のコメントには ";" を䜿う。 ==== 抜象化 関数の定矩 ==== ラムダ蚈算の芏則の指定を、仮想的なJavaのような蚀語ずの比范から始めるこずにしたす。抜象化ルヌルです。 :<syntaxhighlight lang="ebnf"> expr ::= "&lambda;" id "." expr </syntaxhighlight> を䜿うず、新しい関数を䜜られたす。ラムダ「&lambda;」蚘号は、新しい関数が定矩されるこずを瀺し、それに続く識別子は、そのパラメヌタの名前です。ドット". "の埌に続く匏は、パラメヌタずスコヌプ内の他の倉数を参照するこずができる匏です。なお、ラムダ蚈算では、関数には名前がありたせん。もし名前を付けたい堎合は、「let」圢匏で省略圢を䜜るだけにしおおく必芁がありたす。 ここたでのずころでは、あたり䜕も定矩できないようです。最初に思い぀くのは、恒等匏関数でしょう。 &lambda;x. x ぀たり、この関数を指定したxに察しお、xが返されたす。 垞に<code>lambda;xを曞く代わりに。 x </code>恒等関数を䜿甚するたびに、省略圢を䜜成できたす let identity = &lambda;x. x 次に、代わりに<code> Identity </code>を参照したす。これは、構文的に重い<code>lambda;x. x</code>を参照するのず同じです。。 Javaでは、同じ定矩は次のようになりたす。 :<syntaxhighlight lang=java> public static Function identity(Function x) { return x; } </syntaxhighlight> ラムダ蚈算の倀や型は関数だけなので、匕数も戻り倀も仮想的な「関数」型です。 ====適甚 関数呌出し==== ルヌルを適甚 :<syntaxhighlight lang="ebnf"> expr ::= expr expr </syntaxhighlight> は、関数を''適甚''たたは''呌出す''できたす。䟋えば、fが関数で、aがその匕数であったずしたす。fをaに適甚するには、䞡者を䞊べるだけでよい。 f a 括匧はグルヌプ化を提䟛するだけであり、''f''ず''a''はすでに終端芁玠なので、以䞋のものはすべお䞊蚘ず等䟡です。 f(a) (f a) ((f) a) ((f) (a)) (f)a 仮に''f''がJavaのような仮想の蚀語におけるFunctionのむンスタンスであったずしたす。関数適甚はこのように曞くこずができるでしょう。 f.apply(a) ずいうのは、「''f''を''a''に圓おはめる」ずいう意味になりたす。 =====β-リダクション===== 実際の応甚のセマンティクスは眮換芏則''β-リダクション(&beta;-reduction'')ルヌルずも呌ばれたすです。f'' がラムダ関数で ''a'' が䜕らかの倀であり、それらが䞊眮されたずき、適甚が行われたす。䟋えば ''f'' のパラメヌタが ''x'' ずいう名前で、䜕らかの匏 ''expr'' が ''x'' を䜿っおいたずしたす。そのずき f a 次ず同じになる (&lambda;x. expr) a アプリケヌションでは、''x''の出珟箇所をすべお''a''に眮換えられたす。この眮換を次のように曞きたす。 expr [a/x] 先ほどの恒等匏関数があれば、それを芁玠に適甚できたす。そこで identity a これず同じです。 (&lambda;x. x) a これず同じです。 x [a/x] ずなり、代入埌は a たた identity identity ずいうのず同じです。 (&lambda;x. x) (&lambda;x. x) これず同じです。 x [(&lambda;x. x)/x] ずなり、代入埌は (&lambda;x. x) であり、぀たりは恒等匏関数そのものです。 =====優先順䜍===== 巊から右 ===耇数の匕数ず字句のスコヌプ=== 珟圚のずころ、ラムダ蚈算ができるこずは、恒等関数を䜜っお自分自身に適甚するこず以䞊のこずはできないように思えたす。この蚀語をさらに䜿いこなすには、抜象化操䜜をそれ自䜓が真の操䜜であるず考えるようにする必芁がありたす。䟋えば、恒等関数を定矩する代わりに、恒等関数を䜜る関数を定矩しおみたしょう。 &lambda;y. &lambda;x. x これは、「任意のyが䞎えられたら、そのID関数を返す」ず解釈すべきです。 これたでのラムダ関数本䜓では、パラメヌタを返すだけでした。䞊の䟋では、もう䞀぀の遞択肢ずしお、自分が定矩されおいる関数のパラメヌタを返すずいうものがあるこずがわかりたす。䟋えば、次のような堎合はどうだろうか &lambda;y. &lambda;x. y この関数は、"任意のyが䞎えられるず、任意のxが䞎えられるず、垞にyを返す関数を返す "ず解釈すべきです。぀たり、数孊でグラフ䞊の氎平線ずしお衚珟される定数関数を䜜るのです。(グラフ䞊の恒等関数は、代わりに原点を通る45床の角床の線ずなりたす)。このセクションでは、この新しいオプションによっお、どのように豊かな抂念を衚珟するこずができるかを玹介したす。特に、耇数の匕数を取る関数のシミュレヌションを行う方法を玹介したす。 匕数を1぀しか取らない関数から、耇数の匕数を取る関数をシミュレヌトする方法ずしお、すべおの匕数を1぀の単䜍にたずめ耇玠数が2぀の浮動小数点数を含むように、その単䜍を枡すずいう考え方がありたす。このような手法は、タプルの手法ず蚀えたす。実際に耇数の倀の集たりである匕数を枡すこずができる限り、最初にそれらの耇数の倀を枡すこずず䜕ら倉わりはないのです。 タプル技法は䜿えたすが、ラムダ蚈算にはタプル型がありたせん。唯䞀の型は、単䞀の匕数を受け取る関数です。しかし、䞊のxずyを䜿う2぀の関数を思い出しおください。λy関数がλx関数を生成するので、λx関数はxずyのどちらかを䜿えたす。 この問題を考える䞀぀の方法は、特定の䟋に泚目するこずです。぀たり、匕数a, b, cを受け取り、それらの倀を含む䜕らかの蚈算を行う新しい関数を定矩したいずしたす。この関数は機械ず考えられたす。ラムダ蚈算では、この機械は1぀の倀しか取り蟌めないずいう制限がありたす。しかし、䜕を返すかに぀いおは厳密な制限はありたせん。぀たり、aしか取り蟌めない機械は、bやcを知らないので、目的の蚈算をするこずができないです、ずたず考えたす。しかし、aを知っおいるので、aを知る新しい機械を返せたす。その機械もパラメヌタを受け取るので、それをbずしたす。したがっお、今あなたはaずbを知っおいるがcを知っおいない機械を手に入れたした。 この抂念をわかりやすくするために、足し算ができる機械を䜜りたいずしたす。぀たり、「任意のnずmが䞎えられたら、nmの和を返す」ずいうような関数です。たず、もっず原始的な関数であるcreate-adderを䜜れば、そのような効果を埗られたす。ここではただcreate-adderを実装したせんが、以䞋のような仕様で存圚するず仮定したす。 ''; create-adder: given n, returns a function that adds n to its argument'' let create-adder = &lambda;n. ''(details left out for the moment)'' create-adderが存圚するず仮定すれば、足し算を定矩するのは些现なこずです。 let + = &lambda;n.&lambda;m. ((create-adder n) m) たず、「+」に惑わされないでください。これは、他の識別子ず同じように単なる蚘号です。この関数の略称を「」ではなく、「プラス」や「アド」ずするこずもできるのです。では、「」機胜そのものは䜕なのか。 読み方は、「」です。"任意のnが䞎えられたずき、任意のmが䞎えられたずき、nmを返す関数を返す "です。5ず4が倀ずしお定矩されおいるず仮定するずこの方法はすぐに玹介したす、"+"はそれらを足すために䜿うこずができるのです。 ((+ 5) 4) ここで、たず「+」を5に適甚し、その結果を4に適甚したす。「+」は䞊䜍では2぀の匕数を取るず考えられるので、カッコをいく぀か倖すず分かりやすくなりたす。 (+ 5 4) を5に適甚し、その結果を4に適甚するずいう意味に倉わりはありたせんこの堎合、括匧をすべお削陀しおも同じ意味になりたす。このような関数の呌び方は、前眮蚘法ずも同じです。 しかし、「」関数は具䜓的にどのようにしお「nm」を返しおいるのでしょうか。本䜓はこうなっおいたす。 ((create-adder n) m) ここで、create-adderにはnが枡されたす。定矩によれば、任意の数が䞎えられるず、nずその数の和を返す関数が返されたす。そしお、その関数をすぐにmに適甚しお、n + mの和を埗たす。 このトリックはカリヌ化( ''Currying'' )ず呌ばれ、蚀語自䜓は技術的に単䞀匕数の関数しか蚱さないにもかかわらず、耇数匕数を達成する方法です。 ===もっずリッチな関数を䜜ろう=== 関数が1぀の匕数しか取らない蚀語に耇数の匕数を远加する方法がわかったので、他の拡匵を怜蚎できたす。より倚くのプログラミング構造を䜜るためには、制埡フロヌを蚘述するだけでなく、新しい倀も䜜る必芁がありたす。 今たでに䜜った倀は、1恒等匏関数、2恒等匏関数を返す関数、3定数関数を返す関数だけです。 ====論理倀ず条件==== 最初に䜜成する倀は論理倀の<code>true</code>ず<code>false</code>です。たず<code>true</code>を恒等匏ず定矩し、<code>false</code>を恒等匏を返す関数ず定矩しおもよいのですが、それではこれらの定矩を有甚なものにするのは難しいでしょう。 そうではなく、<code>true</code>ず<code>false</code>を定矩する前に、仮に<code>true</code>ず<code>false</code>があったずしお、それを䜿っお䜕をしたいのか 望たしい性質の1぀は、䜕らかの圢でifを実行できるこずです。<code>if</code>は、論理倀、"then"倀、"else"倀の3぀の匕数を取る関数ず考えられたす。 if cond A B ifはキヌワヌドではなく、単なるシンボルであるこずに泚意しおください。"cond" が真であるずき、次のように定矩したい。 if cond A B 次のようになりたす。 A そしお、"cond "が<code>false</code>のずきは if cond A B 次のようになりたす。 B ここたで来るず、<code>true</code>はパラメヌタ ''t'' ずパラメヌタ ''f'' の2぀のパラメヌタを持ち、tを返す関数だず思えばいいのです。 let true = &lambda;t. &lambda;f. t そしお、<code>false</code>は、パラメヌタ ''t'' ずパラメヌタ ''f'' の2぀のパラメヌタを持ち、fを返す関数ず考えられたす。 let false = &lambda;t. &lambda;f. f そう考えるず、<code>if</code>を定矩するのは簡単です。 let if = &lambda;cond. &lambda;A. &lambda;B. cond A B ここでは、論理倀自䜓<code>cond</code>ずいう名前がすべおの手間のかかる䜜業を行っおいたす。論理倀はAずBの䞡方に枡されたす。論理倀が<code>true</code>の堎合は、Aを返し、論理倀がfalseの堎合はBを返す必芁がありたす。<code>true</code>ず<code>false</code>を慎重に定矩するず、このようになりたす。 [TODO: 芁修正ずりあえず、thenずelseの倀が䞡方評䟡されないように、䜕らかの圢で遅延評䟡(''lazy evaluation'')を想定すべきです(無限ルヌプを匕き起こす可胜性がありたす)] ====論理挔算==== 真ず停の適切な定矩ができたので、他の論理挔算も簡単に定矩できるようになりたした。これは、以前[[#操䜜を䜜り䞊げる|Javaで行ったlessThanや他の関係する関数の挔習]]を思い起こさせたす。 not: 論理倀に察するnot挔算 let not = &lambda;b. if b false true もうお気づきかもしれたせんが、"if" は実は必芁ありたせん。なぜなら、"if" をカットしお、倀を盎接論理倀に枡せばよいからです。 let not = &lambda;b. b false true ifを䜿うのは、単に可読性を高めるためのスタむル䞊の問題です。 and: 2぀のブヌル倀の論理和 bが真ならcを返し、そうでなければ停を返す、したがっお、bずcがずもに真のずきのみ真を返す let and = &lambda;b. &lambda;c. if b c false or論理和挔算bずcの䞡方が停のずきのみ停を返す let or = &lambda;b. &lambda;c. if b true c xor論理的排他的論理和挔算bずcが異なるずき真それ以倖は停を返す。 let xor = &lambda;b. &lambda;c. if b (not c) c bool-eq: 論理的な等倀性: bずcが同じ倀であれば真を返す。 let bool-eq = &lambda;b. &lambda;c. if b c (not c) 蚻beq は not (xor b c) ずも曞けたす。 ====敎数==== チャヌチ数<ref>蚳蚻数孊では、チャヌチ笊号化(''Church encoding'')はラムダ蚈算でデヌタず挔算子を衚す手段です。チャヌチ数(''Church numerals'')は、ラムダ衚蚘を䜿甚した自然数の衚珟です。このメ゜ッドは、最初にラムダ蚈算でデヌタをこの方法で゚ンコヌドした[[W:アロンゟ・チャヌチ|アロンゟ・チャヌチ]](''Alonzo Church'')にちなんで名付けられたした。</ref>--すべおのn>=0の堎合n番目のチャヌチ数は「れロ」倀zを取り蟌み、そのれロ倀に察しお䞎えられた「埌継」関数sをn回適甚したす。代数孊的に蚀えば、0zすなわち、zにsを適甚しないです、1 = s(z), 2 = s(s(z)), 3 = s(s(s(z))), ... ずなりたす。 let 0 = &lambda;s. &lambda;z. z let 1 = &lambda;s. &lambda;z. s z successor function: 䞎えられた数字にもう䞀回successorを適甚したす。 let succ = &lambda;n. &lambda;s. &lambda;z. s (n s z) is-zero?枡された数字がれロに等しい堎合に真を返したす。これは、れロ関数を「真」、埌継関数を垞に「停」を返す関数にするこずで実珟されおいたす。したがっお、trueはsuccessorが0回適甚されたずきのみ結果ずなりたす。 let is-zero? = &lambda;n. n (&lambda;x. false) true カリヌ化を䜿ったかわいらしいバヌゞョンずしおは、 { n (and false) true } がありたすが、こちらの方がわかりやすいかもしれたせん。 additionnずmの和を返す let + = &lambda;n. &lambda;m. n succ m [TODO: この長い圢匏も芋たこずがありたすが、なぜこれが䜿われるのかはよくわかりたせん:] 。 let + = &lambda;s. &lambda;z. m s (n s z) multiplication: nずmの積を返したす。「自分にnを足す」操䜜を0にm回適甚するこずによっお行われたす。 let * = &lambda;n. &lambda;m. m (+ n) 0 自然数の环乗 n を m 乗したす。 let pow = &lambda;n. &lambda;m. m (* n) 1 ====リスト==== 匕き算はもっず厄介なのでたずペアを定矩する必芁がありたす。 let pair = &lambda;first. &lambda;second. &lambda;bool. bool first second ペアの1番目の芁玠を取り出す let first = &lambda;pair. pair true ペアの2番目の芁玠を取り出す let second = &lambda;pair. pair false cons, car, cdr: ペアをリストずしお考える堎合 let cons = pair let car = first let cdr = second ====枛算==== さお、枛算の話に戻りたしょう。重芁なのは、数の組 (a, b) を受け取っお (a+1, a) を返す操䜜から始めるこずです。 let next-pair = &lambda;p. pair (succ (first p)) (first p) ここで、(0, 0)を0ずしお、next-pairをsuccessor 関数ずしおスタヌトするず、successor 関数をn回適甚するず、次のようになるこずに泚意しおください。 適甚回数 ペアの倀 n で衚したペアの倀 ------------- ------------- --------------------------- n = 0 (0, 0) (n, n) n = 1 (1, 0) (n, n - 1) n = 2 (2, 1) (n, n - 1) n = 3 (3, 2) (n, n - 1) n = 4 (4, 3) (n, n - 1) èš»:n next-pairpair 0 0は、n> = 1の堎合はペアn、n --1を生成し、n = 0の堎合は0、0を生成したす。 n> = 1の堎合はn-1、n = 0の堎合は0になるために、このペアの2番目の芁玠を取埗する必芁がありたす。 これがたさにpredecessorの実装方法です。 let pred = &lambda;n. second (n next-pair (pair 0 0)) subtraction: <math>n - m</math> を返す; ただし、その倀が負になる堎合は、代わりに 0 が返される let - = &lambda;n. &lambda;m. m pred n ====関係挔算ず陀算==== 枛算ができるようになったので、数を比范するこずができるようになりたした。 n は m より倧きいか等しいか let >= = &lambda;n. &lambda;m. is-zero? (- m n) n が m 以䞋か let <= = &lambda;n. &lambda;m. >= m n n が m より小さいか let < = &lambda;n. &lambda;m. not (>= n m) nがmより倧きいか let > = &lambda;n. &lambda;m. not (>= m n) equal: nずmは同じ数か let equal = &lambda;n. &lambda;m. and (>= n m) (>= m n) not-equal: nずmは異なる数か let not-equal = &lambda;n. &lambda;m. not (equal n m) div: 分子 n ず分母 d が䞎えられたら、商を返す。 let / = &lambda;n. &lambda;d. (if (< n d) 0 ''; -- (n < d)'' (if (equal n d) 1 ''; -- (n == d)'' ''; subtract d from n until the value is < d -- (n > d)'' (n [&lambda;n'. (if (< n' d) n' (- n' d))] n))) mod: 分子nず分母dを䞎えお䜙りを返す。 let mod = &lambda;n. &lambda;d. (- n (* (/ n d) d)) ===Y-コンビネヌタヌ=== 䞍動点Yコンビネヌタヌコヌル・バむ・バリュヌ(''call-by-value'')再垰性を実珟するために let fix = &lambda;f. [&lambda;x. f (&lambda;y. x x y)] [&lambda;x. f (&lambda;y. x x y)] Y: fixの別名 let Y = fix ===モナドストレヌゞの堎所ず出力のシミュレヌト=== === プリミティブで拡匵されたラムダ蚈算機 === [TODO: この拡匵に぀いお議論したす。ラムダ蚈算を拡匵しお、プログラミング蚀語のモデルを䜜るのが䞀般的です。このモデルは、Javaが安党な蚀語であるこずを蚌明するために䜿われたした理論的には、このモデルは実装を考慮しおいたせん。 {{Nav}} == 脚蚻 == <references />
null
2022-12-11T22:34:13Z
[ "テンプレヌト:Nav" ]
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34,900
高等孊校数孊C/行列
圓ペヌゞ「高等孊校数孊C/行列」はたもなく削陀される予定です。理由は以䞋の通りです。 削陀に同意されないのであれば、方針などを確認しお、ペヌゞを適切なものに曞き換えた䞊で、このテンプレヌトを取り陀いおください。勝手に取り陀いた堎合、投皿ブロックされる恐れがありたす。
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転送 旧課皋高等孊校数孊C/行列
{{即時削陀|1=Broken redirect}} #転送 [[旧課皋高等孊校数孊C/行列]]
2022-07-06T06:41:52Z
2024-02-08T08:16:29Z
[ "テンプレヌト:即時削陀" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%95%B0%E5%AD%A6C/%E8%A1%8C%E5%88%97
35,025
プログラミング蚀語/関数型蚀語
宣蚀型プログラミング(declarative programming)の考え方は、環境の動䜜に関するルヌルを定矩し、あずは蚀語がすべお解決しおくれるようにするこずです。これは,機械に䜕をすべきかを正確に指瀺する手続き型蚀語ずは察照的です。関数型プログラミングは、宣蚀型プログラミングを実珟する方法の1぀です。その兞型的な䟋が階乗関数です。新しい関数を定矩する最初のステップは、たず些现なケヌスを凊理するこずです。次に、非自明なケヌスを、最終的に単玔なケヌスに垰着するように定矩したす。nの階乗は、nにnより1小さい階乗を掛けたものず定矩されたす。 fac 0 = 1 fac n = (fac (n-1)) * n このような単玔な実装では、forルヌプよりも倚くのメモリヌず凊理時間を消費したす(O(n)スタックスペヌスを䜿いたす)が、これは単玔な倉曎で解決できたす。コンパむラヌやむンタヌプリタヌが関数呌出しのコストを排陀するために、环算噚パラメヌタヌ(accumulator parameter)を䜿甚するのです。 facb 0 acc = acc facb n acc = facb (n-1) (n*acc) fac n = facb n 1 関数型プログラミングには倧きな甚途がありたす。関数型蚀語をコヌドのプロトタむプずしお䜿い、手続き型蚀語よりも関数型コヌドを曞いお、それが望たしい結果を生成するこずを蚌明するのは倚くの堎合簡単です。そしお、手続き型の技術を䜿っお最適化したす。関数型はバむナリツリヌを非垞に効率的にトラバヌスするこずができたす。 ラムダはアりトスコヌプで参照される倉数ぞの参照を保持し、なおか぀これらの関数を保存しお呌出し関数が長く戻ったずきに呌出すこずができるため、ラムダを䜿甚する蚀語にはガベヌゞコレクションがありたす。関数型プログラミング 「玔粋関数」を曞くこずに焊点を圓おた宣蚀型プログラミングのサブセットです。関数型プログラミングは、宣蚀型プログラミングの䞀皮です。これに察しお、C#、Visual Basic、C++、Javaなどのオブゞェクト指向プログラミング(OOP)蚀語を含む䞻流の蚀語は、䞻に呜什型(手続き型)プログラミングをサポヌトするように蚭蚈されおいたす。コンピュヌタサむ゚ンスでは、関数型プログラミングはプログラミングパラダむム(コンピュヌタプログラムの構造ず芁玠の構築スタむル)の䞀぀で、蚈算を数孊関数の評䟡ずしお扱い、状態の倉化や倉曎可胜なデヌタを回避しおいたす。宣蚀型のプログラミングパラダむムであり、プログラミングは文の代わりに匏や宣蚀で行われたす。関数型コヌドでは、関数の出力倀は関数に枡された匕数にのみ䟝存するため、匕数 x に同じ倀を指定しお関数fを2回呌出すず、毎回同じ結果 f(x) が埗られたす。これは、ロヌカルたたはグロヌバルな状態に䟝存する手続きが、同じ匕数で異なるプログラム状態から呌出されるず異なる結果を生成する堎合があるのずは察照的です。副䜜甚、すなわち関数の入力に䟝存しない状態の倉化を排陀するこずで、プログラムの挙動を理解し予枬するこずが非垞に容易になりたす。これが、関数型プログラミングの開発の䞻な動機の1぀です。 コンビネヌタヌ論理は、モヌれス・シェンフィンケルずハスケル・カリヌによっお開発された、同等の理論的基盀です。もずもずは、数孊の基瀎をより明確にするために開発されたした。コンビネヌタヌ論理は䞀般にラムダより抜象的ず認識されおおり、ラムダより先に発明されたした。
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{{Nav}} <!-- {{mergefrom|Computer Programming/Functional programming}} --> == 関数型プログラミング蚀語 == 宣蚀型プログラミング(''declarative programming'')の考え方は、環境の動䜜に関するルヌルを定矩し、あずは蚀語がすべお解決しおくれるようにするこずです。これは機械に䜕をすべきかを正確に指瀺する手続き型蚀語ずは察照的です。関数型プログラミングは、宣蚀型プログラミングを実珟する方法の1぀です。その兞型的な䟋が階乗関数です。新しい関数を定矩する最初のステップは、たず些现なケヌスを凊理するこずです。次に、非自明なケヌスを、最終的に単玔なケヌスに垰着するように定矩したす。nの階乗は、nにnより1小さい階乗を掛けたものず定矩されたす。 fac 0 = 1 fac n = (fac (n-1)) * n このような単玔な実装では、forルヌプよりも倚くのメモリヌず凊理時間を消費したす(O(n)スタックスペヌスを䜿いたす)が、これは単玔な倉曎で解決できたす。コンパむラヌやむンタヌプリタヌが関数呌出しのコストを排陀するために、环算噚パラメヌタヌ(''accumulator parameter'')を䜿甚するのです。 facb 0 acc = acc facb n acc = facb (n-1) (n*acc) fac n = facb n 1 関数型プログラミングには倧きな甚途がありたす。関数型蚀語をコヌドのプロトタむプずしお䜿い、手続き型蚀語よりも関数型コヌドを曞いお、それが望たしい結果を生成するこずを蚌明するのは倚くの堎合簡単です。そしお、手続き型の技術を䜿っお最適化したす。関数型はバむナリツリヌを非垞に効率的にトラバヌスするこずができたす。 * TODO: 䞀般的な関数型蚀語がラムダ蚈算ずどう違うか、重芁な副䜜甚に぀いお説明しなさいただし、[[Haskell]]に぀いおは蚀及するこず。 ** SchemeずMLは敎数、浮動小数点数、リスト、文字列のような型が内蔵されおいる ** Schemeはテヌルコヌル最適化を持っおいたす。 ** Schemeはcurryの代わりに耇数匕数の関数を持぀ ** Schemeは党おの構成芁玠に関数衚蚘を甚い、括匧を必芁ずしたす。 ** Schemeはハむゞェニックマクロです。 ** MLは掚論を䌎う静的型付け ** MLのパタヌンマッチ構成 ** MLは単䞀匕数の関数しか持たないがcurryingやタプルを䜿っお耇数匕数をシミュレヌトできる ** MLでは関数の呌出しにラムダ蚈算を䜿いたすが組み蟌みの構成芁玠にはキヌワヌドを䜿いたす぀たりifの関数衚蚘を䜿いたせん ラムダはアりトスコヌプで参照される倉数ぞの参照を保持し、なおか぀これらの関数を保存しお呌出し関数が長く戻ったずきに呌出すこずができるため、ラムダを䜿甚する蚀語にはガベヌゞコレクションがありたす。関数型プログラミング 「玔粋関数」を曞くこずに焊点を圓おた宣蚀型プログラミングのサブセットです。関数型プログラミングは、宣蚀型プログラミングの䞀皮です。これに察しお、[[C Sharp|C#]]、[[Visual Basic]]、[[C++]]、[[Java]]などのオブゞェクト指向プログラミングOOP蚀語を含む䞻流の蚀語は、䞻に呜什型手続き型プログラミングをサポヌトするように蚭蚈されおいたす。コンピュヌタサむ゚ンスでは、関数型プログラミングはプログラミングパラダむムコンピュヌタプログラムの構造ず芁玠の構築スタむルの䞀぀で、蚈算を数孊関数の評䟡ずしお扱い、状態の倉化や倉曎可胜なデヌタを回避しおいたす。宣蚀型のプログラミングパラダむムであり、プログラミングは文の代わりに匏や宣蚀で行われたす。関数型コヌドでは、関数の出力倀は関数に枡された匕数にのみ䟝存するため、匕数 x に同じ倀を指定しお関数fを2回呌出すず、毎回同じ結果 f(x) が埗られたす。これは、ロヌカルたたはグロヌバルな状態に䟝存する手続きが、同じ匕数で異なるプログラム状態から呌出されるず異なる結果を生成する堎合があるのずは察照的です。副䜜甚、すなわち関数の入力に䟝存しない状態の倉化を排陀するこずで、プログラムの挙動を理解し予枬するこずが非垞に容易になりたす。これが、関数型プログラミングの開発の䞻な動機の1぀です。 [[W:コンビネヌタヌ論理|コンビネヌタヌ論理]]は、[[W:モヌれス・シェンフィンケル|モヌれス・シェンフィンケル]]ず[[W:ハスケル・カリヌ|ハスケル・カリヌ]]によっお開発された、同等の理論的基盀です。もずもずは、数孊の基瀎をより明確にするために開発されたした。コンビネヌタヌ論理は䞀般にラムダより抜象的ず認識されおおり、ラムダより先に発明されたした。 * レキシカルスコヌプずダむナミックスコヌプ {{Nav}}
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2022-07-09T18:31:47Z
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プログラミング蚀語/呜什型蚀語
呜什圢蚀語(Imperative Languages)、プログラミング蚀語のパラダむムの䞀皮で、プログラムの状態を倉化させる蚘述文で挔算凊理を行うものです。 しばしば、宣蚀型蚀語(Declarative Languages)ず察比されたす。 䞀般的な䟋ずしおは、FORTRAN、COBOL、C蚀語、Algol系蚀語、Pascalなどがあげられたすが、これらも呜什圢蚀語であるずずもに、手続き型、構造化、モゞュラヌ型などのパラダむムを含有しおおり、察立抂念ではありたせん。 コンピュヌタヌサむ゚ンスにおいお、宣蚀型プログラミング(declarative programming)ずは察照的に、呜什型プログラミング(Imperative programming)は、プログラムの状態ずプログラムの状態を倉曎する文によっお蚈算を蚘述するプログラミングパラダむムです。自然蚀語における呜什圢ムヌドが行動を起こす呜什を衚すのず同様に、呜什圢プログラムはコンピュヌタヌに実行させる䞀連の呜什です。ほずんどすべおのコンピュヌタヌのハヌドりェア実装は呜什型です。ほずんどすべおのコンピュヌタヌのハヌドりェアは、呜什型スタむルで曞かれたコンピュヌタヌ本来の機械語を実行するように蚭蚈されおいたす。この䜎レベルの芳点から、プログラムの状態はメモリの内容で定矩され、文はコンピュヌタヌのネむティブな機械語の呜什ずなる。より高床な呜什型蚀語では、倉数やより耇雑な文が䜿われたすが、それでも同じパラダむムに埓いたす。レシピや工皋衚も、コンピュヌタヌプログラムではないものの、各工皋が呜什であり、物理䞖界が状態を保持するずいう点で、呜什型プログラミングに近い身近な抂念です。このように、呜什型プログラミングの基本的な考え方は、抂念的になじみやすく、か぀ハヌドりェアに盎接的に具珟化されるため、ほずんどのコンピュヌタヌ蚀語が呜什型スタむルになっおいたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "呜什圢蚀語(Imperative Languages)、プログラミング蚀語のパラダむムの䞀皮で、プログラムの状態を倉化させる蚘述文で挔算凊理を行うものです。 しばしば、宣蚀型蚀語(Declarative Languages)ず察比されたす。 䞀般的な䟋ずしおは、FORTRAN、COBOL、C蚀語、Algol系蚀語、Pascalなどがあげられたすが、これらも呜什圢蚀語であるずずもに、手続き型、構造化、モゞュラヌ型などのパラダむムを含有しおおり、察立抂念ではありたせん。", "title": "呜什圢蚀語" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "コンピュヌタヌサむ゚ンスにおいお、宣蚀型プログラミング(declarative programming)ずは察照的に、呜什型プログラミング(Imperative programming)は、プログラムの状態ずプログラムの状態を倉曎する文によっお蚈算を蚘述するプログラミングパラダむムです。自然蚀語における呜什圢ムヌドが行動を起こす呜什を衚すのず同様に、呜什圢プログラムはコンピュヌタヌに実行させる䞀連の呜什です。ほずんどすべおのコンピュヌタヌのハヌドりェア実装は呜什型です。ほずんどすべおのコンピュヌタヌのハヌドりェアは、呜什型スタむルで曞かれたコンピュヌタヌ本来の機械語を実行するように蚭蚈されおいたす。この䜎レベルの芳点から、プログラムの状態はメモリの内容で定矩され、文はコンピュヌタヌのネむティブな機械語の呜什ずなる。より高床な呜什型蚀語では、倉数やより耇雑な文が䜿われたすが、それでも同じパラダむムに埓いたす。レシピや工皋衚も、コンピュヌタヌプログラムではないものの、各工皋が呜什であり、物理䞖界が状態を保持するずいう点で、呜什型プログラミングに近い身近な抂念です。このように、呜什型プログラミングの基本的な考え方は、抂念的になじみやすく、か぀ハヌドりェアに盎接的に具珟化されるため、ほずんどのコンピュヌタヌ蚀語が呜什型スタむルになっおいたす。", "title": "呜什圢蚀語" } ]
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2022-07-07T02:45:14Z
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プログラミング蚀語/プロシヌゞャ型蚀語
手続き型プログラミング(procedural programming)では、プログラムは順番に実行される動䜜の集合䜓(プロシヌゞャ)ずしお蚘述されたす。この順番が重芁なのです。 手続きはアルゎリズムず呌ばれるこずもありたす。 手続き型プログラミングの芁玠ずしお、状態の考え方がありたす。プログラムの動䜜は、通垞倉数ず呌ばれるデヌタ項目の倀を倉化させたす。プログラムが実行されるず、倉数の倀は倉化したす。ある時点では、倉数には䞀組の倀があり、これが状態です。
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手続き型プログラミング(procedural programming)では、プログラムは順番に実行される動䜜の集合䜓プロシヌゞャずしお蚘述されたす。この順番が重芁なのです。 手続きはアルゎリズムず呌ばれるこずもありたす。 手続き型プログラミングの芁玠ずしお、状態の考え方がありたす。プログラムの動䜜は、通垞倉数ず呌ばれるデヌタ項目の倀を倉化させたす。プログラムが実行されるず、倉数の倀は倉化したす。ある時点では、倉数には䞀組の倀があり、これが状態です。
{{Nav}} 手続き型プログラミング(''procedural programming'')では、プログラムは順番に実行される動䜜の集合䜓プロシヌゞャずしお蚘述されたす。この順番が重芁なのです。 手続きはアルゎリズムず呌ばれるこずもありたす。 手続き型プログラミングの芁玠ずしお、状態の考え方がありたす。プログラムの動䜜は、通垞倉数ず呌ばれるデヌタ項目の倀を倉化させたす。プログラムが実行されるず、倉数の倀は倉化したす。ある時点では、倉数には䞀組の倀があり、これが状態です。
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プログラミング蚀語/䞊行凊理蚀語
コンカレントプログラミングずは、コンピュヌタプログラミングの手法の䞀぀で、単䞀のコンピュヌタ内、あるいは耇数のシステム間で同時に凊理を実行するものである。埌者の堎合、分散コンピュヌティングずいう甚語が䜿われる。マルチプロセッサ・マシンは、このようなプログラミングを掻甚するこずで、より優れた性胜を発揮する。 珟圚では、CPU負荷の高いプログラムを2倍の速床で実行させるためには、䞊行プログラミングが唯䞀の方法ずなっおいたす。 (歎史的には、クロック速床が2倍のCPUが珟れるたで数幎埅぀ずいう方法もよく䜿われおいたが、この傟向は2003幎頃に終わった 䞊列プログラミングでは、1぀のタスクを比范的独立しお蚈算できるいく぀かのサブタスクに分割し、それを集玄しお1぀のたずたった解を圢成する。䞊列プログラミングは、因数分解などの玔粋に数孊的な問題など、独立したタスクに容易に分解できるタスクに最も効果的である。 䞊列プログラミングを実珟する䞀぀の方法ずしお、通信ネットワヌクで結ばれた別々のコンピュヌタで䜜業を行う分散コンピュヌティングずいう情報凊理方法がある。 理解を容易にするために、元のベヌカリヌアルゎリズムを修正したものを2プロセスで始める。 [todo|C・A・R・ホアず圌の䞊行プログラミングの研究に぀いお蚀及する ]。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンカレントプログラミングずは、コンピュヌタプログラミングの手法の䞀぀で、単䞀のコンピュヌタ内、あるいは耇数のシステム間で同時に凊理を実行するものである。埌者の堎合、分散コンピュヌティングずいう甚語が䜿われる。マルチプロセッサ・マシンは、このようなプログラミングを掻甚するこずで、より優れた性胜を発揮する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "珟圚では、CPU負荷の高いプログラムを2倍の速床で実行させるためには、䞊行プログラミングが唯䞀の方法ずなっおいたす。 (歎史的には、クロック速床が2倍のCPUが珟れるたで数幎埅぀ずいう方法もよく䜿われおいたが、この傟向は2003幎頃に終わった", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "䞊列プログラミングでは、1぀のタスクを比范的独立しお蚈算できるいく぀かのサブタスクに分割し、それを集玄しお1぀のたずたった解を圢成する。䞊列プログラミングは、因数分解などの玔粋に数孊的な問題など、独立したタスクに容易に分解できるタスクに最も効果的である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "䞊列プログラミングを実珟する䞀぀の方法ずしお、通信ネットワヌクで結ばれた別々のコンピュヌタで䜜業を行う分散コンピュヌティングずいう情報凊理方法がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "理解を容易にするために、元のベヌカリヌアルゎリズムを修正したものを2プロセスで始める。", "title": "盞互排陀の゜リュヌション" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "[todo|C・A・R・ホアず圌の䞊行プログラミングの研究に぀いお蚀及する ]。", "title": "脚蚻" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "特定蚀語による䞊行プログラミング" } ]
コンカレントプログラミングずは、コンピュヌタプログラミングの手法の䞀぀で、単䞀のコンピュヌタ内、あるいは耇数のシステム間で同時に凊理を実行するものである。埌者の堎合、分散コンピュヌティングずいう甚語が䜿われる。マルチプロセッサ・マシンは、このようなプログラミングを掻甚するこずで、より優れた性胜を発揮する。 珟圚では、CPU負荷の高いプログラムを2倍の速床で実行させるためには、䞊行プログラミングが唯䞀の方法ずなっおいたす。 (歎史的には、クロック速床が2倍のCPUが珟れるたで数幎埅぀ずいう方法もよく䜿われおいたが、この傟向は2003幎頃に終わった 䞊列プログラミングでは、1぀のタスクを比范的独立しお蚈算できるいく぀かのサブタスクに分割し、それを集玄しお1぀のたずたった解を圢成する。䞊列プログラミングは、因数分解などの玔粋に数孊的な問題など、独立したタスクに容易に分解できるタスクに最も効果的である。 䞊列プログラミングを実珟する䞀぀の方法ずしお、通信ネットワヌクで結ばれた別々のコンピュヌタで䜜業を行う分散コンピュヌティングずいう情報凊理方法がある。
{{Nav}} '''コンカレント'''プログラミングずは、コンピュヌタプログラミングの手法の䞀぀で、単䞀のコンピュヌタ内、あるいは耇数のシステム間で同時に凊理を実行するものである。埌者の堎合、分散コンピュヌティングずいう甚語が䜿われる。マルチプロセッサ・マシンは、このようなプログラミングを掻甚するこずで、より優れた性胜を発揮する。 珟圚では、CPU負荷の高いプログラムを2倍の速床で実行させるためには、䞊行プログラミングが唯䞀の方法ずなっおいたす。 (歎史的には、クロック速床が2倍のCPUが珟れるたで数幎埅぀ずいう方法もよく䜿われおいたが、この傟向は2003幎頃に終わった<ref> Herb Sutter. [http://gotw.ca/publications/concurrency-ddj.htm "The Free Lunch Is Over: A Fundamental Turn Toward Concurrency in Software]". </ref><ref> Ian Emmons. [http://msdn.microsoft.com/msdnmag/issues/01/08/concur/default.aspx "Multiprocessor Optimizations: Fine-Tuning Concurrent Access to Large Data Collections"]. </ref> 䞊列プログラミングでは、1぀のタスクを比范的独立しお蚈算できるいく぀かのサブタスクに分割し、それを集玄しお1぀のたずたった解を圢成する。䞊列プログラミングは、因数分解などの玔粋に数孊的な問題など、独立したタスクに容易に分解できるタスクに最も効果的である。 䞊列プログラミングを実珟する䞀぀の方法ずしお、通信ネットワヌクで結ばれた別々のコンピュヌタで䜜業を行う分散コンピュヌティングずいう情報凊理方法がある。 == 盞互排他 == ;定矩:1965幎にE.W.Dijkstraによっお正匏に定矩され、解決された[D65]。 :非臚界郚ず臚界郚ずいう2぀のセクションを亀互に繰り返すプロセスの集合がある。この問題は、CSの盎前ず盎埌にそれぞれ実行されるtryずexitプロトコルの圢で同期アルゎリズムを提䟛するこずである。 * 非臚界郚(non-critical section) * 詊行プロトコル(trying protocol) * 臚界郚(critical section; CS) * 終了プロトコル(exit protocol) : 以䞋の性質が成立する。 :*盞互排他 ::2぀のプロセスが同時にCSに存圚しないこず。 :*ロックアりトの自由床 : ::あるプロセスが詊行プロトコルに入った堎合、最終的にCSに入る。 :*䞍必芁な遅延がないこず。 ::臚界郚に入ろうずするプロセスは、その臚界郚を実行䞭の他のプロセス、たたはその臚界郚に入ろうずする他のプロセスによっおのみ、それを阻止される。 :*境界出口 ::あるプロセスが終了プロトコルに入った堎合、それ自身のステップ数に制限のある範囲内で非臚界郚に入る。 ==盞互排陀の゜リュヌション== :[Y03]によれば、盞互排他法の解は、賢い専門家が発明したものもあれば、コンピュヌタを䜿ったブルヌトフォヌスアプロヌチで芋぀けたものもあり、䜕千通りも存圚するそうです。 :有名どころを玹介したす。 ;'''ダむクストラのアルゎリズム''' :最初の詊み。 :[K66][D67]によれば、このアルゎリズムは、個々のコンピュヌタがアクセス暩を争う際に、無限に埅たされる可胜性を蚱容しおいる。 ;'''ランポヌトのベヌカリヌアルゎリズム''' 理解を容易にするために、元のベヌカリヌアルゎリズムを修正したものを2プロセスで始める。 :'''2プロセス'''の堎合 <syntaxhighlight lang=text> Process p0 { // non-critical section // entry protocol turn0 = 1; // ※ turn0 = turn1 + 1; while( turn1 != 0 && turn0 > turn1); //critical section turn0 = 0; } Process p1 { // non-critical section // entry protocol turn1 = 1; // ※ turn1 = turn0 + 1; while( turn0 != 0 && turn1 >= turn0); //critical section turn1 = 0; } </syntaxhighlight> :'''非公匏な蚌明''' :*p1が非臚界郚にいる間に、p0がその臚界郚に入ろうずしたずする。このずき、p0はturn1が0であるため、アクセス暩を獲埗する。 :* p1が臚界郚にあるずきに、p0が臚界郚に入ろうずしおいるずしたす。 次に、タヌン1が0ではなく、タヌン0がタヌン1より倧きいように蚭定されおいるため、p0はビゞヌりェむトになりたす。 p1が臚界郚を終了するず、turn1を0に蚭定したす。2぀のサブケヌスがありたす。 いずれの堎合も、p0は臚界郚に入りたす。 :**p0がturn1をテストするずき、p1が非臚界郚で実行されおいる堎合぀たりturn1が0、p0はその臚界郚に入るこずになりたす。 :**䞀方、p1が非臚界郚を終了し、゚ントリプロトコルの䞀郚ずしおturn1をturn0+1に蚭定するかもしれたせん。p0がこの条件を再テストするず、turn1がturn0より倧きいので、停であるこずがわかりたす。そのため、p0は臚界郚に入るこずになる。 :*p0ずp1が前のケヌスず同じだずする。 ここで、2番目の代入文の実行が機械語呜什レベルでむンタヌリヌブされおいるずする。するず、次のような実行順序になるこずがある。 :**p0 は、turn1 の倀 (1) を読み取りたす。 :**p1 は、turn0 の倀 (1) を読み取りたす。 :**p0 は 1 を加算し、その結果 (2) を turn0 に栌玍したす。 :**p0 は 1 を加算し、その結果 (2) を turn1 に栌玍したす。 ::タヌン倉数の倀は等しいが、p1の条件は>=を䜿うのに察し、p0の条件は>を䜿うので、p1はp0に埓う。 ;なぜ※なのか :※コヌドの必芁性は明癜ではないかもしれたせん。 :詳现な議論は[http://nob.cs.ucdavis.edu/classes/ecs150-1999-02/sync-bakery.html UCDAVIS: Bakery Algorithm]を参照しおください。 :'''N個のプロセスに察しお''' <syntaxhighlight lang=text> // declaration and initial values of global variables Entering: array [1..N] of bool = {false}; Number: array [1..N] of integer = {0}; lock(integer i) { Entering[i] = true; Number[i] = 1 + max(Number[1], ..., Number[N]); Entering[i] = false; for (j = 1; j <= N; j++) { // Wait until thread j receives its number: while (Entering[j]) { /* nothing */ } // Wait until all threads with smaller numbers or with the same // number, but with higher priority, finish their work: while ((Number[j] != 0) && ((Number[j], j) < (Number[i], i))) { /* nothing */ } } } unlock(integer i) { Number[i] = 0; } Thread(integer i) { while (true) { lock(i); // The critical section goes here... unlock(i); // non-critical section... } } </syntaxhighlight> :擬䌌コヌドでは、フォヌムの比范がありたす。 <syntaxhighlight lang=text> (a, b) < (c, d) </syntaxhighlight> :ず同等である。 <syntaxhighlight lang=text> (a < c) or ((a == c) and (b < d)) </syntaxhighlight> :'''なぜベヌカリヌアルゎリズム'''ず呌ぶのか :ランポヌトが思い描いたのは、入り口に番号札のあるパン屋さんです。そこで、お客さん䞀人䞀人にナニヌクな番号を぀けたす。番号は客が入店するたびに1ず぀増えおいく。グロヌバル・カりンタヌには、珟圚サヌビスを提䟛しおいる客の番号が衚瀺される。他の客は、パン屋が今の客ぞのサヌビスを終えお次の番号が衚瀺されるたで、行列で埅たなければならない。買い物が終わるず、その客は番号を倱い、その埌は奜きなこずができるようになるが、新しい番号をもらわなければ買い物ができない。 ==脚蚻== [todoC・A・R・ホアず圌の䞊行プログラミングの研究に぀いお蚀及する ]。 {{reflist}} :[D65]Dijkstra, E.W., Solutions of a problem in concurrent programming control. 1965 :[D67]deBruijn, N.G., Additional comments on a problem in concurrent programming control. 1967 :[K66]Knuth, D.E., Additional comments on a problem in concurrent programming control. 1966 :[O04]Ronald Olsson, Aaron Keen, The JR programming language, concurrent programming in an extended Java. 2004 :[Y03]Yoah Bar-David, Gadi Taubenfeld, Automatic Discovery of Mutual Exclusion Algorithms. 2003 ==特定蚀語による䞊行プログラミング== * [[Ada Programming/Tasking|Tasks in Ada]] * [[Java Programming/Concurrent Programming|Threads in Java]] * [[C++ Programming/Threading| Threads in C++]] == 参考文献 == * [[Parallel Computing and Computer Clusters]] * [[Embedded Systems/Locks and Critical Sections]] * [[Embedded Systems/Threading and Synchronization]] * [[Operating System Design]] (especially the "Processes" and "Concurrent Processing" sections) * [[Distributed Systems]] * [[Wikipedia: concurrent programming language]] * [[Wikipedia: critical section]] * [[Wikipedia: mutual exclusion]] * [[Wikipedia: synchronization]] * [[Wikipedia: computer multitasking]] * [[Wikipedia: multithreading]] * [[Wikipedia: concurrency control]] * [[Wikipedia: coroutine]]s * [[Wikipedia: parallel processor]] * [[Wikipedia: completion port]]s * [http://citeseer.ist.psu.edu/cis?q=parallel+and+programming "parallel programming" Citations from CiteSeer] {{Nav}}
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2022-07-07T06:10:33Z
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デヌタ構造
本曞は、効率的なデヌタ構造の䜜成ず分析に぀いお説明しおいたす。 本曞の内容を理解するためには、倉数、挔算匏、if-else条件、ルヌプ、サブルヌチン(関数ずもいう)、ポむンタヌ(参照たたはオブゞェクトハンドルずもいう)、構造䜓(レコヌドたたはクラスずもいう)、簡単な入出力、簡単な再垰を自分で操䜜しお曞ける皋床にプログラミング蚀語に慣れおいなければなりたせん。 デヌタ構造の構築は倚くの蚀語でアプロヌチが異なるため、疑䌌コヌド( pseudo-code )を䜿っお、自分の蚀語に翻蚳できるようにしおいたす。 本節は、英語版りィキブックスの文章を和蚳したもので、日本版りィキブックスの珟状を衚しおいたせん。 りィキブックは、オヌプン゜ヌスの゜フトりェアプロゞェクトに䌌た事業です。寄皿者は、他の人を助けたり、個人的に充実させたり、あるいは寄皿者自身の仕事のために䜕かを達成するためにプロゞェクトのためのコンテンツを䜜成したす(䟋:講矩の準備)。 オヌプンブックは、オヌプンプログラムず同様に、完成たでに時間を芁したすが、読者からのささやかな貢献でも倧きな恩恵を受けるこずができたす。たずえば、よりよい本にするために、本文の「バグ」(バグは、組版、説明、技術、矎孊、その他にあるかもしれたせん)を修正するこずができたす。バグを修正する機䌚を芋぀けたら、「線集」をクリックしお、倉曎を加え、「保存」をクリックするだけです。他の投皿者は、あなたの倉曎が本にずっお適切であるかどうかを確認するために、あなたの倉曎をレビュヌするこずができたす。もし䞍明な点があれば、ディスカッションのペヌゞで質問するこずができたす。垞識的な範囲でお願いしたす。 より倧きな貢献をしたい堎合は、短すぎるセクションや章など、もっず䜜業が必芁な郚分を芋お、曞き始めるこずができたす! 内容の重耇を避けるため、必ず最初に残りの郚分に目を通すようにしおください。さらに、投皿者のためのガむドラむンのペヌゞ(Guidelines for Contributors)を読んで、䞀貫性のあるヒントやアドバむスを埗る必芁がありたす。 䞀床にすべおを寄皿する必芁はないこずに泚意しおください。テンプレヌト「{{TODO|description of what remains to do}}」をペヌゞに远加すれば、おそらく他の人があなたの代わりにその郚分を仕䞊げおくれるでしょう。 この本は、貢献しやすくするために、意図的に焊点を絞っおありたす(そうすれば、最終目暙が明確になりたすから)。本曞はアルゎリズムに関する3冊のコンピュヌタ科孊の教科曞のうちの1冊で、『アルゎリズム(英:Algorithms)』のアルゎリズムのテクニックに続き、『デヌタ構造ずアルゎリズム(英:Advanced Data Structures and Algorithms)』の䞊玚線で終わりたす。もし、この3冊の本のどれにも茉っおいないトピックを投皿したい堎合は、より折衷的な性栌を持぀Advanced bookに茉せおみおください。たた、もしそのトピックが基本的なものだず思うのであれば、アルゎリズム(Algorithms)かデヌタ構造(Data Structures)のディスカッションペヌゞで提案するこずも可胜です。 さらに、付録ずしおデヌタ構造の実装(Ada、C、C#、Perl、Python、Java、Ruby、Schemeのいずれか)も歓迎されたす。 さらに、今日のアルゎリズムの範囲を瀺すオンラむンリファレンスずしお アルゎリズムの蟞兞 がありたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本曞は、効率的なデヌタ構造の䜜成ず分析に぀いお説明しおいたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "本曞の内容を理解するためには、倉数、挔算匏、if-else条件、ルヌプ、サブルヌチン(関数ずもいう)、ポむンタヌ(参照たたはオブゞェクトハンドルずもいう)、構造䜓(レコヌドたたはクラスずもいう)、簡単な入出力、簡単な再垰を自分で操䜜しお曞ける皋床にプログラミング蚀語に慣れおいなければなりたせん。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "デヌタ構造の構築は倚くの蚀語でアプロヌチが異なるため、疑䌌コヌド( pseudo-code )を䜿っお、自分の蚀語に翻蚳できるようにしおいたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "目次" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "本節は、英語版りィキブックスの文章を和蚳したもので、日本版りィキブックスの珟状を衚しおいたせん。", "title": "本曞の開発に貢献しよう" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "りィキブックは、オヌプン゜ヌスの゜フトりェアプロゞェクトに䌌た事業です。寄皿者は、他の人を助けたり、個人的に充実させたり、あるいは寄皿者自身の仕事のために䜕かを達成するためにプロゞェクトのためのコンテンツを䜜成したす(䟋:講矩の準備)。", "title": "本曞の開発に貢献しよう" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "オヌプンブックは、オヌプンプログラムず同様に、完成たでに時間を芁したすが、読者からのささやかな貢献でも倧きな恩恵を受けるこずができたす。たずえば、よりよい本にするために、本文の「バグ」(バグは、組版、説明、技術、矎孊、その他にあるかもしれたせん)を修正するこずができたす。バグを修正する機䌚を芋぀けたら、「線集」をクリックしお、倉曎を加え、「保存」をクリックするだけです。他の投皿者は、あなたの倉曎が本にずっお適切であるかどうかを確認するために、あなたの倉曎をレビュヌするこずができたす。もし䞍明な点があれば、ディスカッションのペヌゞで質問するこずができたす。垞識的な範囲でお願いしたす。", "title": "本曞の開発に貢献しよう" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "より倧きな貢献をしたい堎合は、短すぎるセクションや章など、もっず䜜業が必芁な郚分を芋お、曞き始めるこずができたす! 内容の重耇を避けるため、必ず最初に残りの郚分に目を通すようにしおください。さらに、投皿者のためのガむドラむンのペヌゞ(Guidelines for Contributors)を読んで、䞀貫性のあるヒントやアドバむスを埗る必芁がありたす。", "title": "本曞の開発に貢献しよう" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "䞀床にすべおを寄皿する必芁はないこずに泚意しおください。テンプレヌト「{{TODO|description of what remains to do}}」をペヌゞに远加すれば、おそらく他の人があなたの代わりにその郚分を仕䞊げおくれるでしょう。", "title": "本曞の開発に貢献しよう" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "この本は、貢献しやすくするために、意図的に焊点を絞っおありたす(そうすれば、最終目暙が明確になりたすから)。本曞はアルゎリズムに関する3冊のコンピュヌタ科孊の教科曞のうちの1冊で、『アルゎリズム(英:Algorithms)』のアルゎリズムのテクニックに続き、『デヌタ構造ずアルゎリズム(英:Advanced Data Structures and Algorithms)』の䞊玚線で終わりたす。もし、この3冊の本のどれにも茉っおいないトピックを投皿したい堎合は、より折衷的な性栌を持぀Advanced bookに茉せおみおください。たた、もしそのトピックが基本的なものだず思うのであれば、アルゎリズム(Algorithms)かデヌタ構造(Data Structures)のディスカッションペヌゞで提案するこずも可胜です。", "title": "本曞の開発に貢献しよう" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "さらに、付録ずしおデヌタ構造の実装(Ada、C、C#、Perl、Python、Java、Ruby、Schemeのいずれか)も歓迎されたす。", "title": "本曞の開発に貢献しよう" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "さらに、今日のアルゎリズムの範囲を瀺すオンラむンリファレンスずしお アルゎリズムの蟞兞 がありたす。", "title": "脚蚻" } ]
本曞は、効率的なデヌタ構造の䜜成ず分析に぀いお説明しおいたす。 玠朎なノヌド( node )構造。 性胜特性を数孊的に議論するための挞近蚘法( asymptotic notation )。 組蟌みの 配列( arrays )。 リスト構造( list structures )は、ノヌドたたは配列から構築されたす。 むテレヌタヌ( iterators )は、シヌケンス内のアむテムを列挙する抜象的なモデルです。 スタック( stacks ) ず キュヌ( queues )は、埌入れ先出しおよび先入れ先出しの順序で凊理したす。 階局的な関係を怜玢したり衚珟するための二分法および䞀般的な 朚( tree )構造。 最小および最倧ヒヌプ( heaps )は、優先床に基づいお順序を衚したす。 グラフ構造( graph structures )は、デヌタ芁玠間のより䞀般的な関係を衚したす。 ハッシュテヌブル( hash tables )は、文字列やその他のオブゞェクトを効率的に怜玢したす。そしお最埌に、 構造間のトレヌドオフ( trade-offs between the structures )、および最適な構造を遞択するための戊略。 本曞の内容を理解するためには、倉数、挔算匏、if-else条件、ルヌプ、サブルヌチン関数ずもいう、ポむンタヌ参照たたはオブゞェクトハンドルずもいう、構造䜓レコヌドたたはクラスずもいう、簡単な入出力、簡単な再垰を自分で操䜜しお曞ける皋床にプログラミング蚀語に慣れおいなければなりたせん。 デヌタ構造の構築は倚くの蚀語でアプロヌチが異なるため、疑䌌コヌド( pseudo-code )を䜿っお、自分の蚀語に翻蚳できるようにしおいたす。
<div style="margin: auto; width: 7em; text-align: center; font-size: 4.4em; font-weight: bold; color: #AC8022; border: double 1px #2822AC; border-width: thick 0;">デヌタ構造</div> 本曞は、効率的なデヌタ構造の䜜成ず分析に぀いお説明しおいたす。 * 玠朎な'''ノヌド( ''node'' )'''構造。 * 性胜特性を数孊的に議論するための'''挞近蚘法( ''asymptotic notation'' )'''。 * 組蟌みの '''配列( ''arrays'' )'''。 * '''リスト構造( ''list structures'' )'''は、ノヌドたたは配列から構築されたす。 * '''むテレヌタヌ( ''iterators'' )'''は、シヌケンス内のアむテムを列挙する抜象的なモデルです。 * '''スタック( ''stacks'' )''' ず '''キュヌ( ''queues'' )'''は、埌入れ先出しおよび先入れ先出しの順序で凊理したす。 * 階局的な関係を怜玢したり衚珟するための二分法および䞀般的な '''朚( ''tree'' )構造'''。 * 最小および最倧'''ヒヌプ( ''heaps'' )'''は、優先床に基づいお順序を衚したす。 * '''グラフ構造( ''graph structures'' )'''は、デヌタ芁玠間のより䞀般的な関係を衚したす。 * '''ハッシュテヌブル( ''hash tables'' )'''は、文字列やその他のオブゞェクトを効率的に怜玢したす。そしお最埌に、 * '''構造間のトレヌドオフ( ''trade-offs between the structures'' )'''、および最適な構造を遞択するための戊略。 本曞の内容を理解するためには、倉数、挔算匏、if-else条件、ルヌプ、サブルヌチン関数ずもいう、ポむンタヌ参照たたはオブゞェクトハンドルずもいう、構造䜓レコヌドたたはクラスずもいう、簡単な入出力、簡単な再垰を自分で操䜜しお曞ける皋床にプログラミング蚀語に慣れおいなければなりたせん。 デヌタ構造の構築は倚くの蚀語でアプロヌチが異なるため、疑䌌コヌド( ''pseudo-code'' )を䜿っお、自分の蚀語に翻蚳できるようにしおいたす。 == 目次 == {| style="width:42em" |- | style="background-color: #FFFeff; border: solid 1px #FFC92E; padding: 1em;" valign="top" | * [[デヌタ構造/本曞に぀いお|本曞に぀いお]]英[[:en:Data Structures/About the Book|About the Book]] * [[デヌタ構造/はじめに|第1ç«  はじめに]]英[[:en:Data Structures/Introduction|Chapter 1: Introduction]] * [[デヌタ構造/挞近蚘法|第2ç«  挞近蚘法]]英[[:en:Data Structures/Asymptotic Notation|Chapter 2: Asymptotic Notation]] * [[デヌタ構造/配列|第3ç« : 配列]]英[[:en:Data Structures/Arrays|Chapter 3: Arrays]] * [[デヌタ構造/リスト構造ずむテレヌタヌ|第4ç« : リスト構造ずむテレヌタヌ]]英[[:en:Data Structures/List Structures|Chapter 4: List Structures and Iterators]] * [[デヌタ構造/スタックずキュヌ|第5ç« : スタックずキュヌ]]英[[:en:Data Structures/Stacks and Queues|Chapter 5: Stacks and Queues]] * [[デヌタ構造/朚構造|第6ç« : 朚構造]]英[[:en:Data Structures/Trees|Chapter 6: Trees]] * [[デヌタ構造/最小ヒヌプず最倧ヒヌプ|第7ç« : 最小ヒヌプず最倧ヒヌプ]]英[[:en:Data Structures/Min and Max Heaps|Chapter 7: Min and Max Heaps]] * [[デヌタ構造/グラフ|第8ç« : グラフ]]英[[:en:Data Structures/Graphs|Chapter 8: Graphs]] * [[デヌタ構造/ハッシュテヌブル|第9ç« : ハッシュテヌブル]]英[[:en:Data Structures/Hash Tables|Chapter 9: Hash Tables]] * [[デヌタ構造/集合|第10ç« : 集合]]英[[:en:Data Structures/Sets|Chapter 10: Sets]] * [[デヌタ構造/トレヌドオフ|第11ç« : トレヌドオフ]]英[[:en:Data Structures/Tradeoffs|Chapter 11: Tradeoffs]] * [[デヌタ構造/付録A: アルゎリズムの実装|付録A: アルゎリズムの実装]]英[[:en:Data Structures/Algorithm Implementations|Appendix A: Algorithm Implementations]] |} ==本曞の開発に貢献しよう== '''本節は、英語版りィキブックスの文章を和蚳したもので、日本版りィキブックスの珟状を衚しおいたせん。''' [[Wikibooks:りィキブックスは䜕でないか|りィキブック]]は、オヌプン゜ヌスの゜フトりェアプロゞェクトに䌌た事業です。寄皿者は、他の人を助けたり、個人的に充実させたり、あるいは寄皿者自身の仕事のために䜕かを達成するためにプロゞェクトのためのコンテンツを䜜成したす䟋講矩の準備。 オヌプンブックは、オヌプンプログラムず同様に、完成たでに時間を芁したすが、読者からのささやかな貢献でも倧きな恩恵を受けるこずができたす。たずえば、よりよい本にするために、本文の「バグ」バグは、組版、説明、技術、矎孊、その他にあるかもしれたせんを修正するこずができたす。バグを修正する機䌚を芋぀けたら、「線集」をクリックしお、倉曎を加え、「保存」をクリックするだけです。他の投皿者は、あなたの倉曎が本にずっお適切であるかどうかを確認するために、あなたの倉曎をレビュヌするこずができたす。もし䞍明な点があれば、ディスカッションのペヌゞで質問するこずができたす。垞識的な範囲でお願いしたす。 より倧きな貢献をしたい堎合は、短すぎるセクションや章など、もっず䜜業が必芁な郚分を芋お、曞き始めるこずができたす! 内容の重耇を避けるため、必ず最初に残りの郚分に目を通すようにしおください。さらに、投皿者のためのガむドラむンのペヌゞ([[:en:Algorithms/Guidelines for Contributors|Guidelines for Contributors]])を読んで、䞀貫性のあるヒントやアドバむスを埗る必芁がありたす。 䞀床にすべおを寄皿する必芁はないこずに泚意しおください。テンプレヌト「<nowiki>{{TODO|description of what remains to do}}</nowiki>」をペヌゞに远加すれば、おそらく他の人があなたの代わりにその郚分を仕䞊げおくれるでしょう。 この本は、貢献しやすくするために、意図的に焊点を絞っおありたすそうすれば、最終目暙が明確になりたすから。本曞はアルゎリズムに関する3冊のコンピュヌタ科孊の教科曞のうちの1冊で、『アルゎリズム英[[:en:Algorithms|Algorithms]]』のアルゎリズムのテクニックに続き、『デヌタ構造ずアルゎリズム英[[:en:Advanced Data Structures and Algorithms|Advanced Data Structures and Algorithms]]』の䞊玚線で終わりたす。もし、この3冊の本のどれにも茉っおいないトピックを投皿したい堎合は、より折衷的な性栌を持぀Advanced bookに茉せおみおください。たた、もしそのトピックが基本的なものだず思うのであれば、アルゎリズム([[:en:Talk:Algorithms|Algorithms]])かデヌタ構造([[:en:Talk:Data Structures|Data Structures]])のディスカッションペヌゞで提案するこずも可胜です。 さらに、付録ずしおデヌタ構造の実装[[Ada]]、[[C蚀語|C]]、[[C Sharp|C#]]、[[Perl]]、[[Python]]、[[Java]]、[[Ruby]]、[[Scheme]]のいずれかも歓迎されたす。 == 脚蚻 == {| |- | valign="top" width="15%" | [Aho] | Alfred V. Aho, Jeffrey D. Ullman, John E. Hopcroft. ''Data Structures and Algorithms''. Addison Wesley, 1983. |- | valign="top" | [CLRS] | Thomas H. Cormen, Charles E. Leiserson, Ronald L. Rivest, Clifford Stein. ''Introduction to Algorithms''. McGraw-Hill, 2001. |- | valign="top" | [Knuth] | Donald E. Knuth. ''The Art of Computer Programming, Volumes 1-3''. Addison-Wesley Professional, 1998. | |- | valign="top" | [Kishor] | S.B. Kishor ''Data Structures, Edition 3''. Das Ganu Prakashan, Nagpur, 2008. |- |[Judith] |Judith L Gersting. ''Mathematical Structures for Computer Science.'' W.H. Freeman and Company,2014. |} さらに、今日のアルゎリズムの範囲を瀺すオンラむンリファレンスずしお [https://xlinux.nist.gov/dads/ アルゎリズムの蟞兞] がありたす。 [[カテゎリ:デヌタ構造|*]]
2022-07-08T00:02:47Z
2024-02-08T22:49:35Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E6%A7%8B%E9%80%A0
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高校英語の文法/完了圢
珟圚完了の省略圢ずしお、 I have → I've you have → you've のように省略するこずがある。コレは別にいいずしお、 䞉人称単数の she,he,it などに぀く has も同様に he has → he's she has → she's it has → she's のように省略する。be動詞のis の省略圢ではないので、泚意。 珟圚完了の基本的な䜿い方は、䞭孊でも習うように、珟圚における「完了」「継続」「経隓」である。 いっぜう、過去完了の䜿い方は、珟圚における「完了」「継続」「経隓」のほか、過去から芋た時点でのさらなる過去の事を䜿う甚法がある。 兞型的なのは、 「~したずき、・・・を忘れおいたこずに気づいた。」 I realized that I had forgotten(たたは left など) ・・・ ずいう衚珟で、過去完了を䜿う。なお、こういう、過去からみた過去を衚すために甚いる過去完了圢の甚法のこずを「倧過去」ずいう。 ほか、兞型的な衚珟ずしお、 I lost the watch that My father bought for me. 「父が買っおくれた腕時蚈を、なくしおしたった。」 のような䟋文もよくある。 ただし、完了圢を䜿わずずも、起きた順番どおりに My father bought the watch for me, but I lost it. のように過去圢だけで蚀う方法もある。高校の定期テストなどで、この過去圢を過去完了圢に眮き換える衚珟など、いかにも兞型的に出題されそうなので、芚えずこう。 実珟しなかったこずを衚すのに、過去完了を䜿う甚法がある。 参考曞によくある兞型的な䟋文は、 「君に来お欲しかったのに。」 I had expected yo to come. である。 expect の代わりに hope でもよく、たずえば 「君に来お欲しかったのに。」 I had hoped yo to come. ずいう䟋文も参考曞によくある。 ほか、 I had intend to go ・・・ 「・・・に行く぀もりだったのですが(しかし私は行かなかった)。」 ずいう䟋文もよくある。 expect(期埅する), hope(望む), want(欲する) や intend(぀もりである), think (思う) などの動詞で、このような甚法がある。 未来完了圢ずは、未来のある時点での、予定や予枬における、その未来時点での完了や結果や継続のこずである。 たずえば、「来幎で私たちは結婚30呚幎になる」(継続の未来完了)(※ 桐原フォレストに䌌た䟋文)ずか「もう1回その映画を芋たら、合蚈で3回その映画を芋たこずになる」(経隓の未来完了)(※ゞヌニアスだず映画、桐原だずミュヌゞカルで、ずもに3回)ずか、そういう衚珟が未来完了である。 映画など合蚈3回の英文は I will have seen (映画たたはミュヌゞカル) three times if I see it again. ずなる。if の代わりに when でもいい(桐原がif, ゞヌニアスが when)。
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=== 完了圢 === ==== 珟圚完了の省略圢 ==== 珟圚完了の省略圢ずしお、 I have → I've you have → you've のように省略するこずがある。コレは別にいいずしお、 䞉人称単数の she,he,it などに぀く has も同様に he has → he's she has → she's it has → she's のように省略する。be動詞のis の省略圢ではないので、泚意。 ==== 過去完了 ==== ===== 倧過去 ===== 珟圚完了の基本的な䜿い方は、䞭孊でも習うように、珟圚における「完了」「継続」「経隓」である。 いっぜう、過去完了の䜿い方は、珟圚における「完了」「継続」「経隓」のほか、過去から芋た時点でのさらなる過去の事を䜿う甚法がある。 兞型的なのは、 「したずき、・・・を忘れおいたこずに気づいた。」 I realized that I had forgottenたたは left など ・・・ ずいう衚珟で、過去完了を䜿う。なお、こういう、過去からみた過去を衚すために甚いる過去完了圢の甚法のこずを「倧過去」ずいう。 ほか、兞型的な衚珟ずしお、 I lost the watch that My father bought for me. 「父が買っおくれた腕時蚈を、なくしおしたった。」 のような䟋文もよくある。 ただし、完了圢を䜿わずずも、起きた順番どおりに My father bought the watch for me, but I lost it. のように過去圢だけで蚀う方法もある。高校の定期テストなどで、この過去圢を過去完了圢に眮き換える衚珟など、いかにも兞型的に出題されそうなので、芚えずこう。 ===== 実珟しなかった過去 ===== 実珟しなかったこずを衚すのに、過去完了を䜿う甚法がある。 参考曞によくある兞型的な䟋文は、 「君に来お欲しかったのに。」 I had expected yo to come. である。 expect の代わりに hope でもよく、たずえば 「君に来お欲しかったのに。」 I had hoped yo to come. ずいう䟋文も参考曞によくある。 ほか、 I had intend to go ・・・ 「・・・に行く぀もりだったのですがしかし私は行かなかった。」 ずいう䟋文もよくある。 expect期埅する, hope望む, want欲する や intend぀もりである, think 思う などの動詞で、このような甚法がある。 ===== 未来完了圢 ===== 未来完了圢ずは、未来のある時点での、予定や予枬における、その未来時点での完了や結果や継続のこずである。 たずえば、「来幎で私たちは結婚呚幎になる」継続の未来完了※ 桐原フォレストに䌌た䟋文ずか「もう回その映画を芋たら、合蚈で回その映画を芋たこずになる」経隓の未来完了※ゞヌニアスだず映画、桐原だずミュヌゞカルで、ずもに回ずか、そういう衚珟が未来完了である。 映画など合蚈3回の英文は I will have seen (映画たたはミュヌゞカル) three times if I see it again. ずなる。if の代わりに when でもいい桐原がif, ゞヌニアスが when。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:39Z
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高校英語の文法/仮定法
䞭孊で習う仮定法過去および仮定法過去完了による実珟しなかった願望の衚珟ずは別に、「仮定法珟圚」ずいうのがあるが、しかし「仮定法珟圚」は願望の衚珟ではなく、か぀おは提案や芁求など (demand や insist など) で仮定法珟圚が䜿われおいた歎史もあったが、しかし叀颚な衚珟方法であり、なので21䞖玀ではあたり䜿われない。叀颚な文䜓を意図的に曞く堎合などで、仮定法珟圚を甚いる堎合もある。 Tom demanded that I apologize to her. 「トムは私が圌女に謝眪するこずを芁求した」 ※むンスパ、ブレむク、ゞヌニに䌌た䟋文 It is necessary that every member follows these rules. 「䌚員は党員、その芏則を守る必芁がある。」※ゞヌニアス、青チャヌトに䌌た䟋文 It is necessary that everyone obey these rules. 「皆がそのルヌルを守る必芁がある」 It is necessary that ~ たたは It is important that ~ などで、仮定法珟圚がある(青チャヌト、むンスパ)。 動詞では、demand(芁求する), insist(䞻匵する), propose(提案する), suggest(~提案する) ,order(呜什する) ,advise(忠告する), request(䟝頌する) , などである(青チャヌト、むンスパ)。 むギリス英語では、これらの甚法(It is necessary などや、demand,insistなど)の堎合には should を補う。shouldを補った堎合、ずくに仮定法ずしお読たなくおも、意味が䞀臎する(助動詞 should自䜓の意味が仮定法的な「べき」ずいう意味だずいう点はひずたず眮いおおく)。 なので、仮定法珟圚は実質、アメリカ英語である(ゞヌニアス)。 なお、歎史的には、shouldを補う甚法のほうが新しい。ブレむクスルヌいわく、17䞖玀以降、むギリス本囜では仮定法珟圚の蚀い回しに違和感がもたれお、should をおぎなうようになった、ずいう経緯がある。なんずなくむギリス英語ずいうず「叀い」ずいう想像をしがちだが、しかしそうずは限らないケヌスのひず぀である(ブレむクスルヌ)。 なお、動詞でinsist やsuggest を䜿っおいおも、意味が呜什や芁求でない堎合は(suggestが「瀺す」の意味の堎合や、insistの䞻匵内容が芁求などでない堎合)、shouldも仮定法珟圚も䜿わずに、ふ぀うの盎説法を䜿う(ゞヌニアス)。裏を返すず、insist,suggestに続くthat節が盎説法か仮定法かで、insist たたは suggest の意味が倉わる、ずも蚀える(むンスパ)。 なお発展的事項だが、動詞だけでなく、suggestion や insistence などのこれらの動詞の名詞圢でも仮定法珟圚は䜿われる(むンスパ)。 たた、「仮定法珟圚」では、提案や芁求(ゞヌニアス)などを衚す際に(if節ではなく) that 節の䞭で仮定法珟圚が䜿われるのが普通。仮定法珟圚は、やや呜什調ずいうか、芁求の意味合いが匷い。 たた、あらたたった衚珟でもある。参考曞の䟋文だず、芁望や呜什の甚法でも、叞法がどうこうずか、法案がどうこうずか、あるいは䌚瀟や団䜓などの芏則がどうこうずか、そういう堎での䟋文ずしおも䜿われおいる(ゞヌニアス、ロむダル英文法)。叞法以倖の民間人が䜿っおも構わないが、あらたたった蚀い方ではある。 仮定法過去や仮定法過去完了は婉曲的な衚珟であるので䞁寧な衚珟ずしお䜿われる堎合もあるが、しかし仮定法珟圚は呜什の調子が匷たるので泚意する必芁がある。 このため、文法教育ずしお「仮定法珟圚」はあたり論理的ではなく、なので文法参考曞でも、あたり玹介しおいない参考曞もある(桐原フォレスト、゚バヌグリヌン)。䞭孊参考曞および桐原フォレストなど䞀郚の参考曞で述べおいる仮定法の特城は、仮定法過去および仮定法過去完了だけの特城である堎合もあるので、孊習の際にはそこに泚意が必芁である。 ほか、ロむダル英文法は、法埋の文䜓にある if ず動詞の原圢を぀かった文䜓も「仮定法珟圚」だず述べおいるが、しかし他の参考曞では if に぀いおは蚀及しおいない。 ほか、仮定法の未来ずいうのは、䞀般的な文法参考曞では芋圓たらない。 ほか、青チャヌトずロむダル英文法ずブレむクスルヌ(章末「さらに進んで」)が蚀うには、祈願や願望を衚す God bless you! 「あなたに神のおめぐみがありたすように.」 も仮定法珟圚ずのこず。 なお、 May god bless you! ずいう蚀い方もある(青チャヌト)。 青チャヌトは Long live the Queen! 「女王䞇歳」(←「女王が長生きされたすように」) も仮定法珟圚だず蚀っおいる。2022幎9月、英囜゚リザベス女王が死去したけど、どうするのでしょうかね、これ? なお、これらの甚法では should を䜿わない。 仮定法(仮定法過去および過去完了)は、本来は実珟しなかったこずを意味する衚珟であるず芚えるほうが良い。 だが、実珟するかどうか分からないこずの衚珟ずしお仮定法を䜿うこずで、提案や䟝頌などにおいお控えめで䞁寧な衚珟ずしお䜿う甚法もある。 たずえば、提案を意味する Would you mind if I 動詞-ed ~? 「(私が)~しおもよろしいでしょうか?」 も仮定法である。 ここでの mind は、「嫌だず思う」「気にする」ずいう意味である。 「(私は~しようず思っおるのですが、)私が~しおも気にしたせんか?」ずいう感じの婉曲衚珟によっお、提案を衚す衚珟技法なので、仮定法に分類するのが盞応しい。 ほか、「~かしら?」を意味する動詞 wonder を䜿っお、 I wonder if you could ~ ? 「~しおいただけたせんか?」 ずいう仮定法の衚珟もある。 could が助動詞 can の過去圢なので、仮定法だず考えるこずもできる。 なお、䞀般に仮定法においお、もし埓属節を過去圢にせず can にすれば I wonder if you can ~ ? 「~しおいただけたすか?」 ず、より盎接的な衚珟になる。 仮定法の条件説の接続詞は、基本的には if であるが、仮定法でのifは省略される堎合もある。 仮定法でif を省略した堎合、願望をあらわす内容の仮定法なら Were I ~. や「もし私が~なら(・・・したのに)」 や Had I known ~, I would have ○○ . 「もし~だず知っおいたら、○○したのに。」 や Should there be ~, 「もし~があるなら、」 のように倒眮が起きおSずVの順序が入れ替わるので、疑問文ず同じ語順になる。 文法の理論䞊は、were, had, should 以倖の文頭も理論的には可胜だが、しかし実甚䞊はたずこの3皮類の語句しか、仮定法においおのifの省略文による倒眮では文頭に来るこずはないのが普通であり(桐原フォレスト)、たれに could や might が来るこずもあるだけである(ロむダル英文法)。この甚法の぀もりでの Didは今では非暙準(ロむダル英文法)。 なお、前眮詞を䜿った䜕らかの熟語や䞍定詞や分詞構文や副詞 without や but for などを䜿うこずでも、ifを省略するこずもできるが、この堎合は倒眮は起きない。この堎合は、if が「省略」ではなく、if の「代甚」ずしお別の衚珟方法を䜿っただけである(ロむダル英文法)。 なお、願望を衚す意味での仮定法で無い堎合は、倒眮が起きないのが普通(ロむダル英文法)。 ifの代わりには when は仮定法では甚いないのが普通。 䞭孊で習うような could や would や should を䜿った䞁寧な䟝頌などの衚珟は、仮定法からの掟生的な婉曲衚珟だずも考えるこずができる(ロむダル英文法)。 たずえば、 Could you do me a favor? 「お願いがあるのですが。」 は、仮定法の条件節が省略された圢だずいう考えもある(ロむダル英文法)。 It's time I was leaving. 「そろそろ倱瀌しないずいけたせん。」 「 It's time + 仮定法過去」で、「そろそろ~しおもいいころだ」の意味になる。 ここでいう「~しおもいいころだ」ずは、蚱可ではなく、「本来ならもう~されおいるべきなのに、ただ~しおいない。(~するべきだ)」のような意味「。 ロむダル英文法いわく、「朮時」をあらわす衚珟。 この It's time 構文では、仮定法過去完了ではなく、普通、仮定法過去が䜿われる(桐原フォレスト)。 ただし実際には、仮定法で蚀うよりも䞍定詞衚珟 It's time (for ~) to 䞍定詞 のほうがよく䜿われる(ゞヌニアス)。 ほか、仮定法ずは意識されない堎合が倚いが、助動詞 should を䜿っお It's time you should 動詞の原型 のように、より盎接的に「~べきだ」ず蚀う衚珟もある(ロむダル英文法)。 䞋蚘の If it were not for ~ などの構文で、「もし(今)~がなければ」ずいう珟圚の事実に反する仮定を蚀える。 If it were not for ~ 「(珟圚の事実に぀いお)もし~がなければ」 なお、過去の事実に反する仮定を蚀う堎合は、䞋蚘のようになる。 If it had not been for ~ 「(過去の事実に぀いお)もし~がなければ」 これらは文語(曞き蚀葉)的な蚀い回しである(ゞヌニアス、ロむダル英文法)。 If it were not for your help, I would not ~ 「もしあなたの助けがなければ、私は~だったろう。」 なお、これらの衚珟における肯定圢は存圚しない(桐原フォレスト)。 If を省略しおもいいが、その堎合は倒眮が起きお、 Were it not for の語順になる。 Were it not for your help, I would not ~ 「もしあなたの助けがなければ、私は~だったろう。」 実際に実珟されおいないか、実珟される芋蟌みの無いこずに぀いお述べるずきには、仮定法(かおいほう)が甚いられる堎合がある。 たずえ珟圚のこずであっおも、過去時制を甚いるこずを、If節の文䞭で、぀ぎのように曞くのが仮定法である。 ※通䟋、be動詞の過去圢は䞻語の人称に関係なく were を䜿甚する。 このように珟圚の事柄に関しお、珟実的でないこずを述べるには、䞀般に過去の時制を甚いる。 䞊の文は「もし私が鳥だったずしたら、倧阪たで飛んでいくのに。」ずいう意味であるが、けっしお実際には「私」は鳥ではなく、空を飛ぶこずが䞍可胜なこずから、ここでは仮定法を甚いおいる。 仮定法では倚くの堎合、条件を仮定する意味の if 節が加わるのだが、その節の動詞は過去圢にする。ただし、動詞がbe動詞だったずきには、その動詞は䞻語に関わらず、were ずする。ただし、口語的にはwasが䜿われるこずもあるようであるこずには泚意。䞊の䟋ではif節の動詞がamであるこずから、仮定法にしたずきの動詞はwereずなっおいる。 たた、if節の䞻文に぀いおは(䟋文の堎合「 I would fly to Osaka.」)、通垞助動詞 would(あるいはcould) を甚いる。通垞の過去圢を甚いるこずはあたりなされないようである。 このような、珟圚の実珟䞍可胜なこずがらに぀いお、「もし〜だったら、・・・するのに」ずいう事を匷調するために過去圢を甚いる甚法を、仮定法過去(かおいほう かこ)ずいう。 ぀たり、仮定法過去は、珟圚の実珟䞍可胜なこずに぀いお、述べおいる。 いっぜう、仮定法ではない、通垞の でも、意味は「もし私が鳥だったら、倧阪たで飛んでいく。」ずなっおそれほど意味は倉わらない。しかし、この構文は仮定法ではないため、実珟できるこずを䞻に衚す。 仮定法を䜿うのはあくたでそのこずが䞍可胜だずいうこずを匷調する意味である。 ここたでは珟圚のこずに関する仮定を行なう文を玹介しおきた。過去のこずに぀いお仮定を行なう堎合にはここたでの動詞の時制を過去完了にすればよい。 䟋えば、䞊の文に察応する文ずしお、 ずなる。 意味は 「もし私が(あの時)鳥だったずしたら、私は倧阪に飛んでいっただろうに」 ずなる。 たた、I wish - から始たる文では、その目的語節ずしお仮定法が甚いられるこずが倚い。これはwishが'願う'ずいう意味の単語で、その埌に非珟実的な願いが続くこずが倚いこずによる。䟋ずしお、 があげられるが、ここで were は、be動詞 am を仮定法にしたものである。 それ以倖の堎合でも䜕らかの起こるかどうか分からない条件があるずきのこずに぀いお述べるずきには、仮定法が甚いられるこずが倚い。この時にはif文が䌎わないこずも倚く、if文に察応する䞻文だけが述べられるようになるこずが倚い。 これに察しおは文脈で刀断するしかないが、過去の時制でないずきに突然、過去圢が珟われるように芋えるため、実際にはそれほど刀別に苊劎するこずはないず思われる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "䞭孊で習う仮定法過去および仮定法過去完了による実珟しなかった願望の衚珟ずは別に、「仮定法珟圚」ずいうのがあるが、しかし「仮定法珟圚」は願望の衚珟ではなく、か぀おは提案や芁求など (demand や insist など) で仮定法珟圚が䜿われおいた歎史もあったが、しかし叀颚な衚珟方法であり、なので21䞖玀ではあたり䜿われない。叀颚な文䜓を意図的に曞く堎合などで、仮定法珟圚を甚いる堎合もある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Tom demanded that I apologize to her. 「トムは私が圌女に謝眪するこずを芁求した」 ※むンスパ、ブレむク、ゞヌニに䌌た䟋文", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "It is necessary that every member follows these rules. 「䌚員は党員、その芏則を守る必芁がある。」※ゞヌニアス、青チャヌトに䌌た䟋文", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "It is necessary that everyone obey these rules. 「皆がそのルヌルを守る必芁がある」", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "It is necessary that ~", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "たたは", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "It is important that ~", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "などで、仮定法珟圚がある(青チャヌト、むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "動詞では、demand(芁求する), insist(䞻匵する), propose(提案する), suggest(~提案する) ,order(呜什する) ,advise(忠告する), request(䟝頌する) , などである(青チャヌト、むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "むギリス英語では、これらの甚法(It is necessary などや、demand,insistなど)の堎合には should を補う。shouldを補った堎合、ずくに仮定法ずしお読たなくおも、意味が䞀臎する(助動詞 should自䜓の意味が仮定法的な「べき」ずいう意味だずいう点はひずたず眮いおおく)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "なので、仮定法珟圚は実質、アメリカ英語である(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "なお、歎史的には、shouldを補う甚法のほうが新しい。ブレむクスルヌいわく、17䞖玀以降、むギリス本囜では仮定法珟圚の蚀い回しに違和感がもたれお、should をおぎなうようになった、ずいう経緯がある。なんずなくむギリス英語ずいうず「叀い」ずいう想像をしがちだが、しかしそうずは限らないケヌスのひず぀である(ブレむクスルヌ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "なお、動詞でinsist やsuggest を䜿っおいおも、意味が呜什や芁求でない堎合は(suggestが「瀺す」の意味の堎合や、insistの䞻匵内容が芁求などでない堎合)、shouldも仮定法珟圚も䜿わずに、ふ぀うの盎説法を䜿う(ゞヌニアス)。裏を返すず、insist,suggestに続くthat節が盎説法か仮定法かで、insist たたは suggest の意味が倉わる、ずも蚀える(むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "なお発展的事項だが、動詞だけでなく、suggestion や insistence などのこれらの動詞の名詞圢でも仮定法珟圚は䜿われる(むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "たた、「仮定法珟圚」では、提案や芁求(ゞヌニアス)などを衚す際に(if節ではなく) that 節の䞭で仮定法珟圚が䜿われるのが普通。仮定法珟圚は、やや呜什調ずいうか、芁求の意味合いが匷い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "たた、あらたたった衚珟でもある。参考曞の䟋文だず、芁望や呜什の甚法でも、叞法がどうこうずか、法案がどうこうずか、あるいは䌚瀟や団䜓などの芏則がどうこうずか、そういう堎での䟋文ずしおも䜿われおいる(ゞヌニアス、ロむダル英文法)。叞法以倖の民間人が䜿っおも構わないが、あらたたった蚀い方ではある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "仮定法過去や仮定法過去完了は婉曲的な衚珟であるので䞁寧な衚珟ずしお䜿われる堎合もあるが、しかし仮定法珟圚は呜什の調子が匷たるので泚意する必芁がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "このため、文法教育ずしお「仮定法珟圚」はあたり論理的ではなく、なので文法参考曞でも、あたり玹介しおいない参考曞もある(桐原フォレスト、゚バヌグリヌン)。䞭孊参考曞および桐原フォレストなど䞀郚の参考曞で述べおいる仮定法の特城は、仮定法過去および仮定法過去完了だけの特城である堎合もあるので、孊習の際にはそこに泚意が必芁である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "ほか、ロむダル英文法は、法埋の文䜓にある if ず動詞の原圢を぀かった文䜓も「仮定法珟圚」だず述べおいるが、しかし他の参考曞では if に぀いおは蚀及しおいない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "ほか、仮定法の未来ずいうのは、䞀般的な文法参考曞では芋圓たらない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "ほか、青チャヌトずロむダル英文法ずブレむクスルヌ(章末「さらに進んで」)が蚀うには、祈願や願望を衚す", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "God bless you! 「あなたに神のおめぐみがありたすように.」", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "も仮定法珟圚ずのこず。", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "なお、", "title": "" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "May god bless you!", "title": "" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "ずいう蚀い方もある(青チャヌト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "青チャヌトは", "title": "" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "Long live the Queen! 「女王䞇歳」(←「女王が長生きされたすように」)", "title": "" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "も仮定法珟圚だず蚀っおいる。2022幎9月、英囜゚リザベス女王が死去したけど、どうするのでしょうかね、これ?", "title": "" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "なお、これらの甚法では should を䜿わない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "仮定法(仮定法過去および過去完了)は、本来は実珟しなかったこずを意味する衚珟であるず芚えるほうが良い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "だが、実珟するかどうか分からないこずの衚珟ずしお仮定法を䜿うこずで、提案や䟝頌などにおいお控えめで䞁寧な衚珟ずしお䜿う甚法もある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "たずえば、提案を意味する", "title": "" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "Would you mind if I 動詞-ed ~? 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「お願いがあるのですが。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "は、仮定法の条件節が省略された圢だずいう考えもある(ロむダル英文法)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "It's time I was leaving. 「そろそろ倱瀌しないずいけたせん。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "「 It's time + 仮定法過去」で、「そろそろ~しおもいいころだ」の意味になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "ここでいう「~しおもいいころだ」ずは、蚱可ではなく、「本来ならもう~されおいるべきなのに、ただ~しおいない。(~するべきだ)」のような意味「。", "title": "" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "ロむダル英文法いわく、「朮時」をあらわす衚珟。", "title": "" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "この It's time 構文では、仮定法過去完了ではなく、普通、仮定法過去が䜿われる(桐原フォレスト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "ただし実際には、仮定法で蚀うよりも䞍定詞衚珟", "title": "" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "It's time (for ~) to 䞍定詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "のほうがよく䜿われる(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "ほか、仮定法ずは意識されない堎合が倚いが、助動詞 should を䜿っお", "title": "" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "It's time you should 動詞の原型", "title": "" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "のように、より盎接的に「~べきだ」ず蚀う衚珟もある(ロむダル英文法)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "䞋蚘の If it were not for ~ などの構文で、「もし(今)~がなければ」ずいう珟圚の事実に反する仮定を蚀える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "If it were not for ~ 「(珟圚の事実に぀いお)もし~がなければ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "なお、過去の事実に反する仮定を蚀う堎合は、䞋蚘のようになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "If it had not been for ~ 「(過去の事実に぀いお)もし~がなければ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "これらは文語(曞き蚀葉)的な蚀い回しである(ゞヌニアス、ロむダル英文法)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "If it were not for your help, I would not ~ 「もしあなたの助けがなければ、私は~だったろう。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "なお、これらの衚珟における肯定圢は存圚しない(桐原フォレスト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "If を省略しおもいいが、その堎合は倒眮が起きお、 Were it not for の語順になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "Were it not for your help, I would not ~ 「もしあなたの助けがなければ、私は~だったろう。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "実際に実珟されおいないか、実珟される芋蟌みの無いこずに぀いお述べるずきには、仮定法(かおいほう)が甚いられる堎合がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "たずえ珟圚のこずであっおも、過去時制を甚いるこずを、If節の文䞭で、぀ぎのように曞くのが仮定法である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "※通䟋、be動詞の過去圢は䞻語の人称に関係なく were を䜿甚する。 このように珟圚の事柄に関しお、珟実的でないこずを述べるには、䞀般に過去の時制を甚いる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "䞊の文は「もし私が鳥だったずしたら、倧阪たで飛んでいくのに。」ずいう意味であるが、けっしお実際には「私」は鳥ではなく、空を飛ぶこずが䞍可胜なこずから、ここでは仮定法を甚いおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "仮定法では倚くの堎合、条件を仮定する意味の if 節が加わるのだが、その節の動詞は過去圢にする。ただし、動詞がbe動詞だったずきには、その動詞は䞻語に関わらず、were ずする。ただし、口語的にはwasが䜿われるこずもあるようであるこずには泚意。䞊の䟋ではif節の動詞がamであるこずから、仮定法にしたずきの動詞はwereずなっおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "たた、if節の䞻文に぀いおは(䟋文の堎合「 I would fly to Osaka.」)、通垞助動詞 would(あるいはcould) を甚いる。通垞の過去圢を甚いるこずはあたりなされないようである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "このような、珟圚の実珟䞍可胜なこずがらに぀いお、「もし〜だったら、・・・するのに」ずいう事を匷調するために過去圢を甚いる甚法を、仮定法過去(かおいほう かこ)ずいう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "぀たり、仮定法過去は、珟圚の実珟䞍可胜なこずに぀いお、述べおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "いっぜう、仮定法ではない、通垞の", "title": "" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "でも、意味は「もし私が鳥だったら、倧阪たで飛んでいく。」ずなっおそれほど意味は倉わらない。しかし、この構文は仮定法ではないため、実珟できるこずを䞻に衚す。", "title": "" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "仮定法を䜿うのはあくたでそのこずが䞍可胜だずいうこずを匷調する意味である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "ここたでは珟圚のこずに関する仮定を行なう文を玹介しおきた。過去のこずに぀いお仮定を行なう堎合にはここたでの動詞の時制を過去完了にすればよい。 䟋えば、䞊の文に察応する文ずしお、", "title": "" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "ずなる。 意味は 「もし私が(あの時)鳥だったずしたら、私は倧阪に飛んでいっただろうに」 ずなる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "たた、I wish - から始たる文では、その目的語節ずしお仮定法が甚いられるこずが倚い。これはwishが'願う'ずいう意味の単語で、その埌に非珟実的な願いが続くこずが倚いこずによる。䟋ずしお、", "title": "" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "があげられるが、ここで were は、be動詞 am を仮定法にしたものである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "それ以倖の堎合でも䜕らかの起こるかどうか分からない条件があるずきのこずに぀いお述べるずきには、仮定法が甚いられるこずが倚い。この時にはif文が䌎わないこずも倚く、if文に察応する䞻文だけが述べられるようになるこずが倚い。 これに察しおは文脈で刀断するしかないが、過去の時制でないずきに突然、過去圢が珟われるように芋えるため、実際にはそれほど刀別に苊劎するこずはないず思われる。", "title": "" } ]
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=== 仮定法 === ==== 仮定法珟圚 ==== ===== 共通知識 ===== 䞭孊で習う仮定法過去および仮定法過去完了による実珟しなかった願望の衚珟ずは別に、「仮定法珟圚」ずいうのがあるが、しかし「仮定法珟圚」は願望の衚珟ではなく、か぀おは提案や芁求など demand や insist など で仮定法珟圚が䜿われおいた歎史もあったが、しかし叀颚な衚珟方法であり、なので䞖玀ではあたり䜿われない。叀颚な文䜓を意図的に曞く堎合などで、仮定法珟圚を甚いる堎合もある。 Tom demanded that I apologize to her. 「トムは私が圌女に謝眪するこずを芁求した」 ※むンスパ、ブレむク、ゞヌニに䌌た䟋文 It is necessary that every member follows these rules. 「䌚員は党員、その芏則を守る必芁がある。」※ゞヌニアス、青チャヌトに䌌た䟋文 It is necessary that everyone obey these rules. 「皆がそのルヌルを守る必芁がある」 It is necessary that  たたは It is important that  などで、仮定法珟圚がある青チャヌト、むンスパ。 動詞では、demand芁求する, insist䞻匵する, propose提案する, suggest提案する ,order呜什する ,advise忠告する, request䟝頌する , などである青チャヌト、むンスパ。 むギリス英語では、これらの甚法It is necessary などや、demand,insistなどの堎合には should を補う。shouldを補った堎合、ずくに仮定法ずしお読たなくおも、意味が䞀臎する助動詞 should自䜓の意味が仮定法的な「べき」ずいう意味だずいう点はひずたず眮いおおく。 なので、仮定法珟圚は実質、アメリカ英語であるゞヌニアス。 なお、歎史的には、shouldを補う甚法のほうが新しい。ブレむクスルヌいわく、17䞖玀以降、むギリス本囜では仮定法珟圚の蚀い回しに違和感がもたれお、should をおぎなうようになった、ずいう経緯がある。なんずなくむギリス英語ずいうず「叀い」ずいう想像をしがちだが、しかしそうずは限らないケヌスのひず぀であるブレむクスルヌ。 なお、動詞でinsist やsuggest を䜿っおいおも、意味が呜什や芁求でない堎合はsuggestが「瀺す」の意味の堎合や、insistの䞻匵内容が芁求などでない堎合、shouldも仮定法珟圚も䜿わずに、ふ぀うの盎説法を䜿うゞヌニアス。裏を返すず、insist,suggestに続くthat節が盎説法か仮定法かで、insist たたは suggest の意味が倉わる、ずも蚀えるむンスパ。 なお発展的事項だが、動詞だけでなく、suggestion や insistence などのこれらの動詞の名詞圢でも仮定法珟圚は䜿われるむンスパ。 たた、「仮定法珟圚」では、提案や芁求ゞヌニアスなどを衚す際にif節ではなく that 節の䞭で仮定法珟圚が䜿われるのが普通。仮定法珟圚は、やや呜什調ずいうか、芁求の意味合いが匷い。 たた、あらたたった衚珟でもある。参考曞の䟋文だず、芁望や呜什の甚法でも、叞法がどうこうずか、法案がどうこうずか、あるいは䌚瀟や団䜓などの芏則がどうこうずか、そういう堎での䟋文ずしおも䜿われおいるゞヌニアス、ロむダル英文法。叞法以倖の民間人が䜿っおも構わないが、あらたたった蚀い方ではある。 仮定法過去や仮定法過去完了は婉曲的な衚珟であるので䞁寧な衚珟ずしお䜿われる堎合もあるが、しかし仮定法珟圚は呜什の調子が匷たるので泚意する必芁がある。 このため、文法教育ずしお「仮定法珟圚」はあたり論理的ではなく、なので文法参考曞でも、あたり玹介しおいない参考曞もある桐原フォレスト、゚バヌグリヌン。䞭孊参考曞および桐原フォレストなど䞀郚の参考曞で述べおいる仮定法の特城は、仮定法過去および仮定法過去完了だけの特城である堎合もあるので、孊習の際にはそこに泚意が必芁である。 ===== 䞀郚の参考曞にある情報 ===== ほか、ロむダル英文法は、法埋の文䜓にある if ず動詞の原圢を぀かった文䜓も「仮定法珟圚」だず述べおいるが、しかし他の参考曞では if に぀いおは蚀及しおいない。 ほか、仮定法の未来ずいうのは、䞀般的な文法参考曞では芋圓たらない。 ほか、青チャヌトずロむダル英文法ずブレむクスルヌ章末「さらに進んで」が蚀うには、祈願や願望を衚す God bless you! 「あなたに神のおめぐみがありたすように.」 も仮定法珟圚ずのこず。 なお、 May god bless you! ずいう蚀い方もある青チャヌト。 青チャヌトは Long live the Queen! 「女王䞇歳」←「女王が長生きされたすように」 も仮定法珟圚だず蚀っおいる。2022幎9月、英囜゚リザベス女王が死去したけど、どうするのでしょうかね、これ なお、これらの甚法では should を䜿わない。 ==== 提案や䟝頌ずしおの仮定法 ==== 仮定法仮定法過去および過去完了は、本来は実珟しなかったこずを意味する衚珟であるず芚えるほうが良い。 だが、実珟するかどうか分からないこずの衚珟ずしお仮定法を䜿うこずで、提案や䟝頌などにおいお控えめで䞁寧な衚珟ずしお䜿う甚法もある。 たずえば、提案を意味する Would you mind if I 動詞-ed ? 「私がしおもよろしいでしょうか」 も仮定法である。 ここでの mind は、「嫌だず思う」「気にする」ずいう意味である。 「私はしようず思っおるのですが、私がしおも気にしたせんか」ずいう感じの婉曲衚珟によっお、提案を衚す衚珟技法なので、仮定法に分類するのが盞応しい。 ほか、「かしら」を意味する動詞 wonder を䜿っお、 I wonder if you could  ? 「しおいただけたせんか」 ずいう仮定法の衚珟もある。 could が助動詞 can の過去圢なので、仮定法だず考えるこずもできる。 なお、䞀般に仮定法においお、もし埓属節を過去圢にせず can にすれば I wonder if you can  ? 「しおいただけたすか」 ず、より盎接的な衚珟になる。 仮定法の条件説の接続詞は、基本的には if であるが、仮定法でのifは省略される堎合もある。 仮定法でif を省略した堎合、願望をあらわす内容の仮定法なら Were I . や「もし私がなら・・・したのに」 や Had I known , I would have ○○ . 「もしだず知っおいたら、○○したのに。」 や Should there be , 「もしがあるなら、」 のように倒眮が起きおSずVの順序が入れ替わるので、疑問文ず同じ語順になる。 文法の理論䞊は、were, had, should 以倖の文頭も理論的には可胜だが、しかし実甚䞊はたずこの3皮類の語句しか、仮定法においおのifの省略文による倒眮では文頭に来るこずはないのが普通であり桐原フォレスト、たれに could や might が来るこずもあるだけであるロむダル英文法。この甚法の぀もりでの Didは今では非暙準ロむダル英文法。 なお、前眮詞を䜿った䜕らかの熟語や䞍定詞や分詞構文や副詞 without や but for などを䜿うこずでも、ifを省略するこずもできるが、この堎合は倒眮は起きない。この堎合は、if が「省略」ではなく、if の「代甚」ずしお別の衚珟方法を䜿っただけであるロむダル英文法。 なお、願望を衚す意味での仮定法で無い堎合は、倒眮が起きないのが普通ロむダル英文法。 ifの代わりには when は仮定法では甚いないのが普通。 ==== ※ 条件節の省略 ==== 䞭孊で習うような could や would や should を䜿った䞁寧な䟝頌などの衚珟は、仮定法からの掟生的な婉曲衚珟だずも考えるこずができるロむダル英文法。 たずえば、 Could you do me a favor? 「お願いがあるのですが。」 は、仮定法の条件節が省略された圢だずいう考えもあるロむダル英文法。 ==== 仮定法の慣甚衚珟 ==== ===== It's time  ===== It's time I was leaving. 「そろそろ倱瀌しないずいけたせん。」 「 It's time + 仮定法過去」で、「そろそろしおもいいころだ」の意味になる。 ここでいう「しおもいいころだ」ずは、蚱可ではなく、「本来ならもうされおいるべきなのに、ただしおいない。するべきだ」のような意味「。 ロむダル英文法いわく、「朮時」をあらわす衚珟。 この It's time 構文では、仮定法過去完了'''ではなく'''、普通、仮定法過去が䜿われる桐原フォレスト。 ただし実際には、仮定法で蚀うよりも䞍定詞衚珟 It's time for  to 䞍定詞 のほうがよく䜿われるゞヌニアス。 ほか、仮定法ずは意識されない堎合が倚いが、助動詞 should を䜿っお It's time you should 動詞の原型 のように、より盎接的に「べきだ」ず蚀う衚珟もあるロむダル英文法。 ===== If it were not for  ===== 䞋蚘の If it were not for  などの構文で、「'''もし今がなければ'''」ずいう'''珟圚の事実に反する仮定'''を蚀える。 If it were not for  「珟圚の事実に぀いおもしがなければ」 なお、'''過去の事実に反する仮定'''を蚀う堎合は、䞋蚘のようになる。 If it had not been for  「過去の事実に぀いお'''もしがなければ'''」 これらは文語曞き蚀葉的な蚀い回しであるゞヌニアス、ロむダル英文法。 If it were not for your help, I would not  「もしあなたの助けがなければ、私はだったろう。」 なお、これらの衚珟における肯定圢は存圚しない桐原フォレスト。 If を省略しおもいいが、その堎合は倒眮が起きお、 Were it not for の語順になる。 Were it not for your help, I would not  「もしあなたの助けがなければ、私はだったろう。」 === ※ 䞭孊の埩習 === ==== 珟圚のこずがらの仮定法。仮定法過去 ==== 実際に実珟されおいないか、実珟される芋蟌みの無いこずに぀いお述べるずきには、'''仮定法'''かおいほうが甚いられる堎合がある。 たずえ珟圚のこずであっおも、過去時制を甚いるこずを、If節の文䞭で、぀ぎのように曞くのが仮定法である。 If I '''were[was]''' a bird, I would fly to Osaka.「もし私が鳥だったずしたら、倧阪たで飛んでいくのに。」 ※通䟋、be動詞の過去圢は䞻語の人称に関係なく ''' were''' を䜿甚する。 このように珟圚の事柄に関しお、珟実的でないこずを述べるには、䞀般に過去の時制を甚いる。 䞊の文は「もし私が鳥だったずしたら、倧阪たで飛んでいくのに。」ずいう意味であるが、けっしお実際には「私」は鳥ではなく、空を飛ぶこずが䞍可胜なこずから、ここでは仮定法を甚いおいる。 仮定法では倚くの堎合、条件を仮定する意味の if 節が加わるのだが、その節の動詞は過去圢にする。ただし、動詞がbe動詞だったずきには、その動詞は䞻語に関わらず、'''were''' ずする。ただし、口語的にはwasが䜿われるこずもあるようであるこずには泚意。䞊の䟋ではif節の動詞がamであるこずから、仮定法にしたずきの動詞はwereずなっおいる。 たた、if節の䞻文に぀いおは䟋文の堎合「 I would fly to Osaka.」、通垞助動詞 would(あるいはcould) を甚いる。通垞の過去圢を甚いるこずはあたりなされないようである。 このような、珟圚の実珟䞍可胜なこずがらに぀いお、「もし〜だったら、・・・するのに」ずいう事を匷調するために過去圢を甚いる甚法を、仮定法過去かおいほう かこずいう。 ぀たり、仮定法過去は、珟圚の実珟䞍可胜なこずに぀いお、述べおいる。 ===== 仮定法でない堎合 ===== いっぜう、仮定法ではない、通垞の If I am a bird, I fly to Osaka. でも、意味は「もし私が鳥だったら、倧阪たで飛んでいく。」ずなっおそれほど意味は倉わらない。しかし、この構文は仮定法ではないため、実珟できるこずを䞻に衚す。 仮定法を䜿うのはあくたでそのこずが䞍可胜だずいうこずを匷調する意味である。 ==== 過去のこずがらの仮定法。仮定法過去完了 ==== ここたでは珟圚のこずに関する仮定を行なう文を玹介しおきた。過去のこずに぀いお仮定を行なう堎合にはここたでの動詞の時制を過去完了にすればよい。 䟋えば、䞊の文に察応する文ずしお、 If I had been a bird, I would have flown to Osaka. ずなる。 意味は 「もし私が(あの時)鳥だったずしたら、私は倧阪に飛んでいっただろうに」 ずなる。 たた、I wish - から始たる文では、その目的語節ずしお仮定法が甚いられるこずが倚い。これはwishが'願う'ずいう意味の単語で、その埌に非珟実的な願いが続くこずが倚いこずによる。䟋ずしお、 I wish I were a bird. があげられるが、ここで were は、be動詞 am を仮定法にしたものである。 それ以倖の堎合でも䜕らかの起こるかどうか分からない条件があるずきのこずに぀いお述べるずきには、仮定法が甚いられるこずが倚い。この時にはif文が䌎わないこずも倚く、if文に察応する䞻文だけが述べられるようになるこずが倚い。 これに察しおは文脈で刀断するしかないが、過去の時制でないずきに突然、過去圢が珟われるように芋えるため、実際にはそれほど刀別に苊劎するこずはないず思われる。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:06Z
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高校英語の文法/文の皮類
英語における「文」の単䜍は、2぀の流儀がある。ひず぀は、文頭から、文末のピリオド(.)たたはク゚スチョン(?)たでずする流儀。 だか、この分類法では I have a pen ,and she has a pencil. のような「文」も、I から pencil たでが「文」になっおしたう。 瑣末(さた぀)な この問題を回避するため、本ペヌゞでは、ずりあえず、 I have a pen. のような単玔な構造の文だけを考えるずする。 こういう前提のもずなら、 䞭孊で習ったのず同様に、英語の文の皮類には、「平叙文」「疑問文」「呜什文」「感嘆文」の4぀だけが基本的なものである。 さらに、それぞれの皮類の文に、肯定文ず吊定文ずがあるので、分類䞊は 4×2で合蚈8皮類になる。 だが実際には、感嘆文の吊定文はめったに無い。なので、実甚的には、7皮類である。 「吊定文」ずは、助動詞などにnotが぀く文のこずであるずするのが基瀎的な分類法である。 このため、 I have no idea. のように文法の圢匏䞊は、助動詞(䞊蚘の文で助動詞を䜿うずしたらdo)にnot が぀いおないので肯定文ずしおあ぀かう。しかし意味的には吊定の内容のものもある。しかし、高校参考曞では、こういう問題には觊れない。入詊にも䞊蚘の no idea 文などの肯定・吊定の分類を問う出題は無いだろうから、深入りしない。 䞭孊でも don't や can't などを習ったように、短瞮圢の吊定が䜿われおいる文の堎合も吊定文ずしお分類する。 たた、cannot のように助動詞ずくっ぀いお䞀぀の単語になっおいる語句が䜿われおいる堎合も吊定文である。 高校英語・倧孊受隓英語ずしお必芁な吊定文の分類に぀いおの知識は、これたでである。基本的には、吊定文の分類に぀いおは高校でも、䞭孊で習った英文法ず倧差ない。倧孊生向けの文法曞には他にもいく぀か話題があるが、高校生には䞍芁な瑣末たたはむギリス固有の話題なので、これ以䞊は深入りしない。 さお、 I have a pen ,and she has a pencil. のような構造の文章を「重文」ず蚀う。 䞀方、 I have a pen . のような、重文の構成単䜍ずなる、それ以䞊分割するず文章にならない最小単䜍のこずを「単文」ずいう。 この「重文」や「単文」ずいう甚語を玹介しおいる参考曞もある。 だが、参考曞によっおは、「単文」「重文」などを玹介しおいない参考曞もある。このように参考曞によっおは玹介されない分野もある。 このような文章の組み合わせの有無の分類では「単文」「重文」「耇文」「混文」の4皮類がある。 「圌の䞻匵が本圓かどうか、私には分からない」ずか 「䜕が起きたかを話しおください」Tell me what happened. (ゞヌニアス、ブレむクスルヌ) のように、文䞭に疑問的な蚀い回しが含たれおいるが、しかし文党䜓ずしおは平叙文のような英文があり、こういう構造の文のこずを間接疑問文ずいう。 間接疑問文が疑問文なのか平叙文なのか分類は入詊では問われないので、安心しおいい。文法参考曞でも、間接疑問文に぀いおは、玹介を曞籍の埌半郚に埌回しに埌回しにしおいる参考曞もある。 このため、高校英語では、疑問文ずは、文末が「?」で終わる文章のこずだず思っおおけば、特に問題が無い。 Would you tell me what happened? 「䜕が起きたかを話しおくれたせんか.」 のように間接疑問文をさらに文党䜓でも疑問文にするこずもできるが、本ペヌゞでは深入りしない。 このほか、か぀お「反語」ずいう文法単元があっお、「圌は医者ではないですよね?(→「圌は医者ではない」ず蚀いたい)」のような吊定の圢匏で聞く疑問文を玹介しおいた。 2020幎代の珟代では、より吊定の圢匏にかぎらず、より広く、返事を求めるのではなく意図を䌝えるための疑問文ずしお「修蟞疑問」ずしお分類しなおされおいる。 たずえば、 「知らない人がいるだろうか?」 (=誰も知らない)Who doesn't know? が、倚くの参考曞にある兞型的な䟋文である。(もっずもこれは吊定圢匏なので、1990幎代の埓来なら「反語」ずいわれおいた衚珟だが。) 肯定の圢匏で、同じ意図を 「誰が知っおいるのか?」 (=誰も知らない)Who knows? ずもいえる。 このように肯定であっおも構わないので、「反語」ずいう単元で分類するよりも、修蟞疑問ずしお分類するほうが合理的である。 なお圓然だが、疑問文圢匏の反語衚珟は、修蟞疑問の䞀郚であるずしお分類される。 修蟞疑問はけっしお返事をたずねおいるわけではない衚珟であるが、しかし分類䞊、修蟞疑問は疑問文であるずしお分類する。英文法孊では、このような分類になっおいるので、ずりあえず英文の文末がク゚スチョン「?」でありさえずれば、ずりあえずその文は圢匏的には疑問文であるず分類しお構わない。 頌みごずをする際、呜什文の蚀い回しのあずに、will you? や can you? などを぀けお、疑問文の圢匏にしお、確認などのために、肯定たたは吊定の平叙文のうしろに do you? たたは don't you? や are you? や would you? などを぀ける蚀い回しもある。 こういうのを付加疑問ずいう。 もし末尟に don't you? や aren't you? を぀ける堎合、盎蚳するずあたかも日本語の「反語」衚珟の蚳のようになるが、しかし、付加疑問では反察の意味をほのめかすような意味合いは、あたり無い(参考曞では特に蚀及されおない)。英文法の疑問文で反察の意味をほのめかす意味合いがある聞き方は、(付加疑問ではなく)修蟞疑問である。 付加疑問は、確認や同意を求めるのに䜿うのが䞀般的である。日本語の反語にひきづられないように泚意のこず。 確認事項ずしおの付加疑問では、疑わしい内容のほうを疑問圢匏にする。このため、肯定文の平叙文の埌ろに぀ける䞍可疑問は吊定疑問になる。吊定文の平叙文の埌ろに぀け぀のは、肯定圢匏の付加疑問になる。 付加疑問を発音する際の調子(むントネ-ション)は、自信がある堎合は文末の発音を䞋降調 () にする。自信が無く、確認を求めたい堎合には、文末の発音を䞊昇調 () にする。 文末に do you や don't you の代わりに「 ,right?」 を䜿う堎合もある(桐原、ゞヌニアス)。ほか、文末に代わりに OK を䜿う堎合もある(桐原)。付加疑問ずしおの right は念を抌す目的などで䜿われる(桐原)。 なお、付加疑問に察する返事は、質問の動詞を基準に、その動詞の肯定圢が答えならYes で答え、動詞の吊定圢が答えなら No で答える(桐原)。 ぀たり、もし質問の動詞が be 動詞で䞻語が it なら、質問の末尟が「 is it ?」でも「isn't it?」でも、答えがもし「it isn't.」の内容なら「No, it isn't 」になるし、逆に答えが「 it is.」の内容なら「 Yes, it is」ず答えるこずになる。動詞を基準に考えれば良い。 How を䜿った蚀い回しず、whatを䜿った蚀い回しの2皮類があり、ずもに文末は「!」で終わる。圢容詞だけを匷調するなら How, 名詞ず圢容詞を匷調するなら what である。 How + 圢容詞(たたは副詞)+S+V ! What +圢容詞 + 名詞 +S+V ! の語順である。 How を䜿うほうの蚀い回しは珟代ではやや叀颚な蚀い回しずされおいるが、高校英語や倧孊入詊ではそこたで芁求されないし、高校生の参考曞にもあたり曞かれおない。 What で感嘆する堎合、圢容詞がなくおも文脈から刀断できる蚀い回しなら、圢容詞を省略しお What + 名詞 +S+V ! のように蚀っおも良い。 さらに、SVも省略する堎合もあり、 What a surprise! 「びっくりしたなあ。」 ずいう慣甚衚珟もある(ロむダル英文法、桐原フォレスト)。 このほか、助動詞 may を䜿っお「~したすように」ずいう祈願をあらわすき祈願文も、文末が「!」なら、孊者や曞籍によっおは感嘆文に含める堎合もある。参考曞によっおは「文の皮類」の単元ではなく助動詞の単元で玹介されるこずも倚いので、文の皮類を孊ぶ珟時点では祈願文に深入りする必芁は無い。 さらに他に、文章の語順が疑問文だか文末が「!」で語調も感嘆のようなリズムずアクセントの蚀い回しをする衚珟方法も英語にあるが、高校英語を超えるのでこれ以䞊は玹介しない。
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=== 文の皮類 === ==== 基瀎知識 ==== 英語における「文」の単䜍は、2぀の流儀がある。ひず぀は、文頭から、文末のピリオド(.)たたはク゚スチョン(?)たでずする流儀。 だか、この分類法では I have a pen ,and she has a pencil. のような「文」も、I から pencil たでが「文」になっおしたう。 瑣末さた぀な この問題を回避するため、本ペヌゞでは、ずりあえず、 I have a pen. のような単玔な構造の文だけを考えるずする。 こういう前提のもずなら、 䞭孊で習ったのず同様に、英語の文の皮類には、「平叙文」「疑問文」「呜什文」「感嘆文」の4぀だけが基本的なものである。 さらに、それぞれの皮類の文に、肯定文ず吊定文ずがあるので、分類䞊は 4×2で合蚈8皮類になる。 だが実際には、感嘆文の吊定文はめったに無い。なので、実甚的には、7皮類である。 「吊定文」ずは、助動詞などにnotが぀く文のこずであるずするのが基瀎的な分類法である。 このため、 I have no idea. のように文法の圢匏䞊は、助動詞䞊蚘の文で助動詞を䜿うずしたらdoにnot が぀いおないので肯定文ずしおあ぀かう。しかし意味的には吊定の内容のものもある。しかし、高校参考曞では、こういう問題には觊れない。入詊にも䞊蚘の no idea 文などの肯定・吊定の分類を問う出題は無いだろうから、深入りしない。 䞭孊でも don't や can't などを習ったように、短瞮圢の吊定が䜿われおいる文の堎合も吊定文ずしお分類する。 たた、cannot のように助動詞ずくっ぀いお䞀぀の単語になっおいる語句が䜿われおいる堎合も吊定文である。 高校英語・倧孊受隓英語ずしお必芁な吊定文の分類に぀いおの知識は、これたでである。基本的には、吊定文の分類に぀いおは高校でも、䞭孊で習った英文法ず倧差ない。倧孊生向けの文法曞には他にもいく぀か話題があるが、高校生には䞍芁な瑣末たたはむギリス固有の話題なので、これ以䞊は深入りしない。 ==== 参考知識 ==== ===== 重文など ===== さお、 I have a pen ,and she has a pencil. のような構造の文章を「重文」ず蚀う。 䞀方、 I have a pen . のような、重文の構成単䜍ずなる、それ以䞊分割するず文章にならない最小単䜍のこずを「単文」ずいう。 この「重文」や「単文」ずいう甚語を玹介しおいる参考曞もある。 だが、参考曞によっおは、「単文」「重文」などを玹介しおいない参考曞もある。このように参考曞によっおは玹介されない分野もある。 このような文章の組み合わせの有無の分類では「単文」「重文」「耇文」「混文」の4皮類がある。 ===== 間接疑問文 ===== 「圌の䞻匵が本圓かどうか、私には分からない」ずか 「䜕が起きたかを話しおください」Tell me what happened. ゞヌニアス、ブレむクスルヌ のように、文䞭に疑問的な蚀い回しが含たれおいるが、しかし文党䜓ずしおは平叙文のような英文があり、こういう構造の文のこずを間接疑問文ずいう。 間接疑問文が疑問文なのか平叙文なのか分類は入詊では問われないので、安心しおいい。文法参考曞でも、間接疑問文に぀いおは、玹介を曞籍の埌半郚に埌回しに埌回しにしおいる参考曞もある。 このため、高校英語では、疑問文ずは、文末が「?」で終わる文章のこずだず思っおおけば、特に問題が無い。 Would you tell me what happened? 「䜕が起きたかを話しおくれたせんか.」 のように間接疑問文をさらに文党䜓でも疑問文にするこずもできるが、本ペヌゞでは深入りしない。 ==== 修蟞疑問 ==== ;「反語」→「修蟞疑問」 このほか、か぀お「反語」ずいう文法単元があっお、「圌は医者ではないですよね→「圌は医者ではない」ず蚀いたい」のような吊定の圢匏で聞く疑問文を玹介しおいた。 2020幎代の珟代では、より吊定の圢匏にかぎらず、より広く、返事を求めるのではなく意図を䌝えるための疑問文ずしお「修蟞疑問」ずしお分類しなおされおいる。 たずえば、 「知らない人がいるだろうか」 誰も知らないWho doesn't know? が、倚くの参考曞にある兞型的な䟋文である。もっずもこれは吊定圢匏なので、1990幎代の埓来なら「反語」ずいわれおいた衚珟だが。 肯定の圢匏で、同じ意図を 「誰が知っおいるのか」 誰も知らないWho knows? ずもいえる。 このように肯定であっおも構わないので、「反語」ずいう単元で分類するよりも、修蟞疑問ずしお分類するほうが合理的である。 なお圓然だが、疑問文圢匏の反語衚珟は、修蟞疑問の䞀郚であるずしお分類される。 修蟞疑問はけっしお返事をたずねおいるわけではない衚珟であるが、しかし分類䞊、修蟞疑問は疑問文であるずしお分類する。英文法孊では、このような分類になっおいるので、ずりあえず英文の文末がク゚スチョン「?」でありさえずれば、ずりあえずその文は圢匏的には疑問文であるず分類しお構わない。 ==== 付加疑問 ==== 頌みごずをする際、呜什文の蚀い回しのあずに、will you? や can you? などを぀けお、疑問文の圢匏にしお、確認などのために、肯定たたは吊定の平叙文のうしろに do you? たたは don't you? や are you? や would you? などを぀ける蚀い回しもある。 こういうのを付加疑問ずいう。 もし末尟に don't you? や aren't you? を぀ける堎合、盎蚳するずあたかも日本語の「反語」衚珟の蚳のようになるが、しかし、付加疑問では反察の意味をほのめかすような意味合いは、あたり無い参考曞では特に蚀及されおない。英文法の疑問文で反察の意味をほのめかす意味合いがある聞き方は、付加疑問ではなく修蟞疑問である。 付加疑問は、確認や同意を求めるのに䜿うのが䞀般的である。日本語の反語にひきづられないように泚意のこず。 確認事項ずしおの付加疑問では、疑わしい内容のほうを疑問圢匏にする。このため、肯定文の平叙文の埌ろに぀ける䞍可疑問は吊定疑問になる。吊定文の平叙文の埌ろに぀け぀のは、肯定圢匏の付加疑問になる。 付加疑問を発音する際の調子むントネションは、自信がある堎合は文末の発音を䞋降調 ([[File:Lower arrow.svg|30px]]) にする。自信が無く、確認を求めたい堎合には、文末の発音を䞊昇調 ([[File:Raise arrow.svg|30px]]) にする。 文末に do you や don't you の代わりに「 ,right?」 を䜿う堎合もある桐原、ゞヌニアス。ほか、文末に代わりに OK を䜿う堎合もある桐原。付加疑問ずしおの right は念を抌す目的などで䜿われる桐原。 なお、付加疑問に察する返事は、質問の動詞を基準に、その動詞の肯定圢が答えならYes で答え、動詞の吊定圢が答えなら No で答える桐原。 ぀たり、もし質問の動詞が be 動詞で䞻語が it なら、質問の末尟が「 is it ?」でも「isn't it?」でも、答えがもし「it isn't.」の内容なら「No, it isn't 」になるし、逆に答えが「 it is.」の内容なら「 Yes, it is」ず答えるこずになる。動詞を基準に考えれば良い。 ==== 感嘆文 ==== How を䜿った蚀い回しず、whatを䜿った蚀い回しの2皮類があり、ずもに文末は「!」で終わる。圢容詞だけを匷調するなら How, 名詞ず圢容詞を匷調するなら what である。 How + 圢容詞たたは副詞SV ! What +圢容詞 + 名詞 SV ! の語順である。 How を䜿うほうの蚀い回しは珟代ではやや叀颚な蚀い回しずされおいるが、高校英語や倧孊入詊ではそこたで芁求されないし、高校生の参考曞にもあたり曞かれおない。 What で感嘆する堎合、圢容詞がなくおも文脈から刀断できる蚀い回しなら、圢容詞を省略しお What + 名詞 SV ! のように蚀っおも良い。 さらに、SVも省略する堎合もあり、 What a surprise! 「びっくりしたなあ。」 ずいう慣甚衚珟もあるロむダル英文法、桐原フォレスト。 このほか、助動詞 may を䜿っお「したすように」ずいう祈願をあらわすき祈願文も、文末が「!」なら、孊者や曞籍によっおは感嘆文に含める堎合もある。参考曞によっおは「文の皮類」の単元ではなく助動詞の単元で玹介されるこずも倚いので、文の皮類を孊ぶ珟時点では祈願文に深入りする必芁は無い。 さらに他に、文章の語順が疑問文だか文末が「!」で語調も感嘆のようなリズムずアクセントの蚀い回しをする衚珟方法も英語にあるが、高校英語を超えるのでこれ以䞊は玹介しない。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:51Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%96%87%E6%B3%95/%E6%96%87%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E
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高校英語の文法/動詞ず文型
英語の文型は基本的には、䞋蚘の5通りに分かれる。 「第1文型」ず呌ぶ代わりに「SV文型」、第2文型ず呌ぶ代わりに「SVC文型」のようにいう堎合もある。なので、高校生ずしおは、どの文型が䜕番だったかたでは芚える必芁は無い。 なお、文型の数の衚蚘(「第□文型」の四角のぶぶん)が算甚数字かロヌマ数字かは、どれでもいい。参考曞によっおも異なり、ずくに統䞀は無い。 䞻語 + 動詞 ※ 未蚘述. 䞻語 + 動詞 + 補語 がSVC文型である。 第2文型は などである。 SVC文型を取る兞型的な動詞がある。 become(なる)、 turn(倉化しお~になる), go (~(悪い状態に)なる) のように、~になるずいう意味の動詞に倚い。 The leaves turn red in the fall. 「秋になるず、朚の葉は赀くなる。」 leavesは必ずしも暹朚の葉ずは限らず、草の葉の堎合もあるが、しかし垂販の参考曞などでは、これでも通じおいる。 The milk has gone bad. 「その牛乳は腐っおいる。」 などである。go は完了圢で䜿うこずが倚い。 ほか、be動詞や、倖芋的な様子をあらわす look(のように芋える), appear(~のように芋える)、seem (~のように芋える) なども兞型的にSVC文型である。 She is happy. 「圌女はしあわせだ。」 She looks happy. 「圌女はしあわせそうに芋える。」 She appears happy. 「圌女はしあわせそうだ。」 などである。 She seems happy. 「圌女はしあわせなように芋える。」 知芚を衚す、feel(感じられる), smell(においがする), sound(聞こえる),taste(味がする)、なども、兞型的な第2文型をずるこずの倚い動詞である。 そのほか、熟語 be fond of ~ 「~が奜きである」や be sure of ~「~を確信しおいる」のように、圢匏的にはSVC文型だが、続く修食語がないず意味をなさない蚀い回しもあるが、䟿宜的にこういった熟語衚珟でも圢匏的にSVC文型でさえありさえずれば、分類䞊はSVC文型ずしお分類する。 ほか、教育䞊の泚意ずしお、よく䟿宜的にS = Cず等号を䜿っお比喩的に教育される堎合もあるが、しかし数孊の等号ずは異なり、䞀般にSずCの単語のそれぞれの䜍眮は亀換できないこずに教育者は気を぀けおおく必芁がある。 䞻語 + 動詞 + 目的語 の文型がSVO文型である。 文法䞊は、䞀般にSVO文型を取る動詞は通垞、他動詞である。 倚くの動詞がSVO文型に該圓するので、芚えるなら、他の文型ず間違いやすいものを芚えるず良い。 たずえば「議論する」discussは、よく間違いでabout を付けられる堎合があるが、しかしaboutを䜿わずにSVO文型でdisucussは䜿う動詞である。 discuss はもずもず「粉々にする」ずいうような意味であり(ゞヌニアス英和)、それが転じお、話を分解するような意味になったので、なのでabout は぀けない。 このような、前眮詞を぀けない他動詞を列挙するず、 approach(~に近づく)、attend (~に出垭する), discuss(~に぀いお話し合う)、enter(~に入る)、join (~に参加する)、marry(~ず結婚する)、resemble(~に䌌おいる)、visit (~を蚪問する) などが、参考曞では代衚的である。 ほかに、前眮詞を぀けない動詞の䟋ずしおは contact (~ず連絡をずる)※ゞヌニアス、 mention (~を述べる)※むンスパむア、ゞヌニアス、 oppose (~に反察する)※゚バヌグリヌン などがある。 逆に本来なら前眮詞が必芁なのにそれを忘れやすい動詞ずしおは agree with ~(人) 「~に賛成する」、 ※ ブレむクスルヌ、゚バヌグリヌン agree to 案 「<案>に賛成する」、※ ゚バヌグリヌン complain to 人 about 関心事 「<人>に<関心事>に぀いお䞍平を蚀う」 ※ ブレむクスルヌ、゚バヌグリヌン complain の「to 人」は省略しおも構わない(ブレむクスルヌ)。 apologize to ~(人) 「~に謝眪する」、 たずえば You should apologize to her. 「きみは圌女に謝眪するべきだよ。」 ※ ゚バヌグリヌン I must apologize to her. 「私は圌女に謝眪しなければならない。」※ 青チャヌト suggest 情報 to 人 「<人>に<情報>を提瀺する」、 同様に introduce も、 introduce 人1 to 人2 「<人2>に<人1>を玹介する」 である(青チャヌト、むンスパむア)。<人1>のほうが玹介される情報になる。 ほか、 graduate from 孊校「<å­Šæ ¡>を卒業する」 ※日本語の「孊校『を』」に匕きずられお from を忘れる生埒が倚いず蚀われおいる(ゞヌニアス)。 などがある(青チャヌト、むンスパむア)。 そのほか、 She lived a happy life. 「圌女はしあわせな生掻を送った」 のように、動詞ず関連の深い目的語を取る䟋もある(青チャヌト、ゞヌニアス)。 ただし普通は、 She lived happily. のように蚀う堎合が倚い(青チャヌト)。 smile a happy smile 「うれしそうに笑う」、 dream a strange dream 「きみょうな倢を芋る」、 などの衚珟もある(ゞヌニアス)。 䞋蚘のように、動詞ず目的語で語源が同じ単語だったり䌌た意味の単語の堎合、これらの目的語のこずを同族目的語ずいう。 She lived a happy life. 「圌女はしあわせな生掻を送った.」 (語源が同じ)※ 青チャヌト、むンスパむア They fought a fierce battle. 「圌らは激しく戊った.」(䌌た意味)※ むンスパむア、ロむダル英文法 なお、live は普段は自動詞なので目的語をずらないが、しかし同族目的語の堎合、他動詞ずしお目的語をずるこずができる。 このように同族目的語をずる動詞では䟋倖的に、ふだんは自動詞でも目的語をずるこずができる堎合がある。 蚀い換え衚珟ずしお、 She lived happily. 「圌女はしあわせな生掻を送った. They fought fiercely. 「圌らは激しく戊った.」 のように、同族目的語を䜿わなくおも副詞を䜿っお蚀い換えるこずもできる。 SVOO文型ずは、 䞻語 + 動詞 + 目的語1 + 目的語2 である。なお、 䞻語 + 動詞 + 間接目的語 + 盎接目的語 のようにも蚀う参考曞も倚い。 「~(人など)に○○(物など)を䞎える」ずいう意味の基本的な動詞には、SVOO文型の甚法をも぀ものが倚い。 兞型的なのは giveであり give O1 O2 で「O1にO2を䞎える」だが、そのほかにも hand (手枡す)や、offer (手枡す)など、和蚳䞊では「䞎える」ずは限らないので、意倖ず泚意が必芁である。sell 「売る」もこのグルヌプである。 そのほか、物理的には物を枡さなくおも、teach O1 O2 (O1にO2を教える)や 、tell O1 O2 (O1にO2を話す)や write O1 O2 (O1にO2(手玙など)を曞く)ずいった、盞手のもずに情報を届けるものにも、SVOO文型の甚法がある。 この、盞手のもずに䜕かを届けるグルヌプのものは、前眮詞 to を䜿った蚀い換えで、たずえば give the money to him のように衚珟できるものが倚い。 列挙するず、 give(䞎える) , lend (貞す), hand (手枡す), offer (提䟛する), show (芋せる), send (送る), tell (䌝える・話す), write ((手玙などを)曞く), などがある。 ほか、他人のために䜕かを「しおあげる」ずいう意味の動詞にも、SVOO文型のものが倚い。 具䜓的には、buy 「買っおあげる」、cook 「料理を䜜っおあげる」や find 「芋぀けおあげる」や、get O1 O2 (O1のためにO2を手に入れる), make (䜜っおあげる)ずいう甚法をも぀動詞が、SVOO文型の甚法をも぀。 この、「しおあげる」グルヌプの動詞は、前眮詞を䜿った蚀い換えでは、to ではなく for のほうが適切な堎合が倚い。 buy a new bike for him. 「新しい自転車を買っおあげる」 などのように。 buy (買う), cook(料理する), make(䜜る), play(挔奏する), sing (歌う)、が、 もし前眮詞で蚀い換えるならそのforのほうが適切なグルヌプである。 bring「持っおくる」 ずleave「残す」は、to でも for でも、SVOOでも、どれでも䜿える。 bringの堎合で、前眮詞を䜿う堎合は、文脈から to か for かより適切なほうを刀断する。 leave の堎合、慣甚的に、財産を残しお死ぬ堎合は to を、ケヌキやクッキヌなどを人に残しおおくのは for である。 I left some cake for him. 「私は圌にケヌキを少し残しおおいた。」 He left a fortune to his wife. 「圌は劻に財産を残しお死んだ。」 cost, envy(うらやたしく思う), save(節玄する), spare(省く) , は、SVOO文型の甚法はあるが、しかし䞀般に to や for を䜿った蚀い換えは出来ないし、たたそのためO1ずO2の語順も倉えられない(むンスパむア、ゞヌニアス、ロむダル)。 たた、askも、「たずねる」の意味では、あたり語順を倉えない(ロむダル)。なお、ask~of はどちらかずいうず「頌む」の意味で䜿うこずが倚い(ロむダル)。なお、むンスパむアでは、askは「たずねる」の意味では語順を倉えないずしおいるが、しかしロむダルでは、そこたで断蚀しおいない。 䞻語+動詞+目的語+補語 SVOC文型では、O = C の関係が成立する。 make O C 「OをCにさせる」がSVOCの䞀䟋である。 call 「~ず呌ぶ」や name「~ず名づける」など、䜕かを呌ぶ衚珟がSVOCである。 ほか、elect O C で 「OをCに遞ぶ」だが、しかし類矩語の choose は䌝統的にはSVOC文型にはならない事に泚意する必芁がある。ただし、最近は事情が異なり、 choose でも SVOC文型を取る堎合もあるので(ロむダル英文法)、耇雑である。 leave「残しおおく」や keep「~にしおおく」など、珟状維持の意味の動詞でも、甚法によっおは SVOC の堎合もある。 そのほか、「~を・・・ず思う」グルヌプずしお、believe「OをCず信じる」、consider「OをCず芋なす」, find「OがCだず分かる」, think 「OをCず思う」などがある。 I believe him a great artist. 「私は圌を偉倧な芞術家だず思う。」 I consider him a great artist. 「私は圌を偉倧な芞術家だずみなしおいる。 なお、regard 「芋なす」は、このタむプではなく、前眮詞 as が必芁である(桐原フォレスト、倧修通総合英語)。 regard A as B で、「AをBだず芋なす」 たずえば、 regard her as our leader で、「圌女を私たちのリヌダヌだずみなす」である。 I have my teeth cleaned.(私は歯を磚いおもらっおいる) ここでは、have=させる(䟝頌)である。䞻語(I)ず述語動詞(cleaned)が察応しおいる関係になっおいる。぀たり、I cleaned ずいうふうに組み合わせお文法的に正解であれば、このhave 過去分詞の構文は正解である。 There is ~ や There are ~ ずいった、いわゆるthere構文は、これをSV文型ずみる解釈ず、SVC文型ずみる解釈ずがある。 冒頭の there をS ず解釈すれば SVC文型ずいう解釈になる。 冒頭の there を M(修食語)ず解釈すれば、SV文型ずいう解釈になる。 このため、there 構文は5文型による分類からは独立した特殊な構文であるず考えられおいる。 ほか、it seems 「~のように芋える」など圢匏䞻語 it を䜿った文章も、䟋倖的なものだずしお、文型の分類からは陀倖されるこずが倚い。
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(䜜っおあげる)ずいう甚法をも぀動詞が、SVOO文型の甚法をも぀。", "title": "" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "この、「しおあげる」グルヌプの動詞は、前眮詞を䜿った蚀い換えでは、to ではなく for のほうが適切な堎合が倚い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "buy a new bike for him. 「新しい自転車を買っおあげる」", "title": "" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "などのように。", "title": "" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "buy (買う), cook(料理する), make(䜜る), play(挔奏する), sing (歌う)、が、", "title": "" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "もし前眮詞で蚀い換えるならそのforのほうが適切なグルヌプである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "bring「持っおくる」 ずleave「残す」は、to でも for でも、SVOOでも、どれでも䜿える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "bringの堎合で、前眮詞を䜿う堎合は、文脈から to か for かより適切なほうを刀断する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "leave の堎合、慣甚的に、財産を残しお死ぬ堎合は to を、ケヌキやクッキヌなどを人に残しおおくのは for である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "I 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=== 文型 === 英語の文型は基本的には、䞋蚘の5通りに分かれる。 「第1文型」ず呌ぶ代わりに「SV文型」、第2文型ず呌ぶ代わりに「SVC文型」のようにいう堎合もある。なので、高校生ずしおは、どの文型が䜕番だったかたでは芚える必芁は無い。 なお、文型の数の衚蚘「第□文型」の四角のぶぶんが算甚数字かロヌマ数字かは、どれでもいい。参考曞によっおも異なり、ずくに統䞀は無い。 ==== SV(第1文型) ==== 䞻語  動詞 ※ 未蚘述. ==== SVC(第2文型) ==== 䞻語  動詞  補語 がSVC文型である。 第2文型は # Mary ''is'' '''happy'''. # John ''became'' '''a doctor'''. などである。 SVC文型を取る兞型的な動詞がある。 becomeなる、 turn倉化しおになる, go 悪い状態になる のように、になるずいう意味の動詞に倚い。 The leaves turn red in the fall. 「秋になるず、朚の葉は赀くなる。」 leavesは必ずしも暹朚の葉ずは限らず、草の葉の堎合もあるが、しかし垂販の参考曞などでは、これでも通じおいる。 The milk has gone bad. 「その牛乳は腐っおいる。」 などである。go は完了圢で䜿うこずが倚い。 ほか、be動詞や、倖芋的な様子をあらわす lookのように芋える, appearのように芋える、seem のように芋える なども兞型的にSVC文型である。 She is happy. 「圌女はしあわせだ。」 She looks happy. 「圌女はしあわせそうに芋える。」 She appears happy. 「圌女はしあわせそうだ。」 などである。 She seems happy. 「圌女はしあわせなように芋える。」 知芚を衚す、feel感じられる, smellにおいがする, sound聞こえる,taste味がする、なども、兞型的な第2文型をずるこずの倚い動詞である。 そのほか、熟語 be fond of  「が奜きである」や be sure of 「を確信しおいる」のように、圢匏的にはSVC文型だが、続く修食語がないず意味をなさない蚀い回しもあるが、䟿宜的にこういった熟語衚珟でも圢匏的にSVC文型でさえありさえずれば、分類䞊はSVC文型ずしお分類する。 ほか、教育䞊の泚意ずしお、よく䟿宜的に<nowiki>S = C</nowiki>ず等号を䜿っお比喩的に教育される堎合もあるが、しかし数孊の等号ずは異なり、䞀般にSずCの単語のそれぞれの䜍眮は亀換できないこずに教育者は気を぀けおおく必芁がある。 ==== SVO(第3文型) ==== 䞻語  動詞  目的語 の文型がSVO文型である。 文法䞊は、䞀般にSVO文型を取る動詞は通垞、他動詞である。 倚くの動詞がSVO文型に該圓するので、芚えるなら、他の文型ず間違いやすいものを芚えるず良い。 たずえば「議論する」discussは、よく間違いでabout を付けられる堎合があるが、しかしaboutを䜿わずにSVO文型でdisucussは䜿う動詞である。 discuss はもずもず「粉々にする」ずいうような意味でありゞヌニアス英和、それが転じお、話を分解するような意味になったので、なのでabout は぀けない。 このような、前眮詞を぀けない他動詞を列挙するず、 approachに近づく、attend に出垭する, discussに぀いお話し合う、enterに入る、join に参加する、marryず結婚する、resembleに䌌おいる、visit を蚪問する などが、参考曞では代衚的である。 ほかに、前眮詞を぀けない動詞の䟋ずしおは contact ず連絡をずる※ゞヌニアス、 mention を述べる※むンスパむア、ゞヌニアス、 oppose に反察する※゚バヌグリヌン などがある。 逆に本来なら前眮詞が必芁なのにそれを忘れやすい動詞ずしおは agree with 人 「に賛成する」、 ※ ブレむクスルヌ、゚バヌグリヌン agree to 案 「案に賛成する」、※ ゚バヌグリヌン complain to 人 about 関心事 「人に関心事に぀いお䞍平を蚀う」 ※ ブレむクスルヌ、゚バヌグリヌン complain の「to 人」は省略しおも構わないブレむクスルヌ。 apologize to 人 「に謝眪する」、 たずえば You should apologize to her. 「きみは圌女に謝眪するべきだよ。」 ※ ゚バヌグリヌン I must apologize to her. 「私は圌女に謝眪しなければならない。」※ 青チャヌト suggest 情報 to 人 「人に情報を提瀺する」、 同様に introduce も、 introduce 人1 to 人2 「人2に人1を玹介する」 である青チャヌト、むンスパむア。人1のほうが玹介される情報になる。 ほか、 graduate from 孊校「孊校を卒業する」 ※日本語の「孊校『を』」に匕きずられお from を忘れる生埒が倚いず蚀われおいるゞヌニアス。 などがある青チャヌト、むンスパむア。 そのほか、 She '''lived''' a happy '''life'''. 「圌女はしあわせな生掻を送った」 のように、動詞ず関連の深い目的語を取る䟋もある青チャヌト、ゞヌニアス。 ただし普通は、 She lived happily. のように蚀う堎合が倚い(青チャヌト)。 smile a happy smile 「うれしそうに笑う」、 dream a strange dream 「きみょうな倢を芋る」、 などの衚珟もあるゞヌニアス。 ;同族目的語 䞋蚘のように、動詞ず目的語で語源が同じ単語だったり䌌た意味の単語の堎合、これらの目的語のこずを'''同族目的語'''ずいう。 She '''lived''' a happy '''life'''. 「圌女はしあわせな生掻を送った.」 語源が同じ※ 青チャヌト、むンスパむア They '''fought''' a fierce '''battle'''. 「圌らは激しく戊った.」䌌た意味※ むンスパむア、ロむダル英文法 なお、live は普段は自動詞なので目的語をずらないが、しかし同族目的語の堎合、他動詞ずしお目的語をずるこずができる。 このように同族目的語をずる動詞では䟋倖的に、ふだんは自動詞でも目的語をずるこずができる堎合がある。 蚀い換え衚珟ずしお、 She lived happily. 「圌女はしあわせな生掻を送った. They fought fiercely. 「圌らは激しく戊った.」 のように、同族目的語を䜿わなくおも副詞を䜿っお蚀い換えるこずもできる。 ==== SVOO(第4文型) ==== SVOO文型ずは、 䞻語  動詞  目的語1  目的語2 である。なお、 䞻語  動詞  間接目的語  盎接目的語 のようにも蚀う参考曞も倚い。 「人などに○○物などを䞎える」ずいう意味の基本的な動詞には、SVOO文型の甚法をも぀ものが倚い。 兞型的なのは giveであり give O1 O2 で「O1にO2を䞎える」だが、そのほかにも hand 手枡すや、offer 手枡すなど、和蚳䞊では「䞎える」ずは限らないので、意倖ず泚意が必芁である。sell 「売る」もこのグルヌプである。 そのほか、物理的には物を枡さなくおも、teach O1 O2 O1にO2を教えるや 、tell O1 O2 O1にO2を話すや write O1 O2 O1にO2(手玙など)を曞くずいった、盞手のもずに情報を届けるものにも、SVOO文型の甚法がある。 この、盞手のもずに䜕かを届けるグルヌプのものは、前眮詞 to を䜿った蚀い換えで、たずえば give the money to him のように衚珟できるものが倚い。 列挙するず、 give䞎える , lend 貞す, hand 手枡す, offer 提䟛する, show 芋せる, send 送る, tell 䌝える・話す, write 手玙などを曞く, などがある。 ほか、他人のために䜕かを「しおあげる」ずいう意味の動詞にも、SVOO文型のものが倚い。 具䜓的には、buy 「買っおあげる」、cook 「料理を䜜っおあげる」や find 「芋぀けおあげる」や、get O1 O2 O1のためにO2を手に入れる, make 䜜っおあげるずいう甚法をも぀動詞が、SVOO文型の甚法をも぀。 この、「しおあげる」グルヌプの動詞は、前眮詞を䜿った蚀い換えでは、to ではなく for のほうが適切な堎合が倚い。 buy a new bike for him. 「新しい自転車を買っおあげる」 などのように。 buy 買う, cook料理する, make䜜る, play挔奏する, sing 歌う、が、 もし前眮詞で蚀い換えるならそのforのほうが適切なグルヌプである。 ;そのほかのグルヌプ bring「持っおくる」 ずleave「残す」は、to でも for でも、SVOOでも、どれでも䜿える。 bringの堎合で、前眮詞を䜿う堎合は、文脈から to か for かより適切なほうを刀断する。 leave の堎合、慣甚的に、財産を残しお死ぬ堎合は to を、ケヌキやクッキヌなどを人に残しおおくのは for である。 I left some cake for him. 「私は圌にケヌキを少し残しおおいた。」 He left a fortune to his wife. 「圌は劻に財産を残しお死んだ。」 ;to や for で蚀い換えできないグルヌプ cost, envyうらやたしく思う, save節玄する, spare省く , は、SVOO文型の甚法はあるが、しかし䞀般に to や for を䜿った蚀い換えは出来ないし、たたそのためO1ずO2の語順も倉えられないむンスパむア、ゞヌニアス、ロむダル。 たた、askも、「たずねる」の意味では、あたり語順を倉えないロむダル。なお、askof はどちらかずいうず「頌む」の意味で䜿うこずが倚いロむダル。なお、むンスパむアでは、askは「たずねる」の意味では語順を倉えないずしおいるが、しかしロむダルでは、そこたで断蚀しおいない。 ==== SVOC(第5文型) ==== 䞻語動詞目的語補語 SVOC文型では、O = C の関係が成立する。 make O C 「OをCにさせる」がSVOCの䞀䟋である。 call 「ず呌ぶ」や name「ず名づける」など、䜕かを呌ぶ衚珟がSVOCである。 ほか、elect O C で 「OをCに遞ぶ」だが、しかし類矩語の choose は䌝統的にはSVOC文型にはならない事に泚意する必芁がある。ただし、最近は事情が異なり、 choose でも SVOC文型を取る堎合もあるのでロむダル英文法、耇雑である。 leave「残しおおく」や keep「にしおおく」など、珟状維持の意味の動詞でも、甚法によっおは SVOC の堎合もある。 そのほか、「を・・・ず思う」グルヌプずしお、believe「OをCず信じる」、consider「OをCず芋なす」, find「OがCだず分かる」, think 「OをCず思う」などがある。 I believe him a great artist. 「私は圌を偉倧な芞術家だず思う。」 I consider him a great artist. 「私は圌を偉倧な芞術家だずみなしおいる。 なお、regard 「芋なす」は、このタむプ'''ではなく'''、前眮詞 as が必芁である桐原フォレスト、倧修通総合英語。 regard A as B で、「AをBだず芋なす」 たずえば、 regard her as our leader で、「圌女を私たちのリヌダヌだずみなす」である。 ===== 䞻語ず述語動詞の構文 ===== ====== have 過去分詞 ====== '''I''' ''have'' my teeth '''cleaned'''.私は歯を磚いおもらっおいる ここでは、<code>have=させる䟝頌</code>である。䞻語Iず述語動詞cleaned)が察応しおいる関係になっおいる。぀たり、I cleaned ずいうふうに組み合わせお文法的に正解であれば、このhave 過去分詞の構文は正解である。 ==== there構文など ==== There is  や There are  ずいった、いわゆるthere構文は、これをSV文型ずみる解釈ず、SVC文型ずみる解釈ずがある。 冒頭の there をS ず解釈すれば SVC文型ずいう解釈になる。 冒頭の there を M修食語ず解釈すれば、SV文型ずいう解釈になる。 このため、there 構文は5文型による分類からは独立した特殊な構文であるず考えられおいる。 ほか、it seems 「のように芋える」など圢匏䞻語 it を䜿った文章も、䟋倖的なものだずしお、文型の分類からは陀倖されるこずが倚い。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:26Z
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高校英語の文法/関係詞
I have a friend who lived in Boston. 「私にはボストンに䜏んでいる友人がいる。」 のような文章での、who は「関係代名詞」ずいう。 たず、「関係詞」は、「関係代名詞」ず「関係副詞」の2皮類に分類される。 ずはいえ、「䞭孊で『関係詞』なんお蚀葉、習っおないよ!」ず思うかもしれない(その時代のカリキュラムによる)。もし䞭孊で習っおない堎合、単に䞋蚘の「関係代名詞」ず「関係副詞」をあわせお「関係詞」ず呌ぶ、ずも思っおよい。 「関係代名詞」ず「関係副詞」の違いは単に、「関係代名詞」ずはwho, what, which , that および、whoから栌倉化ずしお掟生した whose や whom が「関係代名詞」である。 たずえば、 This is the house which I lived in. 「これが私の䜏んでいた家です。」 の which が関係代名詞。 いっぜう、 This is the house where lived. 「これが私の䜏んでいた家です。」 の where が関係副詞。 名詞のうしろに修食のために眮かれる when や where や why や how が、関係副詞です。 日本語の「副詞」のむメヌゞに匕きづられるず、whyを忘れがちですので、気を぀けたしょう。 参考曞では分類名の根拠は特に匷調されおはいないが、関係代名詞における who , which, that は、参考曞によくある䞀応の説明ずしおは、関係詞節の䞭から芋た堎合には代名詞的に名詞栌ずしおwho,which,thatが䜿われおいるので、「関係代名詞」ずしおの分類である。 䞀方、where で堎所を修食したりや when で時期を修食するのが「関係副詞」である。where や when が「関係副詞」ずしお呌ばれる理由も単に、関係詞節のなかでは副詞ずしお䜿われおいるので、「関係副詞」ず呌ばれおいるずいう理由が、いちおうは参考曞によく曞いおある。 ※ 䌝統的に、平成時代以降の日本の䞭孊・高校の英語教育では、䞭孊では関係代名詞たで(äž­3あたり)、高校では関係副詞もあ぀かう、ずいうスタむルである。少なくずも2020幎代の珟代なら、䞭孊で関係代名詞を習っおいる(桐原ファクト)。 関係代名詞も関係副詞も、共通しお、埌ろから修食しおいる。 日本語の修食語は基本的に前から名詞などを修食するが、しかし倖囜語は必ずしもそうずは限らない。 英語にかぎらず、倖囜語には、埌ろから名詞を修食する文法もよくある。蚀語孊では、そのように埌ろから名詞を修食する文法のこずを、たずえば「埌眮修食」などずいわれるが、別に芚えなくおいい。(ただし、「関係代名詞」や「関係副詞」などの語句は、高校英語の内容なので芚えるこず。入詊には出ないが。) なお、参考曞ゞヌニアスが「埌眮修食」ずいう語句を関係詞のコラム節ほかで玹介しおいる。 さお、埌眮修食では圓然ながら、修食される察象の名詞が存圚する。 関係代名詞においお、䞋蚘䟋文の friend のように、関係詞の前に来る修食察象の名詞のこずを「先行詞」ずいう。 I have a friend who lived in Boston. 「私にはボストンに䜏んでいる友人がいる。」 においお、friend が「先行詞」である。 いっぜう、埌ろ野偎の節のこずを「関係詞節」ずいう(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。぀たり、「who lived in Boston」 あるいは「lived in Boston」 の郚分が関係詞節である。who を含むかどうかはあたり本質的でないので、気にしなくおいい。 関係代名詞は別に䞻栌でなくおもかたわず、所有栌や目的栌でも良い。たずえば䞋蚘に目的栌の䟋をあげるず I have a friend whom I respect. 「私には、私が尊敬しおいる友人がいる。」 のようになる(青チャの䟋文に、゚バヌグリヌンを組み合わせたwikiオリゞナル䟋文)。 この目的栌の䟋文のように、関係詞節のなかでは、動詞の埌ろにはなんの名詞も来ない。 ぀たり、who I respect のうしろに、けっしお who ずか whom ずか him ずか her ずかを曞いおはいけないし、もし曞いたらバツである。(䞭孊でも習っおいるかもしれないが、あたり䞭孊で詳しく文法を習わないし、高校参考曞でもよく指摘されおいるので念のため) この芏則のため、たずえば This is the house which I lived in. 「これが私の䜏んでいた家です。」 のように、 前眮詞のうしろに名詞が䜕も来ない文章も、関係代名詞を甚いた文章ではありうる(䞭孊で習っおいるかもしれないが)。 ※ 参考曞では説明の郜合䞊、倪字や斜め䜓にされおいるが、圓然だが、実際に英語を曞く時には、わざわざ斜めにする必芁は無いし、倪字にする必芁も無い。 英語の文法は、芚えなければいけないこず奜くな固唟もあるが、しかし䞊蚘のように文法どうしが結び぀きあっおいるので、䞞暗蚘の負担は少なめである。なるべく、文法知識をお互いに関連づけお芚えよう。 ほか、 This is the house in which I lived. 「これが私の䜏んでいた家です。」 の in which のような <前眮詞+which> の蚀い回しもあるが、堅い衚珟である(ゞヌニアス、゚バヌ)。 なお、that を䜿う堎合、前眮詞の埌ろにthatを眮いおはいけない(゚バヌ)。぀たり、必ず、 This is the house that I lived in . 「これが私の䜏んでいた家です。」 ず蚀わなければならない。 先行詞が somewhere や anywhere の堎合、関係副詞は that になる。あるいは、somewhere などのあずの関係副詞は省略しおもいい(ゞヌニアス)。 関係副詞の where は、甚法的には at which たたは in which に近い(゚バヌ、青チャヌト)。 Boston is the city which I love. 「私の奜きな郜垂はボストンです。」 のように、「愛する」love の目的語の堎合、たずえ愛の察象が堎所であっおも、䞊蚘英文の関係詞は副詞ではないので which になる。 love 「愛する」のあずには、前眮詞を䜿わずに盎接的に目的語が来るので。 同様、「蚪れる」 visit も、前眮詞を䜿わずに盎埌に目的地を曞く動詞なので、 Boston is the city which I visited. 「ボストンは私が蚪れた郜垂です。」 のようになる(゚バヌ)。 ぀たり、もし動詞ず目的語の堎所のあいだに前眮詞が来ないなら、where は䜿えないのが原則であるので、which を䜿うこずになる。 関係副詞 how は、その関係副詞自䜓に先行詞を含む。 how の意味合いは、the way in which ずほが同じ(青チャヌト、゚バヌ、ゞヌニアス)。 なお、in which はよく省略される。なので参考曞には the way (in which) のように䞞カッコで描かれおいる堎合も倚い(青チャヌトの衚蚘がそう)。 ほか、関係副詞 why は、先行詞に the reason などがあっおもいいが、先行詞がなくおも良い。なので、whyは堎合によっおは、why自䜓に先行詞を含む、ず芋なすこずも出来る。 なお、whyには、 This is why 「そういうわけで」や That's why 「そういうわけで」、 などの慣甚句がある。 that に所有栌は無い。 関係代名詞ずしお that が奜たれる堎合ずしお、 先行詞に最䞊玚の圢容詞や、「第䞀の」 the first や「第二の」the second ~ などの序数詞が぀いおいる堎合の関係代名詞には、thatが奜たれる。 先行詞が the same ~ (同じ~)の堎合や、 the only ~ (ただひず぀の)や the very ~(たさにその)ずいった限定の意味の匷い甚語の堎合、that が奜たれる。 先行詞に all, every , any , no が぀いおいる堎合、thatが奜たれる。 ほか、先行詞が 人+人以倖 の組み合わせである堎合、thatが奜たれる。 先行詞が疑問詞の who, which の堎合、぀づく関係代名詞には that が奜たれる。 who が2぀続くず口調が悪いので(青チャヌト)、圓然であろう。 関係代名詞ずしおの what はそれ自䜓が先行詞を含み、「~しおいるこず」「~~しおいるもの」の意味であり、名詞節を぀くる。 たずえば゚バヌグリヌンいわく What worries me is the result of the exam. 「私を䞍安にさせるのは、詊隓の成瞟のこずだ」 What worries me で「私を䞍安にさせるのは」の意味(゚バ)。 what worries me の郚分が䞻語に䜿われおいる。このように文頭が what だからずいっお、疑問文ずは限らないので、早合点しないように。 なお、(※ wiki泚)盎蚳すれば、what worries me 「私を心配させおいるもの」である。 この䜿われ方のように、関係代名詞ずしおの what は名詞節を぀くる。(ここでの what は、圢容詞ではない。) 同様の䟋をほかの参考曞でも芋おいこう。 ゞヌニアスいわく、 I believed what he said. 「私は圌が蚀った事を信じた。」 である。 ここでも、what が名詞節ずしお䜿われおいる。 what の名詞節は、文党䜓の䞻語、目的語、補語ずしお䜿われる(゚バ、青)。あたり暗蚘の必芁はなく、名詞が䞻語、目的語、補語ずしお䜿われるのだから、それず同様にwhat の名詞節も䞻語、目的語、補語ずしお䜿われるのだず理解すれば枈む。 ゞヌニアスの和蚳のように、日本語ずしおずくに䞍自然でなければ、機械的に「~しおいるこず」「~しおいるもの」ず蚳せばいい。 このほか、what には、圢容詞的に 「(倚くはないが)~(する)すべおの」ずいう意味の甚法もある。たずえば what ( little ) money he had 「圌がもっおいた党おのお金」 ずいうふうに䜿う。 なお、䞊蚘の䟋では money は数えられないので little になっおいる。数えられる名詞の堎合なら few になる。 little や few を省いおよい。぀たり what money he had も可(むンスパ、青チャ)。 I'll give you what help you need. 「できるだけ、あなたの力になりたす」←「私の䞎えられる揎助すべおを、あなたにあげたす」 ※ ゚バグリ、青チャ この「すべおの」の意味の what を蚀い換える堎合、 all ~ that (むンスパ)たたは any ~ that になる(むンスパ、青チャ)。 先行詞ず関係代名詞の間にカンマ( , )があるかどうかで、意味が倉わる。 参考曞に「限定甚法」ず「継続甚法」(非制限甚法)などず曞いおあるのは、このカンマの有無による意味のちがいのこず。詳しくは参考曞を読め。なお、ゞヌニアスず桐原ファクトずブレむクスルヌだけ、「非制限甚法」ずいう蚀い回し。 カンマの無いほうが、限定甚法であり、先行詞の内容を限定するので、限定甚法ずいう。 䞀方、カンマがあるず、カンマ埌の関係詞節の意味合いは補足説明になり、これが「継続甚法」。 たずえば、 He has two son who works at the bank. 「圌には銀行に勀めおいる息子が2人いる」 は、限定甚法であり、2人以倖の息子がいるかは䞍明。(぀たり、銀行に勀めおいない3人目の息子がいる可胜性がある。) 䞀方、 He has two son, who works at the bank. 「圌には息子は2人いるのだが、2人は銀行に勀めおいる。」 なら、息子は2人だけだず分かり、これが継続甚法である。 カンマの现かなこずを芚えるよりも、そもそも「カンマがある堎合、読者は、その盎前でそこたでに読んだ文面から、ずりあえずの結論を出しおいい」ずいう事に気づくべきである。そもそも英語のカンマや日本語の読点(「、」)はそういうふうに䜿っお文章を䜜文するべきなのである。(むしろ、そういうふうに文章を曞かないないず、瀟䌚や䌚瀟(勀務先)などでは「悪文」ずされる堎合が倚いのが実態。『英文法教育の本圓の目的が、日本語の論理的な文章の曞き方の教育である』などず、昔から教育評論では、よく蚀われるこずである) 関係代名詞だけでなく関係副詞でも同様に、継続甚法がある。 ほか、䞻語が耇数圢の堎合、「そのうちのすべお」の意味で、カンマのあずに which の代わりに all of which を䜿うこずがある(ゞヌニアス)。぀たり、カンマも含めた語順は , all of which ~ の語順。 䞻語が人間の堎合で「そのうちの党員が」ず蚀いたい堎合、who の代わりに all of whom になる(青チャヌト)。 語順は , all of whom ~ である。 ほか、倀段や費甚などを補足的に説明する堎合、 for which を䜿う(青チャヌト、ゞヌニアス)。 そのほか、関係詞節での動詞の皮類によっおは、たずえば , with whom などもある(ゞヌニアス)。 「,in which city 」や「 , in which case 」等のように前眮詞に加えおさらに圢容詞的に which が䜿われるずいう堎合もあるが(ゞヌニアス、青チャヌト)、ゞヌニアスいわく堅い曞き蚀葉であるずのこず。 なお、関係代名詞の継続甚法は、目的栌の堎合でも関係代名詞を省略できない(むンスパむア、ブレむクスルヌ)。※ ほかの参考曞では原玚されおおらず、教育的な優先床は䜎いずみられる。 関係副詞 when の継続甚法は、「それから(~をした、~をする)」ずいう意味の甚法の堎合が倚い(青チャヌト、ゞヌニアス、むンスパむア)。぀たり「先に起きた事, when 埌に起きた事」の語順。 「・・・ , when ~」で、「・・・をしお、それから(間をあたり眮かずに)~をする」ずいう順序。これら when の継続甚法は、and then たたは but then などで蚀い換えできる。この「それから」の意味の堎合、when節のたたで終わるのが普通。 ただし、必ずしも「それから」の意味ずは限らず、when 節で終わる堎合でも、単に先行詞の性質に぀いお(たずえば「そのずきは~であった」のように)説明しおいるだけの堎合もある(むンスパむアの䟋文 He was born in , when Heisei era began. )。「それから」か「そのずきは~である」か、どちらの意味なのかは文脈から刀断するこずになる。 ※ なお、むンスパむアは he was born 以䞋略の䟋文で「それから」の意味だず解説しおいるが、しかし解説内容ず䟋文が合臎しおない。 when だけでなく where でも、「先に起きた事, where 埌に起きた事」ずいう「それから」の順序を説明できる。単に、「先に起きた事」の末尟が堎所の名詞なら where が続くだけ。もし「先に起きた事」の末尟が時間の名詞なら when が続くだけである(むンスパむア)。 䞀方、文䞭にwhen節が挿入される堎合は、そういった順序関係は特に無い(䞋蚘の「関係詞節の挿入」に぀いおの単元を参照せよ)。区別の仕方は、圢匏的には when節の終わりにカンマがあるかどうか等で刀別できる。ただし、文脈から刀断したほうが確実であろう。 これずは別に、文䞭に補足的説明をカンマを前埌にずもなった関係代名詞などで挿入する方法がある。 䟋文がないず説明しづらいので、ゞヌニアスから最䜎限の匕甚をするず、 Jennifer, who I met the party, is very attractive. 「ゞェニファヌはパヌティで出䌚ったのだが、ずおも魅力的だ。」 のような䟋文がある。 この堎合の前埌カンマをずもなう関係詞節の挿入の䜿い方も、継続甚法である。なお、ゞヌニアスおよび桐原ファクトでは継続甚法のこずを「非制限甚法」ず読んでいる。 なお、桐原ファクトいわく、よく固有名詞に぀いおの補足的説明ずしお、䞊述のように前埌にカンマをずもなった関係詞節の挿入があるずこのず。 ゞヌニアスのほか、青チャヌト、゚バヌグリヌンが、このようなカンマず関係詞節による挿入の䜿い方を説明しおいる。 関係代名詞だけでなく関係副詞でも同様に、挿入の甚法がある。 青チャヌト、むンスパむア、ロむダル英文法、ゞヌニアス総合英語に曞いおある。 䟋文なしで説明が難しいので、それらの参考曞を読め。 疑問詞の末尟に -ever を぀いたものを耇合関係詞ず蚀い、「~なら䜕でも」のような意味になる。 詳しくは䞋蚘を参照。 You can choose whichever you like. 「どちらでも奜きなほうを遞んでいいよ」 You can choose whatever you like. 「どれでも奜きなのを遞んでいいよ」 耇合関係詞は、耇合関係代名詞たたは耇合関係副詞に分類される。 なお、関係副詞ずは、when , where, why, how のこずである。 耇合関係副詞ずは、䞊述の関係副詞の末尟に -ever が぀いたもののこずである。 なお、that に-ever が぀いた圢のものは無い。 whichever は、いく぀か遞択肢があっお、「その䞭からどれでも」ずいう意味である。 いっぜう、whatever は、特に遞択肢は前提ずしおいない。 whichever は圢容詞的に䜿うこずも可胜であり、䞋蚘のように䜿える。 You can buy whichever books you like. 「どちらの本でも奜きな方を買っおよい。」 「whoever ~ 」は、「~なら誰でも」の意味であり、䞻栌たたは目的栌になるこずができる。 目的栌の堎合だけ whomever ずいう蚀い方もあるが、しかし叀い蚀い方(ゞヌニアス)。 anything に「すべおのもの」の意味があるので、これを䜿っお whichever や whatever を蚀い換えするこずも可胜である(桐原)。 たずえば䟋文 You can choose anything you like. 「どれでも奜きなのを遞んでいいよ」 anything が whatever の蚀い換えなのか whichever の蚀い換えなのかは、文脈から刀断する。 「anything that 」ずthatを加えおもよく、぀たり䟋文 You can choose anything that you like. 「どれでも奜きなのを遞んでいいよ」 のようになる。 関係副詞 where , when の末尟に ever を぀けた語を「耇合関係副詞」ずいい、具䜓的には wherever およが whenever の事を蚀う。 耇合関係副詞は、副詞節になる。このため、耇合関係副詞節は、䞻栌や目的栌には普通、ならない。 具䜓的には、 wherever は「する所はどこでも 」の意味の副詞節を䜜り、 whenever は、「~する時はい぀でも」の意味の副詞節を䜜る。 wherever 「する所はどこでも 」 たずえば、 wherever you like 「奜きな所どこでも」 たたは同様の意味で wherever you want to 「奜きな所どこでも」 wherever は anywhere を䜿っおいいかえできる。 anywhere you like 「奜きな所どこでも」たたは anywhere you want to whenever は、「~する時はい぀でも」の意味。 whoever には、「誰が~しようずも」の意味もある。 whichever には、「どちらを~しようずも」の意味もある。 たずえば、 Whichever you choose, で「どちらを遞がうずも」の意味。 whatever happens, で「䜕が起きようずも」の意味。 たた、happens の末尟 sから分かるように、whatever は䞉人称単数ずしお扱われるので、もし珟圚圢なら動詞の末尟にsが぀く。 同様、whoeverも䞉人称単数ずしお扱われるので、珟圚圢なら動詞の末尟にsが぀く。 「Whichever you choose,」は蚀い換えで、 No matter which you choose, 蚳「どちらを遞がうずも」ずも蚀い換えできる。 同様、whatever も no matter who で蚀い換えできる。぀たり No matter what happens , 「䜕が起ころうずも」 の意味。 Wherever you are, I'll be thinking of you. 君がどこにいようずも、私は君のこずを考えおいるよ。 Wherever は譲歩の意味では「どこにいようずも」(= no matter where)の意味。 「~するずころなら、どこでも」(= at any place where)の意味もある。 whereverがどちらの意味かは、文脈から考える(ロむダル、桐原)。 whenever you come, 「あなたがい぀来おも」 wheneverは譲歩の意味では「い぀~しおも」の意味。 however は譲歩の意味では「どんなに~しおも」の意味。 関係代名詞ずは、2぀の文を接続するずき、前の文䞭の名詞を説明するこずで文を接続する語の䜿い方の事である。䟋ずしお、 などが関係代名詞を甚いた文である。この文䞭では関係代名詞はwhoに察応する。 この文の意味は、'私はそのペンを買った人を芋た'ずなるが、このこずから分かる通り、この文は の2文に分けるこずが出来る。ここで、䞋の文のHeは、䞊の文のa personを衚わしおいる。ここで、Heをwhoに眮き換えおできた文をpersonの埌に䞊べる事で、関係代名詞を甚いた文を䜜成するこずが出来るのである。 この時関係代名詞whoは前の文では目的語a personず同じ意味を持ち、次の文では、䞻語Heず同じ意味を持぀こずに泚意が必芁である。 たた、関係代名詞によっお説明される名詞を、特に先行詞ず呌ぶ。 関係代名詞whoは先行詞が人であるずきにしか甚いるこずが出来ない。 先行詞が人でない物䜓などであるずきには、関係代名詞ずしおwhichが甚いられる。 たた、関係代名詞のthatは、先行詞が人であっおも人以倖のものであっおも甚いるこずが出来るが、whoやwhichを䜿うよりも少しだけくだけた蚀い方になるようである。 ここたでは関係代名詞が埌の文の䞻語ずなる甚法を解説した。ここからは関係代名詞が埌の文の䞻語以倖の語ずなる甚法を解説する。䟋えば、 のような文がある。この文は「私が昚日買ったペンを圌に枡した。」ずいう意味だが、この文は ずいう2぀の文を合わせた文である。ここで、2぀めの文の目的語であるitをwhichに倉えお関係代名詞の文を䜜るのであるが、通垞関係代名詞は先行詞の盎埌に眮くため、whichの堎所を2぀めの文の文頭に動かしお、関係代名詞の文を䜜るのである。 ここでは目的語的な関係代名詞ずしおwhichを甚いたが、これは人以倖の先行詞を修食するずきにしか甚いられない。人を修食するずきには、通垞whomを甚いる。 ただし、whomを䜿った文章ややや叀い蚀い方に取られるため、圢匏的でない文章ではwhoを甚いるこずも行なわれるようである。 たた、関係代名詞thatは、目的語の関係代名詞ずしお甚いるこずもでき、人が先行詞のずきにも人以倖のものが先行詞のずきにも甚いるこずが出来る。 たた、whichやthatが目的語に察する関係代名詞になるずきには、それらの関係代名詞はしばしば省略される。実際の文䞭では正しい関係代名詞を補いながら読むこずが必芁になる。 曎に、所有栌が関係代名詞ずなる堎合もあるのでここで解説する。 などが所有栌関係代名詞の䟋である。この文は、 の2文に分けるこずが出来るが、䞋の文のItsがthe house'sに察応しおいるので、この郚分をwhoseに眮き換え、たた関係代名詞を先行詞の盎埌にするために、文頭に動かしおいる。ただし、whoseは関係代名詞であるが、所有栌であるので盎埌にwhoseがかかる名詞を取る必芁があるため、察応する名詞も文頭に動かしおいる。 whoseは人に察しおも、人以倖のものに察しおも甚いるこずが出来る。 関係代名詞は先行詞の様子を衚わす文で、代名詞の働きをする語を修食しおいた。 関係副詞は先行詞の様子を衚わす文䞭で、副詞の働きをする語を修食する文である。 䟋えば、 が、関係副詞を甚いた文である。この文ではwhereが関係副詞である。䞊の文は の2文に分けられるが、副詞thereがin the houseに察応するこずから、thereを関係副詞whereに倉え、たた関係副詞も察応する先行詞the houseの盎埌に持っお来る必芁があるこずから、whereを文頭に動かし、2぀の文を接続したのである。 䞊の文は関係代名詞whichを甚いお、 ず曞き換えるこずが出来る。この文では、whichはthe houseに察応する関係代名詞であるが、特に前眮詞inに続いお副詞句になる甚法であったので、inずたずめお文頭に持っお来た甚法である。ここでは関係代名詞による副詞句in whichず関係副詞whereが同じ様に扱われおいる。 ただし、䞊の文でin whichずする甚法はやや圢匏的であり、 のように関係代名詞whichだけを文頭に持っお行くこずも、特に口語的な堎面ではよく甚いられる。 関係副詞whereは堎所を衚わす語に察しおしか甚いるこずが出来ない。他の関係副詞ずしおは などがある。䟋文ずしおは などがあげられる。
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䌝統的に、平成時代以降の日本の䞭孊・高校の英語教育では、䞭孊では関係代名詞たで(äž­3あたり)、高校では関係副詞もあ぀かう、ずいうスタむルである。少なくずも2020幎代の珟代なら、䞭孊で関係代名詞を習っおいる(桐原ファクト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "関係代名詞も関係副詞も、共通しお、埌ろから修食しおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "日本語の修食語は基本的に前から名詞などを修食するが、しかし倖囜語は必ずしもそうずは限らない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "英語にかぎらず、倖囜語には、埌ろから名詞を修食する文法もよくある。蚀語孊では、そのように埌ろから名詞を修食する文法のこずを、たずえば「埌眮修食」などずいわれるが、別に芚えなくおいい。(ただし、「関係代名詞」や「関係副詞」などの語句は、高校英語の内容なので芚えるこず。入詊には出ないが。) なお、参考曞ゞヌニアスが「埌眮修食」ずいう語句を関係詞のコラム節ほかで玹介しおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "さお、埌眮修食では圓然ながら、修食される察象の名詞が存圚する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "関係代名詞においお、䞋蚘䟋文の friend のように、関係詞の前に来る修食察象の名詞のこずを「先行詞」ずいう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "I have a friend who lived in Boston. 「私にはボストンに䜏んでいる友人がいる。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "においお、friend が「先行詞」である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "いっぜう、埌ろ野偎の節のこずを「関係詞節」ずいう(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。぀たり、「who lived in Boston」 あるいは「lived in Boston」 の郚分が関係詞節である。who を含むかどうかはあたり本質的でないので、気にしなくおいい。", "title": "" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "関係代名詞は別に䞻栌でなくおもかたわず、所有栌や目的栌でも良い。たずえば䞋蚘に目的栌の䟋をあげるず", "title": "" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "I have a friend whom I respect. 「私には、私が尊敬しおいる友人がいる。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "のようになる(青チャの䟋文に、゚バヌグリヌンを組み合わせたwikiオリゞナル䟋文)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "この目的栌の䟋文のように、関係詞節のなかでは、動詞の埌ろにはなんの名詞も来ない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "぀たり、who I respect のうしろに、けっしお who ずか whom ずか him ずか her ずかを曞いおはいけないし、もし曞いたらバツである。(䞭孊でも習っおいるかもしれないが、あたり䞭孊で詳しく文法を習わないし、高校参考曞でもよく指摘されおいるので念のため)", "title": "" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "この芏則のため、たずえば", "title": "" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "This is the house which I lived in. 「これが私の䜏んでいた家です。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "のように、 前眮詞のうしろに名詞が䜕も来ない文章も、関係代名詞を甚いた文章ではありうる(䞭孊で習っおいるかもしれないが)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "※ 参考曞では説明の郜合䞊、倪字や斜め䜓にされおいるが、圓然だが、実際に英語を曞く時には、わざわざ斜めにする必芁は無いし、倪字にする必芁も無い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "英語の文法は、芚えなければいけないこず奜くな固唟もあるが、しかし䞊蚘のように文法どうしが結び぀きあっおいるので、䞞暗蚘の負担は少なめである。なるべく、文法知識をお互いに関連づけお芚えよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "ほか、", "title": "" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "This is the house in which I lived. 「これが私の䜏んでいた家です。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "の in which のような <前眮詞+which> の蚀い回しもあるが、堅い衚珟である(ゞヌニアス、゚バヌ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "なお、that を䜿う堎合、前眮詞の埌ろにthatを眮いおはいけない(゚バヌ)。぀たり、必ず、", "title": "" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "This is the house that I lived in . 「これが私の䜏んでいた家です。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "ず蚀わなければならない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "先行詞が somewhere や anywhere の堎合、関係副詞は that になる。あるいは、somewhere などのあずの関係副詞は省略しおもいい(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "関係副詞の where は、甚法的には at which たたは in which に近い(゚バヌ、青チャヌト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "Boston is the city which I love. 「私の奜きな郜垂はボストンです。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "のように、「愛する」love の目的語の堎合、たずえ愛の察象が堎所であっおも、䞊蚘英文の関係詞は副詞ではないので which になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "love 「愛する」のあずには、前眮詞を䜿わずに盎接的に目的語が来るので。", "title": "" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "同様、「蚪れる」 visit も、前眮詞を䜿わずに盎埌に目的地を曞く動詞なので、", "title": "" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "Boston is the city which I visited. 「ボストンは私が蚪れた郜垂です。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "のようになる(゚バヌ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "぀たり、もし動詞ず目的語の堎所のあいだに前眮詞が来ないなら、where は䜿えないのが原則であるので、which を䜿うこずになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "関係副詞 how は、その関係副詞自䜓に先行詞を含む。", "title": "" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "how の意味合いは、the way in which ずほが同じ(青チャヌト、゚バヌ、ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "なお、in which はよく省略される。なので参考曞には the way (in which) のように䞞カッコで描かれおいる堎合も倚い(青チャヌトの衚蚘がそう)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "ほか、関係副詞 why は、先行詞に the reason などがあっおもいいが、先行詞がなくおも良い。なので、whyは堎合によっおは、why自䜓に先行詞を含む、ず芋なすこずも出来る。", "title": "" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "なお、whyには、", "title": "" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "This is why 「そういうわけで」や That's why 「そういうわけで」、", "title": "" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "などの慣甚句がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "that に所有栌は無い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "関係代名詞ずしお that が奜たれる堎合ずしお、", "title": "" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "先行詞に最䞊玚の圢容詞や、「第䞀の」 the first や「第二の」the second ~ などの序数詞が぀いおいる堎合の関係代名詞には、thatが奜たれる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "先行詞が the same ~ (同じ~)の堎合や、 the only ~ (ただひず぀の)や the very ~(たさにその)ずいった限定の意味の匷い甚語の堎合、that が奜たれる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "先行詞に all, every , any , no が぀いおいる堎合、thatが奜たれる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "ほか、先行詞が 人+人以倖 の組み合わせである堎合、thatが奜たれる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "先行詞が疑問詞の who, which の堎合、぀づく関係代名詞には that が奜たれる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "who が2぀続くず口調が悪いので(青チャヌト)、圓然であろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "関係代名詞ずしおの what はそれ自䜓が先行詞を含み、「~しおいるこず」「~~しおいるもの」の意味であり、名詞節を぀くる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "たずえば゚バヌグリヌンいわく", "title": "" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "What worries me is the result of the exam. 「私を䞍安にさせるのは、詊隓の成瞟のこずだ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "What worries me で「私を䞍安にさせるのは」の意味(゚バ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "what worries me の郚分が䞻語に䜿われおいる。このように文頭が what だからずいっお、疑問文ずは限らないので、早合点しないように。", "title": "" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "なお、(※ wiki泚)盎蚳すれば、what worries me 「私を心配させおいるもの」である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "この䜿われ方のように、関係代名詞ずしおの what は名詞節を぀くる。(ここでの what は、圢容詞ではない。)", "title": "" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "同様の䟋をほかの参考曞でも芋おいこう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "ゞヌニアスいわく、", "title": "" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "I believed what he said. 「私は圌が蚀った事を信じた。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "ここでも、what が名詞節ずしお䜿われおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "what の名詞節は、文党䜓の䞻語、目的語、補語ずしお䜿われる(゚バ、青)。あたり暗蚘の必芁はなく、名詞が䞻語、目的語、補語ずしお䜿われるのだから、それず同様にwhat の名詞節も䞻語、目的語、補語ずしお䜿われるのだず理解すれば枈む。", "title": "" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "ゞヌニアスの和蚳のように、日本語ずしおずくに䞍自然でなければ、機械的に「~しおいるこず」「~しおいるもの」ず蚳せばいい。", "title": "" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "このほか、what には、圢容詞的に 「(倚くはないが)~(する)すべおの」ずいう意味の甚法もある。たずえば", "title": "" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "what ( little ) money he had 「圌がもっおいた党おのお金」", "title": "" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "ずいうふうに䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "なお、䞊蚘の䟋では money は数えられないので little になっおいる。数えられる名詞の堎合なら few になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "little や few を省いおよい。぀たり", "title": "" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "what money he had", "title": "" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "も可(むンスパ、青チャ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "I'll give you what help you need. 「できるだけ、あなたの力になりたす」←「私の䞎えられる揎助すべおを、あなたにあげたす」 ※ ゚バグリ、青チャ", "title": "" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "この「すべおの」の意味の what を蚀い換える堎合、 all ~ that (むンスパ)たたは any ~ that になる(むンスパ、青チャ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "先行詞ず関係代名詞の間にカンマ( , )があるかどうかで、意味が倉わる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "参考曞に「限定甚法」ず「継続甚法」(非制限甚法)などず曞いおあるのは、このカンマの有無による意味のちがいのこず。詳しくは参考曞を読め。なお、ゞヌニアスず桐原ファクトずブレむクスルヌだけ、「非制限甚法」ずいう蚀い回し。", "title": "" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "カンマの無いほうが、限定甚法であり、先行詞の内容を限定するので、限定甚法ずいう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "䞀方、カンマがあるず、カンマ埌の関係詞節の意味合いは補足説明になり、これが「継続甚法」。", "title": "" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "たずえば、", "title": "" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "He has two son who works at the bank. 「圌には銀行に勀めおいる息子が2人いる」", "title": "" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "は、限定甚法であり、2人以倖の息子がいるかは䞍明。(぀たり、銀行に勀めおいない3人目の息子がいる可胜性がある。)", "title": "" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "䞀方、", "title": "" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "He has two son, who works at the bank. 「圌には息子は2人いるのだが、2人は銀行に勀めおいる。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "なら、息子は2人だけだず分かり、これが継続甚法である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "カンマの现かなこずを芚えるよりも、そもそも「カンマがある堎合、読者は、その盎前でそこたでに読んだ文面から、ずりあえずの結論を出しおいい」ずいう事に気づくべきである。そもそも英語のカンマや日本語の読点(「、」)はそういうふうに䜿っお文章を䜜文するべきなのである。(むしろ、そういうふうに文章を曞かないないず、瀟䌚や䌚瀟(勀務先)などでは「悪文」ずされる堎合が倚いのが実態。『英文法教育の本圓の目的が、日本語の論理的な文章の曞き方の教育である』などず、昔から教育評論では、よく蚀われるこずである)", "title": "" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "関係代名詞だけでなく関係副詞でも同様に、継続甚法がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "ほか、䞻語が耇数圢の堎合、「そのうちのすべお」の意味で、カンマのあずに which の代わりに all of which を䜿うこずがある(ゞヌニアス)。぀たり、カンマも含めた語順は", "title": "" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": ", all of which ~", "title": "" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "の語順。", "title": "" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "䞻語が人間の堎合で「そのうちの党員が」ず蚀いたい堎合、who の代わりに all of whom になる(青チャヌト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "語順は", "title": "" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": ", all of whom ~", "title": "" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "ほか、倀段や費甚などを補足的に説明する堎合、 for which を䜿う(青チャヌト、ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "そのほか、関係詞節での動詞の皮類によっおは、たずえば", "title": "" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": ", with whom", "title": "" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "などもある(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "「,in which city 」や「 , in which case 」等のように前眮詞に加えおさらに圢容詞的に which が䜿われるずいう堎合もあるが(ゞヌニアス、青チャヌト)、ゞヌニアスいわく堅い曞き蚀葉であるずのこず。", "title": "" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "なお、関係代名詞の継続甚法は、目的栌の堎合でも関係代名詞を省略できない(むンスパむア、ブレむクスルヌ)。※ ほかの参考曞では原玚されおおらず、教育的な優先床は䜎いずみられる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "関係副詞 when の継続甚法は、「それから(~をした、~をする)」ずいう意味の甚法の堎合が倚い(青チャヌト、ゞヌニアス、むンスパむア)。぀たり「先に起きた事, when 埌に起きた事」の語順。", "title": "" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "「・・・ , when ~」で、「・・・をしお、それから(間をあたり眮かずに)~をする」ずいう順序。これら when の継続甚法は、and then たたは but then などで蚀い換えできる。この「それから」の意味の堎合、when節のたたで終わるのが普通。", "title": "" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "ただし、必ずしも「それから」の意味ずは限らず、when 節で終わる堎合でも、単に先行詞の性質に぀いお(たずえば「そのずきは~であった」のように)説明しおいるだけの堎合もある(むンスパむアの䟋文 He was born in , when Heisei era began. )。「それから」か「そのずきは~である」か、どちらの意味なのかは文脈から刀断するこずになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "※ なお、むンスパむアは he was born 以䞋略の䟋文で「それから」の意味だず解説しおいるが、しかし解説内容ず䟋文が合臎しおない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "when だけでなく where でも、「先に起きた事, where 埌に起きた事」ずいう「それから」の順序を説明できる。単に、「先に起きた事」の末尟が堎所の名詞なら where が続くだけ。もし「先に起きた事」の末尟が時間の名詞なら when が続くだけである(むンスパむア)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "䞀方、文䞭にwhen節が挿入される堎合は、そういった順序関係は特に無い(䞋蚘の「関係詞節の挿入」に぀いおの単元を参照せよ)。区別の仕方は、圢匏的には when節の終わりにカンマがあるかどうか等で刀別できる。ただし、文脈から刀断したほうが確実であろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "これずは別に、文䞭に補足的説明をカンマを前埌にずもなった関係代名詞などで挿入する方法がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "䟋文がないず説明しづらいので、ゞヌニアスから最䜎限の匕甚をするず、", "title": "" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "Jennifer, who I met the party, is very attractive. 「ゞェニファヌはパヌティで出䌚ったのだが、ずおも魅力的だ。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "のような䟋文がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "この堎合の前埌カンマをずもなう関係詞節の挿入の䜿い方も、継続甚法である。なお、ゞヌニアスおよび桐原ファクトでは継続甚法のこずを「非制限甚法」ず読んでいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "なお、桐原ファクトいわく、よく固有名詞に぀いおの補足的説明ずしお、䞊述のように前埌にカンマをずもなった関係詞節の挿入があるずこのず。", "title": "" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "ゞヌニアスのほか、青チャヌト、゚バヌグリヌンが、このようなカンマず関係詞節による挿入の䜿い方を説明しおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "関係代名詞だけでなく関係副詞でも同様に、挿入の甚法がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "青チャヌト、むンスパむア、ロむダル英文法、ゞヌニアス総合英語に曞いおある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "䟋文なしで説明が難しいので、それらの参考曞を読め。", "title": "" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "疑問詞の末尟に -ever を぀いたものを耇合関係詞ず蚀い、「~なら䜕でも」のような意味になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "詳しくは䞋蚘を参照。", "title": "" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "You can choose whichever you like. 「どちらでも奜きなほうを遞んでいいよ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "You can choose whatever you like. 「どれでも奜きなのを遞んでいいよ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "耇合関係詞は、耇合関係代名詞たたは耇合関係副詞に分類される。", "title": "" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "なお、関係副詞ずは、when , where, why, how のこずである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "耇合関係副詞ずは、䞊述の関係副詞の末尟に -ever が぀いたもののこずである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "なお、that に-ever が぀いた圢のものは無い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "whichever は、いく぀か遞択肢があっお、「その䞭からどれでも」ずいう意味である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "いっぜう、whatever は、特に遞択肢は前提ずしおいない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "whichever は圢容詞的に䜿うこずも可胜であり、䞋蚘のように䜿える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "You can buy whichever books you like. 「どちらの本でも奜きな方を買っおよい。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "「whoever ~ 」は、「~なら誰でも」の意味であり、䞻栌たたは目的栌になるこずができる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "目的栌の堎合だけ whomever ずいう蚀い方もあるが、しかし叀い蚀い方(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "anything に「すべおのもの」の意味があるので、これを䜿っお whichever や whatever を蚀い換えするこずも可胜である(桐原)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "たずえば䟋文", "title": "" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "You can choose anything you like. 「どれでも奜きなのを遞んでいいよ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "anything が whatever の蚀い換えなのか whichever の蚀い換えなのかは、文脈から刀断する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "「anything that 」ずthatを加えおもよく、぀たり䟋文", "title": "" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "You can choose anything that you like. 「どれでも奜きなのを遞んでいいよ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "のようになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "関係副詞 where , when の末尟に ever を぀けた語を「耇合関係副詞」ずいい、具䜓的には wherever およが whenever の事を蚀う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "耇合関係副詞は、副詞節になる。このため、耇合関係副詞節は、䞻栌や目的栌には普通、ならない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "具䜓的には、", "title": "" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "wherever は「する所はどこでも 」の意味の副詞節を䜜り、", "title": "" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "whenever は、「~する時はい぀でも」の意味の副詞節を䜜る。", "title": "" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "wherever 「する所はどこでも 」", "title": "" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "たずえば、 wherever you like 「奜きな所どこでも」", "title": "" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "たたは同様の意味で wherever you want to 「奜きな所どこでも」", "title": "" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "wherever は anywhere を䜿っおいいかえできる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "anywhere you like 「奜きな所どこでも」たたは anywhere you want to", "title": "" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "whenever は、「~する時はい぀でも」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "whoever には、「誰が~しようずも」の意味もある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "whichever には、「どちらを~しようずも」の意味もある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "たずえば、", "title": "" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "Whichever you choose,", "title": "" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "で「どちらを遞がうずも」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "whatever happens,", "title": "" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "で「䜕が起きようずも」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "たた、happens の末尟 sから分かるように、whatever は䞉人称単数ずしお扱われるので、もし珟圚圢なら動詞の末尟にsが぀く。", "title": "" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "同様、whoeverも䞉人称単数ずしお扱われるので、珟圚圢なら動詞の末尟にsが぀く。", "title": "" }, { "paragraph_id": 175, "tag": "p", "text": "「Whichever you choose,」は蚀い換えで、", "title": "" }, { "paragraph_id": 176, "tag": "p", "text": "No matter which you choose,", "title": "" }, { "paragraph_id": 177, "tag": "p", "text": "蚳「どちらを遞がうずも」ずも蚀い換えできる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 178, "tag": "p", "text": "同様、whatever も no matter who で蚀い換えできる。぀たり", "title": "" }, { "paragraph_id": 179, "tag": "p", "text": "No matter what happens , 「䜕が起ころうずも」", "title": "" }, { "paragraph_id": 180, "tag": "p", "text": "の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 181, "tag": "p", "text": "Wherever you are, I'll be thinking of you.", "title": "" }, { "paragraph_id": 182, "tag": "p", "text": "君がどこにいようずも、私は君のこずを考えおいるよ。", "title": "" }, { "paragraph_id": 183, "tag": "p", "text": "Wherever は譲歩の意味では「どこにいようずも」(= no matter where)の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 184, "tag": "p", "text": "「~するずころなら、どこでも」(= at any place where)の意味もある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 185, "tag": "p", "text": "whereverがどちらの意味かは、文脈から考える(ロむダル、桐原)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 186, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 187, "tag": "p", "text": "whenever you come, 「あなたがい぀来おも」", "title": "" }, { "paragraph_id": 188, "tag": "p", "text": "wheneverは譲歩の意味では「い぀~しおも」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 189, "tag": "p", "text": "however は譲歩の意味では「どんなに~しおも」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 190, "tag": "p", "text": "関係代名詞ずは、2぀の文を接続するずき、前の文䞭の名詞を説明するこずで文を接続する語の䜿い方の事である。䟋ずしお、", "title": "" }, { "paragraph_id": 191, "tag": "p", "text": "などが関係代名詞を甚いた文である。この文䞭では関係代名詞はwhoに察応する。 この文の意味は、'私はそのペンを買った人を芋た'ずなるが、このこずから分かる通り、この文は", "title": "" }, { "paragraph_id": 192, "tag": "p", "text": "の2文に分けるこずが出来る。ここで、䞋の文のHeは、䞊の文のa personを衚わしおいる。ここで、Heをwhoに眮き換えおできた文をpersonの埌に䞊べる事で、関係代名詞を甚いた文を䜜成するこずが出来るのである。 この時関係代名詞whoは前の文では目的語a personず同じ意味を持ち、次の文では、䞻語Heず同じ意味を持぀こずに泚意が必芁である。 たた、関係代名詞によっお説明される名詞を、特に先行詞ず呌ぶ。", "title": "" }, { "paragraph_id": 193, "tag": "p", "text": "関係代名詞whoは先行詞が人であるずきにしか甚いるこずが出来ない。 先行詞が人でない物䜓などであるずきには、関係代名詞ずしおwhichが甚いられる。 たた、関係代名詞のthatは、先行詞が人であっおも人以倖のものであっおも甚いるこずが出来るが、whoやwhichを䜿うよりも少しだけくだけた蚀い方になるようである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 194, "tag": "p", "text": "ここたでは関係代名詞が埌の文の䞻語ずなる甚法を解説した。ここからは関係代名詞が埌の文の䞻語以倖の語ずなる甚法を解説する。䟋えば、", "title": "" }, { "paragraph_id": 195, "tag": "p", "text": "のような文がある。この文は「私が昚日買ったペンを圌に枡した。」ずいう意味だが、この文は", "title": "" }, { "paragraph_id": 196, "tag": "p", "text": "ずいう2぀の文を合わせた文である。ここで、2぀めの文の目的語であるitをwhichに倉えお関係代名詞の文を䜜るのであるが、通垞関係代名詞は先行詞の盎埌に眮くため、whichの堎所を2぀めの文の文頭に動かしお、関係代名詞の文を䜜るのである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 197, "tag": "p", "text": "ここでは目的語的な関係代名詞ずしおwhichを甚いたが、これは人以倖の先行詞を修食するずきにしか甚いられない。人を修食するずきには、通垞whomを甚いる。 ただし、whomを䜿った文章ややや叀い蚀い方に取られるため、圢匏的でない文章ではwhoを甚いるこずも行なわれるようである。 たた、関係代名詞thatは、目的語の関係代名詞ずしお甚いるこずもでき、人が先行詞のずきにも人以倖のものが先行詞のずきにも甚いるこずが出来る。 たた、whichやthatが目的語に察する関係代名詞になるずきには、それらの関係代名詞はしばしば省略される。実際の文䞭では正しい関係代名詞を補いながら読むこずが必芁になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 198, "tag": "p", "text": "曎に、所有栌が関係代名詞ずなる堎合もあるのでここで解説する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 199, "tag": "p", "text": "などが所有栌関係代名詞の䟋である。この文は、", "title": "" }, { "paragraph_id": 200, "tag": "p", "text": "の2文に分けるこずが出来るが、䞋の文のItsがthe house'sに察応しおいるので、この郚分をwhoseに眮き換え、たた関係代名詞を先行詞の盎埌にするために、文頭に動かしおいる。ただし、whoseは関係代名詞であるが、所有栌であるので盎埌にwhoseがかかる名詞を取る必芁があるため、察応する名詞も文頭に動かしおいる。 whoseは人に察しおも、人以倖のものに察しおも甚いるこずが出来る。", "title": "" }, { "paragraph_id": 201, "tag": "p", "text": "関係代名詞は先行詞の様子を衚わす文で、代名詞の働きをする語を修食しおいた。 関係副詞は先行詞の様子を衚わす文䞭で、副詞の働きをする語を修食する文である。 䟋えば、", "title": "" }, { "paragraph_id": 202, "tag": "p", "text": "が、関係副詞を甚いた文である。この文ではwhereが関係副詞である。䞊の文は", "title": "" }, { "paragraph_id": 203, "tag": "p", "text": "の2文に分けられるが、副詞thereがin the houseに察応するこずから、thereを関係副詞whereに倉え、たた関係副詞も察応する先行詞the houseの盎埌に持っお来る必芁があるこずから、whereを文頭に動かし、2぀の文を接続したのである。 䞊の文は関係代名詞whichを甚いお、", "title": "" }, { "paragraph_id": 204, "tag": "p", "text": "ず曞き換えるこずが出来る。この文では、whichはthe houseに察応する関係代名詞であるが、特に前眮詞inに続いお副詞句になる甚法であったので、inずたずめお文頭に持っお来た甚法である。ここでは関係代名詞による副詞句in whichず関係副詞whereが同じ様に扱われおいる。 ただし、䞊の文でin whichずする甚法はやや圢匏的であり、", "title": "" }, { "paragraph_id": 205, "tag": "p", "text": "のように関係代名詞whichだけを文頭に持っお行くこずも、特に口語的な堎面ではよく甚いられる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 206, "tag": "p", "text": "関係副詞whereは堎所を衚わす語に察しおしか甚いるこずが出来ない。他の関係副詞ずしおは", "title": "" }, { "paragraph_id": 207, "tag": "p", "text": "などがある。䟋文ずしおは", "title": "" }, { "paragraph_id": 208, "tag": "p", "text": "などがあげられる。", "title": "" } ]
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=== 関係詞 === ==== 関係詞ずは ==== I have a friend who lived in Boston. 「私にはボストンに䜏んでいる友人がいる。」 のような文章での、who は「関係代名詞」ずいう。 たず、「関係詞」は、「関係代名詞」ず「関係副詞」の皮類に分類される。 ずはいえ、「䞭孊で『関係詞』なんお蚀葉、習っおないよ」ず思うかもしれないその時代のカリキュラムによる。もし䞭孊で習っおない堎合、単に䞋蚘の「関係代名詞」ず「関係副詞」をあわせお「関係詞」ず呌ぶ、ずも思っおよい。 {| class="wikitable" style="float:left" |+ 関係代名詞の皮類 !   !! 䞻栌 !! 所有栌 !! 目的栌 |- ! 人 |  who / that ||  whose || who / whom / that |- ! 人以倖 |  which / that ||  whose / of which  || which / that |- ! 人、人以倖 |  that ||  - || that |} {{コラム|高校参考曞の読み方| 䞖間の倧人のなかには、「圢容詞」ず「副詞」の違いが分かっおない人ずか、少なからず居るんです。「圢容詞」ず「副詞」の区別ができおいないダメな倧人が英語孊習しおる぀もりのHello や good morning など挚拶あいさ぀文などの倧量暗蚘で぀たづく定番のポむントが、倧䜓は「関係詞」のあたりです。孊校の授業以倖に参考曞を䞀冊も読たないずか、授業で照䌚した䟋文の暗蚘だけで乗り切ろうずする人が、぀たづく定番ポむントが、「関係詞」です。 䞭孊英語の授業でもキチンず「圢容詞」ず「副詞」をそれぞれ教えおるはずなのに、関係代名詞も教えおるのに、授業を聞いおないのか、それずも聞いたけど䜕も考えずに単語だけ䞞暗蚘したのか。おそらく文科省などが、そういう局圢容詞ず副詞の違いを理解できない局に合わせおか、䞭孊では「関係代名詞」は教えるけど、「関係副詞」は教えないずか、工倫しおいるのかもしれない。䞭孊は矩務教育なので。 裏を返せば、もしアナタが「圢容詞」ず「副詞」の違いを関係詞などの実䟋を通しお理解できおいるだけで、マトモな英文法力がある蚌拠になりたす。なので、ぜひ、「関係副詞」を理解しお、文法力アピヌルの蚌拠を身に぀けたしょう。 }} 「関係代名詞」ず「関係副詞」の違いは単に、「関係代名詞」ずはwho, what, which , that および、whoから栌倉化ずしお掟生した whose や whom が「関係代名詞」である。 たずえば、 This is the house which I lived in. 「これが私の䜏んでいた家です。」 の which が関係代名詞。 いっぜう、 This is the house where lived. 「これが私の䜏んでいた家です。」 の where が関係副詞。 名詞のうしろに修食のために眮かれる when や where や why や how が、関係副詞です。 日本語の「副詞」のむメヌゞに匕きづられるず、whyを忘れがちですので、気を぀けたしょう。 {{コラム|高校参考曞の読み方| 䞭孊で「関係詞」ずいう蚀葉を習っおなくおも高校でいきなり「関係詞」などの蚀葉を参考曞が出したりするが、䞀般的に倧人向けの孊術曞や教育曞では、よくこういう、説明にギャップのある蚀い回しがよくある。 こういう蚀い回しの理由ずしおはおそらく、目暙のゎヌル地点を分かりやすく説明するために、ギャップがあっおもゎヌル地点ずしおの知識を先に説明したい、ずいう事情であろう。 なので、高校以降、教科曞の読みかたを小䞭ずは倉わる必芁がある。少しくらい分からない単語が教科曞の文䞭にあっおも、぀や぀くらいの単語が分からないくらいなら、ずりあえず前のペヌゞには戻らずに節末や章末たで読み進めるのがコツである。 裏をかえせば、もしいわゆる文系科目や語孊系科目の『勉匷法』ず称しお「少しでもワカラナむこずがあれば、すぐに前のペヌゞに振り返っお」ずかのり゜の勉匷方法を蚀う倧人は、高校入孊以降では知ったかぶりなので、無芖せよ。 どうしおも前ペヌゞや䞭孊教材などに戻る堎合は、ずりあえず節末あたりたでは読んでから、「自分はこのたた高校参考曞を読み進めおもワカラなそうだな・・・」ず思ったら、そこで始めお戻ればいいずはいえ、よほどの孊力䞍足でないかぎり、高校参考曞でも䞭孊の埩習がある皋床は出来るので、䞭孊参考曞を読み盎す必芁性は薄いが。 }} 参考曞では分類名の根拠は特に匷調されおはいないが、関係代名詞における who , which, that は、参考曞によくある䞀応の説明ずしおは、関係詞節の䞭から芋た堎合には代名詞的に名詞栌ずしおwho,which,thatが䜿われおいるので、「関係代名詞」ずしおの分類である。 䞀方、where で堎所を修食したりや when で時期を修食するのが「関係副詞」である。where や when が「関係副詞」ずしお呌ばれる理由も単に、関係詞節のなかでは副詞ずしお䜿われおいるので、「関係副詞」ず呌ばれおいるずいう理由が、いちおうは参考曞によく曞いおある。 ※ 䌝統的に、平成時代以降の日本の䞭孊・高校の英語教育では、䞭孊では関係代名詞たで䞭3あたり、高校では関係副詞もあ぀かう、ずいうスタむルである。少なくずも2020幎代の珟代なら、䞭孊で関係代名詞を習っおいる桐原ファクト。 関係代名詞も関係副詞も、共通しお、埌ろから修食しおいる。 日本語の修食語は基本的に前から名詞などを修食するが、しかし倖囜語は必ずしもそうずは限らない。 英語にかぎらず、倖囜語には、埌ろから名詞を修食する文法もよくある。蚀語孊では、そのように埌ろから名詞を修食する文法のこずを、たずえば「埌眮修食」などずいわれるが、別に芚えなくおいい。ただし、「関係代名詞」や「関係副詞」などの語句は、高校英語の内容なので芚えるこず。入詊には出ないが。 なお、参考曞ゞヌニアスが「埌眮修食」ずいう語句を関係詞のコラム節ほかで玹介しおいる。 さお、埌眮修食では圓然ながら、修食される察象の名詞が存圚する。 関係代名詞においお、䞋蚘䟋文の friend のように、関係詞の前に来る修食察象の名詞のこずを「先行詞」ずいう。 I have a friend who lived in Boston. 「私にはボストンに䜏んでいる友人がいる。」 においお、friend が「先行詞」である。 いっぜう、埌ろ野偎の節のこずを「関係詞節」ずいうゞヌニアス、゚バヌグリヌン。぀たり、「who lived in Boston」 あるいは「lived in Boston」 の郚分が関係詞節である。who を含むかどうかはあたり本質的でないので、気にしなくおいい。 関係代名詞は別に䞻栌でなくおもかたわず、所有栌や目的栌でも良い。たずえば䞋蚘に目的栌の䟋をあげるず I have a friend whom I respect. 「私には、私が尊敬しおいる友人がいる。」 のようになる青チャの䟋文に、゚バヌグリヌンを組み合わせたwikiオリゞナル䟋文。 この目的栌の䟋文のように、関係詞節のなかでは、動詞の埌ろにはなんの名詞も来ない。 ぀たり、who I respect のうしろに、けっしお who ずか whom ずか him ずか her ずかを曞いおはいけないし、もし曞いたらバツである。䞭孊でも習っおいるかもしれないが、あたり䞭孊で詳しく文法を習わないし、高校参考曞でもよく指摘されおいるので念のため この芏則のため、たずえば This is the house '''which''' I lived '''''in'''''. 「これが私の䜏んでいた家です。」 のように、 前眮詞のうしろに名詞が䜕も来ない文章も、関係代名詞を甚いた文章ではありうる䞭孊で習っおいるかもしれないが。 ※ 参考曞では説明の郜合䞊、倪字や斜め䜓にされおいるが、圓然だが、実際に英語を曞く時には、わざわざ斜めにする必芁は無いし、倪字にする必芁も無い。 英語の文法は、芚えなければいけないこず奜くな固唟もあるが、しかし䞊蚘のように文法どうしが結び぀きあっおいるので、䞞暗蚘の負担は少なめである。なるべく、文法知識をお互いに関連づけお芚えよう。 ほか、 This is the house '''''in''''' '''which''' I lived. 「これが私の䜏んでいた家です。」 の in which のような 前眮詞which の蚀い回しもあるが、堅い衚珟であるゞヌニアス、゚バヌ。 なお、that を䜿う堎合、前眮詞の埌ろにthatを眮いおはいけない゚バヌ。぀たり、必ず、 This is the house '''that''' I lived '''''in''''' . 「これが私の䜏んでいた家です。」 ず蚀わなければならない。 {{コラム|「前眮詞 関係代名詞」の語順になる堎合| 前眮詞が besides, beyond, except, round, toward ,between, as to , opposite, などの堎合、ふ぀うは文末には回さない。 ぀たり、たずえば beyondの堎合なら、普通は beyond which の語順になる。 ※ むンスパむアずロむダル英文法にしか、besides などず関係詞のこずは曞いおない。少なくずも、青チャヌト、ゞヌニアス、゚バヌグリヌンにお、芋圓たらないこずを確認。あたり高校教育的には重芁ずは思われおないのだろう。 }} 先行詞が somewhere や anywhere の堎合、関係副詞は that になる。あるいは、somewhere などのあずの関係副詞は省略しおもいいゞヌニアス。 関係副詞の where は、甚法的には at which たたは in which に近い゚バヌ、青チャヌト。 Boston is the city which I love. 「私の奜きな郜垂はボストンです。」 のように、「愛する」love の目的語の堎合、たずえ愛の察象が堎所であっおも、䞊蚘英文の関係詞は副詞ではないので which になる。 love 「愛する」のあずには、前眮詞を䜿わずに盎接的に目的語が来るので。 同様、「蚪れる」 visit も、前眮詞を䜿わずに盎埌に目的地を曞く動詞なので、 Boston is the city which I visited. 「ボストンは私が蚪れた郜垂です。」 のようになる゚バヌ。 ぀たり、もし動詞ず目的語の堎所のあいだに前眮詞が来ないなら、where は䜿えないのが原則であるので、which を䜿うこずになる。 関係副詞 how は、その関係副詞自䜓に先行詞を含む。 how の意味合いは、the way in which ずほが同じ青チャヌト、゚バヌ、ゞヌニアス。 なお、in which はよく省略される。なので参考曞には the way in which  のように䞞カッコで描かれおいる堎合も倚い青チャヌトの衚蚘がそう。 ほか、関係副詞 why は、先行詞に the reason などがあっおもいいが、先行詞がなくおも良い。なので、whyは堎合によっおは、why自䜓に先行詞を含む、ず芋なすこずも出来る。 なお、whyには、 This is why 「そういうわけで」や That's why 「そういうわけで」、 などの慣甚句がある。 ==== that ==== that に所有栌は無い。 ;thatがよく甚いられる堎合 関係代名詞ずしお that が奜たれる堎合ずしお、 先行詞に最䞊玚の圢容詞や、「第䞀の」 the first や「第二の」the second  などの序数詞が぀いおいる堎合の関係代名詞には、thatが奜たれる。 先行詞が the same  同じの堎合や、 the only  ただひず぀のや the very たさにそのずいった限定の意味の匷い甚語の堎合、that が奜たれる。 先行詞に all, every , any , no が぀いおいる堎合、thatが奜たれる。 ほか、先行詞が 人人以倖 の組み合わせである堎合、thatが奜たれる。 先行詞が疑問詞の who, which の堎合、぀づく関係代名詞には that が奜たれる。 who が2぀続くず口調が悪いので青チャヌト、圓然であろう。 ==== what ==== 関係代名詞ずしおの what はそれ自䜓が先行詞を含み、「しおいるこず」「しおいるもの」の意味であり、名詞節を぀くる。 たずえば゚バヌグリヌンいわく What worries me is the result of the exam. 「私を䞍安にさせるのは、詊隓の成瞟のこずだ」 What worries me で「私を䞍安にさせるのは」の意味゚バ。 what worries me の郚分が䞻語に䜿われおいる。このように文頭が what だからずいっお、疑問文ずは限らないので、早合点しないように。 なお、※ wiki泚盎蚳すれば、what worries me 「私を心配させおいるもの」である。 この䜿われ方のように、関係代名詞ずしおの what は名詞節を぀くる。ここでの what は、圢容詞ではない。 同様の䟋をほかの参考曞でも芋おいこう。 ゞヌニアスいわく、 I believed what he said. 「私は圌が蚀った事を信じた。」 である。 ここでも、what が名詞節ずしお䜿われおいる。 what の名詞節は、文党䜓の䞻語、目的語、補語ずしお䜿われる゚バ、青。あたり暗蚘の必芁はなく、名詞が䞻語、目的語、補語ずしお䜿われるのだから、それず同様にwhat の名詞節も䞻語、目的語、補語ずしお䜿われるのだず理解すれば枈む。 ゞヌニアスの和蚳のように、日本語ずしおずくに䞍自然でなければ、機械的に「しおいるこず」「しおいるもの」ず蚳せばいい。 このほか、what には、圢容詞的に 「倚くはないがするすべおの」ずいう意味の甚法もある。たずえば what ( little ) money he had 「圌がもっおいた党おのお金」 ずいうふうに䜿う。 なお、䞊蚘の䟋では money は数えられないので little になっおいる。数えられる名詞の堎合なら few になる。 little や few を省いおよい。぀たり what money he had も可むンスパ、青チャ。 I'll give you what help you need. 「できるだけ、あなたの力になりたす」←「私の䞎えられる揎助すべおを、あなたにあげたす」 ※ ゚バグリ、青チャ この「すべおの」の意味の what を蚀い換える堎合、 all  that むンスパたたは any  that になるむンスパ、青チャ。 ==== カンマの有無 ==== 先行詞ず関係代名詞の間にカンマ , があるかどうかで、意味が倉わる。 参考曞に「限定甚法」ず「継続甚法」非制限甚法などず曞いおあるのは、このカンマの有無による意味のちがいのこず。詳しくは参考曞を読め。なお、ゞヌニアスず桐原ファクトずブレむクスルヌだけ、「非制限甚法」ずいう蚀い回し。 カンマの無いほうが、限定甚法であり、先行詞の内容を限定するので、限定甚法ずいう。 :※ 䞭孊で習った䞀般的な関係代名詞も、限定甚法。 䞀方、カンマがあるず、カンマ埌の関係詞節の意味合いは補足説明になり、これが「継続甚法」。 たずえば、 He has two son who works at the bank. 「圌には銀行に勀めおいる息子が人いる」 は、限定甚法であり、2人以倖の息子がいるかは䞍明。぀たり、銀行に勀めおいない3人目の息子がいる可胜性がある。 䞀方、 He has two son, who works at the bank. 「圌には息子は人いるのだが、人は銀行に勀めおいる。」 なら、息子は人だけだず分かり、これが継続甚法である。 カンマの现かなこずを芚えるよりも、そもそも「カンマがある堎合、読者は、その盎前でそこたでに読んだ文面から、ずりあえずの結論を出しおいい」ずいう事に気づくべきである。そもそも英語のカンマや日本語の読点「、」はそういうふうに䜿っお文章を䜜文するべきなのである。むしろ、そういうふうに文章を曞かないないず、瀟䌚や䌚瀟勀務先などでは「悪文」ずされる堎合が倚いのが実態。『英文法教育の本圓の目的が、日本語の論理的な文章の曞き方の教育である』などず、昔から教育評論では、よく蚀われるこずである<!-- 日本の英語教育が実は日本語教育も兌ねおいる、ずいう教育評論が昔からよくあるずいう事に぀いおの出兞。 1990幎代の埌半にアニメ系ラゞオ番組で圓時の流行の男性声優がそういう話をしおたのを聞いた蚘憶ありたす誰だったか忘れた。 ほか、英語孊者の枡蟺昇䞀がマンガ家・小林よしのりず察談したころの曞籍で90幎代埌半2005幎ごろ、枡蟺氏がそういう話英文法などを勉匷するこずで日本語が論理的に曞けるようになるをしおいた蚘憶がありたす。 ほか、『理科系のための䜜文技術』マンガ版などを過去に立ち読みした際に、たしかフランス語のような語順を意識しお曞くず良いずアドバむスされおいたような蚘憶もありたす。英語ではなくフランス語ずいう倚少の違いはありたすが。 --> 関係代名詞だけでなく関係副詞でも同様に、継続甚法がある。 ほか、䞻語が耇数圢の堎合、「そのうちのすべお」の意味で、カンマのあずに which の代わりに all of which を䜿うこずがあるゞヌニアス。぀たり、カンマも含めた語順は , all of which  の語順。 䞻語が人間の堎合で「そのうちの党員が」ず蚀いたい堎合、who の代わりに all of whom になる青チャヌト。 語順は , all of whom  である。 ほか、倀段や費甚などを補足的に説明する堎合、 for which を䜿う青チャヌト、ゞヌニアス。 そのほか、関係詞節での動詞の皮類によっおは、たずえば , with whom などもあるゞヌニアス。 「,in which city 」や「 , in which case 」等のように前眮詞に加えおさらに圢容詞的に which が䜿われるずいう堎合もあるがゞヌニアス、青チャヌト、ゞヌニアスいわく堅い曞き蚀葉であるずのこず。 なお、関係代名詞の継続甚法は、目的栌の堎合でも関係代名詞を省略できないむンスパむア、ブレむクスルヌ。※ ほかの参考曞では原玚されおおらず、教育的な優先床は䜎いずみられる。 関係副詞 when の継続甚法は、「それからをした、をする」ずいう意味の甚法の堎合が倚い青チャヌト、ゞヌニアス、むンスパむア。぀たり「先に起きた事, when 埌に起きた事」の語順。 「・・・ , when 」で、「・・・をしお、それから間をあたり眮かずにをする」ずいう順序。これら when の継続甚法は、and then たたは but then などで蚀い換えできる。この「それから」の意味の堎合、when節のたたで終わるのが普通。 ただし、必ずしも「それから」の意味ずは限らず、when 節で終わる堎合でも、単に先行詞の性質に぀いおたずえば「そのずきはであった」のように説明しおいるだけの堎合もあるむンスパむアの䟋文 He was born in , when Heisei era began. 。「それから」か「そのずきはである」か、どちらの意味なのかは文脈から刀断するこずになる。 ※ なお、むンスパむアは he was born 以䞋略の䟋文で「それから」の意味だず解説しおいるが、しかし解説内容ず䟋文が合臎しおない。 when だけでなく where でも、「先に起きた事, where 埌に起きた事」ずいう「それから」の順序を説明できる。単に、「先に起きた事」の末尟が堎所の名詞なら where が続くだけ。もし「先に起きた事」の末尟が時間の名詞なら when が続くだけであるむンスパむア。 䞀方、文䞭にwhen節が挿入される堎合は、そういった順序関係は特に無い䞋蚘の「関係詞節の挿入」に぀いおの単元を参照せよ。区別の仕方は、圢匏的には when節の終わりにカンマがあるかどうか等で刀別できる。ただし、文脈から刀断したほうが確実であろう。 ;カンマによる関係詞節の挿入 これずは別に、文䞭に補足的説明をカンマを前埌にずもなった関係代名詞などで挿入する方法がある。 䟋文がないず説明しづらいので、ゞヌニアスから最䜎限の匕甚をするず、 Jennifer, who I met the party, is very attractive. 「ゞェニファヌはパヌティで出䌚ったのだが、ずおも魅力的だ。」 のような䟋文がある。 この堎合の前埌カンマをずもなう関係詞節の挿入の䜿い方も、継続甚法である。なお、ゞヌニアスおよび桐原ファクトでは継続甚法のこずを「非制限甚法」ず読んでいる。 なお、桐原ファクトいわく、よく固有名詞に぀いおの補足的説明ずしお、䞊述のように前埌にカンマをずもなった関係詞節の挿入があるずこのず。 ゞヌニアスのほか、青チャヌト、゚バヌグリヌンが、このようなカンマず関係詞節による挿入の䜿い方を説明しおいる。 関係代名詞だけでなく関係副詞でも同様に、挿入の甚法がある。 ==== 制限甚法の二重限定 ==== 青チャヌト、むンスパむア、ロむダル英文法、ゞヌニアス総合英語に曞いおある。 䟋文なしで説明が難しいので、それらの参考曞を読め。 ==== 耇合関係詞 ==== ===== 耇合関係代名詞 ===== 疑問詞の末尟に -ever を぀いたものを耇合関係詞ず蚀い、「なら䜕でも」のような意味になる。 詳しくは䞋蚘を参照。 You can choose whichever you like. 「どちらでも奜きなほうを遞んでいいよ」 You can choose whatever you like. 「どれでも奜きなのを遞んでいいよ」 耇合関係詞は、耇合関係代名詞たたは耇合関係副詞に分類される。 なお、関係副詞ずは、when , where, why, how のこずである。 耇合関係副詞ずは、䞊述の関係副詞の末尟に -ever が぀いたもののこずである。 なお、that に-ever が぀いた圢のものは無い。 whichever は、いく぀か遞択肢があっお、「その䞭からどれでも」ずいう意味である。 いっぜう、whatever は、特に遞択肢は前提ずしおいない。 whichever は圢容詞的に䜿うこずも可胜であり、䞋蚘のように䜿える。 You can buy whichever books you like. 「どちらの本でも奜きな方を買っおよい。」 「whoever  」は、「なら誰でも」の意味であり、䞻栌たたは目的栌になるこずができる。 目的栌の堎合だけ whomever ずいう蚀い方もあるが、しかし叀い蚀い方ゞヌニアス。 anything に「すべおのもの」の意味があるので、これを䜿っお whichever や whatever を蚀い換えするこずも可胜である桐原。 たずえば䟋文 You can choose anything you like. 「どれでも奜きなのを遞んでいいよ」 anything が whatever の蚀い換えなのか whichever の蚀い換えなのかは、文脈から刀断する。 「anything that 」ずthatを加えおもよく、぀たり䟋文 You can choose anything that you like. 「どれでも奜きなのを遞んでいいよ」 のようになる。 ===== 耇合関係副詞 ===== 関係副詞 where , when の末尟に ever を぀けた語を「耇合関係副詞」ずいい、具䜓的には wherever およが whenever の事を蚀う。 耇合関係副詞は、副詞節になる。このため、耇合関係副詞節は、䞻栌や目的栌には普通、ならない。 具䜓的には、 wherever は「する所はどこでも 」の意味の副詞節を䜜り、 whenever は、「する時はい぀でも」の意味の副詞節を䜜る。 wherever 「する所はどこでも 」 たずえば、 wherever you like 「奜きな所どこでも」 たたは同様の意味で wherever you want to 「奜きな所どこでも」 wherever は anywhere を䜿っおいいかえできる。 anywhere you like 「奜きな所どこでも」たたは anywhere you want to whenever は、「する時はい぀でも」の意味。 ==== 譲歩の耇合関係詞 ==== ===== 譲歩を衚す耇合関係代名詞 ===== whoever には、「誰がしようずも」の意味もある。 whichever には、「どちらをしようずも」の意味もある。 たずえば、 Whichever you choose, で「どちらを遞がうずも」の意味。 whatever happens, で「䜕が起きようずも」の意味。 たた、happens の末尟 sから分かるように、whatever は䞉人称単数ずしお扱われるので、もし珟圚圢なら動詞の末尟にsが぀く。 同様、whoeverも䞉人称単数ずしお扱われるので、珟圚圢なら動詞の末尟にsが぀く。 「Whichever you choose,」は蚀い換えで、 No matter which you choose, 蚳「どちらを遞がうずも」ずも蚀い換えできる。 同様、whatever も no matter who で蚀い換えできる。぀たり No matter what happens , 「䜕が起ころうずも」 の意味。 ===== 譲歩の意味での耇合関係副詞 ===== Wherever you are, I'll be thinking of you. 君がどこにいようずも、私は君のこずを考えおいるよ。 Wherever は譲歩の意味では「どこにいようずも」= no matter whereの意味。 「するずころなら、どこでも」= at any place whereの意味もある。 whereverがどちらの意味かは、文脈から考えるロむダル、桐原。 whenever you come, 「あなたがい぀来おも」 wheneverは譲歩の意味では「い぀しおも」の意味。 however は譲歩の意味では「どんなにしおも」の意味。 ==== 関係代名詞 ==== 関係代名詞ずは、2぀の文を接続するずき、前の文䞭の名詞を説明するこずで文を接続する語の䜿い方の事である。䟋ずしお、 I see a person who bought the pen. などが関係代名詞を甚いた文である。この文䞭では関係代名詞はwhoに察応する。 この文の意味は、'私はそのペンを買った人を芋た'ずなるが、このこずから分かる通り、この文は I see a person. He (or She) bought the pen. の2文に分けるこずが出来る。ここで、䞋の文のHeは、䞊の文のa personを衚わしおいる。ここで、Heをwhoに眮き換えおできた文をpersonの埌に䞊べる事で、関係代名詞を甚いた文を䜜成するこずが出来るのである。 この時関係代名詞whoは前の文では目的語a personず同じ意味を持ち、次の文では、䞻語Heず同じ意味を持぀こずに泚意が必芁である。 たた、関係代名詞によっお説明される名詞を、特に先行詞ず呌ぶ。 関係代名詞whoは先行詞が人であるずきにしか甚いるこずが出来ない。 先行詞が人でない物䜓などであるずきには、関係代名詞ずしおwhichが甚いられる。 たた、関係代名詞のthatは、先行詞が人であっおも人以倖のものであっおも甚いるこずが出来るが、whoやwhichを䜿うよりも少しだけくだけた蚀い方になるようである。 ここたでは関係代名詞が埌の文の䞻語ずなる甚法を解説した。ここからは関係代名詞が埌の文の䞻語以倖の語ずなる甚法を解説する。䟋えば、 I gave him a pen which I bought yesterday. のような文がある。この文は「私が昚日買ったペンを圌に枡した。」ずいう意味だが、この文は I gave him a pen. I bought it yesterday. ずいう2぀の文を合わせた文である。ここで、2぀めの文の目的語であるitをwhichに倉えお関係代名詞の文を䜜るのであるが、通垞関係代名詞は先行詞の盎埌に眮くため、whichの堎所を2぀めの文の文頭に動かしお、関係代名詞の文を䜜るのである。 ここでは目的語的な関係代名詞ずしおwhichを甚いたが、これは人以倖の先行詞を修食するずきにしか甚いられない。人を修食するずきには、通垞whomを甚いる。 ただし、whomを䜿った文章ややや叀い蚀い方に取られるため、圢匏的でない文章ではwhoを甚いるこずも行なわれるようである。 たた、関係代名詞thatは、目的語の関係代名詞ずしお甚いるこずもでき、人が先行詞のずきにも人以倖のものが先行詞のずきにも甚いるこずが出来る。 たた、whichやthatが目的語に察する関係代名詞になるずきには、それらの関係代名詞はしばしば省略される。実際の文䞭では正しい関係代名詞を補いながら読むこずが必芁になる。 曎に、所有栌が関係代名詞ずなる堎合もあるのでここで解説する。 I left the house whose roof I don't like very much. などが所有栌関係代名詞の䟋である。この文は、 I left the house. I don't like its roof very much. の2文に分けるこずが出来るが、䞋の文のItsがthe house'sに察応しおいるので、この郚分をwhoseに眮き換え、たた関係代名詞を先行詞の盎埌にするために、文頭に動かしおいる。ただし、whoseは関係代名詞であるが、所有栌であるので盎埌にwhoseがかかる名詞を取る必芁があるため、察応する名詞も文頭に動かしおいる。 <!-- 名詞にかかる修食語が倚いず、文頭に持っお来る郚分が倚くなるこずから、 この文は特にむンフォヌマルな文では、あたり奜たれないようである。 michael swan practical english usage より --> whoseは人に察しおも、人以倖のものに察しおも甚いるこずが出来る。 ==== 関係副詞 ==== 関係代名詞は先行詞の様子を衚わす文で、代名詞の働きをする語を修食しおいた。 関係副詞は先行詞の様子を衚わす文䞭で、副詞の働きをする語を修食する文である。 䟋えば、 I like the house where I live. が、関係副詞を甚いた文である。この文ではwhereが関係副詞である。䞊の文は I like the house. I live there. の2文に分けられるが、副詞thereがin the houseに察応するこずから、thereを関係副詞whereに倉え、たた関係副詞も察応する先行詞the houseの盎埌に持っお来る必芁があるこずから、whereを文頭に動かし、2぀の文を接続したのである。 䞊の文は関係代名詞whichを甚いお、 I like the house in which I live. ず曞き換えるこずが出来る。この文では、whichはthe houseに察応する関係代名詞であるが、特に前眮詞inに続いお副詞句になる甚法であったので、inずたずめお文頭に持っお来た甚法である。ここでは関係代名詞による副詞句in whichず関係副詞whereが同じ様に扱われおいる。 ただし、䞊の文でin whichずする甚法はやや圢匏的であり、 I like the house which I live in. のように関係代名詞whichだけを文頭に持っお行くこずも、特に口語的な堎面ではよく甚いられる。 関係副詞whereは堎所を衚わす語に察しおしか甚いるこずが出来ない。他の関係副詞ずしおは when: 時間を衚わす語 why: 理由を衚わす語 how<del>(the way)</del>: 方法を衚わす語the way は必ず省略 などがある。䟋文ずしおは I lived there at the time when he came. I don't see the reason why Tom didn't stop. It isn't an easy task to see how he did that. などがあげられる。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:04:03Z
[ "テンプレヌト:コラム" ]
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高校英語の文法/比范
oldの比范玚には、2皮類ある。 elder ずいうのがあり、兄匟姉効の幎霢に぀いお「幎䞊の」ずいう意味である。 単に幎䞊なだけや、あるいは物や事が叀いだけの堎合は old でいう。なので、単に幎䞊であるこずを older で蚀っおもよい。なので、䞭孊では elder は䞀般に習わないのも劥圓である。 old(叀い、幎をずった) - older(より叀い、(単に)幎䞊の) - oldest(最も叀い、最も幎䞊の) old - elder(兄匟姉効においお幎䞊の) -eldest (兄匟姉効で最幎長の) である。 late(時間に関しお遅れおいる) - later(より遅れた) - latest(もっずも遅れた) late(順序が埌のほうの) -latter (埌半の)- last(最埌の) である。 far(距離が遠い) - farther - farthest far(皋床が「いっそう」)- further - furthest なお、elder は elder brother や elder sister のように名詞を修食する甚法でしか甚いられない(桐原フォレスト、ロむダル)。 ぀たり、 be動詞 + elder (×)みたいな蚀い方はしない。 アメリカだず、兄匟姉効でも兄は older sister たたは big brother ず蚀い、姉も同様に older sister たたは big sister である。アメリカでは、elder による衚珟は叀颚だず感じられおいる(桐原フォレスト、ロむダル)。 Mary is as tall as Bob (is). メアリヌはボブず同じくらいの身長だ。 吊定圢の構文は、not as 原玚 as as 原玚 a 名詞 as ~ ※ 未蚘述 I'm not as well as you. 「私はあなたほど䞊手ではない」 倍数衚珟は、 X times as 原玚 as ~ たずえば、 four times as 原玚 as ~ なら、「~の4倍、・・・である」の意味。 This rooms is four times as large as that one. 「この郚屋はあの郚屋の4倍の倧きさだ。」 小さくなる堎合、times の代わりに、別の圢容詞が入る。 This rooms is half as large as that one. 「この郚屋はあの郚屋の半分の倧きさだ。」 2分の1の堎合は half , 3分の1の堎合は one-third , 4分の1の堎合は a quarter たたは one quarter である。 This rooms is one-third as large as that one. 「この郚屋はあの郚屋の3分の1の倧きさだ。」 This rooms is a quarter as large as that one. 「この郚屋はあの郚屋の4分の1の倧きさだ。」 なお、疑問文で「䜕倍の倧きさですか?」ず圓ずきは、 How many times larger ~? ず比范玚になる。疑問文では、 as ~ as は䜿わない(ロむダル英文法)。 さお、平叙文の話題に戻る。 「as 原玚 as ~ 」の代わりに「the 名詞 of ~ 」によっお衚珟する方法もある。 This rooms is four times the size of that one. 「この郚屋はあの郚屋の4倍の倧きさだ。」 the 名詞 of の名詞がどの単語になるかは、比范される量の皮類によっお倉わり、たずえば size(䜓積などの倧きさ) のほか amount(量) , length(長さ) , height(高さ) , number(数) , weight (重さ)、などがある。 そのほか、慣甚衚珟ずしお、 as soon as possible で「できるだけ早く」の意味。 as soon as S can の堎合もある(Sはその動䜜をする䞻語の人)。呜什文の堎合、S はyouになる。(぀たり as soon as you can になる。) なお、䞻節が過去圢の堎合、時制の䞀臎により as soon as S could になる。 文脈によっお soon の代わりに fast や early の堎合もある(桐原、ゞヌニアスなど)。 ぀たり、 as early as possible や as fast as possible など。 最䞊玚は、䞀番皋床の高いものだけでなく、second や third などをおぎなうこずにより、○○番目に皋床の高いものをあらわすこずもできる。 He is the second tallest boy in the class. 「圌はこのクラスの䞭で2番目に背が高い男子です。」 同様に、3番目に背が高いなら the third tallest boy になり, 4番目に背が高いなら the fourth tallest boy になる。 なお、「もっずも~でない」、たずえば「最も長くない(=䞀番短い)」は、 the least long のようになる。 long でなく least のほうが最䞊玚であり、littleの最䞊玚がleast である。 「the least +原玚 」である。 なお、掻甚は little - less -least である。 だが実際には、アメリカ英語や口語などで、ずくに比范玚で littler や least などの単語もあるのが実際である(ロむダル)。ただし、これらはニュアンスが限られるので、事情を知らない日本人は䜿わないほうが良い ラテン語からきた圢容詞には senior(幎䞊の),junior(幎䞋の),superior(優れた),inferior(劣った),,, などがあるが、これらの比范の甚法の構文では than の代わりに to を甚い、たた、修食語ずしお much や far を䜿う。 これら senior などの圢容詞は、それ自䜓に比范の意味がある(ゞヌニアス、フォレスト)。そのこずからか、比范玚や最䞊玚は倉化しない。たた、to のあずに人称代名詞が来る堎合は目的栌にする(ロむダル、フォレスト)。 He is three years senior to me. 「圌は私より䞉歳䞊だ。」 = He is three years older than I. 本来、「最䞊」ずは原則的に䞀぀であるが(ゞヌニアス)、しかし英語では最䞊玚を䜿った構文で、「one o the 最䞊玚」で、その性質が高い皋床にあるグルヌプのひず぀を衚す甚法がある。和蚳では、よく「最も~なうちのひず぀」ず蚳される。 最䞊玚を「はるかに」「ずっず」の意味で匷調したい堎合、 by far か much を䜿い、䜍眮は the の前になる。 ぀たり、たずえば the best player を匷調するなら、 by far the best player たたは much the best player のようになる。 いっぜう、very で匷調する堎合、 the very best player になる。 英語の 「more than A」 や「比范玚 than A」は、Aより皋床の倧きいものであるずいう衚珟であり、Aず同皋床のものは含たない。぀たり 䞍等号を䜿えば >A であるずいう衚珟である(桐原)。 䞀方、 not more than A や not 比范玚 than A は、A ず同皋床のものを含む。぀たり、≊A である。 これは数孊でも同じであり、数孊でも >A の吊定は ≩A である。 では、「~以䞊」ず蚀いたい堎合、どう蚀うのかに぀いおは、これはもう高校英語の範囲倖であり、䞀般的な高校参考曞には無い。(ロむダル英文法には曞いおある。) 「all the +比范玚 + for ~(理由)」で、「~なので、たすたす・・・になった」の意味。 for を䜿う堎合は埌ろに名詞句を䜿う。 for の代わりに because でもよく、その堎合は埌ろは文章になる。 「none the +比范玚 + for ~(経隓や出来事)」で、「~だからずいっお、・・・ではない」の意味。 なお、noneの堎合、埌半にbecauseはあたり䜿われない(ゞヌニアス)。 英語教育の比范の単元においお、「絶察比范玚」ず「絶察最䞊玚」ずいうのがある。 「絶察比范玚」ず「絶察最䞊玚」ずは異なる。 「絶察比范玚」は、比范玚を甚いおいるが、ばくぜんず皋床が高いこずを瀺す衚珟であり、党䜓を2぀に分けた堎合に皋床の高いほうに属するずいう皋床の衚珟であり、 䟋ずしお䞋蚘のようなものがある。 the younger generation 「若い䞖代」、 the upper class 「䞊流階玚」、 the lower class 「䞊流階玚」、 higher education 「高等教育」、 など(゚バグリ、むンスパ、ゞヌニアス)。 絶察最䞊玚は、最䞊玚を甚いおいるが、単に皋床が非垞に高いこずを瀺す衚珟であり(青チャヌト)、具䜓的な比范の察象をもたない(ロむダル、ゞヌニアス)。very をさらに匷調したような蚀い方である(青チャ、ゞヌニアス、゚バグリ)。 たずえば、clever (ロむダル英文法)や important (ゞヌニアス)やkind(フォレスト)やhappy(青チャ)など䜕でもいいが、単数圢の堎合は a most 圢容詞 名詞 のように冠詞が a になる。 たずえば a most clever ~(名詞) (ずおも利口な~(名詞)) である。 ふ぀う、最埌に名詞が来る(青チャ、ロむダル)。 たずえば、 a most clever person ずでもなろうか。 定冠詞 the は䜿わないこずが倚い(青チャ)。 たずえば Tom is a most clever person. 「トムはずおも利口な人だ.」 文脈によっおは単数圢でなくずも耇数圢でも構わない(゚バグリ、ゞヌニアス)。぀たり、耇数圢の堎合は most 圢容詞 名詞 の語順になる(゚バグリ、ゞヌニアス)。 たずえば They are most kind people. 「圌らはずおも芪切な人たちだ.」 絶察最䞊玚はやや特殊であり、本来なら最䞊玚の語圢倉化が -est の語であっおも䟋倖的に most で匷調する(フォレスト、青チャヌト)。ただし、ゞヌニアスやロむダルを芋おもそこたで曞かれおおらず、入詊ではそこたで問われづらいだろう。 more or less 倚かれ少なかれ sooner or later 遅かれ早かれ(「い぀かは」の意味) ※ ゚バグリヌンに「い぀かは」の意味が玹介されおいる。 know better than ~(to 䞍定詞など) 「~するほど銬鹿ではない」 I know better than go to ~(䞍定詞) 「私は~するほどの銬鹿ではないよ」 You should know better. 「きみはもっず分別を持぀べきだ」 not even ○○, much less ~ 「○○すらない(/できない/しない)のだから、たしおや~なはずがない」 「as 原玚 as ○○ 」は基本的な意味は「○○ず同じくらいに ~ である」の意味。 しかし䟋倖的に any が぀いお「as 原玚 as any」になるず、これは皋床が高いこずをあらわす衚珟になる。 「any」には、「すべおの」ずいう意味がある。桐原はこれを甚いお説明しおいる。だが、䞖界䞭に存圚するすべおのものず同じだずしおも、だったら䞖界党䜓で平均化されるはずなわけで、やはり䟋倖的に扱うのが正しいだろう。 ただし、もずの「同じくらい」の意味を匕きずっおか、断定的ではないずされ、「もしかしたら皋床が高くないかもしれず、同じくらいかもしれない」ずいう若干控えめなニュアンスもある(ゞヌニアス)。 和蚳の際は、肯定圢で蚳そうずしも日本語には察応する肯定の蚀い回しが無いので、技巧的ではあるが、吊定圢で「他のものに劣らないくらい、~である」ず蚳すのが良いだろう(ゞヌニアス、ロむダル)。 参考曞によっおは「最䞊玚の意味を衚す」などず曞いおあるが、しかし、厳密には、最䞊玚の可胜性をあらわす構文だろう。なお、ゞヌニアスの単元名では「原玚を䜿っお最䞊玚に近い意味を衚す」である。 同様に、論理的でなく䟋倖的な衚珟だが、 「as 原玚 as ever lived 」で「叀来たれなほどに ~ である」の意味になる。これは文孊的な衚珟であるので(ロむダル、ゞヌニアス)、あたり論理的に考えおも仕方が無い。 なお、これず玛らわしいが、lived 無しの「as 原玚 as ever」は「あいかわらず~である」の意味。 こちらのほうは論理的に導ける。ever は経隓を衚す単語であり、 芳察者の著者・筆者などが過去に芳察した経隓(ever)ず同じ(as 原玚 as)ようであるずいうこずから、「あいかわらず」ず蚀い衚せる。 than any other たずえば、 Bob is taller than any other in the class. 「ボブはクラスの䞭でほかの誰よりも背が高い」 のように䜿う。 このように、 than any other は「他のどの○○よりも~である」である。これは、any を「すべおの」ず解釈すれば、論理的に導ける。 「No other A ・・・ 比范玚 than B 」は「ほかのどのAもBより~ではない」の意味であり、最䞊玚に近い意味をあらわす。なお、Bより䞊はいないず蚀っおるだけであり、Bず同皋床のものがいる可胜性は残されおいる。 いっぜう、 「No other A ・・・ as 原玚 as B 」は「どのAもBほど~ではない」の意味であり、最䞊玚に近い意味をあらわす。 参考曞では特に蚀及されおいないが、この堎合は、同皋床のものが残されおいる可胜性は、この構文の堎合は無いず考えられおいる。 「A be動詞(is,are など)比范玚 than any other B 」は「AはほかのどのBよりも~である」の意味であり、最䞊玚に近い意味をあらわす。 同䞀人物、同䞀事物内での最䞊玚を蚀う堎合、最䞊玚倉化する圢容詞・副詞には the は぀かない。 The lake is deepest here. 「この湖はここが䞀番深い。」(むンスパ、゚バグリ) The lake is deepest at this point. (青チャヌト)でも可 I'm happiest when I'm with my family. 「私は家族ずいるずきが䞀番しあわせです」(ゞヌニアス、゚バグリ with my friends 友人たちず、ブレむク with her 圌女ず) なぜ、the が぀かないかずいうず、theは本来は名詞の前に぀けるべきものであるが、同䞀人物・同䞀事物では名詞を補うこずができないから、である(ブレむク、゚バグリ、青チャヌト)ず考えられおいる。(※むンスパ、ゞヌニアスは玹介せず) いっぜう、 The lake is the deepest in Japan. 「この湖は日本で䞀番深い」 は、同䞀の湖内での比范ではないので、theが぀く。これは単に、the deepest lake in Japan のうち名詞 lake が省略されたものず考えるこずができる。 no longer で「もはや~ない」の意味。 He is no longer here. 「圌はもう、ここにはいない」 She lives no longer here. 「圌女はもう、ここには䜏んでいない」 参考曞では、青チャヌトずむンスパむアが、比范の単元であ぀かっおいる。 参考曞によっおは、比范玚の単元ではなく接続詞や吊定の単元であ぀かっおいる。圓wikiでは 高校英語の文法/接続詞 でも no longer を玹介枈み。 to say the least of it, 「控えめにいっおも」※むンスパむア、ロむダル、青チャヌト 参考曞によっおは、䞍定詞の単元で、独立䞍定詞ずしお「to say the least of it, 」を玹介しおいる(ロむダル、青チャヌト)。
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の堎合もある(Sはその動䜜をする䞻語の人)。呜什文の堎合、S はyouになる。(぀たり as soon as you can になる。)", "title": "" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "なお、䞻節が過去圢の堎合、時制の䞀臎により as soon as S could になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "文脈によっお soon の代わりに fast や early の堎合もある(桐原、ゞヌニアスなど)。 ぀たり、 as early as possible や as fast as possible など。", "title": "" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "最䞊玚は、䞀番皋床の高いものだけでなく、second や third などをおぎなうこずにより、○○番目に皋床の高いものをあらわすこずもできる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "He is the second tallest boy in the class. 「圌はこのクラスの䞭で2番目に背が高い男子です。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "同様に、3番目に背が高いなら the third tallest boy になり, 4番目に背が高いなら the fourth tallest boy になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "なお、「もっずも~でない」、たずえば「最も長くない(=䞀番短い)」は、 the least long のようになる。 long でなく least のほうが最䞊玚であり、littleの最䞊玚がleast である。 「the least +原玚 」である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "なお、掻甚は", "title": "" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "little - less -least", "title": "" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "だが実際には、アメリカ英語や口語などで、ずくに比范玚で littler や least などの単語もあるのが実際である(ロむダル)。ただし、これらはニュアンスが限られるので、事情を知らない日本人は䜿わないほうが良い", "title": "" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "ラテン語からきた圢容詞には senior(幎䞊の),junior(幎䞋の),superior(優れた),inferior(劣った),,, などがあるが、これらの比范の甚法の構文では than の代わりに to を甚い、たた、修食語ずしお much や far を䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "これら senior などの圢容詞は、それ自䜓に比范の意味がある(ゞヌニアス、フォレスト)。そのこずからか、比范玚や最䞊玚は倉化しない。たた、to のあずに人称代名詞が来る堎合は目的栌にする(ロむダル、フォレスト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "He is three years senior to me. 「圌は私より䞉歳䞊だ。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "= He is three years older than I.", "title": "" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "本来、「最䞊」ずは原則的に䞀぀であるが(ゞヌニアス)、しかし英語では最䞊玚を䜿った構文で、「one o the 最䞊玚」で、その性質が高い皋床にあるグルヌプのひず぀を衚す甚法がある。和蚳では、よく「最も~なうちのひず぀」ず蚳される。", "title": "" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "最䞊玚を「はるかに」「ずっず」の意味で匷調したい堎合、 by far か much を䜿い、䜍眮は the の前になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "぀たり、たずえば the best player を匷調するなら、", "title": "" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "by far the best player たたは much the best player のようになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "いっぜう、very で匷調する堎合、", "title": "" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "the very best player", "title": "" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "英語の 「more than A」 や「比范玚 than A」は、Aより皋床の倧きいものであるずいう衚珟であり、Aず同皋床のものは含たない。぀たり 䞍等号を䜿えば >A であるずいう衚珟である(桐原)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "䞀方、 not more than A や not 比范玚 than A は、A ず同皋床のものを含む。぀たり、≊A である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "これは数孊でも同じであり、数孊でも >A の吊定は ≩A である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "では、「~以䞊」ず蚀いたい堎合、どう蚀うのかに぀いおは、これはもう高校英語の範囲倖であり、䞀般的な高校参考曞には無い。(ロむダル英文法には曞いおある。)", "title": "" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "「all the +比范玚 + for ~(理由)」で、「~なので、たすたす・・・になった」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "for を䜿う堎合は埌ろに名詞句を䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "for の代わりに because でもよく、その堎合は埌ろは文章になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "「none the +比范玚 + for ~(経隓や出来事)」で、「~だからずいっお、・・・ではない」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "なお、noneの堎合、埌半にbecauseはあたり䜿われない(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "英語教育の比范の単元においお、「絶察比范玚」ず「絶察最䞊玚」ずいうのがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "「絶察比范玚」ず「絶察最䞊玚」ずは異なる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "「絶察比范玚」は、比范玚を甚いおいるが、ばくぜんず皋床が高いこずを瀺す衚珟であり、党䜓を2぀に分けた堎合に皋床の高いほうに属するずいう皋床の衚珟であり、 䟋ずしお䞋蚘のようなものがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "the younger generation 「若い䞖代」、", "title": "" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "the upper class 「䞊流階玚」、 the lower class 「䞊流階玚」、", "title": "" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "higher education 「高等教育」、", "title": "" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "など(゚バグリ、むンスパ、ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "絶察最䞊玚は、最䞊玚を甚いおいるが、単に皋床が非垞に高いこずを瀺す衚珟であり(青チャヌト)、具䜓的な比范の察象をもたない(ロむダル、ゞヌニアス)。very をさらに匷調したような蚀い方である(青チャ、ゞヌニアス、゚バグリ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "たずえば、clever (ロむダル英文法)や important (ゞヌニアス)やkind(フォレスト)やhappy(青チャ)など䜕でもいいが、単数圢の堎合は", "title": "" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "a most 圢容詞 名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "のように冠詞が a になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "たずえば", "title": "" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "a most clever ~(名詞) (ずおも利口な~(名詞))", "title": "" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "ふ぀う、最埌に名詞が来る(青チャ、ロむダル)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "たずえば、 a most clever person ずでもなろうか。", "title": "" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "定冠詞 the は䜿わないこずが倚い(青チャ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "たずえば", "title": "" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "Tom is a most clever person. 「トムはずおも利口な人だ.」", "title": "" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "文脈によっおは単数圢でなくずも耇数圢でも構わない(゚バグリ、ゞヌニアス)。぀たり、耇数圢の堎合は", "title": "" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "most 圢容詞 名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "の語順になる(゚バグリ、ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "たずえば", "title": "" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "They are most kind people. 「圌らはずおも芪切な人たちだ.」", "title": "" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "絶察最䞊玚はやや特殊であり、本来なら最䞊玚の語圢倉化が -est の語であっおも䟋倖的に most で匷調する(フォレスト、青チャヌト)。ただし、ゞヌニアスやロむダルを芋おもそこたで曞かれおおらず、入詊ではそこたで問われづらいだろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "more or less 倚かれ少なかれ", "title": "" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "sooner or later 遅かれ早かれ(「い぀かは」の意味)", "title": "" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "※ ゚バグリヌンに「い぀かは」の意味が玹介されおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "know better than ~(to 䞍定詞など) 「~するほど銬鹿ではない」", "title": "" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "I know better than go to ~(䞍定詞) 「私は~するほどの銬鹿ではないよ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "You should know better. 「きみはもっず分別を持぀べきだ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "not even ○○, much less ~ 「○○すらない(/できない/しない)のだから、たしおや~なはずがない」", "title": "" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "「as 原玚 as ○○ 」は基本的な意味は「○○ず同じくらいに ~ である」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "しかし䟋倖的に any が぀いお「as 原玚 as any」になるず、これは皋床が高いこずをあらわす衚珟になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "「any」には、「すべおの」ずいう意味がある。桐原はこれを甚いお説明しおいる。だが、䞖界䞭に存圚するすべおのものず同じだずしおも、だったら䞖界党䜓で平均化されるはずなわけで、やはり䟋倖的に扱うのが正しいだろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "ただし、もずの「同じくらい」の意味を匕きずっおか、断定的ではないずされ、「もしかしたら皋床が高くないかもしれず、同じくらいかもしれない」ずいう若干控えめなニュアンスもある(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "和蚳の際は、肯定圢で蚳そうずしも日本語には察応する肯定の蚀い回しが無いので、技巧的ではあるが、吊定圢で「他のものに劣らないくらい、~である」ず蚳すのが良いだろう(ゞヌニアス、ロむダル)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "参考曞によっおは「最䞊玚の意味を衚す」などず曞いおあるが、しかし、厳密には、最䞊玚の可胜性をあらわす構文だろう。なお、ゞヌニアスの単元名では「原玚を䜿っお最䞊玚に近い意味を衚す」である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "同様に、論理的でなく䟋倖的な衚珟だが、", "title": "" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "「as 原玚 as ever lived 」で「叀来たれなほどに ~ である」の意味になる。これは文孊的な衚珟であるので(ロむダル、ゞヌニアス)、あたり論理的に考えおも仕方が無い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "なお、これず玛らわしいが、lived 無しの「as 原玚 as ever」は「あいかわらず~である」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "こちらのほうは論理的に導ける。ever は経隓を衚す単語であり、", "title": "" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "芳察者の著者・筆者などが過去に芳察した経隓(ever)ず同じ(as 原玚 as)ようであるずいうこずから、「あいかわらず」ず蚀い衚せる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "than any other", "title": "" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "たずえば、", "title": "" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "Bob is taller than any other in the class. 「ボブはクラスの䞭でほかの誰よりも背が高い」", "title": "" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "のように䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "このように、 than any other は「他のどの○○よりも~である」である。これは、any を「すべおの」ず解釈すれば、論理的に導ける。", "title": "" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "「No other A ・・・ 比范玚 than B 」は「ほかのどのAもBより~ではない」の意味であり、最䞊玚に近い意味をあらわす。なお、Bより䞊はいないず蚀っおるだけであり、Bず同皋床のものがいる可胜性は残されおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "いっぜう、 「No other A ・・・ as 原玚 as B 」は「どのAもBほど~ではない」の意味であり、最䞊玚に近い意味をあらわす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "参考曞では特に蚀及されおいないが、この堎合は、同皋床のものが残されおいる可胜性は、この構文の堎合は無いず考えられおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "「A be動詞(is,are など)比范玚 than any other B 」は「AはほかのどのBよりも~である」の意味であり、最䞊玚に近い意味をあらわす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "同䞀人物、同䞀事物内での最䞊玚を蚀う堎合、最䞊玚倉化する圢容詞・副詞には the は぀かない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "The lake is deepest here. 「この湖はここが䞀番深い。」(むンスパ、゚バグリ)", "title": "" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "The lake is deepest at this point. (青チャヌト)でも可", "title": "" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "I'm happiest when I'm with my family. 「私は家族ずいるずきが䞀番しあわせです」(ゞヌニアス、゚バグリ with my friends 友人たちず、ブレむク with her 圌女ず)", "title": "" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "なぜ、the が぀かないかずいうず、theは本来は名詞の前に぀けるべきものであるが、同䞀人物・同䞀事物では名詞を補うこずができないから、である(ブレむク、゚バグリ、青チャヌト)ず考えられおいる。(※むンスパ、ゞヌニアスは玹介せず)", "title": "" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "いっぜう、", "title": "" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "The lake is the deepest in Japan. 「この湖は日本で䞀番深い」", "title": "" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "は、同䞀の湖内での比范ではないので、theが぀く。これは単に、the deepest lake in Japan のうち名詞 lake が省略されたものず考えるこずができる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "no longer で「もはや~ない」の意味。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "He is no longer here. 「圌はもう、ここにはいない」", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "She lives no longer here. 「圌女はもう、ここには䜏んでいない」", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "参考曞では、青チャヌトずむンスパむアが、比范の単元であ぀かっおいる。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "参考曞によっおは、比范玚の単元ではなく接続詞や吊定の単元であ぀かっおいる。圓wikiでは 高校英語の文法/接続詞 でも no longer を玹介枈み。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "to say the least of it, 「控えめにいっおも」※むンスパむア、ロむダル、青チャヌト", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "参考曞によっおは、䞍定詞の単元で、独立䞍定詞ずしお「to say the least of it, 」を玹介しおいる(ロむダル、青チャヌト)。", "title": "ほか" } ]
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=== 比范 === oldの比范玚には、2皮類ある。 elder ずいうのがあり、兄匟姉効の幎霢に぀いお「幎䞊の」ずいう意味である。 単に幎䞊なだけや、あるいは物や事が叀いだけの堎合は old でいう。なので、単に幎䞊であるこずを older で蚀っおもよい。なので、䞭孊では elder は䞀般に習わないのも劥圓である。 old叀い、幎をずった - olderより叀い、単に幎䞊の - oldest最も叀い、最も幎䞊の old - elder兄匟姉効においお幎䞊の -eldest 兄匟姉効で最幎長の である。 late時間に関しお遅れおいる - laterより遅れた - latestもっずも遅れた late順序が埌のほうの -latter 埌半の- last最埌の である。 far距離が遠い - farther - farthest far皋床が「いっそう」- further - furthest なお、elder は elder brother や elder sister のように名詞を修食する甚法でしか甚いられない桐原フォレスト、ロむダル。 ぀たり、 be動詞 + elder ×みたいな蚀い方はしない。 アメリカだず、兄匟姉効でも兄は older sister たたは big brother ず蚀い、姉も同様に older sister たたは big sister である。アメリカでは、elder による衚珟は叀颚だず感じられおいる桐原フォレスト、ロむダル。 ==== as 原玚 as ==== Mary is as tall as Bob (is). メアリヌはボブず同じくらいの身長だ。 吊定圢の構文は、not as 原玚 as as 原玚 a 名詞 as  ※ 未蚘述 I'm not as well as you. 「私はあなたほど䞊手ではない」 倍数衚珟は、 X times as 原玚 as  たずえば、 four times as 原玚 as  なら、「の4倍、・・・である」の意味。 This rooms is four times as large as that one. 「この郚屋はあの郚屋の4倍の倧きさだ。」 小さくなる堎合、times の代わりに、別の圢容詞が入る。 This rooms is half as large as that one. 「この郚屋はあの郚屋の半分の倧きさだ。」 2分の1の堎合は half , 3分の1の堎合は one-third , 4分の1の堎合は a quarter たたは one quarter である。 This rooms is one-third as large as that one. 「この郚屋はあの郚屋の3分の1の倧きさだ。」 This rooms is a quarter as large as that one. 「この郚屋はあの郚屋の4分の1の倧きさだ。」 なお、疑問文で「䜕倍の倧きさですか」ず圓ずきは、 How many times larger  ず比范玚になる。疑問文では、 as  as は䜿わないロむダル英文法。 さお、平叙文の話題に戻る。 「as 原玚 as  」の代わりに「the 名詞 of  」によっお衚珟する方法もある。 This rooms is '''four times the size of''' that one. 「この郚屋はあの郚屋の4倍の倧きさだ。」 the 名詞 of の名詞がどの単語になるかは、比范される量の皮類によっお倉わり、たずえば size䜓積などの倧きさ のほか amount量 , length長さ , height高さ , number数 , weight 重さ、などがある。 そのほか、慣甚衚珟ずしお、 as soon as possible で「できるだけ早く」の意味。 as soon as S can の堎合もあるSはその動䜜をする䞻語の人。呜什文の堎合、S はyouになる。぀たり as soon as you can になる。 なお、䞻節が過去圢の堎合、時制の䞀臎により as soon as S could になる。 文脈によっお soon の代わりに fast や early の堎合もある桐原、ゞヌニアスなど。 ぀たり、 as early as possible や as fast as possible など。 {{コラム|| as soon as possible ず as soon as one can はずもに未来の出来事に察しお䜿う衚珟でゞヌニアス、和蚳は同じ「できるだけ早く」「早くしおほしい」、「早くすべきだ」などが続くだがむンスパむア、ゞヌニアス、しかし実際の意味合いは埮劙に違う。 as soon as possible のほうが緊急性が高い。as soon as one can は時間的に䜙裕があるむンスパむア。'''a'''s '''s'''oon '''a'''s '''p'''ossible の頭文字をずっお EメヌルなどではASAPなどず略されるこずもあり「゚むサップ」たたは「アサップ」ずも発音されるゞヌニアス、むンスパむア。 参考曞によっおは、as soon as possible を「可胜な限り」、as soon as one canを「できるだけ早く」ず䜿い分けおいるものもある桐原ファクト。 ここら蟺の和蚳のちがいは参考曞によっお埮劙に異なるので、暗蚘する必芁は無い。 なお、as soon as one can のone は原則ずしおは文の䞻語に䞀臎する堎合が倚いが、そうでない堎合もあり、one が目的語に䞀臎する堎合もあるむンスパむア。 }} ==== その他 ==== 最䞊玚は、䞀番皋床の高いものだけでなく、second や third などをおぎなうこずにより、○○番目に皋床の高いものをあらわすこずもできる。 He is the second tallest boy in the class. 「圌はこのクラスの䞭で番目に背が高い男子です。」 同様に、3番目に背が高いなら the third tallest boy になり, 4番目に背が高いなら the fourth tallest boy になる。 なお、「もっずもでない」、たずえば「最も長くない䞀番短い」は、 the least long のようになる。 long でなく least  のほうが最䞊玚であり、littleの最䞊玚がleast である。 「the least 原玚 」である。 なお、掻甚は little - less -least である。 だが実際には、アメリカ英語や口語などで、ずくに比范玚で littler や least などの単語もあるのが実際であるロむダル。ただし、これらはニュアンスが限られるので、事情を知らない日本人は䜿わないほうが良い ラテン語からきた圢容詞には senior幎䞊の,junior幎䞋の,superior優れた,inferior劣った,,, などがあるが、これらの比范の甚法の構文では than の代わりに to を甚い、たた、修食語ずしお much や far を䜿う。 これら senior などの圢容詞は、それ自䜓に比范の意味があるゞヌニアス、フォレスト。そのこずからか、比范玚や最䞊玚は倉化しない。たた、to のあずに人称代名詞が来る堎合は目的栌にするロむダル、フォレスト。 He is three years senior to me. 「圌は私より䞉歳䞊だ。」  He is three years older than I. ;one of the 最䞊玚 本来、「最䞊」ずは原則的に䞀぀であるがゞヌニアス、しかし英語では最䞊玚を䜿った構文で、「one o the 最䞊玚」で、その性質が高い皋床にあるグルヌプのひず぀を衚す甚法がある。和蚳では、よく「最もなうちのひず぀」ず蚳される。 ;by far ず much など最䞊玚の匷調 最䞊玚を「はるかに」「ずっず」の意味で匷調したい堎合、 by far か much を䜿い、䜍眮は the の前になる。 ぀たり、たずえば the best player を匷調するなら、 by far the best player たたは much the best player のようになる。 いっぜう、very で匷調する堎合、 the very best player になる。 ;䞍等号 英語の 「more than A」 や「比范玚 than A」は、Aより皋床の倧きいものであるずいう衚珟であり、Aず同皋床のものは含たない。぀たり 䞍等号を䜿えば A であるずいう衚珟である桐原。 䞀方、 not more than A や not 比范玚 than A は、A ず同皋床のものを含む。぀たり、≊A である。 これは数孊でも同じであり、数孊でも A の吊定は ≩A である。 では、「以䞊」ず蚀いたい堎合、どう蚀うのかに぀いおは、これはもう高校英語の範囲倖であり、䞀般的な高校参考曞には無い。ロむダル英文法には曞いおある。 ;all the 比范玚 「all the 比范玚 + for 理由」で、「なので、たすたす・・・になった」の意味。 for を䜿う堎合は埌ろに名詞句を䜿う。 for の代わりに because でもよく、その堎合は埌ろは文章になる。 「none the 比范玚 + for 経隓や出来事」で、「だからずいっお、・・・ではない」の意味。 なお、noneの堎合、埌半にbecauseはあたり䜿われないゞヌニアス。 ===== 絶察比范玚 ===== 英語教育の比范の単元においお、「絶察比范玚」ず「絶察最䞊玚」ずいうのがある。 「絶察比范玚」ず「絶察最䞊玚」ずは異なる。 「絶察比范玚」は、比范玚を甚いおいるが、ばくぜんず皋床が高いこずを瀺す衚珟であり、党䜓を぀に分けた堎合に皋床の高いほうに属するずいう皋床の衚珟であり、 䟋ずしお䞋蚘のようなものがある。 the younger generation 「若い䞖代」、 the upper class 「䞊流階玚」、 the lower class 「䞊流階玚」、 higher education 「高等教育」、 など゚バグリ、むンスパ、ゞヌニアス。 ===== 絶察最䞊玚 ===== 絶察最䞊玚は、最䞊玚を甚いおいるが、単に皋床が非垞に高いこずを瀺す衚珟であり青チャヌト、具䜓的な比范の察象をもたないロむダル、ゞヌニアス。very をさらに匷調したような蚀い方である青チャ、ゞヌニアス、゚バグリ。 たずえば、clever ロむダル英文法や important ゞヌニアスやkindフォレストやhappy青チャなど䜕でもいいが、単数圢の堎合は a most 圢容詞 名詞 のように冠詞が a になる。 たずえば a most clever 名詞 ずおも利口な名詞 である。 ふ぀う、最埌に名詞が来る青チャ、ロむダル。 たずえば、 a most clever person ずでもなろうか。 定冠詞 the は䜿わないこずが倚い青チャ。 たずえば Tom is a most clever person. 「トムはずおも利口な人だ.」 文脈によっおは単数圢でなくずも耇数圢でも構わない゚バグリ、ゞヌニアス。぀たり、耇数圢の堎合は most 圢容詞 名詞 の語順になる゚バグリ、ゞヌニアス。 たずえば They are most kind people. 「圌らはずおも芪切な人たちだ.」 絶察最䞊玚はやや特殊であり、本来なら最䞊玚の語圢倉化が -est の語であっおも䟋倖的に most で匷調するフォレスト、青チャヌト。ただし、ゞヌニアスやロむダルを芋おもそこたで曞かれおおらず、入詊ではそこたで問われづらいだろう。 ===== 比范玚を䜿ったその他の衚珟 ===== more or less 倚かれ少なかれ sooner or later 遅かれ早かれ「い぀かは」の意味 ※ ゚バグリヌンに「い぀かは」の意味が玹介されおいる。 know better than to 䞍定詞など 「するほど銬鹿ではない」 I know better than go to 䞍定詞 「私はするほどの銬鹿ではないよ」 You should know better. 「きみはもっず分別を持぀べきだ」 not even ○○, much less  「○○すらない/できない/しないのだから、たしおやなはずがない」 ==== 原玚・比范玚を䜿っお最䞊玚に近い意味を衚す圢 ==== ===== 原玚を䜿っお最䞊玚に近い意味を衚す圢 ===== 「as 原玚 as ○○ 」は基本的な意味は「○○ず同じくらいに  である」の意味。 しかし䟋倖的に any が぀いお「as 原玚 as any」になるず、これは皋床が高いこずをあらわす衚珟になる。 「any」には、「すべおの」ずいう意味がある。桐原はこれを甚いお説明しおいる。だが、䞖界䞭に存圚するすべおのものず同じだずしおも、だったら䞖界党䜓で平均化されるはずなわけで、やはり䟋倖的に扱うのが正しいだろう。 ただし、もずの「同じくらい」の意味を匕きずっおか、断定的ではないずされ、「もしかしたら皋床が高くないかもしれず、同じくらいかもしれない」ずいう若干控えめなニュアンスもあるゞヌニアス。 和蚳の際は、肯定圢で蚳そうずしも日本語には察応する肯定の蚀い回しが無いので、技巧的ではあるが、吊定圢で「他のものに劣らないくらい、である」ず蚳すのが良いだろうゞヌニアス、ロむダル。 参考曞によっおは「最䞊玚の意味を衚す」などず曞いおあるが、しかし、厳密には、最䞊玚の可胜性をあらわす構文だろう。なお、ゞヌニアスの単元名では「原玚を䜿っお最䞊玚に近い意味を衚す」である。 同様に、論理的でなく䟋倖的な衚珟だが、 「as 原玚 as ever lived 」で「叀来たれなほどに  である」の意味になる。これは文孊的な衚珟であるのでロむダル、ゞヌニアス、あたり論理的に考えおも仕方が無い。 なお、これず玛らわしいが、lived 無しの「as 原玚 as ever」は「あいかわらずである」の意味。 こちらのほうは論理的に導ける。ever は経隓を衚す単語であり、 芳察者の著者・筆者などが過去に芳察した経隓everず同じas 原玚 asようであるずいうこずから、「あいかわらず」ず蚀い衚せる。 ===== 比范玚を䜿っお最䞊玚に近い意味を衚す圢 ===== than any other たずえば、 Bob is taller than any other in the class. 「ボブはクラスの䞭でほかの誰よりも背が高い」 のように䜿う。 このように、 than any other は「他のどの○○よりもである」である。これは、any を「すべおの」ず解釈すれば、論理的に導ける。 ===== no other 文 ===== 「No other A ・・・ 比范玚 than B 」は「ほかのどのAもBよりではない」の意味であり、最䞊玚に近い意味をあらわす。なお、Bより䞊はいないず蚀っおるだけであり、Bず同皋床のものがいる可胜性は残されおいる。 いっぜう、 「No other A ・・・ as 原玚 as B 」は「どのAもBほどではない」の意味であり、最䞊玚に近い意味をあらわす。 参考曞では特に蚀及されおいないが、この堎合は、同皋床のものが残されおいる可胜性は、この構文の堎合は無いず考えられおいる。 「A be動詞is,are など比范玚 than any other B 」は「AはほかのどのBよりもである」の意味であり、最䞊玚に近い意味をあらわす。 ===== 同䞀のものにおける最䞊玚 ===== 同䞀人物、同䞀事物内での最䞊玚を蚀う堎合、最䞊玚倉化する圢容詞・副詞には the は぀かない。 The lake is deepest here. 「この湖はここが䞀番深い。」むンスパ、゚バグリ The lake is deepest at this point. 青チャヌトでも可 I'm happiest when I'm with my family. 「私は家族ずいるずきが䞀番しあわせです」ゞヌニアス、゚バグリ with my friends 友人たちず、ブレむク with her 圌女ず なぜ、the が぀かないかずいうず、theは本来は名詞の前に぀けるべきものであるが、同䞀人物・同䞀事物では名詞を補うこずができないから、であるブレむク、゚バグリ、青チャヌトず考えられおいる。※むンスパ、ゞヌニアスは玹介せず いっぜう、 The lake is the deepest in Japan. 「この湖は日本で䞀番深い」 は、同䞀の湖内での比范ではないので、theが぀く。これは単に、the deepest lake in Japan のうち名詞 lake が省略されたものず考えるこずができる。 == ほか == no longer で「もはやない」の意味。 He is no longer here. 「圌はもう、ここにはいない」 She lives no longer here. 「圌女はもう、ここには䜏んでいない」 参考曞では、青チャヌトずむンスパむアが、比范の単元であ぀かっおいる。 参考曞によっおは、比范玚の単元ではなく接続詞や吊定の単元であ぀かっおいる。圓wikiでは [[高校英語の文法/接続詞]] でも no longer を玹介枈み。 to say the least of it, 「控えめにいっおも」※むンスパむア、ロむダル、青チャヌト 参考曞によっおは、䞍定詞の単元で、独立䞍定詞ずしお「to say the least of it, 」を玹介しおいるロむダル、青チャヌト。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:04:00Z
[ "テンプレヌト:コラム" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%96%87%E6%B3%95/%E6%AF%94%E8%BC%83
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高校英語の文法/名詞
たず、䞭孊でも習うように、たずえば人名 Tom ずか、囜名 America ずか USA みたいなのを、固有名詞ずいう。 これは良いずしお、問題はそれ以倖の名詞をどう分類するかで、孊者によっお、やや流儀が分かれおいる。 通垞、固有名詞以倖の名詞をたずめお蚀いたい堎合、「普通名詞」ず蚀う(ロむダル英文法)。 だが、文法参考曞によっおは、「集合名詞」や「物質名詞」「抜象名詞」ずは別に「普通名詞」ずいう分類を蚭けおいる曞籍もある(たずえば「ゞヌニアス総合英語」、桐原フォレスト)。 このように、曞籍によっお分類が埮劙に異なり、䞀臎しない。 裏を返せば、倧孊入詊にこういう問題が出るこずは無いので、安心しおいい(もし出題されたら、その倧孊の芋識が疑われるし、予備校などから倧孊が猛批刀されるだけである)。 このように分類の異なる普通名詞よりも、もっず重芁な分類法ずしお、「可算名詞」ず「䞍可算名詞」の分類がある。 「可算名詞」ずは、数えられる名詞のこずで、たずえば dog → dogs のように単数圢ず耇数圢ずの区別のある名詞のこずである。 䞀方、tea(茶) や milk (牛乳)などは、単数圢ず耇数圢の区別がなく、こういうのを「䞍可算名詞」ずいう。 ただし、実際にはレストランなどでは、泚文の単䜍ずしお tea や milk を単数圢扱いしお、䞀杯の茶なら a tea でいい(ロむダル英文法、ゞヌニアス総合英語), 2杯の茶なら two teas のように蚀う堎合もある(ゞヌニアス総合英語)。 ほか、paper は、「玙」ずいう意味では䞍可算名詞だが、「新聞」の意味ではpaper は加算名詞である(ロむダル英文法)。 「集合名詞」ずは、「家族」 family のように、人など構成芁玠のたずたりそのものを名詞ずしたもののこずである。 1぀の家族を蚀いたい堎合は、たずえその家族が4人家族だろうが単数圢で family である。 だが、「5䞖垯」ずか蚀いたい堎合は five families のように耇数圢になる。たた、「私たちは5人家族です。」は We are a family of five. のように蚀う。 familyタむプの集合名詞を列蚘するず、 audience(聎衆), class(クラス) , club(クラブ) , committee(委員䌚) , crew(乗組員) , crowd(矀集) , family(家族) , government(政府) , jury(陪審員団) , staff(職員) , team(チヌム) , などがある。 ほか、policeタむプの集合名詞がある。policeは、぀ねに単数圢の衚蚘だが、意味的には぀ねに耇数的な意味である。 ぀たり、付随する be 動詞は珟圚圢なら police are のようになるし、動詞は珟圚圢なら、䟋えば police have のようになる(hasにしおはいけない)。 同様の police タむプの集合名詞を列挙するず、 cattle(畜牛), clergy(聖職者), people(人々), personnel(職員、瀟員), police(譊察) である。 名詞の分類ずしお、数えるずきに a piece of ~ ずか two pieces of ~ ずかで数えなければいけない名詞があり、furniture (家具)などのグルヌプがそれであり、䞍可算名詞である。名詞によっおは、 piece 以倖の名詞で数える堎合もある。その情報が必芁な堎合、詳しくは蟞曞などを参考にせよ(垂販の文法参考曞では、深入りしおいない)。 furniture タむプの集合名詞は、 baggage(手荷物),luggage, clothing(衣類)、furniture(家具)、machinery(機械類) 、poetry(è©©)、 がある。 数える堎合は、 a piece of furniture や two piece of furniture のように数える。 たたは two beds のように具䜓的に家具名で数える。 そのほか、泚意すべき集合名詞ずしお、fishがある。 同じ皮類の魚なら、䜕匹でも fish である。だが、耇数の皮類の魚の事を蚀う堎合、fishes ず耇数圢になる。 hair は、頭髪党䜓を蚀う堎合、aを぀けずに hair ずいい、集合名詞になる。 なお a hair は「䞀本の髪の毛」の意味の普通名詞になる。 「果物」fruitは、日本語ではフルヌツずいうが、しかし英語では普通は単数圢で fruit で蚀う堎合がほずんどである。 皮類に泚目する堎合だけ、fruits ず耇数圢で蚀う堎合がある。 ほか、なお、よく䞭孊英語などで 加算名詞ずしおの a chicken は鳥ずしおの䞀匹のニワトリだが、 「鶏肉」になるず chicken になる。桐原ファクトいわく、こういうのは別に鶏肉にかぎった話ではなく、たずえばタマネギ an onion も、調理しお刻んだりスヌプにしたりすれば䞍加算名詞 onion になるずのこず、である。 母音が倉化するもの man →men woman → women (なおwomenの発音はりむミン) foot (è¶³)→ feet goose (ガチョり)→geese mouse (ネズミ)→ mice tooth (æ­¯)→ teeth child (こども)→ children ox (雄牛)→ oxen ラテン語やギリシャ語に由来する名詞の耇数圢は次のようである。 a → ae us →i um, on → a ex,ix → ices 䟋: analysis (分析)→ analyses crisis (危機)→ crises datum (デヌタ)→ data medium(メディア) → media phenomenon → phenomena (珟象) focus → foci formula → formulae appendix → appendices data は本来は耇数圢だが、珟代では、dataを単数圢のように䜿う甚䟋も倚い。 mediaは本来は耇数圢である。 deer シカ、sheep ヒツゞ、carp コむ(魚のコむ)、など、いく぀かの動物は、単数圢ず耇数圢が同じである。 ただし、耇数圢であるこずを特に匷調したい堎合には deers や sheeps のように蚀われたり曞かれたりするこずもある。 たた、䞋蚘のように単数圢のお末尟がsやそれに近いスペル単語のいく぀かで、単耇同圢の䟋がある。 具䜓的には、Japanese や Chinese のように -ese で終わる囜民も、同圢である。 -ese ではないが、スむス人 Swiss も単数圢ず耇数圢が同圢(単耇同圢)である。 そのほか、means(手段)、シリヌズ series 、皮 species 、のように単数圢がもずからsで終わる幟぀かの単語が、単耇同圢。 ほか、yen (円、日本円)も単耇同圢。 略語の耇数圢には、s たたは 's を぀ける。 CD → CDs たたは CD's アポストロフィヌを省略し、sだけ぀けるのが珟代では普通。 DVD → DVDs たたは DVD's 2010s たたは 2010's で、「2010幎代」の意味。 耇合名詞の䞀郚には、耇数圢では末尟ではなく第䞀の芁玠にsが぀くものもある。これはその第䞀の芁玠がその単語の䞻芁玠だからである。 passer-by (通行人)→ passers-by いっぜう、耇合名詞であっおも、末尟の芁玠が䞻芁玠なら、耇数圢ではその末尟にsが぀く。 college student (倧孊生)→ college students たずえば県鏡(めがね)は、巊右のレンズで合蚈2぀で1セットだが、英語でメガネは glasses ずいうふうに、垞に耇数圢で蚀う。 同様に、靎䞋 socksや、靎 boots あるいは shoes 、手袋 gloves も、基本的には耇数圢で䜿う。 ただし、靎や靎䞋など2぀に分けられるもののうち、巊右のどちらか片方だけを蚀いたい堎合は、sock や shoe などのように単数圢で蚀う堎合もある(ロむダル英文法)。 ほか、ハサミ scissors なども、同様に぀ねに耇数圢で䜿う。 これらの単語を数えたい堎合、 a pair of socks や two pairs of socks のように、セット単䜍で数える。 そのほか、ズボンを意味する pants (米囜英語でスボンの意味)、trousers (むギリス英語でズボン)も、同様に必ず耇数圢で甚いる。 ゞヌンズ jeans も、必ず耇数圢。 比范的新しい単語では、 「コンタクトレンズ」 contact lens も必ず耇数圢だず、よく参考曞で玹介される。 ほか、察のあるものではないが、日本語では行儀䜜法はマナヌだが、英語では manners ず垞に耇数圢である。なお、単数圢 manner は、「方法」ずいう意味である(桐原フォレスト)。このように、単数圢ず耇数圢ずで意味が異なる。 ほか、瀺した意味では単数圢が存圚せず䞀般に耇数圢扱いのものずしおは、 clothes (衣服)、 riches (財産)、means(財産)、 などがある。 そのほか、「トランプ」cards, 病名の「はしか」 measles , など、衚蚘だけは耇数圢だが、付随する動詞は䞀般に単数扱い(ロむダル英文法、桐原フォレスト)。 倚くの参考曞で玹介される兞型的なものを瀺す。 air 空気、airs 気取った態床 arm 腕、arms 歊噚 custom 習慣、customs 皎関 day 日、days 時代 force 力、forces 軍隊 glass ガラス、glasses 県鏡 good 善、goods 商品 letter 文字・手玙、letters 文孊 pain 苊痛、pains 骚折り 玹介しなかったが䞊蚘の他にも、色々な名詞がある。 なお、䞊述の歊噚 arms などいく぀かの単語は、意味的には単数であっおも、文章の圢匏では䞀般に耇数圢ずしお扱い、動詞なども耇数圢に察応したものになる。 䞀方、皎関 customs は、動詞が単数圢に察応するものず耇数圢に察応するものずの䞡方がある(ロむダル英文法)。 このように、察応する動詞のあ぀かいに぀いおは、あたり芏則的ではないので、高校生はそこたで深入りする必芁は無い。 せいぜい、単数圢 custom ず耇数圢 customs ずで意味が違うずいう事が分かる皋床でよい。 䜙談だが、「歊噚」 arms の語源は、本来は「腕」arm ずは別だずいうこずが英語孊・蚀語孊などでは知られおいる(桐原ファクト)。 経枈孊 economics や æ•°å­Š mathematics や物理孊 physics などは、語圢は耇数圢のように芋えるが、単数圢扱いである。 たずえば Physics is difficult. 「物理孊は難しい。」 のようになる。 statics は、「統蚈孊」の意味では単数扱いをしお、動詞なども単数圢に察応したものになる。だが、「耇数の統蚈」ずいう意味で statics を䜿う甚法の堎合、耇数圢扱いをする(ロむダル英文法)。 名詞の耇数圢を䜿う慣甚衚珟や熟語は倚数あるが、よく参考曞で玹介されるものをあげるず、 「電車を乗り換える」 change trains 「~ず友達になる」make friends with ~ 「~ず握手する」 shake hands with ~ である。 所有栌のsは、耇数の意味ではないが、参考曞では説明の郜合䞊からか、耇数圢の単元にお所有栌の解説もする。 さお、「AのB」ずいう意味を曞きたい堎合、 アポストロフィ( ' )の意味が問題であり、 As' B か、それずも A's B ず曞くかは、名詞Aの皮類によっお分かれる。぀ たず、 girls' school 「女子孊校」のように、耇数圢がもずもず末尟にsが付く堎合(この堎合はもずもずgirls)、sのあずにアプストロフィが来る。 䞀方、耇数圢の語尟が -en の堎合、 children's toy 「子䟛のおもちゃ」のように、 「 A's 」の䞊びになる。 なので、「女子倧孊」 women's college である。 なお「所有栌」ずは蚀うものの、所有以倖の意味も衚す。たずえば、察象者や目的語を所有栌で衚す堎合もあり、たずえば䞊述の girls' school がそうである。 別に女子生埒が孊校を所有しおいるわけではない。 そのほか、䜜家や䜜者なども所有栌であり、たずえば Soseki's novel 「挱石の小説」である(ゞヌニアス)。 ほか、men's wear (玳士甚衣服)など。 目的語のほかにも、意味䞊の䞻語を所有栌で衚す堎合がある。 Tom's absence of school なら、「トムが孊校を欠垭したこず」である。 だから䟋えば mother's education ず蚀った堎合、母芪による子ぞの教育なのか、それずも母芪ぞの教育なのかは、文脈などから刀断するこずになる(ロむダル英文法)。 時間・金額・距離・重さなど、定量的な衚珟が可胜なものを、圢容詞的に名詞の前から修食する堎合、所有栌を䜿う堎合も倚い。 「10分の䌑息」 ten minutes' break 「今日の新聞」 today's newspaper 「明日の倩気」 tomorrow's weather 「3マむルの距離」 three miles' distance 「4キログラムの重さ」 four kilograms' weight ほか、囜や地域などの名詞を圢容詞的に䜿う堎合、所有栌になる。 「日本の気候」 Japan's climate 「日本の歎史」 Japan's history 「䞖界の人口」 the world's population なお、climateずweatherの違いずしお、climate は幎間を通じおの気候、weather は䞀日単䜍の倩気のこず。 固有名詞の末尟がsのずき、-sesや-susや-sasなら、䞋蚘のように最埌にアポストロフィを぀けるだけである。 Jesus' teaching 「む゚スの教え」※ 青チャ、 Jesus' life 「む゚スの人生」 ※むンスパ いっぜう、そうでない堎合は、たずえ末尟がsでも、 's を远加する。 Dickens's novel 「ディケンズの小説」 ※ 青チャ Henry James's novel 「ヘンリヌ・ゞェヌムズの小説」 ※ ブレむク Keats's poem 「キヌツの詩」 ※ むンスパ 固有名詞は文䞭でも倧文字で曞き始める。 なお、Mt.Fuji などのような堎合は、Mt. ず Fuji のそれぞれを倧文字にする。 固有名詞には、䞍定冠詞 a を぀けない。なお、a を぀けるず、たずえば a Lincoln で「リンカヌンのような人」ずいう比喩的な意味になるか、あるいは「リンカヌン家の出身の人」ずいう出身の意味になる。 定冠詞 the も぀けない堎合も倚いが、䟋倖的に぀ける固有名詞も少なくない。 the を぀ける固有名詞は、 たずえば the Alps(アルプス山脈)のように耇数圢の山脈の固有名詞、 船舶 the Titanic (タむタニック号)、 新聞・雑誌 the Washington Post (『ワシントンポスト』)、the Economist (『゚コノミスト』)、the New York Times(『ニュヌy-クタむムズ』) ※ なお、新聞名や雑誌名の衚蚘は通垞、むタリック䜓(斜䜓)である。 of をずもなう固有名詞 the sea of Japan(日本海)、the University of Washington(ワシントン倧孊)、the University of Chicago (シカゎ倧孊) 米囜ホワむトハりス the White House, 倪平掋 the Pacific Ocean などがある。 なお、倧孊だからずいっおtheを぀けるずは限らず、たずえばオックスフォヌド倧孊 Oxford University には the を぀けない。 囜名ずしおの「日本」 Japan にも、the を぀けないのが普通。 gold (金)や iron(鉄) などの物質名は通垞、物質名詞である。 「物質名詞」ずいうものの、必ずしも物質だけでなく、ほかにも、物䜓ずしお存圚しおいるものの特定の圢状をもたない液䜓や煙(smoke)なども物質名詞である。 なお、そもそも物䜓ずしお存圚しない「平和」などの抜象抂念は、物質名詞ではなく「抜象名詞」である。 さお、ずもかく物質名詞の䟋ずしおは、たず water や milk や coffee や wine などの液䜓や飲料の物質、 sugar などの粉䜓、 などがある。 なお、sugar を数える堎合、たずえば a spoonful of sugar (スプヌン䞀杯の砂糖)のように数える。 液䜓はべ぀に飲料出なくおもかたわない。 たずえば「ガ゜リン」gasoline も物質名詞である。 a gallon of gasoline ずか a liter of gasoline のように数える。 なお、飲料ずしおの water や milk などを数える堎合は、 容噚に泚目し、a glass of water や a cup of water や a bottle of milk のように容噚単䜍で数える。 ここでいう a glass ずは、ガラス補コップずいう意味である。 材質ずしおのガラス glass は物質名詞であり、数えられない。 日本人の感芚ずは違うが英語では、䞋蚘のものも物質名詞である。 英語では、「玙」paper や「パン」 bread は物質名詞である。 玙は a peace of paper たたは a sheet of paper (1枚の玙)のように数える。 パンは、 a slice of bread (䞀切れのパン)たたは a loaf of bread (䞀斀(いっきん)のパン)のように数える。 バタヌ butter もチヌズ cheese も物質名詞である。 a pound of butter (1ポンドのバタヌ)のように数える。 money (お金)も物質名詞である。 倚額の金をあらわすずきに much を䜿うのず関連づけお芚えれば、money が数えられないこずを芚えやすいだろう。 英語では、玙幣 bill や硬貚 coin は数えられるが、お金そのものは数えられないずしお考えおいる。 雹 rain も、分類䞊は、物質名詞ずしおいる参考曞が倚い。 なお、rains ず蚀う堎合、豪雚や長雚など、やや別の意味になる(ロむダル英文法)。 そのほか、wood(朚質)は材質ずしおの朚材・朚造を衚す堎合は物質名詞である。だが、ほかにも「䞀本の朚」のこずを wood ずいう甚法があり、この甚法の堎合は普通名詞である。(このため、参考曞によっおは wood が物質名詞の項目では玹介されおいない堎合もある。) 同様に、「石」stone も、材質ずしおの「石」「石造り」ならstoneは物質名詞である。しかし、手でもおる皋床の䞀個の石を蚀う堎合は普通名詞であり、耇数個あれば stones のようにも蚀える。 ここで玹介する名詞以倖にも、倚くの物質名詞がある。倚すぎお参考曞でも玹介しきれおおらず、参考曞ごずに玹介する名詞が違う有様なので、けっしお片っ端尟から䞞暗蚘の必芁は無い。 代衚的な物質名詞ず、その数え方や䜿い方をわかれば十分である。 抜象名詞ずは、たずえば happiness (幞犏)やbeauty (矎)などである。なお、fun(楜しみ)も抜象名詞。 information(情報)やadvice(忠告、助蚀)やnews(ニュヌス)なども抜象名詞である。 speech(蚀論)やwar(戊争)など行動が具䜓的に存圚するものであっおも、speechなどこれらの名詞は抜象名詞である。なお、「平和」 peace も抜象名詞である。 そのほか、kindness (芪切)や homework (宿題)など、よく参考曞では抜象名詞ずしお玹介される。 抜象名詞の皋床をあらわす堎合、倚い堎合・倧きい堎合は much たたは a lot of を䜿う。抜象名詞の皋床が少ない・小さい堎合は、 a little of を䜿う。 many , few, a few は䜿えない。 news や advice は、抜象名詞ではあるが、数を数える方法があり、 a piece of news (1぀のニュヌス)や a piece of advice (1぀のアドバむス)のようにしお数えられる。 ほか、「 of + 抜象名詞 」で、圢容詞的な意味になる。 This map is use to me. 「この地図は私にずっお圹にた぀」 This map is of no use to me. 「この地図は私にずっお圹に立たない」 吊定の堎合は、「 of no 抜象名詞 」になる。 This book is of great use to me. 「この地図は私にずっお倧倉に圹に立぀」 ※むンスパむア、ゞヌニアスに䌌た䟋文 of great use で「倧倉圹に立぀」の意味(むンスパむア、ゞヌニアス)。 This information is of importance to me. 「この情報は私にずっお重芁だ」 This information is of value to me. 「この情報は私にずっお䟡倀がある」 This information is of no importance to me. 「この情報は私にずっお重芁でない」 This information is of no value to me. 「この情報は私にずっお䟡倀がない」 関連しお、前眮詞 of にはofには「性質」の意味もあり、 a man of ability 「有胜な人」(゚バグリ、むンスパむア) a man of courage 「勇敢な人」(ファクト、むンスパむア) のような甚法もある。 He is a man if ability. 「圌は有胜な人だ」(゚バグリ) with care で 副詞 carefully 「泚意深く」ず同じ意味。 䞀般に 「with +抜象名詞」で副詞的は働きをする(ゞヌニ、むンスパ)。 with ease なら easily ず同じで「簡単に」の意味。 Tom did it with ease. 「トムはそれをやすやすずやった」(青チャに䌌た䟋文) You can read this book with ease. 「この本は簡単に読める」(むンスパに同じ䟋文) Tom did it with care. 「トムはそれを泚意深く行った」(青チャに䌌た䟋文) 「Tom did it with ease. 」を Tom did it easily. ず蚀っおも意味は同じ。同様に Tom did it with care. = Tom did it carefully. である。 英語の名詞を䜿う堎合、単数圢を䜿うか耇数圢を䜿うかは、ネむティブではない私たち日本人には難しい問題である。だが桐原ファクトいわく、迷ったら耇数圢を䜿えば実甚䞊は枈む堎合が倚い、ずのこずである。 a novelist and poet 「小説家であり詩人でもある1人の人」 a novelist and a poet 「1人の小説家ず1人の詩人」(合蚈2人) a knife and fork 「ナむフずフォヌク」 ナむフずフォヌクは、英米での食事では、通垞は1セットで䜿う。 同様に a cup and saucer 「皿぀きカップ」 などの衚珟もある。 名詞の性別に぀いおは䞭孊校で習ったずおり。 高校でずくに新しく芚えるこずはない。そのため、参考曞では名詞の性別に぀いお、玹介しおない参考曞も倚い。 青チャヌトずむンスパむアが、名詞の性別(gender ゞャンダヌ)に぀いお玹介しおいる。※ 青チャヌトが「 gender 」ずいう単語を玹介。 参考曞によっお、性別の分類が少し違う。 青チャヌトでは、男性名詞、女性名詞、䞭性名詞、通性名詞、の4分類。 むンスむパむアでは、男性名詞、女性名詞、䞭性名詞、の3分類。 たず、青チャヌトずむンスパむアの共通点ずしお、 boy, brother ,man ,father は男性名詞であり、代名詞は he で受ける。 girl や sister や lady や woman や mother, は女性名詞であり、代名詞は she で受ける。 man が本圓に男性名詞かは、老人を old man ずいったりず疑問もあるかもしれないが、高校英語の参考曞的にはman は男性名詞であるこずになっおいる。 䞊蚘のboy などの䟋のように、珟実䞖界では人間である䜕かを珟す単語では、その人間の自然界での性別(sex)ず、単語の性別(gender)ずは䞀臎する。 英語では、珟実䞖界の性別のないものは、ずくに男性名詞でもなく女性名詞でもないのが䞀般的であり、よっお「䞭性」名詞たたは「通性」名詞などず呌ばれる分類をされる(青チャヌト)。ただし、文孊的衚珟などで、若干の䟋倖があるが、埌述する。 baby や person のように、単語だけでは性別が䞍明な堎合は、ずりあえず代名詞は it で受ける(青チャ、むンスパ)。ただし文脈などから性別が刀定できる堎合、he や she に眮き換える(ロむダル英文法)。 動物・ペットなどは普通は it で受けるが、実際の性別に合わせお he たたは she で受けるこずも可胜である(青チャヌト、むンスパ)。 star や flower などの代名詞は単数はit で、耇数は they で受ける。 珟代の日本語では「䞭性」ずいう衚珟を、あたかも女性的な芋かけの男性、たたは男性的な芋かけの女性などに察しお䜿うこずがある。 しかし英文法でいう「䞭性」は、それずは意味が違う。英文法でいう「䞭性」ずは、無生物の star(星) や flower(花)のように、性別がない名詞のこずである。 さお、青チャヌトおよびロむダル英文法では、baby や person のように、ふ぀うは人間の男性か女性かのどちらかではあるはずだが、単語だけでは性別を決定できない名詞のこずを「通性」ずしおいる。 䞀方、star や flower などは「䞭性」名詞であるずしおいおり、it で受ける。 むンスパむアでは「通性」の語を玹介せず。、star や flower などは「䞭性」名詞であるずしおいおり、it で受けるずしおいる。 「囜」は本来、itで受ける。だが、文孊たたは䜕らかの事情により、「囜」をshe で受けるこずもある。 同様、船や愛車(青チャヌト)などの乗り物を she で受けるこずもある(青、むンスパ)。 ほか、moon, sea を she で受けるこずもある(むンスパ)。 sun, river を he で受けるこずもある(むンスパ)。 actor 「男優」 actress 「女優」 god 「(男の)神」 goddess 「女神」 prince 「王子」 princess 「王女」 のように、いく぀かの名詞では ess が語尟に぀くず女性名詞になる。たた、䞊蚘のように語尟にessの぀いおない圢が、それらの名詞の男性名詞である。 ただし、近幎では actor を男優に限定するのは性差別だずされ、女優もふくめお男優も女優も「俳優」は actor ずする傟向がある(青チャヌト)。 同様に、か぀おレストランなどのりェむタヌに぀いお、 waiter 男のりェむタヌ waitress りェむトレス(女性) だったが、近幎では男女ずも waiter で衚すようになっおきおいる(青チャヌト)。 waitperson ずいう堎合もあり、男女ずも waitperson で受ける(むンスパむア)。 なお、旅客航空機のスチュワヌデス stewardess は女性名詞である。これを男性名詞にするず steward スチュワヌドになる(青チャヌト)。 しかし近幎は、flight attendant たたは cabin attendant 「客宀乗務員」ずいう別の単語に眮き換わっおおり、男女ずもにそれを䜿う。 man ずいう単語は性差別的であるずされ、英米では別の単語に蚀い換えおいる傟向が倧きい。 (消防士) fireman → firefighter (議長) chairman → chairperson (販売員) salesman → salesperson たたは店舗販売員なら shop assistant (青チャ)など (譊察官) policeman → police officer など。 英語の叀語では、自然の性別をもたない抜象名詞や物質名詞などにも、男性たたは女性の性別(「文法䞊の性」)が割り圓おられおいた過去があったが、珟代では倧郚分が消倱しおいるので(むンスパむア)、高校生は芚える必芁は無い。高校の範囲を倧きく超えおおり、倧孊の英語孊研究の範囲。 なお、むンスパむアにある「文法䞊の性」ずは、䞊蚘のような英語の叀語などにあった抜象名詞や物質名詞などの性別のこず。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "たず、䞭孊でも習うように、たずえば人名 Tom ずか、囜名 America ずか USA みたいなのを、固有名詞ずいう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "これは良いずしお、問題はそれ以倖の名詞をどう分類するかで、孊者によっお、やや流儀が分かれおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "通垞、固有名詞以倖の名詞をたずめお蚀いたい堎合、「普通名詞」ず蚀う(ロむダル英文法)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "だが、文法参考曞によっおは、「集合名詞」や「物質名詞」「抜象名詞」ずは別に「普通名詞」ずいう分類を蚭けおいる曞籍もある(たずえば「ゞヌニアス総合英語」、桐原フォレスト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "このように、曞籍によっお分類が埮劙に異なり、䞀臎しない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "裏を返せば、倧孊入詊にこういう問題が出るこずは無いので、安心しおいい(もし出題されたら、その倧孊の芋識が疑われるし、予備校などから倧孊が猛批刀されるだけである)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "このように分類の異なる普通名詞よりも、もっず重芁な分類法ずしお、「可算名詞」ず「䞍可算名詞」の分類がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "「可算名詞」ずは、数えられる名詞のこずで、たずえば dog → dogs のように単数圢ず耇数圢ずの区別のある名詞のこずである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "䞀方、tea(茶) や milk (牛乳)などは、単数圢ず耇数圢の区別がなく、こういうのを「䞍可算名詞」ずいう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ただし、実際にはレストランなどでは、泚文の単䜍ずしお tea や milk を単数圢扱いしお、䞀杯の茶なら a tea でいい(ロむダル英文法、ゞヌニアス総合英語), 2杯の茶なら two teas のように蚀う堎合もある(ゞヌニアス総合英語)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "ほか、paper は、「玙」ずいう意味では䞍可算名詞だが、「新聞」の意味ではpaper は加算名詞である(ロむダル英文法)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "「集合名詞」ずは、「家族」 family のように、人など構成芁玠のたずたりそのものを名詞ずしたもののこずである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "1぀の家族を蚀いたい堎合は、たずえその家族が4人家族だろうが単数圢で family である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "だが、「5䞖垯」ずか蚀いたい堎合は five families のように耇数圢になる。たた、「私たちは5人家族です。」は", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "We are a family of five.", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "のように蚀う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "familyタむプの集合名詞を列蚘するず、", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "audience(聎衆), class(クラス) , club(クラブ) , committee(委員䌚) , crew(乗組員) , crowd(矀集) , family(家族) , government(政府) , jury(陪審員団) , staff(職員) , team(チヌム) ,", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "などがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "ほか、policeタむプの集合名詞がある。policeは、぀ねに単数圢の衚蚘だが、意味的には぀ねに耇数的な意味である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "぀たり、付随する be 動詞は珟圚圢なら police are のようになるし、動詞は珟圚圢なら、䟋えば police have のようになる(hasにしおはいけない)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "同様の police タむプの集合名詞を列挙するず、", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "cattle(畜牛), clergy(聖職者), people(人々), personnel(職員、瀟員), police(譊察)", "title": "" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "名詞の分類ずしお、数えるずきに a piece of ~ ずか two pieces of ~ ずかで数えなければいけない名詞があり、furniture (家具)などのグルヌプがそれであり、䞍可算名詞である。名詞によっおは、 piece 以倖の名詞で数える堎合もある。その情報が必芁な堎合、詳しくは蟞曞などを参考にせよ(垂販の文法参考曞では、深入りしおいない)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "furniture タむプの集合名詞は、", "title": "" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "baggage(手荷物),luggage,", "title": "" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "clothing(衣類)、furniture(家具)、machinery(機械類) 、poetry(è©©)、", "title": "" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "数える堎合は、", "title": "" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "a piece of furniture や two piece of furniture のように数える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "たたは two beds のように具䜓的に家具名で数える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "そのほか、泚意すべき集合名詞ずしお、fishがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "同じ皮類の魚なら、䜕匹でも fish である。だが、耇数の皮類の魚の事を蚀う堎合、fishes ず耇数圢になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "hair は、頭髪党䜓を蚀う堎合、aを぀けずに hair ずいい、集合名詞になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "なお a hair は「䞀本の髪の毛」の意味の普通名詞になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "「果物」fruitは、日本語ではフルヌツずいうが、しかし英語では普通は単数圢で fruit で蚀う堎合がほずんどである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "皮類に泚目する堎合だけ、fruits ず耇数圢で蚀う堎合がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "ほか、なお、よく䞭孊英語などで 加算名詞ずしおの a chicken は鳥ずしおの䞀匹のニワトリだが、 「鶏肉」になるず chicken になる。桐原ファクトいわく、こういうのは別に鶏肉にかぎった話ではなく、たずえばタマネギ an onion も、調理しお刻んだりスヌプにしたりすれば䞍加算名詞 onion になるずのこず、である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "母音が倉化するもの", "title": "" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "man →men", "title": "" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "woman → women (なおwomenの発音はりむミン)", "title": "" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "foot (è¶³)→ feet", "title": "" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "goose (ガチョり)→geese", "title": "" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "mouse (ネズミ)→ mice", "title": "" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "tooth (æ­¯)→ teeth", "title": "" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "child (こども)→ children", "title": "" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "ox (雄牛)→ oxen", "title": "" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "ラテン語やギリシャ語に由来する名詞の耇数圢は次のようである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "a → ae", "title": "" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "us →i", "title": "" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "um, on → a", "title": "" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "ex,ix → ices", "title": "" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "䟋:", "title": "" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "analysis (分析)→ analyses", "title": "" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "crisis (危機)→ crises", "title": "" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "datum (デヌタ)→ data", "title": "" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "medium(メディア) → media", "title": "" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "phenomenon → phenomena (珟象)", "title": "" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "focus → foci", "title": "" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "formula → formulae", "title": "" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "appendix → appendices", "title": "" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "data は本来は耇数圢だが、珟代では、dataを単数圢のように䜿う甚䟋も倚い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "mediaは本来は耇数圢である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "deer シカ、sheep ヒツゞ、carp コむ(魚のコむ)、など、いく぀かの動物は、単数圢ず耇数圢が同じである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "ただし、耇数圢であるこずを特に匷調したい堎合には deers や sheeps のように蚀われたり曞かれたりするこずもある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "たた、䞋蚘のように単数圢のお末尟がsやそれに近いスペル単語のいく぀かで、単耇同圢の䟋がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "具䜓的には、Japanese や Chinese のように -ese で終わる囜民も、同圢である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "-ese ではないが、スむス人 Swiss も単数圢ず耇数圢が同圢(単耇同圢)である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "そのほか、means(手段)、シリヌズ series 、皮 species 、のように単数圢がもずからsで終わる幟぀かの単語が、単耇同圢。", "title": "" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "ほか、yen (円、日本円)も単耇同圢。", "title": "" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "略語の耇数圢には、s たたは 's を぀ける。", "title": "" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "CD → CDs たたは CD's", "title": "" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "アポストロフィヌを省略し、sだけ぀けるのが珟代では普通。", "title": "" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "DVD → DVDs たたは DVD's", "title": "" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "2010s たたは 2010's", "title": "" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "で、「2010幎代」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "耇合名詞の䞀郚には、耇数圢では末尟ではなく第䞀の芁玠にsが぀くものもある。これはその第䞀の芁玠がその単語の䞻芁玠だからである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "passer-by (通行人)→ passers-by", "title": "" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "いっぜう、耇合名詞であっおも、末尟の芁玠が䞻芁玠なら、耇数圢ではその末尟にsが぀く。", "title": "" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "college student (倧孊生)→ college students", "title": "" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "たずえば県鏡(めがね)は、巊右のレンズで合蚈2぀で1セットだが、英語でメガネは glasses ずいうふうに、垞に耇数圢で蚀う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "同様に、靎䞋 socksや、靎 boots あるいは shoes 、手袋 gloves も、基本的には耇数圢で䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "ただし、靎や靎䞋など2぀に分けられるもののうち、巊右のどちらか片方だけを蚀いたい堎合は、sock や shoe などのように単数圢で蚀う堎合もある(ロむダル英文法)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "ほか、ハサミ scissors なども、同様に぀ねに耇数圢で䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "これらの単語を数えたい堎合、", "title": "" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "a pair of socks や two pairs of socks のように、セット単䜍で数える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "そのほか、ズボンを意味する pants (米囜英語でスボンの意味)、trousers (むギリス英語でズボン)も、同様に必ず耇数圢で甚いる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "ゞヌンズ jeans も、必ず耇数圢。", "title": "" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "比范的新しい単語では、 「コンタクトレンズ」 contact lens も必ず耇数圢だず、よく参考曞で玹介される。", "title": "" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "ほか、察のあるものではないが、日本語では行儀䜜法はマナヌだが、英語では manners ず垞に耇数圢である。なお、単数圢 manner は、「方法」ずいう意味である(桐原フォレスト)。このように、単数圢ず耇数圢ずで意味が異なる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "ほか、瀺した意味では単数圢が存圚せず䞀般に耇数圢扱いのものずしおは、", "title": "" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "clothes (衣服)、", "title": "" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "riches (財産)、means(財産)、", "title": "" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "などがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "そのほか、「トランプ」cards,", "title": "" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "病名の「はしか」 measles ,", "title": "" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "など、衚蚘だけは耇数圢だが、付随する動詞は䞀般に単数扱い(ロむダル英文法、桐原フォレスト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "倚くの参考曞で玹介される兞型的なものを瀺す。", "title": "" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "air 空気、airs 気取った態床", "title": "" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "arm 腕、arms 歊噚", "title": "" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "custom 習慣、customs 皎関", "title": "" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "day 日、days 時代", "title": "" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "force 力、forces 軍隊", "title": "" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "glass ガラス、glasses 県鏡", "title": "" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "good 善、goods 商品", "title": "" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "letter 文字・手玙、letters 文孊", "title": "" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "pain 苊痛、pains 骚折り", "title": "" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "玹介しなかったが䞊蚘の他にも、色々な名詞がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "なお、䞊述の歊噚 arms などいく぀かの単語は、意味的には単数であっおも、文章の圢匏では䞀般に耇数圢ずしお扱い、動詞なども耇数圢に察応したものになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "䞀方、皎関 customs は、動詞が単数圢に察応するものず耇数圢に察応するものずの䞡方がある(ロむダル英文法)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "このように、察応する動詞のあ぀かいに぀いおは、あたり芏則的ではないので、高校生はそこたで深入りする必芁は無い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "せいぜい、単数圢 custom ず耇数圢 customs ずで意味が違うずいう事が分かる皋床でよい。", "title": "" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "䜙談だが、「歊噚」 arms の語源は、本来は「腕」arm ずは別だずいうこずが英語孊・蚀語孊などでは知られおいる(桐原ファクト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "経枈孊 economics や æ•°å­Š mathematics や物理孊 physics などは、語圢は耇数圢のように芋えるが、単数圢扱いである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "たずえば", "title": "" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "Physics is difficult. 「物理孊は難しい。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "のようになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "statics は、「統蚈孊」の意味では単数扱いをしお、動詞なども単数圢に察応したものになる。だが、「耇数の統蚈」ずいう意味で statics を䜿う甚法の堎合、耇数圢扱いをする(ロむダル英文法)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "名詞の耇数圢を䜿う慣甚衚珟や熟語は倚数あるが、よく参考曞で玹介されるものをあげるず、", "title": "" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "「電車を乗り換える」 change trains", "title": "" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "「~ず友達になる」make friends with ~", "title": "" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "「~ず握手する」 shake hands with ~", "title": "" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "所有栌のsは、耇数の意味ではないが、参考曞では説明の郜合䞊からか、耇数圢の単元にお所有栌の解説もする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "さお、「AのB」ずいう意味を曞きたい堎合、 アポストロフィ( ' )の意味が問題であり、", "title": "" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "As' B", "title": "" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "か、それずも", "title": "" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "A's B", "title": "" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "ず曞くかは、名詞Aの皮類によっお分かれる。぀", "title": "" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "たず、", "title": "" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "girls' school 「女子孊校」のように、耇数圢がもずもず末尟にsが付く堎合(この堎合はもずもずgirls)、sのあずにアプストロフィが来る。", "title": "" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "䞀方、耇数圢の語尟が -en の堎合、", "title": "" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "children's toy 「子䟛のおもちゃ」のように、 「 A's 」の䞊びになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "なので、「女子倧孊」 women's college である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "なお「所有栌」ずは蚀うものの、所有以倖の意味も衚す。たずえば、察象者や目的語を所有栌で衚す堎合もあり、たずえば䞊述の girls' school がそうである。 別に女子生埒が孊校を所有しおいるわけではない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "そのほか、䜜家や䜜者なども所有栌であり、たずえば Soseki's novel 「挱石の小説」である(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "ほか、men's wear (玳士甚衣服)など。", "title": "" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "目的語のほかにも、意味䞊の䞻語を所有栌で衚す堎合がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "Tom's absence of school なら、「トムが孊校を欠垭したこず」である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "だから䟋えば mother's education ず蚀った堎合、母芪による子ぞの教育なのか、それずも母芪ぞの教育なのかは、文脈などから刀断するこずになる(ロむダル英文法)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "時間・金額・距離・重さなど、定量的な衚珟が可胜なものを、圢容詞的に名詞の前から修食する堎合、所有栌を䜿う堎合も倚い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "「10分の䌑息」 ten minutes' break", "title": "" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "「今日の新聞」 today's newspaper", "title": "" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "「明日の倩気」 tomorrow's weather", "title": "" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "「3マむルの距離」 three miles' distance", "title": "" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "「4キログラムの重さ」 four kilograms' weight", "title": "" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "ほか、囜や地域などの名詞を圢容詞的に䜿う堎合、所有栌になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "「日本の気候」 Japan's climate", "title": "" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "「日本の歎史」 Japan's history", "title": "" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "「䞖界の人口」 the world's population", "title": "" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "なお、climateずweatherの違いずしお、climate は幎間を通じおの気候、weather は䞀日単䜍の倩気のこず。", "title": "" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "固有名詞の末尟がsのずき、-sesや-susや-sasなら、䞋蚘のように最埌にアポストロフィを぀けるだけである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "Jesus' teaching 「む゚スの教え」※ 青チャ、 Jesus' life 「む゚スの人生」 ※むンスパ", "title": "" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "いっぜう、そうでない堎合は、たずえ末尟がsでも、 's を远加する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "Dickens's novel 「ディケンズの小説」 ※ 青チャ", "title": "" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "Henry James's novel 「ヘンリヌ・ゞェヌムズの小説」 ※ ブレむク", "title": "" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "Keats's poem 「キヌツの詩」 ※ むンスパ", "title": "" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "固有名詞は文䞭でも倧文字で曞き始める。", "title": "" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "なお、Mt.Fuji などのような堎合は、Mt. ず Fuji のそれぞれを倧文字にする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "固有名詞には、䞍定冠詞 a を぀けない。なお、a を぀けるず、たずえば a Lincoln で「リンカヌンのような人」ずいう比喩的な意味になるか、あるいは「リンカヌン家の出身の人」ずいう出身の意味になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "定冠詞 the も぀けない堎合も倚いが、䟋倖的に぀ける固有名詞も少なくない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "the を぀ける固有名詞は、", "title": "" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "たずえば the Alps(アルプス山脈)のように耇数圢の山脈の固有名詞、", "title": "" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "船舶 the Titanic (タむタニック号)、", "title": "" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "新聞・雑誌 the Washington Post (『ワシントンポスト』)、the Economist (『゚コノミスト』)、the New York Times(『ニュヌy-クタむムズ』) ※ なお、新聞名や雑誌名の衚蚘は通垞、むタリック䜓(斜䜓)である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "of をずもなう固有名詞 the sea of Japan(日本海)、the University of Washington(ワシントン倧孊)、the University of Chicago (シカゎ倧孊)", "title": "" }, { "paragraph_id": 175, "tag": "p", "text": "米囜ホワむトハりス the White House,", "title": "" }, { "paragraph_id": 176, "tag": "p", "text": "倪平掋 the Pacific Ocean", "title": "" }, { "paragraph_id": 177, "tag": "p", "text": "などがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 178, "tag": "p", "text": "なお、倧孊だからずいっおtheを぀けるずは限らず、たずえばオックスフォヌド倧孊 Oxford University には the を぀けない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 179, "tag": "p", "text": "囜名ずしおの「日本」 Japan にも、the を぀けないのが普通。", "title": "" }, { "paragraph_id": 180, "tag": "p", "text": "gold (金)や iron(鉄) などの物質名は通垞、物質名詞である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 181, "tag": "p", "text": "「物質名詞」ずいうものの、必ずしも物質だけでなく、ほかにも、物䜓ずしお存圚しおいるものの特定の圢状をもたない液䜓や煙(smoke)なども物質名詞である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 182, "tag": "p", "text": "なお、そもそも物䜓ずしお存圚しない「平和」などの抜象抂念は、物質名詞ではなく「抜象名詞」である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 183, "tag": "p", "text": "さお、ずもかく物質名詞の䟋ずしおは、たず", "title": "" }, { "paragraph_id": 184, "tag": "p", "text": "water や milk や coffee や wine などの液䜓や飲料の物質、", "title": "" }, { "paragraph_id": 185, "tag": "p", "text": "sugar などの粉䜓、", "title": "" }, { "paragraph_id": 186, "tag": "p", "text": "などがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 187, "tag": "p", "text": "なお、sugar を数える堎合、たずえば a spoonful of sugar (スプヌン䞀杯の砂糖)のように数える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 188, "tag": "p", "text": "液䜓はべ぀に飲料出なくおもかたわない。 たずえば「ガ゜リン」gasoline も物質名詞である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 189, "tag": "p", "text": "a gallon of gasoline ずか a liter of gasoline のように数える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 190, "tag": "p", "text": "なお、飲料ずしおの water や milk などを数える堎合は、", "title": "" }, { "paragraph_id": 191, "tag": "p", "text": "容噚に泚目し、a glass of water や a cup of water や a bottle of milk のように容噚単䜍で数える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 192, "tag": "p", "text": "ここでいう a glass ずは、ガラス補コップずいう意味である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 193, "tag": "p", "text": "材質ずしおのガラス glass は物質名詞であり、数えられない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 194, "tag": "p", "text": "日本人の感芚ずは違うが英語では、䞋蚘のものも物質名詞である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 195, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 196, "tag": "p", "text": "英語では、「玙」paper や「パン」 bread は物質名詞である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 197, "tag": "p", "text": "玙は a peace of paper たたは a sheet of paper (1枚の玙)のように数える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 198, "tag": "p", "text": "パンは、 a slice of bread (䞀切れのパン)たたは a loaf of bread (䞀斀(いっきん)のパン)のように数える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 199, "tag": "p", "text": "バタヌ butter もチヌズ cheese も物質名詞である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 200, "tag": "p", "text": "a pound of butter (1ポンドのバタヌ)のように数える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 201, "tag": "p", "text": "money (お金)も物質名詞である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 202, "tag": "p", "text": "倚額の金をあらわすずきに much を䜿うのず関連づけお芚えれば、money が数えられないこずを芚えやすいだろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 203, "tag": "p", "text": "英語では、玙幣 bill や硬貚 coin は数えられるが、お金そのものは数えられないずしお考えおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 204, "tag": "p", "text": "雹 rain も、分類䞊は、物質名詞ずしおいる参考曞が倚い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 205, "tag": "p", "text": "なお、rains ず蚀う堎合、豪雚や長雚など、やや別の意味になる(ロむダル英文法)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 206, "tag": "p", "text": "そのほか、wood(朚質)は材質ずしおの朚材・朚造を衚す堎合は物質名詞である。だが、ほかにも「䞀本の朚」のこずを wood ずいう甚法があり、この甚法の堎合は普通名詞である。(このため、参考曞によっおは wood が物質名詞の項目では玹介されおいない堎合もある。)", "title": "" }, { "paragraph_id": 207, "tag": "p", "text": "同様に、「石」stone も、材質ずしおの「石」「石造り」ならstoneは物質名詞である。しかし、手でもおる皋床の䞀個の石を蚀う堎合は普通名詞であり、耇数個あれば stones のようにも蚀える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 208, "tag": "p", "text": "ここで玹介する名詞以倖にも、倚くの物質名詞がある。倚すぎお参考曞でも玹介しきれおおらず、参考曞ごずに玹介する名詞が違う有様なので、けっしお片っ端尟から䞞暗蚘の必芁は無い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 209, "tag": "p", "text": "代衚的な物質名詞ず、その数え方や䜿い方をわかれば十分である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 210, "tag": "p", "text": "抜象名詞ずは、たずえば happiness (幞犏)やbeauty (矎)などである。なお、fun(楜しみ)も抜象名詞。", "title": "" }, { "paragraph_id": 211, "tag": "p", "text": "information(情報)やadvice(忠告、助蚀)やnews(ニュヌス)なども抜象名詞である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 212, "tag": "p", "text": "speech(蚀論)やwar(戊争)など行動が具䜓的に存圚するものであっおも、speechなどこれらの名詞は抜象名詞である。なお、「平和」 peace も抜象名詞である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 213, "tag": "p", "text": "そのほか、kindness (芪切)や homework (宿題)など、よく参考曞では抜象名詞ずしお玹介される。", "title": "" }, { "paragraph_id": 214, "tag": "p", "text": "抜象名詞の皋床をあらわす堎合、倚い堎合・倧きい堎合は much たたは a lot of を䜿う。抜象名詞の皋床が少ない・小さい堎合は、 a little of を䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 215, "tag": "p", "text": "many , few, a few は䜿えない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 216, "tag": "p", "text": "news や advice は、抜象名詞ではあるが、数を数える方法があり、", "title": "" }, { "paragraph_id": 217, "tag": "p", "text": "a piece of news (1぀のニュヌス)や a piece of advice (1぀のアドバむス)のようにしお数えられる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 218, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 219, "tag": "p", "text": "ほか、「 of + 抜象名詞 」で、圢容詞的な意味になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 220, "tag": "p", "text": "This map is use to me. 「この地図は私にずっお圹にた぀」", "title": "" }, { "paragraph_id": 221, "tag": "p", "text": "This map is of no use to me. 「この地図は私にずっお圹に立たない」", "title": "" }, { "paragraph_id": 222, "tag": "p", "text": "吊定の堎合は、「 of no 抜象名詞 」になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 223, "tag": "p", "text": "This book is of great use to me. 「この地図は私にずっお倧倉に圹に立぀」 ※むンスパむア、ゞヌニアスに䌌た䟋文", "title": "" }, { "paragraph_id": 224, "tag": "p", "text": "of great use で「倧倉圹に立぀」の意味(むンスパむア、ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 225, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 226, "tag": "p", "text": "This information is of importance to me. 「この情報は私にずっお重芁だ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 227, "tag": "p", "text": "This information is of value to me. 「この情報は私にずっお䟡倀がある」", "title": "" }, { "paragraph_id": 228, "tag": "p", "text": "This information is of no importance to me. 「この情報は私にずっお重芁でない」", "title": "" }, { "paragraph_id": 229, "tag": "p", "text": "This information is of no value to me. 「この情報は私にずっお䟡倀がない」", "title": "" }, { "paragraph_id": 230, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 231, "tag": "p", "text": "関連しお、前眮詞 of にはofには「性質」の意味もあり、", "title": "" }, { "paragraph_id": 232, "tag": "p", "text": "a man of ability 「有胜な人」(゚バグリ、むンスパむア)", "title": "" }, { "paragraph_id": 233, "tag": "p", "text": "a man of courage 「勇敢な人」(ファクト、むンスパむア)", "title": "" }, { "paragraph_id": 234, "tag": "p", "text": "のような甚法もある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 235, "tag": "p", "text": "He is a man if ability. 「圌は有胜な人だ」(゚バグリ)", "title": "" }, { "paragraph_id": 236, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 237, "tag": "p", "text": "with care で 副詞 carefully 「泚意深く」ず同じ意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 238, "tag": "p", "text": "䞀般に 「with +抜象名詞」で副詞的は働きをする(ゞヌニ、むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 239, "tag": "p", "text": "with ease なら easily ず同じで「簡単に」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 240, "tag": "p", "text": "Tom did it with ease. 「トムはそれをやすやすずやった」(青チャに䌌た䟋文)", "title": "" }, { "paragraph_id": 241, "tag": "p", "text": "You can read this book with ease. 「この本は簡単に読める」(むンスパに同じ䟋文)", "title": "" }, { "paragraph_id": 242, "tag": "p", "text": "Tom did it with care. 「トムはそれを泚意深く行った」(青チャに䌌た䟋文)", "title": "" }, { "paragraph_id": 243, "tag": "p", "text": "「Tom did it with ease. 」を", "title": "" }, { "paragraph_id": 244, "tag": "p", "text": "Tom did it easily.", "title": "" }, { "paragraph_id": 245, "tag": "p", "text": "ず蚀っおも意味は同じ。同様に", "title": "" }, { "paragraph_id": 246, "tag": "p", "text": "Tom did it with care.", "title": "" }, { "paragraph_id": 247, "tag": "p", "text": "= Tom did it carefully.", "title": "" }, { "paragraph_id": 248, "tag": "p", "text": "である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 249, "tag": "p", "text": "英語の名詞を䜿う堎合、単数圢を䜿うか耇数圢を䜿うかは、ネむティブではない私たち日本人には難しい問題である。だが桐原ファクトいわく、迷ったら耇数圢を䜿えば実甚䞊は枈む堎合が倚い、ずのこずである。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 250, "tag": "p", "text": "a novelist and poet 「小説家であり詩人でもある1人の人」", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 251, "tag": "p", "text": "a novelist and a poet 「1人の小説家ず1人の詩人」(合蚈2人)", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 252, "tag": "p", "text": "a knife and fork 「ナむフずフォヌク」", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 253, "tag": "p", "text": "ナむフずフォヌクは、英米での食事では、通垞は1セットで䜿う。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 254, "tag": "p", "text": "同様に", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 255, "tag": "p", "text": "a cup and saucer 「皿぀きカップ」", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 256, "tag": "p", "text": "などの衚珟もある。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 257, "tag": "p", "text": "名詞の性別に぀いおは䞭孊校で習ったずおり。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 258, "tag": "p", "text": "高校でずくに新しく芚えるこずはない。そのため、参考曞では名詞の性別に぀いお、玹介しおない参考曞も倚い。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 259, "tag": "p", "text": "青チャヌトずむンスパむアが、名詞の性別(gender ゞャンダヌ)に぀いお玹介しおいる。※ 青チャヌトが「 gender 」ずいう単語を玹介。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 260, "tag": "p", "text": "参考曞によっお、性別の分類が少し違う。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 261, "tag": "p", "text": "青チャヌトでは、男性名詞、女性名詞、䞭性名詞、通性名詞、の4分類。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 262, "tag": "p", "text": "むンスむパむアでは、男性名詞、女性名詞、䞭性名詞、の3分類。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 263, "tag": "p", "text": "たず、青チャヌトずむンスパむアの共通点ずしお、", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 264, "tag": "p", "text": "boy, brother ,man ,father は男性名詞であり、代名詞は he で受ける。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 265, "tag": "p", "text": "girl や sister や lady や woman や mother, は女性名詞であり、代名詞は she で受ける。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 266, "tag": "p", "text": "man が本圓に男性名詞かは、老人を old man ずいったりず疑問もあるかもしれないが、高校英語の参考曞的にはman は男性名詞であるこずになっおいる。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 267, "tag": "p", "text": "䞊蚘のboy などの䟋のように、珟実䞖界では人間である䜕かを珟す単語では、その人間の自然界での性別(sex)ず、単語の性別(gender)ずは䞀臎する。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 268, "tag": "p", "text": "英語では、珟実䞖界の性別のないものは、ずくに男性名詞でもなく女性名詞でもないのが䞀般的であり、よっお「䞭性」名詞たたは「通性」名詞などず呌ばれる分類をされる(青チャヌト)。ただし、文孊的衚珟などで、若干の䟋倖があるが、埌述する。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 269, "tag": "p", "text": "baby や person のように、単語だけでは性別が䞍明な堎合は、ずりあえず代名詞は it で受ける(青チャ、むンスパ)。ただし文脈などから性別が刀定できる堎合、he や she に眮き換える(ロむダル英文法)。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 270, "tag": "p", "text": "動物・ペットなどは普通は it で受けるが、実際の性別に合わせお he たたは she で受けるこずも可胜である(青チャヌト、むンスパ)。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 271, "tag": "p", "text": "star や flower などの代名詞は単数はit で、耇数は they で受ける。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 272, "tag": "p", "text": "", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 273, "tag": "p", "text": "珟代の日本語では「䞭性」ずいう衚珟を、あたかも女性的な芋かけの男性、たたは男性的な芋かけの女性などに察しお䜿うこずがある。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 274, "tag": "p", "text": "しかし英文法でいう「䞭性」は、それずは意味が違う。英文法でいう「䞭性」ずは、無生物の star(星) や flower(花)のように、性別がない名詞のこずである。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 275, "tag": "p", "text": "さお、青チャヌトおよびロむダル英文法では、baby や person のように、ふ぀うは人間の男性か女性かのどちらかではあるはずだが、単語だけでは性別を決定できない名詞のこずを「通性」ずしおいる。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 276, "tag": "p", "text": "䞀方、star や flower などは「䞭性」名詞であるずしおいおり、it で受ける。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 277, "tag": "p", "text": "むンスパむアでは「通性」の語を玹介せず。、star や flower などは「䞭性」名詞であるずしおいおり、it で受けるずしおいる。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 278, "tag": "p", "text": "「囜」は本来、itで受ける。だが、文孊たたは䜕らかの事情により、「囜」をshe で受けるこずもある。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 279, "tag": "p", "text": "同様、船や愛車(青チャヌト)などの乗り物を she で受けるこずもある(青、むンスパ)。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 280, "tag": "p", "text": "ほか、moon, sea を she で受けるこずもある(むンスパ)。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 281, "tag": "p", "text": "sun, river を he で受けるこずもある(むンスパ)。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 282, "tag": "p", "text": "", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 283, "tag": "p", "text": "actor 「男優」", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 284, "tag": "p", "text": "actress 「女優」", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 285, "tag": "p", "text": "god 「(男の)神」", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 286, "tag": "p", "text": "goddess 「女神」", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 287, "tag": "p", "text": "prince 「王子」", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 288, "tag": "p", "text": "princess 「王女」", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 289, "tag": "p", "text": "のように、いく぀かの名詞では ess が語尟に぀くず女性名詞になる。たた、䞊蚘のように語尟にessの぀いおない圢が、それらの名詞の男性名詞である。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 290, "tag": "p", "text": "ただし、近幎では actor を男優に限定するのは性差別だずされ、女優もふくめお男優も女優も「俳優」は actor ずする傟向がある(青チャヌト)。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 291, "tag": "p", "text": "同様に、か぀おレストランなどのりェむタヌに぀いお、", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 292, "tag": "p", "text": "waiter 男のりェむタヌ", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 293, "tag": "p", "text": "waitress りェむトレス(女性)", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 294, "tag": "p", "text": "だったが、近幎では男女ずも waiter で衚すようになっおきおいる(青チャヌト)。 waitperson ずいう堎合もあり、男女ずも waitperson で受ける(むンスパむア)。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 295, "tag": "p", "text": "なお、旅客航空機のスチュワヌデス stewardess は女性名詞である。これを男性名詞にするず steward スチュワヌドになる(青チャヌト)。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 296, "tag": "p", "text": "しかし近幎は、flight attendant たたは cabin attendant 「客宀乗務員」ずいう別の単語に眮き換わっおおり、男女ずもにそれを䜿う。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 297, "tag": "p", "text": "", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 298, "tag": "p", "text": "man ずいう単語は性差別的であるずされ、英米では別の単語に蚀い換えおいる傟向が倧きい。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 299, "tag": "p", "text": "(消防士) fireman → firefighter", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 300, "tag": "p", "text": "(議長) chairman → chairperson", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 301, "tag": "p", "text": "(販売員) salesman → salesperson たたは店舗販売員なら shop assistant (青チャ)など", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 302, "tag": "p", "text": "(譊察官) policeman → police officer", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 303, "tag": "p", "text": "など。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 304, "tag": "p", "text": "英語の叀語では、自然の性別をもたない抜象名詞や物質名詞などにも、男性たたは女性の性別(「文法䞊の性」)が割り圓おられおいた過去があったが、珟代では倧郚分が消倱しおいるので(むンスパむア)、高校生は芚える必芁は無い。高校の範囲を倧きく超えおおり、倧孊の英語孊研究の範囲。", "title": "名詞ず性別" }, { "paragraph_id": 305, "tag": "p", "text": "なお、むンスパむアにある「文法䞊の性」ずは、䞊蚘のような英語の叀語などにあった抜象名詞や物質名詞などの性別のこず。", "title": "名詞ず性別" } ]
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=== 名詞の分類 === ==== 基本 ==== たず、䞭孊でも習うように、たずえば人名 Tom ずか、囜名 America ずか USA みたいなのを、固有名詞ずいう。 これは良いずしお、問題はそれ以倖の名詞をどう分類するかで、孊者によっお、やや流儀が分かれおいる。 通垞、固有名詞以倖の名詞をたずめお蚀いたい堎合、「普通名詞」ず蚀うロむダル英文法。 だが、文法参考曞によっおは、「集合名詞」や「物質名詞」「抜象名詞」ずは別に「普通名詞」ずいう分類を蚭けおいる曞籍もあるたずえば「ゞヌニアス総合英語」、桐原フォレスト。 このように、曞籍によっお分類が埮劙に異なり、䞀臎しない。 裏を返せば、倧孊入詊にこういう問題が出るこずは無いので、安心しおいいもし出題されたら、その倧孊の芋識が疑われるし、予備校などから倧孊が猛批刀されるだけである。 このように分類の異なる普通名詞よりも、もっず重芁な分類法ずしお、「可算名詞」ず「䞍可算名詞」の分類がある。 「可算名詞」ずは、数えられる名詞のこずで、たずえば dog → dogs のように単数圢ず耇数圢ずの区別のある名詞のこずである。 䞀方、tea茶 や milk 牛乳などは、単数圢ず耇数圢の区別がなく、こういうのを「䞍可算名詞」ずいう。 ただし、実際にはレストランなどでは、泚文の単䜍ずしお tea や milk を単数圢扱いしお、䞀杯の茶なら a tea でいいロむダル英文法、ゞヌニアス総合英語, 2杯の茶なら two teas のように蚀う堎合もあるゞヌニアス総合英語。 ほか、paper は、「玙」ずいう意味では䞍可算名詞だが、「新聞」の意味ではpaper は加算名詞であるロむダル英文法。 ==== 集合名詞 ==== 「集合名詞」ずは、「家族」 family のように、人など構成芁玠のたずたりそのものを名詞ずしたもののこずである。 1぀の家族を蚀いたい堎合は、たずえその家族が4人家族だろうが単数圢で family である。 だが、「䞖垯」ずか蚀いたい堎合は five families のように耇数圢になる。たた、「私たちは人家族です。」は We are a family of five. のように蚀う。 familyタむプの集合名詞を列蚘するず、 audience聎衆, classクラス , clubクラブ , committee委員䌚 , crew乗組員 , crowd矀集 , family家族 , government政府 , jury陪審員団 , staff職員 , teamチヌム , などがある。 ほか、policeタむプの集合名詞がある。policeは、぀ねに単数圢の衚蚘だが、意味的には぀ねに耇数的な意味である。 ぀たり、付随する be 動詞は珟圚圢なら police are のようになるし、動詞は珟圚圢なら、䟋えば police have のようになるhasにしおはいけない。 同様の police タむプの集合名詞を列挙するず、 cattle畜牛, clergy聖職者, people人々, personnel職員、瀟員, police譊察 である。 ;furniture などのグルヌプ 名詞の分類ずしお、数えるずきに a piece of  ずか two pieces of  ずかで数えなければいけない名詞があり、furniture 家具などのグルヌプがそれであり、䞍可算名詞である。名詞によっおは、 piece 以倖の名詞で数える堎合もある。その情報が必芁な堎合、詳しくは蟞曞などを参考にせよ垂販の文法参考曞では、深入りしおいない。 furniture タむプの集合名詞は、 baggage手荷物,luggage, clothing衣類、furniture家具、machinery機械類 、poetry詩、 がある。 数える堎合は、 a piece of furniture や two piece of furniture のように数える。 たたは two beds のように具䜓的に家具名で数える。 ;その他 そのほか、泚意すべき集合名詞ずしお、fishがある。 同じ皮類の魚なら、䜕匹でも fish である。だが、耇数の皮類の魚の事を蚀う堎合、fishes ず耇数圢になる。 hair は、頭髪党䜓を蚀う堎合、aを぀けずに hair ずいい、集合名詞になる。 なお a hair は「䞀本の髪の毛」の意味の普通名詞になる。 「果物」fruitは、日本語ではフルヌツずいうが、しかし英語では普通は単数圢で fruit で蚀う堎合がほずんどである。 皮類に泚目する堎合だけ、fruits ず耇数圢で蚀う堎合がある。 ほか、なお、よく䞭孊英語などで 加算名詞ずしおの a chicken は鳥ずしおの䞀匹のニワトリだが、 「鶏肉」になるず chicken になる。桐原ファクトいわく、こういうのは別に鶏肉にかぎった話ではなく、たずえばタマネギ an onion も、調理しお刻んだりスヌプにしたりすれば䞍加算名詞 onion になるずのこず、である。 === 名詞の耇数圢 === ==== 名詞の耇数圢の䞍芏則倉化 ==== 母音が倉化するもの man →men woman → women なおwomenの発音はりむミン foot 足→ feet goose ガチョり→geese mouse ネズミ→ mice tooth 歯→ teeth ==== 語尟に-enが぀くもの ==== child こども→ children ox 雄牛→ oxen ===== 倖来語に由来する名詞 ===== ラテン語やギリシャ語に由来する名詞の耇数圢は次のようである。 a → ae us →i um, on → a ex,ix → ices 䟋 analysis 分析→ analyses crisis 危機→ crises datum デヌタ→ data mediumメディア → media phenomenon → phenomena 珟象 focus → foci formula → formulae appendix → appendices data は本来は耇数圢だが、珟代では、dataを単数圢のように䜿う甚䟋も倚い。 mediaは本来は耇数圢である。 ===== 単耇同圢 ===== deer シカ、sheep ヒツゞ、carp コむ魚のコむ、など、いく぀かの動物は、単数圢ず耇数圢が同じである。 ただし、耇数圢であるこずを特に匷調したい堎合には deers や sheeps のように蚀われたり曞かれたりするこずもある。 たた、䞋蚘のように単数圢のお末尟がsやそれに近いスペル単語のいく぀かで、単耇同圢の䟋がある。 具䜓的には、Japanese や Chinese のように -ese で終わる囜民も、同圢である。 -ese ではないが、スむス人 Swiss も単数圢ず耇数圢が同圢単耇同圢である。 そのほか、means手段、シリヌズ series 、皮 species 、のように単数圢がもずからsで終わる幟぀かの単語が、単耇同圢。 ほか、yen 円、日本円も単耇同圢。 ==== 略語や数字の耇数圢 ==== ;略語 略語の耇数圢には、s たたは 's を぀ける。 CD → CDs たたは CD's アポストロフィヌを省略し、sだけ぀けるのが珟代では普通。 DVD → DVDs たたは DVD's ;数字 2010s たたは 2010's で、「2010幎代」の意味。 ==== 耇合名詞の耇数圢 ==== 耇合名詞の䞀郚には、耇数圢では末尟ではなく第䞀の芁玠にsが぀くものもある。これはその第䞀の芁玠がその単語の䞻芁玠だからである。 passer-by 通行人→ passers-by いっぜう、耇合名詞であっおも、末尟の芁玠が䞻芁玠なら、耇数圢ではその末尟にsが぀く。 college student 倧孊生→ college students ==== 察がセットのもの ==== たずえば県鏡めがねは、巊右のレンズで合蚈2぀で1セットだが、英語でメガネは glasses ずいうふうに、垞に耇数圢で蚀う。 同様に、靎䞋 socksや、靎 boots あるいは shoes 、手袋 gloves も、基本的には耇数圢で䜿う。 ただし、靎や靎䞋など2぀に分けられるもののうち、巊右のどちらか片方だけを蚀いたい堎合は、sock や shoe などのように単数圢で蚀う堎合もあるロむダル英文法。 ほか、ハサミ scissors なども、同様に぀ねに耇数圢で䜿う。 これらの単語を数えたい堎合、 a pair of socks や two pairs of socks のように、セット単䜍で数える。 そのほか、ズボンを意味する pants 米囜英語でスボンの意味、trousers むギリス英語でズボンも、同様に必ず耇数圢で甚いる。 ゞヌンズ jeans も、必ず耇数圢。 比范的新しい単語では、 「コンタクトレンズ」 contact lens も必ず耇数圢だず、よく参考曞で玹介される。 ;垞に耇数圢のもの ほか、察のあるものではないが、日本語では行儀䜜法はマナヌだが、英語では manners ず垞に耇数圢である。なお、単数圢 manner は、「方法」ずいう意味である桐原フォレスト。このように、単数圢ず耇数圢ずで意味が異なる。 ほか、瀺した意味では単数圢が存圚せず䞀般に耇数圢扱いのものずしおは、 clothes 衣服、 riches 財産、means財産、 などがある。 そのほか、「トランプ」cards, 病名の「はしか」 measles , など、衚蚘だけは耇数圢だが、付随する動詞は䞀般に単数扱いロむダル英文法、桐原フォレスト。 ==== 単数圢ず耇数圢で意味が違う名詞 ==== 倚くの参考曞で玹介される兞型的なものを瀺す。 air 空気、airs 気取った態床 arm 腕、arms 歊噚 custom 習慣、customs 皎関 day 日、days 時代 force 力、forces 軍隊 glass ガラス、glasses 県鏡 good 善、goods 商品 letter 文字・手玙、letters 文孊 pain 苊痛、pains 骚折り 玹介しなかったが䞊蚘の他にも、色々な名詞がある。 なお、䞊述の歊噚 arms などいく぀かの単語は、意味的には単数であっおも、文章の圢匏では䞀般に耇数圢ずしお扱い、動詞なども耇数圢に察応したものになる。 䞀方、皎関 customs は、動詞が単数圢に察応するものず耇数圢に察応するものずの䞡方があるロむダル英文法。 このように、察応する動詞のあ぀かいに぀いおは、あたり芏則的ではないので、高校生はそこたで深入りする必芁は無い。 せいぜい、単数圢 custom ず耇数圢 customs ずで意味が違うずいう事が分かる皋床でよい。 䜙談だが、「歊噚」 arms の語源は、本来は「腕」arm ずは別だずいうこずが英語孊・蚀語孊などでは知られおいる桐原ファクト。 ==== 孊問名 ==== 経枈孊 economics や æ•°å­Š mathematics や物理孊 physics などは、語圢は耇数圢のように芋えるが、単数圢扱いである。 たずえば Physics is difficult. 「物理孊は難しい。」 のようになる。 statics は、「統蚈孊」の意味では単数扱いをしお、動詞なども単数圢に察応したものになる。だが、「耇数の統蚈」ずいう意味で statics を䜿う甚法の堎合、耇数圢扱いをするロむダル英文法。 ==== 耇数圢を䜿う慣甚衚珟 ==== 名詞の耇数圢を䜿う慣甚衚珟や熟語は倚数あるが、よく参考曞で玹介されるものをあげるず、 「電車を乗り換える」 change trains 「ず友達になる」make friends with  「ず握手する」 shake hands with  である。 ==== 所有栌のsの぀けかた ==== 所有栌のsは、耇数の意味ではないが、参考曞では説明の郜合䞊からか、耇数圢の単元にお所有栌の解説もする。 さお、「AのB」ずいう意味を曞きたい堎合、 アポストロフィ( ' )の意味が問題であり、 As' B か、それずも A's B ず曞くかは、名詞Aの皮類によっお分かれる。぀ たず、 girls' school 「女子孊校」のように、耇数圢がもずもず末尟にsが付く堎合この堎合はもずもずgirls、sのあずにアプストロフィが来る。 䞀方、耇数圢の語尟が -en の堎合、 children's toy 「子䟛のおもちゃ」のように、 「 A's 」の䞊びになる。 なので、「女子倧孊」 women's college である。 なお「所有栌」ずは蚀うものの、所有以倖の意味も衚す。たずえば、察象者や目的語を所有栌で衚す堎合もあり、たずえば䞊述の girls' school がそうである。 別に女子生埒が孊校を所有しおいるわけではない。 そのほか、䜜家や䜜者なども所有栌であり、たずえば Soseki's novel 「挱石の小説」であるゞヌニアス。 ほか、men's wear 玳士甚衣服など。 目的語のほかにも、意味䞊の䞻語を所有栌で衚す堎合がある。 Tom's absence of school なら、「トムが孊校を欠垭したこず」である。 だから䟋えば mother's education ず蚀った堎合、母芪による子ぞの教育なのか、それずも母芪ぞの教育なのかは、文脈などから刀断するこずになるロむダル英文法。 時間・金額・距離・重さなど、定量的な衚珟が可胜なものを、圢容詞的に名詞の前から修食する堎合、所有栌を䜿う堎合も倚い。 「10分の䌑息」 ten minutes' break 「今日の新聞」 today's newspaper 「明日の倩気」 tomorrow's weather 「3マむルの距離」 three miles' distance 「4キログラムの重さ」 four kilograms' weight ほか、囜や地域などの名詞を圢容詞的に䜿う堎合、所有栌になる。 「日本の気候」 Japan's climate 「日本の歎史」 Japan's history 「䞖界の人口」 the world's population なお、climateずweatherの違いずしお、climate は幎間を通じおの気候、weather は䞀日単䜍の倩気のこず。 固有名詞の末尟がsのずき、-sesや-susや-sasなら、䞋蚘のように最埌にアポストロフィを぀けるだけである。 Jesus' teaching 「む゚スの教え」※ 青チャ、 Jesus' life 「む゚スの人生」 ※むンスパ いっぜう、そうでない堎合は、たずえ末尟がsでも、 's を远加する。 Dickens's novel 「ディケンズの小説」 ※ 青チャ Henry James's novel 「ヘンリヌ・ゞェヌムズの小説」 ※ ブレむク Keats's poem 「キヌツの詩」 ※ むンスパ === 固有名詞 === 固有名詞は文䞭でも倧文字で曞き始める。 なお、Mt.Fuji などのような堎合は、Mt. ず Fuji のそれぞれを倧文字にする。 固有名詞には、䞍定冠詞 a を぀けない。なお、a を぀けるず、たずえば a Lincoln で「リンカヌンのような人」ずいう比喩的な意味になるか、あるいは「リンカヌン家の出身の人」ずいう出身の意味になる。 定冠詞 the も぀けない堎合も倚いが、䟋倖的に぀ける固有名詞も少なくない。 the を぀ける固有名詞は、 たずえば the Alpsアルプス山脈のように耇数圢の山脈の固有名詞、 船舶 the Titanic タむタニック号、 新聞・雑誌 ''the Washington Post'' 『ワシントンポスト』、''the Economist'' 『゚コノミスト』、''the New York Times''『ニュヌクタむムズ』 ※ なお、新聞名や雑誌名の衚蚘は通垞、むタリック䜓斜䜓である。 of をずもなう固有名詞 the sea of Japan日本海、the University of Washingtonワシントン倧孊、the University of Chicago シカゎ倧孊 米囜ホワむトハりス the White House, 倪平掋 the Pacific Ocean などがある。 なお、倧孊だからずいっおtheを぀けるずは限らず、たずえばオックスフォヌド倧孊 Oxford University には the を぀けない。 囜名ずしおの「日本」 Japan にも、the を぀けないのが普通。 === 物質名詞 === gold 金や iron鉄 などの物質名は通垞、物質名詞である。 「物質名詞」ずいうものの、必ずしも物質だけでなく、ほかにも、物䜓ずしお存圚しおいるものの特定の圢状をもたない液䜓や煙smokeなども物質名詞である。 なお、そもそも物䜓ずしお存圚しない「平和」などの抜象抂念は、物質名詞ではなく「抜象名詞」である。 さお、ずもかく物質名詞の䟋ずしおは、たず water や milk や coffee や wine などの液䜓や飲料の物質、 sugar などの粉䜓、 などがある。 なお、sugar を数える堎合、たずえば a spoonful of sugar スプヌン䞀杯の砂糖のように数える。 液䜓はべ぀に飲料出なくおもかたわない。 たずえば「ガ゜リン」gasoline も物質名詞である。 a gallon of gasoline ずか a liter of gasoline のように数える。 なお、飲料ずしおの water や milk などを数える堎合は、 容噚に泚目し、a glass of water や a cup of water や a bottle of milk のように容噚単䜍で数える。 ここでいう a glass ずは、ガラス補コップずいう意味である。 材質ずしおのガラス glass は物質名詞であり、数えられない。 日本人の感芚ずは違うが英語では、䞋蚘のものも物質名詞である。 英語では、「玙」paper や「パン」 bread は物質名詞である。 玙は a peace of paper たたは a sheet of paper 1枚の玙のように数える。 パンは、 a slice of bread 䞀切れのパンたたは a loaf of bread 䞀斀いっきんのパンのように数える。 バタヌ butter もチヌズ cheese も物質名詞である。 a pound of butter 1ポンドのバタヌのように数える。 money お金も物質名詞である。 倚額の金をあらわすずきに much を䜿うのず関連づけお芚えれば、money が数えられないこずを芚えやすいだろう。 英語では、玙幣 bill や硬貚 coin は数えられるが、お金そのものは数えられないずしお考えおいる。 雹 rain も、分類䞊は、物質名詞ずしおいる参考曞が倚い。 なお、rains ず蚀う堎合、豪雚や長雚など、やや別の意味になるロむダル英文法。 そのほか、wood朚質は材質ずしおの朚材・朚造を衚す堎合は物質名詞である。だが、ほかにも「䞀本の朚」のこずを wood ずいう甚法があり、この甚法の堎合は普通名詞である。このため、参考曞によっおは wood が物質名詞の項目では玹介されおいない堎合もある。 同様に、「石」stone も、材質ずしおの「石」「石造り」ならstoneは物質名詞である。しかし、手でもおる皋床の䞀個の石を蚀う堎合は普通名詞であり、耇数個あれば stones のようにも蚀える。 ここで玹介する名詞以倖にも、倚くの物質名詞がある。倚すぎお参考曞でも玹介しきれおおらず、参考曞ごずに玹介する名詞が違う有様なので、けっしお片っ端尟から䞞暗蚘の必芁は無い。 代衚的な物質名詞ず、その数え方や䜿い方をわかれば十分である。 === 抜象名詞 === 抜象名詞ずは、たずえば happiness 幞犏やbeauty 矎などである。なお、fun楜しみも抜象名詞。 information情報やadvice忠告、助蚀やnewsニュヌスなども抜象名詞である。 speech蚀論やwar戊争など行動が具䜓的に存圚するものであっおも、speechなどこれらの名詞は抜象名詞である。なお、「平和」 peace も抜象名詞である。 そのほか、kindness 芪切や homework 宿題など、よく参考曞では抜象名詞ずしお玹介される。 抜象名詞の皋床をあらわす堎合、倚い堎合・倧きい堎合は much たたは a lot of を䜿う。抜象名詞の皋床が少ない・小さい堎合は、 a little of を䜿う。 many , few, a few は䜿えない。 news や advice は、抜象名詞ではあるが、数を数える方法があり、 a piece of news ぀のニュヌスや a piece of advice 1぀のアドバむスのようにしお数えられる。 ほか、「 of  抜象名詞 」で、圢容詞的な意味になる。 This map is use to me. 「この地図は私にずっお圹にた぀」 This map is of no use to me. 「この地図は私にずっお圹に立たない」 吊定の堎合は、「 of no 抜象名詞 」になる。 This book is of great use to me. 「この地図は私にずっお倧倉に圹に立぀」 ※むンスパむア、ゞヌニアスに䌌た䟋文 of great use で「倧倉圹に立぀」の意味むンスパむア、ゞヌニアス。 This information is of importance to me. 「この情報は私にずっお重芁だ」 This information is of value to me. 「この情報は私にずっお䟡倀がある」 This information is of no importance to me. 「この情報は私にずっお重芁でない」 This information is of no value to me. 「この情報は私にずっお䟡倀がない」 関連しお、前眮詞 of にはofには「性質」の意味もあり、 a man of ability 「有胜な人」゚バグリ、むンスパむア a man of courage 「勇敢な人」ファクト、むンスパむア のような甚法もある。 He is a man if ability. 「圌は有胜な人だ」゚バグリ with care で 副詞 carefully 「泚意深く」ず同じ意味。 䞀般に 「with 抜象名詞」で副詞的は働きをするゞヌニ、むンスパ。 with ease なら easily ず同じで「簡単に」の意味。 Tom did it with ease. 「トムはそれをやすやすずやった」青チャに䌌た䟋文 You can read this book with ease. 「この本は簡単に読める」むンスパに同じ䟋文 Tom did it with care. 「トムはそれを泚意深く行った」青チャに䌌た䟋文 「Tom did it with ease. 」を Tom did it easily. ず蚀っおも意味は同じ。同様に Tom did it with care.  Tom did it carefully. である。 == その他 == 英語の名詞を䜿う堎合、単数圢を䜿うか耇数圢を䜿うかは、ネむティブではない私たち日本人には難しい問題である。だが桐原ファクトいわく、迷ったら耇数圢を䜿えば実甚䞊は枈む堎合が倚い、ずのこずである。 a novelist and poet 「小説家であり詩人でもある人の人」 a novelist and a poet 「人の小説家ず人の詩人」合蚈2人 a knife and fork 「ナむフずフォヌク」 ナむフずフォヌクは、英米での食事では、通垞はセットで䜿う。 同様に a cup and saucer 「皿぀きカップ」 などの衚珟もある。 == 名詞ず性別 == 名詞の性別に぀いおは䞭孊校で習ったずおり。 高校でずくに新しく芚えるこずはない。そのため、参考曞では名詞の性別に぀いお、玹介しおない参考曞も倚い。 青チャヌトずむンスパむアが、名詞の性別gender ゞャンダヌに぀いお玹介しおいる。※ 青チャヌトが「 gender 」ずいう単語を玹介。 参考曞によっお、性別の分類が少し違う。 青チャヌトでは、男性名詞、女性名詞、䞭性名詞、通性名詞、の分類。 むンスむパむアでは、男性名詞、女性名詞、䞭性名詞、の分類。 たず、青チャヌトずむンスパむアの共通点ずしお、 boy, brother ,man ,father は男性名詞であり、代名詞は he で受ける。 girl や sister や lady や woman や mother, は女性名詞であり、代名詞は she で受ける。 man が本圓に男性名詞かは、老人を old man ずいったりず疑問もあるかもしれないが、高校英語の参考曞的にはman は男性名詞であるこずになっおいる。 䞊蚘のboy などの䟋のように、珟実䞖界では人間である䜕かを珟す単語では、その人間の自然界での性別sexず、単語の性別genderずは䞀臎する。 英語では、珟実䞖界の性別のないものは、ずくに男性名詞でもなく女性名詞でもないのが䞀般的であり、よっお「䞭性」名詞たたは「通性」名詞などず呌ばれる分類をされる青チャヌト。ただし、文孊的衚珟などで、若干の䟋倖があるが、埌述する。 baby や person のように、単語だけでは性別が䞍明な堎合は、ずりあえず代名詞は it で受ける青チャ、むンスパ。ただし文脈などから性別が刀定できる堎合、he や she に眮き換えるロむダル英文法。 動物・ペットなどは普通は it で受けるが、実際の性別に合わせお he たたは she で受けるこずも可胜である青チャヌト、むンスパ。 star や flower などの代名詞は単数はit で、耇数は they で受ける。 ;「通性」ず「䞭性」 珟代の日本語では「䞭性」ずいう衚珟を、あたかも女性的な芋かけの男性、たたは男性的な芋かけの女性などに察しお䜿うこずがある。 しかし英文法でいう「䞭性」は、それずは意味が違う。英文法でいう「䞭性」ずは、無生物の star星 や flower花のように、性別がない名詞のこずである。 さお、青チャヌトおよびロむダル英文法では、baby や person のように、ふ぀うは人間の男性か女性かのどちらかではあるはずだが、単語だけでは性別を決定できない名詞のこずを「通性」ずしおいる。 䞀方、star や flower などは「䞭性」名詞であるずしおいおり、it で受ける。 むンスパむアでは「通性」の語を玹介せず。、star や flower などは「䞭性」名詞であるずしおいおり、it で受けるずしおいる。 ;文孊的な性別 「囜」は本来、itで受ける。だが、文孊たたは䜕らかの事情により、「囜」をshe で受けるこずもある。 同様、船や愛車青チャヌトなどの乗り物を she で受けるこずもある青、むンスパ。 ほか、moon, sea を she で受けるこずもあるむンスパ。 sun, river を he で受けるこずもあるむンスパ。 ;男女でちがう名詞 actor 「男優」 actress 「女優」 god 「男の神」 goddess 「女神」 prince 「王子」 princess 「王女」 のように、いく぀かの名詞では ess が語尟に぀くず女性名詞になる。たた、䞊蚘のように語尟にessの぀いおない圢が、それらの名詞の男性名詞である。 ただし、近幎では actor を男優に限定するのは性差別だずされ、女優もふくめお男優も女優も「俳優」は actor ずする傟向がある青チャヌト。 同様に、か぀おレストランなどのりェむタヌに぀いお、 waiter 男のりェむタヌ waitress りェむトレス女性 だったが、近幎では男女ずも waiter で衚すようになっおきおいる青チャヌト。 waitperson ずいう堎合もあり、男女ずも waitperson で受けるむンスパむア。 なお、旅客航空機のスチュワヌデス stewardess は女性名詞である。これを男性名詞にするず steward スチュワヌドになる青チャヌト。 しかし近幎は、flight attendant たたは cabin attendant 「客宀乗務員」ずいう別の単語に眮き換わっおおり、男女ずもにそれを䜿う。 man ずいう単語は性差別的であるずされ、英米では別の単語に蚀い換えおいる傟向が倧きい。 消防士 fireman → firefighter 議長 chairman → chairperson 販売員 salesman → salesperson たたは店舗販売員なら shop assistant 青チャなど 譊察官 policeman → police officer など。 ;叀語 英語の叀語では、自然の性別をもたない抜象名詞や物質名詞などにも、男性たたは女性の性別「文法䞊の性」が割り圓おられおいた過去があったが、珟代では倧郚分が消倱しおいるのでむンスパむア、高校生は芚える必芁は無い。高校の範囲を倧きく超えおおり、倧孊の英語孊研究の範囲。 なお、むンスパむアにある「文法䞊の性」ずは、䞊蚘のような英語の叀語などにあった抜象名詞や物質名詞などの性別のこず。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:31Z
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高校英語の文法/冠詞
冠詞の a および an が䞍定冠詞である。 a および an の基本的な意味は、「1぀の」である。 Rome was not built in a day. 「ロヌマは䞀日にしおならず」 ※ロむダル、ブレむクスルヌ a か an のどちらを䜿うかは、発音によっお決たる。(語の぀づりではない) 名詞の最初の発音が母音なら、䞍定冠詞はanになる。 なので、 an hour 「1時間」や an SOS のように、䞍定冠詞のあずの぀づりが母音でなくおも、発音が母音なので冠詞が an になる。 もちろん an apple や an egg など、発音も぀づりも母音のものは、䞍定冠詞もanになる。 文章䞭か䌚話などで、それたで話題に出おこなかった、初めお話題に出おくる名詞に぀いお、1぀の名詞なら冠詞は a たたは an である(青チャ、゚バヌ)。 なお、話題で2回目以降に出おくるものに぀いおは、特定できる語の冠詞ずしお the を぀けるのが䞀般的(むンスパ)。 時間や重さや量や個数などの単䜍ずずもに甚いお「1~に぀き」の意味がある(青チャ)。 An apple a day keeps the doctor away. 「1日1個のりんごを食べれば医者はいらない」(こずわざ) once a day 「1日に1回」 twice a day 「1日に2回」、ブレむクスルヌ These apples are 1,000 yen a box. 「そのリンゎは䞀箱1000円です」※青チャに䌌た䟋文 These apples are 600 yen a box. 「そのリンゎは䞀袋600円です」※ゞヌニアスに䌌た䟋文 「ある~の」(= a certain)ずいう意味もある。 in a sense 「ある意味では」 It is a true in a sense. 「ある意味では、それは正しい」 ※ ロむダルに同じ䟋文、むンスパむアに䌌た䟋文 「a ~(人名)」で、「~のような人」の意味がある。 He is a Edison. 「圌ぱゞ゜ンのような人だ。」 aには「いくらかの」ずいう意味もあり、some に近い意味である。 from a distance たたは in a distance で「いくらか離れお」の意味(むンスパ)。 いくらかの意味のa を䜿った慣甚句ずしお、 at a distance (いくらか離れお) after a while 「しばらくしお」 once in a while 「時折(ずきおり)」 などがある(青チャ、)。 その他、ほかの意味の a も含めれば、 a たたは an を䜿った慣甚句ずしお at a loss 「途方にくれお」 in a hurry 「急いで」 come to an end 「終わる」 all of a sudden 「突然」 などが加わる(青チャ、むンスパ)。 倩䜓ずしおの「月」 moon はひず぀しか存圚しないので、the moon ず冠詞を぀けおいう。 しかし、「半月」は a half moon である。 これは、「満月」「新月」「半月」「䞉日月」など、月のいく぀もある状態のうちの䞀぀ずいう意味で、a になっおいる。 定冠詞 the も䞍定冠詞 a/an も䜿わないのを、無冠詞ずいう。 物質名詞、抜象名詞など、もずもず冠詞を䜿わずに䜿う皮類の名詞は、それらの皮類の名詞が䞀般的な意味で䜿われおいる堎合は無冠詞である。 なので、information 「情報」や、「お金」money や「金」gold なども、無冠詞である。 ただし、water は、the water で、海やプヌルや池など、倧量の氎のたたっおいる堎所ずいう意味になる。 「電車で」by train, 「飛行機で」by plane など亀通手段は無冠詞である。by bicycle のように、自分の足で動かす乗り物でも同様(ブレむク)。 ただし、これらのもずもずの単語(train や plane など)は無冠詞の名詞ではないので、どちらかずいうず、論理的なものずいうよりも慣甚衚珟である。 たた、「埒歩で」on foot のように、移動手段も無冠詞が普通。なお、埒歩の堎合、byではなくonになるこずに泚意。 by sea (「海路で」)や by air (「空路で」)や by land (「陞路で」)のように経路も無冠詞(むンスパ、青チャ)。 亀通手段に限らず、「電話で」by phone や「eメヌルで」by email も無冠詞である。 なお、eメヌルは email のほか e-mail ずハむフンを぀けお曞いおもいい。 そのほか、go to bed や go to school などにおける bed や schoolなど、䞀郚の慣甚衚珟䞭の名詞に無冠詞のものがある。 これは、bedの堎所よりも寝るこずが意味の重点であったり、schoolの堎所よりもそこで勉匷するこずが意味の重点であるずも考えられるが、最終的には慣甚衚珟ずしお芚えるべきであろう。 参考曞では、go to bed や go to school などの無冠詞の説明で、よく「機胜」や「圹割」に焊点を圓おた堎合である、などずいう(ゞヌニアス総合、フォレスト)。go to church 「教䌚に行く」も同様、無冠詞であり、たた瀌拝などをするために(ロむダル英文法)行っおいるこずを暗に瀺しおいる。 だが実際、銀行にいく堎合、 go to the bank や go a bank ずいうのが通垞である(ロむダル英文法)。 このように、go to bed や go to school は単なる慣甚衚珟に過ぎず、あたり論理的な根拠があるわけではない。参考曞の理屈を鵜吞みにしすぎおはいけない。あんなのは、文科省的な建前である。 after school 「攟課埌」(青チャ)、 lie in bed 「ベッドで暪になる」(ゞヌニアス) (be) in bed 「就寝䞭で」(むンスパ)、「be」 はwiki偎で远蚘 などもある。 なお、「入院䞭」は、むギリスでは (be) in hospital で無冠詞だが、アメリカでは (be) in the hospital ず冠詞あり(青チャ、むンスパ)。 建物ではないが、play soccer や play tennis や play chess (チェスをする)や play baseball のようにplayずいっしょに䜿われるスポヌツやゲヌムの堎合、play などの動詞ずいっしょに䜿われるなら、無冠詞である(青チャ、むンスパ、ブレむクスルヌ)。無冠詞である理由は、動詞的な意味合いが䜿いため、ず考えられおいる(青チャ)。 ただし、楜噚の堎合は the が必芁(むンスパ)。 食事では have lunch や eat lunch や eat breakfast や skip breakfast のように食事を動詞ず䞀緒に䜿うずきも無冠詞(青チャ、むンスパ、ブレむク)。 ただし、 The dinner was good . のように蚀う堎合、冠詞が必芁(青チャ)。 ほか、a late lunch 「遅れた昌食」のように蚀う堎合、a が必芁(ゞヌニアス、むンスパ)。 ほか、「数孊」mathematics や「歎史科目」 history のように孊校の教科名は無冠詞(むンスパ、ロむダル)。 study mathematics 「数孊を勉匷する」※むンスパ I like history. 「私は歎史(科目)が奜き」 ※ロむダル のようになる(むンスパ、ロむダル)。 そのほか、「倧統領」president, 「教授」professor 、「(医者や博士の意味での)先生」doctor など圹職の前には、冠詞は぀かない。 ほか、 at noon (正午に)、by accident(偶然に), in fact (実際に) など、䞀郚の慣甚衚珟では冠詞が぀かない。 ほか、from door to door 「䞀軒䞀軒」(※゚バグリ、青チャ)や、from beginning to end 「始めから終わりたで」(※ロむダル英文法)のように、from ~ to ・・・ の衚珟は無冠詞になる。 husband and wife 「倫婊」※むンスパ、ロむダル day and night 「昌倜」 day after day 「毎日毎日」 hand in hand 「手を぀ないで」 side by side 「䞊んで」※ロむダル、むンスパ、青チャ など、無冠詞ずなる慣甚衚珟が色々ある(むンスパ、青チャ)。 季節(summer や winter など)は、the を付けなくおもいいが、぀けおもいい(むンスパ、ロむダル)。 ただし、 the spring of 2001 のように of が぀いお特定される堎合は季節にも theが぀くのが通垞。 青チャヌトいわく day by day,(日ごずに) day after day,(来る日も来る日も) ※むンスパ、青チャ arm in arm,(腕を組んで) young and old(老いも若きも) face to face(向かい合っお) などがある。 むンスパむアいわく、 from time to time (ずきどき) step by step (䞀歩䞀歩) など。 その他、熟語的衚珟で無冠詞のものがある。 at noon (正午に)、by accident(偶然に), in fact (実際に) など、䞀郚の慣甚衚珟では冠詞が぀かない。 むンスパいわく by chance 「偶然に」、 by mistake 「誀っお」m catch sight of ~ 「~を芋぀ける」 at hand 「手元に」、 青チャヌトいわく take part in 「~に参加する」 take place 「起こす、催される」 ※むンスパ、青チャヌト. むンスパでは「起こる」 など。 ほか、新聞の芋出しなどで、冠詞が省略されるこずがあるが(ロむダル英文法)、参考曞界隈ではロむダル以倖は玹介しおいない。
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=== 冠詞 === ==== 䞍定冠詞 ==== 冠詞の a および an が䞍定冠詞である。 a および an の基本的な意味は、「1぀の」である。 Rome was not built in a day. 「ロヌマは䞀日にしおならず」 ※ロむダル、ブレむクスルヌ a か an のどちらを䜿うかは、発音によっお決たる。語の぀づりではない 名詞の最初の発音が母音なら、䞍定冠詞はanになる。 なので、 an hour 「1時間」や an SOS のように、䞍定冠詞のあずの぀づりが母音でなくおも、発音が母音なので冠詞が an になる。 もちろん an apple や an egg など、発音も぀づりも母音のものは、䞍定冠詞もanになる。 文章䞭か䌚話などで、それたで話題に出おこなかった、初めお話題に出おくる名詞に぀いお、1぀の名詞なら冠詞は a たたは an である青チャ、゚バヌ。 なお、話題で回目以降に出おくるものに぀いおは、特定できる語の冠詞ずしお the を぀けるのが䞀般的むンスパ。 ;その他の a の甚法 時間や重さや量や個数などの単䜍ずずもに甚いお「に぀き」の意味がある青チャ。 An apple a day keeps the doctor away. 「日個のりんごを食べれば医者はいらない」こずわざ once a day 「日に1回」 twice a day 「1日に2回」、ブレむクスルヌ These apples are 1,000 yen a box. 「そのリンゎは䞀箱1000円です」※青チャに䌌た䟋文 These apples are 600 yen a box. 「そのリンゎは䞀袋600円です」※ゞヌニアスに䌌た䟋文 「あるの」 a certainずいう意味もある。 in a sense 「ある意味では」 It is a true in a sense. 「ある意味では、それは正しい」 ※ ロむダルに同じ䟋文、むンスパむアに䌌た䟋文 「a 人名」で、「のような人」の意味がある。 He is a Edison. 「圌ぱゞ゜ンのような人だ。」 aには「いくらかの」ずいう意味もあり、some に近い意味である。 from a distance たたは in a distance で「いくらか離れお」の意味むンスパ。 いくらかの意味のa を䜿った慣甚句ずしお、 at a distance いくらか離れお after a while 「しばらくしお」 once in a while 「時折ずきおり」 などがある青チャ、。 その他、ほかの意味の a も含めれば、 a たたは an を䜿った慣甚句ずしお at a loss 「途方にくれお」 in a hurry 「急いで」 come to an end 「終わる」 all of a sudden 「突然」 などが加わる青チャ、むンスパ。 ==== 定冠詞 ==== 倩䜓ずしおの「月」 moon はひず぀しか存圚しないので、the moon ず冠詞を぀けおいう。 しかし、「半月」は a half moon である。 これは、「満月」「新月」「半月」「䞉日月」など、月のいく぀もある状態のうちの䞀぀ずいう意味で、a になっおいる。 ==== 無冠詞 ==== 定冠詞 the も䞍定冠詞 a/an も䜿わないのを、無冠詞ずいう。 物質名詞、抜象名詞など、もずもず冠詞を䜿わずに䜿う皮類の名詞は、それらの皮類の名詞が䞀般的な意味で䜿われおいる堎合は無冠詞である。 なので、information 「情報」や、「お金」money や「金」gold なども、無冠詞である。 ただし、water は、the water で、海やプヌルや池など、倧量の氎のたたっおいる堎所ずいう意味になる。 「電車で」by train, 「飛行機で」by plane など亀通手段は無冠詞である。by bicycle のように、自分の足で動かす乗り物でも同様ブレむク。 ただし、これらのもずもずの単語train や plane などは無冠詞の名詞ではないので、どちらかずいうず、論理的なものずいうよりも慣甚衚珟である。 たた、「埒歩で」on foot のように、移動手段も無冠詞が普通。なお、埒歩の堎合、byではなくonになるこずに泚意。 by sea 「海路で」や by air 「空路で」や by land 「陞路で」のように経路も無冠詞むンスパ、青チャ。 亀通手段に限らず、「電話で」by phone や「eメヌルで」by email も無冠詞である。 なお、eメヌルは email のほか e-mail ずハむフンを぀けお曞いおもいい。 そのほか、go to bed や go to school などにおける bed や schoolなど、䞀郚の慣甚衚珟䞭の名詞に無冠詞のものがある。 これは、bedの堎所よりも寝るこずが意味の重点であったり、schoolの堎所よりもそこで勉匷するこずが意味の重点であるずも考えられるが、最終的には慣甚衚珟ずしお芚えるべきであろう。 参考曞では、go to bed や go to school などの無冠詞の説明で、よく「機胜」や「圹割」に焊点を圓おた堎合である、などずいうゞヌニアス総合、フォレスト。go to church 「教䌚に行く」も同様、無冠詞であり、たた瀌拝などをするためにロむダル英文法行っおいるこずを暗に瀺しおいる。 だが実際、銀行にいく堎合、 go to the bank や go a bank ずいうのが通垞であるロむダル英文法。 このように、go to bed や go to school は単なる慣甚衚珟に過ぎず、あたり論理的な根拠があるわけではない。参考曞の理屈を鵜吞みにしすぎおはいけない。あんなのは、文科省的な建前である。 after school 「攟課埌」青チャ、 lie in bed 「ベッドで暪になる」ゞヌニアス be in bed 「就寝䞭で」むンスパ、「be」 はwiki偎で远蚘 などもある。 なお、「入院䞭」は、むギリスでは (be) in hospital で無冠詞だが、アメリカでは (be) in the hospital ず冠詞あり青チャ、むンスパ。 建物ではないが、play soccer や play tennis や play chess チェスをするや play baseball のようにplayずいっしょに䜿われるスポヌツやゲヌムの堎合、play などの動詞ずいっしょに䜿われるなら、無冠詞である青チャ、むンスパ、ブレむクスルヌ。無冠詞である理由は、動詞的な意味合いが䜿いため、ず考えられおいる青チャ。 ただし、楜噚の堎合は the が必芁むンスパ。 食事では have lunch や eat lunch や eat breakfast や skip breakfast のように食事を動詞ず䞀緒に䜿うずきも無冠詞青チャ、むンスパ、ブレむク。 ただし、 The dinner was good . のように蚀う堎合、冠詞が必芁青チャ。 ほか、a late lunch 「遅れた昌食」のように蚀う堎合、a が必芁ゞヌニアス、むンスパ。 ほか、「数孊」mathematics や「歎史科目」 history のように孊校の教科名は無冠詞むンスパ、ロむダル。 study mathematics 「数孊を勉匷する」※むンスパ I like history. 「私は歎史科目が奜き」 ※ロむダル のようになるむンスパ、ロむダル。 そのほか、「倧統領」president, 「教授」professor 、「医者や博士の意味での先生」doctor など圹職の前には、冠詞は぀かない。 ほか、 at noon 正午に、by accident偶然に, in fact 実際に など、䞀郚の慣甚衚珟では冠詞が぀かない。 ほか、from door to door 「䞀軒䞀軒」※゚バグリ、青チャや、from beginning to end 「始めから終わりたで」※ロむダル英文法のように、from  to ・・・ の衚珟は無冠詞になる。 husband and wife 「倫婊」※むンスパ、ロむダル day and night 「昌倜」 day after day 「毎日毎日」 hand in hand 「手を぀ないで」 side by side 「䞊んで」※ロむダル、むンスパ、青チャ など、無冠詞ずなる慣甚衚珟が色々あるむンスパ、青チャ。 季節summer や winter などは、the を付けなくおもいいが、぀けおもいいむンスパ、ロむダル。 ただし、 the spring of 2001 のように of が぀いお特定される堎合は季節にも theが぀くのが通垞。 青チャヌトいわく day by day,日ごずに day after day,来る日も来る日も ※むンスパ、青チャ arm in arm,腕を組んで young and old老いも若きも face to face向かい合っお などがある。 むンスパむアいわく、 from time to time ずきどき step by step 䞀歩䞀歩 など。 その他、熟語的衚珟で無冠詞のものがある。 at noon 正午に、by accident偶然に, in fact 実際に など、䞀郚の慣甚衚珟では冠詞が぀かない。 むンスパいわく by chance 「偶然に」、 by mistake 「誀っお」 catch sight of  「を芋぀ける」 at hand 「手元に」、 青チャヌトいわく take part in 「に参加する」 take place 「起こす、催される」 ※むンスパ、青チャヌト. むンスパでは「起こる」 など。 ほか、新聞の芋出しなどで、冠詞が省略されるこずがあるがロむダル英文法、参考曞界隈ではロむダル以倖は玹介しおいない。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:10Z
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高校英語の文法/時制
ゞヌニアス、ロむダル英文法にある兞型的な䟋文だが、 「私は、圌が忙しいず思う」 I think that he is busy. 「私は、圌が忙しいず思った」 I thought that he was busy. これを分析しよう。䞻節が「思った」ず過去圢になるず、英語では、埓属節の意味が「忙しい」ず珟圚圢であっおも、䞻節にあわせお he was busy のように動詞が過去圢になりたす。このような珟象を「時制の䞀臎」(じせいのいっち)ず蚀いたす。 時制の䞀臎が起きるのは、䞻節が過去圢たたは過去完了圢の堎合だけである。なお、過去完了圢に぀いおは高校で習う。 ぀たり、珟圚圢・珟圚進行圢・珟圚完了圢および未来・未来完了圢では、時制の䞀臎は起きない。 ほか、埓属節がもずから過去完了の堎合、䞻節が珟圚圢から過去圢に倉わっおも、(※wiki远蚘 : もはやこれ以䞊は埓属節の時制を叀くはできないので、)埓属節の時制の倉化はせず、埓属節の時制は過去完了のたたである(むンスパむア)。 なお、過去から芋た過去を蚀い衚す堎合は、埓属節は過去圢のたたかあるいは過去完了(倧過去)になる。参考曞ではいちいち分析しないが、「時制の䞀臎」の芳点からも、「倧過去」を考えるこずができる。 埓属節が未来系であっおも、䞻節が過去圢でありさえすれば、時制の䞀臎は起きる。たずえば䟋文、 「圌が~するだろうず思う」 I think he will ~. 「圌が遅れるだろうず思った。」 I thought he would ~. である。 埓属節で「氎は100床で沞隰する」ずか「光は音よりも速く䌝わる」などの物理法則を習ったずか教わった、ずかなどず堎合は、習った時点が過去であっおも、埓属節の時制は珟圚圢である。 これに準じおか、歎史的事実を習ったり知ったりした堎合などは、その事実を習ったりした時点が過去であっおも、埓属節をけっしお過去完了圢にせず(倧過去にせず)、埓属節は単なる過去圢にする。 たた、「圌は毎日散歩をする」ずか「圌は毎日ゞョギングをする」など、珟圚も通甚しおいる習慣を衚す堎合、埓属節を過去にせず珟圚圢にするのが普通。 ただし、習慣に぀いおは、必ずしも埓属節を必ず珟圚圢にしないずいけないわけではなく、惰性的に䞻節が過去圢なら埓属節もひきづられお過去圢にするこずも実際にはよくあるのが珟実である(ロむダル英文法) ただし、習慣の内容の埓属節を過去圢にした堎合、果たしお珟圚もその習慣が続いおいるか分からない、ずいう解釈をされるおそれがある。なので高校生向けの英文法参考曞などでは、習慣に぀いおは時制の䞀臎の䟋倖ずしお珟圚圢にするずいう教育が奜たれおいる。 仮定法の堎合も、時制の䞀臎の䟋倖である。 なお、実珟しなかった願望を衚す意味での仮定法は基本、仮定法過去たたは仮定法過去完了のどちらか片方である。 これずは別に「仮定法珟圚」ずいうのがあるが、願望の衚珟ではなく、か぀おは条件文などで仮定法珟圚が䜿われおいた歎史もあったが、しかし叀颚な衚珟方法であり、なので21䞖玀ではあたり䜿われない。叀颚な文䜓を意図的に曞く堎合などで、仮定法珟圚を甚いる堎合もある。 未来の出来事であっおも、亀通機関の時刻衚にもずづく出来事や、カレンダヌにもずづく行事などは、確定的な未来であるずしお、動詞は珟圚圢で衚す。 The flight leaves at 10:30. 「その飛行機は10時30分に出発する。」 なお、「飛行機」はであっおもいい(青チャヌト)。 The plane leaves at 10:30. 「その飛行機は10時30分に出発する。」 ほか、珟圚進行圢で、比范的近い、自身などの予定を衚せる。 I'm leaving for Sapporo tomorrow. 「私は明日、札幌に行く予定です。」 I'm visiting Sapporo tomorrow. 「私は明日、札幌に行く予定です。」 䞊述の珟圚進行圢による予定の衚珟には、珟圚その準備や手配を具䜓的に敎えおいるずいう含みもある。 be about to ~ 「たさに~が始たろうずしおいる」 be about to は、ごく近い未来に起きようずしおいる䜕か、しようずしおいる事に察しお䜿うので、なので、tomorrow ずか next week ずかの未来を衚す副詞句は䌎わないのが普通(青チャヌト、ブレむク、むンスパ)。now ずずもに䜿うこずは可胜(ゞヌニアス)。 過去圢 was about to や were about to で䜿うこずも可胜であり、その堎合は「~しようずしおいたずころだった」の意味になる堎合もある(青チャヌト、ロむダル)。 そのほか、実珟しようずしおたが実珟しなかったこずに䜿う甚法もある(むンスパ)。 これずほずんど同じ意味で、 be on the point of ~ing ずいうのもある(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。 䞭孊でも習ったように、 be going to ~(䞍定詞) 「~する぀もりだ」で、あらかじめ考えおいた未来の予定・景気悪を衚すのが(むンスパむア、青チャヌト)、通垞である。 だが䟋倖的に、「行く予定である」を be going to go ずいうのも、口調が悪いず考える人もいお、この堎合は to go が省略されるこずもある(ロむダル、むンスパむア)。 be going on a picnic 「ピクニックに行く぀もりだ」※ むンスパむア ほか、「来る぀もり」 going to come の代わりに「coming」ず蚀う堎合もある(※ むンスパむア)。 なお、will は、その堎で考えた意志にもずづく未来の予想に䜿う。 たずえば、家族に「冷蔵庫に牛乳がないよ」ずか「時蚈が壊れた」ずか蚀われお、その返事ずしお䞋蚘、 I'll get a new one today. 「それ今日、買っおくるわ。」 ※ 牛乳がないこずに、家族に蚀われお初めお気づいた I'm going to get a new one. 「それなら、今日買う぀もりだよ。」 ※ 牛乳がなくなるこずを事前に予想しおいたり既に知っおいたりしお、賌入蚈画をすでに立おおあった ずいうニュアンスの違いがある(青チャヌト、むンスパむア)。 そのほか、「be to 動詞の原圢」぀たり 「be to䞍定詞」で、公的な予定を衚す。 The earth goes around the sun. 「地球は倪陜のたわりを回っおいる。」 のように、時間の経過により倉化しない真理・䞀般的事実は、珟圚圢であらわす(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。 なお、むンスパむアでは、 The moon goes around the earth. 「月は地球のたわりを回っおいる。」 である。 ほか、 Water consists of hydrogen and oxygen. 「氎は氎玠ず酞玠から成る。」※゚バヌグリヌン、ロむダル ほか、こずわざも珟圚圢が普通。 All roads lead to Rome. 「すべおの道はロヌマに通ず」※ ゞヌニアス Practice makes perfect. 「習うより慣れろ」 ※むンスパむア The earky bird catches the worm. 「早起きの鳥は虫を捕らえる。」(「早起きは䞉文の埗」に盞圓)※青チャヌト なお、「ロヌマは䞀日にしおならず」は過去圢。 Rome was not built in a day. 「ロヌマは䞀日にしおならず」※ むンスパむア John pass the ball to Mike. He kicks to the goal. 「ゞョンがボヌルをマむクにパス。マむク、ゎヌルぞシュヌト。」 ※ 青チャヌト、むンスパむア。 なお、実況攟送では、進行の順番どおりに説明しおいくのが普通(むンスパむア)。 「歎史的珟圚」ず蚀い、小説などで、過去の出来事でも、たるで目の前で起きおいるかのように、珟圚圢で衚す衚珟技法がある。(※ 青チャヌト、むンスパむア。) そのほか、叀人の蚀葉を匕甚するずき、「~は・・・ず蚀っおいる」ず珟圚時制 says を甚いるこずがある。過去時制でも良い(むンスパむア)。 時・条件を衚す副詞節においお、 条件 if(もし~ならば), unless(もし~でなければ), 時 when(~のずき), after(~しおから), before(~の前に), until /till (~たでに), as soon as(~するずすぐに), などで始たる副詞節の䞭では、未来の内容であっおも、動詞の珟圚圢を䜿う(むンスパむア、青チャヌト)。 進行圢の甚法は基本的には、継続䞭の動䜜を衚すための甚法です。 ですが、ほかにも、 die (死ぬ)の進行圢 dying (死にかけおいる)のように、状態が移りかけおいる最䞭であるずいう甚法もありたす(青チャヌト)。 begin, stop end, open, die, sink などの進行圢は、それぞれ「~しかけおいる」「~しようずしおいる」の意味です(青チャヌト)。 たた、これずは別に、 cough (咳をする)など瞬時で終わる動䜜に぀いおは、その動䜜が䞀回限りではなく䜕床か繰り返しお行われおいる堎合には coughing のように進行圢にするこずもよくありたす(桐原ファクトブック)。nod(うなづく)が進行圢 nodding の堎合にも、繰り返しうなづいおいる、ずいう意味です(桐原ファクトブック)。 日本語では、たずえば、し぀こい䜕かにうんざりするずき、「い぀も~ばかりしおいる」のように批刀するこずがありたす。英語でも同様のよう王がありたす。 英語の repeatedly (繰り返しお)や always(い぀も)やconstantly(たえず)や all the time(終始) には、 話し手や曞き手が䞍満をもっおいるずきにそれらの副詞が䜿われる、ずいう甚法もありたす(むンスパむア、桐原ファクト、青チャヌト)。 ただし、alwaysがある文だからずいっお非難ずは限らず、文脈によっおは特に非難はなかったり(ゞヌニアス)、堎合によっおは賞賛の堎合もあるので(青チャヌト)、早合点しないこず。 be living は、䞀時的に䜏んでいる堎合にだけ䜿う(゚バヌグリヌン、むンスパむア、ゞヌニアス)。 He is living in Tokyo. 「圌は東京に䞀時的に䜏んでいる。」 このように、䞀時性を匷調するために進行圢が䜿われる堎合もある。 なお、完了圢で He has lived in Tokyo for ten years. 「圌は東京に10幎間䜏んでいる」のように蚀うのは構わないし、完了進行圢でも He has been living in Tokyo for ten years. ずも蚀える(むンスパむア)。 䞋蚘の話は、完了圢でない通垞の珟圚圢での進行圢(぀たり単なる珟圚進行圢)のはなしです。 他の堎合ずしおは、掚移䞭の珟象を衚すのに進行圢が䜿われる堎合もある。 たずえば be resembling は、進行䞭の「䌌おきおいる」ずいう堎合にだけ䜿う。 He is resembling his father more and more. 「圌はどんどん父芪に䌌おきおいる。」 なお、 He resembles his mother.「圌は母に䌌おいる。」 である。この母に䌌おいるの文章を進行圢にしたらダメ(青チャヌト)。なぜなら resemble の堎合に進行圢は、(時間の経過ずずもに)「どんどん䌌おきおいる」ずいう掚移を衚す堎合にしか䜿えないからである。 resemble は「䌌おいる」ずいう状態を衚すので、だから resemble は「状態動詞」ずいうものに分類されるのが䞀般的。 be動詞 resemble などが状態動詞である。 だが、青チャヌトは「状態動詞」の甚語を採甚しおいない。べ぀にこの甚語がなくおも説明できるので、読者はたあ頭の片隅にしたっおおけばいい。 「状態動詞」の抂念を採甚しおいる参考曞では普通、動詞をおおたかに「動䜜動詞」か「状態動詞」かに二分する。 青チャヌトは「動䜜動詞」も「状態動詞」も採甚しおいないし、これらの抂念を知らなくおも入詊には察応できる。ゞヌニアスずむンスパむアが「状態動詞」などを採甚しおいるので、調べたい堎合はこれらの参考曞を調べればいい。 どの単語が状態動詞なのかも、参考曞によっお埮劙に違う。 ずりあえず、青チャヌトいわく、「物事の構成や関係を衚す動詞」(=ほが他曞の「状態動詞」に盞圓)は普通、進行圢にならない堎合が倚いずのこずであり、具䜓的には belong to (所属しおいる)、 resemble (䌌おいる)、differ (異なっおいる)、depend on (~に䟝存しおいる)、consist of (~から成り立っおいる)、contain (~を含んでいる)、 などが、「原則ずしお進行圢にならない」ずのこず(青チャヌト)。むンスパむアにも、「状態や物事の構成、関係を衚す動詞は進行圢にならない」ずあり、belong, consist, deffer, resemble を䟋にあげおいる。 もっず手短に蚀えば、「状態を衚す動詞は進行圢にできない」である(むンスパむア、P83 自動詞ず他動詞)。ここでいう「状態」には、狭い意味での状態のほか、「物事の構成や関係」なども広い意味での状態に含めおいる。 「状態動詞」の説明の䟋ずしお「状態を衚す動詞」だず説明するのは、同矩反埩であり頭が悪そうである。それず比べるず、青チャヌトの説明は優れおいる。 なお、動䜜動詞は、進行圢にするこずができる(むンスパむア、P83)。 動詞 have に぀いお、「持぀」ずいう動䜜の意味では「動䜜動詞」ずいう分類である。䞀方、「持っおいる」ずいう意味でなら have は「状態動詞」である。このように、同じ単語でも、どの意味で考えるかによっお動䜜動詞なのか状態動詞なのかが異なる。 ほか、 have a breakfast 「朝食をずる」などの have もあり、これは行為をあらわす衚珟なので進行圢になる堎合もある(桐原ファクト)。 wear が参考曞のよくある䟋(ゞヌニアス、ブレむクスルヌ)。 He always(たたはusualy) wears a red sweater. 「圌はい぀も(たたは「よく」)赀いセヌタヌを着おいる。」 He is wearing a red sweater. 「圌は赀いセヌタヌを着おいるずころだ。」 知芚を衚す動詞 see や have などは状態動詞に分類される(むンスパむア、ブレむクスル-)。 知芚を衚す see(芋える) , hear(聞こえる), smell(においがする) ,taste (味がする),などは、ふ぀う、珟圚圢である。 なにかが「珟圚、芋えおいる最䞭である」こずを蚀いたい堎合、seeではなく、looking や watching を䜿う(青チャヌト、゚バヌグリヌンなど)。 なお、see には「䌚う」の意味もあり、䌚っおいる最䞭なら進行圢になる堎合もある(ゞヌニアス、むンスパ、ブレむク)。぀たり、「䌚う」の意味での see は動䜜動詞である(むンスパ、ブレむク)。 「聞こえおいる最䞭である」堎合なら、hear ではなく、listening を䜿う(゚バ)。 smellを進行圢にするず「においをかいでいる」ずいう、やや別の意味の動詞になる(ブレむクスルヌ)。「においがしおいる」(×)ずいうわけではない。 be tasting だず「味芋をする」ずきに䜿われる(青チャヌト)。このように進行圢だず意味が違う堎合がある。 そのほか、感情や心理を衚す動詞も、状態動詞に分類される(むンスパむア、ゞヌニアス)。心や感情などをあらわす like, love ,hate, want, hope,forget , , などいく぀かの動詞は、進行圢にならない(ゞヌニアス、゚バ)。 ただし、普通は進行圢にしない動詞でも、䟋倖的に䞀時的な動䜜や䞀時的な状態であるこずなどを匷調したい堎合、぀たり䞀時性を匷調したい堎合には、進行圢にするこずもある(むンスパむア)。 たた、単語のスペルは同じでも、違う耇数の意味をも぀堎合があり、そのような堎合に意味によっおは進行圢にすべきかどうかが、それぞれ違っおいるこずもある(むンスパむア)。 ほか、ゞヌニアスいわく「 I'm just Loving it. 」「奜きでたたらない」のように、本来なら進行圢にしないloveでも匷調のために進行圢にするこずもあるのが実際ずのこず(ゞヌニアス)。ただし、他の参考曞では蚘述が芋぀からない。 ある動詞が状態動詞であるかどうかの目安ずしお、継続的である事が倚い内容なら、普通は状態動詞である堎合が倚い(ゞヌニアス)。belong (所属する)や resemble (䌌おいる)などは状態動詞であり、たしかに継続的であろう。 たた、動䜜動詞は、状態動詞 see (単に目に映っおいる)ず動䜜動詞 look (芋ようずしお「芋る」)の違いなど。意志ず関係するこずが倚いこずを指摘する参考曞も倚い(ゞヌニアス、ブレむク)。だが、意思だけだず、感情(like など)の状態動詞ずの区別がしづらい。 たた、rain (雚が降る)やblow(颚がふく)など無生物の動詞でも動䜜動詞である。 このため、意思の有無によっお分類しようずするのは、あたり合理的ではない。 なので、それよりも、単に「 like や love は進行圢では䜿わない」ずでも芚えたほうが良いだろう。 なお、know (知る)も進行圢にはできない。なので know もlike や love などず同様に状態動詞である。 しかし、knowを「感情」「心理」ず解釈するのは、やや飛躍的である。 それよりも、「知っおいる最䞭」(?)みたいな衚珟をしないので、knowは進行圢にはならない、ず芚えたほうが良い(むンスパむア)。 think は「(・・・が~であるず)思う」の意味では状態動詞である(むンスパ、ブレむク)。 ただし、think は「考えおいる」の意味では What are you thinking about? 「あなたじゃ䜕を考えおるのですか?」のように進行圢を䜿うので(むンスパむア)。「考えおいる最䞭」ずも蚀うので、たあ「最䞭」分類は実甚的ではある。 状態動詞に分類されるのは、䞻に䞋蚘の3぀ 所有や所属を衚す動詞(belongなど)、 知芚を衚す動詞(hear や see など)、 感情をあらわす動詞(love や like など)、 である。 珟圚完了には、䞭孊校で習った基本の甚法の「完了(・結果)」・「継続」・「経隓」の3぀の甚法のほかにも、 終わったばかりの行為・状態を衚すのに䜿うこずがある(ゞヌニアス、桐原ファクト)。 なおゞヌニアスは、これを「継続」甚法の掟生の䞀皮だず考えおいる。䞀方、桐原は、そうではない。 桐原ファクトの理論立おは、単なる過去圢は、やや時間的に離れた過去を蚀うのに䜿うずいう事であり、完了圢は盎近の過去を䜿う甚法もあるずいう理論立お。なお、桐原はこれを「完了」の甚法に分類しおいる。 なお、䞊蚘のように、参考曞によっお、同じ甚法でも、「完了」に分類したり「継続」に分類したりず違っおいる。 青チャヌトおよびブレむクスルヌや゚バヌグリヌンも「完了」ずしお分類しおいるが、しかし理論立おの仕方が桐原ずは違う。青チャヌトおよびブレむクスル-では単に完了「すでに~しおしたった」ずいう兞型的な甚法のずなりに、さりげなく「ちょうど~したずころだ」ずいう蚳も茉せおいるだけである。 なお、この終わったばかりの行為・状態ずしおの完了の甚法では just (ちょうど)ずいう副詞を䜿う堎合も倚い(青チャヌト)が、now (たった今)の堎合もある(゚バヌグリヌン)。 進行圢でない単なる珟圚完了圢には、状態の継続の甚法がある。 䞀方、動䜜の継続に぀いおは、珟圚完了進行圢で蚀うこずが倚い。 I've been waiting here for an hour. 「私はここで䞀時間、埅ち続けおいる。」 How long have you been waiting for the train? 「どれくらい電車を埅っおいるのですか。」※ むンスパむア、゚バヌグリヌン He has been running for an hour. 「圌は䞀時間ずっず、ランニングし続けおいる」 ※ ゞヌニアス、゚バヌグリヌンなど なお、「He has been running for an hour.」 は、珟時点でランニングが終了しおも構わない(ブレむクスルヌ、むンスパむア)。だからずいっお、必ずしも珟圚完了進行圢では珟時点でランニング終了ずも限らないので(゚バヌグリヌン)、断定しないように。盎前たでの動䜜が終了しおいる堎合ず、ただ終了指定なお堎合ずの、䞡方の堎合がありうる(゚バヌグリヌン)。 参考曞によっおは動詞が running ではなく jogging の堎合もある(ゞヌニアス、ブレむクスルヌ)。 He has been jogging for an hour. 「圌は䞀時間ずっず、ゞョギングし続けおいる」 ほか参考曞では、倩候も、珟圚完了進行圢でよく蚀われる䟋文が倚い。 It has been raining for days. 「䜕日も雚が降り続いおいる。」 ※ ゞヌニアス、ブレむクスルヌ It has been raining all day. 「1日䞭雚が降り続いおいる。」 ※ むンスパむア。 なお「1日䞭」の1はむンスパむアでは算甚数字。 なお、完了圢で He has lived in Tokyo for ten years. 「圌は東京に10幎間䜏んでいる」のように蚀うのは構わないし、完了進行圢でも He has been living in Tokyo for ten years. ずも蚀える(むンスパむア)。 live の䟋でも分かるように、習慣を完了進行圢で蚀っおも構わない。 たずえばむンスパむアでは「私たちは6幎間ずっず英語を勉匷しおいたす」をhave been studying および have studied で説明しおいる。 ゚バヌグリヌンでは、「私たちは5幎間英語の勉匷をしおいたす」を We have studied English for five years. We have been studying English for five years. で説明しおおり(むンスパむアもほが同様の䟋文で five が six になっただけ)、゚バヌグリヌンいわく(珟圚完了圢ず)「珟圚完了進行圢ずの意味の違いは、たいがい、無芖できるほどわずかである。ずはいえ、長期に枡っお安定した状態を衚す堎合には、珟圚完了圢が奜たれる。」ずある。 ゞヌニアスでは「゚リヌは10歳の時から日蚘を぀づけおいる。」を has been keeping a diary で説明しおいる。 たさか英語以倖のこずを6幎間勉匷しおこない事は垞識的に考えらないし、垞識的に゚リヌも日蚘以倖の動䜜もしおいるのだろうから、぀たり䞊蚘の䟋文は習慣の意味だろう(参考曞では明蚀されおいない)。 たた、習慣の継続の意味では、別に完了進行圢でも、単なる完了圢でも、どちらでもいいこずが、䞊蚘の䟋文から分かる(参考曞では明蚀されおいない)。 これず䌌おいるが、さらに、hear(~を聞く), forget(~を忘れる), find(~ずわかる), understand(~がわかる)、learn, come などいく぀かの動詞では、珟圚圢で完了の意味を衚す堎合もある(゚バヌグリヌン、むンスパむア)。 learn ず come はむンスパむアが玹介。 ぀たり、 I forget his name. 「圌の名前を忘れおしたった。」 のように䜿う。むンスパむアいわく、これを完了圢で衚しおも構わない。぀たり、 I have forgotten his name. ずも蚀える。 hear, forget の件に぀いお、青チャヌトやゞヌニアスなど他の参考曞はここたで玹介しおいない。 䞀郚の参考曞にしか曞かれおない现かな知識よりも、たずは「時制の䞀臎」など入詊定番の抂念を理解しお䜿いこなせるようにするのが先決である。䞀郚の参考曞にある話題は、知識の補匷ずしお掻甚すればいいだろう。
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"title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "埓属節が未来系であっおも、䞻節が過去圢でありさえすれば、時制の䞀臎は起きる。たずえば䟋文、", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "「圌が~するだろうず思う」 I think he will ~.", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "「圌が遅れるだろうず思った。」 I thought he would ~.", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "埓属節で「氎は100床で沞隰する」ずか「光は音よりも速く䌝わる」などの物理法則を習ったずか教わった、ずかなどず堎合は、習った時点が過去であっおも、埓属節の時制は珟圚圢である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "これに準じおか、歎史的事実を習ったり知ったりした堎合などは、その事実を習ったりした時点が過去であっおも、埓属節をけっしお過去完了圢にせず(倧過去にせず)、埓属節は単なる過去圢にする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "たた、「圌は毎日散歩をする」ずか「圌は毎日ゞョギングをする」など、珟圚も通甚しおいる習慣を衚す堎合、埓属節を過去にせず珟圚圢にするのが普通。", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "ただし、習慣に぀いおは、必ずしも埓属節を必ず珟圚圢にしないずいけないわけではなく、惰性的に䞻節が過去圢なら埓属節もひきづられお過去圢にするこずも実際にはよくあるのが珟実である(ロむダル英文法)", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "ただし、習慣の内容の埓属節を過去圢にした堎合、果たしお珟圚もその習慣が続いおいるか分からない、ずいう解釈をされるおそれがある。なので高校生向けの英文法参考曞などでは、習慣に぀いおは時制の䞀臎の䟋倖ずしお珟圚圢にするずいう教育が奜たれおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "仮定法の堎合も、時制の䞀臎の䟋倖である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "なお、実珟しなかった願望を衚す意味での仮定法は基本、仮定法過去たたは仮定法過去完了のどちらか片方である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "これずは別に「仮定法珟圚」ずいうのがあるが、願望の衚珟ではなく、か぀おは条件文などで仮定法珟圚が䜿われおいた歎史もあったが、しかし叀颚な衚珟方法であり、なので21䞖玀ではあたり䜿われない。叀颚な文䜓を意図的に曞く堎合などで、仮定法珟圚を甚いる堎合もある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "未来の出来事であっおも、亀通機関の時刻衚にもずづく出来事や、カレンダヌにもずづく行事などは、確定的な未来であるずしお、動詞は珟圚圢で衚す。", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "The flight leaves at 10:30. 「その飛行機は10時30分に出発する。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "なお、「飛行機」はであっおもいい(青チャヌト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "The plane leaves at 10:30. 「その飛行機は10時30分に出発する。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "ほか、珟圚進行圢で、比范的近い、自身などの予定を衚せる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "I'm leaving for Sapporo tomorrow. 「私は明日、札幌に行く予定です。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "I'm visiting Sapporo tomorrow. 「私は明日、札幌に行く予定です。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "䞊述の珟圚進行圢による予定の衚珟には、珟圚その準備や手配を具䜓的に敎えおいるずいう含みもある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "be about to ~ 「たさに~が始たろうずしおいる」", "title": "" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "be about to は、ごく近い未来に起きようずしおいる䜕か、しようずしおいる事に察しお䜿うので、なので、tomorrow ずか next week ずかの未来を衚す副詞句は䌎わないのが普通(青チャヌト、ブレむク、むンスパ)。now ずずもに䜿うこずは可胜(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "過去圢 was about to や were about to で䜿うこずも可胜であり、その堎合は「~しようずしおいたずころだった」の意味になる堎合もある(青チャヌト、ロむダル)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "そのほか、実珟しようずしおたが実珟しなかったこずに䜿う甚法もある(むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "これずほずんど同じ意味で、", "title": "" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "be on the point of ~ing", "title": "" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "ずいうのもある(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "䞭孊でも習ったように、", "title": "" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "be going to ~(䞍定詞)", "title": "" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "「~する぀もりだ」で、あらかじめ考えおいた未来の予定・景気悪を衚すのが(むンスパむア、青チャヌト)、通垞である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "だが䟋倖的に、「行く予定である」を", "title": "" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "be going to go ずいうのも、口調が悪いず考える人もいお、この堎合は to go が省略されるこずもある(ロむダル、むンスパむア)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "be going on a picnic 「ピクニックに行く぀もりだ」※ むンスパむア", "title": "" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "ほか、「来る぀もり」 going to come の代わりに「coming」ず蚀う堎合もある(※ むンスパむア)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "なお、will は、その堎で考えた意志にもずづく未来の予想に䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "たずえば、家族に「冷蔵庫に牛乳がないよ」ずか「時蚈が壊れた」ずか蚀われお、その返事ずしお䞋蚘、", "title": "" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "I'll get a new one today. 「それ今日、買っおくるわ。」 ※ 牛乳がないこずに、家族に蚀われお初めお気づいた", "title": "" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "I'm going to get a new one. 「それなら、今日買う぀もりだよ。」 ※ 牛乳がなくなるこずを事前に予想しおいたり既に知っおいたりしお、賌入蚈画をすでに立おおあった", "title": "" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "ずいうニュアンスの違いがある(青チャヌト、むンスパむア)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "そのほか、「be to 動詞の原圢」぀たり 「be to䞍定詞」で、公的な予定を衚す。", "title": "" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "The earth goes around the sun. 「地球は倪陜のたわりを回っおいる。」", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "のように、時間の経過により倉化しない真理・䞀般的事実は、珟圚圢であらわす(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "なお、むンスパむアでは、", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "The moon goes around the earth. 「月は地球のたわりを回っおいる。」", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "である。", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "ほか、", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "Water consists of hydrogen and oxygen. 「氎は氎玠ず酞玠から成る。」※゚バヌグリヌン、ロむダル", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "ほか、こずわざも珟圚圢が普通。", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "All roads lead to Rome. 「すべおの道はロヌマに通ず」※ ゞヌニアス", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "Practice makes perfect. 「習うより慣れろ」 ※むンスパむア", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "The earky bird catches the worm. 「早起きの鳥は虫を捕らえる。」(「早起きは䞉文の埗」に盞圓)※青チャヌト", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "なお、「ロヌマは䞀日にしおならず」は過去圢。", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "Rome was not built in a day. 「ロヌマは䞀日にしおならず」※ むンスパむア", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "John pass the ball to Mike. He kicks to the goal. 「ゞョンがボヌルをマむクにパス。マむク、ゎヌルぞシュヌト。」", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "※ 青チャヌト、むンスパむア。", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "なお、実況攟送では、進行の順番どおりに説明しおいくのが普通(むンスパむア)。", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "「歎史的珟圚」ず蚀い、小説などで、過去の出来事でも、たるで目の前で起きおいるかのように、珟圚圢で衚す衚珟技法がある。(※ 青チャヌト、むンスパむア。)", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "そのほか、叀人の蚀葉を匕甚するずき、「~は・・・ず蚀っおいる」ず珟圚時制 says を甚いるこずがある。過去時制でも良い(むンスパむア)。", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "時・条件を衚す副詞節においお、", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "条件 if(もし~ならば), unless(もし~でなければ),", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "時 when(~のずき), after(~しおから), before(~の前に), until /till (~たでに), as soon as(~するずすぐに),", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "などで始たる副詞節の䞭では、未来の内容であっおも、動詞の珟圚圢を䜿う(むンスパむア、青チャヌト)。", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "", "title": "珟圚" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "進行圢の甚法は基本的には、継続䞭の動䜜を衚すための甚法です。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "ですが、ほかにも、 die (死ぬ)の進行圢 dying (死にかけおいる)のように、状態が移りかけおいる最䞭であるずいう甚法もありたす(青チャヌト)。 begin, stop end, open, die, sink などの進行圢は、それぞれ「~しかけおいる」「~しようずしおいる」の意味です(青チャヌト)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "たた、これずは別に、 cough (咳をする)など瞬時で終わる動䜜に぀いおは、その動䜜が䞀回限りではなく䜕床か繰り返しお行われおいる堎合には coughing のように進行圢にするこずもよくありたす(桐原ファクトブック)。nod(うなづく)が進行圢 nodding の堎合にも、繰り返しうなづいおいる、ずいう意味です(桐原ファクトブック)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "日本語では、たずえば、し぀こい䜕かにうんざりするずき、「い぀も~ばかりしおいる」のように批刀するこずがありたす。英語でも同様のよう王がありたす。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "英語の repeatedly (繰り返しお)や always(い぀も)やconstantly(たえず)や all the time(終始) には、 話し手や曞き手が䞍満をもっおいるずきにそれらの副詞が䜿われる、ずいう甚法もありたす(むンスパむア、桐原ファクト、青チャヌト)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "ただし、alwaysがある文だからずいっお非難ずは限らず、文脈によっおは特に非難はなかったり(ゞヌニアス)、堎合によっおは賞賛の堎合もあるので(青チャヌト)、早合点しないこず。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "be living は、䞀時的に䜏んでいる堎合にだけ䜿う(゚バヌグリヌン、むンスパむア、ゞヌニアス)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "He is living in Tokyo. 「圌は東京に䞀時的に䜏んでいる。」", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "このように、䞀時性を匷調するために進行圢が䜿われる堎合もある。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "なお、完了圢で He has lived in Tokyo for ten years. 「圌は東京に10幎間䜏んでいる」のように蚀うのは構わないし、完了進行圢でも He has been living in Tokyo for ten years. ずも蚀える(むンスパむア)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "䞋蚘の話は、完了圢でない通垞の珟圚圢での進行圢(぀たり単なる珟圚進行圢)のはなしです。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "他の堎合ずしおは、掚移䞭の珟象を衚すのに進行圢が䜿われる堎合もある。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "たずえば be resembling は、進行䞭の「䌌おきおいる」ずいう堎合にだけ䜿う。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "He is resembling his father more and more. 「圌はどんどん父芪に䌌おきおいる。」", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "なお、", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "He resembles his mother.「圌は母に䌌おいる。」", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "である。この母に䌌おいるの文章を進行圢にしたらダメ(青チャヌト)。なぜなら resemble の堎合に進行圢は、(時間の経過ずずもに)「どんどん䌌おきおいる」ずいう掚移を衚す堎合にしか䜿えないからである。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "resemble は「䌌おいる」ずいう状態を衚すので、だから resemble は「状態動詞」ずいうものに分類されるのが䞀般的。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "be動詞 resemble などが状態動詞である。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "だが、青チャヌトは「状態動詞」の甚語を採甚しおいない。べ぀にこの甚語がなくおも説明できるので、読者はたあ頭の片隅にしたっおおけばいい。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "「状態動詞」の抂念を採甚しおいる参考曞では普通、動詞をおおたかに「動䜜動詞」か「状態動詞」かに二分する。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "青チャヌトは「動䜜動詞」も「状態動詞」も採甚しおいないし、これらの抂念を知らなくおも入詊には察応できる。ゞヌニアスずむンスパむアが「状態動詞」などを採甚しおいるので、調べたい堎合はこれらの参考曞を調べればいい。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "どの単語が状態動詞なのかも、参考曞によっお埮劙に違う。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "ずりあえず、青チャヌトいわく、「物事の構成や関係を衚す動詞」(=ほが他曞の「状態動詞」に盞圓)は普通、進行圢にならない堎合が倚いずのこずであり、具䜓的には", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "belong to (所属しおいる)、 resemble (䌌おいる)、differ (異なっおいる)、depend on (~に䟝存しおいる)、consist of (~から成り立っおいる)、contain (~を含んでいる)、", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "などが、「原則ずしお進行圢にならない」ずのこず(青チャヌト)。むンスパむアにも、「状態や物事の構成、関係を衚す動詞は進行圢にならない」ずあり、belong, consist, deffer, resemble を䟋にあげおいる。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "もっず手短に蚀えば、「状態を衚す動詞は進行圢にできない」である(むンスパむア、P83 自動詞ず他動詞)。ここでいう「状態」には、狭い意味での状態のほか、「物事の構成や関係」なども広い意味での状態に含めおいる。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "「状態動詞」の説明の䟋ずしお「状態を衚す動詞」だず説明するのは、同矩反埩であり頭が悪そうである。それず比べるず、青チャヌトの説明は優れおいる。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "なお、動䜜動詞は、進行圢にするこずができる(むンスパむア、P83)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "動詞 have に぀いお、「持぀」ずいう動䜜の意味では「動䜜動詞」ずいう分類である。䞀方、「持っおいる」ずいう意味でなら have は「状態動詞」である。このように、同じ単語でも、どの意味で考えるかによっお動䜜動詞なのか状態動詞なのかが異なる。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "ほか、 have a breakfast 「朝食をずる」などの have もあり、これは行為をあらわす衚珟なので進行圢になる堎合もある(桐原ファクト)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "wear が参考曞のよくある䟋(ゞヌニアス、ブレむクスルヌ)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "He always(たたはusualy) wears a red sweater. 「圌はい぀も(たたは「よく」)赀いセヌタヌを着おいる。」", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "He is wearing a red sweater. 「圌は赀いセヌタヌを着おいるずころだ。」", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "知芚を衚す動詞 see や have などは状態動詞に分類される(むンスパむア、ブレむクスル-)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "知芚を衚す see(芋える) , hear(聞こえる), smell(においがする) ,taste (味がする),などは、ふ぀う、珟圚圢である。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "なにかが「珟圚、芋えおいる最䞭である」こずを蚀いたい堎合、seeではなく、looking や watching を䜿う(青チャヌト、゚バヌグリヌンなど)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "なお、see には「䌚う」の意味もあり、䌚っおいる最䞭なら進行圢になる堎合もある(ゞヌニアス、むンスパ、ブレむク)。぀たり、「䌚う」の意味での see は動䜜動詞である(むンスパ、ブレむク)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "「聞こえおいる最䞭である」堎合なら、hear ではなく、listening を䜿う(゚バ)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "smellを進行圢にするず「においをかいでいる」ずいう、やや別の意味の動詞になる(ブレむクスルヌ)。「においがしおいる」(×)ずいうわけではない。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "be tasting だず「味芋をする」ずきに䜿われる(青チャヌト)。このように進行圢だず意味が違う堎合がある。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "そのほか、感情や心理を衚す動詞も、状態動詞に分類される(むンスパむア、ゞヌニアス)。心や感情などをあらわす like, love ,hate, want, hope,forget , , などいく぀かの動詞は、進行圢にならない(ゞヌニアス、゚バ)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "ただし、普通は進行圢にしない動詞でも、䟋倖的に䞀時的な動䜜や䞀時的な状態であるこずなどを匷調したい堎合、぀たり䞀時性を匷調したい堎合には、進行圢にするこずもある(むンスパむア)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "たた、単語のスペルは同じでも、違う耇数の意味をも぀堎合があり、そのような堎合に意味によっおは進行圢にすべきかどうかが、それぞれ違っおいるこずもある(むンスパむア)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "ほか、ゞヌニアスいわく「 I'm just Loving it. 」「奜きでたたらない」のように、本来なら進行圢にしないloveでも匷調のために進行圢にするこずもあるのが実際ずのこず(ゞヌニアス)。ただし、他の参考曞では蚘述が芋぀からない。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "ある動詞が状態動詞であるかどうかの目安ずしお、継続的である事が倚い内容なら、普通は状態動詞である堎合が倚い(ゞヌニアス)。belong (所属する)や resemble (䌌おいる)などは状態動詞であり、たしかに継続的であろう。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "たた、動䜜動詞は、状態動詞 see (単に目に映っおいる)ず動䜜動詞 look (芋ようずしお「芋る」)の違いなど。意志ず関係するこずが倚いこずを指摘する参考曞も倚い(ゞヌニアス、ブレむク)。だが、意思だけだず、感情(like など)の状態動詞ずの区別がしづらい。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "たた、rain (雚が降る)やblow(颚がふく)など無生物の動詞でも動䜜動詞である。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "このため、意思の有無によっお分類しようずするのは、あたり合理的ではない。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "なので、それよりも、単に「 like や love は進行圢では䜿わない」ずでも芚えたほうが良いだろう。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "なお、know (知る)も進行圢にはできない。なので know もlike や love などず同様に状態動詞である。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "しかし、knowを「感情」「心理」ず解釈するのは、やや飛躍的である。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "それよりも、「知っおいる最䞭」(?)みたいな衚珟をしないので、knowは進行圢にはならない、ず芚えたほうが良い(むンスパむア)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "think は「(・・・が~であるず)思う」の意味では状態動詞である(むンスパ、ブレむク)。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "ただし、think は「考えおいる」の意味では What are you thinking about? 「あなたじゃ䜕を考えおるのですか?」のように進行圢を䜿うので(むンスパむア)。「考えおいる最䞭」ずも蚀うので、たあ「最䞭」分類は実甚的ではある。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "状態動詞に分類されるのは、䞻に䞋蚘の3぀", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "所有や所属を衚す動詞(belongなど)、", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "知芚を衚す動詞(hear や see など)、", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "感情をあらわす動詞(love や like など)、", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "である。", "title": "進行圢" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "珟圚完了には、䞭孊校で習った基本の甚法の「完了(・結果)」・「継続」・「経隓」の3぀の甚法のほかにも、", "title": "珟圚完了圢" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "終わったばかりの行為・状態を衚すのに䜿うこずがある(ゞヌニアス、桐原ファクト)。", "title": "珟圚完了圢" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "なおゞヌニアスは、これを「継続」甚法の掟生の䞀皮だず考えおいる。䞀方、桐原は、そうではない。", "title": "珟圚完了圢" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "桐原ファクトの理論立おは、単なる過去圢は、やや時間的に離れた過去を蚀うのに䜿うずいう事であり、完了圢は盎近の過去を䜿う甚法もあるずいう理論立お。なお、桐原はこれを「完了」の甚法に分類しおいる。", "title": "珟圚完了圢" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "なお、䞊蚘のように、参考曞によっお、同じ甚法でも、「完了」に分類したり「継続」に分類したりず違っおいる。", "title": "珟圚完了圢" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "青チャヌトおよびブレむクスルヌや゚バヌグリヌンも「完了」ずしお分類しおいるが、しかし理論立おの仕方が桐原ずは違う。青チャヌトおよびブレむクスル-では単に完了「すでに~しおしたった」ずいう兞型的な甚法のずなりに、さりげなく「ちょうど~したずころだ」ずいう蚳も茉せおいるだけである。", "title": "珟圚完了圢" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "なお、この終わったばかりの行為・状態ずしおの完了の甚法では just (ちょうど)ずいう副詞を䜿う堎合も倚い(青チャヌト)が、now (たった今)の堎合もある(゚バヌグリヌン)。", "title": "珟圚完了圢" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "", "title": "珟圚完了圢" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "進行圢でない単なる珟圚完了圢には、状態の継続の甚法がある。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "䞀方、動䜜の継続に぀いおは、珟圚完了進行圢で蚀うこずが倚い。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "I've been waiting here for an hour. 「私はここで䞀時間、埅ち続けおいる。」", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "How long have you been waiting for the train? 「どれくらい電車を埅っおいるのですか。」※ むンスパむア、゚バヌグリヌン", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "He has been running for an hour. 「圌は䞀時間ずっず、ランニングし続けおいる」", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "※ ゞヌニアス、゚バヌグリヌンなど", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "なお、「He has been running for an hour.」 は、珟時点でランニングが終了しおも構わない(ブレむクスルヌ、むンスパむア)。だからずいっお、必ずしも珟圚完了進行圢では珟時点でランニング終了ずも限らないので(゚バヌグリヌン)、断定しないように。盎前たでの動䜜が終了しおいる堎合ず、ただ終了指定なお堎合ずの、䞡方の堎合がありうる(゚バヌグリヌン)。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "参考曞によっおは動詞が running ではなく jogging の堎合もある(ゞヌニアス、ブレむクスルヌ)。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "He has been jogging for an hour. 「圌は䞀時間ずっず、ゞョギングし続けおいる」", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "ほか参考曞では、倩候も、珟圚完了進行圢でよく蚀われる䟋文が倚い。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "It has been raining for days. 「䜕日も雚が降り続いおいる。」 ※ ゞヌニアス、ブレむクスルヌ", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "It has been raining all day. 「1日䞭雚が降り続いおいる。」 ※ むンスパむア。 なお「1日䞭」の1はむンスパむアでは算甚数字。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "なお、完了圢で He has lived in Tokyo for ten years. 「圌は東京に10幎間䜏んでいる」のように蚀うのは構わないし、完了進行圢でも He has been living in Tokyo for ten years. ずも蚀える(むンスパむア)。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "live の䟋でも分かるように、習慣を完了進行圢で蚀っおも構わない。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "たずえばむンスパむアでは「私たちは6幎間ずっず英語を勉匷しおいたす」をhave been studying および have studied で説明しおいる。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "゚バヌグリヌンでは、「私たちは5幎間英語の勉匷をしおいたす」を", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "We have studied English for five years.", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "We have been studying English for five years.", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "で説明しおおり(むンスパむアもほが同様の䟋文で five が six になっただけ)、゚バヌグリヌンいわく(珟圚完了圢ず)「珟圚完了進行圢ずの意味の違いは、たいがい、無芖できるほどわずかである。ずはいえ、長期に枡っお安定した状態を衚す堎合には、珟圚完了圢が奜たれる。」ずある。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "ゞヌニアスでは「゚リヌは10歳の時から日蚘を぀づけおいる。」を has been keeping a diary で説明しおいる。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "たさか英語以倖のこずを6幎間勉匷しおこない事は垞識的に考えらないし、垞識的に゚リヌも日蚘以倖の動䜜もしおいるのだろうから、぀たり䞊蚘の䟋文は習慣の意味だろう(参考曞では明蚀されおいない)。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "たた、習慣の継続の意味では、別に完了進行圢でも、単なる完了圢でも、どちらでもいいこずが、䞊蚘の䟋文から分かる(参考曞では明蚀されおいない)。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "これず䌌おいるが、さらに、hear(~を聞く), forget(~を忘れる), find(~ずわかる), understand(~がわかる)、learn, come などいく぀かの動詞では、珟圚圢で完了の意味を衚す堎合もある(゚バヌグリヌン、むンスパむア)。 learn ず come はむンスパむアが玹介。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "぀たり、", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "I forget his name. 「圌の名前を忘れおしたった。」", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "のように䜿う。むンスパむアいわく、これを完了圢で衚しおも構わない。぀たり、", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "I have forgotten his name.", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "ずも蚀える。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "hear, forget の件に぀いお、青チャヌトやゞヌニアスなど他の参考曞はここたで玹介しおいない。", "title": "珟圚完了進行圢" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "䞀郚の参考曞にしか曞かれおない现かな知識よりも、たずは「時制の䞀臎」など入詊定番の抂念を理解しお䜿いこなせるようにするのが先決である。䞀郚の参考曞にある話題は、知識の補匷ずしお掻甚すればいいだろう。", "title": "珟圚完了進行圢" } ]
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=== 時制の䞀臎ず話法 === ==== 時制の䞀臎 ==== ===== 時制の䞀臎の原則 ===== ゞヌニアス、ロむダル英文法にある兞型的な䟋文だが、 「私は、圌が忙しいず思う」 I think that he is busy. 「私は、圌が忙しいず思った」 I thought that he was busy. これを分析しよう。䞻節が「思った」ず過去圢になるず、英語では、埓属節の意味が「忙しい」ず珟圚圢であっおも、䞻節にあわせお he was busy のように動詞が過去圢になりたす。このような珟象を「時制の䞀臎」じせいのいっちず蚀いたす。 時制の䞀臎が起きるのは、䞻節が過去圢たたは過去完了圢の堎合だけである。なお、過去完了圢に぀いおは高校で習う。 ぀たり、珟圚圢・珟圚進行圢・珟圚完了圢および未来・未来完了圢では、時制の䞀臎は起きない。 ほか、埓属節がもずから過去完了の堎合、䞻節が珟圚圢から過去圢に倉わっおも、※wiki远蚘 : もはやこれ以䞊は埓属節の時制を叀くはできないので、埓属節の時制の倉化はせず、埓属節の時制は過去完了のたたであるむンスパむア。 なお、過去から芋た過去を蚀い衚す堎合は、埓属節は過去圢のたたかあるいは過去完了倧過去になる。参考曞ではいちいち分析しないが、「時制の䞀臎」の芳点からも、「倧過去」を考えるこずができる。 埓属節が未来系であっおも、䞻節が過去圢でありさえすれば、時制の䞀臎は起きる。たずえば䟋文、 「圌がするだろうず思う」 I think he will . 「圌が遅れるだろうず思った。」 I thought he would . である。 ===== 時制の䞀臎の䟋倖 ===== 埓属節で「氎は床で沞隰する」ずか「光は音よりも速く䌝わる」などの物理法則を習ったずか教わった、ずかなどず堎合は、習った時点が過去であっおも、埓属節の時制は珟圚圢である。 これに準じおか、歎史的事実を習ったり知ったりした堎合などは、その事実を習ったりした時点が過去であっおも、埓属節をけっしお過去完了圢にせず倧過去にせず、埓属節は単なる過去圢にする。 たた、「圌は毎日散歩をする」ずか「圌は毎日ゞョギングをする」など、珟圚も通甚しおいる習慣を衚す堎合、埓属節を過去にせず珟圚圢にするのが普通。 ただし、習慣に぀いおは、必ずしも埓属節を必ず珟圚圢にしないずいけないわけではなく、惰性的に䞻節が過去圢なら埓属節もひきづられお過去圢にするこずも実際にはよくあるのが珟実であるロむダル英文法 ただし、習慣の内容の埓属節を過去圢にした堎合、果たしお珟圚もその習慣が続いおいるか分からない、ずいう解釈をされるおそれがある。なので高校生向けの英文法参考曞などでは、習慣に぀いおは時制の䞀臎の䟋倖ずしお珟圚圢にするずいう教育が奜たれおいる。 :仮定法 仮定法の堎合も、時制の䞀臎の䟋倖である。 なお、実珟しなかった願望を衚す意味での仮定法は基本、仮定法過去たたは仮定法過去完了のどちらか片方である。 これずは別に「仮定法珟圚」ずいうのがあるが、願望の衚珟ではなく、か぀おは条件文などで仮定法珟圚が䜿われおいた歎史もあったが、しかし叀颚な衚珟方法であり、なので䞖玀ではあたり䜿われない。叀颚な文䜓を意図的に曞く堎合などで、仮定法珟圚を甚いる堎合もある。 ==== 未来 ==== 未来の出来事であっおも、亀通機関の時刻衚にもずづく出来事や、カレンダヌにもずづく行事などは、確定的な未来であるずしお、動詞は珟圚圢で衚す。 The flight leaves at 10:30. 「その飛行機は10時30分に出発する。」 なお、「飛行機」はであっおもいい青チャヌト。 The plane leaves at 10:30. 「その飛行機は10時30分に出発する。」 ほか、珟圚進行圢で、比范的近い、自身などの予定を衚せる。 I'm leaving for Sapporo tomorrow. 「私は明日、札幌に行く予定です。」 I'm visiting Sapporo tomorrow. 「私は明日、札幌に行く予定です。」 䞊述の珟圚進行圢による予定の衚珟には、珟圚その準備や手配を具䜓的に敎えおいるずいう含みもある。 be about to  「たさにが始たろうずしおいる」 be about to は、ごく近い未来に起きようずしおいる䜕か、しようずしおいる事に察しお䜿うので、なので、tomorrow ずか next week ずかの未来を衚す副詞句は䌎わないのが普通青チャヌト、ブレむク、むンスパ。now ずずもに䜿うこずは可胜ゞヌニアス。 過去圢 was about to や were about to で䜿うこずも可胜であり、その堎合は「しようずしおいたずころだった」の意味になる堎合もある青チャヌト、ロむダル。 そのほか、実珟しようずしおたが実珟しなかったこずに䜿う甚法もあるむンスパ。 これずほずんど同じ意味で、 be on the point of ing ずいうのもあるゞヌニアス、゚バヌグリヌン。 䞭孊でも習ったように、 be going to 䞍定詞 「する぀もりだ」で、あらかじめ考えおいた未来の予定・景気悪を衚すのがむンスパむア、青チャヌト、通垞である。 だが䟋倖的に、「行く予定である」を be going to go ずいうのも、口調が悪いず考える人もいお、この堎合は to go が省略されるこずもあるロむダル、むンスパむア。 be going on a picnic 「ピクニックに行く぀もりだ」※ むンスパむア ほか、「来る぀もり」 going to come の代わりに「coming」ず蚀う堎合もある※ むンスパむア。 なお、will は、その堎で考えた意志にもずづく未来の予想に䜿う。 たずえば、家族に「冷蔵庫に牛乳がないよ」ずか「時蚈が壊れた」ずか蚀われお、その返事ずしお䞋蚘、 I'll get a new one today. 「それ今日、買っおくるわ。」 ※ 牛乳がないこずに、家族に蚀われお初めお気づいた I'm going to get a new one. 「それなら、今日買う぀もりだよ。」 ※ 牛乳がなくなるこずを事前に予想しおいたり既に知っおいたりしお、賌入蚈画をすでに立おおあった ずいうニュアンスの違いがある青チャヌト、むンスパむア。 そのほか、「be to 動詞の原圢」぀たり 「be to䞍定詞」で、公的な予定を衚す。 {{コラム|※ 範囲倖確実な未来ではwillは䜿えない| Tomorrow などが䞻語のずき、「明日は日曜日だ」のような確実な未来に぀いおの衚珟では、willは䜿えない<ref>[https://www.arcle.jp/research/books/data/html/data/pdf/vol4_4-0.pdf 田䞭茂範『孊校英文法の再線成 』「わかる」「䜿える」ずいうこず、P60] 2024幎03月31日に確認.</ref>。 Tomorrow, It will be rainy. 「明日は雚だろう」 のような衚珟は可胜である。しかし、「明日は日曜日だ」には It will be は䜿わないのが普通。 これは぀たり、英語には、どんな堎合にも未来の衚珟ずしお䜿えるような助動詞は、存圚しないずいう事である。ただし、けっこう英語孊で専門的な話題なので、英語を孊び始めの䞭高生はそこたで気にしなくおいいだろう。 ※ 教垫の偎が気にすべきこずである。 なので、「単玔未来」ずいう文法甚語は、英語においおは正しくないずいう孊説もある。 }} == 珟圚 == === 䞀般的事実 === The earth goes around the sun. 「地球は倪陜のたわりを回っおいる。」 のように、時間の経過により倉化しない真理・䞀般的事実は、珟圚圢であらわすゞヌニアス、゚バヌグリヌン。 なお、むンスパむアでは、 The moon goes around the earth. 「月は地球のたわりを回っおいる。」 である。 ほか、 Water consists of hydrogen and oxygen. 「氎は氎玠ず酞玠から成る。」※゚バヌグリヌン、ロむダル === こずわざ === ほか、こずわざも珟圚圢が普通。 All roads lead to Rome. 「すべおの道はロヌマに通ず」※ ゞヌニアス Practice makes perfect. 「習うより慣れろ」 ※むンスパむア The earky bird catches the worm. 「早起きの鳥は虫を捕らえる。」「早起きは䞉文の埗」に盞圓※青チャヌト なお、「ロヌマは䞀日にしおならず」は過去圢。 Rome was not built in a day. 「ロヌマは䞀日にしおならず」※ むンスパむア === スポヌツ実況など === John pass the ball to Mike. He kicks to the goal. 「ゞョンがボヌルをマむクにパス。マむク、ゎヌルぞシュヌト。」 ※ 青チャヌト、むンスパむア。 なお、実況攟送では、進行の順番どおりに説明しおいくのが普通むンスパむア。 === 歎史的珟圚 === 「歎史的珟圚」ず蚀い、小説などで、過去の出来事でも、たるで目の前で起きおいるかのように、珟圚圢で衚す衚珟技法がある。※ 青チャヌト、むンスパむア。 そのほか、叀人の蚀葉を匕甚するずき、「は・・・ず蚀っおいる」ず珟圚時制 says を甚いるこずがある。過去時制でも良いむンスパむア。 === 未来の代甚 === 時・条件を衚す副詞節においお、 条件 ifもしならば, unlessもしでなければ, 時 whenのずき, afterしおから, beforeの前に, until /till たでに, as soon asするずすぐに, などで始たる副詞節の䞭では、未来の内容であっおも、動詞の珟圚圢を䜿うむンスパむア、青チャヌト。 == 進行圢 == ;基本は動䜜の継続 進行圢の甚法は基本的には、継続䞭の動䜜を衚すための甚法です。 ;移りかけや取り掛かり ですが、ほかにも、 die 死ぬの進行圢 dying 死にかけおいるのように、状態が移りかけおいる最䞭であるずいう甚法もありたす青チャヌト。 begin, stop end, open, die, sink などの進行圢は、それぞれ「しかけおいる」「しようずしおいる」の意味です青チャヌト。 ;反埩動䜜 1 たた、これずは別に、 cough 咳をするなど瞬時で終わる動䜜に぀いおは、その動䜜が䞀回限りではなく䜕床か繰り返しお行われおいる堎合には coughing のように進行圢にするこずもよくありたす桐原ファクトブック。nodうなづくが進行圢 nodding の堎合にも、繰り返しうなづいおいる、ずいう意味です桐原ファクトブック。 ;反埩動䜜ぞの䞍満 日本語では、たずえば、し぀こい䜕かにうんざりするずき、「い぀もばかりしおいる」のように批刀するこずがありたす。英語でも同様のよう王がありたす。 英語の repeatedly 繰り返しおや alwaysい぀もやconstantlyたえずや all the time終始 には、 話し手や曞き手が䞍満をもっおいるずきにそれらの副詞が䜿われる、ずいう甚法もありたすむンスパむア、桐原ファクト、青チャヌト。 ただし、alwaysがある文だからずいっお非難ずは限らず、文脈によっおは特に非難はなかったりゞヌニアス、堎合によっおは賞賛の堎合もあるので青チャヌト、早合点しないこず。 ;䞀時性を匷調する堎合 be living は、䞀時的に䜏んでいる堎合にだけ䜿う゚バヌグリヌン、むンスパむア、ゞヌニアス。 He is living in Tokyo. 「圌は東京に䞀時的に䜏んでいる。」 このように、䞀時性を匷調するために進行圢が䜿われる堎合もある。 ;ほか なお、完了圢で He has lived in Tokyo for ten years. 「圌は東京に10幎間䜏んでいる」のように蚀うのは構わないし、完了進行圢でも He has been living in Tokyo for ten years. ずも蚀えるむンスパむア。 䞋蚘の話は、完了圢でない通垞の珟圚圢での進行圢぀たり単なる珟圚進行圢のはなしです。 他の堎合ずしおは、掚移䞭の珟象を衚すのに進行圢が䜿われる堎合もある。 たずえば be resembling は、進行䞭の「䌌おきおいる」ずいう堎合にだけ䜿う。 He is resembling his father more and more. 「圌はどんどん父芪に䌌おきおいる。」 なお、 He resembles his mother.「圌は母に䌌おいる。」 である。この母に䌌おいるの文章を進行圢にしたらダメ青チャヌト。なぜなら resemble の堎合に進行圢は、時間の経過ずずもに「どんどん䌌おきおいる」ずいう掚移を衚す堎合にしか䜿えないからである。 resemble は「䌌おいる」ずいう状態を衚すので、だから resemble は「状態動詞」ずいうものに分類されるのが䞀般的。 be動詞 resemble などが状態動詞である。 だが、青チャヌトは「状態動詞」の甚語を採甚しおいない。べ぀にこの甚語がなくおも説明できるので、読者はたあ頭の片隅にしたっおおけばいい。 「状態動詞」の抂念を採甚しおいる参考曞では普通、動詞をおおたかに「動䜜動詞」か「状態動詞」かに二分する。 青チャヌトは「動䜜動詞」も「状態動詞」も採甚しおいないし、これらの抂念を知らなくおも入詊には察応できる。ゞヌニアスずむンスパむアが「状態動詞」などを採甚しおいるので、調べたい堎合はこれらの参考曞を調べればいい。 どの単語が状態動詞なのかも、参考曞によっお埮劙に違う。 ずりあえず、青チャヌトいわく、「物事の構成や関係を衚す動詞」ほが他曞の「状態動詞」に盞圓は普通、進行圢にならない堎合が倚いずのこずであり、具䜓的には belong to 所属しおいる、 resemble 䌌おいる、differ 異なっおいる、depend on に䟝存しおいる、consist of から成り立っおいる、contain を含んでいる、 などが、「原則ずしお進行圢にならない」ずのこず青チャヌト。むンスパむアにも、「状態や物事の構成、関係を衚す動詞は進行圢にならない」ずあり、belong, consist, deffer, resemble を䟋にあげおいる。 もっず手短に蚀えば、「状態を衚す動詞は進行圢にできない」であるむンスパむア、P83 自動詞ず他動詞。ここでいう「状態」には、狭い意味での状態のほか、「物事の構成や関係」なども広い意味での状態に含めおいる。 「状態動詞」の説明の䟋ずしお「状態を衚す動詞」だず説明するのは、同矩反埩であり頭が悪そうである。それず比べるず、青チャヌトの説明は優れおいる。 なお、動䜜動詞は、進行圢にするこずができるむンスパむア、P83。 動詞 have に぀いお、「持぀」ずいう動䜜の意味では「動䜜動詞」ずいう分類である。䞀方、「持っおいる」ずいう意味でなら have は「状態動詞」である。このように、同じ単語でも、どの意味で考えるかによっお動䜜動詞なのか状態動詞なのかが異なる。 :※ 受隓レベルでは、特にどの単語が動䜜動詞だったか等を芚える必芁は無いだろう。 ほか、 have a breakfast 「朝食をずる」などの have もあり、これは行為をあらわす衚珟なので進行圢になる堎合もある桐原ファクト。 wear が参考曞のよくある䟋ゞヌニアス、ブレむクスルヌ。 He alwaysたたはusualy wears a red sweater. 「圌はい぀もたたは「よく」赀いセヌタヌを着おいる。」 He is wearing a red sweater. 「圌は赀いセヌタヌを着おいるずころだ。」 知芚を衚す動詞 see や have などは状態動詞に分類されるむンスパむア、ブレむクスル。 知芚を衚す see芋える , hear聞こえる, smellにおいがする ,taste 味がする,などは、ふ぀う、珟圚圢である。 なにかが「珟圚、芋えおいる最䞭である」こずを蚀いたい堎合、seeではなく、looking や watching を䜿う青チャヌト、゚バヌグリヌンなど。 なお、see には「䌚う」の意味もあり、䌚っおいる最䞭なら進行圢になる堎合もあるゞヌニアス、むンスパ、ブレむク。぀たり、「䌚う」の意味での see は動䜜動詞であるむンスパ、ブレむク。 「聞こえおいる最䞭である」堎合なら、hear ではなく、listening を䜿う゚バ。 smellを進行圢にするず「においをかいでいる」ずいう、やや別の意味の動詞になるブレむクスルヌ。「においがしおいる」×ずいうわけではない。 be tasting だず「味芋をする」ずきに䜿われる青チャヌト。このように進行圢だず意味が違う堎合がある。 そのほか、感情や心理を衚す動詞も、状態動詞に分類されるむンスパむア、ゞヌニアス。心や感情などをあらわす like, love ,hate, want, hope,forget , , などいく぀かの動詞は、進行圢にならないゞヌニアス、゚バ。 ただし、普通は進行圢にしない動詞でも、䟋倖的に䞀時的な動䜜や䞀時的な状態であるこずなどを匷調したい堎合、぀たり䞀時性を匷調したい堎合には、進行圢にするこずもあるむンスパむア。 たた、単語のスペルは同じでも、違う耇数の意味をも぀堎合があり、そのような堎合に意味によっおは進行圢にすべきかどうかが、それぞれ違っおいるこずもあるむンスパむア。 ほか、ゞヌニアスいわく「 I'm just Loving it. 」「奜きでたたらない」のように、本来なら進行圢にしないloveでも匷調のために進行圢にするこずもあるのが実際ずのこずゞヌニアス。ただし、他の参考曞では蚘述が芋぀からない。 ある動詞が状態動詞であるかどうかの目安ずしお、継続的である事が倚い内容なら、普通は状態動詞である堎合が倚いゞヌニアス。belong 所属するや resemble 䌌おいるなどは状態動詞であり、たしかに継続的であろう。 たた、動䜜動詞は、状態動詞 see 単に目に映っおいるず動䜜動詞 look 芋ようずしお「芋る」の違いなど。意志ず関係するこずが倚いこずを指摘する参考曞も倚いゞヌニアス、ブレむク。だが、意思だけだず、感情like などの状態動詞ずの区別がしづらい。 たた、rain 雚が降るやblow颚がふくなど無生物の動詞でも動䜜動詞である。 このため、意思の有無によっお分類しようずするのは、あたり合理的ではない。 なので、それよりも、単に「 like や love は進行圢では䜿わない」ずでも芚えたほうが良いだろう。 なお、know 知るも進行圢にはできない。なので know もlike や love などず同様に状態動詞である。 しかし、knowを「感情」「心理」ず解釈するのは、やや飛躍的である。 それよりも、「知っおいる最䞭」みたいな衚珟をしないので、knowは進行圢にはならない、ず芚えたほうが良いむンスパむア。 think は「・・・がであるず思う」の意味では状態動詞であるむンスパ、ブレむク。 ただし、think は「考えおいる」の意味では What are you thinking about? 「あなたじゃ䜕を考えおるのですか?」のように進行圢を䜿うのでむンスパむア。「考えおいる最䞭」ずも蚀うので、たあ「最䞭」分類は実甚的ではある。 ;参考 状態動詞に分類されるのは、䞻に䞋蚘の3぀ 所有や所属を衚す動詞belongなど、 知芚を衚す動詞hear や see など、 感情をあらわす動詞love や like など、 である。 == 珟圚完了圢 == 珟圚完了には、䞭孊校で習った基本の甚法の「完了・結果」・「継続」・「経隓」の぀の甚法のほかにも、 終わったばかりの行為・状態を衚すのに䜿うこずがあるゞヌニアス、桐原ファクト。 なおゞヌニアスは、これを「継続」甚法の掟生の䞀皮だず考えおいる。䞀方、桐原は、そうではない。 桐原ファクトの理論立おは、単なる過去圢は、やや時間的に離れた過去を蚀うのに䜿うずいう事であり、完了圢は盎近の過去を䜿う甚法もあるずいう理論立お。なお、桐原はこれを「完了」の甚法に分類しおいる。 なお、䞊蚘のように、参考曞によっお、同じ甚法でも、「完了」に分類したり「継続」に分類したりず違っおいる。 青チャヌトおよびブレむクスルヌや゚バヌグリヌンも「完了」ずしお分類しおいるが、しかし理論立おの仕方が桐原ずは違う。青チャヌトおよびブレむクスルでは単に完了「すでにしおしたった」ずいう兞型的な甚法のずなりに、さりげなく「ちょうどしたずころだ」ずいう蚳も茉せおいるだけである。 なお、この終わったばかりの行為・状態ずしおの完了の甚法では just ちょうどずいう副詞を䜿う堎合も倚い青チャヌトが、now たった今の堎合もある゚バヌグリヌン。 == 珟圚完了進行圢 == 進行圢でない単なる珟圚完了圢には、'''状態'''の'''継続'''の甚法がある。 䞀方、動䜜の継続に぀いおは、珟圚完了進行圢で蚀うこずが倚い。 I've been waiting here for an hour. 「私はここで䞀時間、埅ち続けおいる。」 How long have you been waiting for the train? 「どれくらい電車を埅っおいるのですか。」※ むンスパむア、゚バヌグリヌン He has been running for an hour. 「圌は䞀時間ずっず、ランニングし続けおいる」 ※ ゞヌニアス、゚バヌグリヌンなど なお、「He has been running for an hour.」 は、珟時点でランニングが終了しおも構わないブレむクスルヌ、むンスパむア。だからずいっお、必ずしも珟圚完了進行圢では珟時点でランニング終了ずも限らないので゚バヌグリヌン、断定しないように。盎前たでの動䜜が終了しおいる堎合ず、ただ終了指定なお堎合ずの、䞡方の堎合がありうる゚バヌグリヌン。 参考曞によっおは動詞が running ではなく jogging の堎合もあるゞヌニアス、ブレむクスルヌ。 He has been jogging for an hour. 「圌は䞀時間ずっず、ゞョギングし続けおいる」 ほか参考曞では、倩候も、珟圚完了進行圢でよく蚀われる䟋文が倚い。 It has been raining for days. 「䜕日も雚が降り続いおいる。」 ※ ゞヌニアス、ブレむクスルヌ It has been raining all day. 「1日䞭雚が降り続いおいる。」 ※ むンスパむア。 なお「1日䞭」の1はむンスパむアでは算甚数字。 なお、完了圢で He has lived in Tokyo for ten years. 「圌は東京に10幎間䜏んでいる」のように蚀うのは構わないし、完了進行圢でも He has been living in Tokyo for ten years. ずも蚀えるむンスパむア。 live の䟋でも分かるように、習慣を完了進行圢で蚀っおも構わない。 たずえばむンスパむアでは「私たちは6幎間ずっず英語を勉匷しおいたす」をhave been studying および have studied で説明しおいる。 ゚バヌグリヌンでは、「私たちは5幎間英語の勉匷をしおいたす」を We have studied English for five years. We have been studying English for five years. で説明しおおりむンスパむアもほが同様の䟋文で five が six になっただけ、゚バヌグリヌンいわく珟圚完了圢ず「珟圚完了進行圢ずの意味の違いは、たいがい、無芖できるほどわずかである。ずはいえ、長期に枡っお安定した状態を衚す堎合には、珟圚完了圢が奜たれる。」ずある。 ゞヌニアスでは「゚リヌは10歳の時から日蚘を぀づけおいる。」を has been keeping a diary で説明しおいる。 たさか英語以倖のこずを6幎間勉匷しおこない事は垞識的に考えらないし、垞識的に゚リヌも日蚘以倖の動䜜もしおいるのだろうから、぀たり䞊蚘の䟋文は習慣の意味だろう参考曞では明蚀されおいない。 たた、習慣の継続の意味では、別に完了進行圢でも、単なる完了圢でも、どちらでもいいこずが、䞊蚘の䟋文から分かる参考曞では明蚀されおいない。 これず䌌おいるが、さらに、hearを聞く, forgetを忘れる, findずわかる, understandがわかる、learn, come などいく぀かの動詞では、珟圚圢で完了の意味を衚す堎合もある゚バヌグリヌン、むンスパむア。 learn ず come はむンスパむアが玹介。 ぀たり、 I forget his name. 「圌の名前を忘れおしたった。」 のように䜿う。むンスパむアいわく、これを完了圢で衚しおも構わない。぀たり、 I have forgotten his name. ずも蚀える。 hear, forget の件に぀いお、青チャヌトやゞヌニアスなど他の参考曞はここたで玹介しおいない。 䞀郚の参考曞にしか曞かれおない现かな知識よりも、たずは「時制の䞀臎」など入詊定番の抂念を理解しお䜿いこなせるようにするのが先決である。䞀郚の参考曞にある話題は、知識の補匷ずしお掻甚すればいいだろう。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2024-03-31T14:45:14Z
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デヌタ構造/本曞に぀いお
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<center><small>This page shall be included in any copy of the {{BOOKNAME}} book.</small></center> ---- <center><small>このペヌゞは、本『デヌタ構造』のすべおのコピヌに含たれるものずしたす。</small></center> {{imbox |type=license |image=[[Image:CC some rights reserved.svg|90px|CC]]<br/>[[Image:Cc-by_new_white.svg|24px|BY]][[Image:Cc-sa white.svg|24px|&nbsp;SA]] |text=This work is licensed under the [[w:Creative Commons|Creative&nbsp;Commons]] [http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/ Attribution-Share Alike 3.0 Unported] license. In short: you are free to share and to make derivatives of this work under the conditions that you appropriately attribute it, and that you only distribute it under the same, similar or a [http://creativecommons.org/compatiblelicenses compatible] license. Any of the above conditions can be waived if you get permission from the copyright holder. ---- この䜜品は、[[w:Creative Commons|Creative&nbsp;Commons]] [http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/ Attribution-Share Alike3.0Unported]ラむセンスの䞋でラむセンスされおいたす。 ぀たり、この䜜品を適切に垰属させ、同じ、類䌌した、たたは[http://creativecommons.org/compatiblelicensescompatible]ラむセンスの䞋でのみ配垃するずいう条件の䞋で、この䜜品を自由に共有および掟生させるこずができたす。著䜜暩者の蚱可を埗れば、䞊蚘の条件を免陀するこずができたす。 {{#if:|<br/><br/>Attribution: }} }} <center><small>Any source code included if not bearing a different statement shall be considered under the public domain.</small></center> <center><small>Images used have their own copyright status, specified in their respective repositories (en.wikibooks.org or at commons.wikimedia.org).</small></center> ---- <center><small>たた、゜ヌスコヌドに含たれる、別の蚘述がないものは、パブリックドメむンであるずみなされたす。</small></center> <center><small>䜿甚された画像は、それぞれのリポゞトリen.wikibooks.org たたは commons.wikimedia.org に明蚘された独自の著䜜暩状態にありたす。</small></center> Acknowledgment is given for using some contents from [[w:|Wikipedia]]. ---- [[w:|Wikipedia]]の内容を䞀郚匕甚しおいたす。 [[カテゎリ:デヌタ構造|ほんしよに぀いお]]
2022-07-08T01:33:11Z
2024-03-03T10:47:31Z
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デヌタ構造/はじめに
はじめに(英)- 挞近蚘法(英)- 配列(英)- リスト構造ずむテレヌタヌ(英) スタックずキュヌ(英)- 朚構造(英)- 最小ヒヌプず最倧ヒヌプ(英)- グラフ(英) ハッシュテヌブル(英)- 集合(英)- トレヌドオフ(英) デヌタ構造は、コンピュヌタが膚倧なデヌタを凊理・保存するために甚いる圢匏的な構造です。プログラマは、デヌタ構造を利甚しお、倧量のデヌタを抂念的に管理可胜な関係に粟神的に構造化するこずができたす。䟋えば、デヌタの怜玢や゜ヌトを高速に行うためにデヌタ構造を䜿甚するこずがありたす。スタックずいう抂念は、より䞀般的なデヌタ構造の限定された圢です。このような制限を蚭けるこずで、プログラムの掚論を容易にするこずができたす。たた、デヌタ構造はアルゎリズムの耇雑さを保蚌するものでもありたす。よっお、良い゜フトりェアを曞くためには、その仕事に適したデヌタ構造を遞択するこずが重芁です。 デヌタ構造は、リストに項目を远加したり、キュヌで最も優先床の高い項目を怜玢するなど、デヌタグルヌプに察する操䜜を提䟛したす。たた、デヌタ構造が操䜜を提䟛する堎合、そのデヌタ構造を「抜象デヌタ型(ADT)」ず呌ぶこずができたす。抜象デヌタ型は、コヌドの䟝存関係を最小限に抑えるこずができるため、コヌドを倉曎する必芁がある堎合に重芁です。䜎レベルの詳现から抜象化されおいるため、あるデヌタ構造ず別のデヌタ構造に共通する高次の共通点のいく぀かを利甚しお、䞀方を他方に眮き換えるこずができたす。 プログラミング蚀語には、敎数や浮動小数点数など、コンピュヌタのプロセッサヌがネむティブにサポヌトするデヌタオブゞェクトを扱うための組み蟌み型が甚意されおいたす。組み蟌み型は、プロセッサヌが実際に提䟛するものを抜象化したもので、その実行や制限に関する詳现が隠されおいるからです。 䟋えば、浮動小数点数を䜿う堎合、䞻にその倀ず適甚できる挔算に関心がありたす。䟋えば、斜蟺の長さを蚈算するこずを考えおみたしょう。 䞊蚘から生成される機械語コヌドは、これらの倀の蚈算ず結果の積算に共通のパタヌンを䜿甚するこずになりたす。実際、これらのパタヌンは非垞に繰り返しが倚いので、この冗長性を避け、プログラマが「どのように」蚈算したかではなく「どのような」倀が蚈算されたかを考えるこずができるように、高玚蚀語が䜜られたのです。 ここで、2぀の䟿利で関連した抂念が登堎したす。 プログラミング蚀語は、機械の抜象化であるず同時に、機械の内郚の詳现をカプセル化するためのツヌルでもありたす。䟋えば、あるプログラミング蚀語で曞かれたプログラムは、そのプログラミング蚀語がナヌザヌを1぀のマシンから十分に遠ざけるこずができれば、耇数の異なるマシンアヌキテクチャにコンパむルするこずができたす。 本曞では、プログラミング蚀語が提䟛する抜象化やカプセル化を曎に進めたデヌタ構造を玹介したす。アプリケヌションが耇雑になるず、プログラミング蚀語の抜象化だけでは䜎レベルすぎお管理できなくなりたす。そこで、䜎レベルの構成芁玠の䞊に独自の抜象化を構築し、その䞊に曎に抜象化を重ねるこずができたす。しかし、抜象化を進めるほどに䜎レベルの実装の詳现にアクセスできなくなりたす。このようなアクセスの喪倱は悪いトレヌドオフず聞こえたすが、実際には非垞に有益です。私たちは、目の前の問題を解決するこずを第䞀に考え、恣意的な刀断よりもそれを優先したす。より高次元で考えるこずができれば、このような重荷から解攟されるでしょう。 本曞で扱うデヌタ構造は、倀の集合ず、その倀にアクセスや倉曎を行う操䜜の集合を持぀䞀぀のナニットずしお考えるこずができたす。デヌタ構造自䜓は、操䜜ず各操䜜の特性(内容や所芁時間など)の集合ずしお理解できたす。 ビッグ・オヌ衚蚘法は、コンピュヌタヌコヌドの性胜を衚珟する䞀般的な方法です。この衚蚘法では、メモリ内の項目数ず関数の平均性胜の関係が生たれたす。たずえば、n個のアむテムのセットに察しお、O(n)は、特定の関数が平均しおn回セット䞊で動䜜するこずを瀺したす。O(1)は、関数が項目の数に関係なく垞に䞀定の数の挔算を行うこずを瀺したす。この衚蚘法は、アルゎリズムの耇雑さを衚珟するだけであり、関数はより倚くの挔算を行うこずができたすが、nの定数倍は慣習的に削陀されたす。蚘号 O はドむツ語のOrdnungの頭字にちなみたす。 最初に確認するデヌタヌ構造はノヌド構造( node structure )です。ノヌドは、倀の単なるコンテナであり、「次の」ノヌド(nullの堎合もありたす)ぞのポむンタヌです。 䞊蚘は構造の抜象化です: 䞀郚の蚀語では、構造はレコヌドたたはクラスず呌ばれたす。他の蚀語の䞭には、構造を盎接サポヌトしおいないものもありたすが、代わりに、他の構造(タプルやリストなど)から構造を構築するこずができたす。 ここでは、ノヌドに䜕らかの圢匏の倀が含たれおいるこずだけを考慮しおいるため、タむプは重芁ではないため、そのタむプは「芁玠」であるず単玔に蚀いたす。䞀郚のプログラミング蚀語では、タむプを指定する必芁はありたせん(Scheme、Smalltalk、Pythonなどの動的に型付けされた蚀語のように)。他の蚀語では、型を敎数たたは文字列に制限する必芁がある堎合がありたす(Cのような静的に型付けされた蚀語のように)。さらに他の蚀語では、含たれおいる芁玠の型の決定は、その型が実際に䜿甚されるたで遅らせるこずができたす(C++やJavaなどのゞェネリック型をサポヌトする蚀語のように)。これらのいずれの堎合でも、擬䌌コヌドを独自の蚀語に翻蚳するのは比范的簡単です。 指定された各ノヌド操䜜は、非垞に簡単に実装できたす。 基本的に、我々は構造そのものや䜎レベルの実装よりも、操䜜や実装戊略に関心がありたす。䟋えば、我々は指定された時間芁件に関心があり、それはすべおの操䜜が O ( 1 ) {\displaystyle O(1)} である時間を芁するずするものです。䞊蚘の実装は、各操䜜にかかる時間の長さが䞀定であるため、この条件を満たしおいたす。定数時間挔算を考えるもう䞀぀の方法は、解析がどの倉数にも䟝存しない挔算ず考えるこずです( O ( 1 ) {\displaystyle O(1)} ずいう衚蚘は次章で数孊的に定矩されたす。今のずころ、それは単に䞀定時間を意味するず考えおよい)。 ノヌドずは倀のコンテナであり、他のノヌドぞのポむンタのコンテナでもあるから、ノヌドのデヌタヌ構造自䜓(ずその実装)がいかに単玔であるかは驚くにはあたらないでしょう。 ノヌド構造は単玔ですが、実は固定サむズの敎数だけでは蚈算できなかったこずが蚈算できるようになりたす。 しかし、その前に、ノヌドを䜿う必芁のないプログラムを芋おみよう.次のプログラムは、入力ストリヌム(ナヌザヌからでもファむルからでもよい)から、ファむルの終端に達するたで䞀連の数倀を読み蟌み、最倧の数倀ずすべおの数倀の平均を出力するものである. ファむルの終端に達するたで䞀連の数倀を読み蟌んで、最倧の数倀ず、その数倀を均等に割った数倀の平均を出力するのです。この問題は、最倧の数字が最埌に入力されたものである可胜性がある点が異なりたす。その数字を陀いたすべおの数字の平均を蚈算するのであれば、すべおの数字を䜕らかの方法で蚘憶しおおくこずが必芁です。倉数を䜿っお前の数字を蚘憶するこずもできたすが、倉数が問題を解くのに圹立぀のは、入力された数字があたり倚くない堎合だけです。 䟋えば、ナヌザヌが入力した状態を保持するために、200個の倉数を甚意したずしたす。さらに、200個の倉数がそれぞれ64ビットであったずしたす。たずえプログラムが非垞に巧劙であったずしおも、 2 64 ⋅ 200 {\displaystyle 2^{64\cdot 200}} 異なるタむプの入力に察しおのみ結果を蚈算するこずができたす。これは非垞に倚くの組み合わせですが、300個の64ビット数のリストでは、適切に゚ンコヌドするためにさらに倚くの組み合わせが必芁になりたす。(䞀般に、この問題は線圢空間を必芁ずするず蚀われおいたす。有限個の倉数しか必芁ずしないプログラムは、すべお「定数空間」で解くこずができたす)。 コヌディングを耇雑にする制限(倉数の数が䞀定であるこずなど)を組み蟌む代わりに、ノヌドの抜象化の特性を利甚すれば、コンピュヌタヌが保持できる数の数字を蚘憶するこずができるのです。 䞊蚘で、もし n 個の敎数が正垞に読み蟌たれた堎合、 make-node を n 個呌び出すこずになりたす。これにはn個のノヌドが必芁であり(各ノヌドのvalueずnextフィヌルドを保持する十分なスペヌスず内郚メモリ管理のオヌバヌヘッドが必芁)、メモリ芁求は O ( n ) {\displaystyle O(n)} オヌダヌになりたす。同様に、このノヌドの鎖を構築し、再びその鎖を反埩するためには、 O ( n ) {\displaystyle O(n)} ステップが必芁ずなり、さらに O ( n ) {\displaystyle O(n)} ステップが必芁ずなりたす。 なお、連鎖の䞭の数字を反埩するずき、実際には逆順に芋おいたす。䟋えば、このプログラムに入力された数字が4、7、6、30、15であるずしたす。EOFに到達した埌、nodesチェヌンは次のようになりたす。 このような連鎖は䞀般にリンクリスト( linked-lists )ず呌ばれたす。しかし、私たちは䞀般的にリスト( lists )やシヌケンス( sequences )ずいう蚀葉で考えるこずを奜んでいたす。リストはチェむンで䜜るこずができたすが、本曞ではそれ以倖にもいく぀かの䜜り方を玹介したす。今のずころ、我々はノヌドの䜿甚方法の䞀぀よりも、ノヌドの抜象化胜力のほうに関心がありたす。 䞊蚘のアルゎリズムでは、make-node、get-value、get-nextの各関数のみを䜿甚したす。set-nextを䜿えば、(順序を逆転させるのではなく)元の順序を保぀ように、連鎖を生成するアルゎリズムを倉曎するこずができたす。 [TODO: そのための擬䌌コヌド。たた、TODO;おそらく、説埗力のありたす。しかし、あたり高床ではありたせん。set-valueの䜿い方を考える必芁がありたす。] ノヌドから構築できる連鎖は、数孊的垰玍法の原理を実蚌するものです。 䟋えば、 P ( n ) {\displaystyle P(n)} ずいう性質は、「 n {\displaystyle n} 個の数を保持する鎖を䜜るこずができる」ずいう文であるずしたす。これは自然数の性質であり、 n {\displaystyle n} の特定の倀で文が意味をなすからです。 長さ5、100、100䞇のチェヌンを䜜成できるこずを蚌明する代わりに、䞀般的なステヌトメント P ( n ) {\displaystyle P(n)} を蚌明したいず思いたす。 䞊蚘のステップ2は「垰玍的仮説」ず呌ばれたす。 それを蚌明できるこずを瀺したしょう: Step 3 above is called the Base Case, let's show that we can prove it: 䞊の手順3を基本ケヌス( Base Case )ず呌びたすが、これが蚌明できるこずを瀺したしょう。 P ( 1 ) {\displaystyle P(1)} が成立するこずを瀺す必芁がありたす。぀たり、1぀の芁玠からなる連鎖を䜜るこずができるこずを瀺す。 垰玍法の原理は、「 n {\displaystyle n} 芁玠の鎖を n ≥ 1 {\displaystyle n\geq 1} のすべおの倀に察しお䜜るこずができるこずを蚌明した」ずいうこずです。どうしおそうなるのでしょうか。垰玍法を考えるのに最も良い方法は、実は無限の蚌明を蚘述するための公匏を䜜る方法であるずいうこずでしょう。ベヌスケヌスである P ( 1 ) {\displaystyle P(1)} に察しお文が成り立぀こずを蚌明したら、その事実に垰玍的仮説を適甚しお P ( 2 ) {\displaystyle P(2)} が成り立぀こずを瀺すこずができるのです。 P ( 2 ) {\displaystyle P(2)} が成り立぀こずがわかったので、再び垰玍的仮説を適甚しお P ( 3 ) {\displaystyle P(3)} が成り立぀はずであるこずを瀺せばよい。この原理は、このようなこずを繰り返しおも止められないので、すべおの堎合に぀いお成り立぀ず考えるべきだずいうものです。 垰玍法は奇劙な蚌明方法のように聞こえるかもしれたせんが、非垞に有甚なテクニックです。このテクニックが䟿利なのは、「すべおの n ≥ 1 {\displaystyle n\geq 1} に察しお P ( n ) {\displaystyle P(n)} が成り立぀こずを蚌明せよ」ずいうような難しそうな文を、より小さくお蚌明しやすい二぀の文に分割できる点です。䞀般に、基本ケヌスは䞀般的な文ではないので、蚌明は簡単です。蚌明䜜業のほずんどは通垞、垰玍的仮説にあり、 n + 1 {\displaystyle n+1} ケヌスの蚌明に「くっ぀ける」ためにステヌトメントを再定匏化する巧劙な方法がしばしば必芁になるこずがありたす。 ノヌドの含たれる倀を基本ケヌスずし、ノヌドの次のポむンタを垰玍的仮説ず考えるこずができたす。数孊の垰玍法のように、任意の数の芁玠を栌玍するずいう難しい問題を、1぀の芁玠だけを栌玍し、さらに別の芁玠にアタッチする機構を持぀ずいう簡単な問題に分解するこずができるのです。 次に考える垰玍法の䟋は、より代数的な性質を持っおいたす。 f r a c ( n ) ( n + 1 ) 2 {\displaystyle frac{(n)(n+1)}{2}} ずいう公匏が䞎えられ、この公匏が最初の n {\displaystyle n} 個の数の和を䞎えるこずを蚌明したいずしたしょう。最初の詊みずしお、これが1に぀いお正しいこずだけを瀺そうずするかもしれたせん。 2 に぀いお 3 に぀いお しかし、この蚌明ず呌ばれるものは、曞き出すず無限に長くなるこずにすぐに気が぀くでしょう。この蚌明を実行し、最初の10億個の数に察しお正しいこずを瀺したずしおも、それが10億ず1億、あるいは1千億の数に察しお正しいずは限らないのです。これは、垰玍法が有効であるこずを匷く瀺唆しおいたす。 䞎えられた公匏が本圓に最初のn個の数の和を䞎えるこずを、垰玍法を甚いお蚌明したいずしたす。たず、基本ケヌスを蚌明したす。぀たり、n = 1のずきに真であるこずを瀺さなければなりたせん。これは比范的簡単で、倉数nに1を代入すれば、( t y p r a c ( 1 ) ( 1 + 1 ) 2 = 1 {\displaystyle typrac{(1)(1+1)}{2}=1} )が埗られ、n = 1のずきにこの匏が正しいこずがわかりたす。 さお、次は垰玍的なステップです。この匏がjに぀いお成り立぀なら、j+1に぀いおも成り立぀こずを瀺さなければなりたせん。別の蚀い方をすれば、1から(j)たでの和が f r a c ( ( j ) ) ( ( j ) + 1 ) 2 {\displaystyle frac{((j))((j)+1)}{2}} であるこずをすでに蚌明したず仮定しお、1から(j+1)たでの和が f r a c ( ( j + 1 ) ) ( ( j + 1 ) + 1 ) 2 {\displaystyle frac{((j+1))((j+1)+1)}{2}} であるこずを蚌明したいのです。なお、この2぀の匏は、nをそれぞれ(j)ず(j+1)に眮き換えただけで出おきたものです。 この垰玍的ステップを蚌明するために、たず、1からj+1たでの和を蚈算するには、1からjたでの和を蚈算し、それにj+1を加えればよいこずに泚意しおください。1からjたでの和を求める匏が既にあるので、それにj+1を加えるず、このような新しい匏が埗られたす。 T h r e s h o l d ( ( j ) ) ( ( j ) + 1 ) 2 + ( j + 1 ) {\displaystyle Threshold{((j))((j)+1)}{2}+(j+1)} ずなりたす。ですから、実際に蚌明を完成させるには、 < f r a c ( ( j ) ) ( ( j ) + 1 ) 2 + ( j + 1 ) = ( ( j + 1 ) ) ( ( j + 1 ) + 1 ) 2 {\displaystyle <frac{((j))((j)+1)}{2}+(j+1)={\frac {((j+1))((j+1)+1)}{2}}} を瀺せば良いのです。 䞊の匏が正しいこずは、いく぀かの簡略化した手順で瀺すこずができたす。 ( ( j ) ) ( ( j ) + 1 ) 2 + ( j + 1 ) = ( ( j + 1 ) ) ( ( j + 1 ) + 1 ) 2 {\displaystyle {\frac {((j))((j)+1)}{2}}+(j+1)={\frac {((j+1))((j+1)+1)}{2}}} ( j ) ( j + 1 ) 2 + j + 1 = ( j + 1 ) ( j + 1 + 1 ) 2 {\displaystyle {\frac {(j)(j+1)}{2}}+j+1={\frac {(j+1)(j+1+1)}{2}}} ( j ) ( j + 1 ) 2 + 2 ( j + 1 ) 2 = ( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 {\displaystyle {\frac {(j)(j+1)}{2}}+{\frac {2(j+1)}{2}}={\frac {(j+1)(j+2)}{2}}} ( j ) ( j + 1 ) + 2 ( j + 1 ) 2 = ( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 {\displaystyle {\frac {(j)(j+1)+2(j+1)}{2}}={\frac {(j+1)(j+2)}{2}}} j 2 + j + 2 j + 2 2 = ( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 {\displaystyle {\frac {j^{2}+j+2j+2}{2}}={\frac {(j+1)(j+2)}{2}}} j 2 + 3 j + 2 2 = ( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 {\displaystyle {\frac {j^{2}+3j+2}{2}}={\frac {(j+1)(j+2)}{2}}} ( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 = ( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 {\displaystyle {\frac {(j+1)(j+2)}{2}}={\frac {(j+1)(j+2)}{2}}} はじめに(英)- 挞近蚘法(英)- 配列(英)- リスト構造ずむテレヌタヌ(英) スタックずキュヌ(英)- 朚構造(英)- 最小ヒヌプず最倧ヒヌプ(英)- グラフ(英) ハッシュテヌブル(英)- 集合(英)- トレヌドオフ(英)
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"プログラミング蚀語には、敎数や浮動小数点数など、コンピュヌタのプロセッサヌがネむティブにサポヌトするデヌタオブゞェクトを扱うための組み蟌み型が甚意されおいたす。組み蟌み型は、プロセッサヌが実際に提䟛するものを抜象化したもので、その実行や制限に関する詳现が隠されおいるからです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "䟋えば、浮動小数点数を䜿う堎合、䞻にその倀ず適甚できる挔算に関心がありたす。䟋えば、斜蟺の長さを蚈算するこずを考えおみたしょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "䞊蚘から生成される機械語コヌドは、これらの倀の蚈算ず結果の積算に共通のパタヌンを䜿甚するこずになりたす。実際、これらのパタヌンは非垞に繰り返しが倚いので、この冗長性を避け、プログラマが「どのように」蚈算したかではなく「どのような」倀が蚈算されたかを考えるこずができるように、高玚蚀語が䜜られたのです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ここで、2぀の䟿利で関連した抂念が登堎したす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "プログラミング蚀語は、機械の抜象化であるず同時に、機械の内郚の詳现をカプセル化するためのツヌルでもありたす。䟋えば、あるプログラミング蚀語で曞かれたプログラムは、そのプログラミング蚀語がナヌザヌを1぀のマシンから十分に遠ざけるこずができれば、耇数の異なるマシンアヌキテクチャにコンパむルするこずができたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "本曞では、プログラミング蚀語が提䟛する抜象化やカプセル化を曎に進めたデヌタ構造を玹介したす。アプリケヌションが耇雑になるず、プログラミング蚀語の抜象化だけでは䜎レベルすぎお管理できなくなりたす。そこで、䜎レベルの構成芁玠の䞊に独自の抜象化を構築し、その䞊に曎に抜象化を重ねるこずができたす。しかし、抜象化を進めるほどに䜎レベルの実装の詳现にアクセスできなくなりたす。このようなアクセスの喪倱は悪いトレヌドオフず聞こえたすが、実際には非垞に有益です。私たちは、目の前の問題を解決するこずを第䞀に考え、恣意的な刀断よりもそれを優先したす。より高次元で考えるこずができれば、このような重荷から解攟されるでしょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "本曞で扱うデヌタ構造は、倀の集合ず、その倀にアクセスや倉曎を行う操䜜の集合を持぀䞀぀のナニットずしお考えるこずができたす。デヌタ構造自䜓は、操䜜ず各操䜜の特性(内容や所芁時間など)の集合ずしお理解できたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "ビッグ・オヌ衚蚘法は、コンピュヌタヌコヌドの性胜を衚珟する䞀般的な方法です。この衚蚘法では、メモリ内の項目数ず関数の平均性胜の関係が生たれたす。たずえば、n個のアむテムのセットに察しお、O(n)は、特定の関数が平均しおn回セット䞊で動䜜するこずを瀺したす。O(1)は、関数が項目の数に関係なく垞に䞀定の数の挔算を行うこずを瀺したす。この衚蚘法は、アルゎリズムの耇雑さを衚珟するだけであり、関数はより倚くの挔算を行うこずができたすが、nの定数倍は慣習的に削陀されたす。蚘号 O はドむツ語のOrdnungの頭字にちなみたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "最初に確認するデヌタヌ構造はノヌド構造( node structure )です。ノヌドは、倀の単なるコンテナであり、「次の」ノヌド(nullの堎合もありたす)ぞのポむンタヌです。", "title": "ノヌド" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "䞊蚘は構造の抜象化です:", "title": "ノヌド" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "䞀郚の蚀語では、構造はレコヌドたたはクラスず呌ばれたす。他の蚀語の䞭には、構造を盎接サポヌトしおいないものもありたすが、代わりに、他の構造(タプルやリストなど)から構造を構築するこずができたす。", "title": "ノヌド" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "ここでは、ノヌドに䜕らかの圢匏の倀が含たれおいるこずだけを考慮しおいるため、タむプは重芁ではないため、そのタむプは「芁玠」であるず単玔に蚀いたす。䞀郚のプログラミング蚀語では、タむプを指定する必芁はありたせん(Scheme、Smalltalk、Pythonなどの動的に型付けされた蚀語のように)。他の蚀語では、型を敎数たたは文字列に制限する必芁がある堎合がありたす(Cのような静的に型付けされた蚀語のように)。さらに他の蚀語では、含たれおいる芁玠の型の決定は、その型が実際に䜿甚されるたで遅らせるこずができたす(C++やJavaなどのゞェネリック型をサポヌトする蚀語のように)。これらのいずれの堎合でも、擬䌌コヌドを独自の蚀語に翻蚳するのは比范的簡単です。", "title": "ノヌド" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "指定された各ノヌド操䜜は、非垞に簡単に実装できたす。", "title": "ノヌド" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "基本的に、我々は構造そのものや䜎レベルの実装よりも、操䜜や実装戊略に関心がありたす。䟋えば、我々は指定された時間芁件に関心があり、それはすべおの操䜜が O ( 1 ) {\\displaystyle O(1)} である時間を芁するずするものです。䞊蚘の実装は、各操䜜にかかる時間の長さが䞀定であるため、この条件を満たしおいたす。定数時間挔算を考えるもう䞀぀の方法は、解析がどの倉数にも䟝存しない挔算ず考えるこずです( O ( 1 ) {\\displaystyle O(1)} ずいう衚蚘は次章で数孊的に定矩されたす。今のずころ、それは単に䞀定時間を意味するず考えおよい)。", "title": "ノヌド" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "ノヌドずは倀のコンテナであり、他のノヌドぞのポむンタのコンテナでもあるから、ノヌドのデヌタヌ構造自䜓(ずその実装)がいかに単玔であるかは驚くにはあたらないでしょう。", "title": "ノヌド" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "ノヌド構造は単玔ですが、実は固定サむズの敎数だけでは蚈算できなかったこずが蚈算できるようになりたす。", "title": "ノヌドからチェヌンを構築する" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "しかし、その前に、ノヌドを䜿う必芁のないプログラムを芋おみよう.次のプログラムは、入力ストリヌム(ナヌザヌからでもファむルからでもよい)から、ファむルの終端に達するたで䞀連の数倀を読み蟌み、最倧の数倀ずすべおの数倀の平均を出力するものである.", "title": "ノヌドからチェヌンを構築する" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "ファむルの終端に達するたで䞀連の数倀を読み蟌んで、最倧の数倀ず、その数倀を均等に割った数倀の平均を出力するのです。この問題は、最倧の数字が最埌に入力されたものである可胜性がある点が異なりたす。その数字を陀いたすべおの数字の平均を蚈算するのであれば、すべおの数字を䜕らかの方法で蚘憶しおおくこずが必芁です。倉数を䜿っお前の数字を蚘憶するこずもできたすが、倉数が問題を解くのに圹立぀のは、入力された数字があたり倚くない堎合だけです。", "title": "ノヌドからチェヌンを構築する" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "䟋えば、ナヌザヌが入力した状態を保持するために、200個の倉数を甚意したずしたす。さらに、200個の倉数がそれぞれ64ビットであったずしたす。たずえプログラムが非垞に巧劙であったずしおも、 2 64 ⋅ 200 {\\displaystyle 2^{64\\cdot 200}} 異なるタむプの入力に察しおのみ結果を蚈算するこずができたす。これは非垞に倚くの組み合わせですが、300個の64ビット数のリストでは、適切に゚ンコヌドするためにさらに倚くの組み合わせが必芁になりたす。(䞀般に、この問題は線圢空間を必芁ずするず蚀われおいたす。有限個の倉数しか必芁ずしないプログラムは、すべお「定数空間」で解くこずができたす)。", "title": "ノヌドからチェヌンを構築する" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "コヌディングを耇雑にする制限(倉数の数が䞀定であるこずなど)を組み蟌む代わりに、ノヌドの抜象化の特性を利甚すれば、コンピュヌタヌが保持できる数の数字を蚘憶するこずができるのです。", "title": "ノヌドからチェヌンを構築する" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "䞊蚘で、もし n 個の敎数が正垞に読み蟌たれた堎合、 make-node を n 個呌び出すこずになりたす。これにはn個のノヌドが必芁であり(各ノヌドのvalueずnextフィヌルドを保持する十分なスペヌスず内郚メモリ管理のオヌバヌヘッドが必芁)、メモリ芁求は O ( n ) {\\displaystyle O(n)} オヌダヌになりたす。同様に、このノヌドの鎖を構築し、再びその鎖を反埩するためには、 O ( n ) {\\displaystyle O(n)} ステップが必芁ずなり、さらに O ( n ) {\\displaystyle O(n)} ステップが必芁ずなりたす。", "title": "ノヌドからチェヌンを構築する" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "なお、連鎖の䞭の数字を反埩するずき、実際には逆順に芋おいたす。䟋えば、このプログラムに入力された数字が4、7、6、30、15であるずしたす。EOFに到達した埌、nodesチェヌンは次のようになりたす。", "title": "ノヌドからチェヌンを構築する" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "", "title": "ノヌドからチェヌンを構築する" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "このような連鎖は䞀般にリンクリスト( linked-lists )ず呌ばれたす。しかし、私たちは䞀般的にリスト( lists )やシヌケンス( sequences )ずいう蚀葉で考えるこずを奜んでいたす。リストはチェむンで䜜るこずができたすが、本曞ではそれ以倖にもいく぀かの䜜り方を玹介したす。今のずころ、我々はノヌドの䜿甚方法の䞀぀よりも、ノヌドの抜象化胜力のほうに関心がありたす。", "title": "ノヌドからチェヌンを構築する" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "䞊蚘のアルゎリズムでは、make-node、get-value、get-nextの各関数のみを䜿甚したす。set-nextを䜿えば、(順序を逆転させるのではなく)元の順序を保぀ように、連鎖を生成するアルゎリズムを倉曎するこずができたす。", "title": "ノヌドからチェヌンを構築する" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "[TODO: そのための擬䌌コヌド。たた、TODO;おそらく、説埗力のありたす。しかし、あたり高床ではありたせん。set-valueの䜿い方を考える必芁がありたす。]", "title": "ノヌドからチェヌンを構築する" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "ノヌドから構築できる連鎖は、数孊的垰玍法の原理を実蚌するものです。", "title": "誘導の原理" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "䟋えば、 P ( n ) {\\displaystyle P(n)} ずいう性質は、「 n {\\displaystyle n} 個の数を保持する鎖を䜜るこずができる」ずいう文であるずしたす。これは自然数の性質であり、 n {\\displaystyle n} の特定の倀で文が意味をなすからです。", "title": "誘導の原理" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "長さ5、100、100䞇のチェヌンを䜜成できるこずを蚌明する代わりに、䞀般的なステヌトメント P ( n ) {\\displaystyle P(n)} を蚌明したいず思いたす。 䞊蚘のステップ2は「垰玍的仮説」ず呌ばれたす。 それを蚌明できるこずを瀺したしょう:", "title": "誘導の原理" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "Step 3 above is called the Base Case, let's show that we can prove it:", "title": "誘導の原理" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "䞊の手順3を基本ケヌス( Base Case )ず呌びたすが、これが蚌明できるこずを瀺したしょう。", "title": "誘導の原理" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "P ( 1 ) {\\displaystyle P(1)} が成立するこずを瀺す必芁がありたす。぀たり、1぀の芁玠からなる連鎖を䜜るこずができるこずを瀺す。", "title": "誘導の原理" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "垰玍法の原理は、「 n {\\displaystyle n} 芁玠の鎖を n ≥ 1 {\\displaystyle n\\geq 1} のすべおの倀に察しお䜜るこずができるこずを蚌明した」ずいうこずです。どうしおそうなるのでしょうか。垰玍法を考えるのに最も良い方法は、実は無限の蚌明を蚘述するための公匏を䜜る方法であるずいうこずでしょう。ベヌスケヌスである P ( 1 ) {\\displaystyle P(1)} に察しお文が成り立぀こずを蚌明したら、その事実に垰玍的仮説を適甚しお P ( 2 ) {\\displaystyle P(2)} が成り立぀こずを瀺すこずができるのです。 P ( 2 ) {\\displaystyle P(2)} が成り立぀こずがわかったので、再び垰玍的仮説を適甚しお P ( 3 ) {\\displaystyle P(3)} が成り立぀はずであるこずを瀺せばよい。この原理は、このようなこずを繰り返しおも止められないので、すべおの堎合に぀いお成り立぀ず考えるべきだずいうものです。", "title": "誘導の原理" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "垰玍法は奇劙な蚌明方法のように聞こえるかもしれたせんが、非垞に有甚なテクニックです。このテクニックが䟿利なのは、「すべおの n ≥ 1 {\\displaystyle n\\geq 1} に察しお P ( n ) {\\displaystyle P(n)} が成り立぀こずを蚌明せよ」ずいうような難しそうな文を、より小さくお蚌明しやすい二぀の文に分割できる点です。䞀般に、基本ケヌスは䞀般的な文ではないので、蚌明は簡単です。蚌明䜜業のほずんどは通垞、垰玍的仮説にあり、 n + 1 {\\displaystyle n+1} ケヌスの蚌明に「くっ぀ける」ためにステヌトメントを再定匏化する巧劙な方法がしばしば必芁になるこずがありたす。", "title": "誘導の原理" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "ノヌドの含たれる倀を基本ケヌスずし、ノヌドの次のポむンタを垰玍的仮説ず考えるこずができたす。数孊の垰玍法のように、任意の数の芁玠を栌玍するずいう難しい問題を、1぀の芁玠だけを栌玍し、さらに別の芁玠にアタッチする機構を持぀ずいう簡単な問題に分解するこずができるのです。", "title": "誘導の原理" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "次に考える垰玍法の䟋は、より代数的な性質を持っおいたす。", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "f r a c ( n ) ( n + 1 ) 2 {\\displaystyle frac{(n)(n+1)}{2}} ずいう公匏が䞎えられ、この公匏が最初の n {\\displaystyle n} 個の数の和を䞎えるこずを蚌明したいずしたしょう。最初の詊みずしお、これが1に぀いお正しいこずだけを瀺そうずするかもしれたせん。", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "2 に぀いお", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "3 に぀いお", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "しかし、この蚌明ず呌ばれるものは、曞き出すず無限に長くなるこずにすぐに気が぀くでしょう。この蚌明を実行し、最初の10億個の数に察しお正しいこずを瀺したずしおも、それが10億ず1億、あるいは1千億の数に察しお正しいずは限らないのです。これは、垰玍法が有効であるこずを匷く瀺唆しおいたす。", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "䞎えられた公匏が本圓に最初のn個の数の和を䞎えるこずを、垰玍法を甚いお蚌明したいずしたす。たず、基本ケヌスを蚌明したす。぀たり、n = 1のずきに真であるこずを瀺さなければなりたせん。これは比范的簡単で、倉数nに1を代入すれば、( t y p r a c ( 1 ) ( 1 + 1 ) 2 = 1 {\\displaystyle typrac{(1)(1+1)}{2}=1} )が埗られ、n = 1のずきにこの匏が正しいこずがわかりたす。", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "さお、次は垰玍的なステップです。この匏がjに぀いお成り立぀なら、j+1に぀いおも成り立぀こずを瀺さなければなりたせん。別の蚀い方をすれば、1から(j)たでの和が f r a c ( ( j ) ) ( ( j ) + 1 ) 2 {\\displaystyle frac{((j))((j)+1)}{2}} であるこずをすでに蚌明したず仮定しお、1から(j+1)たでの和が f r a c ( ( j + 1 ) ) ( ( j + 1 ) + 1 ) 2 {\\displaystyle frac{((j+1))((j+1)+1)}{2}} であるこずを蚌明したいのです。なお、この2぀の匏は、nをそれぞれ(j)ず(j+1)に眮き換えただけで出おきたものです。", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "この垰玍的ステップを蚌明するために、たず、1からj+1たでの和を蚈算するには、1からjたでの和を蚈算し、それにj+1を加えればよいこずに泚意しおください。1からjたでの和を求める匏が既にあるので、それにj+1を加えるず、このような新しい匏が埗られたす。 T h r e s h o l d ( ( j ) ) ( ( j ) + 1 ) 2 + ( j + 1 ) {\\displaystyle Threshold{((j))((j)+1)}{2}+(j+1)} ずなりたす。ですから、実際に蚌明を完成させるには、 < f r a c ( ( j ) ) ( ( j ) + 1 ) 2 + ( j + 1 ) = ( ( j + 1 ) ) ( ( j + 1 ) + 1 ) 2 {\\displaystyle <frac{((j))((j)+1)}{2}+(j+1)={\\frac {((j+1))((j+1)+1)}{2}}} を瀺せば良いのです。", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "䞊の匏が正しいこずは、いく぀かの簡略化した手順で瀺すこずができたす。", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "( ( j ) ) ( ( j ) + 1 ) 2 + ( j + 1 ) = ( ( j + 1 ) ) ( ( j + 1 ) + 1 ) 2 {\\displaystyle {\\frac {((j))((j)+1)}{2}}+(j+1)={\\frac {((j+1))((j+1)+1)}{2}}}", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "( j ) ( j + 1 ) 2 + j + 1 = ( j + 1 ) ( j + 1 + 1 ) 2 {\\displaystyle {\\frac {(j)(j+1)}{2}}+j+1={\\frac {(j+1)(j+1+1)}{2}}}", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "( j ) ( j + 1 ) 2 + 2 ( j + 1 ) 2 = ( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 {\\displaystyle {\\frac {(j)(j+1)}{2}}+{\\frac {2(j+1)}{2}}={\\frac {(j+1)(j+2)}{2}}}", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "( j ) ( j + 1 ) + 2 ( j + 1 ) 2 = ( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 {\\displaystyle {\\frac {(j)(j+1)+2(j+1)}{2}}={\\frac {(j+1)(j+2)}{2}}}", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "j 2 + j + 2 j + 2 2 = ( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 {\\displaystyle {\\frac {j^{2}+j+2j+2}{2}}={\\frac {(j+1)(j+2)}{2}}}", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "j 2 + 3 j + 2 2 = ( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 {\\displaystyle {\\frac {j^{2}+3j+2}{2}}={\\frac {(j+1)(j+2)}{2}}}", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 = ( j + 1 ) ( j + 2 ) 2 {\\displaystyle {\\frac {(j+1)(j+2)}{2}}={\\frac {(j+1)(j+2)}{2}}}", "title": "総和の垰玍法" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "はじめに(英)- 挞近蚘法(英)- 配列(英)- リスト構造ずむテレヌタヌ(英) スタックずキュヌ(英)- 朚構造(英)- 最小ヒヌプず最倧ヒヌプ(英)- グラフ(英) ハッシュテヌブル(英)- 集合(英)- トレヌドオフ(英)", "title": "総和の垰玍法" } ]
デヌタ構造は、コンピュヌタが膚倧なデヌタを凊理・保存するために甚いる圢匏的な構造です。プログラマは、デヌタ構造を利甚しお、倧量のデヌタを抂念的に管理可胜な関係に粟神的に構造化するこずができたす。䟋えば、デヌタの怜玢や゜ヌトを高速に行うためにデヌタ構造を䜿甚するこずがありたす。スタックずいう抂念は、より䞀般的なデヌタ構造の限定された圢です。このような制限を蚭けるこずで、プログラムの掚論を容易にするこずができたす。たた、デヌタ構造はアルゎリズムの耇雑さを保蚌するものでもありたす。よっお、良い゜フトりェアを曞くためには、その仕事に適したデヌタ構造を遞択するこずが重芁です。 デヌタ構造は、リストに項目を远加したり、キュヌで最も優先床の高い項目を怜玢するなど、デヌタグルヌプに察する操䜜を提䟛したす。たた、デヌタ構造が操䜜を提䟛する堎合、そのデヌタ構造を「抜象デヌタ型ADT」ず呌ぶこずができたす。抜象デヌタ型は、コヌドの䟝存関係を最小限に抑えるこずができるため、コヌドを倉曎する必芁がある堎合に重芁です。䜎レベルの詳现から抜象化されおいるため、あるデヌタ構造ず別のデヌタ構造に共通する高次の共通点のいく぀かを利甚しお、䞀方を他方に眮き換えるこずができたす。 プログラミング蚀語には、敎数や浮動小数点数など、コンピュヌタのプロセッサヌがネむティブにサポヌトするデヌタオブゞェクトを扱うための組み蟌み型が甚意されおいたす。組み蟌み型は、プロセッサヌが実際に提䟛するものを抜象化したもので、その実行や制限に関する詳现が隠されおいるからです。 䟋えば、浮動小数点数を䜿う堎合、䞻にその倀ず適甚できる挔算に関心がありたす。䟋えば、斜蟺の長さを蚈算するこずを考えおみたしょう。 䞊蚘から生成される機械語コヌドは、これらの倀の蚈算ず結果の積算に共通のパタヌンを䜿甚するこずになりたす。実際、これらのパタヌンは非垞に繰り返しが倚いので、この冗長性を避け、プログラマが「どのように」蚈算したかではなく「どのような」倀が蚈算されたかを考えるこずができるように、高玚蚀語が䜜られたのです。 ここで、2぀の䟿利で関連した抂念が登堎したす。 「カプセル化(Encapsulation)」ずは、䞀般的なパタヌンを䞀぀の名前でグルヌプ化し、そのパタヌンをより高床に理解するためにパラメヌタ化するこずです。䟋えば、乗算挔算は2぀の゜ヌス倀を必芁ずし、その2぀の倀の積を䞎えられたデスティネヌションに曞き蟌みたす。この挔算は、゜ヌスず1぀のデスティネヌションの䞡方によっおパラメヌタ化されたす。 「抜象化(Abstraction)」ずは、ナヌザヌから実装の詳现を隠すための仕組みです。䟋えば数字を掛け合わせるずき、私たちはプロセッサヌが実際に䜿甚する技法を知る必芁はなく、その特性だけを知っおいればよいのです。 プログラミング蚀語は、機械の抜象化であるず同時に、機械の内郚の詳现をカプセル化するためのツヌルでもありたす。䟋えば、あるプログラミング蚀語で曞かれたプログラムは、そのプログラミング蚀語がナヌザヌを1぀のマシンから十分に遠ざけるこずができれば、耇数の異なるマシンアヌキテクチャにコンパむルするこずができたす。 本曞では、プログラミング蚀語が提䟛する抜象化やカプセル化を曎に進めたデヌタ構造を玹介したす。アプリケヌションが耇雑になるず、プログラミング蚀語の抜象化だけでは䜎レベルすぎお管理できなくなりたす。そこで、䜎レベルの構成芁玠の䞊に独自の抜象化を構築し、その䞊に曎に抜象化を重ねるこずができたす。しかし、抜象化を進めるほどに䜎レベルの実装の詳现にアクセスできなくなりたす。このようなアクセスの喪倱は悪いトレヌドオフず聞こえたすが、実際には非垞に有益です。私たちは、目の前の問題を解決するこずを第䞀に考え、恣意的な刀断よりもそれを優先したす。より高次元で考えるこずができれば、このような重荷から解攟されるでしょう。 本曞で扱うデヌタ構造は、倀の集合ず、その倀にアクセスや倉曎を行う操䜜の集合を持぀䞀぀のナニットずしお考えるこずができたす。デヌタ構造自䜓は、操䜜ず各操䜜の特性内容や所芁時間などの集合ずしお理解できたす。 ビッグ・オヌ衚蚘法は、コンピュヌタヌコヌドの性胜を衚珟する䞀般的な方法です。この衚蚘法では、メモリ内の項目数ず関数の平均性胜の関係が生たれたす。たずえば、n個のアむテムのセットに察しお、O(n)は、特定の関数が平均しおn回セット䞊で動䜜するこずを瀺したす。O(1)は、関数が項目の数に関係なく垞に䞀定の数の挔算を行うこずを瀺したす。この衚蚘法は、アルゎリズムの耇雑さを衚珟するだけであり、関数はより倚くの挔算を行うこずができたすが、nの定数倍は慣習的に削陀されたす。蚘号 O はドむツ語のOrdnungの頭字にちなみたす。
{{デヌタ構造/章ナビゲヌション}} デヌタ構造は、コンピュヌタが膚倧なデヌタを凊理・保存するために甚いる圢匏的な構造です。プログラマは、デヌタ構造を利甚しお、倧量のデヌタを抂念的に管理可胜な関係に粟神的に構造化するこずができたす。䟋えば、デヌタの怜玢や゜ヌトを高速に行うためにデヌタ構造を䜿甚するこずがありたす。スタックずいう抂念は、より䞀般的なデヌタ構造の限定された圢です。このような制限を蚭けるこずで、プログラムの掚論を容易にするこずができたす。たた、デヌタ構造はアルゎリズムの耇雑さを保蚌するものでもありたす。よっお、良い゜フトりェアを曞くためには、その仕事に適したデヌタ構造を遞択するこずが重芁です。 デヌタ構造は、リストに項目を远加したり、キュヌで最も優先床の高い項目を怜玢するなど、デヌタグルヌプに察する操䜜を提䟛したす。たた、デヌタ構造が操䜜を提䟛する堎合、そのデヌタ構造を「抜象デヌタ型ADT」ず呌ぶこずができたす。抜象デヌタ型は、コヌドの䟝存関係を最小限に抑えるこずができるため、コヌドを倉曎する必芁がある堎合に重芁です。䜎レベルの詳现から抜象化されおいるため、あるデヌタ構造ず別のデヌタ構造に共通する高次の共通点のいく぀かを利甚しお、䞀方を他方に眮き換えるこずができたす。 プログラミング蚀語には、敎数や浮動小数点数など、コンピュヌタのプロセッサヌがネむティブにサポヌトするデヌタオブゞェクトを扱うための組み蟌み型が甚意されおいたす。組み蟌み型は、プロセッサヌが実際に提䟛するものを抜象化したもので、その実行や制限に関する詳现が隠されおいるからです。 䟋えば、浮動小数点数を䜿う堎合、䞻にその倀ず適甚できる挔算に関心がありたす。䟋えば、斜蟺の長さを蚈算するこずを考えおみたしょう。 let ''c'' := sqrt(''a'' * ''a'' + ''b'' * ''b'') 䞊蚘から生成される機械語コヌドは、これらの倀の蚈算ず結果の積算に共通のパタヌンを䜿甚するこずになりたす。実際、これらのパタヌンは非垞に繰り返しが倚いので、この冗長性を避け、プログラマが「どのように」蚈算したかではなく「どのような」倀が蚈算されたかを考えるこずができるように、高玚蚀語が䜜られたのです。 ここで、2぀の䟿利で関連した抂念が登堎したす。 *「カプセル化(Encapsulation)」ずは、䞀般的なパタヌンを䞀぀の名前でグルヌプ化し、そのパタヌンをより高床に理解するためにパラメヌタ化するこずです。䟋えば、乗算挔算は2぀の゜ヌス倀を必芁ずし、その2぀の倀の積を䞎えられたデスティネヌションに曞き蟌みたす。この挔算は、゜ヌスず1぀のデスティネヌションの䞡方によっおパラメヌタ化されたす。 *「抜象化(Abstraction)」ずは、ナヌザヌから実装の詳现を隠すための仕組みです。䟋えば数字を掛け合わせるずき、私たちはプロセッサヌが実際に䜿甚する技法を知る必芁はなく、その特性だけを知っおいればよいのです。 プログラミング蚀語は、機械の抜象化であるず同時に、機械の内郚の詳现をカプセル化するためのツヌルでもありたす。䟋えば、あるプログラミング蚀語で曞かれたプログラムは、そのプログラミング蚀語がナヌザヌを1぀のマシンから十分に遠ざけるこずができれば、耇数の異なるマシンアヌキテクチャにコンパむルするこずができたす。 本曞では、プログラミング蚀語が提䟛する抜象化やカプセル化を曎に進めたデヌタ構造を玹介したす。アプリケヌションが耇雑になるず、プログラミング蚀語の抜象化だけでは䜎レベルすぎお管理できなくなりたす。そこで、䜎レベルの構成芁玠の䞊に独自の抜象化を構築し、その䞊に曎に抜象化を重ねるこずができたす。しかし、抜象化を進めるほどに䜎レベルの実装の詳现にアクセスできなくなりたす。このようなアクセスの喪倱は悪いトレヌドオフず聞こえたすが、実際には非垞に有益です。私たちは、目の前の問題を解決するこずを第䞀に考え、恣意的な刀断よりもそれを優先したす。より高次元で考えるこずができれば、このような重荷から解攟されるでしょう。 本曞で扱うデヌタ構造は、倀の集合ず、その倀にアクセスや倉曎を行う操䜜の集合を持぀䞀぀のナニットずしお考えるこずができたす。デヌタ構造自䜓は、操䜜ず各操䜜の特性内容や所芁時間などの集合ずしお理解できたす。 ビッグ・オヌ衚蚘法は、コンピュヌタヌコヌドの性胜を衚珟する䞀般的な方法です。この衚蚘法では、メモリ内の項目数ず関数の平均性胜の関係が生たれたす。たずえば、n個のアむテムのセットに察しお、O(n)は、特定の関数が平均しおn回セット䞊で動䜜するこずを瀺したす。O(1)は、関数が項目の数に関係なく垞に䞀定の数の挔算を行うこずを瀺したす。この衚蚘法は、アルゎリズムの耇雑さを衚珟するだけであり、関数はより倚くの挔算を行うこずができたすが、nの定数倍は慣習的に削陀されたす。蚘号 O はドむツ語のOrdnungの頭字にちなみたす。 == ノヌド == 最初に確認するデヌタ構造はノヌド構造( ''node structure'' )です。ノヌドは、倀の単なるコンテナであり、「次の」ノヌドnullの堎合もありたすぞのポむンタヌです。 䞊蚘は構造の抜象化です 䞀郚の蚀語では、構造はレコヌドたたはクラスず呌ばれたす。他の蚀語の䞭には、構造を盎接サポヌトしおいないものもありたすが、代わりに、他の構造タプルやリストなどから構造を構築するこずができたす。 ここでは、ノヌドに䜕らかの圢匏の倀が含たれおいるこずだけを考慮しおいるため、タむプは重芁ではないため、そのタむプは「芁玠」であるず単玔に蚀いたす。䞀郚のプログラミング蚀語では、タむプを指定する必芁はありたせん[[Scheme]]、[[Smalltalk]]、[[Python]]などの動的に型付けされた蚀語のように。他の蚀語では、型を敎数たたは文字列に制限する必芁がある堎合がありたす[[C蚀語|C]]のような静的に型付けされた蚀語のように。さらに他の蚀語では、含たれおいる芁玠の型の決定は、その型が実際に䜿甚されるたで遅らせるこずができたす[[C++]]や[[Java]]などのゞェネリック型をサポヌトする蚀語のように。これらのいずれの堎合でも、擬䌌コヌドを独自の蚀語に翻蚳するのは比范的簡単です。 指定された各ノヌド操䜜は、非垞に簡単に実装できたす。 // ''Create a new node, with v as its contained value and next as'' // ''the value of the next pointer'' function '''make-node'''(''v'', node ''next''): node let ''result'' := new node {''v'', ''next''} return ''result'' end ''// Returns the value contained in node n'' function '''get-value'''(node ''n''): element return ''n''.value end ''// Returns the value of node n's next pointer'' function '''get-next'''(node ''n''): node return ''n''.next end ''// Sets the contained value of n to be v'' function '''set-value'''(node ''n'', ''v'') ''n''.value := ''v'' end ''// Sets the value of node n's next pointer to be new-next'' function '''set-next'''(node ''n'', ''new-next'') ''n''.next := ''new-next'' return ''new-next'' end 基本的に、我々は構造そのものや䜎レベルの実装よりも、操䜜や実装戊略に関心がありたす。䟋えば、我々は指定された時間芁件に関心があり、それはすべおの操䜜が<math>O(1)</math>である時間を芁するずするものです。䞊蚘の実装は、各操䜜にかかる時間の長さが䞀定であるため、この条件を満たしおいたす。定数時間挔算を考えるもう䞀぀の方法は、解析がどの倉数にも䟝存しない挔算ず考えるこずです<math>O(1)</math>ずいう衚蚘は次章で数孊的に定矩されたす。今のずころ、それは単に䞀定時間を意味するず考えおよい。 ノヌドずは倀のコンテナであり、他のノヌドぞのポむンタのコンテナでもあるから、ノヌドのデヌタ構造自䜓ずその実装がいかに単玔であるかは驚くにはあたらないでしょう。 == ノヌドからチェヌンを構築する == ノヌド構造は単玔ですが、実は固定サむズの敎数だけでは蚈算できなかったこずが蚈算できるようになりたす。 しかし、その前に、ノヌドを䜿う必芁のないプログラムを芋おみよう次のプログラムは、入力ストリヌムナヌザヌからでもファむルからでもよいから、ファむルの終端に達するたで䞀連の数倀を読み蟌み、最倧の数倀ずすべおの数倀の平均を出力するものである program(input-stream ''in'', output-stream ''out'') let ''total'' := 0 let ''count'' := 0 let ''largest'' := <math>-\infty</math> while has-next-integer(''in''): let ''i'' := read-integer(''in'') ''total'' := ''total'' + ''i'' ''count'' := ''count'' + 1 ''largest'' := max(''largest'', ''i'') repeat println ''out'' "Maximum: " ''largest'' if ''count'' != 0: println ''out'' "Average: " (''total'' / ''count'') fi end ファむルの終端に達するたで䞀連の数倀を読み蟌んで、最倧の数倀ず、その数倀を均等に割った数倀の平均を出力するのです。この問題は、最倧の数字が最埌に入力されたものである可胜性がある点が異なりたす。その数字を陀いたすべおの数字の平均を蚈算するのであれば、すべおの数字を䜕らかの方法で蚘憶しおおくこずが必芁です。倉数を䜿っお前の数字を蚘憶するこずもできたすが、倉数が問題を解くのに圹立぀のは、入力された数字があたり倚くない堎合だけです。 䟋えば、ナヌザヌが入力した状態を保持するために、200個の倉数を甚意したずしたす。さらに、200個の倉数がそれぞれ64ビットであったずしたす。たずえプログラムが非垞に巧劙であったずしおも、<math>2^{64\cdot 200}</math>異なるタむプの入力に察しおのみ結果を蚈算するこずができたす。これは非垞に倚くの組み合わせですが、300個の64ビット数のリストでは、適切に゚ンコヌドするためにさらに倚くの組み合わせが必芁になりたす。(䞀般に、この問題は''線圢空間''を必芁ずするず蚀われおいたす。有限個の倉数しか必芁ずしないプログラムは、すべお「定数空間」で解くこずができたす)。 コヌディングを耇雑にする制限倉数の数が䞀定であるこずなどを組み蟌む代わりに、ノヌドの抜象化の特性を利甚すれば、コンピュヌタヌが保持できる数の数字を蚘憶するこずができるのです。 program(input-stream ''in'', output-stream ''out'') let ''largest'' := <math>-\infty</math> let ''nodes'' := null while has-next-integer(''in''): let ''i'' := read-integer(''in'') ''nodes'' := '''make-node'''(''i'', ''nodes'') ''// contain the value i,'' ''// and remember the previous numbers too'' ''largest'' := max(''largest'', ''i'') repeat println ''out'' "Maximum: " ''largest'' ''// now compute the averages of all factors of largest'' let ''total'' := 0 let ''count'' := 0 while ''nodes'' != null: let ''j'' := '''get-value'''(''nodes'') if ''j'' divides ''largest'': ''total'' := ''total'' + ''j'' ''count'' := ''count'' + 1 fi ''nodes'' := '''get-next'''(''nodes'') repeat if ''count'' != 0: println ''out'' "Average: " (''total'' / ''count'') fi end 䞊蚘で、もし ''n'' 個の敎数が正垞に読み蟌たれた堎合、 '''make-node''' を ''n'' 個呌び出すこずになりたす。これには''n''個のノヌドが必芁であり各ノヌドの''value''ず''next''フィヌルドを保持する十分なスペヌスず内郚メモリ管理のオヌバヌヘッドが必芁、メモリ芁求は<math>O(n)</math>オヌダヌになりたす。同様に、このノヌドの鎖を構築し、再びその鎖を反埩するためには、<math>O(n)</math>ステップが必芁ずなり、さらに<math>O(n)</math>ステップが必芁ずなりたす。 なお、連鎖の䞭の数字を反埩するずき、実際には逆順に芋おいたす。䟋えば、このプログラムに入力された数字が4、7、6、30、15であるずしたす。EOFに到達した埌、''nodes''チェヌンは次のようになりたす。 [[File:DataStructuresLinkedListofN.svg|ja wikibooks デヌタ構造/ノヌドからチェヌンを構築する の解説図]] このような連鎖は䞀般に''リンクリスト( linked-lists )''ず呌ばれたす。しかし、私たちは䞀般的に''リスト( lists )''や''シヌケンス( sequences )''ずいう蚀葉で考えるこずを奜んでいたす。リストはチェむンで䜜るこずができたすが、本曞ではそれ以倖にもいく぀かの䜜り方を玹介したす。今のずころ、我々はノヌドの䜿甚方法の䞀぀よりも、ノヌドの抜象化胜力のほうに関心がありたす。 䞊蚘のアルゎリズムでは、make-node、get-value、get-nextの各関数のみを䜿甚したす。set-nextを䜿えば、順序を逆転させるのではなく元の順序を保぀ように、連鎖を生成するアルゎリズムを倉曎するこずができたす。 [TODO: そのための擬䌌コヌド。たた、TODO;おそらく、説埗力のありたす。しかし、あたり高床ではありたせん。set-valueの䜿い方を考える必芁がありたす。] program (input-stream ''in'', output-stream ''out'') let ''largest'' := <math>-\infty</math> let ''nodes'' := null let ''tail_node'' := null while has-next-integer (''in''): let ''i'' := read-integer (''in'') if (''nodes'' == null) ''nodes'' := '''make-node'''(''i'', null) ''// construct first node in the list'' ''tail_node'' := ''nodes'' ''//there is one node in the list=> first and last are the same'' else ''tail_node'' := '''set-next''' (''tail_node'', '''make-node''' (''i'', null)) ''// append new node to the end of the list'' ''largest'' := max(''largest'', ''i'') repeat println ''out'' "Maximum: " ''largest'' ''// now compute the averages of all factors of largest'' let ''total'' := 0 let ''count'' := 0 while ''nodes'' != null: let ''j'' := '''get-value'''(''nodes'') if ''j'' divides ''largest'': ''total'' := ''total'' + ''j'' ''count'' := ''count'' + 1 fi ''nodes'' := '''get-next'''(''nodes'') repeat if ''count'' != 0: println ''out'' "Average: " (''total'' / ''count'') fi end == 誘導の原理 == ノヌドから構築できる連鎖は、数孊的垰玍法の原理を実蚌するものです。 {| |style="background-color: #FFFFEE; border: solid 1px #FFC92E; padding: 1em;" valign=top| ; 数孊的垰玍法 :# 数字 <math>P(n)</math> のある性質があるずしたす。 :# <math>P(n)</math> が成り立぀ずき <math>P(n+1)</math> も成り立぀はずだず蚌明できるのなら :# すべおの自然な<math>n</math>に察しお<math>P(n)</math>が成り立぀こずを瀺すために、<math>P(1)</math>が成り立぀こずを蚌明すればよい。 |} 䟋えば、<math>P(n)</math>ずいう性質は、「<math>n</math>個の数を保持する鎖を䜜るこずができる」ずいう文であるずしたす。これは自然数の性質であり、<math>n</math>の特定の倀で文が意味をなすからです。 * 5個の数を保持する鎖を䜜るこずができたす。 * 100個の数を保持する鎖を䜜るこずができたす。 * 1,000,000個の数を保持する鎖を䜜るこずができたす。 長さ5、100、100䞇のチェヌンを䜜成できるこずを蚌明する代わりに、䞀般的なステヌトメント<math>P(n)</math>を蚌明したいず思いたす。 䞊蚘のステップ2は「垰玍的仮説」ず呌ばれたす。 それを蚌明できるこずを瀺したしょう * <math>P(n)</math>が成り立぀ず仮定したす。 ぀たり、<math>n</math>芁玠のチェヌンを䜜成できたす。 ここで、<math>P(n+1)</math>が成り立぀こずを瀺さなければなりたせん。 * <code>''chain''</code>が<math>n</math>芁玠チェヌンの最初のノヌドであるず想定したす。 <code>''i''</code>は、<math>n+1</math>の長さのチェヌンを䜜成するためにチェヌンに远加したい数倀であるず想定したす。 *次のコヌドでこれを実珟できたす。 let ''bigger-chain'' := '''make-node'''(''i'', ''chain'') *ここに、新しい番号<code>''i''</code> がありたす。これは、<code>''bigger-chain''</code>の最初のリンクに含たれる倀になりたす。 <code>''chain''</code>に<math>n</math>芁玠がある堎合、<code>''bigger-chain''</code>には<math>n+1</math>芁玠が必芁です。 Step 3 above is called the '''Base Case''', let's show that we can prove it: 䞊の手順3を'''基本ケヌス'''( Base Case )ず呌びたすが、これが蚌明できるこずを瀺したしょう。 <math>P(1)</math>が成立するこずを瀺す必芁がありたす。぀たり、1぀の芁玠からなる連鎖を䜜るこずができるこずを瀺す。 * 以䞋のコヌドがこれを実珟しおくれたす。 let ''chain'' := '''make-node'''(''i'', null) 垰玍法の原理は、「<math>n</math>芁玠の鎖を<math>n\ge 1</math>のすべおの倀に察しお䜜るこずができるこずを蚌明した」ずいうこずです。どうしおそうなるのでしょうか。垰玍法を考えるのに最も良い方法は、実は無限の蚌明を蚘述するための公匏を䜜る方法であるずいうこずでしょう。ベヌスケヌスである<math>P(1)</math>に察しお文が成り立぀こずを蚌明したら、その事実に垰玍的仮説を適甚しお<math>P(2)</math>が成り立぀こずを瀺すこずができるのです。<math>P(2)</math> が成り立぀こずがわかったので、再び垰玍的仮説を適甚しお <math>P(3)</math> が成り立぀はずであるこずを瀺せばよい。この原理は、このようなこずを繰り返しおも止められないので、すべおの堎合に぀いお成り立぀ず考えるべきだずいうものです。 垰玍法は奇劙な蚌明方法のように聞こえるかもしれたせんが、非垞に有甚なテクニックです。このテクニックが䟿利なのは、「すべおの<math>n\ge 1</math>に察しお<math>P(n)</math>が成り立぀こずを蚌明せよ」ずいうような難しそうな文を、より小さくお蚌明しやすい二぀の文に分割できる点です。䞀般に、基本ケヌスは䞀般的な文ではないので、蚌明は簡単です。蚌明䜜業のほずんどは通垞、垰玍的仮説にあり、<math>n+1</math>ケヌスの蚌明に「くっ぀ける」ためにステヌトメントを再定匏化する巧劙な方法がしばしば必芁になるこずがありたす。 ノヌドの含たれる倀を基本ケヌスずし、ノヌドの次のポむンタを垰玍的仮説ず考えるこずができたす。数孊の垰玍法のように、任意の数の芁玠を栌玍するずいう難しい問題を、1぀の芁玠だけを栌玍し、さらに別の芁玠にアタッチする機構を持぀ずいう簡単な問題に分解するこずができるのです。 == 総和の垰玍法 == 次に考える垰玍法の䟋は、より代数的な性質を持っおいたす。 <math>frac{(n)(n+1)}{2}</math> ずいう公匏が䞎えられ、この公匏が最初の<math>n</math>個の数の和を䞎えるこずを蚌明したいずしたしょう。最初の詊みずしお、これが1に぀いお正しいこずだけを瀺そうずするかもしれたせん。 :<math>\frac{(1)(1+1)}{2} = 1 = 1</math>, 2 に぀いお :<math>\frac{(2)(2+1)}{2} = 3 = 1 + 2</math>, 3 に぀いお :<math>\frac{(3)(3+1)}{2} = 6 = 1 + 2 + 3</math> しかし、この蚌明ず呌ばれるものは、曞き出すず無限に長くなるこずにすぐに気が぀くでしょう。この蚌明を実行し、最初の10億個の数に察しお正しいこずを瀺したずしおも、それが10億ず1億、あるいは1千億の数に察しお正しいずは限らないのです。これは、垰玍法が有効であるこずを匷く瀺唆しおいたす。 䞎えられた公匏が本圓に最初のn個の数の和を䞎えるこずを、垰玍法を甚いお蚌明したいずしたす。たず、基本ケヌスを蚌明したす。぀たり、n = 1のずきに真であるこずを瀺さなければなりたせん。これは比范的簡単で、倉数nに1を代入すれば、(<math>typrac{(1)(1+1)}{2} = 1</math>)が埗られ、n = 1のずきにこの匏が正しいこずがわかりたす。 さお、次は垰玍的なステップです。この匏がjに぀いお成り立぀なら、j+1に぀いおも成り立぀こずを瀺さなければなりたせん。別の蚀い方をすれば、1から(j)たでの和が<math>frac{((j))((j)+1)}{2}</math>であるこずをすでに蚌明したず仮定しお、1から(j+1)たでの和が<math>frac{((j+1))((j+1)+1)}{2}</math>であるこずを蚌明したいのです。なお、この2぀の匏は、nをそれぞれ(j)ず(j+1)に眮き換えただけで出おきたものです。 この垰玍的ステップを蚌明するために、たず、1からj+1たでの和を蚈算するには、1からjたでの和を蚈算し、それにj+1を加えればよいこずに泚意しおください。1からjたでの和を求める匏が既にあるので、それにj+1を加えるず、このような新しい匏が埗られたす。<math>Threshold{((j))((j)+1)}{2}+(j+1)</math> ずなりたす。ですから、実際に蚌明を完成させるには、<math><frac{((j))((j)+1)}{2}+(j+1) = \frac{((j+1))((j+1)+1)}{2}</math> を瀺せば良いのです。 䞊の匏が正しいこずは、いく぀かの簡略化した手順で瀺すこずができたす。 <math>\frac{((j))((j)+1)}{2}+(j+1) = \frac{((j+1))((j+1)+1)}{2}</math> <math>\frac{(j)(j+1)}{2}+j+1 = \frac{(j+1)(j+1+1)}{2}</math> <math>\frac{(j)(j+1)}{2}+\frac{2(j+1)}{2} = \frac{(j+1)(j+2)}{2}</math> <math>\frac{(j)(j+1)+2(j+1)}{2} = \frac{(j+1)(j+2)}{2}</math> <math>\frac{j^2+j+2j+2}{2} = \frac{(j+1)(j+2)}{2}</math> <math>\frac{j^2+3j+2}{2} = \frac{(j+1)(j+2)}{2}</math> <math>\frac{(j+1)(j+2)}{2} = \frac{(j+1)(j+2)}{2}</math> 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2022-07-08T04:10:07Z
2024-03-03T10:48:16Z
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高等孊校 生物基瀎/様々なバむオヌム
本節では、囜内倖のバむオヌムずその分垃に぀いお扱いたす。 たたなお、グラフでの各怍生の各領域の枩床範囲や降氎量範囲の広さや倀は、教科曞ごずに若干、異なりたす。なので、あたり现かな数倀を芚えおも無䟡倀です。 日本では、その地域の気枩によっお、怍生が決たりたす。 よっお、その地域の気枩の積算倀をもずにした指数によっお、怍生が説明出来たす。 怍物の生育がうたくできる䞋限の倀を5°Cず考え、よっお月平均気枩からマむナス5°Cをした倀を各月もずめ、さらにその各月の倀を足し合わせた積算倀を、暖かさの指数ずいいたす。 WIが15〜45は、トドマツなどの針葉暹が分垃し、亜寒垯に盞圓し、北海道の北東郚などです。 45〜85は、ミズナラなどの倏緑暹林が分垃し、冷枩垯に盞圓し、東北地方などです。 85〜180は、スタゞむなどの照葉暹林が分垃し、枩暖垯に盞圓したす。 180〜240は、沖瞄県や鹿児島などで芋られ、亜熱垯倚雚林が分垃し、亜熱垯に盞圓したす。
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本節では、囜内倖のバむオヌムずその分垃に぀いお扱いたす。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]] > [[高等孊校の孊習]] >[[高等孊校理科]]>[[高等孊校生物]]>[[高等孊校 生物基瀎|生物基瀎]]>様々なバむオヌム 本節では、囜内倖のバむオヌムずその分垃に぀いお扱いたす。 == 䞖界のバむオヌム == たたなお、グラフでの各怍生の各領域の枩床範囲や降氎量範囲の広さや倀は、教科曞ごずに若干、異なりたす。なので、あたり现かな数倀を芚えおも無䟡倀です。 == 日本のバむオヌム == [[File:怍物の垂盎分垃 日本.svg|thumb|500px|日本䞭郚における怍物の垂盎分垃]] === 暖かさの指数 === 日本では、その地域の気枩によっお、怍生が決たりたす。 よっお、その地域の気枩の積算倀をもずにした指数によっお、怍生が説明出来たす。 怍物の生育がうたくできる䞋限の倀を5℃ず考え、よっお月平均気枩からマむナス5℃をした倀を各月もずめ、さらにその各月の倀を足し合わせた積算倀を、'''暖かさの指数'''ずいいたす。 WIが15〜45は、トドマツなどの針葉暹が分垃し、亜寒垯に盞圓し、北海道の北東郚などです。 45〜85は、ミズナラなどの倏緑暹林が分垃し、冷枩垯に盞圓し、東北地方などです。 85〜180は、スタゞむなどの照葉暹林が分垃し、枩暖垯に盞圓したす。 180〜240は、沖瞄県や鹿児島などで芋られ、亜熱垯倚雚林が分垃し、亜熱垯に盞圓したす。 : [[カテゎリ:生物孊]]
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2022-12-01T10:30:02Z
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高等孊校 生物/効果噚
倖界に䜜甚する噚官、现胞、现胞小噚官を効果噚ずいいたす。動物は刺激に応じお様々な反応を瀺したす。その時、効果噚が働きたす。刺激に察する通垞の反応は運動ですが、筋肉、繊毛、鞭毛などはそのための効果噚です。電気や光を出す特殊な効果噚を持っおいる動物もいたす。たた、色玠胞や分泌腺も効果噚です。 筋肉は䜓の䞭で最も重い組織で、質量の玄40%を占めおいたす。 脊怎動物の筋肉には、暪王筋ず平滑筋の2皮類がありたす。暪王筋は顕埮鏡で芋た時に芋えたす。暪王筋は倧きくなったり小さくなったりするのが早く、倧きな力を出すのが特城です。骚栌筋も心臓の筋肉(心筋)も暪王筋です。骚栌筋は骚に付いおいお、䜓を動かしたり正しい䜍眮に保ったりしおいたす。平滑筋は、䜓内の血管や臓噚にある筋肉です。 神経筋暙本は、カ゚ルのように骚栌筋に運動神経が぀ながっおいる実隓甚動物から採取したす。カ゚ルのふくらはぎの筋肉(腓腹筋)に座骚神経を貌り付けお䜜った神経筋暙本を䜿っお、神経を1回電気刺激するず、0.1秒で筋肉が収瞮・匛緩したす。これが単収瞮です。単収瞮が終わる前に次の電気刺激を䞎えるず、単収瞮が重なり、収瞮が倧きくなりたす。刺激の頻床がある䞀定以䞊になるず、匷い収瞮が長時間続くようになりたす。これを匷収瞮ずいいたす。匷収瞮は、健康な骚栌筋で起こる皮類の筋収瞮です。これは、掻動電䜍が運動神経を1秒間に10回以䞊䌝わっおいるために起こりたす。収瞮の量が時間ずずもにどのように倉化するかを瀺す曲線を収瞮曲線ずいいたす。刺激があたり起こらない時は、䞍完党匷瞮を瀺したす。そのため、単収瞮が重なり合ったギザギザの収瞮曲線になりたす。頻床が高くなるず、完党匷瞮を瀺し、倧きく滑らかに収瞮する曲線になりたす。 筋組織を䜜っおいるのは筋现胞ずいう長い现胞で、筋繊維ずも呌ばれたす。骚栌筋の筋现胞は、倚くの现胞が集たっおできおおり、それぞれの现胞には数癟個の栞がありたす。筋现胞は、现胞の長軞に沿っお筋原繊維がずらりず䞊んでいたす。筋原線維はサルコメア(筋節)で出来おいたす。䞡端はZ膜で仕切られ、サルコメアは長軞方向に䜕床も぀ながっおいたす。サルコメアの真ん䞭の少し暗く芋える郚分を暗垯、Z膜に近い郚分は明るく芋えるので明垯ずいいたす。ミオシンフィラメントずアクチンフィラメントは、サルコメアの筋原線維の長軞に沿っお芏則正しく䞊んでいたす。ミオシンフィラメントはミオシン分子の束がたくさん集たっお出来おおり、ミオシン分子の頭がたくさん飛び出しおいたす。 暪王筋が収瞮するず、明垯ず呌ばれる明るい色の郚分の長さだけが倉化し、サルコメアの幅は小さくなりたす。明垯にはアクチンフィラメントがあり、暗垯にはミオシンフィラメントがありたす。筋肉は、ミオシンずアクチンが連携しお、収瞮したす。ミオシン分子の頭にATPが付着しおいない時は、頭はアクチンフィラメントに傟いた状態で付着しおいたす。ATPがミオシン分子の頭郚に結合しおいるず、頭郚はアクチンから離れたす。ADPが頭郚から攟出されるず同時に、頭郚は再び傟きたす。このため、頭郚はアクチンフィラメントから離れたす。この動きによっお、アクチンフィラメントはサルコメアの䞭倮郚に向かっお移動したす。この動きを䜕床も繰り返すず、サルコメアの長さが短くなり、筋肉が収瞮したす。サルコメアが短くなっおも、ミオシンフィラメントもアクチンフィラメントも長さは倉わりたせん。アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの間をすり抜けるず、筋肉は収瞮したす。このような仕組みを滑り説ずいいたす。なお、ミオシンは、筋肉を収瞮させたり匛緩させたりするので、モヌタヌタンパク質ず呌ばれおいたす。 筋肉も神経系の力を借りお動かしおいたす。骚の䞭にある筋肉は運動神経によっお調節され、奜きな時に収瞮出来たす。このような筋肉を随意筋ずいいたす。その他、平滑筋や心臓のように、自埋神経系が働き方を調節しおいる堎合もありたす。脊髄からの興奮が運動神経现胞を䌝わっお軞玢末端に達するず、シナプス小胞からアセチルコリンずいう神経䌝達物質がシナプス間隙に攟出されたす。アセチルコリンが筋繊維のリガンド䟝存性むオンチャネルに結合するず、チャネルが開き、ナトリりムむオンが流れ蟌みたす。その結果、神経现胞ず同じように筋繊維に掻動電䜍が発生したす。 筋小胞䜓は、筋繊維の筋原線維を包む袋のような構造をしおいたす。筋繊維の膜が興奮するず、膜から内偎に䌞びおいるT字管から筋小胞䜓に興奮が送られたす。そしお、筋小胞䜓に蓄えられおいたカルシりムむオンが攟出されたす。トロポニンずトロポミオシンは、アクチンフィラメントに付着するタンパク質です。カルシりムむオンが少なくなるず、ミオシン頭郚がアクチンに付着しなくなるため、筋肉が匛緩したす。筋小胞䜓からのカルシりムむオンがトロポニンに結合するず、トロポミオシンの圢が倉化したす。これにより、ミオシン頭郚がアクチンに結合し、筋肉が収瞮したす。 筋现胞は、ATPがADPになる時に収瞮したす。これが筋现胞の゚ネルギヌになりたす。筋现胞はATPをあたり持っおいないので、グリコヌゲンずいう圢で゚ネルギヌを蓄えおいたす。呌吞ず解糖によっおグリコヌゲンが分解され、ATPが䜜られたす。たた、筋现胞はクレアチンリン酞の圢で゚ネルギヌを蓄えおおり、激しい運動でATPが必芁になった時に、ADPからATPを䜜るために䜿われたす。たた、ATPは、安静時に゚ネルギヌを貯え、クレアチンリン酞を䜜り盎すためにも䜿われたす。 動物が倖界のものに反応するのは、筋肉だけではありたせん。 埮现な生物や粟子は、繊毛や鞭毛を䜿っお泳いでいたす。筋肉は现胞党䜓を収瞮させお動きたす。䞀方、繊毛や鞭毛は、现胞の衚面に生えおいる小さな動く毛です。氎を動かすために、この毛が動きたす。1぀の现胞にはたくさんの繊毛があり、现胞が泳ぐ時に、波打぀ように動きたす。海に䜏む動物の幌生はよく繊毛を䜿っお泳ぎたす。長い繊毛は鞭毛ずいいたす。 汗腺、乳腺、唟腺などの効果噚は、刺激に反応しお物質を送り出す動物の郚分です。これらの腺は、その䞭の现胞が分泌した物質が管状の排出管を通っお倖に出るため、倖分泌腺ず呌ばれたす。甲状腺は内分泌腺の䞀皮なので、排出管を通さずに血液䞭にホルモンを送り蟌みたす。䞭枢神経系からの自埋神経やホルモンは、倚くの腺組織を制埡しおいたす。 メダカの䜓の色は、背景の明るさによっお倉化したす。色玠胞ずは、鱗粉の䞭に色玠の子実䜓をたくさん持っおいる现胞です。色玠胞が色を倉えるのは、现胞の䞭の子実䜓が移動するためです。子実䜓が现胞党䜓にあるず色が぀いたように芋えたすが、现胞の真ん䞭に集たるず透明になりたす。 ホタルの腹郚には光を攟぀噚官がありたす。皮によっお決められた時間に盞手が光を攟぀ず、自分も光を攟ち、他の雌雄に話しかけたす。 デンキりナギやシビレ゚むは、電気を䜿っお身の安党を確保したり、逌を捕たえたりしおいたす。
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 倖界に䜜甚する噚官、现胞、现胞小噚官を効果噚ずいいたす。動物は刺激に応じお様々な反応を瀺したす。その時、効果噚が働きたす。刺激に察する通垞の反応は運動ですが、筋肉、繊毛、鞭毛などはそのための効果噚です。電気や光を出す特殊な効果噚を持っおいる動物もいたす。たた、色玠胞や分泌腺も効果噚です。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校理科]]>[[高等孊校生物]]>[[高等孊校 生物|生物]]>効果噚  倖界に䜜甚する噚官、现胞、现胞小噚官を効果噚ずいいたす。動物は刺激に応じお様々な反応を瀺したす。その時、効果噚が働きたす。刺激に察する通垞の反応は運動ですが、筋肉、繊毛、鞭毛などはそのための効果噚です。電気や光を出す特殊な効果噚を持っおいる動物もいたす。たた、色玠胞や分泌腺も効果噚です。 == 筋肉 == [[ファむル:筋肉2.png|サムネむル|295x295ピクセル|筋肉の仕組み]]  筋肉は䜓の䞭で最も重い組織で、質量の玄を占めおいたす。  脊怎動物の筋肉には、'''暪王筋'''ず'''平滑筋'''の皮類がありたす。暪王筋は顕埮鏡で芋た時に芋えたす。<u>暪王筋</u>は倧きくなったり小さくなったりするのが早く、<u>倧きな力を出す</u>のが特城です。<u>骚栌筋も心臓の筋肉心筋も暪王筋</u>です。骚栌筋は<u>骚に付いおいお、䜓を動かしたり正しい䜍眮に保ったりしおいたす</u>。平滑筋は、<u>䜓内の血管や臓噚にある筋肉</u>です。 === 単収瞮ず匷瞮 === [[File:Kymograph daigram japanese.svg|334x334px|thumb|キモグラフ]] 神経筋暙本は、カ゚ルのように骚栌筋に運動神経が぀ながっおいる実隓甚動物から採取したす。カ゚ルのふくらはぎの筋肉腓腹筋に座骚神経を貌り付けお䜜った神経筋暙本を䜿っお、神経を回電気刺激するず、秒で筋肉が収瞮・匛緩したす。これが'''単収瞮'''です。単収瞮が終わる前に次の電気刺激を䞎えるず、単収瞮が重なり、収瞮が倧きくなりたす。刺激の頻床がある䞀定以䞊になるず、匷い収瞮が長時間続くようになりたす。これを'''匷収瞮'''ずいいたす。匷収瞮は、健康な骚栌筋で起こる皮類の筋収瞮です。これは、掻動電䜍が運動神経を秒間に回以䞊䌝わっおいるために起こりたす。収瞮の量が時間ずずもにどのように倉化するかを瀺す曲線を収瞮曲線ずいいたす。刺激があたり起こらない時は、'''䞍完党匷瞮'''を瀺したす。そのため、単収瞮が重なり合ったギザギザの収瞮曲線になりたす。頻床が高くなるず、'''完党匷瞮'''を瀺し、倧きく滑らかに収瞮する曲線になりたす。 [[File:Muscle contraction curve phrase japanese.svg|thumb|365x365px|å·Š|収瞮曲線]][[File:Muscle conraction curve japanese.svg|thumb|600px|骚栌筋の収瞮曲線|なし]] === 骚栌筋の構造 ===  筋組織を䜜っおいるのは筋现胞ずいう長い现胞で、'''筋繊維'''ずも呌ばれたす。骚栌筋の筋现胞は、倚くの现胞が集たっおできおおり、それぞれの现胞には数癟個の栞がありたす。筋现胞は、现胞の長軞に沿っお'''筋原繊維'''がずらりず䞊んでいたす。筋原線維は'''サルコメア'''筋節で出来おいたす。䞡端は膜で仕切られ、サルコメアは長軞方向に䜕床も぀ながっおいたす。サルコメアの真ん䞭の少し暗く芋える郚分を'''暗垯'''、膜に近い郚分は明るく芋えるので'''明垯'''ずいいたす。'''ミオシンフィラメント'''ず'''アクチンフィラメント'''は、サルコメアの筋原線維の長軞に沿っお芏則正しく䞊んでいたす。ミオシンフィラメントはミオシン分子の束がたくさん集たっお出来おおり、ミオシン分子の頭がたくさん飛び出しおいたす。 === 収瞮のしくみ ===  暪王筋が収瞮するず、明垯ず呌ばれる明るい色の郚分の長さだけが倉化し、サルコメアの幅は小さくなりたす。明垯にはアクチンフィラメントがあり、暗垯にはミオシンフィラメントがありたす。筋肉は、ミオシンずアクチンが連携しお、収瞮したす。ミオシン分子の頭にが付着しおいない時は、頭はアクチンフィラメントに傟いた状態で付着しおいたす。がミオシン分子の頭郚に結合しおいるず、頭郚はアクチンから離れたす。が頭郚から攟出されるず同時に、頭郚は再び傟きたす。このため、頭郚はアクチンフィラメントから離れたす。この動きによっお、アクチンフィラメントはサルコメアの䞭倮郚に向かっお移動したす。この動きを䜕床も繰り返すず、サルコメアの長さが短くなり、筋肉が収瞮したす。サルコメアが短くなっおも、ミオシンフィラメントもアクチンフィラメントも長さは倉わりたせん。アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの間をすり抜けるず、筋肉は収瞮したす。このような仕組みを'''滑り説'''ずいいたす。なお、ミオシンは、筋肉を収瞮させたり匛緩させたりするので、'''モヌタヌタンパク質'''ず呌ばれおいたす。 === 骚栌筋の収瞮制埡 ===  筋肉も神経系の力を借りお動かしおいたす。骚の䞭にある筋肉は運動神経によっお調節され、奜きな時に収瞮出来たす。このような筋肉を随意筋ずいいたす。その他、平滑筋や心臓のように、自埋神経系が働き方を調節しおいる堎合もありたす。脊髄からの興奮が運動神経现胞を䌝わっお軞玢末端に達するず、シナプス小胞からアセチルコリンずいう神経䌝達物質がシナプス間隙に攟出されたす。アセチルコリンが筋繊維のリガンド䟝存性むオンチャネルに結合するず、チャネルが開き、'''ナトリりムむオン'''が流れ蟌みたす。その結果、神経现胞ず同じように筋繊維に掻動電䜍が発生したす。  '''筋小胞䜓'''は、筋繊維の筋原線維を包む袋のような構造をしおいたす。筋繊維の膜が興奮するず、膜から内偎に䌞びおいる字管から筋小胞䜓に興奮が送られたす。そしお、筋小胞䜓に蓄えられおいた'''カルシりムむオン'''が攟出されたす。'''トロポニン'''ず'''トロポミオシン'''は、アクチンフィラメントに付着するタンパク質です。カルシりムむオンが少なくなるず、ミオシン頭郚がアクチンに付着しなくなるため、筋肉が匛緩したす。筋小胞䜓からのカルシりムむオンがトロポニンに結合するず、トロポミオシンの圢が倉化したす。これにより、ミオシン頭郚がアクチンに結合し、筋肉が収瞮したす。 === 筋収瞮ずクレアチンリン酞 ===  筋现胞は、がになる時に収瞮したす。これが筋现胞の゚ネルギヌになりたす。筋现胞はをあたり持っおいないので、グリコヌゲンずいう圢で゚ネルギヌを蓄えおいたす。呌吞ず解糖によっおグリコヌゲンが分解され、が䜜られたす。たた、筋现胞はクレアチンリン酞の圢で゚ネルギヌを蓄えおおり、激しい運動でが必芁になった時に、からを䜜るために䜿われたす。たた、は、安静時に゚ネルギヌを貯え、クレアチンリン酞を䜜り盎すためにも䜿われたす。[[File:筋収瞮の゚ネルギヌ源.svg|thumb|600px|筋収瞮の゚ネルギヌ源|なし]] == その他の効果噚 ==  動物が倖界のものに反応するのは、筋肉だけではありたせん。  埮现な生物や粟子は、繊毛や鞭毛を䜿っお泳いでいたす。筋肉は现胞党䜓を収瞮させお動きたす。䞀方、繊毛や鞭毛は、现胞の衚面に生えおいる小さな動く毛です。氎を動かすために、この毛が動きたす。぀の现胞にはたくさんの繊毛があり、现胞が泳ぐ時に、波打぀ように動きたす。海に䜏む動物の幌生はよく繊毛を䜿っお泳ぎたす。長い繊毛は鞭毛ずいいたす。  汗腺、乳腺、唟腺などの効果噚は、刺激に反応しお物質を送り出す動物の郚分です。これらの腺は、その䞭の现胞が分泌した物質が管状の排出管を通っお倖に出るため、'''倖分泌腺'''ず呌ばれたす。甲状腺は'''内分泌腺'''の䞀皮なので、排出管を通さずに血液䞭にホルモンを送り蟌みたす。䞭枢神経系からの自埋神経やホルモンは、倚くの腺組織を制埡しおいたす。  メダカの䜓の色は、背景の明るさによっお倉化したす。色玠胞ずは、鱗粉の䞭に色玠の子実䜓をたくさん持っおいる现胞です。色玠胞が色を倉えるのは、现胞の䞭の子実䜓が移動するためです。子実䜓が现胞党䜓にあるず色が぀いたように芋えたすが、现胞の真ん䞭に集たるず透明になりたす。  ホタルの腹郚には光を攟぀噚官がありたす。皮によっお決められた時間に盞手が光を攟぀ず、自分も光を攟ち、他の雌雄に話しかけたす。  デンキりナギやシビレ゚むは、電気を䜿っお身の安党を確保したり、逌を捕たえたりしおいたす。 [[カテゎリ:生物孊]]
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2022-12-01T10:29:13Z
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高等孊校 生物/生態系
※ この解説は、 旧生物IB、旧生物II、䞭孊校理科のWikibooks を敬䜓に盎したものです。そのため、珟圚の高校や倧孊受隓では、䞍適切な可胜性がありたす。 生物の内容が党範囲 完成次第、適切な内容に曞き換えようず思いたす。(䜜成者より) 本章では、生物基瀎・生物䞡方ずも共通する内容ずなりたす。 動物性プランクトンは、゚サずしお、怍物性プランクトンを食べおいたす。 具䜓的に蚀うず、ミゞンコやゟりリムシなどの動物性プランクトンは、ケむ゜りやアオミドロなどの怍物性プランクトンを食べたす。 そしお、動物性プランクトンも、メダカなどの小さな魚に食べられたす。 メダカなどの小さな魚も、さらに倧きな魚に、゚サずしお食べられたす。 ずいうふうに、より倧型の生き物などに食べられおいきたす。 生きおる間は食べられずに寿呜を迎えお死んだ生物も、埮生物などに゚サずしお食べられおいきたす。 このように、生き物同士が、「食べる・食べられる」 の関係を通じお関わり合っおいるこずを 食物連鎖(しょくも぀れんさ、food chain) ずいいたす。食べる偎を捕食者(ほしょくしゃ、predator)ずいい、食べられる偎を被食者(ひしょくしゃ)ずいいたす。ミゞンコずメダカの関係で蚀えば、メダカが捕食者、ミゞンコが被食者です。捕食者も、さらに䞊䜍の捕食者によっお食べられお、捕食者から被食者ぞずなる堎合もよくありたす。このように、捕食者-被食者の関係は、立堎によっお倉わる盞察的なものです。 実際には、捕食者が1皮類の生物だけを食べるこずはたれで、2皮類以䞊のさたざたな皮類の生物を食べたす。食べられる偎も、2皮類以䞊の捕食者によっお食べられたす。このため、食物連鎖は、けっしお1本道の぀ながりではなく、網状の぀ながりになっおおり、この食物連鎖の網状の぀ながりを食物網(しょくも぀もう、food web)ずいいたす。 食物連鎖は、なにも氎䞭の生き物だけでなく、陞䞊の生き物にも圓おはたる考え方です。 怍物など、光合成を行っお有機物を合成する生物のこずを 生産者(せいさんしゃ、producer) ず蚀いたす。動物のように、別の生物を食べる生き物を 消費者(しょうひしゃ、consumer) ずいいたす。消費者は、生産者の合成した有機物を、盎接もしくは間接に摂取しおいるず芋なす。 動物は、他の動物もしくは怍物を食べおいるので、動物は党お消費者です。肉食動物(carnivore)も草食動物(herbivore)も、どちらずも消費者です。 消費者のうち、草食動物のように、生産者を盎接に食べる生物を䞀次消費者(primary consumer)ずいいたす。その䞀次消費者を食べる肉食動物を二次消費者(secondary consumer)ずいいたす。二次消費者を食べる動物を䞉次消費者ずいいたす。さらに䞉次消費者を食べる生物を四次消費者ずいいたす。 なお、二次消費者を食べる䞉次消費者が䞀次消費者を食べるような堎合もありたす。このように、実際には、必ずしも盎接に1段階䞋䜍の生物を食べるずは限りたせん。 いっぜう、菌類(きんるい)や现菌類(さいきんるい)のように、(萜ち葉や 動物の死がい や 動物の糞尿(ふんにょう)などの)動怍物の遺䜓や排泄物などの有機物を分解しお無機物にする生物を分解者(ぶんかいしゃ、decomposer)ず蚀いたす。 菌類ずは、いわゆるカビやキノコのこずです。シむタケやマツタケは菌類です。アオカビやクロカビは菌類です。 现菌類ずは、䟋えば、倧腞菌(だいちょうきん)、乳酞菌(にゅうさんきん)、玍豆菌(なっずうきん)などが菌類です。 分解によっお、有機物は、二酞化炭玠や氎や窒玠化合物などぞず分解されたす。さたざたな分解者によっお有機物は分解されおいき、最終的には無機物ぞず倉わる。 これら、菌類や现菌類は、普通は、葉緑䜓を持っおいないので、光合成によっお栄逊を䜜るこずが出来たせん。 菌類は葉緑䜓を持っおいないため、菌類は怍物には、含めたせん。现菌類も、同様に、怍物に含めたせん。 菌類の栄逊の取り方は、カビ・キノコずもに、菌糞をのばしお、萜ち葉や動物の死骞などから、逊分を吞収しおいたす。 䞀般的に、長期的に芋れば、䞀次消費者の個䜓数は、生産者よりも少ありたせん。なぜなら、䞀次消費者が䞀時的に生産者よりも増えおも、食べ物の怍物が足りずに䞀次消費者は死んでしたうからです。同様に、二次消費者の個䜓数は、䞀次消費者よりも少ありたせん。 なので、本ペヌゞの図のように、生産者の個䜓数ず䞀次消費者・二次消費者・䞉次消費者・ ... の個䜓数を積み䞊げおいくず、䞉角圢のピラミッド型の図になりたす。このような個䜓数を生産者・䞀次消費者・二次消費者・ ... ず積み䞊げた図を個䜓数ピラミッドずいいたす。 同様に、生物量に぀いお、積み䞊げた図を生物量ピラミッド ずいいたす。 個䜓数ピラミッドや生物量ピラミッドをたずめお、生態ピラミッドずいいたす。 これらのピラミッドのように、生態系を構成する生物を、生産者を底蟺ずしお、䞀次消費者・二次消費者・ ... ず食物連鎖の段階によっお段階的に分けるこずができ、これを栄逊段階(えいよう だんかい)ずいいたす。 栄逊は、おおむね、 ずいうふうに、移動しおいきたす。そしお、消費者も䞀生の最期には死ぬから、死んで分解されるので、栄逊は分解者ぞず移動したす。 栄逊玠ずしお食べられる物質も、このように埪環しおいきたす。 物質は、生物どうしでは䞊蚘の食物連鎖のように埪環をしたすが、しかし゚ネルギヌは埪環せず、最終的には地球倖(宇宙空間)に熱゚ネルギヌなどずしお出お行きたす(※ 東京曞籍、数研出版、実教出版、啓林通の芋解)。 (※ 第䞀孊習瀟の教科曞を玛倱したので、第䞀は分かりたせん。) 生物の利甚する゚ネルギヌのおおもずは、ほずんどが倪陜からの光゚ネルギヌですので、光゚ネルギヌが光合成などによっお有機物に倉えられるなどしお化孊゚ネルギヌずしお倉換され、消費などによっお熱゚ネルギヌずしお排出さお、その熱゚ネルギヌが宇宙に攟出されおいる、ずいうような出来事になっおいたす。 ぀たり、゚ネルギヌは生態系の䞭を埪環はしおいたせん。 このようなこずから、怜定教科曞では「゚ネルギヌは生態系の倖に攟出される」ずか「゚ネルギヌは生態系倖に出おいく」などのように説明しおいたす。 ある生態系の䞀定面積内においお、䞀定期間においお生産者が光合成した有機物の総量を総生産量(そう せいさんりょう)ずいいたす。生産者である怍物は、自身の生産した有機物の䞀郚を、自身の呌吞で消費しおいたす。呌吞によっお䜿われた有機物の量を呌吞量ずいいたす。 総生産量から呌吞量を差し匕いた量を、玔生産量(じゅん せいさんりょう)ずいいたす。 玔生産量の䞀郚は、萜ち葉ずなっお枯れ萜ちたり( 枯死量、(「こしりょう」) )、あるいは䞀時消費者によっお捕食されたりする( 被食量、(「ひしょくりょう」) )ので、生産者の成長に䜿える量は、玔生産量よりも䜎くなりたす。 玔生産量から、枯死量ず被食量を差し匕いた量を、成長量(せいちょうりょう)ずいいたす。 怍物が成長に䜿える有機物の総量が、成長量です。 消費者である動物は、食べた有機物の䞀郚を、消化・吞収せずに排泄したす。食べた有機物の総量を摂食量(せっしょくりょう)ずいいたす。消化吞収せずに排出したぶんの量を、䞍消化排出量(ふしょうか はいしゅ぀りょう)ずいいたす。 消費者の同化量は、摂食量から䞍消化排出量を差し匕いた量ですので、次の匏になりたす。 さらに、ある動物の矀れを、集団党䜓で芋るず、その矀れの䞀郚の個䜓は、食物連鎖で、より䞊䜍の個䜓によっお捕食されたす。なので、矀れの成長に䜿える有機物の総量から、被食量を差し匕かねば、なりたせん。さらに、動物には寿呜があり、かならずい぀かは死滅したす。死滅するぶんの量が死滅量です。 これらを考慮するず、消費者の成長量は、次の匏になりたす。 ある環境においお、生産者の被食量は、䞀次消費者の摂食量ず等しい。 同様に、䞀時消費者の被食量は、二次消費者の摂食量ず等しい。 食物連鎖で生物間を移動する物質は栄逊玠だけではなく、生呜には望たしくない有害物も、食物連鎖を移動しおいきたす。 䟋えば、か぀お蟲薬ずしお䜿甚されおいたDDTは、自然界では分解されにくく、脂肪に蓄積しやすく、そのため食物連鎖を通じお高次の消費者ぞも取り蟌たれ、動物に害をおよばしたした。 生物内で分解・排出できない物質は、䜓内に蓄積しやすいずいう特城がありたす。さらに、その生物を食べる消費者の䜓には、もっず倚く蓄積しやすい。このため、生態ピラミッドで䞊䜍の生物ほど、高濃床で、その物質が存圚しおいるずいう珟象が起き、この珟象を生物濃瞮(せいぶ぀ のうしゅく、biological concentration)ずいいたす。 毒性のある物質で、生物濃瞮を起こす物質によっお、高次の消費者を死亡させたり、高次の消費者の生呜が脅かされた事䟋が過去に起きたしたした。 生物濃瞮を起こす、危険物質は、DDTのほか、PCB(ポリ塩化ビフェニル)や有機氎銀などです。 珟圚、アメリカおよび日本などでは、DDTの䜿甚は犁止されおいたす。 䜕らかの理由で、生産量ピラミッド䞭での、ある生物の個䜓数の比率が倉わっおも、時間が経おば、もずどおりに近づいおいきたす。 そのため、次第に、元通りに近づいおいきたす。 他の堎合も考えおみたしょう。 ぀りあいの状態から、なんらかの理由で、肉食動物が増えた堎合も考えよう。仮に、この状態を「(肉食動物=増)」ず曞くずしたしょう。 このように、食物連鎖を通じお、個䜓数の比率は調節されおいたす。 (※ 画像を募集䞭。カナダでの、オオダマネコ(捕食者)ずカンゞキりサギ(被食者)の個䜓数のグラフなどを䜜成しおください。) 環境砎壊や森林䌐採などで、ある地域で、倧芏暡に森林が砎壊されおしたうず、生産量ピラミッドの最䞋段の生産者が枛っおしたうので、䞊の段の消費者の動物も、その地域では生きられなくなっおしたう。 人工的な環境砎壊のほかにも、火山の噎火、山くずれ、措氎などの自然灜害で、生物の量が倧幅に枛る堎合もありたす。 珟圚の日本に生息しおいる ブラックバスの䞀皮(オオクチバス) や アメリカザリガニ やブルヌギル などは、もずもずの生息環境は倖囜ですが、人間の掻動によっお日本囜内に持ち蟌たれ、日本に定着した生物です。このような倖郚から、ある生態系に持ち蟌たれた生物を、倖来生物(がいらい せいぶ぀)ずいいたす。 ある生態系に、遠く離れた別の堎所から持ち蟌たれた倖来生物が入っおきおしたうず、(倩敵がいない等の理由で倖来生物が倧繁殖しやすく、その結果、)持ち蟌たれた先の堎所の生態系の安定が厩れたす。なぜなら、その倖来生物の倩敵ずなる生物が、ただ、持ち蟌たれた先の堎所には、いないからです。 このため、倖来生物を持ち蟌たれた堎所では、倖来生物が増えおしたい、埓来の生物で捕食察象などになった生物は枛少しおいく堎合が倚くありたす。 その結果、倖来生物によっお(捕食察象などになった)埓来の生物が単に枛るだけでなく、絶滅ちかくにたで埓来の生物が倧幅に激枛する堎合もありたす。(※ 怜定教科曞ではここたで曞いおいたせんが、共通テストでここたでの知識を芁求したす。) 倖来生物の䟋ずしお、オオクチバス(ブラックバスの䞀皮) や ブルヌギル ずいう肉食の魚の䟋があり、これら肉食の倖来生物の魚が圚来の魚の皚魚を食べおしたうので、圚来の魚の個䜓数が枛少しおしたうずいう問題も起きおいたす。 䞀説では、湖沌によっおは、オオクチバスやブル-ギルなどの繁殖した湖沌にお埓来の魚が激枛しおいるずいう(※ 数研出版の教科曞がその芋解)。 瀟䌚制床ずしおは、䞊述のように倖来生物が埓来の生物に倚倧な悪圱響を及がしかねないので、日本では法埋で倖来生物の持蟌みが芏制されおいたす。生態系を乱す恐れの特に高い生物皮を「特定倖来生物」に指定しお、飌育や栜培・茞入などを芏制したり、他にも日本政府は生物倚様性条玄の批准を受けお日本囜内で『生物倚様性囜家戊略』などの構想を打ち立おたりしおいたす。 怍物でも、セむタカアワダチ゜り や セむペりタンポポ などの倖来生物がありたす。 沖瞄のマングヌス(ゞャワマングヌス)も倖来生物で、ハブの捕獲の目的で沖瞄ぞず持ち蟌たれた。しかし、ハブ以倖の生物も捕食しおしたい、オキナワの固有皮のアマミノクロりサギやダンバルクむナなどを、マングヌスが捕食しおしたうずいう問題が起こりたした。たた、ハブは倜行性で、そのためマングヌスずは行動時間が䞀臎せず、ハブ捕獲の効果も䜎いこずが分かりたした。 珟圚、環境省は、察策ずしお、沖瞄でマングヌスを捕獲しおいたす。 日本の倖来生物には、これらのほか、アラむグマ、カミツキガメ、りシガ゚ル、セむペりオオマルハナバチなどが倖来生物です。 台颚や山火事、土砂厩れや噎火など、環境に倉化を䞎える珟象を 攪乱(かくらん、かく乱) ずいいたす。 たずえば、台颚で、熱垯のサンゎ瀁が傷付くのも攪乱です。 皮の倚様性に぀いお、いちばん倚様性を倚くする攪乱の芏暡は、攪乱が䞭皋床の堎合で、この理論を 䞭芏暡攪乱説(ちゅうきが かくらんせ぀) ずいいたす。 たずえば熱垯のサンゎ瀁では、䞭芏暡の台颚が起きた方が、サンゎの皮の倚様性が高たるこずが知られおいたす。オヌストラリアのヘロン島でのサンゎ瀁の調査で、このような䞭芏暡攪乱説どおりの事䟋が知られおいたす。 たずえば右の図のような地域の堎合、30%くらいの被床で、もっずも皮数が倚くなりたす。 攪乱が匷すぎるず、攪乱に匷い皮しか生き残れありたせん。 攪乱が匱すぎるず、通垞時の競争に匷い皮しか、生き残れありたせん。 人間が森林を䌐採したりするなどの、人為的なこずも攪乱です。 森林の堎合、攪乱がないず、陰暹ばかりになりたす。攪乱が起きお、噎火などで、いったん暹朚が焌き払われるず、そのあずの地には、たず陜暹が生えおくるようになりたす。 里山(さずやた)など、人里ちかくの森林では、か぀おは人々が林業などで朚材ずしお森林資源を利甚しおたので、かく乱が適床に行われおいたした。ですが、最近では林業の埌継者䞍足や経営難などで攟眮される森林も増えおおり、そのため朚材ずしお䌐採されなくなり、攪乱されなくなったので、皮の倚様性が䜎䞋しおいるず䞻匵する者もいたす。皮の倚様性確保のため、適床に朚材などの森林資源を理容すべきだず䞻匵する者もおり、日本囜での小䞭高の公教育での怜定教科曞なども、そのような立堎に立っおいたす。 絶滅のおそれのある生物皮を絶滅䞍安皮(ぜ぀め぀きぐしゅ、an endangered species )ずいいたす。絶滅䞍安皮のリストをレッドリストずいい、それらをたずめた本をレッドデヌタブックずいいたす。 䞖界各囜の政府や環境団䜓などは、絶滅を防ぐための取り組みずしお、レッドデヌタブックをたずめおいたす。日本では、環境省によりレッドデヌタブックが䜜成されおいたす。 動怍物ぞの乱獲などによる絶滅を防ぐため、絶滅䞍安皮の取匕を芏制する条玄ずしおワシントン条玄などがありたす。 干期は、枡り鳥の生息地になっおいたり、貝などの生息地になっおいたす。珟圚では、干期は自然保護の芳点から、環境保護をされおいたす。だが昔は、干期はたんなるドロの倚い堎所ず考えられおおり、そのため、干拓や埋立お工事などによっお、倚くの干期が消倱したした。 か぀お冷蔵庫などの冷媒ずしお利甚されおいたフロンガスずいう物質が原因で、オゟン局が砎壊され枛少しおいるこずが1980幎代に分かりたした。 オゟン局は玫倖線を吞収する性質があるので、オゟン局が砎壊されるず、地䞊にふりそそぐ玫倖線が増え、生物が被害を受ける。 倧気䞭で二酞化炭玠の濃床が䞊がるず、地球の気枩が䞊昇するず考えられおいたす。倧気䞭の二酞化炭玠には、赀倖線を吞収する性質があるので、その結果、熱を吞収する働きがありたす。なので、二酞化炭玠が増えるず、地䞊の熱が宇宙に逃れず地球の呚囲に閉じ蟌められるので、地䞊の気枩が䞊がる、ず考えられおいたす。これが、枩暖化の原因ず考えられおいたす。たた、倧気䞭の二酞化炭玠が、熱を閉じ蟌める䜜甚のこずを 枩宀効果(おんし぀ こうか) ず蚀いたす。二酞化炭玠など、熱を閉じ蟌める枩宀効果のある気䜓のこずを枩宀効果ガスず蚀いたす。 地球枩暖化(ちきゅう おんだんか) の䞻な原因は、石油などの化石燃料(かせき ねんりょう)の倧量䜿甚によっお、排気にふくたれる二酞化炭玠(にさんかたんそ)により、空気䞭の二酞化炭玠が増加したためず考えられおいたす。他にも、森林䌐採などによっお光合成によっお固定される炭玠の総量が䜎䞋した結果も含たれる、ずいう考えもありたす。 もし、枩暖化が進行しお、南極の倧陞䞊の氷や氷河の氷が溶ければ、海面䞊昇したす。䜎地が氎没したす。海抜の䜎いツバル、モルディブ、キリバスの囜は、海氎面が䞊がれば、囜土の倚くが氎没しおしたう恐れがありたす。 なお、北極の氷が溶けおも、もずもず北極海に浮かんでいる氷が氎に倉わるだけなので、海面は䞊昇しありたせん。 たた、枩暖化によっお、熱垯で生息しおいた蚊の分垃域が広がるこずが心配されおいたす。マラリアを媒介する蚊のハマダラカの生息域が広がる恐れが有る。 酞性雚の原因は、化石燃料の排気にふくたれる窒玠酞化物などの物質が、雚の酞性化の原因ず考えられおいたす。酞性雚により、森林が枯れたり、湖や川の魚が死んだりする堎合もありたす。 耕䜜や工業甚地化や䜏宅地化を目的にした森林䌐採などで、䞖界的に森林面積が枛少しおいたす。森林の枛少により光合成量が枛るので、枩暖化の原因にもなっおいるず考えられおいたす。たた、動物の生息域が枛るので、生態系の保護の芳点からも、森林砎壊が問題です。 なお、枩暖化の化石燃料以倖の他の原因ずしお、森林䌐採などによる森林の枛少によっお、怍物の光合成による二酞化炭玠の吞収量が枛ったのも理由の䞀぀では、ずいう説もありたす。 たた、過床の森林䌐採などにより、土壌の保氎性が倱われたために、その土地で怍物が育たなくなる砂挠化(さばくか)も起きおいたす。 怍物プランクトンによる光合成量ず消費量の぀りあう氎深のこずを補償深床(ほしょう しんど)ずいいたす。 補償深床は、倖掋で氎深100メヌトルたでに存圚しおいたす。 湖の氎質で窒玠やリンなどの濃床の高くなるず、硝酞塩やリンは怍物プランクトンにずっおの栄逊でもあるので、怍物プランクトンにずっおの栄逊に富んだ湖になるので、そのような窒玠やリンの濃床の高い湖の事を富栄逊湖(ふえいよう こ)ずいいたす。生掻排氎や蟲業廃氎などに含たれるリンや窒玠(ちっそ)化合物などの成分の流入によっお、富栄逊湖になっおいる堎合もありたす。 たた、湖や海などが、そのように窒玠やリンなどの濃床の高い氎質になる事を富栄逊化(ふ えいようか, entrophication)ずいいたす。 䞀方、窒玠やリンなどの濃床の䜎い湖のこずは「貧栄逊湖」(ひん えいようこ)ずいう(※ 数研の教科曞で玹介)。 さお、「栄逊」ず聞くず、よさそうに聞こえるが、これはプランクトンにずっおの栄逊ずいう意味ですので、氎䞭の氎草や魚などにずっおは、プランクトンの増倧が害になっおいる堎合もありたす。 なぜなら、プランクトンにより日照がさえぎられるので(怍物プランクトンは光の届く氎面近くにいるので)、湖の底にある氎草は光合成をできなくなりたす。 自然界の河川や海氎にも、栄逊が溶けおおり、それらは氎䞭の生物の生存にも必芁な堎合もあるし、プランクトンが少なすぎおも、それを食べる魚介類が増えない(※ 数研の芋解 )。たた、埮生物がそれら氎䞭の窒玠やリンを消費するなどしお、ある皋床の範囲内なら窒玠やリンなどは自然に分解消費されおいく(自然浄化) しかし栄逊が過剰になりすぎるず、プランクトンの倧量発生などにより氎系の生態系のバランスが厩れ、氎草の珟象や魚介類の倧量死などの原因にもなりたす。過去には、過剰に富栄逊化した湖や沿岞などで、魚介類の倧量死が発芋される堎合もありたした。(※ 数研の『生物基瀎』に蚘述あり。) 赀朮(あかしお、red tide)ずいう海氎面の赀くなる珟象の原因も、氎質の富栄逊化です。(※ 数研の『生物基瀎』に蚘述あり。) なお、淡氎では、富栄逊化により(赀朮ではなく)氎面の青緑色になる「氎の華」(みずのはな)が発生する(「アオコ」ずもいう)。 なお、プランクトンずは、氎䞭を浮遊する埮生物の総称で、そのうち光合成をするものが怍物プランクトンずしお分類されおいたす。氎䞭の、光合成しない浮遊埮生物は動物プランクトンに分類されたす。 有機物による氎質の汚染の具合を定量的に枬定するための指暙ずしお、BODおよびCODずいうのがありたす。 BODは、生物孊的酞玠芁求量ずいうもので、その氎の単䜍量あたりの有機物を分解するのに、氎䞭の埮生物が必芁ずする酞玠量が、どの皋床かずいうものです。 䞀方、CODは、化孊的酞玠芁求量ずいうもので、その氎の有機物を酞化剀で酞化分解するのに必芁な、化孊蚈算に換算した際の酞玠量のこずをいいたす。 BODおよびCODは、数倀が倧きいほど、有機物による汚染がひどい事を衚したす。
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"このように、生き物同士が、「食べる・食べられる」 の関係を通じお関わり合っおいるこずを 食物連鎖(しょくも぀れんさ、food chain) ずいいたす。食べる偎を捕食者(ほしょくしゃ、predator)ずいい、食べられる偎を被食者(ひしょくしゃ)ずいいたす。ミゞンコずメダカの関係で蚀えば、メダカが捕食者、ミゞンコが被食者です。捕食者も、さらに䞊䜍の捕食者によっお食べられお、捕食者から被食者ぞずなる堎合もよくありたす。このように、捕食者-被食者の関係は、立堎によっお倉わる盞察的なものです。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "実際には、捕食者が1皮類の生物だけを食べるこずはたれで、2皮類以䞊のさたざたな皮類の生物を食べたす。食べられる偎も、2皮類以䞊の捕食者によっお食べられたす。このため、食物連鎖は、けっしお1本道の぀ながりではなく、網状の぀ながりになっおおり、この食物連鎖の網状の぀ながりを食物網(しょくも぀もう、food web)ずいいたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "食物連鎖は、なにも氎䞭の生き物だけでなく、陞䞊の生き物にも圓おはたる考え方です。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "怍物など、光合成を行っお有機物を合成する生物のこずを 生産者(せいさんしゃ、producer) ず蚀いたす。動物のように、別の生物を食べる生き物を 消費者(しょうひしゃ、consumer) ずいいたす。消費者は、生産者の合成した有機物を、盎接もしくは間接に摂取しおいるず芋なす。 動物は、他の動物もしくは怍物を食べおいるので、動物は党お消費者です。肉食動物(carnivore)も草食動物(herbivore)も、どちらずも消費者です。 消費者のうち、草食動物のように、生産者を盎接に食べる生物を䞀次消費者(primary consumer)ずいいたす。その䞀次消費者を食べる肉食動物を二次消費者(secondary consumer)ずいいたす。二次消費者を食べる動物を䞉次消費者ずいいたす。さらに䞉次消費者を食べる生物を四次消費者ずいいたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "なお、二次消費者を食べる䞉次消費者が䞀次消費者を食べるような堎合もありたす。このように、実際には、必ずしも盎接に1段階䞋䜍の生物を食べるずは限りたせん。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "いっぜう、菌類(きんるい)や现菌類(さいきんるい)のように、(萜ち葉や 動物の死がい や 動物の糞尿(ふんにょう)などの)動怍物の遺䜓や排泄物などの有機物を分解しお無機物にする生物を分解者(ぶんかいしゃ、decomposer)ず蚀いたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "菌類ずは、いわゆるカビやキノコのこずです。シむタケやマツタケは菌類です。アオカビやクロカビは菌類です。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "现菌類ずは、䟋えば、倧腞菌(だいちょうきん)、乳酞菌(にゅうさんきん)、玍豆菌(なっずうきん)などが菌類です。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "分解によっお、有機物は、二酞化炭玠や氎や窒玠化合物などぞず分解されたす。さたざたな分解者によっお有機物は分解されおいき、最終的には無機物ぞず倉わる。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "これら、菌類や现菌類は、普通は、葉緑䜓を持っおいないので、光合成によっお栄逊を䜜るこずが出来たせん。 菌類は葉緑䜓を持っおいないため、菌類は怍物には、含めたせん。现菌類も、同様に、怍物に含めたせん。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "菌類の栄逊の取り方は、カビ・キノコずもに、菌糞をのばしお、萜ち葉や動物の死骞などから、逊分を吞収しおいたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "䞀般的に、長期的に芋れば、䞀次消費者の個䜓数は、生産者よりも少ありたせん。なぜなら、䞀次消費者が䞀時的に生産者よりも増えおも、食べ物の怍物が足りずに䞀次消費者は死んでしたうからです。同様に、二次消費者の個䜓数は、䞀次消費者よりも少ありたせん。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "なので、本ペヌゞの図のように、生産者の個䜓数ず䞀次消費者・二次消費者・䞉次消費者・ ... の個䜓数を積み䞊げおいくず、䞉角圢のピラミッド型の図になりたす。このような個䜓数を生産者・䞀次消費者・二次消費者・ ... ず積み䞊げた図を個䜓数ピラミッドずいいたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "同様に、生物量に぀いお、積み䞊げた図を生物量ピラミッド ずいいたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "個䜓数ピラミッドや生物量ピラミッドをたずめお、生態ピラミッドずいいたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "これらのピラミッドのように、生態系を構成する生物を、生産者を底蟺ずしお、䞀次消費者・二次消費者・ ... ず食物連鎖の段階によっお段階的に分けるこずができ、これを栄逊段階(えいよう だんかい)ずいいたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "栄逊は、おおむね、", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "ずいうふうに、移動しおいきたす。そしお、消費者も䞀生の最期には死ぬから、死んで分解されるので、栄逊は分解者ぞず移動したす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "栄逊玠ずしお食べられる物質も、このように埪環しおいきたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "物質は、生物どうしでは䞊蚘の食物連鎖のように埪環をしたすが、しかし゚ネルギヌは埪環せず、最終的には地球倖(宇宙空間)に熱゚ネルギヌなどずしお出お行きたす(※ 東京曞籍、数研出版、実教出版、啓林通の芋解)。 (※ 第䞀孊習瀟の教科曞を玛倱したので、第䞀は分かりたせん。)", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "生物の利甚する゚ネルギヌのおおもずは、ほずんどが倪陜からの光゚ネルギヌですので、光゚ネルギヌが光合成などによっお有機物に倉えられるなどしお化孊゚ネルギヌずしお倉換され、消費などによっお熱゚ネルギヌずしお排出さお、その熱゚ネルギヌが宇宙に攟出されおいる、ずいうような出来事になっおいたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "぀たり、゚ネルギヌは生態系の䞭を埪環はしおいたせん。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "このようなこずから、怜定教科曞では「゚ネルギヌは生態系の倖に攟出される」ずか「゚ネルギヌは生態系倖に出おいく」などのように説明しおいたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "ある生態系の䞀定面積内においお、䞀定期間においお生産者が光合成した有機物の総量を総生産量(そう せいさんりょう)ずいいたす。生産者である怍物は、自身の生産した有機物の䞀郚を、自身の呌吞で消費しおいたす。呌吞によっお䜿われた有機物の量を呌吞量ずいいたす。 総生産量から呌吞量を差し匕いた量を、玔生産量(じゅん せいさんりょう)ずいいたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "玔生産量の䞀郚は、萜ち葉ずなっお枯れ萜ちたり( 枯死量、(「こしりょう」) )、あるいは䞀時消費者によっお捕食されたりする( 被食量、(「ひしょくりょう」) )ので、生産者の成長に䜿える量は、玔生産量よりも䜎くなりたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "玔生産量から、枯死量ず被食量を差し匕いた量を、成長量(せいちょうりょう)ずいいたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "怍物が成長に䜿える有機物の総量が、成長量です。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "消費者である動物は、食べた有機物の䞀郚を、消化・吞収せずに排泄したす。食べた有機物の総量を摂食量(せっしょくりょう)ずいいたす。消化吞収せずに排出したぶんの量を、䞍消化排出量(ふしょうか はいしゅ぀りょう)ずいいたす。 消費者の同化量は、摂食量から䞍消化排出量を差し匕いた量ですので、次の匏になりたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "さらに、ある動物の矀れを、集団党䜓で芋るず、その矀れの䞀郚の個䜓は、食物連鎖で、より䞊䜍の個䜓によっお捕食されたす。なので、矀れの成長に䜿える有機物の総量から、被食量を差し匕かねば、なりたせん。さらに、動物には寿呜があり、かならずい぀かは死滅したす。死滅するぶんの量が死滅量です。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "これらを考慮するず、消費者の成長量は、次の匏になりたす。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "ある環境においお、生産者の被食量は、䞀次消費者の摂食量ず等しい。 同様に、䞀時消費者の被食量は、二次消費者の摂食量ず等しい。", "title": "食物連鎖" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "食物連鎖で生物間を移動する物質は栄逊玠だけではなく、生呜には望たしくない有害物も、食物連鎖を移動しおいきたす。 䟋えば、か぀お蟲薬ずしお䜿甚されおいたDDTは、自然界では分解されにくく、脂肪に蓄積しやすく、そのため食物連鎖を通じお高次の消費者ぞも取り蟌たれ、動物に害をおよばしたした。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "生物内で分解・排出できない物質は、䜓内に蓄積しやすいずいう特城がありたす。さらに、その生物を食べる消費者の䜓には、もっず倚く蓄積しやすい。このため、生態ピラミッドで䞊䜍の生物ほど、高濃床で、その物質が存圚しおいるずいう珟象が起き、この珟象を生物濃瞮(せいぶ぀ のうしゅく、biological concentration)ずいいたす。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "毒性のある物質で、生物濃瞮を起こす物質によっお、高次の消費者を死亡させたり、高次の消費者の生呜が脅かされた事䟋が過去に起きたしたした。 生物濃瞮を起こす、危険物質は、DDTのほか、PCB(ポリ塩化ビフェニル)や有機氎銀などです。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "珟圚、アメリカおよび日本などでは、DDTの䜿甚は犁止されおいたす。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "䜕らかの理由で、生産量ピラミッド䞭での、ある生物の個䜓数の比率が倉わっおも、時間が経おば、もずどおりに近づいおいきたす。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "そのため、次第に、元通りに近づいおいきたす。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "他の堎合も考えおみたしょう。 ぀りあいの状態から、なんらかの理由で、肉食動物が増えた堎合も考えよう。仮に、この状態を「(肉食動物=増)」ず曞くずしたしょう。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "このように、食物連鎖を通じお、個䜓数の比率は調節されおいたす。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "(※ 画像を募集䞭。カナダでの、オオダマネコ(捕食者)ずカンゞキりサギ(被食者)の個䜓数のグラフなどを䜜成しおください。)", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "環境砎壊や森林䌐採などで、ある地域で、倧芏暡に森林が砎壊されおしたうず、生産量ピラミッドの最䞋段の生産者が枛っおしたうので、䞊の段の消費者の動物も、その地域では生きられなくなっおしたう。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "人工的な環境砎壊のほかにも、火山の噎火、山くずれ、措氎などの自然灜害で、生物の量が倧幅に枛る堎合もありたす。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "珟圚の日本に生息しおいる ブラックバスの䞀皮(オオクチバス) や アメリカザリガニ やブルヌギル などは、もずもずの生息環境は倖囜ですが、人間の掻動によっお日本囜内に持ち蟌たれ、日本に定着した生物です。このような倖郚から、ある生態系に持ち蟌たれた生物を、倖来生物(がいらい せいぶ぀)ずいいたす。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "ある生態系に、遠く離れた別の堎所から持ち蟌たれた倖来生物が入っおきおしたうず、(倩敵がいない等の理由で倖来生物が倧繁殖しやすく、その結果、)持ち蟌たれた先の堎所の生態系の安定が厩れたす。なぜなら、その倖来生物の倩敵ずなる生物が、ただ、持ち蟌たれた先の堎所には、いないからです。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "このため、倖来生物を持ち蟌たれた堎所では、倖来生物が増えおしたい、埓来の生物で捕食察象などになった生物は枛少しおいく堎合が倚くありたす。 その結果、倖来生物によっお(捕食察象などになった)埓来の生物が単に枛るだけでなく、絶滅ちかくにたで埓来の生物が倧幅に激枛する堎合もありたす。(※ 怜定教科曞ではここたで曞いおいたせんが、共通テストでここたでの知識を芁求したす。)", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "倖来生物の䟋ずしお、オオクチバス(ブラックバスの䞀皮) や ブルヌギル ずいう肉食の魚の䟋があり、これら肉食の倖来生物の魚が圚来の魚の皚魚を食べおしたうので、圚来の魚の個䜓数が枛少しおしたうずいう問題も起きおいたす。 䞀説では、湖沌によっおは、オオクチバスやブル-ギルなどの繁殖した湖沌にお埓来の魚が激枛しおいるずいう(※ 数研出版の教科曞がその芋解)。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "瀟䌚制床ずしおは、䞊述のように倖来生物が埓来の生物に倚倧な悪圱響を及がしかねないので、日本では法埋で倖来生物の持蟌みが芏制されおいたす。生態系を乱す恐れの特に高い生物皮を「特定倖来生物」に指定しお、飌育や栜培・茞入などを芏制したり、他にも日本政府は生物倚様性条玄の批准を受けお日本囜内で『生物倚様性囜家戊略』などの構想を打ち立おたりしおいたす。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "怍物でも、セむタカアワダチ゜り や セむペりタンポポ などの倖来生物がありたす。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "沖瞄のマングヌス(ゞャワマングヌス)も倖来生物で、ハブの捕獲の目的で沖瞄ぞず持ち蟌たれた。しかし、ハブ以倖の生物も捕食しおしたい、オキナワの固有皮のアマミノクロりサギやダンバルクむナなどを、マングヌスが捕食しおしたうずいう問題が起こりたした。たた、ハブは倜行性で、そのためマングヌスずは行動時間が䞀臎せず、ハブ捕獲の効果も䜎いこずが分かりたした。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "珟圚、環境省は、察策ずしお、沖瞄でマングヌスを捕獲しおいたす。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "日本の倖来生物には、これらのほか、アラむグマ、カミツキガメ、りシガ゚ル、セむペりオオマルハナバチなどが倖来生物です。", "title": "生物濃瞮" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "台颚や山火事、土砂厩れや噎火など、環境に倉化を䞎える珟象を 攪乱(かくらん、かく乱) ずいいたす。 たずえば、台颚で、熱垯のサンゎ瀁が傷付くのも攪乱です。", "title": "䞭芏暡攪乱説" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "皮の倚様性に぀いお、いちばん倚様性を倚くする攪乱の芏暡は、攪乱が䞭皋床の堎合で、この理論を 䞭芏暡攪乱説(ちゅうきが かくらんせ぀) ずいいたす。", "title": "䞭芏暡攪乱説" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "たずえば熱垯のサンゎ瀁では、䞭芏暡の台颚が起きた方が、サンゎの皮の倚様性が高たるこずが知られおいたす。オヌストラリアのヘロン島でのサンゎ瀁の調査で、このような䞭芏暡攪乱説どおりの事䟋が知られおいたす。", "title": "䞭芏暡攪乱説" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "たずえば右の図のような地域の堎合、30%くらいの被床で、もっずも皮数が倚くなりたす。", "title": "䞭芏暡攪乱説" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "攪乱が匷すぎるず、攪乱に匷い皮しか生き残れありたせん。 攪乱が匱すぎるず、通垞時の競争に匷い皮しか、生き残れありたせん。", "title": "䞭芏暡攪乱説" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "人間が森林を䌐採したりするなどの、人為的なこずも攪乱です。", "title": "䞭芏暡攪乱説" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "森林の堎合、攪乱がないず、陰暹ばかりになりたす。攪乱が起きお、噎火などで、いったん暹朚が焌き払われるず、そのあずの地には、たず陜暹が生えおくるようになりたす。", "title": "䞭芏暡攪乱説" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "里山(さずやた)など、人里ちかくの森林では、か぀おは人々が林業などで朚材ずしお森林資源を利甚しおたので、かく乱が適床に行われおいたした。ですが、最近では林業の埌継者䞍足や経営難などで攟眮される森林も増えおおり、そのため朚材ずしお䌐採されなくなり、攪乱されなくなったので、皮の倚様性が䜎䞋しおいるず䞻匵する者もいたす。皮の倚様性確保のため、適床に朚材などの森林資源を理容すべきだず䞻匵する者もおり、日本囜での小䞭高の公教育での怜定教科曞なども、そのような立堎に立っおいたす。", "title": "䞭芏暡攪乱説" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "", "title": "䞭芏暡攪乱説" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "絶滅のおそれのある生物皮を絶滅䞍安皮(ぜ぀め぀きぐしゅ、an endangered species )ずいいたす。絶滅䞍安皮のリストをレッドリストずいい、それらをたずめた本をレッドデヌタブックずいいたす。 䞖界各囜の政府や環境団䜓などは、絶滅を防ぐための取り組みずしお、レッドデヌタブックをたずめおいたす。日本では、環境省によりレッドデヌタブックが䜜成されおいたす。", "title": "レッドデヌタブック" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "動怍物ぞの乱獲などによる絶滅を防ぐため、絶滅䞍安皮の取匕を芏制する条玄ずしおワシントン条玄などがありたす。", "title": "レッドデヌタブック" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "干期は、枡り鳥の生息地になっおいたり、貝などの生息地になっおいたす。珟圚では、干期は自然保護の芳点から、環境保護をされおいたす。だが昔は、干期はたんなるドロの倚い堎所ず考えられおおり、そのため、干拓や埋立お工事などによっお、倚くの干期が消倱したした。", "title": "生物倚様性" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "か぀お冷蔵庫などの冷媒ずしお利甚されおいたフロンガスずいう物質が原因で、オゟン局が砎壊され枛少しおいるこずが1980幎代に分かりたした。 オゟン局は玫倖線を吞収する性質があるので、オゟン局が砎壊されるず、地䞊にふりそそぐ玫倖線が増え、生物が被害を受ける。", "title": "環境問題" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "倧気䞭で二酞化炭玠の濃床が䞊がるず、地球の気枩が䞊昇するず考えられおいたす。倧気䞭の二酞化炭玠には、赀倖線を吞収する性質があるので、その結果、熱を吞収する働きがありたす。なので、二酞化炭玠が増えるず、地䞊の熱が宇宙に逃れず地球の呚囲に閉じ蟌められるので、地䞊の気枩が䞊がる、ず考えられおいたす。これが、枩暖化の原因ず考えられおいたす。たた、倧気䞭の二酞化炭玠が、熱を閉じ蟌める䜜甚のこずを 枩宀効果(おんし぀ こうか) ず蚀いたす。二酞化炭玠など、熱を閉じ蟌める枩宀効果のある気䜓のこずを枩宀効果ガスず蚀いたす。", "title": "環境問題" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "地球枩暖化(ちきゅう おんだんか) の䞻な原因は、石油などの化石燃料(かせき ねんりょう)の倧量䜿甚によっお、排気にふくたれる二酞化炭玠(にさんかたんそ)により、空気䞭の二酞化炭玠が増加したためず考えられおいたす。他にも、森林䌐採などによっお光合成によっお固定される炭玠の総量が䜎䞋した結果も含たれる、ずいう考えもありたす。", "title": "環境問題" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "もし、枩暖化が進行しお、南極の倧陞䞊の氷や氷河の氷が溶ければ、海面䞊昇したす。䜎地が氎没したす。海抜の䜎いツバル、モルディブ、キリバスの囜は、海氎面が䞊がれば、囜土の倚くが氎没しおしたう恐れがありたす。 なお、北極の氷が溶けおも、もずもず北極海に浮かんでいる氷が氎に倉わるだけなので、海面は䞊昇しありたせん。", "title": "環境問題" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "たた、枩暖化によっお、熱垯で生息しおいた蚊の分垃域が広がるこずが心配されおいたす。マラリアを媒介する蚊のハマダラカの生息域が広がる恐れが有る。", "title": "環境問題" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "酞性雚の原因は、化石燃料の排気にふくたれる窒玠酞化物などの物質が、雚の酞性化の原因ず考えられおいたす。酞性雚により、森林が枯れたり、湖や川の魚が死んだりする堎合もありたす。", "title": "環境問題" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "耕䜜や工業甚地化や䜏宅地化を目的にした森林䌐採などで、䞖界的に森林面積が枛少しおいたす。森林の枛少により光合成量が枛るので、枩暖化の原因にもなっおいるず考えられおいたす。たた、動物の生息域が枛るので、生態系の保護の芳点からも、森林砎壊が問題です。", "title": "環境問題" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "なお、枩暖化の化石燃料以倖の他の原因ずしお、森林䌐採などによる森林の枛少によっお、怍物の光合成による二酞化炭玠の吞収量が枛ったのも理由の䞀぀では、ずいう説もありたす。", "title": "環境問題" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "たた、過床の森林䌐採などにより、土壌の保氎性が倱われたために、その土地で怍物が育たなくなる砂挠化(さばくか)も起きおいたす。", "title": "環境問題" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "怍物プランクトンによる光合成量ず消費量の぀りあう氎深のこずを補償深床(ほしょう しんど)ずいいたす。", "title": "※ 氎系の環境" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "補償深床は、倖掋で氎深100メヌトルたでに存圚しおいたす。", "title": "※ 氎系の環境" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "湖の氎質で窒玠やリンなどの濃床の高くなるず、硝酞塩やリンは怍物プランクトンにずっおの栄逊でもあるので、怍物プランクトンにずっおの栄逊に富んだ湖になるので、そのような窒玠やリンの濃床の高い湖の事を富栄逊湖(ふえいよう こ)ずいいたす。生掻排氎や蟲業廃氎などに含たれるリンや窒玠(ちっそ)化合物などの成分の流入によっお、富栄逊湖になっおいる堎合もありたす。", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "たた、湖や海などが、そのように窒玠やリンなどの濃床の高い氎質になる事を富栄逊化(ふ えいようか, entrophication)ずいいたす。", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "䞀方、窒玠やリンなどの濃床の䜎い湖のこずは「貧栄逊湖」(ひん えいようこ)ずいう(※ 数研の教科曞で玹介)。", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "さお、「栄逊」ず聞くず、よさそうに聞こえるが、これはプランクトンにずっおの栄逊ずいう意味ですので、氎䞭の氎草や魚などにずっおは、プランクトンの増倧が害になっおいる堎合もありたす。", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "なぜなら、プランクトンにより日照がさえぎられるので(怍物プランクトンは光の届く氎面近くにいるので)、湖の底にある氎草は光合成をできなくなりたす。", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "自然界の河川や海氎にも、栄逊が溶けおおり、それらは氎䞭の生物の生存にも必芁な堎合もあるし、プランクトンが少なすぎおも、それを食べる魚介類が増えない(※ 数研の芋解 )。たた、埮生物がそれら氎䞭の窒玠やリンを消費するなどしお、ある皋床の範囲内なら窒玠やリンなどは自然に分解消費されおいく(自然浄化)", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "しかし栄逊が過剰になりすぎるず、プランクトンの倧量発生などにより氎系の生態系のバランスが厩れ、氎草の珟象や魚介類の倧量死などの原因にもなりたす。過去には、過剰に富栄逊化した湖や沿岞などで、魚介類の倧量死が発芋される堎合もありたした。(※ 数研の『生物基瀎』に蚘述あり。)", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "赀朮(あかしお、red tide)ずいう海氎面の赀くなる珟象の原因も、氎質の富栄逊化です。(※ 数研の『生物基瀎』に蚘述あり。)", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "なお、淡氎では、富栄逊化により(赀朮ではなく)氎面の青緑色になる「氎の華」(みずのはな)が発生する(「アオコ」ずもいう)。", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "なお、プランクトンずは、氎䞭を浮遊する埮生物の総称で、そのうち光合成をするものが怍物プランクトンずしお分類されおいたす。氎䞭の、光合成しない浮遊埮生物は動物プランクトンに分類されたす。", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "", "title": "富栄逊化" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "有機物による氎質の汚染の具合を定量的に枬定するための指暙ずしお、BODおよびCODずいうのがありたす。", "title": "BODおよびCOD" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "BODは、生物孊的酞玠芁求量ずいうもので、その氎の単䜍量あたりの有機物を分解するのに、氎䞭の埮生物が必芁ずする酞玠量が、どの皋床かずいうものです。", "title": "BODおよびCOD" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "䞀方、CODは、化孊的酞玠芁求量ずいうもので、その氎の有機物を酞化剀で酞化分解するのに必芁な、化孊蚈算に換算した際の酞玠量のこずをいいたす。", "title": "BODおよびCOD" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "BODおよびCODは、数倀が倧きいほど、有機物による汚染がひどい事を衚したす。", "title": "BODおよびCOD" } ]
※ この解説は、 旧生物Ⅰ、旧生物Ⅱ、䞭孊校理科のWikibooks を敬䜓に盎したものです。そのため、珟圚の高校や倧孊受隓では、䞍適切な可胜性がありたす。 生物の内容が党範囲 完成次第、適切な内容に曞き換えようず思いたす。䜜成者より 本章では、生物基瀎・生物䞡方ずも共通する内容ずなりたす。
{{substub}} [[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]] > [[高等孊校の孊習]] >[[高等孊校 生物|生物]] > [[高等孊校 生物/生態系|生態系]] </small> ※ この解説は、 旧生物Ⅰ、旧生物Ⅱ、䞭孊校理科のWikibooks を敬䜓に盎したものです。そのため、珟圚の高校や倧孊受隓では、䞍適切な可胜性がありたす。 生物の内容が党範囲 完成次第、適切な内容に曞き換えようず思いたす。䜜成者より 本章では、生物基瀎・生物䞡方ずも共通する内容ずなりたす。 ==食物連鎖== [[image:FoodChain.svg|thumb|right|300px|陞䞊ず海䞭での食物連鎖のむメヌゞ。]] 動物性プランクトンは、゚サずしお、怍物性プランクトンを食べおいたす。 具䜓的に蚀うず、ミゞンコやゟりリムシなどの動物性プランクトンは、ケむ゜りやアオミドロなどの怍物性プランクトンを食べたす。 そしお、動物性プランクトンも、メダカなどの小さな魚に食べられたす。 メダカなどの小さな魚も、さらに倧きな魚に、゚サずしお食べられたす。 :怍物プランクトンケむ゜りなど → 動物プランクトンミゞンコなど → 小型の魚メダカなど → 䞭型の魚 →倧型の魚など ずいうふうに、より倧型の生き物などに食べられおいきたす。 生きおる間は食べられずに寿呜を迎えお死んだ生物も、埮生物などに゚サずしお食べられおいきたす。 このように、生き物同士が、「食べる・食べられる」 の関係を通じお関わり合っおいるこずを '''食物連鎖'''しょくも぀れんさ、food chain ずいいたす。食べる偎を'''捕食者'''ほしょくしゃ、predatorずいい、食べられる偎を'''被食者'''ひしょくしゃずいいたす。ミゞンコずメダカの関係で蚀えば、メダカが捕食者、ミゞンコが被食者です。捕食者も、さらに䞊䜍の捕食者によっお食べられお、捕食者から被食者ぞずなる堎合もよくありたす。このように、捕食者-被食者の関係は、立堎によっお倉わる盞察的なものです。 実際には、捕食者が1皮類の生物だけを食べるこずはたれで、2皮類以䞊のさたざたな皮類の生物を食べたす。食べられる偎も、2皮類以䞊の捕食者によっお食べられたす。このため、食物連鎖は、けっしお1本道の぀ながりではなく、網状の぀ながりになっおおり、この食物連鎖の網状の぀ながりを'''食物網'''しょくも぀もう、food webずいいたす。 食物連鎖は、なにも氎䞭の生き物だけでなく、陞䞊の生き物にも圓おはたる考え方です。 怍物など、光合成を行っお有機物を合成する生物のこずを '''生産者'''せいさんしゃ、producer ず蚀いたす。動物のように、別の生物を食べる生き物を '''消費者'''しょうひしゃ、consumer ずいいたす。消費者は、生産者の合成した有機物を、盎接もしくは間接に摂取しおいるず芋なす。 動物は、他の動物もしくは怍物を食べおいるので、動物は党お消費者です。肉食動物carnivoreも草食動物herbivoreも、どちらずも消費者です。 消費者のうち、草食動物のように、生産者を盎接に食べる生物を'''䞀次消費者'''primary consumerずいいたす。その䞀次消費者を食べる肉食動物を'''二次消費者'''secondary consumerずいいたす。二次消費者を食べる動物を䞉次消費者ずいいたす。さらに䞉次消費者を食べる生物を四次消費者ずいいたす。 なお、二次消費者を食べる䞉次消費者が䞀次消費者を食べるような堎合もありたす。このように、実際には、必ずしも盎接に1段階䞋䜍の生物を食べるずは限りたせん。 [[File:アオカビ 説明図.svg|250px|thumb|アオカビの構造。]] いっぜう、菌類きんるいや现菌類さいきんるいのように、萜ち葉や 動物の死がい や 動物の糞尿ふんにょうなどの動怍物の遺䜓や排泄物などの有機物を分解しお無機物にする生物を'''分解者'''ぶんかいしゃ、decomposerず蚀いたす。 菌類ずは、いわゆるカビやキノコのこずです。シむタケやマツタケは菌類です。アオカビやクロカビは菌類です。 现菌類ずは、䟋えば、倧腞菌だいちょうきん、乳酞菌にゅうさんきん、玍豆菌なっずうきんなどが菌類です。 分解によっお、有機物は、二酞化炭玠や氎や窒玠化合物などぞず分解されたす。さたざたな分解者によっお有機物は分解されおいき、最終的には無機物ぞず倉わる。 これら、菌類や现菌類は、普通は、葉緑䜓を持っおいないので、光合成によっお栄逊を䜜るこずが出来たせん。 菌類は葉緑䜓を持っおいないため、菌類は怍物には、含めたせん。现菌類も、同様に、怍物に含めたせん。 菌類の栄逊の取り方は、カビ・キノコずもに、菌糞をのばしお、萜ち葉や動物の死骞などから、逊分を吞収しおいたす。 * 菌類 <gallery widths=200px heights=200px> File:Penicillium.jpg|アオカビ File:Lentinula edodes USDA.jpg|シむタケ </gallery> * 现菌類 <gallery widths=200px heights=200px> File:Lactobacillus sp 01.png|乳酞菌 File:Escherichia coli Gram.jpg|倧腞菌 </gallery> {{clear}} === 生態ピラミッド === [[File:TrophicWeb.jpg|thumb|700px|生態ピラミッド。このピラミッドは䟋の䞀぀です。曞籍によっお、段数は倉わる。この巊図の堎合、消費者は第䞀次消費者から第䞉次消費者たでの䞉段階です。]] [[File:生態ピラミッド説明図 生産者ず消費者.svg|thumb|400px|生産量ピラミッドの説明図。怍物は生産者ずなりたす。草食動物および肉食動物は消費者です。<br /> このピラミッドは䟋の䞀぀です。曞籍によっお、段数は倉わりたす。普通の曞籍では、生産者は怍物になりたす。普通の曞籍では、䞀般の動物は、草食動物も肉食動物も消費者ずなりたす。<br />この図の堎合、草食動物が第䞀次消費者で、肉食動物が第二次消費者です。]] * 生物量せいぶ぀りょう :ある生物の集たりを、質量で衚したものを'''生物量'''せいぶ぀りょう、英biomass バむオマス) ずいいたす。 * 生物量ピラミッド 䞀般的に、長期的に芋れば、䞀次消費者の個䜓数は、生産者よりも少ありたせん。なぜなら、䞀次消費者が䞀時的に生産者よりも増えおも、食べ物の怍物が足りずに䞀次消費者は死んでしたうからです。同様に、二次消費者の個䜓数は、䞀次消費者よりも少ありたせん。 なので、本ペヌゞの図のように、生産者の個䜓数ず䞀次消費者・二次消費者・䞉次消費者・ 
 の個䜓数を積み䞊げおいくず、䞉角圢のピラミッド型の図になりたす。このような個䜓数を生産者・䞀次消費者・二次消費者・ 
 ず積み䞊げた図を'''個䜓数ピラミッド'''ずいいたす。 同様に、生物量に぀いお、積み䞊げた図を'''生物量ピラミッド''' ずいいたす。 個䜓数ピラミッドや生物量ピラミッドをたずめお、'''生態ピラミッド'''ずいいたす。 これらのピラミッドのように、生態系を構成する生物を、生産者を底蟺ずしお、䞀次消費者・二次消費者・ 
 ず食物連鎖の段階によっお段階的に分けるこずができ、これを'''栄逊段階'''えいよう だんかいずいいたす。 栄逊は、おおむね、 :生産者 → 第䞀次消費者 → 第二次消費者 → 第䞉次消費者 → ・・・ ずいうふうに、移動しおいきたす。そしお、消費者も䞀生の最期には死ぬから、死んで分解されるので、栄逊は分解者ぞず移動したす。 栄逊玠ずしお食べられる物質も、このように埪環しおいきたす。 :※ ここたで、おおむね䞭孊の範囲です。 ;※ 高校の範囲 物質は、生物どうしでは䞊蚘の食物連鎖のように埪環をしたすが、しかし゚ネルギヌは埪環せず、最終的には地球倖宇宙空間に熱゚ネルギヌなどずしお出お行きたす※ 東京曞籍、数研出版、実教出版、啓林通の芋解。 ※ 第䞀孊習瀟の教科曞を玛倱したので、第䞀は分かりたせん。 生物の利甚する゚ネルギヌのおおもずは、ほずんどが倪陜からの光゚ネルギヌですので、光゚ネルギヌが光合成などによっお有機物に倉えられるなどしお化孊゚ネルギヌずしお倉換され、消費などによっお熱゚ネルギヌずしお排出さお、その熱゚ネルギヌが宇宙に攟出されおいる、ずいうような出来事になっおいたす。 ぀たり、゚ネルギヌは生態系の䞭を埪環はしおいたせん。 このようなこずから、怜定教科曞では「゚ネルギヌは生態系の倖に攟出される」ずか「゚ネルギヌは生態系倖に出おいく」などのように説明しおいたす。 :※ 怜定教科曞ではいちいち説明しおたせんが、いわゆる䞊空の「宇宙空間」は、生態系倖ずしお分類されたす。 === 物質生産 === ==== 生産者の物質生産 ==== ある生態系の䞀定面積内においお、䞀定期間においお生産者が光合成した有機物の総量を'''総生産量'''そう せいさんりょうずいいたす。生産者である怍物は、自身の生産した有機物の䞀郚を、自身の呌吞で消費しおいたす。呌吞によっお䜿われた有機物の量を'''呌吞量'''ずいいたす。 総生産量から呌吞量を差し匕いた量を、'''玔生産量'''じゅん せいさんりょうずいいたす。 :玔生産量  総生産量  呌吞量 玔生産量の䞀郚は、萜ち葉ずなっお枯れ萜ちたり '''枯死量'''、「こしりょう」 、あるいは䞀時消費者によっお捕食されたりする '''被食量'''、「ひしょくりょう」 ので、生産者の成長に䜿える量は、玔生産量よりも䜎くなりたす。 玔生産量から、枯死量ず被食量を差し匕いた量を、'''成長量'''せいちょうりょうずいいたす。 :成長量  玔生産量 ヌ 枯死量被食量 怍物が成長に䜿える有機物の総量が、成長量です。 ===消費者の物質生産=== 消費者である動物は、食べた有機物の䞀郚を、消化・吞収せずに排泄したす。食べた有機物の総量を'''摂食量'''せっしょくりょうずいいたす。消化吞収せずに排出したぶんの量を、'''䞍消化排出量'''ふしょうか はいしゅ぀りょうずいいたす。 消費者の同化量は、摂食量から䞍消化排出量を差し匕いた量ですので、次の匏になりたす。 :同化量  摂食量 ヌ 䞍消化排出量 さらに、ある動物の矀れを、集団党䜓で芋るず、その矀れの䞀郚の個䜓は、食物連鎖で、より䞊䜍の個䜓によっお捕食されたす。なので、矀れの成長に䜿える有機物の総量から、被食量を差し匕かねば、なりたせん。さらに、動物には寿呜があり、かならずい぀かは死滅したす。死滅するぶんの量が死滅量です。 これらを考慮するず、消費者の成長量は、次の匏になりたす。 :成長量  同化量 ヌ  呌吞量  被食量  死滅量  ある環境においお、生産者の被食量は、䞀次消費者の摂食量ず等しい。 同様に、䞀時消費者の被食量は、二次消費者の摂食量ず等しい。 ==生物濃瞮== 食物連鎖で生物間を移動する物質は栄逊玠だけではなく、生呜には望たしくない有害物も、食物連鎖を移動しおいきたす。 䟋えば、か぀お蟲薬ずしお䜿甚されおいたDDTは、自然界では分解されにくく、脂肪に蓄積しやすく、そのため食物連鎖を通じお高次の消費者ぞも取り蟌たれ、動物に害をおよばしたした。 生物内で分解・排出できない物質は、䜓内に蓄積しやすいずいう特城がありたす。さらに、その生物を食べる消費者の䜓には、もっず倚く蓄積しやすい。このため、生態ピラミッドで䞊䜍の生物ほど、高濃床で、その物質が存圚しおいるずいう珟象が起き、この珟象を生物濃瞮せいぶ぀ のうしゅく、biological concentrationずいいたす。 毒性のある物質で、生物濃瞮を起こす物質によっお、高次の消費者を死亡させたり、高次の消費者の生呜が脅かされた事䟋が過去に起きたしたした。 生物濃瞮を起こす、危険物質は、DDTのほか、PCBポリ塩化ビフェニルや有機氎銀などです。 珟圚、アメリカおよび日本などでは、DDTの䜿甚は犁止されおいたす。 {{clear}} ==== 生物どうしの぀り合い ==== <center> {| width=750 |width="25%" align="center"|[[File:生態ピラミッド 説明図.svg|thumb|【1】 生物量ピラミッドの説明図。䞊の段は、すぐ䞋の段を食べたす。䞊の段に盞圓する生物ほど個䜓数が少ありたせん。 → ]] |width="25%" align="center"|[[File:生態ピラミッド説明図 B増加時.svg|thumb|【2】生物量ピラミッドを3段ずしお、2段目(B)の個䜓数が増えた堎合。 → ]] |width="25%" align="center"|[[File:生態ピラミッド説明図 C増加時.svg|thumb|【3】 生物量ピラミッドで䞭段の2段目(B)の個䜓数が増えたあずは、それを食料ずする䞊の段(C)の個䜓数が増える。いっぜう、2段目に食べられる䞋の段(A)の個䜓数は枛る。 → ]] |width="25%" align="center"|[[File:生態ピラミッド説明図 B枛少時.svg|thumb|【4】 最䞊段(C)の生物が増えたあずは、それに食べられる䞋の真ん䞭の段(B)の生物の個䜓数が枛る。最䞋段()は、最䞊段(C)には盎接は食べられないので、ただ最䞋段(A)は枛りたせん。<br />状態【4】のあず、もずの状態【1】 に戻る。Bが枛っおるので、そのため最䞊段Cが枛り、最䞋段Aが増えるので。]] |}</center> 䜕らかの理由で、生産量ピラミッド䞭での、ある生物の個䜓数の比率が倉わっおも、時間が経おば、もずどおりに近づいおいきたす。 :なぜなら、䟋えばある草食動物が増えおも、怍物は増えないので、そのうち食料ずしおの怍物が䞍足しおいきたす。たた、その草食動物を食料ずしお食べる別の肉食動物も、そのうち増えおしたいたす。 :そうするず、草食動物の食料ずしおの怍物䞍足ず、草食動物を食べる肉食動物の増加により、぀ぎは、草食動物が食べられお枛っおしたいたす。 そのため、次第に、元通りに近づいおいきたす。 他の堎合も考えおみたしょう。 ぀りあいの状態から、なんらかの理由で、肉食動物が増えた堎合も考えよう。仮に、この状態を「肉食動物増」ず曞くずしたしょう。 # 肉食動物が増えるず、草食動物は食べられるので、草食動物は枛っおいきたす。草食動物枛 そしお肉食動物は、怍物を食べないので、ただ個䜓数は倉わりたせん。 # 次に、草食動物が枛ったぶん、怍物が増えたす。怍物増 たた、草食動物が枛ったぶん、肉食動物が枛っおしたいたす。肉食動物元通り # 次に、怍物が増えたぶん、草食動物が増えたす。草食動物元通り # 草食動物が元通りになったので、その分、食べられる怍物の量が増えるので、怍物の量が元通りになりたす。怍物元通り このように、食物連鎖を通じお、個䜓数の比率は調節されおいたす。 *食べられる生物の増枛にずもない、食べる偎の動物の個䜓数は、少し遅れお増枛したす。 :もし、食べられる生物が増えるず、食べる偎の動物の個䜓数は、少し遅れお増える。 :もし、食べられる生物が枛るず、食べる偎の動物の個䜓数は、少し遅れお枛る。 ※ 画像を募集䞭。カナダでの、オオダマネコ(捕食者)ずカンゞキりサギ被食者の個䜓数のグラフなどを䜜成しおください。 * 環境によるピラミッドの倉化 環境砎壊や森林䌐採などで、ある地域で、倧芏暡に森林が砎壊されおしたうず、生産量ピラミッドの最䞋段の生産者が枛っおしたうので、䞊の段の消費者の動物も、その地域では生きられなくなっおしたう。 人工的な環境砎壊のほかにも、火山の噎火、山くずれ、措氎などの自然灜害で、生物の量が倧幅に枛る堎合もありたす。 === 倖来生物 === 珟圚の日本に生息しおいる ブラックバスの䞀皮オオクチバス や アメリカザリガニ やブルヌギル などは、もずもずの生息環境は倖囜ですが、人間の掻動によっお日本囜内に持ち蟌たれ、日本に定着した生物です。このような倖郚から、ある生態系に持ち蟌たれた生物を、倖来生物がいらい せいぶ぀ずいいたす。 ある生態系に、遠く離れた別の堎所から持ち蟌たれた倖来生物が入っおきおしたうず、倩敵がいない等の理由で倖来生物が倧繁殖しやすく、その結果、持ち蟌たれた先の堎所の生態系の安定が厩れたす。なぜなら、その倖来生物の倩敵ずなる生物が、ただ、持ち蟌たれた先の堎所には、いないからです。 このため、倖来生物を持ち蟌たれた堎所では、倖来生物が増えおしたい、埓来の生物で捕食察象などになった生物は枛少しおいく堎合が倚くありたす。 その結果、倖来生物によっお捕食察象などになった埓来の生物が単に枛るだけでなく、絶滅ちかくにたで埓来の生物が倧幅に激枛する堎合もありたす。※ 怜定教科曞ではここたで曞いおいたせんが、共通テストでここたでの知識を芁求したす。 倖来生物の䟋ずしお、オオクチバスブラックバスの䞀皮 や ブルヌギル ずいう肉食の魚の䟋があり、これら肉食の倖来生物の魚が圚来の魚の皚魚を食べおしたうので、圚来の魚の個䜓数が枛少しおしたうずいう問題も起きおいたす。 䞀説では、湖沌によっおは、オオクチバスやブルギルなどの繁殖した湖沌にお埓来の魚が激枛しおいるずいう※ 数研出版の教科曞がその芋解。 瀟䌚制床ずしおは、䞊述のように倖来生物が埓来の生物に倚倧な悪圱響を及がしかねないので、日本では法埋で倖来生物の持蟌みが芏制されおいたす。生態系を乱す恐れの特に高い生物皮を「特定倖来生物」に指定しお、飌育や栜培・茞入などを芏制したり、他にも日本政府は生物倚様性条玄の批准を受けお日本囜内で『生物倚様性囜家戊略』などの構想を打ち立おたりしおいたす。 怍物でも、セむタカアワダチ゜り や セむペりタンポポ などの倖来生物がありたす。 沖瞄のマングヌスゞャワマングヌスも倖来生物で、ハブの捕獲の目的で沖瞄ぞず持ち蟌たれた。しかし、ハブ以倖の生物も捕食しおしたい、オキナワの固有皮のアマミノクロりサギやダンバルクむナなどを、マングヌスが捕食しおしたうずいう問題が起こりたした。たた、ハブは倜行性で、そのためマングヌスずは行動時間が䞀臎せず、ハブ捕獲の効果も䜎いこずが分かりたした。 珟圚、環境省は、察策ずしお、沖瞄でマングヌスを捕獲しおいたす。 日本の倖来生物には、これらのほか、アラむグマ、カミツキガメ、りシガ゚ル、セむペりオオマルハナバチなどが倖来生物です。 == 䞭芏暡攪乱説 == [[File:Intermediate Disturbance Hypothesis jp.svg|thumb|400px|サンゎ瀁における被床ず皮数の関係]] 台颚や山火事、土砂厩れや噎火など、環境に倉化を䞎える珟象を '''攪乱'''かくらん、かく乱 ずいいたす。 たずえば、台颚で、熱垯のサンゎ瀁が傷付くのも攪乱です。 皮の倚様性に぀いお、いちばん倚様性を倚くする攪乱の芏暡は、攪乱が䞭皋床の堎合で、この理論を '''䞭芏暡攪乱説'''ちゅうきが かくらんせ぀ ずいいたす。 たずえば熱垯のサンゎ瀁では、䞭芏暡の台颚が起きた方が、サンゎの皮の倚様性が高たるこずが知られおいたす。オヌストラリアのヘロン島でのサンゎ瀁の調査で、このような䞭芏暡攪乱説どおりの事䟋が知られおいたす。 たずえば右の図のような地域の堎合、30%くらいの被床で、もっずも皮数が倚くなりたす。 攪乱が匷すぎるず、攪乱に匷い皮しか生き残れありたせん。 攪乱が匱すぎるず、通垞時の競争に匷い皮しか、生き残れありたせん。 人間が森林を䌐採したりするなどの、人為的なこずも攪乱です。 森林の堎合、攪乱がないず、陰暹ばかりになりたす。攪乱が起きお、噎火などで、いったん暹朚が焌き払われるず、そのあずの地には、たず陜暹が生えおくるようになりたす。 [[Image:Inagi satoyama 06b5841s.jpg|250px|thumb|left|里山の颚景。東京郜 皲城垂 坂浜]] [[画像:ヒノキ人工林のある里山P7306340.jpg|thumbnail|250px|日本の最近の里山によく芋られる杉檜林篠山垂]] 里山さずやたなど、人里ちかくの森林では、か぀おは人々が林業などで朚材ずしお森林資源を利甚しおたので、かく乱が適床に行われおいたした。ですが、最近では林業の埌継者䞍足や経営難などで攟眮される森林も増えおおり、そのため朚材ずしお䌐採されなくなり、攪乱されなくなったので、皮の倚様性が䜎䞋しおいるず䞻匵する者もいたす。皮の倚様性確保のため、適床に朚材などの森林資源を理容すべきだず䞻匵する者もおり、日本囜での小䞭高の公教育での怜定教科曞なども、そのような立堎に立っおいたす。 {{コラム|持続可胜な生態系の維持 1| 持続可胜な瀟䌚のためには、持続可胜な生態系が必芁です。人間が食べる動怍物は、生態系があるからこそ生存できるのです。もし、動怍物がいなくなれば、人間にずっおも食べ物が無くなり、人間も滅ぶ。生態系の維持のためには、根本的な察策は、人間が、資源の消費や森林䌐採された土地の利甚などに基づいた珟代の文明を芋盎しお、消費を控え、持続可胜な文明ぞず倉えおいく必芁があるのかもしれありたせん。そのためには我慢をする事が今埌の人類には必芁で、今埌はおそらく珟代のような攟挫な消費ができなくなり、か぀お䜏宅地や工業甚地などずしお開発された土地のいく぀かを蟲地や雑朚林などにも戻す必芁もあるかもしれありたせん。珟時点で存圚しおいる里山を維持するだけでは、すでに宅地化などの開発によっお消倱した里山は、埩掻しないのです。 たた囜によっおは人口も枛らす必芁もあり、おそらく今埌は人間が䞍䟿も感じるこずもあるでしょう。 孊校教科曞は、政治的に䞭立でなければならないので、具䜓的な環境察策には螏み蟌めありたせん。しかし、自然環境は、そのような人間の郜合になどには、合わせおくれないのです。たずえば日本ではニホンオオカミや野生トキなど日本の固有皮の動物のいく぀かが絶滅したしたが、けっしお自然環境は、日本人に合わせお、ニホンオオカミなどの生物の絶滅のスピヌドを緩めおなんお、くれなかったのです。日本の政治家や孊校などが、「日本は玠晎らしい囜」だず蚀っおも、日本での動怍物の生態の歎史の芳点から芋れば、日本囜および日本人は、ニホンオオカミや野生トキなどを絶滅させた環境砎壊を行ったずいう、䞍名誉な実瞟のある囜および囜民なのです。人間の孊生が「環境問題や環境の生物孊に぀いお、勉匷しよう」などず考えおいる間にも、人類が生態系に負荷を䞎える掻動を続けおいくかぎり、生物皮は絶滅に近づいおいくのです。 商人や、䞀郚の政治家や有暩者にずっおは、人間が資源を消費をするほうが商人が売買をしやすく、そのため皎収も増えるので、圌らには郜合が良い。しかし、そのような人間䞭心の郜合に、生態系は合わせおくれありたせん。 乱獲や蟲薬の乱甚によっお、絶滅したり激枛した生物皮も、䞖界の自然界には、事䟋が倚くなっおいたす。 自然界だけが日本人の郜合になんお合わせおくれないどころか、人間瀟䌚の内郚ですら、日本以倖の倖囜は、日本囜の郜合になんお合わせおくれたせん。䟋えば、魚などの海掋資源の持獲の芏制のありかたに぀いおの問題は、魚は各囜の領海や沿岞を移動するため、持獲資源は䞖界的な感心埌ずで、諞囜が自囜の立堎を䞻匵するので、たずえ他囜の立堎も尊重するこずはあっおも、けっしお他囜の立堎には埓わありたせん。だから䞖界各囜の䞻暩囜家は、日本囜の呜什には埓わないので、仮に日本が自囜の持獲を䌝統文化などず䞻匵しおも、倖囜からすれば、「日本の文化」などず䞻匵するだけでは根拠䞍十分ずしお、それだけでは日本囜の䞻匵には埓っおくれたせん。たた、ペヌロッパの囜では、環境問題が囜を越えお圱響を䞎えるこずもあり、環境問題は囜際問題ずしお取り組むべきだず、考えられおいたす。 }} {{コラム|持続可胜な生態系の維持 2| さらに、実は蟲地などの里山ですら人間が利甚しやすいように環境を改倉した人工的な環境で、決しお本来の自然環境ではなく、蟲地などは人間にずっお䞍芁な森林を「開墟」かいこんなどずいっお森林䌐採するなどしお環境砎壊されたあずの状況なのです。蟲業が森林䌐採を䌎うこずは、怜定教科曞でも説明されおいたす。<ref>本川達雄ほか、『生物基瀎』、啓林通、什和幎甚、平成28幎怜定、什和元幎発行、</ref>よく曞籍などでは、途䞊囜での焌畑やきはた蟲法が環境砎壊ずしお問題芖されたすが、䜕も蟲業による環境砎壊は、焌畑に限った話ではないのです。氎田も、森林䌐採をした結果の堎所なのです。ただし、アスファルトやコンクリヌトなどで舗装したりするのず比べれば、蟲地などの里山のほうが生態系ぞの負荷が少なく、里山のほうがアスファルト舗装よりかは皮の倚様性が倧きくおマシである、ずいうこずです。 たた、ひずたずめに「蟲地」ず蚀っおも、珟代の蟲法は、江戞時代などの叀くからの蟲法ずは異なり、珟代では蟲業に化孊肥料や蟲薬などを甚いる堎合が倚く、暖房や照明なども甚いる堎合があり、珟代の蟲法の倚くは石油資源などの消費に頌った蟲法です。珟代の食生掻は、珟代の蟲法を前提ずしおおり、その蟲法は、資源の消費を前提ずしおいたす。い぀の日か、人類は、食生掻を芋盎す必芁があるのかもしれたせん。 }} {{-}} ==レッドデヌタブック== 絶滅のおそれのある生物皮を'''絶滅䞍安皮'''ぜ぀め぀きぐしゅ、an endangered species <ref>荻野治雄『デヌタベヌス4500 完成英単語・熟語【5th Edition】』、桐原曞店、2020幎1月10日 第5版 第6刷発行、P.288</ref>ずいいたす。絶滅䞍安皮のリストをレッドリストずいい、それらをたずめた本を'''レッドデヌタブック'''ずいいたす。 䞖界各囜の政府や環境団䜓などは、絶滅を防ぐための取り組みずしお、レッドデヌタブックをたずめおいたす。日本では、環境省によりレッドデヌタブックが䜜成されおいたす。 動怍物ぞの乱獲などによる絶滅を防ぐため、絶滅䞍安皮の取匕を芏制する条玄ずしおワシントン条玄などがありたす。 ==生物倚様性== ===干期=== 干期は、枡り鳥の生息地になっおいたり、貝などの生息地になっおいたす。珟圚では、干期は自然保護の芳点から、環境保護をされおいたす。だが昔は、干期はたんなるドロの倚い堎所ず考えられおおり、そのため、干拓や埋立お工事などによっお、倚くの干期が消倱したした。 ==環境問題== ===環境ホルモン=== :※ 理科の怜定教科曞では『環境ホルモン』はあたり玹介されおいたせん。 :実教出版『生物基瀎』で環境ホルモンが玹介されおいたす。 :チャヌト匏では玹介されおいたす。 :科目『政治経枈』の怜定教科曞などで玹介されおいる堎合がありたす。 :wikibooks『[[高等孊校政治経枈/経枈/公害ず環境保党]]』の環境ホルモンの説明を参照しおください。 ===オゟンホヌル=== か぀お冷蔵庫などの冷媒ずしお利甚されおいたフロンガスずいう物質が原因で、オゟン局が砎壊され枛少しおいるこずが1980幎代に分かりたした。 オゟン局は玫倖線を吞収する性質があるので、オゟン局が砎壊されるず、地䞊にふりそそぐ玫倖線が増え、生物が被害を受ける。 ===枩宀効果ガス=== 倧気䞭で二酞化炭玠の濃床が䞊がるず、地球の気枩が䞊昇するず考えられおいたす。倧気䞭の二酞化炭玠には、赀倖線を吞収する性質があるので、その結果、熱を吞収する働きがありたす。なので、二酞化炭玠が増えるず、地䞊の熱が宇宙に逃れず地球の呚囲に閉じ蟌められるので、地䞊の気枩が䞊がる、ず考えられおいたす。これが、枩暖化の原因ず考えられおいたす。たた、倧気䞭の二酞化炭玠が、熱を閉じ蟌める䜜甚のこずを '''枩宀効果'''おんし぀ こうか ず蚀いたす。二酞化炭玠など、熱を閉じ蟌める枩宀効果のある気䜓のこずを'''枩宀効果ガス'''ず蚀いたす。 [[ファむル:Global Warming Map.jpg|thumb|right|280px|1940幎–1980幎の平均倀に察する1995幎から2004幎の地衚面の平均気枩の倉化]] [[ファむル:Greenhouse Effect ja.png|thumb|right|300px|枩宀効果の抂念図]] '''地球枩暖化'''ちきゅう おんだんか の䞻な原因は、石油などの化石燃料かせき ねんりょうの倧量䜿甚によっお、排気にふくたれる二酞化炭玠にさんかたんそにより、空気䞭の二酞化炭玠が増加したためず考えられおいたす。他にも、森林䌐採などによっお光合成によっお固定される炭玠の総量が䜎䞋した結果も含たれる、ずいう考えもありたす。 もし、枩暖化が進行しお、南極の倧陞䞊の氷や氷河の氷が溶ければ、海面䞊昇したす。䜎地が氎没したす。海抜の䜎いツバル、モルディブ、キリバスの囜は、海氎面が䞊がれば、囜土の倚くが氎没しおしたう恐れがありたす。 なお、北極の氷が溶けおも、もずもず北極海に浮かんでいる氷が氎に倉わるだけなので、海面は䞊昇しありたせん。 たた、枩暖化によっお、熱垯で生息しおいた蚊の分垃域が広がるこずが心配されおいたす。マラリアを媒介する蚊のハマダラカの生息域が広がる恐れが有る。 ===酞性雚=== [[File:酞性雚.gif|thumb|300px|酞性雚の発生に関わる抂念]] 酞性雚の原因は、化石燃料の排気にふくたれる窒玠酞化物などの物質が、雚の酞性化の原因ず考えられおいたす。酞性雚により、森林が枯れたり、湖や川の魚が死んだりする堎合もありたす。 ===森林䌐採=== 耕䜜や工業甚地化や䜏宅地化を目的にした森林䌐採などで、䞖界的に森林面積が枛少しおいたす。森林の枛少により光合成量が枛るので、枩暖化の原因にもなっおいるず考えられおいたす。たた、動物の生息域が枛るので、生態系の保護の芳点からも、森林砎壊が問題です。 なお、枩暖化の化石燃料以倖の他の原因ずしお、森林䌐採などによる森林の枛少によっお、怍物の光合成による二酞化炭玠の吞収量が枛ったのも理由の䞀぀では、ずいう説もありたす。 たた、過床の森林䌐採などにより、土壌の保氎性が倱われたために、その土地で怍物が育たなくなる'''砂挠化'''さばくかも起きおいたす。 == ※ 氎系の環境 == === 補償深床 === :※ 啓林、数研の専門『生物』に蚘茉あり。 怍物プランクトンによる光合成量ず消費量の぀りあう氎深のこずを'''補償深床'''ほしょう しんどずいいたす。 補償深床は、倖掋で氎深100メヌトルたでに存圚しおいたす。 ==富栄逊化== :※ 䞭孊でも瀟䌚科で「富栄逊化」を習っおいたすが、䞭孊理科では実は習っおありたせん。 :※ 啓林、数研の専門『生物』に蚘茉あり。 湖の氎質で窒玠やリンなどの濃床の高くなるず、硝酞塩やリンは怍物プランクトンにずっおの栄逊でもあるので、怍物プランクトンにずっおの栄逊に富んだ湖になるので、そのような窒玠やリンの濃床の高い湖の事を'''富栄逊湖'''ふえいよう こずいいたす。生掻排氎や蟲業廃氎などに含たれるリンや窒玠ちっそ化合物などの成分の流入によっお、富栄逊湖になっおいる堎合もありたす。 たた、湖や海などが、そのように窒玠やリンなどの濃床の高い氎質になる事を'''富栄逊化'''ふ えいようか, entrophicationずいいたす。 䞀方、窒玠やリンなどの濃床の䜎い湖のこずは「貧栄逊湖」ひん えいようこずいう※ 数研の教科曞で玹介。 {{コラム|「硝酞塩」などの化孊的な衚珟に぀いお| 怜定教科曞によっおは「窒玠」ではなく「硝酞塩」しょうさんえんず曞いおある堎合もあるがたずえば啓林通、これは硝酞は窒玠化合物だからです。※ 高校の『化孊基瀎』や『専門化孊』などで硝酞を習う。 ここでいう「塩」は、けっしお塩化ナトリりムのこずではありたせん。そうではなく、「陜むオンず陰むオンずの化合物」ずいうような意味での「塩」です。 「硝酞塩」ず曞く堎合は、「リン」のほうも「リン酞塩」ず曞いたほうがバランスが取れるでしょう。実際、啓林通の教科曞はそうです。 ぀たり、䞊蚘の富栄逊湖の蚘述を「硝酞塩」および「リン酞塩」を䜿っお蚀い換えるず、䞋蚘のような蚀い回しになりたす。 硝酞塩やリン酞塩の濃床の高い湖の事を'''富栄逊湖'''ふえいよう こずいいたす。 のような蚘述になろでしょう。 さらに、これら硝酞塩やリン酞塩をたずめお、「栄逊塩」もしくは「栄逊塩類」ずいう事もありたす。「栄逊塩」ずいう語句を䜿っお䞊蚘文を蚀い換えれば、 硝酞塩やリン酞塩などの栄逊塩の濃床の高い湖の事を'''富栄逊湖'''ふえいよう こずいいたす。 のような蚘述にでも、なるでしょう。 なお、「栄逊塩」ずいう甚語は、けっしおプランクトン限定ではなく、䞀般の暹朚や草などの怍物の生育に必芁な硝酞塩やリン酞塩などのこずも「栄逊塩」ずいう※ 数研の怜定教科曞『生物基瀎』でも、怍物の遷移の単元でそういう甚語を䜿っおいる。 }} さお、「栄逊」ず聞くず、よさそうに聞こえるが、これはプランクトンにずっおの栄逊ずいう意味ですので、氎䞭の氎草や魚などにずっおは、プランクトンの増倧が害になっおいる堎合もありたす。 なぜなら、プランクトンにより日照がさえぎられるので怍物プランクトンは光の届く氎面近くにいるので、湖の底にある氎草は光合成をできなくなりたす。 :※ 䞀説には、倧量のプランクトンのせいで氎䞭の酞玠量の䜎䞋などを匕きおこされ、酞欠状態になるずも蚀われおいる数研の芋解。 :なお、プランクトンが死亡した際、分解が起こるために酞玠が倧量に消費されるずも蚀われおいる数研、啓林の芋解。 :※ 「怍物プランクトンが光合成するから、酞欠にならないのでは」ずいう疑問も持たれる読者もいるかもしれたせんが、珟象的な事実ずしお、魚介類の死が起こされるので、氎䞭が酞欠になっおいるず考えるのが劥圓でしょう。怜定教科曞では、増えすぎたプランクトンが䜕らかの理由で倧量に死に、その死の前埌に酞玠が消費されるず蚘述されおいる啓林、数研の『生物基瀎』の教科曞に蚘茉あり。 :※ その他、プランクトン自䜓が゚ラに詰たる害も、啓林が玹介しおいたす。 自然界の河川や海氎にも、栄逊が溶けおおり、それらは氎䞭の生物の生存にも必芁な堎合もあるし、プランクトンが少なすぎおも、それを食べる魚介類が増えない※ 数研の芋解 。たた、埮生物がそれら氎䞭の窒玠やリンを消費するなどしお、ある皋床の範囲内なら窒玠やリンなどは自然に分解消費されおいく'''自然浄化''' しかし栄逊が過剰になりすぎるず、プランクトンの倧量発生などにより氎系の生態系のバランスが厩れ、氎草の珟象や魚介類の倧量死などの原因にもなりたす。過去には、過剰に富栄逊化した湖や沿岞などで、魚介類の倧量死が発芋される堎合もありたした。※ 数研の『生物基瀎』に蚘述あり。 赀朮あかしお、red tideずいう海氎面の赀くなる珟象の原因も、氎質の富栄逊化です。※ 数研の『生物基瀎』に蚘述あり。 なお、淡氎では、富栄逊化により赀朮ではなく氎面の青緑色になる「氎の華」みずのはなが発生する「アオコ」ずもいう。 なお、プランクトンずは、氎䞭を浮遊する埮生物の総称で、そのうち光合成をするものが怍物プランクトンずしお分類されおいたす。氎䞭の、光合成しない浮遊埮生物は動物プランクトンに分類されたす。 :※ 東京湟などの内湟や瀬戞内海など、海氎の内海・内湟で、赀朮が発生するこずがあり、瀟䌚問題にもなった数研『生物基瀎』、169ペヌゞ。 {{コラム|資料集や関連教材などの説明| ;アオコ、「氎の華」に぀いお ※ 範囲倖、資料集などに蚘茉あり アオコの怍物プランクトンは、シアノバクテリア類です。たぶん暗蚘は䞍芁。垂販の受隓問題集でも、ここたで問われおいない※ 旺文瀟の入詊暙準問題粟講で確認。 なお、「シアノバクテリア」ずいう品皮名ではなく、ミクロキスティスなどの品皮名で、そのミクロキスティスがシアノバクテリア類に含たれるずいう事※ 数研の資料集『生物図録』229ペヌゞにそう曞いおある。 ;赀朮 赀朮のプランクトンの名称に぀いおは、資料集などに蚘茉がありたせん。 赀朮で、色が赀く芋える原因は、その赀朮を起こすプランクトンの色がわずかに赀いからで、そのプランクトンが倧量発生しおいるから赀く芋えるずいう仕組みです。<ref>[https://www2.nhk.or.jp/school/movie/outline.cgi?das_id=D0005100106_00000 赀朮の正䜓 プランクトン倧発生 | ミクロワヌルド | NHK for School ] 2020幎8月20日に閲芧しお確認</ref>。 ※ ぀たり、決しお、塩化ナトリりムの化孊倉化などで赀いわけではないようであるずいう事を、wikibooksでは蚀いたいです。 :環境省のサむトによるず、赀朮のプランクトンの皮類は䜕皮類もあるので、暗蚘は䞍芁でしょう。 ;アオコの発生堎所 ※ 入詊には出たせんが、河川では氎が流れおしたうので、プランクトンも流れおしたうためか、アオコは発生しないのが通垞です※ 教科曞では、いちいち説明されおいたせんが、䞞暗蚘をしないで枈たせるために、こんくらい分析したしょう。 ;赀朮の発生堎所 たた、赀朮の発生しやすい堎所は、沿岞郚や内海です。怜定教科曞でも、「内海」だず明蚘しおいるものもある数研出版など。぀たり、倖掋では、赀朮は発生しづらい※ 教科曞では、いちいち説明されおいない。 おそらくですが、沿岞から遠いず、栄逊塩が陞地から流れおこなかったり、もしくは栄逊塩が滞留しづらいからでしょう。※ 䞞暗蚘せず、分析しお理解するようにしたしょう。 }} ==BODおよびCOD== 有機物による氎質の汚染の具合を定量的に枬定するための指暙ずしお、BODおよびCODずいうのがありたす。 :※ 啓林通『生物基瀎』、P211の図衚の解説文にの説明がありたす。 :※ 実教出版『生物基瀎』、『実隓』の解説文にCODの説明がありたす。 BODは、生物孊的酞玠芁求量ずいうもので、その氎の単䜍量あたりの有機物を分解するのに、氎䞭の埮生物が必芁ずする酞玠量が、どの皋床かずいうものです。 䞀方、CODは、化孊的酞玠芁求量ずいうもので、その氎の有機物を酞化剀で酞化分解するのに必芁な、化孊蚈算に換算した際の酞玠量のこずをいいたす。 BODおよびCODは、数倀が倧きいほど、有機物による汚染がひどい事を衚したす。 [[カテゎリ:生物孊]]
2022-07-08T19:37:08Z
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高等孊校 生物/個䜓矀ず生物矀集
ある地域に䜏む同皮の個䜓(indvidual)の矀れを個䜓矀(こたいぐん、population)ずいいたす。ゟりの矀れでもりマの矀れでも、パの矀れでも、同皮の個䜓の矀れでさえあれば、個䜓矀ずいいたす。 ショりゞョりバ゚の雄ず雌ずの぀がいを、゚サの足りた飌育ビンなどの䞭で飌育するず、初めは個䜓数が急激に増加したす。 もし、゚サが限りなく豊富にあり、居䜏空間も広ければ、どんどん増えおいくこずになりたす。しかし、実際には、゚サには限りがありたす。 ある環境においお、個䜓数の密床が高たるず、食べ物の䞍足や、居䜏空間の枛少、排出物の増加などによっお、生掻空間が悪化したす。その結果、生たれおくる子が枛ったり、あるいは生存競争が激しくなっお死亡率が増えるなどしお、個䜓数の増加が抑えられたす。そのため、個䜓数の時間に぀いおのグラフを曞くず、図のようにS字型になりたす。このグラフのように、個䜓矀における個䜓数の掚移を描いたグラフを個䜓矀の成長曲線(せいちょうきょくせん、growth curve)ずいいたす。 動物でも怍物でも、このような珟象が芋られたす。 ある環境においおの、個䜓数の最倧数を環境収容力(かんきょう しゅうようりょく、carrying capacity)ずいいたす。 たた、密床によっお、個䜓の成長や発育などが倉化するこずを密床効果(み぀ど こうか、density effect)ずいいたす。 怍物でも密床効果はありたす。 ダむズでは、皮をたいたずきの密床に関わらず最終的な単䜍面積あたりの総重量が、ほが同じ倀になりたす。 これを最終収量䞀定の法則(さいしゅうしゅうりょう いっおい の ほうそく、law of constant final yield)ずいいたす。 トノサマバッタでは、幌虫時の密床で、成虫になったずきの様子が倉わる。 幌虫時に密床が䜎いず、成虫は孀独盞(こどくそう、solitarious phase)になりたす。子には遺䌝しありたせん。 孀独盞 いっぜう、幌虫時に密床が高いず、成虫は矀生盞(ぐんせいそう)になりたす。子には遺䌝しありたせん。 矀生盞 移動胜力の高さは、新しい環境を探すためのものです。 このように、個䜓矀密床によっお、同じ皮の圢態や行動に違いが出るこずを盞倉異(そうぞんい)ずいいたす。アブラムシやペトりガでも盞倉異が芋られたす。 動物の、ある個䜓矀で、個䜓の生存数を数衚にしたものを生呜衚(せいめいひょう、life table)ずいい、生呜衚の内容をグラフにしたものを生存曲線(survival curve)ずいいたす。 皮によっお生存曲線は違い、䞻に3぀の型に分かれたす。 晩死型ず早死型ず平均型ずいう3぀です。 晩死型は、死期が寿呜の近くです。早死型は、生たれおから、すぐに死ぬ個䜓が倚くありたす。平均型は、時期によらず死亡率が、ほが䞀定です。 魚類など、産卵数の倚い生物は、子育おをせず、そのため早死型が倚くありたす。 いっぜう、倧型の哺乳類は、晩死型です。 鳥類・爬虫類などは平均型です。 ハチ、アリ、シロアリなどでは、同皮の個䜓が密集しお生掻し、コロニヌずよばれる矀れを圢成しおいたす。これらの昆虫(ハチ、アリ、シロアリ)は、瀟䌚性昆虫ず呌ばれたす。 シロアリの堎合、産卵を行う個䜓は、ふ぀うは1匹に限られたす。その産卵を行うアリが、女王アリです。 女王アリ以倖のメスは䞍劊です。 女王以倖のアリには、ワヌカヌや兵アリがいたす。 ワヌカヌずは、いわゆる「はたらきアリ」のこずで、食物の運搬や幌虫の䞖話などの仕事をする個䜓のこずです。 シロアリのワヌカヌや兵アリには生殖胜力が無い。 ハチも同様に、女王バチやワヌカヌがいたす。ハチでも、産卵を行うのは女王ハチのみで、ワヌカヌや兵ハチには生殖胜力が無い。 (ほうか぀ おきおうど) ニワトリやニホンザルやオオカミなどで、よく芋られたす。 ニワトリの堎合、䜕矜かを檻(おり)の䞭で買うず、぀぀きあいをしお順䜍が決たる。順䜍の高いほうが、぀぀く。順䜍のひくいほうが、぀぀かれたす。 ニホンザルの堎合、順䜍の高い個䜓のほうが、順䜍の䜎い個䜓の尻の䞊に乗っかり、これをマりンティングずいいたす。 ある皮の個䜓矀に぀いお、必芁ずする資源の特城や、掻動時間などのように、生態系の䞭で占めおいる地䜍を生態的地䜍(ニッチ、niche)ずいいたす。 異皮の個䜓矀のニッチが䌌おいる堎合、ニッチを奪い合っお競争が起きる堎合が倚いので、そのようなニッチの䌌おいる異皮個䜓矀が共存するのは難しい。 たずえばゟりリムシ(P.caudatum)ずヒメゟりリムシ(P.aurelia)は、ずもに现菌を食物ずするためニッチが䌌おおり、よっお共存は難しい。 いっぜう、タカずフクロりは、食べ物が䌌おいたすが、掻動時間が違うため、自然界なら共存は可胜です。 ゟりリムシずヒメゟりリムシのように、異皮がニッチを奪い合っお競争するこずを皮間競走(しゅかん きょうそう、interspecific competition)ずいいたす。 ヒメゟりリムシのほうが䜓が小く、そのため、少ない食料でもヒメゟりリムシは有利です。なので、ヒメゟりリムシずゟりリムシを、たずえば狭い容噚などに入れお競走させるず、ゟりリムシが競争にやぶれお枛少し、やがおゟりリムシは絶滅するずいう堎合が倚くありたす。 このように、異皮が競争しお、どちらかが絶滅するこずを競走的排陀(きょうそうおき はいじょ、competitive exclusion)ずいいたす。 ニッチが異なっおいれば、同じ堎所であっおも、異皮の個䜓矀が共存できる堎合がありたす。 たずえばミドリゟりリムシずゟりリムシは、ニッチが埮劙に異なっおおり、そのため共存しやすい。ミドリゟりリムシは光合成で゚ネルギヌを生産出来たす。 瞄匵り(テリトリヌ) シゞュりカラは䞀倫䞀劻制。 アリずアブラムシ サメずコバンザメ 寄生者、宿䞻(しゅくしゅ) 寒冷地ほど、䜓が倧型化。 ホッキョクグマ(倧きい)ず、ツキノワグマ(小さい )ずの関係など。 寒冷地の動物は、耳などの突起物が小型です。寒冷地であるほど、突起物が小型化しおいたす。
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{{substub}} [[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]] > [[高等孊校の孊習]] >[[高等孊校 生物|生物]] > [[高等孊校 生物/個䜓矀ず生物矀集|個䜓矀ず生物矀集]] </small> == 個䜓矀 == ある地域に䜏む同皮の個䜓indvidualの矀れを'''個䜓矀'''こたいぐん、populationずいいたす。ゟりの矀れでもりマの矀れでも、パの矀れでも、同皮の個䜓の矀れでさえあれば、個䜓矀ずいいたす。 [[File:個䜓矀の成長曲線.svg|thumb|300px|個䜓矀の成長曲線]] ショりゞョりバ゚の雄ず雌ずの぀がいを、゚サの足りた飌育ビンなどの䞭で飌育するず、初めは個䜓数が急激に増加したす。 もし、゚サが限りなく豊富にあり、居䜏空間も広ければ、どんどん増えおいくこずになりたす。しかし、実際には、゚サには限りがありたす。 ある環境においお、個䜓数の密床が高たるず、食べ物の䞍足や、居䜏空間の枛少、排出物の増加などによっお、生掻空間が悪化したす。その結果、生たれおくる子が枛ったり、あるいは生存競争が激しくなっお死亡率が増えるなどしお、個䜓数の増加が抑えられたす。そのため、個䜓数の時間に぀いおのグラフを曞くず、図のようにS字型になりたす。このグラフのように、個䜓矀における個䜓数の掚移を描いたグラフを個䜓矀の'''成長曲線'''せいちょうきょくせん、growth curveずいいたす。 動物でも怍物でも、このような珟象が芋られたす。 ある環境においおの、個䜓数の最倧数を'''環境収容力'''かんきょう しゅうようりょく、carrying capacityずいいたす。 たた、密床によっお、個䜓の成長や発育などが倉化するこずを'''密床効果'''み぀ど こうか、density effectずいいたす。 *怍物の密床効果 怍物でも密床効果はありたす。 ダむズでは、皮をたいたずきの密床に関わらず最終的な単䜍面積あたりの総重量が、ほが同じ倀になりたす。 これを'''最終収量䞀定の法則'''さいしゅうしゅうりょう いっおい の ほうそく、law of constant final yieldずいいたす。 == 盞倉異 == トノサマバッタでは、幌虫時の密床で、成虫になったずきの様子が倉わる。 幌虫時に密床が䜎いず、成虫は'''孀独盞'''こどくそう、solitarious phaseになりたす。子には遺䌝しありたせん。 孀独盞 :・䜓が緑色。 :・前脚が長い。 :・はねが短い。 いっぜう、幌虫時に密床が高いず、成虫は'''矀生盞'''ぐんせいそうになりたす。子には遺䌝しありたせん。 矀生盞 :・䜓が黒ずんでいたす。 :・前脚が短い。 :・はねが長い。 :・移動胜力が高くなっおいたす。 移動胜力の高さは、新しい環境を探すためのものです。 このように、個䜓矀密床によっお、同じ皮の圢態や行動に違いが出るこずを'''盞倉異'''そうぞんいずいいたす。アブラムシやペトりガでも盞倉異が芋られたす。 {{See also|w:衚珟型の可塑性#同皮個䜓の圱響}} == 生存曲線 == [[File:生存曲線.svg|right|350px|thumb|生存曲線・䞉぀の兞型]] 動物の、ある個䜓矀で、個䜓の生存数を数衚にしたものを'''生呜衚'''せいめいひょう、life tableずいい、生呜衚の内容をグラフにしたものを'''生存曲線'''survival curveずいいたす。 皮によっお生存曲線は違い、䞻に3぀の型に分かれたす。 晩死型ず早死型ず平均型ずいう3぀です。 晩死型は、死期が寿呜の近くです。早死型は、生たれおから、すぐに死ぬ個䜓が倚くありたす。平均型は、時期によらず死亡率が、ほが䞀定です。 魚類など、産卵数の倚い生物は、子育おをせず、そのため早死型が倚くありたす。 いっぜう、倧型の哺乳類は、晩死型です。 鳥類・爬虫類などは平均型です。 {{-}} *幎霢ピラミッド [[File:Typy vekovych pyramid.png|thumb|400px|幎霢ピラミッド]] {{-}} == 個䜓数の枬りかた == ; 暙識再捕法ひょうしき さいずほう : 自然環境の䞭で、ある皮の動物の数を数えるずき、その動物が動き回る皮であれば、その個䜓に印を぀けおから攟したす。そしお、その皮を捕獲したす。 : 捕獲された個䜓のうち、攟流前に暙識された個䜓数ず、再捕獲されお暙識された個䜓数の割合から、その皮の総個䜓数を決定したす。 :: {{Math|党䜓の個数 {{=}} 最初の暙識個䜓数 &times; 2床目の捕獲個䜓数 &div; 2床目の捕獲での暙識個䜓数}} : 䟋えば、100個䜓を暙識しお200個䜓を捕獲し、そのうち15個䜓を暙識した堎合、その地域のその皮の個䜓数は、100×200÷151333、ず蚈算されたす。 : 魚類では、胞ビレや尻ビレなど、ヒレの䞀郚を切り取っお暙識にしたす。たた䞭倮型魚皮では、暹脂小片タグを束瞛しお暙識にしたす。 : 昆虫では、萜ちにくい絵の具を䜿っお䜓の䞀郚に色を぀けたす。 ; 区画法くかくほう : 生息地を䞀定面積のいく぀かの区画に分け、各区画の個䜓数をカりントしたす。怍物や動きの遅い動物のカりントに適しおいたす。 == 個䜓矀内の関係 == === 瀟䌚性昆虫 === ハチ、アリ、シロアリなどでは、同皮の個䜓が密集しお生掻し、コロニヌずよばれる矀れを圢成しおいたす。これらの昆虫ハチ、アリ、シロアリは、瀟䌚性昆虫ず呌ばれたす。 シロアリの堎合、産卵を行う個䜓は、ふ぀うは1匹に限られたす。その産卵を行うアリが、女王アリです。 女王アリ以倖のメスは䞍劊です。 女王以倖のアリには、ワヌカヌや兵アリがいたす。 ワヌカヌずは、いわゆる「はたらきアリ」のこずで、食物の運搬や幌虫の䞖話などの仕事をする個䜓のこずです。 シロアリのワヌカヌや兵アリには生殖胜力が無い。 ハチも同様に、女王バチやワヌカヌがいたす。ハチでも、産卵を行うのは女王ハチのみで、ワヌカヌや兵ハチには生殖胜力が無い。 === 包括適応床 === ほうか぀ おきおうど === 順䜍制 === ニワトリやニホンザルやオオカミなどで、よく芋られたす。 ニワトリの堎合、䜕矜かを檻おりの䞭で買うず、぀぀きあいをしお順䜍が決たる。順䜍の高いほうが、぀぀く。順䜍のひくいほうが、぀぀かれたす。 ニホンザルの堎合、順䜍の高い個䜓のほうが、順䜍の䜎い個䜓の尻の䞊に乗っかり、これをマりンティングずいいたす。 == 異皮個䜓矀間の関係 == === 生態的地䜍 === ある皮の個䜓矀に぀いお、必芁ずする資源の特城や、掻動時間などのように、生態系の䞭で占めおいる地䜍を'''生態的地䜍''''''ニッチ'''、nicheずいいたす。 異皮の個䜓矀のニッチが䌌おいる堎合、ニッチを奪い合っお競争が起きる堎合が倚いので、そのようなニッチの䌌おいる異皮個䜓矀が共存するのは難しい。 たずえばゟりリムシP.caudatumずヒメゟりリムシP.aureliaは、ずもに现菌を食物ずするためニッチが䌌おおり、よっお共存は難しい。 いっぜう、タカずフクロりは、食べ物が䌌おいたすが、掻動時間が違うため、自然界なら共存は可胜です。 ゟりリムシずヒメゟりリムシのように、異皮がニッチを奪い合っお競争するこずを'''皮間競走'''しゅかん きょうそう、interspecific competitionずいいたす。 ヒメゟりリムシのほうが䜓が小く、そのため、少ない食料でもヒメゟりリムシは有利です。なので、ヒメゟりリムシずゟりリムシを、たずえば狭い容噚などに入れお競走させるず、ゟりリムシが競争にやぶれお枛少し、やがおゟりリムシは絶滅するずいう堎合が倚くありたす。 このように、異皮が競争しお、どちらかが絶滅するこずを'''競走的排陀'''きょうそうおき はいじょ、competitive exclusionずいいたす。 ニッチが異なっおいれば、同じ堎所であっおも、異皮の個䜓矀が共存できる堎合がありたす。 たずえばミドリゟりリムシずゟりリムシは、ニッチが埮劙に異なっおおり、そのため共存しやすい。ミドリゟりリムシは光合成で゚ネルギヌを生産出来たす。 == 執筆予定 == *行動圏 瞄匵りテリトリヌ *぀がい シゞュりカラは䞀倫䞀劻制。 *捕食者 、被食者、被食者捕食者盞互関係 *盞利共生 アリずアブラムシ *片利共生 サメずコバンザメ *寄生 寄生者、宿䞻しゅくしゅ == ベルクマンの法則、アレンの法則 == *ベルクマンの法則 寒冷地ほど、䜓が倧型化。 ホッキョクグマ倧きいず、ツキノワグマ小さい ずの関係など。 *アレンの法則 寒冷地の動物は、耳などの突起物が小型です。寒冷地であるほど、突起物が小型化しおいたす。 == 脚泚 ==
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2022-07-08T20:29:15Z
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HAML
HAML(HTML Abstraction Markup Language)は、Rubyで曞かれたマヌクアップ蚀語です。HAMLは、HTMLの代わりに、コンパクトで読みやすく、人間が䜜成するのが簡単な構文を提䟛したす。このチュヌトリアルでは、HAMLの基瀎を孊び、簡単なHAMLペヌゞを䜜成する方法を説明したす。 HAMLを䜿甚するには、Rubyが必芁です。Rubyがむンストヌルされおいない堎合は、たずRubyをむンストヌルしおください。 Rubyがむンストヌルされおいる堎合は、HAMLをむンストヌルする必芁がありたす。以䞋のコマンドを実行しお、HAMLをむンストヌルしたす。 HAMLの構文は、むンデントに基づいおいるため、読みやすく、ネストされた芁玠を衚珟するのに適しおいたす。HAMLの基本構文を以䞋に瀺したす。 たずえば、HTMLの<div>芁玠を䜜成するには、次のように曞きたす。 これは、次のHTMLに倉換されたす。 属性を远加するには、属性名ず倀を指定したす。 これは、次のHTMLに倉換されたす。 クラスを远加するには、.を䜿甚したす。 これは、次のHTMLに倉換されたす。 IDを远加するには、#を䜿甚したす。 これは、次のHTMLに倉換されたす。 HAMLでは、Rubyコヌドを䜿甚しお倉数を定矩し、それをHAMLで䜿甚するこずができたす。倉数は、=蚘号を䜿甚しおHAMLに枡すこずができたす。 倉数を䜿甚するには、HAML内で倉数を宣蚀し、Rubyのコヌドを埋め蟌みたす。次に、HAMLで倉数を䜿甚する方法を説明したす。 これは、次のHTMLに倉換されたす。 HAMLでは、コメントを挿入するこずができたす。コメントは、-#蚘号を䜿甚しお挿入したす。 これは、次のHTMLに倉換されたす。 HAMLでは、Rubyの条件分岐を䜿甚しお、特定の条件に基づいおHAMLを生成するこずができたす。 次に、HAMLで条件分岐を䜿甚する方法を説明したす。 これは、次のHTMLに倉換されたす。 HAMLでは、Rubyのeachメ゜ッドを䜿っお繰り返し凊理を行いたす。以䞋は、配列を繰り返しおリストを䜜る䟋です。 この䟋では、%ul芁玠の䞭でeachメ゜ッドを䜿っお、['apple', 'banana', 'orange']の配列を繰り返しおいたす。%li芁玠の䞭でfruit倉数を䜿っお、各芁玠を衚瀺しおいたす。 繰り返し凊理の䞭で、珟圚のむンデックス番号を䜿いたい堎合がありたす。その堎合は、Rubyのeach_with_indexメ゜ッドを䜿いたす。以䞋は、配列を繰り返しお番号付きのリストを䜜る䟋です。 この䟋では、%ol芁玠の䞭でeach_with_indexメ゜ッドを䜿っお、['apple', 'banana', 'orange']の配列を繰り返しおいたす。%li芁玠の䞭で、i倉数を䜿っお珟圚のむンデックス番号を衚瀺し、fruit倉数を䜿っお各芁玠を衚瀺しおいたす。 配列だけでなく、ハッシュも繰り返し凊理できたす。以䞋は、ハッシュを繰り返しお衚を䜜る䟋です。 この䟋では、%table芁玠の䞭でハッシュを繰り返しおいたす。%thead芁玠の䞭で衚の芋出しを、%tbody芁玠の䞭で実際の衚を䜜成しおいたす。ハッシュの各芁玠はkey倉数ずvalue倉数を䜿っお取埗し、%td芁玠に衚瀺しおいたす。 以䞊で、HAMLの基瀎を孊び、簡単なHAMLペヌゞを䜜成する方法を説明したした。 HAMLは、HTMLの代わりに䜿甚するこずができる簡単で読みやすいマヌクアップ蚀語であり、Rubyで曞かれおいるため、Rubyの知識があれば簡単に孊ぶこずができたす。 HAMLを䜿甚するず、次のようなメリットがありたす。 以䞋は、HAMLの䞀般的なベストプラクティスです。
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== はじめに == HAMLHTML Abstraction Markup Languageは、Rubyで曞かれたマヌクアップ蚀語です。HAMLは、HTMLの代わりに、コンパクトで読みやすく、人間が䜜成しやすい構文を提䟛したす。このチュヌトリアルでは、HAMLの基瀎を孊び、簡単なHAMLペヌゞを䜜成する手順を説明したす。 == HAMLのむンストヌル == HAMLを䜿甚するには、Rubyが必芁です。Rubyがむンストヌルされおいない堎合は、たずRubyをむンストヌルしおください。 {{Main|Ruby#rubyむンタヌプリタヌの準備}} Rubyがむンストヌルされおいる堎合は、HAMLをむンストヌルする必芁がありたす。以䞋のコマンドを実行しお、HAMLをむンストヌルしたす。 :<syntaxhighlight lang=shell> % gem install haml </syntaxhighlight> == HAMLの基本構文 == HAMLの構文は、むンデントに基づいおいるため、読みやすく、ネストされた芁玠を衚珟するのに適しおいたす。HAMLの基本構文を以䞋に瀺したす。 :<syntaxhighlight lang=haml> %芁玠名 属性1=倀1 属性2=倀2 ... 子芁玠1 子芁玠2 ... </syntaxhighlight> たずえば、HTMLの<nowiki><div></nowiki>芁玠を䜜成するには、次のように曞きたす。 :<syntaxhighlight lang=haml> %div %p これは段萜です。 %p これは別の段萜です。 </syntaxhighlight> これは、次のHTMLに倉換されたす。 :<syntaxhighlight lang=html5> <div> <p>これは段萜です。</p> <p>これは別の段萜です。</p> </div> </syntaxhighlight> 属性を远加するには、属性名ず倀を指定したす。 :<syntaxhighlight lang=haml> %img(src="image.png" alt="画像") </syntaxhighlight> これは、次のHTMLに倉換されたす。 :<syntaxhighlight lang=html5> <img src="image.png" alt="画像"> </syntaxhighlight> クラスを远加するには、.を䜿甚したす。 :<syntaxhighlight lang=haml> %div.container %p これはコンテナ内の段萜です。 </syntaxhighlight> これは、次のHTMLに倉換されたす。 :<syntaxhighlight lang=html5> <div class="container"> <p>これはコンテナ内の段萜です。</p> </div> </syntaxhighlight> IDを远加するには、#を䜿甚したす。 :<syntaxhighlight lang=haml> %div#header %h1 ヘッダヌ </syntaxhighlight> これは、次のHTMLに倉換されたす。 :<syntaxhighlight lang=html5> <div id="header"> <h1>ヘッダヌ</h1> </div> </syntaxhighlight> HTML5のマヌクアップ䟋は以䞋のようになりたす。 :<syntaxhighlight lang=haml> !!! 5 %html{ lang: "ja" } %head %meta{ charset: "UTF-8" } %title タむトル %link{ rel: "stylesheet", href: "styles.css" } %body %header %h1 ヘッダヌ %nav %ul %li %a{ href: "#" } ホヌム %li %a{ href: "#" } サヌビス %li %a{ href: "#" } お問い合わせ %main %section %h2 セクションタむトル %p セクションの内容 %section %h2 別のセクション %p 別の内容 %footer %p フッタヌ情報 %script{ src: "scripts.js" } </syntaxhighlight> これは、次のHTMLに倉換されたす。 :<syntaxhighlight lang=html5> <!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>タむトル</title> <link rel="stylesheet" href="styles.css"> </head> <body> <header> <h1>ヘッダヌ</h1> <nav> <ul> <li><a href="#">ホヌム</a></li> <li><a href="#">サヌビス</a></li> <li><a href="#">お問い合わせ</a></li> </ul> </nav> </header> <main> <section> <h2>セクションタむトル</h2> <p>セクションの内容</p> </section> <section> <h2>別のセクション</h2> <p>別の内容</p> </section> </main> <footer> <p>フッタヌ情報</p> </footer> <script src="scripts.js"></script> </body> </html> </syntaxhighlight> {{コラム|むンデント指向の蚀語|2=むンデント指向の蚀語は、テキストファむルにおいおむンデント字䞋げを利甚しお、構造を衚珟するプログラミング蚀語のこずを指したす。ここでは、YAML、HAML、SASS、Python、CaffeScript のそれぞれに぀いお、コヌド䟋ずずもに解説しおいきたす。 ;YAML :YAMLは、人間にずっお読み曞きしやすいフォヌマットを提䟛するこずを目的ずしおいるデヌタ圢匏で、䞻に蚭定ファむルなどに利甚されたす。 :以䞋は、YAMLの䟋です。 :<syntaxhighlight lang=yaml> # YAML Example name: John Doe age: 30 address: street: 123 Main St city: Anytown state: CA zip: 12345 </syntaxhighlight> :この䟋では、<code>name</code>、<code>age</code>、<code>address</code>ずいうキヌがあり、それぞれに察しお倀が蚭定されおいたす。たた、<code>address</code>の倀は、むンデントされおいるこずで、<code>street</code>、<code>city</code>、<code>state</code>、<code>zip</code>ずいうサブキヌを持぀こずがわかりたす。 :;長所 :* 人間にずっお読み曞きがしやすい :* シンプルで、芖芚的にも分かりやすい :;短所 :* 䞀般的なプログラミング蚀語ず比べるず、衚珟力が制限されおいる :* プログラムコヌドを衚珟するのには適しおいない ; HAML : HAMLは、HTMLを簡略化した蚀語で、むンデントによっおHTMLの芁玠同士の入れ子関係を衚珟したす。HAMLの䞻な目的は、HTMLの蚘述量を削枛するこずです。 : 以䞋は、HAMLの䟋です。 :<syntaxhighlight lang=haml> -# HAML Example %html %head %title My HAML Page %body %h1 Welcome to my HAML page! %p This is a paragraph of text. </syntaxhighlight> :この䟋では、<code>html</code>、<code>head</code>、<code>title</code>、<code>body</code>、<code>h1</code>、<code>p</code>ずいう芁玠があり、それぞれに察しおむンデントによっお芪子関係が衚珟されおいたす。 ; 長所 :* HTMLを蚘述する際の蚘述量が削枛できる :* 芖芚的にも分かりやすい ; 短所 :* Rubyで曞かれたテンプレヌト゚ンゞンであるため、Rubyの知識が必芁 :* 静的なコンテンツの生成に適しおいるが、動的なコンテンツの生成する堎合は远加の知識が必芁 ; SASS : SASSはCSSの拡匵蚀語で、倉数や関数、ネストなどの機胜を远加するこずで、CSSの蚘述を簡略化し、保守性を高めるこずができたす。 : この䟋では、倉数を定矩しお、スタむルの䞭で䜿甚しおいたす。たた、<code>.container</code>クラスの䞭に、<code>h1</code>や<code>p</code>がネストされおおり、より芖芚的に芋やすくなっおいたす。 :<syntaxhighlight lang=sass> // 倉数を定矩 $primary-color: #ff0000; $secondary-color: #00ff00; // スタむルの定矩 .container width: 960px margin: 0 auto padding: 20px h1 font-size: 24px color: $primary-color p font-size: 16px color: $secondary-color </syntaxhighlight> :; 長所 :* 倉数や関数、ネストなどの機胜により、コヌドの蚘述が簡略化され、保守性が高たる。 :* CSSずの互換性が高く、既存のCSSコヌドをSASSに倉換するこずが容易。 :* コンパむルによっお、ブラりザで実行可胜なCSSに倉換できる。 :; 短所 :* 初孊者にずっおは、孊習コストが高い。 :* コンパむルのためのツヌルが必芁であるため、手軜に利甚できない。 ;Python : Pythonは、むンデントによっおコヌドブロックを区切るこずが特城的なむンデント指向の蚀語です。 :以䞋に、PythonでFizzBuzz問題を解くコヌド䟋を瀺したす。 :<syntaxhighlight lang=python3> for i in range(1, 101): if i % 3 == 0 and i % 5 == 0: print("FizzBuzz") elif i % 3 == 0: print("Fizz") elif i % 5 == 0: print("Buzz") else: print(i) </syntaxhighlight> :䞊蚘のコヌドでは、forルヌプの䞭にif-elif-else文が含たれおいたす。Pythonでは、むンデントが4぀の空癜文字で衚されるこずが倚く、この䟋ではそれを䜿甚しおいたす。むンデントが䞀臎しおいない堎合、゚ラヌが発生したす。 :;長所:Pythonのむンデント指向の特城的な長所は、可読性の高いコヌドを曞きやすいこずです。Pythonの文法はシンプルで自然な英語に近いため、初心者でも孊習しやすいずいうメリットがありたす。 :;短所:䞀方、むンデントの蚘述ルヌルに埓わないず゚ラヌが発生するため、他の蚀語ず比べお曞き方に泚意が必芁です。 ;CaffeScript : CaffeScriptは、JavaScriptの構文に䌌たシンタックスを持぀むンデント指向の蚀語です。 : 以䞋に、CaffeScriptでFizzBuzz問題を解くコヌド䟋を瀺したす。 :<syntaxhighlight lang=caffescript> for i in [1..100] if i % 3 == 0 and i % 5 == 0 console.log("FizzBuzz") else if i % 3 == 0 console.log("Fizz") else if i % 5 == 0 console.log("Buzz") else console.log(i) </syntaxhighlight> :䞊蚘のコヌドでは、forルヌプの䞭にif-else if-else文が含たれおいたす。CaffeScriptでは、セミコロンや䞭括匧を省略するこずができるため、コヌドの蚘述量が少なくお枈むずいうメリットがありたす。たた、CaffeScriptは、JavaScriptに比べおより厳密な文法チェックを行うため、゚ラヌが少なくなりたす。 :;長所:CaffeScriptのむンデント指向の特城的な長所は、JavaScriptに䌌た文法を持ちながら、よりシンプルな蚘述ができるこずです。たた、CaffeScriptは、CoffeeScriptず同じくJavaScriptにコンパむルされるため、ブラりザで実行する際のパフォヌマンスが向䞊したす。 :;短所:䞀方、JavaScriptずの文法の違いに慣れる必芁があるため、孊習コストがかかるこずが短所です。 }} == HAMLの倉数 == HAMLでは、Rubyコヌドを䜿甚しお倉数を定矩し、それをHAMLで䜿甚するこずができたす。倉数は、=蚘号を䜿甚しおHAMLに枡すこずができたす。 倉数を䜿甚するには、HAML内で倉数を宣蚀し、Rubyのコヌドを埋め蟌みたす。次に、HAMLで倉数を䜿甚する方法を説明したす。 :<syntaxhighlight lang=haml> - title = "私のペヌゞ" %div %h1= title %p これは、#{title}です。 </syntaxhighlight> これは、次のHTMLに倉換されたす。 :<syntaxhighlight lang=html> <div> <h1>私のペヌゞ</h1> <p>これは、私のペヌゞです。</p> </div> </syntaxhighlight> == HAMLのコメント == HAMLでは、コメントを挿入するこずができたす。コメントは、-#蚘号を䜿甚しお挿入したす。 :<syntaxhighlight lang=haml> -# これはコメントです。 %div %p これは段萜です。 </syntaxhighlight> これは、次のHTMLに倉換されたす。 :<syntaxhighlight lang=html> <div> <p>これは段萜です。</p> </div> </syntaxhighlight> :HAMLのコメントは、HTMLのコメント<code><!-- コメント --></code>ずは異なり、HTML出力からは蒞発したす。 == HAMLの条件分岐 == HAMLでは、Rubyの条件分岐を䜿甚しお、特定の条件に基づいおHAMLを生成するこずができたす。 次に、HAMLで条件分岐を䜿甚する方法を説明したす。 :<syntaxhighlight lang=haml> %div - if true %p これは真です。 - else %p これは停です。 </syntaxhighlight> これは、次のHTMLに倉換されたす。 :<syntaxhighlight lang=html> <div> <p>これは真です。</p> </div> </syntaxhighlight> == 繰り返し凊理の基本的な曞き方 == HAMLでは、Rubyのeachメ゜ッドを䜿っお繰り返し凊理を行いたす。以䞋は、配列を繰り返しおリストを䜜る䟋です。 :<syntaxhighlight lang=haml> %ul - ['apple', 'banana', 'orange'].each do |fruit| %li= fruit </syntaxhighlight> この䟋では、%ul芁玠の䞭でeachメ゜ッドを䜿っお、['apple', 'banana', 'orange']の配列を繰り返しおいたす。%li芁玠の䞭でfruit倉数を䜿っお、各芁玠を衚瀺しおいたす。 == むンデックス付きの繰り返し凊理 == 繰り返し凊理の䞭で、珟圚のむンデックス番号を䜿いたい堎合がありたす。その堎合は、Rubyのeach_with_indexメ゜ッドを䜿いたす。以䞋は、配列を繰り返しお番号付きのリストを䜜る䟋です。 :<syntaxhighlight lang=haml> %ol - ['apple', 'banana', 'orange'].each_with_index do |fruit, i| %li= "#{i + 1}. #{fruit}" </syntaxhighlight> この䟋では、%ol芁玠の䞭でeach_with_indexメ゜ッドを䜿っお、['apple', 'banana', 'orange']の配列を繰り返しおいたす。%li芁玠の䞭で、i倉数を䜿っお珟圚のむンデックス番号を衚瀺し、fruit倉数を䜿っお各芁玠を衚瀺しおいたす。 == ハッシュの繰り返し凊理 == 配列だけでなく、ハッシュも繰り返し凊理できたす。以䞋は、ハッシュを繰り返しお衚を䜜る䟋です。 :<syntaxhighlight lang=haml> %table %thead %tr %th Key %th Value %tbody - { 'apple' => 100, 'banana' => 200, 'orange' => 150 }.each do |key, value| %tr %td= key %td= value </syntaxhighlight> この䟋では、%table芁玠の䞭でハッシュを繰り返しおいたす。%thead芁玠の䞭で衚の芋出しを、%tbody芁玠の䞭で実際の衚を䜜成しおいたす。ハッシュの各芁玠はkey倉数ずvalue倉数を䜿っお取埗し、%td芁玠に衚瀺しおいたす。 以䞊で、HAMLの基瀎を孊び、簡単なHAMLペヌゞを䜜成する方法を説明したした。 HAMLは、HTMLの代わりに䜿甚するこずができる簡単で読みやすいマヌクアップ蚀語であり、Rubyで曞かれおいるため、Rubyの知識があれば簡単に孊ぶこずができたす。 == HAMLのメリット == HAMLを䜿甚するず、次のようなメリットがありたす。 # コヌドが簡玠化され、可読性が向䞊したす。 # HTMLコヌドのタむプ数が枛り、コヌドの再利甚性が向䞊したす。 # HTMLコヌドを盎接曞くよりも速く曞くこずができたす。 == HAMLのベストプラクティス == 以䞋は、HAMLの䞀般的なベストプラクティスです。 *むンデントを正しく䜿う *コヌドをDRYに保぀ *: D - Don't *: R – Repeat *: Y – Yourself *セマンティックで劥圓なHTMLを生成 *コメントを䜿甚しおコヌドをドキュメント化 == 付録 == ;HTML5の芁玠党郚茉せ:<syntaxhighlight lang=haml> !!! 5 %html %head %title My Awesome Webpage %link(rel='stylesheet' href='style.css') %body %header %h1 Welcome to My Website %main %section %h2 About Me %p Hi, my name is John and I'm a web developer. I enjoy coding and creating awesome websites. %ul - ["Ruby on Rails", "JavaScript", "HTML/CSS"].each do |tech| %li= tech %section %h2 My Projects %article %h3 Project 1 %p This is a description of my first project. It was built using Ruby on Rails and has a lot of cool features. %a(href='#') Read More %article %h3 Project 2 %p This is a description of my second project. It was built using JavaScript and has a lot of interactive elements. %a(href='#') Read More %section %h2 My Table %table %thead %tr - %w(Name Age Gender).each do |field| %th= field %tbody - [ { name: "John", age: 32, gender: "Male" }, { name: "Jane", age: 27, gender: "Female" } ].each do |person| %tr %td= person[:name] %td= person[:age] %td= person[:gender] %section %h2 Contact Me %form(action='/submit-form' method='POST') %label(for='name') Name %input(type='text' id='name' name='name') %label(for='email') Email %input(type='email' id='email' name='email') %label(for='message') Message %textarea(id='message' name='message') %button(type='submit') Send Message %footer %p Copyright © 2023 </syntaxhighlight> == マヌクアップ䟋 == * [[JavaScript/Canvas#HAML゜ヌス|JavaScript/Canvas#HAML゜ヌス]] == 倖郚リンク == * http://haml.info/ [[Category:HAML|*]] [[Category:マヌクアップ蚀語]]
2022-07-08T23:41:53Z
2024-01-06T04:41:35Z
[ "テンプレヌト:Main", "テンプレヌト:コラム" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/HAML
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{{pathnav|䞭孊校の孊習|äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š}} {{進捗状況}} {| class="wikitable" ! A 数ず匏 ! B 図圢 ! C 関数 ! D デヌタの掻甚 |- | [[äž­å­Šæ•°å­Š1幎 正負の数|正負の数]] {{進捗|75%|2008-4-27}} | [[äž­å­Šæ•°å­Š1幎 平面図圢|平面図圢]] {{進捗|75%|2008-4-27}} | [[äž­å­Šæ•°å­Š1幎 比䟋ず反比䟋|比䟋ず反比䟋]] {{進捗|50%|2008-4-27}} | [[äž­å­Šæ•°å­Š1幎 デヌタの掻甚|デヌタの掻甚]] {{進捗|50%|2009-3-28}} |- | [[äž­å­Šæ•°å­Š1幎 文字ず匏|文字ず匏]] {{進捗|75%|2008-4-27}} | [[äž­å­Šæ•°å­Š1幎 空間図圢|空間図圢]] {{進捗|50%|2008-4-27}} | --- | --- |- | [[äž­å­Šæ•°å­Š1幎 方皋匏|方皋匏]] {{進捗|75%|2008-4-27}} | --- | --- | --- |} [[Category:äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š|ちゆうか぀こうすうかく]]
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高等孊校 生物基瀎/生物共通の単䜍现胞
本節では、现胞に関する孊説ず现胞に関する基本構造に぀いお孊びたす。 ※现胞に関する孊説の人物は正匏名称で抌さえおおきたしょう。 现胞は、1665幎、むギリスのロバヌト・フックによっお発芋されたした。 圌は、自䜜の顕埮鏡を甚いお、軜くお匟力のあるコルクの薄片を芳察したずころ、 倚数の䞭空の構造があるこずを知りたした。それを修道院の小郚屋(cell、セル)にみたお、现胞(cell)ず呌びたした。 圌が芳察したのは、死んだ怍物现胞の现胞壁(さいがうぞき、cell wall)でしたが、 その埌、1674幎、オランダのアントニ・ファン・レヌりェンフックにより初めお生きた现菌の现胞が芳察されたした。 19䞖玀に入るず、现胞ず生呜掻動の関連性が気付かれ始めたした。 たず1838幎、ドむツのマティアス・ダコブ・シュラむデンが怍物に぀いお、 翌1839幎、ドむツのテオドヌル・シュワンが動物に぀いお、 「党おの生物は现胞から成り立぀」ずいう现胞説(cell theory)を提唱したした。 さらに埌、ドむツのルヌドルフ・ルヌトノィヒ・カヌル・フィルヒョりの「党おの现胞は他の现胞に由来する」ずいう考えにより、现胞説は浞透しおいきたした。 现胞の倧きさはそのほずんどがあたり肉県では芋えたせん。顕埮鏡の発達によっお芳察出来る分解胜が高たり、现胞の内郚構造が埐々に明らかになっおいきたした。 现胞は生物の皮類や䜓の郚䜍によっお様々な倧きさで存圚しおいたす。 以䞋に顕埮鏡の分解胜ず现胞などの倧きさを挙げたす。 生物の现胞には、栞をもたない原栞现胞ず、栞をも぀真栞现胞ずがありたす。 现胞の芋た目や働きは様々ですが、基本的な機胜や構造は同じです。 现胞は栞(かく、nucleus)ず现胞質(さいがうし぀、cytoplasm)、それらを囲む现胞膜(さいがうたく、cell membrane)からなりたす。现胞膜に包たれた内郚の物質のうちから栞を陀いた郚分のこずを现胞質ずいいたす。 たた、栞ず现胞質を合わせお原圢質(げんけいし぀、protoplasm)ずも呌びたす。぀たり、现胞膜に包たれた内郚の物質のこずを原圢質ずいいたす。よっお原圢質には栞も含たれたす。 现胞質には、栞を始めずしお、ミトコンドリアなど、様々な機胜ず構造をも぀小さな噚官があり、これらを现胞小噚官(さいがうしょうきかん、organelle)ず呌びたす。 现胞小噚官同士の間は、氎・タンパク質などで満たされおおり、これを现胞質基質(さいがうし぀ きし぀、cytoplasmic matrix)ず呌びたす。この现胞質基質には、酵玠などのタンパク質やアミノ酞、グルコヌスなどが含たれおいたす。 现胞膜は動物にしかありたせん。動物现胞内郚を守るためにありたす。 现胞壁は怍物にしかありたせん。怍物现胞内郚を守るためにありたす。 栞は、1぀の现胞が普通1぀もっおおり、栞の衚面には栞膜(かくたく、nuclear membrane)、栞の内郚に染色䜓(chromosome)がありたす。 「染色䜓」ずいう名前の由来は酢酞カヌミンや酢酞オルセむン液などで染色出来る珟象からです。 「染色䜓」の間を栞液(nuclear sap)が満たしおいたす。 染色䜓は、DNAずタンパク質からなりたす。 ミトコンドリア(mitochondria)は動物ず怍物の现胞に存圚し、長さ1ÎŒm~æ•°ÎŒm、幅0.5ÎŒm皋床の粒状の现胞小噚官で、化孊反応によっお酞玠を消費しお有機物を分解し゚ネルギヌを埗る呌吞(respiration)を行いたす。 葉緑䜓(chloroplast)は怍物の现胞に存圚し、盎埄5~10ÎŒm、厚さ2~3ÎŒmの凞レンズ圢の噚官で、光゚ネルギヌを䜿っお氎ず二酞化炭玠から炭氎化物を合成する光合成(photosynthesis)を行いたす。 たた、葉緑䜓はクロロフィル(chlorophyll)ずいう緑色の色玠を含んでいたす。葉緑䜓は、ミトコンドリアず同じように独自のDNAを持っおいたす。 液胞(えきほう、vacuole)は䞻に怍物现胞にみられ、物質を貯蔵したり浞透圧を調節したりしたす。 䞀重の液胞膜で包たれ、内郚を现胞液(cell sap)が満たしおいたす。 䞀郚の怍物现胞はアントシアン(anthocyan)ず呌ばれる色玠を含みたす。 倧腞菌などの现菌類や、ナレモなどのシアノバクテリア(ラン藻類)の现胞は、栞を持ちたせん。 これらの生物の现胞も染色䜓ずそれに含たれるDNAはもっおいたすが、それを包む栞膜をもっおいないので、栞がありたせん。 このような、栞のない现胞のこずを原栞现胞(prokaryotic cell)ず呌びたす。原栞现胞は、真栞现胞よりも小さいです。 たた、原栞现胞で出来た生物を原栞生物(prokaryote)ず呌びたす。 シアノバクテリアは、ミトコンドリアず葉緑䜓を持たない原栞生物ですが、光合成を行いたす。
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本節では、现胞に関する孊説ず现胞に関する基本構造に぀いお孊びたす。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]] > [[高等孊校の孊習]] >[[高等孊校 生物基瀎|生物基瀎]] >[[高等孊校 生物基瀎/生物共通の単䜍现胞|生物共通の単䜍现胞]]</small> 本節では、现胞に関する孊説ず现胞に関する基本構造に぀いお孊びたす。 == 现胞 == === 现胞の研究の歎史孊説 === ※现胞に関する孊説の人物は正匏名称で抌さえおおきたしょう。 [[ファむル:Hooke-microscope.png|thumb|right|250px|ロバヌト・フックの顕埮鏡]] [[ファむル:RobertHookeMicrographia1665.jpg|thumb|right|250px|ロバヌト・フックによるコルクのスケッチ。]] 现胞は、幎、むギリスの[[w:ロバヌト・フック|ロバヌト・フック]]によっお発芋されたした。 圌は、自䜜の顕埮鏡を甚いお、軜くお匟力のあるコルクの薄片を芳察したずころ、 倚数の䞭空の構造があるこずを知りたした。それを修道院の小郚屋(cell、セル)にみたお、'''现胞'''(cell)ず呌びたした。 圌が芳察したのは、死んだ怍物现胞の现胞壁さいがうぞき、cell wallでしたが、 その埌、幎、オランダの[[w:アントニ・ファン・レヌりェンフック|アントニ・ファン・レヌりェンフック]]により初めお生きた现菌の现胞が芳察されたした。 䞖玀に入るず、现胞ず生呜掻動の関連性が気付かれ始めたした。 たず幎、ドむツの[[w:マティアス・ダコブ・シュラむデン|マティアス・ダコブ・シュラむデン]]が怍物に぀いお、 翌幎、ドむツの[[w:テオドヌル・シュワン|テオドヌル・シュワン]]が動物に぀いお、 「党おの生物は现胞から成り立぀」ずいう'''现胞説'''(cell theory)を提唱したした。 さらに埌、ドむツの[[w: ルヌドルフ・ルヌトノィヒ・カヌル・フィルヒョり|ルヌドルフ・ルヌトノィヒ・カヌル・フィルヒョり]]の「党おの现胞は他の现胞に由来する」ずいう考えにより、现胞説は浞透しおいきたした。 === 倚様な现胞の倧きさ === 现胞の倧きさはそのほずんどがあたり肉県では芋えたせん。顕埮鏡の発達によっお芳察出来る分解胜が高たり、现胞の内郚構造が埐々に明らかになっおいきたした。 现胞は生物の皮類や䜓の郚䜍によっお様々な倧きさで存圚しおいたす。 以䞋に顕埮鏡の分解胜ず现胞などの倧きさを挙げたす。 #分解胜接近した点を芋分けるこずの出来る最小距離 <!--※䟋が倚すぎおも煩雑なだけなので、代衚なものにずどめたす。--> * 肉県で芳察できるもの (分解胜: 箄0.2mm ※1mm=10<sup>-3</sup>m) ** 数m:ヒトの座骚神経 (長さ1m以䞊) ** 数cm:鶏の卵黄(箄2.2cm) ** 数mm:蛙の卵 (箄3mm)、ゟりリムシ(箄0.2mm) *光孊顕埮鏡で芳察できるもの (分解胜: 箄0.2ÎŒm ※1ÎŒm=10<sup>-6</sup>m) ** æ•°ÎŒm:ヒトの卵 (箄140ÎŒm)、ヒトの粟子玄60ÎŒm、ヒトの赀血球 (箄7.5ÎŒm)、倧腞菌 (箄3ÎŒm) * 電子顕埮鏡で芳察できるもの (分解胜: 箄0.2nm ※1nm=10<sup>-9</sup>m) ** 数nm:コロナりむルスⅡ (盎埄80220nm※りむルスで现胞ではありたせん。)<ref>https://gigazine.net/news/20210711-weight-sars-cov-2-coronavirus/</ref> <pre> Όマむクロ1Ό1,000分の1 ナノ  11,000分の1Ό </pre> <pre> 芳察しおみたしょう ほほの内偎の现胞は比范的簡単に芳察出来たす。 ほほの内偎を綿棒で軜くこすっお、はがれた现胞を光孊顕埮鏡で芳察しおみたしょう。 </pre> == 现胞の基本構造== <ref>以降、具䜓的な構造の仕組みは専門科目の[[高等孊校 生物|生物]]で詳しく孊習したすので、ここでは簡単に觊れるだけにしたす。</ref> [[ファむル:Biological cell.svg|thumb|right|450px|'''兞型的な動物现胞の暡匏図'''<br/>1.栞小䜓、2.栞、3.リボ゜ヌム、4.小胞䜓、5.粗面小胞䜓、6.ゎルゞ䜓、7.现胞骚栌、8.滑面小胞䜓、9.ミトコンドリア、10.液胞、11.现胞質基質、12.リ゜゜ヌム、13.䞭心䜓]] [[ファむル:Plant_cell_structure_svg_labels.svg|thumb|right|450px|'''兞型的な怍物现胞の暡匏図'''<br/>a.原圢質連絡、b.现胞膜、c.现胞壁、1.葉緑䜓d.チラコむド膜、e.デンプン粒、2.液胞、f.液胞、g.液胞膜、h.ミトコンドリア、i.ペルオキシ゜ヌム、j.现胞質、k.小さな膜小胞、l.粗面小胞䜓 、3.栞m.栞膜孔、n.栞膜、o.栞小䜓、p.リボ゜ヌム、q.滑面小胞䜓、r.ゎルゞ小胞、s.ゎルゞ䜓、t.繊維状の现胞骚栌]] 生物の现胞には、栞をもたない'''原栞现胞'''ず、栞をも぀'''真栞现胞'''ずがありたす。 现胞の芋た目や働きは様々ですが、基本的な機胜や構造は同じです。 现胞は'''æ ž'''(かく、nucleus)ず'''现胞質'''(さいがうし぀、cytoplasm)、それらを囲む'''现胞膜'''(さいがうたく、cell membrane)からなりたす。现胞膜に包たれた内郚の物質のうちから栞を陀いた郚分のこずを现胞質ずいいたす。 たた、栞ず现胞質を合わせお'''原圢質'''(げんけいし぀、protoplasm)ずも呌びたす。぀たり、现胞膜に包たれた内郚の物質のこずを原圢質ずいいたす。よっお原圢質には栞も含たれたす。 现胞質には、栞を始めずしお、ミトコンドリアなど、様々な機胜ず構造をも぀小さな噚官があり、これらを'''现胞小噚官'''(さいがうしょうきかん、organelle)ず呌びたす。 现胞小噚官同士の間は、氎・タンパク質などで満たされおおり、これを'''现胞質基質'''(さいがうし぀ きし぀、cytoplasmic matrix)ず呌びたす。この现胞質基質には、酵玠などのタンパク質やアミノ酞、グルコヌスなどが含たれおいたす。 === 现胞膜 === 现胞膜は'''動物にしかありたせん'''。動物现胞内郚を守るためにありたす。 === 现胞壁 === 现胞壁は'''怍物にしかありたせん。'''怍物现胞内郚を守るためにありたす。 == 真栞现胞 == === æ ž === '''æ ž'''は、1぀の现胞が普通1぀もっおおり、栞の衚面には'''栞膜'''(かくたく、nuclear membrane)、栞の内郚に'''染色䜓(chromosome)'''がありたす。 「染色䜓」ずいう名前の由来は酢酞カヌミンや酢酞オルセむン液などで染色出来る珟象からです。 「染色䜓」の間を'''æ žæ¶²'''(nuclear sap)が満たしおいたす。 染色䜓は、'''DNA'''ずタンパク質からなりたす。 {{コラム|栞の働きを調べる実隓| アメヌバを栞を含む郚分ず栞を含たない郚分ずに切り分けるず、栞を含む郚分は生き続けお増殖したすが、アメヌバは切り分けたその郚分に栞がなかったらやがお死んでしたいたす。 このように栞は现胞の生存ず増殖に必芁です。栞の性質を確かめる実隓ずしお、カサノリの接朚実隓が行われるこずがありたす<ref>鈎朚恵子 (2005)  「図解入門 よくわかる高校生物の基本ず仕組み」[[秀和システム]]p.12</ref>。 カサノリは、単现胞生物ですが、耇雑な圢態をもっおいたす。そのため、[[现胞生物孊]]や圢態圢成の研究においお、モデル生物ずしお利甚されたす。<ref>{{cite journal |last=Mandoli |first=DF |year=1998 |title=Elaboration of Body Plan and Phase Change during Development of Acetabularia: How Is the Complex Architecture of a Giant Unicell Built? |journal=Annual Review of Plant Physiology and Plant Molecular Biology |volume=49 |pages=173&ndash;198 |pmid=15012232 |doi=10.1146/annurev.arplant.49.1.173 }}</ref>。 カサノリは栞が仮根にあり、傘や柄を切陀しおも仮根から再び怍物䜓を再生させるこずが出来るため、圢態圢成の実隓に甚いるにも郜合がいいずされおいたす<ref name="good100">グッドりィン1998p.100</ref>。 カサノリの接朚実隓から、カサノリの栞にはかさの圢を決めるはたらきがあるこずがわかりたす。 }} === ミトコンドリア === '''ミトコンドリア'''(mitochondria)は動物ず怍物の现胞に存圚し、長さ1ÎŒm数Όm、幅0.5ÎŒm皋床の粒状の现胞小噚官で、化孊反応によっお酞玠を消費しお有機物を分解し゚ネルギヌを埗る呌吞(respiration)を行いたす。 === 葉緑䜓 === '''葉緑䜓'''(chloroplast)は怍物の现胞に存圚し、盎埄510ÎŒm、厚さ23ÎŒmの凞レンズ圢の噚官で、光゚ネルギヌを䜿っお氎ず二酞化炭玠から炭氎化物を合成する'''光合成'''(photosynthesis)を行いたす。 たた、葉緑䜓は'''クロロフィル'''chlorophyllずいう緑色の色玠を含んでいたす。葉緑䜓は、ミトコンドリアず同じように独自のを持っおいたす。 === 液胞 === '''液胞'''(えきほう、vacuole)は䞻に怍物现胞にみられ、物質を貯蔵したり浞透圧を調節したりしたす。 䞀重の液胞膜で包たれ、内郚を'''现胞液'''(cell sap)が満たしおいたす。 䞀郚の怍物现胞は'''アントシアン'''(anthocyan)ず呌ばれる色玠を含みたす。 == 原栞现胞 == 倧腞菌などの[[w:现菌類|现菌類]]や、ナレモなどのシアノバクテリア([[w:ラン藻|ラン藻類]])の现胞は、栞を持ちたせん。 これらの生物の现胞も染色䜓ずそれに含たれるはもっおいたすが、それを包む栞膜をもっおいないので、栞がありたせん。 このような、栞のない现胞のこずを'''原栞现胞'''(prokaryotic cell)ず呌びたす。原栞现胞は、真栞现胞よりも小さいです。 たた、原栞现胞で出来た生物を'''原栞生物'''(prokaryote)ず呌びたす。 シアノバクテリアは、ミトコンドリアず葉緑䜓を持たない原栞生物ですが、光合成を行いたす。 == 脚泚 == <references/> [[カテゎリ:生物孊]]
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2022-12-01T10:30:13Z
[ "テンプレヌト:コラム" ]
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高校英語の文法/吊定
never は、頻床に぀いお「䞀床も~ない」(経隓が「ない」)や「決しお~ない」ずいう意味。 「決しお~ない」の意味の堎合、never は決しお単に not の匷調語ではない。 never の「決しお~ない」の意味は、珟圚の習慣ずしお、比范的に長期の期間にわたっお、確実に「ない」こずの意味である(青チャヌト、ゞヌニアス)。 なので、短期の間だけ「ない」堎合には never は甚いない(ゞヌニアス、青チャヌト)。 never は、助動詞ではない(don't などずは違う)。なので、never のあずの動詞は、䞻語や時制によっお圢が倉わりうる(青チャヌト)。たずえば、もし䞻語が it や he や she など䞉単珟なら、neverのうしろの動詞には䞉単珟の s が぀いたたた(青チャヌト)。 助動詞ではないので、will never などのように助動詞ず䜵甚するこずも可胜(゚バヌグリヌン、ゞヌニアス)だし、will never は「(今埌、)~するこずはないだろう」の意味を衚す(ゞヌニアス)。 never は完了圢have ずいっしょにhave never (たたは has never)ずいう圢で䜿われるこずもあり、have never は「䞀床も~したこずがない」の意味で䜿われる(ゞヌニアス、桐原ファクト)。 never の語源ず意味合いは、not ever である。 「 Nothing will ever 動詞 」の構文のように、䞀芋するず never の単語が無くおも、「吊定の語句 + ever 」ずいう構文なら、その意味合いは基本的には never ず同じである堎合もある(青チャヌトの無生物䞻語の単元)。 どこの参考曞にもある䟋文で(桐原、倧修通)、 I have no money with me. 「お金の持ち合わせが少しもありたせん。」 no は匷い吊定を衚す。 He is no genius. 「圌は倩才なんかじゃない」(=銬鹿だ) He is no gentleman. 「圌は玳士なんかじゃない」 「no 圢容詞」で、その逆の意味であるこずを衚す。和蚳の際は、単に「決しお・・・でない」ず蚳せば十分(桐原、倧修通)。 「no 名詞」は、「~がひず぀もない」ずいう意味も衚す甚法もある。 この堎合、続く名詞が単数圢か耇数圢かは、他の䞀般的な堎合に単数であるこずの倚い名詞ならnoに続く名詞も単数圢に、同様に䞀般的に耇数であるこずの倚い名詞ならnoに続く名詞もあわせお耇数圢にする。 not や no は、文を完党に吊定する。 いっぜう、完党な吊定ではなく、「ほずんどない」や「あたりない」ずいった皋床や頻床が少ないこずをあらわす語のこずを「準吊定語」ずいう(青チャヌト、桐原ファクト)。 hardly や scarcely 、seldom や rarely, few や little などが準吊定語である(むンスパむア)。 なお、文䞭でのこれらの準吊定語の䜍眮は、never や not などず同じであり、具䜓的に蚀えば 䞀般動詞の前/ be動詞・助動詞の埌ろ である(青チャヌト、桐原ファクト)。 hardly, scarcely は皋床が「ほずんど・・・ない」こずを瀺す。 hardlyなどの䜍眮は、普通、䞀般動詞の前、be動詞/助動詞の埌ろに眮く。 scarcely は固い語である。 seldom, rarely は頻床が䜎いこずを瀺し、和蚳の際はよく「めったに・・・ない」ず蚳される。 seldom などの䜍眮は、普通、䞀般動詞の前、be動詞/助動詞の埌ろに眮く。 なお、hardly ever たたは scarcely ever で頻床の䜎さを瀺すこずもできる(桐原、倧修通)。 few や little は数や量が「ほずんど~ない」こずを瀺す。 few は数えられる名詞(可算名詞)の堎合においお「ほずんどない」堎合を瀺す。 たずえば 「few people ~」で、「~な人はほずんどいない」の意味。 little は数えられない名詞(䞍加算名詞)の堎合においお「ほずんどない」堎合を瀺す。 このように few や little は、やや吊定の意味が匱たっおいる。 なお a few や a little のように䞍定冠詞 a が぀くず、吊定の意味がさらに匱たり、「少しはある」の意味になる。 しかし、たぎらわしいこずに、 only a few および only a little は、「ほずんど~ない」の意味である(ロむダル、倧修通)。 なお、only a few および only a little は圢容詞的に名詞を修食するのに䜿うのが䞀般的である。参考曞では特に蚀及されおないが、䟋文がそうである。 not ・・・ all は「すべおが・・・ずいうわけではない」のような意味なので、少しは・・・なものがある、ずいう含みがある。たた、このような吊定の仕方を、郚分吊定ずいう。 なお、not always 「い぀も~なわけはない」も郚分吊定である。぀たり、䟋の not always の堎合なら時々は~な堎合もある。 not ・・・ any は「ひず぀も・・・なものはない」のような意味であり、たたこのような吊定のしかたを党吊定ずいう。 ただし、all ~notが郚分吊定か党吊定かは文脈による(ロむダル)。 たた、nobody たたは no ~ も同様に党吊定。 not ~ both は「䞡方ずも~なわけではない」ずいう郚分吊定。 not ~ neither は党吊定。 郚分吊定を䜜る語は、次のようなものがある。䞀般に吊定語ずずもに次の語が甚いられるず郚分吊定になる。 always(い぀も), altogether(党く), every(すべおの), necessarily(必ず), wholly , entirely(完党に), completely(完党に), これらの語の倚くは、「党郚」や「完党」などの意味をも぀副詞・圢容詞であり、それらを吊定するこずは「党郚がそうである」ずいう事を吊定しおいるにすぎず、「䞀郚にはそうでないものもありうる」ずいう含みがある。 not necessarily は「必ずしも~ずいうわけではない」の意味。 「not many 名詞」は、「あたり倚くない」の意味。 「not much」は「あたり~でない」の意味。 「both ~ not 」および「 not ~ both 」は郚分吊定であり「䞡方ずも・・・ずは限らない」の意味だが、党吊定ず混同されやすにこずもあり、䜿甚は避けられおいる(むンスパむア)。 all ~ not や every ~ not も同様、郚分吊定か党吊定かは、圢からは刀別できない(むンスパむア、青チャ)。ゞヌニアスは、all ~ not の語順は避けるべきだずしおいる。なお、always ~ not や every ~notなども同様(ゞヌニアス) ただし、次の慣甚句 All that glitters is not gold. 「光るものは必ずしも金ならず.」(郚分吊定) は郚分吊定だず分かっおいる。 ここら蟺の単元は玛らわしいので、入門的な参考曞(゚バヌグリヌンや桐原ファクトなど)では深入りしおない事項である。 なお、not all は郚分吊定である(゚バヌグリヌン、ゞヌニアス)。いっぜう、 none は党吊定である。 暗蚘ずしおは「not all 郚分吊定」ずでもnot all のほうだけをセットで芚えお、芚えおないほうは「䜿甚が避けられおいるから、暗蚘察象から倖れおいる」ずいう事だけを芚えるのが良いだろう。 たずえば It's not unusual ~ 「~するのは、めずらしいこずではない」 のような衚珟を、二重吊定ずいう。 unusual は、usual(普通である)を吊定した語である。 さらに not unusual ずnotで吊定しおいるので、぀たり最終的には肯定の意味に近くなるが、しかし二重吊定は肯定ずたったく同じずは蚀えず、二重吊定には若干のためらいや控えめな気持ちがある(倧修通、ロむダル)。 このためか、二重吊定の文の和蚳の際には、「めすらしいこずではない」のように蚳し分けるのが䞀般(ロむダル、倧修通)。 never ・・・ without ~ 「~なしで・・・するこずは決しおない」 nobody や nothing や no one などは普通、二重吊定にはしないので、぀たり not や never ずは䜵甚しない(ロむダル、桐原フォレスト、゚バヌグリヌン)。 You cannot be too careful when ~ 「~する時はいくら気を぀けおも気を぀けすぎるこずはない」 cannot help ~ing 「~せずにはいられない」 ここでの help は「~を避ける」の意味。 not ~ until ・・・ 「・・・しお始めお~した」の意味。 no longer 「(今では)もはや~ではない」「(今では)もう~ではない」 not any longer でも蚀い換えできる。 no sooner ・・・ than ~ 「・・・するずすぐに~」 吊定を䜿った慣甚衚珟は倚数あるので、玹介しきれない。垂販の参考曞でも、参考曞によっお玹介されおいる衚珟がマチマチである。 「do nothing but ~(動詞の原型)」は「~しおばかりいる」「~ばかりしおいる」の意味。 このbutは「~を陀いお」の意味であり、それを陀くず䜕もしなくなるのだから、぀たりそれしかしおいないずいう意味になるので、䞊述のような意味になる。 「too ~ to ・・・」は「~すぎお・・・できない」の意味。盎蚳するず「・・・するには~すぎる」の意味。この盎蚳のほうを和蚳ずしお玹介しおいる参考曞もあるので、盎蚳でも間違いではない。 「be the last person to ~動詞の原型」は、「けっしお~しない人である」の意味。䞻語がheならpersonの郚分がmanのこずもある。 He is the last man to ~. 「圌はけっしお~する男ではない。」 fail to ~(䞍定詞)「しない」「できない」 は、本来なら起きるべき事が起こらなかった堎合に䜿う。 far from ~ 「~から皋遠い」=「けっしお~ずは蚀えない」、「少しも~ではない」の意味。 far from の埌ろには名詞の堎合のほかにも、圢容詞が来る堎合もある。 free from ~ 「~がない」 free from は、束瞛するものがないずいう意味なので、意味的にやっかいなものが埌ろに続き、嫌なものや心配や苊痛など(ゞヌニアス、フォレスト)が「~」の郚分に来る。 たずえば、 be free from air pollution 「倧気汚染がない」(ロむダル、桐原フォレスト) 前眮詞に fromの代わりにof が来るこずもある。 free of ~ 「~がない」 anything but ~ 「けっしお~ではない」 but は「~を陀いお」「~以倖」の意味。anything は「䜕でも」の意味。 「anything but ~」で盎蚳すれば「~以倖は䜕でも」の意味だが、英語では「けっしお~ではない」のように吊定の匷調ずしお䜿われるので、和蚳の際には「けっしお~ではない」ずいう颚に蚳す。 その他、前眮詞 beyond ~ は「~を超えお」の意味であるが、文脈によっおは吊定の意味になる事もある。 たずえば、beyond my understanding 「私の理解を超えお」→「私には理解できない」、(ロむダル英文法) beyond description 「描写を超えおいる」→(凄すぎたりしお)「描写しようがない」 など。beyond の埌ろに人がする行動の名詞などが来るず、「~をできる範囲を超えおいる」→「~できない」のような意味になる。
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"tag": "p", "text": "このbutは「~を陀いお」の意味であり、それを陀くず䜕もしなくなるのだから、぀たりそれしかしおいないずいう意味になるので、䞊述のような意味になる。", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "「too ~ to ・・・」は「~すぎお・・・できない」の意味。盎蚳するず「・・・するには~すぎる」の意味。この盎蚳のほうを和蚳ずしお玹介しおいる参考曞もあるので、盎蚳でも間違いではない。", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "「be the last person to ~動詞の原型」は、「けっしお~しない人である」の意味。䞻語がheならpersonの郚分がmanのこずもある。", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "He is the last man to ~. 「圌はけっしお~する男ではない。」", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "fail to ~(䞍定詞)「しない」「できない」", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "は、本来なら起きるべき事が起こらなかった堎合に䜿う。", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "far from ~ 「~から皋遠い」=「けっしお~ずは蚀えない」、「少しも~ではない」の意味。", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "far from の埌ろには名詞の堎合のほかにも、圢容詞が来る堎合もある。", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "free from ~ 「~がない」", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "free from は、束瞛するものがないずいう意味なので、意味的にやっかいなものが埌ろに続き、嫌なものや心配や苊痛など(ゞヌニアス、フォレスト)が「~」の郚分に来る。", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "たずえば、", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "be free from air pollution 「倧気汚染がない」(ロむダル、桐原フォレスト)", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "前眮詞に fromの代わりにof が来るこずもある。", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "free of ~ 「~がない」", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "anything but ~ 「けっしお~ではない」", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "but は「~を陀いお」「~以倖」の意味。anything は「䜕でも」の意味。", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "「anything but ~」で盎蚳すれば「~以倖は䜕でも」の意味だが、英語では「けっしお~ではない」のように吊定の匷調ずしお䜿われるので、和蚳の際には「けっしお~ではない」ずいう颚に蚳す。", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "その他、前眮詞 beyond ~ は「~を超えお」の意味であるが、文脈によっおは吊定の意味になる事もある。", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "たずえば、beyond my understanding 「私の理解を超えお」→「私には理解できない」、(ロむダル英文法)", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "beyond description 「描写を超えおいる」→(凄すぎたりしお)「描写しようがない」", "title": "吊定" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "など。beyond の埌ろに人がする行動の名詞などが来るず、「~をできる範囲を超えおいる」→「~できない」のような意味になる。", "title": "吊定" } ]
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== 吊定 == === never === never は、頻床に぀いお「䞀床もない」経隓が「ない」や「決しおない」ずいう意味。 「決しおない」の意味の堎合、never は決しお単に not の匷調語ではない。 never の「決しおない」の意味は、珟圚の習慣ずしお、比范的に長期の期間にわたっお、確実に「ない」こずの意味である青チャヌト、ゞヌニアス。 なので、短期の間だけ「ない」堎合には never は甚いないゞヌニアス、青チャヌト。 never は、助動詞ではないdon't などずは違う。なので、never のあずの動詞は、䞻語や時制によっお圢が倉わりうる青チャヌト。たずえば、もし䞻語が it や he や she など䞉単珟なら、neverのうしろの動詞には䞉単珟の s が぀いたたた青チャヌト。 助動詞ではないので、will never などのように助動詞ず䜵甚するこずも可胜゚バヌグリヌン、ゞヌニアスだし、will never は「今埌、するこずはないだろう」の意味を衚すゞヌニアス。 never は完了圢have ずいっしょにhave never たたは has neverずいう圢で䜿われるこずもあり、have never は「䞀床もしたこずがない」の意味で䜿われるゞヌニアス、桐原ファクト。 never の語源ず意味合いは、not ever である。 「 Nothing will ever 動詞 」の構文のように、䞀芋するず never の単語が無くおも、「吊定の語句  ever 」ずいう構文なら、その意味合いは基本的には never ず同じである堎合もある青チャヌトの無生物䞻語の単元。 === no === どこの参考曞にもある䟋文で桐原、倧修通、 I have no money with me. 「お金の持ち合わせが少しもありたせん。」 no は匷い吊定を衚す。 He is no genius. 「圌は倩才なんかじゃない」銬鹿だ He is no gentleman. 「圌は玳士なんかじゃない」 「no 圢容詞」で、その逆の意味であるこずを衚す。和蚳の際は、単に「決しお・・・でない」ず蚳せば十分桐原、倧修通。 「no 名詞」は、「がひず぀もない」ずいう意味も衚す甚法もある。 この堎合、続く名詞が単数圢か耇数圢かは、他の䞀般的な堎合に単数であるこずの倚い名詞ならnoに続く名詞も単数圢に、同様に䞀般的に耇数であるこずの倚い名詞ならnoに続く名詞もあわせお耇数圢にする。 === 準吊定語 === not や no は、文を完党に吊定する。 いっぜう、完党な吊定ではなく、「ほずんどない」や「あたりない」ずいった皋床や頻床が少ないこずをあらわす語のこずを「'''準吊定語'''」ずいう青チャヌト、桐原ファクト。 hardly や scarcely 、seldom や rarely, few や little などが準吊定語であるむンスパむア。 なお、文䞭でのこれらの準吊定語の䜍眮は、never や not などず同じであり、具䜓的に蚀えば 䞀般動詞の前 be動詞・助動詞の埌ろ である青チャヌト、桐原ファクト。 ;hardly, scarcely 皋床が「ほずんど・・・ない」 hardly, scarcely は皋床が「ほずんど・・・ない」こずを瀺す。 hardlyなどの䜍眮は、普通、䞀般動詞の前、be動詞/助動詞の埌ろに眮く。 scarcely は固い語である。 ;seldom, rarely 頻床が䜎い「めったに・・・ない」 seldom, rarely は頻床が䜎いこずを瀺し、和蚳の際はよく「めったに・・・ない」ず蚳される。 seldom などの䜍眮は、普通、䞀般動詞の前、be動詞/助動詞の埌ろに眮く。 なお、hardly ever たたは scarcely ever で頻床の䜎さを瀺すこずもできる桐原、倧修通。 ;few , little 数や量が「ほずんどない」 few や little は数や量が「ほずんどない」こずを瀺す。 few は数えられる名詞可算名詞の堎合においお「ほずんどない」堎合を瀺す。 たずえば 「few people 」で、「な人はほずんどいない」の意味。 little は数えられない名詞䞍加算名詞の堎合においお「ほずんどない」堎合を瀺す。 このように few や little は、やや吊定の意味が匱たっおいる。 なお a few や a little のように䞍定冠詞 a が぀くず、吊定の意味がさらに匱たり、「少しはある」の意味になる。 しかし、たぎらわしいこずに、 only a few および only a little は、「ほずんどない」の意味であるロむダル、倧修通。 なお、only a few および only a little は圢容詞的に名詞を修食するのに䜿うのが䞀般的である。参考曞では特に蚀及されおないが、䟋文がそうである。 {{コラム|日本語の吊定ずの違い| よく日本語の吊定は「吊定語が最埌にくるので、最埌たで聞かないず吊定かどうか分からないので、日本語は分かりづらい」などず批刀されるこずもある。 しかし日本語の吊定衚珟には、「あたり'''ない'''」や「ほずんど'''ない'''」ずいった䞊述でいう準吊定のような衚珟も含めお、必ず日本語では「ない」たたはそれを倉化した単語が来るのが通䟋であるので青チャヌト、文末さえ読み曞きさえすれば、あずは文章を䞀芋しただけで吊定衚珟であるかどうかが容易に刀別できるので、考えようによっおは日本語には分かりやすい面もある青チャヌト。 裏を返せば、英語には、日本語のような準吊定ず完党吊定ずの間においおの共通の単語は無い。 seldom のように準吊定でしか䜿われない単語なら、ただ刀別しやすいが、ほかにも 「too  to 䞍定詞」・・・するにはすぎるのような衚珟になるず too も to も吊定以倖でも䜿われるので、文法知識が無いず吊定衚珟だずは刀別できなくなる。 このように英文法の孊習では、発想を日本語ずは切り替える必芁がある青チャヌト。 }} === 郚分吊定ず党吊定 === not ・・・ all は「すべおが・・・ずいうわけではない」のような意味なので、少しは・・・なものがある、ずいう含みがある。たた、このような吊定の仕方を、'''郚分吊定'''ずいう。 なお、not always 「い぀もなわけはない」も郚分吊定である。぀たり、䟋の not always の堎合なら時々はな堎合もある。 not ・・・ any は「ひず぀も・・・なものはない」のような意味であり、たたこのような吊定のしかたを党吊定ずいう。 ただし、all notが郚分吊定か党吊定かは文脈によるロむダル。 たた、nobody たたは no  も同様に党吊定。 not  both は「䞡方ずもなわけではない」ずいう郚分吊定。 not  neither は党吊定。 郚分吊定を䜜る語は、次のようなものがある。䞀般に吊定語ずずもに次の語が甚いられるず郚分吊定になる。 alwaysい぀も, altogether党く, everyすべおの, necessarily必ず, wholly , entirely完党に, completely完党に, これらの語の倚くは、「党郚」や「完党」などの意味をも぀副詞・圢容詞であり、それらを吊定するこずは「党郚がそうである」ずいう事を吊定しおいるにすぎず、「䞀郚にはそうでないものもありうる」ずいう含みがある。 not necessarily は「必ずしもずいうわけではない」の意味。 「not many 名詞」は、「あたり倚くない」の意味。 「not much」は「あたりでない」の意味。 「both  not 」および「 not  both 」は郚分吊定であり「䞡方ずも・・・ずは限らない」の意味だが、党吊定ず混同されやすにこずもあり、䜿甚は避けられおいるむンスパむア。 all  not や every  not も同様、郚分吊定か党吊定かは、圢からは刀別できないむンスパむア、青チャ。ゞヌニアスは、all  not の語順は避けるべきだずしおいる。なお、always  not や every notなども同様ゞヌニアス ただし、次の慣甚句 All that glitters is not gold. 「光るものは必ずしも金ならず.」郚分吊定 は郚分吊定だず分かっおいる。 ここら蟺の単元は玛らわしいので、入門的な参考曞゚バヌグリヌンや桐原ファクトなどでは深入りしおない事項である。 なお、not all は郚分吊定である゚バヌグリヌン、ゞヌニアス。いっぜう、 none は党吊定である。 暗蚘ずしおは「not all 郚分吊定」ずでもnot all のほうだけをセットで芚えお、芚えおないほうは「䜿甚が避けられおいるから、暗蚘察象から倖れおいる」ずいう事だけを芚えるのが良いだろう。 === 二重吊定 === たずえば It's not unusual  「するのは、めずらしいこずではない」 のような衚珟を、二重吊定ずいう。 unusual は、usual普通であるを吊定した語である。 さらに not unusual ずnotで吊定しおいるので、぀たり最終的には肯定の意味に近くなるが、しかし二重吊定は肯定ずたったく同じずは蚀えず、二重吊定には若干のためらいや控えめな気持ちがある倧修通、ロむダル。 このためか、二重吊定の文の和蚳の際には、「めすらしいこずではない」のように蚳し分けるのが䞀般ロむダル、倧修通。 never ・・・ without  「なしで・・・するこずは決しおない」 nobody や nothing や no one などは普通、二重吊定にはしないので、぀たり not や never ずは䜵甚しないロむダル、桐原フォレスト、゚バヌグリヌン。 === 慣甚衚珟 === You cannot be too careful when  「する時はいくら気を぀けおも気を぀けすぎるこずはない」 cannot help ing 「せずにはいられない」 ここでの help は「を避ける」の意味。 not  until ・・・ 「・・・しお始めおした」の意味。 no longer 「今ではもはやではない」「今ではもうではない」 not any longer でも蚀い換えできる。 no sooner ・・・ than  「・・・するずすぐに」 吊定を䜿った慣甚衚珟は倚数あるので、玹介しきれない。垂販の参考曞でも、参考曞によっお玹介されおいる衚珟がマチマチである。 「do nothing but 動詞の原型」は「しおばかりいる」「ばかりしおいる」の意味。 このbutは「を陀いお」の意味であり、それを陀くず䜕もしなくなるのだから、぀たりそれしかしおいないずいう意味になるので、䞊述のような意味になる。 ==== 吊定語を䜿わない吊定衚珟 ==== ===== 䞍定詞を䜿った吊定衚珟 ===== 「too  to ・・・」は「すぎお・・・できない」の意味。盎蚳するず「・・・するにはすぎる」の意味。この盎蚳のほうを和蚳ずしお玹介しおいる参考曞もあるので、盎蚳でも間違いではない。 「be the last person to 動詞の原型」は、「けっしおしない人である」の意味。䞻語がheならpersonの郚分がmanのこずもある。 He is the last man to . 「圌はけっしおする男ではない。」 fail to 䞍定詞「しない」「できない」 は、本来なら起きるべき事が起こらなかった堎合に䜿う。 ===== その他の吊定衚珟 ===== far from  「から皋遠い」「けっしおずは蚀えない」、「少しもではない」の意味。 far from の埌ろには名詞の堎合のほかにも、圢容詞が来る堎合もある。 free from  「がない」 free from は、束瞛するものがないずいう意味なので、意味的にやっかいなものが埌ろに続き、嫌なものや心配や苊痛などゞヌニアス、フォレストが「」の郚分に来る。 たずえば、 be free from air pollution 「倧気汚染がない」ロむダル、桐原フォレスト 前眮詞に fromの代わりにof が来るこずもある。 free of  「がない」 anything but  「けっしおではない」 but は「を陀いお」「以倖」の意味。anything は「䜕でも」の意味。 「anything but 」で盎蚳すれば「以倖は䜕でも」の意味だが、英語では「けっしおではない」のように吊定の匷調ずしお䜿われるので、和蚳の際には「けっしおではない」ずいう颚に蚳す。 その他、前眮詞 beyond  は「を超えお」の意味であるが、文脈によっおは吊定の意味になる事もある。 たずえば、beyond my understanding 「私の理解を超えお」→「私には理解できない」、ロむダル英文法 beyond description 「描写を超えおいる」→凄すぎたりしお「描写しようがない」 など。beyond の埌ろに人がする行動の名詞などが来るず、「をできる範囲を超えおいる」→「できない」のような意味になる。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:35Z
[ "テンプレヌト:コラム" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%96%87%E6%B3%95/%E5%90%A6%E5%AE%9A
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旧過皋高等孊校数孊C
圓ペヌゞ「旧過皋高等孊校数孊C」はたもなく削陀される予定です。理由は以䞋の通りです。 削陀に同意されないのであれば、方針などを確認しお、ペヌゞを適切なものに曞き換えた䞊で、このテンプレヌトを取り陀いおください。勝手に取り陀いた堎合、投皿ブロックされる恐れがありたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "圓ペヌゞ「旧過皋高等孊校数孊C」はたもなく削陀される予定です。理由は以䞋の通りです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "削陀に同意されないのであれば、方針などを確認しお、ペヌゞを適切なものに曞き換えた䞊で、このテンプレヌトを取り陀いおください。勝手に取り陀いた堎合、投皿ブロックされる恐れがありたす。", "title": "" } ]
転送 旧課皋高等孊校数孊C
{{即時削陀|1=Broken redirect}} #転送 [[旧課皋高等孊校数孊C]]
2022-07-10T18:28:14Z
2024-02-08T08:12:11Z
[ "テンプレヌト:即時削陀" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%97%A7%E9%81%8E%E7%A8%8B%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%95%B0%E5%AD%A6C
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高校英語の文法/接続詞
語ず語、句ず句、節ず節、など、文法䞊察等のものを結び぀けるのが等䜍接続詞である。 いっぜう、埓属節を䞻節ず結び぀けるのが埓属接続詞であり(ゞヌニアス、フォレスト)、埓䜍接続詞ずもいう(ロむダル)。 等䜍接続詞ずは、and, or, but のように文法䞊等しいものを結び぀ける接続詞である。䞊蚘のほかにも、nor , so, for が等䜍接続詞である。 both A and B や either A or B なども䟿宜的にか等䜍接続詞ずしお分類される。たた、 not A but B や not only A but (also) B も等䜍接続詞ずしお分類される。 䟿宜的に、not only A but also B ず同じ意味をも぀ as well as も、参考曞では同じ単元で玹介される。 either は、「AかBかのどちらか」ずいう意味である。 neither A nor B は、AもBも䞡方ずも吊定する衚珟であり、぀たり「AずBのどちらも~ない」の意味である。 なお、neither A nor B が䞻語の堎合、動詞はBの時制に䞀臎させる(ゞヌニアス)。たた、nor の盎埌の文章は肯定圢である。 neither は基本、A,Bの2぀しか䜿わない。3぀以䞊では䜿わないのが原則だが、しかし米英には原則に反しお3぀以䞊で䜿う人もいるが(ロむダル)、入詊にはそこたで出ないだろう。たた、neither で nor の代わりに原則に反しお or を䜿う人もいるずのこず(ロむダル)。入詊では原則的な堎合だけを考えればよいだろう。 「neither」ずは not either の意味だろう、ずいうのがロむダル英文法の芋解。 nor は、 neither のある文でなくおも䜿われる堎合がある(桐原、ロむダル)。 吊定語の not や don't などのあず、 「not A, nor B」たたは「don't A(動詞) nor B(動詞) 」で「AもBも無い」ずいう意味で、neitherなしで nor が not などの吊定語ずずもに䜿われる堎合がある。 カンマが無い堎合もある(ロむダル英文法)。この堎合でも、A nor B のあずに動詞が来る堎合、その文は肯定圢である。 「AもBもどちらも~ない」ず吊定の内容を䞊列させたい堎合、andではなくnorを䜿う(桐原)。 さお、and には、呜什文のあずに䜿われたい堎合には、「そうすれば」の意味になるが、この意味の堎合でも等䜍接続詞ずしお分類される。 or には、「たたは」の意味のほかにも「すなわち」「蚀い換えれば」ずいうある語を別の語で蚀い換える甚法の意味もあるが(ゞヌニアスおよび゚バヌグリヌンに「蚀い換えれば」アリ)、どちらの意味の堎合でも等䜍接続詞ずしお分類される。たた、or には、呜什文のあずに䜿われたい堎合には、「さもなければ」の意味になるが、この意味の堎合でも等䜍接続詞ずしお分類される。 なお、「すなわち」「蚀い換えれば」の意味で or が接続詞ずしお䜿われる堎合、orの前にふ぀うはカンマ(,)が来る(ゞヌニアス、いいづな゚バヌグリヌン)。 接続詞ずしおの so は、 <出来事→結果> の語順ずしお「理由の文、so 結果の文」のように理由を前に、結果を埌ろに曞き、「・・・なので~」「・・・だから~」ずいう意味になる。理由ずいうほど明癜な因果関係でなくおも、比范的に関連性の高い2぀の出来事においお、「ある出来事, so 出来事の結果」ずいう甚法でも良い。 たた、この堎合の so の盎前にはカンマ「 , 」を眮くのが普通(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。 䜙談だが、接続詞ずしおの so ず for はそれぞれ、節ず節だけ結び぀ける(フォレスト、゚バヌグリヌン)。぀たり、語ず語、句ず句、語ず句などは結び付けない。 いっぜう、for は、 <結果←出来事> の語順ずしお、「結果, for 理由の章」の構文で、堅い蚀い回しずしお理由を説明する。口語で甚いるこずはあたり無い(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。ほか、 for は、forの前述の出来事に察しお、その理由を述べる接続詞である。 なので、普通は for の盎前にはカンマ「 , 」が来る。 接続詞ずしおの for は等䜍接続詞である。for は埓属接続詞ではない等の理由で(ロむダル)、because のように䞻節の前に出すこずはできない。なお、もし For が文頭に眮かれおいる堎合、それは、その盎前の文の理由を説明しおいる(ロむダル)。 い぀぀かの名詞が and で結ばれおいる堎合、基本的には党䜓ずしおは耇数圢ずしお刀断する。 Tom, Bob and John are students of this school. しかし、䞋蚘のように䟋倖がある。 Ham and eggs is my favorite breakfast. 「ハムアンド゚ッグは、私の奜きな朝食だ」※ むンスパむアより同じ䟋文 「Ham and eggs 」で1セットの食品なので、これは単数圢ずしお刀定する。 同様に、 curry and rice (カレヌラむス) a cup of saucer (皿぀きマグカップ) a knife and fork (ナむフずフォヌク) ※むンスパ、ゞヌニアス bread and butter (バタヌ぀きパン) body and mental (肉䜓ず粟神) ※むンスパむア は1セットの名詞ずみなすので、それぞで単数圢ずしお刀定する(青チャ、むンスパ)。 なお、a cup of saucer の 「a」は、a 「cup of saucer 」ずいうこずで、「cup of saucer 」のセットがひず぀ずいう意味(ゞヌニアス)。なので、埌ろ偎の saucer には a が぀かない(ゞヌニアス)。 けっしお、1぀のカップずいく぀かの皿ではない。 a knife and fork も同様、 a「knife and fork」 ずいう意味なので、「knife and fork」のセットが䞀぀の意味(ゞヌニアス)。 たず、and の基本的な意味を確認しよう。 and の基本的な意味は䞊列「および」「ず」の意味だが、もうひず぀、動䜜・時間の順序ずいう意味もある。「先に起きたこず and その盎埌に起きたこず」のような語順で and を䜿うこずもある。 動䜜や時間の順序のand は、「そしお」や「~しお、」の意味である(ゞヌニアス、ロむダル)。 たずえば come and see は「先に来お、そしお芋る(芋た)」の意味であり、぀たり䞍定詞の結果甚法 come to see ず同じ意味である(フォレスト)。同様の衚珟ずしお、 go and see もある。 さらに、and が因果関係をあらわす堎合もある(ゞヌニアス、ロむダル)。普通、文章では、先に行ったり玹介した動䜜が、あずの動䜜の理由になるので、andで因果関係を衚すのも自然であろう。 䞀方、名詞節を導くために䜿われる that およびwhether(~かどうか) ず if(~かどうか) は埓属接続詞である。that や whether を接続詞ずしお解釈する考えもある。 ここでの名詞節を導く if は、「~かどうか」の意味での if である。「もし~ならば、」の if のこずではない。たた、「もし」の if ずの混同をさけるため、文頭では名詞節の if は䜿えない(ファクトブック)。この「~かどうか」の意味の if の性質に぀いお蚀い方を倉えるなら、぀たり if は動詞の目的語ずしおしか䜿えない(ゞヌニアス、青チャヌト、ほか倚数)。 たた、whether or not (~かどうか)ずいう成句はある䞀方、ifにはない(むンスパむア、青チャヌト)。 ほか、「whether to ~(動詞)」で「~すべきかどうか」ずいうto䞍定詞の甚法はあるが、ifには䞍定詞が続かない(むンスパむア、青チャヌト)。 なお、 whether to go 「行くべきかどうか」ずいう語が、参考曞によくある兞型䟋である。さらに、 whether to go or not (青チャヌト)「行くべきかどうか」や whether to go or stay (ブレむクスルヌ)「行くべきかずどたるべきか」のようになる堎合もある。 さらに、助動詞 should を䜿っお「べき」を匷調する whether we should go or stay 「行くべきか残るべきか」ずいう衚珟もある(青チャヌト)。 whether we should go or not のように、whether の盎埌ではなく分節の最埌に or not を぀ける堎合もある(ゞヌニアス)。 たた、whether は前眮詞の目的語になるこずがあるが、ifはならない(むンスパむア)。 The question whether we should go or stay のように名詞ず同栌の節をみちびくこずもある(むンスパむア、青チャヌト、ゞヌニアス)。関係代名詞たたは前眮詞のようにも芋えるかもしれないが、しかしどの参考曞も、関係詞や前眮詞ずしおではなく「名詞ず同栌の節」ずいう抂念で説明しおいる。䞀方、if には、名詞ず同栌の甚法は無い。 if の本来の甚法は「もしも~」であり、「~かどうか」の意味は掟生的な意味にすぎない、ず考えるのが良いだろう。 ほか、if は口語的、whether は文語的である(ゞヌニアス、青チャ-ト、゚バグリ)。 depends on whether 、 など、動詞句 depends on ずwhether ずの組み合わせが決たっおいる(青チャヌト)。depends on ず if ずの組み合わせは犁止。なお depends on は、前眮詞の目的語にwhether が来る䟋にもなっおいる。 wonder ず ask は、if でも whether でも、どちらでも良い(ブレむクスルヌ、青チャヌト)。 ほか、 I wonder if ~ で「~がどうかなず思う」の意味。 さお、埓属接続詞の兞型的な文で The fact is (that)・・・ 「事実は・・・ずいうこずだ。」 The trouble is (that)・・・ 「困ったこずに・・・ずいうこずだ。」 The truth is (that)・・・ 「真実は・・・ずいうこずだ。」 The reason is (that)・・・ 「理由は・・・ずいうこずだ。」 などがある。 このように、名詞節を導く that は、「・・・ずいうこずだ。」の意味になる。 that は䞻語・補語・目的語になる(䞊蚘の the reason is that などの䟋文の堎合は、that が補語になっおいる)。 ほか、 It is 圢容詞 that ・・・ ずいう圢匏䞻語の文章で 䜿われる that は接続詞でもある(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン )。 ほか、that節が know,say ,think, tell, hope など䞀般的な動詞の目的語になっおいる堎合は、thatを省略するこずも倚い(ブレむクスルヌ、むンスパむア)。 ただし、圢匏目的語の that は省略できない(゚バヌグリヌン)。圢匏目的語ずは、 He made it clear that ~ . 「圌は~であるこずを明らかにした。」 のような it を仮の目的語ずする文章のこず。 that 節は普通は前眮詞の埌ろに眮かれるこずないが(ゞヌニアス)、䟋倖的に in that(~ずいう点で、~だから) ず except that(~を陀いお)ずいう甚法がある。 なお、 in that には意味の異なる「~ずいう点で」ずいう甚法ず、もうひず぀「~だから」「~であるか」ずいう別の甚法があるこずに泚意(ゞヌニアス)。 参考曞によっおは in that は前眮詞の項目に曞いおある堎合もある(青チャヌト)。 ほか、Now that で、「今や~だから」ずいう衚珟ができる。口語ではよくthatが省略され、Now だけになる。 兞型的な䟋文は Now (that) he is eighteen, he can vote. 「今や圌は18歳なのだから、圌は投祚できる。」 である(ゞヌニアス、青チャヌト)。 このほか、玹介しおいる参考曞は少ないが(青チャヌト、むンスパむア)、分詞構文の Seeing that ~「~であるから」「~だから」が接続詞的に甚いられる甚法もある(青チャヌト)。 I'm glad that you have come to meet us. 「あなたがお迎えにきおくれお、うれしく思いたす」(青チャヌト) のような䟋文がよくある。 I'm glad that ~ 「~できお、うれしいです」 のように、「感情を珟す圢容詞 + that 」の that も接続詞である(青チャヌト)。 afraid, disappointed, sad, sorry, glad, happy, angry, surprised , upset などがこのような圢容詞である(青チャヌト、ゞヌニアス)。この堎合の that は省略されるこずも倚い。なお、この堎合の感情に続く that 以䞋の内容は「理由」を衚す(ゞヌニアス)。 We are sorry that you cannot come. 「あなたがこられないのは残念です。」(むンスパむア) この堎合の sorry は謝眪ではないので泚意。 sure 「確信しおいる」は日本語では感情ずは蚀いづらいが、青チャヌトはこれを感情に含めおいる。ただし、ゞヌニアスはsureを䞍採甚。 なお、sure は感情のように I'm sure that ~ ず䞻語を人称代名詞ずするのが普通。蟞曞ゞヌニアスを芋たが、it を䞻語にする sure は芋぀からなかった。 いっぜう、certain は、 It is certain that ~ も I'm certain もずもに蚱される。(フォレストに I'm certain あり。ブレむクスルヌに it is certain) なお、確信ではなく「疑わしい」ず思っおいる堎合は、 It is doubtful whether (たたはif)~ 「~かどうかは疑わしい」 のように、 接続詞は whether たたは if になる。この堎合の whether や if も名詞節である。 I'm doubtful whether(if) のように人称代名詞で蚀っおもよい(むンスパむア)。さらに、圢容詞ではなく動詞 doubt で I doubt whether (if) ~ で蚀うこずも可胜(むンスパむア)。 なお「確信」しおいる堎合、I'm sure は「確信しおいる」の「信」じるの文字からも想像が぀くように、動詞 believe で I believe that ず现かなニュアンスを無芖すれば蚀い換えもできる(むンスパむア)。 ほか、確信しおいない堎合は、぀たり確信に not が぀く堎合は、that よりも whether や if のほうが奜たしい(むンスパむア、ブレむクスルヌ)。぀たり I'm not sure whether(たたはif) ~ のようになる(むンスパむア、ブレむクスルヌ)。 なお、動詞で「信じおいない」ずいう堎合、぀たり don't believe の堎合、 I didn't believe what ~ のように whether ではなく what になるのに泚意(むンスパむア)。 ほか、(たずえば平叙文のなかで)副詞節を導かれるために䜿われる when (~のずき、)や where (~の堎所)が埓属接続詞である。 before , after および since や until なども埓属接続詞。 as soon as や once もこれに含める(ゞヌニアス、フォレスト)。 たた、過去圢で It was not ling before ~ なら「すぐに~できた」の意味であり、副詞 soon で蚀い換えできる(ゞヌニアス)。 after に぀いお、前埌関係が文脈から明癜な堎合は、䞻節が過去圢のずきでも、本来ならafter節は(䞻節よりも前の出来事なので、after節が)過去完了圢になるはずだが、実際には(䞻節が過去圢であるのに合わせお)after節も過去圢のたたで枈たせるこずも蚱される。もちろん、after節を過去完了圢にしおも良く、after節を過去完了ぬするず前埌関係が匷調される(ゞヌニアス、むンスパむア)。 なお、beforeの堎合は、過去のある出来事よりも前(before)の出来事に぀いお蚀及したい堎合、堎合によっお完了圢になるはずなのは䞻節のほうである(ゞヌニアス)。beforeの堎合も、本来なら䞻節が過去完了になる堎合でも、(before節が過去圢であるのに合わせお)䞻節を過去圢のたたにするこずが蚱される。 before節の䞭身は肯定圢である。぀たり、before節には吊定圢を眮けない(゚バグリ)。どうしおもbeforeを䜿っお「忘れないうちに」ずいいたい堎合、「忘れる前に」ず脳内で和蚳を蚀い換え、before you forget のように蚀い換える必芁がある(ロむダル、゚バグリ)。 なお、since 「~しおから」「~しお以来」の堎合、これは継続の起点を衚す意味の「~しおから」だが、䞻節は完了圢であるのが原則である(ゞヌニアス、むンスパむア)。sinceを甚いお珟圚継続䞭の事を蚀う堎合、䞻節は珟圚完了圢、since節は過去圢、ずいうパタヌンが倚い(青チャヌト)。 since の節に吊定は甚いない(むンスパむア It's been ~ since の単元)。 「until ~」は、「~」の瞬間たで動䜜が継続しおいるずきに䜿い、「~するたで(ずっず)」の意味である(゚バヌグリヌンに「ずっず」)。 䞀方、継続しない堎合で、その時たでに動䜜が完了しおいる堎合には、untilではなくby the time 「~する(時)たでに」を䜿う(ゞヌニアス、むンスパむア)。 たた、until ず by the time の䞡方ずも、内容が未来の話であっおも埓属節の時制は珟圚圢になる(むンスパむア)。 いっぜう、䞻節のほうは、until の䞻節は未来の内容でも珟圚時制だが、しかし by the time の䞻節は未来のほうなら未来衚珟(will)になるずいう違いがある(むンスパむア)。 as well as が等䜍接続詞なのに as soon as が埓属なのはアレだが、たあどの参考曞でもそういう分類になっおいる。 as soon as は蚀い換えで、the moment や the instant や no sooner ・・・ than ~ などの蚀い換え衚珟がある。 なお、 no sooner ・・・ than ~ は参考曞によっおは、『接続詞』の単元ではなく『比范』の単元に節に曞いおある(青チャヌトなど)。 青チャヌトいわく、immediately も「~するずすぐに」だが、むギリス英語ずのこず。 no sooner ・・・ than ~ の蚀い回しは文頭にくる堎合もあり、その際に倒眮によっお䞻語ず助動詞の語順が逆になる。 ぀たり、助動詞に had を䜿っおいるなら、ずりあえず䞻語をIずするなら(べ぀に he でも she でも構わない)、倒眮の堎合は No sooner had I + 過去分詞・・・ than ~ の語順である。 よく助動詞 had による過去完了圢が䜿われるが(゚バヌグリヌン、ゞヌニアス、青チャヌト)、しかし別に助動詞 did による単なる過去圢でも構わない(むンスパむア)。 構文の意味は埮劙に違うが、 hardly(たたはscarcely) ・・・ when(たたはbefore) ~ 「~するやいなや」 も文頭にくる倒眮をすれば䞻語ず述語の動詞が逆転するので、よく no sooner の構文ずいっしょに参考曞では玹介されるこずも倚い(ゞヌニアス、青チャヌト)。 倒眮する堎合、䞊述の構文の語順は、ずりあえず䞻語を he ずするなら、 Hardly had he 過去分詞 when ・・・ の語順である。 なお、no longer 「もう~ではない」「もはや~ではない」は特に倒眮は起きず、参考曞でも特に倒眮に぀いおは蚀及はされおいない(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。 よくある䟋文が、「宇宙旅行は(月ぞの旅行は)もはや倢ではない」のような䟋文であり(むンスパむア、青チャヌト)、たずえば Traveling into space is no longer a dream. 「宇宙ぞの旅行はもはや倢ではない。」(むンスパむア) A trip to the moon is no longer a dream. 「月ぞの旅行はもはや単なる倢ではない。」(青チャヌト) たた、no longer は珟圚時制ずずもに䜿われるこずが倚い(青チャヌト)。䞊述の䟋文も珟圚時制になっおいるこずに泚目。 no longer ~ は、not ~ any longer でも蚀い換えでき、どの参考曞でも蚀及されおいる。 Traveling into space is not a dream any longer. 「宇宙ぞの旅行はもはや倢ではない。」(むンスパむア) 青チャヌトはany longer の蚀い換えをしおないが、もし蚀い換えするなら、䞋蚘のようになるだろう。 A trip to the moon is not a dream any longer. 「月ぞの旅行はもはや単なる倢ではない。」 (wikiオリゞナル) I cannot stand ~ any longer. 「もうこれ以䞊、~に我慢できない。」(青チャヌト、ブレむクスルヌ) 入詊にはめったに出ないが、じ぀は他にも蚀い換え衚珟ずしお not ~ any more や not ~ anymore などもある(青チャヌト比范、ゞヌニアス接続詞)。 参考曞によっおは「接続詞」の単元ではなく吊定の単元に掛かれおいるこずも倚いが、no や not などの吊定の語句を぀かった接続詞的な内容の構文がある。 「cannot help ~ing 」ず 「have no choice but to ~(to䞍定詞)」ずの䜿い分けが、重芁である。 cannot help ~ing は「~せずにはいられない」「思わず~しおしたう」の意味。cannot help ~ing は感情をおさえきれずに(青チャヌト)、思わず䜕かをしおしたう時に䜿う衚珟である。 Cannot help laughing 「笑わずにはいられない」 のように䜿う。「cannot help but 動詞の原型 」ずいう蚀い方もある(ゞヌニアス、ブレむクスルヌ)。 cannot help but laugh のように䜿う。 䞀方、自分の感情に反しお、倖郚的な事情などで「~せざるを埗ない」堎合には、 have no choice but to 動詞の原圢(to䞍定詞) を䜿う(青チャヌト、ゞヌニアス)。 She had no choice to give up her job. 「圌女は仕事をやめざるを埗なかった。」(青チャヌトを改倉) のように䜿う(゚バヌグリヌン、青チャヌト)。 なお、 I had no choice to quit my job. 「私は仕事をやめざるを埗なかった。」(゚バヌグリヌン) once は「いったん~するず」の意味。once をどう分類するかが参考曞ごずに違う。 ifやunlessなどず同様に「条件」ずしお once を分類する参考曞もあれば(ブレむクスルヌ、むンスパむア)、 beforeやafterやsinceなどず同様の「起点」ずしお once を分類する参考曞もある(ゞヌニアス、フォレスト)。 なお、as soon as ず once がなぜか同じ章節で玹介される参考曞が倚いが(ゞヌニアス、フォレスト、しかし意味が違う接続詞なので混同しないように。 if~ は内容が未来であっおも珟圚圢を䜿うが、as soon as ~ も埌続の文では内容が未来であっおも珟圚圢を䜿うので、もしかしたらその理由でonceが「条件」ずしお分類されおいるのかもしれない。 たた、as soon as ~ ず同様に、once ~ も埌続の文の内容が未来であっおも珟圚圢を䜿う(ゞヌニアス)。そういう共通点からか、䞀緒に「起点」ずしお玹介されるのかもしれない。 しかし、単に分類が同じだけであり、 once は as soon as ずは意味がたったく違うので、混同しないように。 時間の衚珟だけでなく、because や since (since には理由の意味もある)も埓属接続詞。 because は埓属接続詞なので、よっお䞻節なしで 「Because ~ .」 ずいったBecause だけの節を぀くるこずは原則、誀甚だずみなされる(青チャヌト、ゞヌニアス)。 ただし䟋倖的に、"Why ~?" ずいった Why を䜿った質問文に察しお、解答で"Because ~" ず because だけの節の文章が蚱されおいる(青チャヌト、ゞヌニアス)。 because は、盞手がただ知らない情報を理由ずしおあげるのに䜿われ、たた䞻節のあずにbecause節が眮かれるのが䞀般的である。 since は基本、盞手が既知の話題に぀いおの理由を説明するずきに䜿うので(ブレむクスルヌ、フォレスト、ゞヌニアス)、since節の時制は過去圢になる事も倚い(青チャヌト)。たた、䞊蚘の事情のため、sinceの぀くる副詞節は文頭や前方に眮かれるこずも倚いが(むンスパむア、ゞヌニアス、ブレむクスルヌ)、しかしsinceを文頭に眮かなくおも正しい英語である(青チャヌト)。 as もssince ず同様、盞手がすでに知っおいる情報を理由ずしおあげる際に䜿われる(むンスパむア、ゞヌニアス)。 ただし、asはいく぀か意味があるので、あたり意味がはっきりしないので、はっきり説明したい堎合にはasの䜿甚が避けられる堎合もある(むンスパむア)。 理由の因果関係の匷調の順序ずしおは、 (因果関係が匷い偎)because > since > as (匱い偎) の順に因果関係が匷い(青、むンスパ)。 このほか、forで理由を述べる甚法があるが、文語調である(青チャヌト)。forに぀いおは玹介しおいる参考曞が少ないので省略。 「so ~(圢容詞) that ・・・(文)」 は埓属接続詞。 so に等䜍接続詞の甚法もあるが、しかし 「so 圢容詞 that 文」で結び぀けられおいる圢容詞ずthat埌続の文は察等ではないので、埓属接続詞のほうが適切であろう。 䟋文は著䜜暩のため省略。 「譲歩」の意味である、though や although が埓属接続詞ずしお分類されおいる(ゞヌニアス、フォレスト、ロむダル)。 though よりも although のほうが堅い蚀い回しである(フォレスト、ロむダル)。 なお、英文法の接続詞の単元でいう「譲歩」は、日本語の日垞語の「譲歩」ずは意味がやや違う。日垞語の「譲歩」ずは、自分ず盞手・他人の䞻匵が察立したい堎合に、盞手の意芋を聞き入れたり時には埓うこずに重点が眮かれるのが日垞語の譲歩である(広蟞苑、䞉省堂新明解)。 しかし、この接続詞の英文法でいう「譲歩」ずは、盞手の䞻匵の䞀郚を事実ではあるず認めた䞊で、それでも自分の䞻匵に事実性などがあるこずを䞻匵しおいるのが、英文法の接続詞の分野での「譲歩」である(桐原フォレスト)。 even if ~ も even though ~ も「たずえ ~ だずしおも」ずいう譲歩の意味があるが、䞋蚘のような違いがある。 even though ~ は、though の埌に事実がきお、話し手は事実を知っおいる。 even if ~ は、if のあずに仮定がきお、その仮定が事実かどうかを話しおは知らない。 これは基本的には、even がない堎合の if節 や though節 における事実関係ず同様である(むンスパむア、桐原ファクト)。 日本語だず「たずえ~だずしおも」ず聞くず、なんずなく匷い決心や確信や匷めの呜什などが続くように思われがちだが、しかし英語のeven if や even thoutgh は別にそういった決心や確信などではなくずも、䜿われる。たずえば青チャヌトに「圌は若かったが、優れた才胜を持っおいた。」ず蚀う文章で Even though を甚いおいる(青チャ)。桐原ファクトでは「圌はケガをしおいるにもかかわらず、プレヌを続けた」ずいう逆境を匷調する文で even though を甚いおいる。 もちろん、決心や確信や呜什などを匷調するために even if や even though が甚いられるこずもよくあり、倚くの参考曞の䟋文がそうなっおいる(明蚀はしおいないが)。※青チャ、むンスパ これずは別に、 even if ~ で if のあずが仮定法過去になる堎合もある(ゞヌニアス、むンスパむア)。 基本的には、even if も even though も、evenは単に盎埌の語を匷調しおいるだけである(むンスパむア)。 if「もし~」 のあずが事実かどうかを話し手が知らないのもifの䞍普通の甚法だし、though 「~にもかかわらず」も通垞は話し手は事実を前提にしおいるからである。 単に even は if や though に譲歩の意味を぀けたしたり、譲歩を匷調したりしおいるだけにすぎない。 条件を衚すif および unless も埓属接続詞。 unless は、「もし~でなければ」ずいう意味であるが(ゞヌニアス、ロむダル)、「~でない限り、」ず蚳される堎合も倚い(フォレスト、ロむダル)。なお、unless の盎埌の文は吊定圢にはならず(フォレスト、ゞヌニアス)、぀たり unless の盎埌の文は肯定圢である。 unless は、「吊定の条件」であるずいう性質に加えお、さらに基本的に「唯䞀の条件」ずいう性質がある(青チャヌト)。「起きおほしくない事を避けるためには、unless 以降の内容を実行するしかない」ずいう意味での唯䞀性の䞻匵が unless にはある。 このこずなどから、 unless ~の文を if ・・・ not ~ の文章に曞き換えできる䞀方で(unless → if not は可胜な堎合が倚い)、しかし if not → unless の曞き換えが無理な堎合が倚い。 unless は「条件の文 unless 予想される結果の文」の語順。unless においおカンマなどは䞍芁。 unless の語順は、「予想される結末 unless 結末が成り立たなくなる条件」である。なお、unlessの䞻節(※ 予想される結末のほう)には、willなどの未来衚珟を䜿うのが普通。䞀方、ifおよびunless では埓属節の内容がたずえ未来における内容であっおも埓属節の時制は珟圚圢にする(ゞヌニアス)。桐原やロむダルでは埓属節の時制はずくに解説では明蚘されおいないが、䟋文の時制を芋ればゞヌニアスず同様に桐原などでもunlessの埓属節は珟圚圢である。 ※ 参考曞によっおは、「接続詞」の単元ではなく、「吊定」の単元で䞋蚘が玹介されおいる堎合もある(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。 It will not long before ~ は「たもなく~するだろう」の意味である。盎蚳すれば「~するたでに長くはない」だが(青チャヌト)、英語では「たもなく~するだろう」の意味である。 It is not until ~ that ・・・ で「~しお初めお・・・する」の意味である。盎蚳すれば「・・・たで~しない」だが(青チャヌト、むンスパむア)、実際にはそこたで吊定のニュアンスは無いし(ずくに出兞なし)、たた過去圢でも It was not until ~ that ・・・ ずしお䜿われる(゚バヌグリヌン、ゞヌニアス)。 兞型的な文章は「病気になっお初めお健康のありがたさが分かる」だが(ゞヌニアス、むンスパむア)、参考曞によっお英文が埮劙に違う。 ゞヌニアスでは It was not until I became ill that I realized the value of health. である。 むンスパむアは、 It is not until we fail ill that we appreciate the value of good health. である。 䞊蚘のように、同じような和蚳の蚀い回しでも、文献により英文が埮劙に違うので、暗蚘の必芁はない。もし暗蚘させる教育者がいれば教員ずしおの芋識䞍足を疑われるだけである。 「in case ~(文)」は「~の堎合にそなえお」の意味であり、埓属接続詞ずしお分類され、この堎合は普通は䞻節のあずに in case ~ が眮かれる(フォレレスト、ゞヌニアス)。 in case ~ の兞型的な䟋文は、 Take an umbrella with you in case it rains. 「雚が降るずいけないから、かさを持っおいきなさい。」 ※ 数研 青チャヌト、ゞヌニアス take の代わりに bring の堎合もある。たた、この傘をもっおいく䟋文の堎合なら with you は省略可胜。䞊蚘䟋文の出兞の参考曞にも with you を぀けおないものもある。 Bring an umbrella in case it rains. 「雚が降るずいけないから、かさを持っおいきなさい。」 ※ ファクトブック 呜什圢ではなく平叙文の堎合もあり、䞋蚘のような䟋文もある。 I'll take an umbrella with me in case it rains. 「雚が降るずいけないから、かさを持っおいこう。」 ※ フォレスト with me は省略可胜。自分で持っおいくので with me になる(青チャヌト)。 「in case ~ 」の副詞節に it should rain. のように should が䜿われる堎合もあるが、これは可胜性が䜎いず話し手・曞き手が思っおいる意味である(青チャヌト、ブレむクスルヌ)。 なお、in case は䞊蚘の「~するずいけないから」「~しないように」の甚法の他にも、case 「条件」の文字通り「~の条件で」の意味で in case を䜿う堎合もアメリカ英語では芋られ(ゞヌニアス、フォレスト)、この堎合は if でも蚀い換えできる。 蚀い換え衚珟で、「~するずいけないから」「~しないように」甚法の in case ず同じ意味は「for fear that A ~」や「lest A (should) ~」でも蚀える。 for fear も lest も、ずもに固い衚珟である(ゞヌニアス)。ゞヌニアス以倖の参考曞の倚くは、for fear が固い衚珟であるこずを取り䞊げおいない。 for fear ~でも lest ~でも、぀づく「~」の郚分には not を぀けない。日本語に匕きづられお not を぀けないように泚意。 英和蟞兞を芋れば fear は「恐れ」「䞍安」などの意味が曞いおあるこずからも想像が぀くように、for fear のあずには、おそれおいる内容を曞くので、぀たり、実珟しおほしくないこずを肯定圢で曞くこずになるのも圓然であろう。 さお、lest に぀いお、ゞヌニアスいわく、 lest は固い蚀い方なだけであり、頻床自䜓は for fear よりも lest のほうが高いず、ゞヌニアスは䞻匵しおいる。 lest のshould が省略される堎合もある。なお、shouldが省略された堎合には、続く動詞には原圢が来る。lest のshould 省略時の動詞の原圢を぀かうこずを仮定法珟圚ずしお解釈する流儀もある(青チャヌト)。 ほか、文法教育的にはあたり泚目されないが、 so that ~ 「~のために」ず、吊定 not を組み合わせお、たずえば 「so that A won't ~」により「~しないように」ずいう蚀い換えも可胜である。won't の倉わりに can't の堎合もある(ブレむクスルヌ)。 その他、as far as や as long as など範囲を衚す衚珟が、カンマなどを補われお、埓属接続詞ずしお分類される。 「as far as I know,」 で「私の知る限りでは、」の意味。as far as の代わりに so far as ずするこずもある(ロむダル)。 よくある兞型文は As far as I know, he is ~. 「私の知るかぎり、圌は~な人だ」 である(フォレスト、むンスパむア)。そのほか、 As far as I'm concerned, ~ 「私に関する限り、」 ずいう衚珟が、たずえば「私に関する限り、それで結構です。」(青チャヌト)ずか「私に関する限り、䞍満はありたせん。」(ゞヌニアス)のような文章で䜿われる。 このように as ・・・ as は範囲を衚すこずがある。 このほか、別の甚法で as far as で、自分の意芋を蚀う甚法もある(ブレむクスルヌ、ゞヌニアス)。たずえばブレむクスルヌいわく、「私の意芋では、冷凍食品はおいしくない」ずいう単なる持論にも as far as を䜿っおいる䟋文がある。 as long as には甚法が2皮類あり、ひず぀の甚法は「~する間」ずいう時間的な範囲を衚す甚法であり、もうひず぀の甚法は最䜎限の条件を衚し(フォレスト)、「~しさえすれば」などず蚳される(ゞヌニアス、フォレスト)。as long as の代わりに so long as ずするこずもある(ゞヌニアス、フォレスト)。「~する限りは」ず蚳される堎合もある(ロむダル)。 慣甚的なよくある蚀い回しずしお、「as long as I live 」で「私が生きおいる限り」の意味(ロむダル、ゞヌニアス)。 I will never forget your kindness as long as I live. 「私が生きおいるかぎり、あなたのご芪切を忘れたせん。」 のような文章がよく参考曞にある(ゞヌニアス、青チャヌト)。 なお、べ぀にneverを䜿わずずも、 I won't forget your kindness as long as I live. 「私が生きおいるかぎり、あなたのご芪切を忘れたせん。」 のような文章もよくある(むンスパむア)。 「~さえすれば」の as long as は、蚀い換えずしお、if only たたは only if で蚀い換えするこずもできる。 目的を衚す「 so that ~」も接続詞である。in order that も同様、目的を衚す接続詞である。なお、so that ~ に぀いお、口語では thatが省略されるこずも倚く、぀たり so だけで目的の接続詞になるこずもある(フォレスト、ゞヌニアス)。 so that 節の䞭では、can や will や may を぀かうのが普通(フォレスト、ゞヌニアス)。 なお、「so ~(圢容詞など) that ・・・」は皋床をあらわす接続詞である。 in order that ~ は堅い衚珟。in order that 節の䞭では、can や will や may を぀かうのが普通(フォレスト、ゞヌニアス)。 as も接続詞の甚法がある(ロむダル、フォレスト)。 その他にも、さたざたな接続詞がある suppose や supposed や providing や provided (どれも「もし~ならば」の意味)などを接続詞ずしお分類するこずもある(フォレスト)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "語ず語、句ず句、節ず節、など、文法䞊察等のものを結び぀けるのが等䜍接続詞である。", "title": "接続詞" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "いっぜう、埓属節を䞻節ず結び぀けるのが埓属接続詞であり(ゞヌニアス、フォレスト)、埓䜍接続詞ずもいう(ロむダル)。", "title": "接続詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "等䜍接続詞ずは、and, or, but のように文法䞊等しいものを結び぀ける接続詞である。䞊蚘のほかにも、nor , so, for が等䜍接続詞である。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "both A and B や either A or B なども䟿宜的にか等䜍接続詞ずしお分類される。たた、 not A but B や not only A but (also) B も等䜍接続詞ずしお分類される。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "䟿宜的に、not only A but also B ず同じ意味をも぀ as well as も、参考曞では同じ単元で玹介される。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "either は、「AかBかのどちらか」ずいう意味である。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "neither A nor B は、AもBも䞡方ずも吊定する衚珟であり、぀たり「AずBのどちらも~ない」の意味である。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "なお、neither A nor B が䞻語の堎合、動詞はBの時制に䞀臎させる(ゞヌニアス)。たた、nor の盎埌の文章は肯定圢である。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "neither は基本、A,Bの2぀しか䜿わない。3぀以䞊では䜿わないのが原則だが、しかし米英には原則に反しお3぀以䞊で䜿う人もいるが(ロむダル)、入詊にはそこたで出ないだろう。たた、neither で nor の代わりに原則に反しお or を䜿う人もいるずのこず(ロむダル)。入詊では原則的な堎合だけを考えればよいだろう。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "「neither」ずは not either の意味だろう、ずいうのがロむダル英文法の芋解。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "nor は、 neither のある文でなくおも䜿われる堎合がある(桐原、ロむダル)。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "吊定語の not や don't などのあず、 「not A, nor B」たたは「don't A(動詞) nor B(動詞) 」で「AもBも無い」ずいう意味で、neitherなしで nor が not などの吊定語ずずもに䜿われる堎合がある。 カンマが無い堎合もある(ロむダル英文法)。この堎合でも、A nor B のあずに動詞が来る堎合、その文は肯定圢である。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "「AもBもどちらも~ない」ず吊定の内容を䞊列させたい堎合、andではなくnorを䜿う(桐原)。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "さお、and には、呜什文のあずに䜿われたい堎合には、「そうすれば」の意味になるが、この意味の堎合でも等䜍接続詞ずしお分類される。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "or には、「たたは」の意味のほかにも「すなわち」「蚀い換えれば」ずいうある語を別の語で蚀い換える甚法の意味もあるが(ゞヌニアスおよび゚バヌグリヌンに「蚀い換えれば」アリ)、どちらの意味の堎合でも等䜍接続詞ずしお分類される。たた、or には、呜什文のあずに䜿われたい堎合には、「さもなければ」の意味になるが、この意味の堎合でも等䜍接続詞ずしお分類される。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "なお、「すなわち」「蚀い換えれば」の意味で or が接続詞ずしお䜿われる堎合、orの前にふ぀うはカンマ(,)が来る(ゞヌニアス、いいづな゚バヌグリヌン)。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "接続詞ずしおの so は、 <出来事→結果> の語順ずしお「理由の文、so 結果の文」のように理由を前に、結果を埌ろに曞き、「・・・なので~」「・・・だから~」ずいう意味になる。理由ずいうほど明癜な因果関係でなくおも、比范的に関連性の高い2぀の出来事においお、「ある出来事, so 出来事の結果」ずいう甚法でも良い。 たた、この堎合の so の盎前にはカンマ「 , 」を眮くのが普通(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "䜙談だが、接続詞ずしおの so ず for はそれぞれ、節ず節だけ結び぀ける(フォレスト、゚バヌグリヌン)。぀たり、語ず語、句ず句、語ず句などは結び付けない。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "いっぜう、for は、 <結果←出来事> の語順ずしお、「結果, for 理由の章」の構文で、堅い蚀い回しずしお理由を説明する。口語で甚いるこずはあたり無い(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。ほか、 for は、forの前述の出来事に察しお、その理由を述べる接続詞である。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "なので、普通は for の盎前にはカンマ「 , 」が来る。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "接続詞ずしおの for は等䜍接続詞である。for は埓属接続詞ではない等の理由で(ロむダル)、because のように䞻節の前に出すこずはできない。なお、もし For が文頭に眮かれおいる堎合、それは、その盎前の文の理由を説明しおいる(ロむダル)。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "い぀぀かの名詞が and で結ばれおいる堎合、基本的には党䜓ずしおは耇数圢ずしお刀断する。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "Tom, Bob and John are students of this school.", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "しかし、䞋蚘のように䟋倖がある。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "Ham and eggs is my favorite breakfast. 「ハムアンド゚ッグは、私の奜きな朝食だ」※ むンスパむアより同じ䟋文", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "「Ham and eggs 」で1セットの食品なので、これは単数圢ずしお刀定する。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "同様に、", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "curry and rice (カレヌラむス)", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "a cup of saucer (皿぀きマグカップ)", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "a knife and fork (ナむフずフォヌク) ※むンスパ、ゞヌニアス", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "bread and butter (バタヌ぀きパン)", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "body and mental (肉䜓ず粟神) ※むンスパむア", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "は1セットの名詞ずみなすので、それぞで単数圢ずしお刀定する(青チャ、むンスパ)。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "なお、a cup of saucer の 「a」は、a 「cup of saucer 」ずいうこずで、「cup of saucer 」のセットがひず぀ずいう意味(ゞヌニアス)。なので、埌ろ偎の saucer には a が぀かない(ゞヌニアス)。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "けっしお、1぀のカップずいく぀かの皿ではない。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "a knife and fork も同様、 a「knife and fork」 ずいう意味なので、「knife and fork」のセットが䞀぀の意味(ゞヌニアス)。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "たず、and の基本的な意味を確認しよう。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "and の基本的な意味は䞊列「および」「ず」の意味だが、もうひず぀、動䜜・時間の順序ずいう意味もある。「先に起きたこず and その盎埌に起きたこず」のような語順で and を䜿うこずもある。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "動䜜や時間の順序のand は、「そしお」や「~しお、」の意味である(ゞヌニアス、ロむダル)。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "たずえば come and see は「先に来お、そしお芋る(芋た)」の意味であり、぀たり䞍定詞の結果甚法 come to see ず同じ意味である(フォレスト)。同様の衚珟ずしお、 go and see もある。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "さらに、and が因果関係をあらわす堎合もある(ゞヌニアス、ロむダル)。普通、文章では、先に行ったり玹介した動䜜が、あずの動䜜の理由になるので、andで因果関係を衚すのも自然であろう。", "title": "等䜍接続詞" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "䞀方、名詞節を導くために䜿われる that およびwhether(~かどうか) ず if(~かどうか) は埓属接続詞である。that や whether を接続詞ずしお解釈する考えもある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "ここでの名詞節を導く if は、「~かどうか」の意味での if である。「もし~ならば、」の if のこずではない。たた、「もし」の if ずの混同をさけるため、文頭では名詞節の if は䜿えない(ファクトブック)。この「~かどうか」の意味の if の性質に぀いお蚀い方を倉えるなら、぀たり if は動詞の目的語ずしおしか䜿えない(ゞヌニアス、青チャヌト、ほか倚数)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "たた、whether or not (~かどうか)ずいう成句はある䞀方、ifにはない(むンスパむア、青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "ほか、「whether to ~(動詞)」で「~すべきかどうか」ずいうto䞍定詞の甚法はあるが、ifには䞍定詞が続かない(むンスパむア、青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "なお、 whether to go 「行くべきかどうか」ずいう語が、参考曞によくある兞型䟋である。さらに、 whether to go or not (青チャヌト)「行くべきかどうか」や whether to go or stay (ブレむクスルヌ)「行くべきかずどたるべきか」のようになる堎合もある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "さらに、助動詞 should を䜿っお「べき」を匷調する whether we should go or stay 「行くべきか残るべきか」ずいう衚珟もある(青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "whether we should go or not のように、whether の盎埌ではなく分節の最埌に or not を぀ける堎合もある(ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "たた、whether は前眮詞の目的語になるこずがあるが、ifはならない(むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "The question whether we should go or stay のように名詞ず同栌の節をみちびくこずもある(むンスパむア、青チャヌト、ゞヌニアス)。関係代名詞たたは前眮詞のようにも芋えるかもしれないが、しかしどの参考曞も、関係詞や前眮詞ずしおではなく「名詞ず同栌の節」ずいう抂念で説明しおいる。䞀方、if には、名詞ず同栌の甚法は無い。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "if の本来の甚法は「もしも~」であり、「~かどうか」の意味は掟生的な意味にすぎない、ず考えるのが良いだろう。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "ほか、if は口語的、whether は文語的である(ゞヌニアス、青チャ-ト、゚バグリ)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "depends on whether 、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "など、動詞句 depends on ずwhether ずの組み合わせが決たっおいる(青チャヌト)。depends on ず if ずの組み合わせは犁止。なお depends on は、前眮詞の目的語にwhether が来る䟋にもなっおいる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "wonder ず ask は、if でも whether でも、どちらでも良い(ブレむクスルヌ、青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "ほか、 I wonder if ~ で「~がどうかなず思う」の意味。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "さお、埓属接続詞の兞型的な文で", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "The fact is (that)・・・ 「事実は・・・ずいうこずだ。」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "The trouble is (that)・・・ 「困ったこずに・・・ずいうこずだ。」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "The truth is (that)・・・ 「真実は・・・ずいうこずだ。」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "The reason is (that)・・・ 「理由は・・・ずいうこずだ。」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "などがある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "このように、名詞節を導く that は、「・・・ずいうこずだ。」の意味になる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "that は䞻語・補語・目的語になる(䞊蚘の the reason is that などの䟋文の堎合は、that が補語になっおいる)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "ほか、 It is 圢容詞 that ・・・ ずいう圢匏䞻語の文章で 䜿われる that は接続詞でもある(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン )。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "ほか、that節が know,say ,think, tell, hope など䞀般的な動詞の目的語になっおいる堎合は、thatを省略するこずも倚い(ブレむクスルヌ、むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "ただし、圢匏目的語の that は省略できない(゚バヌグリヌン)。圢匏目的語ずは、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "He made it clear that ~ . 「圌は~であるこずを明らかにした。」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "のような it を仮の目的語ずする文章のこず。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "that 節は普通は前眮詞の埌ろに眮かれるこずないが(ゞヌニアス)、䟋倖的に in that(~ずいう点で、~だから) ず except that(~を陀いお)ずいう甚法がある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "なお、 in that には意味の異なる「~ずいう点で」ずいう甚法ず、もうひず぀「~だから」「~であるか」ずいう別の甚法があるこずに泚意(ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "参考曞によっおは in that は前眮詞の項目に曞いおある堎合もある(青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "ほか、Now that で、「今や~だから」ずいう衚珟ができる。口語ではよくthatが省略され、Now だけになる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "兞型的な䟋文は", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "Now (that) he is eighteen, he can vote. 「今や圌は18歳なのだから、圌は投祚できる。」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "である(ゞヌニアス、青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "このほか、玹介しおいる参考曞は少ないが(青チャヌト、むンスパむア)、分詞構文の Seeing that ~「~であるから」「~だから」が接続詞的に甚いられる甚法もある(青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "I'm glad that you have come to meet us. 「あなたがお迎えにきおくれお、うれしく思いたす」(青チャヌト)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "のような䟋文がよくある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "I'm glad that ~ 「~できお、うれしいです」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "のように、「感情を珟す圢容詞 + that 」の that も接続詞である(青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "afraid, disappointed, sad, sorry, glad, happy, angry, surprised , upset などがこのような圢容詞である(青チャヌト、ゞヌニアス)。この堎合の that は省略されるこずも倚い。なお、この堎合の感情に続く that 以䞋の内容は「理由」を衚す(ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "We are sorry that you cannot come. 「あなたがこられないのは残念です。」(むンスパむア)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "この堎合の sorry は謝眪ではないので泚意。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "sure 「確信しおいる」は日本語では感情ずは蚀いづらいが、青チャヌトはこれを感情に含めおいる。ただし、ゞヌニアスはsureを䞍採甚。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "なお、sure は感情のように I'm sure that ~ ず䞻語を人称代名詞ずするのが普通。蟞曞ゞヌニアスを芋たが、it を䞻語にする sure は芋぀からなかった。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "いっぜう、certain は、 It is certain that ~ も I'm certain もずもに蚱される。(フォレストに I'm certain あり。ブレむクスルヌに it is certain)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "なお、確信ではなく「疑わしい」ず思っおいる堎合は、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "It is doubtful whether (たたはif)~ 「~かどうかは疑わしい」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "のように、 接続詞は whether たたは if になる。この堎合の whether や if も名詞節である。 I'm doubtful whether(if) のように人称代名詞で蚀っおもよい(むンスパむア)。さらに、圢容詞ではなく動詞 doubt で I doubt whether (if) ~ で蚀うこずも可胜(むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "なお「確信」しおいる堎合、I'm sure は「確信しおいる」の「信」じるの文字からも想像が぀くように、動詞 believe で", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "I believe that ず现かなニュアンスを無芖すれば蚀い換えもできる(むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "ほか、確信しおいない堎合は、぀たり確信に not が぀く堎合は、that よりも whether や if のほうが奜たしい(むンスパむア、ブレむクスルヌ)。぀たり", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "I'm not sure whether(たたはif) ~", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "のようになる(むンスパむア、ブレむクスルヌ)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "なお、動詞で「信じおいない」ずいう堎合、぀たり don't believe の堎合、 I didn't believe what ~ のように whether ではなく what になるのに泚意(むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "ほか、(たずえば平叙文のなかで)副詞節を導かれるために䜿われる when (~のずき、)や where (~の堎所)が埓属接続詞である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "before , after および since や until なども埓属接続詞。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "as soon as や once もこれに含める(ゞヌニアス、フォレスト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "たた、過去圢で It was not ling before ~ なら「すぐに~できた」の意味であり、副詞 soon で蚀い換えできる(ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "after に぀いお、前埌関係が文脈から明癜な堎合は、䞻節が過去圢のずきでも、本来ならafter節は(䞻節よりも前の出来事なので、after節が)過去完了圢になるはずだが、実際には(䞻節が過去圢であるのに合わせお)after節も過去圢のたたで枈たせるこずも蚱される。もちろん、after節を過去完了圢にしおも良く、after節を過去完了ぬするず前埌関係が匷調される(ゞヌニアス、むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "なお、beforeの堎合は、過去のある出来事よりも前(before)の出来事に぀いお蚀及したい堎合、堎合によっお完了圢になるはずなのは䞻節のほうである(ゞヌニアス)。beforeの堎合も、本来なら䞻節が過去完了になる堎合でも、(before節が過去圢であるのに合わせお)䞻節を過去圢のたたにするこずが蚱される。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "before節の䞭身は肯定圢である。぀たり、before節には吊定圢を眮けない(゚バグリ)。どうしおもbeforeを䜿っお「忘れないうちに」ずいいたい堎合、「忘れる前に」ず脳内で和蚳を蚀い換え、before you forget のように蚀い換える必芁がある(ロむダル、゚バグリ)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "なお、since 「~しおから」「~しお以来」の堎合、これは継続の起点を衚す意味の「~しおから」だが、䞻節は完了圢であるのが原則である(ゞヌニアス、むンスパむア)。sinceを甚いお珟圚継続䞭の事を蚀う堎合、䞻節は珟圚完了圢、since節は過去圢、ずいうパタヌンが倚い(青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "since の節に吊定は甚いない(むンスパむア It's been ~ since の単元)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "「until ~」は、「~」の瞬間たで動䜜が継続しおいるずきに䜿い、「~するたで(ずっず)」の意味である(゚バヌグリヌンに「ずっず」)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "䞀方、継続しない堎合で、その時たでに動䜜が完了しおいる堎合には、untilではなくby the time 「~する(時)たでに」を䜿う(ゞヌニアス、むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "たた、until ず by the time の䞡方ずも、内容が未来の話であっおも埓属節の時制は珟圚圢になる(むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "いっぜう、䞻節のほうは、until の䞻節は未来の内容でも珟圚時制だが、しかし by the time の䞻節は未来のほうなら未来衚珟(will)になるずいう違いがある(むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "as well as が等䜍接続詞なのに as soon as が埓属なのはアレだが、たあどの参考曞でもそういう分類になっおいる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "as soon as は蚀い換えで、the moment や the instant や no sooner ・・・ than ~ などの蚀い換え衚珟がある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "なお、 no sooner ・・・ than ~ は参考曞によっおは、『接続詞』の単元ではなく『比范』の単元に節に曞いおある(青チャヌトなど)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "青チャヌトいわく、immediately も「~するずすぐに」だが、むギリス英語ずのこず。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "no sooner ・・・ than ~ の蚀い回しは文頭にくる堎合もあり、その際に倒眮によっお䞻語ず助動詞の語順が逆になる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "぀たり、助動詞に had を䜿っおいるなら、ずりあえず䞻語をIずするなら(べ぀に he でも she でも構わない)、倒眮の堎合は", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "No sooner had I + 過去分詞・・・ than ~ の語順である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "よく助動詞 had による過去完了圢が䜿われるが(゚バヌグリヌン、ゞヌニアス、青チャヌト)、しかし別に助動詞 did による単なる過去圢でも構わない(むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "構文の意味は埮劙に違うが、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "hardly(たたはscarcely) ・・・ when(たたはbefore) ~ 「~するやいなや」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "も文頭にくる倒眮をすれば䞻語ず述語の動詞が逆転するので、よく no sooner の構文ずいっしょに参考曞では玹介されるこずも倚い(ゞヌニアス、青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "倒眮する堎合、䞊述の構文の語順は、ずりあえず䞻語を he ずするなら、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "Hardly had he 過去分詞 when ・・・", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "の語順である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "なお、no longer 「もう~ではない」「もはや~ではない」は特に倒眮は起きず、参考曞でも特に倒眮に぀いおは蚀及はされおいない(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "よくある䟋文が、「宇宙旅行は(月ぞの旅行は)もはや倢ではない」のような䟋文であり(むンスパむア、青チャヌト)、たずえば", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "Traveling into space is no longer a dream. 「宇宙ぞの旅行はもはや倢ではない。」(むンスパむア)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "A trip to the moon is no longer a dream. 「月ぞの旅行はもはや単なる倢ではない。」(青チャヌト)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "たた、no longer は珟圚時制ずずもに䜿われるこずが倚い(青チャヌト)。䞊述の䟋文も珟圚時制になっおいるこずに泚目。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "no longer ~ は、not ~ any longer でも蚀い換えでき、どの参考曞でも蚀及されおいる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "Traveling into space is not a dream any longer. 「宇宙ぞの旅行はもはや倢ではない。」(むンスパむア)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "青チャヌトはany longer の蚀い換えをしおないが、もし蚀い換えするなら、䞋蚘のようになるだろう。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "A trip to the moon is not a dream any longer. 「月ぞの旅行はもはや単なる倢ではない。」 (wikiオリゞナル)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "I cannot stand ~ any longer. 「もうこれ以䞊、~に我慢できない。」(青チャヌト、ブレむクスルヌ)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "入詊にはめったに出ないが、じ぀は他にも蚀い換え衚珟ずしお not ~ any more や not ~ anymore などもある(青チャヌト比范、ゞヌニアス接続詞)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "参考曞によっおは「接続詞」の単元ではなく吊定の単元に掛かれおいるこずも倚いが、no や not などの吊定の語句を぀かった接続詞的な内容の構文がある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "「cannot help ~ing 」ず 「have no choice but to ~(to䞍定詞)」ずの䜿い分けが、重芁である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "cannot help ~ing は「~せずにはいられない」「思わず~しおしたう」の意味。cannot help ~ing は感情をおさえきれずに(青チャヌト)、思わず䜕かをしおしたう時に䜿う衚珟である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "Cannot help laughing 「笑わずにはいられない」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "のように䜿う。「cannot help but 動詞の原型 」ずいう蚀い方もある(ゞヌニアス、ブレむクスルヌ)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "cannot help but laugh", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "のように䜿う。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "䞀方、自分の感情に反しお、倖郚的な事情などで「~せざるを埗ない」堎合には、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "have no choice but to 動詞の原圢(to䞍定詞)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "を䜿う(青チャヌト、ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "She had no choice to give up her job. 「圌女は仕事をやめざるを埗なかった。」(青チャヌトを改倉)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "のように䜿う(゚バヌグリヌン、青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "なお、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "I had no choice to quit my job. 「私は仕事をやめざるを埗なかった。」(゚バヌグリヌン)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "once は「いったん~するず」の意味。once をどう分類するかが参考曞ごずに違う。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "ifやunlessなどず同様に「条件」ずしお once を分類する参考曞もあれば(ブレむクスルヌ、むンスパむア)、 beforeやafterやsinceなどず同様の「起点」ずしお once を分類する参考曞もある(ゞヌニアス、フォレスト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "なお、as soon as ず once がなぜか同じ章節で玹介される参考曞が倚いが(ゞヌニアス、フォレスト、しかし意味が違う接続詞なので混同しないように。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "if~ は内容が未来であっおも珟圚圢を䜿うが、as soon as ~ も埌続の文では内容が未来であっおも珟圚圢を䜿うので、もしかしたらその理由でonceが「条件」ずしお分類されおいるのかもしれない。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "たた、as soon as ~ ず同様に、once ~ も埌続の文の内容が未来であっおも珟圚圢を䜿う(ゞヌニアス)。そういう共通点からか、䞀緒に「起点」ずしお玹介されるのかもしれない。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "しかし、単に分類が同じだけであり、 once は as soon as ずは意味がたったく違うので、混同しないように。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "時間の衚珟だけでなく、because や since (since には理由の意味もある)も埓属接続詞。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "because は埓属接続詞なので、よっお䞻節なしで", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "「Because ~ .」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "ずいったBecause だけの節を぀くるこずは原則、誀甚だずみなされる(青チャヌト、ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "ただし䟋倖的に、\"Why ~?\" ずいった Why を䜿った質問文に察しお、解答で\"Because ~\" ず because だけの節の文章が蚱されおいる(青チャヌト、ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "because は、盞手がただ知らない情報を理由ずしおあげるのに䜿われ、たた䞻節のあずにbecause節が眮かれるのが䞀般的である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "since は基本、盞手が既知の話題に぀いおの理由を説明するずきに䜿うので(ブレむクスルヌ、フォレスト、ゞヌニアス)、since節の時制は過去圢になる事も倚い(青チャヌト)。たた、䞊蚘の事情のため、sinceの぀くる副詞節は文頭や前方に眮かれるこずも倚いが(むンスパむア、ゞヌニアス、ブレむクスルヌ)、しかしsinceを文頭に眮かなくおも正しい英語である(青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "as もssince ず同様、盞手がすでに知っおいる情報を理由ずしおあげる際に䜿われる(むンスパむア、ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "ただし、asはいく぀か意味があるので、あたり意味がはっきりしないので、はっきり説明したい堎合にはasの䜿甚が避けられる堎合もある(むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "理由の因果関係の匷調の順序ずしおは、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "(因果関係が匷い偎)because > since > as (匱い偎)", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "の順に因果関係が匷い(青、むンスパ)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "このほか、forで理由を述べる甚法があるが、文語調である(青チャヌト)。forに぀いおは玹介しおいる参考曞が少ないので省略。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "「so ~(圢容詞) that ・・・(文)」 は埓属接続詞。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "so に等䜍接続詞の甚法もあるが、しかし 「so 圢容詞 that 文」で結び぀けられおいる圢容詞ずthat埌続の文は察等ではないので、埓属接続詞のほうが適切であろう。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "䟋文は著䜜暩のため省略。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "「譲歩」の意味である、though や although が埓属接続詞ずしお分類されおいる(ゞヌニアス、フォレスト、ロむダル)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 175, "tag": "p", "text": "though よりも although のほうが堅い蚀い回しである(フォレスト、ロむダル)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 176, "tag": "p", "text": "なお、英文法の接続詞の単元でいう「譲歩」は、日本語の日垞語の「譲歩」ずは意味がやや違う。日垞語の「譲歩」ずは、自分ず盞手・他人の䞻匵が察立したい堎合に、盞手の意芋を聞き入れたり時には埓うこずに重点が眮かれるのが日垞語の譲歩である(広蟞苑、䞉省堂新明解)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 177, "tag": "p", "text": "しかし、この接続詞の英文法でいう「譲歩」ずは、盞手の䞻匵の䞀郚を事実ではあるず認めた䞊で、それでも自分の䞻匵に事実性などがあるこずを䞻匵しおいるのが、英文法の接続詞の分野での「譲歩」である(桐原フォレスト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 178, "tag": "p", "text": "even if ~ も even though ~ も「たずえ ~ だずしおも」ずいう譲歩の意味があるが、䞋蚘のような違いがある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 179, "tag": "p", "text": "even though ~ は、though の埌に事実がきお、話し手は事実を知っおいる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 180, "tag": "p", "text": "even if ~ は、if のあずに仮定がきお、その仮定が事実かどうかを話しおは知らない。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 181, "tag": "p", "text": "これは基本的には、even がない堎合の if節 や though節 における事実関係ず同様である(むンスパむア、桐原ファクト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 182, "tag": "p", "text": "日本語だず「たずえ~だずしおも」ず聞くず、なんずなく匷い決心や確信や匷めの呜什などが続くように思われがちだが、しかし英語のeven if や even thoutgh は別にそういった決心や確信などではなくずも、䜿われる。たずえば青チャヌトに「圌は若かったが、優れた才胜を持っおいた。」ず蚀う文章で Even though を甚いおいる(青チャ)。桐原ファクトでは「圌はケガをしおいるにもかかわらず、プレヌを続けた」ずいう逆境を匷調する文で even though を甚いおいる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 183, "tag": "p", "text": "もちろん、決心や確信や呜什などを匷調するために even if や even though が甚いられるこずもよくあり、倚くの参考曞の䟋文がそうなっおいる(明蚀はしおいないが)。※青チャ、むンスパ", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 184, "tag": "p", "text": "これずは別に、 even if ~ で if のあずが仮定法過去になる堎合もある(ゞヌニアス、むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 185, "tag": "p", "text": "基本的には、even if も even though も、evenは単に盎埌の語を匷調しおいるだけである(むンスパむア)。 if「もし~」 のあずが事実かどうかを話し手が知らないのもifの䞍普通の甚法だし、though 「~にもかかわらず」も通垞は話し手は事実を前提にしおいるからである。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 186, "tag": "p", "text": "単に even は if や though に譲歩の意味を぀けたしたり、譲歩を匷調したりしおいるだけにすぎない。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 187, "tag": "p", "text": "条件を衚すif および unless も埓属接続詞。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 188, "tag": "p", "text": "unless は、「もし~でなければ」ずいう意味であるが(ゞヌニアス、ロむダル)、「~でない限り、」ず蚳される堎合も倚い(フォレスト、ロむダル)。なお、unless の盎埌の文は吊定圢にはならず(フォレスト、ゞヌニアス)、぀たり unless の盎埌の文は肯定圢である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 189, "tag": "p", "text": "unless は、「吊定の条件」であるずいう性質に加えお、さらに基本的に「唯䞀の条件」ずいう性質がある(青チャヌト)。「起きおほしくない事を避けるためには、unless 以降の内容を実行するしかない」ずいう意味での唯䞀性の䞻匵が unless にはある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 190, "tag": "p", "text": "このこずなどから、 unless ~の文を if ・・・ not ~ の文章に曞き換えできる䞀方で(unless → if not は可胜な堎合が倚い)、しかし if not → unless の曞き換えが無理な堎合が倚い。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 191, "tag": "p", "text": "unless は「条件の文 unless 予想される結果の文」の語順。unless においおカンマなどは䞍芁。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 192, "tag": "p", "text": "unless の語順は、「予想される結末 unless 結末が成り立たなくなる条件」である。なお、unlessの䞻節(※ 予想される結末のほう)には、willなどの未来衚珟を䜿うのが普通。䞀方、ifおよびunless では埓属節の内容がたずえ未来における内容であっおも埓属節の時制は珟圚圢にする(ゞヌニアス)。桐原やロむダルでは埓属節の時制はずくに解説では明蚘されおいないが、䟋文の時制を芋ればゞヌニアスず同様に桐原などでもunlessの埓属節は珟圚圢である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 193, "tag": "p", "text": "※ 参考曞によっおは、「接続詞」の単元ではなく、「吊定」の単元で䞋蚘が玹介されおいる堎合もある(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 194, "tag": "p", "text": "It will not long before ~ は「たもなく~するだろう」の意味である。盎蚳すれば「~するたでに長くはない」だが(青チャヌト)、英語では「たもなく~するだろう」の意味である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 195, "tag": "p", "text": "It is not until ~ that ・・・ で「~しお初めお・・・する」の意味である。盎蚳すれば「・・・たで~しない」だが(青チャヌト、むンスパむア)、実際にはそこたで吊定のニュアンスは無いし(ずくに出兞なし)、たた過去圢でも It was not until ~ that ・・・ ずしお䜿われる(゚バヌグリヌン、ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 196, "tag": "p", "text": "兞型的な文章は「病気になっお初めお健康のありがたさが分かる」だが(ゞヌニアス、むンスパむア)、参考曞によっお英文が埮劙に違う。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 197, "tag": "p", "text": "ゞヌニアスでは", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 198, "tag": "p", "text": "It was not until I became ill that I realized the value of health.", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 199, "tag": "p", "text": "である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 200, "tag": "p", "text": "むンスパむアは、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 201, "tag": "p", "text": "It is not until we fail ill that we appreciate the value of good health.", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 202, "tag": "p", "text": "である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 203, "tag": "p", "text": "䞊蚘のように、同じような和蚳の蚀い回しでも、文献により英文が埮劙に違うので、暗蚘の必芁はない。もし暗蚘させる教育者がいれば教員ずしおの芋識䞍足を疑われるだけである。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 204, "tag": "p", "text": "「in case ~(文)」は「~の堎合にそなえお」の意味であり、埓属接続詞ずしお分類され、この堎合は普通は䞻節のあずに in case ~ が眮かれる(フォレレスト、ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 205, "tag": "p", "text": "in case ~ の兞型的な䟋文は、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 206, "tag": "p", "text": "Take an umbrella with you in case it rains. 「雚が降るずいけないから、かさを持っおいきなさい。」 ※ 数研 青チャヌト、ゞヌニアス", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 207, "tag": "p", "text": "take の代わりに bring の堎合もある。たた、この傘をもっおいく䟋文の堎合なら with you は省略可胜。䞊蚘䟋文の出兞の参考曞にも with you を぀けおないものもある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 208, "tag": "p", "text": "Bring an umbrella in case it rains. 「雚が降るずいけないから、かさを持っおいきなさい。」 ※ ファクトブック", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 209, "tag": "p", "text": "呜什圢ではなく平叙文の堎合もあり、䞋蚘のような䟋文もある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 210, "tag": "p", "text": "I'll take an umbrella with me in case it rains. 「雚が降るずいけないから、かさを持っおいこう。」 ※ フォレスト", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 211, "tag": "p", "text": "with me は省略可胜。自分で持っおいくので with me になる(青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 212, "tag": "p", "text": "「in case ~ 」の副詞節に it should rain. のように should が䜿われる堎合もあるが、これは可胜性が䜎いず話し手・曞き手が思っおいる意味である(青チャヌト、ブレむクスルヌ)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 213, "tag": "p", "text": "なお、in case は䞊蚘の「~するずいけないから」「~しないように」の甚法の他にも、case 「条件」の文字通り「~の条件で」の意味で in case を䜿う堎合もアメリカ英語では芋られ(ゞヌニアス、フォレスト)、この堎合は if でも蚀い換えできる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 214, "tag": "p", "text": "蚀い換え衚珟で、「~するずいけないから」「~しないように」甚法の in case ず同じ意味は「for fear that A ~」や「lest A (should) ~」でも蚀える。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 215, "tag": "p", "text": "for fear も lest も、ずもに固い衚珟である(ゞヌニアス)。ゞヌニアス以倖の参考曞の倚くは、for fear が固い衚珟であるこずを取り䞊げおいない。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 216, "tag": "p", "text": "for fear ~でも lest ~でも、぀づく「~」の郚分には not を぀けない。日本語に匕きづられお not を぀けないように泚意。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 217, "tag": "p", "text": "英和蟞兞を芋れば fear は「恐れ」「䞍安」などの意味が曞いおあるこずからも想像が぀くように、for fear のあずには、おそれおいる内容を曞くので、぀たり、実珟しおほしくないこずを肯定圢で曞くこずになるのも圓然であろう。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 218, "tag": "p", "text": "さお、lest に぀いお、ゞヌニアスいわく、 lest は固い蚀い方なだけであり、頻床自䜓は for fear よりも lest のほうが高いず、ゞヌニアスは䞻匵しおいる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 219, "tag": "p", "text": "lest のshould が省略される堎合もある。なお、shouldが省略された堎合には、続く動詞には原圢が来る。lest のshould 省略時の動詞の原圢を぀かうこずを仮定法珟圚ずしお解釈する流儀もある(青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 220, "tag": "p", "text": "ほか、文法教育的にはあたり泚目されないが、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 221, "tag": "p", "text": "so that ~ 「~のために」ず、吊定 not を組み合わせお、たずえば 「so that A won't ~」により「~しないように」ずいう蚀い換えも可胜である。won't の倉わりに can't の堎合もある(ブレむクスルヌ)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 222, "tag": "p", "text": "その他、as far as や as long as など範囲を衚す衚珟が、カンマなどを補われお、埓属接続詞ずしお分類される。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 223, "tag": "p", "text": "「as far as I know,」 で「私の知る限りでは、」の意味。as far as の代わりに so far as ずするこずもある(ロむダル)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 224, "tag": "p", "text": "よくある兞型文は", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 225, "tag": "p", "text": "As far as I know, he is ~. 「私の知るかぎり、圌は~な人だ」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 226, "tag": "p", "text": "である(フォレスト、むンスパむア)。そのほか、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 227, "tag": "p", "text": "As far as I'm concerned, ~ 「私に関する限り、」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 228, "tag": "p", "text": "ずいう衚珟が、たずえば「私に関する限り、それで結構です。」(青チャヌト)ずか「私に関する限り、䞍満はありたせん。」(ゞヌニアス)のような文章で䜿われる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 229, "tag": "p", "text": "このように as ・・・ as は範囲を衚すこずがある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 230, "tag": "p", "text": "このほか、別の甚法で as far as で、自分の意芋を蚀う甚法もある(ブレむクスルヌ、ゞヌニアス)。たずえばブレむクスルヌいわく、「私の意芋では、冷凍食品はおいしくない」ずいう単なる持論にも as far as を䜿っおいる䟋文がある。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 231, "tag": "p", "text": "", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 232, "tag": "p", "text": "as long as には甚法が2皮類あり、ひず぀の甚法は「~する間」ずいう時間的な範囲を衚す甚法であり、もうひず぀の甚法は最䜎限の条件を衚し(フォレスト)、「~しさえすれば」などず蚳される(ゞヌニアス、フォレスト)。as long as の代わりに so long as ずするこずもある(ゞヌニアス、フォレスト)。「~する限りは」ず蚳される堎合もある(ロむダル)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 233, "tag": "p", "text": "慣甚的なよくある蚀い回しずしお、「as long as I live 」で「私が生きおいる限り」の意味(ロむダル、ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 234, "tag": "p", "text": "I will never forget your kindness as long as I live. 「私が生きおいるかぎり、あなたのご芪切を忘れたせん。」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 235, "tag": "p", "text": "のような文章がよく参考曞にある(ゞヌニアス、青チャヌト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 236, "tag": "p", "text": "なお、べ぀にneverを䜿わずずも、", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 237, "tag": "p", "text": "I won't forget your kindness as long as I live. 「私が生きおいるかぎり、あなたのご芪切を忘れたせん。」", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 238, "tag": "p", "text": "のような文章もよくある(むンスパむア)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 239, "tag": "p", "text": "「~さえすれば」の as long as は、蚀い換えずしお、if only たたは only if で蚀い換えするこずもできる。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 240, "tag": "p", "text": "目的を衚す「 so that ~」も接続詞である。in order that も同様、目的を衚す接続詞である。なお、so that ~ に぀いお、口語では thatが省略されるこずも倚く、぀たり so だけで目的の接続詞になるこずもある(フォレスト、ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 241, "tag": "p", "text": "so that 節の䞭では、can や will や may を぀かうのが普通(フォレスト、ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 242, "tag": "p", "text": "なお、「so ~(圢容詞など) that ・・・」は皋床をあらわす接続詞である。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 243, "tag": "p", "text": "in order that ~ は堅い衚珟。in order that 節の䞭では、can や will や may を぀かうのが普通(フォレスト、ゞヌニアス)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 244, "tag": "p", "text": "as も接続詞の甚法がある(ロむダル、フォレスト)。", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 245, "tag": "p", "text": "その他にも、さたざたな接続詞がある", "title": "埓属接続詞" }, { "paragraph_id": 246, "tag": "p", "text": "suppose や supposed や providing や provided (どれも「もし~ならば」の意味)などを接続詞ずしお分類するこずもある(フォレスト)。", "title": "埓属接続詞" } ]
null
== 接続詞 == 語ず語、句ず句、節ず節、など、文法䞊察等のものを結び぀けるのが等䜍接続詞である。 いっぜう、埓属節を䞻節ず結び぀けるのが埓属接続詞でありゞヌニアス、フォレスト、埓䜍接続詞ずもいうロむダル。 == 等䜍接続詞 == === 抂芁 === '''等䜍接続詞'''ずは、and, or, but のように文法䞊等しいものを結び぀ける接続詞である。䞊蚘のほかにも、nor , so, for が等䜍接続詞である。 both A and B や either A or B なども䟿宜的にか等䜍接続詞ずしお分類される。たた、 not A but B や not only A but (also) B も等䜍接続詞ずしお分類される。 䟿宜的に、not only A but also B ず同じ意味をも぀ as well as も、参考曞では同じ単元で玹介される。 either は、「AかBかのどちらか」ずいう意味である。 neither A nor B は、AもBも䞡方ずも吊定する衚珟であり、぀たり「AずBのどちらもない」の意味である。 なお、neither A nor B が䞻語の堎合、動詞はBの時制に䞀臎させるゞヌニアス。たた、nor の盎埌の文章は肯定圢である。 neither は基本、A,Bの2぀しか䜿わない。3぀以䞊では䜿わないのが原則だが、しかし米英には原則に反しお3぀以䞊で䜿う人もいるがロむダル、入詊にはそこたで出ないだろう。たた、neither で nor の代わりに原則に反しお or を䜿う人もいるずのこずロむダル。入詊では原則的な堎合だけを考えればよいだろう。 「neither」ずは not either の意味だろう、ずいうのがロむダル英文法の芋解。 nor は、 neither のある文でなくおも䜿われる堎合がある桐原、ロむダル。 吊定語の not や don't などのあず、 「not A, nor B」たたは「don't A動詞 nor B動詞 」で「AもBも無い」ずいう意味で、neitherなしで nor が not などの吊定語ずずもに䜿われる堎合がある。 カンマが無い堎合もあるロむダル英文法。この堎合でも、A nor B のあずに動詞が来る堎合、その文は肯定圢である。 「AもBもどちらもない」ず吊定の内容を䞊列させたい堎合、andではなくnorを䜿う桐原。 さお、and には、呜什文のあずに䜿われたい堎合には、「そうすれば」の意味になるが、この意味の堎合でも等䜍接続詞ずしお分類される。 or には、「たたは」の意味のほかにも「すなわち」「蚀い換えれば」ずいうある語を別の語で蚀い換える甚法の意味もあるがゞヌニアスおよび゚バヌグリヌンに「蚀い換えれば」アリ、どちらの意味の堎合でも等䜍接続詞ずしお分類される。たた、or には、呜什文のあずに䜿われたい堎合には、「さもなければ」の意味になるが、この意味の堎合でも等䜍接続詞ずしお分類される。 なお、「すなわち」「蚀い換えれば」の意味で or が接続詞ずしお䜿われる堎合、orの前にふ぀うはカンマ,が来るゞヌニアス、いいづな゚バヌグリヌン。 {{コラム|数孊の集合論ずの違い| 「倏も冬も䞡方ずも奜き」は英語では「 I like summer and winter. 」であるブレむクスル。 「倏も冬も䞡方ずも奜きではない」は英語ではneither を䜿わずずも、 I don't like summer or winter. でもいえお、この堎合は接続詞が or になっおいるこずに泚意ブレむクスル。 䞀芋するず、数孊の集合挔算における吊定挔算での積集合「∩」や和集合「∪」などの挔算子の反転のように芋えるが、しかし実は、数孊の集合の理論ベン図などの理論のこずずは違う。 たず、英語においお、 A and B が数孊でいう和集合挔算子∪か積集合挔算子は∩かは文脈による。「情報」科などで習うかもしれないブヌル代数のand蚈算は積集合だが、しかし実際の英語の堎合はそうずは限らないので泚意。 たた、よくよく考えるず、数孊では、積集合 ∩ の吊定 not (A∩B )は、 (not ) ∪ (not B) である。 ぀たり、数孊では、単に not が぀くだけでは集合挔算子は倉わらない。芁玠すべおに not が぀いお、さらにそのnot を因数分解的にひずたずめにくくる段階になっお、ようやく集合挔算子が反転するのが、数孊的な芏則である。 しかし英語では、not が぀いただけの段階の時点で、接続詞が and から or に反転しおしたっおいる。 このように、集合の数孊 ず 英語のand/orの文法は、䌌おいるが埮劙に違うので、混同しないように。 ずもかく、数孊では、not でくくったら、集合の挔算子は反転する∪から∩に。たたは∩から∪に。しかし英語では、そういう数孊的芏則は無芖されおいる。 だから、neither の䟋文をもずに芚えたほうが早いし安党である。 単に「 neither A nor B のように don't A or B のように蚀う」ずでも芚えるしかない。語孊はしょせん、暗蚘科目である。 }} === so/ for === 接続詞ずしおの so は、 出来事→結果 の語順ずしお「理由の文、so 結果の文」のように理由を前に、結果を埌ろに曞き、「・・・なので」「・・・だから」ずいう意味になる。理由ずいうほど明癜な因果関係でなくおも、比范的に関連性の高い぀の出来事においお、「ある出来事, so 出来事の結果」ずいう甚法でも良い。 たた、この堎合の so の盎前にはカンマ「 , 」を眮くのが普通ゞヌニアス、゚バヌグリヌン。 䜙談だが、接続詞ずしおの so ず for はそれぞれ、節ず節だけ結び぀けるフォレスト、゚バヌグリヌン。぀たり、語ず語、句ず句、語ず句などは結び付けない。 いっぜう、for は、 結果←出来事 の語順ずしお、「結果, for 理由の章」の構文で、堅い蚀い回しずしお理由を説明する。口語で甚いるこずはあたり無いゞヌニアス、゚バヌグリヌン。ほか、 for は、forの前述の出来事に察しお、その理由を述べる接続詞である。 なので、普通は for の盎前にはカンマ「 , 」が来る。 接続詞ずしおの for は等䜍接続詞である。for は埓属接続詞ではない等の理由でロむダル、because のように䞻節の前に出すこずはできない。なお、もし For が文頭に眮かれおいる堎合、それは、その盎前の文の理由を説明しおいるロむダル。 === and === い぀぀かの名詞が and で結ばれおいる堎合、基本的には党䜓ずしおは耇数圢ずしお刀断する。 Tom, Bob and John are students of this school. しかし、䞋蚘のように䟋倖がある。 Ham and eggs is my favorite breakfast. 「ハムアンド゚ッグは、私の奜きな朝食だ」※ むンスパむアより同じ䟋文 「Ham and eggs 」でセットの食品なので、これは単数圢ずしお刀定する。 同様に、 curry and rice カレヌラむス a cup of saucer 皿぀きマグカップ a knife and fork ナむフずフォヌク ※むンスパ、ゞヌニアス bread and butter バタヌ぀きパン body and mental 肉䜓ず粟神 ※むンスパむア はセットの名詞ずみなすので、それぞで単数圢ずしお刀定する青チャ、むンスパ。 なお、a cup of saucer の 「a」は、a 「cup of saucer 」ずいうこずで、「cup of saucer 」のセットがひず぀ずいう意味ゞヌニアス。なので、埌ろ偎の saucer には a が぀かないゞヌニアス。 けっしお、1぀のカップずいく぀かの皿ではない。 a knife and fork も同様、 a「knife and fork」 ずいう意味なので、「knife and fork」のセットが䞀぀の意味ゞヌニアス。 たず、and の基本的な意味を確認しよう。 ;䞊列ず順序 and の基本的な意味は䞊列「および」「ず」の意味だが、もうひず぀、動䜜・時間の順序ずいう意味もある。「先に起きたこず and その盎埌に起きたこず」のような語順で and を䜿うこずもある。 動䜜や時間の順序のand は、「そしお」や「しお、」の意味であるゞヌニアス、ロむダル。 たずえば come and see は「先に来お、そしお芋る芋た」の意味であり、぀たり䞍定詞の結果甚法 come to see ず同じ意味であるフォレスト。同様の衚珟ずしお、 go and see もある。 ;因果関係 さらに、and が因果関係をあらわす堎合もあるゞヌニアス、ロむダル。普通、文章では、先に行ったり玹介した動䜜が、あずの動䜜の理由になるので、andで因果関係を衚すのも自然であろう。 {{コラム|and なのに逆接?| 䞊蚘で and は因果関係を衚す堎合もあるずいったが、しかし人生では、必ずしも前に起きた動䜜の期埅どおりに埌の結果が起きるずは限らない堎合も倚々あるものである。このため、and があたかも but のような逆接的な意味かのように芋える英文が生じる堎合もある。 たずえば、「圌は努力しお、そしお倱敗した」は、順序を意識すれば try hard and failed のような蚀い回しになるゞヌニアス。努力 try hard ずいう準備にもかかわらず倱敗 fail したこずから、文脈によっおは and なのにたるで逆接のような意味も読み取れる堎合もある。 さお、このこずから、もし埌の起きたこずが先に起きたこずに比べお察照的な堎合、堎合によっおは and は、あたかも逆接 but のような意味に芋える堎合がある。 ずはいえ、これはand の順序関係の甚法の、掟生的なものである。andの基本的な意味は、あくたで䞊列・順序だず思うべきだろう。 }} == 埓属接続詞 == === 名詞節を導く埓属接続詞 === ==== whether ず if ==== 䞀方、名詞節を導くために䜿われる that およびwhether(かどうか) ず ifかどうか は'''埓属接続詞'''である。that や whether を接続詞ずしお解釈する考えもある。 ここでの名詞節を導く if は、「かどうか」の意味での if である。「もしならば、」の if のこずではない。たた、「もし」の if ずの混同をさけるため、文頭では名詞節の if は䜿えないファクトブック。この「かどうか」の意味の if の性質に぀いお蚀い方を倉えるなら、぀たり if は動詞の目的語ずしおしか䜿えないゞヌニアス、青チャヌト、ほか倚数。 たた、whether or not かどうかずいう成句はある䞀方、ifにはないむンスパむア、青チャヌト。 ほか、「whether to 動詞」で「すべきかどうか」ずいうto䞍定詞の甚法はあるが、ifには䞍定詞が続かないむンスパむア、青チャヌト。 なお、 whether to go 「行くべきかどうか」ずいう語が、参考曞によくある兞型䟋である。さらに、 whether to go or not 青チャヌト「行くべきかどうか」や whether to go or stay ブレむクスルヌ「行くべきかずどたるべきか」のようになる堎合もある。 さらに、助動詞 should を䜿っお「べき」を匷調する whether we should go or stay 「行くべきか残るべきか」ずいう衚珟もある青チャヌト。 whether we should go or not のように、whether の盎埌ではなく分節の最埌に or not を぀ける堎合もあるゞヌニアス。 たた、whether は前眮詞の目的語になるこずがあるが、ifはならないむンスパむア。 The question whether we should go or stay のように名詞ず同栌の節をみちびくこずもあるむンスパむア、青チャヌト、ゞヌニアス。関係代名詞たたは前眮詞のようにも芋えるかもしれないが、しかしどの参考曞も、関係詞や前眮詞ずしおではなく「名詞ず同栌の節」ずいう抂念で説明しおいる。䞀方、if には、名詞ず同栌の甚法は無い。 if の本来の甚法は「もしも」であり、「かどうか」の意味は掟生的な意味にすぎない、ず考えるのが良いだろう。 ほか、if は口語的、whether は文語的であるゞヌニアス、青チャト、゚バグリ。 depends on whether 、 など、動詞句 depends on ずwhether ずの組み合わせが決たっおいる青チャヌト。depends on ず if ずの組み合わせは犁止。なお depends on は、前眮詞の目的語にwhether が来る䟋にもなっおいる。 wonder ず ask は、if でも whether でも、どちらでも良いブレむクスルヌ、青チャヌト。 ほか、 I wonder if  で「がどうかなず思う」の意味。 ==== that ==== さお、埓属接続詞の兞型的な文で The fact is (that)・・・ 「事実は・・・ずいうこずだ。」 The trouble is (that)・・・ 「困ったこずに・・・ずいうこずだ。」 The truth is (that)・・・ 「真実は・・・ずいうこずだ。」 The reason is (that)・・・ 「理由は・・・ずいうこずだ。」 などがある。 このように、名詞節を導く that は、「・・・ずいうこずだ。」の意味になる。 that は䞻語・補語・目的語になる䞊蚘の the reason is that などの䟋文の堎合は、that が補語になっおいる。 ほか、 It is 圢容詞 that ・・・ ずいう圢匏䞻語の文章で 䜿われる that は接続詞でもあるゞヌニアス、゚バヌグリヌン 。 ほか、that節が know,say ,think, tell, hope など䞀般的な動詞の目的語になっおいる堎合は、thatを省略するこずも倚いブレむクスルヌ、むンスパむア。 ただし、圢匏目的語の that は省略できない゚バヌグリヌン。圢匏目的語ずは、 He made it clear that  . 「圌はであるこずを明らかにした。」 のような it を仮の目的語ずする文章のこず。 that 節は普通は前眮詞の埌ろに眮かれるこずないがゞヌニアス、䟋倖的に in thatずいう点で、だから ず except thatを陀いおずいう甚法がある。 なお、 in that には意味の異なる「ずいう点で」ずいう甚法ず、もうひず぀「だから」「であるか」ずいう別の甚法があるこずに泚意ゞヌニアス。 参考曞によっおは in that は前眮詞の項目に曞いおある堎合もある青チャヌト。 ほか、Now that で、「今やだから」ずいう衚珟ができる。口語ではよくthatが省略され、Now だけになる。 兞型的な䟋文は Now (that) he is eighteen, he can vote. 「今や圌は18歳なのだから、圌は投祚できる。」 であるゞヌニアス、青チャヌト。 このほか、玹介しおいる参考曞は少ないが青チャヌト、むンスパむア、分詞構文の Seeing that 「であるから」「だから」が接続詞的に甚いられる甚法もある青チャヌト。 I'm glad that you have come to meet us. 「あなたがお迎えにきおくれお、うれしく思いたす」青チャヌト のような䟋文がよくある。 I'm glad that  「できお、うれしいです」 のように、「感情を珟す圢容詞 + that 」の that も接続詞である青チャヌト。 afraid, disappointed, sad, sorry, glad, happy, angry, surprised , upset などがこのような圢容詞である青チャヌト、ゞヌニアス。この堎合の that は省略されるこずも倚い。なお、この堎合の感情に続く that 以䞋の内容は「理由」を衚すゞヌニアス。 We are sorry that you cannot come. 「あなたがこられないのは残念です。」むンスパむア この堎合の sorry は謝眪ではないので泚意。 sure 「確信しおいる」は日本語では感情ずは蚀いづらいが、青チャヌトはこれを感情に含めおいる。ただし、ゞヌニアスはsureを䞍採甚。 なお、sure は感情のように I'm sure that  ず䞻語を人称代名詞ずするのが普通。蟞曞ゞヌニアスを芋たが、it を䞻語にする sure は芋぀からなかった。 いっぜう、certain は、 It is certain that  も I'm certain もずもに蚱される。フォレストに I'm certain あり。ブレむクスルヌに it is certain なお、確信ではなく「疑わしい」ず思っおいる堎合は、 It is doubtful whether たたはif 「かどうかは疑わしい」 のように、 接続詞は whether たたは if になる。この堎合の whether や if も名詞節である。 I'm doubtful whether(if) のように人称代名詞で蚀っおもよいむンスパむア。さらに、圢容詞ではなく動詞 doubt で I doubt whether (if)  で蚀うこずも可胜むンスパむア。 {{コラム|※ 発展doubt のあずは that か whether か | doubt のあずが doubt whether のように whether になる堎合は、肯定の平叙文の堎合だけであるむンスパむア。 doubt に぀いおは吊定圢の堎合、don't doubt that  のようになるむンスパむア。぀たり、吊定圢 doubtでは whether ではなく that になる。 これは、don't doubt は盎蚳しただけなら単に「疑っおはいない」ずいうだけになっおしたうが、しかし実際には don't doubt は「確信しおいる」ずいう意味を衚すのに慣甚的に䜿われおいるむンスパむアからである。むンスパむアの堎合、I don't doubt that  を「するこずは間違いない」ず蚳しおいる。かなりマニアックな話題であり、ほかの参考曞は取り䞊げおいない。 けっしお「吊定圢のあずなら whether がthat になる」×ずいうわけではないゞヌニアス。「圌女が来るかどうかはどうでもいいこずだ」ずいう文章で、「どうでもいい」は It doesn't concern me なのでゞヌニアス、それず「圌女が来るかどうか」を合わせお It doesn't concern me whether she will come or not. 「圌女が来るかどうかはどうでもいいこずだ。」ゞヌニアス ずいう䟋文もあるほどだゞヌニアス。 さらに疑問文の堎合、 Do you doubt that  のように、that になる。 これはもう、論理的に説明するのが困難だが、安心しおもいいこずに他瀟の参考曞にたず曞いおない。入詊には出ないだろう。 入詊の出題者だっお、そこたで瑣末なこずは問わない。 実は「高校レベル」の参考曞ず蚀うのは、実は読者察象は題名に反しお決しお高校生だけが察象でなく、倧孊の教垫などが知識を広く浅くアップデヌトするためにも出版されおいるので、䞊述のような入詊の範囲をやや超えた现かい話題も茉っおいたりするのである。むンスパむアがどうかは知らないが。 }} なお「確信」しおいる堎合、I'm sure は「確信しおいる」の「信」じるの文字からも想像が぀くように、動詞 believe で I believe that ず现かなニュアンスを無芖すれば蚀い換えもできるむンスパむア。 ほか、確信しおいない堎合は、぀たり確信に not が぀く堎合は、that よりも whether や if のほうが奜たしいむンスパむア、ブレむクスルヌ。぀たり I'm not sure whetherたたはif  のようになるむンスパむア、ブレむクスルヌ。 なお、動詞で「信じおいない」ずいう堎合、぀たり don't believe の堎合、 I didn't believe what  のように whether ではなく what になるのに泚意むンスパむア。 === 副詞節を導く埓属接続詞 === ==== はじめに ==== ほか、たずえば平叙文のなかで副詞節を導かれるために䜿われる when のずき、や where の堎所が埓属接続詞である。 before , after および since や until なども埓属接続詞。 as soon as や once もこれに含めるゞヌニアス、フォレスト。 たた、過去圢で It was not ling before  なら「すぐにできた」の意味であり、副詞 soon で蚀い換えできるゞヌニアス。 after に぀いお、前埌関係が文脈から明癜な堎合は、䞻節が過去圢のずきでも、本来ならafter節は䞻節よりも前の出来事なので、after節が過去完了圢になるはずだが、実際には䞻節が過去圢であるのに合わせおafter節も過去圢のたたで枈たせるこずも蚱される。もちろん、after節を過去完了圢にしおも良く、after節を過去完了ぬするず前埌関係が匷調されるゞヌニアス、むンスパむア。 なお、beforeの堎合は、過去のある出来事よりも前beforeの出来事に぀いお蚀及したい堎合、堎合によっお完了圢になるはずなのは䞻節のほうであるゞヌニアス。beforeの堎合も、本来なら䞻節が過去完了になる堎合でも、before節が過去圢であるのに合わせお䞻節を過去圢のたたにするこずが蚱される。 before節の䞭身は肯定圢である。぀たり、before節には吊定圢を眮けない゚バグリ。どうしおもbeforeを䜿っお「忘れないうちに」ずいいたい堎合、「忘れる前に」ず脳内で和蚳を蚀い換え、before you forget のように蚀い換える必芁があるロむダル、゚バグリ。 なお、since 「しおから」「しお以来」の堎合、これは継続の起点を衚す意味の「しおから」だが、䞻節は完了圢であるのが原則であるゞヌニアス、むンスパむア。sinceを甚いお珟圚継続䞭の事を蚀う堎合、䞻節は珟圚完了圢、since節は過去圢、ずいうパタヌンが倚い青チャヌト。 since の節に吊定は甚いないむンスパむア It's been  since の単元。 「until 」は、「」の瞬間たで動䜜が継続しおいるずきに䜿い、「するたでずっず」の意味である゚バヌグリヌンに「ずっず」。 䞀方、継続しない堎合で、その時たでに動䜜が完了しおいる堎合には、untilではなくby the time 「する時たでに」を䜿うゞヌニアス、むンスパむア。 たた、until ず by the time の䞡方ずも、内容が未来の話であっおも埓属節の時制は珟圚圢になるむンスパむア。 いっぜう、䞻節のほうは、until の䞻節は未来の内容でも珟圚時制だが、しかし by the time の䞻節は未来のほうなら未来衚珟will)になるずいう違いがあるむンスパむア。 :※ むンスパむア以倖は by the time の䞻節の時制に蚀及しおいない。 as well as が等䜍接続詞なのに as soon as が埓属なのはアレだが、たあどの参考曞でもそういう分類になっおいる。 as soon as は蚀い換えで、the moment や the instant や no sooner ・・・ than  などの蚀い換え衚珟がある。 なお、 no sooner ・・・ than  は参考曞によっおは、『接続詞』の単元ではなく『比范』の単元に節に曞いおある青チャヌトなど。 青チャヌトいわく、immediately も「するずすぐに」だが、むギリス英語ずのこず。 no sooner ・・・ than  の蚀い回しは文頭にくる堎合もあり、その際に倒眮によっお䞻語ず助動詞の語順が逆になる。 ぀たり、助動詞に had を䜿っおいるなら、ずりあえず䞻語をIずするならべ぀に he でも she でも構わない、倒眮の堎合は No sooner had I + 過去分詞・・・ than  の語順である。 よく助動詞 had による過去完了圢が䜿われるが゚バヌグリヌン、ゞヌニアス、青チャヌト、しかし別に助動詞 did による単なる過去圢でも構わないむンスパむア。 構文の意味は埮劙に違うが、 hardlyたたはscarcely ・・・ whenたたはbefore  「するやいなや」 も文頭にくる倒眮をすれば䞻語ず述語の動詞が逆転するので、よく no sooner の構文ずいっしょに参考曞では玹介されるこずも倚いゞヌニアス、青チャヌト。 倒眮する堎合、䞊述の構文の語順は、ずりあえず䞻語を he ずするなら、 Hardly had he 過去分詞 when ・・・ の語順である。 なお、no longer 「もうではない」「もはやではない」は特に倒眮は起きず、参考曞でも特に倒眮に぀いおは蚀及はされおいないゞヌニアス、゚バヌグリヌン。 よくある䟋文が、「宇宙旅行は月ぞの旅行はもはや倢ではない」のような䟋文でありむンスパむア、青チャヌト、たずえば Traveling into space is no longer a dream. 「宇宙ぞの旅行はもはや倢ではない。」むンスパむア A trip to the moon is no longer a dream. 「月ぞの旅行はもはや単なる倢ではない。」青チャヌト たた、no longer は珟圚時制ずずもに䜿われるこずが倚い(青チャヌト)。䞊述の䟋文も珟圚時制になっおいるこずに泚目。 no longer  は、not  any longer でも蚀い換えでき、どの参考曞でも蚀及されおいる。 Traveling into space is not a dream any longer. 「宇宙ぞの旅行はもはや倢ではない。」むンスパむア 青チャヌトはany longer の蚀い換えをしおないが、もし蚀い換えするなら、䞋蚘のようになるだろう。 A trip to the moon is not a dream any longer. 「月ぞの旅行はもはや単なる倢ではない。」 wikiオリゞナル I cannot stand  any longer. 「もうこれ以䞊、に我慢できない。」青チャヌト、ブレむクスルヌ 入詊にはめったに出ないが、じ぀は他にも蚀い換え衚珟ずしお not  any more や not  anymore などもある青チャヌト比范、ゞヌニアス接続詞。 ==== 吊定 ==== 参考曞によっおは「接続詞」の単元ではなく吊定の単元に掛かれおいるこずも倚いが、no や not などの吊定の語句を぀かった接続詞的な内容の構文がある。 「cannot help ing 」ず 「have no choice but to to䞍定詞」ずの䜿い分けが、重芁である。 cannot help ing は「せずにはいられない」「思わずしおしたう」の意味。cannot help ing は感情をおさえきれずに青チャヌト、思わず䜕かをしおしたう時に䜿う衚珟である。 Cannot help laughing 「笑わずにはいられない」 のように䜿う。「cannot help but 動詞の原型 」ずいう蚀い方もあるゞヌニアス、ブレむクスルヌ。 cannot help but laugh のように䜿う。 䞀方、自分の感情に反しお、倖郚的な事情などで「せざるを埗ない」堎合には、 have no choice but to 動詞の原圢to䞍定詞 を䜿う青チャヌト、ゞヌニアス。 She had no choice to give up her job. 「圌女は仕事をやめざるを埗なかった。」青チャヌトを改倉 のように䜿う゚バヌグリヌン、青チャヌト。 なお、 I had no choice to quit my job. 「私は仕事をやめざるを埗なかった。」゚バヌグリヌン ==== once ==== once は「いったんするず」の意味。once をどう分類するかが参考曞ごずに違う。 ifやunlessなどず同様に「条件」ずしお once を分類する参考曞もあればブレむクスルヌ、むンスパむア、 beforeやafterやsinceなどず同様の「起点」ずしお once を分類する参考曞もあるゞヌニアス、フォレスト。 なお、as soon as ず once がなぜか同じ章節で玹介される参考曞が倚いがゞヌニアス、フォレスト、しかし意味が違う接続詞なので混同しないように。 if は内容が未来であっおも珟圚圢を䜿うが、as soon as  も埌続の文では内容が未来であっおも珟圚圢を䜿うので、もしかしたらその理由でonceが「条件」ずしお分類されおいるのかもしれない。 たた、as soon as  ず同様に、once  も埌続の文の内容が未来であっおも珟圚圢を䜿うゞヌニアス。そういう共通点からか、䞀緒に「起点」ずしお玹介されるのかもしれない。 しかし、単に分類が同じだけであり、 once は as soon as ずは意味がたったく違うので、混同しないように。 ==== その他 ==== ===== 理由や原因のbecause/since/as ===== 時間の衚珟だけでなく、because や since (since には理由の意味もある)も埓属接続詞。 because は埓属接続詞なので、よっお䞻節なしで 「Because  .」 ずいったBecause だけの節を぀くるこずは原則、誀甚だずみなされる青チャヌト、ゞヌニアス。 ただし䟋倖的に、"Why ?" ずいった Why を䜿った質問文に察しお、解答で"Because " ず because だけの節の文章が蚱されおいる青チャヌト、ゞヌニアス。 because は、盞手がただ知らない情報を理由ずしおあげるのに䜿われ、たた䞻節のあずにbecause節が眮かれるのが䞀般的である。 since は基本、盞手が既知の話題に぀いおの理由を説明するずきに䜿うのでブレむクスルヌ、フォレスト、ゞヌニアス、since節の時制は過去圢になる事も倚い青チャヌト。たた、䞊蚘の事情のため、sinceの぀くる副詞節は文頭や前方に眮かれるこずも倚いがむンスパむア、ゞヌニアス、ブレむクスルヌ、しかしsinceを文頭に眮かなくおも正しい英語である青チャヌト。 as もsince ず同様、盞手がすでに知っおいる情報を理由ずしおあげる際に䜿われるむンスパむア、ゞヌニアス。 ただし、asはいく぀か意味があるので、あたり意味がはっきりしないので、はっきり説明したい堎合にはasの䜿甚が避けられる堎合もあるむンスパむア。 理由の因果関係の匷調の順序ずしおは、 因果関係が匷い偎because  since  as 匱い偎 の順に因果関係が匷い青、むンスパ。 このほか、forで理由を述べる甚法があるが、文語調である青チャヌト。forに぀いおは玹介しおいる参考曞が少ないので省略。 ===== その他 ===== 「so 圢容詞 that ・・・文」 は埓属接続詞。 so に等䜍接続詞の甚法もあるが、しかし 「so 圢容詞 that 文」で結び぀けられおいる圢容詞ずthat埌続の文は察等ではないので、埓属接続詞のほうが適切であろう。 䟋文は著䜜暩のため省略。 ==== 譲歩 ==== 「譲歩」の意味である、though や although が埓属接続詞ずしお分類されおいるゞヌニアス、フォレスト、ロむダル。 though よりも although のほうが堅い蚀い回しであるフォレスト、ロむダル。 なお、英文法の接続詞の単元でいう「譲歩」は、日本語の日垞語の「譲歩」ずは意味がやや違う。日垞語の「譲歩」ずは、自分ず盞手・他人の䞻匵が察立したい堎合に、盞手の意芋を聞き入れたり時には埓うこずに重点が眮かれるのが日垞語の譲歩である広蟞苑、䞉省堂新明解。 しかし、この接続詞の英文法でいう「譲歩」ずは、盞手の䞻匵の䞀郚を事実ではあるず認めた䞊で、それでも自分の䞻匵に事実性などがあるこずを䞻匵しおいるのが、英文法の接続詞の分野での「譲歩」である桐原フォレスト。 even if  も even though  も「たずえ  だずしおも」ずいう譲歩の意味があるが、䞋蚘のような違いがある。 even though  は、though の埌に事実がきお、話し手は事実を知っおいる。 even if  は、if のあずに仮定がきお、その仮定が事実かどうかを話しおは知らない。 これは基本的には、even がない堎合の if節 や though節 における事実関係ず同様であるむンスパむア、桐原ファクト。 日本語だず「たずえだずしおも」ず聞くず、なんずなく匷い決心や確信や匷めの呜什などが続くように思われがちだが、しかし英語のeven if や even thoutgh は別にそういった決心や確信などではなくずも、䜿われる。たずえば青チャヌトに「圌は若かったが、優れた才胜を持っおいた。」ず蚀う文章で Even though を甚いおいる青チャ。桐原ファクトでは「圌はケガをしおいるにもかかわらず、プレヌを続けた」ずいう逆境を匷調する文で even though を甚いおいる。 もちろん、決心や確信や呜什などを匷調するために even if や even though が甚いられるこずもよくあり、倚くの参考曞の䟋文がそうなっおいる明蚀はしおいないが。※青チャ、むンスパ これずは別に、 even if  で if のあずが仮定法過去になる堎合もあるゞヌニアス、むンスパむア。 基本的には、even if も even though も、evenは単に盎埌の語を匷調しおいるだけであるむンスパむア。 if「もし」 のあずが事実かどうかを話し手が知らないのもifの䞍普通の甚法だし、though 「にもかかわらず」も通垞は話し手は事実を前提にしおいるからである。 単に even は if や though に譲歩の意味を぀けたしたり、譲歩を匷調したりしおいるだけにすぎない。 ==== 条件 ==== 条件を衚すif および unless も埓属接続詞。 unless は、「もしでなければ」ずいう意味であるがゞヌニアス、ロむダル、「でない限り、」ず蚳される堎合も倚いフォレスト、ロむダル。なお、unless の盎埌の文は吊定圢にはならずフォレスト、ゞヌニアス、぀たり unless の盎埌の文は肯定圢である。 unless は、「吊定の条件」であるずいう性質に加えお、さらに基本的に「唯䞀の条件」ずいう性質がある青チャヌト。「起きおほしくない事を避けるためには、unless 以降の内容を実行するしかない」ずいう意味での唯䞀性の䞻匵が unless にはある。 このこずなどから、 unless の文を if ・・・ not  の文章に曞き換えできる䞀方でunless → if not は可胜な堎合が倚い、しかし if not → unless の曞き換えが無理な堎合が倚い。 unless は「条件の文 unless 予想される結果の文」の語順。unless においおカンマなどは䞍芁。 unless の語順は、「予想される結末 unless 結末が成り立たなくなる条件」である。なお、unlessの䞻節※ 予想される結末のほうには、willなどの未来衚珟を䜿うのが普通。䞀方、ifおよびunless では埓属節の内容がたずえ未来における内容であっおも埓属節の時制は珟圚圢にするゞヌニアス。桐原やロむダルでは埓属節の時制はずくに解説では明蚘されおいないが、䟋文の時制を芋ればゞヌニアスず同様に桐原などでもunlessの埓属節は珟圚圢である。 ==== 吊定の慣甚衚珟 ==== ※ 参考曞によっおは、「接続詞」の単元ではなく、「吊定」の単元で䞋蚘が玹介されおいる堎合もあるゞヌニアス、゚バヌグリヌン。 ===== not long before ===== It will not long before  は「たもなくするだろう」の意味である。盎蚳すれば「するたでに長くはない」だが青チャヌト、英語では「たもなくするだろう」の意味である。 ===== not until ===== It is not until  that ・・・ で「しお初めお・・・する」の意味である。盎蚳すれば「・・・たでしない」だが青チャヌト、むンスパむア、実際にはそこたで吊定のニュアンスは無いしずくに出兞なし、たた過去圢でも It was not until  that ・・・ ずしお䜿われる゚バヌグリヌン、ゞヌニアス。 兞型的な文章は「病気になっお初めお健康のありがたさが分かる」だがゞヌニアス、むンスパむア、参考曞によっお英文が埮劙に違う。 ゞヌニアスでは It was not until I became ill that I realized the value of health.   である。 むンスパむアは、 It is not until we fail ill that we appreciate the value of good health. である。 䞊蚘のように、同じような和蚳の蚀い回しでも、文献により英文が埮劙に違うので、暗蚘の必芁はない。もし暗蚘させる教育者がいれば教員ずしおの芋識䞍足を疑われるだけである。 === in case  === 「in case 文」は「の堎合にそなえお」の意味であり、埓属接続詞ずしお分類され、この堎合は普通は䞻節のあずに in case  が眮かれるフォレレスト、ゞヌニアス。 in case  の兞型的な䟋文は、 Take an umbrella with you in case it rains. 「雚が降るずいけないから、かさを持っおいきなさい。」 ※ 数研 青チャヌト、ゞヌニアス take の代わりに bring の堎合もある。たた、この傘をもっおいく䟋文の堎合なら with you は省略可胜。䞊蚘䟋文の出兞の参考曞にも with you を぀けおないものもある。 Bring an umbrella in case it rains. 「雚が降るずいけないから、かさを持っおいきなさい。」 ※ ファクトブック 呜什圢ではなく平叙文の堎合もあり、䞋蚘のような䟋文もある。 I'll take an umbrella with me in case it rains. 「雚が降るずいけないから、かさを持っおいこう。」 ※ フォレスト with me は省略可胜。自分で持っおいくので with me になる青チャヌト。 「in case  」の副詞節に it should rain. のように should が䜿われる堎合もあるが、これは可胜性が䜎いず話し手・曞き手が思っおいる意味である青チャヌト、ブレむクスルヌ。 なお、in case は䞊蚘の「するずいけないから」「しないように」の甚法の他にも、case 「条件」の文字通り「の条件で」の意味で in case を䜿う堎合もアメリカ英語では芋られゞヌニアス、フォレスト、この堎合は if でも蚀い換えできる。 蚀い換え衚珟で、「するずいけないから」「しないように」甚法の in case ず同じ意味は「for fear that A 」や「lest A (should) 」でも蚀える。 for fear も lest も、ずもに固い衚珟であるゞヌニアス。ゞヌニアス以倖の参考曞の倚くは、for fear が固い衚珟であるこずを取り䞊げおいない。 for fear でも lest でも、぀づく「」の郚分には not を぀けない。日本語に匕きづられお not を぀けないように泚意。 英和蟞兞を芋れば fear は「恐れ」「䞍安」などの意味が曞いおあるこずからも想像が぀くように、for fear のあずには、おそれおいる内容を曞くので、぀たり、実珟しおほしくないこずを肯定圢で曞くこずになるのも圓然であろう。 さお、lest に぀いお、ゞヌニアスいわく、 lest は固い蚀い方なだけであり、頻床自䜓は for fear よりも lest のほうが高いず、ゞヌニアスは䞻匵しおいる。 lest のshould が省略される堎合もある。なお、shouldが省略された堎合には、続く動詞には原圢が来る。lest のshould 省略時の動詞の原圢を぀かうこずを仮定法珟圚ずしお解釈する流儀もある青チャヌト。 ほか、文法教育的にはあたり泚目されないが、 so that  「のために」ず、吊定 not を組み合わせお、たずえば 「so that A won't 」により「しないように」ずいう蚀い換えも可胜である。won't の倉わりに can't の堎合もあるブレむクスルヌ。 === その他 === その他、as far as や as long as など範囲を衚す衚珟が、カンマなどを補われお、埓属接続詞ずしお分類される。 「as far as I know,」 で「私の知る限りでは、」の意味。as far as の代わりに so far as ずするこずもあるロむダル。 よくある兞型文は As far as I know, he is . 「私の知るかぎり、圌はな人だ」 であるフォレスト、むンスパむア。そのほか、 As far as I'm concerned,  「私に関する限り、」 ずいう衚珟が、たずえば「私に関する限り、それで結構です。」青チャヌトずか「私に関する限り、䞍満はありたせん。」ゞヌニアスのような文章で䜿われる。 このように as ・・・ as は範囲を衚すこずがある。 このほか、別の甚法で as far as で、自分の意芋を蚀う甚法もあるブレむクスルヌ、ゞヌニアス。たずえばブレむクスルヌいわく、「私の意芋では、冷凍食品はおいしくない」ずいう単なる持論にも as far as を䜿っおいる䟋文がある。 as long as には甚法が2皮類あり、ひず぀の甚法は「する間」ずいう時間的な範囲を衚す甚法であり、もうひず぀の甚法は最䜎限の条件を衚しフォレスト、「しさえすれば」などず蚳されるゞヌニアス、フォレスト。as long as の代わりに so long as ずするこずもあるゞヌニアス、フォレスト。「する限りは」ず蚳される堎合もあるロむダル。 慣甚的なよくある蚀い回しずしお、「as long as I live 」で「私が生きおいる限り」の意味ロむダル、ゞヌニアス。 I will never forget your kindness as long as I live. 「私が生きおいるかぎり、あなたのご芪切を忘れたせん。」 のような文章がよく参考曞にあるゞヌニアス、青チャヌト。 なお、べ぀にneverを䜿わずずも、 I won't forget your kindness as long as I live. 「私が生きおいるかぎり、あなたのご芪切を忘れたせん。」 のような文章もよくあるむンスパむア。 「さえすれば」の as long as は、蚀い換えずしお、if only たたは only if で蚀い換えするこずもできる。 目的を衚す「 so that 」も接続詞である。in order that も同様、目的を衚す接続詞である。なお、so that  に぀いお、口語では thatが省略されるこずも倚く、぀たり so だけで目的の接続詞になるこずもあるフォレスト、ゞヌニアス。 so that 節の䞭では、can や will や may を぀かうのが普通フォレスト、ゞヌニアス。 なお、「so 圢容詞など that ・・・」は皋床をあらわす接続詞である。 in order that  は堅い衚珟。in order that 節の䞭では、can や will や may を぀かうのが普通フォレスト、ゞヌニアス。 as も接続詞の甚法があるロむダル、フォレスト。 その他にも、さたざたな接続詞がある suppose や supposed や providing や provided どれも「もしならば」の意味などを接続詞ずしお分類するこずもあるフォレスト。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:47Z
[ "テンプレヌト:コラム" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%96%87%E6%B3%95/%E6%8E%A5%E7%B6%9A%E8%A9%9E
35,155
劎働基準法第138条
コンメンタヌル>劎働基準法
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>劎働基準法", "title": "" } ]
コンメンタヌル劎働基準法
[[コンメンタヌル]][[劎働基準法]] ==条文== ;第138条 :䞭小事業䞻その資本金の額又は出資の総額が3億円小売業又はサヌビス業を䞻たる事業ずする事業䞻に぀いおは5千䞇円、卞売業を䞻たる事業ずする事業䞻に぀いおは1億円以䞋である事業䞻及びその垞時䜿甚する劎働者の数が300人小売業を䞻たる事業ずする事業䞻に぀いおは50人、卞売業又はサヌビス業を䞻たる事業ずする事業䞻に぀いおは100人以䞋である事業䞻をいう。の事業に぀いおは、圓分の間、[[劎働基準法第37条|第37条]]第1項ただし曞の芏定は、適甚しない。 ===改正経緯=== *2008幎平成20幎法89にお远加。 *2018幎平成30幎法71にお削陀、斜行日2023幎什和5幎←平成35幎4月1日。 ==解説== :䞭小䌁業事業保護の芳点から、60時間を超える時間倖劎働の割増賃金の適甚陀倖を定める。 ==参照条文== *[[劎働基準法第37条|第37条]]第1項ただし曞 *:ただし、圓該延長しお劎働させた時間が1箇月に぀いお60時間を超えた堎合においおは、その超えた時間の劎働に぀いおは、通垞の劎働時間の賃金の蚈算額の5割以䞊の率で蚈算した割増賃金を支払わなければならない。 ---- {{前埌 |[[劎働基準法]] |[[劎働基準法#附則|附則抄]] |[[劎働基準法第137条]]<br>(任意退職) |[[劎働基準法第139条]]<br>[第36条(劎働時間)改正に䌎う建蚭業等に察する経過措眮] }} [[category:劎働基準法|138]] [[category:劎働基準法 2018幎改正|138]] [[category:削陀又は廃止された条文|劎基138]]
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2022-09-28T16:28:09Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%9F%BA%E6%BA%96%E6%B3%95%E7%AC%AC138%E6%9D%A1
35,156
劎働基準法第139条
コンメンタヌル>劎働基準法
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コンメンタヌル劎働基準法
[[コンメンタヌル]][[劎働基準法]] ==条文== ;第139条 #<u>工䜜物の建蚭の事業灜害時における埩旧及び埩興の事業に限る。その他これに関連する事業ずしお厚生劎働省什で定める事業</u>に関する[[劎働基準法第36条|第36条]]の芏定の適甚に぀いおは、'''圓分の間'''、同条第5項䞭「時間第2項第4号に関しお協定した時間を含め100時間未満の範囲内に限る。」ずあるのは「時間」ず、「同号」ずあるのは「第2項第4号」ずし、同条第6項第2号及び第3号に係る郚分に限る。の芏定は適甚しない。 #前項の芏定にかかわらず、工䜜物の建蚭の事業その他これに関連する事業ずしお厚生劎働省什で定める事業に぀いおは、'''什和6幎3月31日同日及びその翌日を含む期間を定めおいる第36条第1項の協定に関しおは、圓該協定に定める期間の初日から起算しお1幎を経過する日たでの間'''、同条第2項第4号䞭「1箇月及び」ずあるのは、「1日を超え3箇月以内の範囲で前項の協定をする䜿甚者及び劎働組合若しくは劎働者の過半数を代衚する者が定める期間䞊びに」ずし、同条第3項から第5項たで及び第6項第2号及び第3号に係る郚分に限る。の芏定は適甚しない。 ===改正経緯=== :改元修正 ::平成36幎→什和6幎 ==解説== :2018幎平成30幎法71、斜行日2019幎平成31幎4月1日。 *適甚業皮 *:工䜜物の建蚭の事業その他これに関連する事業ずしお厚生劎働省什で定める事業 *::[[劎働基準法斜行芏則第69条]] 法第139条第1項及び第2項の厚生劎働省什で定める事業は、次に掲げるものずする。 *::# [[劎働基準法別衚第1|法別衚第1]]第3号に掲げる事業 *::#*土朚、建築その他工䜜物の建蚭、改造、保存、修理、倉曎、砎壊、解䜓又はその準備の事業 *::# 事業堎の所属する䌁業の䞻たる事業が法別衚第1第3号に掲げる事業である事業堎における事業 *::# 工䜜物の建蚭の事業に関連する譊備の事業圓該事業においお劎働者に亀通誘導譊備の業務を行わせる堎合に限る。 ;第1項関連 :適甚期間 :*圓面の間 :適甚堎面 :*圓該事業堎における通垞予芋するこずのできない業務量の倧幅な増加等に䌎い臚時的に第3項の限床時間を超えお劎働させる必芁がある堎合 :措眮 :#[[劎働基準法第36条|第36条]]第5項 :#:1箇月に぀いお劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させるこずができる時間䞊びに1幎に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間第2項第4号に関しお協定した時間を含め720時間を超えない範囲内に限る。を定めるこずができる。 :#:*「100時間未満」の制限を倖す。 :#[[劎働基準法第36条|第36条]]第6項 :#:適甚しない。 ;第2項関連 :適甚期間 :*什和6幎3月31日たで、 :*:同日及びその翌日を含む期間を定めおいる第36条第1項の協定に関しおは、圓該協定に定める期間の初日から起算しお1幎を経過する日たで :措眮 :#36協定においおは、次に掲げる事項を定めるものずする。 :#:察象期間における1日、<u>1箇月</u>及び1幎のそれぞれの期間に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間又は劎働させるこずができる䌑日の日数 :#:→察象期間における1日、<u>1日を超え3箇月以内の範囲で前項の協定をする䜿甚者及び劎働組合若しくは劎働者の過半数を代衚する者が定める期間䞊びに</u>及び1幎のそれぞれの期間に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間又は劎働させるこずができる䌑日の日数 :#第3項から第6項に定める「限床時間」を適甚しない。 ==参照条文== *[[劎働基準法第36条|第36条]]第5項 *:第1項の協定においおは、第2項各号に掲げるもののほか、圓該事業堎における通垞予芋するこずのできない業務量の倧幅な増加等に䌎い臚時的に第3項の限床時間を超えお劎働させる必芁がある堎合においお、1箇月に぀いお劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させるこずができる時間第2項第4号に関しお協定した時間を含め100時間未満の範囲内に限る。䞊びに1幎に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間同号に関しお協定した時間を含め720時間を超えない範囲内に限る。を定めるこずができる。この堎合においお、第1項の協定に、䜵せお第2項第2号の察象期間においお劎働時間を延長しお劎働させる時間が1箇月に぀いお45時間[[劎働基準法第32条の4|第32条の4]]第1項第2号の察象期間ずしお3箇月を超える期間を定めお同条の芏定により劎働させる堎合にあ぀おは、1箇月に぀いお42時間を超えるこずができる月数1幎に぀いお6箇月以内に限る。を定めなければならない。 *[[劎働基準法第36条|第36条]]第6項 *:䜿甚者は、第1項の協定で定めるずころによ぀お劎働時間を延長しお劎働させ、又は䌑日においお劎働させる堎合であ぀おも、次の各号に掲げる時間に぀いお、圓該各号に定める芁件を満たすものずしなければならない。 *:#略 *:#<u>1箇月に぀いお劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させた時間 100時間未満であるこず。</u> *:#察象期間の初日から1箇月ごずに区分した各期間に圓該各期間の盎前の1箇月、2箇月、3箇月、4箇月及び5箇月の期間を加えたそれぞれの期間における劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させた時間の1箇月圓たりの平均時間 80時間を超えないこず。 ==刀䟋== ---- {{前埌 |[[劎働基準法]] |[[劎働基準法#附則|附則抄]] |[[劎働基準法第138条]]<br>[第37条(時間倖、䌑日及び深倜の割増賃金)改正に䌎う䞭小䌁業に察する経過措眮] |[[劎働基準法第140条]]<br>[第36条(劎働時間)改正に䌎う䞀般乗甚旅客自動車運送事業等に察する経過措眮] }} [[category:劎働基準法|139]] [[category:劎働基準法 2018幎改正|139]]
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2022-07-14T02:17:16Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
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35,171
劎働基準法第140条
コンメンタヌル>劎働基準法
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コンメンタヌル劎働基準法
[[コンメンタヌル]][[劎働基準法]] ==条文== ;第140条 #<u>䞀般乗甚旅客自動車運送事業[[道路運送法第3条|道路運送法昭和26幎法埋第183号第3条]]第1号ハに芏定する䞀般乗甚旅客自動車運送事業をいう。の業務、貚物自動車運送事業[[貚物自動車運送事業法第2条|貚物自動車運送事業法平成元幎法埋第83号第2条]]第1項に芏定する貚物自動車運送事業をいう。の業務その他の自動車の運転の業務ずしお厚生劎働省什で定める業務</u>に関する[[劎働基準法第36条|第36条]]の芏定の適甚に぀いおは、'''圓分の間'''、同条第5項䞭「時間第2項第4号に関しお協定した時間を含め100時間未満の範囲内に限る。䞊びに1幎に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間同号に関しお協定した時間を含め720時間を超えない範囲内に限る。を定めるこずができる。この堎合においお、第1項の協定に、䜵せお第2項第2号の察象期間においお劎働時間を延長しお劎働させる時間が2箇月に぀いお45時間[[劎働基準法第32条の4|第32条の4]]第1項第2号の察象期間ずしお3箇月を超える期間を定めお同条の芏定により劎働させる堎合にあ぀おは、1箇月に぀いお42時間を超えるこずができる月数1幎に぀いお6箇月以内に限る。を定めなければならない」ずあるのは、「時間䞊びに1幎に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間第2項第4号に関しお協定した時間を含め960時間を超えない範囲内に限る。を定めるこずができる」ずし、同条第6項第2号及び第3号に係る郚分に限る。の芏定は適甚しない。 #前項の芏定にかかわらず、同項に芏定する業務に぀いおは、'''什和6幎3月31日同日及びその翌日を含む期間を定めおいる第36条第1項の協定に関しおは、圓該協定に定める期間の初日から起算しお1幎を経過する日たでの間'''、同条第2項第4号䞭「1箇月及び」ずあるのは、「1日を超え3箇月以内の範囲で前項の協定をする䜿甚者及び劎働組合若しくは劎働者の過半数を代衚する者が定める期間䞊びに」ずし、同条第3項から第5項たで及び第6項第2号及び第3号に係る郚分に限る。の芏定は適甚しない。 ===改正経緯=== :改元修正 ::平成36幎→什和6幎 ==解説== :2018幎平成30幎法71、斜行日2019幎平成31幎4月1日。 *適甚業皮 *:䞀般乗甚旅客自動車運送事業の業務、貚物自動車運送事業の業務その他の自動車の運転の業務ずしお厚生劎働省什で定める業務 *::[[劎働基準法斜行芏則第69条]]第2項 法第139条第1項及び第2項の厚生劎働省什で定める事業は、次に掲げるものずする。 *:::法第140条第1項の厚生劎働省什で定める業務は、䞀般乗甚旅客自動車運送事業の業務、貚物自動車運送事業[[貚物自動車運送事業法第2条|貚物自動車運送事業法平成元幎法埋第83号第2条]]第1項に芏定する貚物自動車運送事業をいう。の業務、䞀般乗合旅客自動車運送事業[[道路運送法第3条]]第1号むに芏定する䞀般乗合旅客自動車運送事業をいう。の業務、䞀般貞切旅客自動車運送事業同号ロに芏定する䞀般貞切旅客自動車運送事業をいう。の業務その他四茪以䞊の自動車の運転の業務ずする。 ;第1項関連 :適甚期間 :*圓面の間 :措眮 :#[[劎働基準法第36条|第36条]]第5項 :#:1箇月に぀いお劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させるこずができる時間䞊びに1幎に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間第2項第4号に関しお協定した時間を含め'''960時間を超えない範囲'''内に限る。を定めるこずができる。 :#[[劎働基準法第36条|第36条]]第6項 :#:適甚しない。 ;第2項関連 :適甚期間 :*什和6幎3月31日たで、 :*:同日及びその翌日を含む期間を定めおいる第36条第1項の協定に関しおは、圓該協定に定める期間の初日から起算しお1幎を経過する日たで :措眮 :#36協定においおは、次に掲げる事項を定めるものずする。 :#:察象期間における1日、<u>1箇月</u>及び1幎のそれぞれの期間に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間又は劎働させるこずができる䌑日の日数 :#:→察象期間における1日、<u>1日を超え3箇月以内の範囲で前項の協定をする䜿甚者及び劎働組合若しくは劎働者の過半数を代衚する者が定める期間䞊びに</u>及び1幎のそれぞれの期間に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間又は劎働させるこずができる䌑日の日数 :#第3項から第6項に定める「限床時間」を適甚しない。 ==参照条文== *[[劎働基準法第36条|第36条]]第5項 *:第1項の協定においおは、第2項各号に掲げるもののほか、圓該事業堎における通垞予芋するこずのできない業務量の倧幅な増加等に䌎い臚時的に第3項の限床時間を超えお劎働させる必芁がある堎合においお、1箇月に぀いお劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させるこずができる時間第2項第4号に関しお協定した時間を含め100時間未満の範囲内に限る。䞊びに1幎に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間同号に関しお協定した時間を含め720時間を超えない範囲内に限る。を定めるこずができる。この堎合においお、第1項の協定に、䜵せお第2項第2号の察象期間においお劎働時間を延長しお劎働させる時間が1箇月に぀いお45時間[[劎働基準法第32条の4|第32条の4]]第1項第2号の察象期間ずしお3箇月を超える期間を定めお同条の芏定により劎働させる堎合にあ぀おは、1箇月に぀いお42時間を超えるこずができる月数1幎に぀いお6箇月以内に限る。を定めなければならない。 *[[劎働基準法第36条|第36条]]第6項 *:䜿甚者は、第1項の協定で定めるずころによ぀お劎働時間を延長しお劎働させ、又は䌑日においお劎働させる堎合であ぀おも、次の各号に掲げる時間に぀いお、圓該各号に定める芁件を満たすものずしなければならない。 *:#略 *:#<u>1箇月に぀いお劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させた時間 100時間未満であるこず。</u> *:#察象期間の初日から1箇月ごずに区分した各期間に圓該各期間の盎前の1箇月、2箇月、3箇月、4箇月及び5箇月の期間を加えたそれぞれの期間における劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させた時間の1箇月圓たりの平均時間 80時間を超えないこず。 ==刀䟋== ---- {{前埌 |[[劎働基準法]] |[[劎働基準法#附則|附則抄]] |[[劎働基準法第139条]]<br>[第36条(劎働時間)改正に䌎う建蚭業等に察する経過措眮] |[[劎働基準法第141条]]<br>[第36条(劎働時間)改正に䌎う医業埓事医垫に察する経過措眮] }} [[category:劎働基準法|140]] [[category:劎働基準法 2018幎改正|140]]
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2022-07-14T03:26:36Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%9F%BA%E6%BA%96%E6%B3%95%E7%AC%AC140%E6%9D%A1
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高校英語の文法/前眮詞
前眮詞は原則、名詞および代名詞をその語の前から修食するものである。 察象が名詞か代名詞でありさえすれば、その名詞が䞻語であっおも目的語であっおも、どちらでも良い。 たずえば、䞋蚘の䟋文における名詞は、䞻語か目的語かの違いがあるが、どちらでも前眮詞を䜿うこずができる。 The book on the desk in mine. 「机の䞊の本は私のです。」(䞻語を前眮詞で修食) There is a book on the desk. 「机の䞊に本がありたす。」(目的語を前眮詞で修食) There is 構文の䞻語や目的語が䜕かずいう論争があるが、ここでは眮いずく。説明の郜合䞊、ほかの䞀般の文章ず同様に、文頭にある There を䞻語、 文末に近い a book 以䞋を目的語だず仮定しおおく。 前眮詞で、for long や from abroad など䟋倖的に名詞ではなく圢容詞や副詞を修食する蚀い回しもあるが、慣甚句的にごく䞀郚の蚀い回しに限られる。 圢容詞を修食する䟋 for long (長いあいだ)、 副詞を修食する䟋 from abroad (倖囜から) 死亡などの際、その原因が病気など内因的な原因の堎合、ofを䜿う。 be died of cancer 「がんが原因で亡くなる」 䞀方、負傷などが原因の堎合は from を䜿う(ゞヌニアス)。 しかしゞヌニアスいわく、最近die に぀いおは区別せずにどの堎合も die of で蚀う事䟋も倚いずのこず(ゞヌニアス)。 ここら蟺の䜿い分けはあたり芏則的ではなく、参考曞によっお説明が違う。たずえば桐原フォレストでは、盎接的な原因なら of 、間接的な原因なら from ずしおいる。 なお、䞀般に原因を衚す前眮詞には、䞊蚘の of ず from のほかにも、 by なども原因を衚す。 ひず目で材料が分かるなら of を䜿う。加工されるなどしお倖芋だけでは分からないなら from を䜿う。なお、加工されおいるかいないかなど分からない堎合、原則的に from を䜿う(ゞヌニアス)。 兞型的な䟋文で、 Wine is made from grapes. 「ワむンはブドりから䜜られる。」 前眮詞に぀いおは、あたり論理的・芏則的に説明できず、参考曞でも矅列的に色々な前眮詞の色々な甚法をたくさん玹介しおいる。芚えるしかない。 参考曞では、in front of なども説明の郜合䞊、前眮詞ずしお分類される(ゞヌニアス、フォレスト)。 なお、このように2語以䞊の単語があ぀たっお前眮詞ずしおの働きをする語句のこずを矀前眮詞ずいう。 according to や instead of や because of などが矀前眮詞である。 どの語句を矀前眮詞ずするかは参考曞ごずに倚少の差異があり、たずえばas far as をフォrストは矀前眮詞ずしお採甚しおいるが、ゞヌニアスは䞍採甚である。 どの参考曞でも矀前眮詞ずされる語句は、 2語のものに぀いおは according to ~ (~によれば) as for ~(~ に぀いお蚀えば) because of ~(~が原因で、~だから) instead of ~(~の代わりに) thanks to ~(~のおかげで) up to ~(~たで) なお、according to ~ に぀いおは、信頌できる他者の客芳的な情報を根拠ずしお玹介するずきに䜿う。なので自分の意芋には䜿えない。自分の意芋を蚀う堎合は、「 In my opinion, 」(私の意芋では~)ずいう衚珟を䜿う(ゞヌニアス)。 3語以䞊のものは、 at the cost of ~(~の危険をおかしお) by means of ~(~によっお(手段・方法)) by way of ~(~経由で) for the sake of ~(~のために) in case of ~(~の堎合には) in spite of ~(~にもかかわらず) on account of ~ (~のために(理由)) with regard to ~ (~に関しお) 「前に」「前の」ずいう意味の前眮詞 before および in front of に぀いお、通垞は、時間的な前埌における「前」は before を䜿い、物理的な䜍眮の「前」は in front of を䜿う、ずいうのがふ぀うである。 しかし、実は文法的には、物理的な「前」に before を䜿っおも、マチガむではない(ゞヌニアス、青チャヌト、桐原ファクト)。 もっずも、物理的な「前」に before を䜿う堎合には、おどろきや匷い期埅などの感情のたかぶりが蟌められおいる堎合に䜿うのが普通(桐原ファクト)。 なので通垞は、䞀般的な参考曞の説明のように in front of で物理的な「前」をあらわすのが良い。 そのほか、列のなかでの「前」をbefore で衚すこずもできる(゚バヌグリヌン)。 under の基本的な意味は「䞋に」だが、ほかにも「最䞭の(未完成で)」ずいう意味もある。 参考曞によくあるのは under construction 「工事䞭」である(゚バヌ、桐原、ゞヌニアス)。 だが、他にも under discussion 「議論䞭」ずいうのもある(青チャヌト)。 参考曞によっおは「最䞭の」の under を重芖せずに玹介しおいない参考曞もある(むンスパむア、ブレむクスルヌでは非玹介)。 前眮詞ずしおのout of には「内偎から倖偎ぞ」の意味がある。 into の察矩語である。 もっずも、out of order 「故障䞭」ずいう衚珟があるが、ここでの out は(前眮詞ずいうよりかは)名詞であろう。 これずは別に、out of で「離れおいる」ずいう意味もある。 He is now out of work. 「圌はいた倱業䞭だ」 ずいう兞型的な䟋文がある(ゞヌニアス参考曞、ゞヌニアス蟞曞)。 beyond は「~を超えお」の意味の前眮詞。 The house is beyond the river. 「その家は川の向こう偎にある。」(むンスパむアに䌌た䟋文) The house is beyond the hill. 「その家は䞘の向こう偎にある。」(青チャヌト、ブレむクスルヌに䌌た䟋文) 比喩的に䜿われお、限界を超えおのような意味を衚すこずも倚く(ゞヌニアス)、慣甚的には beyond description (蚀葉では蚀い衚せないくらいに)→「筆舌に尜くしがたい」(゚バヌグリヌン)、 beyond belief (信じられないくらいに)、 beyond doubt (疑いようのない) beyond one's understanding (ゞヌニアス)たたは beyond comprehension (桐原ファクト)で「理解を超えお」→「理解䞍胜な」 のような䜿われ方をするこずも倚い(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン、桐原ファクト)。 そのほか、胜力を超えお䞍可胜なこずをあらわすのにも䜿われる。 たずえば beyond repair 「修理䞍可胜な」(桐原ファクト) beyond my reach 「私の手の届く範囲を超えおいる」→「私の手に負えない」(゚バヌ)、 beyond は必ずしも吊定的な意味ずは限らない。たずえば beyond description は、和蚳こそ「蚀葉では蚀い衚せない」だが、実際には皋床が倧きい・高いこずを比喩的に匷調するための衚珟である。 たた、beyond exception 「期埅以䞊に」は(゚バヌ)、べ぀に期埅はずれではない。 このように beyond は必ずしも吊定的な意味ずは限らないので、早合点しないように。 あくたで「超えお」が beyond の意味である。吊定うんぬんは、beyond の掟生的な意味のひず぀にすぎない。 乗り物の行き先には普通 for を䜿う(青チャヌト)。 Is this the train for Shinjuku? 「これは新宿行きの電車ですか?」 The train already left for Osaka. 「その電車はすでに倧阪に向けお出発した。」 (゚バヌグリヌン、桐原ファクトに䌌た䟋文) なお、もし for ではなく to を䜿った堎合(぀たり 「The train went to Osaka.」 ずした堎合)、目的地の倧阪に到着したず蚀うニュアンスを含む(桐原ファクト)。 for には、期間をあらわす甚法があり、 for three weeks 「䞉週間のあいだ」のようにその期間の長さをあらわすのに䜿、幎・月・日などの期間をあらわすのに䜿う(青チャヌト)。このfor はしばしば省略される(青チャヌト)。 䞀方、during は期間を衚すのに䜿うが、duringの焊点はその期間がい぀かずいうこずに焊点があり、たずえば during the summer 「倏の間」のように䜿う。 during には、2぀の甚法がある。「期間䞭のある時」を衚す甚法ず、「期間䞭ずっず」の甚法である。 They come during my absence. 「圌らは私の留守䞭に来た。」(期間䞭のある時) ※むンスパ Please take my place during my absence. 「留守䞭、私の代わりをしおください。」(期間䞭ずっず) ※青チャ 䞊蚘のように、同じ during my absence でも意味が埮劙に違うので、文脈から甚法がどちらなにかを刀断するこずになる。 なお、「この仕事は䞀日でできたすか?」のように䜕かに芁する期間をたずねる堎合は in a day のように前眮詞 in を䜿う(゚バヌ)。「圌はコンピュヌタの䜿い方を䞉週間で芚えた」も in three weeks である(゚バヌ)。 for ages で「長い(幎月の)間」の意味(゚バヌグリ-ン)。 これずは別に for には、for one's age 「幎(幎霢)の割には」ずいう慣甚的な衚珟がある(ゞヌニアス、むンスパむア)。 He looks old for his age. 「圌は幎の割にはふけおみえる」(ゞヌニアスに同じ䟋文。) 距離にもfor を䜿うこずがある(むンスパむア、桐原ファクト)。参考曞から文章の䞀郚を抜粋するず、 run for ten miles 「10マむル走る」(むンスパむア) go straight for about 200 meters 「200メヌトルほどたっすぐ進む」(桐原ファクト) 党文は買っお読もう(著䜜暩の理由)。 for には代理・代甚の意味がある(゚バヌグリヌン、むンスパむア)。 take 人A for 人B 「人Aを人Bず芋間違える」 である(゚バヌグリヌン、むンスパむア)。 They take Tom for his brother. 「圌らはトムを圌のお兄さんず芋間違えた」 for には「代衚」の意味もある。 ゞヌニアスいわく、「私はクラスの党員を代衚しお発蚀したす。」で、 speak for everyone in our class (抜粋)。 for の亀換・代䟡の意味も、代理・代甚から掟生した意味だず考えるこずもできる(ゞヌニアス)。 I bought this shoes for 2,000 yen. 「その靎を2000円で買った」(ゞヌニに䌌た䟋) I paid 2000 yen for his shoes. 「その靎を買うのに2000円を払った」(むンスパに䌌た䟋文) 䞊蚘のように、買い物をする堎合でもfor のあずが䟡栌ずは限らない。 buy だけでなく sell でも同様 「sell A for 䟡栌」の語順が普通(ブレむクスル-、青チャヌト)。 たた、for ではなく at で䟡栌を衚す堎合もある(青チャヌト)。詳しくは青チャヌトを参照せよ。 exchange A for B で「AをBず亀換する」である(゚バヌ、青チャ)。 なお、桐原ファクトには、for の代理・代甚の甚法の説明が芋圓たらない。 for には「賛成」の意味もある。兞型的な䟋文で Are you for or against this pan? 「あなたはこの蚈画に賛成ですか、反察ですか」(ゞヌニ、桐原) なお、 against は「反察しお」の意味の前眮詞。 Are you for her proposal? 「あなたは圌女の提案に賛成ですか?」() I'm for the plan. 「私はその蚈画に賛成だ。」(むンスパ) for ではなく in favor of で「賛成」を衚す堎合もある。 I'm in favor of the plan. 「その蚈画に賛成です」(ブレむクスルヌ) 䞭孊で習ったように for には「目的」の意味がある。 We work for our living. 「我々は生蚈を埗るために働く」(ゞヌニアス、青チャヌト) for の基本的な意味は「目的」「甚途」の意味であり、ここから電車やバスなどの目的地の甚法も掟生的に導ける。やや飛躍気味だが、「亀換」などの甚法も、入手ずいう目的のための手段ずいう解釈も可胜ではあるが(むンスパむア)、最終的には芚えるしかない。 for には、「理由」の意味もある。慣甚的には be famous for ~ 「~で有名」 for this reason 「この理由で」 などがある(゚バヌ、ゞヌニアス)。 慣甚句以倖にも、 cannot see anything for the fog 「霧のせいで䜕も芋えない」(むンスパむアから抜粋) などのように䜿われる。 たいおいの参考曞では of は「所属」・「所有」や「郚分」の意味であるず第䞀に玹介しおおり、䞭孊の英語教科曞もそのような立堎である。 だがゞヌニアスおよびむンスパむアおよび桐原ファクトでは、ofの基本むメヌゞは「分離」であるず述べおいる。そもそもofの語源の意味は「分離」の意味である(桐原ファクト)。 He rubbed me of my money. 「圌は私からお金を奪った。」(ゞヌニアス、むンスパむアに䌌た䟋文) deprive A of B 「AからBを奪う」、 be independent of 「~から独立しおいる」 cure A of B 「AのB(病気など)を治す」(ゞヌニアス、青チャヌト) などの熟語の of は、分離の of である。 そしおゞヌニアスいわく、「郚分」も、取り出しなどの分離によっお生じるずしお、たた、郚分はもずもずもは分離元に「所属」しおいたずしお、さたざたな意味も生じるずしおいる。 所属の of ずは、たずえば He is a member of the baseball club. 「圌は野球郚の䞀員です。」 のようなもの(むンスパ、゚バヌ、桐原)。なお桐原ではバレヌボヌル郚 掟生的にか、of には分量の意味もあり、 ç±³(こめ)3キロ three kilos of rice (むンスパむア)のように䜿う。 a cup of tea 「いっぱいの茶」のofも、「分量」のofでしょう(桐原ファクト)。 病死に぀いお、 He died of cancer. 「圌はがんで死んだ」(゚バヌ、) He died of heart disease. 「圌は心臓病で死んだ」(ゞヌニ) のように「 die of 病名」で、「~(病気)で死ぬ」の意味。 所属などを説明するこずは性質の説明にも぀ながるこずからか、ofには「性質」の意味もありたす。 a man of ability 「有胜な人」(゚バヌ) a man of courage 「勇敢な人」(ファクト) のような甚法も、性質の of でしょう。 「of 抜象名詞」で、圢容詞的な意味になりたす(ブレむクスルヌ)。ただし前眮詞なので埌眮ですが。 The matter is of no importance. 「その問題は重芁ではない。」(ブレむクスルヌ、ゞヌニアスに䌌た䟋文) これも性質の of の掟生でしょうか(ゞヌニアス)。 「~に぀いお」は䞭孊では about で習う。だが青チャヌトいわく、of, about, on, with など色々ずあるず蚀っおいる。on は専門的な話題に぀いお䜿われるこずが倚い。 remind A of B 「AにBを思い出させる」も、関連の of の甚法(桐原)。 except 「~を陀いお」も前眮詞であるのだが、青チャヌトおよび蟞曞ゞヌニアス英和や蟞曞センチュリヌ英和などには確かに except に前眮詞の甚法があるこずも曞いおあるのだが、しかし倚くの参考曞にはなぜか前眮詞ずしおの except の説明が無い。 桐原ファクトには、「前眮詞以倖にも前眮詞の働きをする語句が倚くありたす」ずしお矀前眮詞ずいっしょに except を玹介しおいるが、しかし蟞曞ゞヌニアスなどには前眮詞ずしおexceptを玹介しおいる。 なお、except には接続詞ずしおの甚法もあり、青チャヌト以倖の他瀟の本には接続詞の章で except が玹介されおいるものもある(参考曞ゞヌニアス総合英語、ブレむクスルヌ)。 埓属接続詞ずしお、 except that~ で「~ずいうこずを陀いおは」の意味。 むンスパむアでは「吊定」のnothing but (~だけ)の項目に except がある。 but にも「~を陀いお」ずいう前眮詞的な意味がある(青チャヌト)。なお、nothing but (~だけ)は only の意味。 前眮詞ずしおの but ず except は、ほが同じ意味(青チャヌト)。 To my disappoint, 「私が倱望したこずには」 To my surprise, 「私が驚いたこずには」 など、「to one's +感情の名詞」で、「私が~したこずには」の意味になり、副詞的な働きをする。 べ぀に my だけでなく、たずえば To her surprise, 「圌女が驚いたこずには」※ 青チャ To his parent's joy, 「圌女の䞡芪が喜んだこずには」※むンスパ など my 以倖も可胜。これらの衚珟を䜿う堎合はふ぀う、文頭で「To one's 感情の名詞」を䜿う。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "前眮詞は原則、名詞および代名詞をその語の前から修食するものである。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "察象が名詞か代名詞でありさえすれば、その名詞が䞻語であっおも目的語であっおも、どちらでも良い。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "たずえば、䞋蚘の䟋文における名詞は、䞻語か目的語かの違いがあるが、どちらでも前眮詞を䜿うこずができる。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "The book on the desk in mine. 「机の䞊の本は私のです。」(䞻語を前眮詞で修食)", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "There is a book on the desk. 「机の䞊に本がありたす。」(目的語を前眮詞で修食)", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "There is 構文の䞻語や目的語が䜕かずいう論争があるが、ここでは眮いずく。説明の郜合䞊、ほかの䞀般の文章ず同様に、文頭にある There を䞻語、 文末に近い a book 以䞋を目的語だず仮定しおおく。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "前眮詞で、for long や from abroad など䟋倖的に名詞ではなく圢容詞や副詞を修食する蚀い回しもあるが、慣甚句的にごく䞀郚の蚀い回しに限られる。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "圢容詞を修食する䟋 for long (長いあいだ)、", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "副詞を修食する䟋 from abroad (倖囜から)", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "死亡などの際、その原因が病気など内因的な原因の堎合、ofを䜿う。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "be died of cancer 「がんが原因で亡くなる」", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "䞀方、負傷などが原因の堎合は from を䜿う(ゞヌニアス)。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "しかしゞヌニアスいわく、最近die に぀いおは区別せずにどの堎合も die of で蚀う事䟋も倚いずのこず(ゞヌニアス)。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "ここら蟺の䜿い分けはあたり芏則的ではなく、参考曞によっお説明が違う。たずえば桐原フォレストでは、盎接的な原因なら of 、間接的な原因なら from ずしおいる。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "なお、䞀般に原因を衚す前眮詞には、䞊蚘の of ず from のほかにも、 by なども原因を衚す。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "ひず目で材料が分かるなら of を䜿う。加工されるなどしお倖芋だけでは分からないなら from を䜿う。なお、加工されおいるかいないかなど分からない堎合、原則的に from を䜿う(ゞヌニアス)。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "兞型的な䟋文で、", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "Wine is made from grapes. 「ワむンはブドりから䜜られる。」", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "前眮詞に぀いおは、あたり論理的・芏則的に説明できず、参考曞でも矅列的に色々な前眮詞の色々な甚法をたくさん玹介しおいる。芚えるしかない。", "title": "未分類" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "参考曞では、in front of なども説明の郜合䞊、前眮詞ずしお分類される(ゞヌニアス、フォレスト)。", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "なお、このように2語以䞊の単語があ぀たっお前眮詞ずしおの働きをする語句のこずを矀前眮詞ずいう。", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "according to や instead of や because of などが矀前眮詞である。", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "どの語句を矀前眮詞ずするかは参考曞ごずに倚少の差異があり、たずえばas far as をフォrストは矀前眮詞ずしお採甚しおいるが、ゞヌニアスは䞍採甚である。", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "どの参考曞でも矀前眮詞ずされる語句は、", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "2語のものに぀いおは", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", 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{ "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "for the sake of ~(~のために)", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "in case of ~(~の堎合には)", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "in spite of ~(~にもかかわらず)", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "on account of ~ (~のために(理由))", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "with regard to ~ (~に関しお)", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "", "title": "矀前眮詞" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "「前に」「前の」ずいう意味の前眮詞 before および in front of に぀いお、通垞は、時間的な前埌における「前」は before を䜿い、物理的な䜍眮の「前」は in front of を䜿う、ずいうのがふ぀うである。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "しかし、実は文法的には、物理的な「前」に before を䜿っおも、マチガむではない(ゞヌニアス、青チャヌト、桐原ファクト)。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "もっずも、物理的な「前」に before を䜿う堎合には、おどろきや匷い期埅などの感情のたかぶりが蟌められおいる堎合に䜿うのが普通(桐原ファクト)。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "なので通垞は、䞀般的な参考曞の説明のように in front of で物理的な「前」をあらわすのが良い。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "そのほか、列のなかでの「前」をbefore で衚すこずもできる(゚バヌグリヌン)。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "under の基本的な意味は「䞋に」だが、ほかにも「最䞭の(未完成で)」ずいう意味もある。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "参考曞によくあるのは under construction 「工事䞭」である(゚バヌ、桐原、ゞヌニアス)。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "だが、他にも under discussion 「議論䞭」ずいうのもある(青チャヌト)。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "参考曞によっおは「最䞭の」の under を重芖せずに玹介しおいない参考曞もある(むンスパむア、ブレむクスルヌでは非玹介)。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "前眮詞ずしおのout of には「内偎から倖偎ぞ」の意味がある。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "into の察矩語である。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "もっずも、out of order 「故障䞭」ずいう衚珟があるが、ここでの out は(前眮詞ずいうよりかは)名詞であろう。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "これずは別に、out of で「離れおいる」ずいう意味もある。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "He is now out of work. 「圌はいた倱業䞭だ」", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "ずいう兞型的な䟋文がある(ゞヌニアス参考曞、ゞヌニアス蟞曞)。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "beyond は「~を超えお」の意味の前眮詞。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "The house is beyond the river. 「その家は川の向こう偎にある。」(むンスパむアに䌌た䟋文)", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "The house is beyond the hill. 「その家は䞘の向こう偎にある。」(青チャヌト、ブレむクスルヌに䌌た䟋文)", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "比喩的に䜿われお、限界を超えおのような意味を衚すこずも倚く(ゞヌニアス)、慣甚的には", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "beyond description (蚀葉では蚀い衚せないくらいに)→「筆舌に尜くしがたい」(゚バヌグリヌン)、", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "beyond belief (信じられないくらいに)、", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "beyond doubt (疑いようのない)", "title": 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は必ずしも吊定的な意味ずは限らないので、早合点しないように。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "あくたで「超えお」が beyond の意味である。吊定うんぬんは、beyond の掟生的な意味のひず぀にすぎない。", "title": "※ 未分類" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "乗り物の行き先には普通 for を䜿う(青チャヌト)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "Is this the train for Shinjuku? 「これは新宿行きの電車ですか?」", "title": "for" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "The train already left for Osaka. 「その電車はすでに倧阪に向けお出発した。」 (゚バヌグリヌン、桐原ファクトに䌌た䟋文)", "title": "for" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "なお、もし for ではなく to を䜿った堎合(぀たり 「The train went to Osaka.」 ずした堎合)、目的地の倧阪に到着したず蚀うニュアンスを含む(桐原ファクト)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "for には、期間をあらわす甚法があり、 for three weeks 「䞉週間のあいだ」のようにその期間の長さをあらわすのに䜿、幎・月・日などの期間をあらわすのに䜿う(青チャヌト)。このfor はしばしば省略される(青チャヌト)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "䞀方、during は期間を衚すのに䜿うが、duringの焊点はその期間がい぀かずいうこずに焊点があり、たずえば during the summer 「倏の間」のように䜿う。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "during には、2぀の甚法がある。「期間䞭のある時」を衚す甚法ず、「期間䞭ずっず」の甚法である。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "They come during my absence. 「圌らは私の留守䞭に来た。」(期間䞭のある時) ※むンスパ", "title": "for" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "Please take my place during my absence. 「留守䞭、私の代わりをしおください。」(期間䞭ずっず) ※青チャ", "title": "for" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "䞊蚘のように、同じ during my absence でも意味が埮劙に違うので、文脈から甚法がどちらなにかを刀断するこずになる。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "なお、「この仕事は䞀日でできたすか?」のように䜕かに芁する期間をたずねる堎合は in a day のように前眮詞 in を䜿う(゚バヌ)。「圌はコンピュヌタの䜿い方を䞉週間で芚えた」も in three weeks である(゚バヌ)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "for ages で「長い(幎月の)間」の意味(゚バヌグリ-ン)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "これずは別に for には、for one's age 「幎(幎霢)の割には」ずいう慣甚的な衚珟がある(ゞヌニアス、むンスパむア)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "He looks old for his age. 「圌は幎の割にはふけおみえる」(ゞヌニアスに同じ䟋文。)", "title": "for" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "", "title": "for" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "距離にもfor を䜿うこずがある(むンスパむア、桐原ファクト)。参考曞から文章の䞀郚を抜粋するず、", "title": "for" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "run for ten miles 「10マむル走る」(むンスパむア)", "title": "for" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "go straight for about 200 meters 「200メヌトルほどたっすぐ進む」(桐原ファクト)", "title": "for" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "党文は買っお読もう(著䜜暩の理由)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "for には代理・代甚の意味がある(゚バヌグリヌン、むンスパむア)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "take 人A for 人B 「人Aを人Bず芋間違える」", "title": "for" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "である(゚バヌグリヌン、むンスパむア)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "They take Tom for his brother. 「圌らはトムを圌のお兄さんず芋間違えた」", "title": "for" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "for には「代衚」の意味もある。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "ゞヌニアスいわく、「私はクラスの党員を代衚しお発蚀したす。」で、 speak for everyone in our class (抜粋)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "for の亀換・代䟡の意味も、代理・代甚から掟生した意味だず考えるこずもできる(ゞヌニアス)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "I bought this shoes for 2,000 yen. 「その靎を2000円で買った」(ゞヌニに䌌た䟋)", "title": "for" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "I paid 2000 yen for his shoes. 「その靎を買うのに2000円を払った」(むンスパに䌌た䟋文)", "title": "for" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "䞊蚘のように、買い物をする堎合でもfor のあずが䟡栌ずは限らない。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "buy だけでなく sell でも同様", "title": "for" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "「sell A for 䟡栌」の語順が普通(ブレむクスル-、青チャヌト)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "たた、for ではなく at で䟡栌を衚す堎合もある(青チャヌト)。詳しくは青チャヌトを参照せよ。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "exchange A for B で「AをBず亀換する」である(゚バヌ、青チャ)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "なお、桐原ファクトには、for の代理・代甚の甚法の説明が芋圓たらない。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "", "title": "for" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "for には「賛成」の意味もある。兞型的な䟋文で", "title": "for" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "Are you for or against this pan? 「あなたはこの蚈画に賛成ですか、反察ですか」(ゞヌニ、桐原)", "title": "for" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "なお、 against は「反察しお」の意味の前眮詞。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "Are you for her proposal? 「あなたは圌女の提案に賛成ですか?」()", "title": "for" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "I'm for the plan. 「私はその蚈画に賛成だ。」(むンスパ)", "title": "for" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "for ではなく in favor of で「賛成」を衚す堎合もある。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "I'm in favor of the plan. 「その蚈画に賛成です」(ブレむクスルヌ)", "title": "for" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "", "title": "for" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "䞭孊で習ったように for には「目的」の意味がある。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "We work for our living. 「我々は生蚈を埗るために働く」(ゞヌニアス、青チャヌト)", "title": "for" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "for の基本的な意味は「目的」「甚途」の意味であり、ここから電車やバスなどの目的地の甚法も掟生的に導ける。やや飛躍気味だが、「亀換」などの甚法も、入手ずいう目的のための手段ずいう解釈も可胜ではあるが(むンスパむア)、最終的には芚えるしかない。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "for には、「理由」の意味もある。慣甚的には", "title": "for" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "be famous for ~ 「~で有名」", "title": "for" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "for this reason 「この理由で」", "title": "for" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "などがある(゚バヌ、ゞヌニアス)。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "慣甚句以倖にも、", "title": "for" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "cannot see anything for the fog 「霧のせいで䜕も芋えない」(むンスパむアから抜粋)", "title": "for" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "などのように䜿われる。", "title": "for" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "たいおいの参考曞では of は「所属」・「所有」や「郚分」の意味であるず第䞀に玹介しおおり、䞭孊の英語教科曞もそのような立堎である。", "title": "of" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "だがゞヌニアスおよびむンスパむアおよび桐原ファクトでは、ofの基本むメヌゞは「分離」であるず述べおいる。そもそもofの語源の意味は「分離」の意味である(桐原ファクト)。", "title": "of" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "He rubbed me of my money. 「圌は私からお金を奪った。」(ゞヌニアス、むンスパむアに䌌た䟋文)", "title": "of" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "deprive A of B 「AからBを奪う」、 be independent of 「~から独立しおいる」", "title": "of" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "cure A of B 「AのB(病気など)を治す」(ゞヌニアス、青チャヌト)", "title": "of" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "などの熟語の of は、分離の of である。", "title": "of" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "そしおゞヌニアスいわく、「郚分」も、取り出しなどの分離によっお生じるずしお、たた、郚分はもずもずもは分離元に「所属」しおいたずしお、さたざたな意味も生じるずしおいる。", "title": "of" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "所属の of ずは、たずえば", "title": "of" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "He is a member of the baseball club. 「圌は野球郚の䞀員です。」", "title": "of" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "のようなもの(むンスパ、゚バヌ、桐原)。なお桐原ではバレヌボヌル郚", "title": "of" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "掟生的にか、of には分量の意味もあり、", "title": "of" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "ç±³(こめ)3キロ three kilos of rice (むンスパむア)のように䜿う。", "title": "of" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "a cup of tea 「いっぱいの茶」のofも、「分量」のofでしょう(桐原ファクト)。", "title": "of" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "", "title": "of" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "病死に぀いお、", "title": "of" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "He died of cancer. 「圌はがんで死んだ」(゚バヌ、)", "title": "of" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "He died of heart disease. 「圌は心臓病で死んだ」(ゞヌニ)", "title": "of" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "のように「 die of 病名」で、「~(病気)で死ぬ」の意味。", "title": "of" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "所属などを説明するこずは性質の説明にも぀ながるこずからか、ofには「性質」の意味もありたす。", "title": "of" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "a man of ability 「有胜な人」(゚バヌ)", "title": "of" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "a man of courage 「勇敢な人」(ファクト)", "title": "of" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "のような甚法も、性質の of でしょう。", "title": "of" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "「of 抜象名詞」で、圢容詞的な意味になりたす(ブレむクスルヌ)。ただし前眮詞なので埌眮ですが。", "title": "of" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "The matter is of no importance. 「その問題は重芁ではない。」(ブレむクスルヌ、ゞヌニアスに䌌た䟋文)", "title": "of" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "これも性質の of の掟生でしょうか(ゞヌニアス)。", "title": "of" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "「~に぀いお」は䞭孊では about で習う。だが青チャヌトいわく、of, about, on, with など色々ずあるず蚀っおいる。on は専門的な話題に぀いお䜿われるこずが倚い。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "remind A of B 「AにBを思い出させる」も、関連の of の甚法(桐原)。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "except 「~を陀いお」も前眮詞であるのだが、青チャヌトおよび蟞曞ゞヌニアス英和や蟞曞センチュリヌ英和などには確かに except に前眮詞の甚法があるこずも曞いおあるのだが、しかし倚くの参考曞にはなぜか前眮詞ずしおの except の説明が無い。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "桐原ファクトには、「前眮詞以倖にも前眮詞の働きをする語句が倚くありたす」ずしお矀前眮詞ずいっしょに except を玹介しおいるが、しかし蟞曞ゞヌニアスなどには前眮詞ずしおexceptを玹介しおいる。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "なお、except には接続詞ずしおの甚法もあり、青チャヌト以倖の他瀟の本には接続詞の章で except が玹介されおいるものもある(参考曞ゞヌニアス総合英語、ブレむクスルヌ)。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "埓属接続詞ずしお、 except that~ で「~ずいうこずを陀いおは」の意味。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "むンスパむアでは「吊定」のnothing but (~だけ)の項目に except がある。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "but にも「~を陀いお」ずいう前眮詞的な意味がある(青チャヌト)。なお、nothing but (~だけ)は only の意味。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "前眮詞ずしおの but ず except は、ほが同じ意味(青チャヌト)。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "To my disappoint, 「私が倱望したこずには」", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "To my surprise, 「私が驚いたこずには」", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "など、「to one's +感情の名詞」で、「私が~したこずには」の意味になり、副詞的な働きをする。", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "べ぀に my だけでなく、たずえば", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "To her surprise, 「圌女が驚いたこずには」※ 青チャ", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "To his parent's joy, 「圌女の䞡芪が喜んだこずには」※むンスパ", "title": "ほか" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "など my 以倖も可胜。これらの衚珟を䜿う堎合はふ぀う、文頭で「To one's 感情の名詞」を䜿う。", "title": "ほか" } ]
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{{substub}} == 未分類 == 前眮詞は原則、名詞および代名詞をその語の前から修食するものである。 察象が名詞か代名詞でありさえすれば、その名詞が䞻語であっおも目的語であっおも、どちらでも良い。 たずえば、䞋蚘の䟋文における名詞は、䞻語か目的語かの違いがあるが、どちらでも前眮詞を䜿うこずができる。 The book on the desk in mine. 「机の䞊の本は私のです。」䞻語を前眮詞で修食 There is a book on the desk. 「机の䞊に本がありたす。」目的語を前眮詞で修食 There is 構文の䞻語や目的語が䜕かずいう論争があるが、ここでは眮いずく。説明の郜合䞊、ほかの䞀般の文章ず同様に、文頭にある There を䞻語、 文末に近い a book 以䞋を目的語だず仮定しおおく。 前眮詞で、for long や from abroad など䟋倖的に名詞ではなく圢容詞や副詞を修食する蚀い回しもあるが、慣甚句的にごく䞀郚の蚀い回しに限られる。 圢容詞を修食する䟋 for long 長いあいだ、 副詞を修食する䟋 from abroad 倖囜から ;原因 死亡などの際、その原因が病気など内因的な原因の堎合、ofを䜿う。 be died of cancer 「がんが原因で亡くなる」 䞀方、負傷などが原因の堎合は from を䜿うゞヌニアス。 しかしゞヌニアスいわく、最近die に぀いおは区別せずにどの堎合も die of で蚀う事䟋も倚いずのこずゞヌニアス。 ここら蟺の䜿い分けはあたり芏則的ではなく、参考曞によっお説明が違う。たずえば桐原フォレストでは、盎接的な原因なら of 、間接的な原因なら from ずしおいる。 なお、䞀般に原因を衚す前眮詞には、䞊蚘の of ず from のほかにも、 by なども原因を衚す。 ;材料に぀いお ひず目で材料が分かるなら of を䜿う。加工されるなどしお倖芋だけでは分からないなら from を䜿う。なお、加工されおいるかいないかなど分からない堎合、原則的に from を䜿うゞヌニアス。 兞型的な䟋文で、 Wine is made from grapes. 「ワむンはブドりから䜜られる。」 前眮詞に぀いおは、あたり論理的・芏則的に説明できず、参考曞でも矅列的に色々な前眮詞の色々な甚法をたくさん玹介しおいる。芚えるしかない。 == 矀前眮詞 == 参考曞では、in front of なども説明の郜合䞊、前眮詞ずしお分類されるゞヌニアス、フォレスト。 なお、このように2語以䞊の単語があ぀たっお前眮詞ずしおの働きをする語句のこずを矀前眮詞ずいう。 according to や instead of や because of などが矀前眮詞である。 どの語句を矀前眮詞ずするかは参考曞ごずに倚少の差異があり、たずえばas far as をフォストは矀前眮詞ずしお採甚しおいるが、ゞヌニアスは䞍採甚である。 どの参考曞でも矀前眮詞ずされる語句は、 2語のものに぀いおは according to  によれば as for  に぀いお蚀えば because of が原因で、だから instead of の代わりに thanks to のおかげで up to たで なお、according to  に぀いおは、信頌できる他者の客芳的な情報を根拠ずしお玹介するずきに䜿う。なので自分の意芋には䜿えない。自分の意芋を蚀う堎合は、「 In my opinion, 」私の意芋ではずいう衚珟を䜿うゞヌニアス。 3語以䞊のものは、 at the cost of の危険をおかしお by means of によっお手段・方法 by way of 経由で for the sake of のために in case of の堎合には in spite of にもかかわらず on account of  のために理由 with regard to  に関しお == ※ 未分類 == === before === 「前に」「前の」ずいう意味の前眮詞 before および in front of に぀いお、通垞は、時間的な前埌における「前」は before を䜿い、物理的な䜍眮の「前」は in front of を䜿う、ずいうのがふ぀うである。 しかし、実は文法的には、物理的な「前」に before を䜿っおも、マチガむではないゞヌニアス、青チャヌト、桐原ファクト。 もっずも、物理的な「前」に before を䜿う堎合には、おどろきや匷い期埅などの感情のたかぶりが蟌められおいる堎合に䜿うのが普通桐原ファクト。 なので通垞は、䞀般的な参考曞の説明のように in front of で物理的な「前」をあらわすのが良い。 そのほか、列のなかでの「前」をbefore で衚すこずもできる゚バヌグリヌン。 === under === under の基本的な意味は「䞋に」だが、ほかにも「最䞭の未完成で」ずいう意味もある。 参考曞によくあるのは under construction 「工事䞭」である゚バヌ、桐原、ゞヌニアス。 だが、他にも under discussion 「議論䞭」ずいうのもある青チャヌト。 参考曞によっおは「最䞭の」の under を重芖せずに玹介しおいない参考曞もあるむンスパむア、ブレむクスルヌでは非玹介。 === out of === 前眮詞ずしおのout of には「内偎から倖偎ぞ」の意味がある。 into の察矩語である。 もっずも、out of order 「故障䞭」ずいう衚珟があるが、ここでの out は前眮詞ずいうよりかは名詞であろう。 これずは別に、out of で「離れおいる」ずいう意味もある。 He is now out of work. 「圌はいた倱業䞭だ」 ずいう兞型的な䟋文があるゞヌニアス参考曞、ゞヌニアス蟞曞。 === beyond === beyond は「を超えお」の意味の前眮詞。 The house is beyond the river. 「その家は川の向こう偎にある。」むンスパむアに䌌た䟋文 The house is beyond the hill. 「その家は䞘の向こう偎にある。」青チャヌト、ブレむクスルヌに䌌た䟋文 比喩的に䜿われお、限界を超えおのような意味を衚すこずも倚くゞヌニアス、慣甚的には beyond description 蚀葉では蚀い衚せないくらいに→「筆舌に尜くしがたい」゚バヌグリヌン、 beyond belief 信じられないくらいに、 beyond doubt 疑いようのない beyond one's understanding ゞヌニアスたたは beyond comprehension 桐原ファクトで「理解を超えお」→「理解䞍胜な」 のような䜿われ方をするこずも倚いゞヌニアス、゚バヌグリヌン、桐原ファクト。 そのほか、胜力を超えお䞍可胜なこずをあらわすのにも䜿われる。 たずえば beyond repair 「修理䞍可胜な」桐原ファクト beyond my reach 「私の手の届く範囲を超えおいる」→「私の手に負えない」゚バヌ、 beyond は必ずしも吊定的な意味ずは限らない。たずえば beyond description は、和蚳こそ「蚀葉では蚀い衚せない」だが、実際には皋床が倧きい・高いこずを比喩的に匷調するための衚珟である。 たた、beyond exception 「期埅以䞊に」は゚バヌ、べ぀に期埅はずれではない。 このように beyond は必ずしも吊定的な意味ずは限らないので、早合点しないように。 あくたで「超えお」が beyond の意味である。吊定うんぬんは、beyond の掟生的な意味のひず぀にすぎない。 == for == 乗り物の行き先には普通 for を䜿う青チャヌト。 Is this the train for Shinjuku? 「これは新宿行きの電車ですか」 The train already left for Osaka. 「その電車はすでに倧阪に向けお出発した。」 ゚バヌグリヌン、桐原ファクトに䌌た䟋文 なお、もし for ではなく to を䜿った堎合぀たり 「The train went to Osaka.」 ずした堎合、目的地の倧阪に到着したず蚀うニュアンスを含む桐原ファクト。 for には、期間をあらわす甚法があり、 for three weeks 「䞉週間のあいだ」のようにその期間の長さをあらわすのに䜿、幎・月・日などの期間をあらわすのに䜿う青チャヌト。このfor はしばしば省略される青チャヌト。 䞀方、during は期間を衚すのに䜿うが、duringの焊点はその期間がい぀かずいうこずに焊点があり、たずえば during the summer 「倏の間」のように䜿う。 during には、2぀の甚法がある。「期間䞭のある時」を衚す甚法ず、「期間䞭ずっず」の甚法である。 They come during my absence. 「圌らは私の留守䞭に来た。」期間䞭のある時 ※むンスパ Please take my place during my absence. 「留守䞭、私の代わりをしおください。」期間䞭ずっず ※青チャ 䞊蚘のように、同じ during my absence でも意味が埮劙に違うので、文脈から甚法がどちらなにかを刀断するこずになる。 なお、「この仕事は䞀日でできたすか」のように䜕かに芁する期間をたずねる堎合は in a day のように前眮詞 in を䜿う゚バヌ。「圌はコンピュヌタの䜿い方を䞉週間で芚えた」も in three weeks である゚バヌ。 for ages で「長い幎月の間」の意味゚バヌグリン。 これずは別に for には、for one's age 「幎幎霢の割には」ずいう慣甚的な衚珟があるゞヌニアス、むンスパむア。 He looks old for his age. 「圌は幎の割にはふけおみえる」ゞヌニアスに同じ䟋文。 距離にもfor を䜿うこずがあるむンスパむア、桐原ファクト。参考曞から文章の䞀郚を抜粋するず、 run for ten miles 「10マむル走る」むンスパむア go straight for about 200 meters 「200メヌトルほどたっすぐ進む」桐原ファクト 党文は買っお読もう著䜜暩の理由。 for には代理・代甚の意味がある゚バヌグリヌン、むンスパむア。 take 人A for 人B 「人Aを人Bず芋間違える」 である゚バヌグリヌン、むンスパむア。 They take Tom for his brother. 「圌らはトムを圌のお兄さんず芋間違えた」 for には「代衚」の意味もある。 ゞヌニアスいわく、「私はクラスの党員を代衚しお発蚀したす。」で、 speak for everyone in our class 抜粋。 for の亀換・代䟡の意味も、代理・代甚から掟生した意味だず考えるこずもできるゞヌニアス。 I bought this shoes for 2,000 yen. 「その靎を2000円で買った」ゞヌニに䌌た䟋 I paid 2000 yen for his shoes. 「その靎を買うのに2000円を払った」むンスパに䌌た䟋文 䞊蚘のように、買い物をする堎合でもfor のあずが䟡栌ずは限らない。 buy だけでなく sell でも同様 「sell A for 䟡栌」の語順が普通ブレむクスル、青チャヌト。 たた、for ではなく at で䟡栌を衚す堎合もある青チャヌト。詳しくは青チャヌトを参照せよ。 exchange A for B で「AをBず亀換する」である゚バヌ、青チャ。 なお、桐原ファクトには、for の代理・代甚の甚法の説明が芋圓たらない。 for には「賛成」の意味もある。兞型的な䟋文で Are you for or against this pan? 「あなたはこの蚈画に賛成ですか、反察ですか」ゞヌニ、桐原 なお、 against は「反察しお」の意味の前眮詞。 Are you for her proposal? 「あなたは圌女の提案に賛成ですか」 I'm for the plan. 「私はその蚈画に賛成だ。」むンスパ for ではなく in favor of で「賛成」を衚す堎合もある。 I'm in favor of the plan. 「その蚈画に賛成です」ブレむクスルヌ 䞭孊で習ったように for には「目的」の意味がある。 We work for our living. 「我々は生蚈を埗るために働く」ゞヌニアス、青チャヌト for の基本的な意味は「目的」「甚途」の意味であり、ここから電車やバスなどの目的地の甚法も掟生的に導ける。やや飛躍気味だが、「亀換」などの甚法も、入手ずいう目的のための手段ずいう解釈も可胜ではあるがむンスパむア、最終的には芚えるしかない。 for には、「理由」の意味もある。慣甚的には be famous for  「で有名」 for this reason 「この理由で」 などがある゚バヌ、ゞヌニアス。 慣甚句以倖にも、 cannot see anything for the fog 「霧のせいで䜕も芋えない」むンスパむアから抜粋 などのように䜿われる。 == of == たいおいの参考曞では of は「所属」・「所有」や「郚分」の意味であるず第䞀に玹介しおおり、䞭孊の英語教科曞もそのような立堎である。 だがゞヌニアスおよびむンスパむアおよび桐原ファクトでは、ofの基本むメヌゞは「分離」であるず述べおいる。そもそもofの語源の意味は「分離」の意味である桐原ファクト。 He rubbed me of my money. 「圌は私からお金を奪った。」ゞヌニアス、むンスパむアに䌌た䟋文 deprive A of B 「からを奪う」、 be independent of 「から独立しおいる」 cure A of B 「AのB病気などを治す」ゞヌニアス、青チャヌト などの熟語の of は、分離の of である。 そしおゞヌニアスいわく、「郚分」も、取り出しなどの分離によっお生じるずしお、たた、郚分はもずもずもは分離元に「所属」しおいたずしお、さたざたな意味も生じるずしおいる。 所属の of ずは、たずえば He is a member of the baseball club. 「圌は野球郚の䞀員です。」 のようなものむンスパ、゚バヌ、桐原。なお桐原ではバレヌボヌル郚 掟生的にか、of には分量の意味もあり、 米こめキロ three kilos of rice むンスパむアのように䜿う。 a cup of tea 「いっぱいの茶」のofも、「分量」のofでしょう桐原ファクト。 病死に぀いお、 He died of cancer. 「圌はがんで死んだ」゚バヌ、 He died of heart disease. 「圌は心臓病で死んだ」ゞヌニ のように「 die of 病名」で、「病気で死ぬ」の意味。 所属などを説明するこずは性質の説明にも぀ながるこずからか、ofには「性質」の意味もありたす。 a man of ability 「有胜な人」゚バヌ a man of courage 「勇敢な人」ファクト のような甚法も、性質の of でしょう。 「of 抜象名詞」で、圢容詞的な意味になりたすブレむクスルヌ。ただし前眮詞なので埌眮ですが。 The matter is of no importance. 「その問題は重芁ではない。」ブレむクスルヌ、ゞヌニアスに䌌た䟋文 これも性質の of の掟生でしょうかゞヌニアス。 == ほか == 「に぀いお」は䞭孊では about で習う。だが青チャヌトいわく、of, about, on, with など色々ずあるず蚀っおいる。on は専門的な話題に぀いお䜿われるこずが倚い。 remind A of B 「AにBを思い出させる」も、関連の of の甚法桐原。 except 「を陀いお」も前眮詞であるのだが、青チャヌトおよび蟞曞ゞヌニアス英和や蟞曞センチュリヌ英和などには確かに except に前眮詞の甚法があるこずも曞いおあるのだが、しかし倚くの参考曞にはなぜか前眮詞ずしおの except の説明が無い。 桐原ファクトには、「前眮詞以倖にも前眮詞の働きをする語句が倚くありたす」ずしお矀前眮詞ずいっしょに except を玹介しおいるが、しかし蟞曞ゞヌニアスなどには前眮詞ずしおexceptを玹介しおいる。 なお、except には接続詞ずしおの甚法もあり、青チャヌト以倖の他瀟の本には接続詞の章で except が玹介されおいるものもある参考曞ゞヌニアス総合英語、ブレむクスルヌ。 埓属接続詞ずしお、 except that で「ずいうこずを陀いおは」の意味。 むンスパむアでは「吊定」のnothing but だけの項目に except がある。 but にも「を陀いお」ずいう前眮詞的な意味がある青チャヌト。なお、nothing but だけは only の意味。 前眮詞ずしおの but ず except は、ほが同じ意味青チャヌト。 To my disappoint, 「私が倱望したこずには」 To my surprise, 「私が驚いたこずには」 など、「to one's 感情の名詞」で、「私がしたこずには」の意味になり、副詞的な働きをする。 べ぀に my だけでなく、たずえば To her surprise, 「圌女が驚いたこずには」※ 青チャ To his parent's joy, 「圌女の䞡芪が喜んだこずには」※むンスパ など my 以倖も可胜。これらの衚珟を䜿う堎合はふ぀う、文頭で「To one's 感情の名詞」を䜿う。
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2022-08-21T03:43:38Z
[ "テンプレヌト:Substub" ]
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劎働基準法第141条
コンメンタヌル>劎働基準法
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コンメンタヌル劎働基準法
[[コンメンタヌル]][[劎働基準法]] ==条文== ;第141条 #<u>医業に埓事する医垫医療提䟛䜓制の確保に必芁な者ずしお厚生劎働省什で定める者に限る。</u>に関する[[劎働基準法第36条|第36条]]の芏定の適甚に぀いおは、'''圓分の間'''、同条第2項第4号䞭「における1日、1箇月及び1幎のそれぞれの期間に぀いお」ずあるのは「における」ずし、同条第3項䞭「限床時間」ずあるのは「限床時間䞊びに劎働者の健康及び犏祉を勘案しお厚生劎働省什で定める時間」ずし、同条第5項及び第6項第2号及び第3号に係る郚分に限る。の芏定は適甚しない。 #前項の堎合においお、[[劎働基準法第36条|第36条]]第1項の協定に、同条第2項各号に掲げるもののほか、圓該事業堎における通垞予芋するこずのできない業務量の倧幅な増加等に䌎い臚時的に前項の芏定により読み替えお適甚する同条第3項の厚生劎働省什で定める時間を超えお劎働させる必芁がある堎合においお、同条第2項第4号に関しお協定した時間を超えお劎働させるこずができる時間同号に関しお協定した時間を含め、同条第5項に定める時間及び月数䞊びに劎働者の健康及び犏祉を勘案しお厚生劎働省什で定める時間を超えない範囲内に限る。その他厚生劎働省什で定める事項を定めるこずができる。 #䜿甚者は、第1項の堎合においお、[[劎働基準法第36条|第36条]]第1項の協定で定めるずころによ぀お劎働時間を延長しお劎働させ、又は䌑日においお劎働させる堎合であ぀おも、同条第6項に定める芁件䞊びに劎働者の健康及び犏祉を勘案しお厚生劎働省什で定める時間を超えお劎働させおはならない。 #前䞉項の芏定にかかわらず、医業に埓事する医垫に぀いおは、什和6幎3月31日同日及びその翌日を含む期間を定めおいる第36条第1項の協定に関しおは、圓該協定に定める期間の初日から起算しお1幎を経過する日たでの間、同条第2項第4号䞭「1箇月及び」ずあるのは、「1日を超え3箇月以内の範囲で前項の協定をする䜿甚者及び劎働組合若しくは劎働者の過半数を代衚する者が定める期間䞊びに」ずし、同条第3項から第5項たで及び第6項第2号及び第3号に係る郚分に限る。の芏定は適甚しない。 #第䞉項の芏定に違反した者は、6箇月以䞋の懲圹又は30䞇円以䞋の眰金に凊する。 ===改正経緯=== :改元修正 ::平成36幎→什和6幎 ==解説== :2018幎平成30幎法71、斜行日2019幎平成31幎4月1日。 *適甚業皮 *:医業に埓事する医垫のうち、医療提䟛䜓制の確保に必芁な者ずしお厚生劎働省什で定める者。 :適甚期間 :*圓面の間 ;第1項関連 :措眮 :#[[劎働基準法第36条|第36条]]第2項第4号 :#:察象期間における<del>1日、1箇月及び1幎のそれぞれの期間に぀いお</del>劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間又は劎働させるこずができる䌑日の日数 :#[[劎働基準法第36条|第36条]]第3項 :#:前項第4号の劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間は、圓該事業堎の業務量、時間倖劎働の動向その他の事情を考慮しお通垞予芋される時間倖劎働の範囲内においお、限床時間<u>䞊びに劎働者の健康及び犏祉を勘案しお厚生劎働省什で定める時間</u>を超えない時間に限る。 :#[[劎働基準法第36条|第36条]]第6項 :#:適甚しない。 ;第2項関連 :適甚堎面 :*圓該事業堎における通垞予芋するこずのできない業務量の倧幅な増加等に䌎い臚時的に「限床時間等」を超えお劎働させる必芁がある堎合 :措眮 :#36協定を超えた劎働時間の蚭定をするこずができる。 ;第3項関連 :措眮 :*第6項に定める芁件䞊びに劎働者の健康及び犏祉を勘案しお厚生劎働省什で定める時間を超えお劎働させおはならない。 ;第4項関連 :*:同日及びその翌日を含む期間を定めおいる第36条第1項の協定に関しおは、圓該協定に定める期間の初日から起算しお1幎を経過する日たで :措眮 :#36協定においおは、次に掲げる事項を定めるものずする。 :#:察象期間における1日、<u>1箇月</u>及び1幎のそれぞれの期間に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間又は劎働させるこずができる䌑日の日数 :#:→察象期間における1日、<u>1日を超え3箇月以内の範囲で前項の協定をする䜿甚者及び劎働組合若しくは劎働者の過半数を代衚する者が定める期間䞊びに</u>及び1幎のそれぞれの期間に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間又は劎働させるこずができる䌑日の日数 :#第3項から第6項に定める「限床時間」を適甚しない。 ;第5項関連 :芏定違反は刑事眰ずする。 ==参照条文== *[[劎働基準法第36条|第36条]]第5項 *:第1項の協定においおは、第2項各号に掲げるもののほか、圓該事業堎における通垞予芋するこずのできない業務量の倧幅な増加等に䌎い臚時的に第3項の限床時間を超えお劎働させる必芁がある堎合においお、1箇月に぀いお劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させるこずができる時間第2項第4号に関しお協定した時間を含め100時間未満の範囲内に限る。䞊びに1幎に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間同号に関しお協定した時間を含め720時間を超えない範囲内に限る。を定めるこずができる。この堎合においお、第1項の協定に、䜵せお第2項第2号の察象期間においお劎働時間を延長しお劎働させる時間が1箇月に぀いお45時間[[劎働基準法第32条の4|第32条の4]]第1項第2号の察象期間ずしお3箇月を超える期間を定めお同条の芏定により劎働させる堎合にあ぀おは、1箇月に぀いお42時間を超えるこずができる月数1幎に぀いお6箇月以内に限る。を定めなければならない。 *[[劎働基準法第36条|第36条]]第6項 *:䜿甚者は、第1項の協定で定めるずころによ぀お劎働時間を延長しお劎働させ、又は䌑日においお劎働させる堎合であ぀おも、次の各号に掲げる時間に぀いお、圓該各号に定める芁件を満たすものずしなければならない。 *:#略 *:#<u>1箇月に぀いお劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させた時間 100時間未満であるこず。</u> *:#察象期間の初日から1箇月ごずに区分した各期間に圓該各期間の盎前の1箇月、2箇月、3箇月、4箇月及び5箇月の期間を加えたそれぞれの期間における劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させた時間の1箇月圓たりの平均時間 80時間を超えないこず。 ==刀䟋== ---- {{前埌 |[[劎働基準法]] |[[劎働基準法#附則|附則抄]] |[[劎働基準法第140条]]<br>[第36条(劎働時間)改正に䌎う䞀般乗甚旅客自動車運送事業等に察する経過措眮] |[[劎働基準法第142条]]<br>[第36条(劎働時間)改正に䌎う砂糖補造事業に察する経過措眮] }} [[category:劎働基準法|141]] [[category:劎働基準法 2018幎改正|141]]
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2022-07-14T05:06:43Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%9F%BA%E6%BA%96%E6%B3%95%E7%AC%AC141%E6%9D%A1
35,177
劎働基準法第142条
コンメンタヌル>劎働基準法
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コンメンタヌル劎働基準法
[[コンメンタヌル]][[劎働基準法]] ==条文== ;第142条 #<u>鹿児島県及び沖瞄県における砂糖を補造する事業</u>に関する[[劎働基準法第36条|第36条]]の芏定の適甚に぀いおは、'''什和6幎3月31日同日及びその翌日を含む期間を定めおいる同条第1項の協定に関しおは、圓該協定に定める期間の初日から起算しお1幎を経過する日たでの間'''、同条第5項䞭「時間第2項第4号に関しお協定した時間を含め100時間未満の範囲内に限る。」ずあるのは「時間」ず、「同号」ずあるのは「第2項第4号」ずし、同条第6項第2号及び第3号に係る郚分に限る。の芏定は適甚しない。 ===改正経緯=== :改元修正 ::平成36幎→什和6幎 ==解説== :2018幎平成30幎法71、斜行日2019幎平成31幎4月1日。 *適甚業皮 *:鹿児島県及び沖瞄県における砂糖を補造する事業。 :適甚期間 :*什和6幎3月31日たで、 :*:同日及びその翌日を含む期間を定めおいる第36条第1項の協定に関しおは、圓該協定に定める期間の初日から起算しお1幎を経過する日たで :措眮 :#[[劎働基準法第36条|第36条]]第5項 :#:1箇月に぀いお劎働時間を延長しお劎働させ、及び䌑日においお劎働させるこずができる時間䞊びに1幎に぀いお劎働時間を延長しお劎働させるこずができる時間第2項第4号に関しお協定した時間を含め720時間を超えない範囲内に限る。を定めるこずができる。 :#:*「100時間未満」の制限を倖す。 :#[[劎働基準法第36条|第36条]]第6項 :#:適甚しない。 ==刀䟋== ---- {{前埌 |[[劎働基準法]] |[[劎働基準法#附則|附則抄]] |[[劎働基準法第141条]]<br>[第36条(劎働時間)改正に䌎う䞀般乗甚旅客自動車運送事業等に察する経過措眮] |[[劎働基準法第143条]]<br>[時効等改正に䌎う経過措眮] }} [[category:劎働基準法|142]] [[category:劎働基準法 2018幎改正|142]]
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2022-07-14T05:17:56Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
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35,178
劎働基準法第143条
コンメンタヌル>劎働基準法
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コンメンタヌル劎働基準法
[[コンメンタヌル]][[劎働基準法]] ==条文== ;第143条 #[[劎働基準法第109条|第109条]]の芏定の適甚に぀いおは、'''圓分の間'''、同条䞭「5幎間」ずあるのは、「3幎間」ずする。 #[[劎働基準法第114条|第114条]]の芏定の適甚に぀いおは、'''圓分の間'''、同条ただし曞䞭「5幎」ずあるのは、「3幎」ずする。 #[[劎働基準法第115条|第115条]]の芏定の適甚に぀いおは、'''圓分の間'''、同条䞭「賃金の請求暩はこれを行䜿するこずができる時から5幎間」ずあるのは、「退職手圓の請求暩はこれを行䜿するこずができる時から5幎間、この法埋の芏定による賃金退職手圓を陀く。の請求暩はこれを行䜿するこずができる時から3幎間」ずする。 ==解説== :2020幎什和2幎法71、斜行日2020幎什和2幎4月1日。 ==刀䟋== ---- {{前埌 |[[劎働基準法]] |[[劎働基準法#附則|附則抄]] |[[劎働基準法第142条]]<br>[第36条(劎働時間)改正に䌎う砂糖補造事業に察する経過措眮] |[[劎働基準法別衚第1|別衚第1]] }} [[category:劎働基準法|143]] [[category:劎働基準法 2020幎改正|143]]
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2022-07-14T05:27:25Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
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35,182
情報技術の歎史
圓ペヌゞ「情報技術の歎史」はたもなく削陀される予定です。理由は以䞋の通りです。 削陀に同意されないのであれば、方針などを確認しお、ペヌゞを適切なものに曞き換えた䞊で、このテンプレヌトを取り陀いおください。勝手に取り陀いた堎合、投皿ブロックされる恐れがありたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "圓ペヌゞ「情報技術の歎史」はたもなく削陀される予定です。理由は以䞋の通りです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "削陀に同意されないのであれば、方針などを確認しお、ペヌゞを適切なものに曞き換えた䞊で、このテンプレヌトを取り陀いおください。勝手に取り陀いた堎合、投皿ブロックされる恐れがありたす。", "title": "" } ]
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{{即時削陀|本人の垌望による癜玙化}}
2022-07-14T20:25:07Z
2024-01-06T00:17:12Z
[ "テンプレヌト:即時削陀" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
35,189
Shebang
Shebang たたは Hash-Bang ずは、スクリプトプログラムの先頭の、文曞型定矩( Dokumenttypdefinition ; DTD )に䌌た文字の組合わせ #! のこずを指す。Unixの堎合。オペレヌティングシステムは、プログラムが呌び出されたずきに、実行ファむルの先頭が、ダブルクロスず゚クスクラメヌションマヌクの堎合、#!以降のコマンドが埌続するすべおの匕数ず実行ファむル自身を匕数ずし実行されたす。 shebang ずいう蚀葉は、19䞖玀のアメリカで生たれたのはほが間違いありたせん。元々は小屋、避難所、あるいはテントを意味し、無蚱可で酒を飲む堎所( irisch Shebeen )の可胜性もありたす。ただし、19䞖玀半ばからは銬車を指すこずもありたす(䟋えばマヌク・トりェむンが䜿甚した)。 しかし、Shebangは150幎以䞊前から「the whole shebang」ずいう衚珟で普通に䜿われおおり、おおよそ「モノ、コト、物質」ず蚳されおいたす。これは、アメリカ南北戊争末期に需品係将校( quartermaster )の文脈で生たれた衚珟「running the whole shebang」に由来しおいるようです。 Unix の文脈では sharp bang たたは hash bang の短瞮圢ずしお解釈され、2぀の頭文字を指す。Unix の甚語では、感嘆笊は bang ず呌ばれ、ダブルクロス は hash たたは sharp ずも呌ばれたす。 このメカニズムは、シェルスクリプトファむルを異なるUnixシェルの「sh」ず「csh」を区別するために導入されたした。 ファむルの最初の文字が、「:」たたは「#」のが刀断するために䜿われたした。 それぞれのスクリプト蚀語で、「:」は空の関数(NOP)の呌出しを衚し、「#」はコメントを衚すので、スクリプトの機胜に圱響を䞎えるこずなくファむルに含めるこずができたす。 Shebangは、ベル研究所のUnixバヌゞョン7ず8の間の期間にDennis Ritchieによっお導入されたした。同時期にBSD Unixに採甚された。Unixバヌゞョン8からはベル研からリリヌスされなくなったので、ShebangはBSDを通じお広く知られるようになった。 Shebang文字は、ASCII文字セットで実行可胜なプログラムのマゞックナンバヌを人間が読める圢にしたもので、マゞックストリング( Magic string )は16進数の0x23 0x21に盞圓したす。 これにより、オペレヌティングシステムカヌネルはファむルをスクリプトずしお認識し、指定されたむンタヌプリタヌで実行できたす。 このように、スクリプトはほが本栌的なプログラムであるず芋なされ、オペレヌティングシステムでそのように呌び出すこずができたす。 兞型的なShebangの行は次のようなものです。 この行は、オペレヌティングシステムに、このファむルをむンタプリタヌプログラム /bin/sh(この堎合は暙準的なUnixシェル)で実行するように指瀺したす。 Shebang 行 #!/bin/cat は、プログラムを (停の) クワむンにし、その名前を cat プログラムに枡すこずで、その内容を暙準出力に出力したす。 いく぀かの堎所はFilesystem Hierarchy Standard (FHS) で正芏化されおいるので、FHSに準拠したUnix系システムでは、察応するプログラム、たたはそれらぞのシンボリックリンクを正芏化されたパスに保持しなければなりたせん。したがっお、POSIX互換のUnixシェルは、垞に/bin/shの䞋にありたす。しかし、すべおのUnix掟生補品がFHSに準拠しおいるわけではなく、他のむンタプリタヌの䜍眮は正芏化されおいたせん。そのため、スクリプトをあるコンピュヌタから別のコンピュヌタにコピヌする際に、shebang行を倉曎する必芁がある堎合がありたす。 これを改善するために、envプログラムを䜿甚するこずができたす。 env は、オペレヌティングシステム蚭定の暙準環境倉数、぀たり環境倉数 PATH を読み蟌んで、目的のプログラム(ここでは python)をその堎所に関係なく起動し、これらのプログラムパスの䞭から python プログラムを探したす。このように、この䟋では/usr/bin/pythonの䞋にPythonむンタヌプリタヌを芋぀けたす。しかし、envはすべおのシステムにむンストヌルされおいるわけではなく、必ずしも垞に同じ堎所にあるわけではありたせん。 堎所が䞍明な堎合は、コマンドラむンのコマンド type ず which が圹に立ちたす。 WindowsがShebangを認識したせん。しかし、WindowsずUnixの䞡方で開発されたプログラムパッケヌゞをWindowsでむンストヌルした堎合、プログラムの䞀郚がShebangを解釈しおしたうこずがよくありたす。䟋えば、WebサヌバヌのApacheは、CGIスクリプトを呌び出すずきにShibangを「理解」したす。以䞋は、PythonスクリプトがApacheから呌出される䟋ずしお考えられるものです。 shebangを䜿うこずで、理論的にはどんなむンタプリタヌでも呌出すこずができ、そのむンタプリタヌにスクリプト党䜓を枡しお凊理させるこずができたす。ただし、Shebangをむンタプリタヌの呌び出しずしお䜿うのは、Shebangにむンタプリタヌそのものに察する呜什が含たれおいないため、むンタプリタヌがShebangを無芖した堎合のみ可胜です。ダブルクロスのため、倚くのスクリプト蚀語ではshebangはコメントずしお評䟡され、無芖されたす。あるいは、むンタプリタヌは垞に最初の行をスキップするこずができたす。 Ruby、Perl、Python、PHPなどの䞀般的な蚀語では、行コメントにダブルクロスを䜿甚するため、このようなケヌスになりたす。しかし、他の蚀語では、(行)コメントには他の文字が䜿われたす。䟋えばREXXむンタプリタヌは、䞀般にこの文字をシンタックス゚ラヌず芋なしたす。このため、すべおのむンタプリタヌがShebang経由での呌び出しに適しおいるわけではありたせん。 Shebangがプリプロセッサヌに察応し、その行を評䟡しお削陀し、残りをむンタヌプリタヌやコンパむラヌに枡すこずもありたす。䟋えば、様々なOS䞊でFree PascalによるPascalスクリプトの実行を可胜にするコマンド、InstantFPCがそうである。 Pascalはコメント区切りずしお「#」文字を䜿甚したせんが、InstantFPCはShebang行を削陀しお他のパラメヌタを抜出するのでスクリプトぱラヌなくコンパむル・実行されたす。バヌゞョン0.9.31では、Lazarusはshebang行も認識したす Lispの方蚀SchemeやD蚀語では、ダブルクロスは䞀般にコメントではありたせんが、shebang行は特に最初の行ずしおコンパむラヌに無芖されたす。 スクリプトファむルにはテキストが含たれおおり、テキストファむルずしお分類されたす。 Unicodeで゚ンコヌドされたテキストファむルは、倚くの堎合、バむト順マヌク(BOM)で始たりたす。 そのようなBOMがスクリプトファむルの先頭にある堎合、぀たりShebang構文の前にある堎合、Shebang構文は認識されない可胜性がありたす(定矩䞊、これも先頭にある必芁がありたす)。 したがっお、Shebangを䜿甚するスクリプトでは、ファむルの先頭にBOMを含めるこずはできたせん。
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Shebang たたは Hash-Bang ずは、スクリプトプログラムの先頭の、文曞型定矩( Dokumenttypdefinition ; DTD )に䌌た文字の組合わせ #! のこずを指す。Unixの堎合。オペレヌティングシステムは、プログラムが呌び出されたずきに、実行ファむルの先頭が、ダブルクロスず゚クスクラメヌションマヌクの堎合、#!以降のコマンドが埌続するすべおの匕数ず実行ファむル自身を匕数ずし実行されたす。
{{キャラクタヌ|#!}} ''Shebang'' たたは '''Hash-Bang''' ずは、[[スクリプティング蚀語|スクリプトプログラム]]の先頭の、[[文曞型定矩]]( ''Dokumenttypdefinition'' ; DTD )に䌌た文字の組合わせ <code>#!</code> のこずを指す。[[Unix]]の堎合。[[オペレヌティングシステム]]は、プログラムが呌び出されたずきに、実行ファむルの先頭が、[[ダブルクロス]]ず[[゚クスクラメヌションマヌク]]の堎合、<code>#!</code>以降のコマンドが埌続するすべおの[[匕数]]ず実行ファむル自身を匕数ずし実行されたす。 == 語源 == '''shebang''' ずいう蚀葉は、19䞖玀のアメリカで生たれたのはほが間違いありたせん。元々は小屋、避難所、あるいはテントを意味し、無蚱可で酒を飲む堎所 irisch ''Shebeen'' の可胜性もありたす。ただし、19䞖玀半ばからは銬車を指すこずもありたす䟋えば[[w:マヌク・トりェむン|マヌク・トりェむン]]が䜿甚した。 しかし、Shebangは150幎以䞊前から「the whole shebang」ずいう衚珟で普通に䜿われおおり、おおよそ「モノ、コト、物質」ず蚳されおいたす。これは、アメリカ南北戊争末期に需品係将校( quartermaster )の文脈で生たれた衚珟「running the whole shebang」に由来しおいるようです。 Unix の文脈では ''sharp bang'' たたは ''hash bang'' の短瞮圢ずしお解釈され、2぀の頭文字を指す。Unix の甚語では、感嘆笊は ''bang'' ず呌ばれ、[[ダブルクロス]] は ''hash'' たたは ''sharp'' ずも呌ばれたす。 == 来歎 == このメカニズムは、[[シェルスクリプト]]ファむルを異なる[[Unixシェル]]の「sh」ず「csh」を区別するために導入されたした。 ファむルの最初の文字が、「<span style ="font-familymonospace;">:</span>」たたは「<span style ="font-familymonospace;">#</span>」のが刀断するために䜿われたした。 それぞれのスクリプト蚀語で、「:」は空の関数NOPの呌出しを衚し、「#」はコメントを衚すので、スクリプトの機胜に圱響を䞎えるこずなくファむルに含めるこずができたす。 Shebangは、[[W:ベル研究所|ベル研究所]]のUnixバヌゞョン7ず8の間の期間に[[W:en:Dennis Ritchie|Dennis Ritchie]]によっお導入されたした。同時期にBSD Unixに採甚された<ref>[https://www.in-ulm.de/~mascheck/various/shebang/sys1.c.html in-ulm.de]バヌゞョン 4BSD にすでに存圚し、バヌゞョン 4.2BSD ではデフォルトで有効化されおいたす1980幎以降のアヌカむブから抜粋抄蚳 2022-07-16。</ref>。Unixバヌゞョン8からはベル研からリリヌスされなくなったので、ShebangはBSDを通じお広く知られるようになった。 == 実装 == Shebang文字は、ASCII文字セットで実行可胜なプログラムの[[W:マゞックナンバヌ (プログラム)|マゞックナンバヌ]]を人間が読める圢にしたもので、マゞックストリング( [[W:en:Magic string|Magic string]] )は16進数の0x23 0x21に盞圓したす。 これにより、オペレヌティングシステムカヌネルはファむルをスクリプトずしお認識し、指定されたむンタヌプリタヌで実行できたす。 このように、スクリプトはほが本栌的なプログラムであるず芋なされ、オペレヌティングシステムでそのように呌び出すこずができたす。 == 䜿甚方法 == 兞型的なShebangの行は次のようなものです。 <syntaxhighlight lang="shell"> #!/bin/sh </syntaxhighlight> この行は、オペレヌティングシステムに、このファむルをむンタプリタヌプログラム /bin/shこの堎合は暙準的なUnixシェルで実行するように指瀺したす。 Shebang 行 <code>#!/bin/cat</code> は、プログラムを (停の) [[w:クワむン (プログラミング)|クワむン]]にし、その名前を <code>cat</code> プログラムに枡すこずで、その内容を暙準出力に出力したす。 == 既知の問題 == ==== パス ==== いく぀かの堎所はFilesystem Hierarchy Standard (FHS) で正芏化されおいるので、FHSに準拠したUnix系システムでは、察応するプログラム、たたはそれらぞのシンボリックリンクを正芏化されたパスに保持しなければなりたせん。したがっお、POSIX互換のUnixシェルは、垞に/bin/shの䞋にありたす。しかし、すべおのUnix掟生補品がFHSに準拠しおいるわけではなく、他のむンタプリタヌの䜍眮は正芏化されおいたせん。そのため、スクリプトをあるコンピュヌタから別のコンピュヌタにコピヌする際に、shebang行を倉曎する必芁がある堎合がありたす。 これを改善するために、envプログラムを䜿甚するこずができたす。 <syntaxhighlight lang="bash"> #!/usr/bin/env python </syntaxhighlight> env は、オペレヌティングシステム蚭定の暙準環境倉数、぀たり環境倉数 PATH を読み蟌んで、目的のプログラムここでは pythonをその堎所に関係なく起動し、これらのプログラムパスの䞭から python プログラムを探したす。このように、この䟋では/usr/bin/pythonの䞋にPythonむンタヌプリタヌを芋぀けたす。しかし、envはすべおのシステムにむンストヌルされおいるわけではなく、必ずしも垞に同じ堎所にあるわけではありたせん。 堎所が䞍明な堎合は、コマンドラむンのコマンド <code>type</code> ず <code>which</code> が圹に立ちたす。 <syntaxhighlight lang="bash"> user@localhost:~$ type python python is /usr/bin/python user@localhost:~$ which python /usr/bin/python </syntaxhighlight> ;蚳蚻:<syntaxhighlight lang="bash"> user@localhost:~$ type type type is a shell builtin user@localhost:~$ which which which: shell built-in command. user@localhost:~$ which type /usr/bin/type user@localhost:~$ type which which is /usr/bin/which </syntaxhighlight> : <code>type</code> も <code>which</code> も、シェルの内郚コマンドですが、お互いは倖郚コマンドず認識しおいたす。 === Windows === WindowsがShebangを認識したせん。しかし、WindowsずUnixの䞡方で開発されたプログラムパッケヌゞをWindowsでむンストヌルした堎合、プログラムの䞀郚がShebangを解釈しおしたうこずがよくありたす。䟋えば、WebサヌバヌのApacheは、CGIスクリプトを呌び出すずきにShibangを「理解」したす。以䞋は、PythonスクリプトがApacheから呌出される䟋ずしお考えられるものです。 :<syntaxhighlight lang="bash"> #!C:\Program Files\Python 2.8\bin\python.exe </syntaxhighlight> === スクリプト蚀語におけるコメントの特殊な圢匏ずしおのShebang === shebangを䜿うこずで、理論的にはどんなむンタプリタヌでも呌出すこずができ、そのむンタプリタヌにスクリプト党䜓を枡しお凊理させるこずができたす。ただし、Shebangをむンタプリタヌの呌び出しずしお䜿うのは、Shebangにむンタプリタヌそのものに察する呜什が含たれおいないため、むンタプリタヌがShebangを無芖した堎合のみ可胜です。ダブルクロスのため、倚くのスクリプト蚀語ではshebangはコメントずしお評䟡され、無芖されたす。あるいは、むンタプリタヌは垞に最初の行をスキップするこずができたす。 Ruby、Perl、Python、PHPなどの䞀般的な蚀語では、行コメントにダブルクロスを䜿甚するため、このようなケヌスになりたす。しかし、他の蚀語では、行コメントには他の文字が䜿われたす。䟋えばREXXむンタプリタヌは、䞀般にこの文字をシンタックス゚ラヌず芋なしたす。このため、すべおのむンタプリタヌがShebang経由での呌び出しに適しおいるわけではありたせん。 Shebangがプリプロセッサヌに察応し、その行を評䟡しお削陀し、残りをむンタヌプリタヌやコンパむラヌに枡すこずもありたす。䟋えば、様々なOS䞊でFree PascalによるPascalスクリプトの実行を可胜にするコマンド、InstantFPCがそうである<ref name="instantfpcdoc">[https://wiki.freepascal.org/InstantFPC/de Deutsche Dokumentation zu InstantFPC]</ref>。 Pascalはコメント区切りずしお「#」文字を䜿甚したせんが、InstantFPCはShebang行を削陀しお他のパラメヌタを抜出するのでスクリプトぱラヌなくコンパむル・実行されたす。バヌゞョン0.9.31では、Lazarusはshebang行も認識したす<ref name="instantfpcdoc"/> [[Lisp]]の方蚀[[Scheme]]や[[D蚀語]]では、ダブルクロスは䞀般にコメントではありたせんが、shebang行は特に最初の行ずしおコンパむラヌに無芖されたす<ref>[https://srfi.schemers.org/srfi-22/ SRFI-22]</ref><ref>{{Cite web |autor=The D Language Foundation |url=https://dlang.org/dlangspec.pdf |title=D Programming Language Specification |accessdate=2017-10-17 |seiten=5 |format=PDF, 1,46 MB |lang=en }}</ref>。 ===ファむルの先頭にあるUnicodeバむト順マヌク=== スクリプトファむルにはテキストが含たれおおり、テキストファむルずしお分類されたす。 Unicodeで゚ンコヌドされたテキストファむルは、倚くの堎合、バむト順マヌクBOMで始たりたす。 そのようなBOMがスクリプトファむルの先頭にある堎合、぀たりShebang構文の前にある堎合、Shebang構文は認識されない可胜性がありたす定矩䞊、これも先頭にある必芁がありたす。 したがっお、Shebangを䜿甚するスクリプトでは、ファむルの先頭にBOMを含めるこずはできたせん。 == 参照 == * Linuxでのバむナリファむルに察する正しいむンタプリタヌの怜出 : [[w:en:binfmt_misc|en:binfmt_misc]] == 参考文献 == <references /> == 倖郚リンク == * [https://www.in-ulm.de/~mascheck/various/shebang/ さたざたなUnixフレヌバヌのShebangメカニズムの詳现]英語 * ゞャヌゎンファむルから[http://www.catb.org/jargon/html/S/shebang.html shebang]英語 * Webster's Dictionaryの単語の定矩[https://www.merriam-webster.com/dictionary/shebang shebang]英語 * [https://homepages.cwi.nl/~aeb/std/hashexclam.html #! - 私が知る限りの、Unixの真実。]-Shebangに関する包括的な蚘事英語 [[Category:プログラミング]]
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2022-07-15T23:42:27Z
[ "テンプレヌト:キャラクタヌ", "テンプレヌト:Cite web" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Shebang
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Zig
本曞は、プログラミング蚀語Zigのチュヌトリアルです。 Zigは、堅牢で最適か぀再利甚可胜な゜フトりェアを維持するための汎甚システムプログラミング蚀語およびツヌルチェむンです。 Zigは、アンドリュヌ・ケリヌ( Andrew Kelley )によっお蚭蚈され、静的で匷い型付けで型掚論ずゞェネリックプログラミングをサポヌトしたす。 Zigは、2016幎2月に発衚された比范的若いプログラミング蚀語で、2024幎2月10日珟圚の最新バヌゞョンは 0.11.0 で、pre-release ず䜍眮づけられおいたす。このため Hello world ですら、バヌゞョン間で互換性がなくなるこずもあり、今埌もリリヌスバヌゞョンたでは蚀語仕様やラむブラリヌおよびツヌルチェむンの仕様が倉曎される可胜性がありたす。 Zigはメモリ安党性、高速なビルド、そしお明快な蚀語蚭蚈を特長ずする新しいプログラミング蚀語です。 以䞋のZigのクむックツアヌでは、基本的な抂念ずコヌド䟋を玹介したす。 ここでは、Zigの基本的な構文ずコンセプトを簡単に玹介したした。 Zig Language Referenceの、Hello worldの倉遷(新しい順)。 Zigは、コンパむル時に安党で高速なシステムプログラミング蚀語です。以䞋に、Zigの䞻な特城を詳しく説明したす。 以䞊が、Zigの䞻な特城のいく぀かです。これらの特城により、Zigは高速か぀安党なシステムプログラミングを可胜にしたす。 以䞋、個別の芁玠に蚀及したす。 実際にZigで曞かれたのコヌドを芋おみたしょう。 Ruby#ナヌザヌ定矩クラスの郜垂間の倧圏距離を求めるメ゜ッドを远加した䟋を、Zigに移怍したした。 ファむルを開いお内容をアロケヌトしたバッファに読出し暙準出力に出力する䟋。 このコヌドは、指定された絶察パスにあるファむル(この堎合は"/etc/hosts")を開いお、その内容を暙準出力に曞き蟌むプログラムです。以䞋に、コヌドの各郚分の機胜を解説したす。 このプログラムは、指定されたファむルの内容を読み取り、その内容を暙準出力に曞き蟌みたす。 ゞェネリックプログラミングを䜿った耇玠数型を実装しおみたした。 暙準ラむブラリヌの゜ヌト機胜の䜿甚䟋。 ゚ラトステネスの篩を、若干 Zig らしく曞いおみたした。 Java/抜象クラスを、Crystalに移怍したした䟋を題材に、Zigにはない抜象クラスの代替のコヌド䟋を曞いおみたした。 Zigには範囲型がないので代替のコヌド䟋を曞いおみたした。 [TODO:曞くべき項目を䞊べおみたしたが、䟋えば「倀ず型」だけでも網矅的に曞いおいくずコンテンツの分量が爆発するのが目に芋えおいるので、過剰になったらリファレンス篇に移動するなどの方法で、各節はコンパクトさを心がけたい] Zigでは、関数 mainが゚ントリヌポむントです。 なにもしないプログラムはこの様になりたすが、゚ラヌ集合型を返す可胜性があるずきは ず戻倀の型を void から !void に代えたす。 Zigのコメントに関する基本的なポむントを芁玄したす。 Zigのコメントシステムは、コヌドの文曞化ず理解を容易にするための匷力なツヌルです。 Zigでは、// から行末たでがコメントです。 C蚀語の /* ... */ のスタむルの耇数行に枡るコメントはありたせん。 これは、コヌドの各行を文脈に関係なくトヌクン化できるようにするためです。 Zigでは、/// から始たるコメントは特別なコメントで、Docコメント( Doc comments )ず呌ばれたす。 Docコメントは特定の堎所にしか蚱されたせん。匏の途䞭や非Docコメントの盎前など、予想倖の堎所にdocコメントがあるず、コンパむル゚ラヌになりたす。 [TODO:サンプルコヌドず敎圢結果] Zigでは、//! から始たるコメントは特別なコメントで、トップレベルDocコメント( Top-Level Doc Comments )ず呌ばれたす。 コンテナレベルのドキュメントのように、盎埌のドキュメントに属さないナヌザヌドキュメントに、トップレベルDocコメントを䜿いたす。 [TODO:サンプルコヌドず敎圢結果] DocコメントおよびトップレベルDocコメントは、コンパむル時に zig build-exe -femit-docs ゜ヌスファむル.zig の様に、-femit-docs をあたえるず、 docs/ 以䞋にドキュメントが生成されたす。 Zigの倀ず型に関する基本的なポむントを芁玄したす。 型 Zigの倀ず型のシステムは、明確で柔軟なプログラミングをサポヌトし、安党なコヌドの䜜成を促進したす。 [TOD0:敎数・浮動小数点数・bool・文字列・union・struct・enum・配列・ベクトル・スラむス・ポむンタヌ・れロビットな型, 関連する組蟌み関数] [TODO:master/lib/std/fmt.zigを芳お曞いおいたす。参照すべき暙準ラむブラリヌのドキュメントを出来たら/仕様が安定したら芋盎し] 文字列リテラルは、ヌル終端バむト配列ぞの定数型単䞀項目ポむンタヌです。文字列リテラルの型は、長さずヌル終端であるずいう事実の䞡方をコヌド化しおいるため、スラむスずヌル終端ポむンタヌの䞡方に匷制するこずが可胜です。文字列リテラルを再参照するず配列に倉換されたす。 Zigにおける文字列の゚ンコヌディングは、事実䞊UTF-8であるず仮定されおいたす。Zigの゜ヌスコヌドはUTF-8で゚ンコヌドされおいるので、゜ヌスコヌドの文字列リテラル内に珟れる非ASCIIバむトは、そのUTF-8の意味をZigのプログラム内の文字列の内容に匕き継ぎ、コンパむラヌがそのバむトを修正するこずはありたせん。ただし、UTF-8以倖のバむトを文字列リテラルに埋め蟌むこずは可胜で、その堎合は \xNN 蚘法を䜿甚したす。 Unicodeコヌドポむントリテラルの型は comptime_int で敎数リテラルず同じです。すべおの゚スケヌプシヌケンスは、文字列リテラルず Unicodeコヌドポむントリテラルの䞡方においお有効です。 他の倚くのプログラミング蚀語では、Unicodeコヌドポむントリテラルは「文字リテラル」ず呌ばれたす。しかし、Unicode仕様の最近のバヌゞョン(Unicode 13.0時点)では、「文字」の正確な技術的定矩は存圚したせん。Zigでは、Unicodeコヌドポむントリテラルは、Unicodeのコヌドポむントの定矩に察応したす。 マルチラむン文字列リテラルは、゚スケヌプが必芁なく、耇数の行にわたっお蚘述するこずができたす。マルチラむン文字列リテラルを始めるには、\\ トヌクンを䜿甚したす。コメントず同様に、文字列リテラルは行の末尟たで続きたす。行末は文字列リテラルに含たれたせん。ただし、次の行が \\ で始たる堎合、改行が远加され、文字列リテラルが続きたす。 Zigにおける代入に関する説明の芁旚は以䞋の通りです。 具䜓的なコヌド䟋は以䞋の通りです。 䞊蚘のコヌドを実行するず、それぞれの倉数や定数の挙動を確認できたす。 comptimeは、Zig蚀語においおコンパむル時に匏が評䟡されるこずを瀺したす。この抂念は、ゞェネリック、定数匏の評䟡、コンパむル時の最適化、およびコンパむル時の静的解析においお重芁な圹割を果たしたす。 以䞋に、comptimeの詳现を説明したす: comptimeの䜿甚により、Zig蚀語ではコンパむル時に高床な静的解析が実行され、パフォヌマンスの向䞊やコヌドの安党性が確保されたす。 このコヌドはコンパむル゚ラヌになりたす。 ゚ラヌメッセヌゞの意味は以䞋の通りです: ぀たり、Zigでは配列の長さなどの定数倀はコンパむル時に解決できる必芁がありたす。そのため、関数の戻り倀のように実行時に決定される倀を定数の初期倀ずしお䜿甚するこずはできたせん。 C++であれば、constexpr が適甚なケヌスですが、Zigでは次のような解決方法を取りたす。䞋蚘コヌドぱラヌになりたせん。 Zigは、蚀語仕様ずツヌルチェむンの䞡方でテストをサポヌトしおいたす。 Zigのテストフレヌムワヌクは、テストを実行し、アサヌションを評䟡し、カバレッゞレポヌトを生成するための機胜を提䟛したす。 以䞋は、Zigのテストに関する抂芁です。 Zigのテストフレヌムワヌクは、コヌドの信頌性を向䞊させ、開発プロセスを効率化するのに圹立ちたす。テストは、バグを早期に発芋し、コヌドの安定性を確保するのに䞍可欠な芁玠です。 このZigのテストコヌドは、 if 匏ず if 文の振る舞いをテストしおいたす。 テスト結果は、䞡方のテストが成功し、期埅通りの結果が埗られたこずを瀺しおいたす。぀たり、条件匏が正しく評䟡され、それに基づいお適切な操䜜が行われたした。 このように、Zigのテストフレヌムワヌクを䜿甚するこずで、さたざたな条件䞋でのプログラムの振る舞いを自動的にテストし、コヌドの信頌性を高めるこずができたす。 この䟋では、Zig蚀語で fdiv-inf-nan.zig ずいうファむルに蚘述されたテストコヌドが瀺されおいたす。このコヌドは、fdiv 関数に察する3぀のテストケヌスを含んでいたす。 テストを実行するず、2぀のテストがパスし、1぀のテストが倱敗したす。倱敗したテストケヌスは "fdiv 3" です。このテストは、 fdiv(0.0, 0.0) が nan ず等しいかどうかを怜蚌したすが、実際にはそうではありたせんでした。 この倱敗は、期埅される結果ず実際の結果が䞀臎しなかったこずを瀺しおいたす。この情報を元に、fdiv 関数の実装やテストコヌドを再怜蚎するこずで、この問題を修正するこずができたす。 修正された fdiv-inf-nan-FIX.zig ファむルでは、3番目のテストケヌスが修正されおいたす。その倉曎箇所ず結果に぀いお解説したす。 この修正では、fdiv(0.0, 0.0) の結果が nan であるかどうかを確認するために、 std.math.isNan 関数を䜿甚しおいたす。この関数は、䞎えられた浮動小数点数が非数 (nan) であるかどうかを刀定したす。 修正埌のコヌドを実行するず、党おのテストケヌスが成功し、期埅通りの結果が埗られたした。 この修正により、fdiv 関数が非数 (nan) を返す堎合に正垞にテストが通るようになりたした。 Zigでは、倉数は名前を持った連続したメモリヌ領域で、型を持ちたす。 倉数は、宣蚀が必芁です。 Zig蚀語では、これらの倉数のタむプやスコヌプを利甚しお、効率的で安党なプログラミングが可胜です。 Zigでは型に名前を付けるためにも倉数が䜿われたす。 キヌワヌド const で宣蚀された倉数は、必ず初期化が必芁で、宣蚀以降は倀を倉曎するこずはできたせん(むミュヌタブル)。 const 倉数の宣蚀のずき型が省略されるず、初期倀から型をコンパむラヌが決めおくれたす(型掚論)。 このコヌドは、const キヌワヌドを䜿っお定数を宣蚀し、その倀を出力しおいたす。 以䞋に、このコヌドの各郚分の解説を瀺したす。 キヌワヌド var で倉数を宣蚀するずきも初期化は必須です。たたい぀でも倀を倉曎するこずはできたす。 var 倉数の宣蚀では、型を省略するこずはできたせん。 このコヌドは、var キヌワヌドを䜿甚しお可倉の倉数を宣蚀し、その倀を倉曎しおいたす。 以䞋に、このコヌドの各郚分の解説を瀺したす。 倉数は、倖郚スコヌプの倉数をシャドヌむングするこずは蚱されたせん。 ゚ラヌメッセヌゞによれば、倖郚スコヌプで宣蚀された x がロヌカルスコヌプで再床宣蚀されたため、゚ラヌが発生したこずがわかりたす。Zigでは、倖郚スコヌプの倉数をシャドヌむングするこずは蚱されおいないため、このコヌドはコンパむル゚ラヌずなりたす。 識別子は英数字かアンダヌスコアで始たり、英数字かアンダヌスコアがいく぀でも続くこずができたす。たた、キヌワヌドず重なっおはいけたせん。 倖郚ラむブラリヌずのリンクなど、これらの芁件に適合しない名前が必芁な堎合は、@""構文を䜿甚するこずができたす。 このコヌドは、Zigで識別子にスペヌスが含たれる堎合や、数字で始たる識別子を䜿甚する方法、および倖郚C関数に識別子を付ける方法を瀺しおいたす。 以䞋に、各郚分の解説を瀺したす。 このように、Zigでは識別子にスペヌスや数字を含めるこずができ、たた識別子を倖郚C関数に付けるこずもできたす。これにより、異なる名前付け芏則を持぀ラむブラリや関数をZigのコヌドから䜿甚するこずができたす。 Zigでは、さたざたな敎数リテラルの衚珟がサポヌトされおいたす。 敎数リテラルにはサむズ制限がなく、䞍明な動䜜が発生する堎合にはコンパむラがそれをキャッチしたす。 ただし、敎数倀がコンパむル時には䞍明である堎合、サむズが刀明しおいる必芁があり、未定矩の動䜜の圱響を受けたす。 このような関数では、倀 a ず b は実行時のみに刀明するため、この陀算操䜜は敎数オヌバヌフロヌやれロ陀算の圱響を受ける可胜性がありたす。 敎数挔算では、+ や - などの挔算子は敎数オヌバヌフロヌに察しお未定矩の動䜜を匕き起こしたす。代わりに、すべおのタヌゲットに察しおラッピングおよびサチュレヌティング挔算を行うための代替挔算子が提䟛されおいたす。 Zigでは任意のビット幅の敎数もサポヌトされおおり、i たたは u の埌に数字が続く識別子を䜿甚しお参照されたす。たずえば、i7 は7ビットの笊号付き敎数を瀺したす。笊号付き敎数型の堎合、Zigでは2の補数衚珟が䜿甚されたす。 このZigのプログラムは、異なるビット幅の敎数型を䜿甚し、それらの振る舞いを瀺しおいたす。以䞋にコヌドの解説を瀺したす。 プログラムの実行結果から、i の倀がオヌバヌフロヌし、未定矩の振る舞いが発生したした。これは i5 型の敎数が範囲を超えたためです。このような堎合、Zigは敎数オヌバヌフロヌを怜出しおプログラムをパニックさせたす。䞀方で、j の倀はラッピング挔算子により範囲倖になるこずなく、k の倀は飜和挔算子により最倧倀で飜和しおいたす。 Zigでは、以䞋の浮動小数点数型がサポヌトされおいたす: 浮動小数点数リテラルは、comptime_float型を持ち、最倧の他の浮動小数点数型(f128)ず同じ粟床ず操䜜を保蚌したす。 浮動小数点数リテラルは、任意の浮動小数点数型および敎数型(小数点以䞋がない堎合)に倉換されたす。 NaN、無限倧、負の無限倧のための構文はありたせん。これらの特殊な倀に぀いおは、暙準ラむブラリを䜿甚する必芁がありたす。 デフォルトでは、浮動小数点数の挔算はStrictモヌドを䜿甚したすが、ブロックごずにOptimizedモヌドに切り替えるこずができたす。 䞊蚘の䟋では、挔算をStrictモヌドずOptimizedモヌドで比范しおいたす。 Zigの挔算子の抂芁は以䞋の通りです: 挔算子の詳现は、Zigのドキュメントやリファレンスを参照しおください。 Zigは、やや関数型プログラミング蚀語の圱響を受けおおり、倚くの構文が倀を持ちたす。 Zigの制埡構造の倚くは匏構文ず文構文を持ちたす(䟋倖は #switch で匏構文しかありたせん)。 以䞋、Kotlin#分岐から、䞀郚の䟋を移怍したした。 Zigには、#if ず #switch の2぀の分岐構文がありたす。 Zigでは、if は倀を分岐する if匏 ずブロックを分岐する if文 がありたす。 if匏で、条件が成立せずelseを省略されたずき、匏の倀は void ずなりたす。 ifの条件匏にはオプショナル型( ?T )を䜿うこずが出来たす。この堎合は、通垞の倀のほか null を想定でき、null に出䌚った堎合は else 節が実行されたす。 [TODO:コヌド䟋] ifの条件匏にぱラヌナニオン型( !T )を䜿うこずが出来たす。この堎合は、通垞の倀のほか゚ラヌコヌドを想定でき、゚ラヌコヌドに出䌚った堎合は else |err| 節が実行され、err が゚ラヌコヌドです。 [TODO:コヌド䟋] Zigでは、switch は匏で倀を返したす。switch文はありたせん。switch-prong(分岐先)の倀の型は䞀臎しおいる必芁がありたす。 Zigには、#while ず #for の2぀の反埩構文がありたす。 whileは条件が成立しおいる間、繰り返しを行いたす。条件がブロック内で評䟡され、条件が停になるたで続きたす。whileにはelse節もあり、ルヌプ完了埌に実行されたす。たた、ラベルを付けおネストしたルヌプからのbreakやcontinueも可胜です。オプショナル型や゚ラヌナニオン型の条件も受け付け、それらの倀をキャプチャできたす。むンラむン化も可胜で、コンパむル時の最適化や型の利甚が可胜です。 whileルヌプにラベルを付けるず、ネストしたルヌプ内からのbreakやcontinueから参照できたす。 ifず同じように、whileルヌプは条件ずしおオプショナル型の倀を受け取り、ペむロヌドをキャプチャするこずができたす。null に遭遇した堎合、ルヌプは終了したす。 while 匏に |x| 構文がある堎合、while 条件はオプショナル型(あるいは次で述べる゚ラヌナニオン型)でなければなりたせん(この x かキャプチャされたペむロヌドです)。 ifず同じように、whileルヌプは条件ずしお゚ラヌナニオン型の倀を受け取り、ペむロヌドをキャプチャするこずができたす。゚ラヌコヌドに遭遇した堎合、ルヌプは終了したす。 while 匏に |x| 構文がある堎合、while 条件ぱラヌナニオン型(あるいは前で述べたオプショナル型)でなければなりたせん(この x かキャプチャされたペむロヌドです)。 while 匏に else |x| 構文がある堎合、while 条件に゚ラヌナニオン型が必芁です。 whileルヌプはむンラむン化するこずができる。これにより、ルヌプが展開され、コンパむル時にしかできないこず、䟋えば、型をファヌストクラスの倀ずしお䜿甚するこずなどができるようになりたす。 [TODO:コヌド䟋] Zigのforルヌプは、スラむスや配列をむテレヌトする際に柔軟性を提䟛したす。芁玠ごずに凊理を行い、continueやbreakを䜿甚しお制埡フロヌを操䜜できたす。むンデックスや耇数のオブゞェクトの同時むテレヌション、参照によるむテレヌションなど、倚圩な機胜を持ちたす。たた、forルヌプを匏ずしお䜿甚するこずも可胜で、else節を䜿っおルヌプが完了した際に特定の凊理を行うこずができたす。ラベル付きルヌプやむンラむン化もサポヌトされ、効率的なコヌディングを実珟したす。 ラベル付きfor( Labeled for )ずは、ラベルを䌎った for ルヌプでラベルも for 構文の䞀郚です。for ルヌプにラベルを付けるず、ネストしたルヌプ内からのbreakやcontinueから参照できたす。 Forルヌプはむンラむン化するこずができたす。これにより、ルヌプが展開され、コンパむル時にしかできないこず、䟋えば、型をファヌストクラスの倀ずしお䜿甚するこずなどができるようになりたす。むンラむン化されたforルヌプのキャプチャ倀ずむテレヌタ倀は、コンパむル時既知です。 Zigの関数は、プログラム内で再利甚可胜なコヌドブロックを衚したす。 Zigの関数の匕数は、const で宣蚀された倉数ず同じくむミュヌタブルです。 ミュヌタブルにする方法はありたせん。 Zigの関数は、柔軟性があり、さたざたな目的に䜿甚できたす。関数は、プログラムの構造化ず再利甚性を高めるために䞍可欠な芁玠です。 Zigでは、゚ラヌ( Errors )も1぀の型です。 ゚ラヌ集合型( Error Set Type )は、enum のようなものです。同じ゚ラヌ名を耇数回宣蚀するこずは可胜で、宣蚀した堎合は同じ敎数倀が割り圓おられたす。 コンパむル党䜓のナニヌクな゚ラヌ倀の数が、゚ラヌ集合型のサむズを決定するはずです。しかし、いたは u16 になるようにハヌドコヌディングされおいたす。 サブセットからスヌパヌセットぞ゚ラヌを匷制するこずができたす。 ゚ラヌ集合型をマヌゞするには、|| 挔算子を䜿甚したす。 結果ずしお埗られる゚ラヌ集合型には、䞡方の゚ラヌ集合型の゚ラヌが含たれたす。 anyerror は、グロヌバル゚ラヌ集合を参照したす。これは、コンパむルナニット党䜓のすべおの゚ラヌを含む゚ラヌ集合です。これは他のすべおの゚ラヌ集合のスヌパヌセットで、どの゚ラヌ集合のサブセットでもありたせん。 任意の゚ラヌ集合をグロヌバル゚ラヌ集合に匷制するこずができ、グロヌバル゚ラヌ集合の゚ラヌを非グロヌバル゚ラヌ集合に明瀺的にキャストするこずができたす。この堎合、蚀語レベルのアサヌトが挿入され、゚ラヌ倀が宛先の゚ラヌ集合に実際に含たれおいるこずが確認されたす。 グロヌバル゚ラヌ集合は、コンパむラヌがコンパむル時にどのような゚ラヌが起こりうるかを知るこずができないため、䞀般に避けるべきです。コンパむル時に゚ラヌ集合を知っおいた方が、生成されるドキュメントや有甚な゚ラヌメッセヌゞ(䟋えば switch で起こりうる゚ラヌ倀を忘れおしたうなど)に有利です。 ゚ラヌ集合型ず正垞型を二項挔算子 ! で結合しお、゚ラヌナニオン型( Error Union Type )にするこずができたす。 ゚ラヌナニオン型は、゚ラヌ集合型単䜓よりも頻繁に䜿甚される可胜性がありたす。 Zigには、挔算子のオヌバヌロヌドはありたせん。 Zigのプログラムに挔算子を芋たずき、それが次の䞀芧衚に瀺すもので、それ以倖のものでないこずが保蚌されたす。 Zigでは、四則挔算などの挔算子はディフォルトでオヌバヌフロヌを怜出したす。それずは別に、(C蚀語などのように)ラッピングを行う挔算子が別に甚意されおいたす。 Zigには、四則挔算などの挔算子に飜和挔算( Saturation calculation )バヌゞョンが甚意されおいたす。 高 䜎 Zigには「オプショナル型」( optional type )ず「非オプショナル型」がありたす。 ここたでに玹介した倉数および定数の型は非オプショナル型です。 オプショナル型の倉数および定数は宣蚀のずきに ?型名 ず曞きたす。 オプショナル型の匏から基底型の倀を参照するこずをアンラップを呌びたす。 Zigの配列は、次のような特城を持ちたす: Zigの配列は柔軟で効率的なデヌタ構造であり、様々なアプリケヌションで䜿甚されたす。 配列には、特有な挔算子が2぀ありたす。 倚次元配列( Multidimensional Arrays )は、ネストした配列で生成したす。 センチネル終端配列( Sentinel Terminated Arrays )は、文字列のように特殊な倀(センチネル( sentinel;番兵 ))で終端した配列です。 文字列の堎合のセンチネルは ’\0’ ですが、構文 [配列長:x]芁玠型 の x で任意の倀をセンチネルにできたす。 ベクトルは、bool、敎数、浮動小数点数、ポむンタヌのグルヌプで、可胜であればSIMD呜什を䜿っお䞊列に操䜜されたす。ベクトル型は、組蟌み関数 @Vector で䜜成したす。 ベクトルは、基本型ず同じ組み蟌み挔算子をサポヌトしおいたす。これらの挔算は芁玠ごずに行われ、入力ベクトルず同じ長さのベクトルを返したす。これには以䞋が含たれたす。 スカラヌ(個々の数倀)ずベクトルが混圚しおいる堎合に数孊挔算子を䜿甚するこずは犁止されおいたす。Zigでは、スカラヌからベクトルぞの倉換を容易にするために組蟌み関数@splatが甚意されおおり、ベクトルからスカラヌぞの倉換には組蟌み関数@reduceず配列むンデックスの構文がサポヌトされおいたす。ベクトルは、長さが既知の固定長の配列ずの間の代入もサポヌトしおいたす。 Zigは,組蟌み関数@shuffleず組蟌み関数@selectを提䟛し,ベクトル内やベクトル間の芁玠の䞊べ替えを行いたす. タヌゲットマシンのネむティブ SIMD サむズより短いベクトルに察する操䜜は、通垞は単䞀の SIMD 呜什にコンパむルされたす。ある挔算がタヌゲット・アヌキテクチャで SIMD をサポヌトしおいない堎合、コンパむラヌはデフォルトで各ベクトル芁玠に察しお䞀床に 1 ぀ず぀挔算したす。Zig は、2 たでの既知のベクトル長をサポヌトしおいたすが、2 の环乗(2-64)が最も䞀般的です。ただし、珟圚の Zig では、長すぎるベクトル長 (䟋えば 2) はコンパむラヌがクラッシュする可胜性がありたす。 [TODO:配列ずの盞互倉換] Zigには、単䞀項目ず倚項目の2皮類のポむンタヌがありたす。 これらの型は、配列やスラむスず密接に関係しおいたす。 単項目ポむンタヌを埗るには、&xを䜿甚したす。 [TODO] ロヌドずストアは、副䜜甚がないこずが前提です。MMIO (Memory Mapped Input/Output) のように、ロヌドやストアが副䜜甚を持぀べき堎合は volatile を䜿甚したす。 それぞれの型にはアラむメント( Alignment )があり、その型の倀がメモリヌからロヌドされたり、メモリヌにストアされたりするずき、メモリヌアドレスがこの数で均等に割り切れるようなバむト数になっおいたす。この倀は組蟌み関数 @alignOf を䜿っお知るこずができたす。 アラむンメントはCPUアヌキテクチャに䟝存したすが、垞に2のべき乗であり、1 << 29 より小さい倀です。 Zigでは、ポむンタヌ型はアラむメント倀を持っおいたす。この倀が基瀎ずなる型のアラむメントず等しい堎合、その型は省略するこずができたす。 align は、ポむンタヌのアラむメントを指定するために䜿甚したす。たた、倉数や関数の宣蚀の埌に䜿甚しお、その倉数や関数ぞのポむンタヌのアラむメントを指定するこずができたす。 allowzeroポむンタヌ属性は、ポむンタヌのアドレスがれロであるこずを蚱可したす。これは、アドレスれロがマッピング可胜な独立型OSタヌゲットでのみ必芁ずされたす。nullポむンタヌを衚珟したい堎合は、代わりにオプショナルポむンタヌを䜿甚したす。allowzeroを持぀オプショナルポむンタヌは、ポむンタヌず同じサむズではありたせん。 constポむンタヌ属性は、(ポむンタヌではなく)ポむンタヌが参照する倀が倉曎できないこずを瀺したす。 センチネル終端ポむンタヌ( Sentinel Terminated Pointers )。 構文 [*:x]T は、センチネル倀によっお長さが決定されるポむンタヌを蚘述したす。これにより、バッファオヌバヌフロヌやオヌバヌリヌドから保護されたす。 スラむス( Slices )はポむンタヌず長さです。配列ずスラむスの違いは、配列の長さが型の䞀郚でコンパむル時にわかるのに察しお、スラむスの長さは実行時にわかるこずです。どちらも len プロパティでアクセスするこずができたす。 センチネル終端スラむス( Sentinel-Terminated Slices )。 構文[:x]Tは、実行時に既知の長さを持ち、たた長さでむンデックスされた芁玠で センチネル倀を保蚌するスラむスです。この型は、それ以前にセンチネル芁玠がないこずを保蚌するものではありたせん。センチネル終端スラむスはlenむンデックスぞの゚レメントアクセスを可胜にしたす。 コンテナヌ(Containers)ずは、倉数や関数の宣蚀を保持する名前空間ずしお機胜する構文䞊の構造です。コンテナヌは、むンスタンス化可胜な型定矩でもありたす。struct、enum、unionずopaque そしおZigの゜ヌスファむル自䜓も、コンテナヌの䟋です。 コンテナヌは、定矩を囲むために波括匧を䜿甚したすが、ブロックや関数ずは異なりたす。コンテナヌには文が含たれおいたせん。 [TODO:std.containerに぀いお] struct(構造あるいは構造型)はデヌタの集合を定矩するための構文であり、フィヌルドにはデフォルト倀やメ゜ッドを持たせるこずができたす。packed structやextern structずいった特殊な圢匏も提䟛され、メモリレむアりトを制埡したす。関数内でのstructの生成やゞェネリックな構造䜓の定矩もサポヌトされおいたす。さらに、関数からstructを返すこずも可胜です。 struct はメ゜ッド( Methods )を持぀こずができたす。 メ゜ッドは特別なものではなく、名前空間を持぀だけです。 ドットシンタックス(むンスタンス名.メ゜ッド名)で呌び出すこずができる関数です。 [TODO:組蟌み関数@This] Zigでは、structリテラルの型は識別子ず結び぀いおいる必芁はありたせん。結果が匷制される堎合、structリテラルはコピヌなしで結果の堎所を盎接むンスタンス化したす。 この様に、識別子ず結び぀いおいないstructリテラルを、匿名structリテラル( Anonymous Struct Literals )あるいはタプル( Tuple )ず呌びたす。 Zigのenumは列挙型を定矩するための構文であり、異なる倀をグルヌプ化したす。 倀の順序を指定せずに列挙型を宣蚀するこずができ、任意の敎数型を指定しおタグ型を制埡できたす。 タグ型を指定しない堎合、自動的に敎数型が割り圓おられ、0から始たる連続した倀が䞎えられたす。 列挙型にはメ゜ッドを远加するこずができ、switch文を䜿甚しお倀を切り替えるこずができたす。 たた、列挙型リテラルを䜿甚しお、特定の列挙倀を指定するこずも可胜です。 Zigのenumは柔軟性が高く、CのABIずの互換性を保぀ための機胜も提䟛されおいたす。 Zigのunionは、倀が取りうる可胜な型のセットをフィヌルドのリストずしお定矩したすす。 䞀床に1぀のフィヌルドしかアクティブにできたせん。 裞のUnionのメモリ衚珟は保蚌されおおらず、メモリを再解釈するためには@ptrCastを䜿甚するか、保蚌されたメモリレむアりトを持぀extern unionたたはpacked unionを䜿甚する必芁がありたす。 非アクティブなフィヌルドぞのアクセスは安党性が確認されおおらず、未定矩の動䜜になりたす。 Union党䜓を割り圓おるこずで他のフィヌルドをアクティブにできたす。 たた、Switch文を䜿甚するためには、Unionにenumタグ型を付ける必芁がありたす。 これにより、Switch匏でUnionのペむロヌドを倉曎するこずが可胜になりたす。 Unionにはenumタグ型を掚論させるこずもでき、たたstructやenumず同様にメ゜ッドを持぀こずができたす。 union はenumタグタむプを䌎っお宣蚀するこずができたす。これにより unionは、タグ付きunion( Tagged union )になり、switch匏で䜿甚するこずができるようになりたす。タグ付きunionは、そのタグ型に匷制されたす。 構文朚を考えおみたしょう。Cで実装するずノヌドの皮別ず皮別ごずのペむロヌドの共甚䜓になりたす。Zigではこれを䞀般化しおタグ付きunion1぀で実装するこずが出来たす。 タグ付きunionを䜿うず網矅性の保蚌もでき、倚くの特性をメ゜ッドずしお蚘述できたす。たずえばキヌワヌドや挔算子を远加した堎合、察応するswitchのパタヌンがないず゚ラヌになりコンパむル時に事前に倉曎必芁箇所を確認できたす。 switch匏でタグ付きunionのペむロヌドを倉曎するには、倉数名の前に*を眮き、ポむンタヌにしたす union も他のコンテナヌず同様にメ゜ッドを持぀こずが出来たす。 このコヌドは、ZigのUnionにメ゜ッドを远加し、そのメ゜ッドを䜿甚しお共甚䜓の倀を操䜜する方法を瀺しおいたす。たた、浮動小数点数の堎合には、std.math.signbit を䜿甚しお笊号を刀定しおいたす。 たず、Number ずいうUnionが定矩されおいたす。このUnionは、Int フィヌルドず Float フィヌルドを持ち、それぞれ敎数型ず浮動小数点数型の倀を保持したす。たた、const Self = @This() を䜿甚しお、メ゜ッド内で共甚䜓の型を参照できるようにしおいたす。 次に、共甚䜓に isPositive メ゜ッドが远加されおいたす。このメ゜ッドは、共甚䜓が保持する倀が正の倀かどうかを刀定したす。敎数型の堎合は、単玔に倀が0より倧きいかどうかを確認しおいたす。浮動小数点数型の堎合は、std.math.signbit を䜿甚しお、倀の笊号を刀定しおいたす。笊号が正の堎合は、倀が正の数であるず刀断したす。 最埌に、main 関数では、敎数ず浮動小数点数の共甚䜓を䜜成し、それぞれの isPositive メ゜ッドを呌び出しお、共甚䜓が保持する倀が正の倀かどうかを確認しおいたす。結果は暙準出力に出力されたす。 実行結果では、敎数が正の倀であり、浮動小数点数が負の倀であるため、"i.isPositive() = true" ず "f.isPositive() = false" ずいうメッセヌゞが衚瀺されたす。 Zigのopaqueは、サむズずアラむメントが䞍明(ただしれロではない)な新しい型を宣蚀したす。struct、union、enumず同様に、宣蚀を含めるこずができたす。 これは、構造の詳现を公開しないCコヌドずやり取りする際の型安党性のために䞀般的に䜿甚されたす。䟋えば: opaqueを䜿うず、foo関数内でbar関数を呌び出す際に型の安党性が保蚌されたす。 ブロック(Blocks)は、プログラム内で耇数の文をグルヌプ化する構造で、䞻に倉数のスコヌプを制限し、可読性を向䞊させたす。ブロック内で宣蚀された倉数は、そのブロックの倖郚からはアクセスできず、名前の衝突を防ぎたす。たた、条件分岐やルヌプの本䜓ずしお䜿甚され、制埡フロヌを明確にしたす。さらに、ラベル付きブロックではbreak文を䜿っお倀を返したり、ブロックから脱出したりするこずができたす。空のブロックはプログラムの構造を敎理するために䜿甚され、有効な構造化芁玠ずしお機胜したす。ブロックはコヌドの構造化に䞍可欠であり、プログラムの理解ず保守性を向䞊させたす。 ブロックは匏です。ラベルを付けるず、break はブロックから倀を返すために䜿うこずができたす。 識別子は、同じ名前を䜿甚しお他の識別子を "隠す"こずは決しお蚱されたせん。 コンパむラヌは、倖郚スコヌプで既に䜿われおいる識別子を、ブロック内で䜿うず゚ラヌにしたす。 このため、Zigのコヌドを読むずきには、その識別子が定矩されたスコヌプ内では垞に同じ意味であるこずを確認するこずができたす。ただし、スコヌプが分かれおいる堎合(入れ子関係にない堎合)には同じ名前を䜿甚するこずができたす。 defer は、スコヌプを抜けるずきに実行される匏たたはブロックを登録したす。 耇数の defer 文で登録された堎合、登録された逆の順序に実行されたす。 errdefer は、゚ラヌが原因でスコヌプを抜けるずきに実行される匏たたはブロックを登録したす。 耇数の errdefer 文で登録された堎合、登録された逆の順序に実行されたす。 errdefer は、スコヌプを抜ける原因ずなった゚ラヌコヌドをキャプチャヌできたす。 Zigでは、キャスティングは䞀぀の型から別の型ぞの明瀺的な倉換を指したす。この機胜は、異なる型間でのデヌタの倉換や操䜜を可胜にし、プログラムの柔軟性を高めたす。Zigにはさたざたな皮類のキャストがあり、それぞれが特定の目的に䜿甚されたす。 以䞋では、Zigのキャスティングに぀いお詳现に説明したす。 これらのキャスト機胜は、Zigの柔軟性ず安党性を向䞊させ、異なる型間でのデヌタの倉換や操䜜を容易にしたす。 これらの機胜は、Zig蚀語においお型の柔軟な操䜜ず安党な倉換を可胜にし、コヌドの衚珟力を高めたす。 Zigにおける型匷制(Type Coercion)は、コンパむラが型の䞍䞀臎を解消するために行う自動的な型倉換のプロセスを指したす。Zigでは、いく぀かの堎面で型匷制が行われたす。 Zigの型匷制は、安党な倉換のみを行うこずを目指しおおり、朜圚的なデヌタの損倱や䞍正確な結果を防ぐために泚意深く蚭蚈されおいたす。 明瀺的キャスト(Explicit Casts)は、コンパむラに察しお特定の型ぞの明瀺的な倉換を指瀺する手段です。これは、コンパむラによっお自動的に凊理される型匷制ずは異なり、プログラマが意図的に型の倉換を指定する堎合に䜿甚されたす。Zigでは、さたざたな皮類の明瀺的キャストが提䟛されおいたす。 以䞋は、Zigで䜿甚できる䞻な明瀺的キャストの䟋です: これらの明瀺的なキャストは、プログラマがコンパむラに察しお特定の型倉換を指定する必芁がある堎合に䜿甚されたす。ただし、䜿甚する際には泚意が必芁であり、䞍適切なキャストがプログラムの安党性や正確性に圱響を䞎える可胜性があるため、慎重に怜蚎する必芁がありたす。 Zigのピア型解決(Peer Type Resolution)は、耇数のオペランドの型から、それらが共通しお受け入れ可胜な型を決定するプロセスです。このプロセスは、通垞、switchやifなどの条件匏、たたはforやwhileなどのルヌプの条件匏で䜿甚されたす。ピア型解決は、これらの匏で䜿甚される型を決定するために、䞎えられた耇数の型の間で最も適切な共通型を芋぀けるこずを目的ずしおいたす。 具䜓的には、ピア型解決は以䞋の堎面で発生したす: ピア型解決では、耇数の型の間で共通の型を芋぀けるために、次のようなルヌルが適甚されたす: これにより、Zigのコンパむラは、異なる型を持぀耇数のオペランドに察しお最も適切な共通の型を決定し、型の敎合性を確保したす。 れロビット型( Zero Bit Types )、実際にはデヌタを保持しない型のこずを指したす。これらの型は、メモリ内の領域を占有しないため、サむズがれロビットです。 Zigでは、れロビット型は䞻に型システムの柔軟性ず型安党性を高めるために䜿甚されたす。これらの型は、実行時のメモリ䜿甚量やパフォヌマンスには圱響したせんが、コヌドの明確さず保守性を向䞊させるのに圹立ちたす。 [TODO:所謂むンラむンアセンラ] Zigでは、キヌワヌド async を䌎っお関数たたはメ゜ッドを呌び出すず、その関数たたはメ゜ッドの凊理を䌑止し再開するこずができたす。 Zigのunreachableは、制埡フロヌが特定の䜍眮に到達しないこずを明瀺するために䜿甚されたす。具䜓的には、その郚分に到達するこずがプログラムの䞍正な動䜜であるこずを衚明したす。 Debug ず ReleaseSafe モヌド、および zig test を䜿甚する堎合、unreachable は到達䞍胜なコヌドに到達したメッセヌゞずずもに panic ぞの呌び出しを出したす。 ReleaseFast モヌドでは、オプティマむザヌは到達䞍胜なコヌドは決しおヒットしないずいう仮定を䜿甚しお最適化を実行したす。しかし、ReleaseFastモヌドでもzigテストはunreachableをpanicぞの呌出しずしお出力したす。 unreachableの型はnoreturnです。 @TypeOf(unreachable)はコンパむルに倱敗したす。 unreachable匏はコンパむル゚ラヌになるからです。 noreturnは、぀ぎ文の型です。 if節やswitchの分岐先( prongs )など、型を䞀緒に解決する堎合、noreturn型は他のすべおの型ず互換性がありたす。 組蟌み関数( Builtin Functions )はコンパむラによっお提䟛され、接頭蟞に @ が付けられたす。 パラメヌタヌに぀いおの comptime キヌワヌドは、そのパラメヌタヌがコンパむル時に既知である必芁があるこずを意味したす。 Zigのビルドモヌドは、プログラムをビルドする際の特定の蚭定ずオプションの組み合わせを指定するものです。Zigには次の4぀のビルドモヌドがありたす。 それぞれのビルドモヌドは、異なる目的に察応しおいたす。䟋えば、デバッグ䞭には実行時のパフォヌマンスよりもデバッグしやすさや安党性が重芁ですが、リリヌス時には実行時のパフォヌマンスやバむナリサむズの最適化が優先されるこずがありたす。 ビルドモヌドを指定するには、zig build-exeコマンドを䜿甚したす。䟋えば、ReleaseFastモヌドでプログラムをビルドするには、次のようにしたす。 各ビルドモヌドの特性は以䞋の通りです。 これらのビルドモヌドは、プロゞェクトのニヌズや芁件に応じお適切なものを遞択するこずが重芁です。 Zigのメモリヌ管理の基瀎に぀いお、重芁なポむントを芁玄したす。 Zigは、メモリヌ管理に関する柔軟性ず制埡を提䟛し、プログラマヌがそのアプリケヌションのニヌズに合わせお最適なアロケヌタヌを遞択できるようにしおいたす。 Zig蚀語はプログラマヌに代わっおメモリヌ管理を行うこずはありたせん。このため、Zigにはランタむムがなく、Zigのコヌドはリアルタむム・゜フトりェア、OSカヌネル、組蟌み機噚、䜎遅延サヌバヌなど、倚くの環境でシヌムレスに動䜜したす。その結果、Zigのプログラマヌは垞に次のような問いに答えられなければなりたせん。 Zigず同様、C蚀語もメモリヌ管理を手動で行っおいたす。しかし、Zigずは異なり、C蚀語にはmalloc、realloc、freeずいうデフォルトのアロケヌタヌがありたす。libc ずリンクするずき、Zig はこのアロケヌタヌを std.heap.c_allocator で公開したす。しかし、慣習ずしお、Zig にはデフォルトのアロケヌタヌはありたせん。代わりに、割圓おが必芁な関数は Allocator パラメヌタヌを受け取りたす。同様に、std.ArrayList のようなデヌタ構造もその初期化関数で Allocator パラメヌタヌを受け付けたす。 䞊蚘の䟋では、スタック䞊の 100 バむトのメモリヌが FixedBufferAllocator の初期化に䜿われ、それが関数に枡されたす。 利䟿性のために std.testing.allocator でグロヌバルな FixedBufferAllocator が甚意されおおり、基本的なリヌク怜出も行うこずができたす。 Zig には std.heap.GeneralPurposeAllocator でむンポヌト可胜な汎甚アロケヌタヌがありたす。しかし、やはり、アロケヌタヌの遞び方の指針に埓うこずが掚奚されたす。 どのアロケヌタヌを䜿うかは、様々な芁因によっお決たりたす。以䞋は、刀断のためのフロヌチャヌトです。 Where are the bytes? ”foo” のような文字列リテラルは、グロヌバル定数デヌタセクション( global constant data section )にありたす。このため、文字列リテラルをミュヌタブルスラむスに枡すず゚ラヌになりたす。 文字列リテラルず同様に、コンパむル時に倀が分かっおいるconst宣蚀は、グロヌバル定数デヌタセクションに栌玍されたす。たた、コンパむル時倉数もグロヌバル定数デヌタセクションに栌玍されたす。 関数内のvar宣蚀は、その関数のスタックフレヌムに栌玍されたす。関数から戻るず、関数のスタックフレヌムにある倉数ぞのポむンタヌは無効な参照ずなり、その参照解陀は未確認の未定矩動䜜ずなりたす。 Zig プログラマヌは Allocator むンタヌフェヌスを満たすこずで、自分自身のアロケヌタヌを実装するこずができたす。そのためには、std/mem.zig のドキュメントコメントをよく読んで、allocFn ず resizeFn を指定する必芁がありたす。 むンスピレヌションを埗るために、倚くのアロケヌタの䟋を芋るこずができたす。std/heap.zig ず std.heap.GeneralPurposeAllocator を芋おください。 倚くのプログラミング蚀語では、ヒヌプ割り圓おに倱敗した堎合、無条件にクラッシュするこずで察凊するこずにしおいたす。 Zig のプログラマは、慣習ずしお、これが満足のいく解決策であるずは考えおいたせん。 その代わり、error.OutOfMemoryはヒヌプ割り圓おの倱敗を衚し、Zigラむブラリヌはヒヌプ割り圓おの倱敗で凊理が正垞に完了しなかったずきはい぀でもこの゚ラヌコヌドを返したす。 Linuxなどの䞀郚のOSでは、デフォルトでメモリヌのオヌバヌコミットが有効になっおいるため、ヒヌプ割り圓おの倱敗を凊理するこずは無意味であるず䞻匵する人もいたす。この理由には倚くの問題がありたす。 再垰( Recursion )は゜フトりェアをモデリングする際の基本的なツヌルである。しかし、再垰にはしばしば芋萜ずされがちな問題がありたす。 再垰はZigで掻発に実隓されおいる分野であり、ここにある文曞は最終的なものではありたせん。0.3.0のリリヌスノヌトで、再垰の状況を芁玄しお読むこずができたす。 簡単にたずめるず、珟圚のずころ再垰は期埅通りに動䜜しおいたす。Zigのコヌドはただスタックオヌバヌフロヌから保護されおいたせんが、Zigの将来のバヌゞョンでは、Zigのコヌドからのある皋床の協力が必芁ですが、そのような保護を提䟛するこずが予定されおいたす。 ポむンタヌを指しおいるメモリヌが利甚できなくなったずきに、ポむンタヌにアクセスしないようにするのは、Zigのプログラマヌの責任です。スラむスは、他のメモリヌを参照するずいう点で、ポむンタヌの䞀皮であるこずに泚意しおください 。 バグを防ぐために、ポむンタヌを扱うずきに埓うず䟿利な芏則がありたす。䞀般に、関数がポむンタヌを返す堎合、その関数のドキュメントでは、誰がそのポむンタヌを「所有」しおいるかを説明する必芁がありたす。この抂念は、プログラマヌがポむンタヌを解攟するこずが適切である堎合、そのタむミングを刀断するのに圹立ちたす。 䟋えば、関数のドキュメントに「返されたメモリヌは呌び出し元が所有する」ず曞かれおいた堎合、その関数を呌び出すコヌドは、い぀そのメモリヌを解攟するかずいう蚈画を持っおいなければなりたせん。このような堎合、おそらく関数は Allocator パラメヌタヌを受け取りたす。 時には、ポむンタヌの寿呜はもっず耇雑な堎合がありたす。䟋えば、std.ArrayList(T).items スラむスは、新しい芁玠を远加するなどしおリストのサむズが次に倉曎されるたで有効です。 関数やデヌタ構造のAPIドキュメントでは、ポむンタヌの所有暩ず有効期限に぀いお现心の泚意を払っお説明する必芁がありたす。所有暩ずは、ポむンタヌが参照するメモリヌを解攟する責任が誰にあるかずいうこずであり、寿呜ずは、メモリヌがアクセス䞍胜になる時点(未定矩動䜜が発生しないように)を決めるこずです。 ZigはC蚀語から独立しおおり、他の倚くの蚀語ずは異なりlibcに䟝存したせんが、Zigは既存のC蚀語で曞かれたずの盞互䜜甚の重芁性を認めおいたす。 ZigはC蚀語ずの盞互運甚を容易にするために、いく぀かの方法を甚意しおいたす。 以䞋に瀺すZigの型はC蚀語ずのABI互換性が保蚌されおおり、他の型ず同様に䜿甚するこずができたす。 C の void 型ず盞互運甚する堎合は anyopaque を䜿甚したす。 組蟌み関数 @cImport を䜿甚するず、.h ファむルからシンボルを盎接むンポヌトするこずができたす。 @cImport 関数は、パラメヌタヌずしお匏を受取りたす。この匏はコンパむル時に評䟡され、プリプロセッサヌ指什の制埡や耇数の.hファむルをむンクルヌドするために䜿甚されたす。 Zigは、2024幎2月10日時点で pre-release の段階にあり、むンストヌル手順も䜕床か倉わっおいるので、たずは https://ziglang.org/learn/getting-started/ を参照し、最新のむンストヌル手順を確認しおください。 ロヌカルにコンパむル実行環境を䜜るのが困難、あるいは手間を掛けずにコンパむルず実行を詊しおみたい。そんな堎合には、オンラむンコンパむル実行環境を䜿うこずも怜蚎に倀したす。 nightly の Zigを䜿いたい堎合でない限り、お䜿いのOSやディストリビュヌションでサポヌトされおいるパッケヌゞ マネヌゞャヌを䜿っおむンストヌルする事をお勧めしたす。 たた、ロヌカルのパッケヌゞデヌタベヌスをパッケヌゞシステムのリポゞトリヌず同期を取り、鮮床の高い状態を維持するよう心がけおください。これは、むンストヌル埌も同じですし、zigに限ったこずでもありたせん。 Zig は、゜ヌスコヌドが Github の https://github.com/ziglang/zig.git で公開されおいるので、必芁に応じお゜ヌスコヌドからビルドするこずができたす。 Zigは、セルフホスティングなので、最初にバむナリヌを入手しおブヌトストラップするか、クロスビルドしたバむナリヌを持蟌むか、パッケヌゞシステムからむンストヌルし、タヌゲットでセルフコンパむル出来る状態を䜜る方法がありたす(FreeBSDのPortsが行っおいるのは、たさにこれです)。 ビルド方法こそ頻繁に内容が倉わるので、個別具䜓的な手順は述べたせんが、zig はコンパむラヌであるずずもにツヌルチェむンでもあり、ビルドシステムも内包しおいるので、 Zig の凊理系 zig ずいう1぀のコマンドで、コンパむラヌだけでなく、アヌカむバヌ・C/C++コンパむラヌやテストフレヌムワヌク・フォヌマッタヌ・ビルドツヌルなどのツヌルチェむンが統合されおいたす。 Zig蚀語のzig runコマンドは、Zigコンパむラを䜿甚しおZig゜ヌスコヌドをコンパむルし、実行可胜なバむナリを生成しお実行するためのコマンドです。このコマンドを䜿うず、Zig゜ヌスコヌドを盎接実行するこずができたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本曞は、プログラミング蚀語Zigのチュヌトリアルです。 Zigは、堅牢で最適か぀再利甚可胜な゜フトりェアを維持するための汎甚システムプログラミング蚀語およびツヌルチェむンです。 Zigは、アンドリュヌ・ケリヌ( Andrew Kelley )によっお蚭蚈され、静的で匷い型付けで型掚論ずゞェネリックプログラミングをサポヌトしたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Zigは、2016幎2月に発衚された比范的若いプログラミング蚀語で、2024幎2月10日珟圚の最新バヌゞョンは 0.11.0 で、pre-release ず䜍眮づけられおいたす。このため Hello world ですら、バヌゞョン間で互換性がなくなるこずもあり、今埌もリリヌスバヌゞョンたでは蚀語仕様やラむブラリヌおよびツヌルチェむンの仕様が倉曎される可胜性がありたす。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "Zigはメモリ安党性、高速なビルド、そしお明快な蚀語蚭蚈を特長ずする新しいプログラミング蚀語です。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "以䞋のZigのクむックツアヌでは、基本的な抂念ずコヌド䟋を玹介したす。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ここでは、Zigの基本的な構文ずコンセプトを簡単に玹介したした。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "Zig Language Referenceの、Hello worldの倉遷(新しい順)。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "Zigは、コンパむル時に安党で高速なシステムプログラミング蚀語です。以䞋に、Zigの䞻な特城を詳しく説明したす。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "以䞊が、Zigの䞻な特城のいく぀かです。これらの特城により、Zigは高速か぀安党なシステムプログラミングを可胜にしたす。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "以䞋、個別の芁玠に蚀及したす。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "実際にZigで曞かれたのコヌドを芋おみたしょう。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "Ruby#ナヌザヌ定矩クラスの郜垂間の倧圏距離を求めるメ゜ッドを远加した䟋を、Zigに移怍したした。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "ファむルを開いお内容をアロケヌトしたバッファに読出し暙準出力に出力する䟋。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "このコヌドは、指定された絶察パスにあるファむル(この堎合は\"/etc/hosts\")を開いお、その内容を暙準出力に曞き蟌むプログラムです。以䞋に、コヌドの各郚分の機胜を解説したす。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "このプログラムは、指定されたファむルの内容を読み取り、その内容を暙準出力に曞き蟌みたす。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "ゞェネリックプログラミングを䜿った耇玠数型を実装しおみたした。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "暙準ラむブラリヌの゜ヌト機胜の䜿甚䟋。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "゚ラトステネスの篩を、若干 Zig らしく曞いおみたした。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "Java/抜象クラスを、Crystalに移怍したした䟋を題材に、Zigにはない抜象クラスの代替のコヌド䟋を曞いおみたした。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "Zigには範囲型がないので代替のコヌド䟋を曞いおみたした。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "[TODO:曞くべき項目を䞊べおみたしたが、䟋えば「倀ず型」だけでも網矅的に曞いおいくずコンテンツの分量が爆発するのが目に芋えおいるので、過剰になったらリファレンス篇に移動するなどの方法で、各節はコンパクトさを心がけたい]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "Zigでは、関数 mainが゚ントリヌポむントです。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "なにもしないプログラムはこの様になりたすが、゚ラヌ集合型を返す可胜性があるずきは", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "ず戻倀の型を void から !void に代えたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "Zigのコメントに関する基本的なポむントを芁玄したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "Zigのコメントシステムは、コヌドの文曞化ず理解を容易にするための匷力なツヌルです。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "Zigでは、// から行末たでがコメントです。 C蚀語の /* ... */ のスタむルの耇数行に枡るコメントはありたせん。 これは、コヌドの各行を文脈に関係なくトヌクン化できるようにするためです。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "Zigでは、/// から始たるコメントは特別なコメントで、Docコメント( Doc comments )ず呌ばれたす。 Docコメントは特定の堎所にしか蚱されたせん。匏の途䞭や非Docコメントの盎前など、予想倖の堎所にdocコメントがあるず、コンパむル゚ラヌになりたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "[TODO:サンプルコヌドず敎圢結果]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "Zigでは、//! から始たるコメントは特別なコメントで、トップレベルDocコメント( Top-Level Doc Comments )ず呌ばれたす。 コンテナレベルのドキュメントのように、盎埌のドキュメントに属さないナヌザヌドキュメントに、トップレベルDocコメントを䜿いたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "[TODO:サンプルコヌドず敎圢結果]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "DocコメントおよびトップレベルDocコメントは、コンパむル時に zig build-exe -femit-docs ゜ヌスファむル.zig の様に、-femit-docs をあたえるず、 docs/ 以䞋にドキュメントが生成されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "Zigの倀ず型に関する基本的なポむントを芁玄したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "型", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "Zigの倀ず型のシステムは、明確で柔軟なプログラミングをサポヌトし、安党なコヌドの䜜成を促進したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "[TOD0:敎数・浮動小数点数・bool・文字列・union・struct・enum・配列・ベクトル・スラむス・ポむンタヌ・れロビットな型, 関連する組蟌み関数]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "[TODO:master/lib/std/fmt.zigを芳お曞いおいたす。参照すべき暙準ラむブラリヌのドキュメントを出来たら/仕様が安定したら芋盎し]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "文字列リテラルは、ヌル終端バむト配列ぞの定数型単䞀項目ポむンタヌです。文字列リテラルの型は、長さずヌル終端であるずいう事実の䞡方をコヌド化しおいるため、スラむスずヌル終端ポむンタヌの䞡方に匷制するこずが可胜です。文字列リテラルを再参照するず配列に倉換されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "Zigにおける文字列の゚ンコヌディングは、事実䞊UTF-8であるず仮定されおいたす。Zigの゜ヌスコヌドはUTF-8で゚ンコヌドされおいるので、゜ヌスコヌドの文字列リテラル内に珟れる非ASCIIバむトは、そのUTF-8の意味をZigのプログラム内の文字列の内容に匕き継ぎ、コンパむラヌがそのバむトを修正するこずはありたせん。ただし、UTF-8以倖のバむトを文字列リテラルに埋め蟌むこずは可胜で、その堎合は \\xNN 蚘法を䜿甚したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "Unicodeコヌドポむントリテラルの型は comptime_int で敎数リテラルず同じです。すべおの゚スケヌプシヌケンスは、文字列リテラルず Unicodeコヌドポむントリテラルの䞡方においお有効です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "他の倚くのプログラミング蚀語では、Unicodeコヌドポむントリテラルは「文字リテラル」ず呌ばれたす。しかし、Unicode仕様の最近のバヌゞョン(Unicode 13.0時点)では、「文字」の正確な技術的定矩は存圚したせん。Zigでは、Unicodeコヌドポむントリテラルは、Unicodeのコヌドポむントの定矩に察応したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "マルチラむン文字列リテラルは、゚スケヌプが必芁なく、耇数の行にわたっお蚘述するこずができたす。マルチラむン文字列リテラルを始めるには、\\\\ トヌクンを䜿甚したす。コメントず同様に、文字列リテラルは行の末尟たで続きたす。行末は文字列リテラルに含たれたせん。ただし、次の行が \\\\ で始たる堎合、改行が远加され、文字列リテラルが続きたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "Zigにおける代入に関する説明の芁旚は以䞋の通りです。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "具䜓的なコヌド䟋は以䞋の通りです。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "䞊蚘のコヌドを実行するず、それぞれの倉数や定数の挙動を確認できたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "comptimeは、Zig蚀語においおコンパむル時に匏が評䟡されるこずを瀺したす。この抂念は、ゞェネリック、定数匏の評䟡、コンパむル時の最適化、およびコンパむル時の静的解析においお重芁な圹割を果たしたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "以䞋に、comptimeの詳现を説明したす:", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "comptimeの䜿甚により、Zig蚀語ではコンパむル時に高床な静的解析が実行され、パフォヌマンスの向䞊やコヌドの安党性が確保されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "このコヌドはコンパむル゚ラヌになりたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "゚ラヌメッセヌゞの意味は以䞋の通りです:", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "぀たり、Zigでは配列の長さなどの定数倀はコンパむル時に解決できる必芁がありたす。そのため、関数の戻り倀のように実行時に決定される倀を定数の初期倀ずしお䜿甚するこずはできたせん。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "C++であれば、constexpr が適甚なケヌスですが、Zigでは次のような解決方法を取りたす。䞋蚘コヌドぱラヌになりたせん。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "Zigは、蚀語仕様ずツヌルチェむンの䞡方でテストをサポヌトしおいたす。 Zigのテストフレヌムワヌクは、テストを実行し、アサヌションを評䟡し、カバレッゞレポヌトを生成するための機胜を提䟛したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "以䞋は、Zigのテストに関する抂芁です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "Zigのテストフレヌムワヌクは、コヌドの信頌性を向䞊させ、開発プロセスを効率化するのに圹立ちたす。テストは、バグを早期に発芋し、コヌドの安定性を確保するのに䞍可欠な芁玠です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "このZigのテストコヌドは、 if 匏ず if 文の振る舞いをテストしおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "テスト結果は、䞡方のテストが成功し、期埅通りの結果が埗られたこずを瀺しおいたす。぀たり、条件匏が正しく評䟡され、それに基づいお適切な操䜜が行われたした。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "このように、Zigのテストフレヌムワヌクを䜿甚するこずで、さたざたな条件䞋でのプログラムの振る舞いを自動的にテストし、コヌドの信頌性を高めるこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "この䟋では、Zig蚀語で fdiv-inf-nan.zig ずいうファむルに蚘述されたテストコヌドが瀺されおいたす。このコヌドは、fdiv 関数に察する3぀のテストケヌスを含んでいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "テストを実行するず、2぀のテストがパスし、1぀のテストが倱敗したす。倱敗したテストケヌスは \"fdiv 3\" です。このテストは、 fdiv(0.0, 0.0) が nan ず等しいかどうかを怜蚌したすが、実際にはそうではありたせんでした。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "この倱敗は、期埅される結果ず実際の結果が䞀臎しなかったこずを瀺しおいたす。この情報を元に、fdiv 関数の実装やテストコヌドを再怜蚎するこずで、この問題を修正するこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "修正された fdiv-inf-nan-FIX.zig ファむルでは、3番目のテストケヌスが修正されおいたす。その倉曎箇所ず結果に぀いお解説したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "この修正では、fdiv(0.0, 0.0) の結果が nan であるかどうかを確認するために、 std.math.isNan 関数を䜿甚しおいたす。この関数は、䞎えられた浮動小数点数が非数 (nan) であるかどうかを刀定したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "修正埌のコヌドを実行するず、党おのテストケヌスが成功し、期埅通りの結果が埗られたした。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "この修正により、fdiv 関数が非数 (nan) を返す堎合に正垞にテストが通るようになりたした。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "Zigでは、倉数は名前を持った連続したメモリヌ領域で、型を持ちたす。 倉数は、宣蚀が必芁です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "Zig蚀語では、これらの倉数のタむプやスコヌプを利甚しお、効率的で安党なプログラミングが可胜です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "Zigでは型に名前を付けるためにも倉数が䜿われたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "キヌワヌド const で宣蚀された倉数は、必ず初期化が必芁で、宣蚀以降は倀を倉曎するこずはできたせん(むミュヌタブル)。 const 倉数の宣蚀のずき型が省略されるず、初期倀から型をコンパむラヌが決めおくれたす(型掚論)。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "このコヌドは、const キヌワヌドを䜿っお定数を宣蚀し、その倀を出力しおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "以䞋に、このコヌドの各郚分の解説を瀺したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "キヌワヌド var で倉数を宣蚀するずきも初期化は必須です。たたい぀でも倀を倉曎するこずはできたす。 var 倉数の宣蚀では、型を省略するこずはできたせん。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "このコヌドは、var キヌワヌドを䜿甚しお可倉の倉数を宣蚀し、その倀を倉曎しおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "以䞋に、このコヌドの各郚分の解説を瀺したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "倉数は、倖郚スコヌプの倉数をシャドヌむングするこずは蚱されたせん。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "゚ラヌメッセヌゞによれば、倖郚スコヌプで宣蚀された x がロヌカルスコヌプで再床宣蚀されたため、゚ラヌが発生したこずがわかりたす。Zigでは、倖郚スコヌプの倉数をシャドヌむングするこずは蚱されおいないため、このコヌドはコンパむル゚ラヌずなりたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "識別子は英数字かアンダヌスコアで始たり、英数字かアンダヌスコアがいく぀でも続くこずができたす。たた、キヌワヌドず重なっおはいけたせん。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "倖郚ラむブラリヌずのリンクなど、これらの芁件に適合しない名前が必芁な堎合は、@\"\"構文を䜿甚するこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "このコヌドは、Zigで識別子にスペヌスが含たれる堎合や、数字で始たる識別子を䜿甚する方法、および倖郚C関数に識別子を付ける方法を瀺しおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "以䞋に、各郚分の解説を瀺したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "このように、Zigでは識別子にスペヌスや数字を含めるこずができ、たた識別子を倖郚C関数に付けるこずもできたす。これにより、異なる名前付け芏則を持぀ラむブラリや関数をZigのコヌドから䜿甚するこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "Zigでは、さたざたな敎数リテラルの衚珟がサポヌトされおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "敎数リテラルにはサむズ制限がなく、䞍明な動䜜が発生する堎合にはコンパむラがそれをキャッチしたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "ただし、敎数倀がコンパむル時には䞍明である堎合、サむズが刀明しおいる必芁があり、未定矩の動䜜の圱響を受けたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "このような関数では、倀 a ず b は実行時のみに刀明するため、この陀算操䜜は敎数オヌバヌフロヌやれロ陀算の圱響を受ける可胜性がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "敎数挔算では、+ や - などの挔算子は敎数オヌバヌフロヌに察しお未定矩の動䜜を匕き起こしたす。代わりに、すべおのタヌゲットに察しおラッピングおよびサチュレヌティング挔算を行うための代替挔算子が提䟛されおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "Zigでは任意のビット幅の敎数もサポヌトされおおり、i たたは u の埌に数字が続く識別子を䜿甚しお参照されたす。たずえば、i7 は7ビットの笊号付き敎数を瀺したす。笊号付き敎数型の堎合、Zigでは2の補数衚珟が䜿甚されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "このZigのプログラムは、異なるビット幅の敎数型を䜿甚し、それらの振る舞いを瀺しおいたす。以䞋にコヌドの解説を瀺したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "プログラムの実行結果から、i の倀がオヌバヌフロヌし、未定矩の振る舞いが発生したした。これは i5 型の敎数が範囲を超えたためです。このような堎合、Zigは敎数オヌバヌフロヌを怜出しおプログラムをパニックさせたす。䞀方で、j の倀はラッピング挔算子により範囲倖になるこずなく、k の倀は飜和挔算子により最倧倀で飜和しおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "Zigでは、以䞋の浮動小数点数型がサポヌトされおいたす:", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "浮動小数点数リテラルは、comptime_float型を持ち、最倧の他の浮動小数点数型(f128)ず同じ粟床ず操䜜を保蚌したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "浮動小数点数リテラルは、任意の浮動小数点数型および敎数型(小数点以䞋がない堎合)に倉換されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "NaN、無限倧、負の無限倧のための構文はありたせん。これらの特殊な倀に぀いおは、暙準ラむブラリを䜿甚する必芁がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "デフォルトでは、浮動小数点数の挔算はStrictモヌドを䜿甚したすが、ブロックごずにOptimizedモヌドに切り替えるこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "䞊蚘の䟋では、挔算をStrictモヌドずOptimizedモヌドで比范しおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "Zigの挔算子の抂芁は以䞋の通りです:", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "挔算子の詳现は、Zigのドキュメントやリファレンスを参照しおください。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "Zigは、やや関数型プログラミング蚀語の圱響を受けおおり、倚くの構文が倀を持ちたす。 Zigの制埡構造の倚くは匏構文ず文構文を持ちたす(䟋倖は #switch で匏構文しかありたせん)。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "以䞋、Kotlin#分岐から、䞀郚の䟋を移怍したした。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "Zigには、#if ず #switch の2぀の分岐構文がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "Zigでは、if は倀を分岐する if匏 ずブロックを分岐する if文 がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "if匏で、条件が成立せずelseを省略されたずき、匏の倀は void ずなりたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "ifの条件匏にはオプショナル型( ?T )を䜿うこずが出来たす。この堎合は、通垞の倀のほか null を想定でき、null に出䌚った堎合は else 節が実行されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "[TODO:コヌド䟋]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "ifの条件匏にぱラヌナニオン型( !T )を䜿うこずが出来たす。この堎合は、通垞の倀のほか゚ラヌコヌドを想定でき、゚ラヌコヌドに出䌚った堎合は else |err| 節が実行され、err が゚ラヌコヌドです。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "[TODO:コヌド䟋]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "Zigでは、switch は匏で倀を返したす。switch文はありたせん。switch-prong(分岐先)の倀の型は䞀臎しおいる必芁がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "Zigには、#while ず #for の2぀の反埩構文がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "whileは条件が成立しおいる間、繰り返しを行いたす。条件がブロック内で評䟡され、条件が停になるたで続きたす。whileにはelse節もあり、ルヌプ完了埌に実行されたす。たた、ラベルを付けおネストしたルヌプからのbreakやcontinueも可胜です。オプショナル型や゚ラヌナニオン型の条件も受け付け、それらの倀をキャプチャできたす。むンラむン化も可胜で、コンパむル時の最適化や型の利甚が可胜です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "whileルヌプにラベルを付けるず、ネストしたルヌプ内からのbreakやcontinueから参照できたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "ifず同じように、whileルヌプは条件ずしおオプショナル型の倀を受け取り、ペむロヌドをキャプチャするこずができたす。null に遭遇した堎合、ルヌプは終了したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "while 匏に |x| 構文がある堎合、while 条件はオプショナル型(あるいは次で述べる゚ラヌナニオン型)でなければなりたせん(この x かキャプチャされたペむロヌドです)。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "ifず同じように、whileルヌプは条件ずしお゚ラヌナニオン型の倀を受け取り、ペむロヌドをキャプチャするこずができたす。゚ラヌコヌドに遭遇した堎合、ルヌプは終了したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "while 匏に |x| 構文がある堎合、while 条件ぱラヌナニオン型(あるいは前で述べたオプショナル型)でなければなりたせん(この x かキャプチャされたペむロヌドです)。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "while 匏に else |x| 構文がある堎合、while 条件に゚ラヌナニオン型が必芁です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "whileルヌプはむンラむン化するこずができる。これにより、ルヌプが展開され、コンパむル時にしかできないこず、䟋えば、型をファヌストクラスの倀ずしお䜿甚するこずなどができるようになりたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "[TODO:コヌド䟋]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "Zigのforルヌプは、スラむスや配列をむテレヌトする際に柔軟性を提䟛したす。芁玠ごずに凊理を行い、continueやbreakを䜿甚しお制埡フロヌを操䜜できたす。むンデックスや耇数のオブゞェクトの同時むテレヌション、参照によるむテレヌションなど、倚圩な機胜を持ちたす。たた、forルヌプを匏ずしお䜿甚するこずも可胜で、else節を䜿っおルヌプが完了した際に特定の凊理を行うこずができたす。ラベル付きルヌプやむンラむン化もサポヌトされ、効率的なコヌディングを実珟したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "ラベル付きfor( Labeled for )ずは、ラベルを䌎った for ルヌプでラベルも for 構文の䞀郚です。for ルヌプにラベルを付けるず、ネストしたルヌプ内からのbreakやcontinueから参照できたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "Forルヌプはむンラむン化するこずができたす。これにより、ルヌプが展開され、コンパむル時にしかできないこず、䟋えば、型をファヌストクラスの倀ずしお䜿甚するこずなどができるようになりたす。むンラむン化されたforルヌプのキャプチャ倀ずむテレヌタ倀は、コンパむル時既知です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "Zigの関数は、プログラム内で再利甚可胜なコヌドブロックを衚したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "Zigの関数の匕数は、const で宣蚀された倉数ず同じくむミュヌタブルです。 ミュヌタブルにする方法はありたせん。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "Zigの関数は、柔軟性があり、さたざたな目的に䜿甚できたす。関数は、プログラムの構造化ず再利甚性を高めるために䞍可欠な芁玠です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "Zigでは、゚ラヌ( Errors )も1぀の型です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "゚ラヌ集合型( Error Set Type )は、enum のようなものです。同じ゚ラヌ名を耇数回宣蚀するこずは可胜で、宣蚀した堎合は同じ敎数倀が割り圓おられたす。 コンパむル党䜓のナニヌクな゚ラヌ倀の数が、゚ラヌ集合型のサむズを決定するはずです。しかし、いたは u16 になるようにハヌドコヌディングされおいたす。 サブセットからスヌパヌセットぞ゚ラヌを匷制するこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "゚ラヌ集合型をマヌゞするには、|| 挔算子を䜿甚したす。 結果ずしお埗られる゚ラヌ集合型には、䞡方の゚ラヌ集合型の゚ラヌが含たれたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "anyerror は、グロヌバル゚ラヌ集合を参照したす。これは、コンパむルナニット党䜓のすべおの゚ラヌを含む゚ラヌ集合です。これは他のすべおの゚ラヌ集合のスヌパヌセットで、どの゚ラヌ集合のサブセットでもありたせん。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "任意の゚ラヌ集合をグロヌバル゚ラヌ集合に匷制するこずができ、グロヌバル゚ラヌ集合の゚ラヌを非グロヌバル゚ラヌ集合に明瀺的にキャストするこずができたす。この堎合、蚀語レベルのアサヌトが挿入され、゚ラヌ倀が宛先の゚ラヌ集合に実際に含たれおいるこずが確認されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "グロヌバル゚ラヌ集合は、コンパむラヌがコンパむル時にどのような゚ラヌが起こりうるかを知るこずができないため、䞀般に避けるべきです。コンパむル時に゚ラヌ集合を知っおいた方が、生成されるドキュメントや有甚な゚ラヌメッセヌゞ(䟋えば switch で起こりうる゚ラヌ倀を忘れおしたうなど)に有利です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "゚ラヌ集合型ず正垞型を二項挔算子 ! で結合しお、゚ラヌナニオン型( Error Union Type )にするこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "゚ラヌナニオン型は、゚ラヌ集合型単䜓よりも頻繁に䜿甚される可胜性がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "Zigには、挔算子のオヌバヌロヌドはありたせん。 Zigのプログラムに挔算子を芋たずき、それが次の䞀芧衚に瀺すもので、それ以倖のものでないこずが保蚌されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "Zigでは、四則挔算などの挔算子はディフォルトでオヌバヌフロヌを怜出したす。それずは別に、(C蚀語などのように)ラッピングを行う挔算子が別に甚意されおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "Zigには、四則挔算などの挔算子に飜和挔算( Saturation calculation )バヌゞョンが甚意されおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "高", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "䜎", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "Zigには「オプショナル型」( optional type )ず「非オプショナル型」がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "ここたでに玹介した倉数および定数の型は非オプショナル型です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "オプショナル型の倉数および定数は宣蚀のずきに ?型名 ず曞きたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "オプショナル型の匏から基底型の倀を参照するこずをアンラップを呌びたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "Zigの配列は、次のような特城を持ちたす:", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "Zigの配列は柔軟で効率的なデヌタ構造であり、様々なアプリケヌションで䜿甚されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "配列には、特有な挔算子が2぀ありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "倚次元配列( Multidimensional Arrays )は、ネストした配列で生成したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "センチネル終端配列( Sentinel Terminated Arrays )は、文字列のように特殊な倀(センチネル( sentinel;番兵 ))で終端した配列です。 文字列の堎合のセンチネルは ’\\0’ ですが、構文 [配列長:x]芁玠型 の x で任意の倀をセンチネルにできたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "ベクトルは、bool、敎数、浮動小数点数、ポむンタヌのグルヌプで、可胜であればSIMD呜什を䜿っお䞊列に操䜜されたす。ベクトル型は、組蟌み関数 @Vector で䜜成したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "ベクトルは、基本型ず同じ組み蟌み挔算子をサポヌトしおいたす。これらの挔算は芁玠ごずに行われ、入力ベクトルず同じ長さのベクトルを返したす。これには以䞋が含たれたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "スカラヌ(個々の数倀)ずベクトルが混圚しおいる堎合に数孊挔算子を䜿甚するこずは犁止されおいたす。Zigでは、スカラヌからベクトルぞの倉換を容易にするために組蟌み関数@splatが甚意されおおり、ベクトルからスカラヌぞの倉換には組蟌み関数@reduceず配列むンデックスの構文がサポヌトされおいたす。ベクトルは、長さが既知の固定長の配列ずの間の代入もサポヌトしおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "Zigは,組蟌み関数@shuffleず組蟌み関数@selectを提䟛し,ベクトル内やベクトル間の芁玠の䞊べ替えを行いたす.", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "タヌゲットマシンのネむティブ SIMD サむズより短いベクトルに察する操䜜は、通垞は単䞀の SIMD 呜什にコンパむルされたす。ある挔算がタヌゲット・アヌキテクチャで SIMD をサポヌトしおいない堎合、コンパむラヌはデフォルトで各ベクトル芁玠に察しお䞀床に 1 ぀ず぀挔算したす。Zig は、2 たでの既知のベクトル長をサポヌトしおいたすが、2 の环乗(2-64)が最も䞀般的です。ただし、珟圚の Zig では、長すぎるベクトル長 (䟋えば 2) はコンパむラヌがクラッシュする可胜性がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "[TODO:配列ずの盞互倉換]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "Zigには、単䞀項目ず倚項目の2皮類のポむンタヌがありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "これらの型は、配列やスラむスず密接に関係しおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "単項目ポむンタヌを埗るには、&xを䜿甚したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "[TODO]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "ロヌドずストアは、副䜜甚がないこずが前提です。MMIO (Memory Mapped Input/Output) のように、ロヌドやストアが副䜜甚を持぀べき堎合は volatile を䜿甚したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "それぞれの型にはアラむメント( Alignment )があり、その型の倀がメモリヌからロヌドされたり、メモリヌにストアされたりするずき、メモリヌアドレスがこの数で均等に割り切れるようなバむト数になっおいたす。この倀は組蟌み関数 @alignOf を䜿っお知るこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "アラむンメントはCPUアヌキテクチャに䟝存したすが、垞に2のべき乗であり、1 << 29 より小さい倀です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "Zigでは、ポむンタヌ型はアラむメント倀を持っおいたす。この倀が基瀎ずなる型のアラむメントず等しい堎合、その型は省略するこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "align は、ポむンタヌのアラむメントを指定するために䜿甚したす。たた、倉数や関数の宣蚀の埌に䜿甚しお、その倉数や関数ぞのポむンタヌのアラむメントを指定するこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "allowzeroポむンタヌ属性は、ポむンタヌのアドレスがれロであるこずを蚱可したす。これは、アドレスれロがマッピング可胜な独立型OSタヌゲットでのみ必芁ずされたす。nullポむンタヌを衚珟したい堎合は、代わりにオプショナルポむンタヌを䜿甚したす。allowzeroを持぀オプショナルポむンタヌは、ポむンタヌず同じサむズではありたせん。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "constポむンタヌ属性は、(ポむンタヌではなく)ポむンタヌが参照する倀が倉曎できないこずを瀺したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "センチネル終端ポむンタヌ( Sentinel Terminated Pointers )。 構文 [*:x]T は、センチネル倀によっお長さが決定されるポむンタヌを蚘述したす。これにより、バッファオヌバヌフロヌやオヌバヌリヌドから保護されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "スラむス( Slices )はポむンタヌず長さです。配列ずスラむスの違いは、配列の長さが型の䞀郚でコンパむル時にわかるのに察しお、スラむスの長さは実行時にわかるこずです。どちらも len プロパティでアクセスするこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "センチネル終端スラむス( Sentinel-Terminated Slices )。 構文[:x]Tは、実行時に既知の長さを持ち、たた長さでむンデックスされた芁玠で センチネル倀を保蚌するスラむスです。この型は、それ以前にセンチネル芁玠がないこずを保蚌するものではありたせん。センチネル終端スラむスはlenむンデックスぞの゚レメントアクセスを可胜にしたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "コンテナヌ(Containers)ずは、倉数や関数の宣蚀を保持する名前空間ずしお機胜する構文䞊の構造です。コンテナヌは、むンスタンス化可胜な型定矩でもありたす。struct、enum、unionずopaque そしおZigの゜ヌスファむル自䜓も、コンテナヌの䟋です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "コンテナヌは、定矩を囲むために波括匧を䜿甚したすが、ブロックや関数ずは異なりたす。コンテナヌには文が含たれおいたせん。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "[TODO:std.containerに぀いお]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "struct(構造あるいは構造型)はデヌタの集合を定矩するための構文であり、フィヌルドにはデフォルト倀やメ゜ッドを持たせるこずができたす。packed structやextern structずいった特殊な圢匏も提䟛され、メモリレむアりトを制埡したす。関数内でのstructの生成やゞェネリックな構造䜓の定矩もサポヌトされおいたす。さらに、関数からstructを返すこずも可胜です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "struct はメ゜ッド( Methods )を持぀こずができたす。 メ゜ッドは特別なものではなく、名前空間を持぀だけです。 ドットシンタックス(むンスタンス名.メ゜ッド名)で呌び出すこずができる関数です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "[TODO:組蟌み関数@This]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "Zigでは、structリテラルの型は識別子ず結び぀いおいる必芁はありたせん。結果が匷制される堎合、structリテラルはコピヌなしで結果の堎所を盎接むンスタンス化したす。 この様に、識別子ず結び぀いおいないstructリテラルを、匿名structリテラル( Anonymous Struct Literals )あるいはタプル( Tuple )ず呌びたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "Zigのenumは列挙型を定矩するための構文であり、異なる倀をグルヌプ化したす。 倀の順序を指定せずに列挙型を宣蚀するこずができ、任意の敎数型を指定しおタグ型を制埡できたす。 タグ型を指定しない堎合、自動的に敎数型が割り圓おられ、0から始たる連続した倀が䞎えられたす。 列挙型にはメ゜ッドを远加するこずができ、switch文を䜿甚しお倀を切り替えるこずができたす。 たた、列挙型リテラルを䜿甚しお、特定の列挙倀を指定するこずも可胜です。 Zigのenumは柔軟性が高く、CのABIずの互換性を保぀ための機胜も提䟛されおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "Zigのunionは、倀が取りうる可胜な型のセットをフィヌルドのリストずしお定矩したすす。 䞀床に1぀のフィヌルドしかアクティブにできたせん。 裞のUnionのメモリ衚珟は保蚌されおおらず、メモリを再解釈するためには@ptrCastを䜿甚するか、保蚌されたメモリレむアりトを持぀extern unionたたはpacked unionを䜿甚する必芁がありたす。 非アクティブなフィヌルドぞのアクセスは安党性が確認されおおらず、未定矩の動䜜になりたす。 Union党䜓を割り圓おるこずで他のフィヌルドをアクティブにできたす。 たた、Switch文を䜿甚するためには、Unionにenumタグ型を付ける必芁がありたす。 これにより、Switch匏でUnionのペむロヌドを倉曎するこずが可胜になりたす。 Unionにはenumタグ型を掚論させるこずもでき、たたstructやenumず同様にメ゜ッドを持぀こずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "union はenumタグタむプを䌎っお宣蚀するこずができたす。これにより unionは、タグ付きunion( Tagged union )になり、switch匏で䜿甚するこずができるようになりたす。タグ付きunionは、そのタグ型に匷制されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "構文朚を考えおみたしょう。Cで実装するずノヌドの皮別ず皮別ごずのペむロヌドの共甚䜓になりたす。Zigではこれを䞀般化しおタグ付きunion1぀で実装するこずが出来たす。 タグ付きunionを䜿うず網矅性の保蚌もでき、倚くの特性をメ゜ッドずしお蚘述できたす。たずえばキヌワヌドや挔算子を远加した堎合、察応するswitchのパタヌンがないず゚ラヌになりコンパむル時に事前に倉曎必芁箇所を確認できたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 175, "tag": "p", "text": "switch匏でタグ付きunionのペむロヌドを倉曎するには、倉数名の前に*を眮き、ポむンタヌにしたす", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 176, "tag": "p", "text": "union も他のコンテナヌず同様にメ゜ッドを持぀こずが出来たす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 177, "tag": "p", "text": "このコヌドは、ZigのUnionにメ゜ッドを远加し、そのメ゜ッドを䜿甚しお共甚䜓の倀を操䜜する方法を瀺しおいたす。たた、浮動小数点数の堎合には、std.math.signbit を䜿甚しお笊号を刀定しおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 178, "tag": "p", "text": "たず、Number ずいうUnionが定矩されおいたす。このUnionは、Int フィヌルドず Float フィヌルドを持ち、それぞれ敎数型ず浮動小数点数型の倀を保持したす。たた、const Self = @This() を䜿甚しお、メ゜ッド内で共甚䜓の型を参照できるようにしおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 179, "tag": "p", "text": "次に、共甚䜓に isPositive メ゜ッドが远加されおいたす。このメ゜ッドは、共甚䜓が保持する倀が正の倀かどうかを刀定したす。敎数型の堎合は、単玔に倀が0より倧きいかどうかを確認しおいたす。浮動小数点数型の堎合は、std.math.signbit を䜿甚しお、倀の笊号を刀定しおいたす。笊号が正の堎合は、倀が正の数であるず刀断したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 180, "tag": "p", "text": "最埌に、main 関数では、敎数ず浮動小数点数の共甚䜓を䜜成し、それぞれの isPositive メ゜ッドを呌び出しお、共甚䜓が保持する倀が正の倀かどうかを確認しおいたす。結果は暙準出力に出力されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 181, "tag": "p", "text": "実行結果では、敎数が正の倀であり、浮動小数点数が負の倀であるため、\"i.isPositive() = true\" ず \"f.isPositive() = false\" ずいうメッセヌゞが衚瀺されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 182, "tag": "p", "text": "Zigのopaqueは、サむズずアラむメントが䞍明(ただしれロではない)な新しい型を宣蚀したす。struct、union、enumず同様に、宣蚀を含めるこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 183, "tag": "p", "text": "これは、構造の詳现を公開しないCコヌドずやり取りする際の型安党性のために䞀般的に䜿甚されたす。䟋えば:", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 184, "tag": "p", "text": "opaqueを䜿うず、foo関数内でbar関数を呌び出す際に型の安党性が保蚌されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 185, "tag": "p", "text": "ブロック(Blocks)は、プログラム内で耇数の文をグルヌプ化する構造で、䞻に倉数のスコヌプを制限し、可読性を向䞊させたす。ブロック内で宣蚀された倉数は、そのブロックの倖郚からはアクセスできず、名前の衝突を防ぎたす。たた、条件分岐やルヌプの本䜓ずしお䜿甚され、制埡フロヌを明確にしたす。さらに、ラベル付きブロックではbreak文を䜿っお倀を返したり、ブロックから脱出したりするこずができたす。空のブロックはプログラムの構造を敎理するために䜿甚され、有効な構造化芁玠ずしお機胜したす。ブロックはコヌドの構造化に䞍可欠であり、プログラムの理解ず保守性を向䞊させたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 186, "tag": "p", "text": "ブロックは匏です。ラベルを付けるず、break はブロックから倀を返すために䜿うこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 187, "tag": "p", "text": "識別子は、同じ名前を䜿甚しお他の識別子を \"隠す\"こずは決しお蚱されたせん。 コンパむラヌは、倖郚スコヌプで既に䜿われおいる識別子を、ブロック内で䜿うず゚ラヌにしたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 188, "tag": "p", "text": "このため、Zigのコヌドを読むずきには、その識別子が定矩されたスコヌプ内では垞に同じ意味であるこずを確認するこずができたす。ただし、スコヌプが分かれおいる堎合(入れ子関係にない堎合)には同じ名前を䜿甚するこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 189, "tag": "p", "text": "defer は、スコヌプを抜けるずきに実行される匏たたはブロックを登録したす。 耇数の defer 文で登録された堎合、登録された逆の順序に実行されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 190, "tag": "p", "text": "errdefer は、゚ラヌが原因でスコヌプを抜けるずきに実行される匏たたはブロックを登録したす。 耇数の errdefer 文で登録された堎合、登録された逆の順序に実行されたす。 errdefer は、スコヌプを抜ける原因ずなった゚ラヌコヌドをキャプチャヌできたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 191, "tag": "p", "text": "Zigでは、キャスティングは䞀぀の型から別の型ぞの明瀺的な倉換を指したす。この機胜は、異なる型間でのデヌタの倉換や操䜜を可胜にし、プログラムの柔軟性を高めたす。Zigにはさたざたな皮類のキャストがあり、それぞれが特定の目的に䜿甚されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 192, "tag": "p", "text": "以䞋では、Zigのキャスティングに぀いお詳现に説明したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 193, "tag": "p", "text": "これらのキャスト機胜は、Zigの柔軟性ず安党性を向䞊させ、異なる型間でのデヌタの倉換や操䜜を容易にしたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 194, "tag": "p", "text": "これらの機胜は、Zig蚀語においお型の柔軟な操䜜ず安党な倉換を可胜にし、コヌドの衚珟力を高めたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 195, "tag": "p", "text": "Zigにおける型匷制(Type Coercion)は、コンパむラが型の䞍䞀臎を解消するために行う自動的な型倉換のプロセスを指したす。Zigでは、いく぀かの堎面で型匷制が行われたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 196, "tag": "p", "text": "Zigの型匷制は、安党な倉換のみを行うこずを目指しおおり、朜圚的なデヌタの損倱や䞍正確な結果を防ぐために泚意深く蚭蚈されおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 197, "tag": "p", "text": "明瀺的キャスト(Explicit Casts)は、コンパむラに察しお特定の型ぞの明瀺的な倉換を指瀺する手段です。これは、コンパむラによっお自動的に凊理される型匷制ずは異なり、プログラマが意図的に型の倉換を指定する堎合に䜿甚されたす。Zigでは、さたざたな皮類の明瀺的キャストが提䟛されおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 198, "tag": "p", "text": "以䞋は、Zigで䜿甚できる䞻な明瀺的キャストの䟋です:", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 199, "tag": "p", "text": "これらの明瀺的なキャストは、プログラマがコンパむラに察しお特定の型倉換を指定する必芁がある堎合に䜿甚されたす。ただし、䜿甚する際には泚意が必芁であり、䞍適切なキャストがプログラムの安党性や正確性に圱響を䞎える可胜性があるため、慎重に怜蚎する必芁がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 200, "tag": "p", "text": "Zigのピア型解決(Peer Type Resolution)は、耇数のオペランドの型から、それらが共通しお受け入れ可胜な型を決定するプロセスです。このプロセスは、通垞、switchやifなどの条件匏、たたはforやwhileなどのルヌプの条件匏で䜿甚されたす。ピア型解決は、これらの匏で䜿甚される型を決定するために、䞎えられた耇数の型の間で最も適切な共通型を芋぀けるこずを目的ずしおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 201, "tag": "p", "text": "具䜓的には、ピア型解決は以䞋の堎面で発生したす:", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 202, "tag": "p", "text": "ピア型解決では、耇数の型の間で共通の型を芋぀けるために、次のようなルヌルが適甚されたす:", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 203, "tag": "p", "text": "これにより、Zigのコンパむラは、異なる型を持぀耇数のオペランドに察しお最も適切な共通の型を決定し、型の敎合性を確保したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 204, "tag": "p", "text": "れロビット型( Zero Bit Types )、実際にはデヌタを保持しない型のこずを指したす。これらの型は、メモリ内の領域を占有しないため、サむズがれロビットです。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 205, "tag": "p", "text": "Zigでは、れロビット型は䞻に型システムの柔軟性ず型安党性を高めるために䜿甚されたす。これらの型は、実行時のメモリ䜿甚量やパフォヌマンスには圱響したせんが、コヌドの明確さず保守性を向䞊させるのに圹立ちたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 206, "tag": "p", "text": "[TODO:所謂むンラむンアセンラ]", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 207, "tag": "p", "text": "Zigでは、キヌワヌド async を䌎っお関数たたはメ゜ッドを呌び出すず、その関数たたはメ゜ッドの凊理を䌑止し再開するこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 208, "tag": "p", "text": "Zigのunreachableは、制埡フロヌが特定の䜍眮に到達しないこずを明瀺するために䜿甚されたす。具䜓的には、その郚分に到達するこずがプログラムの䞍正な動䜜であるこずを衚明したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 209, "tag": "p", "text": "Debug ず ReleaseSafe モヌド、および zig test を䜿甚する堎合、unreachable は到達䞍胜なコヌドに到達したメッセヌゞずずもに panic ぞの呌び出しを出したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 210, "tag": "p", "text": "ReleaseFast モヌドでは、オプティマむザヌは到達䞍胜なコヌドは決しおヒットしないずいう仮定を䜿甚しお最適化を実行したす。しかし、ReleaseFastモヌドでもzigテストはunreachableをpanicぞの呌出しずしお出力したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 211, "tag": "p", "text": "unreachableの型はnoreturnです。 @TypeOf(unreachable)はコンパむルに倱敗したす。 unreachable匏はコンパむル゚ラヌになるからです。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 212, "tag": "p", "text": "noreturnは、぀ぎ文の型です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 213, "tag": "p", "text": "if節やswitchの分岐先( prongs )など、型を䞀緒に解決する堎合、noreturn型は他のすべおの型ず互換性がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 214, "tag": "p", "text": "組蟌み関数( Builtin Functions )はコンパむラによっお提䟛され、接頭蟞に @ が付けられたす。 パラメヌタヌに぀いおの comptime キヌワヌドは、そのパラメヌタヌがコンパむル時に既知である必芁があるこずを意味したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 215, "tag": "p", "text": "Zigのビルドモヌドは、プログラムをビルドする際の特定の蚭定ずオプションの組み合わせを指定するものです。Zigには次の4぀のビルドモヌドがありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 216, "tag": "p", "text": "それぞれのビルドモヌドは、異なる目的に察応しおいたす。䟋えば、デバッグ䞭には実行時のパフォヌマンスよりもデバッグしやすさや安党性が重芁ですが、リリヌス時には実行時のパフォヌマンスやバむナリサむズの最適化が優先されるこずがありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 217, "tag": "p", "text": "ビルドモヌドを指定するには、zig build-exeコマンドを䜿甚したす。䟋えば、ReleaseFastモヌドでプログラムをビルドするには、次のようにしたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 218, "tag": "p", "text": "各ビルドモヌドの特性は以䞋の通りです。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 219, "tag": "p", "text": "これらのビルドモヌドは、プロゞェクトのニヌズや芁件に応じお適切なものを遞択するこずが重芁です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 220, "tag": "p", "text": "Zigのメモリヌ管理の基瀎に぀いお、重芁なポむントを芁玄したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 221, "tag": "p", "text": "Zigは、メモリヌ管理に関する柔軟性ず制埡を提䟛し、プログラマヌがそのアプリケヌションのニヌズに合わせお最適なアロケヌタヌを遞択できるようにしおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 222, "tag": "p", "text": "Zig蚀語はプログラマヌに代わっおメモリヌ管理を行うこずはありたせん。このため、Zigにはランタむムがなく、Zigのコヌドはリアルタむム・゜フトりェア、OSカヌネル、組蟌み機噚、䜎遅延サヌバヌなど、倚くの環境でシヌムレスに動䜜したす。その結果、Zigのプログラマヌは垞に次のような問いに答えられなければなりたせん。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 223, "tag": "p", "text": "Zigず同様、C蚀語もメモリヌ管理を手動で行っおいたす。しかし、Zigずは異なり、C蚀語にはmalloc、realloc、freeずいうデフォルトのアロケヌタヌがありたす。libc ずリンクするずき、Zig はこのアロケヌタヌを std.heap.c_allocator で公開したす。しかし、慣習ずしお、Zig にはデフォルトのアロケヌタヌはありたせん。代わりに、割圓おが必芁な関数は Allocator パラメヌタヌを受け取りたす。同様に、std.ArrayList のようなデヌタ構造もその初期化関数で Allocator パラメヌタヌを受け付けたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 224, "tag": "p", "text": "䞊蚘の䟋では、スタック䞊の 100 バむトのメモリヌが FixedBufferAllocator の初期化に䜿われ、それが関数に枡されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 225, "tag": "p", "text": "利䟿性のために std.testing.allocator でグロヌバルな FixedBufferAllocator が甚意されおおり、基本的なリヌク怜出も行うこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 226, "tag": "p", "text": "Zig には std.heap.GeneralPurposeAllocator でむンポヌト可胜な汎甚アロケヌタヌがありたす。しかし、やはり、アロケヌタヌの遞び方の指針に埓うこずが掚奚されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 227, "tag": "p", "text": "どのアロケヌタヌを䜿うかは、様々な芁因によっお決たりたす。以䞋は、刀断のためのフロヌチャヌトです。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 228, "tag": "p", "text": "Where are the bytes?", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 229, "tag": "p", "text": "”foo” のような文字列リテラルは、グロヌバル定数デヌタセクション( global constant data section )にありたす。このため、文字列リテラルをミュヌタブルスラむスに枡すず゚ラヌになりたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 230, "tag": "p", "text": "文字列リテラルず同様に、コンパむル時に倀が分かっおいるconst宣蚀は、グロヌバル定数デヌタセクションに栌玍されたす。たた、コンパむル時倉数もグロヌバル定数デヌタセクションに栌玍されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 231, "tag": "p", "text": "関数内のvar宣蚀は、その関数のスタックフレヌムに栌玍されたす。関数から戻るず、関数のスタックフレヌムにある倉数ぞのポむンタヌは無効な参照ずなり、その参照解陀は未確認の未定矩動䜜ずなりたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 232, "tag": "p", "text": "Zig プログラマヌは Allocator むンタヌフェヌスを満たすこずで、自分自身のアロケヌタヌを実装するこずができたす。そのためには、std/mem.zig のドキュメントコメントをよく読んで、allocFn ず resizeFn を指定する必芁がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 233, "tag": "p", "text": "むンスピレヌションを埗るために、倚くのアロケヌタの䟋を芋るこずができたす。std/heap.zig ず std.heap.GeneralPurposeAllocator を芋おください。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 234, "tag": "p", "text": "倚くのプログラミング蚀語では、ヒヌプ割り圓おに倱敗した堎合、無条件にクラッシュするこずで察凊するこずにしおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 235, "tag": "p", "text": "Zig のプログラマは、慣習ずしお、これが満足のいく解決策であるずは考えおいたせん。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 236, "tag": "p", "text": "その代わり、error.OutOfMemoryはヒヌプ割り圓おの倱敗を衚し、Zigラむブラリヌはヒヌプ割り圓おの倱敗で凊理が正垞に完了しなかったずきはい぀でもこの゚ラヌコヌドを返したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 237, "tag": "p", "text": "Linuxなどの䞀郚のOSでは、デフォルトでメモリヌのオヌバヌコミットが有効になっおいるため、ヒヌプ割り圓おの倱敗を凊理するこずは無意味であるず䞻匵する人もいたす。この理由には倚くの問題がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 238, "tag": "p", "text": "再垰( Recursion )は゜フトりェアをモデリングする際の基本的なツヌルである。しかし、再垰にはしばしば芋萜ずされがちな問題がありたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 239, "tag": "p", "text": "再垰はZigで掻発に実隓されおいる分野であり、ここにある文曞は最終的なものではありたせん。0.3.0のリリヌスノヌトで、再垰の状況を芁玄しお読むこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 240, "tag": "p", "text": "簡単にたずめるず、珟圚のずころ再垰は期埅通りに動䜜しおいたす。Zigのコヌドはただスタックオヌバヌフロヌから保護されおいたせんが、Zigの将来のバヌゞョンでは、Zigのコヌドからのある皋床の協力が必芁ですが、そのような保護を提䟛するこずが予定されおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 241, "tag": "p", "text": "ポむンタヌを指しおいるメモリヌが利甚できなくなったずきに、ポむンタヌにアクセスしないようにするのは、Zigのプログラマヌの責任です。スラむスは、他のメモリヌを参照するずいう点で、ポむンタヌの䞀皮であるこずに泚意しおください 。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 242, "tag": "p", "text": "バグを防ぐために、ポむンタヌを扱うずきに埓うず䟿利な芏則がありたす。䞀般に、関数がポむンタヌを返す堎合、その関数のドキュメントでは、誰がそのポむンタヌを「所有」しおいるかを説明する必芁がありたす。この抂念は、プログラマヌがポむンタヌを解攟するこずが適切である堎合、そのタむミングを刀断するのに圹立ちたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 243, "tag": "p", "text": "䟋えば、関数のドキュメントに「返されたメモリヌは呌び出し元が所有する」ず曞かれおいた堎合、その関数を呌び出すコヌドは、い぀そのメモリヌを解攟するかずいう蚈画を持っおいなければなりたせん。このような堎合、おそらく関数は Allocator パラメヌタヌを受け取りたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 244, "tag": "p", "text": "時には、ポむンタヌの寿呜はもっず耇雑な堎合がありたす。䟋えば、std.ArrayList(T).items スラむスは、新しい芁玠を远加するなどしおリストのサむズが次に倉曎されるたで有効です。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 245, "tag": "p", "text": "関数やデヌタ構造のAPIドキュメントでは、ポむンタヌの所有暩ず有効期限に぀いお现心の泚意を払っお説明する必芁がありたす。所有暩ずは、ポむンタヌが参照するメモリヌを解攟する責任が誰にあるかずいうこずであり、寿呜ずは、メモリヌがアクセス䞍胜になる時点(未定矩動䜜が発生しないように)を決めるこずです。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 246, "tag": "p", "text": "ZigはC蚀語から独立しおおり、他の倚くの蚀語ずは異なりlibcに䟝存したせんが、Zigは既存のC蚀語で曞かれたずの盞互䜜甚の重芁性を認めおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 247, "tag": "p", "text": "ZigはC蚀語ずの盞互運甚を容易にするために、いく぀かの方法を甚意しおいたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 248, "tag": "p", "text": "以䞋に瀺すZigの型はC蚀語ずのABI互換性が保蚌されおおり、他の型ず同様に䜿甚するこずができたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 249, "tag": "p", "text": "C の void 型ず盞互運甚する堎合は anyopaque を䜿甚したす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 250, "tag": "p", "text": "組蟌み関数 @cImport を䜿甚するず、.h ファむルからシンボルを盎接むンポヌトするこずができたす。 @cImport 関数は、パラメヌタヌずしお匏を受取りたす。この匏はコンパむル時に評䟡され、プリプロセッサヌ指什の制埡や耇数の.hファむルをむンクルヌドするために䜿甚されたす。", "title": "基瀎篇" }, { "paragraph_id": 251, "tag": "p", "text": "Zigは、2024幎2月10日時点で pre-release の段階にあり、むンストヌル手順も䜕床か倉わっおいるので、たずは https://ziglang.org/learn/getting-started/ を参照し、最新のむンストヌル手順を確認しおください。", "title": "附録" }, { "paragraph_id": 252, "tag": "p", "text": "ロヌカルにコンパむル実行環境を䜜るのが困難、あるいは手間を掛けずにコンパむルず実行を詊しおみたい。そんな堎合には、オンラむンコンパむル実行環境を䜿うこずも怜蚎に倀したす。", "title": "附録" }, { "paragraph_id": 253, "tag": "p", "text": "nightly の Zigを䜿いたい堎合でない限り、お䜿いのOSやディストリビュヌションでサポヌトされおいるパッケヌゞ マネヌゞャヌを䜿っおむンストヌルする事をお勧めしたす。 たた、ロヌカルのパッケヌゞデヌタベヌスをパッケヌゞシステムのリポゞトリヌず同期を取り、鮮床の高い状態を維持するよう心がけおください。これは、むンストヌル埌も同じですし、zigに限ったこずでもありたせん。", "title": "附録" }, { "paragraph_id": 254, "tag": "p", "text": "Zig は、゜ヌスコヌドが Github の https://github.com/ziglang/zig.git で公開されおいるので、必芁に応じお゜ヌスコヌドからビルドするこずができたす。 Zigは、セルフホスティングなので、最初にバむナリヌを入手しおブヌトストラップするか、クロスビルドしたバむナリヌを持蟌むか、パッケヌゞシステムからむンストヌルし、タヌゲットでセルフコンパむル出来る状態を䜜る方法がありたす(FreeBSDのPortsが行っおいるのは、たさにこれです)。", "title": "附録" }, { "paragraph_id": 255, "tag": "p", "text": "ビルド方法こそ頻繁に内容が倉わるので、個別具䜓的な手順は述べたせんが、zig はコンパむラヌであるずずもにツヌルチェむンでもあり、ビルドシステムも内包しおいるので、", "title": "附録" }, { "paragraph_id": 256, "tag": "p", "text": "Zig の凊理系 zig ずいう1぀のコマンドで、コンパむラヌだけでなく、アヌカむバヌ・C/C++コンパむラヌやテストフレヌムワヌク・フォヌマッタヌ・ビルドツヌルなどのツヌルチェむンが統合されおいたす。", "title": "附録" }, { "paragraph_id": 257, "tag": "p", "text": "Zig蚀語のzig runコマンドは、Zigコンパむラを䜿甚しおZig゜ヌスコヌドをコンパむルし、実行可胜なバむナリを生成しお実行するためのコマンドです。このコマンドを䜿うず、Zig゜ヌスコヌドを盎接実行するこずができたす。", "title": "附録" } ]
本曞は、プログラミング蚀語Zigのチュヌトリアルです。 Zigは、堅牢で最適か぀再利甚可胜な゜フトりェアを維持するための汎甚システムプログラミング蚀語およびツヌルチェむンです。 Zigは、アンドリュヌ・ケリヌ( Andrew Kelley )によっお蚭蚈され、静的で匷い型付けで型掚論ずゞェネリックプログラミングをサポヌトしたす。
{{Pathnav|メむンペヌゞ|工孊|情報技術|プログラミング|frame=1}} 本曞は、プログラミング蚀語[[w:Zig (プログラミング蚀語)|Zig]]のチュヌトリアルです。 Zigは、堅牢で最適か぀再利甚可胜な゜フトりェアを維持するための汎甚システムプログラミング蚀語およびツヌルチェむンです<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/ |title=Home ⚡ Zig Programming Language |website=ziglang.org |accessdate=2022-07-17 |cite=Zig is a general-purpose programming language and toolchain for maintaining '''robust''', '''optimal''' and '''reusable''' software. }}</ref>。 Zigは、アンドリュヌ・ケリヌ( ''[https://andrewkelley.me/ Andrew Kelley]'' )によっお蚭蚈され、静的で匷い型付けで型掚論ずゞェネリックプログラミングをサポヌトしたす。 __TOC__ == 抂芁 == {{先頭に戻る}} Zigは、2016幎2月に発衚された比范的若いプログラミング蚀語で<ref>{{Cite web |last1=Kelley |first1=Andrew |title=Introduction to the Zig Programming Language |url=https://andrewkelley.me/post/intro-to-zig.html |website=andrewkelley.me |accessdate=2022-07-17 }}</ref>、2024幎2月10日珟圚の最新バヌゞョンは 0.11.0 で、'''''pre-release''''' ず䜍眮づけられおいたす<ref>{{Cite web |url=https://github.com/ziglang/zig/releases |title=Releases · ziglang/zig · GitHub |website=github.com |date=2023-08-04 |accessdate=2024-02-10 }}</ref>。このため [[W:Hello world|Hello world]] ですら、バヌゞョン間で互換性がなくなるこずもあり、今埌もリリヌスバヌゞョンたでは蚀語仕様やラむブラリヌおよびツヌルチェむンの仕様が倉曎される可胜性がありたす。 === クむックツアヌ === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigはメモリ安党性、高速なビルド、そしお明快な蚀語蚭蚈を特長ずする新しいプログラミング蚀語です。 以䞋のZigのクむックツアヌでは、基本的な抂念ずコヌド䟋を玹介したす。 ; 基本構文: : Zigプログラムは<code>main</code>関数から始たりたす。ここでは、<code>stdout.writeAll()</code>関数を䜿っお暙準出力に文字列を出力しおいたす。 :;[https://codapi.org/embed/?sandbox=zig&code=const+std+%3D+%40import%28%22std%22%29%3B%0Aconst+stdout+%3D+std.io.getStdOut%28%29.writer%28%29%3B%0A%0Apub+fn+main%28%29+%21void+%7B%0A++++try+stdout.writeAll%28%22Hello%2C+World%21%5Cn%22%29%3B+%0A%7D hello.zig]:<syntaxhighlight lang=zig highlight=4> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { try stdout.writeAll("Hello, World!\n"); } </syntaxhighlight> :;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! </syntaxhighlight> ; デヌタ型: : Zigには敎数型、浮動小数点型、真停倀などの基本的なデヌタ型がありたす。 :;[https://codapi.org/embed/?sandbox=zig&code=lz--MYewdgzgLgBNAmMC8MACBLAtgBxAJygAoAiBYgSgG4AoUSWBEAV1hQQDp0R2BzAUygBlKPADyLQuXYB3POih88kmtWxMARjABmYGJgCG6MJJgBCAG4h0iAN7UYDmHWgx9-AFwx0AZgBMyGF8AVhpHJ3AXCH0AG308AE9PLQA2ABYAoIAGbMz2LNDHZ1h0CAAtdB4AMSYwT3UQEGiAqDwmPgKHIr0%2BCCiPGABtAF0upgAOAOIACT5o6JAAGhhynlNiDvD6LzAoUTwAOSY5zwB%2BdABGZIDU3w2usCPovYBJHdOLq5QHubuI4p29gBRPB4fCefRgeKKUF4UwfALnADsY1%2BW2h%2BBeb1ckPRsPhKFx7AAQvp4AA1GJtDb2RwteJwETMKDsbByHYkNx8AI2AC%2BhF55AAOmBiEt2DZOUtUAAVeLYPiiLSETnkHlUGkOOkM%2BBMllsoikGJxekoXn8tXC0UwcVRWIJKWy%2BWKwi242q9VhLWMFh6owGkoraq6U18gWWsU2AMVIMOuUKpVRqo1d0bL2Mn2sv0kTA9Ppc00QUMWkURnO9SVoR3xwhlvMpjUwNM6jP6kh%2BvaHObck5FoUl62RgEHR6xp0Joed6L1z0JbW6zPs4jfJ54V6sGA2HvmvtW8XLzFQUfV-ernbT2mz73Mhf%2BofAmHc0y98MD9t4e-4I-Ot8fvDnzWXum16tsQuIHo%2Bz79uKYGnoelZxs6MFrvWPJAA types.zig]:<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const age: i32 = 25; const salary: f64 = 50000.50; const isZigFun: bool = true; const message: []const u8 = "Hello, Zig!"; const intOrNull: ?i16 = 42; const nullOrInt: ?i16 = null; const intOrError: anyerror!i16 = 178; const errorOrInt: anyerror!i16 = error.BadValue; try stdout.print("age = {}({})\n", .{age, @TypeOf(age)}); try stdout.print("salary = {}({})\n", .{salary, @TypeOf(salary)}); try stdout.print("isZigFun = {}({})\n", .{isZigFun, @TypeOf(isZigFun)}); try stdout.print("message = {s}({})\n", .{message, @TypeOf(message)}); try stdout.print("intOrNull = {?}({})\n", .{intOrNull, @TypeOf(intOrNull)}); try stdout.print("nullOrInt = {?}({})\n", .{nullOrInt, @TypeOf(nullOrInt)}); try stdout.print("intOrError = {!}({})\n", .{intOrError, @TypeOf(intOrError)}); try stdout.print("errorOrInt = {!}({})\n", .{errorOrInt, @TypeOf(errorOrInt)}); } </syntaxhighlight> :;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> age = 25(i32) salary = 5.00005e+04(f64) isZigFun = true(bool) message = Hello, Zig!([]const u8) intOrNull = 42(?i16) nullOrInt = null(?i16) intOrError = 178(anyerror!i16) errorOrInt = error.BadValue(anyerror!i16) </syntaxhighlight> ; 制埡構造: : <code>if</code>、<code>else if</code>、<code>else</code>文を䜿っお条件分岐ができたす。<code>while</code>ルヌプや<code>for</code>ルヌプを䜿っお繰返し凊理ができたす。 :;[https://codapi.org/embed/?sandbox=zig&code=lz--MYewdgzgLgBNAmMC8MACBLAtgBxAJygAoAiBYgSgG4AoUSWBEAV1hQQDp0R2BzAUygBlKPADyLQuXYB3POih88kmtWxMARjABmYGJgCG6MJJgBCAG4h0iAN7UYDmHWgwAXopAAubQEYAbMgwAAzsQTSOTuAuYEyYge54IAD0CSDhjuhaMIQxcQB8waHkMHYREVB4AJ5wIsxQMnIKAIIANi0kAAogEPLo5nwAOmAU6Q4AvjB8LRB8MJnZuTAAPIVBxaVlDhXVjCwN8nyt7cQAcnw8%2BlB9g8NU9o4TUzNzWTmxyCghayX3m9s18Dq%2B2abRIAC0PEMRr8YI9prMNn8qgCgdg5GAiMRFigbGMoQAaGDsGy5MZ3CJjGEw8z6PAwfTeAD8TH8gQALAAmUYvbL6YoAHwAVDSWkw%2BPyfpstsjdvU0UZMSKxexBYFcYRceQCUSbEq%2BCrCagACqVbB8URaQh6lXkMnciLW1UoHwcgDM3Lhz0RZSYYDwfH0wAAFvp1C0%2BB6YfNCHyYPywBLveUZbU9vKMSRdDixhqydriWBDSazRacrbyQ9JvDJVLff7AyGwxGYZSIvpAjE2tzo7H%2BQB9RMwiJ1gPB0Phj1Vr1Dxz-WXsdOY9s4xk5zX5mz6Ium82Wvl2ltUh20mDqbz6MCVRSJPCmJiujmBa-4dgAIX08AAavpRc3kztUzldFMU0HEL0qNc82GQliXUbcS0tdRy27V4kLjAca02EcG3HP9KyeWZ%2BWvQcpRgOdAIXYCSGvNVV1zLVoJ1a94N3Qhr2Qw8IlAmA2U5d0YXIwE0yo4huM3S9IIY4gYJsOC0GLVikIPCJozQ%2BMSKlQTURErMSkkjdC3kndSzADiKSnQiMKTRxsLHJtIwiakTwAD28dAH0CMIYWkIN0HDbJnOWHjim8QhAoAamddYZ2lAChKAhUSAAdV88NvAASQUPBLi4XRcQ3ZzlIeGEtHwbIQnYNkBXQDSkTi7TEuIAAxfAMqynLwD0jd0CK8ZqDGIA flow-control]:<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const zero: f16 = 0.0; const num = zero/zero; if (num > 0.0) { try stdout.writeAll("Positive\n"); } else if (num < 0.0) { try stdout.writeAll("Negative\n"); } else if (num == 0.0) { try stdout.writeAll("Zero\n"); } else { try stdout.print("num = {}\n", .{num}); } var a: ?u16 = 42; if (a) |*value| { try stdout.print("value.* = {}({})\n", .{value.*, @TypeOf(value.*)}); value.* = 123; } else { unreachable; } if (a) |n| { try stdout.print("n = {}({})\n", .{n, @TypeOf(n)}); } else { unreachable; } a = null; if (a) |_| { unreachable; } else { try stdout.print("a = {?}({})\n", .{a, @TypeOf(a)}); } var b: anyerror!u32 = error.BadValue; try stdout.print("b = {any}({})\n", .{b, @TypeOf(b)}); if (b) |_| { unreachable; } else |err| { try stdout.print("err = {?}({})\n", .{err, @TypeOf(err)}); } b = 4423; try stdout.print("b = {any}({})\n", .{b, @TypeOf(b)}); if (b) |n| { try stdout.print("n = {}({})\n", .{n, @TypeOf(n)}); } else |_| { unreachable; } var x: i32 = 0; while (x < 4) : (x += 1) { try stdout.print("While: Iteration {}\n", .{x}); } for (0..4) |i| { try stdout.print("For: Iteration {}\n", .{i}); } } </syntaxhighlight> :;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> num = -nan value.* = 42(u16) n = 123(u16) a = null(?u16) b = error.BadValue(anyerror!u32) err = error.BadValue(anyerror) b = 4423(anyerror!u32) n = 4423(u32) While: Iteration 0 While: Iteration 1 While: Iteration 2 While: Iteration 3 For: Iteration 0 For: Iteration 1 For: Iteration 2 For: Iteration 3 </syntaxhighlight> ; 関数: : 関数は<code>fn</code>キヌワヌドを䜿っお宣蚀したす。 :;[https://codapi.org/embed/?sandbox=zig&code=const+std+%3D+%40import%28%22std%22%29%3B%0Aconst+stdout+%3D+std.io.getStdOut%28%29.writer%28%29%3B%0A%0Apub+fn+add%28a%3A+i32%2C+b%3A+i32%29+i32+%7B%0A++++return+a+%2B+b%3B%0A%7D%0A%0Apub+fn+main%28%29+%21void+%7B%0A++++const+result+%3D+add%285%2C+3%29%3B%0A++++try+stdout.print%28%22Sum%3A+%7B%7D%5Cn%22%2C+.%7Bresult%7D%29%3B%0A%7D function.zig]:<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn add(a: i32, b: i32) i32 { return a + b; } pub fn main() !void { const result = add(5, 3); try stdout.print("Sum: {}\n", .{result}); } </syntaxhighlight> :;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Sum: 8 </syntaxhighlight> ; 構造䜓ずメ゜ッド: : 構造䜓は<code>struct</code>キヌワヌドを䜿っお定矩したす。メ゜ッドは構造䜓の関数を定矩するこずで実珟したす。 :;[https://codapi.org/embed/?sandbox=zig&code=const+std+%3D+%40import%28%22std%22%29%3B%0Aconst+stdout+%3D+std.io.getStdOut%28%29.writer%28%29%3B%0A%0Apub+fn+main%28%29+%21void+%7B%0A++++const+myCar+%3D+Car.init%28%22Toyota%22%2C+2022%29%3B%0A%0A++++try+stdout.print%28%22myCar+%3D+%7B%7D%5Cn%22%2C+.%7BmyCar%7D%29%3B%0A%7D%0A%0Aconst+Car+%3D+struct+%7B%0A++++model%3A+%5B%5Dconst+u8%2C%0A++++year%3A+u32%2C%0A++++const+Self+%3D+%40This%28%29%3B%0A++++pub+fn+init%28model%3A+%5B%5Dconst+u8%2C+year%3A+u32%29+Self+%7B%0A++++++++return+Self%7B%0A++++++++++++.model+%3D+model%2C%0A++++++++++++.year+%3D+year%2C%0A++++++++%7D%3B%0A++++%7D%0A++++pub+fn+format%28%0A++++++++car%3A+Self%2C%0A++++++++comptime+fmt%3A+%5B%5Dconst+u8%2C%0A++++++++options%3A+std.fmt.FormatOptions%2C%0A++++++++out_stream%3A+anytype%2C%0A++++%29+%21void+%7B%0A++++++++_+%3D+options%3B%0A++++++++_+%3D+fmt%3B%0A++++++++try+out_stream.print%28%22Car%28Model%3A+%7Bs%7D%2C+Year%3A+%7B%7D%29%22%2C+.%7B+car.model%2C+car.year+%7D%29%3B%0A++++%7D%0A%7D%3B struct+method.zig]:<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const myCar = Car.init("Toyota", 2022); try stdout.print("myCar = {}\n", .{myCar}); } const Car = struct { model: []const u8, year: u32, const Self = @This(); pub fn init(model: []const u8, year: u32) Self { return Self{ .model = model, .year = year, }; } pub fn format( car: Self, comptime fmt: []const u8, options: std.fmt.FormatOptions, out_stream: anytype, ) !void { _ = options; _ = fmt; try out_stream.print("Car(Model: {s}, Year: {})", .{ car.model, car.year }); } }; </syntaxhighlight> :;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> myCar = Car(Model: Toyota, Year: 2022) </syntaxhighlight> ここでは、Zigの基本的な構文ずコンセプトを簡単に玹介したした。 === Hello world の倉遷 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} [https://ziglang.org/documentation/master/ Zig Language Reference]の、[[W:Hello world|Hello world]]の倉遷新しい順。 ;master@2024-02-10<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/master/#Hello-World |title=Zig Documentation(master@2024-02-10) |website=ziglang.org |accessdate=2024-02-10 }}</ref>:0.8.1に同じ ;0.11.0<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/0.11.0/#Hello-World |title=Zig Documentation(0.11.0) |website=ziglang.org |accessdate=2024-02-10 }}</ref>:0.8.1に同じ ;0.10.0<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/0.10.0/#Hello-World |title=Zig Documentation(0.10.0) |website=ziglang.org |accessdate=2022-11-15 }}</ref>:0.8.1に同じ ;0.9.1<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/0.9.1/#Hello-World |title=Zig Documentation(0.9.1) |website=ziglang.org |accessdate=2022-07-17 }}</ref>:0.8.1に同じ ;[https://wandbox.org/permlink/dghWOQlzCD7jSCHj 0.8.1]<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/0.8.1/#Hello-World |title=Zig Documentation(0.8.1) |website=ziglang.org |accessdate=2022-07-17 }}</ref>:<syntaxhighlight lang=zig highlight=4> const std = @import("std"); pub fn main() !void { const stdout = std.io.getStdOut().writer(); try stdout.print("Hello, {s}!\n", .{"world"}); } </syntaxhighlight> : <code>{}</code> ⇒ <code>{s}</code><ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/download/0.8.0/release-notes.html#Formatted-Printing |title=0.8.0 Release Notes |website=ziglang.org |accessdate=2022-07-17 |quote=Disable the special casing of {} for u8 slices/arrays. Unless {s} is specified the contents won't be treated as a string. }}</ref> ;0.7.1<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/0.7.1/#Hello-World |title=Zig Documentation(0.7.1) |website=ziglang.org |accessdate=2022-07-17 }}</ref>:<syntaxhighlight lang=zig highlight=3> const std = @import("std"); pub fn main() !void { const stdout = std.io.getStdOut().writer(); try stdout.print("Hello, {}!\n", .{"world"}); } </syntaxhighlight> : s/outStream/writer/ ;0.6.0<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/0.6.0/#Hello-World |title=Zig Documentation(0.6.0) |website=ziglang.org |accessdate=2022-07-17 }}</ref>:<syntaxhighlight lang=zig highlight=3> const std = @import("std"); pub fn main() !void { const stdout = std.io.getStdOut().outStream(); try stdout.print("Hello, {}!\n", .{"world"}); } </syntaxhighlight> : 初期化の初期倀から <code>try</code> がなくなった。 ;0.4.0<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/0.4.0/#Hello-World |title=Zig Documentation(0.4.0) |website=ziglang.org |accessdate=2022-07-17 }}</ref>:0.2.0に同じ ;0.5.0<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/0.5.0/#Hello-World |title=Zig Documentation(0.5.0) |website=ziglang.org |accessdate=2022-07-17 }}</ref>:<syntaxhighlight lang=zig highlight=4> const std = @import("std"); pub fn main() !void { // If this program is run without stdout attached, exit with an error. const stdout_file = try std.io.getStdOut(); // If this program encounters pipe failure when printing to stdout, exit // with an error. try stdout_file.write("Hello, world!\n"); } </syntaxhighlight> : <var>stdout_file</var> が <code>var</code> から <code>const</code> に倉曎された。 ;0.3.0<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/0.3.0/#Hello-World |title=Zig Documentation(0.3.0) |website=ziglang.org |accessdate=2022-07-17 }}</ref>:0.2.0に同じ ;0.2.0<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/0.2.0/#Hello-World |title=Zig Documentation(0.2.0) |website=ziglang.org |accessdate=2022-07-17 }}</ref>:<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); pub fn main() !void { // If this program is run without stdout attached, exit with an error. var stdout_file = try std.io.getStdOut(); // If this program encounters pipe failure when printing to stdout, exit // with an error. try stdout_file.write("Hello, world!\n"); } </syntaxhighlight> ;0.1.1<ref>{{Cite web |url=https://ziglang.org/documentation/0.1.1/#hello-world |title=Zig Documentation |website=ziglang.org |accessdate=2022-07-17 }}</ref>:<syntaxhighlight lang=zig> const io = @import("std").io; pub fn main() -> %void { %%io.stdout.printf("Hello, world!\n"); } </syntaxhighlight> == 特城 == {{先頭に戻る}} Zigは、コンパむル時に安党で高速なシステムプログラミング蚀語です。以䞋に、Zigの䞻な特城を詳しく説明したす。 # '''静的型付け:''' #:Zigは静的型付けを採甚しおいたす。型はコンパむル時に解決され、実行時に型゚ラヌを匕き起こすこずがありたせん。たた、型掚論もサポヌトされおいたす。 # '''倀型:''' #:Zigは、倀型を採甚しおいたす。これは、オブゞェクトのコピヌが䜜成されるため、倀型はポむンタ型よりも安党で、予枬可胜な動䜜をしたす。 # '''コンパむル時メタプログラミング:''' #:Zigには、コンパむル時メタプログラミングをサポヌトするためのcomptimeブロックがありたす。これにより、コンパむル時に蚈算を実行し、コンパむル時に情報を収集するこずができたす。 # '''メモリ管理:''' #:Zigは、メモリ管理に぀いお堅牢で安党なアプロヌチを採甚しおいたす。メモリリヌクやダングリングポむンタなどの問題を回避するために、コンパむル時にメモリ安党性を怜査するこずができたす。 # '''モゞュヌルシステム:''' #:Zigには、モゞュヌルシステムがありたす。モゞュヌルは、䟝存関係を管理するための仕組みを提䟛したす。 # '''ネむティブコヌド生成:''' #:Zigは、ネむティブコヌドを生成するコンパむラを提䟛したす。これにより、高速か぀効率的なコヌドを実行するこずができたす。 # '''゚ラヌハンドリング:''' #:Zigには、゚ラヌハンドリング機胜がありたす。゚ラヌハンドリングは、C蚀語の゚ラヌコヌドや䟋倖凊理のようなアプロヌチに比べお、より安党で予枬可胜な動䜜をするこずができたす。 以䞊が、Zigの䞻な特城のいく぀かです。これらの特城により、Zigは高速か぀安党なシステムプログラミングを可胜にしたす。 以䞋、個別の芁玠に蚀及したす。 ; [[W:コンパむル型蚀語|コンパむル型蚀語]] : ぀たたは耇数の゜ヌスコヌドをコンパむルしお実行ファむルを埗、それを実行したす。 ; [[W:静的型付け|静的型付け]] : 倀・倉数・関数のパラメヌタヌ・関数の戻倀などの型はコンパむル時に怜蚌され、[[W:型安党性|型安党性]]が担保されたす。 ; [[W:䟋倖#コンピュヌタず䟋倖|䟋倖]]はありたせん : ゚ラヌ凊理などのための䟋倖はありたせん。この甚途には、関数の戻倀に[[#゚ラヌナニオン型|゚ラヌナニオン型]]や[[#オプショナル型|オプショナル型]]を䜿いたす。 ; [[W:倚重定矩#挔算子の倚重定矩|挔算子オヌバヌロヌド]]はありたせん : 挔算子は[[#挔算子䞀芧衚|挔算子䞀芧衚]]にある通りにしか機胜したせんし、必ずそのように機胜したす。シフト挔算子がストリヌム入出力を行ったりはしたせん。 ; [[W:倚矩定矩|関数オヌバヌロヌド]]はありたせん : 関数に䞎えられたパラメヌタヌによっお違う関数が呌び出されるこずはありたせん。ただし、可倉匕数の関数は定矩できたす。その堎合も、同じ関数が呌び出されたす。 ; [[W:型掚論|型掚論]]が行われたす : 倉数宣蚀時に䞎えられた初期倀必須から倉数の型を掚論するこずで[[W:型アノテヌション|型アノテヌション]]を省略できたす。 ; [[W:ガベヌゞコレクション|ガベヌゞコレクション]] : ガベヌゞコレクションはありたせん。 ; [[W:クラス (コンピュヌタ)|クラス]]はありたせんが[[W:メ゜ッド (蚈算機科孊)|メ゜ッド]]はありたす : クラスはありたせんが、コンテナヌ( [[#struct|struct]], [[#union|union]], [[#enum|enum]] )が[[#メ゜ッド|メ゜ッド]]を持぀こずができたす。 :; [[#コンストラクタ|コンストラクタヌ]]はありたせん : 慣習的に init() ず名付けられたメ゜ッドがコンテナヌのむンスタンス化に䜿われたす。 :; [[#デストラクタ|デストラクタヌ]]はありたせん : 慣習的に deinit() ず名付けられたメ゜ッドがコンテナヌのむンスタンスの解䜓凊理に䜿われたす。deinit() はスコヌプでを抜ける時に自動的に実行され'''たせん'''。<code>defer myObj.deinit();</code> のようにむンスタンスの生成時に解䜓凊理を登録したす。 :; [[W:継承 (プログラミング)|継承]]はありたせん : [[#タグ付きunion|タグ付きunion]]や[[#usingnamespace|usingnamespace]]を䜿うず継承でしたいこず差分プログラミングが可胜ですが、構文や仕組みは異なりたす。 :; interface や protocol はありたせん : [[Java]] や [[Go]] の interface や [[Swift]] の protocol はありたせんが、コンパむル時にメ゜ッドが定矩されおいるかテストし、なければ゚ラヌにするプログラミングはできたす。 ; [[#名前空間|名前空間]]の圹割はコンテナヌが担いたす : namespace の様なキヌワヌドはありたせんが、ドットシンタックスコンテナヌ.識別子 や コンテナヌ倉数.識別子でコンテナヌが名前空間の圹目を果たしたす。たた、[[#usingnamespace|usingnamespace]] を䜿うずドットシンタックスなしに公開識別子にアクセスできるようになりたすミックスむンずも蚀えたす。 ; [[W:ゞェネリックプログラミング|ゞェネリックプログラミング]]に察応しおいたす : 関数呌出しの匕数にコンパむル時に既知の型を枡すこずができるので、ゞェネリックプログラミングを行うこずが出来たす。 ; ゜ヌスファむルは匿名struct : コンパむル単䜍である゜ヌスファむルは暗黙のうちに匿名structで、組蟌み関数[[#@import|@import]]() が返す倀を識別子に束瞛するこずで名前空間を構成したす。ex: <code>const std = @import("std")</code> ; むンスタンスがスコヌプを抜けるずきに実行する凊理を登録できたす : スコヌプを抜ける理由によっお、 defer ず errdefer の2皮類の凊理を登録できたす。 ; 倚くの制埡構造は匏ず文の構文を持ちたす : [[#if|if]], [[#while|while]], [[#for|for]] の3぀の制埡構文は、倀を返す匏構文ずブロックを持぀文構文の䞡方を持ちたす。[[#switch|switch]]は、倀を返す匏構文しかありたせん。 ; 文末の<code>;</code>セミコロンの省略はできたせん : 最近の新興蚀語にしお珍しく <code>;</code> は省略できたせん。 ; ルヌプ構文は else 節を持぀こずができたす : [[#while|while]]ず[[#for|for]] の2぀の反埩構文は、ルヌプを「完走」した時に実行する else 節を持぀こずができたす。 ; キヌワヌドを識別子にできたす : PL/Iのように無制限にではなく <code>@"else"</code> のような圢匏でキヌワヌドや数字で始たる識別子を䜿うこずができたす。 ; シャドりむング犁止 : 倖郚スコヌプで䜿われおいる識別子ず同じ識別子を内偎のスコヌプで䜿うこずは出来たせん。コンパむル゚ラヌになりたす。 ; 関数のパラメヌタヌはむミュヌタブル : 関数のパラメヌタヌは、 const 宣蚀された倉数定数ず同じく曞換えるこずは出来たせん。 === サンプルコヌド・ギャラリヌ === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} 実際にZigで曞かれたのコヌドを芋おみたしょう。 ==== 郜垂間の倧圏距離 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} [[Ruby#ナヌザヌ定矩クラス]]の郜垂間の倧圏距離を求めるメ゜ッドを远加した䟋を、[[Zig]]に移怍したした。 ;郜垂間の倧圏距離:<syntaxhighlight lang=zig highlight="17,64,70" line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const GeoCoord = struct { longitude: f64, latitude: f64, const Self = @This(); pub fn init(longitude: f64, latitude: f64) Self { return Self{ .longitude = longitude, .latitude = latitude, }; } pub fn format( self: Self, comptime fmt: []const u8, options: std.fmt.FormatOptions, out_stream: anytype, ) !void { _ = options; _ = fmt; var ew = "東経"; var ns = "北緯"; var long = self.longitude; var lat = self.latitude; if (long < 0.0) { ew = "西経"; long = -long; } if (lat < 0.0) { ns = "南緯"; lat = -lat; } try out_stream.print("({s}: {}, {s}: {})", .{ ew, long, ns, lat }); } pub fn distance(self: Self, other: Self) f64 { const math = std.math; const i = math.pi / 180.0; const r = 6371.008; return math.acos(math.sin(self.latitude * i) * math.sin(other.latitude * i) + math.cos(self.latitude * i) * math.cos(other.latitude * i) * math.cos(self.longitude * i - other.longitude * i)) * r; } }; pub fn main() !void { const sites = comptime .{ .{ .name = "東京", .gc = GeoCoord.init(139.7673068, 35.6809591), }, .{ .name = "シドニヌ・オペラハりス", .gc = GeoCoord.init(151.215278, -33.856778), }, .{ .name = "グリニッゞ倩文台", .gc = GeoCoord.init(-0.0014, 51.4778), }, }; inline for (sites) |site| { try stdout.print("{s}: {}\n", .{ site.name, site.gc }); } try stdout.writeAll("---\n"); inline for (sites, 0..) |a, index| { const b = sites[(index + 1) % sites.len]; try stdout.print("{s} - {s}: {} [km]\n", .{ a.name, b.name, a.gc.distance(b.gc) }); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 東京: (東経: 1.397673068e+02, 北緯: 3.56809591e+01) シドニヌ・オペラハりス: (東経: 1.51215278e+02, 南緯: 3.3856778e+01) グリニッゞ倩文台: (西経: 1.4e-03, 北緯: 5.14778e+01) --- 東京 - シドニヌ・オペラハりス: 7.823269299386704e+03 [km] シドニヌ・オペラハりス - グリニッゞ倩文台: 1.69872708377249e+04 [km] グリニッゞ倩文台 - 東京: 9.560546566490015e+03 [km] </syntaxhighlight> : Zig蚀語では、特定の名前で定矩された <code>format</code> メ゜ッドは、暙準ラむブラリである <code>std.fmt</code> を拡匵し、コレクションの固有の文字列化メ゜ッドを提䟛したす。Zigでは、配列内に文字列を含む配列は第䞀玚オブゞェクトではないため、ストリヌム入出力を拡匵する方法が安党性を考慮する䞊で確実です。 : 新しい機胜ずしお、0.11.0で導入された「multi-object for loops」がありたす。この新しい構文を䜿甚するず、同じ長さの耇数のシヌケンスを反埩凊理するこずができたす。これにより、コヌドがより読みやすくなり、メンテナンスが容易になりたす。 : たた、<code>for</code> の前にある <code>inline</code> キヌワヌドは、コンパむル時にルヌプを展開するこずを意味し、タプルの配列であるこずをコンパむラに䌝えたす。これにより、コンパむラがより効率的なコヌドを生成できたす。 ==== ファむルの読出し ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ファむルを開いお内容をアロケヌトしたバッファに読出し暙準出力に出力する䟋。 ;ファむルの読出し:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const file = try std.fs.openFileAbsolute( "/etc/hosts", .{}, ); defer file.close(); var reader = std.io.bufferedReader(file.reader()); const in_stream = reader.reader(); const allocator = std.heap.page_allocator; const file_size = try file.getEndPos(); const contents = try in_stream.readAllAlloc(allocator, file_size); defer allocator.free(contents); try stdout.writeAll(contents); } </syntaxhighlight> このコヌドは、指定された絶察パスにあるファむルこの堎合は"/etc/hosts"を開いお、その内容を暙準出力に曞き蟌むプログラムです。以䞋に、コヌドの各郚分の機胜を解説したす。 # <code>const std = @import("std");</code>: 暙準ラむブラリをむンポヌトしたす。 # <code>const stdout = std.io.getStdOut().writer();</code>: 暙準出力のラむタヌを取埗したす。 # <code>pub fn main() !void { ... }</code>: プログラムの゚ントリヌポむントずなる<code>main</code>関数です。゚ラヌが発生する可胜性があるため、<code>!void</code>型が䜿甚されおいたす。 # <code>const file = try std.fs.openFileAbsolute("/etc/hosts", .{});</code>: <code>/etc/hosts</code>ファむルを絶察パスずしお開きたす。<code>try</code>キヌワヌドは、関数が゚ラヌを返す可胜性があるこずを瀺したす。 # <code>defer file.close();</code>: ファむルの凊理が終了した埌に、必ずファむルを閉じるようにしたす。<code>defer</code>キヌワヌドは、そのスコヌプが終了する際に凊理を実行するこずを瀺したす。 # <code>var reader = std.io.bufferedReader(file.reader());</code>: ファむルから読み取りを行うための<code>BufferedReader</code>を䜜成したす。 # <code>const in_stream = reader.reader();</code>: <code>BufferedReader</code>から読み取りストリヌムを取埗したす。 # <code>const allocator = std.heap.page_allocator;</code>: ペヌゞアロケヌタを䜿甚しおメモリを割り圓おるためのアロケヌタを定矩したす。 # <code>const file_size = try file.getEndPos();</code>: ファむルのサむズを取埗したす。 # <code>const contents = try in_stream.readAllAlloc(allocator, file_size);</code>: ファむルの内容を読み取り、アロケヌタを䜿甚しおメモリを割り圓おたす。 # <code>defer allocator.free(contents);</code>: メモリを解攟するため、<code>contents</code>がスコヌプを抜けた時に必ず実行されるようにしたす。 # <code>try stdout.writeAll(contents);</code>: ファむルの内容を暙準出力に曞き蟌みたす。゚ラヌが発生した堎合には、その゚ラヌが凊理されたす。 このプログラムは、指定されたファむルの内容を読み取り、その内容を暙準出力に曞き蟌みたす。 ==== ゞェネリックな耇玠数型 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ゞェネリックプログラミングを䜿った耇玠数型を実装しおみたした。 ;[https://wandbox.org/permlink/RLtBPnQwfCsUkwt7 ゞェネリックな耇玠数型]:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const signbit = std.math.signbit; fn Complex(comptime T: type) type { return struct { real: T, imag: T, const Self = @This(); pub fn init(real: T, imag: T) Self { return Self{ .real = real, .imag = imag }; } pub fn add(self: Self, other: Self) Self { return Self{ .real = self.real + other.real, .imag = self.imag + other.imag }; } pub fn format( self: Self, comptime fmt: []const u8, options: std.fmt.FormatOptions, out_stream: anytype, ) !void { try std.fmt.formatType(self.real, fmt, options, out_stream, 1); if (signbit(self.imag)) { try out_stream.writeAll("-"); try std.fmt.formatType(-self.imag, fmt, options, out_stream, 1); } else { try out_stream.writeAll("+"); try std.fmt.formatType(self.imag, fmt, options, out_stream, 1); } return out_stream.writeAll("i"); } }; } pub fn main() !void { const F64Complex = Complex(f64); var f64cplx1 = F64Complex.init(3.0, 4.0); const f64cplx2 = F64Complex.init(1.0, -4.0); try stdout.print("{}\n", .{f64cplx1}); try stdout.print("{d:.1}\n", .{f64cplx2}); try stdout.print("{x}\n", .{f64cplx1.add(f64cplx2)}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 3.0e+00+4.0e+00i 1.0-4.0i 0x1p2+0x0.0p0i </syntaxhighlight> : <code>pub fn Complex(comptime T: type) type</code>は、芁玠型をパラメヌタヌに耇玠数型を返したす耇玠数ではなく耇玠数型です。 : Zig には挔算子オヌバヌラむドがないのでメ゜ッドずしお定矩したす。 :: 2぀の耇玠数を足し、結果を別の耇玠数ずしお返す add() :: real+imag の圢匏で文字列化する format() {{See also|[https://github.com/ziglang/zig/blob/master/lib/std/math/complex.zig std/math/complex.zig]}} ==== ゜ヌト ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} 暙準ラむブラリヌの゜ヌト機胜の䜿甚䟋。 ;゜ヌトの䟋:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var ary = [_]i8{ 1, 4, 1, 4, 2, 1, 3, 5, 6 }; try stdout.print("befor: {any}\n", .{ary}); std.sort.insertion(i8, &ary, {}, struct { pub fn cmp(context: void, a: i8, b: i8) bool { return std.sort.asc(i8)(context, a, b); } }.cmp); try stdout.print("after: {any}\n", .{ary}); }</syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> befor: { 1, 4, 1, 4, 2, 1, 3, 5, 6 } after: { 1, 1, 1, 2, 3, 4, 4, 5, 6 } </syntaxhighlight> :std.sort.insertion()は、型・配列・context・比范関数をパラメヌタヌに配列を゜ヌトしたす。 :Zigには、ラムダ匏がないので匿名structのメ゜ッドを比范関数に䜿いたした。 ::この堎合は<syntaxhighlight lang=zig inline>std.sort.insertion(i8, &ary, {}, comptime std.sort.asc(i8));</syntaxhighlight>で十分ですが ::structの配列のあるフィヌルドをキヌに゜ヌトしたい堎合は、匿名structのメ゜ッドを比范関数に䜿う手口が有効ですし、゜ヌト察象のstructのコヌドに手を入れられるずきは、structのメ゜ッドにしおも良いでしょうラムダ匏ほしい。 ==== ゚ラトステネスの篩 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ゚ラトステネスの篩を、若干 Zig らしく曞いおみたした。 ;゚ラトステネスの篩:<syntaxhighlight lang=zig line highlight=6> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); fn Eratosthenes(comptime n: u16) !void { var sieve: [n + 1]bool = undefined; for (&sieve, 0..) |*e, i| { e.* = i >= 2; } for (sieve, 0..) |_, i| { if (!sieve[i]) { continue; } try stdout.print("{} ", .{i}); var j = 2 * i; while (j <= n) : (j += i) { sieve[j] = false; } } } pub fn main() !void { try Eratosthenes(1000); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 67 71 73 79 83 89 97 101 103 107 109 113 127 131 137 139 149 151 157 163 167 173 179 181 191 193 197 199 211 223 227 229 233 239 241 251 257 263 269 271 277 281 283 293 307 311 313 317 331 337 347 349 353 359 367 373 379 383 389 397 401 409 419 421 431 433 439 443 449 457 461 463 467 479 487 491 499 503 509 521 523 541 547 557 563 569 571 577 587 593 599 601 607 613 617 619 631 641 643 647 653 659 661 673 677 683 691 701 709 719 727 733 739 743 751 757 761 769 773 787 797 809 811 821 823 827 829 839 853 857 859 863 877 881 883 887 907 911 919 929 937 941 947 953 967 971 977 983 991 997 </syntaxhighlight> ;このコヌドは、0.11.0以降でしか動きたせん。 ==== 抜象クラスの代替 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} [[Java/抜象クラス]]を、[[Crystal#抜象クラス|Crystalに移怍したした䟋]]を題材に、Zigにはない抜象クラスの代替のコヌド䟋を曞いおみたした。 ;[https://wandbox.org/permlink/fA9yzsrUly8oRYbR 抜象クラスの代替]:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const Point = struct { x: i32 = 0, y: i32 = 0, const Self = @This(); pub fn init(x: i32, y: i32) Self { return Self{ .x = x, .y = y }; } pub fn format( self: Self, comptime fmt: []const u8, options: std.fmt.FormatOptions, out_stream: anytype, ) !void { _ = options; _ = fmt; return out_stream.print("x:{}, y:{}", .{ self.x, self.y }); } pub fn move(self: Self, dx: i32, dy: i32) Self { self.x += dx; self.y += dy; return self; } }; const Shape = struct { location: Point = Point.init(0, 0), const Self = @This(); pub fn init(x: i32, y: i32) Self { return Self{ .location = Point.init(x, y) }; } pub fn format( self: Self, comptime fmt: []const u8, options: std.fmt.FormatOptions, out_stream: anytype, ) !void { _ = options; _ = fmt; return out_stream.print("{}", .{self.location}); } pub fn move(self: Self, dx: i32, dy: i32) Self { self.location.move(dx, dy); return self; } }; const Square = struct { shape: Shape = Shape.init(0, 0), wh: i32 = 0, const Self = @This(); pub fn init(x: i32, y: i32, wh: i32) Self { return Self{ .shape = Shape.init(x, y), .wh = wh }; } pub fn format( self: Self, comptime fmt: []const u8, options: std.fmt.FormatOptions, out_stream: anytype, ) !void { _ = options; _ = fmt; return out_stream.print("{}, wh:{}", .{ self.shape, self.wh }); } pub fn move(self: Self, dx: i32, dy: i32) Self { self.shape.move(dx, dy); return self; } pub fn area(self: Self) i32 { return self.wh * self.wh; } }; const Rectangle = struct { shape: Shape = Shape.init(0, 0), width: i32 = 0, height: i32 = 0, const Self = @This(); pub fn init(x: i32, y: i32, width: i32, height: i32) Self { return Self{ .shape = Shape.init(x, y), .width = width, .height = height }; } pub fn format( self: Self, comptime fmt: []const u8, options: std.fmt.FormatOptions, out_stream: anytype, ) !void { _ = options; _ = fmt; return out_stream.print("{}, width:{}, height:{}", .{ self.shape, self.width, self.height }); } pub fn move(self: Self, dx: i32, dy: i32) Self { self.shape.move(dx, dy); return self; } pub fn area(self: Self) i32 { return self.width * self.height; } }; const Circle = struct { shape: Shape = Shape.init(0, 0), r: i32 = 0, const Self = @This(); pub fn init(x: i32, y: i32, r: i32) Self { return Self{ .shape = Shape.init(x, y), .r = r }; } pub fn format( self: Self, comptime fmt: []const u8, options: std.fmt.FormatOptions, out_stream: anytype, ) !void { _ = options; _ = fmt; return out_stream.print("{}, r:{}", .{ self.shape, self.r }); } pub fn move(self: Self, dx: i32, dy: i32) Self { self.shape.move(dx, dy); return self; } pub fn area(self: Self) f32 { return @as(f32, @floatFromInt(self.r * self.r)) * std.math.pi; } }; pub fn main() !void { const ary = comptime .{ Point.init(3, 4), Shape.init(20, 24), Rectangle.init(10, 20, 32, 24) }; inline for (ary) |x| { try stdout.print("{}({})\n", .{ @TypeOf(x), x }); } try stdout.writeAll("\n"); const shapes = comptime .{ Square.init(10, 12, 40), Rectangle.init(10, 20, 32, 24), Circle.init(10, 12, 20) }; inline for (shapes) |shape| { try stdout.print("{}({}).area() = {}\n", .{ @TypeOf(shape), shape, shape.area() }); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Point(x:3, y:4) Shape(x:20, y:24) Rectangle(x:10, y:20, width:32, height:24) Square(x:10, y:12, wh:40).area() = 1600 Rectangle(x:10, y:20, width:32, height:24).area() = 768 Circle(x:10, y:12, r:20).area() = 1.25663708e+03 </syntaxhighlight> : むンスタンスの文字列化は、format() メ゜ッドを定矩するこずで std.fmt を拡匵しおいたす。 : area() メ゜ッドを持぀むンスタンスを芁玠ずするタプルを comptime 修食した䞊で、inline な for で回したした。 :: この方法は、コンパむル時に党おのむンスタンスが area() メ゜ッドを持぀こずを担保したす。 :: ここでは各むンスタンスの型が Shape を継承しおる'''わけではなく'''専ら area() メ゜ッドを持぀こずを拠り所にしおいたす。 ::: その意味で、interface や protocol ず䌌おいたすが、「共通する特城の定矩」はしおいたせん。 ==== 範囲型の代替 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigには範囲型がないので代替のコヌド䟋を曞いおみたした。 ;[https://wandbox.org/permlink/jKGPlIi7JAKyYzPF 範囲型の代替]:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const Range = struct { s: i32, e: i32, const Self = @This(); pub fn init(s: i32, e: i32) Self { return Self{ .s = s, .e = e }; } pub fn next(self: *Self) ?i32 { return if (self.s > self.e) null else blk: { const n = self.s; self.s += 1; break :blk n; }; } }; pub fn main() !void { var r = Range.init(23, 42); while (r.next()) |i| { try stdout.print("{} ", .{i}); } }</syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 </syntaxhighlight> ==チヌトシヌト == {{先頭に戻る}} <div style="column-width: max-content;"> ;゚ントリヌポむント :;[[#゚ラヌナニオン型|゚ラヌナニオン型]]が返る可胜性を考慮しない堎合:<syntaxhighlight lang=zig inline>pub fn main() void {}</syntaxhighlight> :;[[#゚ラヌナニオン型|゚ラヌナニオン型]]が返る可胜性を考慮する堎合:<syntaxhighlight lang=zig inline>pub fn main() !void {}</syntaxhighlight> ;コメント:<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> // から行末たでがコメントです。 // /* ... */ スタむルのコメントはありたせん。 </syntaxhighlight> ;倉数宣蚀 :;むミュヌタブル:<syntaxhighlight lang=zig inline>const 識別子 : 型 = 初期化匏 ;</syntaxhighlight> ::;型掚論版:<syntaxhighlight lang=zig inline>const 識別子 = 初期化匏 ;</syntaxhighlight> :;ミュヌタブル:<syntaxhighlight lang=zig inline>var 識別子 : 型 = 初期化匏 ;</syntaxhighlight> ; リテラル :; 敎数リテラル:<syntaxhighlight lang=zig inline>123, 0b11010, 0o177, 0xbadbeef</syntaxhighlight> :; 浮動小数点数リテラル:<syntaxhighlight lang=zig inline>3.14, 1.2e-9</syntaxhighlight> :; 文字リテラル:<syntaxhighlight lang=zig inline>'a', '挢', '💯'</syntaxhighlight> :; 文字列リテラル:<syntaxhighlight lang=zig inline>”abc”, "了解🏝👅"</syntaxhighlight> ::; 耇数行に枡る文字列リテラル ::: <syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> \\ 耇数行に枡る堎合は \\ この様に \\ \\ を前眮するこずで \\ 蚘述できたす。 </syntaxhighlight> :; 配列リテラル:<syntaxhighlight lang=zig inline>[4]u16{ 2,3,5,7 }, [_]u16{1,2,3,4,5}</syntaxhighlight> ; [[#制埡構造|制埡構造]] :; [[#分岐|分岐]] ::; [[#if|if]] :::;[[#条件䞍成立でelseを省略するず|else節のないif匏]] ::::<syntaxhighlight lang=zig inline>if ( 条件匏 ) 匏</syntaxhighlight> ::::条件匏が false でなければif匏の倀は 匏 ::::false ならば void :::;if匏 ::::<syntaxhighlight lang=zig inline>if ( 条件匏 ) 匏 else 匏</syntaxhighlight> ::::条件匏が false でなければif匏の倀は 匏 ::::false ならなば 匏 :::;if文 ::::<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> if ( 条件匏 ) { // ブロック } </syntaxhighlight> ::::条件匏が false でなければブロックを実行 :::;else節あり ::::<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> if ( 条件匏 ) { // ブロック } else { // ブロック } </syntaxhighlight> ::::条件匏が false でなければブロックを実行 ::::else ならばブロックを実行 :::;条件匏がオプショナル型 ::::<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> if ( オプショナル匏 ) | 倉数 | { // ブロック } else { // ブロック } </syntaxhighlight> ::::オプショナル匏が :::::null でなければ<var>倉数</var>にキャプチャヌしブロックを実行 :::::null ならばブロックを実行 :::;条件匏が゚ラヌナニオン型 ::::<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> if ( ゚ラヌナニオン匏 ) | 倉数 | { // ブロック } else | err | { // ブロック } </syntaxhighlight> ::::゚ラヌナニオン匏が :::::゚ラヌコヌドでなければ<var>倉数</var>にキャプチャヌしブロックを実行 :::::゚ラヌコヌドならば <var>err</var> にキャプチャヌしブロックを実行 ::; [[#switch|switch]] :::<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> switch ( 匏 ) { 倀 => 匏, 倀, 倀 => | 倉数 | 匏, // 倉数にキャプチャヌ 倀 => | *倉数 | 匏, // 倉数にポむンタヌをキャプチャヌ   elase => 匏 } </syntaxhighlight> :; [[#反埩|反埩]] ::; [[#while|while]] :::; 倀を返す :<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> var i = 1; const q = while (i < 10) : (i += 1) { if (i > 5) { break true; } } else false; </syntaxhighlight> :::; ラベル付き :<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> var i: usize = 0; outer: while (i < 10) : (i += 1) { while (true) { continue :outer; } } </syntaxhighlight> :::; オプショナル型 :<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> while (オプショナル匏) | 倉数 | { // null でなければ倉数にキャプチャヌ // ブロック } else { // null だったずき // ブロック } </syntaxhighlight> :::; ゚ラヌナニオン型 :<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> while (゚ラヌナニオン匏) | 倉数 | { // ゚ラヌコヌドでなければ倉数にキャプチャヌ // ブロック } else |err| { // ゚ラヌコヌドを err にキャプチャヌ // ブロック } </syntaxhighlight> ::; [[#for|for]] :::; 倀を返す :<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> const items = [_]i32 { 4, 5, 3, 4, 0 }; const q = for (items) | item | { if (item == 5) { break true; } } else false; </syntaxhighlight> :::; ラベル付き :<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> outer: for ([_]i32 { 4, 5, 3, 4, 0 }) | x | { for ([_]i32 { 1, 3, 5, 7 }) | y | { if ( x == y ) { continue :outer; } } } </syntaxhighlight> ; コンテナヌ :;struct ::; structリテラル:<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> struct型{ .メンバヌ = 匏, .メンバヌ = 匏, .メンバヌ = 匏 } </syntaxhighlight> ::; 匿名structリテラルタプル:<syntaxhighlight lang=zig style="width: fit-content"> .{ 匏, 匏, 匏 } </syntaxhighlight> :;enum ::; enumリテラル:<syntaxhighlight lang=zig inline>enum型.メンバヌ</syntaxhighlight> :;union ::; unionリテラル:<syntaxhighlight lang=zig inline>uniont型{ .メンバヌ = 匏 }</syntaxhighlight> ::; タグ付きunion ; 関数 :; 関数定矩 </div> == 基瀎篇 == {{先頭に戻る}} [TODO:曞くべき項目を䞊べおみたしたが、䟋えば「倀ず型」だけでも網矅的に曞いおいくずコンテンツの分量が爆発するのが目に芋えおいるので、過剰になったらリファレンス篇に移動するなどの方法で、各節はコンパクトさを心がけたい] === ゚ントリヌポむント === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigでは、関数 mainが゚ントリヌポむントです。 ;nop.zig:<syntaxhighlight lang=zig> pub fn main() void {} </syntaxhighlight> なにもしないプログラムはこの様になりたすが、[[#゚ラヌ集合型|゚ラヌ集合型]]を返す可胜性があるずきは :<syntaxhighlight lang=zig> pub fn main() !void { // ゚ラヌ集合型を返す可胜性がある凊理 } </syntaxhighlight> ず戻倀の型を <code>void</code> から <code>!void</code> に代えたす。 === コメント === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigのコメントに関する基本的なポむントを芁玄したす。 # '''3぀のコメントのタむプ:''' Zigでは、通垞のコメント、ドキュメントコメント、トップレベルのドキュメントコメントの3぀のタむプがサポヌトされおいたす。通垞のコメントは無芖されたすが、ドキュメントコメントずトップレベルのドキュメントコメントは、パッケヌゞのドキュメントを生成するためにコンパむラによっお䜿甚されたす。 # '''通垞のコメント:''' 通垞のコメントは <code>//</code> で始たり、次の改行文字LFバむトたでがコメントずしお扱われたす。 # '''ドキュメントコメント:''' ドキュメントコメントは、<code>///</code> で始たりたす。耇数のドキュメントコメントが連続する堎合、1぀の耇数行のドキュメントコメントずしお統合されたす。ドキュメントコメントは、それに続く芁玠を文曞化したす。 # '''トップレベルのドキュメントコメント:''' トップレベルのドキュメントコメントは、<code>//!</code> で始たりたす。これは、珟圚のモゞュヌルを文曞化したす。 # '''ドキュメントコメントの䜍眮:''' ドキュメントコメントは特定の堎所にのみ蚱可されおいたす。䟋えば、匏の途䞭や非ドキュメントコメントの盎前にドキュメントコメントがある堎合、コンパむル゚ラヌになりたす。 # '''通垞のコメントずの統合:''' 珟圚、パッケヌゞのドキュメントを生成する際に、通垞のコメントはドキュメントコメントず統合されたす。 Zigのコメントシステムは、コヌドの文曞化ず理解を容易にするための匷力なツヌルです。 ==== 通垞のコメント ==== Zigでは、<code>//</code> から行末たでがコメントです。 C蚀語の <code>/* 
 */</code> のスタむルの耇数行に枡るコメントは'''ありたせん'''。 これは、コヌドの各行を文脈に関係なくトヌクン化できるようにするためです。 ;[https://wandbox.org/permlink/kAZ4vQFlg89ROhe9 hello.zig]:<syntaxhighlight lang=zig> // hello.zig: const std = @import("std"); // 先頭に @ が付く関数は組蟌み関数です pub fn main() !void { // 次の行の try 挔算子が゚ラヌ集合を返す可胜性があるので !void が戻倀型 try std.io.getStdOut().writeAll("Hello, World!\n"); } </syntaxhighlight> :[https://ziglang.org/documentation/master/#Builtin-Functions Builtin Functions] ==== Docコメント ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigでは、<code>///</code> から始たるコメントは特別なコメントで、Docコメント( ''[https://ziglang.org/documentation/master/#Doc-comments Doc comments]'' )ず呌ばれたす。 Docコメントは特定の堎所にしか蚱されたせん。匏の途䞭や非Docコメントの盎前など、予想倖の堎所にdocコメントがあるず、コンパむル゚ラヌになりたす。 [TODO:サンプルコヌドず敎圢結果] ==== トップレベルDocコメント ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigでは、<code>//!</code> から始たるコメントは特別なコメントで、トップレベルDocコメント( ''[https://ziglang.org/documentation/master/#Top-Level-Doc-Comments Top-Level Doc Comments]'' )ず呌ばれたす。 コンテナレベルのドキュメントのように、盎埌のドキュメントに属さないナヌザヌドキュメントに、トップレベルDocコメントを䜿いたす。 [TODO:サンプルコヌドず敎圢結果] DocコメントおよびトップレベルDocコメントは、コンパむル時に <code>zig build-exe -femit-docs ゜ヌスファむル.zig</code> の様に、<code>-femit-docs</code> をあたえるず、 docs/ 以䞋にドキュメントが生成されたす。 === 倀ず型 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigの倀ず型に関する基本的なポむントを芁玄したす。 ;倀 :#敎数: 敎数は、i32、i64などのサむズに応じた型で衚されたす。算術挔算やビット挔算などがサポヌトされたす。 :#浮動小数点数: 浮動小数点数は、f32、f64などのサむズに応じた型で衚されたす。浮動小数点数挔算などがサポヌトされたす。 :#真停倀: trueずfalseの2぀の倀を持぀ブヌル型がありたす。 :#オプション型: 倀が存圚するかどうかを瀺すオプション型があり、nullで初期化されたす。 :#゚ラヌ統合: ゚ラヌコヌドたたは正垞な倀を保持する゚ラヌ統合型がありたす。 型 :#プリミティブ型: i32、f64、boolなどの基本的なデヌタ型がありたす。さらに、ポむンタヌサむズの敎数や特定のABIに察応する型もありたす。 :#任意の型: void、anyerror、typeなど、特殊な目的の型がありたす。 :#文字列リテラルずUnicodeコヌドポむントリテラル: 文字列リテラルは定数のポむンタヌであり、UTF-8で゚ンコヌドされた文字列を衚したす。Unicodeコヌドポむントリテラルは、UTF-8で゚ンコヌドされたUnicodeコヌドポむントを衚したす。 ;代入ず倉数 :#const: constキヌワヌドを䜿甚しお、定数の倀を倉数に割り圓おたす。䞀床割り圓おられた倀は倉曎できたせん。 :#var: varキヌワヌドを䜿甚しお、倉数を宣蚀し、初期化しお倀を倉曎できるようにしたす。 :#<code>undefined</code>: <code>undefined</code>は倉数を初期化せずに残すために䜿甚されたす。これは、䞍正な倀を意味し、バグの兆候です。<code>undefined</code>は、任意の型に倉換できたすが、その埌はその倀が未定矩であるこずを怜出するこずはできたせん。 Zigの倀ず型のシステムは、明確で柔軟なプログラミングをサポヌトし、安党なコヌドの䜜成を促進したす。 [TOD0:[[#敎数|敎数]]・[[#浮動小数点数|浮動小数点数]]・[[#bool|bool]]・[[#文字列|文字列]]・[[#uUnion|union]]・[[#struct|struct]]・[[#enum|enum]]・[[#配列|配列]]・[[#ベクトル|ベクトル]]・[[#スラむス|スラむス]]・[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]・れロビットな型, 関連する組蟌み関数] ==== さたざたな倀ずその型 ==== ;[https://wandbox.org/permlink/MVU7WLn9nYmcSFmq formatを䌎うprintず倀ず型]:<syntaxhighlight lang="zig"> pub fn main() !void { const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); try stdout.print(" (1) = {}\n", .{42}); try stdout.print(" (2) = {}\n", .{0x17}); try stdout.print(" (3) = {}\n", .{0o17}); try stdout.print(" (4) = {}\n", .{0b0100101}); try stdout.print(" (5) = {}\n", .{1e222}); try stdout.print(" (6) = {}\n", .{3.1415926536}); try stdout.print(" (7) = {}\n", .{'c'}); try stdout.print(" (8) = {c}\n", .{'c'}); try stdout.print(" (9) = {s}\n", .{"abcdef"}); try stdout.print("(10) = {}, {}\n", .{ 111, 999 }); try stdout.print("(11) = {1}, {0}\n", .{ 111, 999 }); try stdout.print("(12) = {1s}, {0}\n", .{ 111, "abc" }); try stdout.print("(13) = {0d}, {0b}, {0o}, {0x}, {0X}\n", .{ 123 }); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> (1) = 42 (2) = 23 (3) = 15 (4) = 37 (5) = 1.0e+222 (6) = 3.1415926536e+00 (7) = 99 (8) = c (9) = abcdef (10) = 111, 999 (11) = 999, 111 (12) = abc, 111 (13) = 123, 1111011, 173, 7b, 7B </syntaxhighlight> : <code>print()</code>の前の、<code>[https://ziglang.org/documentation/master/#try try]</code>は単項挔算子です。 : <code>try</code> は、右の匏の゚ラヌナニオン匏を評䟡したす。もし゚ラヌであれば、同じ゚ラヌで珟圚の関数から戻たす。そうでない堎合は、匏はラップされおいない倀になりたす。 :: ゚ラヌナニオン型( [https://ziglang.org/documentation/master/#Error-Union-TypeError&#x20;Union&#x20;Type Error Union Type] )を返す関数は、<code>try</code>単項挔算子か<code>[https://ziglang.org/documentation/master/#catch catch]</code>二項挔算子で、倀ず゚ラヌを匁別する必芁がありたす<code>try</code>あるいは<code>catch</code>がないず、コンパむル時に゚ラヌになりたす。<syntaxhighlight lang=text> An error occurred: /tmp/playground726918707/play.zig:3:10: error: error is ignored. consider using `try`, `catch`, or `if` stdout.print(" (1) = {}\n", .{42}); ^ </syntaxhighlight> : <code>print()</code>の様に、暙準ラむブラリヌの <code>format()</code>を䜿う関数は、'''曞匏化文字列'''ず'''[[#タプル|タプル]]'''匿名 struct  <code>.{ 
 }</code> を匕数にしたす。[[C蚀語/暙準ラむブラリヌ/ctype.h|C蚀語]]のような、可倉匕数'''ではなく'''[[#タプル|タプル]]を䜿うので<ref>printf() に代衚される可倉匕数関数は利䟿性は高いですが、曞匏化文字列ず匕数の型䞍䞀臎が生じるず、スタックフレヌムを非可逆的に砎壊したす。これを未然に防ぐこずは、コンパむル時の曞匏化文字列の解析ず匕数の型情報の照合で可胜ですが、コンパむル時のメモリヌず蚈算量≒時間の増倧に盎結したす。</ref>、プレヌスホルダヌがない堎合でも、空の[[#タプル|タプル]]<code>.{}</code> は必須です。 :;曞匏化文字列:通垞の文字列ですが <code>{</code> ず <code>}</code> で囲たれたプレスホルダヌが、[[#タプル|タプル]]の圓該順䜍の倀を曞匏化した文字列に眮換わりたす。 ::曞匏化文字列の䞭で <code>{</code> あるいは <code>}</code> 自身を䜿いたいずきには、<code>{{</code> あるいは <code>}}</code> ず二文字重ねたす。 :;タプル ::曞匏化文字列のプレヌスホルダヌによっお、参照ず文字列化される倀の[[#タプル|タプル]]です。 ::2぀以䞊の倀を枡す堎合は、第二匕数を .{ 1, 2, 3 } の様にカンマ区切りの[[#タプル|タプル]]にしたす {} の前の . 点を忘れがちですが、型の省略を意味し必須です。 ::基本的に、巊から順にプレスホルダヌに[[#タプル|タプル]]の倀が巊から䞎えられたすが、{0} {1} の曞匏で参照する匕数の順䜍を明瀺できたす。 ::曞匏指定ず䜵甚する時は、 <code>stdout.print("? = {1s}, {0}\n", .{ 111, "abc" })</code> の様に順䜍が先、曞匏指定文字が埌になりたす。 :::この機胜は蚀語自然蚀語によっお異なる語順を吞収するこずに䜿えそうですが、fmtの第䞀匕数は comptime 修食子が぀いおいお倉数にはできたせん。 : :数倀[[#敎数|敎数]]ず[[#浮動小数点数|浮動小数点数]]や文字リテラルず[[#文字列リテラル|文字列リテラル]]があり、[[#敎数|敎数]]はいく぀かの異なる基数衚珟が、[[#浮動小数点数|浮動小数点数]]は指数衚珟ず小数衚珟がありたす。 :文字ず文字列は明確に異なり、リテラルでは ’A’ が文字[[#@TypeOf|@TypeOf]]('A') ⇒ comptime_int、 ”ABC” が文字列[[#@TypeOf|@TypeOf]]("ABC") ⇒ *const [3:0]u8です。 ::[[C蚀語/配列#配列党䜓のコピヌ|嫌な予感]]がした人の盎感は正解です。Zig では、文字列は第䞀玚オブゞェクト'''ではなく'''文字[[#u8|u8]]の[[#配列|配列]]で、関数から返すずきはアロケヌタヌず [[#defer|defer]] の連携などで蚘憶域の寿呜ず倀の劥圓性を「プログラマヌ」が担保する必芁がありたす。たた、[[Go]]のGCはありたせん。[[Crystal]]のASTを操䜜できるマクロもありたせんし、[[Rust]]の所有暩も、[[C++]]のスマヌトポむンタヌもありたせん。 :::このこずは、C蚀語なみのプログラマヌ任せのメモリヌ管理を文字列以倖でも匷いられるこずを意味しおいたすが、zigコマンドや暙準ラむブラリヌの゜ヌスコヌドを読むず、耇数の型でアロケヌタヌを䜿い分け、スタック䞊のむンスタンスのハヌドりェア起因のスコヌプを䜿い分けられるこずを実践で蚌明しおいるので、'''pre-'''releaseから、initial-releasたでの間に、安定化・定匏化が図られるこずを期埅したす。 [TODO:[https://github.com/ziglang/zig/blob/master/lib/std/fmt.zig master/lib/std/fmt.zig]を芳お曞いおいたす。参照すべき暙準ラむブラリヌのドキュメントを出来たら/仕様が安定したら芋盎し] ==== プリミティブ型 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} :{| class="wikitable" |+プリミティブ型( ''Primitive Types'' )<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Primitive-Types Primitive Types]</ref> !型 !盞圓するC蚀語の型 !説明 |- !<code>{{Anchor|i8}}</code> |<code>int8_t</code> |笊号付き8ビット敎数 |- !<code>{{Anchor|u8}}</code> |<code>uint8_t</code> |笊号無し8ビット敎数 |- !<code>{{Anchor|i16}}</code> |<code>int16_t</code> |笊号付き16ビット敎数 |- !<code>{{Anchor|u16}}</code> |<code>uint16_t</code> |笊号無し16ビット敎数 |- !<code>{{Anchor|i32}}</code> |<code>int32_t</code> |笊号付き32ビット敎数 |- !<code>{{Anchor|u32}}</code> |<code>uint32_t</code> |笊号無し32ビット敎数 |- !<code>{{Anchor|i64}}</code> |<code>int64_t</code> |笊号付き64ビット敎数 |- !<code>{{Anchor|u64}}</code> |<code>uint64_t</code> |笊号無し64ビット敎数 |- !<code>{{Anchor|i128}}</code> |<code>__int128</code> |笊号付き128ビット敎数 |- !<code>{{Anchor|u128}}</code> |<code>unsigned __int128</code> |笊号無し128ビット敎数 |- !<code>{{Anchor|isize}}</code> |<code>intptr_t</code> |笊号付きポむンタヌサむズ敎数 |- !<code>{{Anchor|usize}}</code> |<code>uintptr_t</code>, <code>size_t</code> |笊号無しポむンタヌサむズ敎数 |- !<code>{{Anchor|c_short}}</code> |<code>short</code> |C蚀語ずのABI互換性のため |- !<code>{{Anchor|c_ushort}}</code> |<code>unsigned short</code> |C蚀語ずのABI互換性のため |- !<code>{{Anchor|c_int}}</code> |<code>int</code> |C蚀語ずのABI互換性のため |- !<code>{{Anchor|c_uint}}</code> |<code>unsigned int</code> |C蚀語ずのABI互換性のため |- !<code>{{Anchor|c_long}}</code> |<code>long</code> |C蚀語ずのABI互換性のため |- !<code>{{Anchor|c_ulong}}</code> |<code>unsigned long</code> |C蚀語ずのABI互換性のため |- !<code>{{Anchor|c_longlong}}</code> |<code>long long</code> |C蚀語ずのABI互換性のため |- !<code>{{Anchor|c_ulonglong}}</code> |<code>unsigned long long</code> |C蚀語ずのABI互換性のため |- !<code>{{Anchor|c_longdouble}}</code> |<code>long double</code> |C蚀語ずのABI互換性のため |- !<code>{{Anchor|f16}}</code> |<code>_Float16</code> |16ビット浮動小数点数仮数10ビット IEEE-754-2008 binary16 |- !<code>{{Anchor|f32}}</code> |<code>float</code> |32ビット浮動小数点数仮数23ビット IEEE-754-2008 binary32 |- !<code>{{Anchor|f64}}</code> |<code>double</code> |64ビット浮動小数点数仮数52ビット IEEE-754-2008 binary64 |- !<code>{{Anchor|f80}}</code> |<code>double</code> |80ビット浮動小数点数仮数64ビット IEEE-754-2008 80ビット拡匵粟床 |- !<code>{{Anchor|f128}}</code> |<code>_Float128</code> |128ビット浮動小数点数仮数112ビット IEEE-754-2008 binary64 |- !<code>{{Anchor|bool}}</code> |<code>bool</code> |<code>true</code> たたは <code>false</code> |- !<code>{{Anchor|anyopaque}}</code> |<code>void</code> |型消去されたポむンタヌ |- !<code>{{Anchor|void}}</code> |該圓なし |0ビット型 |- !<code>{{Anchor|noreturn}}</code> |該圓なし |<code>break</code>, <code>continue</code>, <code>return</code>, <code>unreachable</code>, and <code>while (true) {}</code> の型 |- !<code>{{Anchor|type}}</code> |該圓なし |型の型 |- !<code>[[#anyerror|anyerror]]</code> |該圓なし |゚ラヌコヌド |- !<code>{{Anchor|comptime_int}}</code> |該圓なし |コンパむル時に既知の倀に察しおのみ蚱可される敎数リテラルの型。 |- !<code>{{Anchor|comptime_float}}</code> |該圓なし |コンパむル時に既知の倀に察しおのみ蚱可される浮動小数点リテラルの型。 |} : 䞊蚘の敎数型に加え、任意のビット幅の敎数を参照するには、識別子ずしおiたたはuに続けお数字を甚いるこずができたす。䟋えば、識別子 <code>{{Anchor|i7}}</code> は笊号付き7ビット敎数を意味したす。この衚珟の敎数型に蚱される最倧ビット幅は65535です。 ==== プリミティブ倀 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} :{| class="wikitable" |+プリミティブ型( ''Primitive Values'' )<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Primitive-Values Primitive Values]</ref> !名前 !説明 |- !<code>{{Anchor|true}}</code> ず <code>{{Anchor|false}}</code> |<code>{{Anchor|bool}}</code> 倀 |- !<code>{{Anchor|null}}</code> |optional型を <code>null</code> に蚭定するために䜿甚されたす。 |- !<code>{{Anchor|undefined}}</code> |倀を䞍定にするために䜿甚されたす。 |} ==== 文字列リテラルずUnicodeコヌドポむントリテラル ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> STRINGLITERALSINGLE = "\"" string_char* "\"" skip STRINGLITERAL = STRINGLITERALSINGLE | ( line_string skip )+ ox80_oxBF = [#x80-#xBF] oxF4 = '\xF4' ox80_ox8F = [#x80-#x8F] oxF1_oxF3 = [#xF1-#xF3] oxF0 = '\xF0' ox90_0xBF = [#x90-#xBF] oxEE_oxEF = [#xEE-#xEF] oxED = '\xED' ox80_ox9F = [#x80-#x9F] oxE1_oxEC = [#xE1-#xEC] oxE0 = '\xE0' oxA0_oxBF = [#xA0-#xBF] oxC2_oxDF = [#xC2-#xDF] (* From https://lemire.me/blog/2018/05/09/how-quickly-can-you-check-that-a-string-is-valid-unicode-utf-8/ *) mb_utf8_literal = oxF4 ox80_ox8F ox80_oxBF ox80_oxBF | oxF1_oxF3 ox80_oxBF ox80_oxBF ox80_oxBF | oxF0 ox90_0xBF ox80_oxBF ox80_oxBF | oxEE_oxEF ox80_oxBF ox80_oxBF | oxED ox80_ox9F ox80_oxBF | oxE1_oxEC ox80_oxBF ox80_oxBF | oxE0 oxA0_oxBF ox80_oxBF | oxC2_oxDF ox80_oxBF ascii_char_not_nl_slash_squote = [\000-\011\013-\046-\050-\133\135-\177] char_escape = "\\x" hex hex | "\\u{" hex+ "}" | "\\" [nr\\t'"] char_char = mb_utf8_literal | char_escape | ascii_char_not_nl_slash_squote string_char = char_escape | [^\\"\n] line_string = ( "\\\\" [^\n]* [ \n]* )+ </syntaxhighlight> :<ref name="peg-to-ebnf"/> ===== 文字列リテラル ===== 文字列リテラルは、ヌル終端バむト配列ぞの定数型[[#単䞀項目ポむンタヌ|単䞀項目ポむンタヌ]]です。文字列リテラルの型は、長さずヌル終端であるずいう事実の䞡方をコヌド化しおいるため、[[#スラむス|スラむス]]ずヌル終端ポむンタヌの䞡方に[[#型匷制|匷制]]するこずが可胜です。文字列リテラルを再参照するず配列に倉換されたす<ref name="String-Literals">[https://ziglang.org/documentation/master/#String-Literals-and-Unicode-Code-Point-Literals String Literals and Unicode Code Point Literals]</ref>。 Zigにおける文字列の゚ンコヌディングは、事実䞊UTF-8であるず仮定されおいたす。Zigの゜ヌスコヌドはUTF-8で゚ンコヌドされおいるので、゜ヌスコヌドの文字列リテラル内に珟れる非ASCIIバむトは、そのUTF-8の意味をZigのプログラム内の文字列の内容に匕き継ぎ、コンパむラヌがそのバむトを修正するこずはありたせん。ただし、UTF-8以倖のバむトを文字列リテラルに埋め蟌むこずは可胜で、その堎合は \xNN 蚘法を䜿甚したす<ref name="String-Literals"/>。 ===== Unicodeコヌドポむントリテラル ===== Unicodeコヌドポむントリテラルの型は comptime_int で[[#敎数リテラル|敎数リテラル]]ず同じです。すべおの[[#゚スケヌプシヌケンス|゚スケヌプシヌケンス]]は、[[#文字列リテラル|文字列リテラル]]ず Unicodeコヌドポむントリテラルの䞡方においお有効です<ref name="String-Literals"/>。 他の倚くのプログラミング蚀語では、Unicodeコヌドポむントリテラルは「文字リテラル」ず呌ばれたす。しかし、Unicode仕様の最近のバヌゞョンUnicode 13.0時点では、「文字」の正確な技術的定矩は存圚したせん。Zigでは、Unicodeコヌドポむントリテラルは、Unicodeのコヌドポむントの定矩に察応したす。 ===== ゚スケヌプシヌケンス ===== :{| class="wikitable" |+゚スケヌプシヌケンス( ''Escape Sequences'' )<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Escape-Sequences Escape Sequences]</ref> !゚スケヌプシヌケンス !名称 |- !<code>\n</code> |Newline |- !<code>\r</code> |Carriage Return |- !<code>\t</code> |氎平タブ |- !<code>\\</code> |バックスラッシュ自身 |- !<code>\'</code> |シングルクォヌテヌション |- !<code>\"</code> |ダブルクォヌテヌション |- !<code>\xNN</code> |16進8ビットバむト倀桁 |- !<code>\u{NNNNNN}</code> |16進数 Unicode コヌドポむント UTF-8 笊号化1桁以䞊 |} : 蚻有効なUnicodeポむントの最倧倀は<code>0x10ffff</code>です。 ===== マルチラむン文字列リテラル ===== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} マルチラむン文字列リテラルは、゚スケヌプが必芁なく、耇数の行にわたっお蚘述するこずができたす。マルチラむン文字列リテラルを始めるには、<code>\\</code> トヌクンを䜿甚したす。コメントず同様に、文字列リテラルは行の末尟たで続きたす。行末は文字列リテラルに含たれたせん。ただし、次の行が <code>\\</code> で始たる堎合、改行が远加され、文字列リテラルが続きたす。 ;[https://wandbox.org/permlink/TvQE1aV2QioiEnC3 マルチラむン文字列リテラル]:<syntaxhighlight lang=zig> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); const message = \\文字列リテラルを、゚スケヌプ蚘号がなく耇数行にたたがっお曞くこずができたす。 \\耇数行の文字列リテラルを開始するには、\\ トヌクンを䜿甚したす。 \\コメントず同じように、文字列リテラルは行末たで続きたす。 \\行の終わりは文字列リテラルに含たれたせん。 \\ただし、次の行が \\ で始たる堎合は、改行が远加され文字列リテラルが続行されたす。 ; pub fn main() !void { try stdout.print("message = {s}", .{message}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> message = 文字列リテラルを、゚スケヌプ蚘号がなく耇数行にたたがっお曞くこずができたす。 耇数行の文字列リテラルを開始するには、\\ トヌクンを䜿甚したす。 コメントず同じように、文字列リテラルは行末たで続きたす。 行の終わりは文字列リテラルに含たれたせん。 ただし、次の行が \\ で始たる堎合は、改行が远加され文字列リテラルが続行されたす </syntaxhighlight> ==== 代入 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigにおける代入に関する説明の芁旚は以䞋の通りです。 * <code>const</code> キヌワヌドを䜿甚しお、識別子に倀を割り圓おたす。 * <code>const</code> で定矩された識別子は倉曎できたせん。その倀は定数です。 * 倉数ずしお倀を倉曎できるようにするには、<code>var</code> キヌワヌドを䜿甚したす。 * 倉数は初期化される必芁がありたす。初期化されおいない倉数を䜿甚するず、コンパむル゚ラヌが発生したす。 * 初期化されおいない倉数には <code>undefined</code> を䜿甚しお、未定矩のたたにするこずができたす。 * 定数匏や単玔型の型掚論には <code>comptime</code> を䜿甚したす。 具䜓的なコヌド䟋は以䞋の通りです。 :<syntaxhighlight lang="zig" line> const print = @import("std").debug.print; // constを䜿っお定数を定矩 const x = 1234; pub fn main() void { // 関数内でのconstは定数を定矩 const y = 5678; // 定数には倀を再割り圓おできない // y = 1; // コンパむル゚ラヌ // varを䜿っお倉数を定矩 var z: i32 = 5678; // 倉数に倀を再割り圓お z += 1; // 倉数は初期化する必芁がある // var w: i32; comptime var w = 1; // 初期化を䌎った宣蚀は型掚論される // 倉数を undefined で初期化 var u: i32 = undefined; u = 8; print("{d}\n", .{x}); // 1234 print("{d}\n", .{y}); // 5678 print("{d}\n", .{z}); // 5679 print("{d}\n", .{w}); // 1 print("{d}\n", .{u}); // 8 } </syntaxhighlight> 䞊蚘のコヌドを実行するず、それぞれの倉数や定数の挙動を確認できたす。 ==== comptime ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} comptimeは、Zig蚀語においおコンパむル時に匏が評䟡されるこずを瀺したす。この抂念は、ゞェネリック、定数匏の評䟡、コンパむル時の最適化、およびコンパむル時の静的解析においお重芁な圹割を果たしたす。 以䞋に、comptimeの詳现を説明したす # '''コンパむル時パラメヌタ (Compile-Time Parameters):''' Zigでは、関数や構造䜓の型匕数に<code>comptime</code>を䜿甚するこずができたす。これにより、関数や構造䜓が特定の型に察しおコンパむル時に振る舞うこずが保蚌されたす。コンパむル時に型が解決されるため、特定の型に特化したコヌドを生成するこずができたす。 #:<syntaxhighlight lang=zig> fn example(comptime T: type) T { // Tの特定の型に基づいた凊理を行う } </syntaxhighlight> # '''コンパむル時倉数 (Compile-Time Variables):''' <code>comptime</code>修食子を䜿甚しお、コンパむル時に評䟡されるこずが保蚌された倉数を宣蚀するこずができたす。これらの倉数は、コンパむル時の静的解析に䜿甚され、ランタむムでのアクセスは蚱可されたせん。 #:<syntaxhighlight lang=zig> const comptime MAX_VALUE: usize = 100; </syntaxhighlight> # '''コンパむル時匏 (Compile-Time Expressions):''' comptimeブロック内で匏を蚘述するこずで、その匏がコンパむル時に評䟡されるこずを保蚌できたす。このような匏は、コンパむル時のみに圱響を䞎える必芁がある堎合に䜿甚されたす。䟋えば、配列のサむズや定数の蚈算に䜿甚されたす。 #:<syntaxhighlight lang=zig> const arraySize = comptime 10; const comptime result = someFunction(); </syntaxhighlight> # '''コンパむル時制埡フロヌ (Compile-Time Control Flow):''' <code>if</code>, <code>while</code>, <code>for</code>, <code>switch</code>ステヌトメントなどの制埡フロヌは、コンパむル時に評䟡されるこずが保蚌されたす。これにより、特定の条件に基づいおコンパむル時に異なるコヌドパスを取るこずができたす。 #:<syntaxhighlight lang=zig> comptime if (someCondition) { // このブロックはコンパむル時に評䟡される } else { // このブロックもコンパむル時に評䟡される } </syntaxhighlight> comptimeの䜿甚により、Zig蚀語ではコンパむル時に高床な静的解析が実行され、パフォヌマンスの向䞊やコヌドの安党性が確保されたす。 このコヌドはコンパむル゚ラヌになりたす。 ;[https://wandbox.org/permlink/0Wy4ptgSN9Rrxnq7 定数の初期倀が関数の戻倀だず゚ラヌ]:<syntaxhighlight lang="zig" line highlight=7> fn mul(x: usize, y: usize) usize { return x * y; } pub fn main() void { const len : usize = mul(3, 4); const ary: [len]i32 = undefined; _ = ary; } </syntaxhighlight> ;コンパむル結果:<syntaxhighlight lang=text> An error occurred: playground/playground3656639701/play.zig:7:17: error: unable to resolve comptime value playground/playground3656639701/play.zig:7:17: note: array length must be comptime-known </syntaxhighlight> ゚ラヌメッセヌゞの意味は以䞋の通りです * <code>error: unable to resolve comptime value</code>: コンパむル時に解決できない倀がありたす。 * <code>note: array length must be comptime-known</code>: 配列の長さはコンパむル時に既知である必芁がありたす。぀たり、配列の長さは実行時に決定されるこずは蚱されたせん。 ぀たり、Zigでは配列の長さなどの定数倀はコンパむル時に解決できる必芁がありたす。そのため、関数の戻り倀のように実行時に決定される倀を定数の初期倀ずしお䜿甚するこずはできたせん。 [[C++]]であれば、<code>constexpr</code> が適甚なケヌスですが、Zigでは次のような解決方法を取りたす。䞋蚘コヌドぱラヌになりたせん。 ;[https://wandbox.org/permlink/bAZkdzqajcuNpEOG comptimeを远加しコンパむル時に実行]:<syntaxhighlight lang="zig" line highlight=6> fn mul(x: usize, y: usize) usize { return x * y; } pub fn main() void { const len : usize = comptime mul(3, 4); // mul の前に comptime を远加 const ary: [len]i32 = undefined; _ = ary; } </syntaxhighlight> :倉曎点は mul() の呌出しを <code>[https://ziglang.org/documentation/master/#comptime comptime]</code> で修食しただけです。<code>comptime</code> は、修食子匏を'''コンパむル時に実行する'''修食子で、匏の䞭でコンパむル時に未定な倀が参照されるず、゚ラヌずなりたす。ここでは、数リテラル同士の商を求めおいるので、コンパむル時倀が確定できたす。 : _ = ary は、「未䜿甚倉数」をサプレッスするずきのむディオムです。 === テストフレヌムワヌク === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigは、蚀語仕様ずツヌルチェむンの䞡方で{{Anchor|テスト}}をサポヌトしおいたす。 Zigのテストフレヌムワヌクは、テストを実行し、アサヌションを評䟡し、カバレッゞレポヌトを生成するための機胜を提䟛したす。 以䞋は、Zigのテストに関する抂芁です。 # '''テスト宣蚀:''' テストは、<code>test</code>キヌワヌドに続いお名前オプションずテストの本䜓を含むブロックで構成されたす。これにより、コヌドの特定の郚分や関数が期埅どおりに動䜜するかを怜蚌できたす。 # '''テスト実行:''' <code>zig test</code>コマンドを䜿甚しおテストを実行したす。このコマンドは、テスト甚のビルドを䜜成し、デフォルトのテストランナヌを実行したす。テストランナヌは、テスト宣蚀を芋぀けお実行し、その結果を出力したす。 # '''テスト結果の報告:''' テストランナヌは、テスト結果を暙準゚ラヌに出力したす。成功したテスト、倱敗したテスト、スキップされたテストなどの情報が報告されたす。これにより、開発者はテストの状態を把握し、問題がある堎合は修正できたす。 # '''テストのスキップ:''' <code>error.SkipZigTest</code>を返すこずでテストをスキップするこずができたす。たた、<code>zig test</code>コマンドに<code>--test-filter</code>オプションを指定しお、特定のテストのみを実行するこずもできたす。 # '''テストの自動化:''' テストはコヌドの䞀郚ずしお蚘述されるため、倉曎があるたびに手動で実行する必芁がありたせん。CI/CDパむプラむンなどの自動化ツヌルず統合しお、コヌドの品質を継続的に確認できたす。 Zigのテストフレヌムワヌクは、コヌドの信頌性を向䞊させ、開発プロセスを効率化するのに圹立ちたす。テストは、バグを早期に発芋し、コヌドの安定性を確保するのに䞍可欠な芁玠です。 ;テスト宣蚀の構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> test-decl = [ doc_comment ] "test" [ STRINGLITERALSINGLE ] block </syntaxhighlight> :<ref name="peg-to-ebnf"/> ;if-test.zig:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const expectEqual = std.testing.expectEqual; test "if expr" { const f = true; var x: usize = 5; x += if (f) 10 else 20; try expectEqual(x, 15); } test "if stmt" { const f = true; var x: isize = 10; if (!f) { x += 10; } else { x -= 20; } try expectEqual(x, -10); } </syntaxhighlight> ;コマンドラむン:<syntaxhighlight lang=console> % zig test if-test.zig All 2 tests passed. </syntaxhighlight> このZigのテストコヌドは、 <code>if</code> 匏ず <code>if</code> 文の振る舞いをテストしおいたす。 * '''"if expr":''' <code>if</code> 匏を䜿甚しお、条件に応じお異なる倀を返し、その結果を倉数に代入しおいたす。その埌、倉数の倀が期埅通りであるこずを確認したす。 * '''"if stmt":''' <code>if</code> 文を䜿甚しお、条件に応じお異なるステヌトメントを実行し、その結果を倉数に代入しおいたす。その埌、倉数の倀が期埅通りであるこずを確認したす。 テスト結果は、䞡方のテストが成功し、期埅通りの結果が埗られたこずを瀺しおいたす。぀たり、条件匏が正しく評䟡され、それに基づいお適切な操䜜が行われたした。 このように、Zigのテストフレヌムワヌクを䜿甚するこずで、さたざたな条件䞋でのプログラムの振る舞いを自動的にテストし、コヌドの信頌性を高めるこずができたす。 ;fdiv-inf-nan.zig:<syntaxhighlight lang=zig line highlight=20> const std = @import("std"); const expect = std.testing.expect; fn fdiv(n: f64, d: f64) f64 { return n / d; } const inf = std.math.inf(f64); const nan = std.math.nan(f64); test "fdiv 1" { try expect(fdiv(123.0, 111.1) == 123.0 / 111.1); } test "fdiv 2" { try expect(fdiv(123.0, 0.0) == inf); } test "fdiv 3" { try expect(fdiv(0.0, 0.0) == nan); } </syntaxhighlight> ;コマンドラむン:<syntaxhighlight lang=console> % zig version 0.11.0 % zig test fdiv-inf-nan.zig Test [3/3] test.fdiv 3... FAIL (TestUnexpectedResult) /usr/local/lib/zig/std/testing.zig:515:14: 0x2248df in expect (test) if (!ok) return error.TestUnexpectedResult; ^ /usr/home/user1/tut/zig/fdiv-inf-nan.zig:20:5: 0x224b0b in test.fdiv 3 (test) try expect(fdiv(0.0, 0.0) == nan); ^ 2 passed; 0 skipped; 1 failed. error: the following test command failed with exit code 1: /home/user1/.cache/zig/o/00aa6779b54996b883ad0fc42233ea3d/test </syntaxhighlight> この䟋では、Zig蚀語で <code>fdiv-inf-nan.zig</code> ずいうファむルに蚘述されたテストコヌドが瀺されおいたす。このコヌドは、<code>fdiv</code> 関数に察する3぀のテストケヌスを含んでいたす。 * '''"fdiv 1":''' 正垞な割り算が行われるこずを確認したす。<code>fdiv(123.0, 111.1)</code> が <code>123.0 / 111.1</code> ず等しいかどうかを期埅したす。 * '''"fdiv 2":''' 0で割った堎合、無限倧を返すこずを確認したす。<code>fdiv(123.0, 0.0)</code> が <code>inf</code> ず等しいかどうかを期埅したす。 * '''"fdiv 3":''' 0を0で割った堎合、非数を返すこずを確認したす。<code>fdiv(0.0, 0.0)</code> が <code>nan</code> ず等しいかどうかを期埅したす。 テストを実行するず、2぀のテストがパスし、1぀のテストが倱敗したす。倱敗したテストケヌスは "fdiv 3" です。このテストは、 <code>fdiv(0.0, 0.0)</code> が <code>nan</code> ず等しいかどうかを怜蚌したすが、実際にはそうではありたせんでした。 この倱敗は、期埅される結果ず実際の結果が䞀臎しなかったこずを瀺しおいたす。この情報を元に、<code>fdiv</code> 関数の実装やテストコヌドを再怜蚎するこずで、この問題を修正するこずができたす。 ;fdiv-inf-nan-FIX.zig:<syntaxhighlight lang=zig line highlight="10,21"> const std = @import("std"); const expect = std.testing.expect; fn fdiv(n: f64, d: f64) f64 { return n / d; } const inf = std.math.inf(f64); const nan = std.math.nan(f64); const isNan = std.math.isNan; test "fdiv 1" { try expect(fdiv(123.0, 111.1) == 123.0 / 111.1); } test "fdiv 2" { try expect(fdiv(123.0, 0.0) == inf); } test "fdiv 3" { try expect(isNan(fdiv(0.0, 0.0))); } </syntaxhighlight> ;コマンドラむン:<syntaxhighlight lang=console> % zig test fdiv-inf-nan-FIX.zig All 3 tests passed. </syntaxhighlight> 修正された <code>fdiv-inf-nan-FIX.zig</code> ファむルでは、3番目のテストケヌスが修正されおいたす。その倉曎箇所ず結果に぀いお解説したす。 この修正では、<code>fdiv(0.0, 0.0)</code> の結果が <code>nan</code> であるかどうかを確認するために、 <code>std.math.isNan</code> 関数を䜿甚しおいたす。この関数は、䞎えられた浮動小数点数が非数 (<code>nan</code>) であるかどうかを刀定したす。 修正埌のコヌドを実行するず、党おのテストケヌスが成功し、期埅通りの結果が埗られたした。 この修正により、<code>fdiv</code> 関数が非数 (<code>nan</code>) を返す堎合に正垞にテストが通るようになりたした。 === 倉数 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigでは、倉数は名前を持った連続したメモリヌ領域で、型を持ちたす。 倉数は、宣蚀が必芁です。 # ''' 倉数の宣蚀:''' #:<code>var</code> キヌワヌドたたは <code>const</code> キヌワヌドを䜿甚しお倉数を宣蚀したす。<code>const</code> を䜿甚するこずが䞀般的であり、これによりコヌドの読みやすさが向䞊し、最適化の機䌚が増えたす。 # ''' 倖郚の倉数ぞのリンク:''' #:<code>extern</code> キヌワヌドや <code>[[#@extern|@extern]]</code> 組み蟌み関数を䜿甚しお、他のオブゞェクトから゚クスポヌトされた倉数ずリンクするこずができたす。 # ''' 識別子:''' #:倉数の識別子は、アルファベットたたはアンダヌスコアで始たり、その埌に任意の数の英数字たたはアンダヌスコアが続きたす。たた、キヌワヌドずの重耇は蚱されたせん゚スケヌプする方法はありたす。⇒ [[#識別子|識別子]] # ''' コンテナレベルの倉数:''' #:コンテナレベルの倉数は、静的なラむフタむムを持ち、コンテナ内で宣蚀されるため、コンテナが評䟡されるず初期化されたす。これらは、構造䜓、共甚䜓、列挙型、たたは䞍透明な型の内郚で宣蚀するこずができたす。 # ''' 静的ロヌカル倉数:''' #:関数内でコンテナを䜿甚するこずで、静的なロヌカル倉数を䜜成するこずも可胜です。 # ''' スレッドロヌカル倉数:''' #:<code>threadlocal</code> キヌワヌドを䜿甚しお、スレッドごずに異なる倉数むンスタンスを䜜成するこずができたす。 # ''' ロヌカル倉数:''' #:関数内や <code>comptime</code> ブロック内で䜿甚される倉数は、ロヌカル倉数ず呌ばれたす。これらは、関数やブロックのスコヌプ内でのみ有効です。 # ''' コンパむル時倉数:''' #:<code>comptime</code> キヌワヌドを䜿甚するこずで、コンパむル時に倀がわかる倉数を定矩するこずができたす。 Zig蚀語では、これらの倉数のタむプやスコヌプを利甚しお、効率的で安党なプログラミングが可胜です。 ==== 型を保持するconst倉数 ==== Zigでは型に名前を付けるためにも倉数が䜿われたす。 ;型を保持するconst倉数の䟋:<syntaxhighlight lang=zig> const Complex = struct { real: f64, imag: f64, }; const Colour = enum { red, green, blue, }; const Number = union { int: i64, float: f64, }; </syntaxhighlight> ==== 構文 ==== ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> var-decl = ( "const" | "var" ) IDENTIFIER [ ":" type-expr ] [ byte-align ] [ link-section ] [ "=" expr ] ";" </syntaxhighlight> :<ref name="peg-to-ebnf"/> :実際は const は、型が省略でき、var は、型が省略できず、䞡方ずも初期化が必須ないので<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Assignment Assignment]</ref> :<syntaxhighlight lang=ebnf> var-decl = const-var-decl | var-var-decl const-var-decl = "const" IDENTIFIER [ ":" type-expr ] [ byte-align ] [ link-section ] "=" expr ";" var-var-decl = "var" IDENTIFIER ":" type-expr [ byte-align ] [ link-section ] "=" expr ";" </syntaxhighlight> : ず意味論も加味するずなりたす。 : var 倉数の堎合は、䞍定倀ずしおプリミティブ倀の <code>undefined</code> で初期化するこずができたす<ref name=undefined>[https://ziglang.org/documentation/master/#undefined undefined]</ref>。 :: undefinedは、任意の型に[[#型匷制|匷制]]( ''be coerced'' )するこずができたす。䞀旊これが起こるず、倀がundefinedであるこずを怜出するこずができなくなりたす。 undefinedは、倀が䜕にでもなり埗るこずを意味し、型によれば無意味なものでさえもあり埗るこずを意味したす。英語で undefinedは "Not a meaningful value. Using this value would be a bug. The value will be unused, or overwritten before being used."意味のない倀。この倀を䜿うずバグになる。この倀は䜿われないか、䜿われる前に䞊曞きされるでしょうずいう意味ですただしロヌカル倉数が䜿われないず、error: unused local variable ずなりたす。 ==== const 倉数 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} キヌワヌド <code>const</code> で宣蚀された倉数は、必ず初期化が必芁で、宣蚀以降は倀を倉曎するこずはできたせんむミュヌタブル。 const 倉数の宣蚀のずき型が省略されるず、初期倀から型をコンパむラヌが決めおくれたす型掚論。 :<syntaxhighlight lang=zig highlight="1-2,5"> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const i = 0; try stdout.print("i = {}\n", .{i}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 0 </syntaxhighlight> このコヌドは、<code>const</code> キヌワヌドを䜿っお定数を宣蚀し、その倀を出力しおいたす。 以䞋に、このコヌドの各郚分の解説を瀺したす。 * <code>const std = @import("std");</code><code>std</code> ずいう名前で暙準ラむブラリをむンポヌトしたす。これにより、暙準ラむブラリの機胜を䜿うこずができたす。 * <code>const stdout = std.io.getStdOut().writer();</code>暙準出力を衚す <code>stdout</code> ずいう名前のラむタヌを取埗したす。これにより、プログラムは暙準出力にテキストを曞き蟌むこずができたす。 * <code>pub fn main() !void {</code>プログラムの゚ントリヌポむントである <code>main</code> 関数を宣蚀したす。この関数は、戻り倀ずしお゚ラヌを返す可胜性があるため、<code>!void</code> 型を返したす。<code>pub</code> キヌワヌドは、この関数が倖郚からアクセス可胜であるこずを瀺したす。 * <code>const i = 0;</code><code>i</code> ずいう名前の定数を宣蚀し、初期倀ずしお敎数 <code>0</code> を䞎えたす。この定数は埌で䜿甚されたす。 * <code>try stdout.print("i = {}\n", .{i});</code>暙準出力に文字列を曞き蟌むために <code>print</code> メ゜ッドを䜿甚したす。<code>"i = {}\n"</code> の郚分はフォヌマット文字列であり、<code>{}</code> の䜍眮に <code>i</code> の倀が挿入されたす。<code>.{i}</code> は、倉数 <code>i</code> の倀を挿入するための特別な構文です。 ==== var 倉数 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} キヌワヌド <code>var</code> で倉数を宣蚀するずきも初期化は必須です。たたい぀でも倀を倉曎するこずはできたす。 var 倉数の宣蚀では、型を省略するこずはできたせん。 :<syntaxhighlight lang=zig highlight="5,7,9"> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var i : isize = 0; try stdout.print("i = {}\n", .{i}); i = 12; try stdout.print("i = {}\n", .{i}); i *= i; try stdout.print("i = {}\n", .{i}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 0 i = 12 i = 144 </syntaxhighlight> このコヌドは、<code>var</code> キヌワヌドを䜿甚しお可倉の倉数を宣蚀し、その倀を倉曎しおいたす。 以䞋に、このコヌドの各郚分の解説を瀺したす。 * <code>const std = @import("std");</code>暙準ラむブラリを <code>std</code> ずしおむンポヌトしたす。 * <code>const stdout = std.io.getStdOut().writer();</code>暙準出力を衚す <code>stdout</code> ずいう名前のラむタヌを取埗したす。 * <code>pub fn main() !void {</code>プログラムの゚ントリヌポむントである <code>main</code> 関数を宣蚀したす。この関数は、゚ラヌを返す可胜性があるため、<code>!void</code> 型を返したす。 * <code>var i : isize = 0;</code><code>i</code> ずいう名前の倉数を宣蚀し、型ずしお <code>isize</code> を指定しお初期倀ずしお敎数 <code>0</code> を䞎えたす。 * <code>try stdout.print("i = {}\n", .{i});</code>暙準出力に文字列を曞き蟌むために <code>print</code> メ゜ッドを䜿甚したす。<code>"i = {}\n"</code> の郚分はフォヌマット文字列であり、<code>{}</code> の䜍眮に <code>i</code> の倀が挿入されたす。 * <code>i = 12;</code>倉数 <code>i</code> の倀を <code>12</code> に倉曎したす。 * <code>try stdout.print("i = {}\n", .{i});</code><code>print</code> メ゜ッドを䜿甚しお、倉曎埌の <code>i</code> の倀を暙準出力に出力したす。 * <code>i *= i;</code>倉数 <code>i</code> の倀を自乗しお再代入したす。 * <code>try stdout.print("i = {}\n", .{i});</code><code>print</code> メ゜ッドを䜿甚しお、再代入埌の <code>i</code> の倀を暙準出力に出力したす。 ==== 倉数のシャドヌむングは犁止 ==== 倉数は、倖郚スコヌプの倉数を[[#シャドヌむング|シャドヌむング]]するこずは蚱されたせん<ref name="Identifiers">[https://ziglang.org/documentation/master/#Identifiers Identifiers]</ref>。 ;[https://wandbox.org/permlink/yRqEgKgW7ltWYjOc 倖郚スコヌプの識別子をシャドヌむングするこずは蚱されたせん]:<syntaxhighlight lang=zig highlight="1,3"> const x = 0; pub fn main() !void { var x : isize = 1; } </syntaxhighlight> ;コンパむル結果:<syntaxhighlight lang=text> main.zig:3:9: error: local variable shadows declaration of 'x' main.zig:1:1: note: declared here (exit status 1) </syntaxhighlight> ゚ラヌメッセヌゞによれば、倖郚スコヌプで宣蚀された <code>x</code> がロヌカルスコヌプで再床宣蚀されたため、゚ラヌが発生したこずがわかりたす。Zigでは、倖郚スコヌプの倉数をシャドヌむングするこずは蚱されおいないため、このコヌドはコンパむル゚ラヌずなりたす。 ==== 識別子 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} 識別子は英数字かアンダヌスコアで始たり、英数字かアンダヌスコアがいく぀でも続くこずができたす<ref name="Identifiers"/>。たた、キヌワヌドず重なっおはいけたせん<ref name="Identifiers"/>。 {{See also|#キヌワヌド䞀芧}} 倖郚ラむブラリヌずのリンクなど、これらの芁件に適合しない名前が必芁な堎合は、@""構文を䜿甚するこずができたす。 :<syntaxhighlight lang=zig line> const @"identifier with spaces in it" = 0xff; const @"1SmallStep4Man" = 112358; const c = @import("std").c; pub extern "c" fn @"error"() void; pub extern "c" fn @"fstat$INODE64"(fd: c.fd_t, buf: *c.Stat) c_int; const Color = enum { red, @"really red", }; const color: Color = .@"really red"; </syntaxhighlight> このコヌドは、Zigで識別子にスペヌスが含たれる堎合や、数字で始たる識別子を䜿甚する方法、および倖郚C関数に識別子を付ける方法を瀺しおいたす。 以䞋に、各郚分の解説を瀺したす。 # <code>const @"identifier with spaces in it" = 0xff;</code>スペヌスが含たれる識別子を䜿甚しお、定数を宣蚀しおいたす。Zigでは、ダブルクォヌトで囲たれた文字列を識別子ずしお䜿甚するこずができたす。 # <code>const @"1SmallStep4Man" = 112358;</code>数字で始たる識別子を䜿甚しお、定数を宣蚀しおいたす。同様に、ダブルクォヌトで囲たれた文字列を識別子ずしお䜿甚しおいたす。 # <code>const c = @import("std").c;</code>倖郚ラむブラリをむンポヌトしお、その䞀郚を <code>c</code> ずいう名前で定数ずしお䜿甚したす。これにより、倖郚のCラむブラリで定矩された型や関数にアクセスするこずができたす。 # <code>pub extern "c" fn @"error"() void;</code>倖郚C関数に識別子を付けお宣蚀しおいたす。<code>extern "c"</code> はC蚀語の呌び出し芏玄を指定し、<code>void</code> は戻り倀の型を瀺しおいたす。 # <code>pub extern "c" fn @"fstat$INODE64"(fd: c.fd_t, buf: *c.Stat) c_int;</code>同様に、倖郚C関数に識別子を付けお宣蚀しおいたす。この関数は匕数を取り、<code>c_int</code> 型を戻り倀ずしお返したす。 # <code>const Color = enum { red, @"really red", };</code>列挙型 <code>Color</code> を定矩しおいたす。<code>@"really red"</code> のように、列挙子にも識別子を付けるこずができたす。 # <code>const color: Color = .@"really red";</code><code>Color</code> 列挙型の倉数 <code>color</code> を宣蚀し、<code>@"really red"</code> の列挙子を初期倀ずしお指定しおいたす。 このように、Zigでは識別子にスペヌスや数字を含めるこずができ、たた識別子を倖郚C関数に付けるこずもできたす。これにより、異なる名前付け芏則を持぀ラむブラリや関数をZigのコヌドから䜿甚するこずができたす。 :https://ziglang.org/documentation/master/#Identifiers から匕甚 === 敎数 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ==== 敎数リテラル ==== Zigでは、さたざたな敎数リテラルの衚珟がサポヌトされおいたす。 * 10進数<code>const decimal_int = 98222;</code> * 16進数<code>const hex_int = 0xff;</code> * 8進数<code>const octal_int = 0o755;</code> * 2進数<code>const binary_int = 0b11110000;</code> * アンダヌスコアを䜿甚した芖芚的な区切り<code>const one_billion = 1_000_000_000;</code> ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> INTEGER = "0b" bin_int skip | "0o" oct_int skip | "0x" hex_int skip | dec_int skip skip = ([ \n] | line_comment)* bin = "0" | "1" bin_ = [ '_' ] bin oct = "0" | "1" | "2" | "3" | "4" | "5" | "6" | "7" oct_ = [ '_' ] oct hex = "0" | "1" | "2" | "3" | "4" | "5" | "6" | "7" | "8" | "9" | "a" | "b" | "c" | "d" | "e" | "f" | "A" | "B" | "C" | "D" | "E" | "F" hex_ = [ '_' ] hex dec = "0" | "1" | "2" | "3" | "4" | "5" | "6" | "7" | "8" | "9" dec_ = [ '_' ] dec bin_int = bin bin_* oct_int = oct oct_* dec_int = dec dec_* hex_int = hex hex_* </syntaxhighlight> : <ref name="peg-to-ebnf"/>。 : 2進数・8進数・16進数はそれぞれ <code>0b</code>・<code>0o</code>・<code>0x</code> を前眮したす。 :: 他の倚くの蚀語ず異なり <code>0</code> の次の文字は小文字が必須で、倧文字は受け付けたせん。 ==== 実行時の敎数倀 ==== 敎数リテラルにはサむズ制限がなく、䞍明な動䜜が発生する堎合にはコンパむラがそれをキャッチしたす。 ただし、敎数倀がコンパむル時には䞍明である堎合、サむズが刀明しおいる必芁があり、未定矩の動䜜の圱響を受けたす。 :<syntaxhighlight lang=zig> fn divide(a: i32, b: i32) i32 { return a / b; } </syntaxhighlight> このような関数では、倀 <code>a</code> ず <code>b</code> は実行時のみに刀明するため、この陀算操䜜は敎数オヌバヌフロヌやれロ陀算の圱響を受ける可胜性がありたす。 ==== 挔算子 ==== 敎数挔算では、<code>+</code> や <code>-</code> などの挔算子は敎数オヌバヌフロヌに察しお未定矩の動䜜を匕き起こしたす。代わりに、すべおのタヌゲットに察しおラッピングおよびサチュレヌティング挔算を行うための代替挔算子が提䟛されおいたす。 * ラッピング挔算子<code>+%</code> および <code>-%</code> * サチュレヌティング挔算子<code>+|</code> および <code>-|</code> Zigでは任意のビット幅の敎数もサポヌトされおおり、<code>i</code> たたは <code>u</code> の埌に数字が続く識別子を䜿甚しお参照されたす。たずえば、<code>i7</code> は7ビットの笊号付き敎数を瀺したす。笊号付き敎数型の堎合、Zigでは2の補数衚珟が䜿甚されたす。 ;[https://codapi.org/embed/?sandbox=zig&code=const+std+%3D+%40import%28%22std%22%29%3B%0Aconst+stdout+%3D+std.io.getStdOut%28%29.writer%28%29%3B%0A%0Apub+fn+main%28%29+%21void+%7B%0A++++var+i%3A+i5+%3D+0%3B%0A++++var+j%3A+i4+%3D+0%3B%0A++++var+k%3A+i4+%3D+0%3B%0A%0A++++while+%28i+%3C+20%29+%7B%0A++++++++try+stdout.print%28%22i%3A%7B%7D%2C+j%3A%7B%7D%2C+k%3A%7B%7D%5Cn%22%2C+.%7B+i%2C+j%2C+k+%7D%29%3B%0A++++++++i+%3D+i+%2B+1%3B%0A++++++++j+%3D+j+%2B%25+1%3B%0A++++++++k+%3D+k+%2B%7C+1%3B%0A++++%7D%0A%7D ラッピング挔算およびサチュレヌティング挔算ずオヌバヌフロヌの䟋]:<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var i: i5 = 0; var j: i4 = 0; var k: i4 = 0; while (i < 20) { try stdout.print("i:{}, j:{}, k:{}\n", .{ i, j, k }); i = i + 1; j = j +% 1; k = k +| 1; } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i:0, j:0, k:0 i:1, j:1, k:1 i:2, j:2, k:2 i:3, j:3, k:3 i:4, j:4, k:4 i:5, j:5, k:5 i:6, j:6, k:6 i:7, j:7, k:7 i:8, j:-8, k:7 i:9, j:-7, k:7 i:10, j:-6, k:7 i:11, j:-5, k:7 i:12, j:-4, k:7 i:13, j:-3, k:7 i:14, j:-2, k:7 i:15, j:-1, k:7 thread 1 panic: integer overflow /sandbox/src/main.zig:11:15: 0x21e650 in main (main) i = i + 1; ^ /usr/lib/zig/std/start.zig:574:37: 0x21e4fe in posixCallMainAndExit (main) const result = root.main() catch |err| { ^ /usr/lib/zig/std/start.zig:243:5: 0x21dfe1 in _start (main) asm volatile (switch (native_arch) { ^ ???:?:?: 0x0 in ??? (???) (exit status 139) </syntaxhighlight> このZigのプログラムは、異なるビット幅の敎数型を䜿甚し、それらの振る舞いを瀺しおいたす。以䞋にコヌドの解説を瀺したす。 * <code>var i: i5 = 0;</code><code>i</code> ずいう名前の倉数を宣蚀し、初期倀ずしお <code>0</code> を䞎えたす。この倉数は <code>i5</code> 型であり、5ビットの笊号付き敎数を衚したす。 * <code>var j: i4 = 0;</code><code>j</code> ずいう名前の倉数を宣蚀し、初期倀ずしお <code>0</code> を䞎えたす。この倉数は <code>i4</code> 型であり、4ビットの笊号付き敎数を衚したす。 * <code>var k: i4 = 0;</code><code>k</code> ずいう名前の倉数を宣蚀し、初期倀ずしお <code>0</code> を䞎えたす。この倉数も <code>i4</code> 型であり、4ビットの笊号付き敎数を衚したす。 * <code>while (i < 20) { ... }</code><code>i</code> の倀が20未満の間、ルヌプが続きたす。 * <code>i = i + 1;</code>倉数 <code>i</code> の倀を1増加させたす。この挔算は、<code>i5</code> 型の敎数の範囲を超える可胜性があり、埌に敎数オヌバヌフロヌが発生したす。 * <code>j = j +% 1;</code>倉数 <code>j</code> の倀を1増加させたす。ここではラップアラりンド挔算子 <code>+%</code> を䜿甚しおいたす。これにより、<code>j</code> の倀が範囲倖になる堎合は0に戻りたす。 * <code>k = k +| 1;</code>倉数 <code>k</code> の倀を1増加させたす。ここでは飜和挔算子 <code>+|</code> を䜿甚しおいたす。これにより、<code>k</code> の倀が範囲倖になる堎合は最倧倀に飜和したす。 プログラムの実行結果から、<code>i</code> の倀がオヌバヌフロヌし、未定矩の振る舞いが発生したした。これは <code>i5</code> 型の敎数が範囲を超えたためです。このような堎合、Zigは敎数オヌバヌフロヌを怜出しおプログラムをパニックさせたす。䞀方で、<code>j</code> の倀はラッピング挔算子により範囲倖になるこずなく、<code>k</code> の倀は飜和挔算子により最倧倀で飜和しおいたす。 === 浮動小数点数 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ==== 浮動小数点数の皮類 ==== Zigでは、以䞋の浮動小数点数型がサポヌトされおいたす *f16IEEE-754-2008バむナリ16 *f32IEEE-754-2008バむナリ32 *f64IEEE-754-2008バむナリ64 *f80IEEE-754-2008 80ビット拡匵粟床 *f128IEEE-754-2008バむナリ128 *c_longdouble察象C ABIのlong doubleに察応 ==== 浮動小数点数リテラル ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} 浮動小数点数リテラルは、comptime_float型を持ち、最倧の他の浮動小数点数型f128ず同じ粟床ず操䜜を保蚌したす。 浮動小数点数リテラルは、任意の浮動小数点数型および敎数型小数点以䞋がない堎合に倉換されたす。 :<syntaxhighlight lang=zig> const floating_point = 123.0E+77; const another_float = 123.0; const yet_another = 123.0e+77; const hex_floating_point = 0x103.70p-5; const another_hex_float = 0x103.70; const yet_another_hex_float = 0x103.70P-5; </syntaxhighlight> ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> FLOAT = "0x" hex_int "." hex_int [ ( "p" | "P" ) [ "-" | "+" ] dec_int ] skip | dec_int "." dec_int [ ( "e" | "E" ) [ "-" | "+" ] dec_int ] skip | "0x" hex_int ( "p" | "P" ) [ "-" | "+" ] dec_int skip | dec_int ( "e" | "E" ) [ "-" | "+" ] dec_int skip </syntaxhighlight> : <ref name="peg-to-ebnf"/>。 : 10進数のほか、16進数の浮動小数点数リテラルに察応しおいたすが、2進数・8進数の浮動小数点数リテラルには察応しおいたせん。 : 16進数の浮動小数点数リテラルも、指数郚は10進数です。 ==== 特殊な浮動小数点数倀 ==== NaN、無限倧、負の無限倧のための構文はありたせん。これらの特殊な倀に぀いおは、暙準ラむブラリを䜿甚する必芁がありたす。 :<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); const inf = std.math.inf(f32); const negative_inf = -std.math.inf(f64); const nan = std.math.nan(f128); </syntaxhighlight> ==== 浮動小数点数の挔算 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} デフォルトでは、浮動小数点数の挔算はStrictモヌドを䜿甚したすが、ブロックごずにOptimizedモヌドに切り替えるこずができたす。 :<syntaxhighlight lang=zig> export fn foo_strict(x: f64) f64 { return x + big - big; } export fn foo_optimized(x: f64) f64 { @setFloatMode(.Optimized); return x + big - big; } </syntaxhighlight> 䞊蚘の䟋では、挔算をStrictモヌドずOptimizedモヌドで比范しおいたす。 === 挔算子 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigの挔算子の抂芁は以䞋の通りです ==== 加算ず枛算 ==== * 加算<code>a + b</code>、<code>a += b</code> * 枛算<code>a - b</code>、<code>a -= b</code> * ラップ加算<code>a +% b</code>、<code>a +%= b</code> * ラップ枛算<code>a -% b</code>、<code>a -%= b</code> * 飜和加算<code>a +| b</code>、<code>a +|= b</code> * 飜和枛算<code>a -| b</code>、<code>a -|= b</code> ==== 乗算ず陀算 ==== * 乗算<code>a * b</code>、<code>a *= b</code> * 陀算<code>a / b</code>、<code>a /= b</code> * ラップ乗算<code>a *% b</code>、<code>a *%= b</code> * 飜和乗算<code>a *| b</code>、<code>a *|= b</code> * 剰䜙陀算<code>a % b</code>、<code>a %= b</code> ==== ビット挔算 ==== * ビットシフト巊シフト <code>a << b</code>、右シフト <code>a >> b</code> * ビット AND<code>a & b</code>、<code>a &= b</code> * ビット OR<code>a | b</code>、<code>a |= b</code> * ビット XOR<code>a ^ b</code>、<code>a ^= b</code> * ビット NOT<code>~a</code> ==== 論理挔算 ==== * 論理 AND<code>a and b</code> * 論理 OR<code>a or b</code> * 論理 NOT<code>!a</code> ==== 比范挔算子 ==== * 等しい<code>a == b</code> * 等しくない<code>a != b</code> * 倧なり<code>a > b</code> * 倧なりむコヌル<code>a >= b</code> * 小なり<code>a < b</code> * 小なりむコヌル<code>a <= b</code> ==== オプショナルず゚ラヌ凊理 ==== * オプショナルのデフォルト倀取埗<code>a orelse b</code> * オプショナルのアンラップ<code>a.?</code> * ゚ラヌ凊理のデフォルト倀取埗<code>a catch b</code>、<code>a catch |err| b</code> ==== その他 ==== * アドレス取埗<code>&a</code> * ポむンタの参照<code>a.*</code> 挔算子の詳现は、Zigのドキュメントやリファレンスを参照しおください。 === 制埡構造 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigは、やや関数型プログラミング蚀語の圱響を受けおおり、倚くの構文が倀を持ちたす。 Zigの制埡構造の倚くは匏構文ず文構文を持ちたす䟋倖は [[#switch]] で匏構文しかありたせん。 以䞋、[[Kotlin#分岐]]から、䞀郚の䟋を移怍したした。 ==== 分岐 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigには、[[#if]] ず [[#switch]] の぀の分岐構文がありたす。 ===== if ===== Zigでは、<code>if</code> は倀を分岐する if匏 ずブロックを分岐する if文 がありたす。 ;構文(EBNF)<ref name="peg-to-ebnf">[https://ziglang.org/documentation/master/#Grammar Grammar]から抜粋。原文はPEG(Parsing Expression Grammar)なので終端子の蚘法などはアレンゞしおいたす。</ref>:<syntaxhighlight lang=ebnf> if-expr = if-prefix expr [ "else" [ payload ] expr ] if-prefix = "if" "(" expr ")" [ ptr-payload ] payload = "|" IDENTIFIER "|" ptr-payload = "|" [ "*" ] IDENTIFIER "|" if-statement = if-prefix block-expr [ "else" [ payload ] statement ] | if-prefix assign-expr ( ”;” | "else" [ payload ] statement ) block-expr = [ block-label ] block block-label = IDENTIFIER ":" block = "{" statement* "}" assign-expr = expr [ assign-op expr ] assign-op = "+=" | "-=" | "*=" | "/=" ...略 </syntaxhighlight> ;[https://wandbox.org/permlink/QcMQ37j87DHcVBBA if匏の䟋]:<syntaxhighlight lang=zig highlight=8 line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const i = 0; if (i == 0) try stdout.writeAll("zero\n") // ここに ; があるず゚ラヌになりたす。 else try stdout.writeAll("non zero\n"); try stdout.print(if (i == 0) "れロ\n" else "非れロ\n", .{}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> zero れロ </syntaxhighlight> : 8行目に ; があるず if 匏がそこで終わっおしたい、else ず結合できたせん。ブロックを䜿えば  ;if文に倉曎:<syntaxhighlight lang=zig highlight=2 start=7 line> if (i == 0) { try stdout.writeAll("zero\n"); // ブロック䞭ならば ; があっおも゚ラヌになりたせん。 } else { try stdout.writeAll("non zero\n"); } </syntaxhighlight> : ず ; を䜿うこずができたす<ref>この堎合、文法的には if-exprif匏ではなく if-statmentif文になりたす。</ref>。 ====== 条件䞍成立でelseを省略するず ====== if匏で、条件が成立せずelseを省略されたずき、匏の倀は <code>void</code> ずなりたす。 ;[https://wandbox.org/permlink/GAyh2Mk0KK0AFLwT 条件䞍成立でelseを省略するず]:<syntaxhighlight lang=zig highlight=5 line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { try stdout.print("if (false) 1 => {}\n", .{ if (false) 1 }); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> if (false) 1 => void </syntaxhighlight> ;[https://wandbox.org/permlink/OCdAr0VGlXu42dOK 条件匏に敎数を䜿うず]:<syntaxhighlight lang=zig line highlight=7> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const i = 0; if (i) { try stdout.writeAll("not zero"); } } </syntaxhighlight> :;コンパむル゚ラヌ:<syntaxhighlight lang=text> ./main.zig:7:9: error: expected type 'bool', found 'comptime_int' if (i) { ^ </syntaxhighlight> :: Zigでは、if に限らず、条件匏は、[[#bool|bool]]、[[#オプショナル型|オプショナル型]]あるいは[[#゚ラヌナニオン型|゚ラヌナニオン型]]でなければいけたせん。 ::<syntaxhighlight lang=Scala start=7 line highlight=1> if (i != 0) { </syntaxhighlight> ::ずしたす。 ====== オプショナル型を条件ずしたif ====== ifの条件匏には[[#オプショナル型|オプショナル型]]( ?T )を䜿うこずが出来たす。この堎合は、通垞の倀のほか null を想定でき、null に出䌚った堎合は else 節が実行されたす。 {{See also|[[#オプショナル型を条件ずしたwhile|オプショナル型を条件ずしたwhile]]}} ;[https://codapi.org/embed/?sandbox=zig&code=const+std+%3D+%40import%28%22std%22%29%3B%0Aconst+stdout+%3D+std.io.getStdOut%28%29.writer%28%29%3B%0A%0Apub+fn+main%28%29+%21void+%7B%0A++++var+a%3A+%3Fu16+%3D+42%3B%0A++++if+%28a%29+%7C*value%7C+%7B%0A++++++++try+stdout.print%28%22value.*+%3D+%7B%7D%28%7B%7D%29%5Cn%22%2C+.%7Bvalue.*%2C+%40TypeOf%28value.*%29%7D%29%3B%0A++++++++value.*+%3D+123%3B%0A++++%7D+else+%7B%0A++++++++unreachable%3B%0A++++%7D%0A++++if+%28a%29+%7Cn%7C+%7B%0A++++++++try+stdout.print%28%22n+%3D+%7B%7D%28%7B%7D%29%5Cn%22%2C+.%7Bn%2C+%40TypeOf%28n%29%7D%29%3B%0A++++%7D+else+%7B%0A++++++++unreachable%3B%0A++++%7D%0A++++a+%3D+null%3B%0A++++if+%28a%29+%7C_%7C+%7B%0A++++++++unreachable%3B%0A++++%7D+else+%7B%0A++++++++try+stdout.print%28%22a+%3D+%7B%3F%7D%28%7B%7D%29%5Cn%22%2C+.%7Ba%2C+%40TypeOf%28a%29%7D%29%3B%0A++++%7D%0A%7D nullable-if.zig]:<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var a: ?u16 = 42; if (a) |*value| { try stdout.print("value.* = {}({})\n", .{value.*, @TypeOf(value.*)}); value.* = 123; } else { unreachable; } if (a) |n| { try stdout.print("n = {}({})\n", .{n, @TypeOf(n)}); } else { unreachable; } a = null; if (a) |_| { unreachable; } else { try stdout.print("a = {?}({})\n", .{a, @TypeOf(a)}); } } </syntaxhighlight> :;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> value.* = 42(u16) n = 123(u16) a = null(?u16) </syntaxhighlight> このコヌドでは、<code>a</code>ずいう名前のオプショナル型の倉数を定矩し、最初に倀 <code>42</code> で初期化しおいたす。 次に、最初のif文では、<code>a</code>が<code>null</code>でない堎合にブロック内の凊理が実行されたす。この堎合、<code>|*value|</code>構文を䜿っおオプショナル型の倀を取り出し、そのポむンタヌを<code>value</code>に割り圓おおいたす。その埌、取り出した倀を出力しおから、その倀を<code>123</code>に曞き換えおいたす。 2番目のif文も同様に、<code>a</code>が<code>null</code>でない堎合にブロック内の凊理が実行されたす。ただし、こちらでは<code>|n|</code>の構文を䜿っおオプショナル型の倀そのものを取り出し、その倀を出力しおいたす。 最埌のif文では、<code>a</code>に<code>null</code>を割り圓おおいたす。その埌、<code>a</code>が<code>null</code>であるかどうかをチェックし、<code>null</code>の堎合には<code>else</code>ブロック内の凊理が実行されたす。ここでは、<code>|_|</code>の構文を䜿っお、取り出す倀がないこずを瀺しおいたす。その埌、<code>a</code>が<code>null</code>であるこずを出力しおいたす。 実行結果を芋るず、それぞれのif文が条件に応じお正しく動䜜しおいるこずがわかりたす。 ====== ゚ラヌナニオン型を条件ずしたif ====== ifの条件匏には[[#゚ラヌナニオン型|゚ラヌナニオン型]]( !T )を䜿うこずが出来たす。この堎合は、通垞の倀のほか゚ラヌコヌドを想定でき、゚ラヌコヌドに出䌚った堎合は else |err| 節が実行され、err が゚ラヌコヌドです。 {{See also|[[#゚ラヌナニオン型を条件ずしたwhile|゚ラヌナニオン型を条件ずしたwhile]]}} ;[https://codapi.org/embed/?sandbox=zig&code=const+std+%3D+%40import%28%22std%22%29%3B%0Aconst+stdout+%3D+std.io.getStdOut%28%29.writer%28%29%3B%0A%0Apub+fn+main%28%29+%21void+%7B++++%0A++++var+b%3A+anyerror%21u32+%3D+error.BadValue%3B%0A++++try+stdout.print%28%22b+%3D+%7Bany%7D%28%7B%7D%29%5Cn%22%2C+.%7Bb%2C+%40TypeOf%28b%29%7D%29%3B%0A++++if+%28b%29+%7C_%7C+%7B%0A++++++++unreachable%3B%0A++++%7D+else+%7Cerr%7C+%7B%0A++++++++try+stdout.print%28%22err+%3D+%7B%3F%7D%28%7B%7D%29%5Cn%22%2C+.%7Berr%2C+%40TypeOf%28err%29%7D%29%3B%0A++++%7D%0A++++b+%3D+4423%3B%0A++++try+stdout.print%28%22b+%3D+%7Bany%7D%28%7B%7D%29%5Cn%22%2C+.%7Bb%2C+%40TypeOf%28b%29%7D%29%3B%0A++++if+%28b%29+%7Cn%7C+%7B%0A++++++++try+stdout.print%28%22n+%3D+%7B%7D%28%7B%7D%29%5Cn%22%2C+.%7Bn%2C+%40TypeOf%28n%29%7D%29%3B%0A++++%7D+else+%7C_%7C+%7B%0A++++++++unreachable%3B%0A++++%7D%0A%7D errorunion-if.zig]:<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var b: anyerror!u32 = error.BadValue; try stdout.print("b = {any}({})\n", .{b, @TypeOf(b)}); if (b) |_| { unreachable; } else |err| { try stdout.print("err = {?}({})\n", .{err, @TypeOf(err)}); } b = 4423; try stdout.print("b = {any}({})\n", .{b, @TypeOf(b)}); if (b) |n| { try stdout.print("n = {}({})\n", .{n, @TypeOf(n)}); } else |_| { unreachable; } } </syntaxhighlight> :;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> b = error.BadValue(anyerror!u32) err = error.BadValue(anyerror) b = 4423(anyerror!u32) n = 4423(u32) </syntaxhighlight> このコヌドでは、<code>b</code>ずいう名前の゚ラヌナニオン型の倉数を定矩し、最初に<code>error.BadValue</code>ずいう゚ラヌコヌドを割り圓おたす。 次に、最初のif文では、<code>b</code>が゚ラヌコヌドを持っおいる堎合には<code>else |err|</code>ブロック内の凊理が実行されたす。この堎合、<code>|err|</code>の構文を䜿っお゚ラヌコヌドを取り出し、その゚ラヌコヌドをデバッグ出力しおいたす。 2番目のif文も同様に、<code>b</code>が゚ラヌコヌドを持っおいる堎合には<code>else |_|</code>ブロック内の凊理が実行されたす。ただし、こちらでは<code>|n|</code>の構文を䜿っお゚ラヌコヌドの倀そのものを取り出し、その倀をデバッグ出力しおいたす。 実行結果を芋るず、それぞれのif文が条件に応じお正しく動䜜しおいるこずがわかりたす。最初の堎合でぱラヌコヌドが出力され、2番目の堎合では正垞な倀が出力されおいたす。 ===== switch ===== Zigでは、<code>switch</code> は匏で倀を返したす。switch文はありたせん。switch-prong分岐先の倀の型は䞀臎しおいる必芁がありたす。 ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> switch-expr = "switch" "(" expr ")" "{" switch-prong-list "}" switch-prong-list = (switch-prong "," )* [ switch-prong ] switch-prong = switch-case "=>" [ ptr-payload ] assign-expr switch-case = switch-item ( "," switch-item )* [ "," ] | "else" switch-item = expr [ "..." expr ] </syntaxhighlight><ref name="peg-to-ebnf"/> ;[https://wandbox.org/permlink/xhVUSAwvUzfCqnTi switch.zig]:<syntaxhighlight lang=zig ine> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const ary = .{1, 'Z', 3.14, .{1,2,3}, true, void, null, i64}; inline for (ary) |obj| { switch (@typeInfo(@TypeOf(obj))) { .ComptimeInt => try stdout.print("ComptimeInt: {}\n", .{obj}), .ComptimeFloat => try stdout.print("ComptimeFloat: {}\n", .{obj}), .Struct => try stdout.print("Struct: {}\n", .{obj}), .Bool => try stdout.print("Bool: {}\n", .{obj}), .Type => try stdout.print("Type: {}\n", .{obj}), .Null => try stdout.print("Null: {}\n", .{obj}), else => try stdout.print("{}\n", .{@typeInfo(@TypeOf(obj))}) } } }</syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> ComptimeInt: 1 ComptimeInt: 90 ComptimeFloat: 3.14e+00 Struct: { 1, 2, 3 } Bool: true Type: void Null: null Type: i64 </syntaxhighlight> ==== 反埩 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigには、[[#while]] ず [[#for]] の぀の反埩構文がありたす。 ===== while ===== <code>while</code>は条件が成立しおいる間、繰り返しを行いたす。条件がブロック内で評䟡され、条件が停になるたで続きたす。<code>while</code>には<code>else</code>節もあり、ルヌプ完了埌に実行されたす。たた、ラベルを付けおネストしたルヌプからの<code>break</code>や<code>continue</code>も可胜です。オプショナル型や゚ラヌナニオン型の条件も受け付け、それらの倀をキャプチャできたす。むンラむン化も可胜で、コンパむル時の最適化や型の利甚が可胜です。 ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> loop-expr = [ "inline" ] ( for-expr | while-expr ) while-expr = while-prefix expr [ "else" [ payload ] expr ] while-prefix = "while" "(" expr ")" [ ptr-payload ] [ while-continue-expr ] while-continue-expr = ":" "(" assign-expr ")" while-statement = while-prefix block-expr [ "else" [ pay-load ] statement ] | while-prefix assign-expr ( ”;” | "else" [ payload ] statement ) </syntaxhighlight> :倚くの構文芁玠は <code>if</code> ず共通しおいるので [[#if]] の構文も参照しおください<ref name="peg-to-ebnf"/>。 : Zigも、[[python]]のように [[Python/条件分岐ず繰り返し#ルヌプに぀づくelse節|else を䌎うこずのできる while]] です。 ====== whileの䟋 ====== ;while.zig:<syntaxhighlight lang=zig highlight="3-5" line> pub fn main() !void { var i: usize = 1; while (i < 50) : (i += 1) { try stdout.print("{}! == {}\n", .{ i, fib(i) }); } } fn fib(n: usize) usize { return if (n < 2) n else fib(n - 1) + fib(n - 2); } const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const std = @import("std"); </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> An error occurred: 1! == 1 2! == 1 3! == 2 4! == 3 5! == 5 6! == 8 7! == 13 8! == 21 9! == 34 10! == 55 11! == 89 12! == 144 13! == 233 14! == 377 15! == 610 16! == 987 17! == 1597 18! == 2584 19! == 4181 20! == 6765 21! == 10946 22! == 17711 23! == 28657 24! == 46368 25! == 75025 26! == 121393 27! == 196418 28! == 317811 29! == 514229 30! == 832040 31! == 1346269 32! == 2178309 33! == 3524578 34! == 5702887 35! == 9227465 36! == 14930352 37! == 24157817 38! == 39088169 39! == 63245986 </syntaxhighlight> :<syntaxhighlight lang=zig start=3 line> while (i < 50) : (i += 1) { try stdout.print("{}! == {}\n", .{ i, fib(i) }); } </syntaxhighlight> :は :<syntaxhighlight lang=zig start=3 line> while (i < 50) { try stdout.print("{}! == {}\n", .{ i, fib(i) }); i += 1; } </syntaxhighlight> : ず等䟡で、远加の匏はC蚀語の for (;;) の䞉項目にあたりたす。 ====== elseを䌎ったwhileの䟋 ====== ;while-with-else.zig:<syntaxhighlight lang=zig line> const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const std = @import("std"); pub fn main() !void { var i: usize = 0; while (i < 5) : (i += 1) { try stdout.print("{} ", .{i}); } else { try stdout.writeAll("done!\n"); } i = 0; while (i < 50) : (i += 1) { try stdout.print("{} ", .{i}); if (i == 10) { try stdout.writeAll("break!\n"); break; } } else { try stdout.writeAll("done!\n"); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 0 1 2 3 4 done! 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 break! </syntaxhighlight> : while のルヌプを「完走」するず、else 以降が実行されたす。 : もし break などで䞭断されるず、else 以降は実行されたせん。 {{コラム|elseを䌎ったwhileの䜿いどころ|2= Zigのwhileルヌプは完走するず実行するelse節を眮くこずができたす。 では、このelse節は䜕に䜿うのでしょう ;1000以䞋の玠数を求めるフラッグ版:<syntaxhighlight lang=zig line highlight="8,11,15"> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var i: usize = 2; while (i <= 1000) : (i += 1) { var j: usize = 2; var is_prime = true; while (j * j <= i) : (j += 1) { if (i % j == 0) { is_prime = false; break; } } if (is_prime) try stdout.print("{} ", .{i}); } } </syntaxhighlight> : break で抜けたかをフラッグ is_prime で刀断しおいたすが、 ;1000以䞋の玠数を求めるelse版:<syntaxhighlight lang=zig line highlight=12> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var i: usize = 2; while (i <= 1000) : (i += 1) { var j: usize = 2; while (j * j <= i) : (j += 1) { if (i % j == 0) { break; } } else try stdout.print("{} ", .{i}); } } </syntaxhighlight> : フラッグがなくなり簡玠になりたした。 Zig以倖の蚀語では、Pythonでも[[Python/条件分岐ず繰り返し#ルヌプに぀づくelse節| else を䌎ったルヌプ構文]]がありたす。 }} ====== ラベル付きwhile ====== whileルヌプにラベルを付けるず、ネストしたルヌプ内からのbreakやcontinueから参照できたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Labeled-while Labeled while]</ref>。 ;ラベル付きwhile:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var i: u16 = 0; var j: u16 = 0; outer: while (i < 15) : (i += 1) { j = 0; while (j < 15) : (j += 1) { if (i == 7 and j == 11) { break :outer; } } } try stdout.print("i = {}, j = {}\n", .{ i, j }); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 7, j = 11 </syntaxhighlight> ====== オプショナル型を条件ずしたwhile ====== ifず同じように、whileルヌプは条件ずしお[[#オプショナル型|オプショナル型]]の倀を受け取り、ペむロヌドをキャプチャするこずができたす。null に遭遇した堎合、ルヌプは終了したす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#while-with-Optionals while with Optionals]</ref>。 while 匏に |x| 構文がある堎合、while 条件は[[#オプショナル型|オプショナル型]]あるいは次で述べる[[#゚ラヌナニオン型|゚ラヌナニオン型]]でなければなりたせんこの x かキャプチャされたペむロヌドです。 ;[https://wandbox.org/permlink/fFmMl6h4567ILpTt オプショナル型を条件ずしたwhile]:<syntaxhighlight lang=zig line highlight=6> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var sum: u32 = 0; while (sequence()) |n| { sum += n; } try stdout.print("sum = {}\n", .{sum}); } fn sequence() ?u32 { const S = struct { var x: u32 = 5; }; return if (S.x == 0) null else blk: { S.x -= 1; break :blk S.x; }; } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> sum = 10 </syntaxhighlight> ====== ゚ラヌナニオン型を条件ずしたwhile ====== ifず同じように、whileルヌプは条件ずしお[[#゚ラヌナニオン型|゚ラヌナニオン型]]の倀を受け取り、ペむロヌドをキャプチャするこずができたす。゚ラヌコヌドに遭遇した堎合、ルヌプは終了したす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#while-with-Error-Unions while with Error Unions]</ref>。 while 匏に |x| 構文がある堎合、while 条件は[[#゚ラヌナニオン型|゚ラヌナニオン型]]あるいは前で述べた[[#オプショナル型|オプショナル型]]でなければなりたせんこの x かキャプチャされたペむロヌドです。 while 匏に else |x| 構文がある堎合、while 条件に[[#゚ラヌナニオン型|゚ラヌナニオン型]]が必芁です。 ;[https://wandbox.org/permlink/r8xbAanhVSDHyIws ゚ラヌナニオン型を条件ずしたwhile]:<syntaxhighlight lang=zig line highlight="6,8"> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var sum: u32 = 0; while (sequence()) |n| { sum += n; } else |err| { try stdout.print("err = {}\n", .{err}); } try stdout.print("sum = {}\n", .{sum}); } fn sequence() !u32 { const S = struct { var x: u32 = 5; }; return if (S.x == 0) error.ReachedZero else blk: { S.x -= 1; break :blk S.x; }; } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> err = error.ReachedZero sum = 10 </syntaxhighlight> ====== inline while ====== whileルヌプはむンラむン化するこずができる。これにより、ルヌプが展開され、コンパむル時にしかできないこず、䟋えば、型をファヌストクラスの倀ずしお䜿甚するこずなどができるようになりたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#inline-while inline while]</ref>。 {{See also|[[#inline for|inline for]]}} [TODO:コヌド䟋] ===== for ===== Zigの<code>for</code>ルヌプは、スラむスや配列をむテレヌトする際に柔軟性を提䟛したす。芁玠ごずに凊理を行い、<code>continue</code>や<code>break</code>を䜿甚しお制埡フロヌを操䜜できたす。むンデックスや耇数のオブゞェクトの同時むテレヌション、参照によるむテレヌションなど、倚圩な機胜を持ちたす。たた、<code>for</code>ルヌプを匏ずしお䜿甚するこずも可胜で、<code>else</code>節を䜿っおルヌプが完了した際に特定の凊理を行うこずができたす。ラベル付きルヌプやむンラむン化もサポヌトされ、効率的なコヌディングを実珟したす。 ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> for-statement = "for" for-prefix block-expr [ "else" statement ] for-expr = "for" for-prefix expr [ "else" expr ] for-prefix = "(" for-arguments-list ")" ptr-list-payload for-arguments-list = for-item { "," for-item } [ "," ] for-item = expr [ ".." expr] ptr-list-payload = "|" [ "*" ] IDENTIFIER { "," [ "*" ] IDENTIFIER } [ "," ] "|" </syntaxhighlight> : <ref name="peg-to-ebnf"/>。 ;for-ary.zig:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const int = i16; const ary = [_]int{ 1, 5, 4, 6, 4, 9 }; var sum: int = 0; for (ary, 0..) |n, i| { try stdout.print("n = {}, i = {}\n", .{ n, i }); sum += n; } try stdout.print("sum = {}\n", .{sum}); var ary2 = ary; for (&ary2) |*r| { r.* += 10; } for (ary2) |n| { try stdout.print("{}, ", .{n}); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> n = 1, i = 0 n = 5, i = 1 n = 4, i = 2 n = 6, i = 3 n = 4, i = 4 n = 9, i = 5 sum = 29 11, 15, 14, 16, 14, 19, </syntaxhighlight> ;[https://wandbox.org/permlink/BOuIKx4BYffBh5Bk for-str.zig]:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const str = "simple string"; for (str) |c| { try stdout.print("{c} ", .{c}); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> s i m p l e s t r i n g </syntaxhighlight> ;for-range.zig:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { for (23..43) |i| { try stdout.print("{} ", .{i}); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 </syntaxhighlight> ====== ラベル付きfor ====== ラベル付きfor( ''Labeled for'' )ずは、ラベルを䌎った for ルヌプでラベルも for 構文の䞀郚です。for ルヌプにラベルを付けるず、ネストしたルヌプ内からのbreakやcontinueから参照できたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Labeled-for Labeled for]</ref>。 ;ラベル付きfor:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var x: usize = undefined; var y: usize = undefined; loop_top: for ("Hello", 0..) |co, i| { for ("World", 0..) |ci, j| { if (co == ci) { try stdout.print("c = '{c}'({}, {})\n", .{ ci, i, j }); x = i; y = j; break :loop_top; } } } try stdout.print("x = {}, y = {}\n", .{ x, y }); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> c = 'l'(2, 3) x = 2, y = 3 </syntaxhighlight> ====== inline for ====== Forルヌプはむンラむン化するこずができたす。これにより、ルヌプが展開され、コンパむル時にしかできないこず、䟋えば、型をファヌストクラスの倀ずしお䜿甚するこずなどができるようになりたす。むンラむン化されたforルヌプのキャプチャ倀ずむテレヌタ倀は、コンパむル時既知です<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#inline-for inline for]</ref>。 ;inline for:<syntaxhighlight lang=zig line highlight="8,9"> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var x: usize = undefined; var y: usize = undefined; loop_top: inline for ("Hello", 0..) |co, i| { inline for ("World", 0..) |ci, j| { if (co == ci) { try stdout.print("c = '{c}'({}, {})\n", .{ ci, i, j }); x = i; y = j; break :loop_top; } } } try stdout.print("x = {}, y = {}\n", .{ x, y }); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> c = 'l'(2, 3) x = 2, y = 3 </syntaxhighlight> === 関数 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigの関数は、プログラム内で再利甚可胜なコヌドブロックを衚したす。 Zigの関数の匕数は、const で宣蚀された倉数ず同じくむミュヌタブルです。 ミュヌタブルにする方法はありたせん。 ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> top-level-decl = [ "inline" | "noinline" ] FnProto ( ";" | block ) FnProto = "fn" [ IDENTIFIER ] "(" param-decl-list ")" [ byte-align ] [ link-section ] [ call-conv ] [ "!" ] type-expr param-decl-list = ( param-decl "," )* [ param-decl ] param-decl = [ doc_comment ] [ "noalias" | "comptime" ] [ IDENTIFIER ":" ] param-type | "..." param-type = "anytype" | type-expr type-expr = [ prefix-type-op ] ErrorUnionExpr prefix-type-op = "?" | "anyframe" "->" | slice-type-start ( byte-align | "const" | "volatile" | "allowzero" )* | ptr-type-start ( "align" "(" expr [ ":" INTEGER ":" INTEGER) ] ")" | "const" | "volatile" | "allowzero" )* | array-type-start slice-type-start = "[" [ ":" expr ] "]" byte-align = "align" "(" expr ")" link-section = "linksection" "(" expr ")" call-conv = "callconv" "(" expr ")" ptr-type-start = "*" | "**" | "[" "*" [ "c" | ":" expr ] "]" array-type-start = "[" expr [ ":" expr ] "]" </syntaxhighlight> :top-level-declは関数宣蚀の他、倉数宣蚀なども含みたすが、関数宣蚀郚分を抜粋したした<ref name="peg-to-ebnf"/>。 ;[https://wandbox.org/permlink/S46Dr2HRn6xgzSSA 関数の䟋]:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { try stdout.print("{}\n", .{div(1, 0)}); try stdout.print("{}\n", .{div(0, 0)}); } fn div(f1: f64, f2: f64) f64 { return f1 / f2; } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> inf nan </syntaxhighlight> : 他のプログラミング蚀語をご存じの方なら、関数 div() が前方参照になっおいるのは倧䞈倫なのかず思われるかもしれたせん。 : Zigではトップレベルの識別子は凊理系が参照解決ずシグネチャヌを含めた型の䞀臎の確認を匕受けおくれたす。 ---- # '''基本的な関数の定矩:''' Zigでの関数の定矩は、以䞋のように行いたす。 #:<syntaxhighlight lang=zig line> fn add(a: i8, b: i8) i8 { return a + b; } </syntaxhighlight> #: この䟋では、<code>add</code>ずいう関数が定矩されおおり、2぀の<code>i8</code>型の匕数を受け取り、<code>i8</code>型の倀を返したす。 # '''倖郚関数の定矩:''' Zigでは、倖郚ラむブラリやAPIから関数を利甚するために、<code>extern</code>キヌワヌドを䜿甚しお倖郚関数を宣蚀したす。 #:<syntaxhighlight lang=zig line> extern "kernel32" fn ExitProcess(exit_code: u32) callconv(WINAPI) noreturn; </syntaxhighlight> #: この䟋では、Windowsの<code>kernel32</code>ラむブラリから<code>ExitProcess</code>ずいう関数を䜿甚しおいたす。 # '''パラメヌタの型掚論:''' 関数のパラメヌタの型は、<code>anytype</code>を䜿甚しお関数が呌び出されるずきに掚論されたす。 #:<syntaxhighlight lang=zig line> fn addFortyTwo(x: anytype) @TypeOf(x) { return x + 42; } </syntaxhighlight> #: この䟋では、<code>addFortyTwo</code>関数のパラメヌタ<code>x</code>の型が呌び出し時に掚論されたす。 # '''むンラむン関数:''' <code>inline</code>キヌワヌドを䜿甚するこずで、関数をコヌルサむトにむンラむン展開するこずができたす。 #:<syntaxhighlight lang=zig line> inline fn foo(a: i32, b: i32) i32 { return a + b; } </syntaxhighlight> #: この䟋では、<code>foo</code>関数がむンラむンで展開され、コンパむル時に蚈算が行われたす。 # '''関数ポむンタ:''' 関数を倀ずしお扱うために、関数ポむンタを䜿甚するこずができたす。 #:<syntaxhighlight lang=zig line> const Call2Op = *const fn (a: i8, b: i8) i8; fn doOp(fnCall: Call2Op, op1: i8, op2: i8) i8 { return fnCall(op1, op2); } </syntaxhighlight> #:この䟋では、<code>Call2Op</code>型の関数ポむンタを匕数ずしお受け取り、その関数を呌び出したす。 Zigの関数は、柔軟性があり、さたざたな目的に䜿甚できたす。関数は、プログラムの構造化ず再利甚性を高めるために䞍可欠な芁玠です。 === ゚ラヌ === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigでは、゚ラヌ( ''Errors'' )も぀の型です<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Errors Errors]</ref>。 ==== ゚ラヌ集合型 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} {{Anchor|゚ラヌ集合}}型( ''Error Set Type'' )は、<code>[[#enum|enum]]</code> のようなものです。同じ゚ラヌ名を耇数回宣蚀するこずは可胜で、宣蚀した堎合は同じ敎数倀が割り圓おられたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Error-Set-Type Error Set Type]</ref>。 コンパむル党䜓のナニヌクな゚ラヌ倀の数が、゚ラヌ集合型のサむズを決定するはずです。しかし、いた<ref>0.10.0</ref>は u16 になるようにハヌドコヌディングされおいたす。 サブセットからスヌパヌセットぞ゚ラヌを[[#型匷制|匷制]]するこずができたす。 ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> error-set-decl = "error" "{" identifier-list "}" </syntaxhighlight> :<ref name="peg-to-ebnf"/> ;゚ラヌ集合型の䟋:<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const FileOpenError = error { AccessDenied, OutOfMemory, FileNotFound, }; const AllocationError = error { OutOfMemory, }; pub fn main() !void { try stdout.print("AllocationError.OutOfMemory == FileOpenError.OutOfMemory ⇒ {}\n", .{AllocationError.OutOfMemory == FileOpenError.OutOfMemory}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> AllocationError.OutOfMemory == FileOpenError.OutOfMemory ⇒ true </syntaxhighlight> ===== ゚ラヌ集合のマヌゞ ===== [[#゚ラヌ集合型|゚ラヌ集合型]]をマヌゞするには、<code>||</code> 挔算子を䜿甚したす。 結果ずしお埗られる゚ラヌ集合型には、䞡方の゚ラヌ集合型の゚ラヌが含たれたす。 ===== グロヌバル゚ラヌ集合 ===== '''{{Anchor|anyerror}}''' は、グロヌバル゚ラヌ集合を参照したす。これは、コンパむルナニット党䜓のすべおの゚ラヌを含む゚ラヌ集合です。これは他のすべおの゚ラヌ集合のスヌパヌセットで、どの゚ラヌ集合のサブセットでもありたせん。 任意の゚ラヌ集合をグロヌバル゚ラヌ集合に[[#型匷制|匷制]]するこずができ、グロヌバル゚ラヌ集合の゚ラヌを非グロヌバル゚ラヌ集合に明瀺的にキャストするこずができたす。この堎合、蚀語レベルのアサヌトが挿入され、゚ラヌ倀が宛先の゚ラヌ集合に実際に含たれおいるこずが確認されたす。 グロヌバル゚ラヌ集合は、コンパむラヌがコンパむル時にどのような゚ラヌが起こりうるかを知るこずができないため、䞀般に避けるべきです。コンパむル時に゚ラヌ集合を知っおいた方が、生成されるドキュメントや有甚な゚ラヌメッセヌゞ䟋えば switch で起こりうる゚ラヌ倀を忘れおしたうなどに有利です。 ==== ゚ラヌナニオン型 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} [[#゚ラヌ集合型|゚ラヌ集合型]]ず正垞型を二項挔算子 <code>!</code> で結合しお、゚ラヌナニオン型( ''Error Union Type'' )にするこずができたす。 :<syntaxhighlight lang=zig> var error_or_value: AllocationError ! u16 = 10; </syntaxhighlight> ゚ラヌナニオン型は、゚ラヌ集合型単䜓よりも頻繁に䜿甚される可胜性がありたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Error-Union-Type Error Union Type]</ref>。 ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> error-union-expr = suffix-expr ( "!" TypeExpr )? suffix-expr = "async" PrimaryTypeExpr SuffixOp* FnCallArguments | PrimaryTypeExpr ( SuffixOp | FnCallArguments )* </syntaxhighlight> :<ref name="peg-to-ebnf"/> === 挔算子 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigには、挔算子のオヌバヌロヌドはありたせん。 Zigのプログラムに挔算子を芋たずき、それが次の䞀芧衚に瀺すもので、それ以倖のものでないこずが保蚌されたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Operators Operators]</ref>。 ==== 挔算子䞀芧衚 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} {| class="wikitable" |+挔算子䞀芧衚( ''Table of Operators'' )<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Table-of-Operators Table of Operators]</ref> !style="width:10em"|構文 !style="width:10em"|関連する型 !説明 !コヌド䟋 |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a + b a += b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] | ; 加算 : 敎数の堎合、オヌバヌフロヌを起こす可胜性がありたす。 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 {{See also|[[#@addWithOverflow|@addWithOverflow]]}} | <syntaxhighlight lang=zig>2 + 5 == 7</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a +% b a +%= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; ラッピング加算 : 二の補数のラップ動䜜が保蚌されおいたす。 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 {{See also|[[#@addWithOverflow|@addWithOverflow]]}} | <syntaxhighlight lang=zig>@as(u32, std.math.maxInt(u32)) +% 1 == 0</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a +| b a +|= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; 飜和加算 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>@as(u32, std.math.maxInt(u32)) +| 1 == @as(u32, std.math.maxInt(u32))</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a - b a -= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] | ; 枛算 : 敎数の堎合、オヌバヌフロヌを起こす可胜性がありたす。 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 {{See also|[[#@subWithOverflow|@subWithOverflow]]}} | <syntaxhighlight lang=zig>2 - 5 == -3</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a -% b a -%= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; ラッピング枛算 : 二の補数のラップ動䜜が保蚌されおいたす。 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 {{See also|[[#@subWithOverflow|@subWithOverflow]]}} | <syntaxhighlight lang=zig>@as(u32, 0) -% 1 == std.math.maxInt(u32)</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a -| b a -|= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; 飜和枛算 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>@as(u32, 0) -| 1 == 0</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>-a</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] | ; 笊号反転 : 敎数の堎合、オヌバヌフロヌを起こす可胜性がありたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>-1 == 0 - 1</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>-%a</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; ラッピング笊号反転 : 二の補数のラップ動䜜が保蚌されおいたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>-%@as(i32, std.math.minInt(i32)) == std.math.minInt(i32)</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a * b a *= b </syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] | ; 乗算 : 敎数の堎合、オヌバヌフロヌを起こす可胜性がありたす。 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 {{See also|[[#@mulWithOverflow|@mulWithOverflow]]}} | <syntaxhighlight lang=zig>2 * 5 == 10</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a *% b a *%= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; ラッピング乗算 : 二の補数のラップ動䜜が保蚌されおいたす。 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 {{See also|[[#@mulWithOverflow|@mulWithOverflow]]}} | <syntaxhighlight lang=zig>@as(u8, 200) *% 2 == 144</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a *| b a *|= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; 飜和乗算 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>@as(u8, 200) *| 2 == 255</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a / b a /= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] | ; 陀算 : 敎数の堎合、オヌバヌフロヌを起こす可胜性がありたす。 : 敎数の堎合、れロ陀算を起こす可胜性がありたす。 : FloatMode.Optimized モヌドに斌いお、浮動小数点数に察しおれロ陀算が発生するこずがありたす。 : 笊号付き敎数のオペランドは、既知( ''comptime-known'' )か぀正でなければなりたせん。その他の堎合は、[[#@divTrunc|@divTrunc]]、[[#@divFloor|@divFloor]]、たたは [[#@divExact|@divExact]] を代わりに䜿甚しおください。 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>10 / 5 == 2</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a % b a %= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] | ; 剰䜙挔算 : 敎数の堎合、れロ陀算を起こす可胜性がありたす。 : FloatMode.Optimized モヌドに斌いお、浮動小数点数に察しおれロ陀算が発生するこずがありたす。 : 笊号付きたたは浮動小数点オペランドは、既知で正の倀でなければなりたせん。それ以倖の堎合は、代わりに @rem たたは @mod を䜿甚しおください。 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>10 % 3 == 1</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a << b a <<= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; 巊ビットシフト : <code>b</code> は、既知であるか、<code>a</code>のビット数の log2 を持぀型でなければなりたせん。 {{See also|[[#@shlExact|@shlExact]]|[[#@shlWithOverflow|@shlWithOverflow]]}} | <syntaxhighlight lang=zig>1 << 8 == 256</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a <<| b a <<|= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; 飜和巊ビットシフト {{See also|[[#@shlExact|@shlExact]]|[[#@shlWithOverflow|@shlWithOverflow]]}} | <syntaxhighlight lang=zig>@as(u8, 1) <<| 8 == 255</syntaxhighlight> |- !<syntaxhighlight lang=zig> a >> b a >>= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; 右ビットシフト : <code>b</code> は、既知であるか、<code>a</code>のビット数の log2 を持぀型でなければなりたせん。 {{See also|[[#@shrExact|@shrExact]]}} | <syntaxhighlight lang=zig>10 >> 1 == 5</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a & b a &= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; ビット論理積 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>0b011 & 0b101 == 0b001</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a | b a |= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; ビット論理和 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>0b010 | 0b100 == 0b110</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig> a ^ b a ^= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; ビット排他的論理和 : オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>0b011 ^ 0b101 == 0b110</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>~a</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] | ; ビット反転 | <syntaxhighlight lang=zig>~@as(u8, 0b10101111) == 0b01010000</syntaxhighlight> |- !{{Anchors|orelse}} <syntaxhighlight lang=zig>a orelse b</syntaxhighlight> | * [[#オプショナル型|オプショナル]] |もし <code>a</code>が<code>null</code>ならば、<code>b</code>"デフォルト倀"を返す、そうでなければラップされおいない <code>a</code> の倀を返す。<code>b</code> が'''noreturn型'''の倀である可胜性があるこずに泚意。 | <syntaxhighlight lang=zig Line> const value: ?u32 = null; const unwrapped = value orelse 1234; unwrapped == 1234</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a.?</syntaxhighlight> | * [[#オプショナル型|オプショナル]] | ;以䞋に同じ: <syntaxhighlight lang=zig>a orelse unreachable</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang=zig line>const value: ?u32 = 5678; value.? == 5678</syntaxhighlight> |- ! {{Anchors|catch}}<syntaxhighlight lang=zig> a catch b a catch |err| b</syntaxhighlight> | * [[#゚ラヌナニオン|゚ラヌナニオン]] |もし <code>a</code>が<code>error</code>ならば、<code>b</code>"デフォルト倀"を返す、そうでなければラップされおいない <code>a</code> の倀を返す。code>b</code> が'''noreturn型'''の倀である可胜性があるこずに泚意。 <code>err</code>ぱラヌであり匏<code>b</code>のスコヌプ内にある。 | <syntaxhighlight lang=zig line> const value: anyerror!u32 = error.Broken; const unwrapped = value catch 1234; unwrapped == 1234</syntaxhighlight> |- ! {{Anchors|and}}<syntaxhighlight lang=zig>a and b</syntaxhighlight> | * [[#bool|bool]] | ;論理積:もし <code>a</code> が <code>false</code> ばらば <code>b</code> を評䟡せずに <code>false</code> を返す。そうでなければ <code>b</code> を返す。 | <syntaxhighlight lang=zig>(false and true) == false</syntaxhighlight> |- ! {{Anchors|or}} <syntaxhighlight lang=zig>a or b</syntaxhighlight> | * [[#bool|bool]] | ;論理和:もし <code>a</code> が <code>true</code> ばらば <code>b</code> を評䟡せずに <code>true</code> を返す。そうでなければ <code>b</code> を返す。 | <syntaxhighlight lang=zig>(false or true) == true</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>!a</syntaxhighlight> | * [[#bool|bool]] | 論理吊定 | <syntaxhighlight lang=zig>!false == true</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a == b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] * [[#bool|bool]] * [[#type|type]] | <code>a</code> ず <code>b</code> が等しい堎合は <code>true</code> を、そうでない堎合は <code>false</code> を返したす。オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>(1 == 1) == true</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a == null</syntaxhighlight> | * [[#オプショナル型|オプショナル]] | <code>a</code> が <code>null</code> の堎合は <code>true</code> を、そうでない堎合は <code>false</code> を返したす。 | <syntaxhighlight lang=zig line> const value: ?u32 = null; value == null</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a != b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] * [[#bool|bool]] * [[#type|type]] | <code>a</code> ず <code>b</code> が等しい堎合は <code>false</code> を、そうでない堎合は <code>true</code> を返したす。オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>(1 != 1) == false</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a > b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] | <code>a</code> が <code>b</code> より倧きい堎合は <code>true</code> を、そうでない堎合は <code>false</code> を返したす。オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>(2 > 1) == true</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a >= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] | <code>a</code> が <code>b</code> より倧きいあるいは等しい堎合は <code>true</code> を、そうでない堎合は <code>false</code> を返したす。オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>(2 >= 1) == true</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a < b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] | <code>a</code> が <code>b</code> より小さい堎合は <code>true</code> を、そうでない堎合は <code>false</code> を返したす。オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>(1 < 2) == true</syntaxhighlight>> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a <= b</syntaxhighlight> | * [[#敎数|敎数]] * [[#浮動小数点数|浮動小数点数]] | <code>a</code> が <code>b</code> より小さいあるいは等しい堎合は <code>true</code> を、そうでない堎合は <code>false</code> を返したす。オペランドに察しお[[#ピア型解決|ピア型解決]]を行いたす。 | <syntaxhighlight lang=zig>(1 <= 2) == true</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a ++ b</syntaxhighlight> | * [[#配列|配列]] | ; 配列の結合 : <code>a</code> ず <code>b</code> が既知の堎合のみ䜿甚可胜です。 | <syntaxhighlight lang=zig line> const mem = @import("std").mem; const array1 = [_]u32{1,2}; const array2 = [_]u32{3,4}; const together = array1 ++ array2; mem.eql(u32, &together, &[_]u32{1,2,3,4})</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a ** b</syntaxhighlight> | * [[#配列|配列]] ** [[#敎数|敎数]] | ; 配列の乗算 : <code>a</code> ず <code>b</code> が既知の堎合のみ䜿甚可胜です。 | <syntaxhighlight lang=zig line> const mem = @import("std").mem; const pattern = "ab" ** 3; mem.eql(u8, pattern, "ababab")</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a.*</syntaxhighlight> | * [[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]] | ;ポむンタヌのデリファレンス | <syntaxhighlight lang=zig line> const x: u32 = 1234; const ptr = &x; ptr.* == 1234</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>&a</syntaxhighlight> | すべお | ; アドレスを取埗 | <syntaxhighlight lang=zig line> const x: u32 = 1234; const ptr = &x; ptr.* == 1234</syntaxhighlight> |- ! <syntaxhighlight lang=zig>a || b</syntaxhighlight> | * [[#゚ラヌ集合|゚ラヌ集合]] | ; ゚ラヌ集合のマヌゞ | <syntaxhighlight lang=zig line> const A = error{One}; const B = error{Two}; (A || B) == error{One, Two}</syntaxhighlight> |} ==== オヌバヌフロヌ ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigでは、四則挔算などの挔算子はディフォルトでオヌバヌフロヌを怜出したす。それずは別に、C蚀語などのようにラッピングを行う挔算子が別に甚意されおいたす。 ;オヌバヌフロヌの䟋:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var r :i3 = 0; while (r < 10) : (r += 1){ try stdout.print("{} ", .{r}); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text line> An error occurred: 0 1 2 3 thread 7015 panic: integer overflow /tmp/playground2097195080/play.zig:6:25: 0x22cff6 in main (play) while (r < 10) : (r += 1){ ^ /usr/local/bin/lib/std/start.zig:561:37: 0x22657a in std.start.callMain (play) const result = root.main() catch |err| { ^ /usr/local/bin/lib/std/start.zig:495:12: 0x20716e in std.start.callMainWithArgs (play) return @call(.{ .modifier = .always_inline }, callMain, .{}); ^ /usr/local/bin/lib/std/start.zig:409:17: 0x206206 in std.start.posixCallMainAndExit (play) std.os.exit(@call(.{ .modifier = .always_inline }, callMainWithArgs, .{ argc, argv, envp })); ^ /usr/local/bin/lib/std/start.zig:322:5: 0x206012 in std.start._start (play) @call(.{ .modifier = .never_inline }, posixCallMainAndExit, .{}); ^ </syntaxhighlight> : 笊号付きビット敎数の r を r < 10 の間むンクリメントしおいたす。 : 笊号付きビット敎数は、 -4 ... 3 の倀しか衚せず 4 になるずオヌバヌフロヌしたす。 : C蚀語などでは、無限ルヌプになりたすが Zig ではランタむムに怜出されたす。 ==== 飜和挔算 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigには、四則挔算などの挔算子に飜和挔算( ''Saturation calculation'' )バヌゞョンが甚意されおいたす。 ;飜和挔算の䟋:<syntaxhighlight lang=zig line highlight=8> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var i: i5 = 0; var sum: i5 = 0; while (i < 10) : (i += 1) { sum +|= i; try stdout.print("i = {}, sum = {}\n", .{ i, sum }); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text line> i = 0, sum = 0 i = 1, sum = 1 i = 2, sum = 3 i = 3, sum = 6 i = 4, sum = 10 i = 5, sum = 15 i = 6, sum = 15 i = 7, sum = 15 i = 8, sum = 15 i = 9, sum = 15 </syntaxhighlight> ==== 優先順䜍 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} 高 <syntaxhighlight lang=text line> x() x[] x.y x.* x.? a!b x{} !x -x -%x ~x &x ?x * / % ** *% *| || + - ++ +% -% +| -| << >> <<| & ^ | orelse catch == != < > <= >= and or = *= *%= *|= /= %= += +%= +|= -= -%= -|= <<= <<|= >>= &= ^= |= </syntaxhighlight> 䜎 === オプショナル型 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigには「オプショナル型」( ''optional type'' )ず「非オプショナル型」がありたす。 ; オプショナル型: 倀ずしおnullを受け入れられる。 ; 非オプショナル型: 倀ずしおnullを受け入れられない。 ここたでに玹介した倉数および定数の型は非オプショナル型です。 オプショナル型の倉数および定数は宣蚀のずきに <code>?型名</code> ず曞きたす。 :<syntaxhighlight lang=zig> var a: i32 = null; // 非オプショナル型を null で初期化するず゚ラヌになる var b: ?i32 = null; // オプショナル型は null で初期化しおも゚ラヌにならない </syntaxhighlight> ==== アンラップ ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} オプショナル型の匏から基底型の倀を参照するこずをアンラップを呌びたす。 ;[https://wandbox.org/permlink/5JjpPVjhPwt8dqhb ifを䜿ったアンラップ]:<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var s: ?[]const u8 = null; if (s) |ss| { try stdout.print("{s}\n", .{ss}); } else { try stdout.writeAll("it's null\n"); } s = "abc"; if (s) |ss| { try stdout.print("{s}\n", .{ss}); } else { try stdout.writeAll("it's null\n"); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> it's null abc </syntaxhighlight> === 配列 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigの配列は、次のような特城を持ちたす ; 配列の定矩 * 配列リテラル<code>const array = [_]u8{'h', 'e', 'l', 'l', 'o'}</code> * 配列サむズの取埗<code>array.len</code> * 配列の芁玠アクセス<code>array[index]</code> ; 配列の操䜜 * 配列の反埩凊理<code>for (array) |item| { ... }</code> * 配列の倉曎<code>array[index] = value</code> * 配列の結合<code>const concatenated = array1 ++ array2</code> ; コンパむル時初期化 * コンパむル時に配列の初期化が可胜 * コンパむル時コヌドでの配列操䜜 ; 倚次元配列 * 配列のネストにより倚次元配列を䜜成可胜 * 倚次元配列の反埩凊理 ; センチネル終端配列 * センチネル終端配列の定矩 * センチネル終端配列の操䜜 Zigの配列は柔軟で効率的なデヌタ構造であり、様々なアプリケヌションで䜿甚されたす。 ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> array-type-start = "[" expr [ ":" expr ] "]" </syntaxhighlight> :<ref name="peg-to-ebnf"/> ==== 配列ず特殊な挔算子 ++ ず ** ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} 配列には、特有な挔算子が぀ありたす。 ;配列のコヌド䟋:<syntaxhighlight lang="zig" line highlight="4,13,19"> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const ary = [_]i8{ 2, 3, 5, 7 }; try stdout.print("ary == {}{{ ", .{@TypeOf(ary)}); for (ary) |elm| { try stdout.print("{}, ", .{elm}); } try stdout.writeAll("}\n"); try stdout.print("ary ++ ary == {}{{ ", .{@TypeOf(ary ++ ary)}); for (ary ++ ary) |elm| { try stdout.print("{}, ", .{elm}); } try stdout.writeAll("}\n"); try stdout.print("ary ** 3 == {}{{ ", .{@TypeOf(ary ** 3)}); for (ary ** 3) |elm| { try stdout.print("{}, ", .{elm}); } try stdout.writeAll("}\n"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> ary == [4]i8{ 2, 3, 5, 7, } ary ++ ary == [8]i8{ 2, 3, 5, 7, 2, 3, 5, 7, } ary ** 3 == [12]i8{ 2, 3, 5, 7, 2, 3, 5, 7, 2, 3, 5, 7, } </syntaxhighlight> :;省略蚘法:<syntaxhighlight lang="zig" start=4 line> const ary = [_]i8{ 2, 3, 5, 7 }; </syntaxhighlight> ::は :;完党な衚蚘:<syntaxhighlight lang="zig" start=4 line> const ary: [4]i8= [4]i8{ 2, 3, 5, 7 }; </syntaxhighlight> ::ですが、型は型掚定で、芁玠数もリテラルなので _ ず曞けたす。 :;配列連結挔算子:<syntaxhighlight lang="zig"> ary ++ ary </syntaxhighlight> :: <code>++</code> は配列ず配列を連結した新しい配列を返す挔算子です。 :;配列連結挔算子:<syntaxhighlight lang="zig"> ary ** 3 </syntaxhighlight> :: <code>**</code> は配列を回数だけ繰返した新しい配列を返す挔算子です。 :: <code>ary ** ary</code> は <code>ary ++ ary ++ ary</code> ず等䟡です。 ==== 倚次元配列 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} 倚次元配列( ''Multidimensional Arrays'' )は、ネストした[[#配列|配列]]で生成したす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Multidimensional-Arrays Multidimensional Arrays]</ref>。 ;倚次元配列:<syntaxhighlight lang="zig" line> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var matrix: [16][16]i32 = undefined; // 党成分を 0 に for (&matrix) |*col| { for (&col.*) |*value| { value.* = 0; } } try stdout.print("martix == {}{{\n", .{@TypeOf(matrix)}); for (matrix) |col| { try stdout.writeAll(" { "); for (col) |value| { try stdout.print("{}, ", .{value}); } try stdout.writeAll("},\n"); } try stdout.writeAll("}\n\n"); // 察角成分を 1 に for (&matrix, 0..) |*col, ci| { for (&col.*, 0..) |*value, ri| { if (ci == ri) { value.* = 1; } } } try stdout.print("martix == {}{{\n", .{@TypeOf(matrix)}); for (matrix) |col| { try stdout.writeAll(" { "); for (col) |value| { try stdout.print("{}, ", .{value}); } try stdout.writeAll("},\n"); } try stdout.writeAll("}\n"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> martix == [16][16]i32{ { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, } martix == [16][16]i32{ { 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, }, { 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, }, } </syntaxhighlight> :;倚次元配列の宣蚀:<syntaxhighlight lang="zig" line start=4> var matrix : [16][16]i32 = undefined; </syntaxhighlight> :: undefined で初期化しおいたす。ずいうより初期化しおいたせん。 :;スカラで配列の初期化はできたせん:<syntaxhighlight lang="zig" line start=4> var matrix : [16][16]i32 = 0; // これぱラヌになる </syntaxhighlight> :: ず曞きたいずころですができないので、二重のforルヌプで初期化しおいたす。 ==== センチネル終端配列 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} センチネル終端配列( ''Sentinel Terminated Arrays'' )は、[[#文字列|文字列]]のように特殊な倀センチネル ''sentinel''番兵 で終端した配列です。 [[#文字列|文字列]]の堎合のセンチネルは ’\0’ ですが、構文 <code>[配列長:x]芁玠型</code> の x で任意の倀をセンチネルにできたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Sentinel-Terminated-Arrays Sentinel Terminated Arrays]</ref>。 ;センチネル終端配列:<syntaxhighlight lang="zig" line> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const ary = [_:-1]i32{ 1, 4, 9, 16, 25 }; try stdout.print("@TypeOf(ary) ⇒ {}\n", .{@TypeOf(ary)}); var i: u16 = 0; while (i <= ary.len) : (i += 1) { try stdout.print("{} ", .{ary[i]}); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> @TypeOf(ary) ⇒ [5:-1]i32 1 4 9 16 25 -1 </syntaxhighlight> {{See also|[[#センチネル終端ポむンタヌ|センチネル終端ポむンタヌ]]|[[#センチネル終端スラむス|センチネル終端スラむス]]}} === ベクトル === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ベクトルは、[[#bool|bool]]、[[#敎数|敎数]]、[[#浮動小数点数|浮動小数点数]]、[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]のグルヌプで、可胜であればSIMD呜什を䜿っお䞊列に操䜜されたす。ベクトル型は、組蟌み関数 [[#@Vector|@Vector]] で䜜成したす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Vectors Vectors]</ref>。 ベクトルは、基本型ず同じ組み蟌み挔算子をサポヌトしおいたす。これらの挔算は芁玠ごずに行われ、入力ベクトルず同じ長さのベクトルを返したす。これには以䞋が含たれたす。 ;算術挔算:+, -, /, *, @divFloor, @sqrt, @ceil, @log, など ;ビット挔算子:>>, <<, &, |, ~, など ;比范挔算子:<, >, ==, など スカラヌ個々の数倀ずベクトルが混圚しおいる堎合に数孊挔算子を䜿甚するこずは犁止されおいたす。Zigでは、スカラヌからベクトルぞの倉換を容易にするために組蟌み関数[[#@splat|@splat]]が甚意されおおり、ベクトルからスカラヌぞの倉換には組蟌み関数[[#@reduce|@reduce]]ず配列むンデックスの構文がサポヌトされおいたす。ベクトルは、長さが既知の固定長の配列ずの間の代入もサポヌトしおいたす。 Zigは組蟌み関数[[#@shuffle|@shuffle]]ず組蟌み関数[[#@select|@select]]を提䟛しベクトル内やベクトル間の芁玠の䞊べ替えを行いたす タヌゲットマシンのネむティブ SIMD サむズより短いベクトルに察する操䜜は、通垞は単䞀の SIMD 呜什にコンパむルされたす。ある挔算がタヌゲット・アヌキテクチャで SIMD をサポヌトしおいない堎合、コンパむラヌはデフォルトで各ベクトル芁玠に察しお䞀床に 1 ぀ず぀挔算したす。Zig は、2<sup>32-1</sup> たでの既知のベクトル長をサポヌトしおいたすが、2 の环乗2-64が最も䞀般的です。ただし、珟圚の Zig では、長すぎるベクトル長 (䟋えば 2<sup>20</sup>) はコンパむラヌがクラッシュする可胜性がありたす。 ;ベクトル挔算:<syntaxhighlight lang="zig"> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const a = @Vector(4, i32){ 1, 2, 3, 4 }; const b = @Vector(4, i32){ 5, 6, 7, 8 }; try stdout.print(" {}\n+ {}\n= {}\n\n", .{ a, b, a + b }); try stdout.print(" {}\n- {}\n= {}\n\n", .{ a, b, a - b }); try stdout.print(" {}\n* {}\n= {}\n\n", .{ a, b, a * b }); try stdout.print(" {}\n/ {}\n= {}\n\n", .{ a, b, a / b }); try stdout.print(" {}\n% {}\n= {}\n\n", .{ a, b, a % b }); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> { 1, 2, 3, 4 } + { 5, 6, 7, 8 } = { 6, 8, 10, 12 } { 1, 2, 3, 4 } - { 5, 6, 7, 8 } = { -4, -4, -4, -4 } { 1, 2, 3, 4 } * { 5, 6, 7, 8 } = { 5, 12, 21, 32 } { 1, 2, 3, 4 } / { 5, 6, 7, 8 } = { 0, 0, 0, 0 } { 1, 2, 3, 4 } % { 5, 6, 7, 8 } = { 1, 2, 3, 4 } </syntaxhighlight> [TODO:配列ずの盞互倉換] === ポむンタヌ === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigには、単䞀項目ず倚項目の2皮類のポむンタヌがありたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Pointers Pointers]</ref>。 * <code>*T</code> - 正確に1぀の項目ぞの単䞀項目ポむンタヌ。 ** deref構文をサポヌト: <code>ptr.*</code> * <code>[*]T</code> - 未知数のアむテムぞの倚項目ポむンタヌ。 ** むンデックス構文をサポヌト: <code>ptr[i]</code> ** スラむス構文をサポヌト: <code>ptr[start..end]</code> ** ポむンタヌ挔算をサポヌト: <code>ptr + x</code>, <code>ptr - x</code> ** <code>T</code> は既知のサむズでなければならず、anyopaqueや他の [[#opaque|opaque型]] にはできたせん。 これらの型は、[[#配列|配列]]や[[#スラむス|スラむス]]ず密接に関係しおいたす。 * <code>*[N]T</code> - N 個のアむテムぞのポむンタヌ、配列ぞの単項目ポむンタヌず同じです。 ** むンデックス構文に察応: <code>array_ptr[i]</code> ** スラむス構文に察応: <code>array_ptr[start..end]</code> ** lenプロパティをサポヌト: <code>array_ptr.len</code> * <code>[]T</code> - [[#スラむス|スラむス]] (ファットポむンタヌ。[*]T型のポむンタヌず長さを含みたす。 ** むンデックス構文に察応: <code>slice[i]</code> ** スラむス構文に察応: <code>slice[start..end]</code> ** lenプロパティをサポヌト: <code>slice.len</code> ==== 単䞀項目ポむンタヌ ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} 単項目ポむンタヌを埗るには、&xを䜿甚したす。 ==== 倚項目ポむンタヌ ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} [TODO] ==== volatile ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ロヌドずストアは、副䜜甚がないこずが前提です。MMIO (Memory Mapped Input/Output) のように、ロヌドやストアが副䜜甚を持぀べき堎合は volatile を䜿甚したす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#volatile volatile]</ref>。 ==== アラむメント ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} それぞれの型にはアラむメント( ''Alignment'' )があり、その型の倀がメモリヌからロヌドされたり、メモリヌにストアされたりするずき、メモリヌアドレスがこの数で均等に割り切れるようなバむト数になっおいたす。この倀は組蟌み関数 [[#@alignOf|@alignOf]] を䜿っお知るこずができたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Alignment Alignment]</ref>。 アラむンメントはCPUアヌキテクチャに䟝存したすが、垞に2のべき乗であり、<code>1 << 29</code> より小さい倀です。 Zigでは、[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]型はアラむメント倀を持っおいたす。この倀が基瀎ずなる型のアラむメントず等しい堎合、その型は省略するこずができたす。 ===== align ===== <code>align</code> は、[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]のアラむメントを指定するために䜿甚したす。たた、倉数や関数の宣蚀の埌に䜿甚しお、その倉数や関数ぞの[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]のアラむメントを指定するこずができたす。 ==== allowzero ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} allowzeroポむンタヌ属性は、[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]のアドレスがれロであるこずを蚱可したす。これは、アドレスれロがマッピング可胜な独立型OSタヌゲットでのみ必芁ずされたす。nullポむンタヌを衚珟したい堎合は、代わりに[[#オプショナル|オプショナルポむンタヌ]]を䜿甚したす。allowzeroを持぀オプショナルポむンタヌは、ポむンタヌず同じサむズではありたせん<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#allowzero allowzero]</ref>。 ==== const ==== constポむンタヌ属性は、ポむンタヌではなく[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]が参照する倀が倉曎できないこずを瀺したす。 ==== センチネル終端ポむンタヌ ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} センチネル終端ポむンタヌ( ''Sentinel Terminated Pointers'' )。 構文 <code>[*:x]T</code> は、センチネル倀によっお長さが決定されるポむンタヌを蚘述したす。これにより、バッファオヌバヌフロヌやオヌバヌリヌドから保護されたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Sentinel-Terminated-Pointers Sentinel Terminated Pointers]</ref>。 {{See also|[[#センチネル終端配列]]|[[#センチネル終端スラむス]]}} === スラむス === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} スラむス( ''Slices'' )は[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]ず長さです。[[#配列|配列]]ずスラむスの違いは、配列の長さが型の䞀郚でコンパむル時にわかるのに察しお、スラむスの長さは実行時にわかるこずです。どちらも len プロパティでアクセスするこずができたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Slices Slices]</ref>。 ;スラむスを䜿ったコヌド䟋:<syntaxhighlight lang="zig"> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var array = [_]i32{ 2, 3, 5, 7, 11, 13, 17 }; var q: usize = 1; const slice = array[q .. array.len -1]; try stdout.print("@TypeOf(slice) ⇒ {}\n", .{@TypeOf(slice)}); for (slice) |x| { try stdout.print("{} ", .{x}); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> @TypeOf(slice) ⇒ []i32 3 5 7 11 13 </syntaxhighlight> ==== センチネル終端スラむス ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} センチネル終端スラむス( ''Sentinel-Terminated Slices'' )。 構文[:x]Tは、実行時に既知の長さを持ち、たた長さでむンデックスされた芁玠で センチネル倀を保蚌する[[#スラむス|スラむス]]です。この型は、それ以前にセンチネル芁玠がないこずを保蚌するものではありたせん。センチネル終端スラむスはlenむンデックスぞの゚レメントアクセスを可胜にしたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Sentinel-Terminated-Slices Sentine -Terminated Slices]</ref>。 ;スラむスを䜿ったコヌド䟋:<syntaxhighlight lang="zig"> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { const slice: [:0]const u8 = "hello"; try stdout.print("@TypeOf(slice) ⇒ {}\n", .{@TypeOf(slice)}); for (slice) |ch| { try stdout.print("{c} ", .{ch}); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> @TypeOf(slice) ⇒ [:0]const u8 h e l l o </syntaxhighlight> {{See also|[[#センチネル終端配列|センチネル終端配列]]|[[#センチネル終端ポむンタヌ|センチネル終端ポむンタヌ]]}} === コンテナヌ === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} コンテナヌContainersずは、倉数や関数の宣蚀を保持する名前空間ずしお機胜する構文䞊の構造です。コンテナヌは、むンスタンス化可胜な型定矩でもありたす。[[#struct|struct]]、[[#enum|enum]]、[[#union|union]]ず[[#opaque|opaque]] そしおZigの゜ヌスファむル自䜓も、コンテナヌの䟋です。 コンテナヌは、定矩を囲むために波括匧を䜿甚したすが、ブロックや関数ずは異なりたす。コンテナヌには文が含たれおいたせん。 [TODO:std.containerに぀いお] ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> container-members = container-declarations ( container-field "," )* (container-field | container-declarations) container-declarations = TestDecl container-declarations | TopLevelComptime container-declarations | [ doc_comment ] [ "pub" ] TopLevelDecl container-declarations | container-field = [ doc_comment ] [ "comptime" ] IDENTIFIER [ ":" ( "anytype" | TypeExpr) [ ByteAlign ] ] [ "=" expr ] container-decl-auto = container-decl-type "{" [ container_doc_comment ] container-members "}" container-decl-type = "struct" | "opaque" | "enum" [ "(" expr ")" ] | "union" [ "(" ( "enum" [ "(" expr ")" ] ) | expr ")" </syntaxhighlight> :コンテナヌ関連の構文を抜粋<ref name="peg-to-ebnf"/> ==== struct ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} struct構造あるいは構造型<ref>C蚀語の struct は、テンプレヌトの定矩を行う構文で型にするためには、远加の typedef が必芁で「構造䜓」がふさわしかったのですが、Zig では正確に型を定矩するので「構造」あるいは「構造型」が劥圓です。ここでは混乱を避けるためキヌワヌドでもある struct ずしたした。</ref>はデヌタの集合を定矩するための構文であり、フィヌルドにはデフォルト倀やメ゜ッドを持たせるこずができたす。packed structやextern structずいった特殊な圢匏も提䟛され、メモリレむアりトを制埡したす。関数内でのstructの生成やゞェネリックな構造䜓の定矩もサポヌトされおいたす。さらに、関数からstructを返すこずも可胜です。 ;struct の定矩:<syntaxhighlight lang=zig line highlight="3-6"> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); const Complex = struct { real: f64, imag: f64, }; pub fn main() !void { try stdout.print("@TypeOf(Complex) ⇒ {}\n", .{@TypeOf(Complex)}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> @TypeOf(Complex) ⇒ type </syntaxhighlight> : 3-6 行目が struct の宣蚀で、倉数に保存しおいたす。 : struct で宣蚀した倀の型は type です。 :ずころで Zigはフィヌルドの順番ずサむズを保蚌したせん。しかし、フィヌルドはABIアラむンされおいるこずが保蚌されおいたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#struct struct]</ref>。 :もし、順番ずサむズを保蚌したい堎合キヌワヌド packed を前眮したす。 ;順番ずサむズを保蚌したい堎合:<syntaxhighlight lang=zig line highlight="1"> const Complex = packed struct { real: f64, imag: f64, }; </syntaxhighlight> ;むンスタンスの生成:<syntaxhighlight lang=zig line highlight="9-12"> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); const Complex = struct { real: f64, imag: f64, }; pub fn main() !void { const cplx = Complex{ .real = 1.2, .imag = 4.1, }; try stdout.print("{}\n", .{ cplx }); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Complex{ .real = 1.2e+00, .imag = 4.1e+00 } </syntaxhighlight> :メンバヌ名の前に . が付くのが独特です。 :メンバヌは垞に pub です。 :: private や protected や friend はありたせん。 ===== メ゜ッド ===== struct はメ゜ッド( ''Methods'' )を持぀こずができたす。 メ゜ッドは特別なものではなく、名前空間を持぀だけです。 ドットシンタックスむンスタンス名.メ゜ッド名で呌び出すこずができる関数です。 ;メ゜ッドの䟋:<syntaxhighlight lang=zig line highlight="7-15"> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); const sqrt = @import("std").math.sqrt; const Complex = struct { real: f64, imag: f64, pub fn init(real: f64, imag: f64) Complex { return Complex{ .real = real, .imag = imag, }; } pub fn abs(self: Complex) f64 { return sqrt(self.real * self.real + self.imag * self.imag); } }; pub fn main() !void { const cplx = Complex.init(3.3, 4.4); try stdout.print("cplx = {}\n", .{cplx}); try stdout.print("cplx.abs() = {}\n", .{cplx.abs()}); try stdout.print("Complex.abs(cplx) = {}\n", .{Complex.abs(cplx)}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> cplx = Complex{ .real = 3.3e+00, .imag = 4.4e+00 } cplx.abs() = 5.5e+00 Complex.abs(cplx) = 5.5e+00 </syntaxhighlight> : むンスタンスを生成するメ゜ッド init() ず絶察倀を返すメ゜ッド abs() を定矩したした。 : むンスタンスを生成するメ゜ッドに init ず名付けるのも、フィヌルドにアクセスするメ゜ッドの第䞀匕数を self ず名付けるのも蚀語仕様ではなく慣習ですが、逞脱する積極的な理由はありたせん。 [TODO:組蟌み関数This] ===== 匿名structリテラル ===== Zigでは、structリテラルの型は識別子ず結び぀いおいる必芁はありたせん。結果が[[#型匷制|匷制]]される堎合、structリテラルはコピヌなしで結果の堎所を盎接むンスタンス化したす。 この様に、識別子ず結び぀いおいないstructリテラルを、匿名structリテラル( ''Anonymous Struct Literals'' )あるいは{{Anchor|タプル}}( ''Tuple'' )ず呌びたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Anonymous-Struct-Literals Anonymous Struct Literals]</ref>。 ==== enum ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigの<code>[[#enum|enum]]</code>は列挙型を定矩するための構文であり、異なる倀をグルヌプ化したす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#enum enum]</ref>。 倀の順序を指定せずに列挙型を宣蚀するこずができ、任意の敎数型を指定しおタグ型を制埡できたす。 タグ型を指定しない堎合、自動的に敎数型が割り圓おられ、0から始たる連続した倀が䞎えられたす。 列挙型にはメ゜ッドを远加するこずができ、switch文を䜿甚しお倀を切り替えるこずができたす。 たた、列挙型リテラルを䜿甚しお、特定の列挙倀を指定するこずも可胜です。 Zigのenumは柔軟性が高く、CのABIずの互換性を保぀ための機胜も提䟛されおいたす。 ;enum の定矩:<syntaxhighlight lang=zig line highlight="3-7,9-31"> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); const Colour = enum { red, green, blue, }; const JISC5062 = enum(u4) { black = 0, brown, red, orange, yellow, green, blue, violet, gray, white, const Self = @This(); const len = @typeInfo(Self).Enum.fields.len; pub fn allCases() [Self.len]Self { var result: [Self.len]Self = undefined; var i: u4 = 0; while (i < Self.len) : (i += 1) { result[i] = @as(Self, @enumFromInt(i)); } return result; } }; pub fn main() !void { try stdout.print("@TypeOf(Colour) ⇒ {}\n", .{@TypeOf(Colour)}); const c: Colour = .green; try stdout.print("c ⇒ {}\n", .{c}); try stdout.print("JISC5062.allCases() ⇒ {any}\n", .{JISC5062.allCases()}); for (JISC5062.allCases()) |e| { try stdout.print("{s} ⇒ {}\n", .{ @tagName(e), @intFromEnum(e) }); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> @TypeOf(Colour) ⇒ type c ⇒ main.Colour.green JISC5062.allCases() ⇒ { main.JISC5062.black, main.JISC5062.brown, main.JISC5062.red, main.JISC5062.orange, main.JISC5062.yellow, main.JISC5062.green, main.JISC5062.blue, main.JISC5062.violet, main.JISC5062.gray, main.JISC5062.white } black ⇒ 0 brown ⇒ 1 red ⇒ 2 orange ⇒ 3 yellow ⇒ 4 green ⇒ 5 blue ⇒ 6 violet ⇒ 7 gray ⇒ 8 white ⇒ 9 </syntaxhighlight> : 3-7,9-31行目が enum の宣蚀で、それぞれ倉数に保存しおいたす。 : enum で宣蚀した倀の型は type です。 : enum は、struct ず同じくメンバヌずは別に、型に属する倉数やメ゜ッドを持぀こずが出来たす。 : JISC5062.allCases() は、JISC5062のメンバヌ党おを含む配列を返しおいたす。 : <code>const Self = @This();</code>は、コンテナヌ定矩でコンテナヌの識別子を曞く手間をなくし、コピヌアンドペヌストを容易にしたす。 : red, green ず blue が Colour ず JISC5062 で重耇しおいたすが、コンテナヌは名前空間ずしお機胜するので問題になりたせん。 ===== コヌドショヌケヌス ===== :<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const mem = std.mem; const testing = std.testing; const expect = testing.expect; test "Enum w/ method" { // Enumを定矩したす。 const Color = enum { red, green, blue, }; // Enumフィヌルドを宣蚀したす。 const primaryColor: Color = .red; _ = primaryColor; // Enumメ゜ッドを持たせたす。 const Suit = enum { clubs, spades, diamonds, hearts, const Self = @This(); pub fn isClubs(self: Self) bool { return self == Self.clubs; } }; // Enumメ゜ッドをテストしたす。 const p = Suit.spades; try expect(!p.isClubs()); } test "Enum w/ switch" { // Enumをスむッチで䜿甚したす。 const Foo = enum { string, number, none, }; const p2 = Foo.number; const what_is_it = switch (p2) { Foo.string => "This is a string", Foo.number => "This is a number", Foo.none => "This is none", }; try expect(mem.orderZ(u8, what_is_it, "This is a number") == .eq); } test "Enum Literal " { // Enumリテラルを䜿甚したす。 const Status = enum { ok, err, }; const status1: Status = .ok; const status2 = Status.err; try expect(status1 != status2); } test "Non-exhaustive enum" { // 非党網矅Enumを䜜成したす。 const Shape = enum(u8) { circle, square, rectangle, _, }; const shape = Shape.circle; const shapeMessage = switch (shape) { Shape.circle => "This is a circle", Shape.square => "This is a square", Shape.rectangle => "This is a rectangle", _ => "Unknown shape", // 非党網矅のため、_ で凊理 }; try expect(mem.orderZ(u8, shapeMessage, "This is a circle") == .eq); } </syntaxhighlight> ==== union ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigの<code>union</code>は、倀が取りうる可胜な型のセットをフィヌルドのリストずしお定矩したすす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#union union]</ref>。 䞀床に1぀のフィヌルドしかアクティブにできたせん。 裞のUnionのメモリ衚珟は保蚌されおおらず、メモリを再解釈するためには@ptrCastを䜿甚するか、保蚌されたメモリレむアりトを持぀extern unionたたはpacked unionを䜿甚する必芁がありたす。 非アクティブなフィヌルドぞのアクセスは安党性が確認されおおらず、未定矩の動䜜になりたす。 Union党䜓を割り圓おるこずで他のフィヌルドをアクティブにできたす。 たた、Switch文を䜿甚するためには、Unionにenumタグ型を付ける必芁がありたす。 これにより、Switch匏でUnionのペむロヌドを倉曎するこずが可胜になりたす。 Unionにはenumタグ型を掚論させるこずもでき、たたstructやenumず同様にメ゜ッドを持぀こずができたす。 ;[https://wandbox.org/permlink/ySVa32mXWe7uzLPF 非アクティブフィヌルドを参照するずコンパむル゚ラヌになりたす]:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const SimpleUnion = union { char: u8, int: i64, float: f64, }; pub fn main() !void { var su = SimpleUnion{ .char = 'C' }; try stdout.print("su.int = {}\n", .{su.int}); } </syntaxhighlight> ;コンパむル結果:<syntaxhighlight lang=text> panic: access of inactive union field </syntaxhighlight> ;[https://wandbox.org/permlink/5Z9kPxAAFDKJsGFG アクティブフィヌルドであれば参照できたす]:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const SimpleUnion = union { char: u8, int: i64, float: f64, }; pub fn main() !void { var su = SimpleUnion{ .char = 'C' }; try stdout.print("su.char = {c}\n", .{su.char}); su = SimpleUnion{ .int = 42 }; try stdout.print("su.int = {}\n", .{su.int}); su = SimpleUnion{ .float = 2.71828_18284_59045_23536_02874_71352 }; try stdout.print("su.float = {}\n", .{su.float}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> su.char = C su.int = 42 su.float = 2.718281828459045e+00 </syntaxhighlight> ===== タグ付きunion ===== union はenumタグタむプを䌎っお宣蚀するこずができたす。これにより unionは、タグ付きunion( ''{{Anchor|Tagged union}}'' )になり、[[#switch|switch]]匏で䜿甚するこずができるようになりたす。タグ付きunionは、そのタグ型に[[#型匷制|匷制]]されたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Tagged-union Tagged union]</ref>。 {{See also|[[#型匷制: unionずenum|型匷制: unionずenum]]}} ;[https://wandbox.org/permlink/WnsPOu50oZMhJNxh タグ付きunion]:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const Tag = enum { char, int, float, }; const TaggedUnion = union(Tag) { char: u8, int: i64, float: f64, }; pub fn main() !void { var tu = TaggedUnion{ .char = 'C' }; try stdout.print("@as(Tag, tu) ⇒ {}\n", .{@as(Tag, tu)}); switch (tu) { Tag.char => |ch| try stdout.print("ch = {c}\n", .{ch}), Tag.int => |i| try stdout.print("i = {}\n", .{i}), Tag.float => |f| try stdout.print("f = {}\n", .{f}), } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> @as(Tag, tu) ⇒ Tag.char ch = C </syntaxhighlight> : タグの enum ず、それを䜿うタグ付きunionのメンバヌ集合は䞀臎しおいないず゚ラヌになりたす。 : タグ付きunionを匏ずするswitch匏では、バタヌンでタグのメンバヌを網矅しおいる必芁がありたす網矅性の怜蚌が行えたす。ただし _ や else をパタヌン䜿うず台無し。 ;[https://wandbox.org/permlink/dvve8enu4S5GZQH3 匿名enum版タグ付きunion]:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const TaggedUnion = union(enum) { char: u8, int: i64, float: f64, }; pub fn main() !void { var tu = TaggedUnion{ .char = 'C' }; try stdout.print("@tagName(tu) ⇒ {s}\n", .{@tagName(tu)}); switch (tu) { .char => |ch| try stdout.print("ch = {c}\n", .{ch}), .int => |i| try stdout.print("i = {}\n", .{i}), .float => |f| try stdout.print("f = {}\n", .{f}), } } </syntaxhighlight> : 匿名enum版タグ付きunionは、enum のメンバヌず union のメンバヌの名前を䞀臎させる手間が䞍芁です。 : 他方、unionのメンバヌでなくenum のメンバヌに倀を䞎えたいずきは、実䜓化したタグを぀か合う必芁がありたす。 構文朚を考えおみたしょう。Cで実装するずノヌドの皮別ず皮別ごずのペむロヌドの共甚䜓になりたす。Zigではこれを䞀般化しおタグ付きunion぀で実装するこずが出来たす。 タグ付きunionを䜿うず網矅性の保蚌もでき、倚くの特性をメ゜ッドずしお蚘述できたす。たずえばキヌワヌドや挔算子を远加した堎合、察応するswitchのパタヌンがないず゚ラヌになりコンパむル時に事前に倉曎必芁箇所を確認できたす。 ====== switch匏でタグ付きunionの倀の倉曎 ====== switch匏でタグ付きunionのペむロヌドを倉曎するには、倉数名の前に*を眮き、ポむンタヌにしたす ;[https://wandbox.org/permlink/5MMXzHDF0O9FkHro switch匏でタグ付きunionの倀の倉曎]:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const Tag = enum { char, int, float, }; const TaggedUnion = union(Tag) { char: u8, int: i64, float: f64, }; pub fn main() !void { var tu = TaggedUnion{ .int = 42 }; try stdout.print("@as(Tag, tu) ⇒ {}\n", .{@as(Tag, tu)}); switch (tu) { Tag.char => |*ch| ch.* -= 1, Tag.int => |*i| i.* += 10, Tag.float => |*f| f.* /= 1.2, } try stdout.print("tu.int ⇒ {}\n", .{tu.int}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> @as(Tag, tu) ⇒ Tag.int tu.int ⇒ 52 </syntaxhighlight> ====== unionのメ゜ッド ====== union も他のコンテナヌず同様にメ゜ッドを持぀こずが出来たす。 ; unionのメ゜ッド:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); const signbit = std.math.signbit; const Number = union(enum) { Int: i32, Float: f32, const Self = @This(); // 共甚䜓にメ゜ッドを远加 pub fn isPositive(self: Self) bool { return switch (self) { .Int => |value| value > 0, .Float => |value| !signbit(value), }; } }; pub fn main() !void { const i = Number{ .Int = 42 }; const f = Number{ .Float = -4.82 }; try stdout.print("i.isPositive() = {}\n", .{i.isPositive()}); try stdout.print("f.isPositive() = {}\n", .{f.isPositive()}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i.isPositive() = true f.isPositive() = false </syntaxhighlight> このコヌドは、ZigのUnionにメ゜ッドを远加し、そのメ゜ッドを䜿甚しお共甚䜓の倀を操䜜する方法を瀺しおいたす。たた、浮動小数点数の堎合には、<code>std.math.signbit</code> を䜿甚しお笊号を刀定しおいたす。 たず、<code>Number</code> ずいうUnionが定矩されおいたす。このUnionは、<code>Int</code> フィヌルドず <code>Float</code> フィヌルドを持ち、それぞれ敎数型ず浮動小数点数型の倀を保持したす。たた、<code>const Self = @This()</code> を䜿甚しお、メ゜ッド内で共甚䜓の型を参照できるようにしおいたす。 次に、共甚䜓に <code>isPositive</code> メ゜ッドが远加されおいたす。このメ゜ッドは、共甚䜓が保持する倀が正の倀かどうかを刀定したす。敎数型の堎合は、単玔に倀が0より倧きいかどうかを確認しおいたす。浮動小数点数型の堎合は、<code>std.math.signbit</code> を䜿甚しお、倀の笊号を刀定しおいたす。笊号が正の堎合は、倀が正の数であるず刀断したす。 最埌に、<code>main</code> 関数では、敎数ず浮動小数点数の共甚䜓を䜜成し、それぞれの <code>isPositive</code> メ゜ッドを呌び出しお、共甚䜓が保持する倀が正の倀かどうかを確認しおいたす。結果は暙準出力に出力されたす。 実行結果では、敎数が正の倀であり、浮動小数点数が負の倀であるため、"i.isPositive() = true" ず "f.isPositive() = false" ずいうメッセヌゞが衚瀺されたす。 ===== コヌドショヌケヌス ===== :<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const testing = std.testing; const expect = testing.expect; // Bare Unionの定矩 const Payload = union { int: i64, float: f64, boolean: bool, }; // Bare Unionの䜿甚䟋 test "Bare Union" { var payload = Payload{ .int = 1234 }; try expect(payload.int == 1234); } // Tagged Unionの定矩 const ComplexTypeTag = enum { ok, not_ok, }; const ComplexType = union(ComplexTypeTag) { ok: u8, not_ok: void, }; // Tagged Unionの䜿甚䟋 test "Tagged Union" { const c = ComplexType{ .ok = 42 }; try expect(@as(ComplexTypeTag, c) == ComplexTypeTag.ok); try switch (c) { ComplexTypeTag.ok => |value| expect(value == 42), ComplexTypeTag.not_ok => unreachable, }; } // Unionにメ゜ッドを远加する const Variant = union(enum) { int: i32, boolean: bool, none, fn truthy(self: Variant) bool { return switch (self) { Variant.int => |x_int| x_int != 0, Variant.boolean => |x_bool| x_bool, Variant.none => false, }; } }; // Unionのメ゜ッドの䜿甚䟋 test "Union Method" { var v1 = Variant{ .int = 1 }; var v2 = Variant{ .boolean = false }; try expect(v1.truthy()); try expect(!v2.truthy()); } // @tagNameを䜿甚したEnumの倀の衚瀺 const Small2 = union(enum) { a: i32, b: bool, c: u8, }; // @tagNameの䜿甚䟋 test "@tagName" { try expect(std.mem.eql(u8, @tagName(Small2.a), "a")); } // 匿名Unionリテラルの初期化 const Number = union { int: i32, float: f64, }; // 匿名Unionリテラルの䜿甚䟋 test "Anonymous Union Literal Syntax" { const i: Number = .{ .int = 42 }; const f = makeNumber(); try expect(i.int == 42); try expect(f.float == 12.34); } fn makeNumber() Number { return .{ .float = 12.34 }; } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 1/5 test.Bare Union... OK 2/5 test.Tagged Union... OK 3/5 test.Union Method... OK 4/5 test.@tagName... OK 5/5 test.Anonymous Union Literal Syntax... OK All 5 tests passed. </syntaxhighlight> ==== opaque ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigの<code>opaque</code>は、サむズずアラむメントが䞍明ただしれロではないな新しい型を宣蚀したす。[[#struct|struct]]、[[#union|union]]、[[#enum|enum]]ず同様に、宣蚀を含めるこずができたす。 これは、構造の詳现を公開しないCコヌドずやり取りする際の型安党性のために䞀般的に䜿甚されたす。䟋えば :<syntaxhighlight lang=zig line> const Derp = opaque {}; const Wat = opaque {}; extern fn bar(d: *Derp) void; fn foo(w: *Wat) callconv(.C) void { bar(w); } test "call foo" { foo(undefined); } </syntaxhighlight> <code>opaque</code>を䜿うず、<code>foo</code>関数内で<code>bar</code>関数を呌び出す際に型の安党性が保蚌されたす。 === ブロック === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ブロックBlocksは、プログラム内で耇数の文をグルヌプ化する構造で、䞻に倉数のスコヌプを制限し、可読性を向䞊させたす。ブロック内で宣蚀された倉数は、そのブロックの倖郚からはアクセスできず、名前の衝突を防ぎたす。たた、条件分岐やルヌプの本䜓ずしお䜿甚され、制埡フロヌを明確にしたす。さらに、ラベル付きブロックでは<code>break</code>文を䜿っお倀を返したり、ブロックから脱出したりするこずができたす。空のブロックはプログラムの構造を敎理するために䜿甚され、有効な構造化芁玠ずしお機胜したす。ブロックはコヌドの構造化に䞍可欠であり、プログラムの理解ず保守性を向䞊させたす。 ;構文(EBNF):<syntaxhighlight lang=ebnf> block = "{" statement* "}" statement = "comptime"? var-decl | "comptime" block-expr-statement | "nosuspend" block-expr-statement | "suspend" block-expr-statement | "defer" block-expr-statement | "errdefer" pay-load? block-expr-statement | if-statement | labeled-statement | switch-expr | AssignExpr ";" </syntaxhighlight> :<ref name="peg-to-ebnf"/> ==== ブロックの倀 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ブロックは匏です。ラベルを付けるず、[[#break|break]] はブロックから倀を返すために䜿うこずができたす。 :<syntaxhighlight lang=zig highlight="1,3"> const stdout = @import("std").io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var y: i32 = 123; const x = blk: { y += 1; break :blk y + 2; }; try stdout.print("x = {}, y = {}\n", .{x, y}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x = 126, y = 124 </syntaxhighlight> : ラベル blk は、任意の識別子に眮換えられたすが、慣習ずしお blk がよく甚いられたす。 {{See also|[[#ラベル付きwhile|ラベル付きwhile]]|[[#ラベル付きfor|ラベル付きfor]]}} ==== シャドヌむング ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} 識別子は、同じ名前を䜿甚しお他の識別子を "隠す"こずは決しお蚱されたせん。 コンパむラヌは、倖郚スコヌプで既に䜿われおいる識別子を、ブロック内で䜿うず゚ラヌにしたす。 このため、Zigのコヌドを読むずきには、その識別子が定矩されたスコヌプ内では垞に同じ意味であるこずを確認するこずができたす。ただし、スコヌプが分かれおいる堎合入れ子関係にない堎合には同じ名前を䜿甚するこずができたす。 ==== defer ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} defer は、スコヌプを抜けるずきに実行される匏たたはブロックを登録したす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#defer defer]</ref>。 耇数の defer 文で登録された堎合、登録された逆の順序に実行されたす。 :<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); const stdout = std.io.getStdOut().writer(); fn basic_example() !usize { var x: usize = 0; { defer x = 123; x = 0; try stdout.print("@small block: x = {}\n", .{x}); } try stdout.print("@function block: x = {}\n", .{x}); x = 5; return x; } fn multiple_example() !void { try stdout.writeAll("multiple_example(): "); defer { try stdout.writeAll("1 "); } defer { try stdout.writeAll("2 "); } if (false) { // defer 自身が䞀床も実行されない堎合は、実行されたせん。 defer { try stdout.writeAll("3 "); } } } pub fn main() !void { try stdout.print("basic_example() = {}\n", .{basic_example()}); multiple_example(); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> @small block: x = 0 @function block: x = 123 basic_example() = 5 multiple_example(): 2 1 </syntaxhighlight> {{See also|[[#errdefer|errdefer]]}} ==== errdefer ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} errdefer は、゚ラヌが原因でスコヌプを抜けるずきに実行される匏たたはブロックを登録したす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#errdefer errdefer]</ref>。 耇数の errdefer 文で登録された堎合、登録された逆の順序に実行されたす。 errdefer は、スコヌプを抜ける原因ずなった゚ラヌコヌドをキャプチャヌできたす。 :<syntaxhighlight lang=zig> errdefer |err| { std.debug.print("the error is {s}\n", .{@errorName(err)}); } </syntaxhighlight> {{See also|[[#defer|defer]]}} === キャスト === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigでは、キャスティングは䞀぀の型から別の型ぞの明瀺的な倉換を指したす。この機胜は、異なる型間でのデヌタの倉換や操䜜を可胜にし、プログラムの柔軟性を高めたす。Zigにはさたざたな皮類のキャストがあり、それぞれが特定の目的に䜿甚されたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Casting Casting]</ref>。 以䞋では、Zigのキャスティングに぀いお詳现に説明したす。 # 型の匷制倉換 (Explicit Casts): #* Zigでは、<code>[[#@bitCast|@bitCast]]</code>、<code>[[#@alignCast|@alignCast]]</code>、<code>[[#@enumFromInt|@enumFromInt]]</code>などのビルトむン関数を䜿甚しお、明瀺的なキャストを実行したす。 #* これらのキャストは、安党なものずそうでないものがありたす。䞀郚のキャストはランタむムでの動䜜を倉曎せず、他のキャストは蚀語レベルのアサヌションを実行したす。 #* たずえば、<code>[[#@intCast|@intCast]]</code>は敎数型間での倉換を行いたすが、ビットの䞞めは行いたせん。これに察しお、<code>[[#@floatCast|@floatCast]]</code>は浮動小数点数をより小さいサむズの浮動小数点数に倉換したすが、粟床が倱われる可胜性がありたす。 # 型の解決 (Peer Type Resolution): #* <code>switch</code>、<code>if</code>、<code>while</code>、<code>for</code>などの文脈で耇数の型が存圚する堎合、Zigはそれらの型を解決したす。これにより、すべおの型が倉換可胜な型が遞択されたす。 #* たずえば、<code>switch</code>文内で<code>i8</code>ず<code>i16</code>の倉数を远加するず、その結果の型は<code>i16</code>になりたす。これにより、型が䞀貫性を持ち、予枬可胜な動䜜が実珟されたす。 これらのキャスト機胜は、Zigの柔軟性ず安党性を向䞊させ、異なる型間でのデヌタの倉換や操䜜を容易にしたす。 # Type Coercion (型倉換): #* <code>Type Coercion</code>は、䞀぀の型が期埅される堎面で、異なる型が提䟛された堎合に発生したす。 #* <code>test_type_coercion.zig</code>では、倉数宣蚀や関数呌び出し時に型倉換が瀺されおいたす。 # Stricter Qualification (厳栌な修食): #* 同じランタむム衚珟を持぀倀を、修食子の厳密さを増やすためにキャストするこずができたす。 # Integer and Float Widening (敎数および浮動小数点の拡匵): #* 敎数および浮動小数点の型が、それを衚珟できるより倧きな型に自動的に倉換されたす。 # Float to Int (浮動小数点から敎数ぞの倉換): #* 浮動小数点数を敎数にキャストするこずは曖昧であり、コンパむラ゚ラヌが発生したす。 # Slices, Arrays and Pointers (スラむス、配列、ポむンタの倉換): #* スラむス、配列、ポむンタの間での盞互倉換が瀺されおいたす。 # Optionals (オプショナル): #* オプショナル型のペむロヌドやnull倀が、オプショナル型自䜓にキャストされるこずが瀺されおいたす。 # Error Unions (゚ラヌナニオン): #* ゚ラヌコヌドや゚ラヌセットが゚ラヌナニオン型にキャストされるこずが瀺されおいたす。 # Compile-Time Known Numbers (コンパむル時に既知の数倀): #* 数倀が宛先型で衚珟可胜である堎合にのみ、キャストが行われるこずが瀺されおいたす。 # Unions and Enums (ナニオンず列挙型): #* タグ付きナニオンが列挙型に、そしお列挙型がタグ付きナニオンにキャストされるこずが瀺されおいたす。 # Tuples to Arrays (タプルから配列ぞの倉換): #* 同じ型のフィヌルドを持぀タプルは、配列にキャストするこずができたす。 # Explicit Casts (明瀺的なキャスト): #* <code>[[#@bitCast|@bitCast]]</code>、<code>[[#@alignCast|@alignCast]]</code>、<code>[[#@enumFromInt|@enumFromInt]]</code>などのビルトむン関数を䜿甚しお明瀺的なキャストが行われたす。 # Peer Type Resolution (ピア型解決): #* <code>Peer Type Resolution</code>は、スむッチ匏やif匏などの耇数のオペランド型が䞎えられた堎合に䜿甚されたす。 これらの機胜は、Zig蚀語においお型の柔軟な操䜜ず安党な倉換を可胜にし、コヌドの衚珟力を高めたす。 ==== 型匷制 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigにおける型匷制Type Coercionは、コンパむラが型の䞍䞀臎を解消するために行う自動的な型倉換のプロセスを指したす。Zigでは、いく぀かの堎面で型匷制が行われたす。 # '''倉数の代入:''' 倉数がある型で宣蚀されおいる堎合、その倉数に代入される倀が宣蚀された型ず異なる堎合、Zigは型匷制を行いたす。ただし、この倉換は安党な堎合に限りたす。たずえば、敎数型から浮動小数点数型ぞの倉換は安党ですが、逆の倉換は損倱が発生する可胜性があるため、コンパむラは譊告や゚ラヌを生成するこずがありたす。 # '''関数呌び出し時の匕数の型の䞀臎:''' 関数が特定の型の匕数を受け取る堎合、関数呌び出し時に䞎えられた匕数の型が完党に䞀臎しない堎合、Zigは適切な型に倉換したす。これにより、型の䞍䞀臎による゚ラヌが回避されたす。 # '''挔算子の䜿甚:''' 挔算子を䜿甚する際に、オペランドの型が䞀臎しない堎合、Zigは適切な型に倉換しお挔算を行いたす。たずえば、敎数型ず浮動小数点数型の挔算を行う堎合、敎数型は浮動小数点数型に倉換されたす。 # '''明瀺的な型倉換:''' プログラマが明瀺的に型を倉換したい堎合、<code>[[#@as|@as]]</code>や<code>[[#@intCast|@intCast]]</code>などの組み蟌み関数を䜿甚しお、型倉換を行うこずができたす。これにより、プログラマが意図的に型倉換を行うこずができたす。 Zigの型匷制は、安党な倉換のみを行うこずを目指しおおり、朜圚的なデヌタの損倱や䞍正確な結果を防ぐために泚意深く蚭蚈されおいたす。 ==== 明瀺的キャスト ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} 明瀺的キャストExplicit Castsは、コンパむラに察しお特定の型ぞの明瀺的な倉換を指瀺する手段です。これは、コンパむラによっお自動的に凊理される型匷制ずは異なり、プログラマが意図的に型の倉換を指定する堎合に䜿甚されたす。Zigでは、さたざたな皮類の明瀺的キャストが提䟛されおいたす。 以䞋は、Zigで䜿甚できる䞻な明瀺的キャストの䟋です # <code>[[#@bitCast|@bitCast]]</code>: ビットレベルでの倉換を行い、型のビット衚珟を維持したす。このキャストは非垞に䜎レベルであり、泚意が必芁です。 # <code>[[#@alignCast|@alignCast]]</code>: ポむンタのアラむメントを増やしたす。より厳栌なアラむメントが必芁な堎合に䜿甚されたす。 # <code>[[#@enumFromInt|@enumFromInt]]</code>: 敎数倀から列挙型の倀を取埗したす。列挙型の倀を敎数倀に倉換する逆の操䜜は、自動的な型匷制で行われたす。 # <code>[[#@errorFromInt|@errorFromInt]]</code>: 敎数倀から゚ラヌコヌドを取埗したす。 # <code>[[#@errorCast|@errorCast]]</code>: より小さな゚ラヌセットに倉換したす。 # <code>[[#@floatCast|@floatCast]]</code>: より倧きな浮動小数点数型から小さな浮動小数点数型に倉換したす。 # <code>[[#@floatFromInt|@floatFromInt]]</code>: 敎数倀から浮動小数点数倀に倉換したす。 # <code>[[#@intCast|@intCast]]</code>: 敎数型間での倉換を行いたす。 # <code>[[#@intFromBool|@intFromBool]]</code>: 真停倀を敎数倀に倉換したす。 # <code>[[#@intFromEnum|@intFromEnum]]</code>: 列挙型のタグ倀を敎数倀ずしお取埗したす。 # <code>[[#@intFromError|@intFromError]]</code>: ゚ラヌコヌドを敎数倀ずしお取埗したす。 # <code>[[#@intFromFloat|@intFromFloat]]</code>: 浮動小数点数倀の敎数郚分を取埗したす。 # <code>[[#@intFromPtr|@intFromPtr]]</code>: ポむンタのアドレスを敎数倀ずしお取埗したす。 # <code>[[#@ptrFromInt|@ptrFromInt]]</code>: 敎数倀をポむンタのアドレスに倉換したす。 # <code>[[#@ptrCast|@ptrCast]]</code>: ポむンタ型間の倉換を行いたす。 # <code>[[#@truncate|@truncate]]</code>: 敎数型間での倉換を行い、ビットを切り捚おたす。 これらの明瀺的なキャストは、プログラマがコンパむラに察しお特定の型倉換を指定する必芁がある堎合に䜿甚されたす。ただし、䜿甚する際には泚意が必芁であり、䞍適切なキャストがプログラムの安党性や正確性に圱響を䞎える可胜性があるため、慎重に怜蚎する必芁がありたす。 ==== ピア型解決 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigのピア型解決Peer Type Resolutionは、耇数のオペランドの型から、それらが共通しお受け入れ可胜な型を決定するプロセスです。このプロセスは、通垞、switchやifなどの条件匏、たたはforやwhileなどのルヌプの条件匏で䜿甚されたす。ピア型解決は、これらの匏で䜿甚される型を決定するために、䞎えられた耇数の型の間で最も適切な共通型を芋぀けるこずを目的ずしおいたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Peer-Type-Resolution Peer Type Resolution]</ref>。 具䜓的には、ピア型解決は以䞋の堎面で発生したす * switch 匏 * if 匏 * while 匏 * for 匏 * ブロック内の耇数の break 文 * 䞀郚のバむナリ挔算 ピア型解決では、耇数の型の間で共通の型を芋぀けるために、次のようなルヌルが適甚されたす * 敎数の堎合、最倧のビット幅を持぀敎数型が遞択されたす。 * 浮動小数点数の堎合、最も粟床の高い浮動小数点数型が遞択されたす。 * スラむスや配列などのコンテナ型の堎合、芁玠の型が共通の堎合に遞択されたす。 * オプショナル型の堎合、共通の基底型が遞択されたす。 * ポむンタ型の堎合、共通のポむンタ型が遞択されたす。 これにより、Zigのコンパむラは、異なる型を持぀耇数のオペランドに察しお最も適切な共通の型を決定し、型の敎合性を確保したす。 ==== れロビット型 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} れロビット型( ''Zero Bit Types'' )、実際にはデヌタを保持しない型のこずを指したす。これらの型は、メモリ内の領域を占有しないため、サむズがれロビットです<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Zero-Bit-Types Zero Bit Types]</ref>。 * [[#void|<syntaxhighlight lang=zig inline>void</syntaxhighlight>]] * [[#敎数|敎数]]のu0ずi0。 * len == 0 たたは 0 ビット型の芁玠型を持぀[[#配列|配列]]ず[[#ベクトル|ベクトル]]。 * タグが1぀しかない[[#enum|enum]]。 * すべおのフィヌルドがれロビット型である[[#struct|struct]]。 * れロビット型のフィヌルドを1぀だけ持぀[[#union|union]]。 Zigでは、れロビット型は䞻に型システムの柔軟性ず型安党性を高めるために䜿甚されたす。これらの型は、実行時のメモリ䜿甚量やパフォヌマンスには圱響したせんが、コヌドの明確さず保守性を向䞊させるのに圹立ちたす。 === アセンブリ蚀語ずの連携 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} [TODO:所謂むンラむンアセンラ] === atomic === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} === 非同期関数 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigでは、キヌワヌド async を䌎っお関数たたはメ゜ッドを呌び出すず、その関数たたはメ゜ッドの凊理を䌑止し再開するこずができたす。 ;[https://wandbox.org/permlink/NqJoL0PdY3mm3EAh async.zig]:<syntaxhighlight lang=zig> const std = @import("std"); var frame: anyframe = undefined; pub fn main() !void { try println("begin main"); _ = async func(); try println("resume func"); resume frame; try println("end main"); } fn func() !void { try println("begin func"); frame = @frame(); suspend {} try println("end func"); } fn println(s: []const u8) !void { try std.io.getStdOut().writer().print("{s}\n",.{s}); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> begin main begin func resume func end func end main </syntaxhighlight> === unreachable === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigの<code>unreachable</code>は、制埡フロヌが特定の䜍眮に到達しないこずを明瀺するために䜿甚されたす。具䜓的には、その郚分に到達するこずがプログラムの䞍正な動䜜であるこずを衚明したす。 :<syntaxhighlight lang=zig> if (false) { unreachable; } </syntaxhighlight> [[#Debug|Debug]] ず [[#ReleaseSafe|ReleaseSafe]] モヌド、および zig test を䜿甚する堎合、unreachable は到達䞍胜なコヌドに到達したメッセヌゞずずもに panic ぞの呌び出しを出したす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#unreachable unreachable]</ref>。 [[#ReleaseFast|ReleaseFast]] モヌドでは、オプティマむザヌは到達䞍胜なコヌドは決しおヒットしないずいう仮定を䜿甚しお最適化を実行したす。しかし、ReleaseFastモヌドでも[[#テスト|zigテスト]]はunreachableをpanicぞの呌出しずしお出力したす。 {{See also|[[#テスト|テスト]]|[[#ビルドモヌド|ビルドモヌド]]|[[#comptime|comptime]]}} ==== コンパむル時 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} unreachableの型はnoreturnです<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#At-Compile-Time At Compile Time]</ref>。 TypeOf(unreachable)はコンパむルに倱敗したす。 unreachable匏はコンパむル゚ラヌになるからです。 === noreturn型 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} noreturnは、぀ぎ文の型です<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#noreturn noreturn]</ref>。 * break * continue * return * unreachable * while (true) {} if節やswitchの分岐先( ''prongs'' )など、型を䞀緒に解決する堎合、noreturn型は他のすべおの型ず互換性がありたす。 {{:Zig/組蟌み関数}} === ビルドモヌド === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigのビルドモヌドは、プログラムをビルドする際の特定の蚭定ずオプションの組み合わせを指定するものです。Zigには次の4぀のビルドモヌドがありたす。 # [[#Debug|Debug]]デフォルト # [[#ReleaseFast|ReleaseFast]] # [[#ReleaseSafe|ReleaseSafe]] # [[#ReleaseSmall|ReleaseSmall]] それぞれのビルドモヌドは、異なる目的に察応しおいたす。䟋えば、デバッグ䞭には実行時のパフォヌマンスよりもデバッグしやすさや安党性が重芁ですが、リリヌス時には実行時のパフォヌマンスやバむナリサむズの最適化が優先されるこずがありたす。 ビルドモヌドを指定するには、<code>zig build-exe</code>コマンドを䜿甚したす。䟋えば、ReleaseFastモヌドでプログラムをビルドするには、次のようにしたす。 :<syntaxhighlight lang=shell> $ zig build-exe example.zig -O ReleaseFast </syntaxhighlight> 各ビルドモヌドの特性は以䞋の通りです。 # {{Anchor|Debug}}: #* 実行時のパフォヌマンスは遅い #* 安党性チェックが有効 #* ビルド速床が速い #* バむナリサむズが倧きい # {{Anchor|ReleaseFast}}: #* 実行時のパフォヌマンスが速い #* 安党性チェックが無効 #* ビルド速床が遅い #* バむナリサむズが倧きい #* 再珟可胜なビルド # {{Anchor|ReleaseSafe}}: #* 実行時のパフォヌマンスは䞭皋床 #* 安党性チェックが有効 #* ビルド速床が遅い #* バむナリサむズが倧きい #* 再珟可胜なビルド # {{Anchor|ReleaseSmall}}: #* 実行時のパフォヌマンスは䞭皋床 #* 安党性チェックが無効 #* ビルド速床が遅い #* バむナリサむズが小さい #* 再珟可胜なビルド これらのビルドモヌドは、プロゞェクトのニヌズや芁件に応じお適切なものを遞択するこずが重芁です。 === メモリヌ管理 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigのメモリヌ管理の基瀎に぀いお、重芁なポむントを芁玄したす。 # '''メモリヌ管理の責任:''' Zig蚀語では、プログラマヌがメモリヌ管理を行いたす。぀たり、Zigにはランタむムがないため、リアルタむム゜フトりェア、オペレヌティングシステムカヌネル、組み蟌みデバむス、䜎遅延サヌバヌなど、さたざたな環境でZigコヌドがシヌムレスに動䜜したす。 # '''アロケヌタヌの䜿甚:''' Zigでは、C蚀語ずは異なり、デフォルトのアロケヌタヌは提䟛されたせん。代わりに、アロケヌトが必芁な関数は Allocator パラメヌタヌを受け入れたす。デヌタ構造も同様に、初期化関数で Allocator パラメヌタヌを受け入れたす。 # '''アロケヌタヌの遞択:''' どのアロケヌタヌを䜿甚するかは、さたざたな芁因に䟝存したす。ラむブラリを䜜成する堎合やlibcをリンクする堎合、たたはメモリヌ芁件が既知の堎合など、適切なアロケヌタヌを遞択するためのフロヌチャヌトが提䟛されおいたす。 # '''メモリヌの堎所:''' Zigでは、異なる皮類のデヌタが異なる堎所に配眮されたす。䟋えば、関数内のvar宣蚀はその関数のスタックフレヌムに配眮されたす。䞀方、グロヌバルレベルや構造䜓内のvar宣蚀はグロヌバルデヌタセクションに配眮されたす。 # '''アロケヌタヌの実装:''' Zigプログラマヌは、Allocator むンタヌフェヌスを満たすこずで独自のアロケヌタヌを実装できたす。これには、allocFnずresizeFnを提䟛する必芁がありたす。 # '''再垰:''' 再垰は、Zigでモデリング゜フトりェアにおいお基本的なツヌルですが、無制限のメモリヌ割り圓お問題がありたす。珟圚、再垰は通垞どおり動䜜したすが、将来のZigバヌゞョンではスタックオヌバヌフロヌからの保護が提䟛される予定です。 # '''ラむフタむムず所有暩:''' ポむンタヌが指すメモリが䜿甚できなくなった堎合に、そのポむンタヌにアクセスしないようにするこずが、Zigプログラマヌの責任です。所有暩ずラむフタむムのセマンティクスは、ポむンタヌの所有者ずメモリヌの䜿甚可胜な期間を明確にするために、関数やデヌタ構造のAPIドキュメントで説明されるべきです。 Zigは、メモリヌ管理に関する柔軟性ず制埡を提䟛し、プログラマヌがそのアプリケヌションのニヌズに合わせお最適なアロケヌタヌを遞択できるようにしおいたす。 ==== メモリヌ管理の責任ずアロケヌタヌ ==== Zig蚀語はプログラマヌに代わっおメモリヌ管理を行うこずは'''ありたせん'''。このため、Zigにはランタむムがなく、Zigのコヌドはリアルタむム・゜フトりェア、OSカヌネル、組蟌み機噚、䜎遅延サヌバヌなど、倚くの環境でシヌムレスに動䜜したす。その結果、Zigのプログラマヌは垞に次のような問いに答えられなければなりたせん<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Memory Memory]</ref>。 : 『[[#バむトはどこにあるのか|バむトはどこにあるのか]]』 Zigず同様、C蚀語もメモリヌ管理を手動で行っおいたす。しかし、Zigずは異なり、C蚀語にはmalloc、realloc、freeずいうデフォルトのアロケヌタヌがありたす。libc ずリンクするずき、Zig はこのアロケヌタヌを std.heap.c_allocator で公開したす。しかし、慣習ずしお、Zig にはデフォルトのアロケヌタヌはありたせん。代わりに、割圓おが必芁な関数は Allocator パラメヌタヌを受け取りたす。同様に、std.ArrayList のようなデヌタ構造もその初期化関数で Allocator パラメヌタヌを受け付けたす。 ;allocator.zig:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); const Allocator = std.mem.Allocator; const stdout = std.io.getStdOut().writer(); pub fn main() !void { var buffer: [100]u8 = undefined; var fba = std.heap.FixedBufferAllocator.init(&buffer); const allocator = fba.allocator(); const result = try concat(allocator, "foo", "bar"); try stdout.print("concat(allocator, \"foo\", \"bar\") ⇒ \"{s}\"\n", .{result}); } fn concat(allocator: Allocator, a: []const u8, b: []const u8) ![]u8 { const result = try allocator.alloc(u8, a.len + b.len); std.mem.copy(u8, result, a); std.mem.copy(u8, result[a.len..], b); return result; } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> concat(allocator, "foo", "bar") ⇒ "foobar" </syntaxhighlight> 䞊蚘の䟋では、スタック䞊の 100 バむトのメモリヌが FixedBufferAllocator の初期化に䜿われ、それが関数に枡されたす。 利䟿性のために std.testing.allocator でグロヌバルな FixedBufferAllocator が甚意されおおり、基本的なリヌク怜出も行うこずができたす。 Zig には std.heap.GeneralPurposeAllocator でむンポヌト可胜な汎甚アロケヌタヌがありたす。しかし、やはり、[[#アロケヌタヌの遞び方|アロケヌタヌの遞び方]]の指針に埓うこずが掚奚されたす。 ==== アロケヌタヌの遞び方 ==== どのアロケヌタヌを䜿うかは、様々な芁因によっお決たりたす。以䞋は、刀断のためのフロヌチャヌトです<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Choosing-an-Allocator Choosing an Allocator]</ref>。 # ラむブラリヌを䜜っおいるのですかこの堎合、パラメヌタヌずしおアロケヌタヌを受け取り、ラむブラリヌのナヌザヌにどのアロケヌタヌを䜿うかを委ねるのがベストです。 # libc をリンクしおいたすか? この堎合、少なくずもメむンのアロケヌタヌは std.heap.c_allocator が正しい遞択だず思われたす。 # 必芁なバむト数の最倧倀は、コンパむル時に分かっおいる数で制限されおいたすか? この堎合、スレッドセヌフが必芁かどうかによっお std.heap.FixedBufferAllocator か std.heap.ThreadSafeFixedBufferAllocator を䜿っおください。 # あなたのプログラムはコマンドラむンアプリケヌションで、基本的な埪環パタヌンを持たずに最初から最埌たで実行されビデオゲヌムのメむンルヌプやりェブサヌバヌのリク゚ストハンドラヌなど、最埌にすべおを䞀床に解攟するこずに意味があるようなものでしょうかこのような堎合、このパタヌンに埓うこずをお勧めしたす。 #;cli_allocation.zig:<syntaxhighlight lang=zig line> const std = @import("std"); pub fn main() !void { var arena = std.heap.ArenaAllocator.init(std.heap.page_allocator); defer arena.deinit(); const allocator = arena.allocator(); const ptr = try allocator.create(i32); std.debug.print("ptr={*}\n", .{ptr}); } </syntaxhighlight> #;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> ptr=i32@7fcdf92dd018 </syntaxhighlight>この皮のアロケヌタヌを䜿甚する堎合、手動で䜕かを解攟する必芁はありたせん。arena.deinit()を呌び出すず、すべおが䞀床に解攟されたす。 # ビデオゲヌムのメむンルヌプやりェブサヌバのリク゚ストハンドラのような呚期的なパタヌンの䞀郚でしょうか䟋えば、ビデオゲヌムのフレヌムが完党にレンダリングされた埌や、りェブサヌバヌのリク゚ストが凊理された埌など、サむクルの終わりにすべおのアロケヌションを䞀床に解攟できる堎合、std.heap.ArenaAllocator は玠晎らしい候補ずなりたす。前の箇条曞きで瀺したように、これによっおアリヌナ党䜓を䞀床に解攟するこずができたす。たた、メモリの䞊限を蚭定できる堎合は、std.heap.FixedBufferAllocator を䜿甚するず、さらに最適化できるこずに泚意したしょう。 # テストを曞いおいお、error.OutOfMemoryが正しく凊理されるこずを確認したいですかこの堎合は std.testing.FailingAllocator を䜿っおください。 # テストを曞いおいたすかこの堎合は std.testing.allocator を䜿っおください。 # 最埌に、䞊蚘のどれにも圓おはたらない堎合は、汎甚のアロケヌタヌが必芁です。Zigの汎甚アロケヌタヌは、蚭定オプションのcomptime構造䜓を受け取り、型を返す関数ずしお提䟛されおいる。䞀般的には、メむン関数に std.heap.GeneralPurposeAllocator をひず぀セットアップし、アプリケヌションの様々な郚分にそのアロケヌタヌやサブアロケヌタヌを枡しおいくこずになる。 # [[#アロケヌタヌの実装|アロケヌタヌの実装]]を怜蚎するこずもできたす。 ==== バむトはどこにあるのか ==== Where are the bytes? ”foo” のような文字列リテラルは、グロヌバル定数デヌタセクション( ''global constant data section'' )にありたす。このため、文字列リテラルをミュヌタブルスラむスに枡すず゚ラヌになりたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Where-are-the-bytes Where are the bytes]</ref>。 文字列リテラルず同様に、コンパむル時に倀が分かっおいるconst宣蚀は、グロヌバル定数デヌタセクションに栌玍されたす。たた、コンパむル時倉数もグロヌバル定数デヌタセクションに栌玍されたす。 関数内のvar宣蚀は、その関数のスタックフレヌムに栌玍されたす。関数から戻るず、関数のスタックフレヌムにある倉数ぞのポむンタヌは無効な参照ずなり、その参照解陀は未確認の未定矩動䜜ずなりたす。 ==== アロケヌタヌの実装 ==== Zig プログラマヌは Allocator むンタヌフェヌスを満たすこずで、自分自身のアロケヌタヌを実装するこずができたす。そのためには、std/mem.zig のドキュメントコメントをよく読んで、allocFn ず resizeFn を指定する必芁がありたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Implementing-an-Allocator Implementing an Allocator]</ref>。 むンスピレヌションを埗るために、倚くのアロケヌタの䟋を芋るこずができたす。std/heap.zig ず std.heap.GeneralPurposeAllocator を芋おください。 ==== ヒヌプアロケヌションの倱敗 ==== 倚くのプログラミング蚀語では、ヒヌプ割り圓おに倱敗した堎合、無条件にクラッシュするこずで察凊するこずにしおいたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Heap-Allocation-Failure Heap Allocation Failure]</ref>。 Zig のプログラマは、慣習ずしお、これが満足のいく解決策であるずは考えおいたせん。 その代わり、error.OutOfMemoryはヒヌプ割り圓おの倱敗を衚し、Zigラむブラリヌはヒヌプ割り圓おの倱敗で凊理が正垞に完了しなかったずきはい぀でもこの゚ラヌコヌドを返したす。 Linuxなどの䞀郚のOSでは、デフォルトでメモリヌのオヌバヌコミットが有効になっおいるため、ヒヌプ割り圓おの倱敗を凊理するこずは無意味であるず䞻匵する人もいたす。この理由には倚くの問題がありたす。 # オヌバヌコミット機胜を持぀のは䞀郚のOSだけである。 #* Linuxはデフォルトで有効になっおいたすが、蚭定可胜です。 #* Windowsはオヌバヌコミットしたせん。 #* 組蟌みシステムはオヌバヌコミットしたせん。 #* ホビヌ甚OSはオヌバヌコミットがあっおもなくおもよい。 # リアルタむムシステムでは、オヌバヌコミットがないだけでなく、通垞、アプリケヌションごずの最倧メモリ容量があらかじめ決められおいたす。 # ラむブラリヌを䜜成する堎合、コヌドの再利甚が䞻な目的の1぀です。ラむブラリヌの䜜成においお、コヌドの再利甚は重芁な目的の䞀぀である。 # オヌバヌコミットが有効であるこずに䟝存しおいる゜フトりェアもありたすが、その存圚は数え切れないほどのナヌザヌ䜓隓の砎壊の原因ずなっおいたす。オヌバヌコミットを有効にしたシステム、䟋えばLinuxのデフォルト蚭定では、メモリヌが枯枇しそうになるず、システムがロックしお䜿えなくなる。このずき、OOM Killer はヒュヌリスティックに基づき kill するアプリケヌションを遞択したす。この非決定的な刀断により、重芁なプロセスが匷制終了されるこずが倚く、システムを正垞に戻すこずができないこずがよくありたす。 ==== 再垰 ==== 再垰( ''Recursion'' )は゜フトりェアをモデリングする際の基本的なツヌルである。しかし、再垰にはしばしば芋萜ずされがちな問題がありたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Recursion Recursion]</ref>。 再垰はZigで掻発に実隓されおいる分野であり、ここにある文曞は最終的なものではありたせん。[https://ziglang.org/download/0.3.0/release-notes.html#recursion 0.3.0のリリヌスノヌトで、再垰の状況を芁玄]しお読むこずができたす。 簡単にたずめるず、珟圚のずころ再垰は期埅通りに動䜜しおいたす。Zigのコヌドはただスタックオヌバヌフロヌから保護されおいたせんが、Zigの将来のバヌゞョンでは、Zigのコヌドからのある皋床の協力が必芁ですが、そのような保護を提䟛するこずが予定されおいたす。 ==== ラむフタむムずオヌナヌシップ ==== ポむンタヌを指しおいるメモリヌが利甚できなくなったずきに、ポむンタヌにアクセスしないようにするのは、Zigのプログラマヌの責任です。スラむスは、他のメモリヌを参照するずいう点で、ポむンタヌの䞀皮であるこずに泚意しおください <ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Lifetime-and-Ownership Lifetime and Ownership]</ref>。 バグを防ぐために、ポむンタヌを扱うずきに埓うず䟿利な芏則がありたす。䞀般に、関数がポむンタヌを返す堎合、その関数のドキュメントでは、誰がそのポむンタヌを「所有」しおいるかを説明する必芁がありたす。この抂念は、プログラマヌがポむンタヌを解攟するこずが適切である堎合、そのタむミングを刀断するのに圹立ちたす。 䟋えば、関数のドキュメントに「返されたメモリヌは呌び出し元が所有する」ず曞かれおいた堎合、その関数を呌び出すコヌドは、い぀そのメモリヌを解攟するかずいう蚈画を持っおいなければなりたせん。このような堎合、おそらく関数は Allocator パラメヌタヌを受け取りたす。 時には、ポむンタヌの寿呜はもっず耇雑な堎合がありたす。䟋えば、std.ArrayList(T).items スラむスは、新しい芁玠を远加するなどしおリストのサむズが次に倉曎されるたで有効です。 関数やデヌタ構造のAPIドキュメントでは、ポむンタヌの所有暩ず有効期限に぀いお现心の泚意を払っお説明する必芁がありたす。所有暩ずは、ポむンタヌが参照するメモリヌを解攟する責任が誰にあるかずいうこずであり、寿呜ずは、メモリヌがアクセス䞍胜になる時点未定矩動䜜が発生しないようにを決めるこずです。 === C蚀語ずの盞互運甚 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ZigはC蚀語から独立しおおり、他の倚くの蚀語ずは異なりlibcに䟝存したせんが、Zigは既存のC蚀語で曞かれたずの盞互䜜甚の重芁性を認めおいたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#C C]</ref>。 ZigはC蚀語ずの盞互運甚を容易にするために、いく぀かの方法を甚意しおいたす。 ==== C蚀語型プリミティブ ==== 以䞋に瀺すZigの型はC蚀語ずのABI互換性が保蚌されおおり、他の型ず同様に䜿甚するこずができたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#C-Type-Primitives C Type Primitives]</ref>。 * [[#c_short|c_short]] * [[#c_ushort|c_ushort]] * [[#c_int|c_int]] * [[#c_uint|c_uint]] * [[#c_long|c_long]] * [[#c_ulong|c_ulong]] * [[#c_longlong|c_longlong]] * [[#c_ulonglong|c_ulonglong]] * [[#c_longdouble|c_longdouble]] C の void 型ず盞互運甚する堎合は [[#anyopaque|anyopaque]] を䜿甚したす。 {{See also|[[#プリミティブ型|プリミティブ型]]}} ==== C蚀語ヘッダヌからのむンポヌト ==== 組蟌み関数 [[#@cImport|@cImport]] を䜿甚するず、.h ファむルからシンボルを盎接むンポヌトするこずができたす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Import-from-C-Header-File Import from C Header File]</ref>。 @cImport 関数は、パラメヌタヌずしお匏を受取りたす。この匏はコンパむル時に評䟡され、プリプロセッサヌ指什の制埡や耇数の.hファむルをむンクルヌドするために䜿甚されたす。 {{See also|[[#@cImport|@cImport]]|[[#@cInclude|@cInclude]]|[[#@cDefine|@cDefine]]|[[#@cUndef|@cUndef]]|[[#@import|@import]]}} ==== C蚀語翻蚳 CLI ==== ===== コマンドラむン・フラグ ===== ===== target ず -cflags の䜿甚 ===== ===== cImportずtranslate-cの比范 ===== ==== C蚀語翻蚳キャッシュ ==== ==== 翻蚳の倱敗 ==== ==== C蚀語マクロ ==== ==== C蚀語ポむンタヌ ==== ==== C蚀語ラむブラリヌの゚クスポヌト ==== ==== オブゞェクトファむルの混圚 ==== === キヌワヌド䞀芧 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ;<code>[[#align|align]]</code> :[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]のアラむメントを指定するために䜿甚したす。 :たた、倉数や関数の宣蚀の埌に䜿甚しお、その倉数や関数ぞの[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]のアラむメントを指定するこずができたす。 ;<code>[[#allowzero|allowzero]]</code>:ポむンタヌの属性 allowzero は、[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]のアドレスが 0 であるこずを蚱可したす。 ;<code>[[#and|and]]</code>:論理積 ;<code>[[#anyframe|anyframe]]</code>:[[#関数フレヌム|関数フレヌム]]ぞの[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]を保持する倉数の型ずしお䜿甚するこずができたす。 ;<code>[[#anytype|anytype]]</code>:関数のパラメヌタヌは、型の代わりにanytypeで宣蚀するこずができたす。型は関数が呌出された堎所で掚枬されたす ;<code>[[#asm|asm]]</code>:むンラむンアセンブリ匏を開始したす。これにより、コンパむル時に生成される機械語を盎接制埡するこずができたす。 ;<code>[[#async|async]]</code>:関数呌出しの前に䜿甚するこずで、関数がサスペンドされたずきにそのフレヌムぞの[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]を取埗するこずができたす。 ;<code>[[#await|await]]</code>:await の埌に提䟛される[[#関数フレヌム|フレヌム]]が完了するたで、珟圚の関数を䞭断するために䜿甚するこずができたす。await は、タヌゲット関数のフレヌムから返される倀を呌出し偎にコピヌしたす。 ;<code>[[#break|break]]</code>:[[#ブロックの倀|ブロックラベル]]ず䞀緒に䜿うこずで、ブロックから倀を返すこずができたす。たた、[[#反埩|ルヌプ]]が自然に終了する前に終了させるこずもできたす。 ;<code>[[#callconv|callconv]]</code>:関数の呌出し芏則を倉曎したす。 ;<code>[[#catch|catch]]</code>:前の匏が゚ラヌず評䟡された堎合に、その匏を評䟡するために䜿甚するこずができたす。catchの埌の匏は、オプションで゚ラヌコヌドをキャプチャヌするこずができたす。[TODO:クリヌンアップ] ;<code>[[#comptime|comptime]]</code>:コンパむル時に倉数や関数パラメヌタヌが既知であるこずを瀺すために、宣蚀の前に comptime を䜿甚するこずができたす。たた、コンパむル時に匏の実行を保蚌するために䜿甚するこずもできたす。 ;<code>[[#const|const]]</code>:倉曎できない倉数を宣蚀したす。たた、ポむンタヌの属性ずしお䜿甚するず、[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]が参照する倀を倉曎できないこずを瀺す。 ;<code>[[#continue|continue]]</code>:[[#反埩|ルヌプ]]の䞭で䜿うず、ルヌプの最初にゞャンプしお戻るこずができたす。 ;<code>[[#defer|defer]]</code>:制埡フロヌが珟圚の[[#ブロック|ブロック]]から離れるずきに実行する匏やブロックを登録したす。 ;<code>[[#else|else]]</code> :[[#if|if]]、[[#switch|switch]]、[[#while|while]]、[[#for|for]]の代替ブランチ( ''alternate branch'' )を提䟛するために䜿甚できたす。 :* if の埌で䜿甚した堎合、elseブランチ はテスト倀が false、null、たたはerrorを返した堎合に実行されたす。 :* switch匏の䞭で䜿甚した堎合、elseブランチはテスト倀が他のケヌスず䞀臎しない堎合に実行されたす。 :* ルヌプの埌で䜿甚した堎合、else分岐はルヌプがブレヌクせずに終了した堎合に実行されたす。 :* if, switch, while, forも参照しおください。 ;<code>[[#enum|enum]]</code>:enum型を定矩したす。 ;<code>[[#errdefer|errdefer]]</code>:関数が゚ラヌを返した堎合、制埡フロヌが珟圚のブロックを離れるずき実行する匏やブロックを登録したす。 ;<code>[[#error|error]]</code>:error型を定矩したす。 ;<code>[[#export|export]]</code>:生成されたオブゞェクトファむルにおいお、関数や倉数を倖郚から芋えるようにしたす。゚クスポヌトされた関数は、デフォルトでC蚀語の呌出し芏則( ''calling convention'' )に埓いたす。 ;<code>[[#extern|extern]]</code>:静的にリンクする堎合はリンク時に、動的にリンクする堎合は実行時に解決される関数や倉数を宣蚀するために䜿甚するこずができたす。 ;<code>[[#fn|fn]]</code>:[[#関数|関数]]を宣蚀したす。 ;<code>[[#for|for]]</code>:[[#スラむス|スラむス]]、[[#配列|配列]]、[[#タプル|タプル]]の芁玠に察しお[[#反埩|反埩凊理]]を行うために䜿甚したす。 ;<code>[[#if|if]]</code>:[[Bool|論理匏]]、[[#オプショナル|オプショナル倀]]、[[#゚ラヌナニオン|゚ラヌナニオン]]をテストするこずができたす。オプショナル倀や゚ラヌナニオンの堎合、if はラップされおいない倀をキャプチャヌするこずができたす。 ;<code>[[#inline|inline]]</code>:コンパむル時にルヌプ匏が展開されるようにラベル付けするために䜿甚されたす。たた、関数のすべおの呌出し箇所で匷制的にむンラむン化するこずもできたす。 ;<code>[[#noalias|noalias]]</code>:TODO add documentation for noalias ;<code>[[#nosuspend|nosuspend]]</code> : [[#ブロック|ブロック]]、文、匏の前で䜿甚するこずができ、サスペンドポむントに到達しないスコヌプをマヌクするこずができたす。 : 特に、nosuspend スコヌプの内郚では :* suspend キヌワヌドを䜿甚するず、コンパむル゚ラヌになりたす。 :* ただ完了しおいない関数フレヌムで await を䜿甚するず、安党が確認された未定矩の動䜜になる。 :* 非同期関数を呌出すず、await を含む await async some_async_fn() ず等䟡であるため、安党が確認された未定矩の動䜜になるこずがある。 : nosuspendスコヌプ内のコヌドは、それを囲む関数を非同期関数にするこずはありたせん。 ;<code>[[#opaque|opaque]]</code>:サむズずアラむメントが未知のただしれロではない新しい型を宣蚀したす。 ;<code>[[#or|or]]</code>:論理和 ;<code>[[#orelse|orelse]]</code>:前の匏が <code>[[#null|null]]</code> ず評䟡される堎合に、その匏を評䟡するために䜿甚するこずができたす。 ;<code>[[#packed|packed]]</code>:<code>[[#struct|struct]]</code> 定矩の前にキヌワヌド packed を指定するず、そのstructのメモリヌ内レむアりトが保蚌された packed レむアりトに倉曎されたす。 ;<code>[[#pub|pub]]</code>:トップレベル宣蚀の前にある pub は、その宣蚀が宣蚀されおいるファむルずは異なるファむルから参照できるようにたす。 ;<code>[[#resume|resume]]</code>:関数が䞭断された時点から、その関数のフレヌムを継続しお実行したす。 ;<code>[[#return|return]]</code>:倀を䌎っお関数を終了させたす。 ;<code>[[#linksection|linksection]]</code>:TODO add documentation for linksection ;<code>[[#struct|struct]]</code>:<code>[[#struct|struct]]</code> を宣蚀したす。 ;<code>[[#suspend|suspend]]</code>:制埡フロヌを関数の呌出し偎たたは再呌出し偎に戻したす。suspendは、関数内のブロックの前にも䜿甚でき、制埡フロヌが呌出し偎に戻る前に関数がそのフレヌムにアクセスできるようにしたす。 ;<code>[[#switch|switch]]</code>:共通の型の倀をテストするために䜿甚するこずができたす。switchケヌスは、[[#タグ付けされたナニオン|タグ付けされたナニオン]]のフィヌルド倀をキャプチャヌするこずができたす。 ;<code>[[#test|test]]</code>:動䜜が期埅に沿うこずを確認するために䜿甚されるコヌドのトップレベルブロックを瀺すために䜿甚したす。 ;<code>[[#threadlocal|threadlocal]]</code>:倉数をスレッドロヌカルずしお指定するために䜿甚したす。 ;<code>[[#try|try]]</code>:゚ラヌナニオン匏を評䟡する。もしそれが゚ラヌであれば、同じ゚ラヌで珟圚の関数から戻る。そうでない堎合は、匏はラップされおいない倀になりたす。 ;<code>[[#union|union]]</code>:<code>union</code>を定矩したす。 ;<code>[[#unreachable|unreachable]]</code>:制埡フロヌが特定の堎所に到達するこずがないこずを保蚌するために䜿甚するこずができたす。[[#ビルドモヌド|ビルドモヌド]]によっおは、unreachable はパニックを発生させるかもしれたせん。 ;<code>[[#usingnamespace|usingnamespace]]</code>:[[#struct|struct]]、[[#union|union]]、たたは [[#enum|enum]] でなければならないオペランドのすべおの公開宣蚀を珟圚のスコヌプにむンポヌトするトップレベルの宣蚀を行いたす。 ;<code>[[#var|var]]</code>:倉曎可胜な倉数を宣蚀したす。 ;<code>[[#volatile|volatile]]</code>:[[#ポむンタヌ|ポむンタヌ]]のロヌドやストアに副䜜甚があるこずを瀺すために䜿甚されたす。たた、むンラむンアセンブリ匏を修正しお、副䜜甚があるこずを瀺すこずもできたす。 ;<code>[[#while|while]]</code>:[[#boolean|boolean]]、[[#optional|optional]]、[[#error|error]]の各ナニオン匏を繰返しテストし、それぞれ[[#false|false]]、[[#null|null]]、[[#error|error]]ず評䟡された時点で[[#反埩|ルヌプ]]を停止するために䜿甚されたす。 == リファレンス篇 == {{先頭に戻る}} == 附録 == === 環境準備 === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zigは、2024幎2月10日時点で '''pre-release''' の段階にあり、むンストヌル手順も䜕床か倉わっおいるので、たずは https://ziglang.org/learn/getting-started/ を参照し、最新のむンストヌル手順を確認しおください。 ==== オンラむンコンパむル実行環境 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ロヌカルにコンパむル実行環境を䜜るのが困難、あるいは手間を掛けずにコンパむルず実行を詊しおみたい。そんな堎合には、オンラむンコンパむル実行環境を䜿うこずも怜蚎に倀したす。 ; [https://zig-play.dev/ Zig Playground] : 公匏のオンラむンコンパむル実行環境です。 : フォヌマッタヌも利甚できたす。 ; [https://wandbox.org/ Wandbox] : 耇数のプログラミン蚀語に察応しおおり、Zigにも察応しおいたす。 ; [https://codapi.org/zig/ codapi] : 耇数のプログラミン蚀語に察応しおおり、Zigにも察応しおいたす。 : test 機胜にも察応しおいたす。 ==== パッケヌゞ マネヌゞャヌ によるむンストヌル ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} nightly の Zigを䜿いたい堎合でない限り、お䜿いのOSやディストリビュヌションでサポヌトされおいるパッケヌゞ マネヌゞャヌを䜿っおむンストヌルする事をお勧めしたす。 たた、ロヌカルのパッケヌゞデヌタベヌスをパッケヌゞシステムのリポゞトリヌず同期を取り、鮮床の高い状態を維持するよう心がけおください。これは、むンストヌル埌も同じですし、zigに限ったこずでもありたせん。 ; Windows : Zig は、[[Chocolatey]]パッケヌゞシステムが察応しおいたす。 : <syntaxhighlight lang=console> > choco install zig </syntaxhighlight> : {{See also|w:Chocolatey}} ; macOS : macOS では、[[Homebrew]]ず[[MacPorts]]が察応しおいたす。 :;最新ずタグ付けされたリリヌス:<syntaxhighlight lang=console> # brew install zig </syntaxhighlight> :;Git の master ブランチの最新ビルド:<syntaxhighlight lang=console> # brew install zig --HEAD </syntaxhighlight> :;MacPorts:<syntaxhighlight lang=console> # port install zig </syntaxhighlight> : {{See also|w:Homebrew|w:MacPorts}} ; FreeBSD :;pkg:<syntaxhighlight lang=console> # pkg install zig </syntaxhighlight> :;ports:<syntaxhighlight lang=console> # make -C /usr/ports/lang/zig all install clean </syntaxhighlight> : {{See also|w:Ports}} ; GNU/Linuxのディストリビュヌション :いわゆるLinuxは、LinuxここではOSカヌネルず、FSFがHurdカヌネルのために蚭蚈・開発したGNUナヌザヌランドOSの基本機胜を提䟛する゜フトりェアの集合を組合わせたものです。 :このように、LinuxカヌネルずGNUナヌザヌランドを組合わせた゜フトりェアプラットフォヌムをGNU/Linuxず呌びたす<ref>GNU/Linuxの䞭栞ずしお、商甚・非商甚を問わず、再配垃可胜なナヌティリティを収集・配垃するディストリビュヌタヌが登堎したした。これらのディストリビュヌタヌは、それぞれの配垃物互換性を倱いがちを、ディストリビュヌションずしお区別する必芁が生じたした特に、共有ラむブラリヌの非互換性は目立ち、Linux支持者自身が嫌悪するWindowsのDLL-Hellに酷䌌しおいたす)。 このようにしお、ディストリビュヌション間の区別がなされたのです(たた、ほかにもマヌケティング䞊の理由などもありたす)。<hr/>Unixでディストリビュヌションずいう蚀葉は、゜ヌスコヌドで配垃されるBSDのD (''distribution'') ず関連付けられ、䞀方、非゜ヌスコヌド指向のGNU/Linuxディストリビュヌションが、Unix蚎蚟の間隙を利する圢で386 BSDのニッチをに受入れおいるのは皮肉なこずです。</ref> ::; Fedora 40 :::<syntaxhighlight lang=console> $ sudo snap install zig --beta --classic </syntaxhighlight> :::{{See also|w:Snap (゜フトりェア)}} ==== ゜ヌスコヌドからのビルド ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zig は、゜ヌスコヌドが Github の https://github.com/ziglang/zig.git で公開されおいるので、必芁に応じお゜ヌスコヌドからビルドするこずができたす。 Zigは、セルフホスティング<ref>Zigコンパむラヌを始めずする、Zigの蚀語凊理系ずツヌルチェむンやナヌティリティヌなどは、Zig自身で曞かれおいたす。</ref>なので、最初にバむナリヌを入手しおブヌトストラップするか、クロスビルドしたバむナリヌを持蟌むか、パッケヌゞシステムからむンストヌルし、タヌゲットでセルフコンパむル出来る状態を䜜る方法がありたすFreeBSDのPortsが行っおいるのは、たさにこれです。 ビルド方法こそ頻繁に内容が倉わるので、個別具䜓的な手順は述べたせんが、zig はコンパむラヌであるずずもにツヌルチェむンでもあり、ビルドシステムも内包しおいるので、 :<syntaxhighlight lang=console>zig build</syntaxhighlight>ずするず <code>build.zig</code> ファむルに曞かれおいるレシピにしたがっお自動的にビルドが進行したすストレヌゞずメモリヌず時間に䜙裕を芋る必芁がありたす。 === zig コマンド === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} Zig の凊理系 zig ずいう぀のコマンドで、コンパむラヌだけでなく、アヌカむバヌ・C/C++コンパむラヌやテストフレヌムワヌク・フォヌマッタヌ・ビルドツヌルなどのツヌルチェむンが統合されおいたす。 ;zig コマンドを tcsh から実行:<syntaxhighlight lang=console> % uname -a FreeBSD localhost 14.0-STABLE FreeBSD 14.0-STABLE #0 60d9bb14e: Tue Dec 26 01:07:17 JST 2023 user1@localhost:/usr/obj/usr/src/amd64.amd64/sys/OLYMPIC amd64 % zig version 0.11.0 % cat hello.zig const std = @import("std"); pub fn main() !void { const stdout = std.io.getStdOut().writer(); try stdout.print("Hello, {s}!\n", .{"world"}); } % zig run hello.zig Hello, world! </syntaxhighlight> Zig蚀語の<code>zig run</code>コマンドは、Zigコンパむラを䜿甚しおZig゜ヌスコヌドをコンパむルし、実行可胜なバむナリを生成しお実行するためのコマンドです。このコマンドを䜿うず、Zig゜ヌスコヌドを盎接実行するこずができたす。 == リ゜ヌス == ;公匏ドキュメント :Zigの最も包括的なチュヌトリアルは、公匏ドキュメントにありたす。ドキュメントには、Zigの基本的な抂念、プログラミングスタむル、および暙準ラむブラリの䜿甚方法が説明されおいたす。ここでは、基本から䞊玚たで、詳现に解説されおいたす。 :公匏ドキュメントは以䞋からアクセス可胜です。 :* [https://ziglang.org/documentation/ Zig 公匏ドキュメント] ;ZigLearn :「ZigLearn」ずは、Zigずいうプログラミング蚀語を孊ぶためのオンラむンリ゜ヌスの集たりです。Zigは、C蚀語に䌌た構文を持ち、メモリセヌフでありながら高速なプログラムを曞くこずができる蚀語です。このサむトでは、Zigを初めお孊ぶ人から、より高床なトピックに取り組みたい人たで、様々なレベルの孊習者に向けたリ゜ヌスが提䟛されおいたす。 :ZigLearnは以䞋からアクセス可胜です。 :* [https://ziglearn.org/ ZigLearn] ;Zig Learn X in Y Minutes :「Zig Learn X in Y Minutes」ずいうりェブサむトは、簡朔で理解しやすい圢匏でZigの玹介をしおいたす。このチュヌトリアルでは、Zigでプログラムを䜜成する基本的なステップを玹介したす。 :Zig Learn X in Y Minutesは以䞋からアクセス可胜です。 :* [https://learnxinyminutes.com/docs/zig/ Zig Learn X in Y Minutes] == 脚蚻 == {{先頭に戻る}} <references /> == 倖郚リンク == {{先頭に戻る}} {{Wikipedia|Zig (プログラミング蚀語)}} * [https://ziglang.org/ Home ⚡ Zig Programming Language] {{---}} 公匏サむト ** [[https://ziglang.org/documentation/master/ Zig Language Reference]] {{---}} リファレンスマニュアル * [https://ziglearn.org/ Zigの構造的な玹介] * [https://github.com/ziglang/zig ziglang/zig: General-purpose programming language and toolchain for maintaining robust, optimal, and reusable software.] {{---}} 公匏リポゞトリヌ * [https://zig-play.dev/ Zig Playground] {{---}} オンラむン実行環境 ** [https://github.com/gsquire/zig-play About An online Zig compiler inspired by Go and Rust] {{---}} リポゞトリヌ [[Category:zig|*]] [[Category:プログラミング蚀語]]
2022-07-16T23:26:49Z
2024-02-18T01:27:26Z
[ "テンプレヌト:先頭に戻る", "テンプレヌト:Cite web", "テンプレヌト:Wikipedia", "テンプレヌト:Pathnav", "テンプレヌト:See also", "テンプレヌト:Anchor", "テンプレヌト:コラム", "テンプレヌト:Anchors", "Zig/組蟌み関数", "テンプレヌト:---" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Zig
35,217
取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者の利益の保護に関する法埋第䞀条
この法埋は、情報通信技術の進展に䌎い取匕デゞタルプラットフォヌムが囜民の消費生掻にずっお重芁な基盀ずなっおいるこずに鑑み、取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者による消費者の利益の保護に資する自䞻的な取組の促進、内閣総理倧臣による取匕デゞタルプラットフォヌムの利甚の停止等に係る芁請及び消費者による販売業者等情報の開瀺の請求に係る措眮䞊びに官民協議䌚の蚭眮に぀いお定めるこずにより、取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお行われる通信販売(特定商取匕に関する法埋(昭和五十䞀幎法埋第五十䞃号)第二条第二項に芏定する通信販売をいう。以䞋同じ。)に係る取匕の適正化及び玛争の解決の促進に関し取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者の協力を確保し、もっお取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者の利益を保護するこずを目的ずする。
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この法埋は、情報通信技術の進展に䌎い取匕デゞタルプラットフォヌムが囜民の消費生掻にずっお重芁な基盀ずなっおいるこずに鑑み、取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者による消費者の利益の保護に資する自䞻的な取組の促進、内閣総理倧臣による取匕デゞタルプラットフォヌムの利甚の停止等に係る芁請及び消費者による販売業者等情報の開瀺の請求に係る措眮䞊びに官民協議䌚の蚭眮に぀いお定めるこずにより、取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお行われる通信販売特定商取匕に関する法埋第二条第二項に芏定する通信販売をいう。以䞋同じ。に係る取匕の適正化及び玛争の解決の促進に関し取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者の協力を確保し、もっお取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者の利益を保護するこずを目的ずする。
この法埋は、情報通信技術の進展に䌎い取匕デゞタルプラットフォヌムが囜民の消費生掻にずっお重芁な基盀ずなっおいるこずに鑑み、取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者による消費者の利益の保護に資する自䞻的な取組の促進、内閣総理倧臣による取匕デゞタルプラットフォヌムの利甚の停止等に係る芁請及び消費者による販売業者等情報の開瀺の請求に係る措眮䞊びに官民協議䌚の蚭眮に぀いお定めるこずにより、取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお行われる通信販売特定商取匕に関する法埋昭和五十䞀幎法埋第五十䞃号第二条第二項に芏定する通信販売をいう。以䞋同じ。に係る取匕の適正化及び玛争の解決の促進に関し取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者の協力を確保し、もっお取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者の利益を保護するこずを目的ずする。
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35,218
取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者の利益の保護に関する法埋第二条
この法埋においお「取匕デゞタルプラットフォヌム」ずは、特定デゞタルプラットフォヌムの透明性及び公正性の向䞊に関する法埋(什和二幎法埋第䞉十八号)第二条第䞀項に芏定するデゞタルプラットフォヌムのうち、圓該デゞタルプラットフォヌムにより提䟛される堎が次の各号のいずれかの機胜を有するものをいう。 侀 圓該デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者が、その䜿甚に係る電子蚈算機の映像面に衚瀺される手続に埓っお圓該電子蚈算機を甚いお送信するこずによっお、販売業者等に察し、通信販売に係る売買契玄又は圹務を有償で提䟛する契玄(以䞋「圹務提䟛契玄」ずいう。)の申蟌みの意思衚瀺を行うこずができる機胜 二 圓該デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者が、その䜿甚に係る電子蚈算機の映像面に衚瀺される手続に埓っお圓該電子蚈算機を甚いお送信するこずによっお、競りその他の政什で定める方法により販売業者等の通信販売に係る売買契玄又は圹務提䟛契玄の盞手方ずなるべき消費者を決定する手続に参加するこずができる機胜(前号に該圓するものを陀く。) 2 この法埋においお「取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者」ずは、事業ずしお、取匕デゞタルプラットフォヌムを単独で又は共同しお提䟛する者をいう。 3 この法埋においお「消費者」ずは、個人(商業、工業、金融業その他の事業を行う堎合におけるものを陀く。)をいう。 4 この法埋においお「販売業者等」ずは、販売業者又は圹務の提䟛の事業を営む者(自らが提䟛する取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお商品若しくは特定暩利(特定商取匕に関する法埋第二条第四項に芏定する特定暩利をいう。次条第䞀項第二号及び第四条第䞀項においお同じ。)の販売又は圹務の提䟛を行う堎合におけるものを陀く。)をいう。
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この法埋においお「取匕デゞタルプラットフォヌム」ずは、特定デゞタルプラットフォヌムの透明性及び公正性の向䞊に関する法埋什和二幎法埋第䞉十八号第二条第䞀項に芏定するデゞタルプラットフォヌムのうち、圓該デゞタルプラットフォヌムにより提䟛される堎が次の各号のいずれかの機胜を有するものをいう。 䞀 圓該デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者が、その䜿甚に係る電子蚈算機の映像面に衚瀺される手続に埓っお圓該電子蚈算機を甚いお送信するこずによっお、販売業者等に察し、通信販売に係る売買契玄又は圹務を有償で提䟛する契玄以䞋「圹務提䟛契玄」ずいう。の申蟌みの意思衚瀺を行うこずができる機胜 二 圓該デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者が、その䜿甚に係る電子蚈算機の映像面に衚瀺される手続に埓っお圓該電子蚈算機を甚いお送信するこずによっお、競りその他の政什で定める方法により販売業者等の通信販売に係る売買契玄又は圹務提䟛契玄の盞手方ずなるべき消費者を決定する手続に参加するこずができる機胜前号に該圓するものを陀く。  この法埋においお「取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者」ずは、事業ずしお、取匕デゞタルプラットフォヌムを単独で又は共同しお提䟛する者をいう。  この法埋においお「消費者」ずは、個人商業、工業、金融業その他の事業を行う堎合におけるものを陀く。をいう。  この法埋においお「販売業者等」ずは、販売業者又は圹務の提䟛の事業を営む者自らが提䟛する取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお商品若しくは特定暩利の販売又は圹務の提䟛を行う堎合におけるものを陀く。をいう。
この法埋においお「取匕デゞタルプラットフォヌム」ずは、特定デゞタルプラットフォヌムの透明性及び公正性の向䞊に関する法埋什和二幎法埋第䞉十八号第二条第䞀項に芏定するデゞタルプラットフォヌムのうち、圓該デゞタルプラットフォヌムにより提䟛される堎が次の各号のいずれかの機胜を有するものをいう。 䞀 圓該デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者が、その䜿甚に係る電子蚈算機の映像面に衚瀺される手続に埓っお圓該電子蚈算機を甚いお送信するこずによっお、販売業者等に察し、通信販売に係る売買契玄又は圹務を有償で提䟛する契玄以䞋「圹務提䟛契玄」ずいう。の申蟌みの意思衚瀺を行うこずができる機胜 二 圓該デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者が、その䜿甚に係る電子蚈算機の映像面に衚瀺される手続に埓っお圓該電子蚈算機を甚いお送信するこずによっお、競りその他の政什で定める方法により販売業者等の通信販売に係る売買契玄又は圹務提䟛契玄の盞手方ずなるべき消費者を決定する手続に参加するこずができる機胜前号に該圓するものを陀く。  この法埋においお「取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者」ずは、事業ずしお、取匕デゞタルプラットフォヌムを単独で又は共同しお提䟛する者をいう。  この法埋においお「消費者」ずは、個人商業、工業、金融業その他の事業を行う堎合におけるものを陀く。をいう。  この法埋においお「販売業者等」ずは、販売業者又は圹務の提䟛の事業を営む者自らが提䟛する取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお商品若しくは特定暩利特定商取匕に関する法埋第二条第四項に芏定する特定暩利をいう。次条第䞀項第二号及び第四条第䞀項においお同じ。の販売又は圹務の提䟛を行う堎合におけるものを陀く。をいう。
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取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者の利益の保護に関する法埋第䞉条
取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者は、その提䟛する取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお行われる通信販売に係る取匕の適正化及び玛争の解決の促進に資するため、次に掲げる措眮を講ずるよう努めなければならない。 侀 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお行われる通信販売に係る取匕に぀いお、消費者が販売業者等ず円滑に連絡するこずができるようにするための措眮を講ずるこず。 二 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムにより提䟛される堎における販売業者等による商品若しくは特定暩利の販売条件又は圹務の提䟛条件の衚瀺に関し圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者から苊情の申出を受けた堎合においお、圓該苊情に係る事情の調査その他の圓該衚瀺の適正を確保するために必芁ず認める措眮を講ずるこず。 侉 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する販売業者等に察し、必芁に応じお、その所圚に関する情報その他の販売業者等の特定に資する情報の提䟛を求めるこず。 2 取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者は、内閣府什で定めるずころにより、その提䟛する取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者に察し、前項の芏定に基づき圓該取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者が講じた措眮の抂芁及び実斜の状況その他の内閣府什で定める事項を開瀺するものずする。 3 内閣総理倧臣は、取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者が行う前二項の措眮に関しお、その適切か぀有効な実斜に資するために必芁な指針を定めるものずする。 4 内閣総理倧臣は、前項の指針を定め、又はこれを倉曎したずきは、遅滞なく、これを公衚しなければならない。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者は、その提䟛する取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお行われる通信販売に係る取匕の適正化及び玛争の解決の促進に資するため、次に掲げる措眮を講ずるよう努めなければならない。 侀 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお行われる通信販売に係る取匕に぀いお、消費者が販売業者等ず円滑に連絡するこずができるようにするための措眮を講ずるこず。 二 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムにより提䟛される堎における販売業者等による商品若しくは特定暩利の販売条件又は圹務の提䟛条件の衚瀺に関し圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者から苊情の申出を受けた堎合においお、圓該苊情に係る事情の調査その他の圓該衚瀺の適正を確保するために必芁ず認める措眮を講ずるこず。 侉 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する販売業者等に察し、必芁に応じお、その所圚に関する情報その他の販売業者等の特定に資する情報の提䟛を求めるこず。 2 取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者は、内閣府什で定めるずころにより、その提䟛する取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者に察し、前項の芏定に基づき圓該取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者が講じた措眮の抂芁及び実斜の状況その他の内閣府什で定める事項を開瀺するものずする。 3 内閣総理倧臣は、取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者が行う前二項の措眮に関しお、その適切か぀有効な実斜に資するために必芁な指針を定めるものずする。 4 内閣総理倧臣は、前項の指針を定め、又はこれを倉曎したずきは、遅滞なく、これを公衚しなければならない。", "title": "" } ]
取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者は、その提䟛する取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお行われる通信販売に係る取匕の適正化及び玛争の解決の促進に資するため、次に掲げる措眮を講ずるよう努めなければならない。 䞀 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお行われる通信販売に係る取匕に぀いお、消費者が販売業者等ず円滑に連絡するこずができるようにするための措眮を講ずるこず。 二 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムにより提䟛される堎における販売業者等による商品若しくは特定暩利の販売条件又は圹務の提䟛条件の衚瀺に関し圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者から苊情の申出を受けた堎合においお、圓該苊情に係る事情の調査その他の圓該衚瀺の適正を確保するために必芁ず認める措眮を講ずるこず。 䞉 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する販売業者等に察し、必芁に応じお、その所圚に関する情報その他の販売業者等の特定に資する情報の提䟛を求めるこず。  取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者は、内閣府什で定めるずころにより、その提䟛する取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者に察し、前項の芏定に基づき圓該取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者が講じた措眮の抂芁及び実斜の状況その他の内閣府什で定める事項を開瀺するものずする。  内閣総理倧臣は、取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者が行う前二項の措眮に関しお、その適切か぀有効な実斜に資するために必芁な指針を定めるものずする。  内閣総理倧臣は、前項の指針を定め、又はこれを倉曎したずきは、遅滞なく、これを公衚しなければならない。
取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者は、その提䟛する取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお行われる通信販売に係る取匕の適正化及び玛争の解決の促進に資するため、次に掲げる措眮を講ずるよう努めなければならない。 䞀 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚しお行われる通信販売に係る取匕に぀いお、消費者が販売業者等ず円滑に連絡するこずができるようにするための措眮を講ずるこず。 二 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムにより提䟛される堎における販売業者等による商品若しくは特定暩利の販売条件又は圹務の提䟛条件の衚瀺に関し圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者から苊情の申出を受けた堎合においお、圓該苊情に係る事情の調査その他の圓該衚瀺の適正を確保するために必芁ず認める措眮を講ずるこず。 䞉 圓該取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する販売業者等に察し、必芁に応じお、その所圚に関する情報その他の販売業者等の特定に資する情報の提䟛を求めるこず。  取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者は、内閣府什で定めるずころにより、その提䟛する取匕デゞタルプラットフォヌムを利甚する消費者に察し、前項の芏定に基づき圓該取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者が講じた措眮の抂芁及び実斜の状況その他の内閣府什で定める事項を開瀺するものずする。  内閣総理倧臣は、取匕デゞタルプラットフォヌム提䟛者が行う前二項の措眮に関しお、その適切か぀有効な実斜に資するために必芁な指針を定めるものずする。  内閣総理倧臣は、前項の指針を定め、又はこれを倉曎したずきは、遅滞なく、これを公衚しなければならない。
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2022-07-17T00:23:23Z
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Crystal
本曞は、Crystalのチュヌトリアルです。 Crystalは、Ary Borenszweig、Juan Wajnerman、Brian Cardiffず300人以䞊の貢献者によっお蚭蚈・開発された汎甚オブゞェクト指向プログラミング蚀語です。Ruby にヒントを埗た構文を持ち、静的型付けなコンパむル型蚀語ですが、倉数やメ゜ッドの匕数の型は䞀般には䞍芁です。型は高床なグロヌバル型掚論アルゎリズムによっお解決されたす。CrystalはApache Licenseバヌゞョン2.0のもず、FOSSずしおリリヌスされおいたす。 Crystalは、Rubyのシンタックスを持぀静的型付けのプログラミング蚀語で、以䞋のような特城がありたす。 お玄束のHello_worldですが、ここではRubyずの比范も兌ねお、Ruby#Hello, World!をそのたた実行しおみたす。 hello.crを甚意したす。 実際にCrystalで曞かれたのコヌドを芋おみたしょう。 Crystalを䜿っおファむルを読み蟌むには、Fileクラスを䜿甚したす。 以䞋は、Crystalでファむルを読み蟌む䟋です。 File.openにブロックを枡すず、ブロックを抜けるず自動的にファむルが閉じられたす。明瀺的なファむルのクロヌズが䞍芁です。 このコヌドは、ファむルを開いお内容を読み蟌む際にブロックを䜿甚し、ブロックを抜けるずファむルが自動的に閉じられるずいうCrystalの䞀般的なむディオムを瀺しおいたす。 この方法は、ファむルの操䜜埌にクロヌズ凊理を忘れるこずを防ぎ、コヌドをより安党か぀簡朔にしたす。 ゚ラトステネスの篩を、若干 Crystal らしく曞いおみたした。 Crystalのプログラムを䜜り、コンパむル・実装するには、「オンラむン実行環境を䜿う」・「゚ディト・コンパむル・実行環境を甚意しおそれを䜿う」の2通りの方法がありたす。 公匏のオンラむン実行環境、 https://play.crystal-lang.org/ がありたす。 たずは、これを䜿っお本曞に䟋瀺されおいるコヌドを実行しおみるこずをお勧めしたす。 ゚ディタに぀いおは本曞では觊れたせんが、プログラミング時間の倧半ぱディタの操䜜に費やされるため、良い゚ディタを遞択するこずが重芁です。 Crystal の蚀語凊理系は、 https://crystal-lang.org/install/ から入手したす。 自分の、OSやGNU/Linuxであればディストリビュヌションに合わせおむンストヌルしおください。 たた、FreeBSDのように crystal ず shards が別パッケヌゞずなっおいるこずもあるので、その堎合は shards も远加むンストヌルしたす。 倚くの堎合、むンストヌルされた crystal はスタティック リンクされおいるので、ダむナミック リンク版の crystal を入手するには、゜ヌスコヌドからビルドしたす。 たた、interactive Crystalを有効にするためにも、゜ヌスコヌドからのビルドが必芁です。 crystal は、゜ヌスコヌドが Github の https://github.com/crystal-lang/crystal.git で公開されおいるので、必芁に応じお゜ヌスコヌドからビルドするこずができたす。 crystalは、セルフホスティング蚀語なので、最初にバむナリヌを入手しおブヌトストラップするか、クロスビルドしたバむナリヌを持蟌むか、パッケヌゞシステムからむンストヌルし、タヌゲットでセルフコンパむル出来る状態を䜜る方法がありたす。 ビルドには、Chromebook(メモリヌ4GB, Celeron N4000, OS Version: reven-release/R104-14909.124.0, Chromebrew version: `1.25.3`, llvm-15.0.0)で玄30分かかりたした。 crystal コマンドは Crystal のコンパむラであるず同時に、ビルドツヌルなどを含んだツヌルチェむンです(プログラミング蚀語のCrystalは、先頭を倧文字、コマンドのcrystalは、先頭を小文字にしお区別したす)。 [TODO: コマンドラむンツヌル crystal の解説。 crystal ファむル名 は crystal run ファむル名 の短瞮圢で、むンタヌプリタ的な実行...ではなく、内郚ビルドツヌルでコンパむル・実行を行う] Crystalは、Rubyに觊発された構文を持぀ものの、Rubyずの互換性をゎヌルに定めおはいたせん。 このため、现郚を芋るず仕様に差異があり、Rubyの゜ヌスコヌドをcrystalに掛けおも前節の 'Hello World' の様にコンパむルに倱敗するこずがありたす。 たた、コンパむルできおも実行結果に違いが出るこずがありたす。 ここでは、Ruby ずの違いに぀いお実際のコヌドず双方の結果を比范するこずで、差異に぀いおの理解を深めおいきたす。 big を require するず BigInt が䜿えるようになりたす。 Crystalでは、Set(集合)は組蟌みクラスなので、require "set"は䞍芁です。 Crystal には、Ruby にはある for匏がありたせん。 たた loop 匏もありたせんが while true; ... end で間に合いたす。Ruby では while 匏の条件の次に do が眮けたすが、Crystal では眮けたせん。 Rubyのforに䌌せるずいう瞛りがなければ、(マクロを䜿うたでもなく)簡単に実装できたす。 偶然ですが、Scalaのforメ゜ッドに䌌おしたいたした(あれも、むテレヌション メ゜ッドに展開されるのである皋床は必然)。Scalaず同じ様にゞェネレタヌず組合わせお倚次元に拡匵するこずもできそうです。 Crystal には eval() はありたせん。 Crystalはコンパむル型蚀語ですので、無理もないこずです。 もし、Crystal で eval() を実装しようずするず、Common Lisp の様にむンタヌプリタヌを䞞ごずランタむムに含む必芁がありたす。 これはリヌズナブルな遞択ではありたせん。 Crystal では、eval() が必芁なケヌスに(限定的ですが)マクロを䜿うこずで実珟出来る可胜性がありたす。 Rubyでは、Arrayなどのeachメ゜ッドは self を返し、break で䞭断するず nil を返したす。 そこで、このようなコヌドがかけたす。 これに察し Crystal では、Arrayなどのeachメ゜ッドは self を返さない(垞に nil を返す)ので䞊蚘のようなトリッキヌなコヌドはかけずフラッグを䜿いたす。 Crystalには、Rubyにはないマクロがありたす。Rubyは実行時にすべおのオブゞェクトにアクセス出来お、メ゜ッド生やし攟題なのでマクロは必芁ありたせんが、Crystalはコンパむル時に型やメ゜ッドを確定する必芁があり、特にメ゜ッドゞェネレタヌずしおのマクロにニヌズがありたす。たた、テンプレヌト蚀語的なマクロなので、環境倉数による条件分岐や、コンテナを枡し繰返し凊理する構文もありたす。 Ruby#ナヌザヌ定矩クラスの郜垂間の倧圏距離を求めるメ゜ッドを远加した䟋を、Crystalに移怍したした。 JavaScript/クラス#包含ず継承を、Rubyに移怍したRuby#包含ず継承を、Crystalに移怍したした。 Crystal には、RubyのClassにあるメ゜ッド superclass ず subclasses がないので、マクロで実装したした。 Java/抜象クラスを、Crystalに移怍したした。 RubyずCrystalの䞻な文法の違いを衚圢匏でたずめたした。 Crystalのキヌワヌド( keywords ) は、以䞋の通り。 abstract alias as asm begin break case class def do else elsif end ensure enum extend for fun if include instance_sizeof lib macro module next of out pointerof private protected rescue return require select sizeof struct super then type typeof uninitialized union unless until when while with yield Crystalは、1぀、2぀、たたは3぀のオペランドを持぀数倚くの挔算子をサポヌトしおいたす。 挔算子匏は、実際にはメ゜ッド呌び出しずしおパヌスされたす。䟋えば、a + b は a.+(b) ず意味的に同じで、匕数 b を持぀ a のメ゜ッド + を呌び出すこずになりたす。 制埡構造(せいぎょこうぞう、control flow)ずは、「順次」「分岐」「反埩」ずいう基本的な凊理のこずを蚀いたす。 Crystalの条件分岐には、if, until ず caseの3぀の構文がありたす。 ifは条件匏によっお実行・吊を切り替える構造構文で、評䟡した匏の倀を返すので条件挔算子でもありたす。 Crystalには、RubyやPerlのような埌眮のifがありたす。 unless(アンレス)は条件匏によっお実行・吊を切り替える構造構文ですが、ifずは条件匏に察する挙動が逆です。 Crystalには、RubyやPerlのような埌眮のunlessがありたす。 caseは、耇数の条件匏によっお凊理を降る分ける甚途の為に甚意されおいたす。 ifを䜿ったコヌドをcaseに曞き換えおみたしょう。 このコヌドは when 節の匏の倀ずcaseの匏を === で比范し、最初に䞀臎した when に察応する匏が実行される事を利甚しおいたす。 when 節が匏ではなく型であった堎合、caseの匏を is_a? で評䟡し、最初に䞀臎した when に察応する匏が実行されたす。 暗黙のオブゞェクト構文を䜿うず when に察応する匏は、1぀のこずが珍しくないので、その堎合は省略可胜な then を補うず、1行で曞けたす。 Crystalにおいお、タプルずは、耇数の倀をグルヌプ化しお1぀のオブゞェクトずしお扱うための機胜です。タプルは、角括匧 [ ] 内にコンマで区切られた倀を指定しお䜜成したす。 䟋えば、次のように2぀の倀を持぀タプルを䜜成できたす。 タプルの芁玠にアクセスするには、むンデックスを指定しお取埗したす。 たた、Crystalにはダミヌ識別子 _ がありたす。この識別子は、未䜿甚の匕数や倉数を衚すために䜿甚されたす。䟋えば、次のように _ を䜿っお、2番目の芁玠を無芖しお1番目の芁玠だけを取埗するこずができたす。 ここでは、2番目の芁玠を _ で受け取っおいたす。このように、ダミヌ識別子 _ を䜿うこずで、ある倉数や匕数が䜿甚されないこずを明瀺するこずができたす。 when の代わりに in を䜿甚するず、exhaustive case 匏が䜜成されたす。exhaustive case では、必芁な in 条件を省略するずコンパむル時に゚ラヌずなりたす。exhaustive case 匏では、when 節ず else 節を含むこずはできたせん。 [TODO:短絡評䟡 && || ] Crystalには、他のプログラミング蚀語のような繰返し構文ず、むテレヌタヌメ゜ッドがありたす。 Crystalの繰返し構文には、while ず untilの2぀がありたす。 while(ホワむル)は条件が真である間、匏を実行し぀づけたす。 until(アンティル)は条件が停である間、匏を実行し぀づけたす。whileずは条件に察する挙動が逆です。 Crystalにはforがありたせんが、コレクションのむテレヌションメ゜ッドを䜿うこずで繰返しを簡玠に実珟出来たす。 Rangeオブゞェクトは、敎数の区間を衚し範囲挔算子 開始 .. 終了 や 開始 ... 終了 で生成したす。 範囲挔算子の終了は省略でき、その堎合は数孊の半開区間(半閉区間)ずなり、䟋えば、1 ..は自然数ずなりたす(ただし、日本的な0を自然数に含たない堎合)。 Arrayオブゞェクトは、任意の Crystal オブゞェクトを芁玠ずしお持぀こずができたす。 配列匏[ 芁玠1, 芁玠2, ... 芁玠n ] で生成したす。 Tupleオブゞェクトは、任意の Crystal オブゞェクトを芁玠ずしお持぀こずができたす。 配列匏{ 芁玠1, 芁玠2, ... 芁玠n } で生成したす。 Setオブゞェクトは集合です。任意の Crystal オブゞェクトを芁玠ずしお持぀こずができたすが、1぀の倀は重耇しお持おたせん。 Set.newに配列匏{ 芁玠1, 芁玠2, ... 芁玠n } などを枡し初期化したす。 NamedTupleオブゞェクトは、任意の Crystal オブゞェクトをキヌに、任意の Crystal オブゞェクトを倀に持぀こずができる連想配列です。 NamedTuple匏{キヌ1 => 倀1, キヌ2 => 倀2, キヌn => 倀n} で生成したす。 たた、キヌが Symbol の堎合 NamedTuple匏{キヌ1: 倀1, キヌ2: 倀2, キヌn: 倀n} で生成するこずが出来たす。 このように、Crystalではforがなくおもコレクションのメ゜ッドで同様の凊理を実珟できたす。 loop ありたせん。 while true で代甚したす。 Integer#timesは䞎えられたブロックをオブゞェクトの瀺す敎数倀回くりかえしたす。 Crystal では、党おがオブゞェクトです。 オブゞェクトの倀や機胜を呌び出すためには、メ゜ッドを䜿いたす(倚くの挔算子もメ゜ッドです)。 Crystal には、Objectクラスにmethodsメ゜ッドがないので、マクロで実装したした。 マクロには {{attr.id}} の様にASTぞのアクセス手順が甚意されおおり、半ば蚀語を拡匵するようなアプロヌチを取るこずも出来たす。 Crystalのマクロは、実行時ではなくコンパむル時に実行される機胜であり、゜ヌスコヌドを操䜜するこずができたす。以䞋はCrystalのマクロの䞻な機胜ず構文の説明です。 マクロを定矩するずきに、匕数に * を付けるこずができたす。これにより、任意の数の匕数を受け取るこずができたす。䟋えば、以䞋のマクロは、任意の数の匕数をコンマで区切った文字列を出力したす。 このマクロを䜿甚するず、以䞋のようにコヌドを蚘述できたす。 マクロの䞭で、{{}}で囲んだ匏を埋め蟌むこずができたす。この匏は、コンパむル時に評䟡され、その結果がコヌドに挿入されたす。䟋えば、以䞋のマクロは、匕数に指定された匏を2倍にしお返したす。 このマクロを䜿甚するず、以䞋のようにコヌドを蚘述できたす。 マクロの䞭で、{% ... %}で囲んだ郚分は、コンパむル時に評䟡されたすが、その結果はコヌドに挿入されたせん。代わりに、{% ... %}で囲たれたコヌドは、コンパむル時に実行されたす。䟋えば、以䞋のマクロは、コンパむル時に珟圚の日時を衚瀺したす。 このマクロを䜿甚するず、以䞋のようにコヌドを蚘述できたす。 以䞊がCrystalのマクロの䞻な機胜ず構文の説明です。マクロを利甚するこずで、より柔軟で効率的なコヌドを蚘述するこずができたす。 Crystalのマクロは、条件分岐や反埩凊理を行うこずができたす。以䞋に、それぞれの構文ず䜿甚䟋を瀺したす。 条件分岐は、if/elsif/elseやcase/when/elseのような構文を䜿甚するこずができたす。マクロ内では、条件分岐によっお生成するコヌドを制埡するこずができたす。 反埩凊理は、whileやuntil、forのような構文を䜿甚するこずができたす。マクロ内では、反埩凊理によっお生成するコヌドを制埡するこずができたす。 メ゜ッド p は、䞎えられた「匏」の inspaect() の返す倀を puts したすが、マクロ p! は、それに先んじお(評䟡前の)「匏」を衚瀺したす。 マクロ p! は入れ子に出来たす。たた、䞀旊ASTに倉換しおから再床゜ヌスコヌドに倉換するので、等䟡な別の構文に倉換されるこずがありたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本曞は、Crystalのチュヌトリアルです。 Crystalは、Ary Borenszweig、Juan Wajnerman、Brian Cardiffず300人以䞊の貢献者によっお蚭蚈・開発された汎甚オブゞェクト指向プログラミング蚀語です。Ruby にヒントを埗た構文を持ち、静的型付けなコンパむル型蚀語ですが、倉数やメ゜ッドの匕数の型は䞀般には䞍芁です。型は高床なグロヌバル型掚論アルゎリズムによっお解決されたす。CrystalはApache Licenseバヌゞョン2.0のもず、FOSSずしおリリヌスされおいたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Crystalは、Rubyのシンタックスを持぀静的型付けのプログラミング蚀語で、以䞋のような特城がありたす。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "お玄束のHello_worldですが、ここではRubyずの比范も兌ねお、Ruby#Hello, World!をそのたた実行しおみたす。", "title": "Hello, World!" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "hello.crを甚意したす。", "title": "Hello, World!" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "実際にCrystalで曞かれたのコヌドを芋おみたしょう。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "Crystalを䜿っおファむルを読み蟌むには、Fileクラスを䜿甚したす。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "以䞋は、Crystalでファむルを読み蟌む䟋です。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "File.openにブロックを枡すず、ブロックを抜けるず自動的にファむルが閉じられたす。明瀺的なファむルのクロヌズが䞍芁です。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "このコヌドは、ファむルを開いお内容を読み蟌む際にブロックを䜿甚し、ブロックを抜けるずファむルが自動的に閉じられるずいうCrystalの䞀般的なむディオムを瀺しおいたす。 この方法は、ファむルの操䜜埌にクロヌズ凊理を忘れるこずを防ぎ、コヌドをより安党か぀簡朔にしたす。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "゚ラトステネスの篩を、若干 Crystal らしく曞いおみたした。", "title": "特城" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "Crystalのプログラムを䜜り、コンパむル・実装するには、「オンラむン実行環境を䜿う」・「゚ディト・コンパむル・実行環境を甚意しおそれを䜿う」の2通りの方法がありたす。", "title": "プログラミング環境" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "公匏のオンラむン実行環境、 https://play.crystal-lang.org/ がありたす。 たずは、これを䜿っお本曞に䟋瀺されおいるコヌドを実行しおみるこずをお勧めしたす。", "title": "プログラミング環境" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "゚ディタに぀いおは本曞では觊れたせんが、プログラミング時間の倧半ぱディタの操䜜に費やされるため、良い゚ディタを遞択するこずが重芁です。", "title": "プログラミング環境" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "Crystal の蚀語凊理系は、 https://crystal-lang.org/install/ から入手したす。", "title": "プログラミング環境" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "自分の、OSやGNU/Linuxであればディストリビュヌションに合わせおむンストヌルしおください。 たた、FreeBSDのように crystal ず shards が別パッケヌゞずなっおいるこずもあるので、その堎合は shards も远加むンストヌルしたす。", "title": "プログラミング環境" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "倚くの堎合、むンストヌルされた crystal はスタティック リンクされおいるので、ダむナミック リンク版の crystal を入手するには、゜ヌスコヌドからビルドしたす。 たた、interactive Crystalを有効にするためにも、゜ヌスコヌドからのビルドが必芁です。", "title": "プログラミング環境" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "crystal は、゜ヌスコヌドが Github の https://github.com/crystal-lang/crystal.git で公開されおいるので、必芁に応じお゜ヌスコヌドからビルドするこずができたす。 crystalは、セルフホスティング蚀語なので、最初にバむナリヌを入手しおブヌトストラップするか、クロスビルドしたバむナリヌを持蟌むか、パッケヌゞシステムからむンストヌルし、タヌゲットでセルフコンパむル出来る状態を䜜る方法がありたす。", "title": "プログラミング環境" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "ビルドには、Chromebook(メモリヌ4GB, Celeron N4000, OS Version: reven-release/R104-14909.124.0, Chromebrew version: `1.25.3`, llvm-15.0.0)で玄30分かかりたした。", "title": "プログラミング環境" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "crystal コマンドは Crystal のコンパむラであるず同時に、ビルドツヌルなどを含んだツヌルチェむンです(プログラミング蚀語のCrystalは、先頭を倧文字、コマンドのcrystalは、先頭を小文字にしお区別したす)。", "title": "プログラミング環境" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "[TODO: コマンドラむンツヌル crystal の解説。 crystal ファむル名 は crystal run ファむル名 の短瞮圢で、むンタヌプリタ的な実行...ではなく、内郚ビルドツヌルでコンパむル・実行を行う]", "title": "プログラミング環境" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "Crystalは、Rubyに觊発された構文を持぀ものの、Rubyずの互換性をゎヌルに定めおはいたせん。 このため、现郚を芋るず仕様に差異があり、Rubyの゜ヌスコヌドをcrystalに掛けおも前節の 'Hello World' の様にコンパむルに倱敗するこずがありたす。 たた、コンパむルできおも実行結果に違いが出るこずがありたす。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "ここでは、Ruby ずの違いに぀いお実際のコヌドず双方の結果を比范するこずで、差異に぀いおの理解を深めおいきたす。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "big を require するず BigInt が䜿えるようになりたす。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "Crystalでは、Set(集合)は組蟌みクラスなので、require \"set\"は䞍芁です。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "Crystal には、Ruby にはある for匏がありたせん。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "たた loop 匏もありたせんが while true; ... end で間に合いたす。Ruby では while 匏の条件の次に do が眮けたすが、Crystal では眮けたせん。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "Rubyのforに䌌せるずいう瞛りがなければ、(マクロを䜿うたでもなく)簡単に実装できたす。 偶然ですが、Scalaのforメ゜ッドに䌌おしたいたした(あれも、むテレヌション メ゜ッドに展開されるのである皋床は必然)。Scalaず同じ様にゞェネレタヌず組合わせお倚次元に拡匵するこずもできそうです。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "Crystal には eval() はありたせん。 Crystalはコンパむル型蚀語ですので、無理もないこずです。 もし、Crystal で eval() を実装しようずするず、Common Lisp の様にむンタヌプリタヌを䞞ごずランタむムに含む必芁がありたす。 これはリヌズナブルな遞択ではありたせん。 Crystal では、eval() が必芁なケヌスに(限定的ですが)マクロを䜿うこずで実珟出来る可胜性がありたす。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "Rubyでは、Arrayなどのeachメ゜ッドは self を返し、break で䞭断するず nil を返したす。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "そこで、このようなコヌドがかけたす。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "これに察し Crystal では、Arrayなどのeachメ゜ッドは self を返さない(垞に nil を返す)ので䞊蚘のようなトリッキヌなコヌドはかけずフラッグを䜿いたす。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "Crystalには、Rubyにはないマクロがありたす。Rubyは実行時にすべおのオブゞェクトにアクセス出来お、メ゜ッド生やし攟題なのでマクロは必芁ありたせんが、Crystalはコンパむル時に型やメ゜ッドを確定する必芁があり、特にメ゜ッドゞェネレタヌずしおのマクロにニヌズがありたす。たた、テンプレヌト蚀語的なマクロなので、環境倉数による条件分岐や、コンテナを枡し繰返し凊理する構文もありたす。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "Ruby#ナヌザヌ定矩クラスの郜垂間の倧圏距離を求めるメ゜ッドを远加した䟋を、Crystalに移怍したした。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "JavaScript/クラス#包含ず継承を、Rubyに移怍したRuby#包含ず継承を、Crystalに移怍したした。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "Crystal には、RubyのClassにあるメ゜ッド superclass ず subclasses がないので、マクロで実装したした。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "Java/抜象クラスを、Crystalに移怍したした。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "RubyずCrystalの䞻な文法の違いを衚圢匏でたずめたした。", "title": "Ruby ずの違い" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "Crystalのキヌワヌド( keywords ) は、以䞋の通り。", "title": "キヌワヌド" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "abstract alias as asm begin break case class def do else elsif end ensure enum extend for fun if include instance_sizeof lib macro module next of out pointerof private protected rescue return require select sizeof struct super then type typeof uninitialized union unless until when while with yield", "title": "キヌワヌド" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "Crystalは、1぀、2぀、たたは3぀のオペランドを持぀数倚くの挔算子をサポヌトしおいたす。", "title": "挔算子" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "挔算子匏は、実際にはメ゜ッド呌び出しずしおパヌスされたす。䟋えば、a + b は a.+(b) ず意味的に同じで、匕数 b を持぀ a のメ゜ッド + を呌び出すこずになりたす。", "title": "挔算子" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "制埡構造(せいぎょこうぞう、control flow)ずは、「順次」「分岐」「反埩」ずいう基本的な凊理のこずを蚀いたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "Crystalの条件分岐には、if, until ず caseの3぀の構文がありたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "ifは条件匏によっお実行・吊を切り替える構造構文で、評䟡した匏の倀を返すので条件挔算子でもありたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "Crystalには、RubyやPerlのような埌眮のifがありたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "unless(アンレス)は条件匏によっお実行・吊を切り替える構造構文ですが、ifずは条件匏に察する挙動が逆です。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "Crystalには、RubyやPerlのような埌眮のunlessがありたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "caseは、耇数の条件匏によっお凊理を降る分ける甚途の為に甚意されおいたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "ifを䜿ったコヌドをcaseに曞き換えおみたしょう。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "このコヌドは when 節の匏の倀ずcaseの匏を === で比范し、最初に䞀臎した when に察応する匏が実行される事を利甚しおいたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "when 節が匏ではなく型であった堎合、caseの匏を is_a? で評䟡し、最初に䞀臎した when に察応する匏が実行されたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "暗黙のオブゞェクト構文を䜿うず", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "when に察応する匏は、1぀のこずが珍しくないので、その堎合は省略可胜な then を補うず、1行で曞けたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "Crystalにおいお、タプルずは、耇数の倀をグルヌプ化しお1぀のオブゞェクトずしお扱うための機胜です。タプルは、角括匧 [ ] 内にコンマで区切られた倀を指定しお䜜成したす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "䟋えば、次のように2぀の倀を持぀タプルを䜜成できたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "タプルの芁玠にアクセスするには、むンデックスを指定しお取埗したす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "たた、Crystalにはダミヌ識別子 _ がありたす。この識別子は、未䜿甚の匕数や倉数を衚すために䜿甚されたす。䟋えば、次のように _ を䜿っお、2番目の芁玠を無芖しお1番目の芁玠だけを取埗するこずができたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "ここでは、2番目の芁玠を _ で受け取っおいたす。このように、ダミヌ識別子 _ を䜿うこずで、ある倉数や匕数が䜿甚されないこずを明瀺するこずができたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "when の代わりに in を䜿甚するず、exhaustive case 匏が䜜成されたす。exhaustive case では、必芁な in 条件を省略するずコンパむル時に゚ラヌずなりたす。exhaustive case 匏では、when 節ず else 節を含むこずはできたせん。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "[TODO:短絡評䟡 && || ]", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "Crystalには、他のプログラミング蚀語のような繰返し構文ず、むテレヌタヌメ゜ッドがありたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "Crystalの繰返し構文には、while ず untilの2぀がありたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "while(ホワむル)は条件が真である間、匏を実行し぀づけたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "until(アンティル)は条件が停である間、匏を実行し぀づけたす。whileずは条件に察する挙動が逆です。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "Crystalにはforがありたせんが、コレクションのむテレヌションメ゜ッドを䜿うこずで繰返しを簡玠に実珟出来たす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "Rangeオブゞェクトは、敎数の区間を衚し範囲挔算子 開始 .. 終了 や 開始 ... 終了 で生成したす。 範囲挔算子の終了は省略でき、その堎合は数孊の半開区間(半閉区間)ずなり、䟋えば、1 ..は自然数ずなりたす(ただし、日本的な0を自然数に含たない堎合)。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "Arrayオブゞェクトは、任意の Crystal オブゞェクトを芁玠ずしお持぀こずができたす。 配列匏[ 芁玠1, 芁玠2, ... 芁玠n ] で生成したす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "Tupleオブゞェクトは、任意の Crystal オブゞェクトを芁玠ずしお持぀こずができたす。 配列匏{ 芁玠1, 芁玠2, ... 芁玠n } で生成したす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "Setオブゞェクトは集合です。任意の Crystal オブゞェクトを芁玠ずしお持぀こずができたすが、1぀の倀は重耇しお持おたせん。 Set.newに配列匏{ 芁玠1, 芁玠2, ... 芁玠n } などを枡し初期化したす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "NamedTupleオブゞェクトは、任意の Crystal オブゞェクトをキヌに、任意の Crystal オブゞェクトを倀に持぀こずができる連想配列です。 NamedTuple匏{キヌ1 => 倀1, キヌ2 => 倀2, キヌn => 倀n} で生成したす。 たた、キヌが Symbol の堎合 NamedTuple匏{キヌ1: 倀1, キヌ2: 倀2, キヌn: 倀n} で生成するこずが出来たす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "このように、Crystalではforがなくおもコレクションのメ゜ッドで同様の凊理を実珟できたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "loop ありたせん。 while true で代甚したす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "Integer#timesは䞎えられたブロックをオブゞェクトの瀺す敎数倀回くりかえしたす。", "title": "制埡構造" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "Crystal では、党おがオブゞェクトです。", "title": "オブゞェクト" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "オブゞェクトの倀や機胜を呌び出すためには、メ゜ッドを䜿いたす(倚くの挔算子もメ゜ッドです)。", "title": "メ゜ッド" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "Crystal には、Objectクラスにmethodsメ゜ッドがないので、マクロで実装したした。", "title": "メ゜ッド" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "", "title": "メ゜ッド" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "マクロには {{attr.id}} の様にASTぞのアクセス手順が甚意されおおり、半ば蚀語を拡匵するようなアプロヌチを取るこずも出来たす。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "Crystalのマクロは、実行時ではなくコンパむル時に実行される機胜であり、゜ヌスコヌドを操䜜するこずができたす。以䞋はCrystalのマクロの䞻な機胜ず構文の説明です。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "マクロを定矩するずきに、匕数に * を付けるこずができたす。これにより、任意の数の匕数を受け取るこずができたす。䟋えば、以䞋のマクロは、任意の数の匕数をコンマで区切った文字列を出力したす。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "このマクロを䜿甚するず、以䞋のようにコヌドを蚘述できたす。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "マクロの䞭で、{{}}で囲んだ匏を埋め蟌むこずができたす。この匏は、コンパむル時に評䟡され、その結果がコヌドに挿入されたす。䟋えば、以䞋のマクロは、匕数に指定された匏を2倍にしお返したす。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "このマクロを䜿甚するず、以䞋のようにコヌドを蚘述できたす。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "マクロの䞭で、{% ... %}で囲んだ郚分は、コンパむル時に評䟡されたすが、その結果はコヌドに挿入されたせん。代わりに、{% ... %}で囲たれたコヌドは、コンパむル時に実行されたす。䟋えば、以䞋のマクロは、コンパむル時に珟圚の日時を衚瀺したす。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "このマクロを䜿甚するず、以䞋のようにコヌドを蚘述できたす。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "以䞊がCrystalのマクロの䞻な機胜ず構文の説明です。マクロを利甚するこずで、より柔軟で効率的なコヌドを蚘述するこずができたす。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "Crystalのマクロは、条件分岐や反埩凊理を行うこずができたす。以䞋に、それぞれの構文ず䜿甚䟋を瀺したす。", "title": "= マクロの条件分岐ず反埩" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "条件分岐は、if/elsif/elseやcase/when/elseのような構文を䜿甚するこずができたす。マクロ内では、条件分岐によっお生成するコヌドを制埡するこずができたす。", "title": "= マクロの条件分岐ず反埩" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "反埩凊理は、whileやuntil、forのような構文を䜿甚するこずができたす。マクロ内では、反埩凊理によっお生成するコヌドを制埡するこずができたす。", "title": "= マクロの条件分岐ず反埩" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "メ゜ッド p は、䞎えられた「匏」の inspaect() の返す倀を puts したすが、マクロ p! は、それに先んじお(評䟡前の)「匏」を衚瀺したす。", "title": "= マクロ p!" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "マクロ p! は入れ子に出来たす。たた、䞀旊ASTに倉換しおから再床゜ヌスコヌドに倉換するので、等䟡な別の構文に倉換されるこずがありたす。", "title": "= マクロ p!" } ]
本曞は、Crystalのチュヌトリアルです。 Crystalは、Ary Borenszweig、Juan Wajnerman、Brian Cardiffず300人以䞊の貢献者によっお蚭蚈・開発された汎甚オブゞェクト指向プログラミング蚀語です。Ruby にヒントを埗た構文を持ち、静的型付けなコンパむル型蚀語ですが、倉数やメ゜ッドの匕数の型は䞀般には䞍芁です。型は高床なグロヌバル型掚論アルゎリズムによっお解決されたす。CrystalはApache Licenseバヌゞョン2.0のもず、FOSSずしおリリヌスされおいたす。
{{Pathnav|メむンペヌゞ|工孊|情報技術|プログラミング|frame=1}} {{Wikipedia|Crystal (プログラミング蚀語)}} <div style="width: fit-content;float:left; margin: 1rem">__TOC__</div> 本曞は、[[w:Crystal (プログラミング蚀語)|Crystal]]のチュヌトリアルです。 '''Crystal'''は、Ary Borenszweig、Juan Wajnerman、Brian Cardiffず300人以䞊の貢献者によっお蚭蚈・開発された汎甚オブゞェクト指向プログラミング蚀語です<ref>{{Cite web |url=https://github.com/crystal-lang/crystal/graphs/contributors |title=Contributors |accessdate=2022-07-18 |website=github.com }}</ref>。[[Ruby]] にヒントを埗た構文を持ち、[[W:静的型付け|静的型付け]]な[[w:コンパむル型蚀語|コンパむル型蚀語]]ですが、倉数やメ゜ッドの匕数の型は䞀般には䞍芁です。型は高床なグロヌバル[[型掚論]]アルゎリズムによっお解決されたす。<ref>{{Cite web |url=http://crystal-lang.org/2013/09/23/type-inference-part-1.html |title=Type inference part 1 |last=Brian J. |first=Cardiff |date=2013-09-09 |accessdate=2022-07-18 |website=crystal-lang.org }}</ref>Crystalは[[W:Apache License|Apache License]]バヌゞョン2.0のもず、[[W:FOSS|FOSS]]ずしおリリヌスされおいたす。 == 特城 == Crystalは、Rubyのシンタックスを持぀静的型付けのプログラミング蚀語で、以䞋のような特城がありたす。 * コンパむル型蚀語Crystalはコンパむル型蚀語であり、コンパむルによっお実行可胜なバむナリが生成されたす。これにより、実行速床が速く、静的型付けによっお安党性が高たりたす。 * オブゞェクト指向Crystalはオブゞェクト指向のプログラミング蚀語であり、クラスや継承などのオブゞェクト指向の機胜をサポヌトしおいたす。 * Rubyずの互換性CrystalはRubyのシンタックスに䌌おいるため、Ruby開発者にずっおは比范的簡単に孊習するこずができたす。たた、CrystalのコヌドはRubyのコヌドに倉換できるため、Rubyのラむブラリを利甚するこずができたす。 * 静的型付けCrystalは静的型付け蚀語であり、型゚ラヌをコンパむル時に怜出するこずができたす。これにより、実行時に゚ラヌが発生する可胜性を枛らし、コヌドの品質を向䞊させたす。 * 䞊列凊理Crystalは、䞊列凊理をサポヌトするために、Green Threadsず呌ばれる軜量スレッドを利甚しおいたす。これにより、CPUのコアを最倧限に掻甚し、凊理速床を高めるこずができたす。 * メタプログラミングCrystalは、メタプログラミングをサポヌトしおいたす。これにより、コヌド生成や動的な型倉換など、より高床なプログラミング技術を利甚するこずができたす。 * C蚀語ずのむンタフェヌスCrystalは、C蚀語ずのむンタフェヌスをサポヌトしおいたす。これにより、既存のC蚀語のラむブラリを利甚するこずができ、既存のシステムずの連携が容易になりたす。 == Hello, World! == お玄束の[[W:Hello world|Hello_world]]ですが、ここではRubyずの比范も兌ねお、[[Ruby#Hello, World!]]をそのたた実行しおみたす。 ''hello.cr''を甚意したす<ref>Crystalの゜ヌスファむルの拡匵子は''.cr'' です</ref>。 ;hello.cr:<syntaxhighlight lang=Crystal> puts 'Hello, World!' </syntaxhighlight> ;コマンドラむンでの操䜜:<syntaxhighlight lang="console"> % cat hello.cr puts 'Hello, World!' % crystal hello.cr In hello.cr:1:6 1 | puts 'Hello, World!' ^ Error: unterminated char literal, use double quotes for strings % sed -i -e "s@'@Q@g" -e 's@Q@"@g' hello.cr % cat hello.cr puts "Hello, World!" % crystal hello.cr Hello, World! </syntaxhighlight> : Crystalでは、文字列の堎合は二重匕甚笊(")を䜿甚するので、' を " に sed で眮換えたした。 :: 修正埌の hello.cr も問題なく ruby で実行できたす。 == 特城 == {{先頭に戻る}} ; [[W:コンパむル型蚀語|コンパむル型蚀語]] : ぀たたは耇数の゜ヌスコヌドをコンパむルしお実行ファむルを生成し、生成した実行ファむルを実行したす。 ; [[W:静的型付け|静的型付け]] : 倀・倉数・関数のパラメヌタヌ・関数の戻倀などの型はコンパむル時に怜蚌され、[[W:型安党性|型安党性]]が担保されたす。 ; [[W:䟋倖#コンピュヌタず䟋倖|䟋倖]] : begin / rescue / else / ensure / end 圢の䟋倖凊理をサポヌトしたす。 ; [[W:倚重定矩#挔算子の倚重定矩|挔算子オヌバヌロヌド]]: サポヌトしたす。 ; [[W:倚矩定矩|メ゜ッドオヌバヌロヌド]] : 同じ名前で匕数の数が異なるメ゜ッドを定矩するこずが可胜です。 ; [[W:型掚論|型掚論]] : サポヌトしたす。 ; [[W:ガベヌゞコレクション|ガベヌゞコレクション]] : サポヌトしたす。 ; [[W:クラス (コンピュヌタ)|クラス]] : クラスベヌスのオブゞェクト指向蚀語です。 :; 党おがオブゞェクト : Javaで蚀うプリミティブもオブゞェクトで、メ゜ッドを持ちたす。 :; 祖先クラス : Object :; [[#コンストラクタ|コンストラクタヌ]] : initalize() ず名付けられたメ゜ッドがむンスタンス化に䜿われたす。 :; [[#デストラクタ|デストラクタヌ]] : ありたせん。 :; [[W:継承 (プログラミング)|継承]] : 単䞀継承をサポヌトしたす。 :; 抜象クラス : [[Java]] や [[Go]] の interface や [[Swift]] の protocol はありたせんが、abstract class がありたす。 ; Mix-in : include 文でサポヌトしたす。 ; [[#名前空間|名前空間]] : モゞュヌルが名前空間を持ちたす。 ; defer : 提案されたしたが採甚されたせんでした<ref>[https://github.com/crystal-lang/crystal/issues/2582 go like defer #2582]</ref>。䟋えば、File.open() で開いたファむルの始末は、File.open(){
}ずブロックを枡すこずで、File.open()の終了ずずもに close() される Ruby 流のモデルを䜿えるので、䞍芁ずのこずです。たた、deferを採甚するずerrdferはいらないのかず連鎖的に問題が広がる懞念がありたす埓来のコヌドずの意味論の敎合性も。 ; 制埡構造は匏 : [[#if|if]], [[#while|while]] の制埡構文は匏です。 ; 文末の<code>;</code>セミコロン: 必芁ありたせん。 === コヌド・ギャラリヌ === {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} 実際にCrystalで曞かれたのコヌドを芋おみたしょう。 ==== ファむルの読出し(1) ==== Crystalを䜿っおファむルを読み蟌むには、Fileクラスを䜿甚したす。 以䞋は、Crystalでファむルを読み蟌む䟋です。 :<syntaxhighlight lang=crystal line> file = File.open("filename.txt") contents = file.gets_to_end puts contents file.close </syntaxhighlight> :#<code>File.open</code> メ゜ッドを䜿甚しお、ファむルを開きたす。匕数にファむルのパスを指定したす。これにより、 <code>file</code> 倉数にファむルのむンスタンスが栌玍されたす。 :#<code>gets_to_end</code> メ゜ッドを䜿甚しお、ファむルの内容を読み蟌みたす。これにより、 <code>contents</code> 倉数にファむルの内容が栌玍されたす。 :#<code>puts</code> メ゜ッドを䜿甚しお、ファむルの内容を暙準出力に出力したす。 :#ファむルを開く際に <code>File.open</code> メ゜ッドを䜿甚した堎合は、 <code>File.close</code> メ゜ッドを䜿甚しおファむルを閉じる必芁がありたす。 ==== ファむルの読出し(2) ==== <code>File.open</code>にブロックを枡すず、ブロックを抜けるず自動的にファむルが閉じられたす。明瀺的なファむルのクロヌズが䞍芁です。 :<syntaxhighlight lang=crystal line> File.open("filename.txt") { |file| contents = file.gets_to_end puts contents } </syntaxhighlight> # File.openメ゜ッド: #* <code>File.open("filename.txt")</code>は、指定されたファむルを開きたす。このメ゜ッドはブロックを取り、ブロック内でファむルを操䜜した埌、自動的にファむルを閉じたす。ブロックの終了時にファむルが閉じられるため、明瀺的なファむルのクロヌズが䞍芁です。 # ファむル操䜜: #* <code>|file|</code>の郚分は、ブロックパラメヌタで、この堎合は<code>file</code>ずいう名前の倉数がファむルオブゞェクトを衚したす。 #* <code>file.gets_to_end</code>は、ファむルから珟圚の䜍眮から末尟たでの内容を読み蟌みたす。ファむル党䜓を読み蟌むこずができるメ゜ッドです。 #* <code>puts contents</code>は、読み蟌んだ内容を出力したす。 このコヌドは、ファむルを開いお内容を読み蟌む際にブロックを䜿甚し、ブロックを抜けるずファむルが自動的に閉じられるずいうCrystalの䞀般的なむディオムを瀺しおいたす。 この方法は、ファむルの操䜜埌にクロヌズ凊理を忘れるこずを防ぎ、コヌドをより安党か぀簡朔にしたす。 ==== ゚ラトステネスの篩 ==== {{先頭に戻る|style=border-top:1px solid gray;}} ゚ラトステネスの篩を、若干 Crystal らしく曞いおみたした。 ;゚ラトステネスの篩:<syntaxhighlight lang=Crystal line> def eratosthenes(n) sieve = [] of Bool n.times do |i| sieve.push(i >= 2) end n.times do |i| next unless sieve[i] print("#{i} ") (2 * i).step(to: n, by: i, exclusive: true) do |j| sieve[j] = false end end end eratosthenes(1000) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 67 71 73 79 83 89 97 101 103 107 109 113 127 131 137 139 149 151 157 163 167 173 179 181 191 193 197 199 211 223 227 229 233 239 241 251 257 263 269 271 277 281 283 293 307 311 313 317 331 337 347 349 353 359 367 373 379 383 389 397 401 409 419 421 431 433 439 443 449 457 461 463 467 479 487 491 499 503 509 521 523 541 547 557 563 569 571 577 587 593 599 601 607 613 617 619 631 641 643 647 653 659 661 673 677 683 691 701 709 719 727 733 739 743 751 757 761 769 773 787 797 809 811 821 823 827 829 839 853 857 859 863 877 881 883 887 907 911 919 929 937 941 947 953 967 971 977 983 991 997 </syntaxhighlight> == プログラミング環境 == Crystalのプログラムを䜜り、コンパむル・実装するには、「オンラむン実行環境を䜿う」・「゚ディト・コンパむル・実行環境を甚意しおそれを䜿う」の通りの方法がありたす。 === オンラむン実行環境 === 公匏のオンラむン実行環境、 https://play.crystal-lang.org/ がありたす。 たずは、これを䜿っお本曞に䟋瀺されおいるコヌドを実行しおみるこずをお勧めしたす。 === ゚ディト・コンパむル・実行環境 === ゚ディタに぀いおは本曞では觊れたせんが、プログラミング時間の倧半ぱディタの操䜜に費やされるため、良い゚ディタを遞択するこずが重芁です。 Crystal の蚀語凊理系は、 https://crystal-lang.org/install/ から入手したす。 自分の、OSやGNU/Linuxであればディストリビュヌションに合わせおむンストヌルしおください。 たた、FreeBSDのように crystal ず shards が別パッケヌゞずなっおいるこずもあるので、その堎合は shards も远加むンストヌルしたす。 === ゜ヌスコヌドからのビルド === 倚くの堎合、むンストヌルされた crystal はスタティック リンクされおいるので、ダむナミック リンク版の crystal を入手するには、゜ヌスコヌドからビルドしたす。 たた、interactive Crystalを有効にするためにも、゜ヌスコヌドからのビルドが必芁です。 crystal は、゜ヌスコヌドが Github の https://github.com/crystal-lang/crystal.git で公開されおいるので、必芁に応じお゜ヌスコヌドからビルドするこずができたす。 crystalは、[[W:セルフホスティング|セルフホスティング蚀語]]<ref>crystalコンパむラヌを始めずする、crystalの蚀語凊理系暙準ラむブラリヌを含むずツヌルチェむンやナヌティリティヌなどは、crystal自身で曞かれおいたす。</ref>なので、最初にバむナリヌを入手しおブヌトストラップするか、クロスビルドしたバむナリヌを持蟌むか、パッケヌゞシステムからむンストヌルし、タヌゲットでセルフコンパむル出来る状態を䜜る方法がありたす。 ビルドには、Chromebook(メモリヌ4GB, Celeron N4000, OS Version: reven-release/R104-14909.124.0, Chromebrew version: `1.25.3`, llvm-15.0.0)で玄30分かかりたした。 {{See also|ChromeOS/Chromebrew#crystal.rb}} === crystal コマンド === crystal コマンドは Crystal のコンパむラであるず同時に、ビルドツヌルなどを含んだツヌルチェむンですプログラミング蚀語のCrystalは、先頭を倧文字、コマンドのcrystalは、先頭を小文字にしお区別したす。 [TODO: コマンドラむンツヌル crystal の解説。 crystal ファむル名 は crystal run ファむル名 の短瞮圢で、むンタヌプリタ的な実行 ではなく、内郚ビルドツヌルでコンパむル・実行を行う] == Ruby ずの違い == Crystalは、Rubyに觊発された構文を持぀ものの、Rubyずの互換性をゎヌルに定めおは'''いたせん'''。 このため、现郚を芋るず仕様に差異があり、Rubyの゜ヌスコヌドをcrystalに掛けおも前節の 'Hello World' の様にコンパむルに倱敗するこずがありたす。 たた、コンパむルできおも実行結果に違いが出るこずがありたす。 ここでは、Ruby ずの違いに぀いお実際のコヌドず双方の結果を比范するこずで、差異に぀いおの理解を深めおいきたす。 === 敎数型の特性 === ;倧きな敎数:<syntaxhighlight lang=Crystal> p 2 ** 999 p (2 ** 999).class </syntaxhighlight> ;rubyの実行結果:<syntaxhighlight lang="console"> 5357543035931336604742125245300009052807024058527668037218751941851755255624680612465991894078479290637973364587765734125935726428461570217992288787349287401967283887412115492710537302531185570938977091076523237491790970633699383779582771973038531457285598238843271083830214915826312193418602834034688 Integer </syntaxhighlight> ;crystalの実行結果:<syntaxhighlight lang="console"> Unhandled exception: Arithmetic overflow (OverflowError) from /usr/local/share/crystal/share/crystal/src/int.cr:295:9 in '**' from pow.cr:1:1 in '__crystal_main' from /usr/local/share/crystal/share/crystal/src/crystal/main.cr:115:5 in 'main_user_code' from /usr/local/share/crystal/share/crystal/src/crystal/main.cr:101:7 in 'main' from /usr/local/share/crystal/share/crystal/src/crystal/main.cr:127:3 in 'main' from /usr/local/lib64/libc.so.6 in '__libc_start_main' from /usr/local/.cache/crystal/crystal-run-pow.tmp in '_start' from ??? </syntaxhighlight> : Ruby の敎数は、桁あふれが起こるず自動的に倚倍長敎数に型倉換されるので、継ぎ目なしに倧きな数を扱うアルゎルズムが䜿えたす。 : Crystal の敎数は、固定長です倧きさに぀いおは[[#リテラルず型|埌述]]。なので倧きな答えになる匏を評䟡するず桁あふれが生じたす。桁あふれが生じたすが、C蚀語のように寡黙に凊理を続けるのではなく、実行時に䟋倖OverflowErrorが䞊がるので、䟋倖を捕捉し然るべき凊眮を斜すこずが可胜です。 ==== BigInt ==== <code>big</code> を <code>require</code> するず <code>BigInt</code> が䜿えるようになりたす。 ;BigInt:<syntaxhighlight lang=Crystal> require "big" p BigInt.new(2) ** 999 p (BigInt.new(2) ** 999).class </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="console"> 5357543035931336604742125245300009052807024058527668037218751941851755255624680612465991894078479290637973364587765734125935726428461570217992288787349287401967283887412115492710537302531185570938977091076523237491790970633699383779582771973038531457285598238843271083830214915826312193418602834034688 BigInt </syntaxhighlight> : BigIntはプリミティブではなので、リテラル衚珟はありたせん。たた、 ::<syntaxhighlight lang=Crystal> n : BigInt = 2 </syntaxhighlight> ::<syntaxhighlight lang=console> Error: type must be BigInt, not Int32 </syntaxhighlight> :: のように型アノテヌションするこずも出来たせん。 === リテラルず型 === ;様々なリテラルず型:<syntaxhighlight lang=Crystal> [nil, false, true, 42, 2.73, 'Q', "string", [1,2,3], {a:1, b:2}].each{|x| p [x, x.class] } </syntaxhighlight> ;rubyの実行結果:<syntaxhighlight lang="console"> [nil, NilClass] [false, FalseClass] [true, TrueClass] [42, Integer] [2.73, Float] ["Q", String] ["string", String] [[1, 2, 3], Array] [{:a=>1, :b=>2}, Hash] </syntaxhighlight> ;crystalの実行結果:<syntaxhighlight lang="console"> [nil, Nil] [false, Bool] [true, Bool] [42, Int32] [2.73, Float64] ['Q', Char] ["string", String] [[1, 2, 3], Array(Int32)] [{a: 1, b: 2}, NamedTuple(a: Int32, b: Int32)] </syntaxhighlight> : Crystal の敎数は Int32、浮動小数点数は Float64 です。 ;サむズを指定した数リテラル:<syntaxhighlight lang=Crystal> [1_i64, 2_u32, 3_u64, 4_i32, 5_i16, 6_u8, 7_i128, 8_u128, 3.14_f32, 1.44_f64].each{|x| p [x, x.class] } </syntaxhighlight> ;ruby:Rubyでは、サヌフィックスの付いた数倀リテラルは無効 ;crystalの実行結果:<syntaxhighlight lang="console"> [1, Int64] [2, UInt32] [3, UInt64] [4, Int32] [5, Int16] [6, UInt8] [7, Int128] [8, UInt128] [3.14, Float32] [1.44, Float64] </syntaxhighlight> : Crystal では、数倀リテラルに _ で始たるサヌフィックスを付け { i:笊号付き敎数, u:笊号なし敎数, f:浮動小数点数 } ず { 8,16,32,64,128 } のビット幅の組合せです<ref>[https://crystal-lang.org/reference/1.5/syntax_and_semantics/literals/ Literals]</ref>。 === Setは組蟌みクラス === Crystalでは、Set集合は組蟌みクラスなので、<code>require "set"</code>は䞍芁です。 ;集合の䟋:<syntaxhighlight lang=crystal> a = Set.new(10.times) b = Set.new(5.times.map{|i|2*i}) p! a, b, a + b, a - b, a & b, a | b a ^ b </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> a # => Set{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9} b # => Set{0, 2, 4, 6, 8} a + b # => Set{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9} a - b # => Set{1, 3, 5, 7, 9} a & b # => Set{0, 2, 4, 6, 8} a | b # => Set{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9} </syntaxhighlight> === for匏がない === Crystal には、Ruby にはある for匏がありたせん。 ;Rubyのfor匏の構文:<syntaxhighlight lang="ruby"> for 倉数 in コレクション 文 end </syntaxhighlight> :コレクションは Range, Array, Hash など内郚構造を持぀オブゞェクトです。 :for匏は、最埌に評䟡した倀を返すので、for'''匏'''です。 ;for匏のeachメ゜ッドによる眮換え:<syntaxhighlight lang="ruby"> for x in [ 2, 3, 5, 7, 11 ] do p x end # ↓ [ 2, 3, 5, 7, 11 ].each do | x | p x end </syntaxhighlight> : の様にコレクションの each メ゜ッドで眮換え可胜なので、Rubyからの移怍でも小芏暡な曞換えで枈みたす<ref>[https://github.com/crystal-lang/crystal/issues/830 "For" Loop support #830]</ref>埌述のマクロで実装できないかず思いたしたが、いたのずころ無理のようです。 たた loop 匏もありたせんが while true; 
 end で間に合いたす。Ruby では while 匏の条件の次に do が眮けたすが、Crystal では眮けたせん。 ==== 自䜜のforメ゜ッド ==== Rubyのforに䌌せるずいう瞛りがなければ、マクロを䜿うたでもなく簡単に実装できたす。 偶然ですが、[[Scala]]のforメ゜ッドに䌌おしたいたしたあれも、むテレヌション メ゜ッドに展開されるのである皋床は必然。Scalaず同じ様にゞェネレタヌず組合わせお倚次元に拡匵するこずもできそうです。 ;自䜜のforメ゜ッド:<syntaxhighlight lang=crystal> def for(collection) collection.each do |elm| yield(elm) end end for [1,2,3,4] do |x| p! x * x end for ({3,4,5,6}) do |x| p! x + x end for (1...999) do |x| p! x - 1 break if x > 5 end for (9999.times) do |x| p! x ** 3 break if x > 7 end </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x * x # => 1 x * x # => 4 x * x # => 9 x * x # => 16 x + x # => 6 x + x # => 8 x + x # => 10 x + x # => 12 x - 1 # => 0 x - 1 # => 1 x - 1 # => 2 x - 1 # => 3 x - 1 # => 4 x - 1 # => 5 x ** 3 # => 0 x ** 3 # => 1 x ** 3 # => 8 x ** 3 # => 27 x ** 3 # => 64 x ** 3 # => 125 x ** 3 # => 216 x ** 3 # => 343 x ** 3 # => 512 </syntaxhighlight> === eval()がない === Crystal には eval() はありたせん。 Crystalはコンパむル型蚀語ですので、無理もないこずです。 もし、Crystal で eval() を実装しようずするず、Common Lisp の様にむンタヌプリタヌを䞞ごずランタむムに含む必芁がありたす。 これはリヌズナブルな遞択ではありたせん。 Crystal では、eval() が必芁なケヌスに限定的ですがマクロを䜿うこずで実珟出来る可胜性がありたす。 === eachメ゜ッドが倀を返さない === Rubyでは、Arrayなどのeachメ゜ッドは self を返し、break で䞭断するず nil を返したす。 そこで、このようなコヌドがかけたす。 :;[https://paiza.io/projects/Je9yc_1sAi0h-jMfCSln4g?language=ruby 100以䞋の玠数を求めるコヌド(Ruby)]:<syntaxhighlight lang="ruby" highlight="3,4" line> primes = [] (2..100).each do |i| primes.push(i) if primes.each do |prime| break if i % prime == 0 end end p primes </syntaxhighlight> :;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> [2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31, 37, 41, 43, 47, 53, 59, 61, 67, 71, 73, 79, 83, 89, 97] </syntaxhighlight> :: 玠数集合(primes)から぀玠数(prime)を取出し、候補(i)をそれで割り、割切れたら break したす。 :: <u>break するず each は nil を返し、玠数集合ぞの候補の远加は行われたせん。</u> これに察し Crystal では、Arrayなどのeachメ゜ッドは self を返さない垞に nil を返すので䞊蚘のようなトリッキヌなコヌドはかけずフラッグを䜿いたす。 :;100以䞋の玠数を求めるコヌド(Crystal):<syntaxhighlight lang="ruby" highlight="3,6,10" line> primes = [] of Int64 (2..100).each do |i| flag = true primes.each do |prime| if i % prime == 0 flag = false break end end primes.push(i) if flag end p primes </syntaxhighlight> === マクロがある === Crystalには、Rubyにはないマクロがありたす<ref>[https://crystal-lang.org/reference/1.11/syntax_and_semantics/macros/ Macros - Crystal]</ref>。Rubyは実行時にすべおのオブゞェクトにアクセス出来お、メ゜ッド生やし攟題なのでマクロは必芁ありたせんが、Crystalはコンパむル時に型やメ゜ッドを確定する必芁があり、特にメ゜ッドゞェネレタヌずしおのマクロにニヌズがありたす。たた、テンプレヌト蚀語的なマクロなので、環境倉数による条件分岐や、コンテナを枡し繰返し凊理する構文もありたす。 ==== Rubyの文法ずCrystalの文法の違い ==== RubyずCrystalの䞻な文法の違いを衚圢匏でたずめたした。 {| class="wikitable" !文法 !Ruby !Crystal |- !倉数宣蚀 |<code>x = 1</code> |<code>x : Int32 = 1</code> |- !型指定 |䞍芁 |必芁型掚論で省略可胜 |- !関数定矩 |<syntaxhighlight lang=ruby> def foo(x) x + 1 end </syntaxhighlight> |<syntaxhighlight lang=crystal> def foo(x : Int32) x + 1 end </syntaxhighlight> |- !クラス定矩 |<syntaxhighlight lang=ruby> class MyClass attr_accessor :name def initialize(name) @name = name end end </syntaxhighlight> |<syntaxhighlight lang=crystal> class MyClass property name : String def initialize(@name : String) end end </syntaxhighlight> |- !モゞュヌル定矩 |<syntaxhighlight lang=ruby> module MyModule def foo "foo" end end </syntaxhighlight> |<syntaxhighlight lang=crystal> module MyModule def foo "foo" end end </syntaxhighlight> |- !if |<syntaxhighlight lang=ruby> if x == 1 "x is 1" elsif x == 2 "x is 2" else "x is neither 1 nor 2" end </syntaxhighlight> |<syntaxhighlight lang=crystal> if x == 1 "x is 1" elsif x == 2 "x is 2" else "x is neither 1 nor 2" end </syntaxhighlight> |- !unless |<syntaxhighlight lang=ruby> unless x == 1 "x is not 1" end </syntaxhighlight> |<syntaxhighlight lang=crystal> unless x == 1 "x is not 1" end </syntaxhighlight> |- !case |<syntaxhighlight lang=ruby> case x when 1 "x is 1" when 2 "x is 2" else "x is neither 1 nor 2" end </syntaxhighlight> |<syntaxhighlight lang=crystal> case x when 1 "x is 1" when 2 "x is 2" else "x is neither 1 nor 2" end </syntaxhighlight> |- !while |<syntaxhighlight lang=ruby> while x < 10 do puts x x += 1 end </syntaxhighlight> |<syntaxhighlight lang=crystal> while x < 10 puts x x += 1 end </syntaxhighlight> |- !for |<syntaxhighlight lang=ruby> fruits = ["apple", "banana", "cherry"] for fruit in fruits puts fruit end </syntaxhighlight> | N/A以䞋は代替実装 <syntaxhighlight lang=ruby> fruits = ["apple", "banana", "cherry"] fruits.each do |fruit| puts fruit end </syntaxhighlight> |} == キヌワヌド == Crystalのキヌワヌド( ''keywords'' ) は、以䞋の通り。 <code>abstract</code> <code>alias</code> <code>as</code> <code>asm</code> <code>begin</code> <code>break</code> <code>case</code> <code>class</code> <code>def</code> <code>do</code> <code>else</code> <code>elsif</code> <code>end</code> <code>ensure</code> <code>enum</code> <code>extend</code> <code>for</code> <code>fun</code> <code>if</code> <code>include</code> <code>instance_sizeof</code> <code>lib</code> <code>macro</code> <code>module</code> <code>next</code> <code>of</code> <code>out</code> <code>pointerof</code> <code>private</code> <code>protected</code> <code>rescue</code> <code>return</code> <code>require</code> <code>select</code> <code>sizeof</code> <code>struct</code> <code>super</code> <code>then</code> <code>type</code> <code>typeof</code> <code>uninitialized</code> <code>union</code> <code>unless</code> <code>until</code> <code>when</code> <code>while</code> <code>with</code> <code>yield</code> <!-- <code>__DIR__</code> <code>__END_LINE__</code> <code>__FILE__</code> <code>__LINE__</code> --> == 挔算子 == Crystalは、1぀、2぀、たたは3぀のオペランドを持぀数倚くの挔算子をサポヌトしおいたす<ref>[https://crystal-lang.org/reference/1.5/syntax_and_semantics/operators.html Operators]access-date:2022-07-22</ref>。 挔算子匏は、実際にはメ゜ッド呌び出しずしおパヌスされたす。䟋えば、<code>a + b</code> は <code>a.+(b)</code> ず意味的に同じで、匕数 b を持぀ a のメ゜ッド + を呌び出すこずになりたす。 {| class="wikitable" |+ 挔算子の優先床 !皮類 !挔算子 |- |むンデックス アクセサヌ |<code>[]</code>, <code>[]?</code> |- |単項 |<code>+</code>, <code>&+</code>, <code>-</code>, <code>&-</code>, <code>!</code>, <code>~</code> |- |指数 |<code>**</code>, <code>&**</code> |- |乗陀 |<code>*</code>, <code>&*</code>, <code>/</code>, <code>//</code>, <code>%</code> |- |加枛 |<code>+</code>, <code>&+</code>, <code>-</code>, <code>&-</code> |- |シフト |<code><<</code>, <code>>></code> |- |ビット間 AND |<code>&</code> |- |ビット間 OR/XOR |<code><nowiki>|</nowiki></code>,<code>^</code> |- |等倀 |<code>==</code>, <code>!=</code>, <code>=~</code>, <code>!~</code>, <code>===</code> |- |比范 |<code><</code>, <code><=</code>, <code>></code>, <code>>=</code>, <code><=></code> |- |論理 AND |<code>&&</code> |- |論理 OR |<code><nowiki>||</nowiki></code> |- |Range |<code>..</code>, <code>...</code> |- |条件 |<code>?:</code> |- |代入 |<code>=</code>, <code>[]=</code>, <code>+=</code>, <code>&+=</code>, <code>-=</code>, <code>&-=</code>, <code>*=</code>, <code>&*=</code>, <code>/=</code>, <code>//=</code>, <code>%=</code>, <code><nowiki>|=</nowiki></code>, <code>&=</code>,<code>^=</code>,<code>**=</code>,<code><<=</code>,<code>>>=</code>, <code><nowiki>||=</nowiki></code>, <code>&&=</code> |- |スプラット |<code>*</code>, <code>**</code> |} == 制埡構造 == '''[[w:制埡構造|制埡構造]]'''せいぎょこうぞう、''control flow''ずは、「順次」「分岐」「反埩」ずいう基本的な凊理のこずを蚀いたす。 {{コラム|Crystalの真理倀|2= 制埡構造は「条件匏」が真であるか停であるかによっお分岐や反埩の振る舞いが倉わりたす。 では「条件匏」が真・停はどの様に決たるのでしょう Crystalでは <code>false</code> あるいは <code>nil</code> であるず停、それ以倖が真です。 なので <code>0</code> も <code>[]</code>空のArray も <code>{}</code>空のNamedTupleも真です。 }} === 条件分岐 === Crystalの条件分岐には、[[#if|if]], [[#until|until]] ず [[#case|case]]の3぀の構文がありたす。 ==== if ==== '''[[w:if|if]]'''は条件匏によっお実行・吊を切り替える構造構文で、評䟡した匏の倀を返すので条件挔算子でもありたす。 ;ifの䟋:<syntaxhighlight lang=crystal line> a = 0.0 / 0.0 if a < 0 puts "minus" elsif a > 0 puts "plus" elsif a == 0 puts "zero" else puts a end p! ( if a < 0 "minus" elsif a > 0 "plus" elsif a == 0 "zero" else a end ) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> NaN (if a < 0 "minus" else if a > 0 "plus" else if a == 0 "zero" else a end end end) # => NaN </syntaxhighlight> :; elsif節:ifは、オプショナルな elsif 節を蚭け、条件匏が停であった時に別の条件に合臎した凊理を実行させるこずが出来たす。 :; else節:ifは、オプショナルな else 節を蚭け、条件匏が停であった時に凊理を実行させるこずが出来たす。 : ifは倀を返すので、メ゜ッドの実匕数に䜿うこずが出来たすし、代入挔算の右蟺にも䜿えたす。 ==== 埌眮のif ==== Crystalには、RubyやPerlのような埌眮のifがありたす。 ;埌眮のifの䟋:<syntaxhighlight lang=crystal> n = 0 puts "nは0" if n == 0 puts "nは1" if n == 1 </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> nは0 </syntaxhighlight> ==== unless==== '''unless'''アンレスは条件匏によっお実行・吊を切り替える構造構文ですが、ifずは条件匏に察する挙動が逆です。 ;unless文の䟋:<syntaxhighlight lang=crystal line> a = 0.0 / 0.0 unless a == 0 puts "Non-zero" else puts a end </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> Non-zero </syntaxhighlight> :; else節 : unless文は、オプショナルな else 節を蚭け、条件匏が真であった時に凊理を実行させるこずが出来たす。 ::たた、unless文は elsif 節は持おたせん。 ==== 埌眮のunless ==== Crystalには、RubyやPerlのような埌眮のunlessがありたす。 ;埌眮のunlessの䟋:<syntaxhighlight lang=crystal> n = 0 puts "nは0" unless n == 0 puts "nは1" unless n == 1 </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> nは1ではない </syntaxhighlight> ==== case ==== caseは、耇数の条件匏によっお凊理を降る分ける甚途の為に甚意されおいたす。 ;caseの䟋:<syntaxhighlight lang=crystal line> n = 2 case n when 1 puts "one" when 2 puts "two" when 3 puts "three" else puts "other" end p! ( case n when 1 "one" when 2 "two" when 3 "three" else "other" end ) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> two (case n when 1 "one" when 2 "two" when 3 "three" else "other" end) # => "two"</syntaxhighlight> :C蚀語系のswitch文に慣れた人はbreakがないこずに気が぀くず思いたす。Crystalのcaseはfall throughしたせんし、fall throughさせる方法もありたせん。 ===== when節が定数でなく匏を受付けたす ===== [[#if|if]]を䜿ったコヌドをcaseに曞き換えおみたしょう。 ;case の匏の省略:<syntaxhighlight lang=crystal line> a = 0.0 / 0.0 case when a < 0 puts "minus" when a > 0 puts "plus" when a == 0 puts "zero" else puts a end p! ( case true when a < 0 "minus" when a > 0 "plus" when a == 0 "zero" else a end ) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> NaN (case true when a < 0 "minus" when a > 0 "plus" when a == 0 "zero" else a end) # => NaN </syntaxhighlight> このコヌドは when 節の匏の倀ずcaseの匏を <code>===</code> で比范し、最初に䞀臎した when に察応する匏が実行される事を利甚しおいたす。 ===== 型による分岐 ===== when 節が匏ではなく型であった堎合、caseの匏を <code>is_a?</code> で評䟡し、最初に䞀臎した when に察応する匏が実行されたす。 ;型による分岐:<syntaxhighlight lang=crystal line> p! 0.class, 0.is_a?(Object), 0.is_a?(Int32), 0.is_a?(Number), 0.is_a?(String) case 0 when String puts "String" when Number puts "Number" when Int32 puts "Int32" when Object puts "Object" else puts "Unknown" end </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 0.class # => Int32 0.is_a?(Object) # => true 0.is_a?(Int32) # => true 0.is_a?(Number) # => true 0.is_a?(String) # => false Number </syntaxhighlight> 暗黙のオブゞェクト構文を䜿うず :<syntaxhighlight lang=crystal line> case 0 when .is_a?(String) puts "String" when .is_a?(Number) puts "Number" when .is_a(Int32) puts "Int32" when .is_a(Object) puts "Object" else puts "Unknown" end </syntaxhighlight> :ず曞くこずが出来たす。 :: メ゜ッドは、.is_a? に限定しないので、 .odd? .even? .include? など Bool を返すメ゜ッドなら䜕でも䜿えたす。 when に察応する匏は、1぀のこずが珍しくないので、その堎合は省略可胜な then を補うず、行で曞けたす。 :<syntaxhighlight lang=crystal line> case 0 when String then puts "String" when Number then puts "Number" when Int32 then puts "Int32" when Object then puts "Object" else puts "Unknown" end </syntaxhighlight> ===== タプルずダミヌ識別子 _ ===== Crystalにおいお、タプルずは、耇数の倀をグルヌプ化しお1぀のオブゞェクトずしお扱うための機胜です。タプルは、角括匧 <code>[ ]</code> 内にコンマで区切られた倀を指定しお䜜成したす。 䟋えば、次のように2぀の倀を持぀タプルを䜜成できたす。 :<syntaxhighlight lang=crystal line> tuple = [1, "hello"] </syntaxhighlight> タプルの芁玠にアクセスするには、むンデックスを指定しお取埗したす。 :<syntaxhighlight lang=crystal line> tuple[0] #=> 1 tuple[1] #=> "hello" </syntaxhighlight> たた、Crystalにはダミヌ識別子 <code>_</code> がありたす。この識別子は、未䜿甚の匕数や倉数を衚すために䜿甚されたす。䟋えば、次のように <code>_</code> を䜿っお、2番目の芁玠を無芖しお1番目の芁玠だけを取埗するこずができたす。 :<syntaxhighlight lang=crystal line> tuple = [1, "hello"] a, _ = tuple puts a #=> 1 </syntaxhighlight> ここでは、2番目の芁玠を <code>_</code> で受け取っおいたす。このように、ダミヌ識別子 <code>_</code> を䜿うこずで、ある倉数や匕数が䜿甚されないこずを明瀺するこずができたす。 ===== 網矅性の怜査 ===== when の代わりに in を䜿甚するず、exhaustive case 匏が䜜成されたす。exhaustive case では、必芁な in 条件を省略するずコンパむル時に゚ラヌずなりたす。exhaustive case 匏では、when 節ず else 節を含むこずはできたせん。 ;Enumの網矅性チェック網矅䞍完党:<syntaxhighlight lang=crystal line highlight=11> enum Colours Red Green Blue end colour : Colours = Colours::Red q = case colour in Colours::Red then "èµ€" in .green? then "緑" # in .blue? then "青" end p q </syntaxhighlight> ;コンパむル゚ラヌ:<syntaxhighlight lang="text"> Showing last frame. Use --error-trace for full trace. In enumcase.cr:8:5 8 | q = case colour ^ Error: case is not exhaustive for enum Colours. Missing members: - Blue </syntaxhighlight> : case - in 匏の in が列挙型の芁玠を網矅しおいないず、コンパむル時にこの様に゚ラヌになりたす。 :: Colours::Red ず .red? は同矩ですenum では、芁玠名を小文字にし最埌に ? が付いたメ゜ッドが生えおきたす。 ;Enumの網矅性チェック網矅完党:<syntaxhighlight lang=crystal line highlight=11> enum Colours Red Green Blue end colour : Colours = Colours::Red q = case colour in Colours::Red then "èµ€" in .green? then "緑" in .blue? then "青" end p q </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> "èµ€" </syntaxhighlight> [TODO:短絡評䟡 && || ] === 繰返し === Crystalには、他のプログラミング蚀語のような[[#繰返し構文|繰返し構文]]ず、[[#むテレヌタヌメ゜ッド|むテレヌタヌメ゜ッド]]がありたす。 ==== 繰返し構文 ==== Crystalの繰返し構文には、while ず untilの2぀がありたす<ref>for も do-while も loop もありたせん。</ref>。 ===== while ===== whileホワむルは条件が'''真'''である間、匏を実行し぀づけたす。 ;構文:<syntaxhighlight lang=crystal> while 条件匏 匏 匏  匏 end </syntaxhighlight> : Rubyず違い、条件匏の埌ろに <code>do</code> を぀けるこずは出来たせん。 ;while文のコヌド䟋:<syntaxhighlight lang=crystal line> i = 0 p! ( while i < 10 p! i i += 1 break i if i > 5 end ) </syntaxhighlight> : 行目の <code>i < 5</code>が真の間、次の行を繰返したす。 : 行目の <code>i += 1</code> は <code>i = i + 1</code> の構文糖 ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> (while i < 10 p!(i) i = i + 1 if i > 5 break i end end)# => i # => 0 i # => 1 i # => 2 i # => 3 i # => 4 i # => 5 6 </syntaxhighlight> ===== until ===== untilアンティルは条件が'''停'''である間、匏を実行し぀づけたす。whileずは条件に察する挙動が逆です。 ;構文:<syntaxhighlight lang=crystal> until 条件匏 [ do ] 文 文  文 end </syntaxhighlight> : <code>do</code> は省略できたす。 ;untilのコヌド䟋:<syntaxhighlight lang=crystal line> i = 0 until i == 3 puts i i += 1 end </syntaxhighlight> : 行目の <code>i == 3</code>が停の間、次の行を繰返したす。 ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 0 1 2 </syntaxhighlight> ===== for ===== Crystalにはforがありたせんが、コレクションのむテレヌションメ゜ッドを䜿うこずで繰返しを簡玠に実珟出来たす。 ==== Rangeオブゞェクト ==== Rangeオブゞェクトは、敎数の区間を衚し範囲挔算子 <code>開始 .. 終了</code> や <code>開始 ... 終了</code> で生成したす。 範囲挔算子の終了は省略でき、その堎合は数孊の半開区間半閉区間ずなり、䟋えば、<code>1 ..</code>は自然数ずなりたすただし、日本的なを自然数に含たない堎合。 ;コヌド:<syntaxhighlight lang=crystal> rng = 1..3 puts rng.class rng.each do | n | puts "#{n}番"; end </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> Range(Int32, Int32) 1番 2番 3番 </syntaxhighlight> ==== Arrayオブゞェクト ==== Arrayオブゞェクトは、任意の Crystal オブゞェクトを芁玠ずしお持぀こずができたす。 配列匏<code>[ 芁玠1, 芁玠2, 
 芁玠n ]</code> で生成したす。 ;コヌド:<syntaxhighlight lang=crystal> animals = [ "ネコ", "金魚", "ハムスタヌ" ] puts animals.class animals.each do | animal | puts "動物 #{animal}" end p! ([ "むヌ", *animals , "むグアナ" ]) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> Array(String) 動物 ネコ 動物 金魚 動物 ハムスタヌ (["むヌ", *animals, "むグアナ"]) # => ["むヌ", "ネコ", "金魚", "ハムスタヌ", "むグアナ"] </syntaxhighlight> ==== Tupleオブゞェクト ==== Tupleオブゞェクトは、任意の Crystal オブゞェクトを芁玠ずしお持぀こずができたす。 配列匏<code>{ 芁玠1, 芁玠2, 
 芁玠n }</code> で生成したす。 ;コヌド:<syntaxhighlight lang=crystal> animals = { "ネコ", "金魚", "ハムスタヌ" } puts animals.class animals.each do | animal | puts "動物 #{animal}" end p! ({ "むヌ", *animals , "むグアナ" }) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> Tuple(String, String, String) 動物 ネコ 動物 金魚 動物 ハムスタヌ ({"むヌ", *animals, "むグアナ"}) # => {"むヌ", "ネコ", "金魚", "ハムスタヌ", "むグアナ"} </syntaxhighlight> ==== Setオブゞェクト ==== Setオブゞェクトは集合です。任意の Crystal オブゞェクトを芁玠ずしお持぀こずができたすが、1぀の倀は重耇しお持おたせん。 Set.newに配列匏<code>{ 芁玠1, 芁玠2, 
 芁玠n }</code> などを枡し初期化したす。 ;コヌド:<syntaxhighlight lang=crystal> animals = Set.new({ "ネコ", "金魚", "ハムスタヌ" }) puts animals.class animals.each do | animal | puts "動物 #{animal}" end p! animals, animals.includes?("ネコ"), animals.includes?("むヌ") animals.delete "ネコ" animals.add "むヌ" p! animals, animals.includes?("ネコ"), animals.includes?("むヌ") animals = Set.new({ "ネコ", "むヌ", "金魚", "ハムスタヌ", "カナリダ", "クサガメ" }) mammals = Set.new({ "ネコ", "むヌ", "ハムスタヌ" }) p! animals , mammals, animals & mammals, animals | mammals, animals + mammals, animals ^ mammals, animals - mammals, mammals - animals </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> Set(String) 動物 ネコ 動物 金魚 動物 ハムスタヌ animals # => Set{"ネコ", "金魚", "ハムスタヌ"} animals.includes?("ネコ") # => true animals.includes?("むヌ") # => false animals # => Set{"金魚", "ハムスタヌ", "むヌ"} animals.includes?("ネコ") # => false animals.includes?("むヌ") # => true animals # => Set{"ネコ", "むヌ", "金魚", "ハムスタヌ", "カナリダ", "クサガメ"} mammals # => Set{"ネコ", "むヌ", "ハムスタヌ"} animals & mammals # => Set{"ネコ", "むヌ", "ハムスタヌ"} animals | mammals # => Set{"ネコ", "むヌ", "金魚", "ハムスタヌ", "カナリダ", "クサガメ"} animals + mammals # => Set{"ネコ", "むヌ", "金魚", "ハムスタヌ", "カナリダ", "クサガメ"} animals ^ mammals # => Set{"金魚", "カナリダ", "クサガメ"} animals - mammals # => Set{"金魚", "カナリダ", "クサガメ"} mammals - animals # => Set{} </syntaxhighlight> ==== NamedTupleオブゞェクト ==== NamedTupleオブゞェクトは、任意の Crystal オブゞェクトをキヌに、任意の Crystal オブゞェクトを倀に持぀こずができる連想配列です。 NamedTuple匏<code>{キヌ1 => 倀1, キヌ2 => 倀2, キヌn => 倀n}</code> で生成したす。 たた、キヌが Symbol の堎合 NamedTuple匏<code>{キヌ1: 倀1, キヌ2: 倀2, キヌn: 倀n}</code> で生成するこずが出来たす。 ;コヌド:<syntaxhighlight lang=crystal> animals = {cat: "ネコ", gold_fish: "金魚", hamster: "ハムスタヌ"} puts animals.class animals.each do | en, animal | puts "動物 #{en}: #{animal}" end </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> NamedTuple(cat: String, gold_fish: String, hamster: String) 動物 cat: ネコ 動物 gold_fish: 金魚 動物 hamster: ハムスタヌ </syntaxhighlight> このように、Crystalではforがなくおもコレクションのメ゜ッドで同様の凊理を実珟できたす。 ==== loop ==== loop ありたせん。 while true で代甚したす。 ;loopの代甚コヌド䟋:<syntaxhighlight lang=crystal line> i = 1 while true puts "0b%b" % i i <<= 1 break if i > 2**8 end </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 0b1 0b10 0b100 0b1000 0b10000 0b100000 0b1000000 0b10000000 0b100000000 </syntaxhighlight> :行目の、<code>break if i > 2**8</code>でルヌプを脱出するようにしおいたす。この様に break や return あるいは䟋倖が䞊がらないずルヌプは氞久に終わりたせん。 :このコヌドは、Crystalにはない do-while文を暡倣する䟋にもなっおいたす。 ==== むテレヌタヌメ゜ッド ==== ===== Integer#times ===== Integer#timesは䞎えられたブロックをオブゞェクトの瀺す敎数倀回くりかえしたす。 :コヌド<syntaxhighlight lang=crystal> 3.times{ puts "Hello, world!" } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> Hello, world! Hello, world! Hello, world! </syntaxhighlight> ;ルヌプ倉数を䜿た䟋:<syntaxhighlight lang=crystal> 3.times do |i| puts "#{i}の倍は#{2 * i}" end </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 0の倍は0 1の倍は2 2の倍は4 </syntaxhighlight> ;ブロックを䌎わないtimesメ゜ッド:<syntaxhighlight lang=crystal> iter = 3.times puts iter.class p! iter.next p! iter.next p! iter.next p! iter.next p! iter.next p! iter.next # puts iter.next # `next': StopIteration: iteration reached an end </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> Int::TimesIterator(Int32) iter.next # => 0 iter.next # => 1 iter.next # => 2 iter.next # => #<Iterator::Stop:0x7fb5bedd7fe0> iter.next # => #<Iterator::Stop:0x7fb5bedd7fe0> iter.next # => #<Iterator::Stop:0x7fb5bedd7fe0> </syntaxhighlight> : Integer#times にブロックを枡さないず、Int::TimesIterator([T])オブゞェクトが返りたす。 : Int::TimesIterator([T])オブゞェクトは倖郚むテレヌタヌず呌ばれnextメ゜ッドで反埩を行えたす。 == オブゞェクト == Crystal では、党おがオブゞェクトです。 === オブゞェクトのリテラルずクラス === ;オブゞェクトのリテラルずクラス:<syntaxhighlight lang=crystal> [nil, false, true, 1, 3.14, "abc", :abc, 1..10, 1...10, 1.., [1, 2_u8, 3_i128], [1, 2, 3], [1, "abc"], {1, 2, 3}, {1, "abc"}, {"a" => 1, "b" => 2}, {a: 1, b: 2}, Set.new([:a, :bc, :def]), ->(x : Int32) { 2 * x }, 100.times, (1..).each, [1, 2, 3].each, {1, 2, 3}.each, {"a" => 1, "b" => 2}.each, # {a:1, b:2}.each, # Error: 'NamedTuple(a: Int32, b: Int32)#each' is expected to be invoked with a block, but no block was given ].each do |obj| p [obj, obj.class] end </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text" style="overflow: scroll;height:12em"> [nil, Nil] [false, Bool] [true, Bool] [1, Int32] [3.14, Float64] ["abc", String] [:abc, Symbol] [1..10, Range(Int32, Int32)] [1...10, Range(Int32, Int32)] [1.., Range(Int32, Nil)] [[1, 2, 3], Array(Int128 | Int32 | UInt8)] [[1, 2, 3], Array(Int32)] [[1, "abc"], Array(Int32 | String)] [{1, 2, 3}, Tuple(Int32, Int32, Int32)] [{1, "abc"}, Tuple(Int32, String)] [{"a" => 1, "b" => 2}, Hash(String, Int32)] [{a: 1, b: 2}, NamedTuple(a: Int32, b: Int32)] [Set{:a, :bc, :def}, Set(Symbol)] [#<Proc(Int32, Int32):0x5a6c0ffabcf0>, Proc(Int32, Int32)] [#<Int::TimesIterator(Int32):0x7e2b4be59e80 @n=100, @index=0>, Int::TimesIterator(Int32)] [#<Range::ItemIterator(Int32, Nil):0x7e2b4be5dfc0 @range=1.., @current=1, @reached_end=false>, Range::ItemIterator(Int32, Nil)] [#<Indexable::ItemIterator(Array(Int32), Int32):0x7e2b4be58da0 @array=[1, 2, 3], @index=0>, Indexable::ItemIterator(Array(Int32), Int32)] [#<Indexable::ItemIterator(Tuple(Int32, Int32, Int32), Int32):0x7e2b4be5dfa0 @array={1, 2, 3}, @index=0>, Indexable::ItemIterator(Tuple(Int32, Int32, Int32), Int32)] [#<Hash::EntryIterator(String, Int32):0x7e2b4be58d80 @hash={"a" => 1, "b" => 2}, @index=0>, Hash::EntryIterator(String, Int32)] </syntaxhighlight> === Rubyのオブゞェクトのリテラルずクラス === ;Rubyのオブゞェクトのリテラルずクラス:<syntaxhighlight lang=ruby> require 'set' [nil, false, true, 1, 3.14, "abc", :abc, 1..10, 1...10, 1.., # [1, 2_u8, 3_i128], [1, 2, 3], [1, "abc"], # {1, 2, 3}, {1, "abc"}, {"a" => 1, "b" => 2}, {a: 1, b: 2}, Set.new([:a, :bc, :def]), ->(x) { 2 * x }, 100.times, (1..).each, [1, 2, 3].each, # {1, 2, 3}.each, {"a" => 1, "b" => 2}.each, # {a:1, b:2}.each, # Error: 'NamedTuple(a: Int32, b: Int32)#each' is expected to be invoked with a block, but no block was given ].each do |obj| p [obj, obj.class] end </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text" style="overflow: scroll;height:12em"> [nil, NilClass] [false, FalseClass] [true, TrueClass] [1, Integer] [3.14, Float] ["abc", String] [:abc, Symbol] [1..10, Range] [1...10, Range] [1.., Range] [[1, 2, 3], Array] [[1, "abc"], Array] [{"a"=>1, "b"=>2}, Hash] [{:a=>1, :b=>2}, Hash] [#<Set: {:a, :bc, :def}>, Set] [#<Proc:0x000014af26147eb0 Main.rb:10 (lambda)>, Proc] [#<Enumerator: 100:times>, Enumerator] [#<Enumerator: 1..:each>, Enumerator] [#<Enumerator: [1, 2, 3]:each>, Enumerator] [#<Enumerator: {"a"=>1, "b"=>2}:each>, Enumerator] </syntaxhighlight> == クラス == === シンプルなクラス === ;シンプルなクラス:<syntaxhighlight lang=crystal highlight="2" line> class Hello def initialize(@name : String = "World") end def greeting puts "Hello #{@name}!" end end hello = Hello.new() hello.greeting universe = Hello.new("Universe") universe.greeting </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello World! Hello Universe! </syntaxhighlight> :;初期化メ゜ッド :: <syntaxhighlight lang=crystal line start=4> def initialize(@name : String = "World") end </syntaxhighlight> ::Rubyであれば :: <syntaxhighlight lang=ruby line start=4> def initialize(name = "World") @name = name end </syntaxhighlight> ::ずするずころですが、Crystalでは、型アノテヌション <code> : String</code> を䜿い、匕数の型を限定したした。 ::たた、@ 付きのアトリビュヌト名を仮匕数にするず、そのたたアトリビュヌトa.k.a. むンスタンス倉数に仮匕数が代入されたす。 ::これは、C++のコンストラクタヌのメンバヌ初期化リストず同じアむディアですが、Crystalではむンスタンス倉数に @ が前眮されるので、仮匕数に @ が出珟すればむンスタンス倉数の初期倀だず自明で、聡明な遞択です。 === 郜垂間の倧圏距離 === [[Ruby#ナヌザヌ定矩クラス]]の郜垂間の倧圏距離を求めるメ゜ッドを远加した䟋を、Crystalに移怍したした。 ;郜垂間の倧圏距離:<syntaxhighlight lang=crystal highlight=”2,7,12” line> class GeoCoord getter :longitude, :latitude def initialize(@longitude : Float64, @latitude : Float64) end def to_s(io) ew, ns = "東経", "北緯" long, lat = @longitude, @latitude ew, long = "西経", -long if long < 0.0 ns, lat = "南緯", -lat if lat < 0.0 io << "(#{ew}: #{long}, #{ns}: #{lat})" end # https://github.com/crystal-lang/crystal/issues/259 def distance(other) i, r = Math::PI / 180, 6371.008 Math.acos(Math.sin(@latitude*i) * Math.sin(other.latitude * i) + Math.cos(@latitude*i) * Math.cos(other.latitude * i) * Math.cos(@longitude * i - other.longitude * i)) * r end end # メ゜ッドの先頭を倧文字に出来ないのでクラス名のメ゜ッドは䜜るこずが出来ない # def GeoCoord(lng : Float64, lat : Float64) # GeoCoord.new(lng, lat) # end Sites = { "東京駅": GeoCoord.new(139.7673068, 35.6809591), "シドニヌ・オペラハりス": GeoCoord.new(151.215278, -33.856778), "グリニッゞ倩文台": GeoCoord.new(-0.0014, 51.4778), } Sites.each { |name, gc| puts "#{name}: #{gc}" } puts "" keys, len = Sites.keys, Sites.size keys.each_with_index { |x, i| y = keys[(i + 1) % len] puts "#{x} ⇔ #{y}: #{Sites[x].distance(Sites[y])} [km]" } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 東京駅: (東経: 139.7673068, 北緯: 35.6809591) シドニヌ・オペラハりス: (東経: 151.215278, 南緯: 33.856778) グリニッゞ倩文台: (西経: 0.0014, 北緯: 51.4778) 東京駅 ⇔ シドニヌ・オペラハりス: 7823.269299386704 [km] シドニヌ・オペラハりス ⇔ グリニッゞ倩文台: 16987.2708377249 [km] グリニッゞ倩文台 ⇔ 東京駅: 9560.546566490015 [km] </syntaxhighlight> :Crystal には、<syntaxhighlight lang=ruby inline> attr_accessor </syntaxhighlight> はありたせんが、暙準ラむブラリヌのマクロに <syntaxhighlight lang=crystal inline> getter </syntaxhighlight>があるので :: <syntaxhighlight lang=crystal line start=2> getter :longitude, :latitude </syntaxhighlight> ::ずしたした。 ::将来、<syntaxhighlight lang=ruby inline> attr_accessor </syntaxhighlight> が実装される可胜性はありたすが、姉効品の<syntaxhighlight lang=crystal inline> setter </syntaxhighlight> ずの䜵甚が䞋䜍互換性を考えるず確実です。 : to_s は、Ruby ならば :: <syntaxhighlight lang=ruby line start=7> def to_s() </syntaxhighlight> :: <syntaxhighlight lang=ruby line start=12> "(#{ew}: #{long}, #{ns}: #{lat})" </syntaxhighlight> :: ですが、Crystalでは远加の匕数 <var>io</var> が必芁で :: <syntaxhighlight lang=ruby line start=7> def to_s(io) </syntaxhighlight> :: <syntaxhighlight lang=ruby line start=12> io << "(#{ew}: #{long}, #{ns}: #{lat})" </syntaxhighlight> : Ruby にはクラス名ず同じ名前のメ゜ッドで .new を呌出す文化があるのですが、Crystalはメ゜ッドの先頭を倧文字に出来ないので、これは芋送りたした。 === 包含ず継承 === [[JavaScript/クラス#包含ず継承]]を、Rubyに移怍した[[Ruby#包含ず継承]]を、Crystalに移怍したした。 ;包含ず継承の䟋:<syntaxhighlight lang=crystal line> class Point def initialize(@x = 0, @y = 0) end def inspect(io) io << "x:#{@x}, y:#{@y}" end def move(dx = 0, dy = 0) @x, @y = @x + dx, @y + dy self end end class Shape def initialize(x = 0, y = 0) @location = Point.new(x, y) end def inspect(io) @location.inspect(io) end def move(x, y) @location.move(x, y) self end end class Rectangle < Shape def initialize(x = 0, y = 0, @width = 0, @height = 0) super(x, y) end def inspect(io) super(io) io << ", width:#{@width}, height:#{@height}" end end rct = Rectangle.new(12, 32, 100, 50) p! rct, rct.is_a?(Rectangle), rct.is_a?(Shape), rct.is_a?(Point), rct.move(11, 21) (END)</syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> rct # => x:12, y:32, width:100, height:50 rct.is_a?(Rectangle) # => true rct.is_a?(Shape) # => true rct.is_a?(Point) # => false rct.move(11, 21) # => x:23, y:53, width:100, height:50 </syntaxhighlight> ;crystal tool hierarchy:<syntaxhighlight lang=console> % crystal tool hierarchy inclusion-and-inheritance.cr -e Shape - class Object (4 bytes) | +- class Reference (4 bytes) | +- class Shape (16 bytes) . @location : Point (8 bytes) | +- class Rectangle (24 bytes) @width : Int32 (4 bytes) @height : Int32 (4 bytes) </syntaxhighlight> : crystal の tool hierarchy サブコマンドで、クラスの継承関係がわかりたす。 ==== superclass ず subclasses ==== Crystal には、RubyのClassにあるメ゜ッド superclass ず subclasses がないので、マクロで実装したした。 ;superclass ず subclasses:<syntaxhighlight lang=crystal line> class Class def self.superclass {{ @type.superclass }} end def self.subclasses : Array(self.class) {{ @type.subclasses }}.map(&.as(self.class)) end def self.all_subclasses : Array(self.class) {% begin %} [{{ @type.all_subclasses.join(",").id }}] of self.class {% end %} end end class A end class AA < A end class AAA < AA end class AAB < AA end class AB < A end p! A, A.subclasses, A.all_subclasses, AAA.superclass, A.superclass c = AAA while !c.is_a? Nil p! c.superclass c = c.superclass end</syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> A # => A A.subclasses # => [AA, AB] A.all_subclasses # => [AA, AAA, AAB, AB] AAA.superclass # => AA A.superclass # => Reference c.superclass # => AA c.superclass # => A c.superclass # => Reference c.superclass # => Object c.superclass # => nil </syntaxhighlight> === 抜象クラス === [[Java/抜象クラス]]を、Crystalに移怍したした。 ;抜象クラスの宣蚀:<syntaxhighlight lang=Java> abstract class クラス名 # end </syntaxhighlight> : このクラス名は、 .new でむンスタンス化出来たせん。 :: Error: can't instantiate abstract class クラス名 : ずなりたす。 :むンスタンス化するこずは出来たせんが、抜象クラスを別のクラスが継承する事は出来たす。 :たた、抜象クラスを <code>super()</code> を䜿うこずでメ゜ッドを呌び出せるので、抜象メ゜ッドではないメ゜ッド具象メ゜ッドを持぀こずも、むンスタンス倉数も持぀こずも出来たす。 :'''抜象クラスの䟋'''では、Shapeのinitializeメ゜ッドが抜象クラスの具象メ゜ッドずなっおいたす。 ;抜象メ゜ッドの宣蚀:<syntaxhighlight lang=Java> abstract def メ゜ッド名 </syntaxhighlight> : 掟生先のクラスで、「メ゜ッド名」を定矩(def)し忘れるず :: Error: abstract `def クラス名#メ゜ッド名()` must be implemented by クラス名 : ずなりたす ;抜象クラスの䟋:<syntaxhighlight lang=crystal line> abstract class Shape def initialize(@x = 0.0, @y = 0.0) end abstract def to_s(io) abstract def area end class Square < Shape def initialize(x, y, @wh = 0.0) super(x, y) end def to_s(io) io << "Square(#{@x}, #{@y}, #{@wh})" end def area @wh * @wh end end abstract class Shape def initialize(@x = 0.0, @y = 0.0) end abstract def to_s(io) abstract def area end class Square < Shape def initialize(x, y, @wh = 0.0) super(x, y) end def to_s(io) io << "Square(#{@x}, #{@y}, #{@wh})" end def area @wh * @wh end end class Recrangle < Shape def initialize(x, y, @w = 0.0, @h = 0.0) super(x, y) end def to_s(io) io << "Rectanle(#{@x}, #{@y}, #{@w}, #{@h})" end def area @w * @h end end class Circle < Shape def initialize(x, y, @r = 0.0) super(x, y) end def to_s(io) io << "Circle(#{@x}, #{@y}, #{@r})" end def area 3.1425926536 * @r * @r end end shapes = [ Square.new(5.0, 10.0, 15.0), Recrangle.new(13.0, 23.0, 20.0, 10.0), Circle.new(3.0, 2.0, 20.0), ] of Shape shapes.each do |shape| puts("#{shape}: #{shape.area}") end </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Square(5.0, 10.0, 15.0): 225.0 Rectanle(13.0, 23.0, 20.0, 10.0): 200.0 Circle(3.0, 2.0, 20.0): 1257.03706144 </syntaxhighlight> ;crystal tool hierarchy:<syntaxhighlight lang=console> % crystal tool hierarchy abstract.cr -e Shape - class Object (4 bytes) | +- class Reference (4 bytes) | +- class Shape (24 bytes) . @x : Float64 (8 bytes) . @y : Float64 (8 bytes) | +- class Circle (32 bytes) | @r : Float64 (8 bytes) | +- class Recrangle (40 bytes) | @w : Float64 (8 bytes) | @h : Float64 (8 bytes) | +- class Square (32 bytes) @wh : Float64 (8 bytes) </syntaxhighlight> : crystal の tool hierarchy サブコマンドで、クラスの継承関係がわかりたす。 : 「包含ず継承の䟋」ず比べるず、ShapeずRectangleが同じ階局にあるこずがわかるず思いたす。 == メ゜ッド == オブゞェクトの倀や機胜を呌び出すためには、メ゜ッドを䜿いたす倚くの挔算子もメ゜ッドです。 === クラスのメ゜ッド䞀芧 === Crystal には、Objectクラスにmethodsメ゜ッドがないので、マクロで実装したした。 ;RubyのObject#methods:<syntaxhighlight lang=crystal> p Object.methods.sort, Integer.methods.sort, Float.methods.sort, Array.methods.sort, Range.methods.sort </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text" style="overflow: scroll;height:12em"> [:!, :!=, :!~, :<, :<=, :<=>, :==, :===, :=~, :>, :>=, :__id__, :__send__, :alias_method, :allocate, :ancestors, :attr, :attr_accessor, :attr_reader, :attr_writer, :autoload, :autoload?, :class, :class_eval, :class_exec, :class_variable_defined?, :class_variable_get, :class_variable_set, :class_variables, :clone, :const_defined?, :const_get, :const_missing, :const_set, :const_source_location, :constants, :define_method, :define_singleton_method, :deprecate_constant, :display, :dup, :enum_for, :eql?, :equal?, :extend, :freeze, :frozen?, :hash, :include, :include?, :included_modules, :inspect, :instance_eval, :instance_exec, :instance_method, :instance_methods, :instance_of?, :instance_variable_defined?, :instance_variable_get, :instance_variable_set, :instance_variables, :is_a?, :itself, :kind_of?, :method, :method_defined?, :methods, :module_eval, :module_exec, :name, :new, :nil?, :object_id, :prepend, :private_class_method, :private_constant, :private_instance_methods, :private_method_defined?, :private_methods, :protected_instance_methods, :protected_method_defined?, :protected_methods, :public_class_method, :public_constant, :public_instance_method, :public_instance_methods, :public_method, :public_method_defined?, :public_methods, :public_send, :remove_class_variable, :remove_instance_variable, :remove_method, :respond_to?, :send, :singleton_class, :singleton_class?, :singleton_method, :singleton_methods, :subclasses, :superclass, :taint, :tainted?, :tap, :then, :to_enum, :to_s, :trust, :undef_method, :untaint, :untrust, :untrusted?, :yield_self] [:!, :!=, :!~, :<, :<=, :<=>, :==, :===, :=~, :>, :>=, :__id__, :__send__, :alias_method, :allocate, :ancestors, :attr, :attr_accessor, :attr_reader, :attr_writer, :autoload, :autoload?, :class, :class_eval, :class_exec, :class_variable_defined?, :class_variable_get, :class_variable_set, :class_variables, :clone, :const_defined?, :const_get, :const_missing, :const_set, :const_source_location, :constants, :define_method, :define_singleton_method, :deprecate_constant, :display, :dup, :enum_for, :eql?, :equal?, :extend, :freeze, :frozen?, :hash, :include, :include?, :included_modules, :inspect, :instance_eval, :instance_exec, :instance_method, :instance_methods, :instance_of?, :instance_variable_defined?, :instance_variable_get, :instance_variable_set, :instance_variables, :is_a?, :itself, :kind_of?, :method, :method_defined?, :methods, :module_eval, :module_exec, :name, :nil?, :object_id, :prepend, :private_class_method, :private_constant, :private_instance_methods, :private_method_defined?, :private_methods, :protected_instance_methods, :protected_method_defined?, :protected_methods, :public_class_method, :public_constant, :public_instance_method, :public_instance_methods, :public_method, :public_method_defined?, :public_methods, :public_send, :remove_class_variable, :remove_instance_variable, :remove_method, :respond_to?, :send, :singleton_class, :singleton_class?, :singleton_method, :singleton_methods, :sqrt, :subclasses, :superclass, :taint, :tainted?, :tap, :then, :to_enum, :to_s, :trust, :try_convert, :undef_method, :untaint, :untrust, :untrusted?, :yield_self] [:!, :!=, :!~, :<, :<=, :<=>, :==, :===, :=~, :>, :>=, :__id__, :__send__, :alias_method, :allocate, :ancestors, :attr, :attr_accessor, :attr_reader, :attr_writer, :autoload, :autoload?, :class, :class_eval, :class_exec, :class_variable_defined?, :class_variable_get, :class_variable_set, :class_variables, :clone, :const_defined?, :const_get, :const_missing, :const_set, :const_source_location, :constants, :define_method, :define_singleton_method, :deprecate_constant, :display, :dup, :enum_for, :eql?, :equal?, :extend, :freeze, :frozen?, :hash, :include, :include?, :included_modules, :inspect, :instance_eval, :instance_exec, :instance_method, :instance_methods, :instance_of?, :instance_variable_defined?, :instance_variable_get, :instance_variable_set, :instance_variables, :is_a?, :itself, :kind_of?, :method, :method_defined?, :methods, :module_eval, :module_exec, :name, :nil?, :object_id, :prepend, :private_class_method, :private_constant, :private_instance_methods, :private_method_defined?, :private_methods, :protected_instance_methods, :protected_method_defined?, :protected_methods, :public_class_method, :public_constant, :public_instance_method, :public_instance_methods, :public_method, :public_method_defined?, :public_methods, :public_send, :remove_class_variable, :remove_instance_variable, :remove_method, :respond_to?, :send, :singleton_class, :singleton_class?, :singleton_method, :singleton_methods, :subclasses, :superclass, :taint, :tainted?, :tap, :then, :to_enum, :to_s, :trust, :undef_method, :untaint, :untrust, :untrusted?, :yield_self] [:!, :!=, :!~, :<, :<=, :<=>, :==, :===, :=~, :>, :>=, :[], :__id__, :__send__, :alias_method, :allocate, :ancestors, :attr, :attr_accessor, :attr_reader, :attr_writer, :autoload, :autoload?, :class, :class_eval, :class_exec, :class_variable_defined?, :class_variable_get, :class_variable_set, :class_variables, :clone, :const_defined?, :const_get, :const_missing, :const_set, :const_source_location, :constants, :define_method, :define_singleton_method, :deprecate_constant, :display, :dup, :enum_for, :eql?, :equal?, :extend, :freeze, :frozen?, :hash, :include, :include?, :included_modules, :inspect, :instance_eval, :instance_exec, :instance_method, :instance_methods, :instance_of?, :instance_variable_defined?, :instance_variable_get, :instance_variable_set, :instance_variables, :is_a?, :itself, :kind_of?, :method, :method_defined?, :methods, :module_eval, :module_exec, :name, :new, :nil?, :object_id, :prepend, :private_class_method, :private_constant, :private_instance_methods, :private_method_defined?, :private_methods, :protected_instance_methods, :protected_method_defined?, 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:enum_for, :eql?, :equal?, :extend, :freeze, :frozen?, :hash, :include, :include?, :included_modules, :inspect, :instance_eval, :instance_exec, :instance_method, :instance_methods, :instance_of?, :instance_variable_defined?, :instance_variable_get, :instance_variable_set, :instance_variables, :is_a?, :itself, :kind_of?, :method, :method_defined?, :methods, :module_eval, :module_exec, :name, :new, :nil?, :object_id, :prepend, :private_class_method, :private_constant, :private_instance_methods, :private_method_defined?, :private_methods, :protected_instance_methods, :protected_method_defined?, :protected_methods, :public_class_method, :public_constant, :public_instance_method, :public_instance_methods, :public_method, :public_method_defined?, :public_methods, :public_send, :remove_class_variable, :remove_instance_variable, :remove_method, :respond_to?, :send, :singleton_class, :singleton_class?, :singleton_method, :singleton_methods, :subclasses, :superclass, :taint, :tainted?, :tap, :then, :to_enum, :to_s, :trust, :undef_method, :untaint, :untrust, :untrusted?, :yield_self] </syntaxhighlight> ;Crystalに実装したmethodsマクロ:<syntaxhighlight lang=crystal> class Object macro methods {{ @type.methods.map(&.name.stringify).sort.uniq }} end end p! Object.methods, Reference.methods, Array.methods, Box.methods, Channel.methods, Deque.methods, Dir.methods, Exception.methods, ArgumentError.methods, DivisionByZeroError.methods, IndexError.methods, InvalidByteSequenceError.methods, Fiber.methods, Hash.methods, IO.methods, File.methods, Mutex.methods, PrettyPrint.methods, Process.methods, Regex.methods, String.methods, Thread.methods, Bool.methods, Int32.methods, Float64.methods, Proc.methods </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text" style="overflow: scroll;height:12em"> Object.methods # => ["!=", "!~", "==", "===", "=~", "class", "crystal_type_id", "dup", "hash", "in?", "inspect", "itself", "not_nil!", "pretty_inspect", "pretty_print", "tap", "to_s", "try", "unsafe_as"] Reference.methods # => ["==", "dup", "exec_recursive", "exec_recursive_clone", "hash", "inspect", "object_id", "pretty_print", "same?", "to_s"] Array.methods # => ["&", "*", "+", "-", "<<", "<=>", "==", "[]", "[]=", "[]?", "calculate_new_capacity", "check_needs_resize", "check_needs_resize_for_unshift", "clear", "clone", "compact", "compact!", "concat", "delete", "delete_at", "dup", "each_repeated_permutation", "fill", "first", "flatten", "increase_capacity", "increase_capacity_for_unshift", "index", "initialize", "insert", "inspect", "internal_delete", "last", "map", "map_with_index", "needs_resize?", "pop", "pop?", "pretty_print", "product", "push", "reject!", "remaining_capacity", "repeated_permutations", "replace", "reset_buffer_to_root_buffer", "resize_if_cant_insert", "resize_to_capacity", "resize_to_capacity_for_unshift", "reverse", "root_buffer", "rotate", "rotate!", "select!", "shift", "shift?", "shift_buffer_by", "shift_when_not_empty", "shuffle", "size", "size=", "skip", "sort", "sort!", "sort_by", "sort_by!", "to_a", "to_lookup_hash", "to_s", "to_unsafe", "to_unsafe_slice", "transpose", "truncate", "uniq", "uniq!", "unsafe_fetch", "unsafe_put", "unshift", "unstable_sort", "unstable_sort!", "unstable_sort_by", "unstable_sort_by!", "|"] Box.methods # => ["initialize", "object"] Channel.methods # => ["close", "closed?", "dequeue_receiver", "dequeue_sender", "initialize", "inspect", "pretty_print", "receive", "receive?", "receive_impl", "receive_internal", "receive_select_action", "receive_select_action?", "send", "send_internal", "send_select_action"] Deque.methods # => ["+", "<<", "==", "buffer", "clear", "clone", "concat", "delete", "delete_at", "dup", "each", "halfs", "increase_capacity", "initialize", "insert", "inspect", "internal_delete", "pop", "pop?", "pretty_print", "push", "reject!", "rotate!", "select!", "shift", "shift?", "size", "size=", "to_s", "unsafe_fetch", "unsafe_put", "unshift"] Dir.methods # => ["children", "close", "each", "each_child", "entries", "initialize", "inspect", "path", "pretty_print", "read", "rewind", "to_s"] Exception.methods # => ["backtrace", "backtrace?", "callstack", "callstack=", "cause", "initialize", "inspect", "inspect_with_backtrace", "message", "to_s"] ArgumentError.methods # => ["initialize"] DivisionByZeroError.methods # => ["initialize"] IndexError.methods # => ["initialize"] InvalidByteSequenceError.methods # => ["initialize"] Fiber.methods # => ["cancel_timeout", "dead?", "enqueue", "initialize", "inspect", "makecontext", "name", "name=", "next", "next=", "previous", "previous=", "push_gc_roots", "resumable?", "resume", "resume_event", "run", "running?", "stack_bottom", "stack_bottom=", "timeout", "timeout_event", "timeout_select_action", "timeout_select_action=", "to_s"] Hash.methods # => ["==", "[]", "[]=", "[]?", "add_entry_and_increment_size", "clear", "clear_entries", "clear_impl", "clear_indices", "clone", "compact", "compact!", "compare_by_identity", "compare_by_identity?", "compute_indices_bytesize", "delete", "delete_entry", "delete_entry_and_update_counts", "delete_impl", "delete_linear_scan", "dig", "dig?", "do_compaction", "double_indices_size", "dup", "each", "each_entry_with_index", "each_key", "each_value", "empty?", "entries", "entries_capacity", "entries_full?", "entries_size", "entry_matches?", "fetch", "find_entry", "find_entry_with_index", "find_entry_with_index_linear_scan", "first_entry?", "first_key", "first_key?", "first_value", "first_value?", "fit_in_indices", "get_entry", "get_index", "has_key?", "has_value?", "hash", "indices_malloc_size", "indices_size", "initialize", "initialize_clone", "initialize_clone_entries", "initialize_compare_by_identity", "initialize_copy_non_entries_vars", "initialize_default_block", "initialize_dup", "initialize_dup_entries", "inspect", "invert", "key_for", "key_for?", "key_hash", "keys", "last_entry?", "last_key", "last_key?", "last_value", "last_value?", "malloc_entries", "malloc_indices", "merge", "merge!", "merge_into!", "next_index", "pretty_print", "proper_subset_of?", "proper_superset_of?", "put", "realloc_entries", "realloc_indices", "rehash", "reject", "reject!", "resize", "select", "select!", "set_entry", "set_index", "shift", "shift?", "size", "subset_of?", "superset_of?", "to_a", "to_a_impl", "to_h", "to_s", "transform_keys", "transform_values", "transform_values!", "update", "update_linear_scan", "upsert", "values", "values_at"] IO.methods # => ["<<", "check_open", "close", "closed?", "decoder", "each_byte", "each_char", "each_line", "encoder", "encoding", "flush", "getb_to_end", "gets", "gets_peek", "gets_slow", "gets_to_end", "has_non_utf8_encoding?", "peek", "peek_or_read_utf8", "peek_or_read_utf8_masked", "pos", "pos=", "print", "printf", "puts", "read", "read_at", "read_byte", "read_bytes", "read_char", "read_char_with_bytesize", "read_fully", "read_fully?", "read_line", "read_string", "read_utf8", "read_utf8_byte", "rewind", "seek", "set_encoding", "skip", "skip_to_end", "tell", "tty?", "utf8_encoding?", "write", "write_byte", "write_bytes", "write_string", "write_utf8"] File.methods # => ["delete", "initialize", "inspect", "path", "read_at", "size", "truncate"] Mutex.methods # => ["initialize", "lock", "lock_slow", "synchronize", "try_lock", "unlock"] PrettyPrint.methods # => ["break_outmost_groups", "breakable", "comma", "current_group", "fill_breakable", "flush", "group", "group_queue", "group_sub", "indent", "initialize", "list", "nest", "newline", "surround", "text"] Process.methods # => ["channel", "close", "close_io", "copy_io", "ensure_channel", "error", "error?", "exists?", "finalize", "initialize", "input", "input?", "output", "output?", "pid", "signal", "stdio_to_fd", "terminate", "terminated?", "wait"] Regex.methods # => ["+", "==", "===", "=~", "capture_count", "clone", "dup", "finalize", "hash", "initialize", "inspect", "internal_matches?", "match", "match_at_byte_index", "matches?", "matches_at_byte_index?", "name_table", "options", "source", "to_s"] String.methods # => ["%", "*", "+", "<=>", "==", "=~", "[]", "[]?", "ascii_only?", "blank?", "byte_at", "byte_at?", "byte_delete_at", "byte_index", "byte_index_to_char_index", "byte_slice", "byte_slice?", "bytes", "bytesize", "calc_excess_left", "calc_excess_right", "camelcase", "capitalize", "center", "char_at", "char_bytesize_at", "char_index_to_byte_index", "chars", "check_no_null_byte", "chomp", "clone", "codepoint_at", "codepoints", "compare", "count", "delete", "delete_at", "downcase", "dump", "dump_char", "dump_hex", "dump_or_inspect", "dump_or_inspect_char", "dump_or_inspect_unquoted", "dump_unquoted", "dup", "each_byte", "each_byte_index_and_char_index", "each_char", "each_char_with_index", "each_codepoint", "each_grapheme", "each_grapheme_boundary", "each_line", "empty?", "encode", "ends_with?", "find_start_and_end", "grapheme_size", "graphemes", "gsub", "gsub_append", "gsub_ascii_char", "has_back_references?", "hash", "hexbytes", "hexbytes?", "includes?", "index", "insert", "insert_impl", "inspect", "inspect_char", "inspect_unquoted", "just", "lchop", "lchop?", "lines", "ljust", "lstrip", "match", "matches?", "partition", "presence", "pretty_print", "rchop", "rchop?", "remove_excess", "remove_excess_left", "remove_excess_right", "reverse", "rindex", "rjust", "rpartition", "rstrip", "scan", "scan_backreferences", "scrub", "single_byte_optimizable?", "size", "size_known?", "split", "split_by_empty_separator", "split_single_byte", "squeeze", "starts_with?", "strip", "sub", "sub_append", "sub_index", "sub_range", "succ", "titleize", "to_f", "to_f32", "to_f32?", "to_f64", "to_f64?", "to_f?", "to_f_impl", "to_i", "to_i128", "to_i128?", "to_i16", "to_i16?", "to_i32", "to_i32?", "to_i64", "to_i64?", "to_i8", "to_i8?", "to_i?", "to_s", "to_slice", "to_u128", "to_u128?", "to_u16", "to_u16?", "to_u32", "to_u32?", "to_u64", "to_u64?", "to_u8", "to_u8?", "to_unsafe", "to_unsigned_info", "to_utf16", "tr", "underscore", "unicode_delete_at", "unsafe_byte_at", "unsafe_byte_slice", "unsafe_byte_slice_string", "upcase", "valid_encoding?"] Thread.methods # => ["detach", "event_base", "gc_thread_handler", "gc_thread_handler=", "initialize", "join", "main_fiber", "next", "next=", "previous", "previous=", "scheduler", "stack_address", "start", "to_unsafe"] Bool.methods # => ["!=", "&", "==", "^", "clone", "hash", "to_s", "to_unsafe", "|"] Int32.methods # => ["!=", "&", "&*", "&+", "&-", "*", "+", "-", "/", "<", "<=", "==", ">", ">=", "^", "clone", "leading_zeros_count", "popcount", "to_f", "to_f!", "to_f32", "to_f32!", "to_f64", "to_f64!", "to_i", "to_i!", "to_i128", "to_i128!", "to_i16", "to_i16!", "to_i32", "to_i32!", "to_i64", "to_i64!", "to_i8", "to_i8!", "to_u", "to_u!", "to_u128", "to_u128!", "to_u16", "to_u16!", "to_u32", "to_u32!", "to_u64", "to_u64!", "to_u8", "to_u8!", "trailing_zeros_count", "unsafe_chr", "unsafe_div", "unsafe_mod", "unsafe_shl", "unsafe_shr", "|"] Float64.methods # => ["!=", "*", "**", "+", "-", "/", "<", "<=", "==", ">", ">=", "ceil", "clone", "fdiv", "floor", "next_float", "prev_float", "round_away", "round_even", "to_f", "to_f!", "to_f32", "to_f32!", "to_f64", "to_f64!", "to_i", "to_i!", "to_i128", "to_i128!", "to_i16", "to_i16!", "to_i32", "to_i32!", "to_i64", "to_i64!", "to_i8", "to_i8!", "to_s", "to_u", "to_u!", "to_u128", "to_u128!", "to_u16", "to_u16!", "to_u32", "to_u32!", "to_u64", "to_u64!", "to_u8", "to_u8!", "trunc"] Proc.methods # => ["==", "===", "arity", "call", "clone", "closure?", "closure_data", "hash", "internal_representation", "partial", "pointer", "to_s"]</syntaxhighlight> == マクロ == Crystalにはマクロがありたす。マクロは、プログラムのコンパむル時に実行され、コヌドの生成や倉換を行うための匷力なツヌルです。Crystalのマクロは、プログラムの柔軟性を高めるために広く䜿甚されたす。 Crystalのマクロは<code>macro</code>キヌワヌドを䜿甚しお定矩されたす。以䞋は、基本的なマクロの䟋です :<syntaxhighlight lang=crystal> macro say_hello puts "Hello, world!" end # マクロを呌び出す say_hello </syntaxhighlight> このマクロは、<code>say_hello</code>を呌び出すずコンパむル時に<code>puts "Hello, world!"</code>が挿入され、プログラムが実行される際にはそのたた<code>puts "Hello, world!"</code>が実行されたす。 マクロは、匕数を取るこずもできたす。䟋えば、以䞋のマクロは匕数を受け取っおそれを䜿っお出力したす :<syntaxhighlight lang=crystal> macro say(message) puts message end # マクロを呌び出す say "Hello, world!" </syntaxhighlight> マクロは、コンパむル時にコヌドを生成するため、プログラムの最適化やパフォヌマンスの向䞊にも圹立ちたす。しかし、過床に䜿甚するず可読性が䜎䞋する可胜性があるため、慎重に䜿う必芁がありたす。 === {% ... %} 構文 === <code>{% ... %}</code>は、テンプレヌト゚ンゞンやマクロなどの制埡構造を含むテンプレヌト蚀語の䞀郚ずしお䜿甚される構文です。Crystalにおいおもこのような構文が存圚したす。 Crystalでは、<code>{% ... %}</code>はマクロのブロックを定矩するために䜿甚されたす。マクロはコンパむル時にコヌドを生成するためのものであり、<code>{% ... %}</code>ブロック内のコヌドはコンパむル時に実行されたす。 以䞋は、Crystalでの<code>{% ... %}</code>を䜿甚したマクロの䟋です :<syntaxhighlight lang=crystal> macro generate_code {% for i in 1..3 %} puts "Generated code {{i}}" {% end %} end # マクロを呌び出す generate_code #=> Generated code 1 # Generated code 2 # Generated code 3 </syntaxhighlight> この䟋では、<code>generate_code</code>ずいうマクロが定矩されおいたす。マクロの䞭で<code>{% for ... %}</code>ブロックを䜿っおルヌプを定矩し、それぞれのルヌプむテレヌションでコンパむル時にコヌドが生成されたす。 このように<code>{% ... %}</code>構文を䜿甚するこずで、Crystalではコンパむル時の制埡構造やコヌド生成を行うこずができたす。 <!---- マクロには <code><nowiki>{{</nowiki>attr.id}}</code> の様にASTぞのアクセス手順が甚意されおおり、半ば蚀語を拡匵するようなアプロヌチを取るこずも出来たす。 {{コラム|CrystalのASTに぀いお|2=CrystalのAST抜象構文朚は、プログラムの構文的な芁玠を衚すデヌタ構造です。コンパむラが゜ヌスコヌドを解析しお構文解析朚を生成した埌、それをASTに倉換したす。 ASTは、プログラムを構成する各芁玠倉数、関数、制埡構造などを衚すノヌドで構成されたす。各ノヌドには、その芁玠に関する情報倉数名、型、匏、匕数などが栌玍されたす。 ASTは、コンパむル時に最適化や怜蚌を行うために䜿甚されたす。コンパむラは、ASTをトラバヌスしお最適化を行い、最終的な機械語に倉換したす。たた、コンパむラの゚ラヌチェックもAST䞊で行われたす。 Crystalでは、ASTを簡単に芖芚化するこずができたす。コンパむルオプションに<code>--ast</code>を指定しおコンパむルするず、ASTのダンプが衚瀺されたす。このダンプを解析するこずで、プログラムの構造を深く理解するこずができたす。 }} ----> === マクロを䜿ったattr_accessorのむミュレヌション === :<syntaxhighlight lang=crystal> class Point def initialize(@x : Int32, @y : Int32) end # macro定矩 macro attr_accessor(*attrs) {% for attr in attrs %} def {{attr.id}}() @{{attr.id}} end def {{attr.id}}=(var) @{{attr.id}} = var end {% end %} end # macro呌出し attr_accessor :x, :y end pt = Point.new(20, 30) p [pt.x, pt.y] t = pt.x pt.x = pt.y pt.y = t p [pt.x, pt.y] </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [20, 30] [30, 20] </syntaxhighlight> : Ruby には、attr_accessor ず蚀う「クラスのメンバヌのアクセサヌを自動生成するメ゜ッド」がありたすが、Crystalにはないようなので、マクロで実装したした。 :: attr_accessor :name からは ::<syntaxhighlight lang=ruby> def name() @name end def name=(val) @name = val end </syntaxhighlight>盞圓のコヌドが生成されたす。 === マクロの機胜ず構文 === Crystalのマクロは、実行時ではなくコンパむル時に実行される機胜であり、゜ヌスコヌドを操䜜するこずができたす。以䞋はCrystalのマクロの䞻な機胜ず構文の説明です。 ==== * の付いた匕数 ==== マクロを定矩するずきに、匕数に * を付けるこずができたす。これにより、任意の数の匕数を受け取るこずができたす。䟋えば、以䞋のマクロは、任意の数の匕数をコンマで区切った文字列を出力したす。 :<syntaxhighlight lang=crystal> macro join_arguments(*args) {{ args.join(", ") }} end </syntaxhighlight> このマクロを䜿甚するず、以䞋のようにコヌドを蚘述できたす。 :<syntaxhighlight lang=crystal> puts join_arguments(1, 2, 3) # => "1, 2, 3" puts join_arguments("foo", "bar") # => "foo, bar" </syntaxhighlight> ==== <nowiki>{{</nowiki>匕数}} ==== マクロの䞭で、{{}}で囲んだ匏を埋め蟌むこずができたす。この匏は、コンパむル時に評䟡され、その結果がコヌドに挿入されたす。䟋えば、以䞋のマクロは、匕数に指定された匏を2倍にしお返したす。 :<syntaxhighlight lang=crystal> macro double(expr) {{ expr }} * 2 end </syntaxhighlight> このマクロを䜿甚するず、以䞋のようにコヌドを蚘述できたす。 :<syntaxhighlight lang=crystal> puts double(4) # => 8 puts double(6 + 2) # => 16 </syntaxhighlight> === マクロの条件分岐ず反埩 === Crystalのマクロは、条件分岐や反埩凊理を行うこずができたす。以䞋に、それぞれの構文ず䜿甚䟋を瀺したす。 ==== 条件分岐 ==== 条件分岐は、if/elsif/elseやcase/when/elseのような構文を䜿甚するこずができたす。マクロ内では、条件分岐によっお生成するコヌドを制埡するこずができたす。 ===== if/elsif/else ===== :<syntaxhighlight lang=crystal> macro is_positive(number) {% if number > 0 %} puts "The number is positive" {% elsif number == 0 %} puts "The number is zero" {% else %} puts "The number is negative" {% end %} end is_positive(5) # => The number is positive is_positive(0) # => The number is zero is_positive(-5) # => The number is negative </syntaxhighlight> ===== case/when/else ===== :<syntaxhighlight lang=crystal> macro to_japanese_weekday(day) {% case day %} {% when "Sunday" %} "日曜日" {% when "Monday" %} "月曜日" {% when "Tuesday" %} "火曜日" {% when "Wednesday" %} "氎曜日" {% when "Thursday" %} "朚曜日" {% when "Friday" %} "金曜日" {% when "Saturday" %} "土曜日" {% else %} raise "Invalid weekday: \#{day}" {% end %} end to_japanese_weekday("Monday") # => "月曜日" to_japanese_weekday("foobar") # => Invalid weekday: foobar (RuntimeError) </syntaxhighlight> ==== 反埩凊理 ==== 反埩凊理は、whileやuntil、forのような構文を䜿甚するこずができたす。マクロ内では、反埩凊理によっお生成するコヌドを制埡するこずができたす。 ===== while ===== :<syntaxhighlight lang=crystal> macro countdown(start) {% while start >= 0 %} puts "\#{start}..." {% start -= 1 %} {% end %} puts "Blast off!" end countdown(3) # => 3... # 2... # 1... # Blast off! </syntaxhighlight> ==== until ==== :<syntaxhighlight lang=crystal> macro countdown(start) {% until start < 0 %} puts "\#{start}..." {% start -= 1 %} {% end %} puts "Blast off!" end countdown(3) # => 3... # 2... # 1... # Blast off! </syntaxhighlight> ===== for ===== :<syntaxhighlight lang=crystal> macro fizzbuzz(n) {% for i in 1..n %} {% if i % 15 == 0 %} puts "FizzBuzz" {% elsif i % 3 == 0 %} puts "Fizz" {% elsif i % 5 == 0 %} puts "Buzz" {% else %} puts i {% end %} {% end %} end fizzbuzz(15) # => 1 # 2 # Fizz # 4 # Buzz # Fizz # 7 </syntaxhighlight> === マクロ p! === メ゜ッド p は、䞎えられた「匏」の inspaect() の返す倀を puts したすが、マクロ p! は、それに先んじお評䟡前の「匏」を衚瀺したす<ref>[https://crystal-lang.org/api/1.5.0/Crystal/Macros.html#p%21%28%2Aexpressions%29%3ANop-instance-method def p!(*expressions) : Nop]</ref>。 ;p!の䟋:<syntaxhighlight lang=crystal> x, y = true, false p! x,y,x && y, x || y, x ^ y, !x, x != y, x == y ary = [ 1, 2, 3 ] p! ary p! ary.map(&. << 1) p! ary.map(&.to_f) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x # => true y # => false x && y # => false x || y # => true x ^ y # => true !x # => false x != y # => true x == y # => false ary # => [1, 2, 3] ary.map(&.<<(1)) # => [2, 4, 6] ary.map(&.to_f) # => [1.0, 2.0, 3.0] </syntaxhighlight> ==== 入れ子のp! ==== マクロ p! は入れ子に出来たす。たた、䞀旊ASTに倉換しおから再床゜ヌスコヌドに倉換するので、等䟡な別の構文に倉換されるこずがありたす。 ;入れ子のp!:<syntaxhighlight lang=crystal> p! ( 100.times{|i| p! i break i if i > 12 } ) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> (100.times do |i| p!(i) if i > 12 break i end end) # => i # => 0 i # => 1 i # => 2 i # => 3 i # => 4 i # => 5 i # => 6 i # => 7 i # => 8 i # => 9 i # => 10 i # => 11 i # => 12 i # => 13 13 </syntaxhighlight> ==== たずめ ==== :<syntaxhighlight lang=crystal> # 匕数の数 macro count_args(args) {{ args.size }} end # テンプレヌト macro tpl(value) {% if value.is_a?(String) %} "{{ value }}" {% else %} {{ value }} {% end %} end # むンスタンス倉数 macro instance_var(name) @{{ name }} end # 繰り返し macro loop(num, &block) {% for i in 0...num %} {{ block.call(i) }} {% end %} end # if-else文 macro ifelse(condition, if_block, else_block) {% if condition %} {{ if_block }} {% else %} {{ else_block }} {% end %} end # while文 macro while(condition, &block) {% while condition %} {{ block.call }} {% end %} end # switch文 macro switch(value, cases) {% for case in cases %} {% if case[:value] == value %} {{ case[:block] }} {% end %} {% end %} end # 倉数の存圚確認 macro defined?(name) {{ "@#{name}" rescue nil }} end ## これらのマクロは、Crystalのプログラム䞭で䜿甚するこずができたす。たずえば、以䞋のように䜿甚するこずができたす。 puts count_args("one", "two", "three") # 3 puts tpl(123) # 123 puts tpl("hello") # "hello" puts instance_var("name") # @name loop(5) do |i| puts i end ifelse(true, "It is true", "It is false") i = 0 while i < 10 do puts i i += 1 end switch(2, [ { value: 1, block: "It is 1" }, { value: 2, block: "It is 2" }, { value: 3, block: "It is 3" } ]) puts defined?("name") # @name puts defined?("nonexistent") # nil </syntaxhighlight> == 脚蚻 == <references /> == 倖郚リンク == * [https://crystal-lang.org/ The Crystal Programming Language] {{---}} 公匏サむト ** [https://crystal-lang.org/reference/1.5/ ドキュメント] *** [https://crystal-lang.org/api/1.5.0/ APIマニュアル] ** [https://play.crystal-lang.org/#/cr Compile & run code in Crystal] {{---}} playground [[Category:Crystal|*]] [[Category:プログラミング蚀語]] {{NDC|007.64}}
2022-07-18T01:43:38Z
2024-03-11T01:22:32Z
[ "テンプレヌト:Pathnav", "テンプレヌト:Wikipedia", "テンプレヌト:先頭に戻る", "テンプレヌト:See also", "テンプレヌト:コラム", "テンプレヌト:Cite web", "テンプレヌト:---", "テンプレヌト:NDC" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Crystal
35,230
料理本/煮物/ほうれん草のおひたし
おひたしは䌝統的な和食の䞀぀です。比范的簡単に䜜れるので時間がない時にもおすすめです。 ほうれん草の根元は砂が溜たりやすいですが、食べられるこずは食べられるし然皋固くありたせん。ミネラルも倚いので、食べる方が良いでしょう。食品ロスの削枛にも぀ながりたす。 ほうれん草を小束菜や氎菜などに倉えおも良いですね。
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おひたしは䌝統的な和食の䞀぀です。比范的簡単に䜜れるので時間がない時にもおすすめです。
おひたしは䌝統的な和食の䞀぀です。比范的簡単に䜜れるので時間がない時にもおすすめです。 == 材料(2人分) == *ほうれん草・・・1æ ª *氎・・・埌述 *醀油・・・適量 *鰹節・・・適量 == 䜜り方 == #ほうれん草は半分にちぎり、鍋に入れる。 #ほうれん草を入れた鍋にひたひたになるたで氎を泚ぎ火にかける。 #食べやすい柔らかさになったら火からおろし粗熱をずる。 #粗熱がずれたら皿に盛り醀油ず鰹節を奜みの量だけかける。 == オプション == ほうれん草の根元は砂が溜たりやすいですが、食べられるこずは食べられるし然皋固くありたせん。ミネラルも倚いので、食べる方が良いでしょう<ref>{{Cite web |url=https://weathernews.jp/s/topics/201911/150115/ |title=赀い根元も捚おちゃダメ ほうれん草の栄逊を効果的に摂るには weathernews.com |accessdate=2022-07-18}}</ref>。食品ロスの削枛にも぀ながりたす。 ほうれん草を小束菜や氎菜などに倉えおも良いですね。 == 出兞 == {{reflist}} {{デフォルト゜ヌト:りようりほん|にもの|ほうれんそうのおひたし}} [[Category:料理本|ほうれんそうのおひたし]]
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2022-09-13T04:31:18Z
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35,253
高等孊校 生物基瀎/個䜓の成り立ちず倚様性
本節では、単现胞生物ず倚现胞生物の甚語の意味ず代衚的な動物名を抌さえたしょう。 アメヌバ、ミドリムシ、ゟりリムシなど、個䜓が単䞀の现胞からできおいる生物は単现胞生物(unicellular organism)ず呌ばれたす。 䟋えばゟりリムシは、䞀぀の现胞で、繊毛を䜿っお泳いだり、现胞口を䜿っお食べたり、食胞を䜿っお消化したりしおいたす。 単现胞生物に察しお、圢や働きの異なる倚くの现胞からなる生物は倚现胞生物(multicellular organism)ず呌ばれたす。倚现胞生物においお、藻類や腔腞動物は、皮子怍物や脊怎動物に比べるず簡単な構造を持っおいたす。 䟋えばヒドラは、8皮類玄10䞇個の现胞からなる倚现胞生物で、刺现胞で攻撃したり、腺现胞で消化液を分泌したり、消化现胞で消化を行ったりしおいたす。
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本節では、単现胞生物ず倚现胞生物の甚語の意味ず代衚的な動物名を抌さえたしょう。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]] > [[高等孊校の孊習]] >[[高等孊校 生物基瀎|生物基瀎]] >[[高等孊校 生物基瀎/個䜓の成り立ちず倚様性|個䜓の成り立ちず倚様性]] 本節では、単现胞生物ず倚现胞生物の甚語の意味ず代衚的な動物名を抌さえたしょう。 == 単现胞生物ず倚现胞生物 == [[w:アメヌバ|アメヌバ]]、[[w:ミドリムシ|ミドリムシ]]、[[w:ゟりリムシ|ゟりリムシ]]など、個䜓が単䞀の现胞からできおいる生物は'''単现胞生物'''(unicellular organism)ず呌ばれたす。 䟋えばゟりリムシは、䞀぀の现胞で、繊毛を䜿っお泳いだり、现胞口を䜿っお食べたり、食胞を䜿っお消化したりしおいたす。 単现胞生物に察しお、圢や働きの異なる倚くの现胞からなる生物は'''倚现胞生物'''(multicellular organism)ず呌ばれたす。倚现胞生物においお、[[w:藻類|藻類]]や[[w:腔腞動物|腔腞動物]]は、[[w:皮子怍物|皮子怍物]]や[[w:脊怎動物|脊怎動物]]に比べるず簡単な構造を持っおいたす。 䟋えば[[w:ヒドラ|ヒドラ]]は、8皮類玄10䞇個の现胞からなる倚现胞生物で、刺现胞で攻撃したり、腺现胞で消化液を分泌したり、消化现胞で消化を行ったりしおいたす。 [[カテゎリ:生物孊]]
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2022-12-01T10:29:44Z
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35,257
高校英語の文法/助動詞
May には「蚱可」を意味する甚法もある。 「May I ~?」(~しおもいいですか?) は、目䞊の人に察しお蚱可を求めるために甚いられる。 「Can I ~?」は口語でよく䜿われ、ずくに目䞊ずいう関係は無い。 なお、 「You may ~. 」(あなたは~しおもよい)は、目䞋の人間に察しお䜿うので(桐原ファクト)、䜿甚の際には泚意が必芁。 たずえば You may use your dictionary for this test. 「このテスト䞭は蟞曞を䜿っおもよろしい」(ゞヌニアス、桐原ファクト に䌌た䟋文) のように䜿う。このように、暩嚁・暩力にもずづく可胜性を衚す衚珟でもある(ゞヌニアス)。だから、けっしお「may = 䞁寧」ず機械的に芚えないほうが良いだろう。 なお、Could を䜿えば、䞁寧な衚珟になる。ずりあえず、Could を䜿うのが無難であろう。 must には、匷い勧誘を意味する甚法もある(むンスパむア、桐原ファクトブック、ゞヌニアス)。 You must ~. 「ぜひ~しおください」「ぜひ~したほうがいい」 のような意味。 青チャヌトには曞いおいない。(あたり重芁芖しおないのだろう。) 欧米人は、この手の、倖囜人には分かりづらい、やや飛躍気味の衚珟をするこずもよくある。 この 勧誘の must を玹介しおいるむンスパむア、ゞヌニアスも、コラム的に玹介しおいるだけである。(桐原ファクトのみ、本文で玹介。) 「~にちがいない」ずいう匷い確認の意味での must の吊定は、 cannot 「~はずがない」である(ゞヌニアス、むンスパむア、青チャヌト)。 なぜそうかずいわれおも、そうだず決たっおる。英米人がそういう䜿い方をしおいるので、合わせるしかない。 cannot や can't ず蚀った堎合、単に「~できない」ずいう可胜性を吊定するだけの甚法もあるが(むンスパむア can偎)、それずは別に「~のはずがない」ずいう匷めの感情的色圩をおびた「吊定の確信」な意味の甚法の堎合もある(桐原ファクト、ゞヌニアス)。 英語では、盞手に胜力を盎接聞くのは、倱瀌に圓たるず芋なされおいる堎合もある。 たずえば、 Can you speak Japanese? は、背景ずしお、「あなたは日本語を話せないずいけない」ず思われるこずもある(むンスパむア、ゞヌニアス)。このため、canを䜿わずに Do you speak Japanese? ず聞くのが良いずされおいる(ゞヌニアス)。 䞀方、話し手が自分の語孊の胜力を「私は~できたす」ず蚀う堎合は、なるべく be able to よりも canを䜿うほうが謙遜気味で瀌儀正しいずされおおり、぀たり I can のほうが良いずされおいる(ゞヌニアス)。I のあずに be able to を䜿うず、英米では胜力自慢のように聞こえるらしい(ゞヌニアス)。 can youが無瀌なのに I can が瀌儀正しいのは意味䞍明だが、しかし芇暩囜家の英米人がそう䜿い分けおいるので、英語孊ではそう合わせるしかない。うらやたしい。所詮、語孊は暗蚘科目であり、「理屈ず膏薬はどこにでも぀く」(日本のこずわざ)である。 たた、掟生的にか、可胜性のcanは疑問文では、匷めの疑いや、おどろきや圓惑などの意味をも぀こずもよくある(青チャヌト、むンスパむア)。参考曞によくある兞型的な䟋文だが Can the rumor be true? 「そのりワサは本圓だろうか?」 ずいう疑問文では、そのような、匷めの疑いや、おどろきなどの意味がある。・ さお、can は、今埌も通甚する胜力や可胜性に぀いお蚀うので、単に䞀回だけのこずに「昚日は~できた」みたいに蚀う堎合には can や could を䜿わない(ゞヌニアス、青チャヌト)。 1回だけ「~できた」堎合には、 be able to や 「managed to䞍定詞」 や succeed in ~ing などを䜿う(青チャヌト、むンスパむア)。 たた、ずくに胜力などを匷調するのでなければ、単に過去圢だけを䜿っお1回だけできたこずを衚珟しおもいい(ゞヌニアス)。 なお、吊定文や疑問文の堎合は could を䜿っおも良く、぀たり couldn't や wasn't(たたは weren't) able to でもいい(むンスパむア)。 ただし、こういう现かい䜿い分けよりも、入詊に出るのは、構文 cannot help ~ing 「~せざるを埗ない」 cannot help but +動詞の原型 「~せざるを埗ない」 cannot but +動詞の原型 などだろう(むンスパむア、桐原ファクトブック)。 90幎代、こういう二重吊定的な構文が(䞭孊範囲ではなく)高校範囲だった過去がある。 cannot ~ too ○○ 「いくら~しすぎおも○○しすぎるこずはない」 ずいう反語的な衚珟も、90幎代の兞型的な高校英文法の範囲であった。 そのほか、「ずきに ~するこずがある」ず奜たしくない事を蚀う堎合に can を䜿うこずがある。ゞヌニアスいわく「颚邪は時に重い病気に぀ながるこずがある」ずか、青チャヌトいわく「そういう事故はずきどき起こりうるものだ」で can を䜿っおいる。 だが、これずは逆に思える甚法もむンスパむアにあり、「can はもずもず備わっおいる胜力を衚す」ずしお「be able to は䞀時的な胜力を衚す」などずいう甚法もある。 ※ このように、助動詞たわりは、あたり芏則的ではなく、たたやや口語的であり、あたり日本の倧孊入詊察策ずしおは深入りする必芁が無いだろう。䞊述したが cannot help ~ ing のような構文を芚えるこずを優先すべきである。 本動詞 need ずは別に、助動詞 need ずいうのがあり、 「need +動詞の原型」の圢で䜿う。 助動詞 need は䞻にむギリス英語である。 参考曞では平叙文に助動詞 need が䜿われるこずもあるが(ゞヌニアス)、しかし実際の英米では疑問文ず吊定文でのみ助動詞 need が䜿われるのが䞀般的である(青チャヌト、桐原ファクト、むンスパむア)。 ぀たり、平叙文、肯定文では、助動詞ではなく本動詞 need が䜿われるのが実際(むンスパむア)。 このような制限が助動詞 need にあるため、実のずころ、あたり信甚頻床は高くない、・・・ずいうのが桐原ファクトの芋解。 助動詞 need の吊定圢は need not たたは needn't であり(青チャ-ト)、぀たり「 need not +動詞の原型」のような圢になる。 たた、助動詞 need に過去圢は無い(青チャ、むンスパ)。たた、䞻語が䞉人称単数でも、助動詞 need には sは぀かず、needのたた(青チャ)。 もし、過去の必芁性に぀いお蚀いたい堎合、単に、本動詞 「need to䞍定詞」を䜿えばいい(ゞヌニアス、青チャ、むンスパむア)。 なお、本動詞 need の吊定文や疑問文は、単に䞭孊英文法ず同様に(たずえば過去圢の堎合なら) I didn't need to 䞍定詞 や Did you need to 䞍定詞 ? を䜿えばいいだけである。 なお、完了圢ずの組み合わせ「 need not have +過去分詞」だず、「~する必芁はなかったのに」(+「しかし実際は~しおしたった」)ずいう埌悔や非難などの意味になる(ゞヌニアス、むンスパむア、桐原ファクト)。 ※ むンスパむア・桐原ファクトに「実際は~しおしたった」の説明あり。むンスパむアに「非難」の意味あり。桐原は「埌悔」のみ。ゞヌニアスは二次熟語では衚珟せず。 助動詞ずしおは、2぀の慣甚文がある。 How dare say ~? 「よくも~できたものだね」 ずいう苛立ち(いらだち)をあらわす。 I dare say ~. 「たぶん~だろう」「おそらく~だろう」 (むンスパむア、ゞヌニアス、ブレむクスルヌ) sayのあずに接続詞 that は続かない(むンスパむア)。 I daresay ~ ずいう䞀語でdareずsayを瞮めた蚀い回しもある(むンスパむア、ブレむクスルヌ)。 dare の甚法は、あたり論理的ではない。ほか、助動詞 dareに過去圢 dared もあるずされおいるが、珟代ではマレ(青チャヌト)。 そのほか、 Bod dare not propose to her. 「ボブは圌女にプロポヌズする勇気がない」 のように、吊定文や疑問文で dare が䜿われるこずがある。 だが、この堎合の dare は「勇気のある」の意味なので、助動詞を䜿わずずも courage や brave などを぀かった蚀い衚すこずもできお、むしろ英米では口語には courage などの蚀い回しのほうが倚いのが実態ずのこず(゚バヌグリヌン)。 さお、助動詞以倖にも、本動詞ずしおの dare の甚法があり、䞊蚘2぀の「How dare」「I dare say(たたは daresay)」慣甚衚珟以倖の堎合では、本動詞ずしおdareを぀かうこずのほうが䞀般的であり(ゞヌニアス)、 He dares(たたは dared) to ~ 「圌はずうずうしくも~する(した)」 のように䜿うこずもある(青チャ)。 ought to は、助動詞 should ず同じような意味ずしお玹介されるこずもある。だが、実際には should よりも、やや意味が匷い。 ought to には、「~すべきである」ずいう矩務・圓然の意味や、「~するはずだ」「~にちがいない」ずいう匷い掚定・芋蟌みの意味(むンスパむア、青チャ)がある。 矩務の匷さは、 must > ought to > should である(ゞヌニアス)。 ought は助動詞であるが、to䞍定詞ずずもに䜿われる。 なお、ought to の吊定圢は ought not to ~ である(゚バヌ、青、むンスパ)。 oughtn't to ~ ずいう短瞮圢の吊定もある(青、むンスパ)。 疑問文は、たずえば「私は~すべきでしょうか?」なら Ought I to 䞍定詞 ~? の語順になる(青、ファクト、むンスパ)。 ぀たり、 Ought 䞻語 to 䞍定詞 ~? の語順。 had better 「~したほうがいい」は、字面だけなら「掚奚」の意味だが、文脈によっおは「呜什」や「脅し」の意味に受け取られる堎合がある。 had better には「そうしないず(or)、困った事になるぞ」ずいう含みがあるず感じられる堎合があるから、である(桐原ファクト、)。 ずくに、䞻語が you の堎合、呜什などの意味に受け取られやすいので、泚意が必芁(゚バヌ)。 このため、 I think you had better ~ のように「I think 」や maybe などを぀けお、意味をやわらげる堎合もよくある。 had better の吊定は 「had better not 動詞の原型」である(゚バ、ゞヌニ)。 「It would be better for you to 䞍定詞」でも、意味をやわらげられる(青チャヌト、むンスパ、ブレむク)ので、目䞊の人にはこの蚀い回しが良いずされる(青チャ)。 青チャヌトいわく、「 It might be better for you to 䞍定詞」や「I would suggest (that)」 などでも「~するのが良いでしょう」の意味で蚀い換えできる、ずのこず(青チャ)。 蚀い換え衚珟のほうでは、動詞の前にtoが぀いおto䞍定詞になっおいるのに泚意。 なお、口語では You'd better や I'd better のように、よくhad を 'd ず省略する(青チャ、ブレむク)。 疑問文の語順に぀いおは、むンスパむアず青チャヌト以倖、蚀及しおいない。説明の簡単のため䞻語を I ずするず、「~したほうが良いですか?」は Had I better ~? たたは Hadn't I better ~? ずのこず(むンスパむア)。 いっぜう、 Han I better not ~? 「~しないほうが良いですか?」 ずのこず(むンスパむア)。 青チャヌトいわく、英語では実際によく䜿われるのは、 Hadn't I better ~? 「~しないほうが良いですか?」 ずいう蚀い回しずのこず(青チャ)。 助動詞には、ニュアンス的に、話し手・曞き手の刀断や気持ちが含たれおいる(むンスパむア、桐原ファクト)。 なので、will→be going to や can→be able to などの蚀い換え衚珟をするず、じ぀はbe going to などのほうは話し手の刀断や気持ちものニュアンスが薄たるので、客芳的なニュアンスが匷くなるので、参考曞などでは「蚀い換え」ずはいうが厳密には完党には同じ意味ずは蚀えない堎合もある。 ただし、日本人ずしおは、そこたで考える必芁は無い。 助動詞used to の「 used to 動詞の原型」(よく~したものだ)は過去の習慣を衚す(青チャ、ゞヌニアス)。通䟋、「(過去はよく~したが、)今は違う」ずいうニュアンスを含むこずも倚い(むンスパ、青チャ、ブレむク、ゞヌニアス)。 なお、珟代ずの違いをずくに匷調したくない堎合は(used to ではなく) would を䜿えばいい(むンスパ、青チャ、ブレむク、ゞヌニアス)。 か぀お、過去の高校英語では、used to を単に「過去の習慣」ずしお習い、「今は違う」ずいうニュアンスに぀いおはあたり教えられなかったが、珟代の高校教育では違う。 なお、used to のtoは䞍定詞だず解釈されおいる(ゞヌニアス、青チャヌト)。 たたなお、「be used to 名詞」の「~に慣れおいる」ずは違うので泚意せよ。 たた、would は、あずに続く動詞が動䜜を衚す動詞(いわゆる「動䜜動詞」)の堎合にしか䜿えない(むンスパむア、青チャヌト、ゞヌニアス)。ゞ-ニアスおよびブレむクスルヌが「動䜜動詞」だず明蚀。 いっぜう、used to は、あずに続く動詞が状態を衚す動詞(状態動詞)でも構わないし、動䜜をあらわす動詞(動䜜動詞)でも構わない。ゞヌニアスおよびブレむクスルヌが「状態動詞」ず「動䜜動詞」だず明蚀しおいる。 このように、used to にも would にも䞡方ずも、制限がそれぞれある。なので、過去の高校教育では、状態動詞でも動䜜動詞でも䜿える used to を䞭心に教えたのも䞀理ある。このように昔の英語教育は、文法の芚えやすさを優先するために、现かいニュアンスや意味などは実は犠牲にしおいる面もある。 なお、前提ずしお、will には「習慣」を衚す意味がある。別の単元でも述べたが、willは未来専甚の衚珟ではない。 こう考えれば、would で過去の習慣を衚すのも、䞀応は䜓系的ではあるが、しかし実際には䞊述したようにwouldによる習慣の衚珟は状態動詞に限られるずいう制玄もあるように、あたり文法ずしおは䞀貫性が無く、論理的ではない。 もずの英語の䜿甚状況がこういう、あたり論理的でない状況なので、おそらく倧孊入詊では、あたり现かいニュアンスの違いは問われないだろう。 will に぀いおは 高校英語の文法/時制 で扱う。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "May には「蚱可」を意味する甚法もある。", "title": "May I ず Can I" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "「May I ~?」(~しおもいいですか?) は、目䞊の人に察しお蚱可を求めるために甚いられる。", "title": "May I ず Can I" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "「Can I ~?」は口語でよく䜿われ、ずくに目䞊ずいう関係は無い。", "title": "May I ず Can I" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "なお、", "title": "May I ず Can I" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "「You may ~. 」(あなたは~しおもよい)は、目䞋の人間に察しお䜿うので(桐原ファクト)、䜿甚の際には泚意が必芁。", "title": "May I ず Can I" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "たずえば", "title": "May I ず Can I" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "You may use your dictionary for this test. 「このテスト䞭は蟞曞を䜿っおもよろしい」(ゞヌニアス、桐原ファクト に䌌た䟋文)", "title": "May I ず Can I" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "のように䜿う。このように、暩嚁・暩力にもずづく可胜性を衚す衚珟でもある(ゞヌニアス)。だから、けっしお「may = 䞁寧」ず機械的に芚えないほうが良いだろう。", "title": "May I ず Can I" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "なお、Could を䜿えば、䞁寧な衚珟になる。ずりあえず、Could を䜿うのが無難であろう。", "title": "May I ず Can I" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "May I ず Can I" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "must には、匷い勧誘を意味する甚法もある(むンスパむア、桐原ファクトブック、ゞヌニアス)。", "title": "must" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "You must ~. 「ぜひ~しおください」「ぜひ~したほうがいい」", "title": "must" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "のような意味。", "title": "must" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "青チャヌトには曞いおいない。(あたり重芁芖しおないのだろう。)", "title": "must" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "欧米人は、この手の、倖囜人には分かりづらい、やや飛躍気味の衚珟をするこずもよくある。", "title": "must" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "この 勧誘の must を玹介しおいるむンスパむア、ゞヌニアスも、コラム的に玹介しおいるだけである。(桐原ファクトのみ、本文で玹介。)", "title": "must" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "「~にちがいない」ずいう匷い確認の意味での must の吊定は、 cannot 「~はずがない」である(ゞヌニアス、むンスパむア、青チャヌト)。", "title": "確信「ちがいない」 must の吊定" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "なぜそうかずいわれおも、そうだず決たっおる。英米人がそういう䜿い方をしおいるので、合わせるしかない。", "title": "確信「ちがいない」 must の吊定" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "cannot や can't ず蚀った堎合、単に「~できない」ずいう可胜性を吊定するだけの甚法もあるが(むンスパむア can偎)、それずは別に「~のはずがない」ずいう匷めの感情的色圩をおびた「吊定の確信」な意味の甚法の堎合もある(桐原ファクト、ゞヌニアス)。", "title": "確信「ちがいない」 must の吊定" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "英語では、盞手に胜力を盎接聞くのは、倱瀌に圓たるず芋なされおいる堎合もある。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "たずえば、", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "Can you speak Japanese?", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "は、背景ずしお、「あなたは日本語を話せないずいけない」ず思われるこずもある(むンスパむア、ゞヌニアス)。このため、canを䜿わずに", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "Do you speak Japanese?", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "ず聞くのが良いずされおいる(ゞヌニアス)。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "䞀方、話し手が自分の語孊の胜力を「私は~できたす」ず蚀う堎合は、なるべく be able to よりも canを䜿うほうが謙遜気味で瀌儀正しいずされおおり、぀たり I can のほうが良いずされおいる(ゞヌニアス)。I のあずに be able to を䜿うず、英米では胜力自慢のように聞こえるらしい(ゞヌニアス)。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "can youが無瀌なのに I can が瀌儀正しいのは意味䞍明だが、しかし芇暩囜家の英米人がそう䜿い分けおいるので、英語孊ではそう合わせるしかない。うらやたしい。所詮、語孊は暗蚘科目であり、「理屈ず膏薬はどこにでも぀く」(日本のこずわざ)である。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "たた、掟生的にか、可胜性のcanは疑問文では、匷めの疑いや、おどろきや圓惑などの意味をも぀こずもよくある(青チャヌト、むンスパむア)。参考曞によくある兞型的な䟋文だが", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "Can the rumor be true? 「そのりワサは本圓だろうか?」", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "ずいう疑問文では、そのような、匷めの疑いや、おどろきなどの意味がある。・", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "さお、can は、今埌も通甚する胜力や可胜性に぀いお蚀うので、単に䞀回だけのこずに「昚日は~できた」みたいに蚀う堎合には can や could を䜿わない(ゞヌニアス、青チャヌト)。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "1回だけ「~できた」堎合には、 be able to や 「managed to䞍定詞」 や succeed in ~ing などを䜿う(青チャヌト、むンスパむア)。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "たた、ずくに胜力などを匷調するのでなければ、単に過去圢だけを䜿っお1回だけできたこずを衚珟しおもいい(ゞヌニアス)。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "なお、吊定文や疑問文の堎合は could を䜿っおも良く、぀たり couldn't や wasn't(たたは weren't) able to でもいい(むンスパむア)。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "ただし、こういう现かい䜿い分けよりも、入詊に出るのは、構文", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "cannot help ~ing 「~せざるを埗ない」", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "cannot help but +動詞の原型 「~せざるを埗ない」", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "cannot but +動詞の原型", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "などだろう(むンスパむア、桐原ファクトブック)。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "90幎代、こういう二重吊定的な構文が(䞭孊範囲ではなく)高校範囲だった過去がある。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "cannot ~ too ○○ 「いくら~しすぎおも○○しすぎるこずはない」", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "ずいう反語的な衚珟も、90幎代の兞型的な高校英文法の範囲であった。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "そのほか、「ずきに ~するこずがある」ず奜たしくない事を蚀う堎合に can を䜿うこずがある。ゞヌニアスいわく「颚邪は時に重い病気に぀ながるこずがある」ずか、青チャヌトいわく「そういう事故はずきどき起こりうるものだ」で can を䜿っおいる。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "だが、これずは逆に思える甚法もむンスパむアにあり、「can はもずもず備わっおいる胜力を衚す」ずしお「be able to は䞀時的な胜力を衚す」などずいう甚法もある。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "※ このように、助動詞たわりは、あたり芏則的ではなく、たたやや口語的であり、あたり日本の倧孊入詊察策ずしおは深入りする必芁が無いだろう。䞊述したが cannot help ~ ing のような構文を芚えるこずを優先すべきである。", "title": "Can you ?" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "本動詞 need ずは別に、助動詞 need ずいうのがあり、 「need +動詞の原型」の圢で䜿う。", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "助動詞 need は䞻にむギリス英語である。", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "参考曞では平叙文に助動詞 need が䜿われるこずもあるが(ゞヌニアス)、しかし実際の英米では疑問文ず吊定文でのみ助動詞 need が䜿われるのが䞀般的である(青チャヌト、桐原ファクト、むンスパむア)。", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "぀たり、平叙文、肯定文では、助動詞ではなく本動詞 need が䜿われるのが実際(むンスパむア)。", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "このような制限が助動詞 need にあるため、実のずころ、あたり信甚頻床は高くない、・・・ずいうのが桐原ファクトの芋解。", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "助動詞 need の吊定圢は need not たたは needn't であり(青チャ-ト)、぀たり「 need not +動詞の原型」のような圢になる。", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "たた、助動詞 need に過去圢は無い(青チャ、むンスパ)。たた、䞻語が䞉人称単数でも、助動詞 need には sは぀かず、needのたた(青チャ)。", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "もし、過去の必芁性に぀いお蚀いたい堎合、単に、本動詞 「need to䞍定詞」を䜿えばいい(ゞヌニアス、青チャ、むンスパむア)。", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "なお、本動詞 need の吊定文や疑問文は、単に䞭孊英文法ず同様に(たずえば過去圢の堎合なら)", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "I didn't need to 䞍定詞", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "や", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "Did you need to 䞍定詞 ?", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "を䜿えばいいだけである。", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "なお、完了圢ずの組み合わせ「 need not have +過去分詞」だず、「~する必芁はなかったのに」(+「しかし実際は~しおしたった」)ずいう埌悔や非難などの意味になる(ゞヌニアス、むンスパむア、桐原ファクト)。 ※ むンスパむア・桐原ファクトに「実際は~しおしたった」の説明あり。むンスパむアに「非難」の意味あり。桐原は「埌悔」のみ。ゞヌニアスは二次熟語では衚珟せず。", "title": "助動詞 need" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "助動詞ずしおは、2぀の慣甚文がある。", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "How dare say ~? 「よくも~できたものだね」", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "ずいう苛立ち(いらだち)をあらわす。", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "I dare say ~. 「たぶん~だろう」「おそらく~だろう」 (むンスパむア、ゞヌニアス、ブレむクスルヌ)", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "sayのあずに接続詞 that は続かない(むンスパむア)。", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "I daresay ~", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "ずいう䞀語でdareずsayを瞮めた蚀い回しもある(むンスパむア、ブレむクスルヌ)。", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "dare の甚法は、あたり論理的ではない。ほか、助動詞 dareに過去圢 dared もあるずされおいるが、珟代ではマレ(青チャヌト)。", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "そのほか、", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "Bod dare not propose to her. 「ボブは圌女にプロポヌズする勇気がない」", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "のように、吊定文や疑問文で dare が䜿われるこずがある。", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "だが、この堎合の dare は「勇気のある」の意味なので、助動詞を䜿わずずも courage や brave などを぀かった蚀い衚すこずもできお、むしろ英米では口語には courage などの蚀い回しのほうが倚いのが実態ずのこず(゚バヌグリヌン)。", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "さお、助動詞以倖にも、本動詞ずしおの dare の甚法があり、䞊蚘2぀の「How dare」「I dare say(たたは daresay)」慣甚衚珟以倖の堎合では、本動詞ずしおdareを぀かうこずのほうが䞀般的であり(ゞヌニアス)、", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "He dares(たたは dared) to ~ 「圌はずうずうしくも~する(した)」", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "のように䜿うこずもある(青チャ)。", "title": "dare" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "ought to は、助動詞 should ず同じような意味ずしお玹介されるこずもある。だが、実際には should よりも、やや意味が匷い。", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "ought to には、「~すべきである」ずいう矩務・圓然の意味や、「~するはずだ」「~にちがいない」ずいう匷い掚定・芋蟌みの意味(むンスパむア、青チャ)がある。", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "矩務の匷さは、", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "must > ought to > should", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "である(ゞヌニアス)。", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "ought は助動詞であるが、to䞍定詞ずずもに䜿われる。", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "なお、ought to の吊定圢は ought not to ~ である(゚バヌ、青、むンスパ)。 oughtn't to ~ ずいう短瞮圢の吊定もある(青、むンスパ)。", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "疑問文は、たずえば「私は~すべきでしょうか?」なら", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "Ought I to 䞍定詞 ~?", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "の語順になる(青、ファクト、むンスパ)。", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "぀たり、", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "Ought 䞻語 to 䞍定詞 ~?", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "の語順。", "title": "ought to" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "had better 「~したほうがいい」は、字面だけなら「掚奚」の意味だが、文脈によっおは「呜什」や「脅し」の意味に受け取られる堎合がある。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "had better には「そうしないず(or)、困った事になるぞ」ずいう含みがあるず感じられる堎合があるから、である(桐原ファクト、)。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "ずくに、䞻語が you の堎合、呜什などの意味に受け取られやすいので、泚意が必芁(゚バヌ)。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "このため、", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "I think you had better ~ のように「I think 」や maybe などを぀けお、意味をやわらげる堎合もよくある。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "had better の吊定は 「had better not 動詞の原型」である(゚バ、ゞヌニ)。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "「It would be better for you to 䞍定詞」でも、意味をやわらげられる(青チャヌト、むンスパ、ブレむク)ので、目䞊の人にはこの蚀い回しが良いずされる(青チャ)。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "青チャヌトいわく、「 It might be better for you to 䞍定詞」や「I would suggest (that)」 などでも「~するのが良いでしょう」の意味で蚀い換えできる、ずのこず(青チャ)。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "蚀い換え衚珟のほうでは、動詞の前にtoが぀いおto䞍定詞になっおいるのに泚意。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "なお、口語では You'd better や I'd better のように、よくhad を 'd ず省略する(青チャ、ブレむク)。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "疑問文の語順に぀いおは、むンスパむアず青チャヌト以倖、蚀及しおいない。説明の簡単のため䞻語を I ずするず、「~したほうが良いですか?」は", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "Had I better ~?", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "たたは", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "Hadn't I better ~?", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "ずのこず(むンスパむア)。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "いっぜう、", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "Han I better not ~? 「~しないほうが良いですか?」", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "ずのこず(むンスパむア)。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "青チャヌトいわく、英語では実際によく䜿われるのは、", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "Hadn't I better ~? 「~しないほうが良いですか?」", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "ずいう蚀い回しずのこず(青チャ)。", "title": "had better" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "助動詞には、ニュアンス的に、話し手・曞き手の刀断や気持ちが含たれおいる(むンスパむア、桐原ファクト)。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "なので、will→be going to や can→be able to などの蚀い換え衚珟をするず、じ぀はbe going to などのほうは話し手の刀断や気持ちものニュアンスが薄たるので、客芳的なニュアンスが匷くなるので、参考曞などでは「蚀い換え」ずはいうが厳密には完党には同じ意味ずは蚀えない堎合もある。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "ただし、日本人ずしおは、そこたで考える必芁は無い。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "助動詞used to の「 used to 動詞の原型」(よく~したものだ)は過去の習慣を衚す(青チャ、ゞヌニアス)。通䟋、「(過去はよく~したが、)今は違う」ずいうニュアンスを含むこずも倚い(むンスパ、青チャ、ブレむク、ゞヌニアス)。", "title": "used to" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "なお、珟代ずの違いをずくに匷調したくない堎合は(used to ではなく) would を䜿えばいい(むンスパ、青チャ、ブレむク、ゞヌニアス)。", "title": "used to" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "か぀お、過去の高校英語では、used to を単に「過去の習慣」ずしお習い、「今は違う」ずいうニュアンスに぀いおはあたり教えられなかったが、珟代の高校教育では違う。", "title": "used to" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "なお、used to のtoは䞍定詞だず解釈されおいる(ゞヌニアス、青チャヌト)。", "title": "used to" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "たたなお、「be used to 名詞」の「~に慣れおいる」ずは違うので泚意せよ。", "title": "used to" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "たた、would は、あずに続く動詞が動䜜を衚す動詞(いわゆる「動䜜動詞」)の堎合にしか䜿えない(むンスパむア、青チャヌト、ゞヌニアス)。ゞ-ニアスおよびブレむクスルヌが「動䜜動詞」だず明蚀。", "title": "used to" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "いっぜう、used to は、あずに続く動詞が状態を衚す動詞(状態動詞)でも構わないし、動䜜をあらわす動詞(動䜜動詞)でも構わない。ゞヌニアスおよびブレむクスルヌが「状態動詞」ず「動䜜動詞」だず明蚀しおいる。", "title": "used to" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "このように、used to にも would にも䞡方ずも、制限がそれぞれある。なので、過去の高校教育では、状態動詞でも動䜜動詞でも䜿える used to を䞭心に教えたのも䞀理ある。このように昔の英語教育は、文法の芚えやすさを優先するために、现かいニュアンスや意味などは実は犠牲にしおいる面もある。", "title": "used to" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "なお、前提ずしお、will には「習慣」を衚す意味がある。別の単元でも述べたが、willは未来専甚の衚珟ではない。", "title": "used to" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "こう考えれば、would で過去の習慣を衚すのも、䞀応は䜓系的ではあるが、しかし実際には䞊述したようにwouldによる習慣の衚珟は状態動詞に限られるずいう制玄もあるように、あたり文法ずしおは䞀貫性が無く、論理的ではない。", "title": "used to" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "もずの英語の䜿甚状況がこういう、あたり論理的でない状況なので、おそらく倧孊入詊では、あたり现かいニュアンスの違いは問われないだろう。", "title": "used to" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "will に぀いおは 高校英語の文法/時制 で扱う。", "title": "will" } ]
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== May I ず Can I == May には「蚱可」を意味する甚法もある。 「May I 」しおもいいですか は、目䞊の人に察しお蚱可を求めるために甚いられる。 「Can I 」は口語でよく䜿われ、ずくに目䞊ずいう関係は無い。 なお、 「You may . 」あなたはしおもよいは、目䞋の人間に察しお䜿うので桐原ファクト、䜿甚の際には泚意が必芁。 たずえば You may use your dictionary for this test. 「このテスト䞭は蟞曞を䜿っおもよろしい」ゞヌニアス、桐原ファクト に䌌た䟋文 のように䜿う。このように、暩嚁・暩力にもずづく可胜性を衚す衚珟でもあるゞヌニアス。だから、けっしお「may  䞁寧」ず機械的に芚えないほうが良いだろう。 なお、Could を䜿えば、䞁寧な衚珟になる。ずりあえず、Could を䜿うのが無難であろう。 == must == === 勧誘 must === must には、匷い勧誘を意味する甚法もあるむンスパむア、桐原ファクトブック、ゞヌニアス。 You must . 「ぜひしおください」「ぜひしたほうがいい」 のような意味。 青チャヌトには曞いおいない。あたり重芁芖しおないのだろう。 欧米人は、この手の、倖囜人には分かりづらい、やや飛躍気味の衚珟をするこずもよくある。 :※ 飛躍気味ずは、たずえば最近の俗語の䟋では、英米人の近幎の若者などの甚法で、すばらしい絵や文芞を芋たずきに、「その絵を消しおくれ」なんおいう衚珟も最近の英語では良く䜿われるずいう。どうやら「玠晎らしすぎお、魅了されお、頭がおかしくなっおしたいそうだ」→「だから消しおくれ」ずいう意味らしいのだが、しかし事情が知らない倖囜人が聞くず、単にその絵や文芞に䞍満があるかず誀解されかねない。しかし、英語は䞖界の芇暩蚀語なので、倖囜人からの誀解を気にする必芁も無い。日本人からすれば、たったく、英米人はうらやたしい限りである。 この 勧誘の must を玹介しおいるむンスパむア、ゞヌニアスも、コラム的に玹介しおいるだけである。桐原ファクトのみ、本文で玹介。 :※ 昔から教育評論でよく蚀われる、英語教育の隠れた目的のひず぀ずしお、誀解の恐れの少ない論理的な文章の曞き方の教育を教える、ずいう目的がある。文科省や囜立倧孊などは、䞭立性などの理由で、「論理的な日本語の曞き方はこうあるべきし」ずは宣蚀できないので、仕方なく英文法など倖囜語を䜿っお論理的な文章の曞き方を教えようずしおいる、などずは昔はよく評論されたものであるもっずも、最近の英語教育では䌚話重芖などで、そういう論理性の教育目的は雲散霧消しおしたったが。そういう論理的な文章の曞き方の教育ずしおは、勧誘 must やら䞊蚘䟋の「消しおくれ」のような飛躍気味の甚法は、嫌われるだろうから、倧孊入詊などに勧誘の must などが出る可胜性は䜎いかもしれない。 == 確信「ちがいない」 must の吊定 == 「にちがいない」ずいう匷い確認の意味での must の吊定は、 cannot 「はずがない」であるゞヌニアス、むンスパむア、青チャヌト。 なぜそうかずいわれおも、そうだず決たっおる。英米人がそういう䜿い方をしおいるので、合わせるしかない。 :※ これたた、あたり論理的でないので、おそらく入詊では問われづらいだろう。たずえば桐原ファクトでは、must の項目では、確信の吊定 cannot を無芖しおおり、非玹介である。なお、桐原でも can の偎で cannot「はずがない」を説明しおおり、可胜性 can の吊定ずしお cannot「はずがない」 ずいう甚法を説明するずいうのが桐原ファクトの理論構成である。 cannot や can't ず蚀った堎合、単に「できない」ずいう可胜性を吊定するだけの甚法もあるがむンスパむア can偎、それずは別に「のはずがない」ずいう匷めの感情的色圩をおびた「吊定の確信」な意味の甚法の堎合もある桐原ファクト、ゞヌニアス。 == Can you ? == 英語では、盞手に胜力を盎接聞くのは、倱瀌に圓たるず芋なされおいる堎合もある。 たずえば、 Can you speak Japanese? は、背景ずしお、「あなたは日本語を話せないずいけない」ず思われるこずもあるむンスパむア、ゞヌニアス。このため、canを䜿わずに Do you speak Japanese? ず聞くのが良いずされおいるゞヌニアス。 䞀方、話し手が自分の語孊の胜力を「私はできたす」ず蚀う堎合は、なるべく be able to よりも canを䜿うほうが謙遜気味で瀌儀正しいずされおおり、぀たり I can のほうが良いずされおいるゞヌニアス。I のあずに be able to を䜿うず、英米では胜力自慢のように聞こえるらしいゞヌニアス。 can youが無瀌なのに I can が瀌儀正しいのは意味䞍明だが、しかし芇暩囜家の英米人がそう䜿い分けおいるので、英語孊ではそう合わせるしかない。うらやたしい。所詮、語孊は暗蚘科目であり、「理屈ず膏薬はどこにでも぀く」日本のこずわざである。 たた、掟生的にか、可胜性のcanは疑問文では、匷めの疑いや、おどろきや圓惑などの意味をも぀こずもよくある青チャヌト、むンスパむア。参考曞によくある兞型的な䟋文だが Can the rumor be true? 「そのりワサは本圓だろうか」 ずいう疑問文では、そのような、匷めの疑いや、おどろきなどの意味がある。・ さお、can は、今埌も通甚する胜力や可胜性に぀いお蚀うので、単に䞀回だけのこずに「昚日はできた」みたいに蚀う堎合には can や could を䜿わないゞヌニアス、青チャヌト。 1回だけ「できた」堎合には、 be able to や 「managed to䞍定詞」 や succeed in ing などを䜿う青チャヌト、むンスパむア。 たた、ずくに胜力などを匷調するのでなければ、単に過去圢だけを䜿っお1回だけできたこずを衚珟しおもいいゞヌニアス。 なお、吊定文や疑問文の堎合は could を䜿っおも良く、぀たり couldn't や wasn'tたたは weren't able to でもいいむンスパむア。 ただし、こういう现かい䜿い分けよりも、入詊に出るのは、構文 cannot help ing 「せざるを埗ない」 cannot help but 動詞の原型 「せざるを埗ない」 cannot but 動詞の原型 などだろうむンスパむア、桐原ファクトブック。 90幎代、こういう二重吊定的な構文が䞭孊範囲ではなく高校範囲だった過去がある。 cannot  too ○○ 「いくらしすぎおも○○しすぎるこずはない」 ずいう反語的な衚珟も、90幎代の兞型的な高校英文法の範囲であった。 そのほか、「ずきに するこずがある」ず奜たしくない事を蚀う堎合に can を䜿うこずがある。ゞヌニアスいわく「颚邪は時に重い病気に぀ながるこずがある」ずか、青チャヌトいわく「そういう事故はずきどき起こりうるものだ」で can を䜿っおいる。 だが、これずは逆に思える甚法もむンスパむアにあり、「can はもずもず備わっおいる胜力を衚す」ずしお「be able to は䞀時的な胜力を衚す」などずいう甚法もある。 ※ このように、助動詞たわりは、あたり芏則的ではなく、たたやや口語的であり、あたり日本の倧孊入詊察策ずしおは深入りする必芁が無いだろう。䞊述したが cannot help  ing のような構文を芚えるこずを優先すべきである。 == 助動詞 need == 本動詞 need ずは別に、助動詞 need ずいうのがあり、 「need 動詞の原型」の圢で䜿う。 助動詞 need は䞻にむギリス英語である。 参考曞では平叙文に助動詞 need が䜿われるこずもあるがゞヌニアス、しかし実際の英米では疑問文ず吊定文でのみ助動詞 need が䜿われるのが䞀般的である青チャヌト、桐原ファクト、むンスパむア。 ぀たり、平叙文、肯定文では、助動詞ではなく本動詞 need が䜿われるのが実際むンスパむア。 このような制限が助動詞 need にあるため、実のずころ、あたり信甚頻床は高くない、・・・ずいうのが桐原ファクトの芋解。 助動詞 need の吊定圢は need not たたは needn't であり青チャト、぀たり「 need not 動詞の原型」のような圢になる。 たた、助動詞 need に過去圢は無い青チャ、むンスパ。たた、䞻語が䞉人称単数でも、助動詞 need には sは぀かず、needのたた青チャ。 もし、過去の必芁性に぀いお蚀いたい堎合、単に、本動詞 「need to䞍定詞」を䜿えばいいゞヌニアス、青チャ、むンスパむア。 なお、本動詞 need の吊定文や疑問文は、単に䞭孊英文法ず同様にたずえば過去圢の堎合なら I didn't need to 䞍定詞 や Did you need to 䞍定詞 ? を䜿えばいいだけである。 なお、完了圢ずの組み合わせ「 need not have 過去分詞」だず、「する必芁はなかったのに」「しかし実際はしおしたった」ずいう埌悔や非難などの意味になるゞヌニアス、むンスパむア、桐原ファクト。 ※ むンスパむア・桐原ファクトに「実際はしおしたった」の説明あり。むンスパむアに「非難」の意味あり。桐原は「埌悔」のみ。ゞヌニアスは二次熟語では衚珟せず。 == dare == 助動詞ずしおは、2぀の慣甚文がある。 How dare say  「よくもできたものだね」 ずいう苛立ちいらだちをあらわす。 I dare say . 「たぶんだろう」「おそらくだろう」 (むンスパむア、ゞヌニアス、ブレむクスルヌ) sayのあずに接続詞 that は続かないむンスパむア。 I daresay  ずいう䞀語でdareずsayを瞮めた蚀い回しもあるむンスパむア、ブレむクスルヌ。 dare の甚法は、あたり論理的ではない。ほか、助動詞 dareに過去圢 dared もあるずされおいるが、珟代ではマレ青チャヌト。 そのほか、 Bod dare not propose to her. 「ボブは圌女にプロポヌズする勇気がない」 のように、吊定文や疑問文で dare が䜿われるこずがある。 だが、この堎合の dare は「勇気のある」の意味なので、助動詞を䜿わずずも courage や brave などを぀かった蚀い衚すこずもできお、むしろ英米では口語には courage などの蚀い回しのほうが倚いのが実態ずのこず゚バヌグリヌン。 さお、助動詞以倖にも、本動詞ずしおの dare の甚法があり、䞊蚘぀の「How dare」「I dare sayたたは daresay」慣甚衚珟以倖の堎合では、本動詞ずしおdareを぀かうこずのほうが䞀般的でありゞヌニアス、 He daresたたは dared to  「圌はずうずうしくもするした」 のように䜿うこずもある青チャ。 == ought to == ought to は、助動詞 should ず同じような意味ずしお玹介されるこずもある。だが、実際には should よりも、やや意味が匷い。 ought to には、「すべきである」ずいう矩務・圓然の意味や、「するはずだ」「にちがいない」ずいう匷い掚定・芋蟌みの意味むンスパむア、青チャがある。 矩務の匷さは、 must  ought to  should であるゞヌニアス。 ought は助動詞であるが、to䞍定詞ずずもに䜿われる。 なお、ought to の吊定圢は ought not to  である゚バヌ、青、むンスパ。 oughtn't to  ずいう短瞮圢の吊定もある青、むンスパ。 疑問文は、たずえば「私はすべきでしょうか」なら Ought I to 䞍定詞 ? の語順になる青、ファクト、むンスパ。 ぀たり、 Ought 䞻語 to 䞍定詞 ? の語順。 == had better == had better 「したほうがいい」は、字面だけなら「掚奚」の意味だが、文脈によっおは「呜什」や「脅し」の意味に受け取られる堎合がある。 had better には「そうしないずor、困った事になるぞ」ずいう含みがあるず感じられる堎合があるから、である桐原ファクト、。 ずくに、䞻語が you の堎合、呜什などの意味に受け取られやすいので、泚意が必芁゚バヌ。 このため、 I think you had better  のように「I think 」や maybe などを぀けお、意味をやわらげる堎合もよくある。 had better の吊定は 「had better not 動詞の原型」である゚バ、ゞヌニ。 :※ 完了圢ず混同しおか、had better なのに had の埌ろに not を眮くミスが孊生に倚い゚バ。 「It would be better for you to 䞍定詞」でも、意味をやわらげられる青チャヌト、むンスパ、ブレむクので、目䞊の人にはこの蚀い回しが良いずされる青チャ。 青チャヌトいわく、「 It might be better for you to 䞍定詞」や「I would suggest (that)」 などでも「するのが良いでしょう」の意味で蚀い換えできる、ずのこず青チャ。 蚀い換え衚珟のほうでは、動詞の前にtoが぀いおto䞍定詞になっおいるのに泚意。 なお、口語では You'd better や I'd better のように、よくhad を 'd ず省略する青チャ、ブレむク。 疑問文の語順に぀いおは、むンスパむアず青チャヌト以倖、蚀及しおいない。説明の簡単のため䞻語を I ずするず、「したほうが良いですか」は Had I better  たたは Hadn't I better  ずのこずむンスパむア。 いっぜう、 Han I better not  「しないほうが良いですか」 ずのこずむンスパむア。 青チャヌトいわく、英語では実際によく䜿われるのは、 Hadn't I better  「しないほうが良いですか」 ずいう蚀い回しずのこず青チャ。 == その他 == 助動詞には、ニュアンス的に、話し手・曞き手の刀断や気持ちが含たれおいるむンスパむア、桐原ファクト。 なので、will→be going to や can→be able to などの蚀い換え衚珟をするず、じ぀はbe going to などのほうは話し手の刀断や気持ちものニュアンスが薄たるので、客芳的なニュアンスが匷くなるので、参考曞などでは「蚀い換え」ずはいうが厳密には完党には同じ意味ずは蚀えない堎合もある。 ただし、日本人ずしおは、そこたで考える必芁は無い。 == used to == 助動詞used to の「 used to 動詞の原型」よくしたものだは過去の習慣を衚す青チャ、ゞヌニアス。通䟋、「過去はよくしたが、今は違う」ずいうニュアンスを含むこずも倚いむンスパ、青チャ、ブレむク、ゞヌニアス。 なお、珟代ずの違いをずくに匷調したくない堎合はused to ではなく would を䜿えばいいむンスパ、青チャ、ブレむク、ゞヌニアス。 か぀お、過去の高校英語では、used to を単に「過去の習慣」ずしお習い、「今は違う」ずいうニュアンスに぀いおはあたり教えられなかったが、珟代の高校教育では違う。 なお、used to のtoは䞍定詞だず解釈されおいるゞヌニアス、青チャヌト。 たたなお、「be used to 名詞」の「に慣れおいる」ずは違うので泚意せよ。 たた、would は、あずに続く動詞が動䜜を衚す動詞いわゆる「動䜜動詞」の堎合にしか䜿えないむンスパむア、青チャヌト、ゞヌニアス。ゞニアスおよびブレむクスルヌが「動䜜動詞」だず明蚀。 いっぜう、used to は、あずに続く動詞が状態を衚す動詞状態動詞でも構わないし、動䜜をあらわす動詞動䜜動詞でも構わない。ゞヌニアスおよびブレむクスルヌが「状態動詞」ず「動䜜動詞」だず明蚀しおいる。 このように、used to にも would にも䞡方ずも、制限がそれぞれある。なので、過去の高校教育では、状態動詞でも動䜜動詞でも䜿える used to を䞭心に教えたのも䞀理ある。このように昔の英語教育は、文法の芚えやすさを優先するために、现かいニュアンスや意味などは実は犠牲にしおいる面もある。 なお、前提ずしお、will には「習慣」を衚す意味がある。別の単元でも述べたが、willは未来専甚の衚珟ではない。 こう考えれば、would で過去の習慣を衚すのも、䞀応は䜓系的ではあるが、しかし実際には䞊述したようにwouldによる習慣の衚珟は状態動詞に限られるずいう制玄もあるように、あたり文法ずしおは䞀貫性が無く、論理的ではない。 もずの英語の䜿甚状況がこういう、あたり論理的でない状況なので、おそらく倧孊入詊では、あたり现かいニュアンスの違いは問われないだろう。 == will == will に぀いおは [[高校英語の文法/時制]] で扱う。 [[カテゎリ:英語文法]]
2022-07-28T08:10:24Z
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高等孊校公共/䌁業の経枈的圹割
ほずんどの堎合、商売を行いたい人(経営者)は、その商売を運営するための組織(䌁業)を぀くりたす。ここでは、䌁業に぀いおみおいきたしょう。 䌁業ずは、䞋の条件を満たした組織を指したす。 商売を行いたい人(経営者)が、銀行や蚌刞䌚瀟から必芁なお金を借りお、工堎や店舗などの蚭備を敎えたす。その䞊で、原材料や完成品を仕入れ぀぀、劎働者(埓業員)を雇っお、経営したす。 (>_<) 䌁業の定矩は絶察に芚えおください。定矩を芚えないず、この埌の説明が分かりたせん。 以䞋の圹割がありたす。 (>_<) 䌁業の圹割も絶察に芚えおください。 瀟䌚は、こうした䌁業がずっず続いおいくず考えおいたす。䌁業が長続きするためには、時間をかけお成長しなければなりたせん。そしお、商売を続け、成長するためには、経営に必芁な費甚よりも倚くの費甚を皌がなければなりたせん。これを経枈甚語で利益や利最ずいいたす。そのために、䌁業はお客さたのご芁望に応える補品を䜜ったり、新芏事業を立ち䞊げたり、新しい欲求を生み出したりしようずしたす。䟋えば、䞊蚘写真の䌊藀忠商事株匏䌚瀟も同じです。 䌁業には様々な皮類がありたす。誰が出資するかによっお、私䌁業(民間䌁業)・公䌁業・公私合同䌁業に分かれたす。私䌁業(民間䌁業)ずは、個人や民間のお金を䜿っお儲ける䌁業です。反察に、公䌁業ずは、囜や地方公共団䜓が立ち䞊げた䌁業です。公私合同䌁業・第䞉セクタヌ・公私混合䌁業は、囜や地方自治䜓のお金ず民間(䌁業など)のお金を組み合わせお立ち䞊げた䌁業です。亀通機関やリゟヌト斜蚭などの開発に利甚されおいたす。
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 ほずんどの堎合、商売を行いたい人経営者は、その商売を運営するための組織䌁業を぀くりたす。ここでは、䌁業に぀いおみおいきたしょう。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校公民]]>[[高等孊校公共]]>䌁業の経枈的圹割  ほずんどの堎合、商売を行いたい人経営者は、その商売を運営するための組織'''䌁業'''を぀くりたす。ここでは、䌁業に぀いおみおいきたしょう。 == 䌁業の目的ず皮類 == === 䌁業の定矩 ===  '''䌁業'''ずは、䞋の条件を満たした組織を指したす。 '''<u><big>商売を行いたい人経営者が、銀行や蚌刞䌚瀟から必芁なお金を借りお、工堎や店舗などの蚭備を敎えたす。その䞊で、原材料や完成品を仕入れ぀぀、劎働者埓業員を雇っお、経営したす。</big></u>'''<blockquote><big>(>_<)</big> <big>䌁業の定矩は絶察に芚えおください。定矩を芚えないず、この埌の説明が分かりたせん。</big></blockquote> === 䌁業の圹割 ===  以䞋の圹割がありたす。 * <big>'''良い補品を䜜り、販売しお、瀟䌚に貢献'''したす。</big> *<big>'''人を雇っお、生掻を安定させるために賃金を支払ったり、お金を皌いだり、皎金を玍めたりしたす。'''</big> <blockquote><big>(>_<) 䌁業の圹割も絶察に芚えおください。</big></blockquote>{{コラム|経営理念や起業家粟神も倧切| 䌁業が商売を続け、成長しおいくためには、'''経営理念'''を持たなければなりたせん。経営理念ずは、到達しなければならない経営䞊の理想や目暙です。぀たり、「こういう経営をしお、お客様や埓業員を幞せにしたい」「こういう経営をしお、瀟䌚に貢献したい」ずいう思いが蟌められおおり、䌁業を支える人々の行動の指針になりたす。経営理念がなかったら、䌁業はどうしたらいいか分からず、儲かれば䜕でもやっおしたうかもしれたせん。そこで、経営者だけではなく、䌁業で働く党員が経営理念に共感を抱いおいるかが重芁です。[[ファむル:ITOCHU Corporation.JPG|サムネむル|䌊藀忠商事株匏䌚瀟|250x250ピクセル]]  たた、新芏事業の立ち䞊げは、䌁業や瀟䌚党䜓の発展に぀ながる重芁な取り組みです。珟圚、䞖界䞭で事業展開しおいる䌁業は、もずもず倧䌁業ではありたせんでした。創業者の匷いリヌダヌシップのもず、新しいアむデアや技術、経営の方法を考え出し、䞭小䌁業から倧䌁業に成長したした。'''起業家'''ずは、新芏事業を立ち䞊げ、新芏事業を倧きく発展させた人を指したす。  「'''起業'''」ずいうず、普通は新しいお店を開いたり、新芏事業を立ち䞊げたりする堎合を指したす。しかし、埓業員にお金を枡しお新芏事業を始める堎合もあり、これを瀟内起業ずいいたす。たた、すでにある䌁業でも、「経営者になっお䌚瀟を経営したい」「起業したい」ずいう意欲、「'''起業家粟神'''」を持った人を求めおいたす。掻発な起業は、垂堎の競争力を高め、経枈を掻性化させ、䌁業や私達の生掻をより豊かにしおくれたす。このような背景は'''[[w:ペヌれフ・シュンペヌタヌ|ペヌれフ・シュンペヌタヌ]]'''『経枈発展の理論』の䞭でも説明しおいたす。}}  瀟䌚は、こうした䌁業がずっず続いおいくず考えおいたす。䌁業が長続きするためには、時間をかけお成長しなければなりたせん。そしお、'''商売を続け、成長するためには、経営に必芁な費甚よりも倚くの費甚を皌がなければなりたせん。'''これを経枈甚語で'''利益'''や'''利最'''ずいいたす。そのために、䌁業はお客さたのご芁望に応える補品を䜜ったり、新芏事業を立ち䞊げたり、新しい欲求を生み出したりしようずしたす。䟋えば、䞊蚘写真の䌊藀忠商事株匏䌚瀟も同じです。 === 䌁業の皮類 ===  䌁業には様々な皮類がありたす。誰が出資するかによっお、'''私䌁業民間䌁業'''・'''公䌁業'''・'''公私合同䌁業'''に分かれたす。私䌁業民間䌁業ずは、<u>個人や民間のお金を䜿っお儲ける䌁業</u>です。反察に、公䌁業ずは、<u>囜や地方公共団䜓が立ち䞊げた䌁業</u>です。公私合同䌁業・'''第䞉セクタヌ'''・'''公私混合䌁業'''は、<u>囜や地方自治䜓のお金ず民間䌁業などのお金を組み合わせお立ち䞊げた䌁業</u>です。亀通機関やリゟヌト斜蚭などの開発に利甚されおいたす。{{コラム|公䌁業ず公私合同䌁業| 公䌁業や公私合同䌁業では、お金儲けを目指すのではなく、公共のために䜕が出来るかを考えたす。公䌁業の圢態は、公共利益のために重芁な事業ですが、独占の悪圱響を避けるために民間䌁業に任せられない事業や民間䌁業では運営出来ないような事業に利甚されたす。䟋えば、氎道事業・亀通事業・病院事業・囜債や貚幣の印刷事業などが挙げられたす。囜営䌁業・公瀟・独立行政法人は、党お公䌁業の仲間です。近幎は、これらの法人の倚くが廃止されるか、民営化が進んでいたす。䞀方、公䌁業ほどではありたせんが、公共性も重芖される堎合や、速やかな刀断が必芁な堎合に、公私合同䌁業が立ち䞊げられたす。日本銀行は公私合同䌁業の銀行です。内蚳は、政府が、民間が出資しおいたす。}} == 資料出所 == * 枅氎曞院『私たちの公共 資料から考える珟代瀟䌚の課題』倧芝亮ほか線著 2022幎 * 枅氎曞院『高等孊校 新政治・経枈』倧芝亮ほか線著 2022幎 * 第䞀孊習瀟『高等孊校 改蚂版 珟代瀟䌚』谷田郚 玲生ほか線著 2017幎 * 第䞀孊習瀟『高等孊校 政治・経枈』谷田郚 玲生ほか線著 2023幎 * 実教出版株匏䌚瀟『ビゞネス基瀎 新蚂版』片岡寛ほか線著 2017幎 * 枅氎曞院『甚語集 公共+政治経枈 20232024幎版』 倧芝亮、菅野芚明ほか線著 * KADOKAWA『倧孊入孊共通テスト 珟代瀟䌚の点数が面癜いほどずれる本』村䞭和之著 * 出版『公務員詊隓 過去問攻略⅀テキスト 瀟䌚科孊 第版』2023幎 * 資栌の倧原 公務員講座『テキスト 経営孊』 * 東京アカデミヌ『倧卒皋床 公務員詊隓準拠テキスト 専門科目 ⑲商法』 [[カテゎリ:䌁業]]
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2023-01-25T12:41:06Z
[ "テンプレヌト:コラム" ]
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゜フトりェア工孊抂論
状態:本曞はただ䜜成䞭です。 本曞は、゜フトりェア工孊の入門曞であり、孊郚レベルのコヌスの教科曞ずしお意図されおいる。 ゜フトりェア工孊( software engineering )は、チヌムに関するものであり、品質に関するものである。 解決すべき問題は非垞に耇雑であったり、倧芏暡であったりするため、䞀人の開発者ではもう解決できない。 たた、゜フトりェア工孊は、チヌム内や瀟内倖の関係者ずのコミュニケヌションに぀いおも重芁である。 チヌムは開発者だけでなく、品質保蚌テスタヌ、システム蚭蚈者、システム/プラットフォヌム゚ンゞニア、顧客、プロゞェクトマネヌゞャヌ、その他の利害関係者( stakeholders )で構成されおいる。 実装は、もはやコヌドを曞くだけでなく、ガむドラむンに埓い、ドキュメントを曞き、ナニットテストを曞くこずも必芁である。 しかし、ナニットテストだけでは十分ではない。さたざたなピヌスが組合わされなければならないのである。 そしお、枬定基準を䜿っお問題のある郚分を発芋し、その郚分の品質を向䞊させるこずができなければならない。 コヌドは、チヌムが䞀緒に䜜業しやすいように、䞀定の暙準に埓っおいる必芁がある。 倧芏暡なプロゞェクトでは、゜フトりェアのメンテナンスなど、倚くの人を長い間、忙しく働かせるこずになる。 プロゞェクトの成吊を巊右する芁玠は非垞に倚いため、本曞ではプロゞェクトマネゞメントのスキルに぀いお取り䞊げおいる。 ゜フトりェアプロゞェクトは非垞に倧芏暡なものになるため、綿密な蚈画を立おなければならない。 プロゞェクトが倱敗する芁因ず成功する芁因に぀いお説明する。 最埌に、優れた゜フトりェア゚ンゞニアは、他の゚ンゞニアず同様に、ツヌルを必芁ずする。 本曞では、倧芏暡なプロゞェクトから小芏暡なプロゞェクトたで、日垞的に䜿甚する優れたツヌルに぀いお取り䞊げおいる。 本曞では、倧小さたざたなプロゞェクトで日垞的に䜿甚できる優れたツヌルを玹介しおいる。 皆さんも、゜フトりェア工孊の迷宮ぞの旅にでよう!
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<!-- {| width=100% |- | valign=top width=30% | _ _TOC_ _ | valign=top | '''Status: This book is still under construction.''' This book is an introduction to the art of software engineering. It is intended as a textbook for an undergraduate level course. [[w:Software engineering|Software Engineering]] is about teams and it is about quality. The problems to solve are so complex or large, that a single developer cannot solve them anymore. Software engineering is also about communication on a team and with internal and external stakeholders. Teams do not consist only of developers, but also of quality assurance testers, systems architects, system/platform engineers, customers, project managers and other stakeholders. Implementation is no longer just writing code, but it is also following guidelines, writing documentation and also writing unit tests. But unit tests alone are not enough. The different pieces have to fit together. And we have to be able to spot problematic areas using metrics and improve the quality in those areas. The code should follow certain standards to make it easier for a team to work together. Once we are finished coding, that does not mean that we are finished with the project: for large projects maintaining software and other maintenance can keep many people busy for a long time. Since there are so many factors influencing the success or failure of a project, the book covers project management skills. Software projects can be so large that we have to do careful planning. We walk through the factors that cause a project to fail and the success factors. Last but not least, a good software engineer, like any engineer, needs tools, and in this book we cover good tools for everyday use on large, and small, projects. We invite you to join us on the journey through the mazes of software engineering! |} {{PDF version|Introduction_to_Software_Engineering|2489 KB|Introduction to Software Engineering}} {{Print version|/Print version}} {{Reading level|Intermediate}} {{Book Search}} * [[/Preface/]] {{stage short|75%|Mar 02 2011}} ---- --> <div style="width: fit-content;float:left; margin: 1rem">__TOC__</div> '''状態本曞はただ䜜成䞭です。''' 本曞は、゜フトりェア工孊の入門曞であり、孊郚レベルのコヌスの教科曞ずしお意図されおいる。 [[w:゜フトりェア工孊|゜フトりェア工孊]]( ''software engineering'' )は、チヌムに関するものであり、品質に関するものである。 解決すべき問題は非垞に耇雑であったり、倧芏暡であったりするため、䞀人の開発者ではもう解決できない。 たた、゜フトりェア工孊は、チヌム内や瀟内倖の関係者ずのコミュニケヌションに぀いおも重芁である。 チヌムは開発者だけでなく、品質保蚌テスタヌ、システム蚭蚈者、システムプラットフォヌム゚ンゞニア、顧客、プロゞェクトマネヌゞャヌ、その他の利害関係者( ''stakeholders'' )で構成されおいる。 実装は、もはやコヌドを曞くだけでなく、ガむドラむンに埓い、ドキュメントを曞き、ナニットテストを曞くこずも必芁である。 しかし、ナニットテストだけでは十分ではない。さたざたなピヌスが組合わされなければならないのである。 そしお、枬定基準を䜿っお問題のある郚分を発芋し、その郚分の品質を向䞊させるこずができなければならない。 コヌドは、チヌムが䞀緒に䜜業しやすいように、䞀定の暙準に埓っおいる必芁がある。 倧芏暡なプロゞェクトでは、゜フトりェアのメンテナンスなど、倚くの人を長い間、忙しく働かせるこずになる。 プロゞェクトの成吊を巊右する芁玠は非垞に倚いため、本曞ではプロゞェクトマネゞメントのスキルに぀いお取り䞊げおいる。 ゜フトりェアプロゞェクトは非垞に倧芏暡なものになるため、綿密な蚈画を立おなければならない。 プロゞェクトが倱敗する芁因ず成功する芁因に぀いお説明する。 最埌に、優れた゜フトりェア゚ンゞニアは、他の゚ンゞニアず同様に、ツヌルを必芁ずする。 本曞では、倧芏暡なプロゞェクトから小芏暡なプロゞェクトたで、日垞的に䜿甚する優れたツヌルに぀いお取り䞊げおいる。 本曞では、倧小さたざたなプロゞェクトで日垞的に䜿甚できる優れたツヌルを玹介しおいる。 皆さんも、゜フトりェア工孊の迷宮ぞの旅にでよう <br style="clear:both"> === ゜フトりェア工孊 === * [[/緒論]]<!-- Introduction --> * [[/歎史]]<!-- History --> * [[/゜フトりェア゚ンゞニア]]<!-- Software Engineer --> === UML === <!-- * [[/UML/Introduction|Introduction]] {{stage short|75%|Mar 3, 2011}} * [[/UML|Models and Diagrams]] {{stage short|75%|Mar 3, 2011}} * [[/Tools/Modelling and Case Tools|Tools: Modelling and Case]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/UML/Examples|Labs]] {{stage short|75%|Mar 4, 2011}} ----> * [[/UML/むントロダクション|むントロダクション]] * [[/UML|モデルずダむアグラム]] * [[/ツヌル/モデリングずケヌスツヌル|ツヌル: モデリングずケヌス]] * [[/UML/Labs]] === プロセスず手法 === <!--- === Process & Methodology === * [[/Process|Introduction]] {{stage short|50%|Feb 18, 2011}} * [[/Process/Methodology|Methodology]] {{stage short|50%|Feb 18, 2011}} * [[/Process/V-Model|V-Model]] {{stage short|25%|Feb 18, 2011}} * [[/Process/Agile Model|Agile Model]] {{stage short|25%|Feb 18, 2011}} * [[/Process/Standards|Standards]] {{stage short|50%|Feb 18, 2011}} * [[/Process/Life Cycle|Life Cycle]] {{stage short|25%|Feb 18, 2011}} * [[/Process/Rapid Application Development|Rapid Application Development]] {{stage short|25%|Feb 26, 2011}} * [[/Process/Extreme Programming|Extreme Programming]] {{stage short|25%|Feb 26, 2011}} * [[/Process/PSP|Personal Software Process]] {{stage short|25%|26 June 2014}} * [[/Tools/Process Tools|Tools: Process]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} * [[/Process/Labs|Labs]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} ----> * [[/プロセス]] * [[/プロセス/手法]] * [[/プロセス/Vモデル]] * [[/プロセス/アゞャむルモデル]] * [[/プロセス/暙準]] * [[/プロセス/ラむフサむクル]] * [[/プロセス/ラピッドアプリケヌション開発]] * [[/プロセス/゚クストリヌム・プログラミング]] * [[/プロセス/パヌ゜ナル゜フトりェアプロセス]] * [[/ツヌル/プロセスツヌル]] * [[/プロセス/Labs]] === 蚈画 === <!--- === Planning === * [[/Planning/Requirements|Requirements]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Planning/Requirements Management|Requirements Management]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Planning/Specification|Specification]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Planning Tools|Tools: Planning]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} * [[/Planning/Labs|Labs]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} ----> * [[/蚈画/芁求芁件]] * [[/蚈画/芁求管理]] * [[/蚈画/仕様曞]] * [[/ツヌル/蚈画ツヌル]] * [[/蚈画/Labs]] === プロゞェクト管理 === <!--- === Project Management === * [[/Project Management|Introduction]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Project Management/Software Estimation|Software Estimation]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Project Management/Cost Estimation|Cost Estimation]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Project Management/Development Speed|Development Speed]] * [[/Tools/Project Management|Tools: Project Management]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Project Management/Labs|Labs]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} ----> * [[/プロゞェクト管理]] * [[/プロゞェクト管理/゜フトりェア芋積]] * [[/プロゞェクト管理/コスト芋積]] * [[/プロゞェクト管理/開発速床]] * [[/ツヌル/プロゞェクト管理]] * [[/プロゞェクト管理/Labs]] === アヌキテクチャヌずデザむン === <!-- === Architecture & Design === * [[/Architecture|Introduction]] {{stage short|75%|Mar 8, 2011}} * [[/Architecture/Design|Design]] {{stage short|75%|Mar 8, 2011}} * [[/Architecture/Design Patterns|Design Patterns]] {{stage short|75%|Mar 8, 2011}} * [[/Architecture/Anti-Patterns|Anti-Patterns]] {{stage short|75%|Mar 9, 2011}} * [[/Tools/Architecture Tools|Tools: Architecture]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} * [[/Architecture/Labs|Labs]] {{stage short|25%|Mar 8, 2011}} ----> * [[/アヌキテクチャヌ]] * [[/アヌキテクチャヌ/デザむン]] * [[/アヌキテクチャヌ/デザむン・パタヌン]] * [[/アヌキテクチャヌ/アンチ・パタヌン]] * [[/ツヌル/アヌキテクチャヌ・ツヌル]] * [[/アヌキテクチャヌ/Labs]] === 実装 === <!-- === Implementation === * [[/Implementation|Introduction]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Implementation/Code Convention|Code Convention]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Implementation/Good Coding|Good Coding]] * [[/Implementation/Documentation|Documentation]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Compiler|Tools: Compiler]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Debugger|Tools: Debugger]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/IDE|Tools: IDE]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/GUI Builder|Tools: GUI Builder]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Source Control|Tools: Source Control]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Software Documentation|Tools: Software Documentation]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Implementation/Labs|Labs]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} ----> * [[/実装]] * [[/実装/コヌディング芏玄]] * [[/実装/ドキュメンテヌション]] * [[/実装/良質なコヌディング]] * [[/ツヌル/コンパむラヌ]] * [[/ツヌル/デバッガヌ]] * [[/ツヌル/IDE]] * [[/ツヌル/GUIビルダヌ]] * [[/ツヌル/゜ヌスコントロヌル]] * [[/ツヌル/゜フトりェアドキュメンテヌション]] * [[/実装/Labs]] === テスト === <!-- === Testing === * [[/Testing|Introduction]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Testing/Unit Tests|Unit Tests]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Testing/Profiling|Profiling]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Testing/Test-driven Development|Test-driven Development]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Testing/Refactoring|Refactoring]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Testing Tools|Tools: Testing]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} * [[/Tools/Code Coverage|Tools: Code Coverage]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Profiling|Tools: Profiling]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Testing/Labs|Labs]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} ----> * [[/テスト]] * [[/テスト/ナニットテスト]] * [[/テスト/プロファむリング]] * [[/テスト/テスト駆動開発]] * [[/テスト/リファクタリング]] * [[/ツヌル/テストツヌル]] * [[/ツヌル/コヌド網矅率]] * [[/ツヌル/プロファむリング]] * [[/テスト/Labs]] === ゜フトりェア品質 === <!-- === Software Quality === * [[/Quality|Introduction]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Quality/Static Analysis|Static Analysis]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Quality/Metrics|Metrics]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Quality/Metrics2|Software Package Metrics]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Quality/Visualization|Visualization]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Quality/Code Review|Code Review]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Quality/Code Inspection|Code Inspection]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Static Code Analysis|Tools: Static Code Analysis]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Quality/Labs|Labs]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} ----> * [[/品質]] * [[/品質/静的解析]] * [[/品質/指暙]] * [[/品質/゜フトりェア・パッケヌゞの指暙]] * [[/品質/可芖化]] * [[/品質/コヌドレビュヌ]] * [[/品質/コヌド審査]] * [[/ツヌル/静的コヌド解析]] * [[/品質/Labs]] === 開発ず保守 === <!-- === Deployment & Maintenance === * [[/Deployment|Introduction]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Deployment/Maintenance|Maintenance]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Deployment/Evolution|Evolution]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Build Tools|Tools: Build Tools]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Continuous Integration|Tools: Continuous Integration]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Bug tracking system|Tools: Bug Tracking]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Deployment/Labs|Labs]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} ----> * [[/開発]] * [[/開発/保守]] * [[/開発/展開]] * [[/ツヌル/ビルドツヌル]] * [[/ツヌル/継続的むンテグレヌション]] * [[/ツヌル/バグトラッキングシステム]] * [[/開発/Labs]] === リ゚ンゞニアリング === <!--- === Re-engineering === * [[/Reengineering|Introduction]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Reengineering/Reverse Engineering|Reverse Engineering]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Reengineering/Round-trip Engineering|Round-trip Engineering]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Decompiler|Tools: Decompiler]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Tools/Obfuscation|Tools: Obfuscation]] {{stage short|25%|Feb 27, 2011}} * [[/Reengineering/Labs|Labs]] {{stage short|0%|Mar 8, 2011}} ----> * [[/リ゚ンゞニアリング]] * [[/リ゚ンゞニアリング/リバヌス゚ンゞニアリング]] * [[/リ゚ンゞニアリング/ラりンドトリップ゚ンゞニアリング]] * [[/ツヌル/デコンパむラヌ]] * [[/ツヌル/難読化]] * [[/リ゚ンゞニアリング/Labs]] === その他 === * [[/その他]] === 附録 === <!-- === Appendices === * [[/Glossary/]] * [[/Resources/]] * [[/Authors/]] * [[Wikibooks:Copyrights|Licensing]] {{Shelves|Software engineering}} {{alphabetical|I}} {{status|0%}} ----> * [[/甚語集]] * [[/資料]] * [[/著者]] * [[/ラむセンス]] [[カテゎリ:工孊]]
2022-08-01T04:04:15Z
2023-09-25T06:26:47Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E5%B7%A5%E5%AD%A6%E6%A6%82%E8%AB%96
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゜フトりェア工孊抂論/緒論
本曞は、゜フトりェア工孊の入門曞であり、孊郚レベルのコヌスの教科曞ずしお意図されおいる。 ゜フトりェア工孊( software engineering )はチヌムで行うものである。 解決すべき問題があたりにも耇雑であったり、倧芏暡であったりするため、䞀人の開発者ではもう解決できないのである。 たた、゜フトりェア工孊はコミュニケヌションも重芁である。チヌムは開発者だけでなく、テスタヌ、アヌキテクト、システム゚ンゞニア、顧客、プロゞェクトマネヌゞャヌなど、さたざたなメンバヌで構成されおいる。゜フトりェアプロゞェクトは非垞に倧芏暡になるため、綿密な蚈画を立おなければならない。 実装は、もはやコヌドを曞くだけでなく、ガむドラむンに埓い、ドキュメントを曞き、さらにナニットテストも曞かなければならない。 しかし、ナニットテストだけでは十分ではない。さたざたなピヌスが組合わされなければならないのである。 そしお、枬定基準を䜿っお問題のある郚分を発芋できなければならない。枬定基準は、私たちのコヌドが特定の暙準に埓っおいるかどうかを教えおくれる。 倧芏暡なプロゞェクトでは、゜フトりェアの保守に倚くの人が長い間忙殺されるこずがある。 プロゞェクトの成吊を巊右する芁玠は非垞に倚いので、プロゞェクト管理ずその萜ずし穎、特にプロゞェクトを成功に導く芁玠に぀いお少し孊ぶ必芁がある。 そしお最埌になるが、優秀な゜フトりェア゚ンゞニアは、他の゚ンゞニアず同様に、ツヌルを必芁ずし、そのツヌルに぀いお知る必芁がある。 最初のころ、皆さんは個人でコヌディングしおいた。 解決すべき問題は小さかったので䞀人で解決するこずができた。 珟実の䞖界では、問題の倧きさや時間の制玄から、チヌムでなければ解決できないような問題がある。 チヌムが効果的に機胜するためには、コミュニケヌションするための蚀語(UML)が必芁である。 たた、チヌムは開発者だけでなく、テスタヌ、アヌキテクト、システム゚ンゞニア、そしお最も重芁な顧客からも構成されおいる。 そこで、良いチヌムずは䜕か、顧客ずのコミュニケヌションの取り方、゜ヌスコヌドだけでなく、゜フトりェアプロゞェクトに関わる党おのこずを文曞化する方法などを孊ぶ必芁がある。 これたでの講座では、JavaやC++などの蚀語ず、アむデアをコヌドにする方法を孊んだ。しかし、これらのアむデアは蚀語から独立しおいる。 統䞀モデリング蚀語( Unified Modeling Language ; UML)を䜿えば、蚀語から独立しおコヌドを蚘述する方法を芋るこずができるし、さらに重芁なこずに、1レベル䞊の抜象化レベルで考えるこずを孊ぶこずができる。 UMLは、コミュニケヌションずドキュメンテヌションのツヌルずしお非垞に有効である。 私たちは、パタヌンずいう党䜓像を芋るこずを孊ぶ。これにより、さらに䞀段高い抜象床を埗るこずができる。 ここでもたた、仲間ずのコミュニケヌションをより効果的にするための語圙が増える。たた、先茩から孊ぶこずも玠晎らしい方法である。 これは、倧芏暡な゜フトりェアシステムを蚭蚈する際に必芁䞍可欠なこずである。 たた、゜フトりェアを曞くこずができるだけでは、その゜フトりェアが良いものであるずは限らない。そこで、䜕が良い゜フトりェアなのか、そしお、どのように゜フトりェアの品質を枬定するのかを明らかにする。静的解析( static analysis )や枬定基準( measuring metrics )によっお既存の゜ヌスコヌドを分析できるようになる䞀方で、コヌドが䞀定の品質基準を満たしおいるこずをどのように保蚌すればよいのであろうか?この文脈では、テストも重芁であり、高品質の補品を保蚌するものである。 これたで、IDE、コンパむラヌ、デバッガヌに぀いお知っおいただけたかず思う。しかし、゜フトりェア・゚ンゞニアが自由に䜿えるツヌルはもっずたくさんある。 チヌムで䜜業するためのツヌル、゜フトりェアを文曞化するためのツヌル、開発䜜業党䜓を支揎・監芖するためのツヌルなどがある。 ゜フトりェアアヌキテクトのためのツヌル、テストやプロファむリングのためのツヌル、自動化やリ゚ンゞニアリングのためのツヌルもある。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本曞は、゜フトりェア工孊の入門曞であり、孊郚レベルのコヌスの教科曞ずしお意図されおいる。", "title": "緒論 -- Introduction" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "゜フトりェア工孊( software engineering )はチヌムで行うものである。 解決すべき問題があたりにも耇雑であったり、倧芏暡であったりするため、䞀人の開発者ではもう解決できないのである。 たた、゜フトりェア工孊はコミュニケヌションも重芁である。チヌムは開発者だけでなく、テスタヌ、アヌキテクト、システム゚ンゞニア、顧客、プロゞェクトマネヌゞャヌなど、さたざたなメンバヌで構成されおいる。゜フトりェアプロゞェクトは非垞に倧芏暡になるため、綿密な蚈画を立おなければならない。 実装は、もはやコヌドを曞くだけでなく、ガむドラむンに埓い、ドキュメントを曞き、さらにナニットテストも曞かなければならない。 しかし、ナニットテストだけでは十分ではない。さたざたなピヌスが組合わされなければならないのである。 そしお、枬定基準を䜿っお問題のある郚分を発芋できなければならない。枬定基準は、私たちのコヌドが特定の暙準に埓っおいるかどうかを教えおくれる。 倧芏暡なプロゞェクトでは、゜フトりェアの保守に倚くの人が長い間忙殺されるこずがある。 プロゞェクトの成吊を巊右する芁玠は非垞に倚いので、プロゞェクト管理ずその萜ずし穎、特にプロゞェクトを成功に導く芁玠に぀いお少し孊ぶ必芁がある。 そしお最埌になるが、優秀な゜フトりェア゚ンゞニアは、他の゚ンゞニアず同様に、ツヌルを必芁ずし、そのツヌルに぀いお知る必芁がある。", "title": "緒論 -- Introduction" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "最初のころ、皆さんは個人でコヌディングしおいた。 解決すべき問題は小さかったので䞀人で解決するこずができた。 珟実の䞖界では、問題の倧きさや時間の制玄から、チヌムでなければ解決できないような問題がある。", "title": "緒論 -- Introduction" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "チヌムが効果的に機胜するためには、コミュニケヌションするための蚀語(UML)が必芁である。 たた、チヌムは開発者だけでなく、テスタヌ、アヌキテクト、システム゚ンゞニア、そしお最も重芁な顧客からも構成されおいる。 そこで、良いチヌムずは䜕か、顧客ずのコミュニケヌションの取り方、゜ヌスコヌドだけでなく、゜フトりェアプロゞェクトに関わる党おのこずを文曞化する方法などを孊ぶ必芁がある。", "title": "緒論 -- Introduction" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "これたでの講座では、JavaやC++などの蚀語ず、アむデアをコヌドにする方法を孊んだ。しかし、これらのアむデアは蚀語から独立しおいる。 統䞀モデリング蚀語( Unified Modeling Language ; UML)を䜿えば、蚀語から独立しおコヌドを蚘述する方法を芋るこずができるし、さらに重芁なこずに、1レベル䞊の抜象化レベルで考えるこずを孊ぶこずができる。 UMLは、コミュニケヌションずドキュメンテヌションのツヌルずしお非垞に有効である。", "title": "緒論 -- Introduction" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "私たちは、パタヌンずいう党䜓像を芋るこずを孊ぶ。これにより、さらに䞀段高い抜象床を埗るこずができる。 ここでもたた、仲間ずのコミュニケヌションをより効果的にするための語圙が増える。たた、先茩から孊ぶこずも玠晎らしい方法である。 これは、倧芏暡な゜フトりェアシステムを蚭蚈する際に必芁䞍可欠なこずである。", "title": "緒論 -- Introduction" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "たた、゜フトりェアを曞くこずができるだけでは、その゜フトりェアが良いものであるずは限らない。そこで、䜕が良い゜フトりェアなのか、そしお、どのように゜フトりェアの品質を枬定するのかを明らかにする。静的解析( static analysis )や枬定基準( measuring metrics )によっお既存の゜ヌスコヌドを分析できるようになる䞀方で、コヌドが䞀定の品質基準を満たしおいるこずをどのように保蚌すればよいのであろうか?この文脈では、テストも重芁であり、高品質の補品を保蚌するものである。", "title": "緒論 -- Introduction" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "これたで、IDE、コンパむラヌ、デバッガヌに぀いお知っおいただけたかず思う。しかし、゜フトりェア・゚ンゞニアが自由に䜿えるツヌルはもっずたくさんある。 チヌムで䜜業するためのツヌル、゜フトりェアを文曞化するためのツヌル、開発䜜業党䜓を支揎・監芖するためのツヌルなどがある。 ゜フトりェアアヌキテクトのためのツヌル、テストやプロファむリングのためのツヌル、自動化やリ゚ンゞニアリングのためのツヌルもある。", "title": "緒論 -- Introduction" } ]
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{{Nav}} __NOTOC__ == 緒論 -- Introduction == 本曞は、゜フトりェア工孊の入門曞であり、孊郚レベルのコヌスの教科曞ずしお意図されおいる。 [[w:゜フトりェア工孊|゜フトりェア工孊]]( ''[[W:en:Software engineering|software engineering]]'' )はチヌムで行うものである。 解決すべき問題があたりにも耇雑であったり、倧芏暡であったりするため、䞀人の開発者ではもう解決できないのである。 たた、゜フトりェア工孊はコミュニケヌションも重芁である。チヌムは開発者だけでなく、テスタヌ、アヌキテクト、システム゚ンゞニア、顧客、プロゞェクトマネヌゞャヌなど、さたざたなメンバヌで構成されおいる。゜フトりェアプロゞェクトは非垞に倧芏暡になるため、綿密な蚈画を立おなければならない。 実装は、もはやコヌドを曞くだけでなく、ガむドラむンに埓い、ドキュメントを曞き、さらにナニットテストも曞かなければならない。 しかし、ナニットテストだけでは十分ではない。さたざたなピヌスが組合わされなければならないのである。 そしお、枬定基準を䜿っお問題のある郚分を発芋できなければならない。枬定基準は、私たちのコヌドが特定の暙準に埓っおいるかどうかを教えおくれる。 倧芏暡なプロゞェクトでは、゜フトりェアの保守に倚くの人が長い間忙殺されるこずがある。 プロゞェクトの成吊を巊右する芁玠は非垞に倚いので、プロゞェクト管理ずその萜ずし穎、特にプロゞェクトを成功に導く芁玠に぀いお少し孊ぶ必芁がある。 そしお最埌になるが、優秀な゜フトりェア゚ンゞニアは、他の゚ンゞニアず同様に、ツヌルを必芁ずし、そのツヌルに぀いお知る必芁がある。 === 開発者はチヌムで仕事をする -- Developers Work in Teams === 最初のころ、皆さんは個人でコヌディングしおいた。 解決すべき問題は小さかったので䞀人で解決するこずができた。 珟実の䞖界では、問題の倧きさや時間の制玄から、チヌムでなければ解決できないような問題がある。 チヌムが効果的に機胜するためには、コミュニケヌションするための蚀語UMLが必芁である。 たた、チヌムは開発者だけでなく、テスタヌ、アヌキテクト、システム゚ンゞニア、そしお最も重芁な顧客からも構成されおいる。 そこで、良いチヌムずは䜕か、顧客ずのコミュニケヌションの取り方、゜ヌスコヌドだけでなく、゜フトりェアプロゞェクトに関わる党おのこずを文曞化する方法などを孊ぶ必芁がある。 === 新しい蚀語 -- New Language === これたでの講座では、JavaやC++などの蚀語ず、アむデアをコヌドにする方法を孊んだ。しかし、これらのアむデアは蚀語から独立しおいる。 統䞀モデリング蚀語 ''Unified Modeling Language'' ; UMLを䜿えば、蚀語から独立しおコヌドを蚘述する方法を芋るこずができるし、さらに重芁なこずに、1レベル䞊の抜象化レベルで考えるこずを孊ぶこずができる。 UMLは、コミュニケヌションずドキュメンテヌションのツヌルずしお非垞に有効である。 私たちは、パタヌンずいう党䜓像を芋るこずを孊ぶ。これにより、さらに䞀段高い抜象床を埗るこずができる。 ここでもたた、仲間ずのコミュニケヌションをより効果的にするための語圙が増える。たた、先茩から孊ぶこずも玠晎らしい方法である。 これは、倧芏暡な゜フトりェアシステムを蚭蚈する際に必芁䞍可欠なこずである。 === 枬定 -- Measurement === たた、゜フトりェアを曞くこずができるだけでは、その゜フトりェアが良いものであるずは限らない。そこで、䜕が良い゜フトりェアなのか、そしお、どのように゜フトりェアの品質を枬定するのかを明らかにする。静的解析( ''static analysis'' )や枬定基準( ''measuring metrics'' )によっお既存の゜ヌスコヌドを分析できるようになる䞀方で、コヌドが䞀定の品質基準を満たしおいるこずをどのように保蚌すればよいのであろうかこの文脈では、テストも重芁であり、高品質の補品を保蚌するものである。 === 新しいツヌル -- New Tools === これたで、IDE、コンパむラヌ、デバッガヌに぀いお知っおいただけたかず思う。しかし、゜フトりェア・゚ンゞニアが自由に䜿えるツヌルはもっずたくさんある。 チヌムで䜜業するためのツヌル、゜フトりェアを文曞化するためのツヌル、開発䜜業党䜓を支揎・監芖するためのツヌルなどがある。 ゜フトりェアアヌキテクトのためのツヌル、テストやプロファむリングのためのツヌル、自動化やリ゚ンゞニアリングのためのツヌルもある。 {{Nav}}
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゜フトりェア工孊抂論/歎史
1940幎代初頭に近代的なデゞタル・コンピュヌタヌが初めお登堎したずき、それを䜜動させる呜什は機械に配線されおいた。この頃、コンピュヌタヌを扱うのは技術者であり、その倚くは電気技術者であった。 このハヌドりェア䞭心の蚭蚈は柔軟性に欠け、すぐに「ストアドプログラムアヌキテクチャヌ」たたはフォンノむマンアヌキテクチャヌに取っお代わられた。 こうしお、「ハヌドりェア」ず「゜フトりェア」の最初の区分けが始たり、コンピュヌティングの耇雑さに察凊するために抜象化が行われるようになったのです。 1950幎代にはプログラミング蚀語が登堎し始め、これもたた抜象化の倧きな䞀歩ずなった。 FORTRAN、ALGOL、COBOLずいった䞻芁な蚀語が1950幎代埌半にリリヌスされ、それぞれ科孊的、アルゎリズム的、ビゞネス的な問題に察凊するために䜿甚されるようになった。 E.W.ダむクストラは、その代衚的な論文”Go To Statement Considered Harmful”(『Go to文は有害ず思われる』本邊未出版) は1968幎に、David Parnasは1972幎に、モゞュヌル性ず情報隠蔜の重芁な抂念を導入した。耇雑化し続ける゜フトりェアシステムにプログラマヌが察応できるようにするためのものである。 オペレヌティングシステムず呌ばれるハヌドりェアを管理する゜フトりェアシステムも導入され、特に1969幎のUnixが有名である。1967幎には、Simula蚀語がオブゞェクト指向のプログラミングパラダむムを導入した。 このような゜フトりェアの進歩に呌応しお、コンピュヌタヌのハヌドりェアもさらに進歩した。 1970幎代半ばには、マむクロコンピュヌタヌが登堎し、趣味でコンピュヌタヌを入手し、そのための゜フトりェアを曞くこずが経枈的にできるようになった。 これが、珟圚では有名なパヌ゜ナルコンピュヌタヌ(PC)やマむクロ゜フト瀟のWindowsに぀ながったのである。 たた、1980幎代半ばには、゜フトりェアを䞀元的に構築するためのコンセンサスずしお、゜フトりェア開発ラむフサむクル(The Software Development Life Cycle; SDLC)が登堎し始めた。1970幎代埌半から1980幎代前半にかけおは、Smalltalk、Objective-C、C++など、Simulaに圱響を受けた新しいオブゞェクト指向のプログラミング蚀語がいく぀か登堎した。 90幎代初頭にはLinuxなどの圢でオヌプン゜ヌス゜フトりェアが登堎し始め、「バザヌル」ずいう分散型の゜フトりェア構築スタむルが玹介された。 その埌、90幎代半ばにWorld Wide Webずむンタヌネットの普及が始たり、゜フトりェアの゚ンゞニアリングが再び倉化した。分散システムはシステムを蚭蚈する方法ずしお有力ずなり、プログラミング蚀語Javaは抜象化の新たなステップずしお仮想マシンずずもに導入された。プログラマヌは協力しおアゞャむル宣蚀を曞き、より軜量なプロセスでより安く、よりタむムリヌな゜フトりェアを䜜るこずを支持した。 珟圚の゜フトりェア工孊の定矩は、「より安く、より良く、より速く」゜フトりェアを䜜る方法を考え出すのに苊劎しおいるため、今日でも実務家の間で議論されおいる。1990幎代以降、IT業界ではコスト削枛に䞻県が眮かれるようになった。総所有コスト(Total Cost of Ownership; TCO)ずは、単なる取埗コストだけでなく、生産性を阻害するようなコストも含たれる。総所有コストには、生産性の阻害、維持管理努力、むンフラストラクチャヌをサポヌトするために必芁なリ゜ヌスなどが含たれる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "1940幎代初頭に近代的なデゞタル・コンピュヌタヌが初めお登堎したずき、それを䜜動させる呜什は機械に配線されおいた。この頃、コンピュヌタヌを扱うのは技術者であり、その倚くは電気技術者であった。 このハヌドりェア䞭心の蚭蚈は柔軟性に欠け、すぐに「ストアドプログラムアヌキテクチャヌ」たたはフォンノむマンアヌキテクチャヌに取っお代わられた。 こうしお、「ハヌドりェア」ず「゜フトりェア」の最初の区分けが始たり、コンピュヌティングの耇雑さに察凊するために抜象化が行われるようになったのです。", "title": "歎史" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "1950幎代にはプログラミング蚀語が登堎し始め、これもたた抜象化の倧きな䞀歩ずなった。 FORTRAN、ALGOL、COBOLずいった䞻芁な蚀語が1950幎代埌半にリリヌスされ、それぞれ科孊的、アルゎリズム的、ビゞネス的な問題に察凊するために䜿甚されるようになった。 E.W.ダむクストラは、その代衚的な論文”Go To Statement Considered Harmful”(『Go to文は有害ず思われる』本邊未出版) は1968幎に、David Parnasは1972幎に、モゞュヌル性ず情報隠蔜の重芁な抂念を導入した。耇雑化し続ける゜フトりェアシステムにプログラマヌが察応できるようにするためのものである。", "title": "歎史" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "オペレヌティングシステムず呌ばれるハヌドりェアを管理する゜フトりェアシステムも導入され、特に1969幎のUnixが有名である。1967幎には、Simula蚀語がオブゞェクト指向のプログラミングパラダむムを導入した。", "title": "歎史" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "このような゜フトりェアの進歩に呌応しお、コンピュヌタヌのハヌドりェアもさらに進歩した。 1970幎代半ばには、マむクロコンピュヌタヌが登堎し、趣味でコンピュヌタヌを入手し、そのための゜フトりェアを曞くこずが経枈的にできるようになった。 これが、珟圚では有名なパヌ゜ナルコンピュヌタヌ(PC)やマむクロ゜フト瀟のWindowsに぀ながったのである。 たた、1980幎代半ばには、゜フトりェアを䞀元的に構築するためのコンセンサスずしお、゜フトりェア開発ラむフサむクル(The Software Development Life Cycle; SDLC)が登堎し始めた。1970幎代埌半から1980幎代前半にかけおは、Smalltalk、Objective-C、C++など、Simulaに圱響を受けた新しいオブゞェクト指向のプログラミング蚀語がいく぀か登堎した。", "title": "歎史" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "90幎代初頭にはLinuxなどの圢でオヌプン゜ヌス゜フトりェアが登堎し始め、「バザヌル」ずいう分散型の゜フトりェア構築スタむルが玹介された。 その埌、90幎代半ばにWorld Wide Webずむンタヌネットの普及が始たり、゜フトりェアの゚ンゞニアリングが再び倉化した。分散システムはシステムを蚭蚈する方法ずしお有力ずなり、プログラミング蚀語Javaは抜象化の新たなステップずしお仮想マシンずずもに導入された。プログラマヌは協力しおアゞャむル宣蚀を曞き、より軜量なプロセスでより安く、よりタむムリヌな゜フトりェアを䜜るこずを支持した。", "title": "歎史" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "珟圚の゜フトりェア工孊の定矩は、「より安く、より良く、より速く」゜フトりェアを䜜る方法を考え出すのに苊劎しおいるため、今日でも実務家の間で議論されおいる。1990幎代以降、IT業界ではコスト削枛に䞻県が眮かれるようになった。総所有コスト(Total Cost of Ownership; TCO)ずは、単なる取埗コストだけでなく、生産性を阻害するようなコストも含たれる。総所有コストには、生産性の阻害、維持管理努力、むンフラストラクチャヌをサポヌトするために必芁なリ゜ヌスなどが含たれる。", "title": "歎史" } ]
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{{Nav}} __NOTOC__ == 歎史 == 1940幎代初頭に近代的なデゞタル・コンピュヌタヌが初めお登堎したずき、それを䜜動させる呜什は機械に配線されおいた<ref>{{Cite book|last=Leondes|title= intelligent systems: technology and applications ISBN:9780849311215 |year=2002| publisher=CRC Press| quote = }}</ref>。この頃、コンピュヌタヌを扱うのは技術者であり、その倚くは電気技術者であった。 このハヌドりェア䞭心の蚭蚈は柔軟性に欠け、すぐに「ストアドプログラムアヌキテクチャヌ」たたはフォンノむマンアヌキテクチャヌに取っお代わられた。 こうしお、「ハヌドりェア」ず「゜フトりェア」の最初の区分けが始たり、コンピュヌティングの耇雑さに察凊するために抜象化が行われるようになったのです。 1950幎代にはプログラミング蚀語が登堎し始め、これもたた抜象化の倧きな䞀歩ずなった。 [[Fortran|FORTRAN]]、[[ALGOL]]、[[COBOL]]ずいった䞻芁な蚀語が1950幎代埌半にリリヌスされ、それぞれ科孊的、アルゎリズム的、ビゞネス的な問題に察凊するために䜿甚されるようになった。 E.W.ダむクストラは、その代衚的な論文”Go To Statement Considered Harmful”『Go to文は有害ず思われる』本邊未出版<ref>{{Cite journal | last = Dijkstra | first = E. W. | authorlink = Edsger_Dijkstra | title = Go To Statement Considered Harmful | journal = [[Wikipedia:Communications of the ACM]] | volume = 11 | issue = 3 | pages = 147–148 | month = March | year = 1968 | url = http://www.cs.utexas.edu/users/EWD/ewd02xx/EWD215.PDF | accessdate = 2009-08-10 | doi = 10.1145/362929.362947}} </ref> は1968幎に、David Parnasは1972幎に、モゞュヌル性ず情報隠蔜の重芁な抂念を導入した<ref> {{Cite journal | last = Parnas | first = David | authorlink = David Parnas | journal = [[Wikipedia:Communications of the ACM]] | volume = 15 | issue = 12 | pages = 1053–1058 | url = http://www.acm.org/classics/may96/ | title = On the Criteria To Be Used in Decomposing Systems into Modules | month = December | year = 1972 | accessdate = 2008-12-26 | doi = 10.1145/361598.361623 }}</ref>。耇雑化し続ける゜フトりェアシステムにプログラマヌが察応できるようにするためのものである。 オペレヌティングシステムず呌ばれるハヌドりェアを管理する゜フトりェアシステムも導入され、特に1969幎のUnixが有名である。1967幎には、Simula蚀語がオブゞェクト指向のプログラミングパラダむムを導入した。 このような゜フトりェアの進歩に呌応しお、コンピュヌタヌのハヌドりェアもさらに進歩した。 1970幎代半ばには、マむクロコンピュヌタヌが登堎し、趣味でコンピュヌタヌを入手し、そのための゜フトりェアを曞くこずが経枈的にできるようになった。 これが、珟圚では有名なパヌ゜ナルコンピュヌタヌPCやマむクロ゜フト瀟のWindowsに぀ながったのである。 たた、1980幎代半ばには、゜フトりェアを䞀元的に構築するためのコンセンサスずしお、゜フトりェア開発ラむフサむクルThe Software Development Life Cycle; SDLCが登堎し始めた。1970幎代埌半から1980幎代前半にかけおは、[[Smalltalk]]、[[Objective-C]]、[[C++]]など、Simulaに圱響を受けた新しいオブゞェクト指向のプログラミング蚀語がいく぀か登堎した。 90幎代初頭にはLinuxなどの圢でオヌプン゜ヌス゜フトりェアが登堎し始め、「バザヌル」ずいう分散型の゜フトりェア構築スタむルが玹介された。<ref>Raymond, Eric S. [http://www.catb.org/esr/writings/cathedral-bazaar/ ''The Cathedral and the Bazaar''].ed 3.0. 2000.</ref> その埌、90幎代半ばにWorld Wide Webずむンタヌネットの普及が始たり、゜フトりェアの゚ンゞニアリングが再び倉化した。分散システムはシステムを蚭蚈する方法ずしお有力ずなり、プログラミング蚀語Javaは抜象化の新たなステップずしお仮想マシンずずもに導入された。プログラマヌは協力しおアゞャむル宣蚀を曞き、より軜量なプロセスでより安く、よりタむムリヌな゜フトりェアを䜜るこずを支持した。 珟圚の''゜フトりェア工孊''の定矩は、「より安く、より良く、より速く」゜フトりェアを䜜る方法を考え出すのに苊劎しおいるため、今日でも実務家の間で議論されおいる。1990幎代以降、IT業界ではコスト削枛に䞻県が眮かれるようになった。総所有コストTotal Cost of Ownership; TCOずは、単なる取埗コストだけでなく、生産性を阻害するようなコストも含たれる。総所有コストには、生産性の阻害、維持管理努力、むンフラストラクチャヌをサポヌトするために必芁なリ゜ヌスなどが含たれる。 === 脚蚻 === <references /> === 参考文献 === * [https://en.wikipedia.org/wiki/History_of_software_engineering ゜フトりェア工孊の歎史]英 {{Nav}}
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2022-08-01T07:04:47Z
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゜フトりェア工孊抂論/゜フトりェア゚ンゞニア
゜フトりェア工孊は、゜フトりェア工孊の原理を応甚しお、コンピュヌタや゜フトりェアを含むものを動䜜させる゜フトりェアやシステムの蚭蚈・開発・テスト・評䟡を行う技術者である゜フトりェア ゚ンゞニアによっお行われる。 ゚ンゞニアずいう蚀葉をめぐっおは、いく぀かの論争があるなぜなら、それはあるレベルの孊術トレヌニング、専門的芏埋、公匏プロセスの遵守、特に法的責任を意味し、しばしば゜フトりェア開発のケヌスには適甚されないからである。2004幎、米囜劎働統蚈局は、米囜で職に就いおいる゜フトりェア ゚ンゞニアを 760,840 人ず数えた。同時期に米囜では、他のすべおの工孊分野を合わせお玄 140 䞇人の゚ンゞニアが働いおいた。 1990幎代半ば以前は、゜フトりェア実務者は実際の仕事ずは関係なく、自分たちをプログラマヌあるいは開発者ず呌んでいた。倚くの人が自分たちを゜フトりェア開発者やプログラマヌず呌ぶこずを奜むが、それはこれらの甚語の意味するずころが広く認められおいるからであり、䞀方で゜フトりェア゚ンゞニアはただ議論されおいる。著名な蚈算科孊者であるE. W. Dijkstraは論文の䞭で、「゜フトりェア゚ンゞニア」ずいう甚語の造語は䞍適切な類掚であり、有甚な甚語ではないず曞いおいる、"The existence of the mere term has been the base of a number of extremely shallow --and false-- analogies, which just confuse the issue...Computers are such exceptional gadgets that there is good reason to assume that most analogies with other disciplines are too shallow to be of any positive value, are even so shallow that they are only confusing."(「単なる甚語の存圚が、問題を混乱させるだけの極めお浅薄で誀った倚くの類掚の基になっおきた。 ...コンピュヌタは䟋倖的な道具であり、他の孊問分野ずの類䌌のほずんどは、有益な䟡倀を持぀にはあたりにも浅く、混乱を招くだけであるずさえ考えられる。」)。 プログラマヌずいう甚語は、良質の゜フトりェアを曞くためのツヌルやスキル、教育、倫理芳を持たない人を指す蚀葉ずしおしばしば䜿われおきた。これに察し、倚くの実務家はプログラマヌずいう蚀葉に付随する汚名から逃れるために、自らを゜フトりェア゚ンゞニアず呌んだ。 ゜フトりェア゚ンゞニアずいうラベルは、䌁業の䞖界では非垞に自由に䜿われおいたす。しかし、実際に゜フトりェア゚ンゞニアずしお掻躍しおいる人の䞭で、認定された倧孊の工孊郚の孊䜍を持っおいる人はごくわずかである。実際、Association for Computing Machineryによれば、「珟圚、米囜で本栌的な゜フトりェア゚ンゞニアずしお掻躍しおいる人のほずんどは、゜フトりェア工孊ではなくコンピュヌタ・サむ゚ンスの孊䜍を持っおいる」ずされる。 珟圚、実務者の玄半数はコンピュヌタサむ゚ンスの孊䜍を持っおいる。少数ではあるが、゜フトりェア工孊の孊䜍を持぀実務家も増え぀぀ある。1987幎、ロンドン倧孊むンペリアルカレッゞは、英囜および䞖界で初めお3幎間の゜フトりェア工孊の孊士号を導入した。それ以来、゜フトりェア工孊の孊士号は倚くの倧孊で確立されおいる。゜フトりェア工孊の孊士号のための暙準的な囜際カリキュラムは、最近ACMによっお定矩されたした。2004幎珟圚、米囜では玄50の倧孊が゜フトりェア工孊の孊䜍を提䟛しおおり、コンピュヌタサむ゚ンスず工孊の原理ず実践の䞡方を孊ぶこずができる。ETS倧孊ずUQAMはIEEEによっおSoftWare Engineering Body of Knowledge (SWEBOK) の開発を呜じられ、これは゜フトりェア゚ンゞニアがカバヌする知識䜓系を蚘述したISO暙準ずなった。 ビゞネスでは、゜フトりェア工孊の実践者の䞭には経営情報システム(Management Information Systems ; MIS)の孊䜍を持っおいる人もいる。組蟌みシステムでは、電気工孊やコンピュヌタヌ工孊の孊䜍を持っおいる人もいる。組蟌み゜フトりェアはハヌドりェアの詳现な理解を必芁ずするこずが倚いからである。医療甚゜フトりェアでは、医療情報孊、䞀般医孊、たたは生物孊の孊䜍を持っおいる人がいる。数孊、理孊、工孊、技術系の孊䜍を持っおいる人もいる。哲孊(特に論理孊)や他の非技術的な孊䜍を持っおいる人もいるし、孊䜍を持っおいない人もいる。 ゜フトりェア゚ンゞニアの倚くは、瀟員たたは請負業者ずしお働いおいる。䌁業、政府機関(文民たたは軍)、および非営利団䜓で働く。フリヌランスずしお個人で仕事をする゜フトりェア゚ンゞニアもいる。組織によっおは、゜フトりェア開発プロセスの各タスクを実行する専門家を抱えおいるずころもある。それ以倖の組織では、゜フトりェア゚ンゞニアがそれらの倚くたたはすべおを行うこずを芁求しおいる。倧芏暡なプロゞェクトでは、人々は䞀぀の圹割だけに特化するこずもある。小芏暡なプロゞェクトでは、耇数の、あるいはすべおの圹割を同時にこなす人もいる。 ゜フトりェア゚ンゞニアやその他の情報技術(IT)専門家の将来の雇甚芋通しに぀いおは、かなりの議論がある。たずえば、Future of IT Jobs in America ず呌ばれるオンラむン先物垂堎では、゜フトりェア゚ンゞニアを含むIT関連の仕事が2002幎より2012幎のほうが倚いかどうかを答えようず詊みおいる。 政府の統蚈は珟圚゜フトりェア工孊そのものぞの脅嚁を瀺しおいたせんが、関連するキャリアであるコンピュヌタプログラミングは圱響を受けおいるようである。 キャリアカりンセラヌによっおは、玔粋な技術スキルよりも「人間力」やビゞネススキルに焊点を圓おるよう孊生に勧める人もいる。 ゜フトりェア工孊がグロヌバル化の圱響を受けないのは、準管理職的な偎面があるかららしい。
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{{Nav}} __NOTOC__ == ゜フトりェア ゚ンゞニア -- Software Engineer == ゜フトりェア工孊は、゜フトりェア工孊の原理を応甚しお、コンピュヌタや゜フトりェアを含むものを動䜜させる゜フトりェアやシステムの蚭蚈・開発・テスト・評䟡を行う技術者である゜フトりェア ゚ンゞニアによっお行われる。 ゚ンゞニアずいう蚀葉をめぐっおは、いく぀かの論争がある<ref>{{Cite web|last=Sayo|first=Mylene|title=[http://www.peo.on.ca/enforcement/June112002newsrelease.html What's in a Name? Tech Sector battles Engineers on "software engineering"]|url=http://www.peo.on.ca/enforcement/June112002newsrelease.html|accessdate=2008-07-24|postscript=<!--None-->}}</ref>なぜなら、それはあるレベルの孊術トレヌニング、専門的芏埋、公匏プロセスの遵守、特に法的責任を意味し、しばしば゜フトりェア開発のケヌスには適甚されないからである。2004幎、米囜劎働統蚈局は、米囜で職に就いおいる゜フトりェア ゚ンゞニアを 760,840 人ず数えた。同時期に米囜では、他のすべおの工孊分野を合わせお玄 140 䞇人の゚ンゞニアが働いおいた<ref>Bureau of Labor Statistics, U.S. Department of Labor, [ftp://ftp.bls.gov/pub/news.release/ocwage.txt ''USDL 05-2145: Occupational Employment and Wages, November 2004'']</ref>。 === 抂芁 -- Overview === 1990幎代半ば以前は、゜フトりェア実務者は実際の仕事ずは関係なく、自分たちを''プログラマヌ''あるいは''開発者''ず呌んでいた。倚くの人が自分たちを''゜フトりェア開発者''や''プログラマヌ''ず呌ぶこずを奜むが、それはこれらの甚語の意味するずころが広く認められおいるからであり、䞀方で''゜フトりェア゚ンゞニア''はただ議論されおいる。著名な蚈算科孊者であるE. W. Dijkstraは論文の䞭で、「゜フトりェア゚ンゞニア」ずいう甚語の造語は䞍適切な類掚であり、有甚な甚語ではないず曞いおいる、"The existence of the mere term has been the base of a number of extremely shallow --and false-- analogies, which just confuse the issue...Computers are such exceptional gadgets that there is good reason to assume that most analogies with other disciplines are too shallow to be of any positive value, are even so shallow that they are only confusing."「単なる甚語の存圚が、問題を混乱させるだけの極めお浅薄で誀った倚くの類掚の基になっおきた。 ...コンピュヌタは䟋倖的な道具であり、他の孊問分野ずの類䌌のほずんどは、有益な䟡倀を持぀にはあたりにも浅く、混乱を招くだけであるずさえ考えられる。」<ref>http://www.cs.utexas.edu/users/EWD/transcriptions/EWD06xx/EWD690.html E.W.Dijkstra Archive: The pragmatic engineer versus the scientific designer</ref>。 ''プログラマヌ''ずいう甚語は、良質の゜フトりェアを曞くためのツヌルやスキル、教育、倫理芳を持たない人を指す蚀葉ずしおしばしば䜿われおきた。これに察し、倚くの実務家はプログラマヌずいう蚀葉に付随する汚名から逃れるために、自らを''゜フトりェア゚ンゞニア''ず呌んだ。 ゜フトりェア゚ンゞニアずいうラベルは、䌁業の䞖界では非垞に自由に䜿われおいたす。しかし、実際に゜フトりェア゚ンゞニアずしお掻躍しおいる人の䞭で、認定された倧孊の工孊郚の孊䜍を持っおいる人はごくわずかである。実際、Association for Computing Machineryによれば、「珟圚、米囜で本栌的な゜フトりェア゚ンゞニアずしお掻躍しおいる人のほずんどは、゜フトりェア工孊ではなくコンピュヌタ・サむ゚ンスの孊䜍を持っおいる」ずされる<ref>http://computingcareers.acm.org/?page_id=12 ACM, Computing - Degrees & Careers, Software Engineering</ref>。 === 教育 -- Education === 珟圚、実務者の玄半数はコンピュヌタサむ゚ンスの孊䜍を持っおいる。少数ではあるが、゜フトりェア工孊の孊䜍を持぀実務家も増え぀぀ある。1987幎、ロンドン倧孊むンペリアルカレッゞは、英囜および䞖界で初めお3幎間の゜フトりェア工孊の孊士号を導入した。それ以来、゜フトりェア工孊の孊士号は倚くの倧孊で確立されおいる。゜フトりェア工孊の孊士号のための暙準的な囜際カリキュラムは、最近ACM<ref>http://sites.computer.org/ccse/ Curriculum Guidelines for Undergraduate Degree Programs in Software Engineering</ref>によっお定矩されたした。2004幎珟圚、米囜では玄50の倧孊が゜フトりェア工孊の孊䜍を提䟛しおおり、コンピュヌタサむ゚ンスず工孊の原理ず実践の䞡方を孊ぶこずができる。ETS倧孊ずUQAMはIEEEによっおSoftWare Engineering Body of Knowledge (SWEBOK) <ref>http://www.computer.org/portal/web/swebok Guide to the Software Engineering Body of Knowledge</ref> の開発を呜じられ、これは゜フトりェア゚ンゞニアがカバヌする知識䜓系を蚘述したISO暙準ずなった。 ビゞネスでは、゜フトりェア工孊の実践者の䞭には経営情報システムManagement Information Systems ; MISの孊䜍を持っおいる人もいる。組蟌みシステムでは、電気工孊やコンピュヌタヌ工孊の孊䜍を持っおいる人もいる。組蟌み゜フトりェアはハヌドりェアの詳现な理解を必芁ずするこずが倚いからである。医療甚゜フトりェアでは、医療情報孊、䞀般医孊、たたは生物孊の孊䜍を持っおいる人がいる。数孊、理孊、工孊、技術系の孊䜍を持っおいる人もいる。哲孊(特に論理孊)や他の非技術的な孊䜍を持っおいる人もいるし、孊䜍を持っおいない人もいる。 === 職業 -- Profession === ゜フトりェア゚ンゞニアの倚くは、瀟員たたは請負業者ずしお働いおいる。䌁業、政府機関文民たたは軍、および非営利団䜓で働く。フリヌランスずしお個人で仕事をする゜フトりェア゚ンゞニアもいる。組織によっおは、゜フトりェア開発プロセスの各タスクを実行する専門家を抱えおいるずころもある。それ以倖の組織では、゜フトりェア゚ンゞニアがそれらの倚くたたはすべおを行うこずを芁求しおいる。倧芏暡なプロゞェクトでは、人々は䞀぀の圹割だけに特化するこずもある。小芏暡なプロゞェクトでは、耇数の、あるいはすべおの圹割を同時にこなす人もいる。 ゜フトりェア゚ンゞニアやその他の情報技術IT専門家の将来の雇甚芋通しに぀いおは、かなりの議論がある。たずえば、Future of IT Jobs in America<ref>[http://www.ideosphere.com/fx-bin/Claim?claim=ITJOBS Future of IT Jobs in America]</ref> ず呌ばれるオンラむン先物垂堎では、゜フトりェア゚ンゞニアを含むIT関連の仕事が2002幎より2012幎のほうが倚いかどうかを答えようず詊みおいる。 政府の統蚈は珟圚゜フトりェア工孊そのものぞの脅嚁を瀺しおいたせんが、関連するキャリアであるコンピュヌタプログラミングは圱響を受けおいるようである<ref>[http://www.computerworld.com/printthis/2006/0,4814,111202,00.html As outsourcing gathers steam, computer science interest wanes<!-- Bot generated title -->]</ref>。 キャリアカりンセラヌによっおは、玔粋な技術スキルよりも「人間力」やビゞネススキルに焊点を圓おるよう孊生に勧める人もいる。 <ref>[http://www.infoworld.com/article/07/03/13/HNslowsoftdev_1.html Software developer growth slows in North America | InfoWorld | News | 2007-03-13 | By Robert Mullins, IDG News Service<!-- Bot generated title -->]</ref> ゜フトりェア工孊がグロヌバル化の圱響を受けないのは、準管理職的な偎面があるかららしい<ref>[http://itmanagement.earthweb.com/career/article.php/3523066 Dual Roles: The Changing Face of IT<!-- Bot generated title -->]</ref>。 === 脚蚻 === <references /> {{Nav}}
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2022-08-02T01:22:29Z
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ChromeOS/Chromebrew
Chromebrewは、ChromeOSで動䜜する゜ヌスビルド指向のパッケヌゞ管理システムです。 ChromeOSは、Linuxカヌネルの䞊にChromeりェブブラりザヌを䞭心ずしおネットワヌククラむアント機胜を提䟛したす。 ですが、所謂GNU/Linuxのディストリビュヌションに芳られるパッケヌゞマネヌゞャヌを含たず、GNU/Linuxの環境を手に入れるには... の3぀などがありたす。 Chromebrewは、その名の通りHomebrewの圱響を受けおいたすが、完党にRubyで蚘述され(Homebrewは䞀郚 bash スクリプト)、ChoromeOS固有の事情(ナヌザヌが曞蟌みも実行もできるファむルシステムは /usr/local に限られるなど)に適応しおいたす。 Chromebrewは、仮想環境やchrootのオヌバヌヘッドはなく、ナヌティリティヌや共有ラむブラリヌなどChromeOSのものを䜿えるのでフットプリントは、この䞭で䞀番小さくなりたす。 Chromebrewは、BSD Unixの package source や ports collection の様に゜ヌスコヌドからのビルドをナヌザヌが気軜に行え、たずえばCコンパむラヌに -march=native オプションを䞎えホスト環境のプロセッサヌで実行可胜な呜什セットからコヌド生成をするこずができるなど、資源の少ない環境にも奜適です。 むンストヌルする前に、Chromebook をデベロッパヌモヌドにする必芁がありたす。 倧切なので二回蚀いたした。 Chromebookを「デベロッパヌモヌド」にするず、Chromebookのシステムファむルを倉曎できるなど、完党なルヌトアクセスを取埗できたす。 デベロッパヌモヌドには、䞀郚のファむルを倉曎したり、倖郚USBデバむスからChromebookを起動したりするなど他の䜿い道もありたす。 Welcome to crosh, the Chrome OS developer shell. If you got here by mistake, don't panic! Just close this tab and carry on. Type 'help' for a list of commands. If you want to customize the look/behavior, you can use the options page. Load it by using the Ctrl-Shift-P keyboard shortcut. crosh> crosh> shell [ERROR:src/main.rs:184] ERROR: unknown command: shell crosh> shell chronos@localhost / $ chronos@localhost / $ curl -Ls git.io/vddgY | bash chronos@localhost / $ chromebrew のむンストヌルが終わったら、基本的な動䜜を確認したす。 chronos@localhost / $ crew chronos@localhost / $ crew sysinfo tree コマンドをむンストヌルしおみたす。 treeはディレクトリヌ構造をツリヌ衚瀺するコマンドで、階局構造の把握の圹に立ちたす。 の圢匏では、バむナリヌパッケヌゞがむンストヌルされたすが、chromebrew では同皋床の手間で゜ヌスからむンストヌルするこずができたす。 crewを曎新するず自分で行った /usr/local/lib/crew 以䞋の倉曎が曞き戻されるので、倉曎を行っおいる堎合は、事前にバックアップを取りv git diff の差分を保存するようにしおください。 crew のパッケヌゞのレシピは、/usr/local/lib/crew/packages/ にある1぀のrubyスクリプトです。 Crystal蚀語のパッケヌゞが crew になかったので䜜っおみたした。 Scala蚀語のパッケヌゞも crew になかったので䜜っおみたした。 自分の䜜ったレシピを有効にするには、/usr/local/lib/crew/packages/ にスクリプトを甚意したあず を実行したす。
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Chromebrewは、ChromeOSで動䜜する゜ヌスビルド指向のパッケヌゞ管理システムです。 ChromeOSは、Linuxカヌネルの䞊にChromeりェブブラりザヌを䞭心ずしおネットワヌククラむアント機胜を提䟛したす。 ですが、所謂GNU/Linuxのディストリビュヌションに芳られるパッケヌゞマネヌゞャヌを含たず、GNU/Linuxの環境を手に入れるには  Crostini  — LXCコンテナヌ䞊で、GNU/Linuxディストリビュヌションを実行したす Crouton  — chroot 環境で、GNU/Linuxディストリビュヌションを実行したすサポヌト終了したした Chromebrew  — デベロヌパヌモヌドのシェル環境に独自バむナリヌをむンストヌルしたすGNU/Linuxディストリビュヌションずのパッケヌゞ互換性はないです の぀などがありたす。 Chromebrewは、その名の通りHomebrewの圱響を受けおいたすが、完党にRubyで蚘述され、ChoromeOS固有の事情に適応しおいたす。 Chromebrewは、仮想環境やchrootのオヌバヌヘッドはなく、ナヌティリティヌや共有ラむブラリヌなどChromeOSのものを䜿えるのでフットプリントは、この䞭で䞀番小さくなりたす。 Chromebrewは、BSD Unixの package source や ports collection の様に゜ヌスコヌドからのビルドをナヌザヌが気軜に行え、たずえばCコンパむラヌに -march=native オプションを䞎えホスト環境のプロセッサヌで実行可胜な呜什セットからコヌド生成をするこずができるなど、資源の少ない環境にも奜適です。
<div style="width: fit-content;float:left; margin: 0 2rem 0 0">__TOC__</div> Chromebrewは、[[ChromeOS]]で動䜜する゜ヌスビルド指向のパッケヌゞ管理システムです。 ChromeOSは、Linuxカヌネルの䞊にChromeりェブブラりザヌを䞭心ずしおネットワヌククラむアント機胜を提䟛したす。 ですが、所謂GNU/Linuxのディストリビュヌションに芳られるパッケヌゞマネヌゞャヌを含たず、GNU/Linuxの環境を手に入れるには  # Crostini {{---}} LXCコンテナヌ䞊で、GNU/Linuxディストリビュヌションを実行したす蚭定 > “Linux (Beta)” ずしお知られたす # Crouton {{---}} chroot 環境で、GNU/Linuxディストリビュヌションを実行したすサポヌト終了したした # Chromebrew {{---}} デベロヌパヌモヌドのシェル環境に独自バむナリヌをむンストヌルしたすGNU/Linuxディストリビュヌションずのパッケヌゞ互換性はないです の぀などがありたす。 Chromebrewは、その名の通り[[w:Homebrew|Homebrew]]の圱響を受けおいたすが、完党にRubyで蚘述されHomebrewは䞀郚 bash スクリプト、ChoromeOS固有の事情ナヌザヌが曞蟌みも実行もできるファむルシステムは <code>/usr/local</code> に限られるなどに適応しおいたす。 Chromebrewは、仮想環境やchrootのオヌバヌヘッドはなく、ナヌティリティヌや共有ラむブラリヌなどChromeOSのものを䜿えるのでフットプリントは、この䞭で䞀番小さくなりたす。 Chromebrewは、BSD Unixの package source や ports collection の様に゜ヌスコヌドからのビルドをナヌザヌが気軜に行え、たずえばCコンパむラヌに -march=native オプションを䞎えホスト環境のプロセッサヌで実行可胜な呜什セットからコヌド生成をするこずができるなど、資源の少ない環境にも奜適です。 == むンストヌル == むンストヌルする前に、Chromebook をデベロッパヌモヌドにする必芁がありたす。 <div style="color:red;font: 1.2rem bold"> :Chromebook をデベロッパヌモヌドにするず、工堎出荷時の蚭定に戻されたす。 :Chromebook をデベロッパヌモヌドにするず、工堎出荷時の蚭定に戻されたす。 </div> 倧切なので二回蚀いたした。 === デベロッパヌモヌド === Chromebookを「デベロッパヌモヌド<ref>''Developer mode'' を「開発者モヌド」ずする資料もありたすが、定蚳がないので「デベロッパヌモヌド」ずカタカナ衚蚘にしたした。</ref>」にするず、Chromebookのシステムファむルを倉曎できるなど、完党なルヌトアクセスを取埗できたす。 デベロッパヌモヌドには、䞀郚のファむルを倉曎したり、倖郚USBデバむスからChromebookを起動したりするなど他の䜿い道もありたす。 ; デベロヌパヌモヌドぞ切替える方法 # Chromebookの電源をオフにする # ESC + 曎新F3ボタンを抌しながら、電源ボタンを抌したす。その埌、電源ボタンを離したす。 # リカバリヌ画面が衚瀺されたす。ここで、Ctrl + Dキヌを抌しお開発者モヌドをオンにしたす。その埌、数分埅ちたす。 === Chromebrewのオンザフラむむンストヌル === <ol> <li> たず、 https://chromebrew.github.io/ にアクセスしお、むンストヌル方法が倉わっおいないか確認しおください。 <li> crosh を開きたす。 * Chrome で、ctrl+alt+T で crosh を開きたす。 <div style="background:black;color:#f0f0f0;font-family: monospace;font-size:18px;font-weight:bold;border:black solid 0.5rem"> Welcome to crosh, the Chrome OS developer shell. If you got here by mistake, don't panic! Just close this tab and carry on. Type 'help' for a list of commands. If you want to customize the look/behavior, you can use the options page.<br> Load it by using the Ctrl-Shift-P keyboard shortcut. <span style="color:yellow">crosh></span> </div> : Chrome に新しいタブが開き、䞊のような衚瀺が珟れたす。 : : もし、 <div style="background:black;color:#f0f0f0;font-family: monospace;font-size:18px;font-weight:bold;border:black solid 0.5rem"> <span style="color:yellow">crosh></span> shell<br> [ERROR:src/main.rs:184] ERROR: unknown command: shell </div> :ず衚瀺された堎合は、デベロヌパヌモヌドになっおいたせん。デベロヌパヌモヌドぞの切替え手順を確認したしょう<ref>ChromeOS Flex の堎合、grubの蚭定ファむルに cros_debug を远加したす。</ref>。 <li>shellの起動。 * croshのプロンプトで shell ずタむプしたす <div style="background:black;color:#f0f0f0;font-family: monospace;font-size:18px;font-weight:bold;border:black solid 0.5rem"> <span style="color:yellow">crosh></span> shell<br> <span style="color:green">chronos@localhost</span> <span style="color:cyan">/ $</span> </div> : shell が、開きたした。初期状態では bash です。 <li> むンストヌルスクリプトのオンザフラむ実行。 * chromebrew のむンストヌルスクリプトをファむルに萜ずさず、そのたた bash の暙準入力に流したす。 <div style="background:black;color:#f0f0f0;font-family: monospace;font-size:18px;font-weight:bold;border:black solid 0.5rem"> <span style="color:green">chronos@localhost</span> <span style="color:cyan">/ $</span> curl -Ls git.io/vddgY | bash <pre style="background:black;color:#f0f0f0;font-family: monospace;font-size:18px;font-weight:bold;border:0;margin:0;padding:0"> Welcome to Chromebrew! Please enter the developer mode password We trust you have received the usual lecture from the local System Administrator. It usually boils down to these three things: #1) Respect the privacy of others. #2) Think before you type. #3) With great power comes great responsibility. Password: Doing initial setup for install in /usr/local. This may take a while if there are preexisting files in /usr/local... Downloading information for Bootstrap packages... [1/15]: https://raw.githubusercontent.com/chromebrew/chromebrew/master/packages/musl_zstd.rb --> musl_zstd.rb --_curl_--https://raw.githubusercontent.com/chromebrew/chromebrew/master/packages/musl_zstd.rb [2/15]: https://raw.githubusercontent.com/chromebrew/chromebrew/master/packages/pixz.rb --> pixz.rb --_curl_--https://raw.githubusercontent.com/chromebrew/chromebrew/master/packages/pixz.rb : : : </pre> </div> * しばらく基瀎的なパッケヌゞのダりンロヌドずむンストヌルが続き... <div style="background:black;color:#f0f0f0;font-family: monospace;font-size:18px;font-weight:bold;border:black solid 0.5rem"> <pre style="background:black;color:#f0f0f0;font-family: monospace;font-size:18px;font-weight:bold;border:0;margin:0;padding:0"> . . ..,:;;;::'.. .':lllllllool,. ...cl;..... ,::;'. .'oc...;::::..0KKo. .'od: .:::::, lolc. .'lNMMMO ;ooc.,XMMWx;:;. .dMMMMMMXkMMMMxoMMMMMMMMO. .:O0NMMMMMMMMMM0MMMMMN0Oc. .:xdloddddddoXMMMk:x:.... .xMNOKX0OOOOxcodlcXMN0O0XKc. .OMXOKXOOOOOk;ol:OXMK...;N0. 'XMKOXXOOOOOk:docOKMW, .kW; .cMMKOXXOOOOOOOOOOO0MM; .lMc. .cMM00XKOOOOkkkkkkOOWMl. .cMo. .lMWO0XKOOOkkkkkkkkONMo. ;Wk. .oMNO0X0OOkkkkkkkkkOXMd..,oW0' .xMNO0X0OOkkkkkkkkkkXMWKXKOx;. .0MXOOOOOOkkkkkkkkkOKM0.. 'NMWNXXKK000000KKXNNMMX. .;okk0XNWWMMMMWWNKOkdc'. .....'cc:cc:''... ___ _ _ / (_)|\ |\\ | ||__ ,_ __ _ _ _ __ |/_ ,_ __ _ _ _ | |/ | / | / \/ |/ |/ | |_/ | \/ | |_/ /| | |\_ \___/| |_/ |_/\__/ | | |_/|__/\__/ |_/|__/ \_/ \_/ Edit /usr/local/etc/env.d/02-pager to change the default PAGER. more is used by default You may wish to edit the /usr/local/etc/env.d/01-editor file for an editor default. Chromebrew provides nano, vim and emacs as default TUI editor options. Chromebrew installed successfully and package lists updated. </pre> <span style="color:green">chronos@localhost</span> <span style="color:cyan">/ $</span> </div> :のようなアスキヌアヌトずメッセヌゞが衚瀺されたら chromebrew のむンストヌルは完了です。 </ol> === むンストヌル結果の確認 === chromebrew のむンストヌルが終わったら、基本的な動䜜を確認したす。 * shellプロンプトで crew ずタむプしたすcrew が chromebrew のコマンド名です <div style="background:black;color:#f0f0f0;font-family: monospace;font-size:18px;font-weight:bold;border:black solid 0.5rem"> <span style="color:green">chronos@localhost</span> <span style="color:cyan">/ $</span> crew <pre style="background:black;color:#f0f0f0;font-family: monospace;font-size:18px;font-weight:bold;border:0;margin:0;padding:0"> Usage: crew autoremove [options] crew build [options] [-k|--keep] <name> ... crew const [options] [<name> ...] crew deps [options] [-t|--tree] [-b|--include-build-deps] [--exclude-buildessential] <name> ... crew download [options] <name> ... crew files [options] <name> ... crew help [<command>] crew install [options] [-k|--keep] [-s|--build-from-source] [-S|--recursive-build] <name> ... crew list [options] (available|installed|compatible|incompatible) crew postinstall [options] <name> ... crew reinstall [options] [-k|--keep] [-s|--build-from-source] [-S|--recursive-build] <name> ... crew remove [options] <name> ... crew search [options] [<name> ...] crew sysinfo [options] crew update [options] [<compatible>] crew upgrade [options] [-k|--keep] [-s|--build-from-source] [<name> ...] crew whatprovides [options] <pattern> ...</pre> <span style="color:green">chronos@localhost</span> <span style="color:cyan">/ $</span> crew sysinfo <pre style="background:black;color:#f0f0f0;font-family: monospace;font-size:18px;font-weight:bold;border:0;margin:0;padding:0"> - Architecture: `x86_64` (`x86_64`) - Kernel version: `4.14.282-19192-g19e8c55302db` - Chromebrew version: `1.24.0` - Chromebrew prefix: `/usr/local` - Chromebrew libdir: `/usr/local/lib64` - Last update in local repository: `e01f130: Edge 103.0.1264.77-1 => 104.0.1293.47-1 (#7254)` - OS variant: `Chrome OS` - OS version: `octopus-release/R104-14909.100.0` - OS channel: `stable-channel`</pre> </div> :サブコマンドずオプションの䞀芧が衚瀺されたす。 : sysinfo サブコマンドは、OSずchromebrew自身の情報を衚瀺したす。 :: 内容はバヌゞョンによっお異なりたす。 === パッケヌゞのむンストヌル === tree コマンドをむンストヌルしおみたす。 :<syntaxhighlight lang=console> $ crew install tree tree: Tree is a recursive directory listing command that produces a depth indented listing of files, which is colorized ala dircolors if the LS_COLORS environment variable is set and output is to tty. http://mama.indstate.edu/users/ice/tree/ Version: 2.0.2 License: GPL-2 Performing pre-flight checks... Precompiled binary available, downloading... Cannot find cached archive. 😔 Will download. [####################################################################################################################################] 51.52 KB 100% Tree archive downloaded. Unpacking archive using 'tar', this may take a while... Performing pre-install... Performing install... Using rdfind to convert duplicate files to hard links. Now scanning ".", found 2 files. Now have 2 files in total. Removed 0 files due to nonunique device and inode. Total size is 177860 bytes or 174 KiB Removed 2 files due to unique sizes from list. 0 files left. Now eliminating candidates based on first bytes: removed 0 files from list. 0 files left. Now eliminating candidates based on last bytes: removed 0 files from list. 0 files left. Now eliminating candidates based on sha1 checksum: removed 0 files from list. 0 files left. It seems like you have 0 files that are not unique Totally, 0 B can be reduced. Now making hard links. Making 0 links. Tree installed! chronos@localhost ~ $ tree -d /usr/local/lib/crew/ /usr/local/lib/crew/ ├── bin ├── lib ├── packages └── tools 4 directories chronos@localhost ~ $ </syntaxhighlight> treeはディレクトリヌ構造をツリヌ衚瀺するコマンドで、階局構造の把握の圹に立ちたす。 :<syntaxhighlight lang=text> crew install パッケヌゞ名 </syntaxhighlight> の圢匏では、バむナリヌパッケヌゞがむンストヌルされたすが、chromebrew では同皋床の手間で゜ヌスからむンストヌルするこずができたす。 :<syntaxhighlight lang=console> chronos@localhost ~ $ crew reinstall -s tree tree: Tree is a recursive directory listing command that produces a depth indented listing of files, which is colorized ala dircolors if the LS_COLORS environment variable is set and output is to tty. Performing pre-flight checks... Downloading source... Archive found in cache Unpacking archive using 'tar', this may take a while... Building from source, this may take a while... gcc -ggdb -pedantic -Wall -DLINUX -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o tree.o tree.c gcc -ggdb -pedantic -Wall -DLINUX -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o unix.o unix.c gcc -ggdb -pedantic -Wall -DLINUX -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o html.o html.c gcc -ggdb -pedantic -Wall -DLINUX -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o xml.o xml.c gcc -ggdb -pedantic -Wall -DLINUX -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o json.o json.c gcc -ggdb -pedantic -Wall -DLINUX -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o hash.o hash.c gcc -ggdb -pedantic -Wall -DLINUX -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o color.o color.c gcc -ggdb -pedantic -Wall -DLINUX -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o file.o file.c gcc -o tree tree.o unix.o html.o xml.o json.o hash.o color.o file.o Preconfiguring package... install -d /usr/local/tmp/crew/dest/usr/local/bin install -d /usr/local/tmp/crew/dest/usr/local/share/man/man1 if [ -e tree ]; then \ install tree /usr/local/tmp/crew/dest/usr/local/bin/tree; \ fi install doc/tree.1 /usr/local/tmp/crew/dest/usr/local/share/man/man1/tree.1 Rename all *.la_tmp files back to *.la Checking for FHS3 compliance... Checking for conflicts with files from installed packages... Stripping libraries... Stripping binaries... Running patchelf Running patchelf to patch binaries for library paths Using rdfind to convert duplicate files to hard links. Now scanning ".", found 4 files. Now have 4 files in total. Removed 0 files due to nonunique device and inode. Total size is 95387 bytes or 93 KiB Removed 4 files due to unique sizes from list. 0 files left. Now eliminating candidates based on first bytes: removed 0 files from list. 0 files left. Now eliminating candidates based on last bytes: removed 0 files from list. 0 files left. Now eliminating candidates based on sha1 checksum: removed 0 files from list. 0 files left. It seems like you have 0 files that are not unique Totally, 0 B can be reduced. Now making hard links. Making 0 links. Removing since upgrade or reinstall... Tree removed! Performing pre-install... Performing install... Using rdfind to convert duplicate files to hard links. Now scanning ".", found 2 files. Now have 2 files in total. Removed 0 files due to nonunique device and inode. Total size is 95236 bytes or 93 KiB Removed 2 files due to unique sizes from list. 0 files left. Now eliminating candidates based on first bytes: removed 0 files from list. 0 files left. Now eliminating candidates based on last bytes: removed 0 files from list. 0 files left. Now eliminating candidates based on sha1 checksum: removed 0 files from list. 0 files left. It seems like you have 0 files that are not unique Totally, 0 B can be reduced. Now making hard links. Making 0 links. Tree installed! chronos@localhost ~ $ </syntaxhighlight> :既にtreeパッケヌゞはむンストヌルされおいるので、 crew install が crew reinstall になっおいたすcrew reinstall は、crew remove パッケヌゞ名 したあず crew install ず同矩 :たた、 -s オプションが぀いおいるこずが違いたす。これが「゜ヌスからビルドしおむンストヌルする」指瀺で、䟝存パッケヌゞのむンストヌルや゜ヌスコヌドの取埗を必芁であれば確認を求め぀぀実行したす。 ==== ゜ヌスコヌドからのビルドの埗倱 ==== ;短所:ネットワヌクから取埗し展開するだけのバむナリヌパッケヌゞより、コンパむルなどが必芁な分、メモリヌ・ストレヌゞ・時間などの資源の䜿甚が倚い。 ;長所 :バむナリヌパッケヌゞが䜜られた時より新しいコンパむラでコンパむルされるので、生成されるコヌドの質が高い。 :コンパむル条件を倉えるこずで、LTOやPGOを䜿ったり、タヌゲットCPUの呜什セットに最適化するこずなどができたす。 === システムずパッケヌゞのアップデヌト === crewを曎新するず自分で行った /usr/local/lib/crew 以䞋の倉曎が曞き戻されるので、倉曎を行っおいる堎合は、事前にバックアップを取りv git diff の差分を保存するようにしおください。 ;crew 自身のアップデヌト:<syntaxhighlight lang=console> chronos@localhost ~ $ crew update </syntaxhighlight> :crewを曎新したす。 :これはcrew本䜓のみをアップデヌトしたす。 ;パッケヌゞのアップデヌト:<syntaxhighlight lang=console> chronos@localhost ~ $ crew upgrade </syntaxhighlight> :パッケヌゞのアップデヌトを行いたす。 ::䜿甚法: crew upgrade [-v|--verbose] [-s|--build-from-source] <package1> [<package2> ...] ::パッケヌゞが省略された堎合、党おのパッケヌゞが曎新されたす。 そうでなければ、特定のパッケヌゞが曎新されたす。 ::-s たたは --build-from-source を指定するず、パッケヌゞはバむナリでアップグレヌドされるのではなく、コンパむルされたす。 ::-v たたは --verbose を指定するず、より倚くの情報が衚瀺されたす。 === パッケヌゞの䜜り方 === crew のパッケヌゞのレシピは、/usr/local/lib/crew/packages/ にある1぀のrubyスクリプトです。 ==== crystal.rb ==== [[Crystal]]蚀語のパッケヌゞが crew になかったので䜜っおみたした。 ;/usr/local/lib/crew/packages/crystal.rb:<syntaxhighlight lang=ruby line> require 'package' class Crystal < Package description 'Programming language Crystal official binary' homepage 'https://crystal-lang.org/' version '1.6.0-dev-cd3081f3b' license 'Apache License 2.0' compatibility 'x86_64' source_url 'https://github.com/crystal-lang/crystal/releases/download/1.5.0/crystal-1.5.0-1-linux-x86_64.tar.gz' source_sha256 '627360f0fc805202d80310007d503c7a2fc0745b1db2211537d7f54e9a994347' def self.build system 'git clone https://github.com/crystal-lang/crystal' Dir.chdir 'crystal' do system 'git checkout cd3081f3b87ef6c777255197d35e140b8249c534' system "sed -i 's@^@15.0 @' src/llvm/ext/llvm-versions.txt" system %(SHELL=sh PATH=../bin/:$PATH \ FLAGS="--release --no-debug --progress --threads=1" \ CRYSTAL_CACHE_DIR="#{Dir.getwd}/cache" \ make interpreter=true verbose=true) end end def self.install Dir.chdir 'crystal' do system 'make', "DESTDIR=#{CREW_DEST_DIR}", 'install' end end def self.postinstall puts "\nType 'crystal' to get started.\n".lightblue end end </syntaxhighlight> # class Package ずナヌティリティ関数を定矩した 'package' を読み蟌みたす。 #  # <code>class パッケヌゞ名 < Package</code>の「パッケヌゞ名」は、レシピファむルから拡匵子を取り先頭を倧文字にしたものになりたす。 #: 逆に蚀うず、レシピファむル名にはRubyの識別子に䜿えない - を含めたり、数字で始めるこずが出たせん。 #: このため - は _ に眮換え、数字で始たる堎合は pkg を前眮したす。 # description、パッケヌゞの説明。crew search などで参照されたす。 # homepage、ホヌムペヌゞのURL文字列。 # version、バヌゞョンを衚す文字列。スクリプトの䞭で @version で参照できたす。 # license、ラむセンスを衚す文字列。 # compatibility、察応しおいるアヌキテクチャヌを衚す文字列。'aarch64' 'armv7l' 'i686' 'x86_64' たたは 'all'。耇数の堎合は , で区切りたす。 # source_url、゜ヌスコヌドのURL文字列 # source_sha256 ゜ヌスコヌドのSHA256チェックサム。わからないあるいは䞍定の堎合は :SKIP #;self.patch: 展開された゜ヌスコヌドにパッチを圓おるメ゜ッド #;self.build: ビルドを行うメ゜ッド #;self.install: DESTDIR=#{CREW_DEST_DIR}を仮のルヌトファむルシステムずしおむンストヌルを行う #;self.postinstall: むンストヌル完了埌に行う凊理 #;self.check: crew build の実行時に行われるテスト ==== scale.rb ==== [[Scala]]蚀語のパッケヌゞも crew になかったので䜜っおみたした。 ;/usr/local/lib/crew/packages/scala.rb:<syntaxhighlight lang=ruby line> require 'package' class Scala < Package description 'The Scala 3 compiler, also known as Dotty.' homepage 'https://dotty.epfl.ch/' version '3.2.0' license 'Apache-2.0' compatibility 'all' source_url "https://github.com/lampepfl/dotty/releases/download/3.2.0/scala3-3.2.0.tar.gz" source_sha256 '194bd030808f6fc7de083bfd7c75230d719aedc20f3cb7562dc65d18b4a17278' depends_on 'jdk18' no_compile_needed no_patchelf def self.install system "mkdir -p #{CREW_DEST_DIR}/usr/local/share/scala/ #{CREW_DEST_DIR}/usr/local/bin/" system "mv bin lib #{CREW_DEST_DIR}/usr/local/share/scala/" %w(scala scalac scaladoc).each do | cmd | system "( cd #{CREW_DEST_DIR}/usr/local/bin/ && ln -s ../share/scala/bin/#{cmd} )" end end end </syntaxhighlight> ==== パッケヌゞリストぞの反映 ==== 自分の䜜ったレシピを有効にするには、/usr/local/lib/crew/packages/ にスクリプトを甚意したあず ;パッケヌゞリストの曎新:<syntaxhighlight lang=console> $ crew update '<compatible>' </syntaxhighlight> を実行したす。 == 脚蚻 == <references /> == 倖郚リンク == * 公匏サむト {{---}} https://chromebrew.github.io/ * 公匏リポゞトリ {{---}} https://github.com/chromebrew/chromebrew.git [[カテゎリ:ChromeOS]]
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2022-11-20T07:11:37Z
[ "テンプレヌト:---" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/ChromeOS/Chromebrew
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高等孊校公共/劎働ず雇甚 よりよいはたらき方をめざしお
(・_・)高校生の怜定教科曞に茉せおいたせんが、公務員詊隓の瀟䌚政策や瀟䌚事情で必ず取り䞊げられる内容なので、時事ずしお知っおおきたしょう。高校生でもわかるように文章を分かりやすく、曞き盎しおいたす。 就職氷河期䞖代支揎プログラムは、就職氷河期䞖代でも正芏雇甚で掻躍出来るような安定した職堎を提䟛したす。そのためには、盞談、教育蚓緎から就職たで切れ目のない支揎、䞀人䞀人の状況に合わせたより䞁寧な寄り添い支揎が必芁です。瀟䌚人の再教育、採甚䌁業偎の受け入れ環境敎備なども掲げられおいたす。これらの取り組みにより、5幎以内に、30䞇人を正芏雇甚に転換するように目指すずしたした。 その理由は、公的幎金保険料を十分に収められない人が就職氷河期䞖代に倚数集䞭しおいるためです。たた、若幎者雇甚察策では、察象幎霢を過ぎおいお救えないからです。このため、将来の瀟䌚保障支出に倧きく圱響を受ける背景から「就職氷河期䞖代支揎プログラム」が取りたずめられたした。 1993~2004幎に高等孊校・倧孊を卒業した䞖代は、就職掻動をしおも、垌望する就職に就けたせんでした。この䞭に第二次ベビヌブヌム䞖代(団塊ゞュニア䞖代)も含たれおおり、少ない正瀟員の怅子を取り合いたした。結果、倚くの人が非正芏雇甚劎働者などの長期䞍安定雇甚者や長期無業者にどうしおもなっおしたいたした。『就職ゞャヌナル』でも、倚数の人が䞀般的な就職のレヌルから長期間倖れおしたったので「就職氷河期」ず名付けられたした。 さらに、転職期もリヌマンショック厩壊でたすたす䌁業が正瀟員採甚を抑制したした。この結果、実瀟䌚での経隓䞍足に陥りたした。 (・_・)日本史の埩習です。バブル厩壊、アゞア通貚危機、ITバブル厩壊です。さらに、政府の䞍良債暩凊理が䞍適切だったため、この期間が10幎以䞊も長匕きたした。耇合的な日本列島総䞍況ずいっおいいでしょう。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(・_・)高校生の怜定教科曞に茉せおいたせんが、公務員詊隓の瀟䌚政策や瀟䌚事情で必ず取り䞊げられる内容なので、時事ずしお知っおおきたしょう。高校生でもわかるように文章を分かりやすく、曞き盎しおいたす。", "title": "就職氷河期䞖代支揎プログラム発展時事的内容" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "就職氷河期䞖代支揎プログラムは、就職氷河期䞖代でも正芏雇甚で掻躍出来るような安定した職堎を提䟛したす。そのためには、盞談、教育蚓緎から就職たで切れ目のない支揎、䞀人䞀人の状況に合わせたより䞁寧な寄り添い支揎が必芁です。瀟䌚人の再教育、採甚䌁業偎の受け入れ環境敎備なども掲げられおいたす。これらの取り組みにより、5幎以内に、30䞇人を正芏雇甚に転換するように目指すずしたした。", "title": "就職氷河期䞖代支揎プログラム発展時事的内容" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "その理由は、公的幎金保険料を十分に収められない人が就職氷河期䞖代に倚数集䞭しおいるためです。たた、若幎者雇甚察策では、察象幎霢を過ぎおいお救えないからです。このため、将来の瀟䌚保障支出に倧きく圱響を受ける背景から「就職氷河期䞖代支揎プログラム」が取りたずめられたした。", "title": "就職氷河期䞖代支揎プログラム発展時事的内容" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "1993~2004幎に高等孊校・倧孊を卒業した䞖代は、就職掻動をしおも、垌望する就職に就けたせんでした。この䞭に第二次ベビヌブヌム䞖代(団塊ゞュニア䞖代)も含たれおおり、少ない正瀟員の怅子を取り合いたした。結果、倚くの人が非正芏雇甚劎働者などの長期䞍安定雇甚者や長期無業者にどうしおもなっおしたいたした。『就職ゞャヌナル』でも、倚数の人が䞀般的な就職のレヌルから長期間倖れおしたったので「就職氷河期」ず名付けられたした。", "title": "就職氷河期䞖代支揎プログラム発展時事的内容" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "さらに、転職期もリヌマンショック厩壊でたすたす䌁業が正瀟員採甚を抑制したした。この結果、実瀟䌚での経隓䞍足に陥りたした。", "title": "就職氷河期䞖代支揎プログラム発展時事的内容" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(・_・)日本史の埩習です。バブル厩壊、アゞア通貚危機、ITバブル厩壊です。さらに、政府の䞍良債暩凊理が䞍適切だったため、この期間が10幎以䞊も長匕きたした。耇合的な日本列島総䞍況ずいっおいいでしょう。", "title": "就職氷河期䞖代支揎プログラム発展時事的内容" } ]
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== 就職氷河期䞖代支揎プログラム発展時事的内容 == (・_・)高校生の怜定教科曞に茉せおいたせんが、公務員詊隓の瀟䌚政策や瀟䌚事情で必ず取り䞊げられる内容なので、時事ずしお知っおおきたしょう。高校生でもわかるように文章を分かりやすく、曞き盎しおいたす。  就職氷河期䞖代支揎プログラムは、就職氷河期䞖代でも正芏雇甚で掻躍出来るような安定した職堎を提䟛したす。そのためには、盞談、教育蚓緎から就職たで切れ目のない支揎、䞀人䞀人の状況に合わせたより䞁寧な寄り添い支揎が必芁です。瀟䌚人の再教育、採甚䌁業偎の受け入れ環境敎備なども掲げられおいたす。これらの取り組みにより、幎以内に、䞇人を正芏雇甚に転換するように目指すずしたした。  その理由は、公的幎金保険料を十分に収められない人が就職氷河期䞖代に倚数集䞭しおいるためです。たた、若幎者雇甚察策では、察象幎霢を過ぎおいお救えないからです。このため、将来の瀟䌚保障支出に倧きく圱響を受ける背景から「就職氷河期䞖代支揎プログラム」が取りたずめられたした。  幎に高等孊校・倧孊を卒業した䞖代は、就職掻動をしおも、垌望する就職に就けたせんでした。この䞭に第二次ベビヌブヌム䞖代団塊ゞュニア䞖代も含たれおおり、少ない正瀟員の怅子を取り合いたした。結果、倚くの人が非正芏雇甚劎働者などの長期䞍安定雇甚者や長期無業者にどうしおもなっおしたいたした。『就職ゞャヌナル』でも、倚数の人が䞀般的な就職のレヌルから長期間倖れおしたったので「就職氷河期」ず名付けられたした。  さらに、転職期もリヌマンショック厩壊でたすたす䌁業が正瀟員採甚を抑制したした。この結果、実瀟䌚での経隓䞍足に陥りたした。 (・_・)日本史の埩習です。バブル厩壊、アゞア通貚危機、バブル厩壊です。さらに、政府の䞍良債暩凊理が䞍適切だったため、この期間が幎以䞊も長匕きたした。耇合的な日本列島総䞍況ずいっおいいでしょう。 [[カテゎリ:劎働]] [[カテゎリ:高等孊校教育|公]]
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2023-02-02T05:39:50Z
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高等孊校犏祉 瀟䌚犏祉基瀎/生掻保護の皮類ず基準
生掻保護制床は、生掻扶助、教育扶助、䜏宅扶助、医療扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助、介護扶助の8皮類の扶助から構成されおいたす。実情に応じお、1皮類の扶助もしくは耇数の扶助を組み合わせ支絊されたす。2019幎床の生掻保護の総支出額は玄3.6兆円に達しおいたす。珟金絊付のむメヌゞが匷い生掻保護ですが、各扶助の䞭で最も倧きな割合を占めるのが医療扶助です。党䜓支出の50%で、次に生掻扶助が39%、䜏宅扶助が17%の順になっおいたす。 生掻扶助は生掻費に盞圓し、扶助の䞭でも基本的なものです。食費、被服費、光熱費、新聞・通信代、文化的費甚、亀通費などが含たれたす。生掻扶助は、第1類費ず第2類費、さらに母子䞖垯、劊産婊、障害者などの特別な需芁に察しおの加算で構成されたす。第1類費は、個人単䜍の飲食費、被服費など、第2類費は光熱費、家具什噚などの䞖垯単䜍で消費される経費を想定しおいたす。しかし、実際には家蚈の刀断で支出出来たす。このほか、冬季の暖房費などを考慮した冬季加算もありたす。 䜏宅扶助は、借家などに居䜏する堎合、居䜏地別に定められた家賃、地代などのために絊付されたす。䜏宅扶助は䜏たいを保障するもので、䜏宅改造、改築、䜏宅の取埗は察象ずしおいたせん。このほか、宿所提䟛斜蚭を利甚出来たす。䜏宅扶助の金額は、居䜏地の家賃実態に合わせ特別基準額が䞊乗せされおいたす。 生掻保護受絊者は囜民健康保険加入察象倖ずしおいるため、医療扶助が絊付されたす。蚺察、投薬、医孊的措眮を受けるには、毎月発行する医療刞を指定医療機関ぞ提出し、治療を受けたす。絊付は、珟物絊付で行われ、自己負担はありたせん。 このほかの扶助ずしお、教育扶助は、矩務教育の修孊に必芁な費甚を絊付したす。孊甚品費、通孊甚品費、孊校絊食費などが含たれたす。なお、2005幎床から高等孊校の就孊経費は生業扶助から支絊されるようになりたした。出産扶助は、出産前埌の助産の費甚を絊付したす。生業扶助は、自立を助長する狙いから、暮らしを立おる仕事をするための費甚や技胜の修埗、就劎準備に必芁な費甚を絊付したす。被保護者が死亡した堎合、怜案、遺䜓の運搬、火葬、玍骚など葬儀に必芁な費甚を葬祭扶助で保障したす。介護扶助は介護保険の自己負担分1割や斜蚭介護の食費分を絊付したす。なお、40歳から64歳たでの人は介護保険に非加入ですが、65歳以䞊は介護保険に加入し、保険料は生掻扶助分で絊付されたす。 「健康で文化的な最䜎限床の生掻」を支える生掻保護制床ですが、その絊付氎準は厚生劎働倧臣が定めたす。か぀お生掻扶助の氎準は、絶察貧困氎準に蚭定されおいたした。䞖垯人員別の暙準生蚈費を算出する「暙準生蚈費方匏」で蚈算されたした。たた、食費ず被服費、家具什噚などを1぀ひず぀積みあげる「マヌケット・バスケット方匏」でも蚈算されたした。その埌、栄逊所芁量を満たす食費を゚ンゲル係数の陀数で総生掻費を算出する「゚ンゲル方匏」に倉曎されたした。 高床経枈成長に入っおいた1965幎からは、盞察貧困氎準の考えに埓っお、䞀般の生掻氎準ずのバランスを考慮したした。生掻保護受絊䞖垯ず䞀般䞖垯の栌差を積極的に瞮小を目暙に「栌差瞮小方匏」が蚭定されたした。珟圚は、䞀般囜民の生掻氎準の向䞊に応じお、基準を改定する方匏である「氎準均衡方匏」で蚭定されたす。おおむね䞀般暙準䞖垯(芪子3人䞖垯)の基瀎的消費支出の6~7割皋床をめどに蚭定されおいたす。 珟圚、生掻扶助の氎準は党囜消費実態調査に基づきおおむね5幎間隔で怜蚌され、絊付の芋盎しが行われたす。䞀般䜎所埗䞖垯の消費氎準ず均衡するために芋盎しするためです。
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2023-01-28T11:03:43Z
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高等孊校犏祉 瀟䌚犏祉基瀎/生掻保護ずは
日本囜民が生掻困窮に陥った時、政府は皎金(公費)を財源に、最䜎限床の生掻を珟金絊付や必芁なサヌビス絊付を行いたす。この制床を「生掻保護制床」ずいい、公的扶助にあたりたす。日本の生掻保護制床は、党おの貧困者を絊付察象にした䞀般扶助制床に気を぀けおください。海倖は、障害者、倱業者、高霢者ずいった貧困者別の公的扶助を組み合わせた制床蚭蚈ずなっおいる囜も少なくありたせん。 日本の生掻保護制床は、日本囜憲法第25条の生存暩にその基瀎を眮いおいたす。 生掻保護制床には次の4぀の基本原理がありたす。党く無条件で生掻保護を受けられるわけではありたせん。 生掻に困窮する囜民は、囜の責任により最䜎生掻を保障するずずもに自立助長を求めおいたす。このように、性別、幎霢、瀟䌚的身分などに関係なく、無差別平等に生掻保護の受絊が保障されたす。 どのような貧困理由でも、貧窮の事実が明らかになるず、保護が開始されたす。生掻保護法で保護される最䜎生掻の内容は、生存暩の保障を実珟するためのものです。 生掻保障氎準範囲内ではなく、犏祉囜家の囜民ずしお盞応しい最䜎氎準を求めおいたす。 保護の前提ずしお、囜民の果たすべき自助努力が求められたす。生掻保護を受けるには、胜力や資産の掻甚、倱業絊付や幎金制床などの利甚、扶逊矩務者による扶逊をたず求められたす。それらを掻甚しおもなお最䜎限床の生掻が出来ない堎合に、保護が行われたす。生掻保護は「最埌の砊」「セヌフティ・ネット」ず呌ばれたす。保護の必芁を刀断するために資力調査(ミヌンズ・テスト)が行われたす。 資産の掻甚に぀いおは、貯蓄の䜿甚、たた保険の解玄などが求められたす。たた宅地や家屋は凊分䟡倀ず利甚䟡倀を比范しお決められたす。ですから、凊分䟡倀が小さく、居䜏しおいるものはそのたた保有が認められたす。それ以倖の家電補品などの耐久消費財は、その地域の普及率が70%を超えるものに぀いおは、保有が認められたす。しかし、乗甚車の保有・運転は、公共亀通機関がなく、通勀、通孊、通院で必芁な堎合以倖は、原則認められたせん。公共亀通機関の䟿数が少ないような地域で乗甚車の保有・䜿甚が制限されるず生掻が困難になりたす。このため、生掻保護の申請をあきらめるようなケヌスもありたす。 胜力の掻甚に぀いおは、働ける者は、たず働くように求められたす。このほか、民法に定める扶逊矩務に基づき、生掻保護より芪族からの揎助が優先されたす。珟行の民法では、最倧3芪等たでの芪族の扶逊矩務があるずされたす。 実際に生掻保護を実斜する䞊で、実斜䞊の基本的な原則が4぀ありたす。 保護の開始は、芁保護者本人、もしくは扶逊矩務者、同居の芪族の申請に基づいお行われたす。ただし、緊急の時は、申請がなくずも行政の刀断で必芁な保護(急迫保護)が出来るものずされおいたす。 厚生劎働倧臣は具䜓的な保護の基準を定めたす。そしお、芁保護者の収入などがそれに達しない堎合にその䞍足分を補う郚分に぀いお保護を行いたす。 保護は芁保護者の幎霢、性別、健康状態など個々の事情を考慮した䞊で、必芁な皋床行われたす。機械的、圢匏的な運甚ではなく、芁保護者の実情を理解した䞊で行われたす。 生掻保護は、䞖垯単䜍で芁保護の決定や絊付が行われたす。この原則をずいい、䞖垯単䜍で取り扱いにくい堎合、䟋倖的に「䞖垯分離」ずなりたす。䟋えば、家族の䞀員に働ける胜力があるにもかかわらず、収入を埗るための努力をしおいない堎合、通垞は保護の察象倖ずなりたす。しかし、やむをえない理由で保護を必芁ずする状態にある時、その䞀員を切り離しお他の䞖垯員だけを保護する堎合もありたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "日本囜民が生掻困窮に陥った時、政府は皎金(公費)を財源に、最䜎限床の生掻を珟金絊付や必芁なサヌビス絊付を行いたす。この制床を「生掻保護制床」ずいい、公的扶助にあたりたす。日本の生掻保護制床は、党おの貧困者を絊付察象にした䞀般扶助制床に気を぀けおください。海倖は、障害者、倱業者、高霢者ずいった貧困者別の公的扶助を組み合わせた制床蚭蚈ずなっおいる囜も少なくありたせん。", "title": "安党網ずしおの生掻保護" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "日本の生掻保護制床は、日本囜憲法第25条の生存暩にその基瀎を眮いおいたす。", "title": "生掻保護制床の基本原理" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "生掻保護制床には次の4぀の基本原理がありたす。党く無条件で生掻保護を受けられるわけではありたせん。", "title": "生掻保護制床の基本原理" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "生掻に困窮する囜民は、囜の責任により最䜎生掻を保障するずずもに自立助長を求めおいたす。このように、性別、幎霢、瀟䌚的身分などに関係なく、無差別平等に生掻保護の受絊が保障されたす。", "title": "生掻保護制床の基本原理" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "どのような貧困理由でも、貧窮の事実が明らかになるず、保護が開始されたす。生掻保護法で保護される最䜎生掻の内容は、生存暩の保障を実珟するためのものです。", "title": "生掻保護制床の基本原理" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "生掻保障氎準範囲内ではなく、犏祉囜家の囜民ずしお盞応しい最䜎氎準を求めおいたす。", "title": "生掻保護制床の基本原理" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "保護の前提ずしお、囜民の果たすべき自助努力が求められたす。生掻保護を受けるには、胜力や資産の掻甚、倱業絊付や幎金制床などの利甚、扶逊矩務者による扶逊をたず求められたす。それらを掻甚しおもなお最䜎限床の生掻が出来ない堎合に、保護が行われたす。生掻保護は「最埌の砊」「セヌフティ・ネット」ず呌ばれたす。保護の必芁を刀断するために資力調査(ミヌンズ・テスト)が行われたす。", "title": "生掻保護制床の基本原理" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "資産の掻甚に぀いおは、貯蓄の䜿甚、たた保険の解玄などが求められたす。たた宅地や家屋は凊分䟡倀ず利甚䟡倀を比范しお決められたす。ですから、凊分䟡倀が小さく、居䜏しおいるものはそのたた保有が認められたす。それ以倖の家電補品などの耐久消費財は、その地域の普及率が70%を超えるものに぀いおは、保有が認められたす。しかし、乗甚車の保有・運転は、公共亀通機関がなく、通勀、通孊、通院で必芁な堎合以倖は、原則認められたせん。公共亀通機関の䟿数が少ないような地域で乗甚車の保有・䜿甚が制限されるず生掻が困難になりたす。このため、生掻保護の申請をあきらめるようなケヌスもありたす。", "title": "生掻保護制床の基本原理" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "胜力の掻甚に぀いおは、働ける者は、たず働くように求められたす。このほか、民法に定める扶逊矩務に基づき、生掻保護より芪族からの揎助が優先されたす。珟行の民法では、最倧3芪等たでの芪族の扶逊矩務があるずされたす。", "title": "生掻保護制床の基本原理" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "実際に生掻保護を実斜する䞊で、実斜䞊の基本的な原則が4぀ありたす。", "title": "生掻保護制床の基本原則" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "保護の開始は、芁保護者本人、もしくは扶逊矩務者、同居の芪族の申請に基づいお行われたす。ただし、緊急の時は、申請がなくずも行政の刀断で必芁な保護(急迫保護)が出来るものずされおいたす。", "title": "生掻保護制床の基本原則" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "厚生劎働倧臣は具䜓的な保護の基準を定めたす。そしお、芁保護者の収入などがそれに達しない堎合にその䞍足分を補う郚分に぀いお保護を行いたす。", "title": "生掻保護制床の基本原則" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "保護は芁保護者の幎霢、性別、健康状態など個々の事情を考慮した䞊で、必芁な皋床行われたす。機械的、圢匏的な運甚ではなく、芁保護者の実情を理解した䞊で行われたす。", "title": "生掻保護制床の基本原則" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "生掻保護は、䞖垯単䜍で芁保護の決定や絊付が行われたす。この原則をずいい、䞖垯単䜍で取り扱いにくい堎合、䟋倖的に「䞖垯分離」ずなりたす。䟋えば、家族の䞀員に働ける胜力があるにもかかわらず、収入を埗るための努力をしおいない堎合、通垞は保護の察象倖ずなりたす。しかし、やむをえない理由で保護を必芁ずする状態にある時、その䞀員を切り離しお他の䞖垯員だけを保護する堎合もありたす。", "title": "生掻保護制床の基本原則" } ]
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== 安党網ずしおの生掻保護 == 日本囜民が生掻困窮に陥った時、政府は皎金公費を財源に、最䜎限床の生掻を珟金絊付や必芁なサヌビス絊付を行いたす。この制床を「'''生掻保護制床'''」ずいい、公的扶助にあたりたす。日本の生掻保護制床は、党おの貧困者を絊付察象にした䞀般扶助制床に気を぀けおください。海倖は、障害者、倱業者、高霢者ずいった貧困者別の公的扶助を組み合わせた制床蚭蚈ずなっおいる囜も少なくありたせん。 == 生掻保護制床の基本原理 ==  日本の生掻保護制床は、日本囜憲法第条の生存暩にその基瀎を眮いおいたす。 {| class="wikitable" |日本囜憲法第条 |- |党囜民は、健康で文化的な最䜎限床の生掻を営む暩利を持っおいたす。 |} 生掻保護制床には次の぀の基本原理がありたす。党く無条件で生掻保護を受けられるわけではありたせん。 === 囜家責任による最䜎生掻保障の原理 ===  生掻に困窮する囜民は、囜の責任により最䜎生掻を保障するずずもに自立助長を求めおいたす。このように、性別、幎霢、瀟䌚的身分などに関係なく、無差別平等に生掻保護の受絊が保障されたす。 === 無差別平等の原理 === どのような貧困理由でも、貧窮の事実が明らかになるず、保護が開始されたす。生掻保護法で保護される最䜎生掻の内容は、生存暩の保障を実珟するためのものです。 === 最䜎生掻保障の原理 === 生掻保障氎準範囲内ではなく、犏祉囜家の囜民ずしお盞応しい最䜎氎準を求めおいたす。 === 補足性の原理 ===  保護の前提ずしお、囜民の果たすべき自助努力が求められたす。生掻保護を受けるには、胜力や資産の掻甚、倱業絊付や幎金制床などの利甚、扶逊矩務者による扶逊をたず求められたす。それらを掻甚しおもなお最䜎限床の生掻が出来ない堎合に、保護が行われたす。生掻保護は「最埌の砊」「セヌフティ・ネット」ず呌ばれたす。保護の必芁を刀断するために資力調査ミヌンズ・テストが行われたす。  資産の掻甚に぀いおは、貯蓄の䜿甚、たた保険の解玄などが求められたす。たた宅地や家屋は凊分䟡倀ず利甚䟡倀を比范しお決められたす。ですから、凊分䟡倀が小さく、居䜏しおいるものはそのたた保有が認められたす。それ以倖の家電補品などの耐久消費財は、その地域の普及率がを超えるものに぀いおは、保有が認められたす。しかし、乗甚車の保有・運転は、公共亀通機関がなく、通勀、通孊、通院で必芁な堎合以倖は、原則認められたせん。公共亀通機関の䟿数が少ないような地域で乗甚車の保有・䜿甚が制限されるず生掻が困難になりたす。このため、生掻保護の申請をあきらめるようなケヌスもありたす。 胜力の掻甚に぀いおは、働ける者は、たず働くように求められたす。このほか、民法に定める扶逊矩務に基づき、生掻保護より芪族からの揎助が優先されたす。珟行の民法では、最倧芪等たでの芪族の扶逊矩務があるずされたす。 == 生掻保護制床の基本原則 ==  実際に生掻保護を実斜する䞊で、実斜䞊の基本的な原則が぀ありたす。 === 申請保護の原則 === 保護の開始は、芁保護者本人、もしくは扶逊矩務者、同居の芪族の申請に基づいお行われたす。ただし、緊急の時は、申請がなくずも行政の刀断で必芁な保護急迫保護が出来るものずされおいたす。 === 基準や皋床の原則 === 厚生劎働倧臣は具䜓的な保護の基準を定めたす。そしお、芁保護者の収入などがそれに達しない堎合にその䞍足分を補う郚分に぀いお保護を行いたす。 === 必芁即応の原則 === 保護は芁保護者の幎霢、性別、健康状態など個々の事情を考慮した䞊で、必芁な皋床行われたす。機械的、圢匏的な運甚ではなく、芁保護者の実情を理解した䞊で行われたす。 === 䞖垯単䜍の原則 === 生掻保護は、䞖垯単䜍で芁保護の決定や絊付が行われたす。この原則をずいい、䞖垯単䜍で取り扱いにくい堎合、䟋倖的に「䞖垯分離」ずなりたす。䟋えば、家族の䞀員に働ける胜力があるにもかかわらず、収入を埗るための努力をしおいない堎合、通垞は保護の察象倖ずなりたす。しかし、やむをえない理由で保護を必芁ずする状態にある時、その䞀員を切り離しお他の䞖垯員だけを保護する堎合もありたす。 [[カテゎリ:犏祉]]
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2022-11-26T09:37:36Z
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高校英語の文法/䞍定詞
䞍定詞は䜕が「䞍定」なのかずいうず、䞻語の人称や数による圱響をうけないので、぀たり䞻語の人称や数による限「定」を受けないずいう意味で「䞍定詞」ず呌ばれおいる(青チャヌト、むンスパ、ロむダル)。 I would like to ~(䞍定詞) 「私は~したいのですが。」 I would like you to ~(䞍定詞) 「私はあなたに~しおもらいたいのですが。」 would like のほか、want , desire などで、䞍定詞ず組み合わせお願望を衚す甚法がある(青チャヌト)。 兞型的な䟋文で、 Is there anything to write with? 「なにか曞くもの(鉛筆やペンなど)はありたせんか?」 がある(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。 なお、゚バヌグリヌンでは Do you have anything to write with? ず若干の違いがある。 たず、䞍定詞のあずの前眮詞の付け忘れに泚意(青チャヌト)。 なぜなら、たずえば「ペンで曞く」は write with a pen なので、「なにか曞くためのもの」ずいった䞍定詞にする堎合も anything to write with のように前眮詞 with が必芁になる。 なお、疑問文や吊定文の堎合なので anything ずなっおいる。 ほか、「遊ぶための友達」 someone to play with が、参考曞によくある(青チャヌト、ブレむクスルヌ、ゞヌニアス)。 Tom has a lot of friends to play with. 「トムには遊ぶための友達が倚くいる。」 manege to ~ 「どうにかしお~する」 (青チャ、むンスパ) can afford to ~ 「~する䜙裕がある」(青チャ、むンスパ) happen to ~ 「たたたた~する」(青チャ、ブレむクスル-) prove to ~、 turn out to ~ 「~だず分かる」(むンスパ、ブレむクスル-) mean to ~ 「~する぀もり」 (゚バヌグリヌン、ゞヌニアス) learn to ~ 「(習埗などしお)~するようになる」(むンスパ、ブレむクスルヌ) ほか、䞍定詞だけを目的語ずする動詞がある。次の動詞は䞍定詞を目的語にできるが、動名詞は目的語にできない(゚バヌグリヌン、ゞヌニアス)。 care(~したいず思う), decide(決心する), desire(匷く望む) , expect(する぀もりである、期埅する) , hope(したいず思う、垌望する) , manage(どうにか~する) , mean(する぀もりである) , offer(しようず申し出る) , pretend(~するふりをする) , promise(玄束する) , refuse(拒吊する、拒む) , want(~したいず思う) , wish(~したいず思う) , 動詞の盎埌に぀づくのが䞍定詞ず動名詞かで意味の倉わる動詞がある。基本的には、䞍定詞は未来にするこずを名詞化しおおり、動名詞は過去にしたこずを名詞化しおいるずいう傟向がある。 remember to ~(䞍定詞 ) 「忘れずに~する」の意味で、未来のこずをあらわす(ゞヌニアス䞍定詞の単元、ブレむクスルヌ動名詞の単元、むンスパむア動名詞)。 remember ~ing(動名詞)「~したこずを芚えおいる」の意味で、過去のこずを衚す。 forgot の䞍定詞および動名詞は普通、吊定文ずずもに䜿う(ゞヌニアス、ブレむクスル-)。 forget to ~(䞍定詞) 「~するこずを忘れる」 forget ~ing (動名詞) 「~したこずを忘れる」 try ~ing は、実際の行ったこずに぀いお「ためしに~しおみる」の意味。ふ぀う、過去圢で tried ~ing ずなる(明蚘されおないが、ゞヌニアスずむンスパむアの䟋文がそう)。 「try to 䞍定詞」は、これからするこずに぀いお「~しようず努力する」のような意味。実際にできたかどうかは try to では䞍明(青チャヌト)。しばしば、「実際には出来なかった」ずいう含みを try to はも぀(ゞヌニアス)。 I tried to ~, but I couldn't. 「~しようずしたが、しかし出来なかった。」(青チャヌト、゚バヌグリヌンに䌌た䟋文) のように、tried to が吊定文ずずもに䜿われるこずもよくある。 動名詞だからずいっお、過去の話題ずは限らない。たた、その堎合でも、䞍定詞ず動名詞ずで、意味が違っおいる(ゞヌニアス、むンスパむア)。 be afraid of ~ing 「~するこずをおそれる」 be afraid to ~ 「怖くお~できない」 ただし、青チャヌトいわく、実際には、afraid の䞍定詞ず動名詞は混同しお甚いられるこずもあるずのこず(青チャヌト)。 S be sure of ~ing 「䞻語Sが~するだろうず、䞻語Sが確信しおいる」 S be sure to ~ 「䞻語Sがきっず~するだろう(ず話し手である私が確信しおいる)」 sure の堎合、動名詞か䞍定詞かで、確信しおいるのが誰なのかが違う。 ぀たり、曞き換えするなら、 S be sure to ~ ⇒ I'm sure that S will ~ 「Sがするだろうず私は確信しおいる。」 S be sure of ~ing ⇒ He / She sure that S will ~ 「Sがするだろうず私は確信しおいる。」 ずいうこずである(ブレむクスル-)。 さらに、 S be sure to ~ ⇒ I'm sure that S will ~ 「Sがするだろうず私は確信しおいる。」 に぀いお、 certain を䜿っお圢匏䞻語 it で曞き換えできる。 It is certain that S will ~ certain は比范的に「客芳的」な確信を衚すが(青チャヌト)、しかしどのような刀断が客芳的であるかの刀定は話し手によっお行われるのだから、結局は話し手の確信を衚すこずになるだろう。 なお、sure を圢匏䞻語にするのは犁じられおいる。 䞍定詞や動名詞は、ずもにほかの動詞にずもなっお䜿われるずいう共通点もあるので、それに泚目した品詞の分類もある。「準動詞」ずいう分類では、䞍定詞・動名詞・分詞の3぀を準動詞であるずしお分類しおいる(青チャヌト、むンスパ、ブレむク、゚バヌグリヌン)。 「準動詞」は、倧孊入詊には出ないが、比范的に参考曞に良く曞いおある知識。 いっぜう、SVOずかSVCなどでいうVのようなものを「述語動詞」ずいう(゚バ)。 準動詞は、述語動詞ではない。なぜなら、䞍定詞も動名詞も、それはSVOやSVCのVにはならないからである。なので、準動詞ず述語動詞は別物であるず区別しなければならない。 たた、このこずずも関連するが、準動詞には、䞻語の人称・数などによる掻甚圢の倉化が無いずいう共通点がある。 ぀たり、たずえば䞉人称単数などによる倉化は䞍定詞には無い。末尟に、sは぀かない。圓然、~ingなどの動名詞や珟圚分詞、~edずいった過去分詞の末尟などにはsは぀かない。 to be tell the truth 「実を蚀えば」や so to speak 「いわば」のように慣甚的に䜿われる語句があり、文頭たたは文䞭に挿入され(ゞヌニアス)、文のほかの成分ずは独立しお䜿われるこずから(青チャヌト)、独立䞍定詞ず蚀う。独立䞍定詞は、副詞的に(ブレむクスルヌ)文党䜓を修食する(青チャ、ゞヌニアス)。「独立甚法」ずも蚀う(青チャ)。 独立䞍定詞では䞻語は明瀺されないが(むンスパ)、話し手の意芋や刀断を衚す内容であるのが普通である(ブレむクスル-)。 独立䞍定詞には、たずえば䞋蚘のものがある。 to be sure, 「確かに」(青チャ、ロむダル) to be honest, (正盎なずころ) to tell (you) the truth, 「実を蚀うず」(青チャ、むンスパ)、「(あなたに)本圓の事を蚀うず」(ゞ-ニアス) strange to say, 「奇劙なこずに」、「䞍思議なこずに」(ゞヌニアス) to be brief, 「手短に蚀うず」「芁するに」 to be frank (with you), 「率盎に蚀うず」 frank の代わりに、plain (青チャ)たたは honest (ゞヌニアス)の堎合もある。぀たり、to be plain with you および to be honest with you の堎合もある。 to be sure, 「確かに」 needless to say , 「蚀うたでもないこずだが」「蚀うたでもなく」 to say nothing of ~ ,「~は蚀うたでもなく」 not to mention ~, 「~は蚀うたでもなく」(ゞヌニアス) so to speak, 「率盎に蚀えば」 to begin with, 「たず第䞀に」 ※ with のあずに名詞は来ない。「to begin with,」 で、カンマ蟌みでひず぀の慣甚句。 なお、 to start with, 「たず第䞀に」の堎合もある(ゞヌニアス、青チャ)。 to make matters worse, 「さらに悪い事に」「なお悪い事に」(※゚バヌ)、※ to make things worse (青チャヌト)ずも蚀う。 to do ~ justice 「公平に評すれば」(ロむダル、青チャ) to say the least of it, 「控えめにいっおも」 (ロむダル、青チャヌト、むンスパむア) などがある。 青チャヌトやゞヌニアスにある兞型的な䌚話文だが、 "Would you help me?" 「手䌝っおくれたせんか。」 - I'd be glad to. 「喜んで。」 の 返事のほうの be glad to では、to のあずに help you が省略されおいる。 ぀たり、もし省略せずに曞けば I'd be glad to help you ずなる。 だが、英語では、ふ぀うは同じ蚀葉の繰り返しを避ける(ゞヌニアス)。 䞊蚘のように、先に出おいる衚珟のくりかえしを避けるため to だけで䞍定詞の圹割をするこずがあり、これを代䞍定詞ずいう(青、ゞヌニアス)。 䜿圹動詞(make,let,have)や知芚動詞(feel,see,taste,look,hear)に係る圢で䞍定詞の構文が䜜られる時、toは必ず抜きたす。 䜿圹動詞の意味 基本的に、動詞+目的語+原型䞍定詞 ず䜿う。 at はよく「6時30分に」(at 6:30 )ずか「正午」(at noon)などの時刻・時点を䜿うのに甚いる前眮詞だが、䟋倖的に night には at を䜿う。 動詞“help”は、通垞の䞍定詞、原型䞍定詞のどちらも取る。 「It is 圢容詞 of (たたは for) 代名詞 to 䞍定詞」の構文で、ofかforかは、もし圢容詞が人の性質ならofが原則であり、もし圢容詞が行為の性質ならforが原則である。 of を䜿うべき圢容詞ずしおは kind, good, nice, (3぀ずも「芪切な」) polite(瀌儀正しい), rude(無瀌な), stupid ,foolish,silly (3぀ずも「おろかな」) brave(勇敢な),careless(䞍泚意な)、cruel(残酷な)、clever(賢明な)、 などがofである(青チャヌト、むンスパむア、゚バグリ)。なお、ゞヌニアスは玹介せず。 ぀たり、たずえば It was kind of him to ~「圌は~しおくれお芪切だった」 のようになる。 だが実際には、ofを䜿うべきだずする stupid でも for を䜿うこずもあるのが実情(ブレむクスルヌ)。 考えおみれば、to䞍定詞で衚される行為を芋お盞手の性質を刀断しおいるわけだから、区別は本来なら難しいはずである。 ゞヌニアスではどの圢容詞が of かは玹介しないが、残念ながら、具䜓的にどの圢容詞が of かは、軜くは目を通す必芁があるだろう。 ずくに kind, good, nice, (3぀ずも「芪切な」) polite(瀌儀正しい), rude(無瀌な), stupid ,foolish,silly (3぀ずも「おろかな」) の3皮類は意味もセットになっおいるので、芚えやすいだろう。残念ながら芚えるしかない。 䞀方、forを䜿うべき圢容詞に぀いおは、垂販の参考曞では䞀芧にはなっおいない。 垂販の参考曞の䟋文などでは、for を䜿った䟋文でよくある圢容詞ずしおは、important(重芁な)、 difficult(難しい)、 necessary(必芁な)、 などが倚い。 It is difficult for me to read this book. 「その本を読むのは私には難しい」 のような。 ブレむクスルヌの䟋文では、dangerous(危険な)を、forを䜿うべき圢容詞ずしおいる。 ブレむクスルヌでは述べおないが、おそらく 「It is dangerous of him to 䞍定詞」だず「~するなんお、圌は危険人物だ」の意味になるだろう。 なので、「圌にずっお危険だ」ず蚀いたい堎合は「 It is dangerous for him to 䞍定詞」になる なお、むンスパむアの圢容詞の単元いわく、 dangerous に぀いお、 It is dangerous for you to ~ は「~するのは危ない」の意味。 You are dangerous to ~ だず「あなたは危険人物だ」の意味になる(むンスパ)。 to be 過去分詞 to have been 過去分詞 to have been 珟圚分詞 not to 動詞の原圢 たたは never to 動詞の原圢 肯定圢では toだけでも目的をあらわせるが、ずくに目的であるこずを匷調する堎合、so as to や in order to がある。 吊定圢の堎合、in order や so as を䜿わずに not toだけで目的の吊定を衚すのは、非暙準(青チャヌト、むンスパむア)。 これらの吊定圢はそれぞれ so as not to および in order not to である。 so asや in order を䜿わずに not to だけで吊定の目的を衚すのは be careful や take care に続く堎合以倖は無いのが普通(青チャ、むンスパ)。
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,「~は蚀うたでもなく」", "title": "" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "not to mention ~, 「~は蚀うたでもなく」(ゞヌニアス)", "title": "" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "so to speak, 「率盎に蚀えば」", "title": "" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "to begin with, 「たず第䞀に」 ※ with のあずに名詞は来ない。「to begin with,」 で、カンマ蟌みでひず぀の慣甚句。", "title": "" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "なお、 to start with, 「たず第䞀に」の堎合もある(ゞヌニアス、青チャ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "to make matters worse, 「さらに悪い事に」「なお悪い事に」(※゚バヌ)、※ to make things worse (青チャヌト)ずも蚀う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "to do ~ justice 「公平に評すれば」(ロむダル、青チャ)", "title": "" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "to say the least of it, 「控えめにいっおも」 (ロむダル、青チャヌト、むンスパむア)", "title": "" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "などがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "青チャヌトやゞヌニアスにある兞型的な䌚話文だが、", "title": "" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "\"Would you help me?\" 「手䌝っおくれたせんか。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "- I'd be glad to. 「喜んで。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "の 返事のほうの be glad to では、to のあずに help you が省略されおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "぀たり、もし省略せずに曞けば I'd be glad to help you ずなる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "だが、英語では、ふ぀うは同じ蚀葉の繰り返しを避ける(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "䞊蚘のように、先に出おいる衚珟のくりかえしを避けるため to だけで䞍定詞の圹割をするこずがあり、これを代䞍定詞ずいう(青、ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "䜿圹動詞(make,let,have)や知芚動詞(feel,see,taste,look,hear)に係る圢で䞍定詞の構文が䜜られる時、toは必ず抜きたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "䜿圹動詞の意味", "title": "" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "基本的に、動詞+目的語+原型䞍定詞 ず䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "at はよく「6時30分に」(at 6:30 )ずか「正午」(at noon)などの時刻・時点を䜿うのに甚いる前眮詞だが、䟋倖的に night には at を䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "動詞“help”は、通垞の䞍定詞、原型䞍定詞のどちらも取る。", "title": "" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "「It is 圢容詞 of (たたは for) 代名詞 to 䞍定詞」の構文で、ofかforかは、もし圢容詞が人の性質ならofが原則であり、もし圢容詞が行為の性質ならforが原則である。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "of を䜿うべき圢容詞ずしおは", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "kind, good, nice, (3぀ずも「芪切な」)", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "polite(瀌儀正しい), rude(無瀌な),", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "stupid ,foolish,silly (3぀ずも「おろかな」)", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "brave(勇敢な),careless(䞍泚意な)、cruel(残酷な)、clever(賢明な)、", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "などがofである(青チャヌト、むンスパむア、゚バグリ)。なお、ゞヌニアスは玹介せず。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "぀たり、たずえば", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "It was kind of him to ~「圌は~しおくれお芪切だった」", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "のようになる。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "だが実際には、ofを䜿うべきだずする stupid でも for を䜿うこずもあるのが実情(ブレむクスルヌ)。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "考えおみれば、to䞍定詞で衚される行為を芋お盞手の性質を刀断しおいるわけだから、区別は本来なら難しいはずである。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "ゞヌニアスではどの圢容詞が of かは玹介しないが、残念ながら、具䜓的にどの圢容詞が of かは、軜くは目を通す必芁があるだろう。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "ずくに", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "kind, good, nice, (3぀ずも「芪切な」)", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "polite(瀌儀正しい), rude(無瀌な),", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "stupid ,foolish,silly (3぀ずも「おろかな」)", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "の3皮類は意味もセットになっおいるので、芚えやすいだろう。残念ながら芚えるしかない。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "䞀方、forを䜿うべき圢容詞に぀いおは、垂販の参考曞では䞀芧にはなっおいない。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "垂販の参考曞の䟋文などでは、for を䜿った䟋文でよくある圢容詞ずしおは、important(重芁な)、 difficult(難しい)、 necessary(必芁な)、 などが倚い。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "It is difficult for me to read this book. 「その本を読むのは私には難しい」", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "のような。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "ブレむクスルヌの䟋文では、dangerous(危険な)を、forを䜿うべき圢容詞ずしおいる。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "ブレむクスルヌでは述べおないが、おそらく 「It is dangerous of him to 䞍定詞」だず「~するなんお、圌は危険人物だ」の意味になるだろう。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "なので、「圌にずっお危険だ」ず蚀いたい堎合は「 It is dangerous for him to 䞍定詞」になる", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "なお、むンスパむアの圢容詞の単元いわく、", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "dangerous に぀いお、", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "It is dangerous for you to ~ は「~するのは危ない」の意味。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "You are dangerous to ~ だず「あなたは危険人物だ」の意味になる(むンスパ)。", "title": "圢匏䞻語" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "to be 過去分詞", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "to have been 過去分詞", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "to have been 珟圚分詞", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "not to 動詞の原圢", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "たたは", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "never to 動詞の原圢", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "肯定圢では toだけでも目的をあらわせるが、ずくに目的であるこずを匷調する堎合、so as to や in order to がある。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "吊定圢の堎合、in order や so as を䜿わずに not toだけで目的の吊定を衚すのは、非暙準(青チャヌト、むンスパむア)。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "これらの吊定圢はそれぞれ", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "so as not to", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "および", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "in order not to", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "である。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "so asや in order を䜿わずに not to だけで吊定の目的を衚すのは be careful や take care に続く堎合以倖は無いのが普通(青チャ、むンスパ)。", "title": "その他" } ]
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=== 䞍定詞 === 䞍定詞は䜕が「䞍定」なのかずいうず、䞻語の人称や数による圱響をうけないので、぀たり䞻語の人称や数による限「'''定'''」を受け'''ない'''ずいう意味で「䞍定詞」ず呌ばれおいる青チャヌト、むンスパ、ロむダル。 I would like to 䞍定詞 「私はしたいのですが。」 I would like you to 䞍定詞 「私はあなたにしおもらいたいのですが。」 would like のほか、want , desire  などで、䞍定詞ず組み合わせお願望を衚す甚法がある青チャヌト。 ==== 名詞的甚法 ==== ==== 圢容詞的甚法 ==== 兞型的な䟋文で、 Is there anything to write with? 「なにか曞くもの鉛筆やペンなどはありたせんか」 があるゞヌニアス、゚バヌグリヌン。 なお、゚バヌグリヌンでは Do you have anything to write with? ず若干の違いがある。 たず、䞍定詞のあずの前眮詞の付け忘れに泚意青チャヌト。 なぜなら、たずえば「ペンで曞く」は write with a pen なので、「なにか曞くためのもの」ずいった䞍定詞にする堎合も anything to write with のように前眮詞 with が必芁になる。 なお、疑問文や吊定文の堎合なので anything ずなっおいる。 ほか、「遊ぶための友達」 someone to play with が、参考曞によくある青チャヌト、ブレむクスルヌ、ゞヌニアス。 Tom has a lot of friends to play with. 「トムには遊ぶための友達が倚くいる。」 ==== 副詞的甚法 ==== ==== 慣甚的衚珟 ==== manege to  「どうにかしおする」 青チャ、むンスパ can afford to  「する䜙裕がある」青チャ、むンスパ happen to  「たたたたする」青チャ、ブレむクスル prove to 、 turn out to  「だず分かる」むンスパ、ブレむクスル mean to  「する぀もり」 ゚バヌグリヌン、ゞヌニアス learn to  「習埗などしおするようになる」むンスパ、ブレむクスルヌ ほか、䞍定詞だけを目的語ずする動詞がある。次の動詞は䞍定詞を目的語にできるが、動名詞は目的語にできない゚バヌグリヌン、ゞヌニアス。 careしたいず思う, decide決心する, desire匷く望む , expectする぀もりである、期埅する , hopeしたいず思う、垌望する , manageどうにかする , meanする぀もりである , offerしようず申し出る , pretendするふりをする , promise玄束する , refuse拒吊する、拒む , wantしたいず思う , wishしたいず思う , ==== 䞍定詞ず動名詞 ==== 動詞の盎埌に぀づくのが䞍定詞ず動名詞かで意味の倉わる動詞がある。基本的には、䞍定詞は未来にするこずを名詞化しおおり、動名詞は過去にしたこずを名詞化しおいるずいう傟向がある。 remember to 䞍定詞  「忘れずにする」の意味で、未来のこずをあらわすゞヌニアス䞍定詞の単元、ブレむクスルヌ動名詞の単元、むンスパむア動名詞。 remember ing動名詞「したこずを芚えおいる」の意味で、過去のこずを衚す。 forgot の䞍定詞および動名詞は普通、吊定文ずずもに䜿うゞヌニアス、ブレむクスル。 forget to (䞍定詞) 「するこずを忘れる」 forget ing 動名詞 「したこずを忘れる」 try ing は、実際の行ったこずに぀いお「ためしにしおみる」の意味。ふ぀う、過去圢で tried ing ずなる明蚘されおないが、ゞヌニアスずむンスパむアの䟋文がそう。 「try to 䞍定詞」は、これからするこずに぀いお「しようず努力する」のような意味。実際にできたかどうかは try to では䞍明青チャヌト。しばしば、「実際には出来なかった」ずいう含みを try to はも぀ゞヌニアス。 I tried to , but I couldn't. 「しようずしたが、しかし出来なかった。」青チャヌト、゚バヌグリヌンに䌌た䟋文 のように、tried to が吊定文ずずもに䜿われるこずもよくある。 動名詞だからずいっお、過去の話題ずは限らない。たた、その堎合でも、䞍定詞ず動名詞ずで、意味が違っおいるゞヌニアス、むンスパむア。 be afraid of ing 「するこずをおそれる」 be afraid to  「怖くおできない」 ただし、青チャヌトいわく、実際には、afraid の䞍定詞ず動名詞は混同しお甚いられるこずもあるずのこず青チャヌト。 S be sure of ing 「䞻語Sがするだろうず、䞻語Sが確信しおいる」 S be sure to  「䞻語Sがきっずするだろうず話し手である私が確信しおいる」 sure の堎合、動名詞か䞍定詞かで、確信しおいるのが誰なのかが違う。 ぀たり、曞き換えするなら、 S be sure to   ⇒ I'm sure that S will  「Sがするだろうず私は確信しおいる。」 S be sure of ing  ⇒ He / She sure that S will  「Sがするだろうず私は確信しおいる。」 ずいうこずであるブレむクスル。 さらに、 S be sure to   ⇒ I'm sure that S will  「Sがするだろうず私は確信しおいる。」 に぀いお、 certain を䜿っお圢匏䞻語 it で曞き換えできる。 It is certain that S will  certain は比范的に「客芳的」な確信を衚すが青チャヌト、しかしどのような刀断が客芳的であるかの刀定は話し手によっお行われるのだから、結局は話し手の確信を衚すこずになるだろう。 なお、sure を圢匏䞻語にするのは犁じられおいる。 䞍定詞や動名詞は、ずもにほかの動詞にずもなっお䜿われるずいう共通点もあるので、それに泚目した品詞の分類もある。「準動詞」ずいう分類では、䞍定詞・動名詞・分詞の぀を'''準動詞'''であるずしお分類しおいる青チャヌト、むンスパ、ブレむク、゚バヌグリヌン。 「準動詞」は、倧孊入詊には出ないが、比范的に参考曞に良く曞いおある知識。 いっぜう、SVOずかSVCなどでいうVのようなものを「述語動詞」ずいう゚バ。 準動詞は、述語動詞ではない。なぜなら、䞍定詞も動名詞も、それはSVOやSVCのVにはならないからである。なので、準動詞ず述語動詞は別物であるず区別しなければならない。 たた、このこずずも関連するが、準動詞には、䞻語の人称・数などによる掻甚圢の倉化が無いずいう共通点がある。 ぀たり、たずえば䞉人称単数などによる倉化は䞍定詞には無い。末尟に、sは぀かない。圓然、ingなどの動名詞や珟圚分詞、edずいった過去分詞の末尟などにはsは぀かない。 ==== 独立䞍定詞 ==== to be tell the truth 「実を蚀えば」や so to speak 「いわば」のように慣甚的に䜿われる語句があり、文頭たたは文䞭に挿入されゞヌニアス、文のほかの成分ずは独立しお䜿われるこずから青チャヌト、'''独立䞍定詞'''ず蚀う。独立䞍定詞は、副詞的にブレむクスルヌ文党䜓を修食する青チャ、ゞヌニアス。「独立甚法」ずも蚀う青チャ。 独立䞍定詞では䞻語は明瀺されないがむンスパ、話し手の意芋や刀断を衚す内容であるのが普通であるブレむクスル。 独立䞍定詞には、たずえば䞋蚘のものがある。 to be sure, 「確かに」青チャ、ロむダル to be honest, 正盎なずころ to tell (you) the truth, 「実を蚀うず」青チャ、むンスパ、「あなたに本圓の事を蚀うず」ゞニアス strange to say, 「奇劙なこずに」、「䞍思議なこずに」ゞヌニアス to be brief, 「手短に蚀うず」「芁するに」 to be frank (with you), 「率盎に蚀うず」 frank の代わりに、plain 青チャたたは honest ゞヌニアスの堎合もある。぀たり、to be plain with you および to be honest with you の堎合もある。 to be sure, 「確かに」 needless to say , 「蚀うたでもないこずだが」「蚀うたでもなく」 to say nothing of  ,「は蚀うたでもなく」 not to mention , 「は蚀うたでもなく」ゞヌニアス so to speak, 「率盎に蚀えば」 to begin with, 「たず第䞀に」 ※ with のあずに名詞は来ない。「to begin with,」 で、カンマ蟌みでひず぀の慣甚句。 なお、 to start with, 「たず第䞀に」の堎合もあるゞヌニアス、青チャ。 to make matters worse, 「さらに悪い事に」「なお悪い事に」※゚バヌ、※ to make things worse 青チャヌトずも蚀う。 to do  justice 「公平に評すれば」ロむダル、青チャ to say the least of it, 「控えめにいっおも」 ロむダル、青チャヌト、むンスパむア などがある。 ==== 代䞍定詞 ==== 青チャヌトやゞヌニアスにある兞型的な䌚話文だが、 "Would you help me?" 「手䌝っおくれたせんか。」 - I'd be glad to. 「喜んで。」 の 返事のほうの be glad to では、to のあずに help you が省略されおいる。 ぀たり、もし省略せずに曞けば I'd be glad to help you ずなる。 だが、英語では、ふ぀うは同じ蚀葉の繰り返しを避けるゞヌニアス。 䞊蚘のように、先に出おいる衚珟のくりかえしを避けるため to だけで䞍定詞の圹割をするこずがあり、これを代䞍定詞ずいう青、ゞヌニアス。 ==== 原型䞍定詞 ==== 䜿圹動詞make,let,haveや知芚動詞feel,see,taste,look,hearに係る圢で䞍定詞の構文が䜜られる時、'''toは必ず抜きたす。''' My mother make me <del>to</del> eat vegetables for breakfast.私の母は、朝食の際私に野菜を食べさせる。 My father won’t let me <del>to</del> go out of parking lot at night.私の父は、倜に駐車堎ぞ行くこずを蚱しおくれないだろう。 䜿圹動詞の意味 * make - 〜させる匷制 * have - 〜しおもらう䟝頌 * let - 〜させる蚱可 基本的に、動詞+目的語+原型䞍定詞 ず䜿う。 at はよく「6時30分に」at 6:30 ずか「正午」at noonなどの時刻・時点を䜿うのに甚いる前眮詞だが、䟋倖的に night には at を䜿う。 ===== 原型䞍定詞も取る動詞 ===== 動詞“help”は、通垞の䞍定詞、原型䞍定詞のどちらも取る。 I help my brother (to) do his homework.私は、私の兄が宿題をする事を助けた。 == 圢匏䞻語 == 「It is 圢容詞 of たたは for 代名詞 to 䞍定詞」の構文で、ofかforかは、もし圢容詞が人の性質ならofが原則であり、もし圢容詞が行為の性質ならforが原則である。 of を䜿うべき圢容詞ずしおは kind, good, nice, 3぀ずも「芪切な」 polite瀌儀正しい, rude無瀌な, stupid ,foolish,silly 3぀ずも「おろかな」 brave勇敢な,careless䞍泚意な、cruel残酷な、clever賢明な、 などがofである青チャヌト、むンスパむア、゚バグリ。なお、ゞヌニアスは玹介せず。 ぀たり、たずえば It was kind of him to 「圌はしおくれお芪切だった」 のようになる。 だが実際には、ofを䜿うべきだずする stupid でも for を䜿うこずもあるのが実情ブレむクスルヌ。 考えおみれば、to䞍定詞で衚される行為を芋お盞手の性質を刀断しおいるわけだから、区別は本来なら難しいはずである。 ゞヌニアスではどの圢容詞が of かは玹介しないが、残念ながら、具䜓的にどの圢容詞が of かは、軜くは目を通す必芁があるだろう。 ずくに kind, good, nice, 3぀ずも「芪切な」 polite瀌儀正しい, rude無瀌な, stupid ,foolish,silly 3぀ずも「おろかな」 の皮類は意味もセットになっおいるので、芚えやすいだろう。残念ながら芚えるしかない。 䞀方、forを䜿うべき圢容詞に぀いおは、垂販の参考曞では䞀芧にはなっおいない。 垂販の参考曞の䟋文などでは、for を䜿った䟋文でよくある圢容詞ずしおは、important重芁な、 difficult難しい、 necessary必芁な、 などが倚い。 It is difficult for me to read this book. 「その本を読むのは私には難しい」 のような。 ブレむクスルヌの䟋文では、dangerous危険なを、forを䜿うべき圢容詞ずしおいる。 ブレむクスルヌでは述べおないが、おそらく 「It is dangerous of him to 䞍定詞」だず「するなんお、圌は危険人物だ」の意味になるだろう。 なので、「圌にずっお危険だ」ず蚀いたい堎合は「 It is dangerous for him to 䞍定詞」になる なお、むンスパむアの圢容詞の単元いわく、 dangerous に぀いお、 It is dangerous for you to  は「するのは危ない」の意味。 You are dangerous to  だず「あなたは危険人物だ」の意味になるむンスパ。 == その他 == ;䞍定詞の受動態 to be 過去分詞 ;䞍定詞の完了圢の受動態 to have been 過去分詞 ;䞍定詞の進行圢 to have been 珟圚分詞 ;䞍定詞の吊定圢 not to 動詞の原圢 たたは never to 動詞の原圢 肯定圢では toだけでも目的をあらわせるが、ずくに目的であるこずを匷調する堎合、so as to や in order to がある。 吊定圢の堎合、in order や so as を䜿わずに not toだけで目的の吊定を衚すのは、非暙準青チャヌト、むンスパむア。 これらの吊定圢はそれぞれ so as not to および in order not to である。 so asや in order を䜿わずに not to だけで吊定の目的を衚すのは be careful や take care に続く堎合以倖は無いのが普通青チャ、むンスパ。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:02:57Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%96%87%E6%B3%95/%E4%B8%8D%E5%AE%9A%E8%A9%9E
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高校英語の文法/動名詞
be動詞や進行圢の動詞も、動名詞にできる。 be動詞の動名詞は being であり、たずえば䟋文 He is proud of being a member of the team. 「圌はチヌムの䞀員であるこずを誇りに思っおいる」 のようになる。(青チャ、゚バヌ、桐原ファクトに䌌た䟋文) He is proud of having won the prize. 「圌はその賞を受賞したこずを誇りに思っおいる」※ゞヌニアスに䌌た䟋文(heをsheに倉えれば同じ) He is proud of having won a medal at the Olympics. 「圌はオリンピックでメダルを獲埗したこずを誇りに思っおいる」 ※ ゚バグリに䌌た䟋文 ほかの䟋文ずしおは、たずえば I don't like being treated like a child. 「私は子䟛のようにあ぀かわれるのは奜きではない」 ずいう䟋文もよくある(むンスパ、゚バグリ、ゞヌニアス)。 完了圢の動名詞は「 having 過去分詞」であるが、意味は述語動詞より「以前」のずきを名詞化したものである。 He is proud of having been a member of the team. 「圌はチヌムの䞀員であったこずを誇りに思っおいる」 述語動詞よりも以前のこずを名詞化しおいるので、接続詞 that を぀かっお蚀いかえすれば、過去圢たたは完了圢になる(青チャ)。぀たり、 He is proud that he was a member of the team. 「圌はチヌムの䞀員であったこずを誇りに思っおいる」 たたは He is proud that he has been a member of the team. 「圌はチヌムの䞀員であったこずを誇りに思っおいる」 のように蚀い換えできる。 䞊蚘の蚀い換えに぀いお、桐原ファクト、゚バヌグリ-ンだず、過去圢の蚀い換えしか曞いおないが、しかし青チャヌトのいうように完了圢に蚀い換えできる堎合もある。 なお、受動態の動名詞は「being 過去分詞」である。 動名詞の盎前に not などの吊定語を぀けお、その動名詞を吊定した名詞的な抂念を衚珟できる。たずえば䞋蚘の䟋文 Excuse me for not coming on time. 「時間通りにこれなくお、ごめんなさい」 ※ 青チャヌト、ブレむクスルヌ ほか、 I'm sorry for not calling you sooner. 「もっず早く電話しなくおごめんなさい」※ブレむクスル- I'm sorry for not having sent you e-mail sooner. 「もっず早くあなたにEメヌルを送らなくおすみたせん」※むンスパ (なおむンスパでは「Eメヌル」ずEを぀けた和蚳) not の代わりに never の堎合もある(むンスパ)。 動名詞は、盎埌に名詞などをずもなわなくずも、動名詞だけでも名詞的にあ぀かっおよい。 たずえば、英語のコトワザ Seeing is believing. 「芋るこずは信じるこずである」(「癟聞は䞀芋にしかず」に盞圓) のSeeing も believing も動名詞である(青チャヌト、ゞヌニアス)。ゞヌニアスに「芋るこずは信じるこずである」アリ。 なお、䞊蚘の䟋文では、動䜜の䞻語も曞いおないし、修食先の目的語も芋圓たらないが、このように䞻語や目的語が芋圓たらない堎合においおの動名詞における実際の動䜜䞻はふ぀う、䞀般の人々が実際の動䜜䞻であるこずが倚い(青チャ、むンスパむラ)。 なお、動名詞に由来しおいる名詞ずいうものが存圚しおいる。 たずえば reading (読曞), swimming (æ°Žæ³³), meeting (䌚合)、understanding(理解), meaning (意味)、 などの語句のこずである。これらはもずは動名詞だったが、今では完党に名詞化しおいる(青チャヌト)。 あたり明蚘しおいる参考曞は少ないが、青チャヌトやむンスパむアやロむダル英文法など難しめの参考曞が玹介しおいる話題ずしお、珟圚分詞ず動名詞ずの違いがある。(および、圢容詞的な甚法に぀いおも青チャヌトなどが蚀及。) たずえば、 a crying baby 「泣いおいる赀ん坊」の crying は珟圚分詞である。ここの crying は動名詞ではない。 なぜなら、crying しおいるのは誰かずいうず、修食されおいる baby 赀ん坊だからである。 いっぜう、a swimming pool (氎泳プヌル)ず蚀った堎合、ここでの swimming は動名詞である。なぜなら、けっしおプヌルさん(誰?)が泳いでいるわけではないからである(青チャの脚泚)。 このように、珟圚分詞ず動名詞の芋分けかたは、修食の察象の盎埌の語句が、動䜜の䞻語かどうかで刀別する。 動名詞の堎合は、盎埌の名詞は、䞻語ではなく、だいたいは動䜜の目的である事が倚い(ブレむクスル-)。 なお、ロむダル英文法によれば、a smoking chimney (煙を出しおいる煙突)の smoking は珟圚分詞である。この堎合は、実際に煙突が「煙を出す」ずいう動䜜の動䜜䞻だからである(無生物䞻語ではあるが)。 このように、単語だけでは、それが動名詞か珟圚分詞かは決たらない。 無生物䞻語だずたぎらわしいず思うなら、䞋蚘のようなsleeping の䟋もある。 a sleeping bag 「寝袋」 、 ※ これは動名詞、 ※ ロむダル、むンスパ a sleeping lion 「寝おいるラむオン」、a sleeping baby 「寝おいる赀ん坊」 ※ これは珟圚分詞、※ロむダル、むンスパ なお、暗黙の前提ずしたが、a swimming pool における swimming のように、動名詞は圢容詞的な意味をも぀こずもある(青チャ、むンスパ)。 以䞋、動名詞+名詞であるものをあげるず、 a sleeping bag (寝袋)、※ ロむダル、むンスパ a sleeping car (寝台車) ※ ゚バヌグリヌン a waiting room (埅合宀)、※ 青、ロむダ、゚バヌ a washing machine (掗濯機)、※ 青、むンスパ a dining room (食堂) ※ むンスパ、ロむダル、゚バヌ a walking stick (杖(぀え) ) ※ ロむダル、むンスパ そのほか、圢容詞的に䜿われる動名詞ずそれずセットの名詞の具䜓䟋ずしお a parking lot 駐車堎、むンスパ a cutting board たないた、むンスパ a dressing room 曎衣宀、むンスパ a vending machine 自動販売機、むンスパ a driving school 自動車教習所、青チャ a racing car レヌシングカヌ、青チャ flying pan フラむパン、゚バヌグリヌン などがある。 feel like ~ing 「~したい気がする」(ゞヌニアス、゚バヌ) How about ~ing ・・・? 「~するのはどうですか?」ずいう勧誘の意味。What about ~ing ・・・? の堎合もある(ゞヌニアス、ブレむク)。 What do you say to ~ing ・・・?「~しおはどうですか」ずいう勧誘の意味。 ゞヌニアスいわく、What do you say よりも How about のほうが よく䜿われる。 なお、勧誘なので返事は、たずえば賛同の返事なら Sounds good. (いいね)のようになる(ブレむク)。 cannot help ~ing 「(感情的に)~せずにはいられない」(ゞヌニアス)。 このhelpは「助ける」ではなく、゚バグリいわく「避ける」の意味であるずされ(゚バヌグリヌンの「吊定」の章)、ブレむクいわく「こらえる」の意味だずされおいる。参考曞によっお help の意味が違っおいる。 なお、「cannot hep but 動詞の原圢」も䌌たような意味。くわしくは英文法の『吊定』の単元を読め。 on ~ing 「~するずすぐに」、「~ず同時に」(゚バヌ)、 䞀般に前眮詞 on には、「~の䞊に」の意味ではなく、「接觊しお」の意味もあり、偎面に接觊しおいる堎合にも甚いられる(青チャヌト前眮詞、桐原ファクト)。 ここでの on の「すぐに」の意味は、接觊の意味から掟生したものず考えたほうが理解しやすいだろう(青チャ、桐原ファクトなど)。 接觊しおいるものは、すぐ近くにある。 → 時間的にも「すぐに」な出来事 ずでもなろうか。 暗黙の前提だが、on や in は、空間的な関係の説明にだけでなく、時間的な関係の説明にも(onやinを)䜿える。 in ~ing be used to ~ing たたは be accustomed to ~ing 「~するこずに慣れおいる」 ※青チャ、むンスパ prevent O from ~ing たたは keep O from ~ing 「Oを~しないようにする」「Oが~しないように劚げる」 ※青、゚バ、むンスパ prevent , keep のほか、stop ,prohibit (犁止する)、discourage (思いずどたらせる)、の堎合もある(青、゚バ、むンスパ)。 discourage O from ~ing 「Oが~するのを思いずどたらせる」※ むンスパむアはdiscorage を prevent/keep/stop のグルヌプずは分離しおいる worth ~ing 「~する䟡倀がある」 よく圢匏䞻語で「 It is worth ~ing ・・・. 」ず曞かれる 堎合もあるが、べ぀に圢匏䞻語で䜿わなくずも構わない(むンスパ、゚バヌ、ゞヌニアス)。 兞型的な䟋文は This book is worth reading. 「この本は読む䟡倀がある。」 ※ 青チャ、ロむダル これは圢匏䞻語 it でも曞き換え可胜であり、 It is worth reading this book. 「この本は読む䟡倀がある。」 たたは It is worthwhile reading(たたは to read) this book. 「この本は読む䟡倀がある。」 ずも蚀える(青チャ、ロむダル)。 ほか、 This museum id worth visiting. 「この博物通は蚪れる䟡倀がある。」 ※ むンスパ、゚バグリ も参考曞によくある䟋文。 It is no use ~ing たたは It is no good ~ing 「~しおも無駄である」 There is no ~ing 「~できない」 (゚バヌグリ-ン) look foraward to ~ing 「~するこずを楜しみに埅぀」の意味(゚バ)。 よく珟圚進行圢で、 I'm looking forward to meeting you next week. 「来週、あなたに䌚えるこずを楜しみにしおいたす」 のように䜿う(むンスパ)。 to seeing you の堎合もある(゚バ)。 ここのtoは、䞍定詞ではなく、前眮詞のtoである(むンスパ)。ここでの to は䞍定詞ではないので、もし to の埌ろに動詞の原圢を眮いたら間違いになる(ゞヌニアス)。 be used to ~ing 「~するこずに慣れおいる」 この to も前眮詞のtoである(むンスパ)。䞍定詞を䜿わないように泚意(゚バ)。ここでの to は䞍定詞ではないので、もし to の埌ろに動詞の原圢を眮いたら間違いになる(ゞヌニアス)。 なお、助動詞used to の「 used to 動詞の原型」(よく~したものだ)ずは異なるので(青チャ、ゞヌニアス)、混同しないように。 Do you mind me ~ing ・・・? 「(私が)~しおもよろしいでしょうか?」ずいう蚱可(゚バヌ、ロむダル英文法)を求める蚀い回し。meが぀くず、動䜜䞻は自分になる(むンスパ)。 me ではなく my の堎合もある(青チャ)。぀たり Do you mind my ~ing ・・・? 「(私が)~しおもよろしいでしょうか?」も蚱可を求める蚀い回し。myが぀くず、動䜜䞻は自分になる(む青チャヌト)。 Would you の堎合もある。぀たり、 Would you mind my ~ing ・・・? 「(私が)~しおもよろしいでしょうか?」も蚱可を求める蚀い回し(青チャヌト)。 would のほうが䞁寧(おいねい)(※ 青チャヌト、ロむダル英文法)。 䞀方、 me や my などが぀いおない堎合 Do you mind ~ing(たずえばopening the window)? 「~しおいただけたせんか」ずいう䟝頌(゚バヌ、ロむダル英文法)になる。me などが぀いおないず、Do you で問いかけおいる盞手ぞの䟝頌になる(むンスパ)。 ※ なお青チャず桐原ファクトの䟋文が opening the window である。 この䟝頌の衚珟も、Would you mind ~ing でもたずねおもよい(青チャ)。 なお、返事もふくめお曞くず、 Do you mind my ~ing ・・・? 「(私が)~しおもよろしいでしょうか?」 - No, not at all. 「ええ、どうぞ」 たたは - Certainly not. などになる(青チャ、むンスパ)。 なお、文䞭の述語動詞のうしろにある動名詞の動䜜䞻をあらわす際、文法的には本来は所有栌(䞊蚘䟋ではmy)を甚いるものずされおいるが、しかし口語では目的栌(䞊蚘䟋ではme)が奜たれおおり、ずくに名詞では 's の぀かない圢が奜たれる(青チャヌト)。 いっぜう、文頭にある動名詞に぀いおは、それに所有栌を぀けお動䜜䞻を衚すこずは、よく行われおいる(青チャヌト)。 Do you mind ~ing ・・・? 「~しおくれたせんか?」 - No, not at all. 「ええ、いいですずも」 たたは - Certainly not. Would you mind ~ たたは Do you mind ~ で聞かれた提案や䟝頌に賛同する堎合は、Noで賛同の意味になる。なぜなら、ここでの mind は「嫌がる」の意味であるから。ここでの No は、I don't mind 「嫌ではない」の意味なので、よっお No で賛同の意味になる(青チャ、むンスパ)。 It goes without saying ~ 「~はいうたでもない」 be on the point of ~ing 「たさに~しようずしおいる」 ※ゞヌニアス、ブレむクスルヌ、むンスパむア、青チャヌト なお、「be about to 䞍定詞」を䜿っおも、同じような意味を衚せる(むンスパ、ゞヌニ)。 そのほか、二重吊定の単元で習うだろうが never ・・・ without ~ing 「・・・するずきは必ず~する」「~せずに・・・するこずはない」 ※むンスパ、青チャヌト far from ~ing 「~には皋遠い」※むンスパ with a view to ~ing(動名詞) 「~する目的で」「~する぀もりで」 ※ゞヌニアス make a point of ~inf 「必ず~するようにする」「決たっお~するように努力する」※ゞヌニアス 前眮詞 to を甚いおいる衚珟ずしお、 object to ~ing(動名詞) 「~するこずに反察しおいる」 ここでのtoは、䞍定詞ではない。なので、toのうしろは、けっしお動詞の原圢にしないように。 of one's own ~ing 「自分で~をしでかしたものだ」 ※ブレむク、 hope of ~ing 「~するずいう芋蟌み」 ※青チャ remember ~ing 「~したこずを芚えおいる」ず 「remember to 䞍定詞」((これから)忘れないで~する)のように、動名詞か䞍定詞かで意味の異なる衚珟がある。 wikibooks では 高校英語の文法/䞍定詞#䞍定詞ず動名詞 で説明しおおいたので、参照せよ。 動名詞だけを目的語にずる動詞(䞍定詞はずらない) 䞋蚘の動詞のパタヌンはいく぀かあ、珟圚・珟実の今実際の行っおいる事や、過去の実際の出来事に察しお䜿う動詞に぀いおは、぀づくのが動名詞になる事が倚い(ゞヌニアス)。 ほか、「避ける」「嫌がる」など消極的なものは、぀づくのが動名詞である事が倚い(青チャヌト)。 admit(~したこずを認める), deny(~したこずを吊定する), finish(~するこずを終える), give up(~するのをやめる), stop / quit(~するのをやめる), enjoy(~しお楜しむ), practice(~(するこず)を緎習する), avoid(~するのを避ける), escape(~するのを逃れる), mind(~するのを嫌がる), miss(~しそこなう), put off (~するのを延期する), postpone(~するのを延期する) consider(~するこずをよく考える), suggest(~するこずを提案する), など , , , , , , ,
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(いいね)のようになる(ブレむク)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "cannot help ~ing 「(感情的に)~せずにはいられない」(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "このhelpは「助ける」ではなく、゚バグリいわく「避ける」の意味であるずされ(゚バヌグリヌンの「吊定」の章)、ブレむクいわく「こらえる」の意味だずされおいる。参考曞によっお help の意味が違っおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "なお、「cannot hep but 動詞の原圢」も䌌たような意味。くわしくは英文法の『吊定』の単元を読め。", "title": "" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "on ~ing 「~するずすぐに」、「~ず同時に」(゚バヌ)、", "title": "" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "䞀般に前眮詞 on には、「~の䞊に」の意味ではなく、「接觊しお」の意味もあり、偎面に接觊しおいる堎合にも甚いられる(青チャヌト前眮詞、桐原ファクト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "ここでの on の「すぐに」の意味は、接觊の意味から掟生したものず考えたほうが理解しやすいだろう(青チャ、桐原ファクトなど)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "接觊しおいるものは、すぐ近くにある。 → 時間的にも「すぐに」な出来事", "title": "" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "ずでもなろうか。", "title": "" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "暗黙の前提だが、on や in は、空間的な関係の説明にだけでなく、時間的な関係の説明にも(onやinを)䜿える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "in ~ing", "title": "" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "be used to ~ing たたは be accustomed to ~ing 「~するこずに慣れおいる」 ※青チャ、むンスパ", "title": "" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "prevent O from ~ing たたは keep O from ~ing 「Oを~しないようにする」「Oが~しないように劚げる」 ※青、゚バ、むンスパ", "title": "" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "prevent , keep のほか、stop ,prohibit (犁止する)、discourage (思いずどたらせる)、の堎合もある(青、゚バ、むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "discourage O from ~ing 「Oが~するのを思いずどたらせる」※ むンスパむアはdiscorage を prevent/keep/stop のグルヌプずは分離しおいる", "title": "" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "worth ~ing 「~する䟡倀がある」", "title": "" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "よく圢匏䞻語で「 It is worth ~ing ・・・. 」ず曞かれる 堎合もあるが、べ぀に圢匏䞻語で䜿わなくずも構わない(むンスパ、゚バヌ、ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "兞型的な䟋文は", "title": "" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "This book is worth reading. 「この本は読む䟡倀がある。」 ※ 青チャ、ロむダル", "title": "" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "これは圢匏䞻語 it でも曞き換え可胜であり、", "title": "" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "It is worth reading this book. 「この本は読む䟡倀がある。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "たたは", "title": "" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "It is worthwhile reading(たたは to read) this book. 「この本は読む䟡倀がある。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "ずも蚀える(青チャ、ロむダル)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "ほか、", "title": "" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "This museum id worth visiting. 「この博物通は蚪れる䟡倀がある。」 ※ むンスパ、゚バグリ", "title": "" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "も参考曞によくある䟋文。", "title": "" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "It is no use ~ing たたは It is no good ~ing 「~しおも無駄である」", "title": "" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "There is no ~ing 「~できない」 (゚バヌグリ-ン)", "title": "" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "look foraward to ~ing 「~するこずを楜しみに埅぀」の意味(゚バ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "よく珟圚進行圢で、", "title": "" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "I'm looking forward to meeting you next week. 「来週、あなたに䌚えるこずを楜しみにしおいたす」", "title": "" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "のように䜿う(むンスパ)。 to seeing you の堎合もある(゚バ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "ここのtoは、䞍定詞ではなく、前眮詞のtoである(むンスパ)。ここでの to は䞍定詞ではないので、もし to の埌ろに動詞の原圢を眮いたら間違いになる(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "be used to ~ing 「~するこずに慣れおいる」", "title": "" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "この to も前眮詞のtoである(むンスパ)。䞍定詞を䜿わないように泚意(゚バ)。ここでの to は䞍定詞ではないので、もし to の埌ろに動詞の原圢を眮いたら間違いになる(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "なお、助動詞used to の「 used to 動詞の原型」(よく~したものだ)ずは異なるので(青チャ、ゞヌニアス)、混同しないように。", "title": "" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "Do you mind me ~ing ・・・? 「(私が)~しおもよろしいでしょうか?」ずいう蚱可(゚バヌ、ロむダル英文法)を求める蚀い回し。meが぀くず、動䜜䞻は自分になる(むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "me ではなく my の堎合もある(青チャ)。぀たり", "title": "" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "Do you mind my ~ing ・・・? 「(私が)~しおもよろしいでしょうか?」も蚱可を求める蚀い回し。myが぀くず、動䜜䞻は自分になる(む青チャヌト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "Would you の堎合もある。぀たり、", "title": "" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "Would you mind my ~ing ・・・? 「(私が)~しおもよろしいでしょうか?」も蚱可を求める蚀い回し(青チャヌト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "would のほうが䞁寧(おいねい)(※ 青チャヌト、ロむダル英文法)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "䞀方、 me や my などが぀いおない堎合", "title": "" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "Do you mind ~ing(たずえばopening the window)? 「~しおいただけたせんか」ずいう䟝頌(゚バヌ、ロむダル英文法)になる。me などが぀いおないず、Do you で問いかけおいる盞手ぞの䟝頌になる(むンスパ)。 ※ なお青チャず桐原ファクトの䟋文が opening the window である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "この䟝頌の衚珟も、Would you mind ~ing でもたずねおもよい(青チャ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "なお、返事もふくめお曞くず、", "title": "" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "Do you mind my ~ing ・・・? 「(私が)~しおもよろしいでしょうか?」", "title": "" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "- No, not at all. 「ええ、どうぞ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "たたは", "title": "" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "- Certainly not.", "title": "" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "などになる(青チャ、むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "なお、文䞭の述語動詞のうしろにある動名詞の動䜜䞻をあらわす際、文法的には本来は所有栌(䞊蚘䟋ではmy)を甚いるものずされおいるが、しかし口語では目的栌(䞊蚘䟋ではme)が奜たれおおり、ずくに名詞では 's の぀かない圢が奜たれる(青チャヌト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "いっぜう、文頭にある動名詞に぀いおは、それに所有栌を぀けお動䜜䞻を衚すこずは、よく行われおいる(青チャヌト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "Do you mind ~ing ・・・? 「~しおくれたせんか?」", "title": "" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "- No, not at all. 「ええ、いいですずも」", "title": "" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "たたは", "title": "" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "- Certainly not.", "title": "" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "Would you mind ~ たたは Do you mind ~ で聞かれた提案や䟝頌に賛同する堎合は、Noで賛同の意味になる。なぜなら、ここでの mind は「嫌がる」の意味であるから。ここでの No は、I don't mind 「嫌ではない」の意味なので、よっお No で賛同の意味になる(青チャ、むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "It goes without saying ~ 「~はいうたでもない」", "title": "" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "be on the point of ~ing 「たさに~しようずしおいる」 ※ゞヌニアス、ブレむクスルヌ、むンスパむア、青チャヌト", "title": "" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "なお、「be about to 䞍定詞」を䜿っおも、同じような意味を衚せる(むンスパ、ゞヌニ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "そのほか、二重吊定の単元で習うだろうが", "title": "" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "never ・・・ without ~ing 「・・・するずきは必ず~する」「~せずに・・・するこずはない」 ※むンスパ、青チャヌト", "title": "" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "far from ~ing 「~には皋遠い」※むンスパ", "title": "" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "with a view to ~ing(動名詞) 「~する目的で」「~する぀もりで」 ※ゞヌニアス", "title": "" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "make a point of ~inf 「必ず~するようにする」「決たっお~するように努力する」※ゞヌニアス", "title": "" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "前眮詞 to を甚いおいる衚珟ずしお、", "title": "" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "object to ~ing(動名詞) 「~するこずに反察しおいる」", "title": "" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "ここでのtoは、䞍定詞ではない。なので、toのうしろは、けっしお動詞の原圢にしないように。", "title": "" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "of one's own ~ing 「自分で~をしでかしたものだ」 ※ブレむク、", "title": "" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "hope of ~ing 「~するずいう芋蟌み」 ※青チャ", "title": "" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "remember ~ing 「~したこずを芚えおいる」ず 「remember to 䞍定詞」((これから)忘れないで~する)のように、動名詞か䞍定詞かで意味の異なる衚珟がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "wikibooks では 高校英語の文法/䞍定詞#䞍定詞ず動名詞 で説明しおおいたので、参照せよ。", "title": "" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "動名詞だけを目的語にずる動詞(䞍定詞はずらない)", "title": "動名詞" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "䞋蚘の動詞のパタヌンはいく぀かあ、珟圚・珟実の今実際の行っおいる事や、過去の実際の出来事に察しお䜿う動詞に぀いおは、぀づくのが動名詞になる事が倚い(ゞヌニアス)。", "title": "動名詞" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "ほか、「避ける」「嫌がる」など消極的なものは、぀づくのが動名詞である事が倚い(青チャヌト)。", "title": "動名詞" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "admit(~したこずを認める),", "title": "動名詞" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "deny(~したこずを吊定する),", "title": "動名詞" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "finish(~するこずを終える),", "title": "動名詞" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "give up(~するのをやめる),", "title": "動名詞" }, { 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=== 動名詞 === ==== 動名詞ず時や態 ==== ===== be動詞 ===== be動詞や進行圢の動詞も、動名詞にできる。 be動詞の動名詞は being であり、たずえば䟋文 He is proud of being a member of the team. 「圌はチヌムの䞀員であるこずを誇りに思っおいる」 のようになる。青チャ、゚バヌ、桐原ファクトに䌌た䟋文 He is proud of having won the prize. 「圌はその賞を受賞したこずを誇りに思っおいる」※ゞヌニアスに䌌た䟋文heをsheに倉えれば同じ He is proud of having won a medal at the Olympics. 「圌はオリンピックでメダルを獲埗したこずを誇りに思っおいる」 ※ ゚バグリに䌌た䟋文 ほかの䟋文ずしおは、たずえば I don't like being treated like a child. 「私は子䟛のようにあ぀かわれるのは奜きではない」 ずいう䟋文もよくあるむンスパ、゚バグリ、ゞヌニアス。 ===== 完了圢 ===== 完了圢の動名詞は「 having 過去分詞」であるが、意味は述語動詞より「以前」のずきを名詞化したものである。 He is proud of having been a member of the team. 「圌はチヌムの䞀員であったこずを誇りに思っおいる」 述語動詞よりも以前のこずを名詞化しおいるので、接続詞 that を぀かっお蚀いかえすれば、過去圢たたは完了圢になる青チャ。぀たり、 He is proud that he was a member of the team. 「圌はチヌムの䞀員であったこずを誇りに思っおいる」 たたは He is proud that he has been a member of the team. 「圌はチヌムの䞀員であったこずを誇りに思っおいる」 のように蚀い換えできる。 䞊蚘の蚀い換えに぀いお、桐原ファクト、゚バヌグリンだず、過去圢の蚀い換えしか曞いおないが、しかし青チャヌトのいうように完了圢に蚀い換えできる堎合もある。 ===== 受動態 ===== なお、受動態の動名詞は「being 過去分詞」である。 ==== 吊定語の䜍眮 ==== 動名詞の盎前に not などの吊定語を぀けお、その動名詞を吊定した名詞的な抂念を衚珟できる。たずえば䞋蚘の䟋文 Excuse me for not coming on time. 「時間通りにこれなくお、ごめんなさい」 ※ 青チャヌト、ブレむクスルヌ ほか、 I'm sorry for not calling you sooner. 「もっず早く電話しなくおごめんなさい」※ブレむクスル I'm sorry for not having sent you e-mail sooner. 「もっず早くあなたにEメヌルを送らなくおすみたせん」※むンスパ なおむンスパでは「Eメヌル」ずEを぀けた和蚳 not の代わりに never の堎合もあるむンスパ。 ==== 未分類 ==== 動名詞は、盎埌に名詞などをずもなわなくずも、動名詞だけでも名詞的にあ぀かっおよい。 たずえば、英語のコトワザ Seeing is believing. 「芋るこずは信じるこずである」「癟聞は䞀芋にしかず」に盞圓 のSeeing も believing も動名詞である青チャヌト、ゞヌニアス。ゞヌニアスに「芋るこずは信じるこずである」アリ。 なお、䞊蚘の䟋文では、動䜜の䞻語も曞いおないし、修食先の目的語も芋圓たらないが、このように䞻語や目的語が芋圓たらない堎合においおの動名詞における実際の動䜜䞻はふ぀う、䞀般の人々が実際の動䜜䞻であるこずが倚い青チャ、むンスパむラ。 なお、動名詞に由来しおいる名詞ずいうものが存圚しおいる。 たずえば reading 読曞, swimming 氎泳, meeting 䌚合、understanding理解, meaning 意味、 などの語句のこずである。これらはもずは動名詞だったが、今では完党に名詞化しおいる青チャヌト。 ==== 珟圚分詞ず動名詞のちがい ==== あたり明蚘しおいる参考曞は少ないが、青チャヌトやむンスパむアやロむダル英文法など難しめの参考曞が玹介しおいる話題ずしお、珟圚分詞ず動名詞ずの違いがある。および、圢容詞的な甚法に぀いおも青チャヌトなどが蚀及。 たずえば、 a crying baby 「泣いおいる赀ん坊」の crying は珟圚分詞である。ここの crying は動名詞ではない。 なぜなら、crying しおいるのは誰かずいうず、修食されおいる baby 赀ん坊だからである。 いっぜう、a swimming pool 氎泳プヌルず蚀った堎合、ここでの swimming は動名詞である。なぜなら、けっしおプヌルさん誰が泳いでいるわけではないからである青チャの脚泚。 このように、珟圚分詞ず動名詞の芋分けかたは、修食の察象の盎埌の語句が、動䜜の䞻語かどうかで刀別する。 動名詞の堎合は、盎埌の名詞は、䞻語ではなく、だいたいは動䜜の目的である事が倚いブレむクスル。 なお、ロむダル英文法によれば、a smoking chimney 煙を出しおいる煙突の smoking は珟圚分詞である。この堎合は、実際に煙突が「煙を出す」ずいう動䜜の動䜜䞻だからである無生物䞻語ではあるが。 このように、単語だけでは、それが動名詞か珟圚分詞かは決たらない。 無生物䞻語だずたぎらわしいず思うなら、䞋蚘のようなsleeping の䟋もある。 a sleeping bag 「寝袋」 、 ※ これは動名詞、 ※ ロむダル、むンスパ a sleeping lion 「寝おいるラむオン」、a sleeping baby 「寝おいる赀ん坊」 ※ これは珟圚分詞、※ロむダル、むンスパ なお、暗黙の前提ずしたが、a swimming pool における swimming のように、動名詞は圢容詞的な意味をも぀こずもある青チャ、むンスパ。 以䞋、動名詞名詞であるものをあげるず、 a sleeping bag 寝袋、※ ロむダル、むンスパ a sleeping car 寝台車 ※ ゚バヌグリヌン a waiting room 埅合宀、※ 青、ロむダ、゚バヌ a washing machine 掗濯機、※ 青、むンスパ a dining room 食堂 ※ むンスパ、ロむダル、゚バヌ a walking stick 杖぀え  ※ ロむダル、むンスパ そのほか、圢容詞的に䜿われる動名詞ずそれずセットの名詞の具䜓䟋ずしお a parking lot 駐車堎、むンスパ a cutting board たないた、むンスパ a dressing room 曎衣宀、むンスパ a vending machine 自動販売機、むンスパ a driving school 自動車教習所、青チャ a racing car レヌシングカヌ、青チャ flying pan フラむパン、゚バヌグリヌン などがある。 ==== 慣甚衚珟 ==== ===== 重芁衚珟 ===== feel like ing 「したい気がする」ゞヌニアス、゚バヌ How about ing ・・・? 「するのはどうですか」ずいう勧誘の意味。What about ing ・・・? の堎合もあるゞヌニアス、ブレむク。 What do you say to ing ・・・?「しおはどうですか」ずいう勧誘の意味。 ゞヌニアスいわく、What do you say よりも How about のほうが よく䜿われる。 なお、勧誘なので返事は、たずえば賛同の返事なら Sounds good. いいねのようになるブレむク。 cannot help ing 「感情的にせずにはいられない」ゞヌニアス。 このhelpは「助ける」ではなく、゚バグリいわく「避ける」の意味であるずされ゚バヌグリヌンの「吊定」の章、ブレむクいわく「こらえる」の意味だずされおいる。参考曞によっお help の意味が違っおいる。 なお、「cannot hep but 動詞の原圢」も䌌たような意味。くわしくは英文法の『吊定』の単元を読め。 on ing 「するずすぐに」、「ず同時に」゚バヌ、 䞀般に前眮詞 on には、「の䞊に」の意味ではなく、「接觊しお」の意味もあり、偎面に接觊しおいる堎合にも甚いられる青チャヌト前眮詞、桐原ファクト。 ここでの on の「すぐに」の意味は、接觊の意味から掟生したものず考えたほうが理解しやすいだろう青チャ、桐原ファクトなど。 接觊しおいるものは、すぐ近くにある。 → 時間的にも「すぐに」な出来事 ずでもなろうか。 暗黙の前提だが、on や in は、空間的な関係の説明にだけでなく、時間的な関係の説明にもonやinを䜿える。 in ing be used to ing たたは be accustomed to ing 「するこずに慣れおいる」 ※青チャ、むンスパ prevent  from ing たたは keep  from ing 「をしないようにする」「がしないように劚げる」 ※青、゚バ、むンスパ prevent , keep のほか、stop ,prohibit 犁止する、discourage 思いずどたらせる、の堎合もある青、゚バ、むンスパ。 discourage  from ing 「がするのを思いずどたらせる」※ むンスパむアはdiscorage を prevent/keep/stop のグルヌプずは分離しおいる worth ing 「する䟡倀がある」 よく圢匏䞻語で「 It is worth ing ・・・. 」ず曞かれる 堎合もあるが、べ぀に圢匏䞻語で䜿わなくずも構わないむンスパ、゚バヌ、ゞヌニアス。 兞型的な䟋文は This book is worth reading. 「この本は読む䟡倀がある。」 ※ 青チャ、ロむダル これは圢匏䞻語 it でも曞き換え可胜であり、 It is worth reading this book. 「この本は読む䟡倀がある。」 たたは It is worthwhile readingたたは to read this book. 「この本は読む䟡倀がある。」 ずも蚀える青チャ、ロむダル。 ほか、 This museum id worth visiting. 「この博物通は蚪れる䟡倀がある。」 ※ むンスパ、゚バグリ も参考曞によくある䟋文。 It is no use ing たたは It is no good ing 「しおも無駄である」 There is no ing 「できない」 ゚バヌグリン look foraward to ing 「するこずを楜しみに埅぀」の意味゚バ。 よく珟圚進行圢で、 I'm looking forward to meeting you next week. 「来週、あなたに䌚えるこずを楜しみにしおいたす」 のように䜿うむンスパ。 to seeing you の堎合もある゚バ。 ここのtoは、䞍定詞ではなく、前眮詞のtoであるむンスパ。ここでの to は䞍定詞ではないので、もし to の埌ろに動詞の原圢を眮いたら間違いになるゞヌニアス。 be used to ing 「するこずに慣れおいる」 この to も前眮詞のtoであるむンスパ。䞍定詞を䜿わないように泚意゚バ。ここでの to は䞍定詞ではないので、もし to の埌ろに動詞の原圢を眮いたら間違いになるゞヌニアス。 なお、助動詞used to の「 used to 動詞の原型」よくしたものだずは異なるので青チャ、ゞヌニアス、混同しないように。 Do you mind '''me''' ing ・・・? 「私がしおもよろしいでしょうか」ずいう'''蚱可'''゚バヌ、ロむダル英文法を求める蚀い回し。meが぀くず、動䜜䞻は自分になるむンスパ。 me ではなく my の堎合もある青チャ。぀たり Do you mind '''my''' ing ・・・? 「私がしおもよろしいでしょうか」も蚱可を求める蚀い回し。myが぀くず、動䜜䞻は自分になるむ青チャヌト。 Would you の堎合もある。぀たり、 Would you mind '''my''' ing ・・・? 「私がしおもよろしいでしょうか」も蚱可を求める蚀い回し青チャヌト。 would のほうが䞁寧おいねい※ 青チャヌト、ロむダル英文法。 䞀方、 me や my などが぀いおない堎合 Do you mind ingたずえばopening the window? 「しおいただけたせんか」ずいう'''䟝頌'''゚バヌ、ロむダル英文法になる。me などが぀いおないず、Do you で問いかけおいる盞手ぞの䟝頌になるむンスパ。 ※ なお青チャず桐原ファクトの䟋文が opening the window である。 この䟝頌の衚珟も、Would you mind ing でもたずねおもよい青チャ。 なお、返事もふくめお曞くず、 Do you mind '''my''' ing ・・・? 「私がしおもよろしいでしょうか」 - No, not at all. 「ええ、どうぞ」 たたは - Certainly not. などになる青チャ、むンスパ。 なお、文䞭の述語動詞のうしろにある動名詞の動䜜䞻をあらわす際、文法的には本来は所有栌䞊蚘䟋ではmyを甚いるものずされおいるが、しかし口語では目的栌䞊蚘䟋ではmeが奜たれおおり、ずくに名詞では 's の぀かない圢が奜たれる青チャヌト。 いっぜう、文頭にある動名詞に぀いおは、それに所有栌を぀けお動䜜䞻を衚すこずは、よく行われおいる青チャヌト。 Do you mind ing ・・・? 「しおくれたせんか」 - No, not at all. 「ええ、いいですずも」 たたは - Certainly not. Would you mind  たたは Do you mind  で聞かれた提案や䟝頌に賛同する堎合は、Noで賛同の意味になる。なぜなら、ここでの mind は「嫌がる」の意味であるから。ここでの No は、I don't mind 「嫌ではない」の意味なので、よっお No で賛同の意味になる青チャ、むンスパ。 It goes without saying  「はいうたでもない」 be on the point of ing 「たさにしようずしおいる」  ※ゞヌニアス、ブレむクスルヌ、むンスパむア、青チャヌト なお、「be about to 䞍定詞」を䜿っおも、同じような意味を衚せるむンスパ、ゞヌニ。 そのほか、二重吊定の単元で習うだろうが never ・・・ without ing 「・・・するずきは必ずする」「せずに・・・するこずはない」 ※むンスパ、青チャヌト far from ing 「には皋遠い」※むンスパ ===== その他の慣甚衚珟 ===== with a view to ing動名詞 「する目的で」「する぀もりで」 ※ゞヌニアス make a point of inf 「必ずするようにする」「決たっおするように努力する」※ゞヌニアス 前眮詞 to を甚いおいる衚珟ずしお、 object to ing動名詞 「するこずに反察しおいる」 ここでのtoは、䞍定詞ではない。なので、toのうしろは、けっしお動詞の原圢にしないように。 of one's own ing 「自分でをしでかしたものだ」 ※ブレむク、 hope of ing 「するずいう芋蟌み」 ※青チャ ==== 䞍定詞ず動名詞 ==== remember ing 「したこずを芚えおいる」ず 「remember to 䞍定詞」これから忘れないでするのように、動名詞か䞍定詞かで意味の異なる衚珟がある。 wikibooks では [[高校英語の文法/䞍定詞#䞍定詞ず動名詞]] で説明しおおいたので、参照せよ。 == 動名詞 == 動名詞だけを目的語にずる動詞䞍定詞はずらない 䞋蚘の動詞のパタヌンはいく぀かあ、珟圚・珟実の今実際の行っおいる事や、過去の実際の出来事に察しお䜿う動詞に぀いおは、぀づくのが動名詞になる事が倚いゞヌニアス。 ほか、「避ける」「嫌がる」など消極的なものは、぀づくのが動名詞である事が倚い青チャヌト。 admitしたこずを認める, denyしたこずを吊定する, finishするこずを終える, give upするのをやめる, stop / quitするのをやめる, enjoyしお楜しむ, practiceするこずを緎習する, avoidするのを避ける, escapeするのを逃れる, mindするのを嫌がる, missしそこなう, put off するのを延期する, postponeするのを延期する considerするこずをよく考える, suggestするこずを提案する, など , , , , , , , [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:23Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%96%87%E6%B3%95/%E5%8B%95%E5%90%8D%E8%A9%9E
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Wikijunior:蚀語/日本語
日本語は、日本で䞭心に䜿われおいる蚀語です。パラオでは、日本語が公甚語ずなっおいたすが、䜿う人はあたりいたせん。 時代により異なりたすが、今日では46のひらがな、46のかたかな、玄3,000の挢字が䜿われおいたす。日本では、2,136の挢字を小・䞭孊校で孊習したす。挢字の数は100,000をこえるず蚀われおいたすが、あたり䜿われおいない文字がたくさんありたす。
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{{Pathnav|Wikijunior:メむンペヌゞ|Wikijunior:蚀語|frame=1}} == 䜿われおいる囜・地域 == 日本語は、[[w:日本|日本]]で䞭心に䜿われおいる蚀語です。[[w:パラオ|パラオ]]では、日本語が公甚語ずなっおいたすが、䜿う人はあたりいたせん。 == 䜿われおいる文字 == 時代により{{Ruby|異|こず}}なりたすが、今日では46の'''ひらがな'''、46の'''かたかな'''、玄3,000の{{Ruby|'''挢字'''|かんじ}}が䜿われおいたす。日本では、2,136の挢字を小・䞭孊校で孊習したす。挢字の数は100,000をこえるず蚀われおいたすが、あたり䜿われおいない文字がたくさんありたす。 {|class="wikitable" style="text-align:center; width:15em; font-size:large;" align="left" |+ひらがな |[[wikt:あ|あ]]||[[wikt:い|い]]||[[wikt:う|う]]||[[wikt:え|え]]||[[wikt:お|お]] |- |[[wikt:か|か]]||[[wikt:き|き]]||[[wikt:く|く]]||[[wikt:け|け]]||[[wikt:こ|こ]] |- |[[wikt:さ|さ]]||[[wikt:し|し]]||[[wikt:す|す]]||[[wikt:せ|せ]]||[[wikt:そ|そ]] |- |[[wikt:た|た]]||[[wikt:ち|ち]]||[[wikt:぀|぀]]||[[wikt:お|お]]||[[wikt:ず|ず]] |- |[[wikt:な|な]]||[[wikt:に|に]]||[[wikt:ぬ|ぬ]]||[[wikt:ね|ね]]||[[wikt:の|の]] |- |[[wikt:は|は]]||[[wikt:ひ|ひ]]||[[wikt:ふ|ふ]]||[[wikt:ぞ|ぞ]]||[[wikt:ほ|ほ]] |- |[[wikt:た|た]]||[[wikt:み|み]]||[[wikt:む|む]]||[[wikt:め|め]]||[[wikt:も|も]] |- |[[wikt:や|や]]||--||[[wikt:ゆ|ゆ]]||--||[[wikt:よ|よ]] |- |[[wikt:ら|ら]]||[[wikt:り|り]]||[[wikt:る|る]]||[[wikt:れ|れ]]||[[wikt:ろ|ろ]] |- |[[wikt:わ|わ]]||--||--||--||[[wikt:を|を]] |- |colspan="5"|[[wikt:ん|ん]] |} {|class="wikitable" style="text-align:center; width:15em; font-size:large;" align="left" |+かたかな |[[wikt:ア|ア]]||[[wikt:ã‚€|ã‚€]]||[[wikt:り|り]]||[[wikt:゚|゚]]||[[wikt:オ|オ]] |- |[[wikt:カ|カ]]||[[wikt:キ|キ]]||[[wikt:ク|ク]]||[[wikt:ケ|ケ]]||[[wikt:コ|コ]] |- |[[wikt:サ|サ]]||[[wikt:シ|シ]]||[[wikt:ス|ス]]||[[wikt:セ|セ]]||[[wikt:゜|゜]] |- |[[wikt:タ|タ]]||[[wikt:チ|チ]]||[[wikt:ツ|ツ]]||[[wikt:テ|テ]]||[[wikt:ト|ト]] |- |[[wikt:ナ|ナ]]||[[wikt:ニ|ニ]]||[[wikt:ヌ|ヌ]]||[[wikt:ネ|ネ]]||[[wikt:ノ|ノ]] |- |[[wikt:ハ|ハ]]||[[wikt:ヒ|ヒ]]||[[wikt:フ|フ]]||[[wikt:ヘ|ヘ]]||[[wikt:ホ|ホ]] |- |[[wikt:マ|マ]]||[[wikt:ミ|ミ]]||[[wikt:ム|ム]]||[[wikt:ム|ム]]||[[wikt:モ|モ]] |- |[[wikt:ダ|ダ]]||--||[[wikt:ナ|ナ]]||--||[[wikt:ペ|ペ]] |- |[[wikt:ラ|ラ]]||[[wikt:リ|リ]]||[[wikt:ル|ル]]||[[wikt:レ|レ]]||[[wikt:ロ|ロ]] |- |[[wikt:ワ|ワ]]||--||--||--||[[wikt:ヲ|ヲ]] |- |colspan="5"|[[wikt:ン|ン]] |} {{-}} == 聎いおみよう == ;坊぀ちやん [[File:Ja-botchan 1-1 1-2.ogg]] :日本の䜜家の[[w:倏目挱石|{{ruby|倏目挱石|な぀めそうせき}}]]の小説『[[w:坊぀ちやん|{{ruby|坊|が}}っちゃん]]』の{{Ruby|冒頭|がうずう}}を{{Ruby|朗読|ろうどく}}したもの。 ;さくらさくら [[File:Sakura Sakura.song.ogg]] :日本の{{ruby|䌝統|でんずう}}{{ruby|的|おき}}な歌曲『[[w:さくらさくら|さくらさくら]]』の2番を歌ったもの。 :{| style="border:2px solid #aabbdd; width:80%; border-radius: 4px; padding: 0.5em; background: #fafafc;" cellspacing=0 |さくら さくら<br />やよいの{{ruby|空|そら}}は<br />{{ruby|芋|み}}わたす{{ruby|限|かぎ}}り<br />かすみか{{ruby|雲|くも}}か<br />{{ruby|匂|に}}いぞ{{ruby|出|い}}ずる<br />いざや いざや<br />{{ruby|芋|み}}にゆかん |} == 圹に立぀リンク集 == {{Wikipedia|日本語}} {{Wikiversity|Topic:日本語|日本語}} * [https://tsunagarujp.bunka.go.jp/ ぀ながるひろがる にほんごでのくらし] - 日垞生掻で䜿える日本語を動画で孊ぶこずができたす。 * [https://yomujp.com/ 日本語倚読道堎] - いろいろなむずかしさの日本語で読み物を読むこずができたす。 * [http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/ja/ 東京倖囜語倧孊蚀語モゞュヌル] - 日本語の基本的な発音、文法などを孊ぶこずができたす。 * [https://www3.nhk.or.jp/news/easy/ NEWS WEB EASY] - やさしい日本語で曞かれたニュヌスを読むこずができたす。 {{スタブ}} {{DEFAULTSORT:にほんこ}} [[Category:執筆䞭 (りィキゞュニア) ]] [[Category:蚀語 (りィキゞュニア)]] [[de:Wikijunior Sprachen/ Japanisch]] [[en:Wikijunior:Languages/Japanese]] [[fr:Wikijunior:Langues/Japonais]] [[pl:Wikijunior:Języki/Japoński]]
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2022-09-03T13:00:11Z
[ "テンプレヌト:-", "テンプレヌト:Wikipedia", "テンプレヌト:Wikiversity", "テンプレヌト:スタブ", "テンプレヌト:Pathnav", "テンプレヌト:Ruby" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Wikijunior:%E8%A8%80%E8%AA%9E/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E
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Wikijunior:蚀語/英語
英語は、アメリカ合衆囜、むンド、むギリス、パキスタンなど、80をこえる囜で䜿われおいる蚀語です。 英語には、ラテン文字のうち、基本ラテン文字ず呌ばれる文字が䜿われおいたす。26の倧文字ず小文字の2皮類がありたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "英語は、アメリカ合衆囜、むンド、むギリス、パキスタンなど、80をこえる囜で䜿われおいる蚀語です。", "title": "䜿われおいる囜・地域" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "英語には、ラテン文字のうち、基本ラテン文字ず呌ばれる文字が䜿われおいたす。26の倧文字ず小文字の2皮類がありたす。", "title": "䜿われおいる文字" } ]
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{{Pathnav|Wikijunior:メむンペヌゞ|frame=1}} == 䜿われおいる囜・地域 == {{Ruby|'''英語'''|えいご}}は、[[w:アメリカ合衆囜|アメリカ合衆囜]]、[[w:むンド|むンド]]、[[w:むギリス|むギリス]]、[[w:パキスタン|パキスタン]]など、80をこえる囜で䜿われおいる蚀語です。 == 䜿われおいる文字 == 英語には、[[w:ラテン文字|ラテン文字]]のうち、{{Ruby|基本|きほん}}ラテン文字ず呌ばれる文字が䜿われおいたす。26の{{Ruby|'''倧文字'''|おおもじ}}ず{{Ruby|'''小文字'''|こもじ}}の2皮類がありたす。 {|class="wikitable" style="text-align:center; width:300px; font-size:large;" |+倧文字 |[[wikt:A|A]]||[[wikt:B|B]]||[[wikt:C|C]]||[[wikt:D|D]]||[[wikt:E|E]] |- |[[wikt:F|F]]||[[wikt:G|G]]||[[wikt:H|H]]||[[wikt:I|I]]||[[wikt:J|J]] |- |[[wikt:K|K]]||[[wikt:L|L]]||[[wikt:M|M]]||[[wikt:N|N]]||[[wikt:O|O]] |- |[[wikt:P|P]]||[[wikt:Q|Q]]||[[wikt:R|R]]||[[wikt:S|S]]||[[wikt:T|T]] |- |[[wikt:U|U]]||[[wikt:V|V]]||[[wikt:W|W]]||[[wikt:X|X]]||[[wikt:Y|Y]] |- |colspan="5"|[[wikt:Z|Z]] |} {|class="wikitable" style="text-align:center; width:300px; font-size:large;" |+小文字 |[[wikt:a|a]]||[[wikt:b|b]]||[[wikt:c|c]]||[[wikt:d|d]]||[[wikt:e|e]] |- |[[wikt:f|f]]||[[wikt:g|g]]||[[wikt:h|h]]||[[wikt:i|i]]||[[wikt:j|j]] |- |[[wikt:k|k]]||[[wikt:l|l]]||[[wikt:m|m]]||[[wikt:n|n]]||[[wikt:o|o]] |- |[[wikt:p|p]]||[[wikt:q|q]]||[[wikt:r|r]]||[[wikt:s|s]]||[[wikt:t|t]] |- |[[wikt:u|u]]||[[wikt:v|v]]||[[wikt:w|w]]||[[wikt:x|x]]||[[wikt:y|y]] |- |colspan="5"|[[wikt:z|z]] |} == 圹に立぀リンク集 == {{Wikipedia|英語}} {{Wiktionary|カテゎリ:英語|英語}} {{Wikiversity|Topic:英語|英語}} * [https://www.ted.com/ TED] - 英語でのスピヌチが聎くこずができたす。英語も内容も難しいかもしれないですが、日本語を含む{{Ruby|字幕|じたく}}が぀いおいたす。 * [https://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/ BBC Learning English] - 簡単な英語で曞かれたニュヌスを読むこずができたす。 {{スタブ}} {{DEFAULTSORT:えいこ}} [[Category:執筆䞭 (りィキゞュニア) ]] [[Category:蚀語 (りィキゞュニア)]] [[de:Wikijunior Sprachen/ Englisch]] [[en:Wikijunior:Languages/English]] [[fr:Wikijunior:Langues/Anglais]] [[pl:Wikijunior:Języki/Angielski]]
2022-08-16T04:25:09Z
2023-10-03T14:39:04Z
[ "テンプレヌト:スタブ", "テンプレヌト:Pathnav", "テンプレヌト:Ruby", "テンプレヌト:Wikipedia", "テンプレヌト:Wiktionary", "テンプレヌト:Wikiversity" ]
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矅銬史略/巻之五/塞撒ガ髙盧ヲ埁䌐スル事
ここに瀺すのは、玀元前58幎にロヌマの政治家・歊将ナリりス・カ゚サルがガリア(珟圚のフランス・ベルギヌなど)の埁服戊争(ガリア戊争)を起こした蚘事である。この蚘事の埌半は、カ゚サルの盟友クラッススの出来事を蚘すものだが、こちらは別皿に譲る。 䞋衚の巊欄に原文を、右欄に修敎テキストを瀺す。修敎テキストは、原文をもずにしお挢字・仮名づかいなどの衚蚘をより読みやすいように修敎したものである。赀い文字は、端末の環境(OSやブラりザヌ)によっおは正しく衚瀺されない堎合がある。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ここに瀺すのは、玀元前58幎にロヌマの政治家・歊将ナリりス・カ゚サルがガリア(珟圚のフランス・ベルギヌなど)の埁服戊争(ガリア戊争)を起こした蚘事である。この蚘事の埌半は、カ゚サルの盟友クラッススの出来事を蚘すものだが、こちらは別皿に譲る。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "䞋衚の巊欄に原文を、右欄に修敎テキストを瀺す。修敎テキストは、原文をもずにしお挢字・仮名づかいなどの衚蚘をより読みやすいように修敎したものである。赀い文字は、端末の環境(OSやブラりザヌ)によっおは正しく衚瀺されない堎合がある。", "title": "原文ず修敎テキスト" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "原文ず修敎テキスト" } ]
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<div style="font-family:枞明朝;font-size:35pt;text-align:center;">矅銬史畧&nbsp;卷之五</div> <div style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;text-align:center;">塞撒ガ髙盧ヲ埁䌐スル事</div> == はじめに == ここに瀺すのは、[[w:玀元前58幎|玀元前58幎]]にロヌマの政治家・歊将[[w:ガむりス・ナリりス・カ゚サル|ナリりス・カ゚サル]]が[[w:ガリア|ガリア]]珟圚のフランス・ベルギヌなどの埁服戊争[[w:ガリア戊争|ガリア戊争]]を起こした蚘事である。この蚘事の埌半は、カ゚サルの盟友[[w:マルクス・リキニりス・クラッスス|クラッスス]]の出来事を蚘すものだが、こちらは別皿に譲る。 ; 固有名詞の衚蚘䟋 ;  人名 <div style="font-family:枞明朝;font-size:15pt;">  <ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>&nbsp;<ref>「カ゚サル」は珟代䞭囜語繁䜓字では「[[wikt:en:凱撒|凱撒]]」ず衚蚘される。</ref> → [[w:ガむりス・ナリりス・カ゚サル|カ゚サル]]、<ruby><rb>加𡈜<!--&#135741;--></rb><rp></rp><rt>カト</rt><rp></rp></ruby>→[[w:マルクス・ポルキりス・カト・りティケンシス|カトヌ]]、<ruby><rb>朘沛</rb><rp></rp><rt>ポムペヌ</rt><rp></rp></ruby>→[[w:グナ゚りス・ポンペむりス|ポンペむりス]]、<ruby><rb>叀拉斯</rb><rp></rp><rt>クラッシュス</rt><rp></rp></ruby>→[[w:マルクス・リキニりス・クラッスス|クラッスス]]</div> ;  地名 <div style="font-family:枞明朝;font-size:15pt;">  <ruby><rb>髙<!--&#39641;-->盧</rb><rp></rp><rt>ゎりル</rt><rp></rp></ruby>&nbsp;<ref>英語の ''[[wikt:en:Gaul#English|Gaul]]'' の仮名読み。「ガリア」は珟代䞭囜語繁䜓字でも「[[wikt:en:高盧|高盧]]」ず衚蚘される。</ref>&nbsp;→[[w:ガリア|ガリア]]、<ruby><rb>䞍列顛</rb><rp></rp><rt>ブリテン</rt><rp></rp></ruby><ref>[[wikt:en:䞍列顛#Chinese|䞍列顛]] は挢語。</ref>→[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]、<ruby><rb>非尌西亜</rb><rp></rp><rt>フェニシア</rt><rp></rp></ruby>&nbsp;→[[w:フェニキア|フェニキア]] </div> == 原文ず修敎テキスト == 䞋衚の巊欄に原文を、右欄に修敎テキストを瀺す。<br>修敎テキストは、原文をもずにしお挢字・仮名づかいなどの衚蚘をより読みやすいように修敎したものである。<br>底本では、固有名詞などに傍線を付しおいるが、䞀郚を陀いお省略した。<br><span style="color:#900;">赀い文字</span>は、端末の環境OSやブラりザヌによっおは、文字化けするなど、正しい字䜓で衚瀺されない堎合がある。 {| class="wikitable" style="vertical-align:top;" |- style="font-family:枞明朝;font-size:18pt;" | style="width:17em;text-align:center; background-color:#ddd;" |塞撒ガ<ruby><rb>髙盧</rb><rp></rp><rt>ゎりル</rt><rp></rp></ruby>ヲ埁䌐スル事<br>玀元前五十八幎ニ起ル | style="width:19em;text-align:center; background-color:#ddd;" |<ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>が<ruby><rb>髙盧</rb><rp></rp><rt>ゎりル</rt><rp></rp></ruby>を埁䌐する事<br>玀元前五十八幎に起る |- style="vertical-align:top; font-family:枞明朝;" | style="font-size:16pt;" |塞撒ガ髙<!--&#39641;-->盧ニ斌ケル政治戰畧ノ蚘事ハ、其自蚘スル<span style="color:#900;">𫝂<!--&#x2B742;--></span>ノ䞀正史アリテ、沿革事歎、䏻ク今䞖ニ傳ハレリ、 | style="font-size:16pt;" |<ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>が<ruby><rb>髙<!--&#39641;-->盧</rb><rp></rp><rt>ゎりル</rt><rp></rp></ruby>に<ruby><rb>æ–Œ</rb><rp></rp><rt>お</rt><rp></rp></ruby>ける政治戊<ref><span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">戰→戊</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref>略<ref name="略"><span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">畧→略</span>異䜓字の曞き換え。</ref>の蚘事は、<ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>自蚘する所<ref name="所"><span style="font-size:40pt;"><span style="color:#900;">&#x2B742;</span>([[画像:Gw u2b742.svg|border|40px]])</span><span style="font-size:20pt;">「[[wikt:𫝂|&#x2B742;]]」</span>は「所」の俗字なので、曞き換えた。</ref>の䞀正史ありお、沿革事歎、<ruby><rb>胜</rb><rp></rp><rt>よ</rt><rp></rp></ruby><ref>底本では「<span style="font-size:40pt;">䏻</span>」に近い字䜓を甚いおおり、「胜」の異䜓字なので曞き換えた。</ref>く<ruby><rb>今䞖</rb><rp></rp><rt>こんせ</rt><rp></rp></ruby>に䌝<ref><span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">傳→䌝</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref>われり、<!--◆珟代語蚳--><ref group="珟代語蚳"><span style="font-family:枞明朝; font-size:16pt;">カ゚サルのガリアにおける統治および諞郚族ず続けた戊争の蚘録は、カ゚サル自身が曞き残したものがあり、起こった出来事に぀いお非垞に正確に蚘した歎史曞であり、今の時代によく䌝わっおいる。</span></ref> |- style="vertical-align:top; font-family:枞明朝;" | style="font-size:16pt;" |塞撒、初メ歀國ヲ埁シテ、頗ル困難ナリシガ、終ニ其智勇ヲ以テ、盡ク之ヲ埁服シ、矅銬ニ斌テハ、其名聲嘖々トシテ、人皆塞撒ヲ驚歎畏敬セリ、 | style="font-size:16pt;" |<ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>、初め<ruby><rb>æ­€</rb><rp></rp><rt>この</rt><rp></rp></ruby>囜<ref name="囜"><span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">國→囜</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref>を埁しお、<ruby><rb>頗</rb><rp></rp><rt>すこぶ</rt><rp></rp></ruby>る困難なりしが、<ruby><rb>終</rb><rp></rp><rt>぀い</rt><rp></rp></ruby>に<ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>智勇を<ruby><rb>以</rb><rp></rp><rt>もっ</rt><rp></rp></ruby>お、<ruby><rb>盡</rb><rp></rp><rt>こずごず</rt><rp></rp></ruby>く<ruby><rb>之</rb><rp></rp><rt>これ</rt><rp></rp></ruby>を埁服し、<ruby><rb>矅銬</rb><rp></rp><rt>ロヌマ</rt><rp></rp></ruby>に<ruby><rb>æ–Œ</rb><rp></rp><rt>おい</rt><rp></rp></ruby>おは、<ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>名声<ref name="声"><span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">聲→声</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref><ruby><rb>嘖々</rb><rp></rp><rt>さくさく</rt><rp></rp></ruby><ref name="嘖々">「<ruby><rb>嘖々</rb><rp></rp><rt>さくさく</rt><rp></rp></ruby>」口々に蚀いはやし、盛んにほめたおるこず。[https://kotobank.jp/word/%E5%98%96%E5%98%96-509579 コトバンク]などを参照。</ref>ずしお、人皆<ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>を驚嘆<ref>「<span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">[[wikt:歎|歎]]</span>」を同音・同矩の「<span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">[[wikt:嘆|嘆]]</span>」に曞き換えた。</ref><ruby><rb>畏敬</rb><rp></rp><rt>いけい</rt><rp></rp></ruby>せり、<!--◆珟代語蚳--><ref group="珟代語蚳"><span style="font-family:枞明朝; font-size:16pt;">カ゚サルは、圓初この囜ガリアを埁服するために倧倉な苊劎をしたが、぀いには圌の知略ず歊勇をもっお、ガリアをこずごずく埁服した。圌はロヌマにおいお盛んな名声を埗お、人々は皆、カ゚サルに驚嘆し畏れ敬った。</span></ref> |- style="vertical-align:top; font-family:枞明朝;" | style="font-size:16pt;" |獚リ會議官ニ<ruby><rb>加<span style="color:#500;">𡈜</span><!--&#135741;--></rb><rp></rp><rt>カト</rt><rp></rp></ruby>ナル者アリ、决<!--&#20915;-->シテ塞撒ヲ信セズ、其人、性剛毅ニシテ、功名ノ心ペリハ、國ノ自由ヲ<span style="color:#900;">𫝹<!--〓(おも)--></span>フノ心、曎ニ倧ニシテ、塞撒ガ非望ヲ懐<!--(な぀)-->クノ志アリテ、今其敵ヲ埁服スルノ間ニ當<!--(あたっ)-->テ、既ニ、他幎、自國ヲ脚䞋ニ壓スルノ機ヲ<!--〓-->含<!--〓-->メル<span style="color:#500;">ヿ<!--&#x30FF;--></span>ヲ先芋セリ、」 | style="font-size:16pt;" |<ruby><rb>独</rb><rp></rp><rt>ひず</rt><rp></rp></ruby><ref><span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">獚→独</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref>り䌚<ref name="䌚"><span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">會→䌚</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref>議官<ref>「䌚議官」は、[[w:元老院 (ロヌマ)|元老院]]の議員のこず。</ref>に<ruby><rb>加土</rb><rp></rp><rt>カト</rt><rp></rp></ruby><ref>「<span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">[[wikt:𡈜|𡈜]]</span>」は「[[wikt:土|土]]」の異䜓字なので、曞き換えた。</ref><ref>「<ruby><rb>加土</rb><rp></rp><rt>カト</rt><rp></rp></ruby>」は、元老院議員でカ゚サルの政敵であった「小カトヌ」こず[[w:マルクス・ポルキりス・カト・りティケンシス|マヌルクス・ポルキりス・カトヌ・りティケヌンシス]]のこず。</ref>なる者あり、<ruby><rb>決</rb><rp></rp><rt>けっ</rt><rp></rp></ruby><ref name="決">「<span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">[[wikt:决|决]]</span>」は「[[wikt:決|決]]」の異䜓字なので、曞き換えた。</ref>しお<ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>を信ぜず、<ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>人、性<ruby><rb>剛毅</rb><rp></rp><rt>ごうき</rt><rp></rp></ruby>にしお、功名の心よりは、囜<ref name="囜"/>の自由を<ruby><rb>念</rb><rp></rp><rt>おも</rt><rp></rp></ruby><ref name="念"><span style="font-family:枞明朝;font-size:40pt;"><span style="color:#900;">𫝹</span></span><span style="font-size:20pt;">「[[wikt:𫝹|𫝹]]」</span>は「念」の異䜓字俗字なので、曞き換えた。</ref>うの心、<ruby><rb>曎</rb><rp></rp><rt>さら</rt><rp></rp></ruby>に倧にしお、<ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>が<ruby><rb>非望</rb><rp></rp><rt>ひがう</rt><rp></rp></ruby><ref>「非望」ずは、身分䞍盞応の倧それたこずを望むこず、たた、その望み。[https://kotobank.jp/word/%E9%9D%9E%E6%9C%9B-612357 コトバンク]等を参照せよ。</ref>を<ruby><rb>懐</rb><rp></rp><rt>な぀</rt><rp></rp></ruby>くの志ありお、今<ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>敵を埁服するの間に<ruby><rb>圓</rb><rp></rp><rt>あたっ</rt><rp></rp></ruby>お、<ruby><rb>既</rb><rp></rp><rt>すで</rt><rp></rp></ruby>に、他幎、自囜<ref name="囜"/>を脚䞋に圧<ref><span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">[[wikt:壓|壓]]→圧</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref>するの機を含<ref>「含」は原文では俗字を甚いおいるが[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/863075 新撰挢字蚳解.巻之2] の79コマ、たたは [https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/863258 倧党数字匕 : 以呂波分] の40コマ右頁、等を参照コンピュヌタヌで衚瀺できないため「含」を甚いた。</ref>める事<ref name="事"><span style="font-family:枞明朝;font-size:40pt;"><span style="color:#500;">ヿ</span></span>「<span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">[[w:ヿ|ヿ]]</span><!--&#x30FF;-->」は「事(こず)」を衚わす特殊な仮名文字なので「事」ず曞き換えた。</ref>を先芋せり、」<!--◆珟代語蚳--><ref group="珟代語蚳"><span style="font-family:枞明朝; font-size:16pt;">ただひずり、[[w:元老院 (ロヌマ)|元老院]]議員に[[w:マルクス・ポルキりス・カト・りティケンシス|カトヌ]]ずいう人がおり、決しおカ゚サルを信頌しようずはしなかった。カトヌの気質は厳栌で、功名心よりも祖囜の自由を想う気持ちの方がはるかに倧きかった。カ゚サルが倧それた野望を抱いお、今ガリア人ずいう敵を埁服しおいる時期においお、いずれは自囜ロヌマを服埓させる機䌚をうかがうだろうず、すでに予芋しおいたのである。</span></ref> |- style="vertical-align:top; font-family:枞明朝;" | style="font-size:16pt;" |塞撒ガ髙盧統蜄ノ任、既ニ五幎ヲ期トセル<span style="color:#500;">ヿ<!--&#x30FF;--></span>知ルベシ、然レ<span style="color:#900;">𪜈<!--&#x2A708;--></span>其心尚未タ饜<!--&#39260;-->足セズ、爰ニ髙盧國ノ海濵ペリ、海ヲ隔テ、遥ニ<ruby><rb>䞍列顛</rb><rp></rp><rt>ブリテン</rt><rp></rp></ruby><sub><span style="font-size:12pt;">今ノ英國ヲ云&nbsp;</span></sub> 海岞ノ癜粉石壁ヲ望メリ、因テ、曎ニ、其國ヲ遠畧セントスルノ<span style="color:#900;">𫝹<!--〓--></span>ヲ决セリ、」 | style="font-size:16pt;" |<ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>が<ruby><rb>髙盧</rb><rp></rp><rt>ゎりル</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>統蜄</rb><rp></rp><rt>ずうか぀</rt><rp></rp></ruby>の任、<ruby><rb>既</rb><rp></rp><rt>すで</rt><rp></rp></ruby>に五幎を期ずせる事<ref name="事"/>知るべし、<ruby><rb>然</rb><rp></rp><rt>しか</rt><rp></rp></ruby>れども<ref name="ずも"><span style="font-family:枞明朝;font-size:40pt;"><span style="color:#900;">𪜈</span><!--&#x2A708;-->([[画像:Gōryaku 003.svg|border|40px]])</span> <span style="font-size:20pt;">「[[w:𪜈|𪜈]]」</span>は「[[w:ずも|ずも]]」を衚わす[[w:合略仮名|合略仮名]]なので、「ずも」たたは「ども」ず曞き換えた。</ref><span style="color:#900;"></span><ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>心<ruby><rb>尚</rb><rp></rp><rt>なお</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>未</rb><rp></rp><rt>いた</rt><rp></rp></ruby>だ<ruby><rb>厭足</rb><rp></rp><rt>えんそく</rt><rp></rp></ruby><ref><span style="font-family:枞明朝;font-size:40pt;"><span style="color:#900;">饜<!--&#39260;--></span></span>「<span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">[[wikt:en:饜|饜]]<!--&#39260;--></span>」&nbsp;は異䜓字&nbsp;<span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">[[wikt:en:厭#Japanese|厭]]</span>&nbsp;で曞き換えた。</ref><ref><span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">饜<!--&#39260;-->è¶³(厭足)</span> ずは、「欲望が満たされお、満足するこず」[https://kotobank.jp/word/%E9%A5%9C%E8%B6%B3%E3%83%BB%E5%8E%AD%E8%B6%B3-2013812 コトバンク]などを参照。</ref>せず、<ruby><rb>爰</rb><rp></rp><rt>ここ</rt><rp></rp></ruby>に<ruby><rb>髙盧</rb><rp></rp><rt>ゎりル</rt><rp></rp></ruby>囜<ref name="囜"/>の海浜<ref name="浜"><span style="font-family:枞明朝;font-size:40pt;">濵</span><span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">「[[wikt:en:濵#Japanese|濵]]」</span> は異䜓字の「浜」に曞き換えた。</ref>より海を<ruby><rb>隔</rb><rp></rp><rt>ぞだ</rt><rp></rp></ruby>お、<ruby><rb>遥</rb><rp></rp><rt>はるか</rt><rp></rp></ruby>に<ruby><rb>䞍列顛</rb><rp></rp><rt>ブリテン</rt><rp></rp></ruby><sub><span style="font-size:12pt;">今の英囜<ref name="囜"/>を<ruby><rb>云</rb><rp></rp><rt>いう</rt><rp></rp></ruby>&nbsp;</span></sub>&nbsp; 海岞の癜粉石壁を望めり、<ruby><rb>因</rb><rp></rp><rt>よっ</rt><rp></rp></ruby>お、<ruby><rb>曎</rb><rp></rp><rt>さら</rt><rp></rp></ruby>に、<ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>囜<ref name="囜"/>を<ruby><rb>遠略</rb><rp></rp><rt>えんりゃく</rt><rp></rp></ruby><ref name="略"/><ref name="遠略">「<ruby><rb>遠略</rb><rp></rp><rt>えんりゃく</rt><rp></rp></ruby>」遠い囜を攻め取るはかりごず。[https://kotobank.jp/word/%E9%81%A0%E7%95%A5-448308 コトバンク]などを参照。</ref>せんずするの念<ref name="念"/>を<ruby><rb>決</rb><rp></rp><rt>けっ</rt><rp></rp></ruby><ref name="決"/>せり、」<!--◆珟代語蚳--><ref group="珟代語蚳"><span style="font-family:枞明朝; font-size:16pt;">カ゚サルのガリア統治の任期が5幎間続くこずは、呚知のこずである。しかしながら、これでもなお圌を満足させるこずはできなかった。カ゚サルは、ガリアの海岞から海を隔おお遥かに[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]珟圚のむギリス海岞の[[w:ドヌバヌの癜い厖|癜亜の石壁]]を望芋した。そういうわけで、カ゚サルはさらにその囜ブリタンニアを攻め取っおしたおうず心に決めたのだ。</span></ref> |- style="vertical-align:top; font-family:枞明朝;" | style="font-size:16pt;" |當時、䞍列顛國ハ、䞖人ノ皀ニ知ル<span style="color:#900;">𫝂<!--&#x2B742;--></span>ニシテ、䜆<ruby><rb>非尌西亜</rb><rp></rp><rt>フェニシア</rt><rp></rp></ruby>國人ハ、寊ニ、早クペリ、歀島ノ西郚ニ到リ、其鑛山ペリ、錫ヲ埗ルヲ垞トセシガ、其他ハ、絶゚テ、内郚ニ入テ、之ヲ撿<!--&#25791;-->セン<!--怜するずりしらべる-->トセシ者ナシ、又、歀島ノ沿海、巖瀁倚クシテ、近ク可<!--べ-->カラズ、其塞撒ガ島䞭野番ノ颚俗ヲ探知セシハ、唯<!--ただ-->髙盧ノ僧茩ドルむドト唱フル者ペ<!--【⓫頁䞭】-->リ、聞知<!--ぶんち-->セル者ナリ、蓋<!--けだ-->シ、歀僧茩ハ、䞍列顛ノドルむドト教掟儀兞ヲ同りスレバナリ、」 | style="font-size:16pt;" |圓<ref name="圓"><span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">當→圓</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref>時、<ruby><rb>䞍列顛</rb><rp></rp><rt>ブリテン</rt><rp></rp></ruby>囜<ref name="囜"/>は、䞖人の<ruby><rb>繀</rb><rp></rp><rt>たれ</rt><rp></rp></ruby>に知る所<ref name="所"/>にしお、<ruby><rb>䜆</rb><rp></rp><rt>ただし</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>非尌西亜</rb><rp></rp><rt>フェニシア</rt><rp></rp></ruby>囜<ref name="囜"/>人は、実<ref name="実"><span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">寊→実</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref>に、早くより、<ruby><rb>æ­€</rb><rp></rp><rt>この</rt><rp></rp></ruby>島の西郚に<ruby><rb>到</rb><rp></rp><rt>いた</rt><rp></rp></ruby>り、<ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>鉱<ref name="鉱"><span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">鑛→鉱</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref>山より、<ruby><rb>[[w:スズ|錫]]</rb><rp></rp><rt>すず</rt><rp></rp></ruby>を埗るを垞ずせしが、<ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>他は、絶えお、内郚に<ruby><rb>入</rb><rp></rp><rt>いり</rt><rp></rp></ruby>お、<ruby><rb>之</rb><rp></rp><rt>これ</rt><rp></rp></ruby>を<ruby><rb>怜</rb><rp></rp><rt>けん</rt><rp></rp></ruby><ref>「<span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">[[wikt:en:撿#Japanese|撿]]</span>」を同音・同矩で新字䜓の「<span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">怜</span>」に曞き換えた。</ref>せん<ref>「[[wikt:怜する|怜する]]」は「しらべる、怜査する」</ref>ずせし者なし、<ruby><rb>又</rb><rp></rp><rt>たた</rt><rp></rp></ruby>、<ruby><rb>æ­€</rb><rp></rp><rt>この</rt><rp></rp></ruby>島の沿海、<ruby><rb>岩</rb><rp></rp><rt>がん</rt><rp></rp></ruby><ref>「<span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">巖(巌)</span>」を俗字の「<span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">岩</span>」に曞き換えた。</ref><ruby><rb>瀁</rb><rp></rp><rt>しょう</rt><rp></rp></ruby>倚くしお、<ruby><rb>近</rb><rp></rp><rt>ちかづ</rt><rp></rp></ruby>く<ruby><rb>可</rb><rp></rp><rt>べ</rt><rp></rp></ruby>からず、<ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>が<ruby><rb>å³¶äž­</rb><rp></rp><rt>したじゅう</rt><rp></rp></ruby>&nbsp;<ruby><rb>野番</rb><rp></rp><rt>やばん</rt><rp></rp></ruby>の颚俗を探知せしは、<ruby><rb>唯</rb><rp></rp><rt>ただ</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>髙盧</rb><rp></rp><rt>ゎりル</rt><rp></rp></ruby>の僧茩<ref>「僧茩」は僧䟶、聖職者の叀い挢語的衚珟。英語 [[wikt:en:priest#English|priest]] の和蚳。</ref>[[w:ドルむド|ドルむド]]ず<ruby><rb>唱</rb><rp></rp><rt>ずな</rt><rp></rp></ruby>うる者より、<ruby><rb>聞知</rb><rp></rp><rt>ぶんち</rt><rp></rp></ruby><ref>「聞知」は「聞き及んでいるこず」[https://kotobank.jp/word/%E8%81%9E%E7%9F%A5-623428 聞知ずは - コトバンク]</ref>せる者なり、<ruby><rb>蓋</rb><rp></rp><rt>けだ</rt><rp></rp></ruby>し、<ruby><rb>æ­€</rb><rp></rp><rt>この</rt><rp></rp></ruby>僧茩は、<ruby><rb>䞍列顛</rb><rp></rp><rt>ブリテン</rt><rp></rp></ruby>のドルむドず教掟儀兞を<ruby><rb>同</rb><rp></rp><rt>おなじ</rt><rp></rp></ruby>うすればなり、」<!--◆珟代語蚳--><ref group="珟代語蚳"><span style="font-family:枞明朝; font-size:16pt;">その圓時、[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]は、䞖の人々にはあたり知られおいない囜であった。だがしかし、[[w:フェニキア|フェニキア囜]]人は、早くからこの島の西郚に到達しお、そこの鉱山から<ruby><rb>[[w:スズ|錫]]</rb><rp></rp><rt>すず</rt><rp></rp></ruby>を採取するこずを習わしずしおいた。そのほかには、島の内陞に入っお探怜しようずする者はいなかった。たた、この島の沿岞は、岩瀁だらけで近づくこずが難しかった。カ゚サルが島内の野蛮人の颚俗を知るこずができたのは、ガリアの[[w:ドルむド|ドルむド]]ずいう祭叞から聞き知ったのだが、思うに、この祭叞はブリタンニアのドルむドず宗掟や宗教儀瀌を同じくするからである。</span></ref> |- style="vertical-align:top; font-family:枞明朝;" | style="font-size:16pt;" |倫レ<!--(それ)-->、塞撒ガ劂キ、遠畧<!--深謀遠慮-->ヲ務メテ危難ヲ顧<!--(かぞり)-->ミザル倧将ニ圚テハ、前人未ダ曜テ<!--(か぀お)-->埁セザル、斯ル<!--(かかる)-->遌遠<!--はるかに遠いこず-->ナル島國ヲ、先鞭シテ以テ攻畧スルハ、是<!--(これ)-->其<!--(その)-->功名ノ心ヲ動カスノ最倧ナル者ナリ、然レ<span style="color:#900;">𪜈<!--&#x2A708;--></span><!--トモ(合略仮名&#x2A708;しかれども)-->、歀舉<!--(&#33289; 挙)-->ヲ行ハントスルハ、先ヅ<!--(たず)-->髙盧統蜄ノ任期ヲ延ベザル可<!--(べ)-->カラズ、因テ<!--(よっお)-->、其友朘沛<!--(ポムペヌ)-->叀拉斯<!--(クラッシュス)-->ニ䟝頌シ、以テ歀意㫖<!--(旚の異䜓字)-->ヲ埗ント蚈レリ、」 | style="font-size:16pt;" |<ruby>倫<rb></rb><rp></rp><rt>そ</rt><rp></rp></ruby>れ、<ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>が<ruby><rb>劂</rb><rp></rp><rt>ごず</rt><rp></rp></ruby>き、遠略<ref name="略"/><ref name="遠略"/><!--深謀遠慮-->を務めお危難を顧<!--(かぞり)-->みざる倧将に<ruby><rb>圚</rb><rp></rp><rt>あり</rt><rp></rp></ruby>おは、前人未だ<ruby><rb>曜</rb><rp></rp><rt>か぀</rt><rp></rp></ruby>お埁せざる、<ruby><rb>斯</rb><rp></rp><rt>かか</rt><rp></rp></ruby>る<!--(かかる)-->遌遠<ref>遌遠は、「はるかに遠いこず」</ref>なる島囜<ref name="囜"/>を、先鞭しお<ruby><rb>以</rb><rp></rp><rt>もっ</rt><rp></rp></ruby>お攻略<ref name="略"/>するは、<ruby><rb>是</rb><rp></rp><rt>これ</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>功名の心を動かすの最倧なる者なり、<ruby><rb>然</rb><rp></rp><rt>しか</rt><rp></rp></ruby>れども<ref name="ずも"/>、<ruby><rb>æ­€</rb><rp></rp><rt>この</rt><rp></rp></ruby>挙<ref><span style="font-family:枞明朝;font-size:40pt;">舉<!--(&#33289; 挙)--></span>「<span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">[[wikt:舉|舉]]」<!--(&#33289; 挙)-->→挙</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref>を行はんずするは、<ruby><rb>先</rb><rp></rp><rt>た</rt><rp></rp></ruby>ず<ruby><rb>髙盧</rb><rp></rp><rt>ゎりル</rt><rp></rp></ruby>統蜄の任期を延べざる<ruby><rb>可</rb><rp></rp><rt>べ</rt><rp></rp></ruby>からず、<ruby><rb>因</rb><rp></rp><rt>よっ</rt><rp></rp></ruby>お、<ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>友<ruby><rb>朘沛</rb><rp></rp><rt>ポムペヌ</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>叀拉斯</rb><rp></rp><rt>クラッシュス</rt><rp></rp></ruby>に䟝頌し、<ruby><rb>以</rb><rp></rp><rt>もっ</rt><rp></rp></ruby>お<ruby><rb>æ­€</rb><rp></rp><rt>この</rt><rp></rp></ruby>意旚<ref><span style="font-family:枞明朝;font-size:40pt;">㫖</span><span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">→旚</span>異䜓字の曞き換え。</ref><ref>「意旚」は、「意図」に同じ。</ref>を埗んず蚈れり、」<!--◆珟代語蚳--><ref group="珟代語蚳"><span style="font-family:枞明朝; font-size:16pt;">カ゚サルのように他囜を攻め取るこずに取り組み、危険を顧みない将軍にずっお、未だ先人によっお埁服されたこずのない、このような遥かに遠い島囜を他に先んじお攻略するこずは、このうえなく功名心に駆られるこずであった。しかしながら、この䌁おを行なうためには、たずガリア統治の任期を延長しなければならなかった。そういうわけで、盟友である[[w:グナ゚りス・ポンペむりス|ポンペヌむりス]]ず[[w:マルクス・リキニりス・クラッスス|クラッスス]]に䟝頌しお、この意図を実珟しようずした。</span></ref> |- style="vertical-align:top; font-family:枞明朝;" | style="font-size:16pt;" |朘沛 叀拉斯ハ、歀時、國埋改革ノ為メニ、䞊ニ頭領ニ任遞セラレ、塞撒ト䞉人、尚自意<!--【⓬頁䞭】-->ヲ以テ、國事ヲ<span style="color:#900;">&#x20045;<!--&#x20045;|&#131141;--></span>决セリ、塞撒ハ、功名埁畧ヲ奜ムガ故ニ、出テ邉倖ノ属郚ヲ統蜄シ、朘沛ハ、國人ノ属望ヲ欲スルガ故ニ、<ruby><rb>西班牙</rb><rp></rp><rt>むスベニア</rt><rp></rp></ruby>統蜄ノ呜アレ<span style="color:#900;">𪜈<!--&#x2A708;--></span>、別ニ代任ヲ送テ、身ハ尚矅銬ニ止リ、務メテ人心ヲ取リ、䞔芪シク國ノ變遷ヲ窺<!--(うかが)-->ハントシ、又、叀拉斯ハ其心唯貚殖ニ圚ルヲ以テ、出テ<ruby><rb>西里亜</rb><rp></rp><rt>シヌリア</rt><rp></rp></ruby>ヲ管蜄シ、収斂以テ巚倚ノ財貚ヲ埗ント蚈レリ○ | style="font-size:16pt;" |<ruby><rb>朘沛</rb><rp></rp><rt>ポムペヌ</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>叀拉斯</rb><rp></rp><rt>クラッシュス</rt><rp></rp></ruby>は、<ruby><rb>æ­€</rb><rp></rp><rt>この</rt><rp></rp></ruby>時、囜<ref name="囜"/>埋改革の<ruby><rb>為</rb><rp></rp><rt>た</rt><rp></rp></ruby>めに、<ruby><rb>䞊</rb><rp></rp><rt>ならび</rt><rp></rp></ruby>に<ruby><rb>頭領</rb><rp></rp><rt>ずうりょう</rt><rp></rp></ruby>に任遞せられ、<ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>ず䞉人、<ruby><rb>尚</rb><rp></rp><rt>なお</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>自意</rb><rp></rp><rt>じい</rt><rp></rp></ruby>を<ruby><rb>以</rb><rp></rp><rt>もっ</rt><rp></rp></ruby>お、囜<ref name="囜"/>事を凊<ref name="處">底本は <span style="font-size:40pt;"><span style="color:#900;">𠁅<!--𠁅 &#131141;--></span></span><span style="font-size:30pt;">「<span style="color:#900;">[[wikt:en:𠁅|𠁅]]<!--𠁅 &#131141;--></span>」</span> に近い<span style="font-size:30pt;">「[[wikt:en:處|處]]」</span>の俗字を甚いおいる。新字䜓の「[[wikt:en:凊|凊]]」に曞き換えた。</ref>決<ref name="決"/>せり、<ruby><rb>塞撒</rb><rp></rp><rt>セサル</rt><rp></rp></ruby>は、<ruby><rb>功名</rb><rp></rp><rt>こうみょう</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>埁略</rb><rp></rp><rt>せいりゃく</rt><rp></rp></ruby><ref name="略"/>を奜むが<ruby><rb>故</rb><rp></rp><rt>ゆえ</rt><rp></rp></ruby>に、<ruby><rb>出</rb><rp></rp><rt>いで</rt><rp></rp></ruby>お蟺<ref name="蟺"><span style="font-size:30pt;">「<span style="color:#900;">[[wikt:邉|邉]]</span>」</span> は <span style="font-size:30pt;">「[[wikt:邊|邊]]」</span>の俗字。新字䜓の「[[wikt:蟺|蟺]]」に曞き換えた。</ref>倖の属郚を統蜄し、<ruby><rb>朘沛</rb><rp></rp><rt>ポムペヌ</rt><rp></rp></ruby>は、囜<ref name="囜"/>人の<ruby><rb>属望</rb><rp></rp><rt>しょくがう</rt><rp></rp></ruby><ref>「属望」は「嘱望」に同じで、「期埅するこず」[https://kotobank.jp/word/%E5%B1%9E%E6%9C%9B%E3%83%BB%E5%98%B1%E6%9C%9B-2050903]</ref>を欲するが<ruby><rb>故</rb><rp></rp><rt>ゆえ</rt><rp></rp></ruby>に、<ruby><rb>西班牙</rb><rp></rp><rt>むスベニア</rt><rp></rp></ruby>統蜄の<ruby><rb>呜</rb><rp></rp><rt>めい</rt><rp></rp></ruby>あれども<ref name="ずも"/>、別に代任を<ruby><rb>送</rb><rp></rp><rt>おくっ</rt><rp></rp></ruby>お、身は<ruby><rb>尚</rb><rp></rp><rt>なお</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>矅銬</rb><rp></rp><rt>ロヌマ</rt><rp></rp></ruby>に<ruby><rb>æ­¢</rb><rp></rp><rt>ずどた</rt><rp></rp></ruby>り、務めお人心を取り、<ruby><rb>侔</rb><rp></rp><rt>か぀</rt><rp></rp></ruby>芪しく囜<ref name="囜"/>の倉<ref><span style="font-family:枞明朝;font-size:30pt;">[[wikt:變|變]]→倉</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref>遷を<ruby><rb>窺</rb><rp></rp><rt>うかが</rt><rp></rp></ruby>わんずし、<ruby><rb>叀拉斯</rb><rp></rp><rt>クラッシュス</rt><rp></rp></ruby>は<ruby><rb>其</rb><rp></rp><rt>その</rt><rp></rp></ruby>心<ruby><rb>唯</rb><rp></rp><rt>ただ</rt><rp></rp></ruby><ruby><rb>貚殖</rb><rp></rp><rt>かしょく</rt><rp></rp></ruby><ref>「貚殖」は「資産をふやすこず、利殖」[https://kotobank.jp/word/%E8%B2%A8%E6%AE%96-462379]</ref>に<ruby><rb>圚</rb><rp></rp><rt>あ</rt><rp></rp></ruby>るを<ruby><rb>以</rb><rp></rp><rt>もっ</rt><rp></rp></ruby>お、<ruby><rb>出</rb><rp></rp><rt>いで</rt><rp></rp></ruby>お<ruby><rb>西里亜</rb><rp></rp><rt>シヌリア</rt><rp></rp></ruby>を管蜄し、<ruby><rb>収斂</rb><rp></rp><rt>しゅうれん</rt><rp></rp></ruby><ref>「収斂」はここでは「租皎を取り立おるこず」[https://kotobank.jp/word/%E5%8F%8E%E6%96%82-77516]</ref><ruby><rb>以</rb><rp></rp><rt>もっ</rt><rp></rp></ruby>お<ruby><rb>巚倚</rb><rp></rp><rt>こた</rt><rp></rp></ruby><ref>「巚倚」(きょたこた)は「たくさんあるこず」[https://kotobank.jp/word/%E5%B7%A8%E5%A4%9A%E3%83%BB%E8%A8%B1%E5%A4%9A-2029839]</ref>の財貚を埗んず<ruby><rb>蚈</rb><rp></rp><rt>はか</rt><rp></rp></ruby>れり○<!--◆珟代語蚳--><ref group="珟代語蚳"><span style="font-family:枞明朝; font-size:16pt;">[[w:グナ゚りス・ポンペむりス|ポンペヌむりス]]ず[[w:マルクス・リキニりス・クラッスス|クラッスス]]はこの時、囜家の法埋を改革するために、ずもに<ruby><rb>[[w:執政官|執政官]]</rb><rp></rp><rt>コヌンスル</rt><rp></rp></ruby>に遞ばれお任じられおいた。カ゚サルを含めた䞉人は、䟝然ずしお、その意のたたに囜政を凊決しおいた。<br>カ゚サルは、戊堎での名誉や、歊力で蚎ち平らげるこずを奜むゆえに、ロヌマ本囜から離れた蟺境の属領を統治した。<br>[[w:グナ゚りス・ポンペむりス|ポンペヌむりス]]は、(ロヌマ)囜民の期埅を欲しおいるがゆえに、前幎の執政官ずしお属州[[w:ヒスパニア|ヒスパヌニア]]を統治する[[w:属州総督|総督]]に任呜されおいたけれども、自分の代わりに代理を掟遣しお、(ポンペヌむりス)自身は䟝然ずしおロヌマに留たっお、人心を掌握するこずに努めお、か぀自ら囜の成り行きを芋おいようずした。<br>[[w:マルクス・リキニりス・クラッスス|クラッスス]]は、ただ資産を殖やすこずのみ考えおおり、[[w:シリア属州|(属州)シュリア]]を統治するために[[w:属州総督|総督]]ずしお赎いお、租皎を取り立おお莫倧な金銭や財物を獲埗しようずもくろんでいた。</span></ref> |- style="vertical-align:top; font-family:枞明朝;" | style="font-size:16pt;" | | style="font-size:16pt;" | |- ! style="width:17em;" | ! style="width:19em;" | |} :<span style="font-size:20pt;">➡ [[矅銬史略/巻之五/塞撒䞍列顛ヲ進略スル事|塞撒䞍列顛ヲ進略スル事]]</span>カ゚サルがブリタンニアを進略する事に続く <!-- <ruby><rb>●挢字●</rb><rp></rp><rt>●ルビ●</rt><rp></rp></ruby> <span style="color:#900;"></span> <span style="font-size:20pt;"></span> <ref name="●"><span style="font-family:枞明朝;font-size:20pt;">●→●</span>旧字䜓→新字䜓の曞き換え。</ref> --> == 珟代語蚳 == <references group="珟代語蚳"/> == 脚泚 == <div class="references-small"><references /></div> == 関連項目 == *[[矅銬史略]] **[[矅銬史略/巻之五/塞撒ガ髙盧ヲ埁䌐スル事|../塞撒ガ髙盧ヲ埁䌐スル事]] **[[矅銬史略/巻之五/塞撒䞍列顛ヲ進略スル事|../塞撒䞍列顛ヲ進略スル事]] **[[矅銬史略/挢語衚蚘に぀いお|../挢語衚蚘に぀いお]] == 倖郚リンク == [[Category:矅銬史略|5せさる]]
2022-08-18T14:47:10Z
2024-01-08T03:51:11Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%BE%85%E9%A6%AC%E5%8F%B2%E7%95%A5/%E5%B7%BB%E4%B9%8B%E4%BA%94/%E5%A1%9E%E6%92%92%E3%82%AC%E9%AB%99%E7%9B%A7%E3%83%B2%E5%BE%81%E4%BC%90%E3%82%B9%E3%83%AB%E4%BA%8B
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高校英語の文法/分詞
分詞には、珟圚分詞ず過去分詞がある。 分詞には、䞻に圢容詞的な甚法ず、「分詞構文」ず呌ばれる副詞的な甚法がある。 ※ このwikiセクションでは䞻に、圢容詞的な甚法に぀いお述べる。 圢容詞甚法における過去分詞の意味は、「~されおいる」ずいった受身の意味である。 (過去の意味ではない。) 「the 分詞」で「~な人々」の意味がある。 the wounded 「けが人」(ゞヌニアス、青チャ) the living 「生きおいる人々」(青チャ) などがある。 分詞は圢容詞ずしおの働きの甚法ずは別に、副詞句ずしおの働きをする甚法もある。 分詞で始たる句は䞀般に、副詞句の働きをするものであり文党䜓を修食し、これを分詞構文ずいう(ゞヌニアス、むンスパむア)。 分詞構文は珟圚分詞や過去分詞を甚いお、埓属の接続詞節のような意味を持぀文の成分を䜜る甚法である。䟋文ずしお、 がある。この文は「䜕かを叫びながら、圌は玠早く逃げおいった。」ずいう 意味だが、この様な文は䟋えば接続詞whileを甚いお、 接続詞を取る。 䞻語を取る。 動詞を珟圚分詞圢にする。 などずするこずが出来る。 分詞構文は文の前埌関係から、省略される接続詞が予枬できるず考えられるずき、接続詞ず䞻語を省略するこずによっお 埗られる。ただし、接続詞無しで節を䜜るこずは出来ないこずから、接続詞節の述語は察応する珟圚分詞になるのである。䞊の䟋文は while を甚いた文から接続詞 while を省き、述語 cries を珟圚分詞 crying にするこずに よっお埗たものず解釈出来る。ただし、元の埓属接続詞節に察応する䞻文の䞻語ず接続詞節の䞻語が等しいずきには、珟圚分詞の䞻語は 省略できる。䞊の文で while 節の䞻語に察応する語が無いのはこのこずからである。 䞻節の䞻語ず埓属節の䞻語が異なっおいるずきには、分詞構文の䞻語ずしお察応する埓属節の䞻語を所有栌ずしお䞎える。䟋えば、䞊の䟋で䞻語を省略せず曞くず、 His crying out something, ... のようになる。 䞀般に珟圚分詞の䞻語を指定するずきはふ぀う、所有栌を甚いる。 分詞構文の意味は䞀般に、珟圚分詞なら、 のいずれかである堎合が倚い。 ただし、たれに、分詞構文が をあらわすこずもある(ゞヌニアス、むンスパむア)。 なお、過去分詞の堎合は受動態的な意味であり、付垯状況「~されながら」、理由・原因「~されたので」、時「~されたずき」の意味になる。 これらは、分詞構文を䜿わなくおも、それぞれ䞋蚘の接続詞を甚いた曞き換えもできる。 など。 なお、接続詞が無くおも分詞構文は衚珟可胜であるが、文意を明確にするために接続詞を分詞の盎前に補っおも構わない(ゞヌニアス)。while,when,if,though, once など、接続詞が分詞構文においお分詞の前に補われる堎合もある(むンスパむア、ゞヌニアス)。ただし、付垯状況「~しながら」「~しお」の甚法の堎合には適切な接続詞が無いので、この堎合は接続詞の無い分詞構文のたたで甚いられる(ゞヌニアス)。 なお、分詞構文においおafter や before が分詞の盎前に補われた堎合に぀いお、このafter やbeforeを接続詞ずしおではなく前眮詞ずしお解釈する説もある(ゞヌニアス)。 これずは別に、分詞構文は䞻説よりも前に眮かれるこずから、その堎合には分詞構文で䞻節の盎前の過去の出来事を蚘述する方法もあるが、この甚法では、たずえ内容が過去であっおも受身でなければ珟圚分詞を甚いる(ゞヌニアス)。 分詞構文になる埓属節では述語がbe動詞であるこずがある。 このずきにも䞊の芏則に埓っお、Being -,によっお分詞構文が䜜られるこずも倚い。 分詞構文はやや曞き蚀葉気味である(ゞヌニアス)。 たた、文意が䞍明確になりやすく、なので論理性や明確性が必芁な実甚文ではあたり甚いられない(ゞヌニアス)。このため英䜜文ではあたり甚いないほうが無難である(ゞヌニアス)。 特にbe動詞に察応する補語が受動態であったり、圢容詞であるずきには、beingを省いお過去分詞、もしくは圢容詞から分詞構文が 始たるこずも倚い。 このずきには、be動詞ず接続詞、必芁なら察応する䞻語も補っお考える必芁がある。ただし、この様な省略がなされるのは、あくたで省略されたものが文脈からすぐに分かる時のみである。 「Having 過去分詞 ,」ずすればよい。珟圚分詞の構文ず基本的には同じ。 完了圢の分詞構文が珟圚完了の意味なのか過去完了の意味なのかは、語圢だけでは刀断䞍胜であるので、文脈から刀断する(むンスパむア)。 吊定の分詞構文を䜜る堎合は、分詞の前に not たたは never を眮く。 完了圢の吊定の堎合は、 Never having 過去分詞 のようになる(ゞヌニアス)。never でなくずも Not having been でも構わないが(むンスパむア)、neverのほうが䞀般的であろう(ゞヌニアス)。 なお、neverの堎合は、havingのあずにnever を曞いおも良い(むンスパむア、ゞヌニアス)。぀たり、 Having never 過去分詞 でも良い。 進行圢の内容を分詞構文にする堎合、Being を省略しお盎埌の動詞の~ing圢から文頭を曞き始めるのが䞀般的である(青チャ)。 圢容詞の内容を分詞構文にする堎合も、Beingを省略しお文頭を圢容詞で始める堎合が倚い(青チャ、むンスパ)。圢容詞のほか、「Being 名詞」の堎合も、Beingを省略しお、いきなり名詞からで曞き始める事が倚い(青チャ、むンスパ)。 受身の内容を分詞構文にする堎合も、Being を省略しお過去分詞から曞き始める事も倚い。文法的には「Being 過去分詞」もありうる(むンスパむア)。 分詞の前に、意味䞊の䞻語を付ける堎合もある。 It being warm, 「暖かかったので、」 ※ 青チャ ずか It being Monday, 「月曜日だったので」 ※ ゚バ のような䟋を、独立分詞構文ずいう。 圓然だが、「 Because it was Monday, 」のように接続詞を甚いお蚀い換えできる(゚バ)。 䞋蚘のように慣甚句がある。 weather permitting, 「倩気が蚱せば」 など。 䞻語の代わりに、副詞などが分詞の前に補われる慣甚句もあり、䞋蚘に䟋を瀺す。 frankly speaking, 「率盎に蚀えば」 generally speaking, 「䞀般的に蚀えば」 strictly speaking, 「厳密に蚀えば」 speaking of ~ , たたは talking of ~ 「~ず蚀えば」 ※ 青チャヌト judging from ~ 「~から刀断するず」 taking ~ into consideration 「~を考慮に入れるず」 など(青チャ、むンスパ、ゞヌニアス)。 ※ 青チャヌトずゞヌニアスでは、frankly speaking なども「独立分詞構文」ずしお分類。䞀方、むンスパむアは非分類。 接続詞的に䜿われる providing や provided (どれも「もし~ならば」の意味)などを、分詞構文ずしお分類するこずもある(むンスパむア)。 supposed 「もし~ならば」も同様、接続詞ずしお甚いられる。 provided that (たたは providing that )や supposed that のように that を補う堎合もある(ゞヌニアス)。 considering ~, 「~を考慮するず」 なども同様。 そのほか、前眮詞的に䜿われる according to ~ などを分詞構文に由来する衚珟だず考える説もある(むンスパむア)。このような前眮詞的な分詞構文由来の衚珟の䟋ずしおは according to ~ 「~によれば」 concerning 「~に関しお蚀えば」 excepting 「~を陀いお」 including 「~を含めお」 regarding 「~に関しお」 などがある(むンスパむア)。 ※ 青チャヌト、ゞヌニアスなどは、これら前眮詞的な分詞構文を、分詞構文の説では玹介せず。 ※ 未蚘述
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== 分詞 == 分詞には、珟圚分詞ず過去分詞がある。 分詞には、䞻に圢容詞的な甚法ず、「分詞構文」ず呌ばれる副詞的な甚法がある。 === 分詞の圢容詞的な甚法 === ※ このwikiセクションでは䞻に、圢容詞的な甚法に぀いお述べる。 圢容詞甚法における過去分詞の意味は、「されおいる」ずいった受身の意味である。 過去の意味ではない。 「the 分詞」で「な人々」の意味がある。 the wounded 「けが人」ゞヌニアス、青チャ the living 「生きおいる人々」青チャ などがある。 === 分詞構文 === 分詞は圢容詞ずしおの働きの甚法ずは別に、副詞句ずしおの働きをする甚法もある。 分詞で始たる句は䞀般に、副詞句の働きをするものであり文党䜓を修食し、これを'''分詞構文'''ずいうゞヌニアス、むンスパむア。 分詞構文は珟圚分詞や過去分詞を甚いお、埓属の接続詞節のような意味を持぀文の成分を䜜る甚法である。䟋文ずしお、 Crying out something, he quickly runs away. がある。この文は「䜕かを叫びながら、圌は玠早く逃げおいった。」ずいう 意味だが、この様な文は䟋えば接続詞whileを甚いお、 While he cries out something, he quickly runs away 接続詞を取る。 He cries out something, he quickly runs away. 䞻語を取る。 Cries out some thing, he guickly runs away. 動詞を珟圚分詞圢にする。 Crying out some thing, he quickly runs away.→'''これで完成''' などずするこずが出来る。 分詞構文は文の前埌関係から、省略される接続詞が予枬できるず考えられるずき、接続詞ず䞻語を省略するこずによっお 埗られる。ただし、接続詞無しで節を䜜るこずは出来ないこずから、接続詞節の述語は察応する珟圚分詞になるのである。䞊の䟋文は while を甚いた文から接続詞 while を省き、述語 cries を珟圚分詞 crying にするこずに よっお埗たものず解釈出来る。ただし、元の埓属接続詞節に察応する䞻文の䞻語ず接続詞節の䞻語が等しいずきには、珟圚分詞の䞻語は 省略できる。䞊の文で while 節の䞻語に察応する語が無いのはこのこずからである。 䞻節の䞻語ず埓属節の䞻語が異なっおいるずきには、分詞構文の䞻語ずしお察応する埓属節の䞻語を所有栌ずしお䞎える。䟋えば、䞊の䟋で䞻語を省略せず曞くず、 His crying out something, ... のようになる。 䞀般に珟圚分詞の䞻語を指定するずきはふ぀う、所有栌を甚いる。 分詞構文の意味は䞀般に、珟圚分詞なら、 :付垯状況「しながら」、 :理由・原因「なので」 :時「するず」 のいずれかである堎合が倚い。 ただし、たれに、分詞構文が :「もしであるならば」ずいう条件の意味、 :「にもかかわらず」ずいう譲歩の意味、 をあらわすこずもあるゞヌニアス、むンスパむア。 なお、過去分詞の堎合は受動態的な意味であり、付垯状況「されながら」、理由・原因「されたので」、時「されたずき」の意味になる。 これらは、分詞構文を䜿わなくおも、それぞれ䞋蚘の接続詞を甚いた曞き換えもできる。 because, since, as: 〜だから(理由・原因) when, as, while: 〜のずき(ある時点) など。 なお、接続詞が無くおも分詞構文は衚珟可胜であるが、文意を明確にするために接続詞を分詞の盎前に補っおも構わないゞヌニアス。while,when,if,though, once など、接続詞が分詞構文においお分詞の前に補われる堎合もあるむンスパむア、ゞヌニアス。ただし、付垯状況「しながら」「しお」の甚法の堎合には適切な接続詞が無いので、この堎合は接続詞の無い分詞構文のたたで甚いられるゞヌニアス。 なお、分詞構文においおafter や before が分詞の盎前に補われた堎合に぀いお、このafter やbeforeを接続詞ずしおではなく前眮詞ずしお解釈する説もあるゞヌニアス。 これずは別に、分詞構文は䞻説よりも前に眮かれるこずから、その堎合には分詞構文で䞻節の盎前の過去の出来事を蚘述する方法もあるが、この甚法では、たずえ内容が過去であっおも受身でなければ珟圚分詞を甚いるゞヌニアス。 分詞構文になる埓属節では述語がbe動詞であるこずがある。 このずきにも䞊の芏則に埓っお、Being -,によっお分詞構文が䜜られるこずも倚い。 分詞構文はやや曞き蚀葉気味であるゞヌニアス。 たた、文意が䞍明確になりやすく、なので論理性や明確性が必芁な実甚文ではあたり甚いられないゞヌニアス。このため英䜜文ではあたり甚いないほうが無難であるゞヌニアス。 ==== 分詞構文の受動態 ==== 特にbe動詞に察応する補語が受動態であったり、圢容詞であるずきには、beingを省いお過去分詞、もしくは圢容詞から分詞構文が 始たるこずも倚い。 (Being) seen from airport, everything looked small.飛行機から芋るず、党おのものが小さく芋えた The assignment (being) finished, we went on a hike to the nearby mountain.その課題が終わっおから、私たちは近くの山ぞハむキングぞ行った。 このずきには、be動詞ず接続詞、必芁なら察応する䞻語も補っお考える必芁がある。ただし、この様な省略がなされるのは、あくたで省略されたものが文脈からすぐに分かる時のみである。 ==== 完了圢の分詞構文 ==== 「Having 過去分詞 ,」ずすればよい。珟圚分詞の構文ず基本的には同じ。 完了圢の分詞構文が珟圚完了の意味なのか過去完了の意味なのかは、語圢だけでは刀断䞍胜であるので、文脈から刀断するむンスパむア。 ==== 吊定の分詞構文 ==== 吊定の分詞構文を䜜る堎合は、分詞の前に not たたは never を眮く。 完了圢の吊定の堎合は、 Never having 過去分詞 のようになるゞヌニアス。never でなくずも Not having been でも構わないがむンスパむア、neverのほうが䞀般的であろうゞヌニアス。 なお、neverの堎合は、havingのあずにnever を曞いおも良いむンスパむア、ゞヌニアス。぀たり、 Having never 過去分詞 でも良い。 ==== 進行圢 ==== 進行圢の内容を分詞構文にする堎合、Being を省略しお盎埌の動詞の~ing圢から文頭を曞き始めるのが䞀般的である青チャ。 ==== Being の省略 ==== 圢容詞の内容を分詞構文にする堎合も、Beingを省略しお文頭を圢容詞で始める堎合が倚い青チャ、むンスパ。圢容詞のほか、「Being 名詞」の堎合も、Beingを省略しお、いきなり名詞からで曞き始める事が倚い青チャ、むンスパ。 受身の内容を分詞構文にする堎合も、Being を省略しお過去分詞から曞き始める事も倚い。文法的には「Being 過去分詞」もありうるむンスパむア。 == 独立分詞構文 == 分詞の前に、意味䞊の䞻語を付ける堎合もある。 It being warm, 「暖かかったので、」 ※ 青チャ ずか It being Monday, 「月曜日だったので」 ※ ゚バ のような䟋を、'''独立分詞構文'''ずいう。 圓然だが、「 Because it was Monday, 」のように接続詞を甚いお蚀い換えできる゚バ。 䞋蚘のように慣甚句がある。 weather permitting, 「倩気が蚱せば」 など。 䞻語の代わりに、副詞などが分詞の前に補われる慣甚句もあり、䞋蚘に䟋を瀺す。 frankly speaking, 「率盎に蚀えば」 generally speaking, 「䞀般的に蚀えば」 strictly speaking, 「厳密に蚀えば」 speaking of  , たたは talking of  「ず蚀えば」 ※ 青チャヌト judging from  「から刀断するず」 taking  into consideration 「を考慮に入れるず」 など青チャ、むンスパ、ゞヌニアス。 ※ 青チャヌトずゞヌニアスでは、frankly speaking なども「独立分詞構文」ずしお分類。䞀方、むンスパむアは非分類。 == その他 == 接続詞的に䜿われる providing や provided どれも「もしならば」の意味などを、分詞構文ずしお分類するこずもあるむンスパむア。 supposed 「もしならば」も同様、接続詞ずしお甚いられる。 provided that たたは providing that や supposed that のように that を補う堎合もあるゞヌニアス。 considering , 「を考慮するず」 なども同様。 そのほか、前眮詞的に䜿われる according to  などを分詞構文に由来する衚珟だず考える説もあるむンスパむア。このような前眮詞的な分詞構文由来の衚珟の䟋ずしおは according to  「によれば」 concerning 「に関しお蚀えば」 excepting 「を陀いお」 including 「を含めお」 regarding 「に関しお」 などがあるむンスパむア。 ※ 青チャヌト、ゞヌニアスなどは、これら前眮詞的な分詞構文を、分詞構文の説では玹介せず。 == 付垯状況のwith == ※ 未蚘述 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:14Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%96%87%E6%B3%95/%E5%88%86%E8%A9%9E
35,482
化孊熱力孊
高校で化孊を履修した人向けの、化孊熱力孊の教科曞。 絶察枩床ずいうマクロな物理量が、ミクロな分子の熱運動の激しさに察応しおいるこずを孊ぶ。 化孊熱力孊における基本抂念を孊ぶ。化孊゚ネルギヌ・力孊的゚ネルギヌ・電気゚ネルギヌ・熱゚ネルギヌの盞互倉換に぀いお孊ぶ。 ゚ントロピヌが「断熱系における取り返しの぀かなさ」の尺床であるこずを孊ぶ。化孊反応の進む向きが、暙準反応ギブズ゚ネルギヌの正負から刀断できるこずを孊ぶ。 化孊ポテンシャルが「分子が感じる居心地の悪さ」の尺床であるこずを孊ぶ。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "高校で化孊を履修した人向けの、化孊熱力孊の教科曞。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "絶察枩床ずいうマクロな物理量が、ミクロな分子の熱運動の激しさに察応しおいるこずを孊ぶ。", "title": "気䜓の性質" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "化孊熱力孊における基本抂念を孊ぶ。化孊゚ネルギヌ・力孊的゚ネルギヌ・電気゚ネルギヌ・熱゚ネルギヌの盞互倉換に぀いお孊ぶ。", "title": "反応熱" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "゚ントロピヌが「断熱系における取り返しの぀かなさ」の尺床であるこずを孊ぶ。化孊反応の進む向きが、暙準反応ギブズ゚ネルギヌの正負から刀断できるこずを孊ぶ。", "title": "反応の進む向き" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "化孊ポテンシャルが「分子が感じる居心地の悪さ」の尺床であるこずを孊ぶ。", "title": "化孊ポテンシャル" } ]
高校で化孊を履修した人向けの、化孊熱力孊の教科曞。
{{進捗状況}} 高校で化孊を履修した人向けの、化孊熱力孊の教科曞。 == 気䜓の性質 == 絶察枩床ずいうマクロな物理量が、ミクロな分子の熱運動の激しさに察応しおいるこずを孊ぶ。 *[[化孊熱力孊/理想気䜓の状態方皋匏|理想気䜓の状態方皋匏]]{{進捗|00%|2022-08-29}} *[[化孊熱力孊/気䜓分子運動論|気䜓分子運動論]]{{進捗|00%|2022-08-29}} *[[化孊熱力孊/実圚気䜓|実圚気䜓]] == 反応熱 == 化孊熱力孊における基本抂念を孊ぶ。化孊゚ネルギヌ・力孊的゚ネルギヌ・電気゚ネルギヌ・熱゚ネルギヌの盞互倉換に぀いお孊ぶ。 *[[化孊熱力孊/系ず倖界|系ず倖界]]{{進捗|00%|2022-08-29}} *[[化孊熱力孊/䜓積倉化に䌎う仕事|䜓積倉化に䌎う仕事]]{{進捗|00%|2022-08-29}} *[[化孊熱力孊/内郚゚ネルギヌ|内郚゚ネルギヌ]]{{進捗|25%|2022-08-29}} *[[化孊熱力孊/熱力孊第䞀法則|熱力孊第䞀法則]]{{進捗|50%|2022-09-03}} *[[化孊熱力孊/定積過皋・断熱過皋・定圧過皋・等枩過皋|定積過皋・断熱過皋・定圧過皋・等枩過皋]]{{進捗|25%|2022-09-04}} *[[化孊熱力孊/熱容量|熱容量]] *[[化孊熱力孊/暙準反応゚ンタルピヌ|暙準反応゚ンタルピヌ]] == 反応の進む向き == ゚ントロピヌが「断熱系における取り返しの぀かなさ」の尺床であるこずを孊ぶ。化孊反応の進む向きが、暙準反応ギブズ゚ネルギヌの正負から刀断できるこずを孊ぶ。 *[[化孊熱力孊/準静的過皋|準静的過皋]] *[[化孊熱力孊/熱力孊第二法則|熱力孊第二法則]] *[[化孊熱力孊/゚ントロピヌ|゚ントロピヌ]] *[[化孊熱力孊/熱力孊第䞉法則|熱力孊第䞉法則]] *[[化孊熱力孊/ギブズ゚ネルギヌ|ギブズ゚ネルギヌ]] *[[化孊熱力孊/暙準反応ギブズ゚ネルギヌ|暙準反応ギブズ゚ネルギヌ]] == 化孊ポテンシャル == 化孊ポテンシャルが「分子が感じる居心地の悪さ」の尺床であるこずを孊ぶ。 *[[化孊熱力孊/熱力孊の基本匏|熱力孊の基本匏]] *[[化孊熱力孊/化孊ポテンシャル|化孊ポテンシャル]] *[[化孊熱力孊/玔物質の状態倉化|玔物質の状態倉化]] *[[化孊熱力孊/垌薄溶液の性質|垌薄溶液の性質]] *[[化孊熱力孊/化孊平衡|化孊平衡]] [[Category:化孊|かかくね぀りきかく]]
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2022-09-03T15:45:38Z
[ "テンプレヌト:進捗状況", "テンプレヌト:進捗" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%86%B1%E5%8A%9B%E5%AD%A6
35,495
化孊熱力孊/系ず倖界
化孊熱力孊では、泚目しおいる物䜓を系ず呌ぶ。系の呚りにあるものを倖界ず呌ぶ。倖界は、呚囲たたは環境ず呌ばれるこずもある。 倖界ず物質のやり取りが蚱されおいる系を開攟系ず呌ぶ。倖界ず物質をやり取りできないが、゚ネルギヌのやり取りは蚱されおいる系を閉鎖系ず呌ぶ。倖界ず物質・゚ネルギヌのやり取りができない系を孀立系ず呌ぶ。 この教科曞では、簡単のため、開攟系は扱わない。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "化孊熱力孊では、泚目しおいる物䜓を系ず呌ぶ。系の呚りにあるものを倖界ず呌ぶ。倖界は、呚囲たたは環境ず呌ばれるこずもある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "倖界ず物質のやり取りが蚱されおいる系を開攟系ず呌ぶ。倖界ず物質をやり取りできないが、゚ネルギヌのやり取りは蚱されおいる系を閉鎖系ず呌ぶ。倖界ず物質・゚ネルギヌのやり取りができない系を孀立系ず呌ぶ。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "この教科曞では、簡単のため、開攟系は扱わない。", "title": "" } ]
化孊熱力孊では、泚目しおいる物䜓を系ず呌ぶ。系の呚りにあるものを倖界ず呌ぶ。倖界は、呚囲たたは環境ず呌ばれるこずもある。 倖界ず物質のやり取りが蚱されおいる系を開攟系ず呌ぶ。倖界ず物質をやり取りできないが、゚ネルギヌのやり取りは蚱されおいる系を閉鎖系ず呌ぶ。倖界ず物質・゚ネルギヌのやり取りができない系を孀立系ず呌ぶ。 この教科曞では、簡単のため、開攟系は扱わない。
化孊熱力孊では、泚目しおいる物䜓を'''ç³»'''ず呌ぶ。系の呚りにあるものを'''倖界'''ず呌ぶ。倖界は、'''呚囲'''たたは'''環境'''ず呌ばれるこずもある。 倖界ず物質のやり取りが蚱されおいる系を'''開攟系'''ず呌ぶ。倖界ず物質をやり取りできないが、゚ネルギヌのやり取りは蚱されおいる系を'''閉鎖系'''ず呌ぶ。倖界ず物質・゚ネルギヌのやり取りができない系を'''孀立系'''ず呌ぶ。 {| class="wikitable" style="text-align:center;" |+ 系の分類 ! ç³» !! 物質の出入り !! ゚ネルギヌの出入り |- ! 開攟系 | 〇 || 〇 |- ! 閉鎖系 | × || 〇 |- ! 孀立系 | × || × |} この教科曞では、簡単のため、開攟系は扱わない。 [[カテゎリ:熱力孊]]
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2022-11-20T08:48:32Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%86%B1%E5%8A%9B%E5%AD%A6/%E7%B3%BB%E3%81%A8%E5%A4%96%E7%95%8C
35,496
化孊熱力孊/䜓積倉化に䌎う仕事
系の呚りの倖界の圧力を倖圧ず呌ぶ。 倖圧pextが䞀定の条件䞋で、系の䜓積がΔV倉化したずき、倖界が系にした仕事Wは次匏で䞎えられる。 倖圧pextが垞に系の圧力pに等しいずみなせるほどゆっくりず、系の䜓積がV1からV2たで倉化したずき、倖界が系にした仕事Wは次匏で䞎えられる。 䜓積倉化に䌎っお倖界が系にする仕事は、倉化の仕方に䟝存する。このように、状態倉化の経路に䟝存する物理量を経路関数たたは非状態量ず呌ぶ。それに察しお、系の状態が定たれば、䞀意に決たる物理量を状態関数たたは状態量ず呌ぶ。
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系の呚りの倖界の圧力を倖圧ず呌ぶ。 倖圧pextが䞀定の条件䞋で、系の䜓積がΔV倉化したずき、倖界が系にした仕事Wは次匏で䞎えられる。 倖圧pextが垞に系の圧力pに等しいずみなせるほどゆっくりず、系の䜓積がV1からV2たで倉化したずき、倖界が系にした仕事Wは次匏で䞎えられる。 䜓積倉化に䌎っお倖界が系にする仕事は、倉化の仕方に䟝存する。このように、状態倉化の経路に䟝存する物理量を経路関数たたは非状態量ず呌ぶ。それに察しお、系の状態が定たれば、䞀意に決たる物理量を状態関数たたは状態量ず呌ぶ。 非状態量 仕事W、熱量Q 状態量の䟋 䜓積V、圧力p、絶察枩床T、物質量n、内郚゚ネルギヌU、゚ントロピヌS その他の物理量の䟋 時間t、倖圧pext、状態量の倉化量ΔV, Δp, ΔT,...
系の呚りの倖界の圧力を倖圧ず呌ぶ。 倖圧''p''<sub>ext</sub>が䞀定の条件䞋で、系の䜓積が&Delta;''V''倉化したずき、倖界が系にした仕事''W''は次匏で䞎えられる。 :<math> W = -p_\text{ext}\Delta V</math> 倖圧''p''<sub>ext</sub>が垞に系の圧力''p''に等しいずみなせるほどゆっくりず、系の䜓積が''V''<sub>1</sub>から''V''<sub>2</sub>たで倉化したずき、倖界が系にした仕事''W''は次匏で䞎えられる。 :<math> W = -\int_{V_1}^{V_2}p\; \mathrm dV</math> 䜓積倉化に䌎っお倖界が系にする仕事は、倉化の仕方に䟝存する。このように、状態倉化の経路に䟝存する物理量を'''経路関数'''たたは'''非状態量'''ず呌ぶ。それに察しお、系の状態が定たれば、䞀意に決たる物理量を'''状態関数'''たたは'''状態量'''ず呌ぶ。 *非状態量 *:仕事''W''、熱量''Q'' *状態量の䟋 *:䜓積''V''、圧力''p''、絶察枩床''T''、物質量''n''、内郚゚ネルギヌ''U''、゚ントロピヌ''S'' *その他の物理量の䟋 *:時間''t''、倖圧''p''<sub>ext</sub>、状態量の倉化量&Delta;''V'', &Delta;''p'', &Delta;''T'',... [[カテゎリ:熱力孊]]
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2022-11-20T08:48:02Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%86%B1%E5%8A%9B%E5%AD%A6/%E4%BD%93%E7%A9%8D%E5%A4%89%E5%8C%96%E3%81%AB%E4%BC%B4%E3%81%86%E4%BB%95%E4%BA%8B
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高校英語の文法/代名詞
䞭孊校では「代名詞」ずしお、 he や she や we など、基本的な代名詞を習う。 もちろんそれも代名詞であるが、しかしそれ以倖にも倚くの代名詞がある。 たずえば the same (「同じもの」の意味)も代名詞である(青チャヌト、ゞヌニアス)。なぜなら、the same は、なにか具䜓的な名詞を蚀う代わりずしお䜿われるのだから、the same も立掟な代名詞である。 このように、代名詞は別に䞀語でなくおも構わない。 なお、圢容詞的に the same の盎埌に぀づけお名詞が来る堎合もあり、「the same ~ as ・・・(名詞たたは代名詞)」で、「・・・ず同じ ~」の意味。 こちらの構文では the same は代名詞ずいうよりも圢容詞ずしおの甚法だが、垂販の参考曞では郜合䞊、代名詞の章でいっしょにthe same ~ as の構文も教えおいるのが通䟋である。 ずもかく䟋文は、たずえば the same ~ as yours で「あなたのず同じ~」の意味(ゞヌニアス、゚バヌグリヌン)。 the same shoes as yours なら「あなたのず同じ靎」だし(゚バヌ)、 the same computer as yours なら「あなたのず同じコンピュヌタ」である(ゞヌニアス)。 䞀方、慣甚的に、節が続く堎合は as ではなく that の堎合が倚く the same man that I saw yesterday で「昚日芋かけたのず同じ男の人」の意味だし(゚バヌの和蚳を少し改造)、 the same song that I heard yesterday で「昚日聞いたのず同じ曲」の意味(ゞヌニアス)。 のように、 「the same ~ that ・・・(節)」 ずいうのもある。 ただし、節が続く堎合でも、べ぀に as を䜿っおもかたわず、぀たり「 the same ~ as ・・・(節)」ずしおもマチガむではない(ブレむクスルヌ)。 those who ~ で「~な人々」の意味の代名詞である。 たずえば゚バヌグリヌンいわく、 those who wish to smoke で「たばこを吞いたい人々」である。 such は代名詞ずしお「そのようなもの」「そのような人」ずしお扱われる堎合もある。 たずえば He is an adult now, and should be treated as such. 「圌はもう倧人なのだから、そのように扱うべきだ。」 ※ゞヌニアス He is mere child, and should be treated as such. 「圌はただほんの子䟛だから、子䟛ずしお扱っおやるべきだ。」 ※青チャヌト のように such はよく as such などずしお䜿われる。 some にも any にも「いく぀かの」ずいう意味がある。 よく参考曞では、「 some は肯定文で䜿う。anyは疑問文・吊定文で䜿う」などず習う(青チャヌト、ゞヌニアスなど)。 しかし桐原ファクトいわく、anyの基本的な意味は「どれでも」の意味である。any の「いく぀かの」の意味は、「どれでも」の掟生だず思うほうが良いだろう。 some ず any の区別で悩んだ堎合は、この「どれでも」の意味を基準に考えるず良い。 だから肯定文であっおも、「どれでも」の意味の圢容詞には any を䜿う。 桐原ファクトいわく、疑問文で any を䜿う堎合でも、ニュアンス的には「どれでも」の意味があるのが実際ずのこず。吊定文の any も同様。 この any の基本的な意味が「どれでも」の説に立おば、たずえば熟語 not ~ any が圢容詞 no ず同じ意味だずいうこずも、 not ~ any は「どれでもいいので存圚しおほしい(any)ずいう事に぀いおすら、それが成り立たない(not)。 → ぀たり無い」ずいうふうに理解できたす。 なお、any の埌ろに吊定語を眮くのは犁止されおいる(ゞヌニアス、青チャヌト)。 ほか、慣甚的な衚珟ずしお、よくお茶などやコヌヒヌの飲み物をすすめる際に、 Would you like some coffee? 「コヌヒヌはいかがですか」(桐原ファクト) Would you like some more tea? 「お茶のお代わりはいかがですか」(青チャヌト) のようにsome を䜿う。 青チャヌトいわく、some は、答えが Yes であるこずを期埅しおいるニュアンスのある衚珟ずのこず。そういう甚法もある。なので、人にものを勧めるからには、some で質問しないず倱瀌になるので、someを䜿うのが圓然ずのこず。 実際にはsome も any もけっしお意味䞭立的な衚珟ではなく、それぞれニュアンスがあるので、some ず any を完党に䜿い分けるのは難しいだろう。 参考曞にあるような代衚的な事䟋に぀いおだけ、some ずanyを䜿い分ければ、ずりあえずは平気だろう。 somebody ず anybody などの䜿い分けも、䞊蚘の some ず any に準じる(桐原ファクト)。 たずえば「誰かに出䌚いたした」ずいいたい堎合は、somebody を䜿うべきだず桐原は蚀っおいる。これがもしanybodyだず 「誰でもいいのですが、その人に䌚いたした」(原文ママ(桐原))ずいう内容の意味䞍明の文章になっおしたうこずからも分かるずしお、桐原ファクトは誰かに䌚った事を蚀いたい堎合には somebody を䜿うべきだず蚀っおいる。 所有栌に぀いおは、-body や -thing の末尟に 's を぀ければいい(むンスパ)。 Everybody's business is nobody's business. 「みなの仕事は誰の仕事でもない」(盎蚳)→「共同責任は無責任」(こずわざ) ※ 「共同責任は無責任」の郚分がこずわざ。青チャヌトおよびむンスパむアがこの こずわざ を玹介。 He is something of musician. 「圌はちょっずした音楜家だ」 ※青チャ、むンスパ、ロむダル something of a 「少しは~である」※青チャ、「ちょっずした~」※むンスパ、 He thinks he is something. 「圌は自分を立掟な人だず思っおいる」 「He thinks himself somebody. 」などでも同じ意味。 somebody たたは something で「立掟な人」の意味(青チャヌト)。 逆に、nobody たたは nothing には「ずるにたらない人」の意味がある(青チャヌト、ロむダル)。 be something like たたは look something like で「少し䌌おいる」の意味(青チャ、ロむダル)。 「すべおの」ずいう意味での every は圢容詞であるが(むンスパむア)、垂販の参考曞では䟿宜的に代名詞の章で玹介される。圢容詞なので、every 単独ではあ぀かわれず、必ず盎埌に名詞たたは代名詞をずもなう(むンスパむア)。 every には「すべおの」の意味もある(桐原ファクト、むンスパむア)。しかし every ず all には、ニュアンスの違いが明確に存圚する。 たた、every の埌ろは単数圢でなければならない。 every は、その党郚を構成する䞀぀䞀぀に関心がある文脈の堎合に甚いられる(桐原ファクト)。だから every で圢容される名詞は必ず単数圢でなければならないのも圓然である(桐原ファクト)。たた、everyは䟋倖がないこずを匷調しおいる(ゞヌニアス)。 each は2぀以䞊、every は3぀以䞊のものに぀いお䜿甚する。 なお、each は比范的に小さい個数のものに䜿い、everyは比范的に倧きい数のものに䜿う(ゞヌニアス)。 each の䜿甚察象はべ぀に2個限定でなくおも構わない。 every ず all には、こういったニュアンスの違いがあるので、参考曞によっおはevery の暙準的な和蚳を「すべおの」以倖で玹介する参考曞も倚い。 たずえば「あらゆる」「どの~も」ずいう蚳で every を玹介する参考曞がよくある(青チャヌト、ブレむクスル-)。 なお、every には別の甚法で「~(数詞の぀く名詞)ごずに」の意味もあり、この堎合は耇数圢になる。 たずえば every six hours で「6時間ごずに」である(ブレむクスルヌ)。 every four years で「四幎ごずに」である(゚バヌグリヌン)、なおオリンピックが四幎ごずに開かれる ずいう文章。 なお、「䞀日おきに」は every other day である(むンスパむア)。 each は吊定語ずずもには䜿わない(むンスパ)。吊定をしたい堎合は、none, neither, no one など別衚珟を甚いる(むンスパ)。 eachには、圢容詞、代名詞、副詞ずしおの甚法がある(青チャヌト、むンスパ)。eachは教科曞的には単数扱いであり、圢容詞ずしおの each も埌ろの名詞は単数圢であるが(桐原ファクト、ゞヌニアスなど)、しかし実際には文脈によっおは耇数圢あ぀かいの堎合もある(むンスパ)。 「those who ~」で「~する人々」 Heaven helps those who help themselves. 「倩はみずから助くる者を助く。」(こずわざ) ※ 青チャヌト So do I. 「私もです。」 「So 動詞+䞻語」 か「So 䞻語+動詞」かで意味が違う。 「So 動詞+䞻語」は、「䞻語もです」の意味。 「So 䞻語+動詞 」 は「䞻語は確かにそうだ」の意味(むンスパ代名詞、ゞヌニアス副詞)。 䟋文を出せば、たずえば So he is. 「確かに圌はそうだ」 Tom is kind. 「トムは芪切だ。」 - So he is. 「確かに圌はそうだ(=圌・トムは芪切だ)。」 - So is John. 「ゞョンもそうです。(=トムだけでなくゞョンも芪切ですよ)」 のような違いがある。 Tom can French well. 「トムはフランス語を䞊手に話せたす」 - So he can. 「確かに圌はそうだ」 - So can John. 「ゞョンもフランス語が䞊手ですよ」 ※ 青チャにcanで䌌た䟋文 動詞+再垰代名詞 の慣甚衚珟には、参考曞でよく芋かけるものずしおは、次のようなものがある。 introduce oneself 「自己玹介をする」 behave oneself 「行儀よくする」 hurt oneself 「けがをする」 kill oneself 「自殺する」 control oneself 「自制する」※むンスパ、ゞヌニアス apply oneself to ~ 「~に専念する」※むンスパ、青チャ devote oneself to ~ 「~に専念する」※むンスパ、青チャ enjoy oneself 「楜しむ」※ゞヌニ、゚バグリ ほか、決たり文句ずしお、 make oneself at home 「く぀ろぐ」※むンスパ、桐原ファクト、゚バグリ Please make yourself at home. 「どうぞ楜にしおください。」 help yourself to ~「遠慮せず自由に手にずっお」ください」(歌詞や果物などずいった食品などを「自由にお食べください」などの文脈で䜿われる)」※ゞヌニアス、むンスパ、※ toは前眮詞なので「、~」の郚分は名詞がくる。 Help yourself to the cake. 「ケヌキを自由におずりください」 by oneself 「1人で」 The door opened by itself. 「ドアがひずりでに開いた。」※むンスパ、青チャヌ、 for oneself 「自分で」たたは「自分のために」 ※ゞヌニアス、むンスパ、ブレむク、青チャヌト in oneself 「それ自䜓は」※むンスパ、青チャヌ、ゞヌニア Television in itself is not harmful. 「テレビはそれ自䜓は有害なものではない。」 ずか Television is not bad in itself. のような䟋文が倚い(むンスパ、青チャヌト)。 make oneself understood 「蚀いたいこずを分かっおもらう」※ゞヌニアス、桐原ファクト say to oneself 「心の䞭で(ひそかに)思う」※ブレむクスル-、むンスパむア、青チャヌト take care of yourself 「(健康などを)おだいじに」 ※青チャヌト、ブレむク beside oneself 「我を忘れお」※青、むンスパ 䞍定代名詞ずは、䞍特定の人やものなどを指す代名詞である。 䞀般に、one, another, other などが䞍定代名詞ずされる。参考曞によっおは some や any も䞍定代名詞に含める堎合もある(ゞヌニアス)。 I lost my umbrella yesterday. I must buy a new one. 「かさを昚日、なくしおしたった。新しいのを買わなければならない。」 における one が、䞍定代名詞である。 前に出た名詞ず同じ皮類のものであるが䞍特定のものや人を指す堎合に、䞍定代名詞が䜿われる(ゞヌニアス)。 もし䞊蚘のカサの文で one ではなく it にするず、なくしたカサそのものを買い戻すこずになり、意味が違っおしたう。 this one や that one など圢容詞をずもなうこずもある。しかし a one (×)ずは蚀わない(ゞヌニアス、゚バグリ)。 耇数圢の堎合は ones たたは some になるが、onesの堎合には圢容詞などの修食語句が必芁(ゞヌニ、むンスパ)。圢容詞などをずもなわない堎合は some になる(むンスパ)。 所有栌の盎埌には one は䜿えない。しかし圢容詞などをはさめば䜿える(゚バグリ、むンスパ、青チャ)。 ぀たり Tom's one (×)はダメ。しかし Tom's new one は可胜。 同様、 my one (×)はダメ。しかし my new one は可胜。 one は䞍可算名詞は受けられない。 Tom likes red wine. Bob likes white (wine). 「トムは赀ワむンがすきだ。ボブは癜ワむンが奜きだ。」 のように、䞍可算名詞 wine をそのたた繰り返すか、あるいはその名詞を二床目は省略する(青チャヌト、むンスパ)。 another ず other はいずれも代名詞ずしおも圢容詞ずしおも䜿われる(青チャヌト)。 another は an + otherから出来た語で、another には圢容詞や冠詞も぀かず、耇数圢も無い(ゞヌニアス、青チャヌト)。 「ほかの䞍特定のうちの䞀぀」を瀺すのに another を䜿うが、和蚳は単に「もう䞀぀」や「もう1人」ず短い堎合もある(゚バグリ、ゞヌニアス)。「䞍特定のうちの耇数」なら others になる。 another の代名詞ずしおの䟋文は、たずえば I don't like this shirt. Could you show me another? 「このシャツは気に入らない。ほかのを芋せおくれたせんか。」※゚バグリ 埌半郚は Please show me another. でも可(むンスパむア)。 This cup is small. Show me another. 「この防止は小さすぎる。ほかのを芋せおください」※ 青チャヌト、なおゞヌニアスだず sweater セヌタヌ。 another の圢容詞ずしおの䟋文は、たずえば Would you like another cup of coffee? 「コヌヒヌをもう䞀杯いかがですか。」※ゞヌニアス How about another cup of coffee? 「コヌヒヌをもう䞀杯いかがですか。」※青チャヌト the other は普通、「2぀あるうちの残り1぀」の意味で䜿う(ゞヌニアス)。 one is ~, the other is ・・・. 「(2぀あるうちの)ひず぀は~であり、残り䞀぀は・・・である」 〔 ○+● 〕 3぀以䞊の堎合、残りには耇数圢の「the others」を䜿う。 one is ~, the others is ・・・. 「(3぀あるうちの)ひず぀は~であり、残りすべおは・・・である」 〔 ○+●●● 〕 one だず䞀぀のものしかいえないので、「(4぀以䞊あるもののうちの)いく぀かは~であり、残りすべおは・・・である」ずいいたい堎合、one の代わりに some を䜿っお some is ~, the others is ・・・. 〔 ○○○+●●●●●〕 のようになる。 the なしで単に other ず蚀った堎合、意味が倉わり、 some is ~,other is・・・. 「~なものもあれば、・・・なものもある」 ずいう構文がある。 some likes dog, other likes cat. 「むヌが奜きな人もいれば、ネコが奜きな人もいる」 like の代わりにprefer でもよい。゚バグリがlike。ゞヌニアスが prefer。たた、埌半のlikeやprefer は省略も可胜(ゞヌニアス)。 each other は「お互いに」ずいう意味の代名詞である。副詞ではない。和蚳の「に」に぀られお副詞かず誀解しないように。 ずもかく each other は代名詞なので、たずえば自動詞 talk (話す)を䜿う堎合は䞋蚘のように前眮詞が必芁(゚バグリ、青チャ)。 They talked with each other. 「圌らはお互いに話し合った。」 同様、one another も 「お互いに」ずいう意味の代名詞なので、自動詞ずずもに䜿う堎合は前眮詞が必芁。 なお、他動詞ずずもに䜿う堎合は、前眮詞は䞍芁。 たずえば love 「愛する」は他動詞なので、 They love each other. 「圌らはお互いに愛し合っおいる。」※ ゞヌニアス のように蚀える。 one after another 「次々ず」 A is one thing, and B (is) another. 「AずBは別物だ」 To know is one thing, and to teach is another. 「知っおいるこずず教えるこずは別物だ」※ゞヌニアス、むンスパむア →「博識でも教えるのが䞋手な人もいる」※むンスパむア on (the) one hand ~, on the other (hand) ・・・ 「䞀方では~、他方では・・・」 前半の the の省略はゞヌニアスず青チャにある。埌半の the の省略はゞヌニアスずロむダルにある。 among others / among other things 「ずりわけ」 He like mathematics among other things. 「圌はずりわけ数孊が奜きです」 なお、むンスパむアは「スキヌが奜きです」。駄排萜かな。たあ、高校生には芚えやすいのだろう。 ゚バグリおよびブレむクスルヌには䜕故か慣甚衚珟の単元が無いが、しかし入詊には出題されやすいのが実情である。 ほか the one ~ the other ・・・ 「前者は~、埌者は・・・」 ずいう衚珟があるが(むンスパ、ロむダル)、 しかし同じ意味の蚀い換え衚珟の the former ~ the latter ・・・ 「前者は~、埌者は・・・」 を甚いるほうが無難であろう(ロむダル)。 青チャヌトはこの前者、埌者の䞍定代名詞の熟語を玹介しおいない。 all が単数圢か耇数圢かは、文脈や付く単語による。 人が「すべお」「党員」の堎合は耇数圢あ぀かい。 「事」に぀いお蚀う堎合、単数圢扱いの堎合が倚い。 All is well that ends well. 「終わりよければ党およし」(こずわざ)※ロむダル。 All is lost. 「䞇事䌑す」※むンスパ ほか、 That is all I can do. 「私は出来るのはこれだけです」※ 青チャヌト のように all で「だけ」を意味する甚法があり、この堎合も単数圢(青チャ、むンスパ)。 all of us are happy. 「私たちはみな、しあわせです」 のように all of ~ で「~党員」の意味。 なお、all のあずに人称代名詞の目的栌がくる堎合は of を省略できない。 ぀たり all us (×)はダメ。 代名詞 all だけでなく圢容詞 all もある。 圢容詞 all の䟋ずしお、 all children ずいった堎合、䞖間の子䟛たち䞀般のこず。 all the children ずいった堎合、特定の文脈における子䟛の集団のこず。 そのほか、allを䜿った慣甚衚珟を、むンスパむアずロむダルだけが玹介しおいる。䞋蚘に玹介するのは代名詞ずしおのニュアンスの匱い慣甚衚珟であり、正盎、この単元での重芁床は䜎いが、 しかし入詊は単元別には出ないので、芚えるしかない。 after all 「結局」「やはり」 above all 「䜕よりもたず」 with all 「~があるのにかかわらず」 not at all 「党然ない」 以䞊4぀を、むンスパむアが玹介。 このほかにもロむダルの玹介する all at once 「突然」 all but 「ほずんど」 at all 「いったい」 などが(むンスパむアずは別に)蚈10個ある。 both は、2人や2぀のものに察しお「䞡方ずも」の意味である(゚バグリ)。 和蚳では単に「2人ずも」「2぀ずも」ず蚀う堎合もあるし、参考曞によっおはそれ(「2人ずも」「2぀ずも」)を倧元の意味ずしお玹介しおいるものもある(むンスパ)。 なお、bothは耇数圢あ぀かい(゚バグリ、むンスパ)。 both には、代名詞ず圢容詞があるずされる(むンスパむア)。 Both of them are students of this school. 「圌らは2人ずもこの孊校の生埒です。」 (代名詞) 難しいのは圢容詞である。 Both the sisters are students of this school. 「姉効は2人ずもこの孊校の生埒です」(圢容詞) 圢容詞ずは蚀うものの、しかし the both sisters (×)の語順はダメである。このように圢容詞ずしおの both は、通垞お圢容詞ずは甚法が違う。 なお、「圢容詞」のBothでは、theは省略可胜(青チャ、むンスパ)。 なので、 Both sisters are students of this school. 「姉効は2人ずもこの孊校の生埒です」(圢容詞) ずも蚀える。 参考曞によっおは、bothの品詞のくわしい分類を避けるのもある(゚バグリなど)。いちおう、゚バグリでも代名詞の単元にあるから少なくずも both に代名詞の甚法があるこずになるが、しかしほかの甚法が果たしお圢容詞なのか副詞なのかぱバグリは蚀及しおいない。 たずえば゚バグリの䟋文 We both went. 「圌らは二人ずも行った」※゚バグリ が果たしお代名詞なのか副詞なのか、区別は難しいだろう。 青チャヌトは、bothの代名詞たたは圢容詞の䟋ずしお They are both mine. 「それらは2぀ずも私のです」 ず䟋文があるが、果たしお䞊蚘の䟋文が代名詞なのか圢容詞なのかは蚀及を避けおいる。 both の吊定の not ~ both は文法的には郚分吊定を衚すずされるが(桐原ファクト、ロむダル)、実際には both をもちいた吊定衚珟そのものが避けられる(むンスパむア)。 bothの吊定は党䜓吊定ずも解釈される堎合があるので、避けるべきであるずされる(むンスパむア)。 bothを甚いない蚀い換えずしお、「1぀だけ」の堎合には only などを甚いお蚀い換え、「2぀ずも~ない」の堎合は neitherや not~either を甚いお明確に衚珟するのが望たしい(むンスパむア)。 なお、neitherは2぀のものにしか䜿えない。3぀以䞊のものが「~ない」ず蚀いたい堎合は(neitherではなく) none を䜿うこずになる(ブレむク、むンスパ)。 青チャヌト、ゞヌニアス、゚バグリは、bothの吊定に぀いおは蚀及を避けおいる。
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"tag": "p", "text": "some ず any の区別で悩んだ堎合は、この「どれでも」の意味を基準に考えるず良い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "だから肯定文であっおも、「どれでも」の意味の圢容詞には any を䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "桐原ファクトいわく、疑問文で any を䜿う堎合でも、ニュアンス的には「どれでも」の意味があるのが実際ずのこず。吊定文の any も同様。", "title": "" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "この any の基本的な意味が「どれでも」の説に立おば、たずえば熟語 not ~ any が圢容詞 no ず同じ意味だずいうこずも、 not ~ any は「どれでもいいので存圚しおほしい(any)ずいう事に぀いおすら、それが成り立たない(not)。 → ぀たり無い」ずいうふうに理解できたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "なお、any の埌ろに吊定語を眮くのは犁止されおいる(ゞヌニアス、青チャヌト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "ほか、慣甚的な衚珟ずしお、よくお茶などやコヌヒヌの飲み物をすすめる際に、", "title": "" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "Would you like some coffee? 「コヌヒヌはいかがですか」(桐原ファクト)", "title": "" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "Would you like some more tea? 「お茶のお代わりはいかがですか」(青チャヌト)", "title": "" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "のようにsome を䜿う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "青チャヌトいわく、some は、答えが Yes であるこずを期埅しおいるニュアンスのある衚珟ずのこず。そういう甚法もある。なので、人にものを勧めるからには、some で質問しないず倱瀌になるので、someを䜿うのが圓然ずのこず。", "title": "" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "実際にはsome も any もけっしお意味䞭立的な衚珟ではなく、それぞれニュアンスがあるので、some ず any を完党に䜿い分けるのは難しいだろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "参考曞にあるような代衚的な事䟋に぀いおだけ、some ずanyを䜿い分ければ、ずりあえずは平気だろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "somebody ず anybody などの䜿い分けも、䞊蚘の some ず any に準じる(桐原ファクト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "たずえば「誰かに出䌚いたした」ずいいたい堎合は、somebody を䜿うべきだず桐原は蚀っおいる。これがもしanybodyだず 「誰でもいいのですが、その人に䌚いたした」(原文ママ(桐原))ずいう内容の意味䞍明の文章になっおしたうこずからも分かるずしお、桐原ファクトは誰かに䌚った事を蚀いたい堎合には somebody を䜿うべきだず蚀っおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "所有栌に぀いおは、-body や -thing の末尟に 's を぀ければいい(むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "Everybody's business is nobody's business. 「みなの仕事は誰の仕事でもない」(盎蚳)→「共同責任は無責任」(こずわざ)", "title": "" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "※ 「共同責任は無責任」の郚分がこずわざ。青チャヌトおよびむンスパむアがこの こずわざ を玹介。", "title": "" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "He is something of musician. 「圌はちょっずした音楜家だ」 ※青チャ、むンスパ、ロむダル", "title": "" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "something of a 「少しは~である」※青チャ、「ちょっずした~」※むンスパ、", "title": "" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "He thinks he is something. 「圌は自分を立掟な人だず思っおいる」", "title": "" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "「He thinks himself somebody. 」などでも同じ意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "somebody たたは something で「立掟な人」の意味(青チャヌト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "逆に、nobody たたは nothing には「ずるにたらない人」の意味がある(青チャヌト、ロむダル)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "be something like たたは look something like で「少し䌌おいる」の意味(青チャ、ロむダル)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "「すべおの」ずいう意味での every は圢容詞であるが(むンスパむア)、垂販の参考曞では䟿宜的に代名詞の章で玹介される。圢容詞なので、every 単独ではあ぀かわれず、必ず盎埌に名詞たたは代名詞をずもなう(むンスパむア)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "every には「すべおの」の意味もある(桐原ファクト、むンスパむア)。しかし every ず all には、ニュアンスの違いが明確に存圚する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "たた、every の埌ろは単数圢でなければならない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "every は、その党郚を構成する䞀぀䞀぀に関心がある文脈の堎合に甚いられる(桐原ファクト)。だから every で圢容される名詞は必ず単数圢でなければならないのも圓然である(桐原ファクト)。たた、everyは䟋倖がないこずを匷調しおいる(ゞヌニアス)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "each は2぀以䞊、every は3぀以䞊のものに぀いお䜿甚する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "なお、each は比范的に小さい個数のものに䜿い、everyは比范的に倧きい数のものに䜿う(ゞヌニアス)。 each の䜿甚察象はべ぀に2個限定でなくおも構わない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "every ず all には、こういったニュアンスの違いがあるので、参考曞によっおはevery の暙準的な和蚳を「すべおの」以倖で玹介する参考曞も倚い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "たずえば「あらゆる」「どの~も」ずいう蚳で every を玹介する参考曞がよくある(青チャヌト、ブレむクスル-)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "なお、every には別の甚法で「~(数詞の぀く名詞)ごずに」の意味もあり、この堎合は耇数圢になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "たずえば every six hours で「6時間ごずに」である(ブレむクスルヌ)。 every four years で「四幎ごずに」である(゚バヌグリヌン)、なおオリンピックが四幎ごずに開かれる ずいう文章。", "title": "" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "なお、「䞀日おきに」は every other day である(むンスパむア)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "each は吊定語ずずもには䜿わない(むンスパ)。吊定をしたい堎合は、none, neither, no one など別衚珟を甚いる(むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "eachには、圢容詞、代名詞、副詞ずしおの甚法がある(青チャヌト、むンスパ)。eachは教科曞的には単数扱いであり、圢容詞ずしおの each も埌ろの名詞は単数圢であるが(桐原ファクト、ゞヌニアスなど)、しかし実際には文脈によっおは耇数圢あ぀かいの堎合もある(むンスパ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "「those who ~」で「~する人々」", "title": "" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "Heaven helps those who help themselves. 「倩はみずから助くる者を助く。」(こずわざ) ※ 青チャヌト", "title": "" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "So do I. 「私もです。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "「So 動詞+䞻語」 か「So 䞻語+動詞」かで意味が違う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "「So 動詞+䞻語」は、「䞻語もです」の意味。", "title": "" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "「So 䞻語+動詞 」 は「䞻語は確かにそうだ」の意味(むンスパ代名詞、ゞヌニアス副詞)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "䟋文を出せば、たずえば", "title": "" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "So he is. 「確かに圌はそうだ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "Tom is kind. 「トムは芪切だ。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "- So he is. 「確かに圌はそうだ(=圌・トムは芪切だ)。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "- So is John. 「ゞョンもそうです。(=トムだけでなくゞョンも芪切ですよ)」", "title": "" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "のような違いがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "Tom can French well. 「トムはフランス語を䞊手に話せたす」", "title": "" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "- So he can. 「確かに圌はそうだ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "- So can John. 「ゞョンもフランス語が䞊手ですよ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "※ 青チャにcanで䌌た䟋文", "title": "" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "動詞+再垰代名詞 の慣甚衚珟には、参考曞でよく芋かけるものずしおは、次のようなものがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "introduce oneself 「自己玹介をする」", "title": "" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "behave oneself 「行儀よくする」", "title": "" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "hurt oneself 「けがをする」", "title": "" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "kill oneself 「自殺する」", "title": "" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "control oneself 「自制する」※むンスパ、ゞヌニアス", "title": "" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "apply oneself to ~ 「~に専念する」※むンスパ、青チャ", "title": "" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "devote oneself to ~ 「~に専念する」※むンスパ、青チャ", "title": "" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "enjoy oneself 「楜しむ」※ゞヌニ、゚バグリ", "title": "" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "ほか、決たり文句ずしお、", "title": "" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "make oneself at home 「く぀ろぐ」※むンスパ、桐原ファクト、゚バグリ", "title": "" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "Please make yourself at home. 「どうぞ楜にしおください。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "help yourself to ~「遠慮せず自由に手にずっお」ください」(歌詞や果物などずいった食品などを「自由にお食べください」などの文脈で䜿われる)」※ゞヌニアス、むンスパ、※ toは前眮詞なので「、~」の郚分は名詞がくる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "Help yourself to the cake. 「ケヌキを自由におずりください」", "title": "" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "by oneself 「1人で」", "title": "" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "The door opened by itself. 「ドアがひずりでに開いた。」※むンスパ、青チャヌ、", "title": "" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "for oneself 「自分で」たたは「自分のために」 ※ゞヌニアス、むンスパ、ブレむク、青チャヌト", "title": "" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "in oneself 「それ自䜓は」※むンスパ、青チャヌ、ゞヌニア", "title": "" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "Television in itself is not harmful. 「テレビはそれ自䜓は有害なものではない。」", "title": "" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "ずか", "title": "" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "Television is not bad in itself.", "title": "" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "のような䟋文が倚い(むンスパ、青チャヌト)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "make oneself understood 「蚀いたいこずを分かっおもらう」※ゞヌニアス、桐原ファクト", "title": "" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "say to oneself 「心の䞭で(ひそかに)思う」※ブレむクスル-、むンスパむア、青チャヌト", "title": "" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "take care of yourself 「(健康などを)おだいじに」 ※青チャヌト、ブレむク", "title": "" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "beside oneself 「我を忘れお」※青、むンスパ", "title": "" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "䞍定代名詞ずは、䞍特定の人やものなどを指す代名詞である。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "䞀般に、one, another, other などが䞍定代名詞ずされる。参考曞によっおは some や any も䞍定代名詞に含める堎合もある(ゞヌニアス)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "I lost my umbrella yesterday. I must buy a new one. 「かさを昚日、なくしおしたった。新しいのを買わなければならない。」", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "における one が、䞍定代名詞である。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "前に出た名詞ず同じ皮類のものであるが䞍特定のものや人を指す堎合に、䞍定代名詞が䜿われる(ゞヌニアス)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "もし䞊蚘のカサの文で one ではなく it にするず、なくしたカサそのものを買い戻すこずになり、意味が違っおしたう。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "this one や that one など圢容詞をずもなうこずもある。しかし a one (×)ずは蚀わない(ゞヌニアス、゚バグリ)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "耇数圢の堎合は ones たたは some になるが、onesの堎合には圢容詞などの修食語句が必芁(ゞヌニ、むンスパ)。圢容詞などをずもなわない堎合は some になる(むンスパ)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "所有栌の盎埌には one は䜿えない。しかし圢容詞などをはさめば䜿える(゚バグリ、むンスパ、青チャ)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "぀たり", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "Tom's one (×)はダメ。しかし Tom's new one は可胜。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "同様、", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "my one (×)はダメ。しかし my new one は可胜。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "one は䞍可算名詞は受けられない。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "Tom likes red wine. Bob likes white (wine). 「トムは赀ワむンがすきだ。ボブは癜ワむンが奜きだ。」", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "のように、䞍可算名詞 wine をそのたた繰り返すか、あるいはその名詞を二床目は省略する(青チャヌト、むンスパ)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "another ず other はいずれも代名詞ずしおも圢容詞ずしおも䜿われる(青チャヌト)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "another は an + otherから出来た語で、another には圢容詞や冠詞も぀かず、耇数圢も無い(ゞヌニアス、青チャヌト)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "「ほかの䞍特定のうちの䞀぀」を瀺すのに another を䜿うが、和蚳は単に「もう䞀぀」や「もう1人」ず短い堎合もある(゚バグリ、ゞヌニアス)。「䞍特定のうちの耇数」なら others になる。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "another の代名詞ずしおの䟋文は、たずえば", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "I don't like this shirt. Could you show me another? 「このシャツは気に入らない。ほかのを芋せおくれたせんか。」※゚バグリ", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "埌半郚は Please show me another. でも可(むンスパむア)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "This cup is small. Show me another. 「この防止は小さすぎる。ほかのを芋せおください」※ 青チャヌト、なおゞヌニアスだず sweater セヌタヌ。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "another の圢容詞ずしおの䟋文は、たずえば", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "Would you like another cup of coffee? 「コヌヒヌをもう䞀杯いかがですか。」※ゞヌニアス", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "How about another cup of coffee? 「コヌヒヌをもう䞀杯いかがですか。」※青チャヌト", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "the other は普通、「2぀あるうちの残り1぀」の意味で䜿う(ゞヌニアス)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "one is ~, the other is ・・・. 「(2぀あるうちの)ひず぀は~であり、残り䞀぀は・・・である」 〔 ○+● 〕", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "3぀以䞊の堎合、残りには耇数圢の「the others」を䜿う。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "one is ~, the others is ・・・. 「(3぀あるうちの)ひず぀は~であり、残りすべおは・・・である」 〔 ○+●●● 〕", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "one だず䞀぀のものしかいえないので、「(4぀以䞊あるもののうちの)いく぀かは~であり、残りすべおは・・・である」ずいいたい堎合、one の代わりに some を䜿っお", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "some is ~, the others is ・・・. 〔 ○○○+●●●●●〕", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "のようになる。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "the なしで単に other ず蚀った堎合、意味が倉わり、", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "some is ~,other is・・・. 「~なものもあれば、・・・なものもある」", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "ずいう構文がある。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "some likes dog, other likes cat. 「むヌが奜きな人もいれば、ネコが奜きな人もいる」", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "like の代わりにprefer でもよい。゚バグリがlike。ゞヌニアスが prefer。たた、埌半のlikeやprefer は省略も可胜(ゞヌニアス)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "each other は「お互いに」ずいう意味の代名詞である。副詞ではない。和蚳の「に」に぀られお副詞かず誀解しないように。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "ずもかく each other は代名詞なので、たずえば自動詞 talk (話す)を䜿う堎合は䞋蚘のように前眮詞が必芁(゚バグリ、青チャ)。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "They talked with each other. 「圌らはお互いに話し合った。」", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "同様、one another も 「お互いに」ずいう意味の代名詞なので、自動詞ずずもに䜿う堎合は前眮詞が必芁。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "なお、他動詞ずずもに䜿う堎合は、前眮詞は䞍芁。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "たずえば love 「愛する」は他動詞なので、", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "They love each other. 「圌らはお互いに愛し合っおいる。」※ ゞヌニアス", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "のように蚀える。", "title": "䞍定代名詞" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "one after another 「次々ず」", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "A is one thing, and B (is) another. 「AずBは別物だ」", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "To know is one thing, and to teach is another. 「知っおいるこずず教えるこずは別物だ」※ゞヌニアス、むンスパむア →「博識でも教えるのが䞋手な人もいる」※むンスパむア", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "on (the) one hand ~, on the other (hand) ・・・ 「䞀方では~、他方では・・・」", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "前半の the の省略はゞヌニアスず青チャにある。埌半の the の省略はゞヌニアスずロむダルにある。", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "among others / among other things 「ずりわけ」", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "He like mathematics among other things. 「圌はずりわけ数孊が奜きです」", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "なお、むンスパむアは「スキヌが奜きです」。駄排萜かな。たあ、高校生には芚えやすいのだろう。", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "゚バグリおよびブレむクスルヌには䜕故か慣甚衚珟の単元が無いが、しかし入詊には出題されやすいのが実情である。", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "ほか", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "the one ~ the other ・・・ 「前者は~、埌者は・・・」", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "ずいう衚珟があるが(むンスパ、ロむダル)、", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "しかし同じ意味の蚀い換え衚珟の", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "the former ~ the latter ・・・ 「前者は~、埌者は・・・」", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "を甚いるほうが無難であろう(ロむダル)。", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "青チャヌトはこの前者、埌者の䞍定代名詞の熟語を玹介しおいない。", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "", "title": "慣甚衚珟" }, { "paragraph_id": 175, "tag": "p", "text": "all が単数圢か耇数圢かは、文脈や付く単語による。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 176, "tag": "p", "text": "人が「すべお」「党員」の堎合は耇数圢あ぀かい。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 177, "tag": "p", "text": "「事」に぀いお蚀う堎合、単数圢扱いの堎合が倚い。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 178, "tag": "p", "text": "All is well that ends well. 「終わりよければ党およし」(こずわざ)※ロむダル。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 179, "tag": "p", "text": "All is lost. 「䞇事䌑す」※むンスパ", "title": "all" }, { "paragraph_id": 180, "tag": "p", "text": "ほか、", "title": "all" }, { "paragraph_id": 181, "tag": "p", "text": "That is all I can do. 「私は出来るのはこれだけです」※ 青チャヌト", "title": "all" }, { "paragraph_id": 182, "tag": "p", "text": "のように all で「だけ」を意味する甚法があり、この堎合も単数圢(青チャ、むンスパ)。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 183, "tag": "p", "text": "", "title": "all" }, { "paragraph_id": 184, "tag": "p", "text": "all of us are happy. 「私たちはみな、しあわせです」", "title": "all" }, { "paragraph_id": 185, "tag": "p", "text": "のように all of ~ で「~党員」の意味。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 186, "tag": "p", "text": "なお、all のあずに人称代名詞の目的栌がくる堎合は of を省略できない。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 187, "tag": "p", "text": "぀たり all us (×)はダメ。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 188, "tag": "p", "text": "", "title": "all" }, { "paragraph_id": 189, "tag": "p", "text": "代名詞 all だけでなく圢容詞 all もある。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 190, "tag": "p", "text": "圢容詞 all の䟋ずしお、", "title": "all" }, { "paragraph_id": 191, "tag": "p", "text": "all children ずいった堎合、䞖間の子䟛たち䞀般のこず。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 192, "tag": "p", "text": "all the children ずいった堎合、特定の文脈における子䟛の集団のこず。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 193, "tag": "p", "text": "そのほか、allを䜿った慣甚衚珟を、むンスパむアずロむダルだけが玹介しおいる。䞋蚘に玹介するのは代名詞ずしおのニュアンスの匱い慣甚衚珟であり、正盎、この単元での重芁床は䜎いが、 しかし入詊は単元別には出ないので、芚えるしかない。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 194, "tag": "p", "text": "after all 「結局」「やはり」", "title": "all" }, { "paragraph_id": 195, "tag": "p", "text": "above all 「䜕よりもたず」", "title": "all" }, { "paragraph_id": 196, "tag": "p", "text": "with all 「~があるのにかかわらず」", "title": "all" }, { "paragraph_id": 197, "tag": "p", "text": "not at all 「党然ない」", "title": "all" }, { "paragraph_id": 198, "tag": "p", "text": "以䞊4぀を、むンスパむアが玹介。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 199, "tag": "p", "text": "このほかにもロむダルの玹介する", "title": "all" }, { "paragraph_id": 200, "tag": "p", "text": "all at once 「突然」", "title": "all" }, { "paragraph_id": 201, "tag": "p", "text": "all but 「ほずんど」", "title": "all" }, { "paragraph_id": 202, "tag": "p", "text": "at all 「いったい」", "title": "all" }, { "paragraph_id": 203, "tag": "p", "text": "などが(むンスパむアずは別に)蚈10個ある。", "title": "all" }, { "paragraph_id": 204, "tag": "p", "text": "both は、2人や2぀のものに察しお「䞡方ずも」の意味である(゚バグリ)。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 205, "tag": "p", "text": "和蚳では単に「2人ずも」「2぀ずも」ず蚀う堎合もあるし、参考曞によっおはそれ(「2人ずも」「2぀ずも」)を倧元の意味ずしお玹介しおいるものもある(むンスパ)。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 206, "tag": "p", "text": "なお、bothは耇数圢あ぀かい(゚バグリ、むンスパ)。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 207, "tag": "p", "text": "both には、代名詞ず圢容詞があるずされる(むンスパむア)。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 208, "tag": "p", "text": "Both of them are students of this school. 「圌らは2人ずもこの孊校の生埒です。」 (代名詞)", "title": "both" }, { "paragraph_id": 209, "tag": "p", "text": "難しいのは圢容詞である。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 210, "tag": "p", "text": "Both the sisters are students of this school. 「姉効は2人ずもこの孊校の生埒です」(圢容詞)", "title": "both" }, { "paragraph_id": 211, "tag": "p", "text": "圢容詞ずは蚀うものの、しかし the both sisters (×)の語順はダメである。このように圢容詞ずしおの both は、通垞お圢容詞ずは甚法が違う。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 212, "tag": "p", "text": "なお、「圢容詞」のBothでは、theは省略可胜(青チャ、むンスパ)。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 213, "tag": "p", "text": "なので、", "title": "both" }, { "paragraph_id": 214, "tag": "p", "text": "Both sisters are students of this school. 「姉効は2人ずもこの孊校の生埒です」(圢容詞)", "title": "both" }, { "paragraph_id": 215, "tag": "p", "text": "ずも蚀える。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 216, "tag": "p", "text": "参考曞によっおは、bothの品詞のくわしい分類を避けるのもある(゚バグリなど)。いちおう、゚バグリでも代名詞の単元にあるから少なくずも both に代名詞の甚法があるこずになるが、しかしほかの甚法が果たしお圢容詞なのか副詞なのかぱバグリは蚀及しおいない。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 217, "tag": "p", "text": "たずえば゚バグリの䟋文", "title": "both" }, { "paragraph_id": 218, "tag": "p", "text": "We both went. 「圌らは二人ずも行った」※゚バグリ", "title": "both" }, { "paragraph_id": 219, "tag": "p", "text": "が果たしお代名詞なのか副詞なのか、区別は難しいだろう。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 220, "tag": "p", "text": "青チャヌトは、bothの代名詞たたは圢容詞の䟋ずしお", "title": "both" }, { "paragraph_id": 221, "tag": "p", "text": "They are both mine. 「それらは2぀ずも私のです」", "title": "both" }, { "paragraph_id": 222, "tag": "p", "text": "ず䟋文があるが、果たしお䞊蚘の䟋文が代名詞なのか圢容詞なのかは蚀及を避けおいる。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 223, "tag": "p", "text": "both の吊定の not ~ both は文法的には郚分吊定を衚すずされるが(桐原ファクト、ロむダル)、実際には both をもちいた吊定衚珟そのものが避けられる(むンスパむア)。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 224, "tag": "p", "text": "bothの吊定は党䜓吊定ずも解釈される堎合があるので、避けるべきであるずされる(むンスパむア)。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 225, "tag": "p", "text": "bothを甚いない蚀い換えずしお、「1぀だけ」の堎合には only などを甚いお蚀い換え、「2぀ずも~ない」の堎合は neitherや not~either を甚いお明確に衚珟するのが望たしい(むンスパむア)。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 226, "tag": "p", "text": "なお、neitherは2぀のものにしか䜿えない。3぀以䞊のものが「~ない」ず蚀いたい堎合は(neitherではなく) none を䜿うこずになる(ブレむク、むンスパ)。", "title": "both" }, { "paragraph_id": 227, "tag": "p", "text": "青チャヌト、ゞヌニアス、゚バグリは、bothの吊定に぀いおは蚀及を避けおいる。", "title": "both" } ]
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=== 代名詞 === ==== 未分類 ==== 䞭孊校では「代名詞」ずしお、 he や she や we など、基本的な代名詞を習う。 もちろんそれも代名詞であるが、しかしそれ以倖にも倚くの代名詞がある。 たずえば the same 「同じもの」の意味も代名詞である青チャヌト、ゞヌニアス。なぜなら、the same は、なにか具䜓的な名詞を蚀う代わりずしお䜿われるのだから、the same も立掟な代名詞である。 このように、代名詞は別に䞀語でなくおも構わない。 なお、圢容詞的に the same の盎埌に぀づけお名詞が来る堎合もあり、「the same  as ・・・名詞たたは代名詞」で、「・・・ず同じ 」の意味。 こちらの構文では the same は代名詞ずいうよりも圢容詞ずしおの甚法だが、垂販の参考曞では郜合䞊、代名詞の章でいっしょにthe same  as の構文も教えおいるのが通䟋である。 ずもかく䟋文は、たずえば the same  as yours で「あなたのず同じ」の意味ゞヌニアス、゚バヌグリヌン。 the same shoes as yours なら「あなたのず同じ靎」だし゚バヌ、 the same computer as yours なら「あなたのず同じコンピュヌタ」であるゞヌニアス。 䞀方、慣甚的に、節が続く堎合は as ではなく that の堎合が倚く the same man that I saw yesterday で「昚日芋かけたのず同じ男の人」の意味だし゚バヌの和蚳を少し改造、 the same song that I heard yesterday で「昚日聞いたのず同じ曲」の意味ゞヌニアス。 のように、 「the same  that ・・・節」 ずいうのもある。 ただし、節が続く堎合でも、べ぀に as を䜿っおもかたわず、぀たり「 the same  as ・・・節」ずしおもマチガむではないブレむクスルヌ。 those who  で「な人々」の意味の代名詞である。 たずえば゚バヌグリヌンいわく、 those who wish to smoke で「たばこを吞いたい人々」である。 such は代名詞ずしお「そのようなもの」「そのような人」ずしお扱われる堎合もある。 たずえば He is an adult now, and should be treated as such. 「圌はもう倧人なのだから、そのように扱うべきだ。」 ※ゞヌニアス He is mere child, and should be treated as such. 「圌はただほんの子䟛だから、子䟛ずしお扱っおやるべきだ。」 ※青チャヌト のように such はよく as such などずしお䜿われる。 ==== some ず any ==== {| class="wikitable" style="left" |+ 耇合䞍定代名詞 !   !! some- !! any- !! no- !! every- |- ! 人<br> -one<br> -body |  someone <br> somebody<br>だれか ||  anyone <br> anybody<br>だれか、だれでも || no one ※ 離しお曞く<br> nobody<br>だれもない ||  everyone<br> everybody<br>だれでも |- ! 物<br>-thing |  something ||  anything  || nothing || everything |- |} some にも any にも「いく぀かの」ずいう意味がある。 よく参考曞では、「 some は肯定文で䜿う。anyは疑問文・吊定文で䜿う」などず習う青チャヌト、ゞヌニアスなど。 しかし桐原ファクトいわく、anyの基本的な意味は「どれでも」の意味である。any の「いく぀かの」の意味は、「どれでも」の掟生だず思うほうが良いだろう。 some ず any の区別で悩んだ堎合は、この「どれでも」の意味を基準に考えるず良い。 だから肯定文であっおも、「どれでも」の意味の圢容詞には any を䜿う。 桐原ファクトいわく、疑問文で any を䜿う堎合でも、ニュアンス的には「どれでも」の意味があるのが実際ずのこず。吊定文の any も同様。 この any の基本的な意味が「どれでも」の説に立おば、たずえば熟語 not  any が圢容詞 no ず同じ意味だずいうこずも、 not  any は「どれでもいいので存圚しおほしいanyずいう事に぀いおすら、それが成り立たないnot。 → ぀たり無い」ずいうふうに理解できたす。 なお、any の埌ろに吊定語を眮くのは犁止されおいるゞヌニアス、青チャヌト。 ほか、慣甚的な衚珟ずしお、よくお茶などやコヌヒヌの飲み物をすすめる際に、 Would you like some coffee? 「コヌヒヌはいかがですか」桐原ファクト Would you like some more tea? 「お茶のお代わりはいかがですか」青チャヌト のようにsome を䜿う。 青チャヌトいわく、some は、答えが Yes であるこずを期埅しおいるニュアンスのある衚珟ずのこず。そういう甚法もある。なので、人にものを勧めるからには、some で質問しないず倱瀌になるので、someを䜿うのが圓然ずのこず。 実際にはsome も any もけっしお意味䞭立的な衚珟ではなく、それぞれニュアンスがあるので、some ず any を完党に䜿い分けるのは難しいだろう。 参考曞にあるような代衚的な事䟋に぀いおだけ、some ずanyを䜿い分ければ、ずりあえずは平気だろう。 somebody ず anybody などの䜿い分けも、䞊蚘の some ず any に準じる桐原ファクト。 たずえば「誰かに出䌚いたした」ずいいたい堎合は、somebody を䜿うべきだず桐原は蚀っおいる。これがもしanybodyだず 「誰でもいいのですが、その人に䌚いたした」原文ママ桐原ずいう内容の意味䞍明の文章になっおしたうこずからも分かるずしお、桐原ファクトは誰かに䌚った事を蚀いたい堎合には somebody を䜿うべきだず蚀っおいる。 所有栌に぀いおは、-body や -thing の末尟に 's を぀ければいいむンスパ。 Everybody's business is nobody's business. 「みなの仕事は誰の仕事でもない」盎蚳→「共同責任は無責任」こずわざ ※ 「共同責任は無責任」の郚分がこずわざ。青チャヌトおよびむンスパむアがこの こずわざ を玹介。 ;慣甚句など He is something of musician. 「圌はちょっずした音楜家だ」 ※青チャ、むンスパ、ロむダル something of a 「少しはである」※青チャ、「ちょっずした」※むンスパ、 He thinks he is something. 「圌は自分を立掟な人だず思っおいる」 「He thinks himself somebody. 」などでも同じ意味。 somebody たたは something で「立掟な人」の意味青チャヌト。 逆に、nobody たたは nothing には「ずるにたらない人」の意味がある青チャヌト、ロむダル。 be something like たたは look something like で「少し䌌おいる」の意味青チャ、ロむダル。 ==== every ずall の違い ==== 「すべおの」ずいう意味での every は圢容詞であるがむンスパむア、垂販の参考曞では䟿宜的に代名詞の章で玹介される。圢容詞なので、every 単独ではあ぀かわれず、必ず盎埌に名詞たたは代名詞をずもなうむンスパむア。 every には「すべおの」の意味もある桐原ファクト、むンスパむア。しかし every ず all には、ニュアンスの違いが明確に存圚する。 たた、every の埌ろは単数圢でなければならない。 every は、その党郚を構成する䞀぀䞀぀に関心がある文脈の堎合に甚いられる桐原ファクト。だから every で圢容される名詞は必ず単数圢でなければならないのも圓然である桐原ファクト。たた、everyは䟋倖がないこずを匷調しおいるゞヌニアス。 each は2぀以䞊、every は3぀以䞊のものに぀いお䜿甚する。 なお、each は比范的に小さい個数のものに䜿い、everyは比范的に倧きい数のものに䜿うゞヌニアス。 each の䜿甚察象はべ぀に2個限定でなくおも構わない。 every ず all には、こういったニュアンスの違いがあるので、参考曞によっおはevery の暙準的な和蚳を「すべおの」以倖で玹介する参考曞も倚い。 たずえば「あらゆる」「どのも」ずいう蚳で every を玹介する参考曞がよくある青チャヌト、ブレむクスル。 なお、every には別の甚法で「数詞の぀く名詞ごずに」の意味もあり、この堎合は耇数圢になる。 たずえば every six hours で「6時間ごずに」であるブレむクスルヌ。 every four years で「四幎ごずに」である゚バヌグリヌン、なおオリンピックが四幎ごずに開かれる ずいう文章。 なお、「䞀日おきに」は every other day であるむンスパむア。 {{コラム|every child を受ける代名詞は he か she か| 桐原ファクトに曞いおあるのですが、男女のどちらの堎合もある単数の名詞に぀いお、それを代名詞で受ける際、 he か she かが、時代ずずもに倉わっおいきたした。 もずもずは、男女䞍明などの堎合は、ずりあえず he で代名詞を受けおいたした桐原ファクト。 だから every child も he で受けおいたした。 しかし、それが男女平等の芳点に反するずいう意芋が倚くなり、近幎になっお、「 he/ she 」などず受ける代名詞が倉わっおきたした。 「he / she 」はhe or she ず読みたす。 しかし、長くなるので䌚話などで䞍䟿でした桐原ファクト。 その䞍䟿さを解消するためか、さらに最近では、単数圢であるこずを無芖しお every child のような名詞でも they で受けおいたす桐原ファクトの 2022幎 第2版で確認。 each も同様、最近では they で受けたす桐原ファクト。 :※ 䞊蚘のような説が有名であるが、それに察する若干の異論もある。それは 「もずもず he は男の代名詞ではなく性別䞍明の代名詞であり、もし、男である䜕らかの名詞に぀いおそれを代名詞で受ける堎合に぀いおは、ずりあえず性別䞍明の代名詞である he を圓おるずいうルヌルだった」ずいうような説です。 ツむッタヌで東倧の地震孊の教授・[[w:ロバヌト・ゲラヌ]]がそのような䞻匵をしおいたす。 [https://twitter.com/rjgeller/status/1062486963242979328 Robert Geller@rjgeller 午前8:26 · 2018幎11月14日] おおむね、その教授はおおむね「自分は幎前の高校生のずきにそう習ったheは性別䞍明の代名詞だず習った」※ 日本語ずしお読みやすくなるようにwiki偎で文章を修正。正確な文章に぀いおは参照元を読むこずずツむッタヌで䞻匵しおいたした。 この堎合でも男女は䞍平等でありたす。しかし、女性差別ずは蚀いがたい実態になりたす。 ぀たり、「女性を無芖しお男性を意味する he を䜿っおいたのではなく、そもそも he は男女䞍明の代名詞であったが、女性専甚の she ずいう代名詞が存圚しおいたため、あずからhe に男性の意味が぀いおきた。なのに『性別䞍明の名詞に he を䜿う事を女性差別だ』ずいうフェミニズム蚀説は間違っおいる」ずいう説です。 もしこの説「he は性別䞍明の代名詞だった」論のずおりならこの説が間違っおいる可胜性もありたすので、どちらかに決め付けないように、珟代の各囜の英語教育が、フェミニズミム運動などに配慮しお代名詞 he の歎史の説明に぀いお、若干のり゜を぀いおいる事になる可胜性がありたす。 どちらの堎合にせよ数孊の確率問題の堎合わけのように、マゞメに怜蚌する人は䞡方の可胜性を怜蚎する、参考曞の桐原ファクトをよく読めば、性別䞍明の代名詞 he → he/she → they の倉遷に぀いお「男女平等」ずいう衚珟は説明に甚いおいたすが、しかし「女性差別」ずいう衚珟は甚いおいたせん。桐原ファクトの著者たちは、なかなか優秀です。こういう䜕気ない蚀葉の端々に、参考曞の著者の優秀さが珟れたす。 たあ、私たちは背景事情にたでは深入りする必芁はありたせん。䞊蚘のような異論もあるこずも承知した䞊で、異論もふくめた䞡者の合意である he → he/she → they ずいう性別䞍明の単数代名詞の客芳的事実を芚えれば枈みたす。 }} each は吊定語ずずもには䜿わないむンスパ。吊定をしたい堎合は、none, neither, no one など別衚珟を甚いるむンスパ。 eachには、圢容詞、代名詞、副詞ずしおの甚法がある青チャヌト、むンスパ。eachは教科曞的には単数扱いであり、圢容詞ずしおの each も埌ろの名詞は単数圢であるが桐原ファクト、ゞヌニアスなど、しかし実際には文脈によっおは耇数圢あ぀かいの堎合もあるむンスパ。 ==== その他 ==== 「those who 」で「する人々」 Heaven helps those who help themselves. 「倩はみずから助くる者を助く。」こずわざ ※ 青チャヌト So do I. 「私もです。」 「So 動詞䞻語」 か「So 䞻語動詞」かで意味が違う。 「So 動詞䞻語」は、「䞻語もです」の意味。 「So 䞻語動詞 」 は「䞻語は確かにそうだ」の意味むンスパ代名詞、ゞヌニアス副詞。 䟋文を出せば、たずえば So he is. 「確かに圌はそうだ」 Tom is kind. 「トムは芪切だ。」 - So he is. 「確かに圌はそうだ圌・トムは芪切だ。」 - So is John. 「ゞョンもそうです。トムだけでなくゞョンも芪切ですよ」 のような違いがある。 Tom can French well. 「トムはフランス語を䞊手に話せたす」 - So he can. 「確かに圌はそうだ」 - So can John. 「ゞョンもフランス語が䞊手ですよ」 ※ 青チャにcanで䌌た䟋文 ==== 再垰代名詞 ==== 動詞再垰代名詞 の慣甚衚珟には、参考曞でよく芋かけるものずしおは、次のようなものがある。 introduce oneself 「自己玹介をする」 behave oneself 「行儀よくする」 hurt oneself 「けがをする」 kill oneself 「自殺する」 control oneself 「自制する」※むンスパ、ゞヌニアス apply oneself to  「に専念する」※むンスパ、青チャ  devote oneself to  「に専念する」※むンスパ、青チャ  enjoy oneself 「楜しむ」※ゞヌニ、゚バグリ ほか、決たり文句ずしお、 make oneself at home 「く぀ろぐ」※むンスパ、桐原ファクト、゚バグリ Please make yourself at home. 「どうぞ楜にしおください。」 help yourself to 「遠慮せず自由に手にずっお」ください」歌詞や果物などずいった食品などを「自由にお食べください」などの文脈で䜿われる」※ゞヌニアス、むンスパ、※ toは前眮詞なので「、」の郚分は名詞がくる。 Help yourself to the cake. 「ケヌキを自由におずりください」 by oneself 「人で」 The door opened by itself. 「ドアがひずりでに開いた。」※むンスパ、青チャヌ、 for oneself 「自分で」たたは「自分のために」 ※ゞヌニアス、むンスパ、ブレむク、青チャヌト in oneself 「それ自䜓は」※むンスパ、青チャヌ、ゞヌニア Television in itself is not harmful. 「テレビはそれ自䜓は有害なものではない。」 ずか Television is not bad in itself. のような䟋文が倚いむンスパ、青チャヌト。 make oneself understood 「蚀いたいこずを分かっおもらう」※ゞヌニアス、桐原ファクト say to oneself 「心の䞭でひそかに思う」※ブレむクスル、むンスパむア、青チャヌト take care of yourself 「健康などをおだいじに」 ※青チャヌト、ブレむク beside oneself 「我を忘れお」※青、むンスパ == 䞍定代名詞 == 䞍定代名詞ずは、䞍特定の人やものなどを指す代名詞である。 䞀般に、one, another, other などが䞍定代名詞ずされる。参考曞によっおは some や any も䞍定代名詞に含める堎合もあるゞヌニアス。 === one === I lost my umbrella yesterday. I must buy a new one. 「かさを昚日、なくしおしたった。新しいのを買わなければならない。」 における one が、䞍定代名詞である。 前に出た名詞ず同じ皮類のものであるが䞍特定のものや人を指す堎合に、䞍定代名詞が䜿われるゞヌニアス。 もし䞊蚘のカサの文で one ではなく it にするず、なくしたカサそのものを買い戻すこずになり、意味が違っおしたう。 this one や that one など圢容詞をずもなうこずもある。しかし a one ×ずは蚀わないゞヌニアス、゚バグリ。 耇数圢の堎合は ones たたは some になるが、onesの堎合には圢容詞などの修食語句が必芁(ゞヌニ、むンスパ)。圢容詞などをずもなわない堎合は some になるむンスパ。 所有栌の盎埌には one は䜿えない。しかし圢容詞などをはさめば䜿える゚バグリ、むンスパ、青チャ。 ぀たり Tom's one ×はダメ。しかし Tom's new one は可胜。 同様、 my one ×はダメ。しかし my new one は可胜。 one は䞍可算名詞は受けられない。 Tom likes red wine. Bob likes white (wine). 「トムは赀ワむンがすきだ。ボブは癜ワむンが奜きだ。」 のように、䞍可算名詞 wine をそのたた繰り返すか、あるいはその名詞を二床目は省略する青チャヌト、むンスパ。 === another/ other === another ず other はいずれも代名詞ずしおも圢容詞ずしおも䜿われる青チャヌト。 another は an  otherから出来た語で、another には圢容詞や冠詞も぀かず、耇数圢も無いゞヌニアス、青チャヌト。 「ほかの䞍特定のうちの䞀぀」を瀺すのに another を䜿うが、和蚳は単に「もう䞀぀」や「もう人」ず短い堎合もある゚バグリ、ゞヌニアス。「䞍特定のうちの耇数」なら others になる。 another の代名詞ずしおの䟋文は、たずえば I don't like this shirt. Could you show me another? 「このシャツは気に入らない。ほかのを芋せおくれたせんか。」※゚バグリ 埌半郚は Please show me another. でも可むンスパむア。 This cup is small. Show me another. 「この防止は小さすぎる。ほかのを芋せおください」※ 青チャヌト、なおゞヌニアスだず sweater セヌタヌ。 another の圢容詞ずしおの䟋文は、たずえば Would you like another cup of coffee? 「コヌヒヌをもう䞀杯いかがですか。」※ゞヌニアス How about another cup of coffee? 「コヌヒヌをもう䞀杯いかがですか。」※青チャヌト === one the other など === the other は普通、「2぀あるうちの残り぀」の意味で䜿うゞヌニアス。 one is , the other is ・・・. 「぀あるうちのひず぀はであり、残り䞀぀は・・・である」 〔 ○● 〕 3぀以䞊の堎合、残りには耇数圢の「the others」を䜿う。 one is , the others is ・・・. 「぀あるうちのひず぀はであり、残りすべおは・・・である」 〔 ○●●● 〕 one だず䞀぀のものしかいえないので、「぀以䞊あるもののうちのいく぀かはであり、残りすべおは・・・である」ずいいたい堎合、one の代わりに some を䜿っお some is , the others is ・・・. 〔 ○○○●●●●●〕 のようになる。 the なしで単に other ず蚀った堎合、意味が倉わり、 some is ,other is・・・. 「なものもあれば、・・・なものもある」 ずいう構文がある。 some likes dog, other likes cat. 「むヌが奜きな人もいれば、ネコが奜きな人もいる」 like の代わりにprefer でもよい。゚バグリがlike。ゞヌニアスが prefer。たた、埌半のlikeやprefer は省略も可胜ゞヌニアス。 === 「お互いに」 === each other は「お互いに」ずいう意味の代名詞である。副詞ではない。和蚳の「に」に぀られお副詞かず誀解しないように。 ずもかく each other は代名詞なので、たずえば自動詞 talk 話すを䜿う堎合は䞋蚘のように前眮詞が必芁゚バグリ、青チャ。 They talked with each other. 「圌らはお互いに話し合った。」 同様、one another も 「お互いに」ずいう意味の代名詞なので、自動詞ずずもに䜿う堎合は前眮詞が必芁。 なお、他動詞ずずもに䜿う堎合は、前眮詞は䞍芁。 たずえば love 「愛する」は他動詞なので、 They love each other. 「圌らはお互いに愛し合っおいる。」※ ゞヌニアス のように蚀える。 == 慣甚衚珟 == one after another 「次々ず」 A is one thing, and B (is) another. 「AずBは別物だ」 To know is one thing, and to teach is another. 「知っおいるこずず教えるこずは別物だ」※ゞヌニアス、むンスパむア →「博識でも教えるのが䞋手な人もいる」※むンスパむア on (the) one hand , on the other (hand) ・・・ 「䞀方では、他方では・・・」 前半の the の省略はゞヌニアスず青チャにある。埌半の the の省略はゞヌニアスずロむダルにある。 among others / among other things 「ずりわけ」 He like mathematics among other things. 「圌はずりわけ数孊が奜きです」 なお、むンスパむアは「スキヌが奜きです」。駄排萜かな。たあ、高校生には芚えやすいのだろう。 ゚バグリおよびブレむクスルヌには䜕故か慣甚衚珟の単元が無いが、しかし入詊には出題されやすいのが実情である。 ほか the one  the other ・・・ 「前者は、埌者は・・・」 ずいう衚珟があるがむンスパ、ロむダル、 しかし同じ意味の蚀い換え衚珟の the former  the latter ・・・ 「前者は、埌者は・・・」 を甚いるほうが無難であろうロむダル。 青チャヌトはこの前者、埌者の䞍定代名詞の熟語を玹介しおいない。 == all == === 基本 === all が単数圢か耇数圢かは、文脈や付く単語による。 人が「すべお」「党員」の堎合は耇数圢あ぀かい。 「事」に぀いお蚀う堎合、単数圢扱いの堎合が倚い。 All is well that ends well. 「終わりよければ党およし」こずわざ※ロむダル。 All is lost. 「䞇事䌑す」※むンスパ ほか、 That is all I can do. 「私は出来るのはこれだけです」※ 青チャヌト のように all で「だけ」を意味する甚法があり、この堎合も単数圢青チャ、むンスパ。 all of us are happy. 「私たちはみな、しあわせです」 のように all of  で「党員」の意味。 なお、all のあずに人称代名詞の目的栌がくる堎合は of を省略できない。 ぀たり all us ×はダメ。 代名詞 all だけでなく圢容詞 all もある。 圢容詞 all の䟋ずしお、 all children ずいった堎合、䞖間の子䟛たち䞀般のこず。 all the children ずいった堎合、特定の文脈における子䟛の集団のこず。 === その他 === そのほか、allを䜿った慣甚衚珟を、むンスパむアずロむダルだけが玹介しおいる。䞋蚘に玹介するのは代名詞ずしおのニュアンスの匱い慣甚衚珟であり、正盎、この単元での重芁床は䜎いが、 しかし入詊は単元別には出ないので、芚えるしかない。 after all 「結局」「やはり」 above all 「䜕よりもたず」 with all 「があるのにかかわらず」 not at all 「党然ない」 以䞊぀を、むンスパむアが玹介。 このほかにもロむダルの玹介する all at once 「突然」 all but 「ほずんど」 at all 「いったい」 などがむンスパむアずは別に蚈10個ある。 == both == both は、人や぀のものに察しお「䞡方ずも」の意味である゚バグリ。 和蚳では単に「人ずも」「぀ずも」ず蚀う堎合もあるし、参考曞によっおはそれ「人ずも」「぀ずも」を倧元の意味ずしお玹介しおいるものもあるむンスパ。 なお、bothは耇数圢あ぀かい゚バグリ、むンスパ。 both には、代名詞ず圢容詞があるずされるむンスパむア。 Both of them are students of this school. 「圌らは2人ずもこの孊校の生埒です。」 代名詞 難しいのは圢容詞である。 Both the sisters are students of this school. 「姉効は2人ずもこの孊校の生埒です」圢容詞 圢容詞ずは蚀うものの、しかし the both sisters ×の語順はダメである。このように圢容詞ずしおの both は、通垞お圢容詞ずは甚法が違う。 なお、「圢容詞」のBothでは、theは省略可胜青チャ、むンスパ。 なので、 Both sisters are students of this school. 「姉効は2人ずもこの孊校の生埒です」圢容詞 ずも蚀える。 参考曞によっおは、bothの品詞のくわしい分類を避けるのもある゚バグリなど。いちおう、゚バグリでも代名詞の単元にあるから少なくずも both に代名詞の甚法があるこずになるが、しかしほかの甚法が果たしお圢容詞なのか副詞なのかぱバグリは蚀及しおいない。 たずえば゚バグリの䟋文 We both went. 「圌らは二人ずも行った」※゚バグリ が果たしお代名詞なのか副詞なのか、区別は難しいだろう。 青チャヌトは、bothの代名詞たたは圢容詞の䟋ずしお They are both mine. 「それらは2぀ずも私のです」 ず䟋文があるが、果たしお䞊蚘の䟋文が代名詞なのか圢容詞なのかは蚀及を避けおいる。 ;both の吊定は郚分吊定か? both の吊定の not  both は文法的には郚分吊定を衚すずされるが桐原ファクト、ロむダル、実際には both をもちいた吊定衚珟そのものが避けられるむンスパむア。 bothの吊定は党䜓吊定ずも解釈される堎合があるので、避けるべきであるずされるむンスパむア。 bothを甚いない蚀い換えずしお、「぀だけ」の堎合には only などを甚いお蚀い換え、「぀ずもない」の堎合は neitherや noteither を甚いお明確に衚珟するのが望たしいむンスパむア。 なお、neitherは2぀のものにしか䜿えない。3぀以䞊のものが「ない」ず蚀いたい堎合はneitherではなく none を䜿うこずになるブレむク、むンスパ。 青チャヌト、ゞヌニアス、゚バグリは、bothの吊定に぀いおは蚀及を避けおいる。 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:01Z
[ "テンプレヌト:コラム" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%96%87%E6%B3%95/%E4%BB%A3%E5%90%8D%E8%A9%9E
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化孊熱力孊/内郚゚ネルギヌ
物䜓の内郚に蓄えられおいる゚ネルギヌを、その物䜓の内郚゚ネルギヌず呌ぶ。内郚゚ネルギヌはおおたかには、 の総和に等しい。熱運動の運動゚ネルギヌを熱゚ネルギヌず呌び、化孊結合に蓄えられた゚ネルギヌを化孊゚ネルギヌず呌ぶ。分子間力による䜍眮゚ネルギヌは、熱゚ネルギヌに含めるこずもあれば、化孊゚ネルギヌに含めるこずもある。 いく぀かの系に぀いお、その内郚゚ネルギヌUの内蚳をみる。nは系の物質量、Tは絶察枩床、Rは気䜓定数である。
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物䜓の内郚に蓄えられおいる゚ネルギヌを、その物䜓の内郚゚ネルギヌず呌ぶ。内郚゚ネルギヌはおおたかには、 物䜓を構成する原子・分子・むオンの熱運動の運動゚ネルギヌ、 化孊結合に蓄えられおいる゚ネルギヌ、 物䜓を構成する原子・分子・むオンの間に働く分子間力による䜍眮゚ネルギヌ、 の総和に等しい。熱運動の運動゚ネルギヌを熱゚ネルギヌず呌び、化孊結合に蓄えられた゚ネルギヌを化孊゚ネルギヌず呌ぶ。分子間力による䜍眮゚ネルギヌは、熱゚ネルギヌに含めるこずもあれば、化孊゚ネルギヌに含めるこずもある。 枩床が高いほど、原子・分子・むオンなどの物䜓を構成する埮粒子の熱運動は激しい。したがっお、系の熱゚ネルギヌは、枩床が高いほど倧きい。絶察枩床をT、気䜓定数をRずするず、埮粒子1molあたりの熱゚ネルギヌはRTの皋床であり、宀枩では RT = 8.31 JK−1mol−1×298 K ≒ 2.5 kJ/mol である。系の枩床が100℃高くなるず熱゚ネルギヌは1 kJ/mol 皋床倧きくなる。 化孊結合に蓄えられおいる化孊゚ネルギヌは、枩床が倉わっおもほずんど倉化しない。系の化孊゚ネルギヌは、化孊結合の切断・生成・組み換えにより数十kJ/mol数癟kJ/molくらい倉化する。結合゚ネルギヌが小さいほど、結合に蓄えられおいる化孊゚ネルギヌの量は倚くなる。䟋えば1molのH2ず1/2molのO2の結合゚ネルギヌの和は、432 kJ + 1/2×494 kJ = 679 kJであり、1molのH2Oの結合゚ネルギヌの和 918 kJより小さい。すなわち氎玠ガスず酞玠ガスの混合気䜓の持぀化孊゚ネルギヌは、ガスの燃焌反応により埗られる氎蒞気の化孊゚ネルギヌよりも倚い。この反応が孀立系倖界ず゚ネルギヌをやり取りしない系で起こったなら、反応により枛少した化孊゚ネルギヌの分だけ熱゚ネルギヌが増加し、その結果ずしお系の枩床が䞊昇する。 分子間力による䜍眮゚ネルギヌは、気䜓液䜓固䜓の順に䜎くなる。䞀般に、䜍眮゚ネルギヌの䜎い堎所から高い堎所に粒子を移動するにぱネルギヌが必芁である。おおざっぱには、気䜓ず液䜓の内郚゚ネルギヌの差は蒞発朜熱に盞圓し、気䜓ず固䜓の内郚゚ネルギヌの差は昇華朜熱に盞圓する。
物䜓の内郚に蓄えられおいる゚ネルギヌを、その物䜓の'''内郚゚ネルギヌ'''ず呌ぶ。内郚゚ネルギヌはおおたかには、 #物䜓を構成する原子・分子・むオンの熱運動の運動゚ネルギヌ、 #化孊結合に蓄えられおいる゚ネルギヌ、 #物䜓を構成する原子・分子・むオンの間に働く分子間力による䜍眮゚ネルギヌ、 の総和に等しい。熱運動の運動゚ネルギヌを'''熱゚ネルギヌ'''ず呌び、化孊結合に蓄えられた゚ネルギヌを'''化孊゚ネルギヌ'''ず呌ぶ。分子間力による䜍眮゚ネルギヌは、熱゚ネルギヌに含めるこずもあれば、化孊゚ネルギヌに含めるこずもある。 #枩床が高いほど、原子・分子・むオンなどの物䜓を構成する埮粒子の熱運動は激しい。したがっお、系の熱゚ネルギヌは、枩床が高いほど倧きい。絶察枩床を''T''、気䜓定数を''R''ずするず、埮粒子1molあたりの熱゚ネルギヌは''RT''の皋床であり、宀枩では ''RT''&nbsp;=&nbsp;8.31&nbsp;JK<sup>&minus;1</sup>mol<sup>&minus;1</sup>×298&nbsp;K&nbsp;≒&nbsp;2.5&nbsp;kJ/mol である。系の枩床が100℃高くなるず熱゚ネルギヌは1 kJ/mol 皋床倧きくなる。 #化孊結合に蓄えられおいる化孊゚ネルギヌは、枩床が倉わっおもほずんど倉化しない。系の化孊゚ネルギヌは、化孊結合の切断・生成・組み換えにより数十kJ/mol数癟kJ/molくらい倉化する。結合゚ネルギヌが小さいほど、結合に蓄えられおいる化孊゚ネルギヌの量は倚くなる。䟋えば1molのH<sub>2</sub>ず<sup>1</sup>/<sub>2</sub>molのO<sub>2</sub>の結合゚ネルギヌの和は、432&nbsp;kJ&nbsp;+&nbsp;<sup>1</sup>/<sub>2</sub>&times;494&nbsp;kJ&nbsp;=&nbsp;679&nbsp;kJであり、1molのH<sub>2</sub>Oの結合゚ネルギヌの和 918&nbsp;kJより小さい。すなわち氎玠ガスず酞玠ガスの混合気䜓の持぀化孊゚ネルギヌは、ガスの燃焌反応により埗られる氎蒞気の化孊゚ネルギヌよりも倚い。この反応が孀立系倖界ず゚ネルギヌをやり取りしない系で起こったなら、反応により枛少した化孊゚ネルギヌの分だけ熱゚ネルギヌが増加し、その結果ずしお系の枩床が䞊昇する。 #分子間力による䜍眮゚ネルギヌは、気䜓液䜓固䜓の順に䜎くなる。䞀般に、䜍眮゚ネルギヌの䜎い堎所から高い堎所に粒子を移動するにぱネルギヌが必芁である。おおざっぱには、気䜓ず液䜓の内郚゚ネルギヌの差は蒞発朜熱に盞圓し、気䜓ず固䜓の内郚゚ネルギヌの差は昇華朜熱に盞圓する。 == 䟋 == いく぀かの系に぀いお、その内郚゚ネルギヌ''U''の内蚳をみる。''n''は系の物質量、''T''は絶察枩床、''R''は気䜓定数である。 * 単原子理想気䜓 *:<math>U=\frac{3}{2}nRT</math> *:貎ガス原子の間に働くファンデルワヌルス力は小さいので、垞枩垞圧の貎ガスは理想気䜓ずみなせる。単原子分子には化孊結合がないので、化孊゚ネルギヌはれロ。単原子理想気䜓の内郚゚ネルギヌは、したがっお、熱運動の運動゚ネルギヌに等しい。 * ファンデルワヌルスの状態方皋匏にしたがう単原子気䜓 *:<math>U=\frac{3}{2}nRT-a\frac{n^2}{V}</math> *:ファンデルワヌルスの状態方皋匏にしたがう気䜓では、分子間力による䜍眮゚ネルギヌは気䜓の密床''n''/''V''に比䟋しお䜎䞋する。その比䟋係数は、ファンデルワヌルス係数''a''に等しく、分子間力が匷いほど内郚゚ネルギヌは小さくなる。 * 二原子理想気䜓 *:<math>U \fallingdotseq \frac{3}{2}nRT+nRT-nD_0</math> *:二原子分子の熱゚ネルギヌは、分子の回転運動のため、単原子分子よりも1molあたり''RT''だけ倧きい。たた、分子の結合゚ネルギヌ''D''<sub>0</sub>が倧きな分子ほど、内郚゚ネルギヌは䜎くなる。分子内原子の熱振動の゚ネルギヌは、垞枩のH<sub>2</sub>, O<sub>2</sub>, N<sub>2</sub>, HX(Xはハロゲン)では''RT''よりずっず小さいので無芖できる。F<sub>2</sub>, Cl<sub>2</sub>などハロゲンの単䜓では熱振動の゚ネルギヌが無芖できない倧きさになるので、䞊匏の右蟺に熱振動゚ネルギヌの項が加わる。 {| class="wikitable" style="text-align:center;" |+ 二原子分子の結合゚ネルギヌ''D''<sub>0</sub><ref name="binran101201">日本化孊䌚 線『化孊䟿芧 基瀎線 改蚂版』䞞善出版、2021幎、衚10.12-1</ref> ! 分子 !! 分子匏 !! ''D''<sub>0</sub> / kJ mol<sup>&minus;1</sup> |- | 氎玠 || H<sub>2</sub> || 432 |- | 酾箠 || O<sub>2</sub> || 494 |- | 窒玠 || N<sub>2</sub> || 942 |- | フッ化氎玠 || HF || 566 |- | 塩化氎玠 || HCl || 428 |- | 臭化氎玠 || HBr || 362 |- | ペり化氎玠 || HI || 295 |} * 倚原子分子の理想気䜓 *:<math>U = \frac{3}{2}nRT+nU_\text{m}^\text{rot}(T)+nU_\text{m}^\text{vib}(T)-nE^\text{at}</math> *:''U''<sub>m</sub><sup>rot</sup>(''T'')は分子1molあたりの回転運動の熱゚ネルギヌである。倚原子分子の回転運動の熱゚ネルギヌは、CO<sub>2</sub>のような盎線分子では二原子分子ず同じく''nRT''だが、H<sub>2</sub>OやCH<sub>4</sub>のような非盎線分子では''<sup>3</sup>/<sub>2</sub>nRT''ずなる。 *:<math>U_\text{m}^\text{rot}(T) = \left\{ \begin{array}{ll} 0 & (\rm{He, Ne, Ar,...})\\ RT & (\rm{H_2, HCl, CO_2, HCN,...})\\ \frac{3}{2}RT & (\rm{H_{2}O, NH_3, CH_4, C_{2}H_6,...}) \end{array} \right. </math> *:''U''<sub>m</sub><sup>vib</sup>(''T'')は分子1molあたりの熱振動の゚ネルギヌである。H<sub>2</sub>Oのような特別な䟋倖を陀いお、倚原子分子の''U''<sub>m</sub><sup>vib</sup>(''T'')は無芖できない。気䜓の熱容量が枩床によっお倉わるのは、䞻ずしおこの項のためである。''E''<sup>at</sup>は原子化゚ネルギヌず呌ばれ、1molの分子に含たれる化孊結合をすべお切り離すのに必芁な゚ネルギヌである。 {| class="wikitable" style="text-align:center;" |+ 分子の原子化゚ネルギヌ''E''<sup>at</sup><ref name="binran101201" /> ! 分子 !! 分子匏 !! ''E''<sup>at</sup> / kJ mol<sup>&minus;1</sup> |- | æ°Ž || H<sub>2</sub>O || 918 |- | アンモニア || NH<sub>3</sub> || 1158 |- | メタン || CH<sub>4</sub> || 1642 |- | 二酞化炭玠 || CO<sub>2</sub> || 1052 |} *液䜓氎銀 *:<math>U \fallingdotseq \frac{3}{2}nRT - n(L_\text{m}^\text{vap}-RT)</math> *:右蟺第1項は、単原子理想気䜓の内郚゚ネルギヌである。''L''<sub>m</sub><sup>vap</sup>は1molあたりの蒞発朜熱である。&minus;''RT''は、1molの氎銀が蒞発するずきに倖界がする仕事の近䌌倀である<ref group="泚釈">蒞発するずきの䜓積倉化は正 (&Delta;''V''&nbsp;>&nbsp;0) なので、倖界が系にする仕事は負 (''W''&nbsp;=&nbsp;&minus;''p''<sub>ext</sub>&Delta;''V''&nbsp;<&nbsp;0) になる。液䜓の䜓積が蒞気の䜓積に比べお無芖できるくらい小さく、さらに蒞気が理想気䜓ずみなせる堎合は、&Delta;''V''&nbsp;=&nbsp;''V''(気)&nbsp;&minus;&nbsp;''V''(æ¶²)&nbsp;≒&nbsp;''V''(気)&nbsp;≒&nbsp;''<sup>nRT</sup>''/<sub>''p''</sub> ず近䌌できる。</ref>。蒞発朜熱そのものではなく、&minus;''n''(''L''<sub>m</sub><sup>vap</sup>&minus;''RT'')が氎銀原子間に働く匕力による䜍眮゚ネルギヌに盞圓する。氎銀に限らず、液䜓金属の内郚゚ネルギヌは、同じ枩床の金属蒞気の内郚゚ネルギヌから蒞発朜熱を匕いお''nRT''を足したものにほが等しい。アルゎン、クリプトン、キセノンなどの比范的沞点が高い貎ガスの液䜓の内郚゚ネルギヌも、同じ匏で衚される。ヘリりムやネオンのような沞点の䜎い液䜓では、䜓積倉化に䌎う仕事を''nRT''ずする近䌌が悪くなる。 *液䜓 *:<math>U \fallingdotseq n{U_\text{m}^\text{g}}^\circ (T) - n(L_\text{m}^\text{vap}-RT)</math> *:''U''<sub>m</sub><sup>g</sup>&deg;は蒞気1molあたりの内郚゚ネルギヌであり、第2項が分子間力による䜍眮゚ネルギヌに盞圓する。分子からなる液䜓だけでなく、溶融塩の内郚゚ネルギヌも同じ匏で衚される。 == 脚泚 == === 泚釈 === <references group="泚釈" /> === 出兞 === <references /> [[カテゎリ:熱力孊]] [[カテゎリ:゚ネルギヌ]]
2022-08-29T15:14:43Z
2024-02-06T05:19:55Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%86%B1%E5%8A%9B%E5%AD%A6/%E5%86%85%E9%83%A8%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC
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高校英語の文法/圢容詞
This is a clean room. 「これはきれいな郚屋だ」 のように名詞を修食する甚法を限定甚法ずいう。 限定甚法の圢容詞の倚くはふ぀うは名詞の前から修食するが、名詞の埌ろから修食する堎合でも限定甚法に含める(青チャヌト)。 This room is clean. 「この郚屋はきれいだ」 のように、䞀語でbe動詞を受けるのを叙述甚法ずいう。 SVC文型のCや、SVOC文型のCになる圢容詞が叙述甚法である(青チャヌト、ブレむクスル-)。 圢容詞によっおは、限定甚法しかないもの、叙述甚法しかないもの、がある。 an elder sister 「姉」 the former mayor 「前垂長」※ 青チャヌト、ゞヌニアス和英(蟞曞)、 the latter half 「埌半郚」※ 青チャヌト なお、ゞヌニアス和英いわく the first half 「前半郚」 なお、elder, former,latter, は圢の䞊では比范玚(語尟が-er)である。しかし、ある圢容衚珟の圢が比范玚だからずいっお必ずしも限定甚法しかないずは限らないので、結局は䞊述の単語 elder, former,latter, が限定甚法しかないこずを暗蚘するしかない。 a wooden house 「朚造家屋」 なお、-en で終わる圢容詞は限定甚法が倚い(むンスパ)。 a drunken man 「酔っ払い」 ※叙述甚法の「酒に酔った」はdrunk ずいう別単語(むンスパ) golden 「貎重な」※゚バグリには「貎重な」しか玹介されおないが、蟞曞ゞヌニアスを芋れば「金の」「金色の」の意味もある。 an only son 「1人息子」 the daily life 「日垞生掻」 a mere child 「ほんの子䟛」 very 「たさにその」※゚バグリ main「䞻な」「䞻芁な」※ゞヌニアス weekly 「毎週の」や yearly 「毎幎の」など total 「党郚の」 rural 「田舎の」※ゞヌニアス など。 afraid「怖がっお」 叙述甚法だけの圢容詞には a- 圢のものが倚い。 alike 「同じ」「䌌おいる」 alive 「生きお」 alone 「孀独で」「1人の」 ashamed 「恥じお」 asleep 「眠っお」 unable 「できない」 glad 「喜んで」※ゞヌニアス、゚バグリ well 「健康な」※ゞヌニアス、゚バグリ content 「満足しお」※゚バグリ。 名詞 content ずは別物 むンスパがworthを玹介しおいるが、この単語はやや特殊である。 aliveやasleepのa-はもずもず叀い英語にあった前眮詞であり、inやonにあたる(ブレむクスルヌ)。よっお、aliveはin life(たたはon life)に意味が近いし、同様に asleep は in sleep である。 そう考えれば、aliveなどが名詞を前眮的に修食できないのは圓然である。in life や in sleep が名詞を修食できないのず同じである。 叙述甚法であっおも、a child asleep (眠っおいる子䟛)のように埌眮で修食するこずは可胜(ロむダル)。これも、a child in sleep のようなものだず考えれば圓然であろう。 certain 限定では「ある」、叙述では「確かである」 In a certain sense, 「ある意味では」※ゞヌニアス a certain woman 「ある女性」 It is certain that ~ 「~は確かだ」※青チャヌト late 限定「最近の」「埌半の」、叙述「遅れる」 the late news 「最新ニュヌス」 the late Mr.Smith 「故スミス氏」※青チャヌト He was born in the 1970s. 「圌は1970幎代埌半に生たれた」 He was late. 「圌は遅れた」 He was late for school. 「圌は孊校に遅刻した」※青チャヌト present 限定「珟圚の」、叙述「出垭しおいる」 the present king 「珟圚の王」 He is present. 「圌は出垭しおいる」 なお、present は前眮か埌眮かで意味が倉わる(ゞヌニアス)。 the present member 「珟圚のメンバヌ」 the members present 「出垭しおいるメンバヌ」 present の埌眮は the member (who were) present ずいう関係詞を省略した叙述甚法ず考えるこずもできる(青チャ、むンスパ、ブレむク)。 ill 限定「䞍機嫌」、叙述「病気」 He is ill. 「圌は病気だ」 the present member 「珟圚のメンバヌ」 the members present 「出垭しおいるメンバヌ」 present の埌眮は the member (who were) present ずいう関係詞を省略した叙述甚法ず考えるこずもできる(青チャ、むンスパ、ブレむク)。 甚法が䜕かはずもかく、 responsible も a responsible person 「信頌できる人」 a person responsible 「責任者」 ず意味が倉わる(むンスパ、ゞヌニアス、゚バグリ)。 a concerned look 「心配そうな目」 the people concerned 「関係者」 ず意味が倉わる(むンスパ、ゞヌニアス、゚バグリ)。 このほか、むンスパがinvolved の前眮ず埌眮を玹介。 たずえば、「あなたは~する必芁がありたす」を英語でいうずき、 It is necessary for you to ~ . ずなる。 たずえ文䞭に「あなた」ずあっおも、you を䞻語にはできないし、人を䞻語にはできない。 このように、圢容詞によっおは䞻語が決たっおいる。 このような、人を䞻語にできない圢容詞ずしおは、 essential 「䞍可欠の」 necessary 「必芁な」 possible 「可胜な」 impossible 「䞍可胜な」 などがある。 そのほか convenient 「郜合がいい」※むンスパ、ゞヌニ dangerous 「危険な」※むンスパ useless 「無駄な」※ゞヌニ などがある。 dangerous に぀いお、 It is dangerous for you to ~ は「~するのは危ない」の意味。 You are dangerous to ~ だず「あなたは危険人物だ」の意味になる(むンスパ)。 䞀応、参考甚に䞀芧衚をあげおおく。だが、入詊には、盎接は問われないだろう。 ゞヌニアスいわく、ブリテンの個人は a Briton 。しかしむンスパむアいわく、 a British person ずのこず。参考曞によっお違う。 Frenchman でも「フランス囜民」だが(※むンスパ)、しかし英語的なゞェンダヌポリコレにより a French person ずいう堎合もある(ゞヌニアス)。 傟向ずしお、 倚くの囜で、蚀語名は圢容詞ず同じ。 「the +圢容詞」で、「囜民党䜓」を衚す囜が倚い。いく぀か䟋倖的な事䟋もあるが(the Americans や the Germans や the Italian など語尟が-an で終わるのは)その堎合も最埌にsが぀いただけ。 地理的な知識ずしお、カナダの公甚語は英語・フランス語。スむスの公甚語はドむツ語・フランス語・むタリア語など。 䞊蚘の衚の「囜名」は基本的に、公匏名ずは異なる。 たずえばむギリスの公匏名は The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland (グレヌトブリテンおよび北郚アむルランド連合王囜)である(青チャヌト)。 長すぎるので、よくBritain や the U.K. などず略されるが、これは別に公匏名ではない。 Britain はむングランド、りェヌルズ、スコットランド、北アむルランドからなる。むングランドは地方の䞀぀にすぎない。 このため、政治的な問題があるので、政治的な堎では(England ではなく) Britain たたは the U.K. を甚いたほうが良い(むンスパむア)。 なお、「 U.K. 」など略語に぀く蚘号「.」は、文末に䜿われるピリオドの蚘号ず同じものである(ブレむクスルヌ巻末)。 「スペむンの䞀囜民」はやや特殊で a Spaniard である。 加枛乗陀 5 + 4 = 9 Five plus four equal(s) nine. たたは Five and four are (たたは is たたは makes)nine. 8 - 3 = 5 Eight minus three equals five. たたは Three from eight is(たたはare たたはleves) five. 3×8=24 Three times eight is (makes) twenty-four. たたは Three (multiplied) by eight equals twenty four. 20÷4=5 Twenty divided by four equals(たたはis) five. Four into twenty goes five. 分数は、分子を先に基数で読み、分母を序数で読む。 ただし 1/2 は a half たたは one half, 1/4 は a quarter たたは one quarter ずいう専甚の呌び方がある。 1/4 ず 3/4 は通䟋 quarter を甚いお衚すが、fourths を甚いおも間違いではない(青チャヌト)。 小数点は point である。小数点以䞋は数字を1字ず぀読む。 0 は zero だが、「オり」ず読む堎合もある。 23.504 twenty-three point five zero four 0.123 zero point one two three 䞀字ず぀読めばいい。 0794-1192 zero seven nine four, one one nine two 同じ数字が䞊んでいる堎合、double を䜿う堎合もあるが、むギリス英語(゚バヌグリヌン)。぀たり、 0794-1192 zero seven nine four, double one nine two ほか、0をzeroのかわりに「オり」ず読む堎合もある。 1995幎 nineteen ninety-five 2007幎 two thousands (and) seven なお、「1980幎代」ず蚀う堎合は 1980s のようにsを぀ける(ゞヌニアス)。 「1960幎代に」ず蚀う堎合、 in the ninety-sixties になる(青チャヌト)。 人の幎霢に぀いお 「20歳代」ずか蚀う堎合は in one's twenty である。人が「30歳代」なら in one's thirties である。 金額 $5.20 five dollars (and) twenty (cents) £2.30 two pounds, thirty (pence) \500 hive hundred yen 枩床 35°C thirty-five degrees centigrade (たたは Celsius ) その他の慣甚衚珟 ten to one 「十䞭八九」※ゞヌニアス、むンスパ hundreds of 「䜕癟もの」 thousands of 「䜕千もの」
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ずいう堎合もある(ゞヌニアス)。", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "傟向ずしお、", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "倚くの囜で、蚀語名は圢容詞ず同じ。", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "「the +圢容詞」で、「囜民党䜓」を衚す囜が倚い。いく぀か䟋倖的な事䟋もあるが(the Americans や the Germans や the Italian など語尟が-an で終わるのは)その堎合も最埌にsが぀いただけ。", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "地理的な知識ずしお、カナダの公甚語は英語・フランス語。スむスの公甚語はドむツ語・フランス語・むタリア語など。", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "䞊蚘の衚の「囜名」は基本的に、公匏名ずは異なる。", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "たずえばむギリスの公匏名は", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland (グレヌトブリテンおよび北郚アむルランド連合王囜)である(青チャヌト)。", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "長すぎるので、よくBritain や the U.K. などず略されるが、これは別に公匏名ではない。", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "Britain はむングランド、りェヌルズ、スコットランド、北アむルランドからなる。むングランドは地方の䞀぀にすぎない。", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "このため、政治的な問題があるので、政治的な堎では(England ではなく) Britain たたは the U.K. を甚いたほうが良い(むンスパむア)。", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "なお、「 U.K. 」など略語に぀く蚘号「.」は、文末に䜿われるピリオドの蚘号ず同じものである(ブレむクスルヌ巻末)。", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "「スペむンの䞀囜民」はやや特殊で a Spaniard である。", "title": "囜名" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "加枛乗陀", "title": "数" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "5 + 4 = 9", "title": "数" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "Five plus four equal(s) nine.", "title": "数" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "たたは Five and four are (たたは is たたは makes)nine.", "title": "数" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "8 - 3 = 5", "title": "数" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "Eight minus three equals five.", "title": "数" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "たたは Three from 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151, "tag": "p", "text": "人の幎霢に぀いお 「20歳代」ずか蚀う堎合は in one's twenty である。人が「30歳代」なら in one's thirties である。", "title": "数" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "金額", "title": "数" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "$5.20 five dollars (and) twenty (cents)", "title": "数" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "£2.30 two pounds, thirty (pence)", "title": "数" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "\\500 hive hundred yen", "title": "数" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "", "title": "数" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "枩床", "title": "数" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "35°C thirty-five degrees centigrade (たたは Celsius )", "title": "数" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "", "title": "数" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "その他の慣甚衚珟", "title": "数" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "ten to one 「十䞭八九」※ゞヌニアス、むンスパ", "title": "数" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "hundreds of 「䜕癟もの」", "title": "数" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "thousands of 「䜕千もの」", "title": "数" } ]
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== 限定甚法ず叙述甚法 == This is a clean room. 「これはきれいな郚屋だ」 のように名詞を修食する甚法を'''限定甚法'''ずいう。 限定甚法の圢容詞の倚くはふ぀うは名詞の前から修食するが、名詞の埌ろから修食する堎合でも限定甚法に含める青チャヌト。 This room is clean. 「この郚屋はきれいだ」 のように、䞀語でbe動詞を受けるのを'''叙述甚法'''ずいう。 SVC文型のCや、SVOC文型のCになる圢容詞が叙述甚法である青チャヌト、ブレむクスル。 圢容詞によっおは、限定甚法しかないもの、叙述甚法しかないもの、がある。 ;限定甚法しかないもの。 an elder sister 「姉」 the former mayor 「前垂長」※ 青チャヌト、ゞヌニアス和英蟞曞、 the latter half 「埌半郚」※ 青チャヌト なお、ゞヌニアス和英いわく the first half 「前半郚」 なお、elder, former,latter, は圢の䞊では比范玚語尟が-erである。しかし、ある圢容衚珟の圢が比范玚だからずいっお必ずしも限定甚法しかないずは限らないので、結局は䞊述の単語 elder, former,latter, が限定甚法しかないこずを暗蚘するしかない。 a wooden house 「朚造家屋」 なお、-en で終わる圢容詞は限定甚法が倚いむンスパ。 a drunken man 「酔っ払い」 ※叙述甚法の「酒に酔った」はdrunk ずいう別単語むンスパ golden 「貎重な」※゚バグリには「貎重な」しか玹介されおないが、蟞曞ゞヌニアスを芋れば「金の」「金色の」の意味もある。 an only son 「人息子」 the daily life 「日垞生掻」 a mere child 「ほんの子䟛」 very 「たさにその」※゚バグリ main「䞻な」「䞻芁な」※ゞヌニアス weekly 「毎週の」や yearly 「毎幎の」など total 「党郚の」 rural 「田舎の」※ゞヌニアス など。 ;叙述甚法だけの圢容詞 afraid「怖がっお」 叙述甚法だけの圢容詞には a- 圢のものが倚い。 alike 「同じ」「䌌おいる」 alive 「生きお」 alone 「孀独で」「人の」 ashamed 「恥じお」 asleep 「眠っお」 unable 「できない」 glad 「喜んで」※ゞヌニアス、゚バグリ well 「健康な」※ゞヌニアス、゚バグリ content 「満足しお」※゚バグリ。 名詞 content ずは別物 むンスパがworthを玹介しおいるが、この単語はやや特殊である。 aliveやasleepのa-はもずもず叀い英語にあった前眮詞であり、inやonにあたるブレむクスルヌ。よっお、aliveはin lifeたたはon lifeに意味が近いし、同様に asleep は in sleep である。 そう考えれば、aliveなどが名詞を前眮的に修食できないのは圓然である。in life や in sleep が名詞を修食できないのず同じである。 叙述甚法であっおも、a child asleep 眠っおいる子䟛のように埌眮で修食するこずは可胜ロむダル。これも、a child in sleep のようなものだず考えれば圓然であろう。 == 限定甚法ず叙述甚法で意味の異なるもの == certain 限定では「ある」、叙述では「確かである」 In a certain sense, 「ある意味では」※ゞヌニアス a certain woman 「ある女性」 It is certain that  「は確かだ」※青チャヌト late 限定「最近の」「埌半の」、叙述「遅れる」 the late news 「最新ニュヌス」 the late Mr.Smith 「故スミス氏」※青チャヌト He was born in the 1970s. 「圌は1970幎代埌半に生たれた」 He was late. 「圌は遅れた」 He was late for school. 「圌は孊校に遅刻した」※青チャヌト present 限定「珟圚の」、叙述「出垭しおいる」 the present king 「珟圚の王」 He is present. 「圌は出垭しおいる」 なお、present は前眮か埌眮かで意味が倉わるゞヌニアス。 the present member 「珟圚のメンバヌ」 the members present 「出垭しおいるメンバヌ」 present の埌眮は the member (who were) present ずいう関係詞を省略した叙述甚法ず考えるこずもできる青チャ、むンスパ、ブレむク。 ill 限定「䞍機嫌」、叙述「病気」 He is ill. 「圌は病気だ」 ;前眮ず埌眮 the present member 「珟圚のメンバヌ」 the members present 「出垭しおいるメンバヌ」 present の埌眮は the member (who were) present ずいう関係詞を省略した叙述甚法ず考えるこずもできる青チャ、むンスパ、ブレむク。 甚法が䜕かはずもかく、 responsible も a responsible person 「信頌できる人」 a person responsible 「責任者」 ず意味が倉わるむンスパ、ゞヌニアス、゚バグリ。 a concerned look 「心配そうな目」 the people concerned 「関係者」 ず意味が倉わるむンスパ、ゞヌニアス、゚バグリ。 このほか、むンスパがinvolved の前眮ず埌眮を玹介。 == 圢容詞ず䞻語 == たずえば、「あなたはする必芁がありたす」を英語でいうずき、 It is necessary for you to  . ずなる。 たずえ文䞭に「あなた」ずあっおも、you を䞻語にはできないし、人を䞻語にはできない。 このように、圢容詞によっおは䞻語が決たっおいる。 このような、人を䞻語にできない圢容詞ずしおは、 essential 「䞍可欠の」 necessary 「必芁な」 possible 「可胜な」 impossible 「䞍可胜な」 などがある。 そのほか convenient 「郜合がいい」※むンスパ、ゞヌニ dangerous 「危険な」※むンスパ useless 「無駄な」※ゞヌニ などがある。 dangerous に぀いお、 It is dangerous for you to  は「するのは危ない」の意味。 You are dangerous to  だず「あなたは危険人物だ」の意味になるむンスパ。 == 囜名 == 䞀応、参考甚に䞀芧衚をあげおおく。だが、入詊には、盎接は問われないだろう。 {| class="wikitable" style="float:left" |+ 囜ず圢容詞など ! 囜名  !! 圢容詞 !! 蚀語名 !! 囜民党䜓 !! 個人 |- |  Japan ||  Japanese || Japanese || the Japanese || a Japanese |- |  America ||  American || -(English) || the Americans || an Americans |- |  Britain ||  British || - || the British || a Briton |- |  China ||  Chinese || Chinese || the Chinese || a Chinese |- |  France ||  French || French || the French || a Frenchman ※ |- |  Germany ||  German || German || the Germans || a German |- |  Italy ||  Italian  || Italian || the Italians || an Italian |- |  Korea ||  Korean  || Korean || the Koreans || a Korean |- |  Russia ||  Russian  || Russian || the Russians || a Russian |- |  Spain ||  Spanish  || Spanish || the Spanish || a Spaniard |- |  Switzerland ||  Swiss  || - || the Swiss || a Swiss |- |} {{-}} ゞヌニアスいわく、ブリテンの個人は a Briton 。しかしむンスパむアいわく、 a British person ずのこず。参考曞によっお違う。 Frenchman でも「フランス囜民」だが※むンスパ、しかし英語的なゞェンダヌポリコレにより a French person ずいう堎合もあるゞヌニアス。 傟向ずしお、 倚くの囜で、蚀語名は圢容詞ず同じ。 「the 圢容詞」で、「囜民党䜓」を衚す囜が倚い。いく぀か䟋倖的な事䟋もあるがthe Americans や the Germans や the Italian など語尟が-an で終わるのはその堎合も最埌にsが぀いただけ。 地理的な知識ずしお、カナダの公甚語は英語・フランス語。スむスの公甚語はドむツ語・フランス語・むタリア語など。 䞊蚘の衚の「囜名」は基本的に、公匏名ずは異なる。 たずえばむギリスの公匏名は The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland グレヌトブリテンおよび北郚アむルランド連合王囜である青チャヌト。 長すぎるので、よくBritain や the U.K. などず略されるが、これは別に公匏名ではない。 Britain はむングランド、りェヌルズ、スコットランド、北アむルランドからなる。むングランドは地方の䞀぀にすぎない。 このため、政治的な問題があるので、政治的な堎ではEngland ではなく Britain たたは the U.K. を甚いたほうが良いむンスパむア。 なお、「 U.K. 」など略語に぀く蚘号「.」は、文末に䜿われるピリオドの蚘号ず同じものであるブレむクスルヌ巻末。 「スペむンの䞀囜民」はやや特殊で a Spaniard である。 == 数 == 加枛乗陀 5 + 4  9 Five plus four equal(s) nine. たたは Five and four are たたは is たたは makesnine. 8 - 3  5 Eight minus three equals five. たたは Three from eight isたたはare たたはleves five. 3×824 Three times eight is makes twenty-four. たたは Three multiplied by eight equals twenty four. 20÷45 Twenty divided by four equalsたたはis five. Four into twenty goes five. ;分数 分数は、分子を先に基数で読み、分母を序数で読む。 ただし 1/2 は a half たたは one half, 1/4 は a quarter たたは one quarter ずいう専甚の呌び方がある。 1/4 ず 3/4 は通䟋 quarter を甚いお衚すが、fourths を甚いおも間違いではない青チャヌト。 :<math> \frac{1}{2} </math> a half たたは one half :<math> \frac{1}{3} </math> a third たたは one third :<math> \frac{1}{3} </math> two thirds :<math> \frac{3}{4} </math> three quarters たたは three fourths ※青チャヌト :<math> 2 \frac{3}{5} </math> ttwo and three five ※ 垯分数は青チャヌト、゚バグリ、ゞヌニアスなど ;小数 小数点は point である。小数点以䞋は数字を1字ず぀読む。 0 は zero だが、「オり」ず読む堎合もある。 23.504 twenty-three point five zero four 0.123 zero point one two three ;電話番号 䞀字ず぀読めばいい。 0794-1192 zero seven nine four, one one nine two 同じ数字が䞊んでいる堎合、double を䜿う堎合もあるが、むギリス英語゚バヌグリヌン。぀たり、 0794-1192 zero seven nine four, double one nine two ほか、0をzeroのかわりに「オり」ず読む堎合もある。 ;幎号 1995幎 nineteen ninety-five 2007幎 two thousands (and) seven なお、「1980幎代」ず蚀う堎合は 1980s のようにsを぀けるゞヌニアス。 「1960幎代に」ず蚀う堎合、 in the ninety-sixties になる青チャヌト。 人の幎霢に぀いお 「20歳代」ずか蚀う堎合は in one's twenty である。人が「30歳代」なら in one's thirties である。 金額 $5.20 five dollars (and) twenty (cents) ï¿¡2.30 two pounds, thirty (pence) \500 hive hundred yen 枩床 35℃ thirty-five degrees centigrade (たたは Celsius ) その他の慣甚衚珟 ten to one 「十䞭八九」※ゞヌニアス、むンスパ hundreds of 「䜕癟もの」 thousands of 「䜕千もの」 [[カテゎリ:英語文法]]
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2022-11-25T04:03:43Z
[ "テンプレヌト:-" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%96%87%E6%B3%95/%E5%BD%A2%E5%AE%B9%E8%A9%9E
35,521
旧過皋高等孊校数孊C/行列
圓ペヌゞ「旧過皋高等孊校数孊C/行列」はたもなく削陀される予定です。理由は以䞋の通りです。 削陀に同意されないのであれば、方針などを確認しお、ペヌゞを適切なものに曞き換えた䞊で、このテンプレヌトを取り陀いおください。勝手に取り陀いた堎合、投皿ブロックされる恐れがありたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "圓ペヌゞ「旧過皋高等孊校数孊C/行列」はたもなく削陀される予定です。理由は以䞋の通りです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "削陀に同意されないのであれば、方針などを確認しお、ペヌゞを適切なものに曞き換えた䞊で、このテンプレヌトを取り陀いおください。勝手に取り陀いた堎合、投皿ブロックされる恐れがありたす。", "title": "" } ]
転送 旧課皋高等孊校数孊C/行列
{{即時削陀|1=Broken redirect}} #転送 [[旧課皋高等孊校数孊C/行列]]
2022-08-31T13:47:25Z
2024-02-08T08:12:30Z
[ "テンプレヌト:即時削陀" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%97%A7%E9%81%8E%E7%A8%8B%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%95%B0%E5%AD%A6C/%E8%A1%8C%E5%88%97
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料理本/チョコレヌト
チョコレヌトはカカオ豆から䜜られたす。もずもずはショコラトルずいう飲み物でした。ショコラトルは珟圚では改良された飲料のココアずしお芪したれおいたす。
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チョコレヌトはカカオ豆から䜜られたす。もずもずはショコラトルずいう飲み物でした。ショコラトルは珟圚では改良された飲料のココアずしお芪したれおいたす。
{{stub}} チョコレヌトはカカオ豆から䜜られたす。もずもずはショコラトルずいう飲み物でした<ref>{{cite web|url=https://www.lotte.co.jp/kengaku/choco/history/history.html |title=チョコの起源ず歎史 lotte.co.jp |accessdate=2022-9-1}}</ref>。ショコラトルは珟圚では改良された飲料の[[料理本/ココア|ココア]]ずしお芪したれおいたす。 == 脚泚 == {{reflist}} {{デフォルト゜ヌト:りようりほん|ちよこれいず}} [[Category:料理本|ちよこれいず]] [[Category:デザヌト|ちよこれいず]]
2022-09-01T03:09:00Z
2023-10-26T14:32:34Z
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高等孊校公共/囜民所埗ず私たちの生掻
小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習 > 高等孊校の孊習 >公共 > 囜民所埗ず私たちの生掻 本節では、囜民所埗に぀いお孊んでいきたす。各甚語の定矩をしっかり理解しお䞋さい。 囜民所埗ずは、ある䞀定期間(通垞1幎)に䞀囜の経枈掻動で新たに生み出された䟡倀(付加䟡倀)の総額、あるいはそれに芋合っお受け取られる所埗の総額です。最終生産物の総額ず同じです。家蚈や䌁業などの経枈掻動の芏暡を囜党䜓で捉える䞊で、重芁な手がかりずなりたす。 パンの生産を䟋にずり、囜民所埗の蚈算方法を説明しおみたす。蟲家・補粉業者・補パン業者が劎働や資本などの生産芁玠を投入しお小麊→小麊粉→パンを生産する堎合を考えたす。 たず、蟲家が10の䟡倀の小麊を生産したす。この時の付加䟡倀は10です。蟲家の所埗ずなりたす。次に、補粉業者が蟲家から小麊を賌入し、これを加工しお20の䟡倀の小麊粉を生産したす。このずきの付加䟡倀は10です。補粉工堎の劎働者の賃金や業者の利最ずなりたす。そしお、補パン業者が補粉業者から小麊粉を賌入し、これを加工しお30の䟡倀のパンを生産し、消費者に販売したす。この時の付加䟡倀は10です。パン工堎の劎働者の賃金や業者の利最ずなりたす。 もし、ここで生産された小麊・小麊粉・パンの䟡倀を党お足し合わせるず、10+20+30=60ずなり、消費者が手にした最終生産物(パン)の䟡倀を䞊回っおしたいたす。そこで、それぞれの付加䟡倀の郚分だけを足し合わせれば、10+10+10=30ずなり、最終生産物ず同じ䟡倀になりたす。あるいは、党おの生産物の䟡倀(総生産額)から、パンを䜜りあげる䞭間段階で賌入された原材料の䟡倀(䞭間生産物)を匕くず、60-(10+20)=30ずなるので、最終生産物ず同じ䟡倀になりたす。このように、囜民所埗は生産額の二重蚈算を防ぐように蚈算されたす。 囜民所埗は、生産・分配・支出の䞉぀の面から捉えられたす。そしお、生産囜民所埗・分配囜民所埗・支出囜民所埗のどの方法で算出しおも必ず同じ額になりたす。これを囜民所埗の䞉面等䟡の原則ずいいたす。 生産面から捉えた囜民所埗で、囜党䜓でどれだけの生産が行われたかを瀺しおいたす。各産業郚門で䜜り出された付加䟡倀(最終生産物)の合蚈です。 所埗の分配面から捉えた囜民所埗で、生産で埗られた所埗がどのように分配されたかを瀺しおいたす。生産に投入された各生産芁玠に察しお支払われた額の合蚈です。雇甚者報酬(賃金など)、財産所埗(地代・利子・配圓など)、䌁業所埗(䌁業の内郚留保など)からなりたす。 支出面から捉えた囜民所埗で、各経枈䞻䜓が分配された所埗をどのように支出したかを瀺しおいたす。政府も、家蚈や䌁業に分配された所埗から租皎を城収し、消費や投資を行っおいたす。財やサヌビスに察しお支出された最終需芁額の合蚈です。民間の消費ず投資、政府の消費ず投資、経垞海倖䜙剰(茞出ず茞入の差額)からなりたす。 囜富(囜民資本)ずは、ある時点たでに蓄積されおきた䞀囜党䜓の資産の総額です。有圢資産ず察倖玔資産から構成されたす。有圢資産は、個人の䜏宅・耐久消費財、䌁業の工堎・機械(生産資本)や圚庫品、道路・枯湟・公園・䞊䞋氎道・公共斜蚭など(瀟䌚資本)、土地・森林・地䞋資源のように再生産䞍可胜な固定資産からなりたす。察倖玔資産は、察倖資産(債暩)から察倖負債(債務)を差し匕いた額です。このように、囜富は囜党䜓の富を図るものさしずいえたす。 日本の堎合、倖囜に比べお地䟡が高いので、土地が有圢資産の半分以䞊を占めおいたす。たた、䜏宅・公園・䞊䞋氎道など生掻関連の瀟䌚資本が、道路・枯湟・工業甚地など生産関連の瀟䌚資本に比べお立ち遅れおいたす。 囜民所埗はある䞀定期間における経枈掻動の量・流れ(フロヌ)を瀺す抂念であるのに察しお、囜富はある時点における蓄積量(ストック)を瀺す抂念です。 2021幎の日本の囜内総生産はアメリカ合衆囜、䞭囜に次いで䞖界第3䜍ずなっおいたす。1人圓たり囜民総所埗は䞖界第23䜍ずなっおいたす。 囜民所埗の芏暡は、䞀般に囜内総生産や囜民総生産ずいう統蚈指暙で算出したす。ただし、狭い意味での囜民所埗は「芁玠費甚衚瀺の囜民所埗(NI)」をさしおおり、家蚈や䌁業が提䟛した劎働や資本などの生産芁玠の察䟡ずしお受け取る所埗(雇甚者報酬・財産所埗・䌁業所埗)のみを算出したす。 埓来、日本では統蚈指暙ずしお囜民総生産が重芖されおきたした。しかし、経枈のボヌダヌレス化が進み、囜民総生産ず囜内総生産の乖離が明らかになっおきたため、1990幎代半ばから䞻芁な経枈統蚈は囜内総生産に切り替えられたした。 囜内総生産(GDP)ずは、䞀囜の経枈掻動で、その囜の囜内で1幎間に新たに生産された財やサヌビスの付加䟡倀の総額です。倖囜人や倖囜䌁業が囜内で生産した財やサヌビスの付加䟡倀も含たれたす。なお、囜内総生産を支出面から捉えたものを囜内総支出(GDE)ずいいたす。囜内総生産ず囜内総支出は垂堎䟡栌衚瀺で、囜内玔生産は垂堎䟡栌衚瀺ず芁玠費甚衚瀺の䞡方で算出されおいたす。 囜民総生産(GNP)ずは、䞀囜の経枈掻動で、その囜の囜民が1幎間に新たに生産した財やサヌビスの付加䟡倀の総額です。囜民が海倖で生産した財やサヌビスの付加䟡倀(芁玠所埗)も含たれたす。なお、ここでの「囜民」には1幎以䞊その囜に居䜏しおいる倖囜人や倖囜䌁業も含たれおいたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習 > 高等孊校の孊習 >公共 > 囜民所埗ず私たちの生掻", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "本節では、囜民所埗に぀いお孊んでいきたす。各甚語の定矩をしっかり理解しお䞋さい。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "囜民所埗ずは、ある䞀定期間(通垞1幎)に䞀囜の経枈掻動で新たに生み出された䟡倀(付加䟡倀)の総額、あるいはそれに芋合っお受け取られる所埗の総額です。最終生産物の総額ず同じです。家蚈や䌁業などの経枈掻動の芏暡を囜党䜓で捉える䞊で、重芁な手がかりずなりたす。", "title": "囜民所埗" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "パンの生産を䟋にずり、囜民所埗の蚈算方法を説明しおみたす。蟲家・補粉業者・補パン業者が劎働や資本などの生産芁玠を投入しお小麊→小麊粉→パンを生産する堎合を考えたす。", "title": "囜民所埗" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "たず、蟲家が10の䟡倀の小麊を生産したす。この時の付加䟡倀は10です。蟲家の所埗ずなりたす。次に、補粉業者が蟲家から小麊を賌入し、これを加工しお20の䟡倀の小麊粉を生産したす。このずきの付加䟡倀は10です。補粉工堎の劎働者の賃金や業者の利最ずなりたす。そしお、補パン業者が補粉業者から小麊粉を賌入し、これを加工しお30の䟡倀のパンを生産し、消費者に販売したす。この時の付加䟡倀は10です。パン工堎の劎働者の賃金や業者の利最ずなりたす。", "title": "囜民所埗" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "もし、ここで生産された小麊・小麊粉・パンの䟡倀を党お足し合わせるず、10+20+30=60ずなり、消費者が手にした最終生産物(パン)の䟡倀を䞊回っおしたいたす。そこで、それぞれの付加䟡倀の郚分だけを足し合わせれば、10+10+10=30ずなり、最終生産物ず同じ䟡倀になりたす。あるいは、党おの生産物の䟡倀(総生産額)から、パンを䜜りあげる䞭間段階で賌入された原材料の䟡倀(䞭間生産物)を匕くず、60-(10+20)=30ずなるので、最終生産物ず同じ䟡倀になりたす。このように、囜民所埗は生産額の二重蚈算を防ぐように蚈算されたす。", "title": "囜民所埗" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "囜民所埗は、生産・分配・支出の䞉぀の面から捉えられたす。そしお、生産囜民所埗・分配囜民所埗・支出囜民所埗のどの方法で算出しおも必ず同じ額になりたす。これを囜民所埗の䞉面等䟡の原則ずいいたす。", "title": "䞉面等䟡の原則" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "生産面から捉えた囜民所埗で、囜党䜓でどれだけの生産が行われたかを瀺しおいたす。各産業郚門で䜜り出された付加䟡倀(最終生産物)の合蚈です。", "title": "䞉面等䟡の原則" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "所埗の分配面から捉えた囜民所埗で、生産で埗られた所埗がどのように分配されたかを瀺しおいたす。生産に投入された各生産芁玠に察しお支払われた額の合蚈です。雇甚者報酬(賃金など)、財産所埗(地代・利子・配圓など)、䌁業所埗(䌁業の内郚留保など)からなりたす。", "title": "䞉面等䟡の原則" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "支出面から捉えた囜民所埗で、各経枈䞻䜓が分配された所埗をどのように支出したかを瀺しおいたす。政府も、家蚈や䌁業に分配された所埗から租皎を城収し、消費や投資を行っおいたす。財やサヌビスに察しお支出された最終需芁額の合蚈です。民間の消費ず投資、政府の消費ず投資、経垞海倖䜙剰(茞出ず茞入の差額)からなりたす。", "title": "䞉面等䟡の原則" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "囜富(囜民資本)ずは、ある時点たでに蓄積されおきた䞀囜党䜓の資産の総額です。有圢資産ず察倖玔資産から構成されたす。有圢資産は、個人の䜏宅・耐久消費財、䌁業の工堎・機械(生産資本)や圚庫品、道路・枯湟・公園・䞊䞋氎道・公共斜蚭など(瀟䌚資本)、土地・森林・地䞋資源のように再生産䞍可胜な固定資産からなりたす。察倖玔資産は、察倖資産(債暩)から察倖負債(債務)を差し匕いた額です。このように、囜富は囜党䜓の富を図るものさしずいえたす。", "title": "囜富" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "日本の堎合、倖囜に比べお地䟡が高いので、土地が有圢資産の半分以䞊を占めおいたす。たた、䜏宅・公園・䞊䞋氎道など生掻関連の瀟䌚資本が、道路・枯湟・工業甚地など生産関連の瀟䌚資本に比べお立ち遅れおいたす。", "title": "囜富" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "囜民所埗はある䞀定期間における経枈掻動の量・流れ(フロヌ)を瀺す抂念であるのに察しお、囜富はある時点における蓄積量(ストック)を瀺す抂念です。", "title": "囜富" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "2021幎の日本の囜内総生産はアメリカ合衆囜、䞭囜に次いで䞖界第3䜍ずなっおいたす。1人圓たり囜民総所埗は䞖界第23䜍ずなっおいたす。", "title": "囜内総生産・囜民総所埗の囜際比范" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "", "title": "囜内総生産・囜民総所埗の囜際比范" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "", "title": "囜内総生産・囜民総所埗の囜際比范" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "", "title": "囜内総生産・囜民総所埗の囜際比范" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "囜民所埗の芏暡は、䞀般に囜内総生産や囜民総生産ずいう統蚈指暙で算出したす。ただし、狭い意味での囜民所埗は「芁玠費甚衚瀺の囜民所埗(NI)」をさしおおり、家蚈や䌁業が提䟛した劎働や資本などの生産芁玠の察䟡ずしお受け取る所埗(雇甚者報酬・財産所埗・䌁業所埗)のみを算出したす。", "title": "囜内総生産ず囜民総生産" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "埓来、日本では統蚈指暙ずしお囜民総生産が重芖されおきたした。しかし、経枈のボヌダヌレス化が進み、囜民総生産ず囜内総生産の乖離が明らかになっおきたため、1990幎代半ばから䞻芁な経枈統蚈は囜内総生産に切り替えられたした。", "title": "囜内総生産ず囜民総生産" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "囜内総生産(GDP)ずは、䞀囜の経枈掻動で、その囜の囜内で1幎間に新たに生産された財やサヌビスの付加䟡倀の総額です。倖囜人や倖囜䌁業が囜内で生産した財やサヌビスの付加䟡倀も含たれたす。なお、囜内総生産を支出面から捉えたものを囜内総支出(GDE)ずいいたす。囜内総生産ず囜内総支出は垂堎䟡栌衚瀺で、囜内玔生産は垂堎䟡栌衚瀺ず芁玠費甚衚瀺の䞡方で算出されおいたす。", "title": "囜内総生産ず囜民総生産" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "囜民総生産(GNP)ずは、䞀囜の経枈掻動で、その囜の囜民が1幎間に新たに生産した財やサヌビスの付加䟡倀の総額です。囜民が海倖で生産した財やサヌビスの付加䟡倀(芁玠所埗)も含たれたす。なお、ここでの「囜民」には1幎以䞊その囜に居䜏しおいる倖囜人や倖囜䌁業も含たれおいたす。", "title": "囜内総生産ず囜民総生産" } ]
 小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習 > 高等孊校の孊習 >公共 > 囜民所埗ず私たちの生掻 本節では、囜民所埗に぀いお孊んでいきたす。各甚語の定矩をしっかり理解しお䞋さい。
 [[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]] > [[高等孊校の孊習]] >[[高等孊校公共|公共]] > [[高等孊校公共/囜民所埗ず私たちの生掻|囜民所埗ず私たちの生掻]] </small> 本節では、囜民所埗に぀いお孊んでいきたす。各甚語の定矩をしっかり理解しお䞋さい。 == 囜民所埗 == ==== 囜民所埗の定矩 ====  '''囜民所埗'''ずは、ある䞀定期間通垞幎に䞀囜の経枈掻動で新たに生み出された䟡倀'''付加䟡倀'''の総額、あるいはそれに芋合っお受け取られる所埗の総額です。最終生産物の総額ず同じです。家蚈や䌁業などの経枈掻動の芏暡を囜党䜓で捉える䞊で、重芁な手がかりずなりたす。 ==== 囜民所埗の蚈算 ==== [[ファむル:囜民所埗の考え方.png|右|フレヌムなし|580x580ピクセル]]  パンの生産を䟋にずり、囜民所埗の蚈算方法を説明しおみたす。蟲家・補粉業者・補パン業者が劎働や資本などの生産芁玠を投入しお小麊→小麊粉→パンを生産する堎合を考えたす。  たず、蟲家がの䟡倀の小麊を生産したす。この時の付加䟡倀はです。蟲家の所埗ずなりたす。次に、補粉業者が蟲家から小麊を賌入し、これを加工しおの䟡倀の小麊粉を生産したす。このずきの付加䟡倀はです。補粉工堎の劎働者の賃金や業者の利最ずなりたす。そしお、補パン業者が補粉業者から小麊粉を賌入し、これを加工しおの䟡倀のパンを生産し、消費者に販売したす。この時の付加䟡倀はです。パン工堎の劎働者の賃金や業者の利最ずなりたす。  もし、ここで生産された小麊・小麊粉・パンの䟡倀を党お足し合わせるず、ずなり、消費者が手にした最終生産物パンの䟡倀を䞊回っおしたいたす。そこで、それぞれの付加䟡倀の郚分だけを足し合わせれば、ずなり、最終生産物ず同じ䟡倀になりたす。あるいは、党おの生産物の䟡倀総生産額から、パンを䜜りあげる䞭間段階で賌入された原材料の䟡倀䞭間生産物を匕くず、ずなるので、最終生産物ず同じ䟡倀になりたす。このように、囜民所埗は'''生産額の二重蚈算を防ぐ'''ように蚈算されたす。 == 䞉面等䟡の原則 ==  囜民所埗は、'''生産・分配・支出'''の䞉぀の面から捉えられたす。そしお、生産囜民所埗・分配囜民所埗・支出囜民所埗のどの方法で算出しおも必ず同じ額になりたす。これを囜民所埗の'''䞉面等䟡の原則'''ずいいたす。 ==== 生産囜民所埗 ====  生産面から捉えた囜民所埗で、囜党䜓でどれだけの生産が行われたかを瀺しおいたす。'''各産業郚門で䜜り出された付加䟡倀最終生産物の合蚈'''です。 ==== 分配囜民所埗 ====  所埗の分配面から捉えた囜民所埗で、生産で埗られた所埗がどのように分配されたかを瀺しおいたす。生産に投入された'''各生産芁玠に察しお支払われた額の合'''蚈です。雇甚者報酬賃金など、財産所埗地代・利子・配圓など、䌁業所埗䌁業の内郚留保などからなりたす。 ==== 支出囜民所埗 ====  支出面から捉えた囜民所埗で、各経枈䞻䜓が分配された所埗をどのように支出したかを瀺しおいたす。政府も、家蚈や䌁業に分配された所埗から租皎を城収し、消費や投資を行っおいたす。'''財やサヌビスに察しお支出された最終需芁額の合蚈'''です。民間の消費ず投資、政府の消費ず投資、経垞海倖䜙剰茞出ず茞入の差額からなりたす。 == 囜富 == ==== 囜富の定矩 ====  囜富囜民資本ずは、ある時点たでに蓄積されおきた䞀囜党䜓の資産の総額です。有圢資産ず察倖玔資産から構成されたす。有圢資産は、個人の䜏宅・耐久消費財、䌁業の工堎・機械生産資本や圚庫品、道路・枯湟・公園・䞊䞋氎道・公共斜蚭など瀟䌚資本、土地・森林・地䞋資源のように再生産䞍可胜な固定資産からなりたす。察倖玔資産は、察倖資産債暩から察倖負債債務を差し匕いた額です。このように、囜富は囜党䜓の富を図るものさしずいえたす。 ==== 日本の囜富 ====  日本の堎合、倖囜に比べお地䟡が高いので、土地が有圢資産の半分以䞊を占めおいたす。たた、䜏宅・公園・䞊䞋氎道など生掻関連の瀟䌚資本が、道路・枯湟・工業甚地など生産関連の瀟䌚資本に比べお立ち遅れおいたす。 ==== 囜民所埗ず囜富の関係 ====  囜民所埗はある䞀定期間における経枈掻動の量・流れ'''フロヌ'''を瀺す抂念であるのに察しお、囜富はある時点における蓄積量'''ストック'''を瀺す抂念です。 == 囜内総生産・囜民総所埗の囜際比范 == [[ファむル:囜内総生産の囜別順䜍名目幎.png|囜内総生産の囜別順䜍名目幎|右|フレヌムなし|547x547ピクセル]] 幎の日本の囜内総生産はアメリカ合衆囜、䞭囜に次いで'''䞖界第䜍'''ずなっおいたす。人圓たり囜民総所埗は'''䞖界第䜍'''ずなっおいたす。 == 囜内総生産ず囜民総生産 ==  囜民所埗の芏暡は、䞀般に囜内総生産や囜民総生産ずいう統蚈指暙で算出したす。ただし、狭い意味での囜民所埗は「芁玠費甚衚瀺の囜民所埗」をさしおおり、家蚈や䌁業が提䟛した劎働や資本などの生産芁玠の察䟡ずしお受け取る所埗雇甚者報酬・財産所埗・䌁業所埗のみを算出したす。 {| class="wikitable" |芁玠費甚衚瀺の囜民所埗 |- | 珟実の経枈では、政府が生産物に間接皎をかけたり補助金を出したりしおいるので、垂堎䟡栌衚瀺による生産物の倧きさは、各生産芁玠が実際に生み出した生産物の倧きさず食い違っおきたす。このため、芁玠費甚衚瀺の額は、垂堎䟡栌衚瀺の額から間接皎を匕き、補助金を足しお蚈算したす。 |}  埓来、日本では統蚈指暙ずしお囜民総生産が重芖されおきたした。しかし、経枈のボヌダヌレス化が進み、囜民総生産ず囜内総生産の乖離が明らかになっおきたため、幎代半ばから䞻芁な経枈統蚈は囜内総生産に切り替えられたした。 ==== 囜内総生産 ==== {| class="wikitable" |囜内総生産 垂堎䟡栌衚瀺 |囜内の総生産額䞭間生産物 囜内の最終生産物の総額 囜民総生産海倖からの玔所埗芁玠所埗の玔受け取り |- |囜内玔生産 垂堎䟡栌衚瀺 |囜内総生産固定資本枛耗枛䟡償华費 |- |囜内所埗 芁玠費甚衚瀺 |垂堎䟡栌衚瀺の囜内玔生産間接皎補助金 |}  囜内総生産ずは、䞀囜の経枈掻動で、その囜の囜内で幎間に新たに生産された財やサヌビスの付加䟡倀の総額です。倖囜人や倖囜䌁業が囜内で生産した財やサヌビスの付加䟡倀も含たれたす。なお、囜内総生産を支出面から捉えたものを囜内総支出ずいいたす。囜内総生産ず囜内総支出は垂堎䟡栌衚瀺で、囜内玔生産は垂堎䟡栌衚瀺ず芁玠費甚衚瀺の䞡方で算出されおいたす。 {| class="wikitable" |海倖からの玔所埗芁玠所埗の玔受け取り |- | 海倖からの玔所埗ずは、海倖に提䟛した生産芁玠の察䟡ずしお受け取る所埗雇甚者報酬や財産所埗などから、海倖から提䟛された生産芁玠の察䟡ずしお支払う所埗を匕いたものです。「海倖からの芁玠所埗の玔受け取り」ずもいいたす。 |- |固定資本枛耗枛䟡償华費 |- | 生産過皋で䜿甚した建物や機械蚭備など固定資本の枛耗分を評䟡した額を、所埗統蚈では固定資本枛耗、䌁業䌚蚈では枛䟡償华費ずいいたす。固定資本枛耗分は新しく生み出された䟡倀ではないので、生産芁玠の察䟡ずしお分配される玔粋な付加䟡倀を求める際には差し匕かなければなりたせん。 |} ==== 囜民総生産 ==== {| class="wikitable" |囜民総生産垂堎䟡栌衚瀺 |囜民党䜓の総生産額䞭間生産物 囜民党䜓の最終生産物の総額 囜内総生産海倖からの玔所埗芁玠所埗の玔受取り |- |囜民玔生産 垂堎䟡栌衚瀺 |囜民総生産固定資本枛耗枛䟡償华費 |- |囜民所埗 芁玠費甚衚瀺 |囜民玔生産間接皎補助金 |}  囜民総生産ずは、䞀囜の経枈掻動で、その囜の囜民が幎間に新たに生産した財やサヌビスの付加䟡倀の総額です。囜民が海倖で生産した財やサヌビスの付加䟡倀芁玠所埗も含たれたす。なお、ここでの「囜民」には幎以䞊その囜に居䜏しおいる倖囜人や倖囜䌁業も含たれおいたす。 [[カテゎリ:高等孊校教育|公]] [[カテゎリ:生掻]]
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2023-02-02T10:12:45Z
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高校物理 電磁気孊
離れた2個の無限に小さい垯電䜓(点電荷)の間に働く力をクヌロン力(静電気力)ずいい,原点に点電荷 Q {\displaystyle Q} があるずき,そこから r → {\displaystyle {\overrightarrow {r}}} の䜍眮に眮かれた点電荷 q {\displaystyle q} の受ける力 F → {\displaystyle {\overrightarrow {F}}} は である。 k {\displaystyle k} はクヌロン力の比䟋定数ずよばれ, k = 1 4 π ε 0 ≒ 8.99 × 10 9 N ⋅ m 2 / C 2 {\displaystyle k={\frac {1}{4\pi \varepsilon _{0}}}\fallingdotseq 8.99\times 10^{9}\,\ \mathrm {N\cdot m^{2}/C^{2}} } である( ε 0 {\displaystyle \varepsilon _{0}} :真空の誘電率)。 垯電䜓がある空間に、電荷を眮くずその電荷は静電気力を受ける。これは垯電䜓が空間に圱響を䞎え、電荷に力が加わったず考えるこずができる。このように、静電気力がはたらく空間の状態を電堎(電界)ずいう。 空間内の䜍眮 r → {\displaystyle {\overrightarrow {r}}} に眮いた十分小さい電荷 q {\displaystyle q} が力 F → ( r → ) {\displaystyle {\overrightarrow {F}}({\overrightarrow {r}})} を受けたならば,その䜍眮の電堎は単䜍電荷あたりの力,すなわちベクトル で䞎えられる。(1.2)を倉圢するず (1.2) ′ {\displaystyle '} は,電堎 E → ( r → ) {\displaystyle {\overrightarrow {E}}({\overrightarrow {r}})} 䞭で点 r → {\displaystyle {\overrightarrow {r}}} に眮かれた電荷 q {\displaystyle q} が受ける力を指す。この小電荷 q {\displaystyle q} を詊隓電荷ずいう。 以䞊のように定矩された電堎がどのように生み出されるのかに぀いお考えよう。静止した点電荷 Q {\displaystyle Q} があったずき, Q {\displaystyle Q} はそこから r → {\displaystyle {\overrightarrow {r}}} の䜍眮に の電堎を生み出す。電堎の倧きさは である。 r → {\displaystyle {\overrightarrow {r}}} の䜍眮に耇数の点電荷が぀くる電堎 E → ( r → ) {\displaystyle {\overrightarrow {E}}({\overrightarrow {r}})} は,それぞれの点電荷が぀くる電堎 E i → ( r → ) {\displaystyle {\vec {E_{i}}}({\overrightarrow {r}})} のベクトル和である。 電気力線ずは電堎の方向を接線ずする曲線である。 電堎䞭に眮かれた電荷が静電気力(クヌロン力)を受けお運動するずき,静電気力は電荷に察しお仕事する。静電気力は保存力なので,その仕事は重力がする仕事ず同様,始点ず終点の䜍眮によっお決たり,途䞭の経路によらない。したがっお,重力ず同様に静電気力による䜍眮゚ネルギヌが定矩できる。電堎においお,重力堎における「高さ」に察応する抂念が電䜍である。 x y {\displaystyle xy} 平面を氎平面に,鉛盎䞊向きに z {\displaystyle z} 軞をずり, − z {\displaystyle -z} 方向を向いた䞀様な電堎 E → = ( 0 , 0 , − E ) {\displaystyle {\overrightarrow {E}}=(0,\ 0,\ -E)} を考える。この電堎から電荷 q {\displaystyle q} の受ける力は q E → {\displaystyle q{\overrightarrow {E}}} ,これに逆らっお電荷をゆっくり運ぶ力は − q E → = ( 0 , 0 , q E ) {\displaystyle -q{\overrightarrow {E}}=(0,\ 0,\ qE)} .この電荷が r {\displaystyle r} の䜍眮で持぀䜍眮゚ネルギヌは,この力 − q E → {\displaystyle -q{\overrightarrow {E}}} で q {\displaystyle q} を基準点(原点O)から r → {\displaystyle {\overrightarrow {r}}} たで運ぶ仕事でそれは運ぶ経路によらず U ( r → ) = − q E → ⋅ r → = q E z {\displaystyle U({\overrightarrow {r}})=-q{\overrightarrow {E}}\cdot {\overrightarrow {r}}=qEz} .そこで電䜍を単䜍電荷あたりの䜍眮゚ネルギヌ で定矩する。 重力が等高面(䜍眮゚ネルギヌ䞀定の面)に垂盎で䞋(䜍眮゚ネルギヌの䜎くなる向き)を向いおいるのず同様,電堎は等電䜍面に垂盎で電䜍の䜎くなる向きを向いおいる。 䞀般の静電堎の堎合も同様で, r {\displaystyle r} 䜍眮で電荷 q {\displaystyle q} がも぀䜍眮゚ネルギヌが,電堎から受ける q E → {\displaystyle q{\overrightarrow {E}}} に逆らっお − q E → {\displaystyle -q{\overrightarrow {E}}} を加え,基準点 r 0 → {\displaystyle {\vec {r_{0}}}} からその点 r → {\displaystyle {\overrightarrow {r}}} たで電荷をゆっくり運ぶ仕事 で定矩される。静電気力が保存力であるためこの積分は r 0 → {\displaystyle {\vec {r_{0}}}} から r → {\displaystyle {\overrightarrow {r}}} ぞの経路によらない。そこで,電䜍を単䜍電荷あたりの静電気力による䜍眮゚ネルギヌ で定矩する。぀たり,ある点の電䜍ずは,基準点からその点たで電荷をゆっくり運ぶために倖力が単䜍電荷あたりにせねばならぬ仕事のこずである。この定矩より質量 m {\displaystyle m} ,電荷 q {\displaystyle q} の粒子に察する電堎䞭での゚ネルギヌ保存則は次のように衚される。 たた定矩より,電荷 q {\displaystyle q} を電堎の力 q E → {\displaystyle q{\overrightarrow {E}}} に抗しお r 1 → {\displaystyle {\vec {r_{1}}}} から r 2 → {\displaystyle {\vec {r_{2}}}} たで運ぶために倖力のする仕事 W E F {\displaystyle W_{\mathrm {EF} }} は で䞎えられる。この V ( r 2 → ) − V ( r 1 → ) {\displaystyle V({\vec {r_{2}}})-V({\vec {r_{1}}})} を電䜍差又は電圧ずいう。぀たり2点間の電䜍差(電圧)ずは電堎に抗しお電荷をその2点間で運ぶために単䜍電荷あたり芁する仕事である。 点電荷 Q {\displaystyle Q} が原点にあるずきの電䜍を求めよう。このずき電堎は(1.3)で䞎えられるから,(1.6)は ずなる。基準点を無限遠( r 0 → ∞ {\displaystyle r_{0}\to \infty } )にずるず,点電荷 Q {\displaystyle Q} がずる電堎の電䜍は 図のように2枚の金属板を平行に向かい合わせお、電源を぀なげるず、自由電子が導線を通り金属板に電荷が蓄えられる。 平行板コンデンサヌの2぀の金属板にそれぞれ Q [ C ] , − Q [ C ] {\displaystyle Q[\mathrm {C} ],\ -Q[\mathrm {C} ]} の電荷が蓄えられおいるずき、極板間の電䜍差 V [ V ] {\displaystyle V[\mathrm {V} ]} は次の関係がある。 ここで、 C {\displaystyle C} をコンデンサヌの電気容量ずいう。 電気容量の単䜍はファラド F {\displaystyle \mathrm {F} } が䜿われる。 極板の間隔 d [ m ] {\displaystyle d[\mathrm {m} ]} で面積 S [ m 2 ] {\displaystyle S[\mathrm {m^{2}} ]} の平行板コンデンサヌの電気容量 C [ F ] {\displaystyle C[\mathrm {F} ]} を求める。 コンデンサヌに電荷 Q [ C ] {\displaystyle Q[\mathrm {C} ]} が蓄えられおいるずき、極板間の電䜍差を V [ V ] {\displaystyle V[\mathrm {V} ]} ずする。このずき、極板間の電堎 E [ V / m ] {\displaystyle E[\mathrm {V/m} ]} は E = V d {\displaystyle E={\frac {V}{d}}} である。 極板から出る電気力線の本数 N {\displaystyle N} は N = S E = S V d {\displaystyle N=SE=S{\frac {V}{d}}} である。 たた、ガりスの法則より、 N = Q ε {\displaystyle N={\frac {Q}{\varepsilon }}} である。 すなわち、電気力線の本数に぀いお より、 C = Q V = ε S d {\displaystyle C={\frac {Q}{V}}=\varepsilon {\frac {S}{d}}} を埗る。 電気容量 C [ F ] {\displaystyle C[\mathrm {F} ]} のコンデンサヌが Q [ C ] {\displaystyle Q[\mathrm {C} ]} の電荷を蓄え、極板間の電䜍差が V [ V ] {\displaystyle V[\mathrm {V} ]} のずき、コンデンサヌの蓄える゚ネルギヌ U [ J ] {\displaystyle U[\mathrm {J} ]} を求める。 コンデンサヌに電荷 Q ′ [ C ] {\displaystyle Q'[\mathrm {C} ]} の電荷が蓄えられたずき、極板間の電䜍差は V ′ = Q C {\displaystyle V'={\frac {Q}{C}}} である。この状態で埮小電荷 d Q ′ {\displaystyle dQ'} を運ぶために必芁な仕事は V ′ d Q ′ = Q ′ C d Q ′ {\displaystyle V'dQ'={\frac {Q'}{C}}dQ'} である。これを Q ′ {\displaystyle Q'} が 0 から Q {\displaystyle Q} になるたで積分すればコンデンサヌの蓄える゚ネルギヌ U {\displaystyle U} が求たる。 したがっお、 U = 1 2 Q 2 C = 1 2 C V 2 = 1 2 Q V {\displaystyle U={\frac {1}{2}}{\frac {Q^{2}}{C}}={\frac {1}{2}}CV^{2}={\frac {1}{2}}QV} である。 コンデンサヌを䞊列に぀なげたずき、このコンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの電気容量を求める。 電気容量 C 1 [ F ] , C 2 [ F ] {\displaystyle C_{1}[\mathrm {F} ],\,C_{2}[\mathrm {F} ]} の電気容量を䞊列に぀なげ、電圧 V [ V ] {\displaystyle V[\mathrm {V} ]} の電源を぀なげる。 それぞれのコンデンサヌに蓄えられる電荷 Q 1 [ C ] , Q 2 [ C ] {\displaystyle Q_{1}[\mathrm {C} ],\,\ Q_{2}[\mathrm {C} ]} は コンデンサヌが蓄えた電荷の合蚈は Q 1 + Q 2 = C 1 V + C 2 V = ( C 1 + C 2 ) V {\displaystyle Q_{1}+Q_{2}=C_{1}V+C_{2}V=(C_{1}+C_{2})V} である。 コンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの合成電気容量 C [ F ] {\displaystyle C[\mathrm {F} ]} に぀いお Q 1 + Q 2 = C V {\displaystyle Q_{1}+Q_{2}=CV} ずなるので、これず比范しお を埗る。 コンデンサヌを盎列に぀なげたずき、このコンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの電気容量を求める。 電気容量 C 1 [ F ] , C 2 [ F ] {\displaystyle C_{1}[\mathrm {F} ],\,C_{2}[\mathrm {F} ]} の電気容量を盎列に぀なげ、電圧 V [ V ] {\displaystyle V[\mathrm {V} ]} の電源を぀なげる。2぀のコンデンサヌが蓄える電荷は等しいので、これを Q [ C ] {\displaystyle Q[\mathrm {C} ]} ずする。それぞれのコンデンサヌの電圧 V 1 [ V ] , V 2 [ V ] {\displaystyle V_{1}[\mathrm {V} ],\ V_{2}[\mathrm {V} ]} は である。この和が電源の電圧 V [ V ] {\displaystyle V[\mathrm {V} ]} に等しいので コンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの合成電気容量 C [ F ] {\displaystyle C[\mathrm {F} ]} は V = Q C {\displaystyle V={\frac {Q}{C}}} ずなるので、これず比范しお である。 誘電䜓の誘電率 ε {\displaystyle \varepsilon } ず真空の誘電率 ε {\displaystyle \varepsilon } の比 ε r = ε ε 0 {\displaystyle \varepsilon _{\mathrm {r} }={\frac {\varepsilon }{\varepsilon _{0}}}} を比誘電率ずいう。 真空䞭で極板面積 S [ m 2 ] {\displaystyle S[\mathrm {m} ^{2}]} 、極板間隔 d [ m ] {\displaystyle d[\mathrm {m} ]} の平行板コンデンサヌの電気容量 C 0 {\displaystyle C_{0}} は C 0 = ε 0 S d {\displaystyle C_{0}=\varepsilon _{0}{\frac {S}{d}}} である。 このコンデンサヌの極板間に比誘電率 ε r {\displaystyle \varepsilon _{\mathrm {r} }} の誘電䜓をすきたなく挿入したずき、コンデンサヌの電気容量 C {\displaystyle C} は である。 導䜓断面を単䜍時間あたりに通過する電気量(電荷)を電流(英: electric current)ずいう〔単䜍:A(アンペア)〕。時刻 t {\displaystyle t} においお,電気量を Q ( t ) {\displaystyle Q(t)} ずするず,埮小時間 Δ t {\displaystyle {\mathit {\Delta }}t} 間に電荷が Q ( t + Δ t ) − Q ( t ) {\displaystyle Q(t+{\mathit {\Delta }}t)-Q(t)} 通過するずき,電流 I ( t ) {\displaystyle I(t)} は である。たた,断面積 S {\displaystyle S} 〔m 2 {\displaystyle ^{2}} 〕,単䜍䜓積あたりの自由電子数が n {\displaystyle n} 〔個/m 2 {\displaystyle ^{2}} 〕の導䜓を電流が流れるずき,その電流の倧きさ I {\displaystyle I} 〔A〕は電気玠量を e {\displaystyle e} 〔C〕,自由電子の速さを v {\displaystyle v} 〔m/s〕ずしお である。 電池の内郚にもわずかに電気抵抗は存圚する。これを電池の内郚抵抗ずいう。 起電力 E [ V ] {\displaystyle E\mathrm {[V]} } 、内郚抵抗 r [ Ω ] {\displaystyle r\mathrm {[\Omega ]} } の電池に I [ A ] {\displaystyle I\mathrm {[A]} } 電流が流れるずき、電池の端子電圧 V [ V ] {\displaystyle V\mathrm {[V]} } は、内郚抵抗による電圧降䞋は r I [ V ] {\displaystyle rI\mathrm {[V]} } であるから である。 電圧を V {\displaystyle V} ,電流を I {\displaystyle I} ずするず,単䜍時間あたりの発熱量(ゞュヌル熱) P {\displaystyle P} は 起電力 E [ V ] {\displaystyle E\mathrm {[V]} } 、内郚抵抗 r [ Ω ] {\displaystyle r\mathrm {[\Omega ]} } の電池に R [ Ω ] {\displaystyle R\mathrm {[\Omega ]} } の抵抗を぀なぐずき、抵抗での電䜍差 V {\displaystyle V} はオヌムの法則より V = R I {\displaystyle V=RI} ,回路に流れる電流 I [ A ] {\displaystyle I\mathrm {[A]} } は I = E r + R {\displaystyle I={\frac {E}{r+R}}} であるから、抵抗での消費電力 P [ W ] {\displaystyle P\mathrm {[W]} } は である。 ここで、 R {\displaystyle R} を倉えたずきの消費電力 P {\displaystyle P} の最倧倀を求める。 ぀たり、 R = r {\displaystyle R=r} で r 2 R + R {\displaystyle {\frac {r^{2}}{R}}+R} は最小倀 2 r {\displaystyle 2r} を取る。すなわち、 P = E 2 r 2 R + R + 2 r {\displaystyle P={\frac {E^{2}}{{\frac {r^{2}}{R}}+R+2r}}} は最倧倀 E 2 4 r {\displaystyle {\frac {E^{2}}{4r}}} を取る。 任意の結接点においお,流入電流の和は流出電流の和に等しい。 任意の閉回路に察しお,起電力(英: electromotive force)の和は電圧降䞋(英: voltage drop)の和に等しい。 以䞋では磁気を扱う。その際倖積(ベクトル積)を甚いるこずがあるので必芁に応じお参照されたい。 磁石に鉄粉をかけるず磁石の䞡端によく付着する。この鉄粉を吞匕する力の原料力ずみられる郚分(最も匷い郚分)を磁石の磁極ずいう。磁極どうし或いは磁石どうし,電流どうし,電流ず磁石が互いに匕き合い或いは斥け合う力のこずを磁気力(磁力)ずいう。磁極の匷さを衚す量を磁気量〔Wb〕ずいう。 電堎が電荷に力を及がす空間の性質である䞀方,磁堎(磁界)は運動しおいる電荷に力を及がす空間の性質である。磁堎は電堎ず同様に,倧きさず向きを持぀ベクトルである。磁堎ベクトル H → {\displaystyle {\overrightarrow {H}}} の点に,磁気量 m {\displaystyle m} 〔Wb〕の磁極を眮いたずき,この磁極に働く力を F {\displaystyle F} 〔N〕ずするず が成り立぀。 磁束密床を B → {\displaystyle {\overrightarrow {B}}} ずおくず,磁堎 H → {\displaystyle {\overrightarrow {H}}} ず真空の透磁率 ÎŒ 0 {\displaystyle \mu _{0}} を甚いるず ず衚される。なお,この磁束密床 B → {\displaystyle {\overrightarrow {B}}} のこずを単に磁堎ず呌ぶこずもある。 電流 I → {\displaystyle {\overrightarrow {I}}} の流れおいる導線Cを埮小区間に分割する。電流によっお䜜り出される磁堎を定めおいるビオ・サノァヌルの法則(英: Biot–Savart law)により,䜍眮 r ′ → {\displaystyle {\vec {r'}}} にある埮小区間 d l {\displaystyle dl} の電流が䜍眮 r → {\displaystyle {\overrightarrow {r}}} に䜜る磁束密床は 電流党䜓の䜜る磁束密床は党埮小区間からの寄䞎を足し合わせれば,぀たり積分すれば求たる。 右図のように,電流にそっお z {\displaystyle z} をずり,磁堎を求める点Pを通るように x {\displaystyle x} 軞をずるず ( O P ̄ = r ) {\displaystyle ({\overline {\mathrm {OP} }}=r)} , x y z {\displaystyle xyz} 空間においお r → = ( r , 0 , 0 ) . r ′ → = ( 0 , 0 , z ′ ) {\displaystyle {\overrightarrow {r}}=(r,\ 0,\ 0).\ {\vec {r'}}=(0,\ 0,\ z')} ずおくず z {\displaystyle z} 軞䞊の埮小区間 [ z ′ , z ′ + d z ′ ] {\displaystyle [z',\ z'+dz']} の電流が点Pに䜜る磁束密床は倖積の性質より I → {\displaystyle {\overrightarrow {I}}} ず r → − r ′ → {\displaystyle {\overrightarrow {r}}-{\vec {r'}}} に垂盎,すなわち ず y {\displaystyle y} 成分のみで, | r → − r ′ → | = r 2 + z ′ 2 {\displaystyle |{\overrightarrow {r}}-{\vec {r'}}|={\sqrt {r^{2}+{z'}^{2}}}} であるから よっお電流党䜓が䜜る磁束密床 B {\displaystyle B} は(2.4)より ここで, z ′ = r tan φ {\displaystyle z'=r\tan \phi } ずするず であるから(眮換積分) 以䞊より盎線電流が䜜る磁束密床は電流たわりに枊巻き状に分垃し,電流から垂盎距離 r {\displaystyle r} 離れた䜍眮では 磁束密床(磁堎) B → {\displaystyle {\overrightarrow {B}}} が長さ l {\displaystyle l} の電流 I → {\displaystyle {\overrightarrow {I}}} に及がす力(電磁力,アンペヌル力) F → {\displaystyle {\overrightarrow {F}}} は ず衚され,磁束密床 B → {\displaystyle {\overrightarrow {B}}} ず電流 I → {\displaystyle {\overrightarrow {I}}} のなす角を Ξ {\displaystyle \theta } ずしお倖積の性質より 䞀般に荷電粒子が磁堎を暪切るず,磁堎から力を受けるこずが知られおいる。電堎 E → {\displaystyle {\overrightarrow {E}}} ,磁束密床 B → {\displaystyle {\overrightarrow {B}}} の䞭で,速床 v → {\displaystyle {\overrightarrow {v}}} ,電荷 q {\displaystyle q} の荷電粒子に働く力 特に磁束密床 B → {\displaystyle {\overrightarrow {B}}} の䞭で速床 v → {\displaystyle {\overrightarrow {v}}} ,電荷 q {\displaystyle q} の荷電粒子に働く力 をロヌレンツ力(英: Lorentz force)ずいう。磁束密床 B → {\displaystyle {\overrightarrow {B}}} ず速床 v → {\displaystyle {\overrightarrow {v}}} のなす角を Ξ {\displaystyle \theta } ずしお倖積の性質より
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{E}}} で q {\\displaystyle q} を基準点(原点O)から r → {\\displaystyle {\\overrightarrow {r}}} たで運ぶ仕事でそれは運ぶ経路によらず U ( r → ) = − q E → ⋅ r → = q E z {\\displaystyle U({\\overrightarrow {r}})=-q{\\overrightarrow {E}}\\cdot {\\overrightarrow {r}}=qEz} .そこで電䜍を単䜍電荷あたりの䜍眮゚ネルギヌ", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "で定矩する。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "重力が等高面(䜍眮゚ネルギヌ䞀定の面)に垂盎で䞋(䜍眮゚ネルギヌの䜎くなる向き)を向いおいるのず同様,電堎は等電䜍面に垂盎で電䜍の䜎くなる向きを向いおいる。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "䞀般の静電堎の堎合も同様で, r {\\displaystyle r} 䜍眮で電荷 q {\\displaystyle q} がも぀䜍眮゚ネルギヌが,電堎から受ける q E → {\\displaystyle q{\\overrightarrow {E}}} に逆らっお − q E → {\\displaystyle -q{\\overrightarrow {E}}} を加え,基準点 r 0 → {\\displaystyle {\\vec {r_{0}}}} からその点 r → {\\displaystyle {\\overrightarrow {r}}} たで電荷をゆっくり運ぶ仕事", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "で定矩される。静電気力が保存力であるためこの積分は r 0 → {\\displaystyle {\\vec {r_{0}}}} から r → {\\displaystyle {\\overrightarrow {r}}} ぞの経路によらない。そこで,電䜍を単䜍電荷あたりの静電気力による䜍眮゚ネルギヌ", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "で定矩する。぀たり,ある点の電䜍ずは,基準点からその点たで電荷をゆっくり運ぶために倖力が単䜍電荷あたりにせねばならぬ仕事のこずである。この定矩より質量 m {\\displaystyle m} ,電荷 q {\\displaystyle q} の粒子に察する電堎䞭での゚ネルギヌ保存則は次のように衚される。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "たた定矩より,電荷 q {\\displaystyle q} を電堎の力 q E → {\\displaystyle q{\\overrightarrow {E}}} に抗しお r 1 → {\\displaystyle {\\vec {r_{1}}}} から r 2 → {\\displaystyle {\\vec {r_{2}}}} たで運ぶために倖力のする仕事 W E F {\\displaystyle W_{\\mathrm {EF} }} は", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "で䞎えられる。この V ( r 2 → ) − V ( r 1 → ) {\\displaystyle V({\\vec {r_{2}}})-V({\\vec {r_{1}}})} を電䜍差又は電圧ずいう。぀たり2点間の電䜍差(電圧)ずは電堎に抗しお電荷をその2点間で運ぶために単䜍電荷あたり芁する仕事である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "点電荷 Q {\\displaystyle Q} が原点にあるずきの電䜍を求めよう。このずき電堎は(1.3)で䞎えられるから,(1.6)は", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "ずなる。基準点を無限遠( r 0 → ∞ {\\displaystyle r_{0}\\to \\infty } )にずるず,点電荷 Q {\\displaystyle Q} がずる電堎の電䜍は", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "図のように2枚の金属板を平行に向かい合わせお、電源を぀なげるず、自由電子が導線を通り金属板に電荷が蓄えられる。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "平行板コンデンサヌの2぀の金属板にそれぞれ Q [ C ] , − Q [ C ] {\\displaystyle Q[\\mathrm {C} ],\\ -Q[\\mathrm {C} ]} の電荷が蓄えられおいるずき、極板間の電䜍差 V [ V ] {\\displaystyle V[\\mathrm {V} ]} は次の関係がある。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "ここで、 C {\\displaystyle C} をコンデンサヌの電気容量ずいう。 電気容量の単䜍はファラド F {\\displaystyle \\mathrm {F} } が䜿われる。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "極板の間隔 d [ m ] {\\displaystyle d[\\mathrm {m} ]} で面積 S [ m 2 ] {\\displaystyle S[\\mathrm {m^{2}} ]} の平行板コンデンサヌの電気容量 C [ F ] {\\displaystyle C[\\mathrm {F} ]} を求める。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "コンデンサヌに電荷 Q [ C ] {\\displaystyle Q[\\mathrm {C} ]} が蓄えられおいるずき、極板間の電䜍差を V [ V ] {\\displaystyle V[\\mathrm {V} ]} ずする。このずき、極板間の電堎 E [ V / m ] {\\displaystyle E[\\mathrm {V/m} ]} は E = V d {\\displaystyle E={\\frac {V}{d}}} である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "極板から出る電気力線の本数 N {\\displaystyle N} は N = S E = S V d {\\displaystyle N=SE=S{\\frac {V}{d}}} である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "たた、ガりスの法則より、 N = Q ε {\\displaystyle N={\\frac {Q}{\\varepsilon }}} である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "すなわち、電気力線の本数に぀いお", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "より、 C = Q V = ε S d {\\displaystyle C={\\frac {Q}{V}}=\\varepsilon {\\frac {S}{d}}} を埗る。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "電気容量 C [ F ] {\\displaystyle C[\\mathrm {F} ]} のコンデンサヌが Q [ C ] {\\displaystyle Q[\\mathrm {C} ]} の電荷を蓄え、極板間の電䜍差が V [ V ] {\\displaystyle V[\\mathrm {V} ]} のずき、コンデンサヌの蓄える゚ネルギヌ U [ J ] {\\displaystyle U[\\mathrm {J} ]} を求める。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "コンデンサヌに電荷 Q ′ [ C ] {\\displaystyle Q'[\\mathrm {C} ]} の電荷が蓄えられたずき、極板間の電䜍差は V ′ = Q C {\\displaystyle V'={\\frac {Q}{C}}} である。この状態で埮小電荷 d Q ′ {\\displaystyle dQ'} を運ぶために必芁な仕事は V ′ d Q ′ = Q ′ C d Q ′ {\\displaystyle V'dQ'={\\frac {Q'}{C}}dQ'} である。これを Q ′ {\\displaystyle Q'} が 0 から Q {\\displaystyle Q} になるたで積分すればコンデンサヌの蓄える゚ネルギヌ U {\\displaystyle U} が求たる。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "したがっお、 U = 1 2 Q 2 C = 1 2 C V 2 = 1 2 Q V {\\displaystyle U={\\frac {1}{2}}{\\frac {Q^{2}}{C}}={\\frac {1}{2}}CV^{2}={\\frac {1}{2}}QV} である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "コンデンサヌを䞊列に぀なげたずき、このコンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの電気容量を求める。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "電気容量 C 1 [ F ] , C 2 [ F ] {\\displaystyle C_{1}[\\mathrm {F} ],\\,C_{2}[\\mathrm {F} ]} の電気容量を䞊列に぀なげ、電圧 V [ V ] {\\displaystyle V[\\mathrm {V} ]} の電源を぀なげる。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "それぞれのコンデンサヌに蓄えられる電荷 Q 1 [ C ] , Q 2 [ C ] {\\displaystyle Q_{1}[\\mathrm {C} ],\\,\\ Q_{2}[\\mathrm {C} ]} は", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "コンデンサヌが蓄えた電荷の合蚈は Q 1 + Q 2 = C 1 V + C 2 V = ( C 1 + C 2 ) V {\\displaystyle Q_{1}+Q_{2}=C_{1}V+C_{2}V=(C_{1}+C_{2})V} である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "コンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの合成電気容量 C [ F ] {\\displaystyle C[\\mathrm {F} ]} に぀いお Q 1 + Q 2 = C V {\\displaystyle Q_{1}+Q_{2}=CV} ずなるので、これず比范しお", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "を埗る。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "コンデンサヌを盎列に぀なげたずき、このコンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの電気容量を求める。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "電気容量 C 1 [ F ] , C 2 [ F ] {\\displaystyle C_{1}[\\mathrm {F} ],\\,C_{2}[\\mathrm {F} ]} の電気容量を盎列に぀なげ、電圧 V [ V ] {\\displaystyle V[\\mathrm {V} ]} の電源を぀なげる。2぀のコンデンサヌが蓄える電荷は等しいので、これを Q [ C ] {\\displaystyle Q[\\mathrm {C} ]} ずする。それぞれのコンデンサヌの電圧 V 1 [ V ] , V 2 [ V ] {\\displaystyle V_{1}[\\mathrm {V} ],\\ V_{2}[\\mathrm {V} ]} は", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "である。この和が電源の電圧 V [ V ] {\\displaystyle V[\\mathrm {V} ]} に等しいので", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "コンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの合成電気容量 C [ F ] {\\displaystyle C[\\mathrm {F} ]} は V = Q C {\\displaystyle V={\\frac {Q}{C}}} ずなるので、これず比范しお", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "誘電䜓の誘電率 ε {\\displaystyle \\varepsilon } ず真空の誘電率 ε {\\displaystyle \\varepsilon } の比 ε r = ε ε 0 {\\displaystyle \\varepsilon _{\\mathrm {r} }={\\frac {\\varepsilon }{\\varepsilon _{0}}}} を比誘電率ずいう。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "真空䞭で極板面積 S [ m 2 ] {\\displaystyle S[\\mathrm {m} ^{2}]} 、極板間隔 d [ m ] {\\displaystyle d[\\mathrm {m} ]} の平行板コンデンサヌの電気容量 C 0 {\\displaystyle C_{0}} は C 0 = ε 0 S d {\\displaystyle C_{0}=\\varepsilon _{0}{\\frac {S}{d}}} である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "このコンデンサヌの極板間に比誘電率 ε r {\\displaystyle \\varepsilon _{\\mathrm {r} }} の誘電䜓をすきたなく挿入したずき、コンデンサヌの電気容量 C {\\displaystyle C} は", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "導䜓断面を単䜍時間あたりに通過する電気量(電荷)を電流(英: electric current)ずいう〔単䜍:A(アンペア)〕。時刻 t {\\displaystyle t} においお,電気量を Q ( t ) {\\displaystyle Q(t)} ずするず,埮小時間 Δ t {\\displaystyle {\\mathit {\\Delta }}t} 間に電荷が Q ( t + Δ t ) − Q ( t ) {\\displaystyle Q(t+{\\mathit {\\Delta }}t)-Q(t)} 通過するずき,電流 I ( t ) {\\displaystyle I(t)} は", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "である。たた,断面積 S {\\displaystyle S} 〔m 2 {\\displaystyle ^{2}} 〕,単䜍䜓積あたりの自由電子数が n {\\displaystyle n} 〔個/m 2 {\\displaystyle ^{2}} 〕の導䜓を電流が流れるずき,その電流の倧きさ I {\\displaystyle I} 〔A〕は電気玠量を e {\\displaystyle e} 〔C〕,自由電子の速さを v {\\displaystyle v} 〔m/s〕ずしお", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "電池の内郚にもわずかに電気抵抗は存圚する。これを電池の内郚抵抗ずいう。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "起電力 E [ V ] {\\displaystyle E\\mathrm {[V]} } 、内郚抵抗 r [ Ω ] {\\displaystyle r\\mathrm {[\\Omega ]} } の電池に I [ A ] {\\displaystyle I\\mathrm {[A]} } 電流が流れるずき、電池の端子電圧 V [ V ] {\\displaystyle V\\mathrm {[V]} } は、内郚抵抗による電圧降䞋は r I [ V ] {\\displaystyle rI\\mathrm {[V]} } であるから", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "電圧を V {\\displaystyle V} ,電流を I {\\displaystyle I} ずするず,単䜍時間あたりの発熱量(ゞュヌル熱) P {\\displaystyle P} は", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "起電力 E [ V ] {\\displaystyle E\\mathrm {[V]} } 、内郚抵抗 r [ Ω ] {\\displaystyle r\\mathrm {[\\Omega ]} } の電池に R [ Ω ] {\\displaystyle R\\mathrm {[\\Omega ]} } の抵抗を぀なぐずき、抵抗での電䜍差 V {\\displaystyle V} はオヌムの法則より V = R I {\\displaystyle V=RI} ,回路に流れる電流 I [ A ] {\\displaystyle I\\mathrm {[A]} } は I = E r + R {\\displaystyle I={\\frac {E}{r+R}}} であるから、抵抗での消費電力 P [ W ] {\\displaystyle P\\mathrm {[W]} } は", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "である。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "ここで、 R {\\displaystyle R} を倉えたずきの消費電力 P {\\displaystyle P} の最倧倀を求める。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "぀たり、 R = r {\\displaystyle R=r} で r 2 R + R {\\displaystyle {\\frac {r^{2}}{R}}+R} は最小倀 2 r {\\displaystyle 2r} を取る。すなわち、 P = E 2 r 2 R + R + 2 r {\\displaystyle P={\\frac {E^{2}}{{\\frac {r^{2}}{R}}+R+2r}}} は最倧倀 E 2 4 r {\\displaystyle {\\frac {E^{2}}{4r}}} を取る。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "任意の結接点においお,流入電流の和は流出電流の和に等しい。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "任意の閉回路に察しお,起電力(英: electromotive force)の和は電圧降䞋(英: voltage drop)の和に等しい。", "title": "クヌロン力(静電気力)" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "以䞋では磁気を扱う。その際倖積(ベクトル積)を甚いるこずがあるので必芁に応じお参照されたい。", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "磁石に鉄粉をかけるず磁石の䞡端によく付着する。この鉄粉を吞匕する力の原料力ずみられる郚分(最も匷い郚分)を磁石の磁極ずいう。磁極どうし或いは磁石どうし,電流どうし,電流ず磁石が互いに匕き合い或いは斥け合う力のこずを磁気力(磁力)ずいう。磁極の匷さを衚す量を磁気量〔Wb〕ずいう。", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "電堎が電荷に力を及がす空間の性質である䞀方,磁堎(磁界)は運動しおいる電荷に力を及がす空間の性質である。磁堎は電堎ず同様に,倧きさず向きを持぀ベクトルである。磁堎ベクトル H → {\\displaystyle {\\overrightarrow {H}}} の点に,磁気量 m {\\displaystyle m} 〔Wb〕の磁極を眮いたずき,この磁極に働く力を F {\\displaystyle F} 〔N〕ずするず", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "が成り立぀。", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "磁束密床を B → {\\displaystyle {\\overrightarrow {B}}} ずおくず,磁堎 H → {\\displaystyle {\\overrightarrow {H}}} ず真空の透磁率 ÎŒ 0 {\\displaystyle \\mu _{0}} を甚いるず", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "ず衚される。なお,この磁束密床 B → {\\displaystyle {\\overrightarrow {B}}} のこずを単に磁堎ず呌ぶこずもある。", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "電流 I → {\\displaystyle {\\overrightarrow {I}}} の流れおいる導線Cを埮小区間に分割する。電流によっお䜜り出される磁堎を定めおいるビオ・サノァヌルの法則(英: Biot–Savart law)により,䜍眮 r ′ → {\\displaystyle {\\vec {r'}}} にある埮小区間 d l {\\displaystyle dl} の電流が䜍眮 r → {\\displaystyle {\\overrightarrow {r}}} に䜜る磁束密床は", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "電流党䜓の䜜る磁束密床は党埮小区間からの寄䞎を足し合わせれば,぀たり積分すれば求たる。", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "右図のように,電流にそっお z {\\displaystyle z} をずり,磁堎を求める点Pを通るように x {\\displaystyle x} 軞をずるず ( O P ̄ = r ) {\\displaystyle ({\\overline {\\mathrm {OP} }}=r)} , x y z {\\displaystyle xyz} 空間においお r → = ( r , 0 , 0 ) . r ′ → = ( 0 , 0 , z ′ ) {\\displaystyle {\\overrightarrow {r}}=(r,\\ 0,\\ 0).\\ {\\vec {r'}}=(0,\\ 0,\\ z')} ずおくず z {\\displaystyle z} 軞䞊の埮小区間 [ z ′ , z ′ + d z ′ ] {\\displaystyle [z',\\ z'+dz']} の電流が点Pに䜜る磁束密床は倖積の性質より I → {\\displaystyle {\\overrightarrow {I}}} ず r → − r ′ → {\\displaystyle {\\overrightarrow {r}}-{\\vec {r'}}} に垂盎,すなわち", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "ず y {\\displaystyle y} 成分のみで, | r → − r ′ → | = r 2 + z ′ 2 {\\displaystyle |{\\overrightarrow {r}}-{\\vec {r'}}|={\\sqrt {r^{2}+{z'}^{2}}}} であるから", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "よっお電流党䜓が䜜る磁束密床 B {\\displaystyle B} は(2.4)より", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "ここで, z ′ = r tan φ {\\displaystyle z'=r\\tan \\phi } ずするず", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "であるから(眮換積分)", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "以䞊より盎線電流が䜜る磁束密床は電流たわりに枊巻き状に分垃し,電流から垂盎距離 r {\\displaystyle r} 離れた䜍眮では", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "磁束密床(磁堎) B → {\\displaystyle {\\overrightarrow {B}}} が長さ l {\\displaystyle l} の電流 I → {\\displaystyle {\\overrightarrow {I}}} に及がす力(電磁力,アンペヌル力) F → {\\displaystyle {\\overrightarrow {F}}} は", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "ず衚され,磁束密床 B → {\\displaystyle {\\overrightarrow {B}}} ず電流 I → {\\displaystyle {\\overrightarrow {I}}} のなす角を Ξ {\\displaystyle \\theta } ずしお倖積の性質より", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "䞀般に荷電粒子が磁堎を暪切るず,磁堎から力を受けるこずが知られおいる。電堎 E → {\\displaystyle {\\overrightarrow {E}}} ,磁束密床 B → {\\displaystyle {\\overrightarrow {B}}} の䞭で,速床 v → {\\displaystyle {\\overrightarrow {v}}} ,電荷 q {\\displaystyle q} の荷電粒子に働く力", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "特に磁束密床 B → {\\displaystyle {\\overrightarrow {B}}} の䞭で速床 v → {\\displaystyle {\\overrightarrow {v}}} ,電荷 q {\\displaystyle q} の荷電粒子に働く力", "title": "磁気力ず磁堎" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "をロヌレンツ力(英: Lorentz force)ずいう。磁束密床 B → {\\displaystyle {\\overrightarrow {B}}} ず速床 v → {\\displaystyle {\\overrightarrow {v}}} のなす角を Ξ {\\displaystyle \\theta } ずしお倖積の性質より", "title": "磁気力ず磁堎" } ]
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{{pathnav|高等孊校の孊習|高等孊校理科|高等孊校 物理|pagename=電磁気孊|frame=1|small=1}} =電気= == クヌロン力(静電気力) == 離れた2個の無限に小さい垯電䜓(点電荷)の間に働く力を'''クヌロン力'''('''静電気力''')ずいい原点に点電荷<math>Q</math>があるずきそこから<math>\overrightarrow r</math>の䜍眮に眮かれた点電荷<math>q</math>の受ける力<math>\overrightarrow F</math>は :<math>\overrightarrow F = k\frac{Qq}{r^2}\left(\!\frac{\overrightarrow r}{r}\!\right)</math> (1.1) である。<math>k</math>はクヌロン力の比䟋定数ずよばれ<math>k =\frac{1}{4\pi\varepsilon_0}\fallingdotseq 8.99 \times 10^9 \,\ \mathrm{N\cdot m^2/C^2}</math>である(<math>\varepsilon_0</math>真空の誘電率)。 :<math>F > 0</math> のずきは、<math>Q,\ q</math> は同笊号なので、点電荷に働く力は斥力であり、<math>F < 0</math> のずきは、<math>Q,\ q</math> は異笊号なので、点電荷に働く力は匕力である。 == 電堎 == 垯電䜓がある空間に、電荷を眮くずその電荷は静電気力を受ける。これは垯電䜓が空間に圱響を䞎え、電荷に力が加わったず考えるこずができる。このように、静電気力がはたらく空間の状態を'''電堎'''('''電界''')ずいう。 空間内の䜍眮<math>\overrightarrow r</math>に眮いた十分小さい電荷<math>q</math>が力<math>\overrightarrow F(\overrightarrow r)</math>を受けたならばその䜍眮の電堎は単䜍電荷あたりの力すなわちベクトル :<math>\overrightarrow E(\overrightarrow r)=\frac{\overrightarrow F(\overrightarrow r)}{q}</math>〔N/C〕(1.2) で䞎えられる。(1.2)を倉圢するず :<math>\overrightarrow F(\overrightarrow r)= q \overrightarrow E(\overrightarrow r)</math>. (1.2)<math>'</math> (1.2)<math>'</math>は電堎<math>\overrightarrow E(\overrightarrow r)</math>䞭で点<math>\overrightarrow r</math>に眮かれた電荷<math>q</math>が受ける力を指す。この小電荷<math>q</math>を詊隓電荷ずいう。 === 点電荷の䜜る電堎 === [[ファむル:VFPt_plus_thumb.svg|サムネむル|150x150ピクセル|正電荷の呚りの電荷の向き]] 以䞊のように定矩された電堎がどのように生み出されるのかに぀いお考えよう。静止した点電荷<math>Q</math>があったずき<math>Q</math>はそこから<math>\overrightarrow r</math>の䜍眮に :<math>\overrightarrow E(\overrightarrow r)=\frac{\overrightarrow F(\overrightarrow r)}{q}=k\frac{Q}{r^2}\left(\!\frac{\overrightarrow r}{r}\!\right)</math> (1.3) の電堎を生み出す。電堎の倧きさは :<math>E = k\frac{|Q|}{r^2}</math> (1.3)<math>'</math> である。 === 重ね合わせの原理 === [[ファむル:電堎の重ね合わせ.svg|サムネむル|220x220ピクセル|電堎の重ね合わせ]] <math>\overrightarrow r</math>の䜍眮に耇数の点電荷が぀くる電堎<math>\overrightarrow E(\overrightarrow r)</math>はそれぞれの点電荷が぀くる電堎<math>\vec{E_i}(\overrightarrow r)</math>のベクトル和である。 :<math>\overrightarrow E(\overrightarrow r)=\sum_{i}\vec{E_i}(\overrightarrow r)</math>. (1.4) ===電気力線=== '''電気力線'''ずは電堎の方向を接線ずする曲線である。 ==電䜍== 電堎䞭に眮かれた電荷が静電気力(クヌロン力)を受けお運動するずき静電気力は電荷に察しお仕事する。静電気力は保存力なのでその仕事は重力がする仕事ず同様始点ず終点の䜍眮によっお決たり途䞭の経路によらない。したがっお重力ず同様に静電気力による䜍眮゚ネルギヌが定矩できる。電堎においお重力堎における「高さ」に察応する抂念が電䜍である。 <math>xy</math>平面を氎平面に鉛盎䞊向きに<math>z</math>軞をずり<math>-z</math>方向を向いた䞀様な電堎<math>\overrightarrow E =(0,\ 0,\ -E)</math>を考える。この電堎から電荷<math>q</math>の受ける力は<math>q\overrightarrow E</math>これに逆らっお電荷をゆっくり運ぶ力は<math>-q\overrightarrow E =(0,\ 0,\ qE)</math>この電荷が<math>r</math>の䜍眮で持぀䜍眮゚ネルギヌはこの力<math>-q\overrightarrow E</math>で<math>q</math>を基準点(原点O)から<math>\overrightarrow r</math>たで運ぶ仕事でそれは運ぶ経路によらず<math>U(\overrightarrow r)= -q\overrightarrow E\cdot\overrightarrow r = qEz</math>そこで'''電䜍'''を単䜍電荷あたりの䜍眮゚ネルギヌ :<math>V(\overrightarrow r)= U(\overrightarrow r)\div q = Ez</math> で定矩する。 重力が等高面(䜍眮゚ネルギヌ䞀定の面)に垂盎で䞋(䜍眮゚ネルギヌの䜎くなる向き)を向いおいるのず同様'''電堎は等電䜍面に垂盎で電䜍の䜎くなる向き'''を向いおいる。 䞀般の静電堎の堎合も同様で<math>r</math>䜍眮で電荷<math>q</math>がも぀䜍眮゚ネルギヌが電堎から受ける<math>q\overrightarrow E</math>に逆らっお<math>-q\overrightarrow E</math>を加え基準点<math>\vec{r_0}</math>からその点<math>\overrightarrow r</math>たで電荷をゆっくり運ぶ仕事 :<math>U_\mathrm{C}(\overrightarrow r)=\int _{r_0}^r -q\overrightarrow E\cdot d\overrightarrow r = -q\int _{r_0}^r \overrightarrow E\cdot d\overrightarrow r</math> (1.5) で定矩される。静電気力が保存力であるためこの積分は<math>\vec{r_0}</math>から<math>\overrightarrow r</math>ぞの経路によらない。そこで'''電䜍'''を'''単䜍電荷あたりの静電気力による䜍眮゚ネルギヌ''' :<math>V(\overrightarrow r)=\frac{U(\overrightarrow r)}{q}= -\int _{r_0}^r \overrightarrow E\cdot d\overrightarrow r</math> (1.6) で定矩する。぀たりある点の電䜍ずは基準点からその点たで電荷をゆっくり運ぶために倖力が単䜍電荷あたりにせねばならぬ仕事のこずである。この定矩より質量<math>m</math>電荷<math>q</math>の粒子に察する電堎䞭での゚ネルギヌ保存則は次のように衚される。 :<math>\frac{1}{2}mv^2 + qV =</math>䞀定(1.7) たた定矩より電荷<math>q</math>を電堎の力<math>q\overrightarrow E</math>に抗しお<math>\vec{r_1}</math>から<math>\vec{r_2}</math>たで運ぶために倖力のする仕事<math>W_\mathrm{EF}</math>は :<math>W_\mathrm{EF}= q(V(\vec{r_2})-V(\vec{r_1}))= -q\int _\vec{r_1}^\vec{r_2} \overrightarrow E\cdot d\overrightarrow r</math> (1.8) で䞎えられる。この<math>V(\vec{r_2})-V(\vec{r_1})</math>を'''電䜍差'''又は'''電圧'''ずいう。぀たり点間の電䜍差(電圧)ずは電堎に抗しお電荷をその点間で運ぶために単䜍電荷あたり芁する仕事である。 点電荷<math>Q</math>が原点にあるずきの電䜍を求めよう。このずき電堎は(1.3)で䞎えられるから(1.6)は :<math>V(\overrightarrow r)= -\int _{r_0}^r k\frac{Q}{r^2}\frac{(\overrightarrow r\cdot dr)}{r}= -\int _{r_0}^r k\frac{Q}{r^2}dr= kQ\left(\frac{1}{r}-\frac{1}{r_0}\right)</math> ずなる。基準点を無限遠(<math>r_0\to\infty</math>)にずるず点電荷<math>Q</math>がずる電堎の電䜍は :<math>V(\overrightarrow r)= k\frac{Q}{r}</math>. (1.9) == コンデンサヌ == [[ファむル:コンデンサヌ_充電の仕組み.svg|サムネむル|500x500ピクセル|コンデンサヌの充電の仕組み]] 図のように2枚の金属板を平行に向かい合わせお、電源を぀なげるず、自由電子が導線を通り金属板に電荷が蓄えられる。 平行板コンデンサヌの2぀の金属板にそれぞれ <math>Q[\mathrm C],\ -Q[\mathrm C]</math> の電荷が蓄えられおいるずき、極板間の電䜍差 <math>V[\mathrm V]</math> は次の関係がある。 :<math>Q = CV</math> ここで、<math>C</math> をコンデンサヌの電気容量ずいう。 電気容量の単䜍はファラド <math>\mathrm F</math> が䜿われる。 === 平行板コンデンサヌの電気容量 === [[ファむル:平行板コンデンサヌ_電堎.svg|サムネむル|400x400ピクセル|平行板コンデンサヌの電堎]] 極板の間隔 <math>d [\mathrm m]</math> で面積 <math>S [\mathrm{m^2}]</math> の平行板コンデンサヌの電気容量 <math>C [\mathrm F]</math> を求める。 コンデンサヌに電荷 <math>Q [\mathrm C]</math> が蓄えられおいるずき、極板間の電䜍差を <math>V[\mathrm V]</math> ずする。このずき、極板間の電堎 <math>E [\mathrm{V/m}]</math> は <math>E = \frac V d</math> である。 極板から出る電気力線の本数 <math>N</math> は <math>N = SE = S \frac V d</math> である。 たた、ガりスの法則より、 <math>N = \frac Q \varepsilon</math> である。 すなわち、電気力線の本数に぀いお :<math>N = \frac Q \varepsilon = S \frac V d </math> より、 <math>C = \frac Q V = \varepsilon \frac S d</math> を埗る。 === コンデンサヌの蓄える゚ネルギヌ === 電気容量 <math>C [\mathrm F]</math> のコンデンサヌが <math>Q [\mathrm C]</math> の電荷を蓄え、極板間の電䜍差が <math>V [\mathrm V]</math> のずき、コンデンサヌの蓄える゚ネルギヌ <math>U [\mathrm J]</math> を求める。 コンデンサヌに電荷 <math>Q' [\mathrm C]</math> の電荷が蓄えられたずき、極板間の電䜍差は <math>V' = \frac{Q}{C}</math> である。この状態で埮小電荷 <math>dQ'</math> を運ぶために必芁な仕事は <math>V' dQ' = \frac{Q'}{C}dQ'</math> である。これを <math>Q'</math> が 0 から <math>Q</math> になるたで積分すればコンデンサヌの蓄える゚ネルギヌ <math>U</math> が求たる。 :<math>U = \int_0^Q \frac{Q'}{C}dQ' = [\frac{Q'^2}{2}]_0^Q = \frac 1 2 \frac{Q^2}{C}</math> したがっお、<math>U = \frac 1 2 \frac{Q^2}{C} = \frac 1 2 CV^2 = \frac 1 2 QV</math> である。 === コンデンサヌの接続 === コンデンサヌを䞊列に぀なげたずき、このコンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの電気容量を求める。 電気容量 <math>C_1 [\mathrm F],\,C_2 [\mathrm F]</math> の電気容量を䞊列に぀なげ、電圧 <math>V [\mathrm V]</math> の電源を぀なげる。 それぞれのコンデンサヌに蓄えられる電荷 <math>Q_1 [\mathrm C],\,\ Q_2 [\mathrm C]</math> は :<math>Q_1 = C_1V,\,Q_2 = C_2 V</math> である。 コンデンサヌが蓄えた電荷の合蚈は <math>Q_1 + Q_2 =C_1V + C_2 V = (C_1 + C_2)V</math> である。 コンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの合成電気容量 <math>C [\mathrm F]</math> に぀いお <math>Q_1 + Q_2 = CV</math> ずなるので、これず比范しお :<math>C = C_1 + C_2</math> を埗る。 コンデンサヌを盎列に぀なげたずき、このコンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの電気容量を求める。 電気容量 <math>C_1 [\mathrm F],\,C_2 [\mathrm F]</math> の電気容量を盎列に぀なげ、電圧 <math>V [\mathrm V]</math> の電源を぀なげる。2぀のコンデンサヌが蓄える電荷は等しい<ref>2぀のコンデンサヌの間の電荷保存則より、2぀のコンデンサヌが蓄える電荷は等しい。</ref>ので、これを <math>Q [\mathrm C]</math> ずする。それぞれのコンデンサヌの電圧 <math>V_1 [\mathrm V],\ V_2 [\mathrm V]</math> は :<math>V_1 = \frac Q {C_1} ,\,V_2 \frac{Q}{C_2}</math> である。この和が電源の電圧 <math>V [\mathrm V]</math> に等しいので :<math>V = V_1 + V_2 = \frac{Q}{C_1} + \frac{Q}{C_2}</math> コンデンサヌ党䜓ずしおみたずきの合成電気容量 <math>C [\mathrm F]</math> は <math>V = \frac Q C</math> ずなるので、これず比范しお :<math>\frac 1 C = \frac{1}{C_1} + \frac{1}{C_2}</math> である<ref>コンデンサヌの合成電気容量の匏の圢は、抵抗の合成抵抗のものず、盎列・䞊列が逆になっおいる。</ref>。 === 金属板や誘電䜓を差し蟌んだコンデンサヌ === 誘電䜓の誘電率 <math>\varepsilon</math> ず真空の誘電率 <math>\varepsilon</math> の比 <math>\varepsilon_\mathrm r = \frac{\varepsilon}{\varepsilon_0}</math> を'''比誘電率'''ずいう。 真空䞭で極板面積 <math>S [\mathrm m^2]</math>、極板間隔 <math>d [\mathrm m]</math> の平行板コンデンサヌの電気容量 <math>C_0</math> は <math>C_0 = \varepsilon_0 \frac S d</math> である。 このコンデンサヌの極板間に比誘電率 <math>\varepsilon_\mathrm r</math> の誘電䜓をすきたなく挿入したずき、コンデンサヌの電気容量 <math>C</math> は :<math>C = \varepsilon_\mathrm r \varepsilon_0 \frac S d = \varepsilon_\mathrm r C_0</math> である。 == 盎流回路 == ===電流=== 導䜓断面を単䜍時間あたりに通過する電気量(電荷)を'''電流'''({{Lang-en-short|electric current}})ずいう〔単䜍'''A'''('''アンペア''')〕。時刻<math>t</math>においお電気量を<math>Q(t)</math>ずするず埮小時間<math>\mathit{\Delta}t</math>間に電荷が<math>Q(t+\mathit{\Delta}t)-Q(t)</math>通過するずき電流<math>I(t)</math>は :<math>I(t)=\lim_{\mathit{\Delta}t\to 0}\frac{Q(t+\mathit{\Delta}t)-Q(t)}{\mathit{\Delta}t}=\frac{dQ(t)}{dt}</math> である。たた断面積<math>S</math>〔m<math>^2</math>〕単䜍䜓積あたりの自由電子数が<math>n</math>〔個/m<math>^2</math>〕の導䜓を電流が流れるずきその電流の倧きさ<math>I</math>〔A〕は電気玠量を<math>e</math>〔C〕自由電子の速さを<math>v</math>〔m/s〕ずしお :<math>I=enSv</math>〔A〕 である。 === 電池の内郚抵抗 === 電池の内郚にもわずかに電気抵抗は存圚する。これを電池の'''内郚抵抗'''ずいう。 起電力 <math>E \mathrm{[V]}</math> 、内郚抵抗 <math>r\mathrm{[\Omega]}</math> の電池に <math>I\mathrm{[A]}</math> 電流が流れるずき、電池の端子電圧 <math>V\mathrm{[V]}</math> は、内郚抵抗による電圧降䞋は <math>rI\mathrm{[V]}</math> であるから :<math>V = E -rI</math> である。 === ゞュヌル熱ず消費電力 === 電圧を<math>V</math>電流を<math>I</math>ずするず単䜍時間あたりの発熱量(ゞュヌル熱)<math>P</math>は :<math>P=IV</math>. 起電力<math>E \mathrm{[V]}</math>、内郚抵抗<math>r\mathrm{[\Omega]}</math>の電池に<math>R \mathrm{[\Omega]}</math>の抵抗を぀なぐずき、抵抗での電䜍差<math>V</math>はオヌムの法則より<math>V=RI</math>回路に流れる電流<math>I\mathrm{[A]}</math>は<math>I = \frac{E}{r+R}</math>であるから、抵抗での消費電力 <math>P \mathrm{[W]}</math> は :<math>P = RI^2 = \frac{RE^2}{(r+R)^2}</math> である。 ここで、<math>R</math> を倉えたずきの消費電力<math>P</math>の最倧倀を求める。 :<math>P = \frac{RE^2}{(r+R)^2} = \frac{E^2}{\frac{r^2}{R} + 2r +R}\cdots\cdots (*)</math> *解 :<math>(*)</math>の䞡蟺を<math>R</math>で埮分するず ::<math>\frac{dP}{dR}=\frac{-E^2(-\frac{r^2}{R^2}+1)}{(\frac{r^2}{R} + 2r + R)^2}=\frac{E^2(r^2-R^2)}{(r^2+2Rr+R^2)^2}=\frac{E^2(r-R)}{(r+R)^3}</math>. :<math>\frac{dP}{dR}=0</math>のずき ::<math>R=r</math>. :よっお<math>R>0</math>における<math>P</math>の増枛衚は以䞋のようになる。 ::<math>\begin{array}{c|c}R & (0)\cdots\; r\;\cdots \\ \hline \frac{dP}{dR} & \quad\ +\ \ 0\ \ - \\ \hline P & \quad\ \nearrow\frac{E^2}{4r}\searrow \\ \end{array}</math> よっお<math>R=r</math>のずき極倧倀<math>\frac{E^2}{4r}</math>をずる。 *解 :盞加平均・盞乗平均より ::<math>\frac{r^2}{R} + R \ge 2\sqrt{\frac{r^2}{R}\cdot R} = 2r</math>. (等号成立は <math>\frac{r^2}{R} = R</math> すなわち <math>R = r</math> のずき) ぀たり、 <math>R = r</math> で <math>\frac{r^2}{R} + R</math> は最小倀 <math>2r</math> を取る。すなわち、<math>P = \frac{E^2}{\frac{r^2}{R} + R + 2r}</math> は最倧倀 <math>\frac{E^2}{4r}</math> を取る。 ===キルヒホッフの第法則=== 任意の結接点においお'''流入電流の和は流出電流の和に等しい'''。 :<math>\sum_\mathrm{inflow}I_i=\sum_\mathrm{outflow}I_{i'}'</math>. ===キルヒホッフの第法則=== 任意の閉回路に察しお'''起電力'''({{Lang-en-short|electromotive force}})'''の和は電圧降䞋'''({{Lang-en-short|voltage drop}})'''の和に等しい'''。 :<math>\sum_\mathrm{closed\ circuit}V_\mathrm{emf}=\sum_\mathrm{closed\ circuit}V_\mathrm{drop}</math>. =磁気= 以䞋では磁気を扱う。その際[[w:クロス積|倖積(ベクトル積)]]を甚いるこずがあるので必芁に応じお参照されたい。 ==磁気力ず磁堎== 磁石に鉄粉をかけるず磁石の䞡端によく付着する。この鉄粉を吞匕する力の原料力ずみられる郚分(最も匷い郚分)を磁石の'''磁極'''ずいう。磁極どうし或いは磁石どうし電流どうし電流ず磁石が互いに匕き合い或いは斥け合う力のこずを'''磁気力'''('''磁力''')ずいう。磁極の匷さを衚す量を'''磁気量'''〔Wb〕ずいう。 電堎が電荷に力を及がす空間の性質である䞀方'''磁堎'''('''磁界''')は運動しおいる電荷に力を及がす空間の性質である。磁堎は電堎ず同様に倧きさず向きを持぀ベクトルである。磁堎ベクトル<math>\overrightarrow H</math>の点に磁気量<math>m</math>〔Wb〕の磁極を眮いたずきこの磁極に働く力を<math>F</math>〔N〕ずするず :<math>\overrightarrow H =\frac{\overrightarrow F}{m}</math>〔N/Wb〕(2.1) が成り立぀。 ===磁束密床=== '''磁束密床'''を<math>\overrightarrow B</math>ずおくず磁堎<math>\overrightarrow H</math>ず真空の透磁率<math>\mu _0</math>を甚いるず :<math>\begin{align}\overrightarrow B & =\mu _0\overrightarrow H\\ & =\frac{\mu _0\overrightarrow F}{m}\ (\because (2.1))\end{align}</math>(2.2) ず衚される。なおこの磁束密床<math>\overrightarrow B</math>のこずを単に磁堎ず呌ぶこずもある。 ==電流が䜜る磁堎== 電流<math>\overrightarrow I</math>の流れおいる導線Cを埮小区間に分割する。電流によっお䜜り出される磁堎を定めおいるビオ・サノァヌルの法則({{Lang-en-short|Biot–Savart law}})により䜍眮<math>\vec{r'}</math>にある埮小区間<math>dl</math>の電流が䜍眮<math>\overrightarrow r</math>に䜜る磁束密床は :<math>d\overrightarrow B(\overrightarrow r)=\frac{\mu _0}{4\pi}\cdot\frac{\overrightarrow I\times(\overrightarrow r-\vec{r'})}{|\overrightarrow r-\vec{r'}|^3}dl</math>. (2.3) 電流党䜓の䜜る磁束密床は党埮小区間からの寄䞎を足し合わせれば぀たり積分すれば求たる。 :<math>\overrightarrow B(\overrightarrow r)=\frac{\mu _0}{4\pi}\int\frac{\overrightarrow I\times(\overrightarrow r-\vec{r'})}{|\overrightarrow r-\vec{r'}|^3}dl</math>. (2.4) ===無限に長い盎線電流=== [[File:Biot–Savart law long linear currents.png|thumb|right|225px|無限に長い盎線電流]][[Image:Right hand rule.png|thumb|right|右ねじの法則]] 右図のように電流にそっお<math>z</math>をずり磁堎を求める点Pを通るように<math>x</math>軞をずるず<math>(\overline{\mathrm{OP}}=r)</math><math>xyz</math>空間においお<math>\overrightarrow r=(r,\ 0,\ 0).\ \vec{r'}=(0,\ 0,\ z')</math>ずおくず<math>z</math>軞䞊の埮小区間<math>[z',\ z'+dz']</math>の電流が点Pに䜜る磁束密床は[[w:クロス積|倖積]]の性質より<math>\overrightarrow I</math>ず<math>\overrightarrow r-\vec{r'}</math>に垂盎すなわち :<math>d\overrightarrow B(\overrightarrow r)=(0,\ dB(r),\ 0)</math> ず<math>y</math>成分のみで<math>|\overrightarrow r-\vec{r'}|=\sqrt{r^2 +{z'}^2}</math>であるから :<math>dB(r)=\frac{\mu _0}{4\pi}\frac{I\sin\theta}{r^2 +{z'}^2}dz'=\frac{\mu _0I}{4\pi}\frac{rdz'}{(r^2+{z'}^2)^{\frac{3}{2}}}</math>. よっお電流党䜓が䜜る磁束密床<math>B</math>は(2.4)より :<math>B(r)=\frac{\mu _0I}{4\pi}\int _{-\infty}^\infty \frac{rdz'}{(r^2+{z'}^2)^{\frac{3}{2}}}</math>. ここで<math>z'=r\tan\phi</math>ずするず :<math>\frac{dz'}{d\phi}=r\frac{\cos ^2\phi-\sin\phi(-\sin\phi)}{\cos ^2\phi}=\frac{r}{\cos ^2\phi}\quad\therefore dz'=\frac{rd\phi}{\cos ^2\phi}\quad\begin{array}{c|c}z' & -\infty\to \infty \\ \hline \phi & -\frac{\pi}{2}\to \frac{\pi}{2} \\ \end{array}</math> であるから(眮換積分) :<math>B(r)=\frac{\mu _0I}{4\pi}\int _{-\frac{\pi}{2}}^\frac{\pi}{2} \frac{r\frac{rd\phi}{\cos ^2\phi}}{(r^2+r^2\tan^2\phi)^{\frac{3}{2}}}=\frac{\mu _0I}{4\pi}\int _{-\frac{\pi}{2}}^\frac{\pi}{2} \frac{\cos\phi}{r}d\phi=\frac{\mu _0I}{4\pi r}[\sin\phi]_{-\frac{\pi}{2}}^\frac{\pi}{2}=\frac{\mu_0 I}{2\pi r}</math>. 以䞊より盎線電流が䜜る磁束密床は電流たわりに枊巻き状に分垃し電流から垂盎距離<math>r</math>離れた䜍眮では :倧きさ<math>B(r)=\frac{\mu_0 I}{2\pi r}\Longleftrightarrow H(r)=\frac{I}{2\pi r}\ (\because(2.2))</math> (2.5) :向き<math>I</math>に垂盎な面内で<math>I</math>に察しお右回り('''右ねじの法則''') ==磁堎が電流に及がす力== [[Image:Fleming's_Left_Hand_Rule.png|thumb|right|フレミングの巊手の法則]] 磁束密床(磁堎)<math>\overrightarrow B</math>が長さ<math>l</math>の電流<math>\overrightarrow I</math>に及がす力(電磁力アンペヌル力)<math>\overrightarrow F</math>は :<math>\overrightarrow F=l\overrightarrow I\times\overrightarrow B</math> ず衚され磁束密床<math>\overrightarrow B</math>ず電流<math>\overrightarrow I</math>のなす角を<math>\theta</math>ずしお[[w:クロス積|倖積]]の性質より :倧きさ<math>F=lIB\sin\theta</math> (磁堎<math>\overrightarrow H</math>ず真空の透磁率<math>\mu _0</math>を甚いるず(2.2)より<math>F=\mu _0lIH\sin\theta</math>) :向き'''フレミングの巊手の法則'''に埓う或いは電流の向きず磁堎の向きに垂盎に立おた右ねじを電流の向きから磁堎の向きに回したずきに右ねじの進む向き ==ロヌレンツ力== 䞀般に荷電粒子が磁堎を暪切るず磁堎から力を受けるこずが知られおいる。電堎<math>\overrightarrow E</math>磁束密床<math>\overrightarrow B</math>の䞭で速床<math>\overrightarrow v</math>電荷<math>q</math>の荷電粒子に働く力 :<math>\overrightarrow F=q(\overrightarrow E+\overrightarrow v\times\overrightarrow B)</math> 特に磁束密床<math>\overrightarrow B</math>の䞭で速床<math>\overrightarrow v</math>電荷<math>q</math>の荷電粒子に働く力 :<math>\overrightarrow F=q\overrightarrow v\times\overrightarrow B</math> をロヌレンツ力({{Lang-en-short|Lorentz force}})ずいう。磁束密床<math>\overrightarrow B</math>ず速床<math>\overrightarrow v</math>のなす角を<math>\theta</math>ずしお[[w:クロス積|倖積]]の性質より :倧きさ<math>F=qvB\sin\theta</math> :向き'''フレミングの巊手の法則'''に埓う或いは正電荷のずきに荷電粒子の速床の向きず磁堎の向きに垂盎に立おた右ねじを速床の向きから磁堎の向きに回したずきに右ねじの進む向き(負電荷では逆になる) ==磁束== 閉曲線Cの正の向きを定めその向きに右ねじを回しおねじが進む向きにCの囲む面の法線ベクトル<math>\overrightarrow n</math>をずる。Cの囲む面の面積を<math>S</math>ずしおCを貫く磁束<math>\mathit{\Phi}</math>は :<math>\mathit{\Phi}=\int\overrightarrow B\cdot\overrightarrow ndS</math> 特に<math>\overrightarrow B\cdot\overrightarrow n</math>が䞀様であるずきは :<math>\mathit{\Phi}=\overrightarrow B\cdot\overrightarrow nS=BS\cos\theta</math>. ==電磁誘導== 閉回路Cを貫く磁束が時間倉化するず閉回路Cに'''誘導起電力'''が生ずる。その起電力<math>V_\mathrm{emf}</math>は :<math>V_\mathrm{emf}=-\frac{d\mathit{\Phi}}{dt}</math>. {{DEFAULTSORT:おんしきかく}} [[Category:高等孊校教育]] [[カテゎリ:電磁気孊]]
2022-09-03T11:12:29Z
2024-02-29T14:33:26Z
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化孊熱力孊/熱力孊第䞀法則
閉鎖系がある状態から別の状態に倉化したずき、閉鎖系の内郚゚ネルギヌ倉化ΔUは、゚ネルギヌ保存の法則より、倉化の過皋で倖界から系に入っおきた゚ネルギヌ量に等しい。倉化の過皋で閉鎖系が倖界から埗た熱量Qは、内郚゚ネルギヌ倉化ΔUから、倉化の過皋で倖界が系にした仕事Wを匕いたものずしお定矩される。 すなわち、熱量Qは仕事以倖の方法で系に加えられた゚ネルギヌである。熱量Qが正の倀のずき、系は熱を吞収したず蚀い、負の倀のずきは、系が熱を攟出したず蚀う。 熱量Qを、前章で孊んだ熱゚ネルギヌず混同しないように気を付けよう。系に蓄えられおいる熱゚ネルギヌは、倖界から埗た熱量Qがれロであっおも、倖界から仕事をされるず増加する。熱゚ネルギヌは化孊゚ネルギヌず同様に系の内郚゚ネルギヌUの䞀郚であるのに察しお、熱量Qは仕事Wず同様に系の内郚゚ネルギヌ倉化ΔUの䞀郚である。 系の始めの状態の内郚゚ネルギヌをUinitialずし、倉化埌の終わりの状態の内郚゚ネルギヌをUfinalずするず、内郚゚ネルギヌ倉化ΔUは次匏で衚される。 すなわち、ΔUは状態量Uの差ずしお衚されるので、始めの状態ず終わりの状態を指定すれば、䞀意に定たる。それに察しお仕事Wは、系の倉化の仕方により異なる、非状態量である。したがっお、熱量Qの定矩匏から、熱量Qも仕事Wず同様に非状態量であるこずが結論される。閉鎖系の熱力孊第䞀法則の匏、 は、熱量Qず仕事Wのそれぞれは倉化の過皋に䟝存する物理量であるが、それらの和Q + Wは倉化の過皋には䟝らない物理量であるこずを瀺しおいる。 倖界ず゚ネルギヌをやり取りする方法に基づいお、系を4぀に分類できる。開攟系の熱力孊第䞀法則の匏にはプラスアルファの項が付いおいる。この項は、物質の出入りに䌎っお出入りする゚ネルギヌの分である。この項の扱いが面倒なので、この教科曞では開攟系は扱わない。化孊熱力孊の公匏の倚くは、倖界ず物質亀換しない閉鎖系に぀いお成り立぀匏である。断熱系は、熱の出入りが䞀切犁じられた、特別な閉鎖系である。断熱系の内郚゚ネルギヌの倉化量は、系になされた仕事に等しい。孀立系は、倖界ず゚ネルギヌのやり取りが犁じられおいるので、孀立系の䞭でどんな倉化が起こっおも内郚゚ネルギヌは倉化しない。 物䜓に仕事がなされおも、物䜓の内郚゚ネルギヌが倉化しない堎合がある。1個の砲䞞を系ずしお考えよう。床に眮いおある砲䞞を持ち䞊げるには仕事をしなければならないが、このずき砲䞞になされた仕事は、重力による䜍眮゚ネルギヌに倉換される。持ち䞊げる仕事は、砲䞞の内郚゚ネルギヌを倉えない。぀ぎに、砲䞞投げの遞手が砲䞞を攟り投げるず、遞手が砲䞞にした仕事は、砲䞞の運動゚ネルギヌに倉換される。この仕事で砲䞞の熱゚ネルギヌは倉化しない。䞭孊理科で孊んだように、地球䞊で運動しおいる物䜓は、重力による䜍眮゚ネルギヌず物䜓の速さの2乗に比䟋する運動゚ネルギヌを持぀。これら2぀の力孊的゚ネルギヌず内郚゚ネルギヌを合わせお物䜓の党゚ネルギヌず呌ぶこずがある。閉鎖系の熱力孊第䞀法則の匏 ΔU=Q+W は、党゚ネルギヌの倉化量が内郚゚ネルギヌの倉化量に等しい堎合に成り立぀匏である。 兞型的な化孊熱力孊の問題では、系は始め静止状態にあり、倉化埌に再び静止した状態を終状態ずするので、系党䜓の運動゚ネルギヌは倉化しない。重力による系の䜍眮゚ネルギヌ倉化に぀いおは、厳密にいえば倉化しおいる堎合もあるが、特蚘ない限りは無芖しおよい。ゞュヌルの熱の仕事圓量の実隓のように、重りの高さが倉化する実隓では、重りは倖界ずしお扱うのが普通である。 倖界が系に及がす力を倖力ず呌び、倖力がする仕事を力孊的仕事ず呌ぶ。力孊的仕事により、系は動いたり、倉圢したり、かき混ぜられたりする。もっずも重芁な力孊的仕事は、系の䜓積倉化に䌎う仕事である。 倖圧pextが䞀定の条件䞋で、系の䜓積がΔV倉化したずき、倖界が系にした力孊的仕事Wは次匏で䞎えられる。 倖圧pextが垞に系の圧力pに等しいずみなせるほどゆっくりず、系の䜓積がV1からV2たで倉化したずき、倖界が系にした力孊的仕事Wは次匏で䞎えられる。 系ず倖界の間でやり取りされた電気゚ネルギヌを、電気的仕事ず呌ぶ。電気的仕事Wの笊号は、系が電気゚ネルギヌを受け取ったずきに正ずし、系から電気゚ネルギヌが取り出されたずきは負ずする。 化孊熱力孊では、 の3぀が重芁である。いずれの堎合も、系に電極を2぀付ける。電䜍が高い電極を+極、電䜍が䜎い電極を-極ず呌ぶ。系内に電気が流れるず、これらの電極を介しお系ず倖界の間で電気゚ネルギヌがやり取りされる。やり取りされた電気゚ネルギヌの倧きさは、次匏で䞎えられる。 Veは2぀の電極の電䜍差で単䜍はボルト、Iは電流で単䜍はアンペア、tは通電時間で単䜍は秒である。系内を+極から-極に向かっお電気が流れるずき W > 0 であり、系は電気゚ネルギヌを埗おいる。系内を-極から+極に向かっお電気が流れるずき W < 0 であり、系から電気゚ネルギヌが取り出されおいる。䞊に挙げた3぀の䟋では、ゞュヌル熱の発生ず電気分解が W > 0 であり、化孊電池の攟電反応が W < 0 である。 枩床の異なる2぀の物䜓を觊れ合わせるず、接觊面を介しお高枩の物䜓から䜎枩の物䜓ぞ゚ネルギヌが移動する。このずき、物䜓の䜓積倉化に䌎う仕事が無芖できるなら、䜎枩物䜓の熱゚ネルギヌの増加量は高枩物䜓の熱゚ネルギヌの枛少量に等しい。したがっお、枩床差のある物䜓間を移動する゚ネルギヌを熱量ず呌ぶのはもっずもなこずである。今の堎合、熱量Qを吞収した物䜓の熱゚ネルギヌはQだけ増加し、熱量Qを攟出した物䜓の熱゚ネルギヌはQだけ枛少しおいる。 䞀方、物䜓の䜓積倉化に䌎う仕事が無芖できない堎合は、物䜓の熱゚ネルギヌの倉化量は熱量Qず䞀臎しない。このこずを䟋題で芋おみよう。 物䜓の䜓積倉化に䌎う仕事が無芖できる堎合でも、物䜓の熱゚ネルギヌの倉化量が熱量Qず䞀臎しないこずがある。具䜓䟋ずしお、以䞋の3぀の珟象を考える。 これらの珟象はそれぞれ、電気的゚ネルギヌ・力孊的゚ネルギヌ・化孊゚ネルギヌが、熱゚ネルギヌに倉換された埌に熱ずしお倖界に攟出される、ず考えるず理解しやすい。以䞋、それぞれに぀いお、 を考える。
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閉鎖系がある状態から別の状態に倉化したずき、閉鎖系の内郚゚ネルギヌ倉化ΔUは、゚ネルギヌ保存の法則より、倉化の過皋で倖界から系に入っおきた゚ネルギヌ量に等しい。倉化の過皋で閉鎖系が倖界から埗た熱量Qは、内郚゚ネルギヌ倉化ΔUから、倉化の過皋で倖界が系にした仕事Wを匕いたものずしお定矩される。 すなわち、熱量Qは仕事以倖の方法で系に加えられた゚ネルギヌである。熱量Qが正の倀のずき、系は熱を吞収したず蚀い、負の倀のずきは、系が熱を攟出したず蚀う。 熱量Qを、前章で孊んだ熱゚ネルギヌず混同しないように気を付けよう。系に蓄えられおいる熱゚ネルギヌは、倖界から埗た熱量Qがれロであっおも、倖界から仕事をされるず増加する。熱゚ネルギヌは化孊゚ネルギヌず同様に系の内郚゚ネルギヌUの䞀郚であるのに察しお、熱量Qは仕事Wず同様に系の内郚゚ネルギヌ倉化ΔUの䞀郚である。 系の始めの状態の内郚゚ネルギヌをUinitialずし、倉化埌の終わりの状態の内郚゚ネルギヌをUfinalずするず、内郚゚ネルギヌ倉化ΔUは次匏で衚される。 すなわち、ΔUは状態量Uの差ずしお衚されるので、始めの状態ず終わりの状態を指定すれば、䞀意に定たる。それに察しお仕事Wは、系の倉化の仕方により異なる、非状態量である。したがっお、熱量Qの定矩匏から、熱量Qも仕事Wず同様に非状態量であるこずが結論される。閉鎖系の熱力孊第䞀法則の匏、 は、熱量Qず仕事Wのそれぞれは倉化の過皋に䟝存する物理量であるが、それらの和Q + Wは倉化の過皋には䟝らない物理量であるこずを瀺しおいる。
閉鎖系がある状態から別の状態に倉化したずき、閉鎖系の内郚゚ネルギヌ倉化&Delta;''U''は、゚ネルギヌ保存の法則より、倉化の過皋で倖界から系に入っおきた゚ネルギヌ量に等しい。倉化の過皋で閉鎖系が倖界から埗た'''熱量'''''Q''は、内郚゚ネルギヌ倉化&Delta;''U''から、倉化の過皋で倖界が系にした仕事''W''を匕いたものずしお定矩される。 :<math> Q = \Delta U - W </math> すなわち、熱量''Q''は仕事以倖の方法で系に加えられた゚ネルギヌである。熱量''Q''が正の倀のずき、系は熱を吞収したず蚀い、負の倀のずきは、系が熱を攟出したず蚀う<ref group="泚釈">高校化孊の反応熱ず同じ蚘号を䜿うが、笊号が逆なこずに泚意。</ref>。 熱量''Q''を、[[化孊熱力孊/内郚゚ネルギヌ|前章]]で孊んだ熱゚ネルギヌず混同しないように気を付けよう。系に蓄えられおいる熱゚ネルギヌは、倖界から埗た熱量''Q''がれロであっおも、倖界から仕事をされるず増加する。熱゚ネルギヌは化孊゚ネルギヌず同様に系の内郚゚ネルギヌ''U''の䞀郚であるのに察しお、熱量''Q''は仕事''W''ず同様に系の内郚゚ネルギヌ倉化&Delta;''U''の䞀郚である。 系の始めの状態の内郚゚ネルギヌを''U''<sub>initial</sub>ずし、倉化埌の終わりの状態の内郚゚ネルギヌを''U''<sub>final</sub>ずするず、内郚゚ネルギヌ倉化&Delta;''U''は次匏で衚される。 :<math> \Delta U = U_\text{final} - U_\text{initial} </math> すなわち、&Delta;''U''は状態量''U''の差ずしお衚されるので、始めの状態ず終わりの状態を指定すれば、䞀意に定たる。それに察しお仕事''W''は、系の倉化の仕方により異なる、非状態量である。したがっお、熱量''Q''の定矩匏から、熱量''Q''も仕事''W''ず同様に非状態量であるこずが結論される。'''閉鎖系の熱力孊第䞀法則'''の匏、 :<math> \Delta U = Q + W </math> は、熱量''Q''ず仕事''W''のそれぞれは倉化の過皋に䟝存する物理量であるが、それらの和''Q''&nbsp;+&nbsp;''W''は倉化の過皋には䟝らない物理量であるこずを瀺しおいる。 == 系の分類 == 倖界ず゚ネルギヌをやり取りする方法に基づいお、系を4぀に分類できる。'''開攟系'''の熱力孊第䞀法則の匏にはプラスアルファの項が付いおいる。この項は、物質の出入りに䌎っお出入りする゚ネルギヌの分である。この項の扱いが面倒なので、この教科曞では開攟系は扱わない。化孊熱力孊の公匏の倚くは、倖界ず物質亀換しない'''閉鎖系'''に぀いお成り立぀匏である。'''断熱系'''は、熱の出入りが䞀切犁じられた、特別な閉鎖系である。断熱系の内郚゚ネルギヌの倉化量は、系になされた仕事に等しい。'''孀立系'''は、倖界ず゚ネルギヌのやり取りが犁じられおいるので、孀立系の䞭でどんな倉化が起こっおも内郚゚ネルギヌは倉化しない。 {| class="wikitable" style="text-align:center;" |+ 第䞀法則に基づいた系の分類 ! ç³» !! 物質 !! 熱 !! 仕事 !! 第䞀法則の匏 |- ! 開攟系 | 〇 || 〇 || 〇 || <math>\Delta U = Q + W + \alpha</math> |- ! 閉鎖系 | × || 〇 || 〇 || <math>\Delta U = Q + W</math> |- ! 断熱系 | × || × || 〇 || <math>\Delta U = W</math> |- ! 孀立系 | × || × || × || <math>\Delta U = 0</math> |} == 力孊的゚ネルギヌず内郚゚ネルギヌ == [[File:2014 DécaNation - Shot put 10a.jpg|240px|thumb|砲䞞を床から持ち䞊げおも、砲䞞の内郚゚ネルギヌは倉化しない。]] 物䜓に仕事がなされおも、物䜓の内郚゚ネルギヌが倉化しない堎合がある。1個の砲䞞を系ずしお考えよう。床に眮いおある砲䞞を持ち䞊げるには仕事をしなければならないが、このずき砲䞞になされた仕事は、重力による䜍眮゚ネルギヌに倉換される。持ち䞊げる仕事は、砲䞞の内郚゚ネルギヌを倉えない。぀ぎに、砲䞞投げの遞手が砲䞞を攟り投げるず、遞手が砲䞞にした仕事は、砲䞞の運動゚ネルギヌに倉換される。この仕事で砲䞞の熱゚ネルギヌは倉化しない。䞭孊理科で孊んだように、地球䞊で運動しおいる物䜓は、重力による䜍眮゚ネルギヌず物䜓の速さの2乗に比䟋する運動゚ネルギヌを持぀。これら2぀の力孊的゚ネルギヌず内郚゚ネルギヌを合わせお物䜓の党゚ネルギヌず呌ぶこずがある。閉鎖系の熱力孊第䞀法則の匏 &Delta;''U''=''Q''+''W'' は、党゚ネルギヌの倉化量が内郚゚ネルギヌの倉化量に等しい堎合に成り立぀匏である。 兞型的な化孊熱力孊の問題では、系は始め静止状態にあり、倉化埌に再び静止した状態を終状態ずするので、系党䜓の運動゚ネルギヌは倉化しない。重力による系の䜍眮゚ネルギヌ倉化に぀いおは、厳密にいえば倉化しおいる堎合もあるが<ref group="泚釈">ピストン付きのシリンダヌに入った気䜓を鉛盎方向に圧瞮するず、気䜓の重心の高さが倉化するため、重力による䜍眮゚ネルギヌがわずかに倉化する。</ref>、特蚘ない限りは無芖しおよい。ゞュヌルの[[w:熱の仕事圓量|熱の仕事圓量]]の実隓のように、重りの高さが倉化する実隓では、重りは倖界ずしお扱うのが普通である。 == 力孊的仕事 == 倖界が系に及がす力を倖力ず呌び、倖力がする仕事を力孊的仕事ず呌ぶ。力孊的仕事により、系は動いたり、倉圢したり、かき混ぜられたりする。もっずも重芁な力孊的仕事は、系の[[化孊熱力孊/䜓積倉化に䌎う仕事|䜓積倉化に䌎う仕事]]である。 倖圧''p''<sub>ext</sub>が䞀定の条件䞋で、系の䜓積が&Delta;''V''倉化したずき、倖界が系にした力孊的仕事''W''は次匏で䞎えられる。 :<math> W = -p_\text{ext}\Delta V</math> 倖圧''p''<sub>ext</sub>が垞に系の圧力''p''に等しいずみなせるほどゆっくりず、系の䜓積が''V''<sub>1</sub>から''V''<sub>2</sub>たで倉化したずき、倖界が系にした力孊的仕事''W''は次匏で䞎えられる。 :<math> W = -\int_{V_1}^{V_2}p\; \mathrm dV</math> == 電気的仕事 == [[File:Alkali battery 5.jpg|thumb|電池は化孊゚ネルギヌを電気゚ネルギヌに倉換する。]] [[File:Hofman Wasserzersetzungsapparat.png|thumb|垌硫酞に電圧をかけるず氎が電気分解されお氎玠ガスず酞玠ガスが生成する。]] 系ず倖界の間でやり取りされた電気゚ネルギヌを、電気的仕事ず呌ぶ。電気的仕事''W''の笊号は、系が電気゚ネルギヌを受け取ったずきに正ずし、系から電気゚ネルギヌが取り出されたずきは負ずする。 化孊熱力孊では、 #ゞュヌル熱の発生 #電気分解 #化孊電池の攟電反応 の3぀が重芁である<ref group="泚釈">化孊電池の充電反応は、電気分解の䞀皮ずみなせる。</ref>。いずれの堎合も、系に電極を2぀付ける。電䜍が高い電極を極、電䜍が䜎い電極を極ず呌ぶ。系内に電気が流れるず、これらの電極を介しお系ず倖界の間で電気゚ネルギヌがやり取りされる。やり取りされた電気゚ネルギヌの倧きさは、次匏で䞎えられる。 :<math> |W| = V_\text{e}It </math> ''V''<sub>e</sub>は2぀の電極の電䜍差で単䜍はボルト、''I''は電流で単䜍はアンペア、''t''は通電時間で単䜍は秒である。系内を極から極に向かっお電気が流れるずき ''W''&nbsp;>&nbsp;0 であり、系は電気゚ネルギヌを埗おいる。系内を極から極に向かっお電気が流れるずき ''W''&nbsp;<&nbsp;0 であり、系から電気゚ネルギヌが取り出されおいる。䞊に挙げた3぀の䟋では、ゞュヌル熱の発生ず電気分解が ''W''&nbsp;>&nbsp;0 であり、化孊電池の攟電反応が ''W''&nbsp;<&nbsp;0 である。 #{{Visible anchor|ゞュヌル熱の発生}} #: 氷氎に浞したニクロム線を、倖郚電源に぀ないでしばらく通電するず、氷が少し融ける。ニクロム線を系ずしお、この系に出入りする゚ネルギヌを熱力孊的に考えおみよう。通電前の状態を始状態ずし、通電終了埌に少し時間をおいお、系が始めの枩床に戻った状態を終状態ずする。そうするず系の終状態ず始状態は党く同じ状態であるので、内郚゚ネルギヌの倉化はれロである。したがっお系が埗た熱量''Q''は、定矩匏より、 #:<math> Q = \Delta U - W = 0 -V_\text{e}It = -V_\text{e}It </math> #:ずなる。すなわち、倖界(倖郚電源)から系に䞎えられた電気゚ネルギヌはすべお、倖界氷氎に熱ずしお攟出されおいる。 #電気分解 #:垌硫酞に癜金電極を2぀入れお、電極を倖郚電源に぀ないで適圓な電圧をかけるず、電気゚ネルギヌを埗たH<sub>2</sub>OがH<sub>2</sub>ずO<sub>2</sub>に分解される。電気分解では䞀般に、倖郚電源から系に加えられた電気゚ネルギヌが化孊゚ネルギヌに倉換される。ただし、倖郚電源から埗た゚ネルギヌのすべおが化孊゚ネルギヌに倉換されるわけではない。図の装眮で電気分解を行った堎合、発生したガスの分だけ系の䜓積が増しおいるので、䜓積倉化に䌎う仕事がある。さらに電解槜の䞭を電気が流れるずき、垌硫酞の電気抵抗のため、電気゚ネルギヌの䞀郚は系の熱゚ネルギヌに倉換される。簡単のため、郚屋の枩床が25℃に空調されおいるずすれば、電気分解終了埌にしばらく埅぀ず、この熱゚ネルギヌは熱ずしお倖界に攟出されお、系の枩床は25℃に戻る。これを終状態ずするず、内郚゚ネルギヌ倉化は次匏で衚される。 #:<math> \Delta U = W-(-Q) = V_\text{e}It -p_\text{ext}\Delta V -(-Q)</math> #化孊電池の攟電反応 #:化孊電池は、化孊゚ネルギヌを電気゚ネルギヌに倉換する系である。簡単のため也電池を系ずするず、䜓積倉化に䌎う仕事はれロである。攟電前埌の電池の枩床が同じであれば、系の内郚゚ネルギヌが枛った分(&minus;&Delta;''U'')から、利甚䟡倀のない熱ずしお捚おられた分(&minus;''Q'')をを匕いたものが、系から取り出された電気゚ネルギヌ(&minus;''W'')になる。 #:<math> -W = (-\Delta U) -(-Q)</math> == 熱量''Q''ず熱゚ネルギヌ == 枩床の異なる2぀の物䜓を觊れ合わせるず、接觊面を介しお高枩の物䜓から䜎枩の物䜓ぞ゚ネルギヌが移動する。このずき、物䜓の䜓積倉化に䌎う仕事が無芖できるなら、䜎枩物䜓の熱゚ネルギヌの増加量は高枩物䜓の熱゚ネルギヌの枛少量に等しい。したがっお、枩床差のある物䜓間を移動する゚ネルギヌを熱量ず呌ぶのはもっずもなこずである。今の堎合、熱量''Q''を吞収した物䜓の熱゚ネルギヌは''Q''だけ増加し、熱量''Q''を攟出した物䜓の熱゚ネルギヌは''Q''だけ枛少しおいる。 䞀方、物䜓の䜓積倉化に䌎う仕事が無芖できない堎合は、物䜓の熱゚ネルギヌの倉化量は熱量''Q''ず䞀臎しない。このこずを䟋題で芋おみよう。 ;䟋題 :ピストン付きのシリンダヌに入った単原子気䜓を系ずする。倖圧䞀定の条件䞋で系の枩床が&Delta;''T''倉化したずきの、内郚゚ネルギヌ倉化&Delta;''U''、系になされた仕事''W''および系が吞収した熱量''Q''を求めよ。ただし、気䜓の物質量を''n''、気䜓定数を''R''ずし、始状態ず終状態の系の圧力は倖圧に等しいずする。 ;解答 :単原子理想気䜓の内郚゚ネルギヌは ''U''&nbsp;=&nbsp;<sup>3</sup>/<sub>2</sub>''nRT'' ず衚される。したがっお内郚゚ネルギヌの倉化量は次匏で衚される。 ::<math>\Delta U = \frac{3}{2}nR\Delta T</math> :倖圧''p''<sub>ext</sub>が䞀定の条件䞋で系の䜓積が&Delta;''V''倉化したずき、系の䜓積倉化に䌎っお倖界が系にした仕事は ''W''&nbsp;=&nbsp;&minus;''p''<sub>ext</sub>&Delta;''V'' ず衚される。始状態ず終状態の系の圧力が倖圧に等しいこずず、理想気䜓の状態方皋匏 ''pV''&nbsp;=&nbsp;''nRT'' を䜿うず、系になされた仕事は次匏で䞎えられる<ref group="泚釈">䞀般に、&Delta;(''X'')は状態量''X''の倉化量を衚す。今の堎合、䞁寧に曞けば ''p''<sub>ext</sub>&Delta;''V''&nbsp;=&nbsp;''p''<sub>ext</sub>''V''<sub>終</sub>&nbsp;&minus;&nbsp;''p''<sub>ext</sub>''V''<sub>始</sub>&nbsp;=&nbsp;''p''<sub>終</sub>''V''<sub>終</sub>&nbsp;&minus;&nbsp;''p''<sub>始</sub>''V''<sub>始</sub>&nbsp;=&nbsp;&Delta;(''pV'')&nbsp;=&nbsp;&Delta;(''nRT'') ずなる。</ref>。 ::<math> W = -p_\text{ext}\Delta V = -\Delta(pV) = -nR\Delta T</math> :熱量''Q''は、定矩匏 ''Q''&nbsp;=&nbsp;&Delta;''U''&nbsp;&minus;&nbsp;''W'' から蚈算する。 ::<math> Q = \Delta U - W = \frac{3}{2}nR\Delta T - (-nR\Delta T) = \frac{5}{2}nR\Delta T</math> ;解説 :単原子理想気䜓の熱゚ネルギヌは内郚゚ネルギヌに等しい。この䟋題は、熱゚ネルギヌの増分が䞀般には熱量''Q''ずは異なるこずを瀺しおいる。&Delta;''T''&nbsp;>&nbsp;0 であれば、今の堎合、系に吞収された熱量''Q''の60%が気䜓の熱゚ネルギヌずしお蓄えられ、残りの40%は気䜓が倖界にする仕事により力孊的゚ネルギヌに倉換される。 物䜓の䜓積倉化に䌎う仕事が無芖できる堎合でも、物䜓の熱゚ネルギヌの倉化量が熱量Qず䞀臎しないこずがある。具䜓䟋ずしお、以䞋の3぀の珟象を考える。 #ゞュヌル熱の発生 #摩擊熱の発生 #化孊反応 これらの珟象はそれぞれ、電気的゚ネルギヌ・力孊的゚ネルギヌ・化孊゚ネルギヌが、熱゚ネルギヌに倉換された埌に熱ずしお倖界に攟出される、ず考えるず理解しやすい。以䞋、それぞれに぀いお、 *熱の出入りがない堎合、すなわち ''Q''&nbsp;=&nbsp;0 の堎合、 *終状態の枩床が始状態の枩床ず同じ堎合、 を考える。 #[[#ゞュヌル熱の発生|ゞュヌル熱の発生]] #*熱の出入りがない堎合、倖郚電源から系が埗た電気゚ネルギヌ''V''<sub>e</sub>''It''がそのたた系の熱゚ネルギヌに倉換される。''Q''&nbsp;=&nbsp;0 であるが、系の枩床は䞊昇する。 #*終状態の枩床が始状態の枩床ず同じ堎合、前節でみたずおり ''Q''&nbsp;=&nbsp;&minus;''V''<sub>e</sub>''It'' である。終状態の系の熱゚ネルギヌは、始状態ず倉わらない。 #摩擊熱の発生 #:2぀の固䜓をこすり合わせるには、摩擊力に逆らう倖力が必芁である。この2぀の固䜓を系ずすれば、摩擊により系の枩床は䞊昇する。 #*熱の出入りがない堎合、摩擊力に逆らっお倖力がした力孊的仕事''W''がそのたた系の熱゚ネルギヌに倉換される。''Q''&nbsp;=&nbsp;0 であるが、系の枩床は䞊昇する。 #*倖界の枩床が䞀定に保たれおいる堎合、摩擊した埌にしばらく攟っおおくず、系の枩床は始めの枩床に戻る。摩擊による摩耗・融解・発火などがなければ、終状態は始状態ず同じ状態であり内郚゚ネルギヌも同じである。したがっお、系の熱゚ネルギヌは倉化しおいない。摩擊力に逆らっお倖力がした力孊的仕事''W''がそのたた倖界に熱ずしお攟出されおいる。 #化孊反応 #:䜕があっおも容積が倉化しない、堅固な容噚内での反応を考える。そうするず、特別な仕掛けを斜さない限り、倖界が系に仕事をするこずも系が倖界に仕事をするこずもないので、''W''&nbsp;=&nbsp;0 である。 #*熱の出入りがない堎合、''Q''&nbsp;=&nbsp;0 でもあるので、内郚゚ネルギヌは倉化しない熱力孊第䞀法則。しかし、化孊結合の切断・生成・組み換えにより、系の枩床は倉化する。系の枩床が䞊昇する反応を'''発熱反応'''ず呌ぶ。発熱反応では、化孊゚ネルギヌが熱゚ネルギヌに倉換されおいる。系の枩床が䜎䞋する反応を'''吞熱反応'''ず呌ぶ。吞熱反応では、熱゚ネルギヌが化孊゚ネルギヌに倉換されおいる。 #*倖界の枩床が䞀定に保たれおいお、容噚が熱を通す材質で䜜られおいる堎合は、反応終了埌にしばらく攟っおおくず、系の枩床は始めの枩床に戻る。ただし、容噚内の物質は化孊反応により別の物質に倉化しおいるので、終状態は始状態ず同じ状態ではない。したがっお終状態の枩床が始状態の枩床ず同じ堎合でも、化孊反応により内郚゚ネルギヌは倉化しおいる。発熱反応では &Delta;''U''&nbsp;=&nbsp;''Q''&nbsp;<&nbsp;0 であり、おおたかには、系の内郚に蓄えられおいた化孊゚ネルギヌが熱ずしお倖界に攟出されおいる<ref group="泚釈">「おおたかには、」ずいう断りが入るのは、反応前埌で系を構成する分子の数や皮類が違うので、枩床が同じでも熱゚ネルギヌは異なるからである。</ref>。吞熱反応では倖界から熱を吞収するので &Delta;''U''&nbsp;=&nbsp;''Q''&nbsp;>&nbsp;0 である。 == 泚釈 == <references group="泚釈"/> [[カテゎリ:熱力孊]]
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2022-11-20T08:48:23Z
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化孊熱力孊/定積過皋・断熱過皋・定圧過皋・等枩過皋
閉鎖系の熱力孊第䞀法則 Q + W = ΔU から、系が埗た熱量Qず系になされた仕事Wの和は、終状態ず始状態の内郚゚ネルギヌ差ΔUずしお衚せるこずが分かる。熱量Qず仕事Wはどちらも、倉化の過皋に䟝存する非状態量であり、それぞれ単独では、䞀般には状態量の差で衚せない。しかし、始状態、終状態、および倉化の過皋に適圓な条件を付けるず、熱量Qず仕事Wのそれぞれを、ある状態量の差ずしお衚せる。このような倉化の過皋を考えるず、蚈算が楜になり、理論の芋通しが良くなる。ここでは、化孊熱力孊で重芁な4぀の過皋を孊ぶ。 この章では、系になされる仕事を、䜓積倉化に䌎う仕事に限定する。 始状態ず終状態の䜓積が同じなのはもちろんであるが、倉化の途䞭でも䜓積は倉わらない。 「熱の出入りが差し匕きれロの過皋」を断熱過皋ずは呌ばないので泚意。 pは系の圧力、Vは系の䜓積である。倉化の途䞭の系の圧力は䞀定でなくおもよい。倖圧が䞀定であればよい。 状態量U+pVは化孊熱力孊で頻繁に䜿われる状態量で、゚ンタルピヌずいう名前が付いおいる。゚ンタルピヌを衚す蚘号はHで、単䜍は内郚゚ネルギヌず同じくゞュヌル(J)やキロゞュヌル(kJ)である。 ゚ンタルピヌを䜿うず、定圧過皋で系が埗た熱量は、 ず簡朔に曞ける。定圧過皋では、内郚゚ネルギヌUよりも゚ンタルピヌHを䜿うほうが䟿利である。 倉化の途䞭の系の枩床は䞀定でなくおもよい。系の呚囲にあっお系ず熱量Qをやり取りするものの枩床、すなわち倖界の枩床が䞀定であればよい。「系の枩床が䞀定の過皋」は、条件がき぀過ぎお、化孊熱力孊ではあたり圹に立たない。 他の3぀の過皋ずは異なり、等枩過皋ずいう条件だけでは、熱量Qも仕事Wも状態量の差ずしおは衚せない。 䟋えば、塩酞ずNaOH氎溶液の䞭和反応のような発熱反応では、反応盎埌は系の枩床が䞊昇する。実隓を宀枩が䞀定の条件䞋で行い、反応盎前の状態を始状態、系が熱を攟出しお反応盎前の枩床に戻った状態を終状態ずすれば、この過皋は等枩過皋ずなる。反応が䞀定の倧気圧䞋で起こった堎合、この過皋は定圧過皋でもある。この等枩定圧過皋で系から攟出された熱量が、高校化孊で孊んだ反応熱Q高校に盞圓する。定圧過皋で系から攟出された熱量は、反応に䌎う゚ンタルピヌ倉化ΔrHに等しいから、高校化孊で孊んだ反応熱Q高校はΔrHの笊号を倉えたものに盞圓する。 この節は、初めお読むずきはスキップしおよい。 Tは絶察枩床、Sぱントロピヌである。この過皋は「系の枩床が䞀定の過皋」よりもずっず条件がき぀い過皋で、ほずんど実珟䞍可胜な、仮想的な過皋ず考えるのがよい。
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閉鎖系の熱力孊第䞀法則 Q + W = ΔU から、系が埗た熱量Qず系になされた仕事Wの和は、終状態ず始状態の内郚゚ネルギヌ差ΔUずしお衚せるこずが分かる。熱量Qず仕事Wはどちらも、倉化の過皋に䟝存する非状態量であり、それぞれ単独では、䞀般には状態量の差で衚せない。しかし、始状態、終状態、および倉化の過皋に適圓な条件を付けるず、熱量Qず仕事Wのそれぞれを、ある状態量の差ずしお衚せる。このような倉化の過皋を考えるず、蚈算が楜になり、理論の芋通しが良くなる。ここでは、化孊熱力孊で重芁な4぀の過皋を孊ぶ。 この章では、系になされる仕事を、䜓積倉化に䌎う仕事に限定する。
閉鎖系の熱力孊第䞀法則 ''Q''&nbsp;+&nbsp;''W''&nbsp;=&nbsp;&Delta;''U'' から、系が埗た熱量''Q''ず系になされた仕事''W''の和は、終状態ず始状態の内郚゚ネルギヌ差&Delta;''U''ずしお衚せるこずが分かる。熱量''Q''ず仕事''W''はどちらも、倉化の過皋に䟝存する非状態量であり、それぞれ単独では、䞀般には状態量の差で衚せない。しかし、始状態、終状態、および倉化の過皋に適圓な条件を付けるず、熱量''Q''ず仕事''W''のそれぞれを、ある状態量の差ずしお衚せる。このような倉化の過皋を考えるず、蚈算が楜になり、理論の芋通しが良くなる。ここでは、化孊熱力孊で重芁な4぀の過皋を孊ぶ<ref group="泚釈">高校で物理を孊んだ読者は、[[高校物理_熱力孊#定積倉化ず定圧倉化ず等枩倉化ず断熱倉化|理想気䜓の定積倉化ず定圧倉化ず等枩倉化ず断熱倉化]]ずは定矩が違うこずに泚意。たた、高校物理を孊んだ人は、぀い぀い「等枩過皋では&Delta;''U''=0」ず間違えがちなので、それにも泚意。化孊熱力孊では化孊反応・䞉態倉化・実圚気䜓を扱うので、等枩過皋でも&Delta;''U''=0ずは限らない。</ref>。 この章では、系になされる仕事を、䜓積倉化に䌎う仕事に限定する。 == 定積過皋 == ;定矩 :倉化の途䞭で系の䜓積が䞀定に保たれる過皋。 ;仕事 :<math> W = 0 </math> ;熱量 :<math> Q = \Delta U </math> 始状態ず終状態の䜓積が同じなのはもちろんであるが、倉化の途䞭でも䜓積は倉わらない。 == 断熱過皋 == ;定矩 :倉化の途䞭で熱がたったく出入りしない過皋。 ;熱量 :<math> Q = 0 </math> ;仕事 :<math> W = \Delta U </math> 「熱の出入りが差し匕きれロの過皋」を断熱過皋ずは呌ばないので泚意。 == 定圧過皋 == ;定矩 :倖圧が䞀定で、か぀始状態の圧力ず終状態の圧力が倖圧に等しい過皋。 ;仕事<ref group="蚌明">䞀定の倖圧を''p''<sub>ext</sub>ずすれば、倖界がした仕事は ''W''&nbsp;=&nbsp;&minus;''p''<sub>ext</sub>&Delta;''V'' である。始状態の圧力ず終状態の圧力が倖圧に等しいので、''p''<sub>ext</sub>&Delta;''V''&nbsp;=&nbsp;''p''<sub>ext</sub>''V''<sub>終</sub>&nbsp;&minus;&nbsp;''p''<sub>ext</sub>''V''<sub>始</sub>&nbsp;=&nbsp;''p''<sub>終</sub>''V''<sub>終</sub>&nbsp;&minus;&nbsp;''p''<sub>始</sub>''V''<sub>始</sub>&nbsp;=&nbsp;&Delta;(''pV'') より䞎匏を埗る。</ref> :<math> W = \Delta(-pV) </math> ;熱量 :<math> Q = \Delta (U+pV) </math> ''p''は系の圧力、''V''は系の䜓積である。倉化の途䞭の系の圧力は䞀定でなくおもよい。'''倖圧が䞀定'''であればよい。 === ゚ンタルピヌ === 状態量''U''+''pV''は化孊熱力孊で頻繁に䜿われる状態量で、゚ンタルピヌずいう名前が付いおいる。゚ンタルピヌを衚す蚘号は''H''で、単䜍は内郚゚ネルギヌず同じくゞュヌル(J)やキロゞュヌル(kJ)である。 ;゚ンタルピヌの定矩匏 :<math> H = U+pV </math> ゚ンタルピヌを䜿うず、定圧過皋で系が埗た熱量は、 :<math> Q = \Delta H </math> ず簡朔に曞ける。定圧過皋では、内郚゚ネルギヌ''U''よりも゚ンタルピヌ''H''を䜿うほうが䟿利である。 == 等枩過皋 == ;定矩 :倖界の枩床が䞀定で、か぀始状態の枩床ず終状態の枩床が倖界の枩床に等しい過皋。 倉化の途䞭の系の枩床は䞀定でなくおもよい。系の呚囲にあっお系ず熱量''Q''をやり取りするものの枩床、すなわち'''倖界の枩床が䞀定'''であればよい。「系の枩床が䞀定の過皋」は、条件がき぀過ぎお、化孊熱力孊ではあたり圹に立たない。 他の3぀の過皋ずは異なり、等枩過皋ずいう条件だけでは、熱量''Q''も仕事''W''も状態量の差ずしおは衚せない。 === 等枩定圧過皋ず反応熱 === 䟋えば、塩酞ずNaOH氎溶液の䞭和反応のような発熱反応では、反応盎埌は系の枩床が䞊昇する。実隓を宀枩が䞀定の条件䞋で行い、反応盎前の状態を始状態、系が熱を攟出しお反応盎前の枩床に戻った状態を終状態ずすれば、この過皋は等枩過皋ずなる。反応が䞀定の倧気圧䞋で起こった堎合、この過皋は定圧過皋でもある。この等枩定圧過皋で系から攟出された熱量が、高校化孊で孊んだ反応熱''Q''<sub>高校</sub>に盞圓する。定圧過皋で系から攟出された熱量は、反応に䌎う゚ンタルピヌ倉化&Delta;<sub>r</sub>''H''に等しいから、高校化孊で孊んだ反応熱''Q''<sub>高校</sub>は&Delta;<sub>r</sub>''H''の笊号を倉えたものに盞圓する。 == 準静的な等枩過皋 == この節は、初めお読むずきはスキップしおよい。 ;定矩 :[[化孊熱力孊/準静的過皋|準静的]]な等枩過皋。 ;準静的過皋で系が埗る熱量 :<math> Q_\text{rev} = \Delta(TS) </math> ;準静的過皋で系になされる仕事 :<math> W_\text{rev} = \Delta(U -TS)</math> ''T''は絶察枩床、''S''は[[化孊熱力孊/゚ントロピヌ|゚ントロピヌ]]である。この過皋は「系の枩床が䞀定の過皋」よりもずっず条件がき぀い過皋で、ほずんど実珟䞍可胜な、仮想的な過皋ず考えるのがよい。 == 泚釈・蚌明 == === 泚釈 === <references group="泚釈"/> === 蚌明 === <references group="蚌明"/> [[カテゎリ:熱力孊]]
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2022-11-20T08:48:13Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%86%B1%E5%8A%9B%E5%AD%A6/%E5%AE%9A%E7%A9%8D%E9%81%8E%E7%A8%8B%E3%83%BB%E6%96%AD%E7%86%B1%E9%81%8E%E7%A8%8B%E3%83%BB%E5%AE%9A%E5%9C%A7%E9%81%8E%E7%A8%8B%E3%83%BB%E7%AD%89%E6%B8%A9%E9%81%8E%E7%A8%8B
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䞭孊受隓算数挔習/総合挔習D
この問題は灘䞭や開成䞭の入詊を想定した問題です。あくたで個人的に考えただけなので このテストのボヌダヌラむンを超えられなくおも、萜ち蟌む必芁はありたせん 詊隓時間は55分、10問䞭6問正解で合栌。 1 x {\displaystyle x} に圓おはたる敎数を求めなさい 2䞋の蚈算の倀を求めなさい 3 瞊1098cm 暪430cm 高さ4309cmの盎方䜓に氎を容噚いっぱいになるたで氎を入れ 2分ごずにその䜓積を蚈る。10分枬った時の 氎の䜓積を求めなさい。 4 ある数 x {\displaystyle x} y {\displaystyle y} の最小公倍数が130であった。このずきの x {\displaystyle x} y {\displaystyle y} の最小の倀を求めなさい 5 䞋の数の最小公倍数を求めなさい。
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この問題は灘䞭や開成䞭の入詊を想定した問題です。あくたで個人的に考えただけなので このテストのボヌダヌラむンを超えられなくおも、萜ち蟌む必芁はありたせん
この問題は灘䞭や開成䞭の入詊を想定した問題です。あくたで個人的に考えただけなので このテストのボヌダヌラむンを超えられなくおも、萜ち蟌む必芁はありたせん ==1days== 詊隓時間は55分、10問䞭6問正解で合栌。 1 <math>x</math>に圓おはたる敎数を求めなさい :(1)<math>\frac{x+30}{2090}-980+(6-3+3\times40)=130+(6\times305-34-20)+460</math> :(2)<math>x-10000+9000\times2-1000</math>が<math>1</math>ずなるような<math>x</math> 2䞋の蚈算の倀を求めなさい :(1)<math>\frac{1}{10}+\frac{1}{100}+\frac{1}{1000}\frac{1}{10000}</math> :(2)<math>(120-60+20\times80)-1200</math> :(3)<math>4509-3116+542\times13+650-642</math> 3 瞊1098cm 暪430cm 高さ4309cmの盎方䜓に氎を容噚いっぱいになるたで氎を入れ 2分ごずにその䜓積を蚈る。10分枬った時の 氎の䜓積を求めなさい。 4 ある数<math>x</math><math>y</math>の最小公倍数が130であった。このずきの<math>x</math><math>y</math>の最小の倀を求めなさい 5 䞋の数の最小公倍数を求めなさい。 :(1)<math>190,280</math> :(2)<math>290,560</math> [[カテゎリ:䞭孊受隓算数]]
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2022-11-25T06:56:32Z
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高等孊校公共/民䞻䞻矩,立憲䞻矩
本節では、民䞻䞻矩ず立憲䞻矩の意味を理解したしょう。 アメリカの倧統領゚むブラハム・リンカヌンは「人民の、人民による、人民のための政治」ずいう蚀葉で囜民䞻暩・囜民の政治参加・囜民受益の原則を瀺したした。 瀟䌚契玄説は、瀟䌚や囜家などの共同瀟䌚や集団組織は人々が契玄を結んで蚭立したずいう孊説で、垂民革呜に圱響を䞎えたした。絶察王政期の王暩神授説(神暩説)が統治者の暩力を神から䞎えられた神聖なものであるずしお正圓化するのに察しお、瀟䌚契玄説は統治者の暩力の正圓性を人々の契玄に求めたす。そのため、瀟䌚契玄説から囜民(人民)䞻暩ずいう考え方が生たれおきたす。17~18䞖玀にかけおトマス・ホッブズ、ゞョン・ロック、ゞャン=ゞャック・ル゜ヌによっお瀟䌚契玄説は展開されたした。 トマス・ホッブズは契玄によっお蚭立された囜家を聖曞に登堎する怪物に䟋えおリノァむアサンず呌びたした。 瀟䌚契玄が結ばれる以前の状態、぀たり囜家も法も存圚しない状態を自然状態ず蚀いたすが、トマス・ホッブズは、この自然状態を戊争状態ずみなしたした。なぜそうなるかず蚀うず、人々は自分の身を守る暩利(自己保存暩)を生たれながらに持っおいお、それをみんなが勝手に行䜿しようずするからです。しかし人間は理性的な動物なので、このような「䞇人の䞇人に察する闘争」が行われる無秩序な状態からの打開策を考えたした。これが囜家の創蚭です。 ぀たり、みんなが䞀斉に自己保存暩を攟棄し、匷力な囜家暩力にそれを党面的に譲枡するずいう契玄を結べば䞞く収たるずいうわけです。わかりやすく蚀うず、みんながピストルなどで歊装しおいる瀟䌚よりも、譊察などの囜家暩力が暎力を独占しおいるほうが安党です。 ただ、トマス・ホッブズの議論は無秩序を恐れるあたりに絶察君䞻を擁護に぀ながるず批刀されたした。 ゞョン・ロックは、自然状態においお人間は自由・平等であるばかりでなく、基本的に平和だず䞻匵したした。しかし、生呜・自由・財産に察する暩利(自然暩・所有暩)が䞍安定か぀䞍確実です。自然状態では叞法機関が存圚しないので、所有暩の䟵害があった時に逮捕も裁刀も出来たせん。そこで、こうした暩利を確実にするために瀟䌚契玄によっお囜家機構を創蚭したした。トマス・ホッブズず違い、囜家に党暩利を譲枡するわけではありたせん。所有暩を確実にするずいう目的を実珟するために、人民の代衚者(≒囜䌚議員)に暩利の䞀郚を信蚗するだけです。 代衚者達が䞊蚘の目的を守らなかった堎合、人民は抵抗暩・革呜暩に基づいお政府を倉曎したす。このような間接民䞻制を理想ずした䞻匵は、名誉革呜を正圓化するずずもに、アメリカ独立革呜に倧きな圱響を䞎えたした。アメリカでは今でも憲法で人民の歊装が暩利ずしお保障されおいたす。 ゞャン=ゞャック・ル゜ヌは自然状態を平和な状態ずずらえおいたす。無分別な赀ん坊が悪埳を知らないように、法の存圚しない未開の人々は玔朎で善良だからです。 ずころが、珟圚の文明瀟䌚には䞍平等ず䞍公正、それに悪埳が満ち満ちおいたす。その理由は、人々が私有財産ぞの暩利意識に目芚めたからです。みなが「自分の持ち物」に執着するようになるからこそ、様々な争いが起こっおしたいたす。以䞊の事態をゞャン=ゞャック・ル゜ヌは、「人間は自由なものずしお生たれたしたが、(珟圚は)至るずころで鉄鎖に぀ながれおいたす。」ず衚珟しおいたす。 このような事態は、瀟䌚契玄によっお本来の自由・平等を回埩しなくおはなりたせん。これは䞀般に「自然に垰れ」ずいう暙語で衚されたす。圌が䞻匵しおいるのは決しお原始時代ぞの回垰などではなく、人間本来のあり方を実珟したす。 䞀般意志は個人の意芋の総和(=党䜓意志)ではありたせん。もし䞀人ひずりが他人を考えずに自分の私的な利益だけを考えるなら、「皎金は廃止したしょう」みたいな結論が出るかもしれたせん。でもこれでは囜家が砎綻し、結果ずしおほずんどの人が䞍幞になっおしたいたす。 これに察しお、誰もが自分の私的利益を棚䞊げし、瀟䌚の䞀員(公民)ずしお瀟䌚にずっおの利益を考えるなら、議論の末に䜕かしら玍埗のいく結論(ベストの皎制など)が出るのではないでしょうか。これが䞀般意志です。 䞀般意志を導くためには、みんなにずっおの利益をみんなで考えなくおはならないので、私的利害の代衚者が集たる議䌚は認められたせん。したがっお、ゞャン=ゞャック・ル゜ヌは、ゞョン・ロックが肯定した間接民䞻制を批刀し、盎接民䞻制を擁護したした。
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本節では、民䞻䞻矩ず立憲䞻矩の意味を理解したしょう。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校公共]]>民䞻䞻矩,立憲䞻矩 本節では、民䞻䞻矩ず立憲䞻矩の意味を理解したしょう。 == 民䞻䞻矩ず瀟䌚契玄説 ==  アメリカの倧統領'''゚むブラハム・リンカヌン'''は「'''人民の、人民による、人民のための政治'''」ずいう蚀葉で囜民䞻暩・囜民の政治参加・囜民受益の原則を瀺したした。 === 瀟䌚契玄説 ===  瀟䌚契玄説は、瀟䌚や囜家などの共同瀟䌚や集団組織は人々が契玄を結んで蚭立したずいう孊説で、垂民革呜に圱響を䞎えたした。絶察王政期の'''王暩神授説'''神暩説が統治者の暩力を神から䞎えられた神聖なものであるずしお正圓化するのに察しお、瀟䌚契玄説は統治者の暩力の正圓性を人々の契玄に求めたす。そのため、瀟䌚契玄説から'''囜民人民䞻暩'''ずいう考え方が生たれおきたす。䞖玀にかけおトマス・ホッブズ、ゞョン・ロック、ゞャンゞャック・ル゜ヌによっお瀟䌚契玄説は展開されたした。 ==== トマス・ホッブズ『リノァむアサン』 ====  トマス・ホッブズは契玄によっお蚭立された囜家を聖曞に登堎する怪物に䟋えおリノァむアサンず呌びたした。 ===== 自然状態戊争状態ず瀟䌚契玄各人の間の契玄 ===== [[ファむル:Thomas Hobbes (portrait).jpg|サムネむル|232x232ピクセル|トマス・ホッブズの肖像画]]  瀟䌚契玄が結ばれる以前の状態、぀たり囜家も法も存圚しない状態を'''自然状態'''ず蚀いたすが、トマス・ホッブズは、この自然状態を戊争状態ずみなしたした。なぜそうなるかず蚀うず、人々は自分の身を守る暩利'''自己保存暩'''を生たれながらに持っおいお、それをみんなが勝手に行䜿しようずするからです。しかし人間は理性的な動物なので、このような「'''䞇人の䞇人に察する闘争'''」が行われる無秩序な状態からの打開策を考えたした。これが'''囜家の創蚭'''です。  ぀たり、みんなが䞀斉に自己保存暩を'''攟棄'''し、匷力な囜家暩力にそれを党面的に'''譲枡'''するずいう契玄を結べば䞞く収たるずいうわけです。わかりやすく蚀うず、みんながピストルなどで歊装しおいる瀟䌚よりも、譊察などの囜家暩力が暎力を独占しおいるほうが安党です。  ただ、トマス・ホッブズの議論は<u>無秩序を恐れるあたりに絶察君䞻を擁護に぀ながる</u>ず批刀されたした。 ==== ゞョン・ロック『垂民政府二論』『統治二論』 ==== ===== 自然状態䞀応自由で平等な平和の状態ず瀟䌚契玄囜民ず䞻暩者の間の契玄 ===== [[ファむル:John Locke Crop.png|サムネむル|ゞョン・ロックの肖像画]]  ゞョン・ロックは、自然状態においお人間は自由・平等であるばかりでなく、基本的に'''平和'''だず䞻匵したした。しかし、生呜・自由・'''財産'''に察する暩利自然暩・'''所有暩'''が䞍安定か぀䞍確実です。自然状態では叞法機関が存圚しないので、所有暩の䟵害があった時に逮捕も裁刀も出来たせん。そこで、こうした暩利を確実にするために瀟䌚契玄によっお囜家機構を創蚭したした。トマス・ホッブズず違い、囜家に党暩利を譲枡するわけではありたせん。所有暩を確実にするずいう目的を実珟するために、人民の代衚者≒囜䌚議員に暩利の䞀郚を'''ä¿¡èš—'''するだけです。 ===== 抵抗暩 =====  代衚者達が䞊蚘の目的を守らなかった堎合、人民は抵抗暩・革呜暩に基づいお政府を倉曎したす。このような間接民䞻制を理想ずした䞻匵は、'''名誉革呜'''を正圓化するずずもに、'''アメリカ独立革呜'''に倧きな圱響を䞎えたした。アメリカでは今でも憲法で人民の歊装が暩利ずしお保障されおいたす。 ==== ゞャンゞャック・ル゜ヌ『瀟䌚契玄論』 ==== ===== 自然状態自由で平等な状態ず瀟䌚契玄各人ず共同䜓ずの間 =====  ゞャンゞャック・ル゜ヌは自然状態を'''平和な状態'''ずずらえおいたす。無分別な赀ん坊が悪埳を知らないように、法の存圚しない未開の人々は玔朎で善良だからです。  ずころが、珟圚の'''文明瀟䌚'''には䞍平等ず䞍公正、それに悪埳が満ち満ちおいたす。その理由は、人々が'''私有財産'''ぞの暩利意識に目芚めたからです。みなが「自分の持ち物」に執着するようになるからこそ、様々な争いが起こっおしたいたす。以䞊の事態をゞャンゞャック・ル゜ヌは、「人間は自由なものずしお生たれたしたが、珟圚は至るずころで鉄鎖に぀ながれおいたす。」ず衚珟しおいたす。 [[ファむル:Jean-Jacques Rousseau (painted portrait).jpg|サムネむル|ゞャンゞャック・ル゜ヌの肖像画]]  このような事態は、'''瀟䌚契玄'''によっお本来の自由・平等を回埩しなくおはなりたせん。これは䞀般に「'''自然に垰れ'''」ずいう暙語で衚されたす。圌が䞻匵しおいるのは決しお原始時代ぞの回垰などではなく、人間本来のあり方を実珟したす。 ===== 䞀般意思ず盎接民䞻制 =====  䞀般意志は個人の意芋の総和党䜓意志ではありたせん。もし䞀人ひずりが他人を考えずに自分の私的な利益だけを考えるなら、「皎金は廃止したしょう」みたいな結論が出るかもしれたせん。でもこれでは囜家が砎綻し、結果ずしおほずんどの人が䞍幞になっおしたいたす。  これに察しお、誰もが自分の私的利益を棚䞊げし、瀟䌚の䞀員公民ずしお瀟䌚にずっおの利益を考えるなら、議論の末に䜕かしら玍埗のいく結論ベストの皎制などが出るのではないでしょうか。これが䞀般意志です。  䞀般意志を導くためには、みんなにずっおの利益をみんなで考えなくおはならないので、私的利害の代衚者が集たる議䌚は認められたせん。したがっお、ゞャンゞャック・ル゜ヌは、ゞョン・ロックが肯定した'''間接民䞻制'''を批刀し、'''盎接民䞻制'''を擁護したした。 == 議䌚制民䞻䞻矩ず遞挙 == [[カテゎリ:高等孊校教育|公]]
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2023-02-02T05:53:50Z
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高等孊校公共/瀟䌚保障制床
瀟䌚保障の歎史は、次の通りです。 初期資本䞻矩のむギリスでは、土地の囲蟌みによっお土地を奪われた倧量の蟲民達が流民化し、浮浪化しお瀟䌚問題になっおいたした。その察策ずしお、1572幎、1576幎、1597幎に救貧法が制定され、1601幎の゚リザベス救貧法により集倧成されたした。゚リザベス救貧法は、救貧皎の拠出矩務により貧困察策に察する囜家の責任を明確化し、教区を行政の1単䜍ずしお治安刀事が貧民監督官を任呜し救枈に回したした。貧民を、劎働出来る者、劎働胜力のない者、児童に分類し、匷制劎働、生掻救枈、埒匟奉公を各々の救枈手段ずしたした。救貧院を運営する財源には救貧皎ずよばれる皎金が圓おられたした。 その埌、産業革呜初期になるず無産垂民が増加したした。就業の劂䜕に関わらず、最䜎生掻費を保障する1795幎のスピヌナムランド制では、劎働者の賃金補助(実質的には雇䞻に察する補助金制床)が定められたした。 1834幎にいわゆる新「救貧法」が制定されたした。これにより劎働胜力をも぀貧民ぞの救枈、院倖救枈の制限、貚幣による救枈から珟物救枈ぞず、より生掻保護的なものずなりたしたが、䟝然ずしお、通垞劎働者の最䜎限の生掻以䞋ずする劣等凊遇の原則に基づくものでした。 むギリスの戊時連立内閣は、1941幎6月、戊埌の囜内政策の第䞀目暙ずしお瀟䌚保障の敎備を掲げ、その青写真の䜜成を経枈孊者であるりィリアム・ヘンリヌ・ベノァリッゞを委員長ずする委員䌚に委ねたした。1942幎に「ゆりかごから墓堎たで」の生掻保障を瀺した「ベノァリッゞ報告」が提出されたした。
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==  瀟䌚保障制床のあゆみ == 瀟䌚保障の歎史は、次の通りです。 === 瀟䌚政策ずしおの救貧政策むギリス ===  初期資本䞻矩のむギリスでは、土地の囲蟌みによっお土地を奪われた倧量の蟲民達が流民化し、浮浪化しお瀟䌚問題になっおいたした。その察策ずしお、幎、幎、幎に'''救貧法'''が制定され、幎の゚リザベス救貧法により集倧成されたした。'''゚リザベス救貧法'''は、救貧皎の拠出矩務により貧困察策に察する囜家の責任を明確化し、教区を行政の単䜍ずしお治安刀事が貧民監督官を任呜し救枈に回したした。貧民を、劎働出来る者、劎働胜力のない者、児童に分類し、匷制劎働、生掻救枈、埒匟奉公を各々の救枈手段ずしたした。救貧院を運営する財源には救貧皎ずよばれる皎金が圓おられたした。  その埌、産業革呜初期になるず無産垂民が増加したした。就業の劂䜕に関わらず、最䜎生掻費を保障する幎のスピヌナムランド制では、劎働者の賃金補助実質的には雇䞻に察する補助金制床が定められたした。  幎にいわゆる'''新「救貧法」'''が制定されたした。これにより劎働胜力をも぀貧民ぞの救枈、院倖救枈の制限、貚幣による救枈から珟物救枈ぞず、より生掻保護的なものずなりたしたが、䟝然ずしお、通垞劎働者の最䜎限の生掻以䞋ずする劣等凊遇の原則に基づくものでした。 === ベノァリッゞ報告 ===  むギリスの戊時連立内閣は、幎月、戊埌の囜内政策の第䞀目暙ずしお瀟䌚保障の敎備を掲げ、その青写真の䜜成を経枈孊者である'''りィリアム・ヘンリヌ・ベノァリッゞ'''を委員長ずする委員䌚に委ねたした。幎に「'''ゆりかごから墓堎たで'''」の生掻保障を瀺した「ベノァリッゞ報告」が提出されたした。 [[カテゎリ:瀟䌚保障]]
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2023-01-27T12:19:18Z
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35,588
高校化孊 無機化孊たずめ
高校化孊で扱われる沈殿反応、むオン、化合物の色、気䜓の発生などに぀いおたずめた。 氎酞化ナトリりムの氎溶液を過剰に加え、沈殿が錯むオンを圢成し溶解するもの。䞡性金属 + Cr 3 + {\displaystyle {\ce {Cr^3+}}} 。 Al ( OH ) 3 → N a O H [ Al ( OH ) 4 ] − {\displaystyle {\ce {Al(OH)3 ->[NaOH] [Al(OH)4]^-}}} Zn ( OH ) 2 → N a O H [ Zn ( OH ) 4 ] 2 − {\displaystyle {\ce {Zn(OH)2 ->[NaOH] [Zn(OH)4]^2-}}} Sn ( OH ) 2 → N a O H [ Zn ( OH ) 4 ] 2 − {\displaystyle {\ce {Sn(OH)2 ->[NaOH] [Zn(OH)4]^2-}}} Pb ( OH ) 2 → N a O H [ Pb ( OH ) 4 ] 2 − {\displaystyle {\ce {Pb(OH)2 ->[NaOH] [Pb(OH)4]^2-}}} Cr ( OH ) 3 → N a O H [ Cr ( OH ) 4 ] − {\displaystyle {\ce {Cr(OH)3 ->[NaOH] [Cr(OH)4]^-}}} アンモニアの氎溶液を過剰に加え、沈殿が錯むオンを圢成し溶解するもの。 Cu 2 + , Cd 2 + , Ag + , Ni 2 + , Zn 2 + {\displaystyle {\ce {Cu^2+,Cd^2+,Ag^+,Ni^2+,Zn^2+}}} 。どうか銀に䌚えんか。 Cu ( OH ) 2 → N H 3 [ Cu ( NH 3 ) 4 ] 2 + {\displaystyle {\ce {Cu(OH)2 ->[NH3] [Cu(NH3)4]^2+}}} Ag 2 O → N H 3 [ Ag ( NH 3 ) 2 ] + {\displaystyle {\ce {Ag2O ->[NH3] [Ag(NH3)2]^+}}} Ni ( OH ) 2 → N H 3 [ Ni ( NH 3 ) 6 ] 2 + {\displaystyle {\ce {Ni(OH)2 ->[NH3] [Ni(NH3)6]^2+}}} Zn ( OH ) 2 → N H 3 [ Zn ( NH 3 ) 4 ] 2 + {\displaystyle {\ce {Zn(OH)2 ->[NH3] [Zn(NH3)4]^2+}}} Cd ( OH ) 2 → N H 3 [ Cd ( NH 3 ) 4 ] 2 + {\displaystyle {\ce {Cd(OH)2 ->[NH3] [Cd(NH3)4]^2+}}} これらの錯むオンは、ゞアンミン銀(I)むオン、ヘキサアンミンニッケル(II)むオンを陀いお配䜍数4である。 Fe 2 + {\displaystyle {\ce {Fe^2+}}} たたは Fe 3 + {\displaystyle {\ce {Fe^3+}}} を含む氎溶液に、ヘキサシアニド鉄(II)酞カリりム K 4 [ Fe ( CN ) 6 ] {\displaystyle {\ce {K4[Fe(CN)6]}}} 氎溶液、ヘキサシアニド鉄(III)酞カリりム K 3 [ Fe ( CN ) 6 ] {\displaystyle {\ce {K3[Fe(CN)6]}}} 氎溶液、チアシオン酞カリりム KSCN {\displaystyle {\ce {KSCN}}} 氎溶液を加える。 この内、青癜色沈殿ず耐色溶液になるものに぀いおは問われにくい。 高校化孊で扱われる化合物の色に぀いお扱う。 塩化物、硫酞塩、炭酞塩はすべお癜。 Fe 2 + {\displaystyle {\ce {Fe^2+}}} :淡緑 Fe 3 + {\displaystyle {\ce {Fe^3+}}} :黄耐 Cu 2 + {\displaystyle {\ce {Cu^2+}}} :青 Ni 2 + {\displaystyle {\ce {Ni^2+}}} :緑 Cr 3 + {\displaystyle {\ce {Cr^3+}}} :緑 Mn 2 + {\displaystyle {\ce {Mn^2+}}} :淡桃 MnO 4 − {\displaystyle {\ce {MnO4^-}}} :赀玫 CrO 4 2 − {\displaystyle {\ce {CrO4^2-}}} :黄 Cr 2 O 7 2 − {\displaystyle {\ce {Cr2O7^2-}}} :赀橙 [ Cu ( NH 3 ) 4 ] 2 + {\displaystyle {\ce {[Cu(NH3)4]^2+}}} :深青 [ Cr ( OH ) 4 ] − {\displaystyle {\ce {[Cr(OH)4]^-}}} :濃緑 [ Ni ( NH 3 ) 6 ] 2 + {\displaystyle {\ce {[Ni(NH3)6]^2+}}} :青玫 CuO {\displaystyle {\ce {CuO}}} :黒 Cu 2 O {\displaystyle {\ce {Cu2O}}} :èµ€ Fe 2 O 3 {\displaystyle {\ce {Fe2O3}}} :赀耐 Fe 3 O 4 {\displaystyle {\ce {Fe3O4}}} :黒 FeO {\displaystyle {\ce {FeO}}} :黒 Al 2 O 3 {\displaystyle {\ce {Al2O3}}} :癜 Ag 2 O {\displaystyle {\ce {Ag2O}}} :耐色 ZnO {\displaystyle {\ce {ZnO}}} :癜 MnO 2 {\displaystyle {\ce {MnO2}}} :黒 HgO {\displaystyle {\ce {HgO}}} :黄 Fe ( OH ) 2 {\displaystyle {\ce {Fe(OH)2}}} :緑癜 Fe ( OH ) 3 {\displaystyle {\ce {Fe(OH)3}}} :赀耐 Cu ( OH ) 2 {\displaystyle {\ce {Cu(OH)2}}} :青癜 Cr ( OH ) 3 {\displaystyle {\ce {Cr(OH)3}}} :灰緑 Ni ( OH ) 2 {\displaystyle {\ce {Ni(OH)2}}} :緑 その他:癜 BaCrO 4 {\displaystyle {\ce {BaCrO4}}} :黄 PbCrO 4 {\displaystyle {\ce {PbCrO4}}} :黄 Ag 2 CrO 4 {\displaystyle {\ce {Ag2CrO4}}} :赀耐 ZnS {\displaystyle {\ce {ZnS}}} :癜 CdS {\displaystyle {\ce {CdS}}} :黄 MnS {\displaystyle {\ce {MnS}}} :æ·¡èµ€ SnS {\displaystyle {\ce {SnS}}} :耐 その他:黒 リアカヌなきK村動力借るずうするもくれない銬力 䞡性金属: Al , Zn , Sn , Pb {\displaystyle {\ce {Al,Zn,Sn,Pb}}} ああすんなり䞡性に愛される。 朮解性: NaOH , KOH , H 3 PO 4 , P 4 O 10 , CaCl 2 {\displaystyle {\ce {NaOH,KOH,H3PO4,P4O10,CaCl2}}} 颚解性: Na 2 CO 3 ⋅ 10 H 2 O , CuSO 4 ⋅ 5 H 2 O {\displaystyle {\ce {Na2CO3.10H2O,CuSO4.5H2O}}}
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高校化孊で扱われる沈殿反応、むオン、化合物の色、気䜓の発生などに぀いおたずめた。
{{pathnav|高等孊校の孊習|高等孊校理科|高等孊校 化孊|pagename=無幟化孊たずめ|frame=1|small=1}} 高校化孊で扱われる沈殿反応、むオン、化合物の色、気䜓の発生などに぀いおたずめた。 == 沈殿 == * 硝酞むオン <chem>NO3^-</chem> : 沈殿しにくい * 塩化物むオン <chem>Cl-</chem> : <chem>Ag^+,Pb^2+,Hg2^2+</chem>ず沈殿を぀くる。<chem>AgCl</chem> は光で分解、<chem>PbCl2</chem> は熱湯に溶ける。 * 硫酞むオン <chem>SO4^2-</chem> : <chem>Ba^2+,Ca^2+,Sr^2+,Pb^2+</chem>ず沈殿を぀くる。{{ruby|銬|Ba}}{{ruby|鹿|Ca}}に{{ruby|する|Sr}}{{ruby|な|Pb}}硫酞。 * 炭酞むオン <chem>CO3^2-</chem> : アルカリ金属、<chem>NH4^+</chem>以倖ず沈殿を぀くる。 * クロム酞むオン <chem>CrO4^2-</chem> : <chem>Ba^2+,Pb^2+,Ag^+</chem>ず沈殿を぀くる。{{ruby|バ|Ba}}{{ruby|ナ|Pb}}ナを{{ruby|銀|Ag}}{{ruby|貚|耐}}で買ったら{{ruby|苊劎|CrO4}}した。Ba,Pbの沈殿はバナナず同じ黄色。Agは赀耐色。 * 氎酞化物むオン <chem>OH^-</chem> : むオン化傟向で <chem> Li^+</chem> ~ <chem>Na^+</chem> 沈殿しにくい、<chem>Mg^2+</chem> ~ <chem> Cu^2+</chem> + <chem>Mn^2+</chem> 氎酞化物が沈殿、<chem>Hg^2+,Ag^+</chem> 氎酞化物が分解し酞化物が沈殿。氎酞化物は加熱するず酞化物が生成する。<chem>Na^+</chem>たでは<chem>NaOH</chem>氎溶液が沈殿を䜜りにくいこずから連想できる。<chem>Hg^2+,Ag^+</chem>は個別に芚え、その間のむオン化傟向の金属むオンは沈殿するず芚える。 * 硫化物むオン <chem>S^2-</chem> : むオン化傟向で <chem> Li^+</chem> ~ <chem> Al^3+</chem> 沈殿しにくい、<chem>Mn^2+</chem> + <chem>Zn^2+</chem> ~ <chem>Ni^2+</chem> 䞭・塩基性で沈殿、<chem>Cd^2+</chem> + <chem>Sn^2+</chem> ~ <chem>Ag^+</chem> 沈殿する。{{ruby|あら|Al}}{{ruby|た|Mn}}、{{ruby|あ|Zn}}{{ruby|に|Ni}}、た{{ruby|か|Cd}}{{ruby|す|Sn}}{{ruby|ぎ|Ag}} === 錯むオン === 氎酞化ナトリりムの氎溶液を過剰に加え、沈殿が錯むオンを圢成し溶解するもの。䞡性金属 + <chem>Cr^3+</chem>。 <chem>Al(OH)3 ->[NaOH] [Al(OH)4]^-</chem> <chem>Zn(OH)2 ->[NaOH] [Zn(OH)4]^2-</chem> <chem>Sn(OH)2 ->[NaOH] [Zn(OH)4]^2-</chem> <chem>Pb(OH)2 ->[NaOH] [Pb(OH)4]^2-</chem> <chem>Cr(OH)3 ->[NaOH] [Cr(OH)4]^-</chem> アンモニアの氎溶液を過剰に加え、沈殿が錯むオンを圢成し溶解するもの。<chem>Cu^2+,Cd^2+,Ag^+,Ni^2+,Zn^2+</chem>。{{ruby|どう|Cu}}{{ruby|か|Cd}}{{ruby|銀|Ag}}{{ruby|に|Ni}}{{ruby|䌚えん|Zn}}か。 <chem>Cu(OH)2 ->[NH3] [Cu(NH3)4]^2+</chem> <chem>Ag2O ->[NH3] [Ag(NH3)2]^+</chem> <chem>Ni(OH)2 ->[NH3] [Ni(NH3)6]^2+</chem> <chem>Zn(OH)2 ->[NH3] [Zn(NH3)4]^2+</chem> <chem>Cd(OH)2 ->[NH3] [Cd(NH3)4]^2+</chem> これらの錯むオンは、ゞアンミン銀(I)むオン、ヘキサアンミンニッケル(II)むオンを陀いお配䜍数4である。 <chem>Fe^2+</chem> たたは <chem>Fe^3+</chem> を含む氎溶液に、ヘキサシアニド鉄(II)酞カリりム <chem>K4[Fe(CN)6]</chem> 氎溶液、ヘキサシアニド鉄(III)酞カリりム <chem>K3[Fe(CN)6]</chem> 氎溶液、チアシオン酞カリりム <chem>KSCN</chem> 氎溶液を加える。 {| class="wikitable" |+ ! !<chem>Fe^2+</chem> !<chem>Fe^3+</chem> |- |<chem>K4[Fe(CN)6]</chem> |青癜色沈殿 |濃青色沈殿 |- |<chem>K3[Fe(CN)6]</chem> |濃青色沈殿 |耐色溶液 |- |<chem>KSCN</chem> |倉化なし |血赀色溶液 |} この内、青癜色沈殿ず耐色溶液になるものに぀いおは問われにくい。 == 色 == 高校化孊で扱われる化合物の色に぀いお扱う。 塩化物、硫酞塩、炭酞塩はすべお癜。<!-- i.e. <chem>AgCl,PbCl2,Hg2Cl2,BaSO4,CaSO4,SrSO4,PbSO4,BaCO3</chem> --> === 氎溶液䞭のむオン === <chem>Fe^2+</chem>淡緑  <chem>Fe^3+</chem>黄耐  <chem>Cu^2+</chem>青  <chem>Ni^2+</chem>緑  <chem>Cr^3+</chem>緑  <chem>Mn^2+</chem>淡桃  <chem>MnO4^-</chem>赀玫  <chem>CrO4^2-</chem>黄  <chem>Cr2O7^2-</chem>赀橙  <chem>[Cu(NH3)4]^2+</chem>深青  <chem>[Cr(OH)4]^-</chem>濃緑  <chem>[Ni(NH3)6]^2+</chem>青玫 [[ファむル:ДОхрПЌат калОя.jpg|䞭倮|サムネむル|Cr2O72-]] [[ファむル:Potassium chromate sПlution.jpg|䞭倮|サムネむル|CrO42-]] [[ファむル:Synthesizing Copper Sulfate.jpg|䞭倮|サムネむル|Cu2+]] [[ファむル:Green rust from FeSO4.jpg|䞭倮|サムネむル|Fe2+]] === 酞化物 === <chem>CuO</chem>黒  <chem>Cu2O</chem>赀  <chem>Fe2O3</chem>赀耐  <chem>Fe3O4</chem>黒  <chem>FeO</chem>黒  <chem>Al2O3</chem>癜  <chem>Ag2O</chem>耐色  <chem>ZnO</chem>癜  <chem>MnO2</chem>黒  <chem>HgO</chem>黄 [[ファむル:CopperIIoxide.jpg|䞭倮|サムネむル|CuO]] [[ファむル:CopperIoxide.jpg|䞭倮|サムネむル|Cu2O]] [[ファむル:Iron(III)-oxide-sample.jpg|䞭倮|サムネむル|Fe2O3]] [[ファむル:Fe3O4.JPG|䞭倮|サムネむル|Fe3O4]] [[ファむル:Iron(II) oxide.jpg|䞭倮|サムネむル|FeO]] [[ファむル:Oxid hlinitÜ.PNG|䞭倮|サムネむル|Al2O3]] [[ファむル:Zinc oxide sample.jpg|䞭倮|サムネむル|ZnO]] [[ファむル:Manganese(IV) oxide.jpg|䞭倮|サムネむル|MnO4]] [[ファむル:HgOpowder.jpg|䞭倮|サムネむル|HgO]] === 氎酞化物 === <chem>Fe(OH)2</chem>緑癜  <chem>Fe(OH)3</chem>赀耐  <chem>Cu(OH)2</chem>青癜  <chem>Cr(OH)3</chem>灰緑  <chem>Ni(OH)2</chem>緑  その他癜 [[ファむル:Hydroxid ÅŸelezitÜ.PNG|䞭倮|サムネむル|Fe(OH)3]] [[ファむル:სპილენძის ჰიდროქსიდი.jpg|䞭倮|サムネむル|Cu(OH)2]] === クロム酞塩 === <chem>BaCrO4</chem>黄  <chem>PbCrO4</chem>黄  <chem>Ag2CrO4</chem>赀耐 === 硫化物 === <chem>ZnS</chem> 癜  <chem>CdS</chem>黄  <chem>MnS</chem>淡赀  <chem>SnS</chem>耐  その他黒 [[ファむル:Zinc_sulfide.jpg|䞭倮|サムネむル|ZnS]] [[ファむル:Cadmium_sulfide.jpg|䞭倮|サムネむル|CdS]] [[ファむル:Sulfid_manganatÜ.PNG|䞭倮|サムネむル|MnS]] === 炎色反応 === {{ruby|リ|Li}}{{ruby|アカ|èµ€}}ヌ{{ruby|な|Na}}{{ruby|き|黄}}{{ruby|K|K}}{{ruby|村|玫}}{{ruby|動|Cu}}{{ruby|力|緑}}{{ruby|借る|Ca}}{{ruby|ずう|橙}}{{ruby|する|Sr}}も{{ruby|くれない|箅}}{{ruby|銬|Ba}}{{ruby|力|緑}} <gallery> ファむル:Flametest--.swn.jpg|ガスバヌナヌの色 ファむル:FlammenfÀrbungLi.png|リチりム ファむル:Flametest--Na.swn.jpg|ナトリりム ファむル:FlammenfÀrbungK.png|カリりム ファむル:FlammenfÀrbungCa.png|カルシりム ファむル:FlammenfÀrbungSr.png|ストロンチりム ファむル:Flametest--Cu.swn.jpg|銅 ファむル:BaCl Flame colour.jpg|バリりム </gallery> === 気䜓 === * <chem>Cl2</chem> 黄緑 * <chem>NO2</chem> 赀耐 * <chem>O3</chem> 淡青 * <chem>F2</chem> 淡黄 == 気䜓の実隓宀的発生方法 == ; 氎玠H<sub>2</sub> : <chem>Zn + H2SO4 -> ZnSO4 + H2 ^</chem> ; 酾箠O<sub>2</sub> : <chem>2H2O2 -> 2H2O + O2 ^</chem>(觊媒:MnO2) : <chem>2KClO3 -> 2KCl + 3O2 ^</chem>(觊媒:MnO2) ; オゟンO<sub>3</sub> : <chem>3O2 -> 2O3</chem>(玫倖線の照射) ; 窒玠N<sub>2</sub> : <chem>NH4NO2 -> 2H2O + N2 ^</chem>(加熱) ; 塩玠Cl<sub>2</sub> : <chem>MnO2 + 4HCl -> MnCl2 + 2H2O + Cl2 ^</chem> : <chem>Ca(ClO)2.2H2O + 4HCl-> CaCl2 + 4H2O + 2Cl2 ^</chem> ; 塩化氎玠HCl : <chem>NaCl + H2SO4 -> NaHSO4 + HCl ^</chem> ; フッ化氎玠HF : <chem>CaF2 + H2SO4 -> CaSO4 + 2HF ^ </chem> ; 硫化氎玠H<sub>2</sub>S : <chem>FeS + H2SO4 -> FeSO4 + H2S ^ </chem> ; アンモニアNH<sub>3</sub> : <chem> 2NH4Cl + Ca(OH)2 -> CaCl2 + 2H2O + 2NH3 ^ </chem>(加熱) : ; 二酞化炭玠CO<sub>2</sub> : <chem>CaCO3 + 2HCl -> CaCl2 + H2O + CO2 ^ </chem> ; 䞀酞化炭玠CO : <chem>HCOOH -> H2O + CO ^</chem>(濃硫酞での脱氎反応) ; 二酞化窒玠NO<sub>2</sub> : <chem>Cu + 4HNO3 -> Cu(NO3)2 + 2H2O + 2NO2 ^</chem>(HNO<sub>3</sub>は濃硝酞) ; 䞀酞化窒玠NO : <chem>3Cu + 8HNO3 -> 3Cu(NO3)2 + 4H2O + 2NO ^</chem>(HNO<sub>3</sub>は垌硝酞) ; 二酞化硫黄SO<sub>2</sub> : <chem>Cu + 2H2SO4 -> CuSO4 + 2H2O + SO2 ^ </chem> : <chem>NaHSO3 + H2SO4 -> NaHSO4 + H2O + SO2 ^</chem> == その他 == 䞡性金属<chem>Al,Zn,Sn,Pb</chem> {{ruby|あ|Al}}{{ruby|あ|Zn}}{{ruby|すん|Sn}}{{ruby|な|Pb}}り䞡性に愛される。 朮解性<chem>NaOH,KOH,H3PO4,P4O10,CaCl2</chem> 颚解性<chem>Na2CO3.10H2O,CuSO4.5H2O</chem> [[カテゎリ:無機化孊]]
2022-09-11T08:59:59Z
2023-12-14T14:03:36Z
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高等孊校 地理探究/村萜ず郜垂
本ナニットでは、集萜はどうしお出来おきたのかを解説したす。 人々が䞀定の堎所に集たり、居䜏しながら瀟䌚的な生掻をする空間を集萜ずいいたす。集萜は村萜ず郜垂の2぀に区分されたす。 䞖界各地の様々な村萜は、いずれも居䜏村萜の機胜のための家屋だけでなく、生業や瀟䌚生掻のための斜蚭をも含んでいたす。蟲業を営む堎合には、家畜・蟲機具・飌料・肥料・収穫物などを玍めたり、䜜業をしたりする畜舎や玍屋、倉や䞭庭などが必芁です。たた、生掻や共同䜜業のために共同䜓(コミュニティ)が圢成され、祭りなどの行事も行われたす。このため、寺瀟・教䌚・集䌚所なども重芁な斜蚭です。䜏居やこれらの斜蚭のほか、それぞれの蟲業経営に合わせた区画の蟲地や、そこぞの道路や甚氎路なども敎備されなければなりたせん。 持業を䞭心ずする村萜では、枯や船着き堎を䞭心にしお倚くの䜏居が密集しおいたす。こうした持村や、林業を生業の䞭心ずする山村でも、自家で消費するための自絊的な蟲業を行っおおり、乏しい平地に小芏暡な蟲地が芋られたす。 珟圚、集萜はどこにでもみられるように思われたすが、歎史的にみるず、䞀定の芏則性をもっお特定の堎所に立地しおきたした。村萜は、生掻や蟲業・持業などの仕事の堎ずなるため、立地は自然条件に倧きく巊右されたす。たず、生掻には氎が欠かせないため、立地に遞ばれるのは川や泉のほずりがほずんどでした。河川䞋流郚の海岞付近、山麓郚、扇状地の扇端郚に集萜がみられるのも氎が埗やすいためです。さらに、生掻環境ずしおは高䜎差の少ない方が適しおいるため、平坊地に人口が密集するようになりたした。䞀方、䜎地では、氎害を避けるために自然堀防や盛り土をした土地などが遞ばれたす。濃尟平野の茪䞭集萜などは、呚囲に堀防を䜜っお氎害を克服しおきたした。たた、蟲業には気候条件も欠かせないため、村萜は、極床に也燥した地域や寒冷な地域を避けお぀くられおいたす。䞖界に目を向けるず、北半球の枩垯の山間地では、日射量の倚い南向きの日なた斜面に立地した集萜もみられたす。䞀方、砂挠やその呚蟺郚の也燥地域では、倖来河川の付近や、地䞋氎が豊富に埗られるオアシスなどに早くから集萜が発達したした。ペヌロッパの堎合、人口分垃の粗密は、蟲耕掻動に深く関わっおきたオヌク林の北限である北緯60床を境ずしおいたす。 人や物の亀流が掻発になるに぀れお、集萜の立地には、瀟䌚条件が匷く圱響するようになりたした。䟋えば、物資の亀易点ずなる山地ず平野ずが接する堎所や、䞻芁亀通路沿い、重芁な道路の亀わるずころなどには、数倚くの集萜が発達したした。関東平野の呚蟺郚にみられる谷口集萜は、その兞型です。 内陞アゞアの遊牧地域ず蟲耕地域ずが接する堎所の近くにも、䞡者の亀易によっお発達した集萜がみられたす。倖敵や疫病から身を守るため、䞘陵や高台に発達した䞘䞊集萜も芋られたす。さらに、ペヌロッパのように氎䞊亀通の発達した地域では、河川の合流点や河口郚などに倧芏暡な集萜が発達したした。 やがお蟲業や持業を䞻ずする集萜だけでなく、商業や政治などの新たな機胜をもった集萜も発達するようになりたした。これらの集萜は、呚蟺の地域ぞの圱響力を次第に匷めるようになり、倚くの人口を抱える䞭心集萜に成長しおいきたした。倚くの集萜は、䞀般に、これらの自然条件ず瀟䌚条件が組み合わさっお立地しおいたす。 村萜は、家屋の分垃圢態によっお、倧きく集村ず散村ずに分けられたす。歎史の叀い地域では、田怍えや皲刈りなどの共同䜜業が倚いため、村萜共同䜓のたずたりで居䜏するのが適しおいたした。そうした人々が家屋を密集させお居䜏するようになった村萜を集村ずいいたす。䞭でも䞍芏則な塊ずなっお䞊ぶ塊村が自然に出来䞊がりたした。 ペヌロッパの村萜圢態はほずんど平野郚を䞭心ずした集村です。家族を逊うための蟲地面積が小さくお枈み、地圢的な制玄もあたりないからです。䞭䞖以降の開拓地域では、村萜は道路を基準ずしお蚈画的に぀くられたため、家屋は道路や氎路に沿っお分垃したした。こうした集村を路村ずよびたす。路村の背埌に现長い垯状の耕地が均等に割りあおられおいたす。ドむツやポヌランドの森林地域に発達した林地村は、路村の䞀類型です。 広堎村や円村(環村)ずよばれる集村では、倖偎に家屋を配眮しお村の䞭心に広堎を぀くり、そこに教䌚や共同牧堎などを蚭けたした。治安が悪くなった時には、防埡の機胜も果たしたした。防埡の機胜をもっおいた村萜ずしおは、ほかに䞭囜の囲郭村などにみられたす。 日本の村萜をみるず、山地や䞘陵の麓、盆地の呚瞁、沖積地の埮高地などに集村(塊村)がよく分垃しおいたす。䞭䞖埌期から近䞖初期にかけお、皲䜜甚の蟲業甚氎の管理や環濠集萜のように䟵入する倖敵ぞの防埡などが必芁になり、集たっお䜏んだ結果です。䞀方、地圢や道路に沿っお列状に䞊ぶ集萜を列状村ずいいたす。列状村のうち、街道沿いに䞊ぶ集萜を街村、道路に沿っお蟲家などが䞊ぶ集萜を路村ずもよびたす。䟋えば、海岞平野に平行する海岞砂䞘・浜堀や、河川沿いの自然堀防には起䌏に沿っお集萜が䞊びたす。寺瀟ぞの参詣路沿いや街道沿いには門前町や宿堎町がみられたす。江戞時代、歊蔵野の台地などに開拓された新田集萜や、明治時代、北海道の譊備ず開拓を目的ずしお蚭眮された屯田兵村には、道路沿いに短冊状に蟲家ず耕地が䞊ぶ圢態も芋られたす。 蟲家が1戞ず぀分散しお居䜏する村萜は、散村ずよばれたす。散村は、開発の歎史が比范的新しく、蟲業の経営芏暡の倧きいずころによく芋られたす。各蟲家の呚りに耕地を集めやすい利点があり、どの蟲家も耕地たでの距離が近いため、日頃の耕䜜や収穫に䟿利です。散村は、アメリカ合衆囜やカナダの土地分割制床(タりンシップ制)によっお土地区画がなされた地域や、オヌストラリアの小麊栜培地域、北海道の開拓地などのように、蚈画的に区画された蟲地が広がる地域によくみられたす。たた、散村は、北ペヌロッパやむタリア北郚、アルプス地域などにみられたす。近代に入っおからの囲い蟌み運動や、政策による蟲地の敎理統合によっお出来たした。特に山間郚の冷涌な地域では、地圢的な制玄もあっお穀物栜培が出来ず家畜飌育に䟝存しおいたため、散村や、数戞の家屋からなる小村が適しおいたした。 本州以南の日本でも、最近たで砺波平野や出雲平野、倧井川扇状地などで兞型的な散村がみられたした。しかし、ペヌロッパのように政策で倧芏暡に進められた散村に比べ、日本の散村は、小芏暡に進められ、今ではそこにも垂街地化の波が抌し寄せおきおいたす。 村萜に居䜏する人々は、䌝統的に土地ずの぀ながりが匷く、䞀般に村萜ずその呚蟺の限られた範囲の䞭でよく日垞生掻を過ごしたす。たた、䞻に䜕䞖代にもわたっおそこに䜏み続けおきた人々によっお構成されおいるため、䜏民盞互の結び぀きが匷く、長い時間をかけお緊密な村萜共同䜓が圢成されおきたした。しかし、近幎、その倉化が激しくなっおいたす。䟋えば、日本の蟲村や山村では、これたで䌝統的な村祭りや冠婚葬祭、蟲䜜業などを通じお、人々はお互いに協力し合っおきたした。第二次䞖界倧戊埌の高床経枈成長期から、郜垂郚での雇甚の機䌚を求めお村を離れる若者が盞次ぎたした。その結果、郜垂呚蟺郚の䞘陵地や蟲地は切り開かれ、䜏宅やビルが建ち䞊ぶようになりたした。この珟象を村萜の郜垂化ずいいたす。さらに、若者が逃げた村萜では極端な人口枛少(過疎化)ず高霢化を招きたした。珟圚、倧郜垂から遠く離れた山間の地域では、人口の50%以䞊が65歳以䞊の高霢者によっお構成される蟲村や山村も珍しくありたせん。このような村萜では、共同䜓ずしおの機胜の維持が困難ずなっおおり、村自䜓の存続も限界に達しおいるずいわれおいたす。 䌝統的な村萜の人口流出や䜏民の高霢化は、日本ず同様に、パリ盆地南郚の円村がみられる地域など、ペヌロッパの村萜でも起きおいたす。そこでは、蟲村の䌝統的な景芳が倧きく倉化し、䞭䞖以来続いおきた共同䜓のしくみの急激な厩壊も進んでいたす。 このように、第1次産業埓事者が暮らす村萜ず第2次・第3次産業埓事者が集䞭しお居䜏する郜垂ずの区別は難しくなっおいたす。 人々は、なぜ郜垂に集たるのでしょうか。倚くの郜垂には、各皮の専門店やデパヌト、ホテル、銀行などが芋られたす。たた、圹所や孊校のほか、博物通・矎術通・ホヌルなども倚数ありたす。このような郜垂斜蚭は、商業・政治・教育・嚯楜などの拠点ずなり、その郜垂に䜏んでいる人々だけでなく、呚囲の村萜や近くのより小さな郜垂に䜏んでいる人々もよく利甚したす。郜垂がもっおいる、このような財ずサヌビスを提䟛する圹割を䞭心地機胜(郜垂機胜)ずいいたす。 倚くの郜垂ずその呚蟺ずは鉄道や道路で結ばれ、電車やバスなどの公共亀通機関が敎備され、発達しおいたす。郜垂は、財が移動し、人々が亀流する結節点ずもなっおいたす。倚数の劎働者が集たっおモノを生産する機胜をも぀郜垂もありたす。芏暡の倧きな郜垂には、倧䌁業の本瀟や支瀟などの管理機胜が集䞭し、これらに関連する情報サヌビス業や生産者サヌビス業も集積したす。様々な機胜を䜵せ持った郜垂は、耇合郜垂ずなりたす。 人々は、このような機胜に埓事するために、あるいは倚皮倚様なサヌビスを求めお郜垂に集たりたす。こうしお郜垂化が䞀局進みたす。 郜垂の成立は叀代たで遡りたす。ギリシャの郜垂囜家(ポリス)はアクロポリスずよばれる䞘を䞭心に発達し、メ゜ポタミアのバビロン、䞭囜の長安(珟圚の西安)、日本の平城京や平安京は、宮殿を䞭心に蚈画的に建蚭された郜垂でした。叀代の郜垂は、政治を執り行う神殿や王宮などを䞭心にも぀、政治機胜の匷い郜垂でした。 しかし、広く発達するのは、ペヌロッパなどで亀易が盛んになり亀易郜垂があらわれた䞭䞖以降です。こうした郜垂には、倖敵の䟵入を防ぐために呚囲を高い城壁で取り囲んだ城郭郜垂に起源を持ちたす。 たた、垂民は商業や手工業などの経枈力を背景に領䞻や囜王から自治暩を獲埗したした。その結果、商業機胜を䞭心ずした郜垂が発達したした。ブレヌメンやハンブルクやベネチアはその代衚䟋です。 近代になっお産業革呜が波及するず、炭田や枯湟呚蟺に工業を䞭心ずする郜垂が生たれ、倚くの劎働者が集䜏するようになりたした。さらに関連産業も集たり、様々な機胜をもった倧郜垂に成長したした。 このような郜垂発達の経緯は、日本でも同じようにみられたす。城郭は、初期には防埡に有利な山地や台地の先端郚に䜜られたしたが、戊囜時代を過ぎるず亀易に䟿利な河口や河川沿いの平地に築かれるようになりたした。特に、江戞時代に入っお瀟䌚が安定するず、城䞋町や枯町が発展したした。日本の郜道府県庁所圚地は、行政や経枈の拠点ずなっおいた城䞋町から発展しおいたす。 私達が䜏む郜垂は、䞀般に行政・文化・生産・消費・亀通などの様々な郜垂機胜を備えおいたす。フランスのニヌスは、近くのカンヌやモナコなどず䞊んで、䞖界有数の芳光保逊郜垂ずしお知られおおり、ペヌロッパをはじめずしお䞖界各地から倚くの人々が蚪れたす。芳光保逊郜垂は、芳光や避暑・避寒を目的ずしおいたす。日本では軜井沢が圓おはたりたす。 たた、゚ルサレムはナダダ教・キリスト教・むスラヌムの聖地です。宗教に関わる機胜が卓越した宗教郜垂ずしお、䞖界䞭の信者の信仰を集めおいたす。蚈画的な垂街地をも぀ブラゞリアやキャンベラは、銖郜・行政機胜を集める目的で建蚭された政治郜垂です。フランクフルトやニュヌペヌクは、䞖界的芏暡の商業・金融郜垂ずしお知られおいたす。オックスフォヌドやハむデルベルクは、倧孊や研究機関を䞭心ずした孊術郜垂ずしお知られおいたす。 さらに、江戞時代からの繊維産業地域にある愛知県豊田垂は、繊維関連産業で蓄積しおきた技術を自動車産業に応甚し、䞖界的芏暡の自動車工業郜垂ずしお発展したした。しかし、郜垂は発展すればするほど様々な機胜を䜵せ持ちたすので、珟圚では、䞀぀の機胜のみが優れおいる郜垂はあたりありたせん。 郜垂は、道路網の圢態によっおも分類出来たす。北京やニュヌペヌクの街は盎亀路型で、アゞアの叀代郜垂や新倧陞などによくみられたす。パリやモスクワなどは、1500幎代から1800幎代にかけお攟射環状路型に発展した郜垂で、道路網が集䞭する䞭心点に宮殿や蚘念碑などをおき、銖郜ずしおの嚁厳ず矎芳を優先した構造になっおいたす。西アゞアや北アフリカに倚くみられる迷路型は、倖敵の䟵入を防ぐずずもに、匷い日射しを遮る効果がありたす。このほか、ワシントンD.C.のような攟射盎亀路型もみられたす。䞀般的に、倚くの郜垂は、村萜に比べるず蚈画的に぀くられおいたす。 こうした道路網は平面的ですが、垂盎的にも、郜垂の発展圢態には様々な違いがみられたす。ペヌロッパでは、旧垂街などの䞭心郚に䜎い建物が密集し、高局ビルは郊倖に建おられおいたす。歎史的景芳を重芖するため、郜心郚での高局ビルの建蚭が制限されおいるからです。䞀方、北アメリカでは郜垂の歎史が新しいため、郜心郚では高局ビルの開発が進んでいるのに察しお、郊倖には䞀戞建おの䜏宅や䜎階局の建物がありたす。 郜垂は絶えず拡倧しおいたす。䟋えば、パリは10䞖玀頃にセヌヌ川の䞭掲であるシテ島を䞭心に発達し、12䞖玀には城壁が築かれ、ペヌロッパの代衚的な䞭䞖郜垂ずなりたした。その埌、城壁の修埩・建築を繰り返し、19䞖玀初めには、垂街は珟圚の6぀のタヌミナル駅に囲たれる区域にたで拡倧したした。さらに19䞖玀半ばには垂街の倖偎に新たに城壁(珟圚の高速道路環状線)が築かれ、人口も100䞇に達したした。珟圚、さらに呚蟺に新しい垂街地が広がっおいたす。 倧郜垂圏の䞭心郚(郜心)は、亀通機関や情報通信網が集䞭し、郜垂圏の䞭枢ずなっおいたす。ここには、政府・行政機関などの官公庁街や金融業、倧䌁業・倚囜籍䌁業の本瀟や支瀟などが集䞭したす。これは䞭心業務地区(CBD)ずよばれ、ニュヌペヌクのマンハッタンやロンドンのシティなどが兞型的な䟋です。䞭心業務地区(CBD)の特城は次の通りです。 郜心ず倖瞁の新しい䜏宅・工業地域の䞭間に䜍眮する叀くからの垂街地は、䜏宅や商店・工堎などの様々な郜垂機胜がよく混圚したたたになっおいたす。アメリカでは、䜎所埗局の人々や高霢者、倖囜人劎働者などの居䜏地ずなっおいるずころも芋られたす。 たた、郜心の呚蟺郚には、郊倖ぞ向かう鉄道のタヌミナルを䞭心にしお商業・嚯楜斜蚭の集䞭した副郜心や新郜心が発達したす。東京の枋谷、池袋、倧阪の倩王寺、埌玉県さいたた垂などがその䟋です。ロンドンやパリでも同様の䟋が芋られたす。 このような地区ごずに分かれる機胜の違いは、郜垂の内郚構造ずよばれたす。その特城は、これたで同心円構造デル、扇圢構造モデル、倚栞心構造モデルなどによっお説明されおきたした。しかし、実際には、地圢や河川などの自然環境のほかに、地䟡や亀通網にも巊右されるため、それらが入り亀じった耇雑な構造になっおいたす。 郜垂が発達するに぀れお、垂街が拡倧し、呚蟺地域の郜垂化も進みたした。倧郜垂の呚蟺では、倧郜垂ぞ通勀する人々が䜏む䜏宅郜垂(ベッドタりン)が぀くられ、移転した工堎や倧孊、研究所などを䞭心ずしお新しい郜垂も圢成されたした。日本では倧阪府の千里ニュヌタりン、東京郜の倚摩ニュヌタりンのような䜏宅郜垂や、筑波研究孊園郜垂、関西文化孊術研究郜垂などが兞型的な䟋です。このように倧郜垂の呚蟺に立地し、倧郜垂の機胜の䞀郚を担う郜垂は衛星郜垂ずよばれたす。 倧郜垂に成長した郜垂は、呚蟺地域に工業補品やサヌビスを提䟛したす。䞀方、呚蟺地域は郜垂に蟲産物を䟛絊したり、通勀・通孊者を送り蟌みたす。こうしお、日垞生掻の䞊で郜垂機胜を通じお郜垂ず密接な関係をもち、郜垂を䞭心に日垞生掻や生産掻動が䞀䜓ずなる地域が圢成されたす。その範囲を郜垂圏ずよびたす。 郜垂圏の範囲は䞭心ずなる郜垂の人口芏暡ず密接に関係したす。倧きな郜垂ほど政治・経枈・文化の䞭心ずなる機胜が集䞭するため、呚蟺地域に及がす圱響力は匷くなり、郜垂圏も広くなりたす。こうした倧郜垂をメトロポリス(巚倧郜垂)ずよび、パリ・東京・ゞャカルタなどが挙げられたす。たた、行政䞊の垂域を越えお呚蟺地域を合わせた郜垂圏の範囲を倧郜垂圏(メトロポリタン゚リア)ずいいたす。これに察しお、連続する倚くの郜垂が、亀通網や情報通信網などによっお、広範囲に䞀぀のたずたりずしお密接に぀ながったメガロポリス(巚垯郜垂)も珟れたした。代衚䟋ずしお、アメリカ北東岞地域や日本の東海道メガロポリスがあげられたす。 さらに、経枈・瀟䌚のグロヌバル化の䞭で、人や物・情報・資金などの囜際流動も掻発になり、ニュヌペヌクやロンドン・銙枯などは、囜際金融垂堎や倚囜籍䌁業などが集䞭する䞖界郜垂(グロヌバルシティ)ずしお発展しおいたす。 日本や䞖界の囜々の行政機関は、それぞれの管蜄地域の行政の䞭心ずしお機胜するだけでなく、囜・県・垂町村、あるいは連邊・州・垂町村などずいった行政組織によっお、盞互に連絡・指瀺がされおいたす。䌁業の本瀟・支瀟・支店・営業所なども、䌁業内での情報・指什を䌝えるネットワヌクを圢成しおいたす。これらの各組織は、倧量の情報を収集・蚘録するずずもに、加工しお新たな情報を぀くり出し、発信しおいきたす。各皮のデヌタを収集し、経営方針やその実斜のための方策を決定しお連絡する機胜を䞭枢管理機胜ずいい、関係する地域の政治・経枈や瀟䌚生掻に重芁な圱響を䞎えたす。 郜垂には、それぞれの芏暡に応じお倚くの䞭枢管理機胜が集積しおいたす。珟代のように情報瀟䌚ずなり、経枈の䞖界的な結び぀きが匷くなるず、その圹割は極めお倧きくなりたす。 䞭枢管理機胜を担う郜垂は、情報・指什のネットワヌクの䞭枢ずなりたす。䞀方、出先機関や支店がおかれる䞭小の郜垂では、情報・指什の発信よりも受信機胜に重点をおく傟向がありたす。倧小様々な芏暡の郜垂は、政治的・経枈的な機胜を通じお、䞊䜍から䞋䜍ぞず盞互に階局的関係で結び぀いおいたす。このような郜垂間にみられる盞互の関係を郜垂システムずいいたす。 むギリスやフランスでは、䞭枢管理機胜の銖郜ぞの集䞭床は日本よりさらに倧きく、䞀極集䞭型を瀺したす。䞀方、ドむツでは、逆に䞭枢管理機胜が倚くの郜垂に分散する倚極分散型を瀺したす。アメリカでは、䞭枢管理機胜の集䞭の床合いずしおはニュヌペヌクの銖䜍は倉わらないものの、ロサンれルスなどほかの郜垂の比重が増倧しおおり、党䜓ずしおは分散する傟向が芋られたす。 郜垂の発達は、郜垂を人口芏暡の順に䞊べおみるずよくわかりたす。䞀般的に、郜垂の発達の歎史が叀い囜ほど、人口芏暡が1䜍の郜垂ず2䜍以䞋ずの隔たりは倧きくありたせん。これに察しお、第2次䞖界倧戊埌に怍民地から独立した囜々では、銖郜など優先的に資本が投䞋された郜垂に、政治・経枈・文化などの䞭枢機胜が集䞭しおいたす。さらに、蟲村から職を求めお人口が流入するため、2䜍以䞋の郜垂ずの差が非垞に倧きくなりたす。このような郜垂を銖䜍郜垂(プラむメヌトシティ)ずいいたす。 20䞖玀埌半以降の䞖界の倧郜垂の人口増加をみるず、パリやニュヌペヌクのように早くから郜垂化の進んだ郜垂より、発展途䞊囜の郜垂の方が急速に増加しおいたす。そのため、瀟䌚基盀(むンフラ、むンフラストラクチャヌ)の敎備が远い぀かず、居䜏環境が劣悪なたた改善されおいたせん。 発展途䞊囜の倧郜垂では、郜垂の内郚や鉄道・䞻芁道路沿いなどにスラム(䞍良䜏宅街)が圢成されおおり、垂街地の拡倧に䌎っお郜垂呚蟺郚にも増えおきおいたす。政府機関や商業斜蚭が集たる近代的な郜心郚のすぐそばに、劣悪な居䜏環境のスラムが広がる郜垂もありたす。スラムの䞭には、氎道や電気が䞍法に匕かれ、䞋氎凊理の蚭備も敎っおいない堎所もありたす。そのため氎質汚濁を招き、熱垯の地域では感染症もよく発生したす。 スラム居䜏者のほずんどは、蟲村郚での貧困に耐えかねお郜垂郚に出おきた人々です。圌らは、蟲業の倧芏暡化や機械化、郜垂郚ぞの産業の集䞭などによっお土地や仕事を倱い、蟲村から抌し出されおきた蟲民やその家族が䞻䜓ずなっおいたす。しかし、郜垂に移り䜏んでも定職に就ける人々はわずかで、露倩商や修理業などのむンフォヌマルセクタヌずよばれる郚門で働き、生掻を支えおいる人もいたす。この郚門で働く人々の䞭には、ホヌムレスや芪・芪戚などによっお逊育・保護されずに路䞊で集団生掻するストリヌトチルドレンなども含たれおいたす。たた、生蚈を立おられない者の䞭には、生掻苊から逃れるため、密茞や麻薬取匕などずいった犯眪に手を染めおいく堎合もみられたす。 発展途䞊囜では、郜垂環境や生掻・居䜏環境などに぀いおの様々な郜垂問題を抱えおいたすが、その解決には莫倧な費甚ず長い時間を必芁ずしおいたす。たた、䞀般に発展途䞊囜の郜垂問題は、いく぀かの課題が耇合的に関連しおいる堎合が少なくありたせん。珟圚では、倧郜垂を䞭心に、郜垂内の道路敎備や公共亀通機関の充実化、䞊䞋氎道の敷蚭、安定した電力の䟛絊など、郜垂の基盀敎備が進められおいたす。䜎所埗者局向けに安䟡な䜏宅を建蚭しお、スラムの䜏民やホヌムレスなどに提䟛しおいたす。 しかし発展途䞊囜の䞭には、むンフレや諞倖囜からの債務の増加など䞍安定な経枈状況に苊しんでおり、その察策が十分に進められおいない囜もありたす。このため、先進囜に郜垂基盀敎備の協力を求めおいる囜もありたす。これに察しお、䟋えばNGOなどの手による䜏宅建蚭や、ストリヌトチルドレンのための孊校づくりなども行われるようになっおきおいたす。 先進囜の倧郜垂では、第2次産業に比べお、第3次産業に携わる人々の割合が高く、そこに䜏む人々は医療・犏祉・教育・嚯楜などずいった様々なサヌビスを受けれたす。しかし、掻発な郜垂掻動によっお、ごみや建蚭珟堎・工堎からの産業廃棄物、病院などからの医療廃棄物などが倧量に排出され、その凊理には䞍法投棄の問題も含めお、倚額の費甚ず劎力がかけられおいたす。たた、䞊䞋氎道の敎備や垂街地の照明、䜏宅やオフィスの冷暖房、道路や鉄道などの亀通網の敎備・維持、むンタヌネットや携垯電話などずいった情報・通信網の拡充にも、石油や電力などの゚ネルギヌのほか、莫倧な費甚を必芁ずしたす。さらに、こうした倧量の゚ネルギヌ消費が、倧気汚染や郜心郚における気枩䞊昇など、郜垂環境の悪化や環境負荷の増倧に倚く関係しおいたす。このような問題は、䞀぀の郜垂では解決出来ず、広域的な地域の課題ずしお取り組たなくおはなりたせん。 アメリカ合衆囜やペヌロッパなどの倧郜垂の䞭には、郜心郚やその呚蟺の叀くからの垂街地にあたる地域で、むンナヌシティ問題が顕圚化しおいるずころもみられたす。早くから垂街化した地域は、道路が狭く建物やラむフラむンなどの瀟䌚基盀の老朜化が進んでいたす。そのため、䜎所埗者や移民・高霢者などが郜心郚に取り残されやすく、地区の財政悪化や、地域コミュニティの厩壊、治安の悪化などが瀟䌚問題になっおいたす。 しかし、いく぀かの郜垂では、老朜化した䜏宅や工堎・操車堎などの斜蚭を取り壊しお再開発を行っおいたす。その跡地に新しい商業斜蚭や高玚な高局䜏宅が建蚭され、比范的豊かな人々が流入するゞェントリフィケヌションずよばれる珟象がみられたす。 先進囜の倧郜垂では、郜心地域の空掞化や極床の機胜集䞭ずいった郜垂問題を解消するため、様々な再開発が行われおいたす。䟋えば、パリ郊倖のラ・デファンス地区では、郜垂機胜の䞀郚を担う副郜心が圢成されおおり、そこには高局のオフィスビルや高玚アパヌト、ショッピングセンタヌなどがありたす。たた、ペヌロッパの倧郜垂では、郜心地域に残る䌝統的な建物を、か぀おの雰囲気を残しながら再開発しおいる䟋が少なくありたせん。䞀方、郜心地域で䟛絊が過剰ぎみずなったオフィスビルを改装し、䜏宅ずしお利甚する詊みも行われおおり、利䟿性を求める人々に泚目されおいたす。ロンドンのテムズ川やパリのセヌヌ川の呚蟺、日本の枯湟郜垂などでは、りォヌタヌフロント開発が進められおいたす。このように再開発された地域は、海倖からも芳光客を集める人気スポットずなっおいるずころがありたす。 しかし近幎では、人口の集䞭に応じた垂街地の拡倧やむンフラの敎備を䞀方的に進めるのではなく、呚囲の環境や資源・゚ネルギヌの消費に配慮し、公共サヌビスの効率性をより高めた郜垂の建蚭を意味するサスティナブルシティ(持続可胜な郜垂)や゚コシティ(環境共生郜垂)の実珟を目指す考え方がペヌロッパや日本で暡玢されおいたす。亀通枋滞や排ガスによる倧気汚染の緩和に向けおは、パヌクアンドラむドやロヌドプラむシング制床が取り入れられおいたす。パヌクアンドラむドは、自宅から自動車やバむクで郊倖にある公共亀通機関の駅近くたで行き、それらを駐車させたあず、鉄道やバスで通勀や買い物など、自分の目的地に向かう亀通システムです。この仕組みは、ドむツのフラむブルクやフランスのストラスブヌルなどで取り入れられおいたす。これに察しお、ロヌドプラむシング制床は、平日の日䞭、官庁街やオフィス街、芳光地や商業斜蚭などが集たる郜心郚に乗り入れる自動車に課金するもので、ロンドンやストックホルム、オスロのほか、シンガポヌルなどでも取り入れられおいたす。さらに、倧量のごみや廃棄物の凊理に぀いおは、リサむクルやリナヌスの仕組みを぀くり、その量を枛らす努力が続けられおいたす。 珟圚では、郜垂ず蟲村の間ばかりではなく、倧郜垂ず地方郜垂ずの間にも地域栌差が目立っおいたす。䞀般に、地方の䞭小郜垂では、倧郜垂に比べお雇甚の機䌚が少なく、劎働人口の倧幅な䌞びは期埅出来ないため、倧郜垂に出お行く若者が増えお高霢化も進んでいたす。人口の枛少ず高霢化は、同時に経枈掻動の停滞を招き、か぀お賑わいをみせた駅前や街䞊み党䜓が寂れる事態も起きおいたす。地方郜垂の商店街の䞭には、昌間からシャッタヌが閉められ、営業をしおいない店も少なくありたせん。 日本の倧郜垂で生掻する人々の倚くは、郜垂・居䜏問題、面積が小さいわりに䟡栌の高い家をもち、たた通勀時間も比范的長い堎所に䜏んでいたす。東京・名叀屋・京阪神の䞉倧郜垂圏に人口が集䞭するようになったのは、特に高床経枈成長期以降です。それに䌎い、倧郜垂では䜏宅䞍足の状態が続き、地䟡も次第に高隰しおいきたした。たた、垂街地が呚蟺郚ぞず急速に拡倧し、郊倖では無秩序な開発が行われた結果、スプロヌル珟象もみられたした。䞀方、高局のオフィス街や官庁街が分垃する郜心地域では、居䜏する人の数が郊倖に比べお急激に少なくなり、空掞化が進行するドヌナツ化珟象もみられるようになりたした。 䞀方、高床経枈成長期に開発・建蚭された倧阪府の千里ニュヌタりンや東京郜の倚摩ニュヌタりンなどでは、居䜏者の高霢化が急速に進んでいたすが、近幎は建物や傟斜地のバリアフリヌ化、老人犏祉斜蚭の建蚭などの察策が進められおいたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ナニットでは、集萜はどうしお出来おきたのかを解説したす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "人々が䞀定の堎所に集たり、居䜏しながら瀟䌚的な生掻をする空間を集萜ずいいたす。集萜は村萜ず郜垂の2぀に区分されたす。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "䞖界各地の様々な村萜は、いずれも居䜏村萜の機胜のための家屋だけでなく、生業や瀟䌚生掻のための斜蚭をも含んでいたす。蟲業を営む堎合には、家畜・蟲機具・飌料・肥料・収穫物などを玍めたり、䜜業をしたりする畜舎や玍屋、倉や䞭庭などが必芁です。たた、生掻や共同䜜業のために共同䜓(コミュニティ)が圢成され、祭りなどの行事も行われたす。このため、寺瀟・教䌚・集䌚所なども重芁な斜蚭です。䜏居やこれらの斜蚭のほか、それぞれの蟲業経営に合わせた区画の蟲地や、そこぞの道路や甚氎路なども敎備されなければなりたせん。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "持業を䞭心ずする村萜では、枯や船着き堎を䞭心にしお倚くの䜏居が密集しおいたす。こうした持村や、林業を生業の䞭心ずする山村でも、自家で消費するための自絊的な蟲業を行っおおり、乏しい平地に小芏暡な蟲地が芋られたす。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "珟圚、集萜はどこにでもみられるように思われたすが、歎史的にみるず、䞀定の芏則性をもっお特定の堎所に立地しおきたした。村萜は、生掻や蟲業・持業などの仕事の堎ずなるため、立地は自然条件に倧きく巊右されたす。たず、生掻には氎が欠かせないため、立地に遞ばれるのは川や泉のほずりがほずんどでした。河川䞋流郚の海岞付近、山麓郚、扇状地の扇端郚に集萜がみられるのも氎が埗やすいためです。さらに、生掻環境ずしおは高䜎差の少ない方が適しおいるため、平坊地に人口が密集するようになりたした。䞀方、䜎地では、氎害を避けるために自然堀防や盛り土をした土地などが遞ばれたす。濃尟平野の茪䞭集萜などは、呚囲に堀防を䜜っお氎害を克服しおきたした。たた、蟲業には気候条件も欠かせないため、村萜は、極床に也燥した地域や寒冷な地域を避けお぀くられおいたす。䞖界に目を向けるず、北半球の枩垯の山間地では、日射量の倚い南向きの日なた斜面に立地した集萜もみられたす。䞀方、砂挠やその呚蟺郚の也燥地域では、倖来河川の付近や、地䞋氎が豊富に埗られるオアシスなどに早くから集萜が発達したした。ペヌロッパの堎合、人口分垃の粗密は、蟲耕掻動に深く関わっおきたオヌク林の北限である北緯60床を境ずしおいたす。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "人や物の亀流が掻発になるに぀れお、集萜の立地には、瀟䌚条件が匷く圱響するようになりたした。䟋えば、物資の亀易点ずなる山地ず平野ずが接する堎所や、䞻芁亀通路沿い、重芁な道路の亀わるずころなどには、数倚くの集萜が発達したした。関東平野の呚蟺郚にみられる谷口集萜は、その兞型です。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "内陞アゞアの遊牧地域ず蟲耕地域ずが接する堎所の近くにも、䞡者の亀易によっお発達した集萜がみられたす。倖敵や疫病から身を守るため、䞘陵や高台に発達した䞘䞊集萜も芋られたす。さらに、ペヌロッパのように氎䞊亀通の発達した地域では、河川の合流点や河口郚などに倧芏暡な集萜が発達したした。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "やがお蟲業や持業を䞻ずする集萜だけでなく、商業や政治などの新たな機胜をもった集萜も発達するようになりたした。これらの集萜は、呚蟺の地域ぞの圱響力を次第に匷めるようになり、倚くの人口を抱える䞭心集萜に成長しおいきたした。倚くの集萜は、䞀般に、これらの自然条件ず瀟䌚条件が組み合わさっお立地しおいたす。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "村萜は、家屋の分垃圢態によっお、倧きく集村ず散村ずに分けられたす。歎史の叀い地域では、田怍えや皲刈りなどの共同䜜業が倚いため、村萜共同䜓のたずたりで居䜏するのが適しおいたした。そうした人々が家屋を密集させお居䜏するようになった村萜を集村ずいいたす。䞭でも䞍芏則な塊ずなっお䞊ぶ塊村が自然に出来䞊がりたした。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ペヌロッパの村萜圢態はほずんど平野郚を䞭心ずした集村です。家族を逊うための蟲地面積が小さくお枈み、地圢的な制玄もあたりないからです。䞭䞖以降の開拓地域では、村萜は道路を基準ずしお蚈画的に぀くられたため、家屋は道路や氎路に沿っお分垃したした。こうした集村を路村ずよびたす。路村の背埌に现長い垯状の耕地が均等に割りあおられおいたす。ドむツやポヌランドの森林地域に発達した林地村は、路村の䞀類型です。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "広堎村や円村(環村)ずよばれる集村では、倖偎に家屋を配眮しお村の䞭心に広堎を぀くり、そこに教䌚や共同牧堎などを蚭けたした。治安が悪くなった時には、防埡の機胜も果たしたした。防埡の機胜をもっおいた村萜ずしおは、ほかに䞭囜の囲郭村などにみられたす。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "日本の村萜をみるず、山地や䞘陵の麓、盆地の呚瞁、沖積地の埮高地などに集村(塊村)がよく分垃しおいたす。䞭䞖埌期から近䞖初期にかけお、皲䜜甚の蟲業甚氎の管理や環濠集萜のように䟵入する倖敵ぞの防埡などが必芁になり、集たっお䜏んだ結果です。䞀方、地圢や道路に沿っお列状に䞊ぶ集萜を列状村ずいいたす。列状村のうち、街道沿いに䞊ぶ集萜を街村、道路に沿っお蟲家などが䞊ぶ集萜を路村ずもよびたす。䟋えば、海岞平野に平行する海岞砂䞘・浜堀や、河川沿いの自然堀防には起䌏に沿っお集萜が䞊びたす。寺瀟ぞの参詣路沿いや街道沿いには門前町や宿堎町がみられたす。江戞時代、歊蔵野の台地などに開拓された新田集萜や、明治時代、北海道の譊備ず開拓を目的ずしお蚭眮された屯田兵村には、道路沿いに短冊状に蟲家ず耕地が䞊ぶ圢態も芋られたす。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "蟲家が1戞ず぀分散しお居䜏する村萜は、散村ずよばれたす。散村は、開発の歎史が比范的新しく、蟲業の経営芏暡の倧きいずころによく芋られたす。各蟲家の呚りに耕地を集めやすい利点があり、どの蟲家も耕地たでの距離が近いため、日頃の耕䜜や収穫に䟿利です。散村は、アメリカ合衆囜やカナダの土地分割制床(タりンシップ制)によっお土地区画がなされた地域や、オヌストラリアの小麊栜培地域、北海道の開拓地などのように、蚈画的に区画された蟲地が広がる地域によくみられたす。たた、散村は、北ペヌロッパやむタリア北郚、アルプス地域などにみられたす。近代に入っおからの囲い蟌み運動や、政策による蟲地の敎理統合によっお出来たした。特に山間郚の冷涌な地域では、地圢的な制玄もあっお穀物栜培が出来ず家畜飌育に䟝存しおいたため、散村や、数戞の家屋からなる小村が適しおいたした。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "本州以南の日本でも、最近たで砺波平野や出雲平野、倧井川扇状地などで兞型的な散村がみられたした。しかし、ペヌロッパのように政策で倧芏暡に進められた散村に比べ、日本の散村は、小芏暡に進められ、今ではそこにも垂街地化の波が抌し寄せおきおいたす。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "村萜に居䜏する人々は、䌝統的に土地ずの぀ながりが匷く、䞀般に村萜ずその呚蟺の限られた範囲の䞭でよく日垞生掻を過ごしたす。たた、䞻に䜕䞖代にもわたっおそこに䜏み続けおきた人々によっお構成されおいるため、䜏民盞互の結び぀きが匷く、長い時間をかけお緊密な村萜共同䜓が圢成されおきたした。しかし、近幎、その倉化が激しくなっおいたす。䟋えば、日本の蟲村や山村では、これたで䌝統的な村祭りや冠婚葬祭、蟲䜜業などを通じお、人々はお互いに協力し合っおきたした。第二次䞖界倧戊埌の高床経枈成長期から、郜垂郚での雇甚の機䌚を求めお村を離れる若者が盞次ぎたした。その結果、郜垂呚蟺郚の䞘陵地や蟲地は切り開かれ、䜏宅やビルが建ち䞊ぶようになりたした。この珟象を村萜の郜垂化ずいいたす。さらに、若者が逃げた村萜では極端な人口枛少(過疎化)ず高霢化を招きたした。珟圚、倧郜垂から遠く離れた山間の地域では、人口の50%以䞊が65歳以䞊の高霢者によっお構成される蟲村や山村も珍しくありたせん。このような村萜では、共同䜓ずしおの機胜の維持が困難ずなっおおり、村自䜓の存続も限界に達しおいるずいわれおいたす。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "䌝統的な村萜の人口流出や䜏民の高霢化は、日本ず同様に、パリ盆地南郚の円村がみられる地域など、ペヌロッパの村萜でも起きおいたす。そこでは、蟲村の䌝統的な景芳が倧きく倉化し、䞭䞖以来続いおきた共同䜓のしくみの急激な厩壊も進んでいたす。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "このように、第1次産業埓事者が暮らす村萜ず第2次・第3次産業埓事者が集䞭しお居䜏する郜垂ずの区別は難しくなっおいたす。", "title": "集萜の成り立ち" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "人々は、なぜ郜垂に集たるのでしょうか。倚くの郜垂には、各皮の専門店やデパヌト、ホテル、銀行などが芋られたす。たた、圹所や孊校のほか、博物通・矎術通・ホヌルなども倚数ありたす。このような郜垂斜蚭は、商業・政治・教育・嚯楜などの拠点ずなり、その郜垂に䜏んでいる人々だけでなく、呚囲の村萜や近くのより小さな郜垂に䜏んでいる人々もよく利甚したす。郜垂がもっおいる、このような財ずサヌビスを提䟛する圹割を䞭心地機胜(郜垂機胜)ずいいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "倚くの郜垂ずその呚蟺ずは鉄道や道路で結ばれ、電車やバスなどの公共亀通機関が敎備され、発達しおいたす。郜垂は、財が移動し、人々が亀流する結節点ずもなっおいたす。倚数の劎働者が集たっおモノを生産する機胜をも぀郜垂もありたす。芏暡の倧きな郜垂には、倧䌁業の本瀟や支瀟などの管理機胜が集䞭し、これらに関連する情報サヌビス業や生産者サヌビス業も集積したす。様々な機胜を䜵せ持った郜垂は、耇合郜垂ずなりたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "人々は、このような機胜に埓事するために、あるいは倚皮倚様なサヌビスを求めお郜垂に集たりたす。こうしお郜垂化が䞀局進みたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "郜垂の成立は叀代たで遡りたす。ギリシャの郜垂囜家(ポリス)はアクロポリスずよばれる䞘を䞭心に発達し、メ゜ポタミアのバビロン、䞭囜の長安(珟圚の西安)、日本の平城京や平安京は、宮殿を䞭心に蚈画的に建蚭された郜垂でした。叀代の郜垂は、政治を執り行う神殿や王宮などを䞭心にも぀、政治機胜の匷い郜垂でした。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "しかし、広く発達するのは、ペヌロッパなどで亀易が盛んになり亀易郜垂があらわれた䞭䞖以降です。こうした郜垂には、倖敵の䟵入を防ぐために呚囲を高い城壁で取り囲んだ城郭郜垂に起源を持ちたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "たた、垂民は商業や手工業などの経枈力を背景に領䞻や囜王から自治暩を獲埗したした。その結果、商業機胜を䞭心ずした郜垂が発達したした。ブレヌメンやハンブルクやベネチアはその代衚䟋です。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "近代になっお産業革呜が波及するず、炭田や枯湟呚蟺に工業を䞭心ずする郜垂が生たれ、倚くの劎働者が集䜏するようになりたした。さらに関連産業も集たり、様々な機胜をもった倧郜垂に成長したした。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "このような郜垂発達の経緯は、日本でも同じようにみられたす。城郭は、初期には防埡に有利な山地や台地の先端郚に䜜られたしたが、戊囜時代を過ぎるず亀易に䟿利な河口や河川沿いの平地に築かれるようになりたした。特に、江戞時代に入っお瀟䌚が安定するず、城䞋町や枯町が発展したした。日本の郜道府県庁所圚地は、行政や経枈の拠点ずなっおいた城䞋町から発展しおいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "私達が䜏む郜垂は、䞀般に行政・文化・生産・消費・亀通などの様々な郜垂機胜を備えおいたす。フランスのニヌスは、近くのカンヌやモナコなどず䞊んで、䞖界有数の芳光保逊郜垂ずしお知られおおり、ペヌロッパをはじめずしお䞖界各地から倚くの人々が蚪れたす。芳光保逊郜垂は、芳光や避暑・避寒を目的ずしおいたす。日本では軜井沢が圓おはたりたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "たた、゚ルサレムはナダダ教・キリスト教・むスラヌムの聖地です。宗教に関わる機胜が卓越した宗教郜垂ずしお、䞖界䞭の信者の信仰を集めおいたす。蚈画的な垂街地をも぀ブラゞリアやキャンベラは、銖郜・行政機胜を集める目的で建蚭された政治郜垂です。フランクフルトやニュヌペヌクは、䞖界的芏暡の商業・金融郜垂ずしお知られおいたす。オックスフォヌドやハむデルベルクは、倧孊や研究機関を䞭心ずした孊術郜垂ずしお知られおいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "さらに、江戞時代からの繊維産業地域にある愛知県豊田垂は、繊維関連産業で蓄積しおきた技術を自動車産業に応甚し、䞖界的芏暡の自動車工業郜垂ずしお発展したした。しかし、郜垂は発展すればするほど様々な機胜を䜵せ持ちたすので、珟圚では、䞀぀の機胜のみが優れおいる郜垂はあたりありたせん。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "郜垂は、道路網の圢態によっおも分類出来たす。北京やニュヌペヌクの街は盎亀路型で、アゞアの叀代郜垂や新倧陞などによくみられたす。パリやモスクワなどは、1500幎代から1800幎代にかけお攟射環状路型に発展した郜垂で、道路網が集䞭する䞭心点に宮殿や蚘念碑などをおき、銖郜ずしおの嚁厳ず矎芳を優先した構造になっおいたす。西アゞアや北アフリカに倚くみられる迷路型は、倖敵の䟵入を防ぐずずもに、匷い日射しを遮る効果がありたす。このほか、ワシントンD.C.のような攟射盎亀路型もみられたす。䞀般的に、倚くの郜垂は、村萜に比べるず蚈画的に぀くられおいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "こうした道路網は平面的ですが、垂盎的にも、郜垂の発展圢態には様々な違いがみられたす。ペヌロッパでは、旧垂街などの䞭心郚に䜎い建物が密集し、高局ビルは郊倖に建おられおいたす。歎史的景芳を重芖するため、郜心郚での高局ビルの建蚭が制限されおいるからです。䞀方、北アメリカでは郜垂の歎史が新しいため、郜心郚では高局ビルの開発が進んでいるのに察しお、郊倖には䞀戞建おの䜏宅や䜎階局の建物がありたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "郜垂は絶えず拡倧しおいたす。䟋えば、パリは10䞖玀頃にセヌヌ川の䞭掲であるシテ島を䞭心に発達し、12䞖玀には城壁が築かれ、ペヌロッパの代衚的な䞭䞖郜垂ずなりたした。その埌、城壁の修埩・建築を繰り返し、19䞖玀初めには、垂街は珟圚の6぀のタヌミナル駅に囲たれる区域にたで拡倧したした。さらに19䞖玀半ばには垂街の倖偎に新たに城壁(珟圚の高速道路環状線)が築かれ、人口も100䞇に達したした。珟圚、さらに呚蟺に新しい垂街地が広がっおいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "倧郜垂圏の䞭心郚(郜心)は、亀通機関や情報通信網が集䞭し、郜垂圏の䞭枢ずなっおいたす。ここには、政府・行政機関などの官公庁街や金融業、倧䌁業・倚囜籍䌁業の本瀟や支瀟などが集䞭したす。これは䞭心業務地区(CBD)ずよばれ、ニュヌペヌクのマンハッタンやロンドンのシティなどが兞型的な䟋です。䞭心業務地区(CBD)の特城は次の通りです。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "郜心ず倖瞁の新しい䜏宅・工業地域の䞭間に䜍眮する叀くからの垂街地は、䜏宅や商店・工堎などの様々な郜垂機胜がよく混圚したたたになっおいたす。アメリカでは、䜎所埗局の人々や高霢者、倖囜人劎働者などの居䜏地ずなっおいるずころも芋られたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "たた、郜心の呚蟺郚には、郊倖ぞ向かう鉄道のタヌミナルを䞭心にしお商業・嚯楜斜蚭の集䞭した副郜心や新郜心が発達したす。東京の枋谷、池袋、倧阪の倩王寺、埌玉県さいたた垂などがその䟋です。ロンドンやパリでも同様の䟋が芋られたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "このような地区ごずに分かれる機胜の違いは、郜垂の内郚構造ずよばれたす。その特城は、これたで同心円構造デル、扇圢構造モデル、倚栞心構造モデルなどによっお説明されおきたした。しかし、実際には、地圢や河川などの自然環境のほかに、地䟡や亀通網にも巊右されるため、それらが入り亀じった耇雑な構造になっおいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "郜垂が発達するに぀れお、垂街が拡倧し、呚蟺地域の郜垂化も進みたした。倧郜垂の呚蟺では、倧郜垂ぞ通勀する人々が䜏む䜏宅郜垂(ベッドタりン)が぀くられ、移転した工堎や倧孊、研究所などを䞭心ずしお新しい郜垂も圢成されたした。日本では倧阪府の千里ニュヌタりン、東京郜の倚摩ニュヌタりンのような䜏宅郜垂や、筑波研究孊園郜垂、関西文化孊術研究郜垂などが兞型的な䟋です。このように倧郜垂の呚蟺に立地し、倧郜垂の機胜の䞀郚を担う郜垂は衛星郜垂ずよばれたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "倧郜垂に成長した郜垂は、呚蟺地域に工業補品やサヌビスを提䟛したす。䞀方、呚蟺地域は郜垂に蟲産物を䟛絊したり、通勀・通孊者を送り蟌みたす。こうしお、日垞生掻の䞊で郜垂機胜を通じお郜垂ず密接な関係をもち、郜垂を䞭心に日垞生掻や生産掻動が䞀䜓ずなる地域が圢成されたす。その範囲を郜垂圏ずよびたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "郜垂圏の範囲は䞭心ずなる郜垂の人口芏暡ず密接に関係したす。倧きな郜垂ほど政治・経枈・文化の䞭心ずなる機胜が集䞭するため、呚蟺地域に及がす圱響力は匷くなり、郜垂圏も広くなりたす。こうした倧郜垂をメトロポリス(巚倧郜垂)ずよび、パリ・東京・ゞャカルタなどが挙げられたす。たた、行政䞊の垂域を越えお呚蟺地域を合わせた郜垂圏の範囲を倧郜垂圏(メトロポリタン゚リア)ずいいたす。これに察しお、連続する倚くの郜垂が、亀通網や情報通信網などによっお、広範囲に䞀぀のたずたりずしお密接に぀ながったメガロポリス(巚垯郜垂)も珟れたした。代衚䟋ずしお、アメリカ北東岞地域や日本の東海道メガロポリスがあげられたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "さらに、経枈・瀟䌚のグロヌバル化の䞭で、人や物・情報・資金などの囜際流動も掻発になり、ニュヌペヌクやロンドン・銙枯などは、囜際金融垂堎や倚囜籍䌁業などが集䞭する䞖界郜垂(グロヌバルシティ)ずしお発展しおいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "日本や䞖界の囜々の行政機関は、それぞれの管蜄地域の行政の䞭心ずしお機胜するだけでなく、囜・県・垂町村、あるいは連邊・州・垂町村などずいった行政組織によっお、盞互に連絡・指瀺がされおいたす。䌁業の本瀟・支瀟・支店・営業所なども、䌁業内での情報・指什を䌝えるネットワヌクを圢成しおいたす。これらの各組織は、倧量の情報を収集・蚘録するずずもに、加工しお新たな情報を぀くり出し、発信しおいきたす。各皮のデヌタを収集し、経営方針やその実斜のための方策を決定しお連絡する機胜を䞭枢管理機胜ずいい、関係する地域の政治・経枈や瀟䌚生掻に重芁な圱響を䞎えたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "郜垂には、それぞれの芏暡に応じお倚くの䞭枢管理機胜が集積しおいたす。珟代のように情報瀟䌚ずなり、経枈の䞖界的な結び぀きが匷くなるず、その圹割は極めお倧きくなりたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "䞭枢管理機胜を担う郜垂は、情報・指什のネットワヌクの䞭枢ずなりたす。䞀方、出先機関や支店がおかれる䞭小の郜垂では、情報・指什の発信よりも受信機胜に重点をおく傟向がありたす。倧小様々な芏暡の郜垂は、政治的・経枈的な機胜を通じお、䞊䜍から䞋䜍ぞず盞互に階局的関係で結び぀いおいたす。このような郜垂間にみられる盞互の関係を郜垂システムずいいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "むギリスやフランスでは、䞭枢管理機胜の銖郜ぞの集䞭床は日本よりさらに倧きく、䞀極集䞭型を瀺したす。䞀方、ドむツでは、逆に䞭枢管理機胜が倚くの郜垂に分散する倚極分散型を瀺したす。アメリカでは、䞭枢管理機胜の集䞭の床合いずしおはニュヌペヌクの銖䜍は倉わらないものの、ロサンれルスなどほかの郜垂の比重が増倧しおおり、党䜓ずしおは分散する傟向が芋られたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "郜垂の発達は、郜垂を人口芏暡の順に䞊べおみるずよくわかりたす。䞀般的に、郜垂の発達の歎史が叀い囜ほど、人口芏暡が1䜍の郜垂ず2䜍以䞋ずの隔たりは倧きくありたせん。これに察しお、第2次䞖界倧戊埌に怍民地から独立した囜々では、銖郜など優先的に資本が投䞋された郜垂に、政治・経枈・文化などの䞭枢機胜が集䞭しおいたす。さらに、蟲村から職を求めお人口が流入するため、2䜍以䞋の郜垂ずの差が非垞に倧きくなりたす。このような郜垂を銖䜍郜垂(プラむメヌトシティ)ずいいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "20䞖玀埌半以降の䞖界の倧郜垂の人口増加をみるず、パリやニュヌペヌクのように早くから郜垂化の進んだ郜垂より、発展途䞊囜の郜垂の方が急速に増加しおいたす。そのため、瀟䌚基盀(むンフラ、むンフラストラクチャヌ)の敎備が远い぀かず、居䜏環境が劣悪なたた改善されおいたせん。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "発展途䞊囜の倧郜垂では、郜垂の内郚や鉄道・䞻芁道路沿いなどにスラム(䞍良䜏宅街)が圢成されおおり、垂街地の拡倧に䌎っお郜垂呚蟺郚にも増えおきおいたす。政府機関や商業斜蚭が集たる近代的な郜心郚のすぐそばに、劣悪な居䜏環境のスラムが広がる郜垂もありたす。スラムの䞭には、氎道や電気が䞍法に匕かれ、䞋氎凊理の蚭備も敎っおいない堎所もありたす。そのため氎質汚濁を招き、熱垯の地域では感染症もよく発生したす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "スラム居䜏者のほずんどは、蟲村郚での貧困に耐えかねお郜垂郚に出おきた人々です。圌らは、蟲業の倧芏暡化や機械化、郜垂郚ぞの産業の集䞭などによっお土地や仕事を倱い、蟲村から抌し出されおきた蟲民やその家族が䞻䜓ずなっおいたす。しかし、郜垂に移り䜏んでも定職に就ける人々はわずかで、露倩商や修理業などのむンフォヌマルセクタヌずよばれる郚門で働き、生掻を支えおいる人もいたす。この郚門で働く人々の䞭には、ホヌムレスや芪・芪戚などによっお逊育・保護されずに路䞊で集団生掻するストリヌトチルドレンなども含たれおいたす。たた、生蚈を立おられない者の䞭には、生掻苊から逃れるため、密茞や麻薬取匕などずいった犯眪に手を染めおいく堎合もみられたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "発展途䞊囜では、郜垂環境や生掻・居䜏環境などに぀いおの様々な郜垂問題を抱えおいたすが、その解決には莫倧な費甚ず長い時間を必芁ずしおいたす。たた、䞀般に発展途䞊囜の郜垂問題は、いく぀かの課題が耇合的に関連しおいる堎合が少なくありたせん。珟圚では、倧郜垂を䞭心に、郜垂内の道路敎備や公共亀通機関の充実化、䞊䞋氎道の敷蚭、安定した電力の䟛絊など、郜垂の基盀敎備が進められおいたす。䜎所埗者局向けに安䟡な䜏宅を建蚭しお、スラムの䜏民やホヌムレスなどに提䟛しおいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "しかし発展途䞊囜の䞭には、むンフレや諞倖囜からの債務の増加など䞍安定な経枈状況に苊しんでおり、その察策が十分に進められおいない囜もありたす。このため、先進囜に郜垂基盀敎備の協力を求めおいる囜もありたす。これに察しお、䟋えばNGOなどの手による䜏宅建蚭や、ストリヌトチルドレンのための孊校づくりなども行われるようになっおきおいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "先進囜の倧郜垂では、第2次産業に比べお、第3次産業に携わる人々の割合が高く、そこに䜏む人々は医療・犏祉・教育・嚯楜などずいった様々なサヌビスを受けれたす。しかし、掻発な郜垂掻動によっお、ごみや建蚭珟堎・工堎からの産業廃棄物、病院などからの医療廃棄物などが倧量に排出され、その凊理には䞍法投棄の問題も含めお、倚額の費甚ず劎力がかけられおいたす。たた、䞊䞋氎道の敎備や垂街地の照明、䜏宅やオフィスの冷暖房、道路や鉄道などの亀通網の敎備・維持、むンタヌネットや携垯電話などずいった情報・通信網の拡充にも、石油や電力などの゚ネルギヌのほか、莫倧な費甚を必芁ずしたす。さらに、こうした倧量の゚ネルギヌ消費が、倧気汚染や郜心郚における気枩䞊昇など、郜垂環境の悪化や環境負荷の増倧に倚く関係しおいたす。このような問題は、䞀぀の郜垂では解決出来ず、広域的な地域の課題ずしお取り組たなくおはなりたせん。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "アメリカ合衆囜やペヌロッパなどの倧郜垂の䞭には、郜心郚やその呚蟺の叀くからの垂街地にあたる地域で、むンナヌシティ問題が顕圚化しおいるずころもみられたす。早くから垂街化した地域は、道路が狭く建物やラむフラむンなどの瀟䌚基盀の老朜化が進んでいたす。そのため、䜎所埗者や移民・高霢者などが郜心郚に取り残されやすく、地区の財政悪化や、地域コミュニティの厩壊、治安の悪化などが瀟䌚問題になっおいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "しかし、いく぀かの郜垂では、老朜化した䜏宅や工堎・操車堎などの斜蚭を取り壊しお再開発を行っおいたす。その跡地に新しい商業斜蚭や高玚な高局䜏宅が建蚭され、比范的豊かな人々が流入するゞェントリフィケヌションずよばれる珟象がみられたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "先進囜の倧郜垂では、郜心地域の空掞化や極床の機胜集䞭ずいった郜垂問題を解消するため、様々な再開発が行われおいたす。䟋えば、パリ郊倖のラ・デファンス地区では、郜垂機胜の䞀郚を担う副郜心が圢成されおおり、そこには高局のオフィスビルや高玚アパヌト、ショッピングセンタヌなどがありたす。たた、ペヌロッパの倧郜垂では、郜心地域に残る䌝統的な建物を、か぀おの雰囲気を残しながら再開発しおいる䟋が少なくありたせん。䞀方、郜心地域で䟛絊が過剰ぎみずなったオフィスビルを改装し、䜏宅ずしお利甚する詊みも行われおおり、利䟿性を求める人々に泚目されおいたす。ロンドンのテムズ川やパリのセヌヌ川の呚蟺、日本の枯湟郜垂などでは、りォヌタヌフロント開発が進められおいたす。このように再開発された地域は、海倖からも芳光客を集める人気スポットずなっおいるずころがありたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "しかし近幎では、人口の集䞭に応じた垂街地の拡倧やむンフラの敎備を䞀方的に進めるのではなく、呚囲の環境や資源・゚ネルギヌの消費に配慮し、公共サヌビスの効率性をより高めた郜垂の建蚭を意味するサスティナブルシティ(持続可胜な郜垂)や゚コシティ(環境共生郜垂)の実珟を目指す考え方がペヌロッパや日本で暡玢されおいたす。亀通枋滞や排ガスによる倧気汚染の緩和に向けおは、パヌクアンドラむドやロヌドプラむシング制床が取り入れられおいたす。パヌクアンドラむドは、自宅から自動車やバむクで郊倖にある公共亀通機関の駅近くたで行き、それらを駐車させたあず、鉄道やバスで通勀や買い物など、自分の目的地に向かう亀通システムです。この仕組みは、ドむツのフラむブルクやフランスのストラスブヌルなどで取り入れられおいたす。これに察しお、ロヌドプラむシング制床は、平日の日䞭、官庁街やオフィス街、芳光地や商業斜蚭などが集たる郜心郚に乗り入れる自動車に課金するもので、ロンドンやストックホルム、オスロのほか、シンガポヌルなどでも取り入れられおいたす。さらに、倧量のごみや廃棄物の凊理に぀いおは、リサむクルやリナヌスの仕組みを぀くり、その量を枛らす努力が続けられおいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "珟圚では、郜垂ず蟲村の間ばかりではなく、倧郜垂ず地方郜垂ずの間にも地域栌差が目立っおいたす。䞀般に、地方の䞭小郜垂では、倧郜垂に比べお雇甚の機䌚が少なく、劎働人口の倧幅な䌞びは期埅出来ないため、倧郜垂に出お行く若者が増えお高霢化も進んでいたす。人口の枛少ず高霢化は、同時に経枈掻動の停滞を招き、か぀お賑わいをみせた駅前や街䞊み党䜓が寂れる事態も起きおいたす。地方郜垂の商店街の䞭には、昌間からシャッタヌが閉められ、営業をしおいない店も少なくありたせん。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "日本の倧郜垂で生掻する人々の倚くは、郜垂・居䜏問題、面積が小さいわりに䟡栌の高い家をもち、たた通勀時間も比范的長い堎所に䜏んでいたす。東京・名叀屋・京阪神の䞉倧郜垂圏に人口が集䞭するようになったのは、特に高床経枈成長期以降です。それに䌎い、倧郜垂では䜏宅䞍足の状態が続き、地䟡も次第に高隰しおいきたした。たた、垂街地が呚蟺郚ぞず急速に拡倧し、郊倖では無秩序な開発が行われた結果、スプロヌル珟象もみられたした。䞀方、高局のオフィス街や官庁街が分垃する郜心地域では、居䜏する人の数が郊倖に比べお急激に少なくなり、空掞化が進行するドヌナツ化珟象もみられるようになりたした。", "title": "郜垂の成り立ち" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "䞀方、高床経枈成長期に開発・建蚭された倧阪府の千里ニュヌタりンや東京郜の倚摩ニュヌタりンなどでは、居䜏者の高霢化が急速に進んでいたすが、近幎は建物や傟斜地のバリアフリヌ化、老人犏祉斜蚭の建蚭などの察策が進められおいたす。", "title": "郜垂の成り立ち" } ]
本ナニットでは、集萜はどうしお出来おきたのかを解説したす。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校地理探究]]>村萜ず郜垂 本ナニットでは、集萜はどうしお出来おきたのかを解説したす。 == 集萜の成り立ち == === 集萜の立地条件 ===  人々が䞀定の堎所に集たり、居䜏しながら瀟䌚的な生掻をする空間を'''集萜'''ずいいたす。集萜は'''村萜'''ず'''郜垂'''の぀に区分されたす。 {| class="wikitable" !職業分垃 |- | 村萜では、人口が少なく人口・家屋密床も䜎く、蟲業や持業などの第次産業埓事者が倧倚数を占めおいたす。反察に、郜垂では、人口が倚く人口・家屋密床も高く、補造業などの第次産業や商業・サヌビス業などの第次産業の埓事者が倧倚数を占めおいたす。 |}  䞖界各地の様々な村萜は、いずれも居䜏村萜の機胜のための家屋だけでなく、生業や瀟䌚生掻のための斜蚭をも含んでいたす。蟲業を営む堎合には、家畜・蟲機具・飌料・肥料・収穫物などを玍めたり、䜜業をしたりする畜舎や玍屋、倉や䞭庭などが必芁です。たた、生掻や共同䜜業のために共同䜓コミュニティが圢成され、祭りなどの行事も行われたす。このため、寺瀟・教䌚・集䌚所なども重芁な斜蚭です。䜏居やこれらの斜蚭のほか、それぞれの蟲業経営に合わせた区画の蟲地や、そこぞの道路や甚氎路なども敎備されなければなりたせん。  持業を䞭心ずする村萜では、枯や船着き堎を䞭心にしお倚くの䜏居が密集しおいたす。こうした持村や、林業を生業の䞭心ずする山村でも、自家で消費するための自絊的な蟲業を行っおおり、乏しい平地に小芏暡な蟲地が芋られたす。 ==== 自然条件 ==== [[ファむル:Kiso Three Rivers and Nōbi Plain from Mount Tado.jpg|代替文=茪䞭集萜|サムネむル|朚曜川・長良川・揖斐川が合流する濃尟平野では、氎害を防ぐために呚囲を提防で囲んだ集萜が぀くられ、茪䞭集萜ずよばれおきたした。]]  珟圚、集萜はどこにでもみられるように思われたすが、歎史的にみるず、䞀定の芏則性をもっお特定の堎所に立地しおきたした。村萜は、生掻や蟲業・持業などの仕事の堎ずなるため、立地は自然条件に倧きく巊右されたす。たず、<u>生掻には氎が欠かせないため、立地に遞ばれるのは川や泉のほずりがほずんど</u>でした。河川䞋流郚の海岞付近、山麓郚、扇状地の扇端郚に集萜がみられるのも氎が埗やすいためです。さらに、生掻環境ずしおは高䜎差の少ない方が適しおいるため、平坊地に人口が密集するようになりたした。䞀方、<u>䜎地では、氎害を避けるために自然堀防や盛り土をした土地</u>などが遞ばれたす。濃尟平野の'''茪䞭集萜'''などは、呚囲に堀防を䜜っお氎害を克服しおきたした。たた、蟲業には気候条件も欠かせないため、村萜は、<u>極床に也燥した地域や寒冷な地域を避けお぀くられおいたす</u>。䞖界に目を向けるず、北半球の枩垯の山間地では、<u>日射量の倚い南向きの日なた斜面に立地した集萜</u>もみられたす。䞀方、砂挠やその呚蟺郚の也燥地域では、倖来河川の付近や、地䞋氎が豊富に埗られる'''オアシス'''などに早くから集萜が発達したした。ペヌロッパの堎合、人口分垃の粗密は、蟲耕掻動に深く関わっおきたオヌク林の北限である北緯床を境ずしおいたす。 {| class="wikitable" !オヌク林 |- | 萜葉広葉暹のナラ類の暹林をいいたす。萜葉が腐怍局を぀くり、やや肥沃な耐色森林土壌が発達したす。オヌク材は建築材や家具に利甚されたす。 |} ==== 瀟䌚条件 ====  人や物の亀流が掻発になるに぀れお、集萜の立地には、瀟䌚条件が匷く圱響するようになりたした。䟋えば、物資の亀易点ずなる山地ず平野ずが接する堎所や、䞻芁亀通路沿い、重芁な道路の亀わるずころなどには、数倚くの集萜が発達したした。関東平野の呚蟺郚にみられる'''谷口集萜'''は、その兞型です。  内陞アゞアの遊牧地域ず蟲耕地域ずが接する堎所の近くにも、䞡者の亀易によっお発達した集萜がみられたす。倖敵や疫病から身を守るため、䞘陵や高台に発達した'''䞘䞊集萜'''も芋られたす。さらに、ペヌロッパのように氎䞊亀通の発達した地域では、河川の合流点や河口郚などに倧芏暡な集萜が発達したした。  やがお蟲業や持業を䞻ずする集萜だけでなく、商業や政治などの新たな機胜をもった集萜も発達するようになりたした。これらの集萜は、呚蟺の地域ぞの圱響力を次第に匷めるようになり、倚くの人口を抱える䞭心集萜に成長しおいきたした。倚くの集萜は、䞀般に、これらの自然条件ず瀟䌚条件が組み合わさっお立地しおいたす。 === 村萜の圢態ず機胜 ===  村萜は、家屋の分垃圢態によっお、倧きく'''集村'''ず'''散村'''ずに分けられたす。歎史の叀い地域では、田怍えや皲刈りなどの共同䜜業が倚いため、村萜共同䜓のたずたりで居䜏するのが適しおいたした。そうした人々が家屋を密集させお居䜏するようになった村萜を集村ずいいたす。䞭でも䞍芏則な塊ずなっお䞊ぶ'''塊村'''が自然に出来䞊がりたした。 ==== 集村 ====  ペヌロッパの村萜圢態はほずんど平野郚を䞭心ずした集村です。家族を逊うための蟲地面積が小さくお枈み、地圢的な制玄もあたりないからです。䞭䞖以降の開拓地域では、村萜は道路を基準ずしお蚈画的に぀くられたため、家屋は道路や氎路に沿っお分垃したした。こうした集村を'''路村'''ずよびたす。路村の背埌に现長い垯状の耕地が均等に割りあおられおいたす。ドむツやポヌランドの森林地域に発達した'''林地村'''は、路村の䞀類型です。  '''広堎村'''や'''円村環村'''ずよばれる集村では、倖偎に家屋を配眮しお村の䞭心に広堎を぀くり、そこに教䌚や共同牧堎などを蚭けたした。治安が悪くなった時には、防埡の機胜も果たしたした。防埡の機胜をもっおいた村萜ずしおは、ほかに䞭囜の'''囲郭村'''などにみられたす。 ===== 日本の村萜圢態 =====  日本の村萜をみるず、山地や䞘陵の麓、盆地の呚瞁、沖積地の埮高地などに集村塊村がよく分垃しおいたす。䞭䞖埌期から近䞖初期にかけお、皲䜜甚の蟲業甚氎の管理や'''環濠集萜'''のように䟵入する倖敵ぞの防埡などが必芁になり、集たっお䜏んだ結果です。䞀方、地圢や道路に沿っお列状に䞊ぶ集萜を'''列状村'''ずいいたす。列状村のうち、街道沿いに䞊ぶ集萜を街村、道路に沿っお蟲家などが䞊ぶ集萜を路村ずもよびたす。䟋えば、海岞平野に平行する海岞砂䞘・浜堀や、河川沿いの自然堀防には起䌏に沿っお集萜が䞊びたす。寺瀟ぞの参詣路沿いや街道沿いには門前町や宿堎町がみられたす。江戞時代、歊蔵野の台地などに開拓された新田集萜や、明治時代、北海道の譊備ず開拓を目的ずしお蚭眮された'''屯田兵村'''には、道路沿いに短冊状に蟲家ず耕地が䞊ぶ圢態も芋られたす。 {| class="wikitable" !新田集萜 |- | 甚氎の開削や開発技術の発達などを背景に、近䞖に入り蚈画的に建蚭された集萜です。台地・砂䞘などのほか、浅海・湖沌などの干拓地に分垃したす。ペヌロッパにも、日本の新田集萜に発生の経緯や圢態がよく䌌た林地村や湿地村がありたす。ドむツ北郚やむギリスなどに倚く分垃しおいたす。 |} ==== 散村 ====  蟲家が戞ず぀分散しお居䜏する村萜は、散村ずよばれたす。散村は、開発の歎史が比范的新しく、蟲業の経営芏暡の倧きいずころによく芋られたす。各蟲家の呚りに耕地を集めやすい利点があり、どの蟲家も耕地たでの距離が近いため、日頃の耕䜜や収穫に䟿利です。散村は、アメリカ合衆囜やカナダの土地分割制床'''タりンシップ制'''によっお土地区画がなされた地域や、オヌストラリアの小麊栜培地域、北海道の開拓地などのように、蚈画的に区画された蟲地が広がる地域によくみられたす。たた、散村は、北ペヌロッパやむタリア北郚、アルプス地域などにみられたす。近代に入っおからの'''囲い蟌み運動'''や、政策による蟲地の敎理統合によっお出来たした。特に山間郚の冷涌な地域では、地圢的な制玄もあっお穀物栜培が出来ず家畜飌育に䟝存しおいたため、散村や、数戞の家屋からなる小村が適しおいたした。  本州以南の日本でも、最近たで砺波平野や出雲平野、倧井川扇状地などで兞型的な散村がみられたした。しかし、ペヌロッパのように政策で倧芏暡に進められた散村に比べ、日本の散村は、小芏暡に進められ、今ではそこにも垂街地化の波が抌し寄せおきおいたす。 === 村萜共同䜓の倉容 ===  村萜に居䜏する人々は、䌝統的に土地ずの぀ながりが匷く、䞀般に村萜ずその呚蟺の限られた範囲の䞭でよく日垞生掻を過ごしたす。たた、䞻に䜕䞖代にもわたっおそこに䜏み続けおきた人々によっお構成されおいるため、䜏民盞互の結び぀きが匷く、長い時間をかけお緊密な村萜共同䜓が圢成されおきたした。しかし、近幎、その倉化が激しくなっおいたす。䟋えば、日本の蟲村や山村では、これたで䌝統的な村祭りや冠婚葬祭、蟲䜜業などを通じお、人々はお互いに協力し合っおきたした。第二次䞖界倧戊埌の高床経枈成長期から、郜垂郚での雇甚の機䌚を求めお村を離れる若者が盞次ぎたした。その結果、郜垂呚蟺郚の䞘陵地や蟲地は切り開かれ、䜏宅やビルが建ち䞊ぶようになりたした。この珟象を村萜の'''郜垂化'''ずいいたす。さらに、若者が逃げた村萜では極端な人口枛少過疎化ず高霢化を招きたした。珟圚、倧郜垂から遠く離れた山間の地域では、人口の以䞊が歳以䞊の高霢者によっお構成される蟲村や山村も珍しくありたせん。このような村萜では、共同䜓ずしおの機胜の維持が困難ずなっおおり、村自䜓の存続も限界に達しおいるずいわれおいたす。  䌝統的な村萜の人口流出や䜏民の高霢化は、日本ず同様に、パリ盆地南郚の円村がみられる地域など、ペヌロッパの村萜でも起きおいたす。そこでは、蟲村の䌝統的な景芳が倧きく倉化し、䞭䞖以来続いおきた共同䜓のしくみの急激な厩壊も進んでいたす。  このように、第次産業埓事者が暮らす村萜ず第次・第次産業埓事者が集䞭しお居䜏する郜垂ずの区別は難しくなっおいたす。 == 郜垂の成り立ち == === 郜垂の発達ず圢態 === ==== 郜垂がも぀機胜ず郜垂化 ====  人々は、なぜ郜垂に集たるのでしょうか。倚くの郜垂には、各皮の専門店やデパヌト、ホテル、銀行などが芋られたす。たた、圹所や孊校のほか、博物通・矎術通・ホヌルなども倚数ありたす。このような郜垂斜蚭は、商業・政治・教育・嚯楜などの拠点ずなり、その郜垂に䜏んでいる人々だけでなく、呚囲の村萜や近くのより小さな郜垂に䜏んでいる人々もよく利甚したす。郜垂がもっおいる、このような'''財'''ず'''サヌビス'''を提䟛する圹割を'''䞭心地機胜郜垂機胜'''ずいいたす。  倚くの郜垂ずその呚蟺ずは鉄道や道路で結ばれ、電車やバスなどの公共亀通機関が敎備され、発達しおいたす。郜垂は、財が移動し、人々が亀流する'''結節点'''ずもなっおいたす。倚数の劎働者が集たっおモノを生産する機胜をも぀郜垂もありたす。芏暡の倧きな郜垂には、倧䌁業の本瀟や支瀟などの管理機胜が集䞭し、これらに関連する情報サヌビス業や生産者サヌビス業も集積したす。様々な機胜を䜵せ持った郜垂は、'''耇合郜垂'''ずなりたす。  人々は、このような機胜に埓事するために、あるいは倚皮倚様なサヌビスを求めお郜垂に集たりたす。こうしお'''郜垂化'''が䞀局進みたす。 ==== 歎史的背景 ====  郜垂の成立は叀代たで遡りたす。ギリシャの郜垂囜家ポリスはアクロポリスずよばれる䞘を䞭心に発達し、メ゜ポタミアのバビロン、䞭囜の長安珟圚の西安、日本の平城京や平安京は、宮殿を䞭心に蚈画的に建蚭された郜垂でした。叀代の郜垂は、政治を執り行う神殿や王宮などを䞭心にも぀、'''政治機胜'''の匷い郜垂でした。  しかし、広く発達するのは、ペヌロッパなどで亀易が盛んになり'''亀易郜垂'''があらわれた䞭䞖以降です。こうした郜垂には、倖敵の䟵入を防ぐために呚囲を高い城壁で取り囲んだ'''城郭郜垂'''に起源を持ちたす。  たた、垂民は商業や手工業などの経枈力を背景に領䞻や囜王から自治暩を獲埗したした。その結果、'''商業機胜'''を䞭心ずした郜垂が発達したした。ブレヌメンやハンブルクやベネチアはその代衚䟋です。  近代になっお産業革呜が波及するず、炭田や枯湟呚蟺に工業を䞭心ずする郜垂が生たれ、倚くの劎働者が集䜏するようになりたした。さらに関連産業も集たり、様々な機胜をもった倧郜垂に成長したした。  このような郜垂発達の経緯は、日本でも同じようにみられたす。城郭は、初期には防埡に有利な山地や台地の先端郚に䜜られたしたが、戊囜時代を過ぎるず亀易に䟿利な河口や河川沿いの平地に築かれるようになりたした。特に、江戞時代に入っお瀟䌚が安定するず、'''城䞋町'''や'''枯町'''が発展したした。日本の郜道府県庁所圚地は、行政や経枈の拠点ずなっおいた城䞋町から発展しおいたす。 {| class="wikitable" !産業革呜期の郜垂の分垃 |- | ペヌロッパでは産業革呜期以降に、工業化ず結び぀いた倧きな郜垂が発達したしたが、むギリスのバヌミンガムやドむツのルヌル地域の郜垂などのように、倚くは炭田近くに立地したした。 |- !枯町の発展 |- | 枯町ずしお開発され、その埌倧きく発展した䟋ずしおは、青森や新期があげられたす。 |} ==== 郜垂の機胜 ====  私達が䜏む郜垂は、䞀般に行政・文化・生産・消費・亀通などの様々な郜垂機胜を備えおいたす。フランスのニヌスは、近くのカンヌやモナコなどず䞊んで、䞖界有数の'''芳光保逊郜垂'''ずしお知られおおり、ペヌロッパをはじめずしお䞖界各地から倚くの人々が蚪れたす。芳光保逊郜垂は、芳光や避暑・避寒を目的ずしおいたす。日本では軜井沢が圓おはたりたす。  たた、゚ルサレムはナダダ教・キリスト教・むスラヌムの聖地です。宗教に関わる機胜が卓越した'''宗教郜垂'''ずしお、䞖界䞭の信者の信仰を集めおいたす。蚈画的な垂街地をも぀ブラゞリアやキャンベラは、銖郜・行政機胜を集める目的で建蚭された'''政治郜垂'''です。フランクフルトやニュヌペヌクは、䞖界的芏暡の'''商業・金融郜垂'''ずしお知られおいたす。オックスフォヌドやハむデルベルクは、倧孊や研究機関を䞭心ずした'''孊術郜垂'''ずしお知られおいたす。  さらに、江戞時代からの繊維産業地域にある愛知県豊田垂は、繊維関連産業で蓄積しおきた技術を自動車産業に応甚し、䞖界的芏暡の自動車'''工業郜垂'''ずしお発展したした。しかし、郜垂は発展すればするほど様々な機胜を䜵せ持ちたすので、珟圚では、䞀぀の機胜のみが優れおいる郜垂はあたりありたせん。 ==== 郜垂の圢態 ====  郜垂は、道路網の圢態によっおも分類出来たす。北京やニュヌペヌクの街は'''盎亀路型'''で、アゞアの叀代郜垂や新倧陞などによくみられたす。パリやモスクワなどは、幎代から幎代にかけお'''攟射環状路型'''に発展した郜垂で、道路網が集䞭する䞭心点に宮殿や蚘念碑などをおき、銖郜ずしおの嚁厳ず矎芳を優先した構造になっおいたす。西アゞアや北アフリカに倚くみられる迷路型は、倖敵の䟵入を防ぐずずもに、匷い日射しを遮る効果がありたす。このほか、ワシントンのような'''攟射盎亀路型'''もみられたす。䞀般的に、倚くの郜垂は、村萜に比べるず蚈画的に぀くられおいたす。  こうした道路網は平面的ですが、垂盎的にも、郜垂の発展圢態には様々な違いがみられたす。ペヌロッパでは、旧垂街などの䞭心郚に䜎い建物が密集し、高局ビルは郊倖に建おられおいたす。歎史的景芳を重芖するため、郜心郚での高局ビルの建蚭が制限されおいるからです。䞀方、北アメリカでは郜垂の歎史が新しいため、郜心郚では高局ビルの開発が進んでいるのに察しお、郊倖には䞀戞建おの䜏宅や䜎階局の建物がありたす。 === 郜垂の拡倧ず郜垂圏 === ==== 郜垂の拡倧 ====  郜垂は絶えず拡倧しおいたす。䟋えば、パリは䞖玀頃にセヌヌ川の䞭掲であるシテ島を䞭心に発達し、䞖玀には城壁が築かれ、ペヌロッパの代衚的な䞭䞖郜垂ずなりたした。その埌、城壁の修埩・建築を繰り返し、䞖玀初めには、垂街は珟圚の぀のタヌミナル駅に囲たれる区域にたで拡倧したした。さらに䞖玀半ばには垂街の倖偎に新たに城壁珟圚の高速道路環状線が築かれ、人口も䞇に達したした。珟圚、さらに呚蟺に新しい垂街地が広がっおいたす。 ==== 倧郜垂圏の機胜 ==== [[ファむル:䞭心業務地区.jpg|右|フレヌムなし|309x309ピクセル]]  倧郜垂圏の䞭心郚'''郜心'''は、亀通機関や情報通信網が集䞭し、郜垂圏の䞭枢ずなっおいたす。ここには、政府・行政機関などの官公庁街や金融業、倧䌁業・倚囜籍䌁業の本瀟や支瀟などが集䞭したす。これは'''䞭心業務地区'''ずよばれ、ニュヌペヌクのマンハッタンやロンドンのシティなどが兞型的な䟋です。䞭心業務地区の特城は次の通りです。 * 郜心にある地䟡は高いので、ビルの高局化が進み、そこには䌁業のオフィスが数倚く入っおいたす。特に南北アメリカやオヌストラリアの郜垂などでは超高局ビルが集䞭したす。地䞋斜蚭の開発も盛んで、ショッピングセンタヌや駐車堎など、土地の垂盎的な利甚が行われおいたす。 * ペヌロッパの郜垂では、郜心でも歎史的な垂街の保存に努めおいるため、高局ビルはむしろ郜心の瞁蟺に倚く芋られたす。 * ブランド品を扱う高玚専門店街やデパヌト、ホテルなどの斜蚭は、に混圚するか隣接するように立地したす。 * 郊倖からの亀通の䟿がよいため、仕事ず生掻の堎を切り離す'''職䜏分離'''が進んでおり、昌間人口が倜間人口を䞊回っおいたす。 * 䞭心業務地区の呚蟺郚には、小売・卞売業地区、䜏宅地区、工業地区などが発展し、合わせお䞀぀のたずたりを぀くるようになりたす。  郜心ず倖瞁の新しい䜏宅・工業地域の䞭間に䜍眮する叀くからの垂街地は、䜏宅や商店・工堎などの様々な郜垂機胜がよく混圚したたたになっおいたす。アメリカでは、䜎所埗局の人々や高霢者、倖囜人劎働者などの居䜏地ずなっおいるずころも芋られたす。  たた、郜心の呚蟺郚には、郊倖ぞ向かう鉄道のタヌミナルを䞭心にしお商業・嚯楜斜蚭の集䞭した'''副郜心'''や'''新郜心'''が発達したす。東京の枋谷、池袋、倧阪の倩王寺、埌玉県さいたた垂などがその䟋です。ロンドンやパリでも同様の䟋が芋られたす。  このような地区ごずに分かれる機胜の違いは、'''郜垂の内郚構造'''ずよばれたす。その特城は、これたで同心円構造デル、扇圢構造モデル、倚栞心構造モデルなどによっお説明されおきたした。しかし、実際には、地圢や河川などの自然環境のほかに、地䟡や亀通網にも巊右されるため、それらが入り亀じった耇雑な構造になっおいたす。 ==== 郜垂圏ずその拡倧 ====  郜垂が発達するに぀れお、垂街が拡倧し、呚蟺地域の郜垂化も進みたした。倧郜垂の呚蟺では、倧郜垂ぞ通勀する人々が䜏む䜏宅郜垂'''ベッドタりン'''が぀くられ、移転した工堎や倧孊、研究所などを䞭心ずしお新しい郜垂も圢成されたした。日本では倧阪府の千里ニュヌタりン、東京郜の倚摩ニュヌタりンのような䜏宅郜垂や、筑波研究孊園郜垂、関西文化孊術研究郜垂などが兞型的な䟋です。このように倧郜垂の呚蟺に立地し、倧郜垂の機胜の䞀郚を担う郜垂は'''衛星郜垂'''ずよばれたす。 ==== 倧郜垂圏の圢成 ====  倧郜垂に成長した郜垂は、呚蟺地域に工業補品やサヌビスを提䟛したす。䞀方、呚蟺地域は郜垂に蟲産物を䟛絊したり、通勀・通孊者を送り蟌みたす。こうしお、日垞生掻の䞊で郜垂機胜を通じお郜垂ず密接な関係をもち、郜垂を䞭心に日垞生掻や生産掻動が䞀䜓ずなる地域が圢成されたす。その範囲を'''郜垂圏'''ずよびたす。  郜垂圏の範囲は䞭心ずなる郜垂の人口芏暡ず密接に関係したす。倧きな郜垂ほど政治・経枈・文化の䞭心ずなる機胜が集䞭するため、呚蟺地域に及がす圱響力は匷くなり、郜垂圏も広くなりたす。こうした倧郜垂を'''メトロポリス巚倧郜垂'''ずよび、パリ・東京・ゞャカルタなどが挙げられたす。たた、行政䞊の垂域を越えお呚蟺地域を合わせた郜垂圏の範囲を'''倧郜垂圏メトロポリタン゚リア'''ずいいたす。これに察しお、連続する倚くの郜垂が、亀通網や情報通信網などによっお、広範囲に䞀぀のたずたりずしお密接に぀ながった'''メガロポリス巚垯郜垂'''も珟れたした。代衚䟋ずしお、アメリカ北東岞地域や日本の東海道メガロポリスがあげられたす。  さらに、経枈・瀟䌚のグロヌバル化の䞭で、人や物・情報・資金などの囜際流動も掻発になり、ニュヌペヌクやロンドン・銙枯などは、囜際金融垂堎や倚囜籍䌁業などが集䞭する'''䞖界郜垂グロヌバルシティ'''ずしお発展しおいたす。 === 郜垂システムの圢成ず囜際化 === ==== 䞭枢管理機胜ず郜垂 ====  日本や䞖界の囜々の行政機関は、それぞれの管蜄地域の行政の䞭心ずしお機胜するだけでなく、囜・県・垂町村、あるいは連邊・州・垂町村などずいった行政組織によっお、盞互に連絡・指瀺がされおいたす。䌁業の本瀟・支瀟・支店・営業所なども、䌁業内での情報・指什を䌝える'''ネットワヌク'''を圢成しおいたす。これらの各組織は、倧量の情報を収集・蚘録するずずもに、加工しお新たな情報を぀くり出し、発信しおいきたす。各皮のデヌタを収集し、経営方針やその実斜のための方策を決定しお連絡する機胜を'''䞭枢管理機胜'''ずいい、関係する地域の政治・経枈や瀟䌚生掻に重芁な圱響を䞎えたす。  郜垂には、それぞれの芏暡に応じお倚くの䞭枢管理機胜が集積しおいたす。珟代のように情報瀟䌚ずなり、経枈の䞖界的な結び぀きが匷くなるず、その圹割は極めお倧きくなりたす。 ==== 階局性をも぀郜垂郜垂システム ====  䞭枢管理機胜を担う郜垂は、情報・指什のネットワヌクの䞭枢ずなりたす。䞀方、出先機関や支店がおかれる䞭小の郜垂では、情報・指什の発信よりも受信機胜に重点をおく傟向がありたす。倧小様々な芏暡の郜垂は、政治的・経枈的な機胜を通じお、䞊䜍から䞋䜍ぞず盞互に階局的関係で結び぀いおいたす。このような郜垂間にみられる盞互の関係を'''郜垂システム'''ずいいたす。 ==== 倚様な郜垂システムず銖䜍郜垂 ====  むギリスやフランスでは、䞭枢管理機胜の銖郜ぞの集䞭床は日本よりさらに倧きく、'''䞀極集䞭型'''を瀺したす。䞀方、ドむツでは、逆に䞭枢管理機胜が倚くの郜垂に分散する'''倚極分散型'''を瀺したす。アメリカでは、䞭枢管理機胜の集䞭の床合いずしおはニュヌペヌクの銖䜍は倉わらないものの、ロサンれルスなどほかの郜垂の比重が増倧しおおり、党䜓ずしおは分散する傟向が芋られたす。  郜垂の発達は、郜垂を人口芏暡の順に䞊べおみるずよくわかりたす。䞀般的に、郜垂の発達の歎史が叀い囜ほど、人口芏暡が䜍の郜垂ず䜍以䞋ずの隔たりは倧きくありたせん。これに察しお、第次䞖界倧戊埌に怍民地から独立した囜々では、銖郜など優先的に資本が投䞋された郜垂に、政治・経枈・文化などの䞭枢機胜が集䞭しおいたす。さらに、蟲村から職を求めお人口が流入するため、䜍以䞋の郜垂ずの差が非垞に倧きくなりたす。このような郜垂を'''銖䜍郜垂プラむメヌトシティ'''ずいいたす。 === 郜垂問題 ===  䞖玀埌半以降の䞖界の倧郜垂の人口増加をみるず、パリやニュヌペヌクのように早くから郜垂化の進んだ郜垂より、発展途䞊囜の郜垂の方が急速に増加しおいたす。そのため、'''瀟䌚基盀むンフラ、むンフラストラクチャヌ'''の敎備が远い぀かず、居䜏環境が劣悪なたた改善されおいたせん。 {| class="wikitable" !瀟䌚基盀むンフラ、むンフラストラクチャヌ |- | 道路・䜏宅・鉄道・電気・ガス・文教斜蚭・病院など、公共性の高い産業や生掻の基瀎ずなる瀟䌚斜蚭や蚭備をいいたす。この敎備状況をみれば、郜垂の発展床や成長床が分かりたす。 |} ==== 発展途䞊囜の郜垂問題 ==== ===== スラムの圢成 ===== [[ファむル:Office Towers and Favela - Rio de Janeiro - Brazil.jpg|サムネむル|リオデゞャネむロのスラム]]  発展途䞊囜の倧郜垂では、郜垂の内郚や鉄道・䞻芁道路沿いなどに'''スラム䞍良䜏宅街'''が圢成されおおり、垂街地の拡倧に䌎っお郜垂呚蟺郚にも増えおきおいたす。政府機関や商業斜蚭が集たる近代的な郜心郚のすぐそばに、劣悪な居䜏環境のスラムが広がる郜垂もありたす。スラムの䞭には、氎道や電気が䞍法に匕かれ、䞋氎凊理の蚭備も敎っおいない堎所もありたす。そのため氎質汚濁を招き、熱垯の地域では感染症もよく発生したす。  スラム居䜏者のほずんどは、蟲村郚での貧困に耐えかねお郜垂郚に出おきた人々です。圌らは、蟲業の倧芏暡化や機械化、郜垂郚ぞの産業の集䞭などによっお土地や仕事を倱い、蟲村から抌し出されおきた蟲民やその家族が䞻䜓ずなっおいたす。しかし、郜垂に移り䜏んでも定職に就ける人々はわずかで、露倩商や修理業などの'''むンフォヌマルセクタヌ'''ずよばれる郚門で働き、生掻を支えおいる人もいたす。この郚門で働く人々の䞭には、'''ホヌムレス'''や芪・芪戚などによっお逊育・保護されずに路䞊で集団生掻する'''ストリヌトチルドレン'''なども含たれおいたす。たた、生蚈を立おられない者の䞭には、生掻苊から逃れるため、密茞や麻薬取匕などずいった犯眪に手を染めおいく堎合もみられたす。 {| class="wikitable" !むンフォヌマルセクタヌ |- | 小芏暡な小売業・サヌビス業・補造業などのうち、正匏な雇甚契玄や瀟䌚保障がないような劎働環境での経枈掻動をいいたす。露倩商のほか、自転車タクシヌの運転手、路䞊の職人や修理業者、廃品回収業者など様々な仕事がありたす。䞀般に収入は䜎く、皎金も玍めおいたせん。日本のブラック䌁業や零现䌁業ず同じような意味合いです。 |} ===== 発展途䞊囜の郜垂問題解決 =====  発展途䞊囜では、郜垂環境や生掻・居䜏環境などに぀いおの様々な郜垂問題を抱えおいたすが、その解決には莫倧な費甚ず長い時間を必芁ずしおいたす。たた、䞀般に発展途䞊囜の郜垂問題は、いく぀かの課題が耇合的に関連しおいる堎合が少なくありたせん。珟圚では、倧郜垂を䞭心に、郜垂内の道路敎備や公共亀通機関の充実化、䞊䞋氎道の敷蚭、安定した電力の䟛絊など、郜垂の基盀敎備が進められおいたす。䜎所埗者局向けに安䟡な䜏宅を建蚭しお、スラムの䜏民やホヌムレスなどに提䟛しおいたす。  しかし発展途䞊囜の䞭には、むンフレや諞倖囜からの債務の増加など䞍安定な経枈状況に苊しんでおり、その察策が十分に進められおいない囜もありたす。このため、先進囜に郜垂基盀敎備の協力を求めおいる囜もありたす。これに察しお、䟋えばなどの手による䜏宅建蚭や、ストリヌトチルドレンのための孊校づくりなども行われるようになっおきおいたす。 ==== 先進囜の郜垂問題 ==== ===== 郜垂環境の悪化 =====  先進囜の倧郜垂では、第次産業に比べお、第次産業に携わる人々の割合が高く、そこに䜏む人々は医療・犏祉・教育・嚯楜などずいった様々なサヌビスを受けれたす。しかし、掻発な郜垂掻動によっお、ごみや建蚭珟堎・工堎からの産業廃棄物、病院などからの医療廃棄物などが倧量に排出され、その凊理には䞍法投棄の問題も含めお、倚額の費甚ず劎力がかけられおいたす。たた、䞊䞋氎道の敎備や垂街地の照明、䜏宅やオフィスの冷暖房、道路や鉄道などの亀通網の敎備・維持、むンタヌネットや携垯電話などずいった情報・通信網の拡充にも、石油や電力などの゚ネルギヌのほか、莫倧な費甚を必芁ずしたす。さらに、こうした倧量の゚ネルギヌ消費が、倧気汚染や郜心郚における気枩䞊昇など、郜垂環境の悪化や環境負荷の増倧に倚く関係しおいたす。このような問題は、䞀぀の郜垂では解決出来ず、広域的な地域の課題ずしお取り組たなくおはなりたせん。 ===== むンナヌシティ問題 =====  アメリカ合衆囜やペヌロッパなどの倧郜垂の䞭には、郜心郚やその呚蟺の叀くからの垂街地にあたる地域で、むンナヌシティ問題が顕圚化しおいるずころもみられたす。早くから垂街化した地域は、道路が狭く建物やラむフラむンなどの瀟䌚基盀の老朜化が進んでいたす。そのため、䜎所埗者や移民・高霢者などが郜心郚に取り残されやすく、地区の財政悪化や、地域コミュニティの厩壊、治安の悪化などが瀟䌚問題になっおいたす。 {| class="wikitable" !ラむフラむン |- | 䞀般に電気・ガス・氎道・食料などの茞送ルヌトをいいたす。英語の意味は、生呜線を衚したす。 |}  しかし、いく぀かの郜垂では、老朜化した䜏宅や工堎・操車堎などの斜蚭を取り壊しお再開発を行っおいたす。その跡地に新しい商業斜蚭や高玚な高局䜏宅が建蚭され、比范的豊かな人々が流入するゞェントリフィケヌションずよばれる珟象がみられたす。 {| class="wikitable" !ゞェントリフィケヌションの短所 |- | 地䟡や家賃が䞊昇しお、これたで䜏んでいた人が出お行かざるを埗なくなり、埓来のコミュニティが倱われる䟋もみられたす。 |} ===== 先進囜の郜垂問題解決ぞの取り組み =====  先進囜の倧郜垂では、郜心地域の空掞化や極床の機胜集䞭ずいった郜垂問題を解消するため、様々な再開発が行われおいたす。䟋えば、パリ郊倖のラ・デファンス地区では、郜垂機胜の䞀郚を担う副郜心が圢成されおおり、そこには高局のオフィスビルや高玚アパヌト、ショッピングセンタヌなどがありたす。たた、ペヌロッパの倧郜垂では、郜心地域に残る䌝統的な建物を、か぀おの雰囲気を残しながら再開発しおいる䟋が少なくありたせん。䞀方、郜心地域で䟛絊が過剰ぎみずなったオフィスビルを改装し、䜏宅ずしお利甚する詊みも行われおおり、利䟿性を求める人々に泚目されおいたす。ロンドンのテムズ川やパリのセヌヌ川の呚蟺、日本の枯湟郜垂などでは、'''りォヌタヌフロント開発'''が進められおいたす。このように再開発された地域は、海倖からも芳光客を集める人気スポットずなっおいるずころがありたす。 {| class="wikitable" !りォヌタヌフロント開発 |- | 物流や産業構造の倉化などによっお䜿われなくなった、氎蟺の倉庫街や工堎跡などの広倧な土地に、䜏宅やショッピングセンタヌ、嚯楜斜蚭などを建蚭する開発をいいたす。日本では、東京湟岞の台堎、汐留、暪浜のみなずみらい、幕匵新郜心などがその兞型ずなっおいたす。 |}  しかし近幎では、人口の集䞭に応じた垂街地の拡倧やむンフラの敎備を䞀方的に進めるのではなく、呚囲の環境や資源・゚ネルギヌの消費に配慮し、公共サヌビスの効率性をより高めた郜垂の建蚭を意味する'''サスティナブルシティ持続可胜な郜垂'''や'''゚コシティ環境共生郜垂'''の実珟を目指す考え方がペヌロッパや日本で暡玢されおいたす。亀通枋滞や排ガスによる倧気汚染の緩和に向けおは、'''パヌクアンドラむド'''や'''ロヌドプラむシング制床'''が取り入れられおいたす。パヌクアンドラむドは、自宅から自動車やバむクで郊倖にある公共亀通機関の駅近くたで行き、それらを駐車させたあず、鉄道やバスで通勀や買い物など、自分の目的地に向かう亀通システムです。この仕組みは、ドむツのフラむブルクやフランスのストラスブヌルなどで取り入れられおいたす。これに察しお、ロヌドプラむシング制床は、平日の日䞭、官庁街やオフィス街、芳光地や商業斜蚭などが集たる郜心郚に乗り入れる自動車に課金するもので、ロンドンやストックホルム、オスロのほか、シンガポヌルなどでも取り入れられおいたす。さらに、倧量のごみや廃棄物の凊理に぀いおは、リサむクルやリナヌスの仕組みを぀くり、その量を枛らす努力が続けられおいたす。 ==== 日本の郜垂・居䜏問題 ==== ===== 郜垂の地域栌差 =====  珟圚では、郜垂ず蟲村の間ばかりではなく、倧郜垂ず地方郜垂ずの間にも地域栌差が目立っおいたす。䞀般に、地方の䞭小郜垂では、倧郜垂に比べお雇甚の機䌚が少なく、劎働人口の倧幅な䌞びは期埅出来ないため、倧郜垂に出お行く若者が増えお高霢化も進んでいたす。人口の枛少ず高霢化は、同時に経枈掻動の停滞を招き、か぀お賑わいをみせた駅前や街䞊み党䜓が寂れる事態も起きおいたす。地方郜垂の商店街の䞭には、昌間からシャッタヌが閉められ、営業をしおいない店も少なくありたせん。 ===== 人口の集䞭ず居䜏 =====  日本の倧郜垂で生掻する人々の倚くは、郜垂・居䜏問題、面積が小さいわりに䟡栌の高い家をもち、たた通勀時間も比范的長い堎所に䜏んでいたす。東京・名叀屋・京阪神の䞉倧郜垂圏に人口が集䞭するようになったのは、特に高床経枈成長期以降です。それに䌎い、倧郜垂では䜏宅䞍足の状態が続き、地䟡も次第に高隰しおいきたした。たた、垂街地が呚蟺郚ぞず急速に拡倧し、郊倖では無秩序な開発が行われた結果、'''スプロヌル珟象'''もみられたした。䞀方、高局のオフィス街や官庁街が分垃する郜心地域では、居䜏する人の数が郊倖に比べお急激に少なくなり、空掞化が進行する'''ドヌナツ化珟象'''もみられるようになりたした。  䞀方、高床経枈成長期に開発・建蚭された倧阪府の千里ニュヌタりンや東京郜の倚摩ニュヌタりンなどでは、居䜏者の高霢化が急速に進んでいたすが、近幎は建物や傟斜地のバリアフリヌ化、老人犏祉斜蚭の建蚭などの察策が進められおいたす。 [[カテゎリ:高等孊校教育|地]]
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2023-02-02T09:55:41Z
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劎働基準法第8条
コンメンタヌル>劎働基準法 削陀 (適甚事業の範囲)
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コンメンタヌル劎働基準法
[[コンメンタヌル]][[劎働基準法]] ==条文== <big><big>'''削陀'''</big></big> 適甚事業の範囲 ;第8条   :この法埋は、巊の各号の䞀に該圓する事業又は事務所に぀いお適甚する。䜆し、同居の芪族のみを䜿甚する事業若しくは事務所又は家事䜿甚人に぀いおは適甚しない。 #物の補造改造加工修理浄掗遞別包装装食仕䞊販売のためにする仕立砎壊若しくは解䜓又は材料の倉造の事業電気ガス又は各皮動力の発生倉曎若しくは䌝導の事業及び氎道の事業を含む。 #鉱業石切業その他土石又は鉱物採取の事業 #土朚建築その他工䜜物の建蚭改造保存修理倉曎砎壊解䜓又はその準備の事業 #道路鉄道軌道玢道船舶又は航空機による旅客又は貚物の運送の事業 #船きよ船舶岞壁波止堎停車堎又は倉庫における貚物の取扱の事業 #土地の耕䜜若しくは開墟又は怍物の栜怍栜培採取若しくは䌐採の事業その他蟲林の事業 #動物の飌育又は氎産動怍物の採捕若しくは逊殖の事業その他の畜産逊蚕又は氎産の事業 #物品の販売配絊保管若しくは賃貞又は理容の事業 #金融保険媒介呚旋集金案内又は広告の事業 #映画の制䜜又は映写挔劇その他興業の事業 #郵䟿又は電気通信の事業 #教育研究又は調査の事業 #病者又は虚匱者の治療看護その他保健衛生の事業 #旅通料理店飲食店接客業又は嚯楜堎の事業 #焌华枅掃又はず殺の事業 #前各号に該圓しない官公眲 #その他呜什で定める事業又は事務所  ==解説== :劎働基準法の適甚範囲に぀いお列挙し芏定しおいたものであるが、1998幎平成10幎機胜を[[劎働基準法別衚第1|別衚第1]]に継承し削陀。 :なお、䜆し曞きは、[[劎働基準法第116条|第116条]]第2項に移動。 ---- {{前埌 |[[劎働基準法]] |[[劎働基準法#第1ç«  総則 (第1条第12条)|第1ç«  総則]] |[[劎働基準法第7条]]<br />公民暩行䜿の保障 |[[劎働基準法第9条]]<br />劎働者の定矩 }} [[category:劎働基準法|008]] [[category:劎働基準法 1998幎改正|008]] [[category:削陀又は廃止された条文|劎基008]]
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2022-09-28T16:27:35Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
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劎働基準法の斜行に関する件
コンメンタヌル>劎働基準法 本文曞は、1947幎(昭和22幎)9月13日発基第17号ずしお、劎働次官(埌に劎働事務次官)から郜道府県劎働基準局長宛に通達されたものである。法の適甚解釈ずしお参考ずなるため掲茉する。なお、節タむトル・項番、区切り点等は適宜付す。 重倧過倱ずは故意に類する過倱の意であ぀お、その認定は特に厳栌に行い抂ね次の基準によ぀お取り扱うこず。
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コンメンタヌル劎働基準法 本文曞は、1947幎(昭和22幎)9月13日発基第17号ずしお、劎働次官埌に劎働事務次官から郜道府県劎働基準局長宛に通達されたものである。法の適甚解釈ずしお参考ずなるため掲茉する。なお、節タむトル・項番、区切り点等は適宜付す。
[[コンメンタヌル]][[劎働基準法]] 本文曞は、1947幎(昭和22幎)9月13日発基第17号ずしお、劎働次官埌に劎働事務次官から郜道府県劎働基準局長宛に通達されたものである。法の適甚解釈ずしお参考ずなるため掲茉する。なお、節タむトル・項番、区切り点等は適宜付す。 ==本文== ===頭曞=== :劎働基準法は昭和22幎4月7日公垃され、9月1日からその䞻芁郚分が斜行されるこずずなり、8月31日附を以お「劎働基準法䞀郚斜行の件」「賃金委員䌚官制」「劎働者灜害補償審査委員䌚官制」「劎働基準監督機関官制」及び「[[劎働基準法斜行芏則]]」が公垃されたが、本法は憲法第27条第2項に基いお劎働者に人たるに倀する生掻を営むための必芁を充すべき劎働条件を保障するものであ぀お、その内容も広汎に亘り適甚の察象もあらゆる産業を網矅する劃期的なものであり、埓぀おその斜行は民䞻的な劎働態勢の確立延いおは我が囜産業の再建にず぀お極めお重倧な意矩を持぀ものであるから、劎働者䜿甚者はもずより䞀般囜民に察しおも充分法の趣旚培底を図るず共に、特に巊蚘事項に留意しお運甚の䞇党を期せられたく、呜によ぀お通牒する。 === [[劎働基準法第1条|法第1条関係]] === <span id="1"/> #本条は劎働者に人栌ずしお䟡倀ある生掻を営む必芁を充すべき劎働条件を保障するこずを宣明したものであ぀お本法各条の解釈にあたり基本芳念ずしお垞に考慮されなければならない。 #劎働者が人たるに倀する生掻を営むためにはその暙準家族の生掻をも含めお考ぞるこず。 #第二項に぀いおは劎働条件の䜎䞋がこの法埋の基準を理由ずしおゐるか吊かに重点を眮いお認定し経枈諞条件の倉動に䌎うものは本条に抵觊するものずしないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第3条|法第3条関係]] === <span id="3"/> :「信条」ずは特定の宗教的若しくは政治的信念をいひ、「瀟䌚的身分」ずは生来の身分䟋ぞば郚萜出身者の劂きものをいふこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第4条|法第4条関係]] === <span id="4"/> #本条の趣旚は我囜における埓来の囜民経枈の封建的構造のため男子劎働者に比范しお䞀般に䜎䜍であ぀た女子劎働者の瀟䌚的経枈的地䜍の向䞊を賃金に関する差別埅遇の廃止ずいふ面から実珟しようずするものであるこず。 #職務胜率技胜等によ぀お賃金に個人的の差異のあるこずは、本条に芏定する差別埅遇ではないこず。 #しかしながら劎働者が女子であるこずのみを理由ずしお或は瀟䌚的通念ずしお若しくは圓該事業堎においお女子劎働者が䞀般的に又は平均的に胜率が悪いこず知胜が䜎いこず勀続幎数が短いこず扶逊家族が少いこず等の理由によ぀お女子劎働者に察し賃金に差別を぀けるこずは違法であるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第5条|法第5条関係]] === <span id="5"/> #匷制劎働は我が囜の劎働関係に残存する封建的遺制の代衚的なものであり自然犯に類するものであるので、本条の違反に぀いおは圓初から特にその監督取締を厳栌に行ふこず。 #「䞍圓に拘束する手段」ずは法に䟋瀺するもの以倖に䟋ぞば[[劎働基準法第16条|法第16条]]・[[劎働基準法第17条|第17条]]・[[劎働基準法第18条|第18条]]等もこれに該圓するが、就業芏則に瀟䌚通念䞊認められる懲戒眰を芏定する劂きは「䞍圓」ずは認めないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第6条|法第6条関係]] === <span id="6"/> #「法埋に基いお蚱される堎合」ずは職業玹介法及びその委任呜什に基く堎合をいふこず。 #本条は繰蟌手圓を受ける玍屋頭の劂き劎働関係の存続に関係するものを含む趣旚であるこず。 ==== èš».備考等 ==== *「職業玹介法」 - 1947幎12月1日[[職業安定法]]斜行により、同法に継承され廃止。 === [[劎働基準法第7条|法第7条関係]] === <span id="7"/> :本条の保障する時間は、衆議院議員その他の遞挙暩被遞挙暩を行䜿し、又は衆議院議員その他の議員、劎働委員䌚の委員、陪審員等法什に根拠を有する公の職務を執行するものに限り蚎暩その他はこれを含たない趣旚であるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第8条|法第8条関係]] === <span id="8"/> :或る事業が本条の第䜕号に該圓するものずしお本法を適甚されるかは、圓該事実の䞻たる事業内容によ぀お劎働の実態にもずづいお決定されるものであるが、その基準は抂ね次の基準によ぀お取扱うこず。 #本法は事業の皮類によ぀お、第4章、第6章の適甚に区別があるので、経営䞊は同䞀事業の䞭にあ぀おも、劎働の態様が党く異る堎合で、堎所、建物、䌚蚈等によ぀お䞀応独立性があり別皮の事業ず認められる堎合には、同䞀の事業を各号に分けお本法を適甚しお差支ないが、個々の劎働者の業務によ぀お分割するこずは認めないこず。 #鉱山䌚瀟、土建䌚瀟等の本瀟ず珟堎ずは別個の取扱であるこず。 #蟲林、氎産の事業にあ぀おは、䞀定の加工蚭備を有する堎所における加工は第䞀号によるこず。 #鉄道病院、逓信病院の劂きは第13号によるが、単に劎働者の就業時間䞭に医垫が蚺療する皋床の医務宀、蚺療所の劂きは別個の取扱をしないこず。 ==== èš».備考等 ==== *1998幎改正により削陀。 *解釈の趣旚は、[[劎働基準法別衚第1|別衚第1]]に継承される。 === [[劎働基準法第10条|法第10条関係]] === <span id="10"/> #「䜿甚者」ずは本法各条の矩務に぀いおの履行の責任者をいひ、その認定は郚長、課長等の圢匏にずらわれるこずなく各事業においお、本法各条の矩務に぀いお実質的に䞀定の暩限を䞎ぞられおゐるか吊かによるが、かゝる暩限が䞎ぞられお居らず、単に䞊叞の呜什の䌝達者にすぎぬ堎合は䜿甚者ずはみなされないこず。 #右の暩限の所圚に぀いおは各事業毎に予め明かにする様指導するこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第11条|法第11条関係]] === <span id="11"/> #劎働者に支絊される物又は利益にしお、次の各号の䞀に該圓するものは、賃金ずみなすこず。 ##所定貚幣賃金の代りに支絊するもの、即ちその支絊により貚幣賃金の枛額を䌎ふもの。 ##劎働契玄においお、予め貚幣賃金の倖にその支絊が玄束されおゐるもの。 #右に掲げるものであ぀おも、次の各号の䞀に該圓するものは、賃金ずみなさないこず。 ##代金を城収するもの、䜆しその代金が甚だしく䜎額なものはこの限りでない。 ##劎働者の厚生犏利斜蚭ずみなされるもの。 #退職金、結婚祝金、死亡匔慰金、灜害芋舞金等の恩恵的絊付は原則ずしお賃金ずみなさないこず。䜆し退職金、結婚手圓等であ぀お劎働協玄、就業芏則、劎働契玄等によ぀お予め支絊条件の明確なものはこの限りでないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第12条|法第12条関係]] === <span id="12"/> #臚時に支払われた賃金ずは、臚時的、突発的事由にもずづいお支払われたもの、及び結婚手圓等支絊条件は予め確定されおゐるが、支絊事由の発生が䞍確定であり、䞔非垞に皀に発生するものを云ふこず。 #:名称の劂䜕にかかわらず、右に該圓しないものは、臚時に支払われた賃金ずはみなさないこず。 #[[劎働基準法斜行芏則第2条|斜行芏則第2条]]第3項による評䟡額の刀定基準は別に指瀺するずころによるこず。 #日日雇い入れられる者の平均賃金に぀いおは、別途、告瀺を以お定められたが、将来は䞀定の暙準賃金額を以お定める方法による予定であるこず。 #[[劎働基準法斜行芏則第4条|斜行芏則第4条]]に芏定する堎合における平均賃金決定基準は次によるこず。 #:斜行芏則第四条前段の堎合は、[[劎働基準法第12条|法第12条]]第3項第1号乃至第3号の期間の最初の日を以お、平均賃金を算定すべき事由の発生した日ずみなすこず。 #:前項各号の期間が長期にわた぀たため、その期間䞭に圓該事業堎においお、賃金氎準の倉動が行はれた堎合には、平均賃金を算定すべき事由の発生した日に圓該事業堎においお同䞀業務に埓事した劎働者の䞀人平均の賃金額により、これを掚算するこず。 #:雇い入れの日に平均賃金を算定すべき事由が発生した堎合には、圓該劎働者に察し䞀定額の賃金が予め定められおゐる堎合には、その額により掚算し、しからざる堎合には、その日に、圓該事業堎においお、同䞀業務に埓事した劎働者の䞀人平均の賃金額により掚算するこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第15条|法第15条関係]] === <span id="15"/> #[[劎働基準法斜行芏則第5条|斜行芏則第5条]]第1号の「埓事すべき業務」を明瀺するに぀いおは、具䜓的䞔぀詳现に明瀺するこず。䜆し将来埓事せしめるべき業務を合せ網矅的に明瀺するこずは差支ぞないこず。 #[[劎働基準法第15条|本条]]第3項「必芁な旅費」ずは、劎働者本人のみならず、就業のため移転した家族の旅費を含むこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第16条|法第16条関係]] === <span id="16"/> :本条は、金額を予定するこずを犁止するのであ぀お、珟実に生じた損害に぀いお賠償を請求するこずを犁止する趣旚ではないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第17条|法第17条関係]] === <span id="17"/> #匁枈期の繰䞊げで明かに身分的拘束を䌎わないものは劎働するこずを条件ずする債暩には含たれないこず。 #劎働者が䜿甚者から人的信甚に基く貞借ずしお金融を受ける必芁がある堎合には、賃金ず盞殺せず劎働者の自由意志に基く匁枈によらしめるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第19条|法第19条関係]] === <span id="19"/> :「事業の継続が䞍可胜ずな぀た堎合」ずは、事業の党郚又は倧郚分の継続が䞍可胜ずな぀た堎合をいうものであるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第20条|法第20条関係]] === <span id="20"/> :「劎働者の責に垰すべき事由」ずは、劎働者の故意過倱又はこれず同芖すべき事由であるが、劎働者の継続勀務幎限、勀務状況等を考慮しお、綜合的に刀断するこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第22条|法第22条関係]] === <span id="22"/> :[[劎働基準法第22条|本条]]第䞉項は、所謂ブラツクリストの回芧の劂き予め蚈画的に就業を劚げるこずを犁止する趣旚であるから、事前の申し合せに基かず個々具䜓的の照合に察しお回答するこずは差し支ぞないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第23条|法第23条関係]] === <span id="23"/> :[[劎働基準法第23条|本条]]第1項及び第2項の「暩利者」ずは、䞀般債暩者を含たないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第24条|法第24条関係]] === <span id="24"/> :賞䞎ずは、定期又は臚時に、原則ずしお劎働者の勀務成瞟に応じお支絊されるものであ぀お、その支絊額が予め確定されおゐないものを云ふこず。定期的に支絊され、䞔その支絊額が確定しおゐるものは、名称の劂䜕にかゝはらず、これを賞䞎ずはみなさないこず。 :埓぀お、かゝるもので[[劎働基準法斜行芏則第8条|斜行芏則第8条]]に該圓しないものは、[[劎働基準法第24条|法第24条]]第2項の芏定により毎月支払われなければならないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第27条|法第27条関係]] === <span id="27"/> :本条は劎働者の責にもずづかない事由によ぀お、実収賃金が䜎䞋するこずを防ぐ䞻旚であるから、劎働者に察し、垞に通垞の実収賃金を䜙りぞだたらない皋床の収入が保障されるやうに保障絊の額を定めるやうに指導するこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第29条|法第29条関係]] === <span id="29"/> :賃金委員䌚に぀いおは官制が公垃せられたがその運甚に぀いおは近く別途通牒する予定であるこず。 ==== èš».備考等 ==== :昭和34幎「[[最䜎賃金法]]」制定に䌎い、同法により芏埋されるものずされ、その旚を[[劎働基準法第28条|法第28条]]に蚘し、第29条より第31条たでを削陀した。 :賃金委員䌚は「最䜎賃金審議䌚」ぞ。 === [[劎働基準法第32条|法第32条関係]] === <span id="32"/> #第1項は1日8時間、1週48時間制の原則を闡明したものであるこずを匷調し培底させるこず。 #第2項の「その他」は[[劎働基準法第89条|法第89条関係]]の芏定によ぀お就業芏則を䜜成する矩務のない䜿甚者に぀いおのみ適甚があるこず。 #[[劎働基準法斜行芏則第22条|芏則第22条]]は出匵の倖保険䌚瀟の倖勀瀟員、新聞蚘者等にも適甚せられるが、䜆曞が点瀺的指瀺も含むからその掻甚によ぀お濫甚を防ぐ趣旚であるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第33条|法第33条関係]] === <span id="33"/> #第1項は灜害、緊急、䞍可抗力その他客芳的に避けるこずのできない堎合の芏定であるから厳栌に運甚すべきものであ぀おその蚱可又は事埌の承認は抂ね次の基準によ぀お取り扱うこず。 ##単なる業務の繁忙その他これに準ずる経営䞊の必芁は認めないこず。 ##急病、ボむラヌの爆発その他人呜又は公益を保護するための必芁は認めるこず。 ##事業の運営を䞍可胜ならしめるやうな突発的な機械の故障の修理は認めるが通垞予芋される郚分的な修理、定期的な手入は認めないこず。 #削陀 ##第2項の呜什に぀いおは慎重に取り扱い故意に脱法を図るもの又は䞍圓な延長が長時間に瓊るものに぀いおこれを発するこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第34条|法第34条関係]] === <span id="34"/> #䌑憩時間ずは単に䜜業に埓事しない手持時間を含たず劎働者び暩利ずしお劎働から離れるこずを保障されお居る時間の意であ぀お、その他の拘束時間は劎働時間ずしお取り扱うこず。 #第2項の蚱可は抂ね次の基準によ぀お取り扱うこず。 ##亀替制によ぀お劎働させる堎合は蚱可するこず。 ##汜眐士その他危害防止䞊必芁なものに぀いおは蚱可するこず。 ##同䞀事業堎内でも䜜業堎を異にする堎合で業務の運営䞊必芁なものは蚱可するこず。 #䌑憩時間の利甚に぀いお事業堎の芏埋保持䞊必芁な制限を加ぞるこずは䌑憩の目的を害さない限り差し支ぞないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第35条|法第35条関係]] === <span id="35"/> #第1項が原則であり第2項は䟋倖であるこずを匷調し培底させるこず。 #第2項による堎合にもできる限り[[劎働基準法第32条|第32条]]第2項に準じお䞀定の定をなさしめるやう指導するこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第36条|法第36条関係]] === <span id="36"/> #本条は通垞予想せられる臚時の必芁の堎合の芏定で8時間制の䟋倖であるから協定はできる限り具䜓的な事由に基いお締結するやう指導するこず。 #[[劎働基準法斜行芏則第18条|芏則第18条]]に列蚘する業務の範囲は別途通牒する予定であるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第37条|法第37条関係]] === <span id="37"/> :家族手圓、通勀手圓及び[[劎働基準法斜行芏則第21条|芏則第21条]]に掲げる別居手圓、子女教育手圓は名称にかかわらず実質によ぀お取り扱うこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第38条|法第38条関係]] === <span id="38"/> #[[劎働基準法斜行芏則第24条|芏則第24条]]の蚱可は抂ね次の基準によ぀お取り扱うこず。 ##20人以䞋の団䜓入抗は蚱可しないこず。 ##埒歩で出入抗する堎合には所芁時間が30分以内のものに限぀お蚱可するこず。 ##人車又はケヌゞによ぀お出入抗する堎合には合理的所芁時間(䞀回の乗降時間ずしおケヌゞの堎合は30秒、人車の堎合は3分ずしこれに通垞の運転時間を加ぞお算定する)に3割を加ぞた時間以内のものに限り蚱可するこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第39条|法第39条関係]] === <span id="39"/> #幎次有絊䌑暇は䜿甚者が積極的に䞎ぞる矩務があるこずを匷調し培底させるこず。 #幎次有絊䌑暇を攟棄し又は幎次有絊䌑暇に劎働したこずを条件ずしお割増賃金その他の手圓を支絊するのは違法であるこず。 #[[劎働基準法斜行芏則第25条|芏則第25条]]第1項䜆曞は劎働者の請求する時季を聎く手続を䜿甚者の負担においお簡玠化するも差し支ぞない趣旚であるこず。 #幎次有絊䌑暇ずしお䌑業の日数は[[劎働基準法第39条|本条]] 第1項及び第2項の芏定の適甚に぀いおは出勀したものずしお取扱うこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第40条|法第40条関係]] === <span id="40"/> #[[劎働基準法斜行芏則第26条|芏則第26条]]の特殊日勀の勀務に就く者に぀いおは別途指瀺する。 #:囜有鉄道特殊日勀駅及びこれに準ずるものに勀務する者に぀いお蚱可するこず。 #[[劎働基準法斜行芏則第32条|芏則第32条]]の蚱可は抂ね次の基準よ぀お取り扱うこず。 ##車掌荷扱手に準ずるものずしおは列車手、列車絊仕に限り之を認めるこず。 ##垞態ずしお盞圓の手持時間を保障されるものに限぀お蚱可するこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第41条|法第41条関係]] === <span id="41"/> #監督又は管理の地䜍に存る者ずは、䞀般的には局長、郚長、工堎長等劎働条件の決定、その他劎務管理に぀いお経営者ず䞀䜓的な立堎に圚る者の意であるが、名称にずらはれず出瀟退瀟等に぀いお厳栌な制限を受けない者に぀いお実䜓的に刀別すべきものであるこず。 #機密の事務を取り扱う者ずは秘曞その他職務が経営者又は監督若しくは管理の地䜍に圚る者の掻動ず䞀䜓䞍可分であ぀お、出瀟退瀟等に぀いおの厳栌な制限を受けない者であるこず。 #監芖に埓事する者は原則ずしお䞀定郚眲に圚぀お監芖するのを本来の業務ずし垞態ずしお身䜓又は粟神緊匵の少いものゝ意であり、その蚱可は抂ね次の基準によ぀お取り扱うこず。 ##火の番、門番、守衛、氎路番、メヌタヌ監芖等の劂きものは蚱可するこず。 ##犯眪人の看芖、亀通関係の監芖等粟神緊匵の著しく高いものは蚱可しないこず。 #断続的劎働に埓事する者ずは、䌑憩時間は少いが手持時間が倚い者の意であり、その蚱可は抂ね次の基準によ぀お取扱うこず。 ##修繕倫の劂く通垞は業務困難であるが事故発生に備ぞお埅期するものは蚱可するこず。 ##貚物の積卞に埓事する者寄宿舎の賄人等に぀いおは、䜜業時間ず手持時間折半の皋床迄蚱可するこず。 ##鉄道螏切番の劂きものに぀いおは1日亀通量10埀埩皋床迄蚱可するこず。 ##汜眐倫その他特に危険な業務に埓事する者に぀いおは蚱可しないこず。 #[[劎働基準法斜行芏則第23条|芏則第23条]]は垞態ずしお殆んど劎働する必芁のない勀務のみを認める趣旚であるから、その蚱可は抂ね次の基準によ぀お取り扱うこず。 ##原則ずしお通垞の劎働の継続は蚱可せず定時的巡芖、緊急の文曞又は電話の収受、非垞事態発生の準備等を目的ずするものに限぀お蚱可するこず。 ##宿盎、日盎共盞圓の手圓の支絊、宿盎に぀いおは盞圓の睡眠蚭備を条件ずしお蚱可するこず。 #本条による者に぀いおも深倜業に぀いおの芏定の適甚はこれを排陀しないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第65条|法第65条関係]] === <span id="65"/> :[[劎働基準法第65条|法第65条]]第3項は原則ずしお女子が請求した業務に転換させる趣旚でするこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第66条|法第66条関係]] === <span id="66"/> :法条の実効を確保するため倧芏暡の事業堎にはできる限り乳児所を蚭眮するやう指導するこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第75条|法第75条関係]] === <span id="75"/> :[[劎働基準法斜行芏則第36条|芏則第36条]]は入院、転地に䌎う食費の増加等も含む趣旚であり特に莅沢療逊ず認められる費甚以倖はなるべく広く包含せしめるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第78条|法第78条関係]] === <span id="78"/> 重倧過倱ずは故意に類する過倱の意であ぀お、その認定は特に厳栌に行い抂ね次の基準によ぀お取り扱うこず。 #䌑憩時間䞭の䜜業、担圓倖䜜業、安党衛生芏則違反の䜜業等による灜害であ぀おも䜿甚者が通垞黙認する慣習がある堎合には認定をしないこず。 #䜿甚者が安党又は衛生に関する基準に違反しお居る堎合は原則ずしお認定をしないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第79条|法第79条関係]] === <span id="79"/> :[[劎働基準法斜行芏則第45条|芏則第45条]]は遺族補償を受ける暩利が既に発生しお居る者が受領前に死亡した堎合に぀いお適甚せられるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第84条|法第84条関係]] === <span id="84"/> :劎働者灜害補償保険法が本法ず同時に斜行せられ、これに぀いおは別途通牒せられる芋蟌であるが、本法の灜害補償の芏定ず䞍可分の関係に圚るものであるから、事務の連絡調敎に぀いお遺憟のないやう、慎重に取り扱うず共に劎働者及び䜿甚者にもその保険ずの関係を充分呚知培底させるこず。 :第1項埌段に基く指定は圓分のうち行はず、目䞋関係圓局においお立案䞭の囜家公務員灜害補償法(仮称)斜行の際これを指定する予定であるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第85条|法第85条関係]] === <span id="85"/> :審査又は仲裁の手続に぀いおは、別途定められる予定であるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第86条|法第86条関係]] === <span id="86"/> :劎働者灜害補償審査委員䌚に぀いおは官制が公垃せられたが、その運甚に぀いおは近く別途通牒の芋蟌であり、審査又は仲裁の手続は別に定められる予定であるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第88条|法第88条関係]] === <span id="88"/> :[[劎働基準法斜行芏則第48条|芏則第48条]]は灜害補償が灜害発生圓時の状態を基瀎ずしお行うべきものであるこずを[[劎働基準法第12条|第12条]]ずの関係においお明らかにしたものであるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第89条|法第89条]]及び[[劎働基準法第90条|第90条関係]] === <span id="89"/><span id="90"/> :就業芏則の䜜成方法に぀いおは別途通牒する予定であるこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第91条|法第91条関係]] === <span id="91"/> :就業芏則に定めるの制裁は枛絊に限定されるものでなく、その他譎責出動停止即時解雇等も制裁の原因たる事案が公序良俗に反しない限り犁止する趣旚でないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第121条|法第121条関係]] === <span id="121"/> :䞡眰の原因たる違反行為の範囲は、[[劎働基準法第10条|法第10条]]の䜿甚者の範囲より狭く埓業者以倖の者の違反行為に぀いおは、事業䞻に責任はないこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第123条|法第123条]]、[[劎働基準法第124条|第124条]]及び[[劎働基準法第125条|第125条関係]] === <span id="123"/><span id="124"/><span id="125"/> :工堎法その他の芏定で、本法䞭今回斜行せられた郚分に抵觊しない芏定は未だ廃止せられおは居ないから、埓来殆んど空文化しお居た。これらの芏定も本法の斜行ず共にこれを実質的に運甚するこず。 ==== èš».備考等 ==== === [[劎働基準法第127条|法第127条]]及び[[劎働基準法第128条|第128条関係]] === <span id="127"/><span id="128"/> :䞀定期間適甚を猶予せられお居る芏定に぀いおは、その趣旚に副う劂く、配眮転換その他の凊眮を可及的迅速に実斜せしめるやう指導するず共に、それ等の凊眮によ぀お離職する者を最小限床に止めしめるこず。 ==== èš».備考等 ==== === その他 === :認可、蚱可の申請届出は、様匏の盞違其の他些末な圢匏䞊の欠陥を理由ずしお返戻するこずなく、実質に重点を眮きこれを受理するこず。 ==== èš».備考等 ==== == 倖郚リンク == *[https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb1896&dataType=1&pageNo=1 厚生劎働省ホヌムペヌゞ] {{stub|law}} [[category:劎働基準法|通達]]
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2022-09-14T09:14:07Z
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高等孊校地理総合
「地理総合」は、暙準単䜍数2単䜍の必履修科目です。持続可胜な瀟䌚づくりを目指し、人文地理孊に着目しお珟代の地理的な様々な問題を芋おいく科目ずしお、今回の改蚂より新たに蚭眮されたした。蚀い換えれば、「地理探究」の教科曞を自然地理孊分野を陀いたものが「地理総合」の科目です。 このように、圓「地理総合」では、地理探究のリンクを孊習内容に埓っお掲茉したす。 地図や地理情報システムなどを甚いお、その情報を収集し、読み取り、たずめる基瀎的・基本的な技胜を身に付けるずずもに、方䜍や時差、日本の䜍眮ず領域、囜内や囜家間の結び付きなどに぀いお孊習したす。 亀通・通信
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 「地理総合」は、暙準単䜍数単䜍の必履修科目です。持続可胜な瀟䌚づくりを目指し、人文地理孊に着目しお珟代の地理的な様々な問題を芋おいく科目ずしお、今回の改蚂より新たに蚭眮されたした。蚀い換えれば、「地理探究」の教科曞を自然地理孊分野を陀いたものが「地理総合」の科目です。  このように、圓「地理総合」では、地理探究のリンクを孊習内容に埓っお掲茉したす。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>高等孊校地理総合  「地理総合」は、暙準単䜍数単䜍の必履修科目です。持続可胜な瀟䌚づくりを目指し、[[w:人文地理孊|人文地理孊]]に着目しお珟代の地理的な様々な問題を芋おいく科目ずしお、今回の改蚂より新たに蚭眮されたした。蚀い換えれば、「地理探究」の教科曞を自然地理孊分野を陀いたものが「地理総合」の科目です。  このように、圓「地理総合」では、地理探究のリンクを孊習内容に埓っお掲茉したす。 == 第線 地図や地理情報システムでずらえる珟代䞖界 ==  地図や地理情報システムなどを甚いお、その情報を収集し、読み取り、たずめる基瀎的・基本的な技胜を身に付けるずずもに、方䜍や時差、日本の䜍眮ず領域、囜内や囜家間の結び付きなどに぀いお孊習したす。 === 第章 私達が暮らす䞖界 === === 第章 資料から読み取る珟代䞖界 === [[高等孊校 地理探究/亀通・通信|亀通・通信]] [[カテゎリ:地理孊]]
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2022-12-04T12:34:45Z
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高等孊校 地理探究/囜家ず囜家矀
本ナニットでは 珟代䞖界は囜家が䞀぀の基本単䜍になっおいたす。特に、か぀お怍民地だったアゞアやアフリカの囜々が独立を果たしたした。以降、䞀郚の自治領や南極倧陞を陀き、䞖界䞭のほずんどの地域は独立囜家になりたした。さらに、1990幎代には゜連やナヌゎスラビアなど、瀟䌚䞻矩囜の解䜓によっお独立囜の数が増加し、珟圚、䞖界には玄200の囜家がありたす。 䞻暩・領域・囜民を囜家の䞉芁玠ずいいたす。䞻暩ずは他囜からの干枉を受けずに自らの手で領域や囜民を統治する暩利です。領域ずは䞻暩が行き枡る範囲です。囜民ずは囜籍をも぀囜家の構成員を指したす。 囜家の䞻暩が行き枡る領域は、領土・領海・領空から成り立っおいたす。 領土は、陞地のほかに河川・湖沌などの内氎面をも含んでいたす。領土の圢態には、ひずたずたりになっおいる囜もあれば、倚数の島々で成り立぀囜もありたす。たた、領土が各地に分散しおいる囜もありたす。 領海ずは領土に接した䞀定の幅をもった海域です。珟圚、倚くの囜が12海里(箄22km)を採甚しおいたす。領海は、通垞、海岞の䜎朮線を基線ずしお、そこからの距離で決定されたす。海岞線の出入りが激しい堎合は、盎線的な基線を基準に決められたす。その堎合、基線の内偎にある湟や内海は内氎ずよばれたす。 たた、領海の倖偎でも、接続氎域ずよばれる海域では、出入囜管理などに関する暩利が沿岞囜に認められたす。1982幎に調印された囜連海掋法条玄によっお、沿岞から200海里(箄370km)たでの海域が排他的経枈氎域(EEZ)ずしお、氎産資源や鉱産資源などに察する沿岞囜の暩利が認められおいたす。 さらに、その倖偎の海域は、公海ずしお船舶の航行や持業が誰でも自由に出来たす。 領空は、領土・領海の䞊空にありたす。ある囜の航空機が他囜の領空を通過する堎合、事前に囜家間の協定を結ばない限り自由な飛行は出来たせん。領空の範囲は航空機の飛行可胜な倧気圏内ずされたすが、人工衛星が宇宙空間に倚数打ち䞊げられおいる珟圚、その利甚方法ずルヌルの確立に぀いお囜際的に議論されおいたす。 䞖界の倚くの囜は隣囜ず陞続きで接しおおり、囜家ず囜家ずの境界線が囜境です。 山脈や河川などの境界は自然的囜境ずよばれるのに察し、緯床や経床などで定められた盎線的な囜境(数理的囜境)は人為的囜境ずよばれおいたす。人為的囜境は民族の分垃ず無関係に匕かれ、民族間の察立や玛争が絶えたせん。囜境は、隣接する2囜間の囜境協定によっお決定されたす。しかし、互いに䞻匵が察立し、囜境玛争に発展する堎合もありたす。海を隔おお他囜ず接する堎合でも、領海や排他的経枈氎域の範囲が重なりあう堎合は、関係沿岞囜の協議によっお境界線を蚭定する必芁がありたす。特に境界線呚蟺に海底油田や海底ガス田などが芋぀かるず、資源開発を巡る争いに発展したす。 囜家は、様々な芳点から分類出来たす。日本などの倚くの囜のように、地方自治䜓に比べお、䞭倮政府の暩限が匷い囜家を䞭倮集暩囜家ずいいたす。たた、アメリカ合衆囜やロシアのように、叞法暩ず立法暩などの暩限をも぀州や共和囜などが連合しお成り立っおいる囜を連邊囜家ずいいたす。これ以倖にも、囜家を構成する民族の数からみた分類もありたす。䞀぀の民族が䞀぀の囜を぀くるずいう民族囜家(囜民囜家)の考え方は、近代ペヌロッパで発達したした。しかし、珟実の䞖界をみるず、党おの囜民が䞀぀の民族に属するずいう単䞀民族囜家はほずんど存圚したせん。これに察しお、倚民族囜家ずは、ナむゞェリアやスペむン、ロシア、䞭囜などのように、耇数の民族から構成され、それぞれが匷い民族意識を持っおいる囜を指しおいたす。近代以降の囜家圢成の過皋では、このような民族意識やナショナリズム(民族䞻矩)が重芁な圹割を果たしおきたした。
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 本ナニットでは
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校地理歎史]]>[[高等孊校地理]]>[[高等孊校地理探究]]>囜家ず囜家矀  本ナニットでは == 囜家ず領域 == === 珟代䞖界ず囜家 ===  珟代䞖界は'''囜家'''が䞀぀の基本単䜍になっおいたす。特に、か぀お怍民地だったアゞアやアフリカの囜々が独立を果たしたした。以降、䞀郚の自治領や南極倧陞を陀き、䞖界䞭のほずんどの地域は'''独立囜家'''になりたした。さらに、幎代には゜連やナヌゎスラビアなど、瀟䌚䞻矩囜の解䜓によっお独立囜の数が増加し、珟圚、䞖界には玄の囜家がありたす。  䞻暩・領域・囜民を'''囜家の䞉芁玠'''ずいいたす。'''䞻暩'''ずは他囜からの干枉を受けずに自らの手で領域や囜民を統治する暩利です。'''領域'''ずは䞻暩が行き枡る範囲です。'''囜民'''ずは囜籍をも぀囜家の構成員を指したす。 === 囜家の領域 === [[ファむル:Coast zone ja.png|サムネむル|309x309ピクセル|領海ずは]]  囜家の䞻暩が行き枡る領域は、'''領土・領海・領空'''から成り立っおいたす。  領土は、陞地のほかに河川・湖沌などの内氎面をも含んでいたす。領土の圢態には、ひずたずたりになっおいる囜もあれば、倚数の島々で成り立぀囜もありたす。たた、領土が各地に分散しおいる囜もありたす。  領海ずは領土に接した䞀定の幅をもった海域です。珟圚、倚くの囜が海里玄を採甚しおいたす。領海は、通垞、海岞の䜎朮線を基線ずしお、そこからの距離で決定されたす。海岞線の出入りが激しい堎合は、盎線的な基線を基準に決められたす。その堎合、基線の内偎にある湟や内海は内氎ずよばれたす。  たた、領海の倖偎でも、接続氎域ずよばれる海域では、出入囜管理などに関する暩利が沿岞囜に認められたす。幎に調印された囜連海掋法条玄によっお、沿岞から海里玄たでの海域が'''排他的経枈氎域'''ずしお、氎産資源や鉱産資源などに察する沿岞囜の暩利が認められおいたす。  さらに、その倖偎の海域は、'''公海'''ずしお船舶の航行や持業が誰でも自由に出来たす。  領空は、領土・領海の䞊空にありたす。ある囜の航空機が他囜の領空を通過する堎合、事前に囜家間の協定を結ばない限り自由な飛行は出来たせん。領空の範囲は航空機の飛行可胜な倧気圏内ずされたすが、人工衛星が宇宙空間に倚数打ち䞊げられおいる珟圚、その利甚方法ずルヌルの確立に぀いお囜際的に議論されおいたす。 === 様々な囜境 ===  䞖界の倚くの囜は隣囜ず陞続きで接しおおり、囜家ず囜家ずの境界線が囜境です。 山脈や河川などの境界は'''自然的囜境'''ずよばれるのに察し、緯床や経床などで定められた盎線的な囜境'''数理的囜境'''は'''人為的囜境'''ずよばれおいたす。人為的囜境は民族の分垃ず無関係に匕かれ、民族間の察立や玛争が絶えたせん。囜境は、隣接する囜間の囜境協定によっお決定されたす。しかし、互いに䞻匵が察立し、囜境玛争に発展する堎合もありたす。海を隔おお他囜ず接する堎合でも、領海や排他的経枈氎域の範囲が重なりあう堎合は、関係沿岞囜の協議によっお境界線を蚭定する必芁がありたす。特に境界線呚蟺に海底油田や海底ガス田などが芋぀かるず、資源開発を巡る争いに発展したす。 === 囜家の分類 ===  囜家は、様々な芳点から分類出来たす。日本などの倚くの囜のように、地方自治䜓に比べお、䞭倮政府の暩限が匷い囜家を'''䞭倮集暩囜家'''ずいいたす。たた、アメリカ合衆囜やロシアのように、叞法暩ず立法暩などの暩限をも぀州や共和囜などが連合しお成り立っおいる囜を'''連邊囜家'''ずいいたす。これ以倖にも、囜家を構成する民族の数からみた分類もありたす。䞀぀の民族が䞀぀の囜を぀くるずいう'''民族囜家囜民囜家'''の考え方は、近代ペヌロッパで発達したした。しかし、珟実の䞖界をみるず、党おの囜民が䞀぀の民族に属するずいう'''単䞀民族囜家'''はほずんど存圚したせん。これに察しお、'''倚民族囜家'''ずは、ナむゞェリアやスペむン、ロシア、䞭囜などのように、耇数の民族から構成され、それぞれが匷い民族意識を持っおいる囜を指しおいたす。近代以降の囜家圢成の過皋では、このような民族意識や'''ナショナリズム民族䞻矩'''が重芁な圹割を果たしおきたした。 [[カテゎリ:高等孊校教育|地]]
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2023-02-02T09:55:37Z
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高等孊校 地理探究/人間生掻ず自然
本ナニットでは、人々が生きおいくのに欠かせない食事や䜏居に぀いお芋おいきたす。 人間は文化をも぀動物です。文化ずは、蚀語によるコミュニケヌション、道具の補䜜、慣習化した習俗、人生や物事に぀いおの䟡倀芳、身の回りの䞖界に぀いおの芋方など、人間が成長しおいく䞭で孊習によっお身に぀け、䞖代を超えお継承される生掻様匏の党䜓を意味したす。 人間は文化なしでは生掻出来たせん。文化を獲埗する胜力は人類に共通しお備わっおいたすが、どのような文化を身に぀けおいくのかは、地域や時代によっお異なり、䞖界䞭で倚様な生掻文化が芋られたす。 地域によっお異なる倚様な生掻文化は、なぜ生たれたのでしょうか。人間集団は文化を通しお自然環境に働きかけたす。たた、自然環境は文化の圢成に圱響を受けたす。異なる自然環境に適応した結果ずしお、生掻文化の倚様性が生たれたす。人間集団が倚様な自然環境に適応しおきた結果ずしおの生掻文化は、人類の地域的な倚様性の原点ずもいえたす。 同じ地域に暮らす人々が、衣・食・䜏など生掻に密着した事柄に぀いお、共通の蚀語、習慣や宗教、䟡倀芳、芏範などに基づいお、同じようなものを䜿ったり、同じような行為をしたりする時に、地域で共通しおいるず感じる文化を「地域の文化」ずいいたす。ただし、同じ地域に䜏む人の宗教や蚀語が異なっおいおも、食べ物や着る物が䌌おいるので、地域の文化を芏定する芁玠は䞀぀ではありたせん。 そしお、人・物・情報などが囜境を越えお移動するグロヌバル化が進行し、地域固有の文化は、埐々に倉わっおいく堎合もありたす。 䟋えば、むヌむットはアザラシの狩猟にGPSを掻甚するようになり、アフリカでは牧畜民が携垯電話を利甚しお家畜の䟡栌を教えあうようになるずいった倉化もみられたす。 人類の食料の獲埗方法の違いは、自然環境ず深い関わりを持っおいたした。幎䞭高枩湿最な熱垯では、料理甚のバナナやむモ類などが䞻に栜培されたした。蟲耕に適さない也燥垯や亜寒垯では遊牧が䞭心でした。䞀方、狩猟、採集を䞭心に生掻した人々の間でも様々な圢態がみられたした。䟋えば、サケ類などの持業資源が豊かな北アメリカ倧陞の西岞では、定䜏生掻を送る狩猟採集民が芋られたした。 ただし、狩猟採集民のように孀立しおいるように芋える瀟䌚の文化も、珟圚では呚囲の蟲耕民や牧畜民の文化ずの密接な関連の䞭にあり、郜垂の商工業ず消費を䞭心ずした生掻文化ずも぀ながっおいたす。 倧芏暡な攟牧をずもなう牧畜は、ナヌラシアでは䞭倮アゞア・西アゞア・ペヌロッパずヒマラダ山脈、アフリカではサハラ砂挠の呚蟺やナむル川䞊流の東アフリカ北郚、南米ではアンデス山岳地垯に、それぞれ特有の家畜皮ず利甚法を持っお分垃しおいたす。特に広倧な攟牧面積を必芁ずする遊牧は、湿最な熱垯やモンスヌン地垯にはあたり芋られず、ステップやサバナのような草原が広がる地域を䞭心に分垃しおいたす。 䞀方、様々な圢の蟲耕は、䜎緯床地域から䞭緯床地域を䞭心に広がっおいたす。これら蟲耕文化は、䜜物の皮類、栜培技術、その利甚圢態などにおいお地域性を持っおいたす。䞭緯床地域では米や小麊などの穀物ず豆類などを組み合わせた蟲耕が広く芋られる䞀方、䜎緯床地域ではむモ類やバナナを䞻食ずする蟲耕が芋られたす。 倧地を資源ずしお利甚する生業の牧畜ず蟲耕に察し、海や川、湖の資源を利甚した生業が持劎です。倪平掋にあるポリネシアやメラネシア、ミクロネシアず呌ばれる島々では倚様な持劎文化がみられたす。こうした島々で生掻しおきた人々は、叀くから航海の技術を発達させ、島から島ぞず移䜏し、人類の居䜏地域を広げおいきたした。 暑さや寒さから身を守るのが、衣服の基本的な圹割です。䞖界では、それぞれの地域の自然環境に応じお、衣服の玠材や圢が様々に工倫されおいたす。寒冷な地域では、防寒のために、叀くから動物の毛皮や皮(獣皮革)を䜿った衣服が着甚されおきたした。䞀方、高枩で湿最な地域では、吞湿性のよい朚綿や麻を甚い、ゆったりずしお䜓を締め぀けない圢の衣服がみられたす。1枚5~6mもある長い垃を䜓に巻き぀けお着るサリヌは、叀くから䌝わるむンドの女性の民族衣装です。サりゞアラビアなどの也燥地域に䜏む人々は、匷い日差しや砂嵐から肌を守るため、長袖で裟の長い衣服を着おいたす。たた、冬や倜の気枩が䜎いアンデス地方のペルヌに䜏む先䜏民は、頭や銖、肩のあたりから冷気が入り蟌むのを防ぐため、ポンチョずよばれる毛織物の䞊着をたずっおいたす。 たた、衣服は、宗教や地域の䌝統文化、階玚の違いなど瀟䌚環境や経枈的環境の圱響も受けおいたす。むスラヌムでは、女性は家族以倖の男性には肌を芋せおはいけないずされおいるため、女性達は頭にスカヌフを巻き、䜓を隠すような圢のゆったりずした衣服を着おいたす。 このように衣服の玠材は、地域の自然環境によっお様々で、栜培・飌育される䜜物や家畜にも巊右されおきたした。しかし、そうした制玄も経枈や技術の発達によっお克服され、珟圚では、安䟡で䞈倫な既補服が倧量に生産され、短期間に倧量に販売するファストファッションず呌ばれる販売圢態も珟れたした。 人類は、動物性ず怍物性の食物を満遍なく食べる雑食性の動物です。食物の料理には、煮たり焌いたりする加熱や、氎さらしなどの方法が含たれ、加熱によっお生のたたでは消化出来ない原料が食べられるようになり、氎さらしは有毒なむモ類などから毒を抜く効果をもちたす。こうした料理法の発達によっお、人類は倚様な食材を甚いられるようになり、地球䞊の様々な生態系に適応する生掻を築けるようになりたした。 食事のずり方や䜜法も文化によっお異なりたす。東南アゞアの郜垂では、屋台での食事颚景が特城的です。皲䜜の盛んなモンスヌン地垯では、麺は小麊よりも米粉(ビヌフン)がよく甚いられたす。宗教ず食生掻の関係も深く、䟋えばむスラム教では、食べおよい玠材調理法が認められた食品をハラヌルずいい、そうでない食品ず区別しおいたす。 珟圚では文化の違いを越えお、昔の人々が口にしなかったものも食べるようになっおいたす。゚スニック料理の流行は、今や䞖界の倚くの郜垂生掻に芋られる珟象ですが、食生掻は䟝然ずしお地域の文化を映し出す鏡ずもいえ、だからこそ゚スニック料理の流行は、文化倚様性の楜しみずしお存圚しおいるずもいえたす。 たた、アメリカの食文化の圱響で、半䞖玀の間にコヌラやコヌヒヌを飲みながらハンバヌガヌを食べるずいった光景が、日本をはじめ䞖界各地で芋られるようになりたした。こうしたファストフヌドは、元々はアメリカの倧衆向けの簡易食に過ぎたせんでした。しかし、冷凍食品やむンスタント食品の普及、倚囜籍䌁業の倖食産業ぞの進出が囜境を越えお広がり、食生掻の均䞀化・等質化がたすたす進んでいたす。 䌝統的な䞻食は、その地域で栜培出来る䜜物ず深い関わりがありたす。コメ、小麊、ずうもろこし、むモ類、雑穀、肉、乳は、䞖界各地で䞻食ずされおおり、食べ方には地域ごずの特色がありたす。 小麊は西アゞアで最初に栜培され䞻食ずなりたした。その埌、亀易の拡倧により、地䞭海沿岞からペヌロッパ・南アゞア・䞭囜、ペヌロッパ人が進出した北アメリカやオヌストラリアで䞻食ずされたした。小麊の食べ方には2通りありたす。 キビやトりモロコシなどの雑穀は、アフリカ倧陞やラテンアメリカに分垃したす。雑穀の食べ方は、次の通りです。 むモ類は、ダムむモやタロむモを食べる東南アゞアや南倪平掋の島々ず、キャッサバ(マニオク)やゞャガむモを食べる南アメリカやアフリカに分垃したす。アンデス地方が原産のゞャガむモは、16䞖玀にペヌロッパぞもち蟌たれ、珟圚ではドむツなどの䞻食になっおいたす。 コメは倏に雚量が倚い東アゞア、東南アゞアを䞭心に広がりたした。コメの食べ方は、次の通りです。 日本ず同じ皲䜜蟲業を䞭心ずする地域では、䞻食ずしおの米飯に察しお副食(おかず)があるずいう考えが広くみられたす。䞻食ず副食の区別は、私達にずっおはごく自然のように思われたす。しかし、この区別は決しお䞖界的に共通ではありたせん。 アフリカや䞭倮アゞアの牧畜民や蟲耕ず牧畜の組み合わせが芋られるペヌロッパでは、このようなはっきりずした区別はありたせん。これらの地域では、乳補品の利甚が目立ちたす。䟋えば、モンゎルの遊牧民は倚くの倧型家畜の乳を利甚し、それらの加工品ずしおバタヌやチヌズが぀くられたす。たた、乳補品ず䞊んで矊・ダギ・牛の肉が冬堎の保存食ずしお甚いられたす。 なお、北極海沿岞ではトナカむやアザラシなどが、䌝統的に食べられおきたした。 䞖界の食生掻は、亀易の発展、生産技術や食品工業の発達、生掻氎準の向䞊によっお、近代以降、倧きく倉化したした。ペヌロッパで肉類が広く食べられるようになったのは、18~19䞖玀の産業革呜以降に過ぎず、ペヌロッパのほずんどの地域が䌝統的に小麊を䞻食ずしおきたした。 䞀方、食生掻には、颚土や環境のほか、民族的・地域的な倚様性が深く根付いおいたす。そのため䞖界䞭どこに行っおも、その歎史の䞭で生たれた郷土料理があり、地域の独自性や魅力にもなっおきたした。食生掻のグロヌバル化は囜境を越え、䟋えば䞭囜料理やむタリア料理、むンド料理、韓囜料理など、倖囜料理店が建ち䞊ぶ光景は、䞖界の倧郜垂に共通する景芳ずなっおいたす。このように、食生掻は、生産技術や流通の発達によっお自然環境や地域の制玄から解攟され豊かになっおきたした。しかし、その恩恵を受ける囜ずそうでない囜ずの栌差は拡倧しおいたす。豊かな囜では過食や偏食による健康ぞの匊害が問題になっおいたす。 東南アゞアや南アゞアなど高枩倚湿な地域では、高床にしお通気性をよくし、屋根の募配を急にしお雚氎を流しやすくするなどの工倫がなされおいたす。䞀方、北アフリカや西アゞアのように、也燥しおいお寒暖の差が倧きい地域では、急激な気枩の倉化が宀内に及ばないように、壁を厚くし、窓を小さくする工倫がなされおいたす。ほかにも、むヌむット(゚スキモヌ)のように雪や氷を材料ずしたむグルヌや、モンゎルの遊牧民のように矊毛を圧瞮したフェルトを材料にしたゲル(䞭囜語ではパオ)もありたす。 こうした䜏居の倚様性は建築資材や瀟䌚組織によっお倉わっおいきたす。熱垯地域では豊かな怍生を反映しお朚や葉・草が、たたやや也燥した地域では、ずげの倚い灌朚が叀くから建築材料ずなっおきたした。䞀方、冷涌な針葉暹林地垯ではモミやマツが、反察に、降氎量が少なく暹朚が成長しにくい也燥地域では、土・煉瓊・石が建築材料ずなりたした。 日本では、衣食䜏を厳しく芏定する宗教䞊の芏範はほずんど芋られたせん。そのような背景から、経枈発展に䌎っお、欧米諞囜の文化が広く受け入れられおきたした。生掻文化の欧米化によっお、最も倧きく倉わったのは服装です。倧正時代になるず掋服が普及し、第2次䞖界倧戊以降には、女性の職堎進出によっお女性の掋装化も進みたした。これ以降、和服は、日垞の生掻で着る人が少なくなり、結婚匏や卒業匏などの瀌装ずしお、限られた堎面でのみ着甚されるようになりたした。第二次䞖界倧戊埌には、アメリカ合衆囜の文化やファッションの圱響を匷く受けるようになり、若者を䞭心にゞヌンズやTシャツも普及したした。ファッションや流通がグロヌバル化され、倚囜籍䌁業によっお䞖界䞭で普段着(カゞュアルりェア)が着られるようになりたした。 就職掻動・転職掻動や事務系の職堎をみるず、ワむシャツにネクタむ、背広(スヌツ)を着甚する習慣が定着しおいたす。しかし、この服装は高枩倚湿な倏の日本では気候に適しおいるずは蚀いにくく、倏にはオフィスの冷房を匷めなくおはならないずいう矛盟も起きおいたす。 食文化に぀いおも、特に第二次䞖界倧戊埌、欧米諞囜の食文化が普及し、パン食が定着したした。その埌、タむなどアゞア諞囜の料理をはじめ、フランス料理・むタリア料理・むンド料理など䞖界各地の食文化も広たり、食の奜みも倚様化しおいたす。しかし、どの囜の料理にしおも、食材や調味料などにおいお、日本人の味芚に合わせる工倫がなされおいたす。 日本の䜏宅事情の倉化は次の通りです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ナニットでは、人々が生きおいくのに欠かせない食事や䜏居に぀いお芋おいきたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "人間は文化をも぀動物です。文化ずは、蚀語によるコミュニケヌション、道具の補䜜、慣習化した習俗、人生や物事に぀いおの䟡倀芳、身の回りの䞖界に぀いおの芋方など、人間が成長しおいく䞭で孊習によっお身に぀け、䞖代を超えお継承される生掻様匏の党䜓を意味したす。", "title": "文化ず自然環境" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "人間は文化なしでは生掻出来たせん。文化を獲埗する胜力は人類に共通しお備わっおいたすが、どのような文化を身に぀けおいくのかは、地域や時代によっお異なり、䞖界䞭で倚様な生掻文化が芋られたす。", "title": "文化ず自然環境" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "地域によっお異なる倚様な生掻文化は、なぜ生たれたのでしょうか。人間集団は文化を通しお自然環境に働きかけたす。たた、自然環境は文化の圢成に圱響を受けたす。異なる自然環境に適応した結果ずしお、生掻文化の倚様性が生たれたす。人間集団が倚様な自然環境に適応しおきた結果ずしおの生掻文化は、人類の地域的な倚様性の原点ずもいえたす。", "title": "文化ず自然環境" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "同じ地域に暮らす人々が、衣・食・䜏など生掻に密着した事柄に぀いお、共通の蚀語、習慣や宗教、䟡倀芳、芏範などに基づいお、同じようなものを䜿ったり、同じような行為をしたりする時に、地域で共通しおいるず感じる文化を「地域の文化」ずいいたす。ただし、同じ地域に䜏む人の宗教や蚀語が異なっおいおも、食べ物や着る物が䌌おいるので、地域の文化を芏定する芁玠は䞀぀ではありたせん。", "title": "文化ず自然環境" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "そしお、人・物・情報などが囜境を越えお移動するグロヌバル化が進行し、地域固有の文化は、埐々に倉わっおいく堎合もありたす。", "title": "文化ず自然環境" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "䟋えば、むヌむットはアザラシの狩猟にGPSを掻甚するようになり、アフリカでは牧畜民が携垯電話を利甚しお家畜の䟡栌を教えあうようになるずいった倉化もみられたす。", "title": "文化ず自然環境" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "人類の食料の獲埗方法の違いは、自然環境ず深い関わりを持っおいたした。幎䞭高枩湿最な熱垯では、料理甚のバナナやむモ類などが䞻に栜培されたした。蟲耕に適さない也燥垯や亜寒垯では遊牧が䞭心でした。䞀方、狩猟、採集を䞭心に生掻した人々の間でも様々な圢態がみられたした。䟋えば、サケ類などの持業資源が豊かな北アメリカ倧陞の西岞では、定䜏生掻を送る狩猟採集民が芋られたした。", "title": "生掻文化の地域性" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "ただし、狩猟採集民のように孀立しおいるように芋える瀟䌚の文化も、珟圚では呚囲の蟲耕民や牧畜民の文化ずの密接な関連の䞭にあり、郜垂の商工業ず消費を䞭心ずした生掻文化ずも぀ながっおいたす。", "title": "生掻文化の地域性" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "倧芏暡な攟牧をずもなう牧畜は、ナヌラシアでは䞭倮アゞア・西アゞア・ペヌロッパずヒマラダ山脈、アフリカではサハラ砂挠の呚蟺やナむル川䞊流の東アフリカ北郚、南米ではアンデス山岳地垯に、それぞれ特有の家畜皮ず利甚法を持っお分垃しおいたす。特に広倧な攟牧面積を必芁ずする遊牧は、湿最な熱垯やモンスヌン地垯にはあたり芋られず、ステップやサバナのような草原が広がる地域を䞭心に分垃しおいたす。", "title": "生掻文化の地域性" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": 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"日本では、衣食䜏を厳しく芏定する宗教䞊の芏範はほずんど芋られたせん。そのような背景から、経枈発展に䌎っお、欧米諞囜の文化が広く受け入れられおきたした。生掻文化の欧米化によっお、最も倧きく倉わったのは服装です。倧正時代になるず掋服が普及し、第2次䞖界倧戊以降には、女性の職堎進出によっお女性の掋装化も進みたした。これ以降、和服は、日垞の生掻で着る人が少なくなり、結婚匏や卒業匏などの瀌装ずしお、限られた堎面でのみ着甚されるようになりたした。第二次䞖界倧戊埌には、アメリカ合衆囜の文化やファッションの圱響を匷く受けるようになり、若者を䞭心にゞヌンズやTシャツも普及したした。ファッションや流通がグロヌバル化され、倚囜籍䌁業によっお䞖界䞭で普段着(カゞュアルりェア)が着られるようになりたした。", "title": "日本の衣食䜏" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "就職掻動・転職掻動や事務系の職堎をみるず、ワむシャツにネクタむ、背広(スヌツ)を着甚する習慣が定着しおいたす。しかし、この服装は高枩倚湿な倏の日本では気候に適しおいるずは蚀いにくく、倏にはオフィスの冷房を匷めなくおはならないずいう矛盟も起きおいたす。", "title": "日本の衣食䜏" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "食文化に぀いおも、特に第二次䞖界倧戊埌、欧米諞囜の食文化が普及し、パン食が定着したした。その埌、タむなどアゞア諞囜の料理をはじめ、フランス料理・むタリア料理・むンド料理など䞖界各地の食文化も広たり、食の奜みも倚様化しおいたす。しかし、どの囜の料理にしおも、食材や調味料などにおいお、日本人の味芚に合わせる工倫がなされおいたす。", "title": "日本の衣食䜏" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "日本の䜏宅事情の倉化は次の通りです。", "title": "日本の衣食䜏" } ]
本ナニットでは、人々が生きおいくのに欠かせない食事や䜏居に぀いお芋おいきたす。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校地理歎史]]>[[高等孊校地理]]>[[高等孊校地理探究]]>人間生掻ず自然 本ナニットでは、人々が生きおいくのに欠かせない食事や䜏居に぀いお芋おいきたす。 == 文化ず自然環境 == === 文化ずは ===  人間は文化をも぀動物です。文化ずは、蚀語によるコミュニケヌション、道具の補䜜、慣習化した習俗、人生や物事に぀いおの䟡倀芳、身の回りの䞖界に぀いおの芋方など、人間が成長しおいく䞭で孊習によっお身に぀け、䞖代を超えお継承される'''生掻様匏'''の党䜓を意味したす。  人間は文化なしでは生掻出来たせん。文化を獲埗する胜力は人類に共通しお備わっおいたすが、どのような文化を身に぀けおいくのかは、地域や時代によっお異なり、䞖界䞭で倚様な生掻文化が芋られたす。 === 倚様な生掻文化が生たれた理由 ===  地域によっお異なる倚様な生掻文化は、なぜ生たれたのでしょうか。人間集団は文化を通しお自然環境に働きかけたす。たた、自然環境は文化の圢成に圱響を受けたす。異なる自然環境に適応した結果ずしお、生掻文化の倚様性が生たれたす。人間集団が倚様な自然環境に適応しおきた結果ずしおの生掻文化は、人類の地域的な倚様性の原点ずもいえたす。 === 生掻文化ず珟代䞖界 ===  同じ地域に暮らす人々が、衣・食・䜏など生掻に密着した事柄に぀いお、共通の蚀語、習慣や宗教、䟡倀芳、芏範などに基づいお、同じようなものを䜿ったり、同じような行為をしたりする時に、地域で共通しおいるず感じる文化を「地域の文化」ずいいたす。ただし、同じ地域に䜏む人の宗教や蚀語が異なっおいおも、食べ物や着る物が䌌おいるので、地域の文化を芏定する芁玠は䞀぀ではありたせん。  そしお、人・物・情報などが囜境を越えお移動する'''グロヌバル化'''が進行し、地域固有の文化は、埐々に倉わっおいく堎合もありたす。  䟋えば、むヌむットはアザラシの狩猟にを掻甚するようになり、アフリカでは牧畜民が携垯電話を利甚しお家畜の䟡栌を教えあうようになるずいった倉化もみられたす。 == 生掻文化の地域性 == === 生掻文化の地域性ず他文化ずの぀ながり ===  人類の食料の獲埗方法の違いは、'''自然環境'''ず深い関わりを持っおいたした。幎䞭高枩湿最な熱垯では、料理甚のバナナやむモ類などが䞻に栜培されたした。蟲耕に適さない也燥垯や亜寒垯では遊牧が䞭心でした。䞀方、狩猟、採集を䞭心に生掻した人々の間でも様々な圢態がみられたした。䟋えば、サケ類などの持業資源が豊かな北アメリカ倧陞の西岞では、定䜏生掻を送る狩猟採集民が芋られたした。  ただし、狩猟採集民のように孀立しおいるように芋える瀟䌚の文化も、珟圚では呚囲の蟲耕民や牧畜民の文化ずの密接な関連の䞭にあり、郜垂の商工業ず消費を䞭心ずした生掻文化ずも぀ながっおいたす。 === 䞖界の生業 牧畜・蟲耕・持劎 ===  倧芏暡な攟牧をずもなう牧畜は、ナヌラシアでは䞭倮アゞア・西アゞア・ペヌロッパずヒマラダ山脈、アフリカではサハラ砂挠の呚蟺やナむル川䞊流の東アフリカ北郚、南米ではアンデス山岳地垯に、それぞれ特有の家畜皮ず利甚法を持っお分垃しおいたす。特に広倧な攟牧面積を必芁ずする'''遊牧'''は、湿最な熱垯やモンスヌン地垯にはあたり芋られず、ステップやサバナのような草原が広がる地域を䞭心に分垃しおいたす。  䞀方、様々な圢の蟲耕は、䜎緯床地域から䞭緯床地域を䞭心に広がっおいたす。これら蟲耕文化は、䜜物の皮類、栜培技術、その利甚圢態などにおいお地域性を持っおいたす。䞭緯床地域では米や小麊などの穀物ず豆類などを組み合わせた蟲耕が広く芋られる䞀方、䜎緯床地域ではむモ類やバナナを䞻食ずする蟲耕が芋られたす。  倧地を資源ずしお利甚する生業の牧畜ず蟲耕に察し、海や川、湖の資源を利甚した生業が持劎です。倪平掋にあるポリネシアやメラネシア、ミクロネシアず呌ばれる島々では倚様な持劎文化がみられたす。こうした島々で生掻しおきた人々は、叀くから航海の技術を発達させ、島から島ぞず移䜏し、人類の居䜏地域を広げおいきたした。 == 䞖界の衣服 == === 気候や文化に合わせた衣服の工倫 === [[ファむル:Dancer in Sari.jpg|サムネむル|むンドのサリヌ]]  暑さや寒さから身を守るのが、衣服の基本的な圹割です。䞖界では、それぞれの地域の'''自然環境'''に応じお、衣服の玠材や圢が様々に工倫されおいたす。寒冷な地域では、防寒のために、叀くから動物の毛皮や皮'''獣皮革'''を䜿った衣服が着甚されおきたした。䞀方、高枩で湿最な地域では、吞湿性のよい'''朚綿'''や'''麻'''を甚い、ゆったりずしお䜓を締め぀けない圢の衣服がみられたす。枚もある長い垃を䜓に巻き぀けお着るサリヌは、叀くから䌝わるむンドの女性の民族衣装です。サりゞアラビアなどの也燥地域に䜏む人々は、匷い日差しや砂嵐から肌を守るため、長袖で裟の長い衣服を着おいたす。たた、冬や倜の気枩が䜎いアンデス地方のペルヌに䜏む先䜏民は、頭や銖、肩のあたりから冷気が入り蟌むのを防ぐため、ポンチョずよばれる'''毛織物'''の䞊着をたずっおいたす。  たた、衣服は、宗教や地域の䌝統文化、階玚の違いなど'''瀟䌚環境'''や'''経枈的環境'''の圱響も受けおいたす。むスラヌムでは、女性は家族以倖の男性には肌を芋せおはいけないずされおいるため、女性達は頭にスカヌフを巻き、䜓を隠すような圢のゆったりずした衣服を着おいたす。 === 衣服の倉化ず䌝統の保持 ===  このように衣服の玠材は、地域の自然環境によっお様々で、栜培・飌育される䜜物や家畜にも巊右されおきたした。しかし、そうした制玄も経枈や技術の発達によっお克服され、珟圚では、安䟡で䞈倫な既補服が倧量に生産され、短期間に倧量に販売する'''ファストファッション'''ず呌ばれる販売圢態も珟れたした。 == 䞖界の食生掻 == === 䞖界の倚様な食生掻 ===  人類は、動物性ず怍物性の食物を満遍なく食べる雑食性の動物です。食物の料理には、煮たり焌いたりする加熱や、氎さらしなどの方法が含たれ、加熱によっお生のたたでは消化出来ない原料が食べられるようになり、氎さらしは有毒なむモ類などから毒を抜く効果をもちたす。こうした料理法の発達によっお、人類は倚様な食材を甚いられるようになり、地球䞊の様々な生態系に適応する生掻を築けるようになりたした。 [[ファむル:Halal shop sign, Rue de Patay, Paris 13.jpg|サムネむル|ハラヌル]]  食事のずり方や䜜法も文化によっお異なりたす。東南アゞアの郜垂では、屋台での食事颚景が特城的です。皲䜜の盛んなモンスヌン地垯では、麺は小麊よりも米粉ビヌフンがよく甚いられたす。宗教ず食生掻の関係も深く、䟋えばむスラム教では、食べおよい玠材調理法が認められた食品を'''ハラヌル'''ずいい、そうでない食品ず区別しおいたす。  珟圚では文化の違いを越えお、昔の人々が口にしなかったものも食べるようになっおいたす。゚スニック料理の流行は、今や䞖界の倚くの郜垂生掻に芋られる珟象ですが、食生掻は䟝然ずしお地域の文化を映し出す鏡ずもいえ、だからこそ'''゚スニック料理'''の流行は、文化倚様性の楜しみずしお存圚しおいるずもいえたす。  たた、アメリカの食文化の圱響で、半䞖玀の間にコヌラやコヌヒヌを飲みながらハンバヌガヌを食べるずいった光景が、日本をはじめ䞖界各地で芋られるようになりたした。こうした'''ファストフヌド'''は、元々はアメリカの倧衆向けの簡易食に過ぎたせんでした。しかし、冷凍食品やむンスタント食品の普及、倚囜籍䌁業の倖食産業ぞの進出が囜境を越えお広がり、食生掻の均䞀化・等質化がたすたす進んでいたす。 {| class="wikitable" !倖食産業 |- | 食堂・レストラン・ハンバヌガヌショップなど、䞀般には飲食店ずいわれる業皮を指したすが、広矩には匁圓や惣菜業、仕出しや絊食業務を請け負う事業なども含たれたす。 |- !䞖界に芋られる発酵食品 |- | 食材を酵母や乳酞菌などの现菌類の働きで加工したものが発酵食品です。䞀般に食材を発酵させるず保存性が高たり、旚味や栄逊䟡が増すなどの効果を持ちたす。ワむンや日本酒などの酒類や玍豆、家畜の乳を発酵させたチヌズやペヌグルト、魚介類を䜿った鰹節やキムチ、干物類などは発酵食品です。東アゞアでは倧豆を発酵させた醀油が、東南アゞアでは魚介類を発酵させた魚醀が甚いられるように、地域ごずに異なる食材ず现菌類の組み合わせが芋られ、䞖界には颚土ず結び぀いた様々な発酵文化がありたす。 |} === 䞻食ずなる䜜物ず各地の食文化 ===  䌝統的な䞻食は、その地域で栜培出来る䜜物ず深い関わりがありたす。コメ、小麊、ずうもろこし、むモ類、雑穀、肉、乳は、䞖界各地で䞻食ずされおおり、食べ方には地域ごずの特色がありたす。  '''小麊'''は西アゞアで最初に栜培され䞻食ずなりたした。その埌、亀易の拡倧により、地䞭海沿岞からペヌロッパ・南アゞア・䞭囜、ペヌロッパ人が進出した北アメリカやオヌストラリアで䞻食ずされたした。小麊の食べ方には通りありたす。 # ペヌロッパでは粉状にしお、パンやパスタにしお食べたす。 # むンドや西アゞアでは、小麊粉で䜜った生地を薄く䌞ばしナンやチャパティにしお食べたす。  キビやトりモロコシなどの'''雑穀'''は、アフリカ倧陞やラテンアメリカに分垃したす。雑穀の食べ方は、次の通りです。 # 粉にひいおお粥や団子にしお食べたす。 # メキシコなどでは緎っお薄く䌞ばしお焌いたトルティヌダが食べられたす。 [[ファむル:Manihot esculenta dsc07325.jpg|サムネむル|キャッサバ。孊者名はマニホヌト・゚スクレンタず呌ばれたす。]]  '''むモ類'''は、ダムむモやタロむモを食べる東南アゞアや南倪平掋の島々ず、キャッサバマニオクやゞャガむモを食べる南アメリカやアフリカに分垃したす。アンデス地方が原産のゞャガむモは、䞖玀にペヌロッパぞもち蟌たれ、珟圚ではドむツなどの䞻食になっおいたす。  '''コメ'''は倏に雚量が倚い東アゞア、東南アゞアを䞭心に広がりたした。コメの食べ方は、次の通りです。 # 粒のたた炊いたり蒞したりしお食べられたす。 # 䞭囜のビヌフンやベトナムのフォヌのように、コメの粉を麺にした料理も芋られたす。  日本ず同じ皲䜜蟲業を䞭心ずする地域では、䞻食ずしおの米飯に察しお副食おかずがあるずいう考えが広くみられたす。䞻食ず副食の区別は、私達にずっおはごく自然のように思われたす。しかし、この区別は決しお䞖界的に共通ではありたせん。  アフリカや䞭倮アゞアの牧畜民や蟲耕ず牧畜の組み合わせが芋られるペヌロッパでは、このようなはっきりずした区別はありたせん。これらの地域では、乳補品の利甚が目立ちたす。䟋えば、モンゎルの遊牧民は倚くの倧型家畜の乳を利甚し、それらの加工品ずしおバタヌやチヌズが぀くられたす。たた、乳補品ず䞊んで矊・ダギ・牛の肉が冬堎の保存食ずしお甚いられたす。  なお、北極海沿岞ではトナカむやアザラシなどが、䌝統的に食べられおきたした。 === 食生掻の倉質ず䌝統 ===  䞖界の食生掻は、亀易の発展、生産技術や食品工業の発達、生掻氎準の向䞊によっお、近代以降、倧きく倉化したした。ペヌロッパで肉類が広く食べられるようになったのは、䞖玀の産業革呜以降に過ぎず、ペヌロッパのほずんどの地域が䌝統的に小麊を䞻食ずしおきたした。  䞀方、食生掻には、颚土や環境のほか、民族的・地域的な倚様性が深く根付いおいたす。そのため䞖界䞭どこに行っおも、その歎史の䞭で生たれた'''郷土料理'''があり、地域の独自性や魅力にもなっおきたした。食生掻のグロヌバル化は囜境を越え、䟋えば䞭囜料理やむタリア料理、むンド料理、韓囜料理など、倖囜料理店が建ち䞊ぶ光景は、䞖界の倧郜垂に共通する景芳ずなっおいたす。このように、食生掻は、生産技術や流通の発達によっお自然環境や地域の制玄から解攟され豊かになっおきたした。しかし、その恩恵を受ける囜ずそうでない囜ずの栌差は拡倧しおいたす。豊かな囜では過食や偏食による健康ぞの匊害が問題になっおいたす。 {| class="wikitable" !䞭囜料理ずむタリア料理 |- | どちらも食材が豊富で味・栄逊に優れ、東掋ず西掋を代衚する料理です。䞭囜料理は匷い火力を䜿い、也燥食品・油を倚甚したす。むタリア料理はオリヌブオむル・パスタ・トマトを倚甚し、ワむンずずもに食べたす。どちらも歎史の叀さや広い囜土などが圱響しお、地方色豊かな料理が発達しおいたす。 |} == 䞖界の䜏居 == === 気候や生掻様匏に合わせた䜏居 ===  東南アゞアや南アゞアなど高枩倚湿な地域では、'''高床'''にしお通気性をよくし、屋根の募配を急にしお雚氎を流しやすくするなどの工倫がなされおいたす。䞀方、北アフリカや西アゞアのように、也燥しおいお寒暖の差が倧きい地域では、急激な気枩の倉化が宀内に及ばないように、壁を厚くし、窓を小さくする工倫がなされおいたす。ほかにも、むヌむット゚スキモヌのように雪や氷を材料ずした'''むグルヌ'''や、モンゎルの遊牧民のように矊毛を圧瞮したフェルトを材料にした'''ゲル'''䞭囜語では'''パオ'''もありたす。 === 䌝統的建築材料 ===  こうした䜏居の倚様性は建築資材や瀟䌚組織によっお倉わっおいきたす。熱垯地域では豊かな怍生を反映しお朚や葉・草が、たたやや也燥した地域では、ずげの倚い灌朚が叀くから建築材料ずなっおきたした。䞀方、冷涌な針葉暹林地垯ではモミやマツが、反察に、降氎量が少なく暹朚が成長しにくい也燥地域では、土・'''煉瓩'''・石が建築材料ずなりたした。 == 日本の衣食䜏 == === 日本の衣食䜏の倉化 ===  日本では、衣食䜏を厳しく芏定する宗教䞊の芏範はほずんど芋られたせん。そのような背景から、経枈発展に䌎っお、欧米諞囜の文化が広く受け入れられおきたした。生掻文化の欧米化によっお、最も倧きく倉わったのは服装です。倧正時代になるず掋服が普及し、第次䞖界倧戊以降には、女性の職堎進出によっお女性の掋装化も進みたした。これ以降、和服は、日垞の生掻で着る人が少なくなり、結婚匏や卒業匏などの瀌装ずしお、限られた堎面でのみ着甚されるようになりたした。第二次䞖界倧戊埌には、アメリカ合衆囜の文化やファッションの圱響を匷く受けるようになり、若者を䞭心にゞヌンズやシャツも普及したした。ファッションや流通がグロヌバル化され、倚囜籍䌁業によっお䞖界䞭で普段着カゞュアルりェアが着られるようになりたした。 [[ファむル:Oxfordian, Bowler and Cashmere.jpg|サムネむル|背広スヌツ]]  就職掻動・転職掻動や事務系の職堎をみるず、ワむシャツにネクタむ、背広スヌツを着甚する習慣が定着しおいたす。しかし、この服装は高枩倚湿な倏の日本では気候に適しおいるずは蚀いにくく、倏にはオフィスの冷房を匷めなくおはならないずいう矛盟も起きおいたす。 {| class="wikitable" !背広 |- | 䞖玀にレゞャヌ甚ずしおむギリスで生たれたしたが、䞖玀にアメリカでビゞネスりェアずなり、その埌䞖界に普及したした。 |}  食文化に぀いおも、特に第二次䞖界倧戊埌、欧米諞囜の食文化が普及し、パン食が定着したした。その埌、タむなどアゞア諞囜の料理をはじめ、フランス料理・むタリア料理・むンド料理など䞖界各地の食文化も広たり、食の奜みも倚様化しおいたす。しかし、どの囜の料理にしおも、食材や調味料などにおいお、日本人の味芚に合わせる工倫がなされおいたす。 === 日本の䜏居倉化 ===  日本の䜏宅事情の倉化は次の通りです。 {| class="wikitable" |歎史 |高床経枈成長期たでは、東北地方の'''曲屋'''や、岐阜県から富山県にかけおの山間郚にみられる'''合掌づくり'''など、地域の颚土に合わせた倚様な民家がみられたした。間取りも、西日本の田の字に分けられた四間取り型に察しお、東北日本では囲炉裏のある広間を䞭心ずした広間型がみられたした。ずころが、経枈成長による生掻氎準の向䞊や、郜垂化に䌎う䜏宅の利䟿性の远求、栞家族化の進行によっお䜏宅構造に倧きな倉化がみられるようになりたした。 |- |建築方法 |鉄骚や鉄筋コンクリヌトのほかに、'''プレハブ工法'''が普及するなど、建蚭工法が暙準化され、集合䜏宅だけでなく、䞀戞建お䜏宅にも画䞀化が進みたした。 |- |䜏環境 |和宀に倉わっお掋宀が増えたり、畳の䞊での生掻から掋宀でのベッドやテヌブルを䜿った生掻ぞ倉わったりず、欧米化の傟向がみられたす。最近では和宀の蚭眮を売り物にする䜏宅も増えおいたす。党囜的に、高霢者ぞの察応から'''バリアフリヌ䜏宅'''の普及も進んでいたす。 |- |地域環境 |北海道や日本海偎北郚などの豪雪地垯では、柱を倪くしたり、開口郚窓を少なくしたり、さらに、断熱効果を高める必芁から朚造で建築がされおいたす。䞀方、南西日本では倏の日射しを避けるために軒先を深くしたり、沖瞄のような匷颚地垯ではほずんどの䜏居でコンクリヌト建築です。 |} [[カテゎリ:高等孊校教育|地]] [[カテゎリ:人間]] [[カテゎリ:生掻]]
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2023-02-02T10:06:20Z
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高等孊校 物理/単振動
本節では、単振動に぀いお孊びたす。高等孊校の数孊䞉角比、䞉角関数の基瀎知識を䜿わないず理解が困難です。 そこで、最初に数孊Iの䞉角比に぀いお簡単に埩習しおから、本題に入りたす。 盎角䞉角圢では次の性質もいえたす。 sin Ξ = B C A B {\displaystyle \sin \theta ={\frac {BC}{AB}}} 敎理しお B C = A B sin Ξ {\displaystyle BC=AB\sin \theta } cos Ξ = A C A B {\displaystyle \cos \theta ={\frac {AC}{AB}}} 敎理しお A C = A B cos Ξ {\displaystyle AC=AB\cos \theta } 等速円運動をしおいる物䜓を真暪から芋たら、どのように芋えるでしょうか。 小䞭孊校で習った球䜓を䟋にしお、その䞭を物䜓が回っおいるずしたしょう。(癜矢印郚分) 埩習になりたすが、等速円運動は平面䞊の呚期運動なので、球䜓の呚りの郚分(癜矢印郚分)を真暪から芋るず盎線䞊を瞊に埀埩運動しおいるように芋えたす。この埀埩運動を単振動ずいいたす。 ここで、回転数ず呚期は等速円運動の説明ず党く倉わりたせん。 さらに等速円運動の角速床は、角振動数ず名前を倉曎しおいるだけに過ぎたせん。 円運動の匏ず図が曞ければ匏を導けたす。これを䜕回か繰り返すず「単振動の䜍眮・速さ・加速床」は芚えられたす。 䜍眮は暪・瞊ずありたすが、ここでは瞊を芋おいたすから、サむンの内容になりたす。したがっお、䜍眮に等速円運動の角速床の説明を回転角に盎した匏に盎し、 B C = A B sin Ξ {\displaystyle BC=AB\sin \theta } に代入するだけで公匏が完成したす。 速さは普通暪に進みたすので、コサむンの内容になりたす。したがっお、速さに等速円運動の角速床の説明を回転角に盎した匏に盎し、 A C = A B cos Ξ {\displaystyle AC=AB\cos \theta } に代入するだけで公匏が完成したす。 最埌に、単振動の加速床ですが、等速円運動の加速床の匏に、 B C = A B sin Ξ {\displaystyle BC=AB\sin \theta } を代入したす。しかし、これでは、䜍眮ず加速床が反察の向きになっおしたいたす。そこでこれを避けるため、マむナスの笊号を前に付けたす。 ★公匏 ★蚌明1 図圢を䜿っお蚌明したす。 等速円運動の1回転の回転角は、360床です。単振動では、䜍眮が異なるごずに等しい振動状態を繰り返すので、よく䜍眮は0~360床間の角で衚されたす。最初に基準ずした䜍眮を初期䜍盞(初期䜍眮)ずいいたす。なお、単振動の初期䜍盞(初期䜍眮)は、0ではない堎合もありたす。その堎合、単振動の䜍眮に関する匏に初期䜍盞(初期䜍眮)を加えるず、求められたす。 ★公匏 x = A sin ( ω t + Ξ 0 ) {\displaystyle x=A\sin(\omega \ t+\theta _{0})} ★蚌明 ★蚌明
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本節では、単振動に぀いお孊びたす。高等孊校の数孊䞉角比、䞉角関数の基瀎知識を䜿わないず理解が困難です。 そこで、最初に数孊Ⅰの䞉角比に぀いお簡単に埩習しおから、本題に入りたす。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校 物理|高等孊校物理]]>単振動 本節では、単振動に぀いお孊びたす。高等孊校の数孊䞉角比、䞉角関数の基瀎知識を䜿わないず理解が困難です。 そこで、最初に数孊Ⅰの䞉角比に぀いお簡単に埩習しおから、本題に入りたす。 == 䞉角比の利甚 == [[ファむル:䞉角比.png|サムネむル|220x220ピクセル]] 盎角䞉角圢では次の性質もいえたす。 <math>\sin\theta=\frac{BC}{AB}</math> 敎理しお <math>BC=AB\sin\theta</math> <math>\cos\theta=\frac{AC}{AB}</math>  敎理しお '''<math>AC=AB\cos\theta</math>''' == 単振動ずは == [[ファむル:単振動ずは.png|サムネむル|図の癜→のように物䜓が動いおいお、球䜓䞭の動く軌跡を平面化したす。経枈孊郚で習う無差別曲線の導出むメヌゞを䟋に考えたした。]]  等速円運動をしおいる物䜓を真暪から芋たら、どのように芋えるでしょうか。 小䞭孊校で習った球䜓を䟋にしお、その䞭を物䜓が回っおいるずしたしょう。癜矢印郚分 埩習になりたすが、等速円運動は平面䞊の呚期運動なので、球䜓の呚りの郚分癜矢印郚分を真暪から芋るず盎線䞊を瞊に埀埩運動しおいるように芋えたす。この埀埩運動を'''単振動'''ずいいたす。  ここで、'''回転数'''ず'''呚期'''は等速円運動の説明ず党く倉わりたせん。  さらに等速円運動の角速床は、'''角振動数'''ず名前を倉曎しおいるだけに過ぎたせん。 == 単振動の䜍眮・速さ・加速床 == 円運動の匏ず図が曞ければ匏を導けたす。これを䜕回か繰り返すず「単振動の䜍眮・速さ・加速床」は芚えられたす。 䜍眮は暪・瞊ずありたすが、ここでは瞊を芋おいたすから、'''サむン'''の内容になりたす。したがっお、䜍眮に等速円運動の角速床の説明を回転角に盎した匏に盎し、'''<math>BC=AB\sin\theta</math>'''に代入するだけで公匏が完成したす。  速さは普通暪に進みたすので、'''コサむン'''の内容になりたす。したがっお、速さに等速円運動の角速床の説明を回転角に盎した匏に盎し、<math>AC=AB\cos\theta</math>に代入するだけで公匏が完成したす。 最埌に、単振動の加速床ですが、等速円運動の加速床の匏に、'''<math>BC=AB\sin\theta</math>'''を代入したす。しかし、これでは、䜍眮ず加速床が反察の向きになっおしたいたす。そこでこれを避けるため、マむナスの笊号を前に付けたす。 ★公匏 : <big><math>x = A \sin \omega\ t</math></big> : <big><math>v = A\omega\cos \omega t </math></big> : <big><math>a = -A\omega ^2 \sin \omega t</math></big> : <big><math>a = -\omega ^2 x</math></big> ★蚌明 図圢を䜿っお蚌明したす。 == 単振動の初期䜍盞 ==  等速円運動の回転の回転角は、360床です。単振動では、䜍眮が異なるごずに等しい振動状態を繰り返すので、よく䜍眮は360床間の角で衚されたす。最初に基準ずした䜍眮を'''初期䜍盞初期䜍眮'''ずいいたす。なお、単振動の初期䜍盞初期䜍眮は、ではない堎合もありたす。その堎合、単振動の䜍眮に関する匏に初期䜍盞初期䜍眮を加えるず、求められたす。 ★公匏 <big><math>x = A \sin (\omega\ t+\theta_0)</math></big> ★蚌明 == 埩元力ず呚期 == ★蚌明 : <big><math>T = \frac {2\pi}\omega</math></big> == ばね振り子 == == 単振り子 == == 単振動の゚ネルギヌ == == 資料出所 == * 『改蚂 物理』、東京曞籍、2020幎(2017幎怜定) * 『物理 改蚂版』、新興出版瀟啓林通、2020幎(2017幎怜定) * 『高等孊校 改蚂 物理』、第䞀孊習瀟、2020幎(2018幎怜定) * 『高校の物理が1冊で䞞ごずわかる』小川慎䞀郎著 2022幎 ベレ出版 * 『東京倧孊の先生䌝授 文系のためのめっちゃやさしい 物理』束尟 泰著 2021幎 ニュヌトンプレス * 『始たりから知るず面癜い物理孊の授業』巊巻 健男著 2020幎 山ず枓谷瀟 * 『チャヌト匏シリヌズ新課皋 新物理 物理基瀎・物理』郜築嘉匘ほか著 2023幎 数研出版 {{stub}} [[カテゎリ:力孊]] [[Category:振動ず波動]] {{DEFAULTSORT:高等孊校物理たんしんずう}}
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高等孊校 生物基瀎/怍物ず環境の関わり
適応では、生物のも぀圢態や生理的機胜などの性質が、その環境のもずで生掻しおいく䞊で郜合よく出来おおり、結果的に生物の生存や繁殖に圹立っおいたす。 寒冷で雪の倚い地域に生育する暹朚には、枩暖な地域に生育する近瞁な皮に比べお背䞈が䜎く、柔軟な茎をも぀ものがありたす。この圢態は、暹朚の䞊に雪が積もっおも折れにくいずいう特城がありたす。たた、砂挠のように也燥した地域に生育する怍物には、根を非垞に長く䌞ばし、地䞭深くの氎分を吞収しおいるものもありたす。環境ぞの適応を反映した圢態を生掻圢ずいいたす。 生掻圢には様々なものがありたす。皮子が発芜しおから1幎以内に結実しお枯死する怍物を䞀幎生怍物、地䞋郚などに逊分を貯蔵しながら1幎をこえお生育する怍物を倚幎生怍物ずいいたす。 朚本は、普通は、2m皋床より䜎い䜎朚ず、䜎朚より高い亜高朚や高朚に分けられたす。たた、朚本は、冬季や也季に葉を萜ずすかどうかで垞緑暹ず萜葉暹に分けられたす。広葉暹ず針葉暹にも分けられたす。 倚くの怍物は生育に䞍適切な冬季や也季には成長を止め、䌑眠芜を䜜りたす。䌑眠芜は、ある䞀定期間、発芜しない芜で、䜎枩や也燥に匷い特城を持ちたす。クリステン・ラりンケルは、䌑眠芜の䜍眮の違いによっお怍物の生掻圢を分類したした。熱垯では地䞊怍物が、寒垯では半地䞭怍物が、也燥する砂挠では䞀幎生怍物がよく実りたす。 怍物の光合成に぀いお、単䜍時間あたりの怍物の二酞化炭玠の吞収量を光合成速床、攟出量を呌吞速床ずいいたす。ある光の匷さのもずでは、呌吞速床ず光合成速床が぀り合い、芋かけ䞊、二酞化炭玠を攟出も吞収もしない状態になりたす。この時の光の匷さを光補償点ずいいたす。 光が十分な匷さになるず、それ以䞊、光を匷くしおも、光合成速床は光の匷さに関係なく䞀定になりたす。この時の光の匷さを光飜和点ずいいたす。たた、この䞀定になった時の光合成速床を最倧光合成速床ずいいたす。 怍物の光の利甚の仕方は、怍物の皮類によっお異なりたす。草原や耕地など、日圓たりのよい環境でよく生育する怍物を陜生怍物ずいいたす。陜生怍物の性質をも぀暹朚を陜暹ずいいたす。陜暹には、ダシャブシ、クロマツなどがありたす。陜暹の芜生えや幌朚は、日陰では光合成による物質生産を十分に行えず、病原菌に感染したり昆虫などに食べられたりしお、よく枯死したす。 䞀方、森林の䞭など、日陰の環境に生育する怍物を陰生怍物ずいいたす。芜生えや幌朚の耐陰性が高く、ある皋床成長するず、明るいほど成長がよくなりたす。このような陰生怍物の性質をも぀暹朚を陰暹ずいいたす。陰暹には、タブノキ、アラカシなどがありたす。遷移が進むに぀れお目陰の環境が倚くなり、陜暹が育ちにくくなるため、遷移が進むに぀れお陰暹がよく実りたす。そのため、陰暹は、極盞に達した森林を構成する暹皮によくみられたす。 遷移の進行を促す環境芁因の1぀が地衚に届く光の量です。草原の明るい環境では、陜暹は陰暹に比べお葉の光合成速床(葉の単䜍面積あたりの二酞化炭玠の吞収速床)が倧きく成長も速くなりたす。暹朚は、草本に比べおより高く成長するため、草本は暹朚の陰になりたす。そのため、草原の怍生の次に陜暹林の怍生によく遷移したす。陜暹林が出来るず、地衚に届く光が少なくなるので、陜暹の芜生えは生育しにくくなりたす。しかし、陜暹林に陰暹が䟵入した堎合、陰暹の芜生えは生育出来るので、陜暹が枯死するず陰暹を䞻ずした森林に遷移しおいきたす。 1本の怍物䜓でも、日圓たりのよい堎所ず悪い堎所では、葉の特城が異なりたす。日圓たりのよい堎所にある葉を陜葉ずいい、厚くお葉の面積が狭くなりたす。䞀方、日圓たりの悪い堎所にある葉を陰葉ずいい、薄くお葉の面積が広くなりたす。陜葉は陰葉より、葉の面積あたりの最倧光合成速床が速くなりたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "適応では、生物のも぀圢態や生理的機胜などの性質が、その環境のもずで生掻しおいく䞊で郜合よく出来おおり、結果的に生物の生存や繁殖に圹立っおいたす。", "title": "怍物の環境ぞの適応" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "寒冷で雪の倚い地域に生育する暹朚には、枩暖な地域に生育する近瞁な皮に比べお背䞈が䜎く、柔軟な茎をも぀ものがありたす。この圢態は、暹朚の䞊に雪が積もっおも折れにくいずいう特城がありたす。たた、砂挠のように也燥した地域に生育する怍物には、根を非垞に長く䌞ばし、地䞭深くの氎分を吞収しおいるものもありたす。環境ぞの適応を反映した圢態を生掻圢ずいいたす。", "title": "怍物の環境ぞの適応" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "生掻圢には様々なものがありたす。皮子が発芜しおから1幎以内に結実しお枯死する怍物を䞀幎生怍物、地䞋郚などに逊分を貯蔵しながら1幎をこえお生育する怍物を倚幎生怍物ずいいたす。", "title": "怍物の環境ぞの適応" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "朚本は、普通は、2m皋床より䜎い䜎朚ず、䜎朚より高い亜高朚や高朚に分けられたす。たた、朚本は、冬季や也季に葉を萜ずすかどうかで垞緑暹ず萜葉暹に分けられたす。広葉暹ず針葉暹にも分けられたす。", "title": "怍物の環境ぞの適応" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "倚くの怍物は生育に䞍適切な冬季や也季には成長を止め、䌑眠芜を䜜りたす。䌑眠芜は、ある䞀定期間、発芜しない芜で、䜎枩や也燥に匷い特城を持ちたす。クリステン・ラりンケルは、䌑眠芜の䜍眮の違いによっお怍物の生掻圢を分類したした。熱垯では地䞊怍物が、寒垯では半地䞭怍物が、也燥する砂挠では䞀幎生怍物がよく実りたす。", "title": "怍物の環境ぞの適応" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "怍物の光合成に぀いお、単䜍時間あたりの怍物の二酞化炭玠の吞収量を光合成速床、攟出量を呌吞速床ずいいたす。ある光の匷さのもずでは、呌吞速床ず光合成速床が぀り合い、芋かけ䞊、二酞化炭玠を攟出も吞収もしない状態になりたす。この時の光の匷さを光補償点ずいいたす。", "title": "光の匷さず光合成" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "光が十分な匷さになるず、それ以䞊、光を匷くしおも、光合成速床は光の匷さに関係なく䞀定になりたす。この時の光の匷さを光飜和点ずいいたす。たた、この䞀定になった時の光合成速床を最倧光合成速床ずいいたす。", "title": "光の匷さず光合成" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "怍物の光の利甚の仕方は、怍物の皮類によっお異なりたす。草原や耕地など、日圓たりのよい環境でよく生育する怍物を陜生怍物ずいいたす。陜生怍物の性質をも぀暹朚を陜暹ずいいたす。陜暹には、ダシャブシ、クロマツなどがありたす。陜暹の芜生えや幌朚は、日陰では光合成による物質生産を十分に行えず、病原菌に感染したり昆虫などに食べられたりしお、よく枯死したす。", "title": "光の匷さず光合成" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "䞀方、森林の䞭など、日陰の環境に生育する怍物を陰生怍物ずいいたす。芜生えや幌朚の耐陰性が高く、ある皋床成長するず、明るいほど成長がよくなりたす。このような陰生怍物の性質をも぀暹朚を陰暹ずいいたす。陰暹には、タブノキ、アラカシなどがありたす。遷移が進むに぀れお目陰の環境が倚くなり、陜暹が育ちにくくなるため、遷移が進むに぀れお陰暹がよく実りたす。そのため、陰暹は、極盞に達した森林を構成する暹皮によくみられたす。", "title": "光の匷さず光合成" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "遷移の進行を促す環境芁因の1぀が地衚に届く光の量です。草原の明るい環境では、陜暹は陰暹に比べお葉の光合成速床(葉の単䜍面積あたりの二酞化炭玠の吞収速床)が倧きく成長も速くなりたす。暹朚は、草本に比べおより高く成長するため、草本は暹朚の陰になりたす。そのため、草原の怍生の次に陜暹林の怍生によく遷移したす。陜暹林が出来るず、地衚に届く光が少なくなるので、陜暹の芜生えは生育しにくくなりたす。しかし、陜暹林に陰暹が䟵入した堎合、陰暹の芜生えは生育出来るので、陜暹が枯死するず陰暹を䞻ずした森林に遷移しおいきたす。", "title": "光の匷さず光合成" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "1本の怍物䜓でも、日圓たりのよい堎所ず悪い堎所では、葉の特城が異なりたす。日圓たりのよい堎所にある葉を陜葉ずいい、厚くお葉の面積が狭くなりたす。䞀方、日圓たりの悪い堎所にある葉を陰葉ずいい、薄くお葉の面積が広くなりたす。陜葉は陰葉より、葉の面積あたりの最倧光合成速床が速くなりたす。", "title": "光の匷さず光合成" } ]
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[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校 生物基瀎]]>怍物ず環境の関わり == 怍物の環境ぞの適応 ==  '''適応'''では、生物のも぀圢態や生理的機胜などの性質が、その環境のもずで生掻しおいく䞊で郜合よく出来おおり、結果的に生物の生存や繁殖に圹立っおいたす。 === 生掻圢 ===  寒冷で雪の倚い地域に生育する暹朚には、枩暖な地域に生育する近瞁な皮に比べお背䞈が䜎く、柔軟な茎をも぀ものがありたす。この圢態は、暹朚の䞊に雪が積もっおも折れにくいずいう特城がありたす。たた、砂挠のように也燥した地域に生育する怍物には、根を非垞に長く䌞ばし、地䞭深くの氎分を吞収しおいるものもありたす。環境ぞの適応を反映した圢態を'''生掻圢'''ずいいたす。  生掻圢には様々なものがありたす。皮子が発芜しおから幎以内に結実しお枯死する怍物を'''䞀幎生怍物'''、地䞋郚などに逊分を貯蔵しながら幎をこえお生育する怍物を'''倚幎生怍物'''ずいいたす。  朚本は、普通は、皋床より䜎い䜎朚ず、䜎朚より高い亜高朚や高朚に分けられたす。たた、朚本は、冬季や也季に葉を萜ずすかどうかで垞緑暹ず萜葉暹に分けられたす。広葉暹ず針葉暹にも分けられたす。 === クリステン・ラりンケルの生掻圢 === [[ファむル:Life forms.png|サムネむル|クリステン・ラりンケルの生掻圢分類]]  倚くの怍物は生育に䞍適切な冬季や也季には成長を止め、䌑眠芜を䜜りたす。䌑眠芜は、ある䞀定期間、発芜しない芜で、䜎枩や也燥に匷い特城を持ちたす。クリステン・ラりンケルは、䌑眠芜の䜍眮の違いによっお怍物の生掻圢を分類したした。熱垯では地䞊怍物が、寒垯では半地䞭怍物が、也燥する砂挠では䞀幎生怍物がよく実りたす。 == 光の匷さず光合成 ==  怍物の光合成に぀いお、単䜍時間あたりの怍物の二酞化炭玠の吞収量を'''光合成速床'''、攟出量を'''呌吞速床'''ずいいたす。ある光の匷さのもずでは、呌吞速床ず光合成速床が぀り合い、芋かけ䞊、二酞化炭玠を攟出も吞収もしない状態になりたす。この時の光の匷さを'''光補償点'''ずいいたす。  光が十分な匷さになるず、それ以䞊、光を匷くしおも、光合成速床は光の匷さに関係なく䞀定になりたす。この時の光の匷さを'''光飜和点'''ずいいたす。たた、この䞀定になった時の光合成速床を最倧光合成速床ずいいたす。 === 陜生怍物ず陰生怍物 ===  怍物の光の利甚の仕方は、怍物の皮類によっお異なりたす。草原や耕地など、日圓たりのよい環境でよく生育する怍物を'''陜生怍物'''ずいいたす。陜生怍物の性質をも぀暹朚を'''陜暹'''ずいいたす。陜暹には、ダシャブシ、クロマツなどがありたす。陜暹の芜生えや幌朚は、日陰では光合成による物質生産を十分に行えず、病原菌に感染したり昆虫などに食べられたりしお、よく枯死したす。  䞀方、森林の䞭など、日陰の環境に生育する怍物を'''陰生怍物'''ずいいたす。芜生えや幌朚の耐陰性が高く、ある皋床成長するず、明るいほど成長がよくなりたす。このような陰生怍物の性質をも぀暹朚を'''é™°æš¹'''ずいいたす。陰暹には、タブノキ、アラカシなどがありたす。遷移が進むに぀れお目陰の環境が倚くなり、陜暹が育ちにくくなるため、遷移が進むに぀れお陰暹がよく実りたす。そのため、陰暹は、極盞に達した森林を構成する暹皮によくみられたす。  遷移の進行を促す環境芁因の぀が地衚に届く光の量です。草原の明るい環境では、陜暹は陰暹に比べお葉の光合成速床葉の単䜍面積あたりの二酞化炭玠の吞収速床が倧きく成長も速くなりたす。暹朚は、草本に比べおより高く成長するため、草本は暹朚の陰になりたす。そのため、草原の怍生の次に陜暹林の怍生によく遷移したす。陜暹林が出来るず、地衚に届く光が少なくなるので、陜暹の芜生えは生育しにくくなりたす。しかし、陜暹林に陰暹が䟵入した堎合、陰暹の芜生えは生育出来るので、陜暹が枯死するず陰暹を䞻ずした森林に遷移しおいきたす。 === 陜葉ず陰葉 ===  本の怍物䜓でも、日圓たりのよい堎所ず悪い堎所では、葉の特城が異なりたす。日圓たりのよい堎所にある葉を'''陜葉'''ずいい、厚くお葉の面積が狭くなりたす。䞀方、日圓たりの悪い堎所にある葉を'''陰葉'''ずいい、薄くお葉の面積が広くなりたす。陜葉は陰葉より、葉の面積あたりの最倧光合成速床が速くなりたす。 [[カテゎリ:怍物孊]]
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2022-11-29T06:51:32Z
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高等孊校 生物基瀎/様々な怍生
地球䞊には様々な怍物が生育しおいたす。ある堎所に生育しおいる怍物の集たりを怍生ずいいたす。たた、怍生を倖から芋た時の様盞を盞芳ずいい、怍生の䞭で、個䜓数が倚く、背䞈が高くお葉や枝の広がりが倧きい皮を優占皮ずいいたす。䞀般に盞芳は優占皮によっお特城づけられたす。 森林は、草原や荒原に比べお怍生が占める空間が倧きく、構造も耇雑です。 よく発達した森林の内郚を芳察するず、林冠ず呌ばれる森林の最䞊郚から、林床ず呌ばれる地面に近い堎所たで、様々な高さの暹朚や草朚による階局構造をみられたす。森林の階局構造は、䞊局郚から順に高朚局、亜高朚局、䜎朚局、草本局、コケ怍物などが生える地衚局ずいった構造になっおいたす。森林内の環境も倚様です。森林の怍生は、草原や荒原に比べお階局構造が耇雑なので、倚くの動物の生掻堎所にもなりたす。森林内の光環境は、1日の時刻や季節、倩気によっおも倉化したす。 怍物は、土壌䞭の氎や栄逊分を吞収しお成長したす。そのため、土壌は、怍物が生掻する䞊で重芁な環境芁因です。土壌は、岩石が颚化しお出来た砂などに、萜葉・萜枝や生物の遺䜓が分解されお出来た有機物が混じり合っお出来おいたす。萜葉・萜枝の分解は、ミミズ、ダスデ、トビムシ、ダニ、ダンゎムシなどの土壌動物や现菌、キノコなどの菌類などの分解者のはたらきによっお起こりたす。぀たり、土壌の圢成には、分解者が倧きく関わっおいたす。 よく発達した森林の土壌は、局状になっおいたす。地衚に近い最䞊局には萜葉・萜枝で芆われおおり、これを萜葉局ずいいたす。その䞋には萜葉・萜枝が分解されお出来た黒耐色の有機物(腐怍質)ず颚化した岩石が混じった局(腐怍土局)がみられたす。その䞋には颚化した岩石の局、さらにその䞋には颚化を受けおいない岩石(母岩)の局がありたす。 颚化した现かい岩石ず腐怍がたずたった粒状の構造を団粒構造ずいいたす。 団粒構造は保氎力が高く、隙間が倚いので通気性に優れおいたす。根は、団粒構造の発達した、有機物に富む局でよく成長したす。これは、氎や逊分の吞収が容易に行える䞊に、根の呌吞にも郜合がよいためです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "地球䞊には様々な怍物が生育しおいたす。ある堎所に生育しおいる怍物の集たりを怍生ずいいたす。たた、怍生を倖から芋た時の様盞を盞芳ずいい、怍生の䞭で、個䜓数が倚く、背䞈が高くお葉や枝の広がりが倧きい皮を優占皮ずいいたす。䞀般に盞芳は優占皮によっお特城づけられたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "森林は、草原や荒原に比べお怍生が占める空間が倧きく、構造も耇雑です。", "title": "森林の階局構造" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "よく発達した森林の内郚を芳察するず、林冠ず呌ばれる森林の最䞊郚から、林床ず呌ばれる地面に近い堎所たで、様々な高さの暹朚や草朚による階局構造をみられたす。森林の階局構造は、䞊局郚から順に高朚局、亜高朚局、䜎朚局、草本局、コケ怍物などが生える地衚局ずいった構造になっおいたす。森林内の環境も倚様です。森林の怍生は、草原や荒原に比べお階局構造が耇雑なので、倚くの動物の生掻堎所にもなりたす。森林内の光環境は、1日の時刻や季節、倩気によっおも倉化したす。", "title": "森林の階局構造" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "怍物は、土壌䞭の氎や栄逊分を吞収しお成長したす。そのため、土壌は、怍物が生掻する䞊で重芁な環境芁因です。土壌は、岩石が颚化しお出来た砂などに、萜葉・萜枝や生物の遺䜓が分解されお出来た有機物が混じり合っお出来おいたす。萜葉・萜枝の分解は、ミミズ、ダスデ、トビムシ、ダニ、ダンゎムシなどの土壌動物や现菌、キノコなどの菌類などの分解者のはたらきによっお起こりたす。぀たり、土壌の圢成には、分解者が倧きく関わっおいたす。", "title": "怍生ず土壌の関係" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "よく発達した森林の土壌は、局状になっおいたす。地衚に近い最䞊局には萜葉・萜枝で芆われおおり、これを萜葉局ずいいたす。その䞋には萜葉・萜枝が分解されお出来た黒耐色の有機物(腐怍質)ず颚化した岩石が混じった局(腐怍土局)がみられたす。その䞋には颚化した岩石の局、さらにその䞋には颚化を受けおいない岩石(母岩)の局がありたす。", "title": "怍生ず土壌の関係" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "颚化した现かい岩石ず腐怍がたずたった粒状の構造を団粒構造ずいいたす。", "title": "怍生ず土壌の関係" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "団粒構造は保氎力が高く、隙間が倚いので通気性に優れおいたす。根は、団粒構造の発達した、有機物に富む局でよく成長したす。これは、氎や逊分の吞収が容易に行える䞊に、根の呌吞にも郜合がよいためです。", "title": "怍生ず土壌の関係" } ]
 地球䞊には様々な怍物が生育しおいたす。ある堎所に生育しおいる怍物の集たりを怍生ずいいたす。たた、怍生を倖から芋た時の様盞を盞芳ずいい、怍生の䞭で、個䜓数が倚く、背䞈が高くお葉や枝の広がりが倧きい皮を優占皮ずいいたす。䞀般に盞芳は優占皮によっお特城づけられたす。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校 生物基瀎]]>様々な怍生  地球䞊には様々な怍物が生育しおいたす。ある堎所に生育しおいる怍物の集たりを'''怍生'''ずいいたす。たた、怍生を倖から芋た時の様盞を'''盞芳'''ずいい、怍生の䞭で、個䜓数が倚く、背䞈が高くお葉や枝の広がりが倧きい皮を優占皮ずいいたす。䞀般に盞芳は'''優占皮'''によっお特城づけられたす。 {| class="wikitable" !怍生 |- | 怍生は、盎射日光を遮るず気枩が䞋がるだけではなく、環境にも圱響を及がしたす。さらに、怍生は、怍物が有機物を蓄えおおり、生態系の物質埪環に぀いおも倧きな圹割を果たしおいたす。日本のように、気候が枩暖で、適床な降氎量があるずころには、高山などを陀いた陞地なら、ほがどこでも森林の怍生が発達したす。たた、日本の囜土のが森林です。 |- !怍生の皮類 |- | 䟋えば、関東地方では、コナラやクヌギなどの冬に葉を萜ずす萜葉暹を䞻䜓ずする雑朚林や、シむやカシなどの冬でも葉を぀けおいる垞緑暹からなる瀟寺林などの森林の怍生がみられたす。たた、措氎などによっお土砂が堆積したり、生育しおいる怍物が流されたりしおしたう河川敷には、ペシ原のような草原の怍生がみられたす。さらに公園の緑地、スギの怍林地、䜜物が生育する畑など、人工的に぀くられた怍物の集たりも怍生の぀です。このように、怍生には倚様な皮類がありたす。 |- !瀟寺林 |- | 神瀟の参道や拝所を岡むように蚭定・維持されおいる森林を瀟寺林ずいいたす。 |} == 森林の階局構造 ==  森林は、草原や荒原に比べお怍生が占める空間が倧きく、構造も耇雑です。  よく発達した森林の内郚を芳察するず、'''林冠'''ず呌ばれる森林の最䞊郚から、'''林床'''ず呌ばれる地面に近い堎所たで、様々な高さの暹朚や草朚による階局構造をみられたす。森林の階局構造は、䞊局郚から順に'''高朚局、亜高朚局、䜎朚局、草本局'''、コケ怍物などが生える'''地衚局'''ずいった構造になっおいたす。森林内の環境も倚様です。森林の怍生は、草原や荒原に比べお階局構造が耇雑なので、倚くの動物の生掻堎所にもなりたす。森林内の光環境は、日の時刻や季節、倩気によっおも倉化したす。 {| class="wikitable" !森林内の光環境 |- | 䞊局の葉が密に茂るず䞋局ぞの光の透過が劚げられるため、䞋局の日陰の皋床が匷くなりたす。しかし、林床でも朚挏れ日が圓たる堎所は、短時間でも明るくなりたす。たた、冬の萜葉暹林の林内は秋から冬にかけお高朚局の暹朚が葉を萜ずすため、倏に比べお明るくなりたす。このように、森林内の光環境だけに泚目しおも、森林内の環境が倚様です。 |} == 怍生ず土壌の関係 ==  怍物は、土壌䞭の氎や栄逊分を吞収しお成長したす。そのため、土壌は、怍物が生掻する䞊で重芁な環境芁因です。'''土壌'''は、岩石が颚化しお出来た砂などに、萜葉・萜枝や生物の遺䜓が分解されお出来た有機物が混じり合っお出来おいたす。萜葉・萜枝の分解は、ミミズ、ダスデ、トビムシ、ダニ、ダンゎムシなどの土壌動物や现菌、キノコなどの菌類などの分解者のはたらきによっお起こりたす。぀たり、<u>土壌の圢成には、分解者が倧きく関わっおいたす</u>。  よく発達した森林の土壌は、局状になっおいたす。地衚に近い最䞊局には萜葉・萜枝で芆われおおり、これを'''萜葉局'''ずいいたす。その䞋には萜葉・萜枝が分解されお出来た黒耐色の有機物腐怍質ず颚化した岩石が混じった局腐怍土局がみられたす。その䞋には颚化した岩石の局、さらにその䞋には颚化を受けおいない岩石母岩の局がありたす。  颚化した现かい岩石ず腐怍がたずたった粒状の構造を'''団粒構造'''ずいいたす。  団粒構造は保氎力が高く、隙間が倚いので通気性に優れおいたす。根は、団粒構造の発達した、有機物に富む局でよく成長したす。これは、氎や逊分の吞収が容易に行える䞊に、根の呌吞にも郜合がよいためです。 [[カテゎリ:生物孊]]
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高等孊校 生物/刺激の受容
県の芚え方:県はカメラに䟋えおみたしょう。それぞれがカメラのどこになるかは本文を読めば分かるず思いたす。 脊怎動物の芖芚噚(県)は、芖神経现胞(芖现胞)ずいう光を感じる现胞が1局に䞊んだ網膜を持っおいお、物の圢や色を芋分けられたす。哺乳類の網膜では、党おの芖神経繊維が1か所に束状に集たっおいお、網膜を内偎から倖偎に向かっお貫いお脳ぞず向かっおいる所がありたす。そこは芖现胞が欠けおいるので、光刺激を受容出来ない郚分(盲斑)ずなりたす。 芖现胞は、圢の違いからやや尖った錐䜓现胞ず棒状の桿䜓现胞の2぀に区別出来たす。ずもに倖節郚ず呌ばれる郚分に光を吞収する色玠(青錐䜓现胞、緑錐䜓现胞、赀錐䜓现胞)が倚く含たれおいたす。それぞれよく吞収する光の波長が異なっおいお、特定の範囲の波長に最も反応する色玠をもっおいたす。どの现胞が匷く刺激されたかずいう情報が倧脳に䌝わっお、そこで私達は初めお色の違い(色芚)を認識出来たす。桿䜓现胞は、錐䜓现胞に比べるず非垞に匱い光も吞収しお反応するずいう特城がありたすが、色の区別には䜿われたせん。 䟋えば、緑錐䜓现胞は緑色光を匷く吞収し、その光に匷く反応したす。3皮類の錐䜓现胞が同じように反応するず癜いず感じたす。緑ず赀の錐䜓现胞が同じように反応すれば黄色いず感じたす。 網膜䞊では、それぞれの芖现胞が均䞀に分垃しおいるのではなく、黄斑ず呌ばれる芖野の䞭心に盞圓する郚分に錐䜓现胞が非垞に倚く、黄斑呚蟺郚には桿䜓现胞が倚く分垃しおいたす。芖野の䞭心ほど、现かな圢を識別でき、色の違いも芋分けやすいのは、このような錐䜓现胞の密床が高いからです。 桿䜓现胞にはロドプシンずいう光を感じる物質がありたす。これは、オプシンずいうタンパク質にレチナヌルずいう物質が結合したもので、オプシンが光を吞収するず、レチナヌルの圢がかわっおオプシンから離れたす。これが匕き金ずなり、桿䜓现胞が興奮したす。錐䜓现胞にもロドプシンによく䌌た物質がありたす。 暗順応では、明るい所から急に暗い所に入るず、最初は真っ暗で䜕も芋えたせんが、しばらくするず次第に芋えるようになりたす。これに察しお、明順応では、暗い所から明るい所に出るず、最初はたぶしくお䜕も芋えたせんが、しばらくするず次第に芋えるようになりたす。 このような光の匷さの倉化に察する調節は、䞻に網膜の芖现胞によるものです。匷い光から匱い光に倉化する時の暗順応では、光に察する芖现胞の感床が増加し、明順応では芖现胞の感床が枛少し、正垞に芋えるようになりたす。その結果、錐䜓现胞より桿䜓现胞の方が、芖现胞の感床も倉化しやすくなりたす。 倖界の明暗が倉化するず、ヒトの県は瞳孔(ひずみ)の倧きさを倉えお県に入る光の量を調節したす。網膜に到達する光の量は、虹圩により調節されおいたす。虹圩は急激な光の匷さの倉化にも察応出来るようになっおいたす。瞳孔は盎埄玄1.3~10mmぐらいの範囲で倉わり、60倍ほどの範囲で呚りの明るさの調節が出来たす。 遠くのものを芋る時も、近くのものを芋る時も、県が網膜の䞊に像が結ばれるように調節したす。この珟象を遠近調節ずいいたす。ヒトは氎晶䜓を取り巻いおいる毛様筋を収瞮させお氎晶䜓の厚さを倉え、遠近調節をしおいたす。普通ヒトの県は、氎晶䜓の呚蟺郚にある毛様筋(毛様䜓の筋肉)が収瞮しない状態では、6.5m以䞊の遠方にある物䜓にピントが合うようになっおいたす。それより近い距離の物䜓を芋る時は、毛様筋の収瞮によっお氎晶䜓の厚みを調節し、網膜䞊に物䜓の像を結ぶように調節しおいたす。 巊右の芖现胞からの神経は亀差しお、倧脳の芖芚野に䌝わりたす。これを「芖亀叉」ずいいたす。人間の県では、䞡県の内偎半分からの神経だけが亀差しおいたす。人間の県では、県の内偎半分の神経だけが亀差しおおり、県の倖偎半分の神経は亀差せずにそのたた倧脳に入りたす。぀たり、右偎で芋たもの(䞡県の網膜の巊半分に映るもの)は巊の芖芚野に、巊偎で芋たもの(䞡県の網膜の右半分に映るもの)は右の芖芚野に送られたす。 このような結果になるのは、人間が立䜓映像を芋れるのず関係がありたす。同じものを䞡県で芋た時、右ず巊の網膜に映る像が少し違いたす。䟋えば、顔の前にある人差し指を巊右の県で芋るず、指は背景に察しお違う堎所にあるように芋えたす。倧脳は、巊右の県からの情報を比范し、距離感や立䜓感に倉えおいたす。そのため、巊の芖芚野は右の芖芚野の情報をたずめ、右半球は巊の芖芚野の情報に察しお同じ凊理を行いたす。右芖野からの情報は党お、巊芖芚野にずっお凊理しやすくなりたす。 なお、魚や鳥では、巊右の芖神経が党お亀叉しおいたす。これを「党亀叉」ずいいたす。魚や鳥の県は頭の暪にあり、右県ず巊県では芋えるものが党く違いたす。巊右の県が同じものを芋おいるわけではありたせんので、「半亀叉」は必芁ありたせん。 空気の振動は、聎芚噚官(耳)によっお音ずしお受容されたす。動物の䞭でも、聎芚が特に発達しおいるのは、脊怎動物や昆虫です。たた、猫、犬、海豚、蝙蝠などの聎芚噚は、ヒトの耳には聞こえない超音波を受容出来たす。䟋えば、海豚は䞖間䞀般では賢い動物で有名です。なぜなら、超音波でヒトのようにコミュニケヌションをずっおいるからです。 ※高等孊校生物の教科曞では、ヒト以倖の耳に぀いお詳しく解説されおいたせん。 こういった事情から、ヒトの聎芚噚官(耳)の構造ず音の受け入れ方法に぀いお孊習しおいくようになりたす。 ヒトの耳は、倖耳、䞭耳、内耳の3぀の郚分からなりたす。倖耳は、音を集めお䞭耳ぞず導く働きをしたす。倖耳に入っおきた空気の振動は、たず錓膜を振動させたす。錓膜の振動は䞭耳の耳小骚によっお増幅され、内耳の枊巻き管に䌝えられたす。枊巻管はリンパ液で満たされおおり、リンパ液が振動するず、基底膜が振動したす。このように、音の感芚现胞は内耳の枊巻き管に存圚しおいたす。 音が内耳のリンパ液の振動ずしお䌝わるず、それに反応しおコルチ噚官(コルチ噚)の基底膜が䞊䞋に小さく振動したす。その結果、感芚现胞(聎现胞)の毛が動かされ、聎现胞が刺激を受けたす。この情報が聎神経から倧脳の聎芚の䞭枢(聎芚野)ぞず䌝えられ、私達は音ずいう感芚ずしお受け入れられるようになりたす。 耳は聎芚噚官だけではなく、平衡芚の感芚噚官ずもいえたす。内耳には、前庭(前庭噚官)ず半芏管ず呌ばれる2぀の平衡感芚噚がありたす。 前庭には、感芚毛をもった感芚现胞があり、その䞊に炭酞カルシりムで出来た平衡石(耳石)がのっおいたす。䜓が傟くず平衡石が動いお感芚现胞を刺激するので、䜓の傟きを感じれたす。 䞀方、半芏管の䞭にも、感芚毛をもった感芚现胞がありたす。䜓が回転を始めたり止めたりするず、半芏管の䞭のリンパ液が回転に察しおバランスを取るために回転ず反察方向に流されたす。その流れによっお、感芚毛の束が倉圢し、感芚现胞が興奮したす。3぀の半芏管は互いに亀わっおいるので、それぞれ別々の方向の回転運動を感知出来たす。 空気の振動(音波)の呚期が短く、1秒間の振動数が倚い(呚波数が高い)堎合、高音ずしお感じたす。逆に、振動数が少ない(呚波数が䜎い)堎合、私達は䜎音ずしお感じたす。私達は、これらの音をどのような仕組みで聞き分けおいるのでしょうか。高音の振動は枊巻管の入り口に近い郚分の基底膜を、䜎音の振動は先端の方にある基底膜を振動させたす。 その結果、音の高䜎の違いによっお異なった堎所の基底膜が振動し、それぞれ異なる聎现胞が刺激されお電気信号が発生したす。この信号は、異なる聎神経の経路を䜿っお聎芚野の異なる郚分ぞず䌝わるので、そこで初めお音の高䜎の違いを認知出来たす。
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[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校理科]]>[[高等孊校生物]]>[[高等孊校 生物]]>刺激の受容 == 芖芚 == [[ファむル:Schematic_diagram_of_the_human_eye_ja.svg|サムネむル|355x355ピクセル|ヒトの県の構造]] [[ファむル:Cone-absorbance-en.svg|サムネむル|350x350ピクセル|光を吞収する色玠青錐䜓现胞、緑錐䜓现胞、赀錐䜓现胞の反応の違い]] 県の芚え方県はカメラに䟋えおみたしょう。それぞれがカメラのどこになるかは本文を読めば分かるず思いたす。  脊怎動物の芖芚噚県は、'''芖神経现胞''''''芖现胞'''ずいう光を感じる现胞が局に䞊んだ'''網膜'''を持っおいお、物の圢や色を芋分けられたす。哺乳類の網膜では、党おの芖神経繊維がか所に束状に集たっおいお、網膜を内偎から倖偎に向かっお貫いお脳ぞず向かっおいる所がありたす。そこは芖现胞が欠けおいるので、光刺激を受容出来ない郚分'''盲斑'''ずなりたす。 === 網膜䞊での凊理 ===  芖现胞は、圢の違いからやや尖った'''錐䜓现胞'''ず棒状の'''桿䜓现胞'''の぀に区別出来たす。ずもに倖節郚ず呌ばれる郚分に光を吞収する色玠青錐䜓现胞、緑錐䜓现胞、赀錐䜓现胞が倚く含たれおいたす。それぞれよく吞収する光の波長が異なっおいお、特定の範囲の波長に最も反応する色玠をもっおいたす。どの现胞が匷く刺激されたかずいう情報が倧脳に䌝わっお、そこで私達は初めお色の違い色芚を認識出来たす。桿䜓现胞は、錐䜓现胞に比べるず非垞に匱い光も吞収しお反応するずいう特城がありたすが、色の区別には䜿われたせん。  䟋えば、緑錐䜓现胞は緑色光を匷く吞収し、その光に匷く反応したす。皮類の錐䜓现胞が同じように反応するず癜いず感じたす。緑ず赀の錐䜓现胞が同じように反応すれば黄色いず感じたす。  網膜䞊では、それぞれの芖现胞が均䞀に分垃しおいるのではなく、'''黄斑'''ず呌ばれる芖野の䞭心に盞圓する郚分に錐䜓现胞が非垞に倚く、黄斑呚蟺郚には桿䜓现胞が倚く分垃しおいたす。芖野の䞭心ほど、现かな圢を識別でき、色の違いも芋分けやすいのは、このような錐䜓现胞の密床が高いからです。 === 光を感じる物質 === 桿䜓现胞には'''ロドプシン'''ずいう光を感じる物質がありたす。これは、オプシンずいうタンパク質にレチナヌルずいう物質が結合したもので、オプシンが光を吞収するず、レチナヌルの圢がかわっおオプシンから離れたす。これが匕き金ずなり、桿䜓现胞が興奮したす。錐䜓现胞にもロドプシンによく䌌た物質がありたす。 === 明順応ず暗順応 ===  '''暗順応'''では、明るい所から急に暗い所に入るず、最初は真っ暗で䜕も芋えたせんが、しばらくするず次第に芋えるようになりたす。これに察しお、'''明順応'''では、暗い所から明るい所に出るず、最初はたぶしくお䜕も芋えたせんが、しばらくするず次第に芋えるようになりたす。  このような光の匷さの倉化に察する調節は、䞻に網膜の芖现胞によるものです。匷い光から匱い光に倉化する時の暗順応では、光に察する芖现胞の感床が増加し、明順応では芖现胞の感床が枛少し、正垞に芋えるようになりたす。その結果、<u>錐䜓现胞より桿䜓现胞の方が、芖现胞の感床も倉化</u>しやすくなりたす。 === 光量調節 ===  倖界の明暗が倉化するず、ヒトの県は'''瞳孔'''ひずみの倧きさを倉えお県に入る光の量を調節したす。網膜に到達する光の量は、'''虹圩'''により調節されおいたす。虹圩は急激な光の匷さの倉化にも察応出来るようになっおいたす。瞳孔は盎埄玄ぐらいの範囲で倉わり、倍ほどの範囲で呚りの明るさの調節が出来たす。 [[ファむル:チン小垯_ゆるむ堎合.svg|右|200x200ピクセル]] === 遠近調節 ===  遠くのものを芋る時も、近くのものを芋る時も、県が網膜の䞊に像が結ばれるように調節したす。この珟象を遠近調節ずいいたす。ヒトは氎晶䜓を取り巻いおいる毛様筋を収瞮させお氎晶䜓の厚さを倉え、遠近調節をしおいたす。普通ヒトの県は、'''氎晶䜓'''の呚蟺郚にある毛様筋毛様䜓の筋肉が収瞮しない状態では、以䞊の遠方にある物䜓にピントが合うようになっおいたす。それより近い距離の物䜓を芋る時は、毛様筋の収瞮によっお氎晶䜓の厚みを調節し、網膜䞊に物䜓の像を結ぶように調節しおいたす。 [[ファむル:Suprachiasmatic nucleus - Superior view.png|サムネむル|芖亀叉ずは]] ==== 参考芖亀叉 ====  巊右の芖现胞からの神経は亀差しお、倧脳の芖芚野に䌝わりたす。これを「'''芖亀叉'''」ずいいたす。人間の県では、䞡県の内偎半分からの神経だけが亀差しおいたす。人間の県では、県の内偎半分の神経だけが亀差しおおり、県の倖偎半分の神経は亀差せずにそのたた倧脳に入りたす。぀たり、<u>右偎で芋たもの䞡県の網膜の巊半分に映るものは巊の芖芚野に、巊偎で芋たもの䞡県の網膜の右半分に映るものは右の芖芚野</u>に送られたす。  このような結果になるのは、人間が立䜓映像を芋れるのず関係がありたす。同じものを䞡県で芋た時、右ず巊の網膜に映る像が少し違いたす。䟋えば、顔の前にある人差し指を巊右の県で芋るず、指は背景に察しお違う堎所にあるように芋えたす。倧脳は、'''巊右の県からの情報を比范し、距離感や立䜓感に倉えおいたす'''。そのため、巊の芖芚野は右の芖芚野の情報をたずめ、右半球は巊の芖芚野の情報に察しお同じ凊理を行いたす。右芖野からの情報は党お、巊芖芚野にずっお凊理しやすくなりたす。  なお、魚や鳥では、巊右の芖神経が党お亀叉しおいたす。これを「'''党亀叉'''」ずいいたす。魚や鳥の県は頭の暪にあり、右県ず巊県では芋えるものが党く違いたす。巊右の県が同じものを芋おいるわけではありたせんので、「'''半亀叉'''」は必芁ありたせん。 == 聎芚 ==  空気の振動は、聎芚噚官耳によっお音ずしお受容されたす。動物の䞭でも、聎芚が特に発達しおいるのは、脊怎動物や昆虫です。たた、猫、犬、海豚、蝙蝠などの聎芚噚は、ヒトの耳には聞こえない超音波を受容出来たす。䟋えば、海豚は䞖間䞀般では賢い動物で有名です。なぜなら、超音波でヒトのようにコミュニケヌションをずっおいるからです。 ※高等孊校生物の教科曞では、ヒト以倖の耳に぀いお詳しく解説されおいたせん。  こういった事情から、ヒトの聎芚噚官耳の構造ず音の受け入れ方法に぀いお孊習しおいくようになりたす。 === ヒトの聎芚噚官耳の構造 === [[ファむル:Anatomy_of_the_Human_Ear_ja.svg|右|サムネむル|320x320ピクセル|ヒトの耳の構造。]]  ヒトの耳は、'''倖耳、䞭耳、内耳'''の぀の郚分からなりたす。倖耳は、音を集めお䞭耳ぞず導く働きをしたす。倖耳に入っおきた空気の振動は、たず'''錓膜'''を振動させたす。錓膜の振動は䞭耳の'''耳小骚'''によっお増幅され、内耳の枊巻き管に䌝えられたす。枊巻管はリンパ液で満たされおおり、リンパ液が振動するず、基底膜が振動したす。このように、音の感芚现胞は内耳の'''枊巻き管'''に存圚しおいたす。  音が内耳のリンパ液の振動ずしお䌝わるず、それに反応しお'''コルチ噚官''''''コルチ噚'''の'''基底膜'''が䞊䞋に小さく振動したす。その結果、感芚现胞'''聎现胞'''の'''毛'''が動かされ、聎现胞が刺激を受けたす。この情報が聎神経から倧脳の聎芚の䞭枢聎芚野ぞず䌝えられ、私達は音ずいう感芚ずしお受け入れられるようになりたす。 === 平衡感芚 === [[ファむル:ヒトの耳の前庭.svg|なし|サムネむル|250x250ピクセル|ヒトの耳の前庭]] [[ファむル:ヒトの耳の前庭_傟いた堎合.svg|サムネむル|200x200ピクセル|ヒトの耳の前庭、傟いた堎合]]  耳は聎芚噚官だけではなく、平衡芚の感芚噚官ずもいえたす。内耳には、'''前庭'''前庭噚官ず'''半芏管'''ず呌ばれる぀の平衡感芚噚がありたす。  前庭には、感芚毛をもった感芚现胞があり、その䞊に炭酞カルシりムで出来た'''平衡石耳石'''がのっおいたす。䜓が傟くず平衡石が動いお感芚现胞を刺激するので、䜓の傟きを感じれたす。  䞀方、半芏管の䞭にも、感芚毛をもった感芚现胞がありたす。䜓が回転を始めたり止めたりするず、半芏管の䞭のリンパ液が回転に察しおバランスを取るために<u>回転ず反察方向</u>に流されたす。その流れによっお、感芚毛の束が倉圢し、感芚现胞が興奮したす。぀の<u>半芏管は互いに亀わっおいる</u>ので、それぞれ別々の方向の回転運動を感知出来たす。 === 音の高䜎を聞き分ける仕組み === [[ファむル:耳の音波の高䜎ず䌝わる経路.svg|サムネむル|500x500ピクセル|耳の音波の高䜎ず䌝わる経路。うずたき管を䌞ばした暡匏図。]]  空気の振動音波の呚期が短く、秒間の振動数が倚い呚波数が高い堎合、高音ずしお感じたす。逆に、振動数が少ない呚波数が䜎い堎合、私達は䜎音ずしお感じたす。私達は、これらの音をどのような仕組みで聞き分けおいるのでしょうか。高音の振動は枊巻管の入り口に近い郚分の基底膜を、䜎音の振動は先端の方にある基底膜を振動させたす。  その結果、音の高䜎の違いによっお異なった堎所の基底膜が振動し、それぞれ異なる聎现胞が刺激されお電気信号が発生したす。この信号は、<u>異なる聎神経の経路を䜿っお聎芚野の異なる郚分ぞず䌝わる</u>ので、そこで初めお音の高䜎の違いを認知出来たす。 [[カテゎリ:生物孊]]
2022-09-18T01:11:07Z
2023-09-16T05:39:49Z
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䞭孊受隓瀟䌚/時事/過去/2020-2024幎
むギリスでは、2016幎にむギリスのEU離脱に぀いお䜏民投祚が行われたした。そこで離脱掟が勝利したため、むギリスは2020幎1月31日、EU(ペヌロッパ連合)から正匏に離脱したした(ただし、2020幎12月末たでは「移行期間」であり、終了たではEUの法埋が適甚されたす)。なお、これを「Brexit(Britishずexitの造語)」ずいうこずもありたす。 䞭道掟のゞョヌ・バむデン、巊掟の゚リザベス・りォヌレン、バヌニヌ・サンダヌスのほかに数名が立候補しおおり、2020幎11月に行われる予定です。環境問題ぞの察策が焊点ずなっおいたす。2020幎は、新型コロナりむルス感染症(COVID-19)の圱響のため、郵䟿投祚を行う予定ずする州が増えおいたす。トランプ倧統領は「郵䟿投祚が行われれば、この倧統領遞挙は正確でない䞍正に満ちた遞挙になるだろう。人々が安心しお投祚できるようになるたで遞挙を延期すべきだろうか。」ずいう内容の発蚀をし、自身の支持率が䞊がるたで投祚日を延期させたいずい思惑ではないかずもいわれおいたす。 2020幎7月8日、アメリカ倧統領のドナルド・トランプは、囜連に察しお䞖界保健機関 WHOの脱退を正匏に通知したした。 北朝鮮は、2020幎6月16日、韓囜が北朝鮮を批刀するビラを配ったずしお、2018幎に蚭眮された南北共同連絡事務所を爆砎したした。しばらくの間䞡囜間では良奜な関係が続いおいたため、この事件は囜際䞖論に倧きな圱響を䞎えたした。 2020幎6月30日、党囜人民代衚倧䌚(党人代)で、䞭囜の特別自治区である銙枯瀟䌚における民䞻化の動きが高たっおいるこずを受け、6月30日に「銙枯囜家安党維持法」を可決し、同日斜行したした。デモなどを取り締たりの察象ずし、「䞀囜二制床が採甚されおいる銙枯の自治が奪われる」ず批刀されおいたす。実際に民䞻掻動家や䞭囜に批刀的な論調で知られる新聞瀟の創業者が逮捕されおいたす。 䞭囜が独自に蚭けた東シナ海での犁持期間が8月16日に終了し、持が解犁されたす。䞭囜の持垫の䞭には、メディアの取材に「䞭囜圓局から尖閣諞島からは離れお行うよう指瀺されおいる」ず答えた人もいたす。 むギリス王宀の ヘンリヌ王子 ず メヌガン劃 (ず息子のアヌチヌ)が、王宀ずは距離を眮き、䞀郚公務を続けながらアメリカのロサンれルスで生掻を送る予定です(「脱退」ではありたせん)。たた、むギリス王宀は「資金を提䟛しない」ずしおいたす。なお、これを「Megxit(Meghanずexitの造語)」ずいうこずもありたす。 2020幎1月に行われた台湟総遞では、蔡英文が再圓遞したした。 2020幎8月28日、安倍晋䞉内閣総理倧臣が蟞意を衚明したした。安倍総理の連続圚任日数は䜐藀栄䜜元内閣総理倧臣を抜き、1䜍ずなっおいたした。その埌、次期倧統領ずなる総裁を遞ぶ総裁遞挙には、官房長官だった菅矩偉が遞ばれ、菅内閣が成立したした。 2020幎7月に台われた東京郜知事遞挙では、オリンピックやコロナりむルスに関する察応が争点ずなりたしたが、小池癟合子が再圓遞したした。 2020幎1月、IR(カゞノを含む統合型リゟヌト斜蚭)をめぐる収賄事件で衆議院議員の秋元叞が逮捕されたした。2月に保釈されたしたが、裁刀においお蚌人の買収があったこずが発芚したした。 批刀意芋も倚くみられたしたが、小泉進次郎環境倧臣が男性閣僚ずしおは初めお、育児のために仕事を䌑むずいう「育䌑(育児䌑暇)」を取埗したした。 2020幎1月31日、怜察官長官の黒川匘務の定幎を延長するこずを内閣で閣議決定し、その決定が法埋にそぐわないものであったため法埋の倉曎 (「改正」) が怜蚎されたしたが、今囜䌚では断念されたした。しかし今たでに賭け麻雀による賭博(違法)を行っおいたこずが分かりたした。さらに、このような堎合は埓来「懲戒」凊分が䞋されたすが、「蚓告」凊分にずどたる事になったこずが批刀を济びおいたす。その埌に自己郜合退職をしたしたが、(枛額されたずはいえ)高額の退職金を受け取ったこずが批刀の論点になっおいたす。 政治家の河井克行は関係者に合蚈玄2900䞇円を配垃したずしお、河井案里は「りグむス嬢」ず呌ばれる、遞挙掻動に同䌎し、名前や政策を連呌する女性に芏定以䞊の報酬を枡したずしお(公職遞挙法違反で)、衆議院から去り、自民党を離党したした。 愛知県では、2019幎に開催された「あいちトリ゚ンナヌレ(『衚珟の䞍自由展』)」の展瀺内容が䞍適切だったずしお、倧村秀章知事のリコヌル運動が発生しおいたす。 1932幎から倪平掋戊争で敗戊した1945幎たで、旧日本軍の぀くった慰安所で働かされた女性(慰安婊)をめぐる問題が深刻化しおいたす。 2020幎8月3日には韓囜の平昌にある怍物園に、慰安婊像に土䞋座しお謝眪する安倍晋䞉銖盞を暡した像が2017幎に蚭眮されたずしお、垂民団䜓が怍物園偎に像の撀去を求めお抗議したした。 2020幎7月、ロシアで憲法改正に関する囜民投祚が行われたした。新しい憲法案では、倧統領の任期を改正し、プヌチン倧統領の延期は最倧で2036幎たで延長されるこずずなりたす。たた、領土割譲の犁止に぀いおの内容があり、北方領土の返還の干枉がより䞀局困難になっおいくものずみられたす。賛成する囜民は党䜓の玄8割ですが、反察する人々の䞭ではデモが発生しおいたす。 新型コロナりむルス感染症(COVID-19)は、䞭囜の歊挢にある海鮮垂堎で流行したこずをきっかけに、䞖界各地ぞ広がりたした。 日本では、47郜道府県すべおにおいお感染者が確認されおいたす。旅客船「ダむダモンド・プリンセス号」では、䞋船した銙枯人男性の感染が確認されたしたこの旅客船では、集団感染が確認されおいたす。集団感染の発生堎所をクラスタヌずいいたす。WHO(䞖界保健機関)は、緊急事態宣蚀を発衚し、「パンデミック(䞖界的倧流行)」であるずしたした。これを受け、スポヌツや舞台、ラむブコンサヌト、テレビ番組などでは「無芳客」あるいは「リモヌト」ずなり、むンタヌネットの動画サむトでの配信などの詊みも行われおいたす)。ずなりたした。特に、遠隔で行う仕事を テレワヌク あるいは リモヌトワヌク ずいいたす。倚くのむベントや匏兞は芏暡を瞮小しお行われたした。さたざたな店が営業を停止し、利甚客枛や補償なき営業自粛芁請に䌎い、経営が立ち行かなくなったこずで閉店した店も倚数ありたす。陜性であるず発芚した人は病院やホテル、自宅などでの普通2週間の隔離が行われおいたす。日本でも倚くの芞胜人などの著名人が感染したした(死亡に至った䟋もありたす)。むギリスではゞョン゜ン銖盞が感染したした。たた、ブラゞルのボル゜ナロ倧統領は、経枈掻動を優先し、あたかもCOVID-19がこれたでの感染症ず䜕ら倉わりのないものかのように発蚀しおいたしたが、本人が感染したした。 ほずんどの小䞭高校で2020幎3月2日から5月末たで臚時䌑校が行われおいたした(地域によっお期間は異なりたす。なお、ICT機噚を掻甚した遠隔授業を行った孊校もありたす。)。䌑校䞭の孊習の遅れを取り戻すため、倏䌑みを短瞮したり、授業時数を増加させるなどしお察応しおいたす。このような授業の遅れから、欧米ず同じ9月入孊制の導入に぀いお議論されおいたした。たた、マスク䞍足からマスクの転売が盞次いだので、1973幎(石油危機/オむルショック)のずきに制定された「囜民生掻安定緊急措眮法」に基づき転売を犁止したした。日本では厚生劎働省によりCOVID-19に぀いおの情報を知るこずができるアプリが開発されたした(COCOA)。 䞖界各囜で郜垂封鎖(ロックダりン)も行われおいたす。むギリス・アメリカの䞀郚地域・むタリア・むンドなどでは 事実䞊の「倖出犁止什」が出されたした。ドむツなどでは囜境封鎖も行われおいたす。たた、スりェヌデンでは抗䜓獲埗を目的ずし、あえお察策をごくわずかにずどめおいたす(なお、どんな病気でも抗䜓を獲埗できる根拠はありたせん )。アメリカのトランプ倧統領はこのりむルスを「䞭囜りむルス」ず揶揄したうえ、「䞭囜のりむルス研究所から流出したものだ」などず䞻匵しおいたす(背景ずしお目䞋発生源ずされる歊挢にりむルス研究所がありたした。なお、生物研究所などから病原䜓が挏れ出しお事故になるこずをw:バむオハザヌドず蚀いたす)。 日本政府は、1䞖垯(1䜏所)に察しお2枚の垃マスク (感染予防にはあたり効果的でない) の配垃を行っおいたす。このマスクはアベノミクスずマスクを合わせお「アベノマスク」ず揶揄されたした。しかし、マスクに汚れが付着しおいるなど䞍良品が数倚く確認されたため、4月25日に未配垃のマスクを党お回収し、のち怜品を行うず発衚したした。店ではマスクが品薄ずなり、民間の間では、䞍芁であれば寄付するずいう動きも芋られたす。たた、䞀郚の地域ではマスクやフェむスシヌルドの配垃も行われたした。たた、日本政府は所埗に関係のない1人あたり10䞇円の絊付を発衚したしたが、申請曞を曞かせる䞊、郵送が倧半ずあり、倚くの人が手にする倏堎の7~8月頃には、事実䞊の第2波が到来し぀぀ありたす。 2020幎4月7日、東京䞊びに神奈川、埌玉、千葉、倧阪、兵庫、犏岡の7郜府県を察象に「緊急事態宣蚀」が発衚されたした。なお、これに北海道や茚城、石川、岐阜、愛知、京郜の6道府県を加えた13郜道府県は「特定譊戒郜道府県」に指定されおいたした。 2020幎4月16日、政府は党囜に宣蚀の察象地域を拡倧し、たた、倧孊・映画通・ラむブハりス・ショッピングモヌル・むンタヌネットカフェなどの営業自粛芁請も発衚されたした。䞀郚の郜道府県では、䌑業芁請に埓わない店名発衚も行われたした。2020幎5月4日、緊急事態宣蚀の5月31日たでの延長を発衚したしたが、5月14日には39郜道府県で先行的に解陀され、5月23日には倧阪・京郜・兵庫の3県で解陀、5月25日には北海道・埌玉・東京・神奈川・千葉の5県で解陀され、党囜で解陀ずなりたした。しかし、完党に元の生掻に戻ったわけではありたせん。 密閉空間・密集堎所・密接堎面の「3぀の密(3密)」を避け、゜ヌシャル・ディスタンスず呌ばれる、玄2mの距離を取るこずが掚進されおいたす(距離をずるこずで、くしゃみや咳による飛沫感染を防ぐため)。「ステむホヌム(家で過ごそう)」をスロヌガンずした掻動も行われおいたす。 東京郜では、4月25日から5月6日の12連䌑を「STAY HOME週間」ず名付け、この連䌑の間、倖出の自粛や、瀟員の䌑暇、オンラむン垰省(テレビ電話で実家ず連絡を取る)などを芁請しおいたした。たた、お盆には、䟋幎ず比べ実家に垰省する人が倧幅に枛少したした。 5月16日、倧阪府は独自の指針「倧阪モデル」に基づき、䞀郚の自粛芁請を緩和させたした。 6月1日、感染拡倧防止の状況が「ステップ1」から「ステップ2」ぞず移行されたしたが、その翌日に「東京アラヌト」が発什されたした。そしお6月12日に「ステップ2」から「ステップ3」ぞず移行されたした。6月19日に5郜府県の県倖の移動が解犁されたした。 7月22日より、事実䞊の第2波が党囜に到来し぀぀ある䞭で、経枈掻動を促進するため、「GoToキャンペヌン」が始たりたした(東京郜は陀倖)。 7月埌半から8月にかけお、再び感染者数が増え続け(感染爆発 オヌバヌシュヌト)、第2波が到来し぀぀ありたす。しかし、「アベノマスク」ず同じ垃マスクが再び党囜の介護斜蚭や医療機関に再配垃されかけるなど、有効な察策が採られない䞀方で、囜䌚は通垞通り閉䌚し、臚時囜䌚は憲法に違反し(臚時囜䌚を開䌚する条件が憲法で瀺されおいる)お開かれおいたせん。 東京郜では、十分な予防をしおいる安党な飲食店であるこずを瀺すステッカヌが䜜られたしたが、このステッカヌの貌っおある店舗における感染が刀明しおいたす。 日本では、疫病退散の効果があるずされる日本叀来の劖怪である アマビ゚ に泚目が集たっおいたす。 史䞊初めお、東京オリンピック・パラリンピックが開催延期になりたした。たた、むンタヌハむ(党囜高等孊校総合䜓育倧䌚)および高校野球が史䞊初めお、春倏倧䌚ずもに䞭止ずなりたした。 このりむルスでの混乱からか、SNS䞊などでデマ(根も葉もないうそ)を含めお様々な情報が飛び亀いたした。なお、このような状況は「むンフォメヌション(情報)」ず「パンデミック(感染症の䞖界的倧流行)」を組み合わせお「むンフォデミック」ずも呌ばれたす。 これらの誀った情報からか、日本ではトむレットペヌパヌの買い占めなども発生したした。情報を芋極める力である メディアリテラシヌ の胜力が倧切ずなりたす。 新型コロナりむルス(COVID-19)の圱響でオリンピック及びパラリンピックが延期され、開䌚匏は2021幎7月23日の実斜(予定)ずなりたした。芏暡は瞮小されたすが、名称は「東京2020」のたたです。このオリンピック及びパラリンピックは1964幎の開催以来2床目の開催ずなりたす。これに䌎い、2020幎床の「海の日」が7月23日(開䌚匏前日)に、「スポヌツの日(旧䜓育の日)」が7月24日(開䌚匏圓日)に、「山の日」が8月10日(閉䌚匏圓日)に移動されたした。たた、3月26日から開䌚匏圓日たでの121日間、47郜道府県の代衚者が参加する聖火リレヌが行われる予定でしたが、新型コロナりむルス (COVID-19) の芳戊拡倧防止策ずしお䞀旊は車で運ぶ案になり、その埌延期に䌎い聖火リレヌも延期ずなりたした。順圓にいけば、出発地点は2011幎に東日本倧震灜で甚倧な被害を受けた犏島県の予定でした。 2020幎5月25日、アメリカ合衆囜ミネ゜タ州ミネアポリス垂で、癜人譊官が黒人に暎行を加えお死亡させた事件が発生したした。黒人ぞの人皮差別があっおこそ起きた事件だったず考える人々も倚くおり、たた、COVID-19の流行に䌎い家にいる時間や暇な時間が増え、そうした人々が䞖界各地で差別の根絶に向けデモをするなどしお闘っおいたす。 西日暮里駅が開業した1971幎から49幎ぶりに 山手線の新駅「高茪ゲヌトりェむ駅」が開業したした。山手線の30番目の駅ずなりたす。 2020幎4月より、「働き方改革」の䞀環ずしお、䌚瀟から正芏に雇甚されおいる瀟員(正芏瀟員)ずそうでない瀟員(非正芏瀟員:パヌト・アルバむトなどのこず)の賃金の栌差の解消のため、法埋ずしお『パヌトタむム・有期雇甚劎働法』などが制定され「同䞀劎働同䞀賃金」が斜行されたした。関連するガむドラむンも厚生劎働省により制定され、非正芏瀟員などの埓業員に経隓や胜力があるにもかかわらず同䞀劎働においお賃金などの埅遇の栌差を䞎える行為は、法的な芏制の察象ずなるこずが定められたした。 2020幎7月、日本の倧型貚物船がむンド掋沖のモヌリシャス付近で座瀁(動けなくなるこず)し、その埌重油が1,000t以䞊海に流出したした。政府は「環境非垞事態」を宣蚀しお察策を行っおいたすが、すでに海掋生物や生態系にダメヌゞを䞎えおいたす。重油流出に䌎い、およそ130䞇人に被害が及んでいたすが、日本は、海䞊保安庁の専門家ら6人を囜際緊急揎助隊ずしお珟地に掟遣したした。 2019幎6月、任意の自治䜓に寄付をしお、返瀌品を埗られる「ふるさず玍皎」の制床の改正に䌎い、地堎産品でない過床な返瀌品を甚意したずしお、倧阪府泉䜐野垂をはじめずした4垂町が察象から陀倖されたした。しかし、最高裁刀所は2020幎6月30日、この決定を違法ず刀断し、察象に戻すこずを決定したした。ほかに陀倖されおいた静岡県小山町、和歌山県高野町、䜐賀県みやき町に぀いおは、小山町を陀き察象に戻すこずが決定されたした。 2020幎7月1日から、資源制玄・海掋プラスチックごみ問題などの芳点から、小売店のプラスチックレゞ袋の倀段を有料化するこずが矩務付けられたした。客の゚コバッグなどの持参の取り組みが広がっおいたす。 2020幎1月、日本政府は奄矎倧島・埳之島・沖瞄島北郚および西衚島の2020幎の䞖界遺産登録を、北海道ず北東北の瞄文遺跡矀の2021幎の䞖界遺産登録をそれぞれ目指し掚薊するこずを決定したした。(泚意) 登録されたわけではありたせん。 2020幎5月1日、博物通や矎術通を拠点ずしお文化芳光を掚進する「文化芳光掚進法」が斜行されたした。 (地質孊的に)地球史における77侇4000幎前から12侇9000幎前の時代を「チバニアン(千葉時代)」ず呜名するこずが決定したした。 2019幎9月から翌幎3月にかけお、オヌストラリアで倧芏暡な森林火灜が発生したした。 2020幎5月21日、囜際宇宙ステヌション(ISS)に食料などを届ける日本の無人補絊機「こうのずり」9号機が皮子島宇宙センタヌから打ち䞊げられ、打ち䞊げに成功したした。その埌、囜際宇宙ステヌションずのドッキング䜜業が行われたした。 2020幎7月に、䞻に九州や䞭郚地方で豪雚が発生し、倚くの人が犠牲ずなりたした。雚量は、2018幎の「西日本豪雚」などをしのぎ、過去最高のものずなりたした。その䞀方で、党囜的に梅雚明けが䟋幎より遅れ(梅雚に豪雚が発生するこずは珍しい)、7月䞭に台颚の1぀もこない近幎たれに芋る幎ずなりたした。 2020幎の倏は、党囜で猛暑ずなっおいたす。特に、静岡県浜束垂では、最高気枩が日本の芳枬史䞊最高気枩ず䞊ぶ41.1 °C(2018幎に埌玉県熊谷垂で蚘録)を蚘録したした。 日本の䌁業が開発しおいるスヌパヌコンピュヌタヌ「富岳」が党䞖界のスヌパヌコンピュヌタヌの蚈算速床ランキングにおいお1䜍ずなりたした。 2020幎6月21日(倏至)に、倪陜の䞀郚が月によっお隠される「郚分日食」が芳察されたした。 将棋の最幎少棋士(高校生)である藀井聡倪䞃段が、第61期王䜍戊挑戊者決定戊で氞瀬拓矢二冠に勝利し、朚村䞀基王䜍ずの察戊の挑戊暩を獲埗し、棋聖戊でも枡蟺明棋聖ずの察戊に勝利し、初タむトルを獲埗したした。「棋聖」の称号を獲埗しおいたす。 政府によるむンバりンド拡倧策の䞀環ずしお、北海道癜老郡癜老町にアむヌ文化の発信拠点である民族共生象城空間(りポポむ)がオヌプンしたした。しかし䞀方で、皎金の䜿甚法やアむヌの人々のこのような利甚に぀いおの批刀意芋が倚数寄せられおいたす。 2020幎7月15日、優れた小説を衚地する第163回 芥川賞・盎朚賞 の遞考䌚が開かれたした。芥川賞には高山矜根子の「銖里の銬」ず 遠野遥の「砎局」が、盎朚賞には銳星呚の「少幎ず犬」が遞ばれたした。 2020幎床のNHK倧河ドラマは 『麒麟がくる』です。織田信長の家臣である 明智光秀 を描いおいたす。たた、2020幎床のNHK朝ドラ(連続テレビ小説) の前期(4~9月)は、『゚ヌル』です。党囜高等孊校野球遞手暩倧䌚(2020幎床は䞭止ずなりたした)の倧䌚歌や、プロ野球球団・阪神タむガヌスの応揎歌など、野球に関する音楜の䜜曲を手がけた、犏島県の䜜曲家 叀関裕而 を描いおいたす。いずれも、新型コロナりむルスの圱響で攟送が䞀時䌑止されたした。 埌期(10月~2021幎3月)は、『おちょやん』です。倧阪で、「倧阪のお母さん」ずしお芪したれた女優 浪花千栄子 をモデルにした物語です。 1310幎前(710幎):郜が平城京に移る 420幎前(1600幎):関ヶ原の戊い 160幎前(1860幎):桜田門倖の倉 130幎前(1890幎):第1回衆議院議員遞挙 110幎前(1910幎):韓囜䜵合 100幎前(1920幎):囜際連盟成立/日本初のメヌデヌ開催 75幎前(1945幎):倪平掋戊争終戊 70幎前(1950幎):朝鮮戊争開戊 60幎前(1960幎):池田勇人銖盞、「囜民所埗倍増蚈画」発衚 5幎前(2015幎):マむナンバヌ制床開始 (地質孊的に)地球史における77侇4000幎前から12侇9000幎前の時代を「チバニアン(千葉時代)」ず呜名するこずが正匏に決定したした。 2022幎床のNHK倧河ドラマは 『鎌倉殿の13人』です。鎌倉幕府2代目執暩である 北条矩時 を描いおいたす。 2022幎床のNHK朝ドラ(連続テレビ小説) の前期(4~9月)は、『ちむどんどん』です。埌期(10月~2023幎3月)は、『舞いあがれ!』です。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "むギリスでは、2016幎にむギリスのEU離脱に぀いお䜏民投祚が行われたした。そこで離脱掟が勝利したため、むギリスは2020幎1月31日、EU(ペヌロッパ連合)から正匏に離脱したした(ただし、2020幎12月末たでは「移行期間」であり、終了たではEUの法埋が適甚されたす)。なお、これを「Brexit(Britishずexitの造語)」ずいうこずもありたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "䞭道掟のゞョヌ・バむデン、巊掟の゚リザベス・りォヌレン、バヌニヌ・サンダヌスのほかに数名が立候補しおおり、2020幎11月に行われる予定です。環境問題ぞの察策が焊点ずなっおいたす。2020幎は、新型コロナりむルス感染症(COVID-19)の圱響のため、郵䟿投祚を行う予定ずする州が増えおいたす。トランプ倧統領は「郵䟿投祚が行われれば、この倧統領遞挙は正確でない䞍正に満ちた遞挙になるだろう。人々が安心しお投祚できるようになるたで遞挙を延期すべきだろうか。」ずいう内容の発蚀をし、自身の支持率が䞊がるたで投祚日を延期させたいずい思惑ではないかずもいわれおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "2020幎7月8日、アメリカ倧統領のドナルド・トランプは、囜連に察しお䞖界保健機関 WHOの脱退を正匏に通知したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "北朝鮮は、2020幎6月16日、韓囜が北朝鮮を批刀するビラを配ったずしお、2018幎に蚭眮された南北共同連絡事務所を爆砎したした。しばらくの間䞡囜間では良奜な関係が続いおいたため、この事件は囜際䞖論に倧きな圱響を䞎えたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "2020幎6月30日、党囜人民代衚倧䌚(党人代)で、䞭囜の特別自治区である銙枯瀟䌚における民䞻化の動きが高たっおいるこずを受け、6月30日に「銙枯囜家安党維持法」を可決し、同日斜行したした。デモなどを取り締たりの察象ずし、「䞀囜二制床が採甚されおいる銙枯の自治が奪われる」ず批刀されおいたす。実際に民䞻掻動家や䞭囜に批刀的な論調で知られる新聞瀟の創業者が逮捕されおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "䞭囜が独自に蚭けた東シナ海での犁持期間が8月16日に終了し、持が解犁されたす。䞭囜の持垫の䞭には、メディアの取材に「䞭囜圓局から尖閣諞島からは離れお行うよう指瀺されおいる」ず答えた人もいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "むギリス王宀の ヘンリヌ王子 ず メヌガン劃 (ず息子のアヌチヌ)が、王宀ずは距離を眮き、䞀郚公務を続けながらアメリカのロサンれルスで生掻を送る予定です(「脱退」ではありたせん)。たた、むギリス王宀は「資金を提䟛しない」ずしおいたす。なお、これを「Megxit(Meghanずexitの造語)」ずいうこずもありたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "2020幎1月に行われた台湟総遞では、蔡英文が再圓遞したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "2020幎8月28日、安倍晋䞉内閣総理倧臣が蟞意を衚明したした。安倍総理の連続圚任日数は䜐藀栄䜜元内閣総理倧臣を抜き、1䜍ずなっおいたした。その埌、次期倧統領ずなる総裁を遞ぶ総裁遞挙には、官房長官だった菅矩偉が遞ばれ、菅内閣が成立したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "2020幎7月に台われた東京郜知事遞挙では、オリンピックやコロナりむルスに関する察応が争点ずなりたしたが、小池癟合子が再圓遞したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "2020幎1月、IR(カゞノを含む統合型リゟヌト斜蚭)をめぐる収賄事件で衆議院議員の秋元叞が逮捕されたした。2月に保釈されたしたが、裁刀においお蚌人の買収があったこずが発芚したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "批刀意芋も倚くみられたしたが、小泉進次郎環境倧臣が男性閣僚ずしおは初めお、育児のために仕事を䌑むずいう「育䌑(育児䌑暇)」を取埗したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "2020幎1月31日、怜察官長官の黒川匘務の定幎を延長するこずを内閣で閣議決定し、その決定が法埋にそぐわないものであったため法埋の倉曎 (「改正」) が怜蚎されたしたが、今囜䌚では断念されたした。しかし今たでに賭け麻雀による賭博(違法)を行っおいたこずが分かりたした。さらに、このような堎合は埓来「懲戒」凊分が䞋されたすが、「蚓告」凊分にずどたる事になったこずが批刀を济びおいたす。その埌に自己郜合退職をしたしたが、(枛額されたずはいえ)高額の退職金を受け取ったこずが批刀の論点になっおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "政治家の河井克行は関係者に合蚈玄2900䞇円を配垃したずしお、河井案里は「りグむス嬢」ず呌ばれる、遞挙掻動に同䌎し、名前や政策を連呌する女性に芏定以䞊の報酬を枡したずしお(公職遞挙法違反で)、衆議院から去り、自民党を離党したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "愛知県では、2019幎に開催された「あいちトリ゚ンナヌレ(『衚珟の䞍自由展』)」の展瀺内容が䞍適切だったずしお、倧村秀章知事のリコヌル運動が発生しおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "1932幎から倪平掋戊争で敗戊した1945幎たで、旧日本軍の぀くった慰安所で働かされた女性(慰安婊)をめぐる問題が深刻化しおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "2020幎8月3日には韓囜の平昌にある怍物園に、慰安婊像に土䞋座しお謝眪する安倍晋䞉銖盞を暡した像が2017幎に蚭眮されたずしお、垂民団䜓が怍物園偎に像の撀去を求めお抗議したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "2020幎7月、ロシアで憲法改正に関する囜民投祚が行われたした。新しい憲法案では、倧統領の任期を改正し、プヌチン倧統領の延期は最倧で2036幎たで延長されるこずずなりたす。たた、領土割譲の犁止に぀いおの内容があり、北方領土の返還の干枉がより䞀局困難になっおいくものずみられたす。賛成する囜民は党䜓の玄8割ですが、反察する人々の䞭ではデモが発生しおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "新型コロナりむルス感染症(COVID-19)は、䞭囜の歊挢にある海鮮垂堎で流行したこずをきっかけに、䞖界各地ぞ広がりたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "日本では、47郜道府県すべおにおいお感染者が確認されおいたす。旅客船「ダむダモンド・プリンセス号」では、䞋船した銙枯人男性の感染が確認されたしたこの旅客船では、集団感染が確認されおいたす。集団感染の発生堎所をクラスタヌずいいたす。WHO(䞖界保健機関)は、緊急事態宣蚀を発衚し、「パンデミック(䞖界的倧流行)」であるずしたした。これを受け、スポヌツや舞台、ラむブコンサヌト、テレビ番組などでは「無芳客」あるいは「リモヌト」ずなり、むンタヌネットの動画サむトでの配信などの詊みも行われおいたす)。ずなりたした。特に、遠隔で行う仕事を テレワヌク あるいは リモヌトワヌク ずいいたす。倚くのむベントや匏兞は芏暡を瞮小しお行われたした。さたざたな店が営業を停止し、利甚客枛や補償なき営業自粛芁請に䌎い、経営が立ち行かなくなったこずで閉店した店も倚数ありたす。陜性であるず発芚した人は病院やホテル、自宅などでの普通2週間の隔離が行われおいたす。日本でも倚くの芞胜人などの著名人が感染したした(死亡に至った䟋もありたす)。むギリスではゞョン゜ン銖盞が感染したした。たた、ブラゞルのボル゜ナロ倧統領は、経枈掻動を優先し、あたかもCOVID-19がこれたでの感染症ず䜕ら倉わりのないものかのように発蚀しおいたしたが、本人が感染したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "ほずんどの小䞭高校で2020幎3月2日から5月末たで臚時䌑校が行われおいたした(地域によっお期間は異なりたす。なお、ICT機噚を掻甚した遠隔授業を行った孊校もありたす。)。䌑校䞭の孊習の遅れを取り戻すため、倏䌑みを短瞮したり、授業時数を増加させるなどしお察応しおいたす。このような授業の遅れから、欧米ず同じ9月入孊制の導入に぀いお議論されおいたした。たた、マスク䞍足からマスクの転売が盞次いだので、1973幎(石油危機/オむルショック)のずきに制定された「囜民生掻安定緊急措眮法」に基づき転売を犁止したした。日本では厚生劎働省によりCOVID-19に぀いおの情報を知るこずができるアプリが開発されたした(COCOA)。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "䞖界各囜で郜垂封鎖(ロックダりン)も行われおいたす。むギリス・アメリカの䞀郚地域・むタリア・むンドなどでは 事実䞊の「倖出犁止什」が出されたした。ドむツなどでは囜境封鎖も行われおいたす。たた、スりェヌデンでは抗䜓獲埗を目的ずし、あえお察策をごくわずかにずどめおいたす(なお、どんな病気でも抗䜓を獲埗できる根拠はありたせん )。アメリカのトランプ倧統領はこのりむルスを「䞭囜りむルス」ず揶揄したうえ、「䞭囜のりむルス研究所から流出したものだ」などず䞻匵しおいたす(背景ずしお目䞋発生源ずされる歊挢にりむルス研究所がありたした。なお、生物研究所などから病原䜓が挏れ出しお事故になるこずをw:バむオハザヌドず蚀いたす)。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "日本政府は、1䞖垯(1䜏所)に察しお2枚の垃マスク (感染予防にはあたり効果的でない) の配垃を行っおいたす。このマスクはアベノミクスずマスクを合わせお「アベノマスク」ず揶揄されたした。しかし、マスクに汚れが付着しおいるなど䞍良品が数倚く確認されたため、4月25日に未配垃のマスクを党お回収し、のち怜品を行うず発衚したした。店ではマスクが品薄ずなり、民間の間では、䞍芁であれば寄付するずいう動きも芋られたす。たた、䞀郚の地域ではマスクやフェむスシヌルドの配垃も行われたした。たた、日本政府は所埗に関係のない1人あたり10䞇円の絊付を発衚したしたが、申請曞を曞かせる䞊、郵送が倧半ずあり、倚くの人が手にする倏堎の7~8月頃には、事実䞊の第2波が到来し぀぀ありたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "2020幎4月7日、東京䞊びに神奈川、埌玉、千葉、倧阪、兵庫、犏岡の7郜府県を察象に「緊急事態宣蚀」が発衚されたした。なお、これに北海道や茚城、石川、岐阜、愛知、京郜の6道府県を加えた13郜道府県は「特定譊戒郜道府県」に指定されおいたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "2020幎4月16日、政府は党囜に宣蚀の察象地域を拡倧し、たた、倧孊・映画通・ラむブハりス・ショッピングモヌル・むンタヌネットカフェなどの営業自粛芁請も発衚されたした。䞀郚の郜道府県では、䌑業芁請に埓わない店名発衚も行われたした。2020幎5月4日、緊急事態宣蚀の5月31日たでの延長を発衚したしたが、5月14日には39郜道府県で先行的に解陀され、5月23日には倧阪・京郜・兵庫の3県で解陀、5月25日には北海道・埌玉・東京・神奈川・千葉の5県で解陀され、党囜で解陀ずなりたした。しかし、完党に元の生掻に戻ったわけではありたせん。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "密閉空間・密集堎所・密接堎面の「3぀の密(3密)」を避け、゜ヌシャル・ディスタンスず呌ばれる、玄2mの距離を取るこずが掚進されおいたす(距離をずるこずで、くしゃみや咳による飛沫感染を防ぐため)。「ステむホヌム(家で過ごそう)」をスロヌガンずした掻動も行われおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "東京郜では、4月25日から5月6日の12連䌑を「STAY HOME週間」ず名付け、この連䌑の間、倖出の自粛や、瀟員の䌑暇、オンラむン垰省(テレビ電話で実家ず連絡を取る)などを芁請しおいたした。たた、お盆には、䟋幎ず比べ実家に垰省する人が倧幅に枛少したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "5月16日、倧阪府は独自の指針「倧阪モデル」に基づき、䞀郚の自粛芁請を緩和させたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "6月1日、感染拡倧防止の状況が「ステップ1」から「ステップ2」ぞず移行されたしたが、その翌日に「東京アラヌト」が発什されたした。そしお6月12日に「ステップ2」から「ステップ3」ぞず移行されたした。6月19日に5郜府県の県倖の移動が解犁されたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "7月22日より、事実䞊の第2波が党囜に到来し぀぀ある䞭で、経枈掻動を促進するため、「GoToキャンペヌン」が始たりたした(東京郜は陀倖)。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "7月埌半から8月にかけお、再び感染者数が増え続け(感染爆発 オヌバヌシュヌト)、第2波が到来し぀぀ありたす。しかし、「アベノマスク」ず同じ垃マスクが再び党囜の介護斜蚭や医療機関に再配垃されかけるなど、有効な察策が採られない䞀方で、囜䌚は通垞通り閉䌚し、臚時囜䌚は憲法に違反し(臚時囜䌚を開䌚する条件が憲法で瀺されおいる)お開かれおいたせん。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "東京郜では、十分な予防をしおいる安党な飲食店であるこずを瀺すステッカヌが䜜られたしたが、このステッカヌの貌っおある店舗における感染が刀明しおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "日本では、疫病退散の効果があるずされる日本叀来の劖怪である アマビ゚ に泚目が集たっおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "史䞊初めお、東京オリンピック・パラリンピックが開催延期になりたした。たた、むンタヌハむ(党囜高等孊校総合䜓育倧䌚)および高校野球が史䞊初めお、春倏倧䌚ずもに䞭止ずなりたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "このりむルスでの混乱からか、SNS䞊などでデマ(根も葉もないうそ)を含めお様々な情報が飛び亀いたした。なお、このような状況は「むンフォメヌション(情報)」ず「パンデミック(感染症の䞖界的倧流行)」を組み合わせお「むンフォデミック」ずも呌ばれたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "これらの誀った情報からか、日本ではトむレットペヌパヌの買い占めなども発生したした。情報を芋極める力である メディアリテラシヌ の胜力が倧切ずなりたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "新型コロナりむルス(COVID-19)の圱響でオリンピック及びパラリンピックが延期され、開䌚匏は2021幎7月23日の実斜(予定)ずなりたした。芏暡は瞮小されたすが、名称は「東京2020」のたたです。このオリンピック及びパラリンピックは1964幎の開催以来2床目の開催ずなりたす。これに䌎い、2020幎床の「海の日」が7月23日(開䌚匏前日)に、「スポヌツの日(旧䜓育の日)」が7月24日(開䌚匏圓日)に、「山の日」が8月10日(閉䌚匏圓日)に移動されたした。たた、3月26日から開䌚匏圓日たでの121日間、47郜道府県の代衚者が参加する聖火リレヌが行われる予定でしたが、新型コロナりむルス (COVID-19) の芳戊拡倧防止策ずしお䞀旊は車で運ぶ案になり、その埌延期に䌎い聖火リレヌも延期ずなりたした。順圓にいけば、出発地点は2011幎に東日本倧震灜で甚倧な被害を受けた犏島県の予定でした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "2020幎5月25日、アメリカ合衆囜ミネ゜タ州ミネアポリス垂で、癜人譊官が黒人に暎行を加えお死亡させた事件が発生したした。黒人ぞの人皮差別があっおこそ起きた事件だったず考える人々も倚くおり、たた、COVID-19の流行に䌎い家にいる時間や暇な時間が増え、そうした人々が䞖界各地で差別の根絶に向けデモをするなどしお闘っおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "西日暮里駅が開業した1971幎から49幎ぶりに 山手線の新駅「高茪ゲヌトりェむ駅」が開業したした。山手線の30番目の駅ずなりたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "2020幎4月より、「働き方改革」の䞀環ずしお、䌚瀟から正芏に雇甚されおいる瀟員(正芏瀟員)ずそうでない瀟員(非正芏瀟員:パヌト・アルバむトなどのこず)の賃金の栌差の解消のため、法埋ずしお『パヌトタむム・有期雇甚劎働法』などが制定され「同䞀劎働同䞀賃金」が斜行されたした。関連するガむドラむンも厚生劎働省により制定され、非正芏瀟員などの埓業員に経隓や胜力があるにもかかわらず同䞀劎働においお賃金などの埅遇の栌差を䞎える行為は、法的な芏制の察象ずなるこずが定められたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "2020幎7月、日本の倧型貚物船がむンド掋沖のモヌリシャス付近で座瀁(動けなくなるこず)し、その埌重油が1,000t以䞊海に流出したした。政府は「環境非垞事態」を宣蚀しお察策を行っおいたすが、すでに海掋生物や生態系にダメヌゞを䞎えおいたす。重油流出に䌎い、およそ130䞇人に被害が及んでいたすが、日本は、海䞊保安庁の専門家ら6人を囜際緊急揎助隊ずしお珟地に掟遣したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "2019幎6月、任意の自治䜓に寄付をしお、返瀌品を埗られる「ふるさず玍皎」の制床の改正に䌎い、地堎産品でない過床な返瀌品を甚意したずしお、倧阪府泉䜐野垂をはじめずした4垂町が察象から陀倖されたした。しかし、最高裁刀所は2020幎6月30日、この決定を違法ず刀断し、察象に戻すこずを決定したした。ほかに陀倖されおいた静岡県小山町、和歌山県高野町、䜐賀県みやき町に぀いおは、小山町を陀き察象に戻すこずが決定されたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "2020幎7月1日から、資源制玄・海掋プラスチックごみ問題などの芳点から、小売店のプラスチックレゞ袋の倀段を有料化するこずが矩務付けられたした。客の゚コバッグなどの持参の取り組みが広がっおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "2020幎1月、日本政府は奄矎倧島・埳之島・沖瞄島北郚および西衚島の2020幎の䞖界遺産登録を、北海道ず北東北の瞄文遺跡矀の2021幎の䞖界遺産登録をそれぞれ目指し掚薊するこずを決定したした。(泚意) 登録されたわけではありたせん。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "2020幎5月1日、博物通や矎術通を拠点ずしお文化芳光を掚進する「文化芳光掚進法」が斜行されたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "(地質孊的に)地球史における77侇4000幎前から12侇9000幎前の時代を「チバニアン(千葉時代)」ず呜名するこずが決定したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "2019幎9月から翌幎3月にかけお、オヌストラリアで倧芏暡な森林火灜が発生したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "2020幎5月21日、囜際宇宙ステヌション(ISS)に食料などを届ける日本の無人補絊機「こうのずり」9号機が皮子島宇宙センタヌから打ち䞊げられ、打ち䞊げに成功したした。その埌、囜際宇宙ステヌションずのドッキング䜜業が行われたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "2020幎7月に、䞻に九州や䞭郚地方で豪雚が発生し、倚くの人が犠牲ずなりたした。雚量は、2018幎の「西日本豪雚」などをしのぎ、過去最高のものずなりたした。その䞀方で、党囜的に梅雚明けが䟋幎より遅れ(梅雚に豪雚が発生するこずは珍しい)、7月䞭に台颚の1぀もこない近幎たれに芋る幎ずなりたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "2020幎の倏は、党囜で猛暑ずなっおいたす。特に、静岡県浜束垂では、最高気枩が日本の芳枬史䞊最高気枩ず䞊ぶ41.1 °C(2018幎に埌玉県熊谷垂で蚘録)を蚘録したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "日本の䌁業が開発しおいるスヌパヌコンピュヌタヌ「富岳」が党䞖界のスヌパヌコンピュヌタヌの蚈算速床ランキングにおいお1䜍ずなりたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "2020幎6月21日(倏至)に、倪陜の䞀郚が月によっお隠される「郚分日食」が芳察されたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "将棋の最幎少棋士(高校生)である藀井聡倪䞃段が、第61期王䜍戊挑戊者決定戊で氞瀬拓矢二冠に勝利し、朚村䞀基王䜍ずの察戊の挑戊暩を獲埗し、棋聖戊でも枡蟺明棋聖ずの察戊に勝利し、初タむトルを獲埗したした。「棋聖」の称号を獲埗しおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "政府によるむンバりンド拡倧策の䞀環ずしお、北海道癜老郡癜老町にアむヌ文化の発信拠点である民族共生象城空間(りポポむ)がオヌプンしたした。しかし䞀方で、皎金の䜿甚法やアむヌの人々のこのような利甚に぀いおの批刀意芋が倚数寄せられおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "2020幎7月15日、優れた小説を衚地する第163回 芥川賞・盎朚賞 の遞考䌚が開かれたした。芥川賞には高山矜根子の「銖里の銬」ず 遠野遥の「砎局」が、盎朚賞には銳星呚の「少幎ず犬」が遞ばれたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "2020幎床のNHK倧河ドラマは 『麒麟がくる』です。織田信長の家臣である 明智光秀 を描いおいたす。たた、2020幎床のNHK朝ドラ(連続テレビ小説) の前期(4~9月)は、『゚ヌル』です。党囜高等孊校野球遞手暩倧䌚(2020幎床は䞭止ずなりたした)の倧䌚歌や、プロ野球球団・阪神タむガヌスの応揎歌など、野球に関する音楜の䜜曲を手がけた、犏島県の䜜曲家 叀関裕而 を描いおいたす。いずれも、新型コロナりむルスの圱響で攟送が䞀時䌑止されたした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "埌期(10月~2021幎3月)は、『おちょやん』です。倧阪で、「倧阪のお母さん」ずしお芪したれた女優 浪花千栄子 をモデルにした物語です。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "1310幎前(710幎):郜が平城京に移る", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "420幎前(1600幎):関ヶ原の戊い", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "160幎前(1860幎):桜田門倖の倉", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "130幎前(1890幎):第1回衆議院議員遞挙", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "110幎前(1910幎):韓囜䜵合", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "100幎前(1920幎):囜際連盟成立/日本初のメヌデヌ開催", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "75幎前(1945幎):倪平掋戊争終戊", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "70幎前(1950幎):朝鮮戊争開戊", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "60幎前(1960幎):池田勇人銖盞、「囜民所埗倍増蚈画」発衚", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "5幎前(2015幎):マむナンバヌ制床開始", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "(地質孊的に)地球史における77侇4000幎前から12侇9000幎前の時代を「チバニアン(千葉時代)」ず呜名するこずが正匏に決定したした。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "2022幎床のNHK倧河ドラマは 『鎌倉殿の13人』です。鎌倉幕府2代目執暩である 北条矩時 を描いおいたす。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "2022幎床のNHK朝ドラ(連続テレビ小説) の前期(4~9月)は、『ちむどんどん』です。埌期(10月~2023幎3月)は、『舞いあがれ!』です。", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "", "title": "政治" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "", "title": "政治" } ]
null
= 2020幎 = == 政治 == === むギリスのEU離脱(Brexit) === {{Wikipedia|むギリスの欧州連合離脱}} むギリスでは、2016幎にむギリスのEU離脱に぀いお䜏民投祚が行われたした。そこで離脱掟が勝利したため、むギリスは2020幎1月31日、EU(ペヌロッパ連合)から正匏に離脱したした(ただし、2020幎12月末たでは「移行期間」であり、終了たではEUの法埋が適甚されたす){{Sfn|BBCニュヌス|2020}}。なお、これを「{{ruby|Brexit|ブレグゞット}}({{Ruby|British|むギリス}}ず{{Ruby|exit|脱する}}の造語)」ずいうこずもありたす。 ==== 関連するこずがら ==== * EU * 囜民/䜏民投祚 {{Clear}} === アメリカ倧統領遞挙 === 䞭道掟の'''ゞョヌ・バむデン'''、巊掟の'''゚リザベス・りォヌレン'''、'''バヌニヌ・サンダヌス'''のほかに数名が立候補しおおり、2020幎11月に行われる予定です。環境問題ぞの察策が焊点ずなっおいたす。2020幎は、{{節リンク|新型コロナりむルス感染症(COVID-19)}}の圱響のため、郵䟿投祚を行う予定ずする州が増えおいたす。トランプ倧統領は「郵䟿投祚が行われれば、この倧統領遞挙は正確でない䞍正に満ちた遞挙になるだろう。人々が安心しお投祚できるようになるたで遞挙を延期すべきだろうか。」ずいう内容の発蚀をし、自身の支持率が䞊がるたで投祚日を延期させたいずい{{Ruby|思惑|おもわく}}ではないかずもいわれおいたす。 === トランプ倧統領、WHO脱退を正匏通知 === 2020幎7月8日、アメリカ倧統領のドナルド・トランプは、囜連に察しお䞖界保健機関 WHOの脱退を正匏に通知したした。 === 北朝鮮 === 北朝鮮は、2020幎6月16日、韓囜が北朝鮮を批刀するビラを配ったずしお、2018幎に蚭眮された[[w:南北共同連絡事務所|南北共同連絡事務所]]を爆砎したした。しばらくの間䞡囜間では良奜な関係が続いおいたため、この事件は囜際䞖論に倧きな圱響を䞎えたした。 === 銙枯で「囜家安党維持法」斜行 === 2020幎6月30日、党囜人民代衚倧䌚(党人代<ref group="泚釈">「党囜人民代衚倧䌚(略称:'''<nowiki></nowiki>党人代<nowiki></nowiki>'''<nowiki></nowiki>)」ずは䞭囜における立法機関であり、日本の囜䌚に圓たる。</ref>)で、䞭囜の特別自治区である銙枯瀟䌚における民䞻化の動きが高たっおいるこずを受け、6月30日に「[[w:䞭華人民共和囜銙枯特別行政区囜家安党維持法|銙枯囜家安党維持法]]」を可決し、同日斜行したした。デモなどを取り締たりの察象ずし、「䞀囜二制床が採甚されおいる銙枯の自治が奪われる」ず批刀されおいたす。実際に民䞻掻動家や䞭囜に批刀的な論調で知られる新聞瀟の創業者が逮捕されおいたす。<!-- それぞれ呚庭、リンゎ日報の代衚者のこず。名前を出す必芁性はないず考えおいたすが、必芁だず思った堎合は出しおください --> === 䞭囜、䞀郚での持業を解犁 === 䞭囜が独自に蚭けた東シナ海での犁持期間が8月16日に終了し、持が解犁されたす。䞭囜の持垫の䞭には、メディアの取材に「䞭囜圓局から{{ruby|尖閣|せんかく}}諞島からは離れお行うよう指瀺されおいる」ず答えた人もいたす。 === むギリス王宀離脱問題 === {{Wikipedia|サセックス公爵ず公爵倫人の英囜王宀離脱}} むギリス王宀の [[w:ヘンリヌ (サセックス公)|ヘンリヌ]]王子 ず [[w:メヌガン(サセックス公爵倫人)|メヌガン]]劃 (ず息子の[[w:アヌチヌ・マりントバッテンりィンザヌ|アヌチヌ]])が、王宀ずは距離を眮き、䞀郚公務を続けながらアメリカのロサンれルスで生掻を送る予定です(「脱退」ではありたせん)。たた、むギリス王宀は「資金を提䟛しない」ずしおいたす。なお、これを「{{ruby|Megxit|メグゞット}}({{Ruby|Meghan|メヌガン}}ず{{Ruby|exit|脱する}}の造語)」ずいうこずもありたす。 === 台湟総遞 === 2020幎1月に行われた台湟総遞<ref group="泚釈">'''台湟'''の銖長である「'''総'''統」を'''遞'''ぶので'''台湟総遞'''ず呌ばれる。</ref>では、{{ruby|蔡英文|さいえいぶん}}が再圓遞したした{{Sfn|䌊原健䜜|2020}}。 === 菅内閣成立 === 2020幎8月28日、{{Ruby|安倍|あべ}}{{Ruby|晋䞉|しんぞう}}内閣総理倧臣が蟞意を衚明したした。安倍総理の連続圚任日数は{{Ruby|䜐藀栄䜜|さずうえいさく}}元内閣総理倧臣を抜き、1䜍ずなっおいたした。その埌、次期倧統領ずなる総裁を遞ぶ総裁遞挙には、官房長官だった{{Ruby|菅矩偉|すがよしひで}}が遞ばれ、菅内閣が成立したした。 === 小池癟合子再遞 === 2020幎7月に台われた東京郜知事遞挙では、オリンピックやコロナりむルスに関する察応が争点ずなりたしたが、{{䞭付きルビ||小|こ|æ± |いけ|癟合|ゆり|子|こ}}が再圓遞したした。 === IR汚職事件 === 2020幎1月、IR(カゞノを含む統合型リゟヌト斜蚭)をめぐる{{ruby|収賄|しゅうわい}}事件で衆議院議員の{{ruby|秋元叞|あきもず぀かさ}}が逮捕されたした。2月に[[w:保釈|保釈]]されたしたが、裁刀においお蚌人の[[wikt:買収|{{ruby|買収|ばいしゅう}}]]があったこずが発芚したした。 === 小泉進次郎環境倧臣が「育䌑」取埗 === 批刀意芋も倚くみられたしたが、小泉進次郎環境倧臣が男性閣僚ずしおは初めお、育児のために仕事を䌑むずいう「育䌑(育児䌑暇)」を取埗したした{{Sfn|束尟䞀郎|2020}}。<!-- 批刀があった事実は文頭にすでにある --> === 怜察官長官の定幎延長 === 2020幎1月31日、怜察官長官の{{ruby|黒川匘務|くろかわひろむ}}の定幎を延長するこずを内閣で閣議決定し、その決定が法埋にそぐわないものであったため法埋の倉曎 (「改正」) が怜蚎されたしたが、今囜䌚では断念されたした。しかし今たでに賭け{{Ruby|麻雀|マヌゞャン}}による{{Ruby|[[wikt:賭博|賭博]]|ずばく| (違法) }}を行っおいたこずが分かりたした。さらに、このような堎合は埓来「[[w:懲戒凊分|懲戒]]」凊分が䞋されたすが、「蚓告」凊分にずどたる事になったこずが批刀を济びおいたす。その埌に自己郜合退職をしたしたが、(枛額されたずはいえ)高額の退職金を受け取ったこずが批刀の論点になっおいたす。 === 公職遞挙法違反で河井倫婊離党 === 政治家の{{Ruby|河井克行|かわいか぀ゆき}}は関係者に合蚈玄2900䞇円を配垃したずしお、{{Ruby|河井案里|かわいあんり}}は「りグむス嬢」ず呌ばれる、遞挙掻動に同䌎し、名前や政策を連呌する女性に芏定以䞊の報酬を枡したずしお(公職遞挙法違反で)、衆議院から去り、自民党を離党したした。 === 愛知県知事リコヌル運動 === 愛知県では、2019幎に開催された「あいちトリ゚ンナヌレ(『衚珟の䞍自由展』)」の展瀺内容が䞍適切だったずしお、{{Ruby|倧村秀章|おおむらひであき}}知事のリコヌル運動が発生しおいたす。 === 慰安婊問題 === <!-- 政治的䞻匵は絶察に行わないでください。䞭立的な芳点を忘れずに --> 1932幎から倪平掋戊争で敗戊した1945幎たで、旧日本軍の぀くった{{ruby|慰安所|いあんじょ}}で働かされた女性({{Ruby|慰安婊|いあんふ}})をめぐる問題が深刻化しおいたす。 2020幎8月3日には韓囜の{{Ruby|平昌|ピョンチャン}}にある怍物園に、慰安婊像に土䞋座しお謝眪する安倍晋䞉銖盞を暡した像が'''2017幎に'''蚭眮されたずしお、垂民団䜓が怍物園偎に像の撀去を求めお抗議したした。 === ロシアで憲法改正案 === 2020幎7月、ロシアで憲法改正に関する囜民投祚が行われたした。新しい憲法案では、倧統領の任期を改正し、プヌチン倧統領の延期は最倧で2036幎たで延長されるこずずなりたす。たた、領土割譲の犁止に぀いおの内容があり、北方領土の返還の干枉がより䞀局困難になっおいくものずみられたす。賛成する囜民は党䜓の玄8割ですが、反察する人々の䞭ではデモが発生しおいたす。 == 瀟䌚・経枈 == === 新型コロナりむルス感染症(COVID-19) === ==== 抂芁 ==== {{Wikipedia|2019新型コロナりむルス}} 新型コロナりむルス感染症(COVID-19)は、䞭囜の{{ruby|歊挢|ぶかん}}にある海鮮垂堎で流行したこずをきっかけに、䞖界各地ぞ広がりたした。 日本では、47郜道府県すべおにおいお感染者が確認されおいたす。旅客船「ダむダモンド・プリンセス号」では、䞋船した{{ruby|銙枯|ホンコン}}人男性の感染が確認されたしたこの旅客船では、集団感染が確認されおいたす。集団感染の発生堎所を'''クラスタヌ'''ずいいたす。WHO(䞖界保健機関)は、緊急事態宣蚀を発衚し、「'''パンデミック'''(䞖界的倧流行)」であるずしたした。これを受け、スポヌツや舞台、ラむブコンサヌト、テレビ番組などでは「無芳客」あるいは「リモヌト」ずなり、むンタヌネットの動画サむトでの配信などの詊みも行われおいたす)。ずなりたした。特に、遠隔で行う仕事を テレワヌク あるいは リモヌトワヌク ずいいたす。倚くのむベントや匏兞は芏暡を瞮小しお行われたした。さたざたな店が営業を停止し、利甚客枛や補償なき営業自粛<ref group="泚釈">本来「自粛」は「芁請」するものではない。</ref>芁請に䌎い、経営が立ち行かなくなったこずで閉店した店も倚数ありたす。陜性であるず発芚した人は病院やホテル、自宅などでの普通2週間の隔離が行われおいたす。日本でも倚くの芞胜人などの著名人が感染したした(死亡に至った䟋もありたす)。むギリスでは[[w:ボリス・ゞョン゜ン|ゞョン゜ン]]銖盞が感染したした。たた、ブラゞルのボル゜ナロ倧統領は、経枈掻動を優先し、あたかもCOVID-19がこれたでの感染症ず䜕ら倉わりのないものかのように発蚀しおいたしたが、本人が感染したした。 ==== 日本および䞖界の察応 ==== ほずんどの小䞭高校で2020幎3月2日から5月末たで臚時䌑校が行われおいたした(地域によっお期間は異なりたす。なお、ICT機噚を掻甚した遠隔授業を行った孊校もありたす。)。䌑校䞭の孊習の遅れを取り戻すため、倏䌑みを短瞮したり、授業時数を増加させるなどしお察応しおいたす。このような授業の遅れから、欧米ず同じ9月入孊制の導入に぀いお議論されおいたした。たた、マスク䞍足からマスクの転売が盞次いだので、1973幎(石油危機/オむルショック)のずきに制定された「囜民生掻安定緊急措眮法」に基づき転売を犁止したした。日本では厚生劎働省によりCOVID-19に぀いおの情報を知るこずができるアプリが開発されたした({{Ruby|COCOA|ココア}})。 䞖界各囜で郜垂封鎖('''ロックダりン''')も行われおいたす。むギリス・アメリカの䞀郚地域・むタリア・むンドなどでは 事実䞊の「倖出犁止什」が出されたした。ドむツなどでは囜境封鎖も行われおいたす。たた、スりェヌデンでは抗䜓獲埗を目的ずし、あえお察策をごくわずかにずどめおいたす(なお、どんな病気でも抗䜓を獲埗できる根拠はありたせん<!-- 。しかし、この瀟䌚では経枈が止たらないため、長期的に実行できたす。 --><!-- --> )。アメリカのトランプ倧統領はこのりむルスを「䞭囜りむルス」ず{{ruby|揶揄|やゆ}}したうえ、「䞭囜のりむルス研究所から流出したものだ」などず䞻匵しおいたす背景ずしお目䞋発生源ずされる歊挢にりむルス研究所がありたした。なお、生物研究所などから病原䜓が挏れ出しお事故になるこずを[[w:バむオハザヌド]]ず蚀いたす。 日本政府は、1'''䞖垯'''(1䜏所)に察しお2枚の垃マスク (感染予防にはあたり効果的でない) の配垃を行っおいたす。このマスクは[[w:アベノミクス|アベノミクス]]ずマスクを合わせお「アベノマスク」ず揶揄されたした。しかし、マスクに汚れが付着しおいるなど䞍良品が数倚く確認されたため、4月25日に未配垃のマスクを党お回収し、のち怜品を行うず発衚したした。店ではマスクが品薄ずなり、民間の間では、䞍芁であれば寄付するずいう動きも芋られたす。たた、䞀郚の地域ではマスクやフェむスシヌルドの配垃も行われたした。たた、日本政府は所埗に関係のない1人あたり10䞇円の絊付を発衚したしたが、申請曞を曞かせる䞊、郵送が倧半ずあり、倚くの人が手にする倏堎の78月頃には、事実䞊の第2波が到来し぀぀ありたす。 2020幎4月7日、東京䞊びに神奈川、埌玉、千葉、倧阪、兵庫、犏岡の7郜府県を察象に「緊急事態宣蚀」が発衚されたした。なお、これに北海道や茚城、石川、岐阜、愛知、京郜の6道府県を加えた13郜道府県は「特定譊戒郜道府県」に指定されおいたした。 2020幎4月16日、政府は党囜に宣蚀の察象地域を拡倧し、たた、倧孊・映画通・ラむブハりス・ショッピングモヌル・むンタヌネットカフェなどの営業自粛芁請も発衚されたした。䞀郚の郜道府県では、䌑業芁請に埓わない店名発衚も行われたした。2020幎5月4日、緊急事態宣蚀の5月31日たでの延長を発衚したしたが、5月14日には39郜道府県で先行的に解陀され、5月23日には倧阪・京郜・兵庫の3県で解陀、5月25日には北海道・埌玉・東京・神奈川・千葉の5県で解陀され、党囜で解陀ずなりたした。しかし、完党に元の生掻に戻ったわけではありたせん。 密閉空間・密集堎所・密接堎面の「3぀の密(3密)」<ref group="泚釈">「{{ruby|集近閉|しゅうきんぺい}}」ずいう、䞭囜共産党の総曞蚘である習近平をもじったゞョヌクで知られおいる。</ref>を避け、{{Ruby|[[wikt:social|゜ヌシャル]]|瀟䌚的な|・}}{{Ruby|[[wikt:distance|ディスタンス]]|距離}}ず呌ばれる、玄2mの距離を取るこずが掚進されおいたす(距離をずるこずで、くしゃみや咳による飛沫感染を防ぐため)。「ステむホヌム(家で過ごそう)」をスロヌガンずした掻動も行われおいたす。[[File:3぀の密.png|150px|thumb|3぀の密(むメヌゞ)]] 東京郜では、4月25日から5月6日の12連䌑を「{{Ruby|[[wikt:stay|STAY]]|ステむ}} {{Ruby|[[wikt:home|HOME]]|ホヌム}}週間」ず名付け、この連䌑の間、倖出の自粛や、瀟員の䌑暇、オンラむン垰省(テレビ電話で実家ず連絡を取る)などを芁請しおいたした{{Sfn|NHK|2020}}。たた、お盆には、䟋幎ず比べ実家に垰省する人が倧幅に枛少したした。 5月16日、倧阪府は独自の指針「倧阪モデル<ref group="泚釈">「感染経路䞍明の新芏感染者数が7日平均10人未満」「PCR怜査(コロナりむルスの怜査)の陜性率が7日平均7%未満」「ICU(集䞭治療宀)の䜿甚率が60%未満」ずいう3項目がクリアされるこずで、段階的に自粛芁請を解陀しおいく倧阪独自の指針。</ref>」に基づき、䞀郚の自粛芁請を緩和させたした。 6月1日、感染拡倧防止の状況が「ステップ1」から「ステップ2」ぞず移行されたしたが、その翌日に「東京アラヌト」が発什されたした。そしお6月12日に「ステップ2」から「ステップ3」ぞず移行されたした。6月19日に5郜府県の県倖の移動が解犁されたした。 7月22日より、事実䞊の第2波が党囜に到来し぀぀ある䞭で、経枈掻動を促進するため、「GoToキャンペヌン<ref group="泚釈">英語の文法においおは、[[wikt:go|go]]の埌は本来[[wikt:to|to]] <堎所>が正しい。誀っお芚えるこずのないように泚意。</ref>」が始たりたした(東京郜は陀倖)。 7月埌半から8月にかけお、再び感染者数が増え続け(感染爆発 オヌバヌシュヌト<ref>感染爆発ずいう意味で甚いる「オヌバヌシュヌト」は日本マスコミ独自の甚語であり、医孊甚語に昔からあるオヌバヌシュヌトずは意味が異なる。</ref>)、第2波が到来し぀぀ありたす。しかし、「アベノマスク」ず同じ垃マスクが再び党囜の介護斜蚭や医療機関に再配垃されかけるなど、有効な察策が採られない䞀方で、囜䌚は通垞通り閉䌚し、臚時囜䌚は憲法に違反し(臚時囜䌚を開䌚する条件が憲法で瀺されおいる)お開かれおいたせん。 東京郜では、十分な予防をしおいる安党な飲食店であるこずを瀺すステッカヌが䜜られたしたが、このステッカヌの貌っおある店舗における感染が刀明しおいたす。 日本では、{{Ruby|疫病|えきびょう}}退散の効果があるずされる日本叀来の{{Ruby|劖怪|ようかい}}である アマビ゚ に泚目が集たっおいたす。[[File:肥埌囜海䞭の怪アマビ゚アマビヱ.png|200px|thumb|アマビ゚(想像図)]] ==== むベントの延期・䞭止 ==== 史䞊初めお、[[䞭孊受隓瀟䌚/時事#東京オリンピック・パラリンピック開催延期|東京オリンピック・パラリンピックが開催延期]]になりたした。たた、[[w:党囜高等孊校総合䜓育倧䌚|むンタヌハむ]](党囜高等孊校総合䜓育倧䌚)および[[w:党囜高等孊校野球遞手暩倧䌚|高校野球]]が史䞊初めお、春倏倧䌚ずもに䞭止ずなりたした。 === りむルスず情報 === このりむルスでの混乱からか、SNS䞊などで[[wikt:デマ|デマ(根も葉もないうそ)]]を含めお様々な情報が飛び亀いたした。なお、このような状況は「むンフォメヌション(情報)」ず「パンデミック(感染症の䞖界的倧流行)」を組み合わせお「むンフォデミック」ずも呌ばれたす。 これらの誀った情報からか、日本ではトむレットペヌパヌの買い占めなども発生したした。情報を芋極める力である メディアリテラシヌ の胜力が倧切ずなりたす。 ==== 関連するこずがら ==== * 公共の犏祉 * WHO * グロヌバル化 === 東京オリンピック・パラリンピック開催延期 === {{Wikipedia|2020幎東京オリンピック}} '''新型コロナりむルス(COVID-19)の圱響でオリンピック及びパラリンピックが延期され、開䌚匏は2021幎7月23日の実斜(予定)ずなりたした。'''芏暡は瞮小されたすが、名称は「東京2020」のたたです。このオリンピック及びパラリンピックは1964幎の開催以来2床目の開催ずなりたす。これに䌎い、2020幎床の「海の日」が7月23日(開䌚匏前日)に、「スポヌツの日(旧䜓育の日)」が7月24日(開䌚匏圓日)に、「山の日」が8月10日(閉䌚匏圓日)に移動されたした。たた、3月26日から開䌚匏圓日たでの121日間、47郜道府県の代衚者が参加する聖火リレヌが行われる予定でしたが、新型コロナりむルス (COVID-19) の芳戊拡倧防止策ずしお䞀旊は車で運ぶ案になり、その埌延期に䌎い聖火リレヌも延期ずなりたした。順圓にいけば、出発地点は2011幎に東日本倧震灜で{{ruby|甚倧|じんだい}}な被害を受けた犏島県の予定でした。 ==== 関連するこずがら ==== * 1964幎の東京オリンピック ** 高床経枈成長 === 米囜黒人暎行死事件 === 2020幎5月25日、アメリカ合衆囜ミネ゜タ州ミネアポリス垂で、癜人譊官<ref group="泚釈">翌幎に殺人眪州や公民暩䟵害眪連邊などで有眪刀決を受け、2023幎珟圚は服圹䞭。</ref>が黒人に暎行を加えお死亡させた事件が発生したした。黒人ぞの人皮差別があっおこそ起きた事件だった<ref group="泚釈">なお、事件そのものの原因は果たしお「人皮差別」か、それずも䞖界䞭どの囜でも起こり埗る「公務員による公暩力の{{ruby|濫甚|らんよう}}䞍圓な公暩力行䜿」か、人によっおその捉え方も必ずしも䞀定ではない。</ref>ず考える人々も倚くおり、たた、COVID-19の流行に䌎い家にいる時間や暇な時間が増え、そうした人々が䞖界各地で差別の根絶に向けデモをするなどしお闘っおいたす。 === {{ruby|高茪|たかなわ}}ゲヌトりェむ駅開業 === [[File:Takanawa Gateway Station 200316a1.jpg|高茪ゲヌトりェむ駅|200px|thumb]][[w:西日暮里駅|{{ruby|西日暮里|にしにっぜり}}駅]]が開業した1971幎から49幎ぶりに {{ruby|山手|やたのお|線}}の新駅「[[w:高茪ゲヌトりェむ駅|{{ruby|高茪|たかなわ|ゲヌトりェむ駅}}]]」が開業したした。山手線の30番目の駅ずなりたす。 === 「同䞀劎働同䞀賃金」化ぞ === 2020幎4月より、「働き方改革」の䞀環ずしお、䌚瀟から正芏に雇甚されおいる瀟員(正芏瀟員)ずそうでない瀟員(非正芏瀟員:パヌト・アルバむトなどのこず)の{{ruby|賃金|ちんぎん}}の栌差の解消のため、法埋ずしお『パヌトタむム・有期雇甚劎働法』などが制定され「{{ruby|同䞀|どうい぀}}劎働同䞀{{ruby|賃金|ちんぎん}}」が斜行されたした。関連するガむドラむンも厚生劎働省により制定され、非正芏瀟員などの埓業員に経隓や胜力があるにもかかわらず同䞀劎働においお賃金などの埅遇の栌差を䞎える行為は、法的な芏制の察象ずなるこずが定められたした。 === モヌリシャスで重油流出 === [[File:Mauritius (orthographic projection with inset).svg|thumb|150px|モヌリシャスの䜍眮(モヌリシャスの西にある倧きな島はマダガスカル)]] 2020幎7月、日本の倧型貚物船がむンド掋沖の[[w:モヌリシャス|モヌリシャス]]付近で{{ruby|[[wikt:座瀁|座瀁]]|ざしょう}}(動けなくなるこず)し、その埌重油が1,000t以䞊海に流出したした。政府は「環境'''非垞事態'''」を宣蚀しお察策を行っおいたすが、すでに海掋生物や生態系にダメヌゞを䞎えおいたす。重油流出に䌎い、およそ'''130䞇人'''に被害が及んでいたすが、日本は、海䞊保安庁の専門家ら'''6人'''を囜際緊急揎助隊ずしお珟地に掟遣したした。 === 3郜垂がふるさず玍皎埩垰 === 2019幎6月、任意の自治䜓に寄付をしお、返瀌品を埗られる「ふるさず玍皎」の制床の改正に䌎い、地堎産品でない過床な返瀌品を甚意したずしお、倧阪府{{Ruby|泉䜐野|いずみさの}}垂をはじめずした4垂町が察象から陀倖されたした。しかし、最高裁刀所は2020幎6月30日、この決定を違法ず刀断し、察象に戻すこずを決定したした。ほかに陀倖されおいた静岡県{{Ruby|小山|おやた}}町、和歌山県{{Ruby|高野|こうや}}町、䜐賀県みやき町に぀いおは、小山町を陀き察象に戻すこずが決定されたした。 === 小売店のレゞ袋有料矩務化 === 2020幎7月1日から、資源制玄・海掋プラスチックごみ問題などの芳点から、小売店のプラスチックレゞ袋の倀段を有料化するこずが矩務付けられたした。客の゚コバッグなどの持参の取り組みが広がっおいたす。 === 南西諞島・北日本の瞄文遺跡矀、䞖界遺産登録を目指し掚薊ぞ === 2020幎1月、日本政府は{{Ruby|奄矎|あたみ}}{{Ruby|倧島|おおした}}・{{Ruby|埳之島|ずくのした}}・沖瞄島北郚および{{Ruby|西衚|いりおもお}}島の2020幎の䞖界遺産登録を、北海道ず北東北の瞄文遺跡矀の2021幎の䞖界遺産登録をそれぞれ目指し掚薊するこずを決定したした。'''(泚意) 登録されたわけではありたせん。''' === 文化芳光掚進法斜行 === 2020幎5月1日、博物通や矎術通を拠点ずしお文化芳光を掚進する「文化芳光掚進法」が斜行されたした。 == 自然・科孊 == === チバニアン === (地質孊的に)地球史における77侇4000幎前から12侇9000幎前の時代を「チバニアン(千葉時代)」ず呜名するこずが決定したした。 === オヌストラリア森林火灜 === 2019幎9月から翌幎3月にかけお、オヌストラリアで倧芏暡な森林火灜が発生したした。 === 「こうのずり」打ち䞊げ成功 === 2020幎5月21日、囜際宇宙ステヌション(ISS)に食料などを届ける日本の無人補絊機「こうのずり」9号機が皮子島宇宙センタヌから打ち䞊げられ、打ち䞊げに成功したした。その埌、囜際宇宙ステヌションずのドッキング䜜業が行われたした。 === 2020幎7月の豪雚 === {{Wikipedia|什和2幎7月豪雚}} [[File:20200713kumamoto02.jpg|200px|thumb|被灜した熊本県{{Ruby|球磚|くた}}村]] 2020幎7月に、䞻に九州や䞭郚地方で豪雚が発生し、倚くの人が犠牲ずなりたした。雚量は、2018幎の「西日本豪雚」などをしのぎ、過去最高のものずなりたした。その䞀方で、党囜的に梅雚明けが䟋幎より遅れ(梅雚に豪雚が発生するこずは珍しい)、7月䞭に台颚の1぀もこない近幎たれに芋る幎ずなりたした。 === 党囜で猛暑 === 2020幎の倏は、党囜で猛暑ずなっおいたす。特に、静岡県{{ruby|浜束|はたた぀}}垂では、最高気枩が日本の芳枬史䞊最高気枩ず䞊ぶ41.1 °C(2018幎に埌玉県{{ruby|熊谷|くたがや}}垂で蚘録)を蚘録したした。 === 日本のスヌパヌコンピュヌタヌの蚈算速床1䜍に === [[File:FugakuSupercomputerSC19.jpg|200px|thumb|富岳(2019幎の展瀺䌚でのもの)]] 日本の䌁業が開発しおいるスヌパヌコンピュヌタヌ「{{Ruby|富岳|ふがく}}」が党䞖界のスヌパヌコンピュヌタヌの蚈算速床ランキングにおいお1䜍ずなりたした。 === 倏至に郚分日食 === 2020幎6月21日(倏至)に、倪陜の䞀郚が月によっお隠される「郚分日食」が芳察されたした。 == 文化 == === 藀井聡倪棋士 === 将棋の最幎少棋士(高校生)である{{Ruby|藀井聡倪|ふじいそうた}}䞃段が、第61期王䜍戊挑戊者決定戊で{{Ruby|氞瀬拓矢|ながせたくや}}二冠に勝利し、{{Ruby|朚村䞀基|きむらかずき}}王䜍ずの察戊の挑戊暩を獲埗し、{{Ruby|[[w:棋聖戊|棋聖戊]]|きせいせん}}でも{{Ruby|枡蟺明|わたなべあきら}}棋聖ずの察戊に勝利し、初タむトルを獲埗したした。「棋聖」の称号を獲埗しおいたす。 === 民族共生象城空間(りポポむ) === 政府によるむンバりンド拡倧策の䞀環ずしお、北海道{{Ruby|癜老|しらおい}}郡癜老町にアむヌ文化の発信拠点である民族共生象城空間(りポポむ)がオヌプンしたした。しかし䞀方で、皎金の䜿甚法やアむヌの人々のこのような利甚に぀いおの批刀意芋が倚数寄せられおいたす。 === 芥川賞・盎朚賞受賞者 === 2020幎7月15日、優れた小説を衚地する第163回 [[w:芥川賞|{{ruby|芥川|あくたがわ}}賞]]・[[w:盎朚賞|{{ruby|盎朚|なおき}}賞]] の遞考䌚が開かれたした。芥川賞には[[w:高山矜根子|{{Ruby|高山矜根子|たかやたはねこ}}]]の「{{ruby|驖里|しゅり}}の銬」ず [[w:遠野遥|{{ruby|遠野遥|ずおのはるか}}]]の「砎局」が、盎朚賞には[[w:銳星呚|{{Ruby|銳星呚|はせせいしゅう}}]]の「少幎ず犬」が遞ばれたした。 === NHK倧河ドラマ・朝ドラ === 2020幎床のNHK倧河ドラマは 『[[w:麒麟がくる|{{ruby|麒麟|きりん}}がくる]]』です。織田信長の家臣である '''明智光秀''' を描いおいたす。たた、2020幎床のNHK朝ドラ(連続テレビ小説) の前期(49月)は、『[[w:゚ヌル (テレビドラマ)|゚ヌル]]』です。党囜高等孊校野球遞手暩倧䌚(2020幎床は䞭止ずなりたした)の倧䌚歌や、プロ野球球団・阪神タむガヌスの応揎歌など、野球に関する音楜の䜜曲を手がけた、犏島県の䜜曲家 [[w:叀関裕而|{{ruby|叀関裕而|こせきゆうじ}}]] を描いおいたす。いずれも、新型コロナりむルスの圱響で攟送が䞀時䌑止されたした<ref>"収録䞭断の倧河「麒麟がくる」ず朝ドラ「゚ヌル」、月に䞀時攟送䌑止 "読売新聞.2020幎5月15日発行.同幎5月17日閲芧</ref>。 埌期(10月2021幎3月)は、『[[w:おちょやん|おちょやん]]』です。倧阪で、「倧阪のお母さん」ずしお芪したれた女優 [[w:浪花千栄子|{{ruby|浪花千栄子|なにわちえこ}}]] をモデルにした物語です。 ==== 関連するこずがら ==== * 『麒麟がくる』 ** 織田信長 ** {{ruby|斎藀道䞉|さいずうどうさん}} (同時代の歊将) * 『゚ヌル』 * 『おちょやん』 ** 昭和初期から䞭期の文化 == その他 == * 銙川県で日本初の「ネット・ゲヌム䟝存症察策条䟋」4月1日から斜行 ** これにより、銙川県においお高校生以䞋のゲヌム・むンタヌネット利甚時間は 平日60分たで、䌑日90分たでず制限されたす(違反しおも眰則はありたせん)。しかし、この条䟋に関するアンケヌトにおいお、賛成祚の倚数がほが同じ文章であったため、同䞀人物もしくは少数の人間による氎増しなどの{{ruby|[[wikt:捏造|捏造]]|ね぀ぞう}}ではないかずもいわれおいたす。 == 参考 == === 2020幎のできごずカレンダヌ === {| class="wikitable" |- ! 日付・時期 || 内容 |- | 2019幎 幎末 || 䞭囜の歊挢にある海鮮垂堎から新型コロナりむルス怜出 |- | 2020幎1月31日 || むギリスのEU正匏離脱 |- | 4月7日 || 緊急事態宣蚀の発衚(5月31日) |- | 6月16日 || 北朝鮮が南北共同連絡事務所を爆砎 |- | 7月1日 || 小売店のレゞ袋有料を矩務化 |- | 8月17日 || 静岡県{{Ruby|浜束|はたた぀}}垂で気枩 41.1 °C を芳枬 |- | 8月28日 || {{Ruby|安倍晋䞉|あべしんぞう}}内閣総理倧臣が蟞意を衚明 |- |} === 2021幎以降に予定されおいるこず === * 埩興庁廃止(2021幎3月11日たでに) * 東京オリンピック・パラリンピック(2021幎) * 成人幎霢18歳に匕き䞋げ(2022幎4月1日) * 新玙幣発行(2024幎䞊期) === 〇幎前のできごず === * 2020幎 1310幎前(710幎)郜が平城京に移る 420幎前(1600幎)関ヶ原の戊い 160幎前(1860幎)桜田門倖の倉 130幎前(1890幎)第1回衆議院議員遞挙 110幎前(1910幎)韓囜䜵合 100幎前(1920幎)囜際連盟成立/日本初の[[w:メヌデヌ|メヌデヌ]]開催 75幎前(1945幎)倪平掋戊争終戊 70幎前(1950幎)朝鮮戊争開戊 60幎前(1960幎){{ruby|池田勇人|いけだはやず}}銖盞、「囜民所埗倍増蚈画」発衚 5幎前(2015幎)マむナンバヌ制床開始 * 2021幎 === 2021ずいう数 === * 2021の玠因数分解<math>2021=43 \times 47</math> ** 玄数は 1,43,47,2021の4぀です。 == 参考曞籍・りェブサむト == * {{Cite web |first= |last=BBCニュヌス |title=むギリス、欧州連合を離脱 47幎間の関係に終止笊 |url=https://www.bbc.com/japanese/51335858 |ref=harv |accessdate=2020-05-17 |date=2020-02-01 |year=2020 }}<!--[https://www.bbc.com/japanese/51335858 むギリス、欧州連合を離脱 47幎間の関係に終止笊]"BBCニュヌス.2020幎2月1日発行.同幎5月17日閲芧。--> * {{Cite web |url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54323410R10C20A1MM8000 |title=台湟総遞に蔡氏再遞 最倚埗祚で圧勝、銙枯問題远い颚 |accessdate=2020-05-17 |author=䌊原健䜜 |date=2020-01-11 |year=2020 |publisher=日本経枈新聞 |ref=harv }}<!-- [https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54323410R10C20A1MM8000/ 台湟総統に蔡氏再遞 最倚埗祚で圧勝、銙枯問題远い颚]"日本経枈新聞.2020幎1月11日発行.同幎5月17日閲芧</ref>。 --> * {{cite web |url=https://www.asahi.com/articles/ASN2K65XTN2KULBJ008.html |title=小泉環境盞、12日間分の育䌑を取埗 「協力のおかげ」 |accessdate=2020-05-17 |author=束尟䞀郎 |date=2020-02-17 |year=2020 |publisher=朝日新聞デゞタル |ref=harv }}<!-- [https://www.asahi.com/articles/ASN2K65XTN2KULBJ008.html 小泉環境盞、12日間分の育䌑を取埗 「協力のおかげ」]"朝日新聞デゞタル.2020幎2月17日発行.同幎5月17日閲芧</ref>。 --> * {{Cite web |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200423/k10012401981000.html |title=郜 25日から「ステむホヌム週間」倖出自粛匷化ぞ 新型コロナ |accessdate=2020-05-17 |author=NHK |date=2020-04-23 |year=2020 |publisher=NHK |ref=harv }}<!-- <ref>"[https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200423/k10012401981000.html 郜 25日から「ステむホヌム週間」倖出自粛匷化ぞ 新型コロナ]"NHK.2020幎4月23日発行.同幎5月17日閲芧</ref>。 --> == 脚泚 == === 泚釈 === <references group="泚釈" /> === 出兞 === <references /> = 2022幎 = == 政治 == === ロシアによるりクラむナ䟵攻 === === 安倍元銖盞殺害事件 === === 旧統䞀協䌚(䞖界平和統䞀家庭連合)をめぐる問題 === {{Clear}} == 瀟䌚・経枈 == === 新型コロナりむルス感染症(COVID-19) === ==== 抂芁 ==== ==== 日本および䞖界の察応 ==== ==== 関連するこずがら ==== * 公共の犏祉 * WHO * グロヌバル化 === 北京オリンピック・パラリンピック === == 自然・科孊 == === チバニアン === (地質孊的に)地球史における77侇4000幎前から12侇9000幎前の時代を「チバニアン(千葉時代)」ず呜名するこずが正匏に決定したした。 == 文化 == === 藀井聡倪棋士 === === 芥川賞・盎朚賞受賞者 === === NHK倧河ドラマ・朝ドラ === 2022幎床のNHK倧河ドラマは 『[[w:鎌倉殿の13人|鎌倉殿の13人]]』です。鎌倉幕府2代目執暩である '''北条矩時''' を描いおいたす。 2022幎床のNHK朝ドラ(連続テレビ小説) の前期(49月)は、『[[w:ちむどんどん|ちむどんどん]]』です。埌期(10月2023幎3月)は、『[[w:舞いあがれ!|舞いあがれ!]]』です。 ==== 関連するこずがら ==== * 『鎌倉殿の13人』 ** 鎌倉幕府 ** 源頌朝 ** 北条政子 ** 承久の乱 * 『ちむどんどん』 ** 沖瞄日本埩垰50呚幎 * 『舞いあがれ!』 == その他 == == 参考 == === 2022幎のできごずカレンダヌ === === 2023幎以降に予定されおいるこず === * 埩興庁廃止(2021幎3月11日たでに) * 新玙幣発行(2024幎䞊期) === 〇幎前のできごず === === 2022ずいう数 === == 参考曞籍・りェブサむト == == 脚泚 == === 泚釈 === <references group="泚釈" /> === 出兞 === <references /> {{デフォルト゜ヌト:ちゆうかくしゆけんかこのししもんたい}} [[Category:瀟䌚|ちゆうかくしゆけんしやかいかこのししもんたい]] [[Category:䞭孊受隓参考曞|ししもんたいかこ]] [[カテゎリ:21侖简]] {{カテゎリ準備|䞭孊受隓瀟䌚|小孊校瀟䌚|ししもんたいかこ}}
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高等孊校 物理基瀎/合成速床ず盞察速床
䞭孊受隓算数や数的凊理で流氎算や通過算が参考曞ずかに掲茉しおおりたす。その背景が物理基瀎の本節で孊べたす。 川のように流れのあるずころでは、普段ず違う速さになりたす。もし、分からない堎合は流れるプヌルや゚スカレヌタヌ(動く歩道)をむメヌゞしたしょう。流れに乗っお動く時ず、流れに逆らっお動く時では党然感芚が違いたす。 たた、動く歩道を歩く人は、普通に歩く速床よりも、倧きな速床で動きたす。これは、歩く速床に、動く歩道の速床が加わるためです。 川の流れのないずころ(静氎)での船の速さ(速床)が、川の流れる速さ(速床)で進んでいたす。静止しおいる人が岞から船の速さを芋おみるず、川の流れのないずころ(静氎)での船の速床ず川の流れる速床の和ずしお求めたす。 このようにしお、2぀の速床(静氎した時の船の速床ず川の流れる速床)を1぀の速床にたずめたす。これを速床の合成や合成速床ずいいたす。速床の合成や合成速床は、どの向きを正ずするかを考えおから速床の和をずりたす。 この考え方を利甚したものが流氎算になりたす。 基準物䜓(芳枬者)から芋た察象物䜓の速床を盞察速床ずいいたす。盞察速床は盞手の速床〔察象物䜓〕から自分の速床〔基準物䜓(芳枬者)〕を匕けば求められたす。 同じ物䜓の運動でも、芳枬者の速床によっお、動く向きも速さも異なっお芋えたす。したがっお、物䜓の運動を衚す時は、それがどのような運動をしおいる芳枬者から芋たものであるかを明確にしなければなりたせん。 なお、この考え方を利甚したものが通過算になりたす。
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 䞭孊受隓算数や数的凊理で流氎算や通過算が参考曞ずかに掲茉しおおりたす。その背景が物理基瀎の本節で孊べたす。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>>合成速床ず盞察速床  䞭孊受隓算数や数的凊理で流氎算や通過算が参考曞ずかに掲茉しおおりたす。その背景が物理基瀎の本節で孊べたす。 == 速床の合成 ==  川のように流れのあるずころでは、普段ず違う速さになりたす。もし、分からない堎合は流れるプヌルや゚スカレヌタヌ動く歩道をむメヌゞしたしょう。流れに乗っお動く時ず、流れに逆らっお動く時では党然感芚が違いたす。  たた、動く歩道を歩く人は、普通に歩く速床よりも、倧きな速床で動きたす。これは、<u>歩く速床に、動く歩道の速床が加わるため</u>です。  川の流れのないずころ静氎での船の速さ速床が、川の流れる速さ速床で進んでいたす。静止しおいる人が岞から船の速さを芋おみるず、川の流れのないずころ静氎での船の速床ず川の流れる速床の和ずしお求めたす。  このようにしお、぀の速床静氎した時の船の速床ず川の流れる速床を぀の速床にたずめたす。これを'''速床の合成'''や'''合成速床'''ずいいたす。速床の合成や合成速床は、どの向きを<u>正ずするか</u>を考えおから速床の和をずりたす。  この考え方を利甚したものが流氎算になりたす。 == 盎線䞊の盞察速床私から芋たあなたの速床 ==  基準物䜓芳枬者から芋た察象物䜓の速床を'''盞察速床'''ずいいたす。盞察速床は盞手の速床〔察象物䜓〕から自分の速床〔基準物䜓芳枬者〕を匕けば求められたす。  同じ物䜓の運動でも、芳枬者の速床によっお、動く向きも速さも異なっお芋えたす。したがっお、物䜓の運動を衚す時は、それがどのような運動をしおいる芳枬者から芋たものであるかを明確にしなければなりたせん。  なお、この考え方を利甚したものが通過算になりたす。 [[カテゎリ:高等孊校教育|物]]
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高等孊校犏祉 瀟䌚犏祉基瀎/人口の高霢化ず高霢者犏祉
2021幎の日本人の平均寿呜は、男性が81.47歳、女性が87.57歳で、男女ずもに䞖界最高氎準です。 2021幎10月1日珟圚の幎少人口(0~14æ­³)の割合は11.7%(過去最䜎)、生産幎霢人口(15~64æ­³)の割合は59.3%(過去最䜎)で、いずれも䜎䞋しおいたす。䞀方、老幎人口(65歳以䞊)の割合(=高霢化率)は28.9%(過去最高)で、増加しおいたす。このうち、幎少人口の割合は䞖界の䞻芁囜䞭で最も小さく、老幎人口の割合は最も倧きくなっおいたす。たた、埌期高霢者(75歳以䞊)人口の割合は15.1%で、幎少人口の割合を䞊回っおいたす。さらに、統蚈䞊初めお前期高霢者(65~74æ­³)よりも埌期高霢者(75歳以䞊)の方が倚くなっおいたす。 囜立瀟䌚保障・人口問題研究所「日本の将来掚蚈人口(平成29幎4月掚蚈)」の䞭䜍掚蚈によれば、2065幎の日本の総人口は8808䞇人たで枛少し、幎少人口の割合は10.2%、生産幎霢人口の割合は51.4%たで䜎䞋する䞀方で、老幎人口の割合は38.4%たで䞊昇するず掚蚈されおいたす。 日本における高霢化の進行は、他の先進諞囜に䟋をみないスピヌドで進んでいたす。囜連の定矩では、総人口に占める65歳以䞊人口の割合(高霢化率)が7%を超えるず「高霢化瀟䌚」、14%を超えるず「高霢瀟䌚」ずしおいたす。高霢化瀟䌚から高霢瀟䌚になるたでの所芁幎数を比范するず、日本は、欧米よりも短い幎数です。ただし、東アゞア諞囜はさらに短くなるず掚蚈されおいたす。 以䞊の蚘述で、このたた攟っおおけば䌚瀟の人手䞍足などに陥っおしたいたす。ですから、政府は、幎配の人も働けるような政策を進めおいたす。 たた、高霢者が増えれば、寝たきりや認知症の人も増えおきたす。しかし、家族が少なくなるほど、その人達を介護出来たせん。これを防止するために郜道府県職員や垂町村職員が代わっおその人を芋守る政策も進めおいたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "2021幎の日本人の平均寿呜は、男性が81.47歳、女性が87.57歳で、男女ずもに䞖界最高氎準です。", "title": "平均寿呜の掚移" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2021幎10月1日珟圚の幎少人口(0~14æ­³)の割合は11.7%(過去最䜎)、生産幎霢人口(15~64æ­³)の割合は59.3%(過去最䜎)で、いずれも䜎䞋しおいたす。䞀方、老幎人口(65歳以䞊)の割合(=高霢化率)は28.9%(過去最高)で、増加しおいたす。このうち、幎少人口の割合は䞖界の䞻芁囜䞭で最も小さく、老幎人口の割合は最も倧きくなっおいたす。たた、埌期高霢者(75歳以䞊)人口の割合は15.1%で、幎少人口の割合を䞊回っおいたす。さらに、統蚈䞊初めお前期高霢者(65~74æ­³)よりも埌期高霢者(75歳以䞊)の方が倚くなっおいたす。", "title": "日本の人口動向" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "囜立瀟䌚保障・人口問題研究所「日本の将来掚蚈人口(平成29幎4月掚蚈)」の䞭䜍掚蚈によれば、2065幎の日本の総人口は8808䞇人たで枛少し、幎少人口の割合は10.2%、生産幎霢人口の割合は51.4%たで䜎䞋する䞀方で、老幎人口の割合は38.4%たで䞊昇するず掚蚈されおいたす。", "title": "日本の人口動向" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "日本における高霢化の進行は、他の先進諞囜に䟋をみないスピヌドで進んでいたす。囜連の定矩では、総人口に占める65歳以䞊人口の割合(高霢化率)が7%を超えるず「高霢化瀟䌚」、14%を超えるず「高霢瀟䌚」ずしおいたす。高霢化瀟䌚から高霢瀟䌚になるたでの所芁幎数を比范するず、日本は、欧米よりも短い幎数です。ただし、東アゞア諞囜はさらに短くなるず掚蚈されおいたす。", "title": "高霢化の進展" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "以䞊の蚘述で、このたた攟っおおけば䌚瀟の人手䞍足などに陥っおしたいたす。ですから、政府は、幎配の人も働けるような政策を進めおいたす。", "title": "高霢化犏祉" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "たた、高霢者が増えれば、寝たきりや認知症の人も増えおきたす。しかし、家族が少なくなるほど、その人達を介護出来たせん。これを防止するために郜道府県職員や垂町村職員が代わっおその人を芋守る政策も進めおいたす。", "title": "高霢化犏祉" } ]
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[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]] > [[高等孊校の孊習]] >[[高等孊校犏祉 瀟䌚犏祉基瀎]] >人口の高霢化ず高霢者犏祉 == 平均寿呜の掚移 ==  幎の日本人の平均寿呜は、男性が歳、女性が歳で、男女ずもに䞖界最高氎準です。 == 日本の人口動向 ==  幎月日珟圚の幎少人口歳の割合は過去最䜎、生産幎霢人口歳の割合は過去最䜎で、いずれも䜎䞋しおいたす。䞀方、老幎人口歳以䞊の割合高霢化率は過去最高で、増加しおいたす。このうち、幎少人口の割合は䞖界の䞻芁囜䞭で最も小さく、老幎人口の割合は最も倧きくなっおいたす。たた、埌期高霢者歳以䞊人口の割合はで、幎少人口の割合を䞊回っおいたす。さらに、統蚈䞊初めお前期高霢者歳よりも埌期高霢者歳以䞊の方が倚くなっおいたす。  囜立瀟䌚保障・人口問題研究所「日本の将来掚蚈人口平成幎月掚蚈」の䞭䜍掚蚈によれば、幎の日本の総人口は䞇人たで枛少し、幎少人口の割合は、生産幎霢人口の割合はたで䜎䞋する䞀方で、老幎人口の割合はたで䞊昇するず掚蚈されおいたす。 == 高霢化の進展 ==  日本における高霢化の進行は、他の先進諞囜に䟋をみないスピヌドで進んでいたす。囜連の定矩では、総人口に占める歳以䞊人口の割合高霢化率がを超えるず「高霢化瀟䌚」、を超えるず「高霢瀟䌚」ずしおいたす。高霢化瀟䌚から高霢瀟䌚になるたでの所芁幎数を比范するず、日本は、欧米よりも短い幎数です。ただし、東アゞア諞囜はさらに短くなるず掚蚈されおいたす。 == 高霢化犏祉 ==  以䞊の蚘述で、このたた攟っおおけば䌚瀟の人手䞍足などに陥っおしたいたす。ですから、政府は、幎配の人も働けるような政策を進めおいたす。  たた、高霢者が増えれば、寝たきりや認知症の人も増えおきたす。しかし、家族が少なくなるほど、その人達を介護出来たせん。これを防止するために郜道府県職員や垂町村職員が代わっおその人を芋守る政策も進めおいたす。 [[カテゎリ:犏祉]] [[カテゎリ:高霢者]]
2022-09-23T16:59:48Z
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裁刀所法第24条
法孊>コンメンタヌル>コンメンタヌル裁刀所法 (裁刀暩)
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法孊コンメンタヌルコンメンタヌル裁刀所法
[[法孊]][[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル裁刀所法]] ==条文== 裁刀暩 ;第24条 : 地方裁刀所は、次の事項に぀いお裁刀暩を有する。 :#[[裁刀所法第33条|第33条]]第1項第1号の請求以倖の請求に係る蚎蚟[[裁刀所法第31条の3|第31条の3]]第1項第2号の人事蚎蚟を陀く。及び[[裁刀所法第33条|第33条]]第1項第1号の請求に係る蚎蚟のうち䞍動産に関する蚎蚟の第䞀審 :#[[裁刀所法第16条|第16条]]第4号の眪及び眰金以䞋の刑に圓たる眪以倖の眪に係る蚎蚟の第䞀審 :#[[裁刀所法第16条|第16条]]第1号の控蚎を陀いお、簡易裁刀所の刀決に察する控蚎 :#[[裁刀所法第7条|第7条]]第2号及び[[裁刀所法第16条|第16条]]第2号の抗告を陀いお、簡易裁刀所の決定及び呜什に察する抗告 ==解説== ==参照条文== ---- {{前埌 |[[コンメンタヌル裁刀所法|裁刀所法]] |[[コンメンタヌル裁刀所法#3|第3ç·š 䞋玚裁刀所]]<br> [[コンメンタヌル裁刀所法#3-2|第2章 地方裁刀所]] |[[裁刀所法第23条]]<br>構成 |[[裁刀所法第25条]]<br>その他の暩限 }} {{stub|law}} [[category:裁刀所法|024]]
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裁刀所法第31条の3
法孊>コンメンタヌル>コンメンタヌル裁刀所法 (裁刀暩その他の暩限)
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法孊コンメンタヌルコンメンタヌル裁刀所法
[[法孊]][[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル裁刀所法]] ==条文== 裁刀暩その他の暩限   ;第31条の3 #家庭裁刀所は、次の暩限を有する。 ##[[家事審刀法]]昭和22幎法埋第152号で定める家庭に関する事件の審刀及び調停 ##[[人事蚎蚟法]]平成15幎法埋第109号で定める人事蚎蚟の第䞀審の裁刀 ##[[少幎法]]昭和23幎法埋第168号で定める少幎の保護事件の審刀 ##[[少幎法第37条]]第1項 に掲げる眪に係る蚎蚟の第䞀審の裁刀 #家庭裁刀所は、この法埋に定めるものの倖、他の法埋においお特に定める暩限を有する。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前埌 |[[コンメンタヌル裁刀所法|裁刀所法]] |[[コンメンタヌル裁刀所法#3|第3ç·š 䞋玚裁刀所]]<br> [[コンメンタヌル裁刀所法#3-3|第3章 家庭裁刀所]] |[[裁刀所法第31条の2]]<br>構成 |[[裁刀所法第31条の4]]<br>䞀人制・合議制 }} {{stub|law}} [[category:裁刀所法|031の3]]
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2022-09-26T08:10:34Z
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35,660
高等孊校 生物/神経系
受容噚ず効果噚の間にあるのが神経系です。受容噚で受け取った刺激は、そのたた筋肉のような効果噚ぞ送られるわけではありたせん。様々な刺激からの情報をたずめお初めお、い぀、どこから、どのような刺激が来たのかがわかり、それにどう反応すればいいのかが分かりたす。耇雑な䜓の構造を持぀動物では、各噚官が連携しお働く必芁があり、神経系はそのための圹割を果たしおいたす。神経系が発達した動物には、神経现胞の集たり(神経節)ず、さらに倧きな神経现胞の集たり(脳)がありたす。脳ず神経節は、䞭枢神経系ずいわれ、情報凊理の䞭心的な圹割を果たしおいたす。 脊怎動物の神経系には、䞭枢神経系ず末梢神経系がありたす。脳ず脊髄をたずめお、䞭枢神経系ずいいたす。これらは、神経管から䜜られたす。神経管の前半分は脳になるために成長し、埌半分は脊髄になるために成長したす。倧脳・間脳・䞭脳・小脳・延髄をたずめお、脳ずいいたす。 䜓性神経系ず自埋神経系をたずめお、末梢神経系ずいいたす。䜓性神経系は、感芚神経系ず運動神経系で成り立っおいたす。感芚神経系は末梢から䞭枢神経系に情報を送り、運動神経系は䞭枢神経系から筋肉に指什を送り、筋肉を動かす働きをしたす。亀感神経ず副亀感神経をたずめお、自埋神経系ずいいたす。自埋神経系は、様々な噚官や血管に存圚し、あらゆる掻動を調敎するのに圹立っおいたす。 クラゲやむ゜ギンチャクなどの刺胞動物は、散圚神経系が芋られたす。散圚神経系では、神経繊維が網の目のように぀ながっおいたすが、䞭枢神経系はありたせん。 プラナリアをはじめずする扁圢動物では、頭に脳がありたす。 ミミズやハれなどの環圢動物、ハチやバタ゚ビなどの節足動物では、脳は䜓の前郚にあり、神経節は前郚から埌郚ぞ走っおいたす。2本の倧きな神経がそれぞれの神経節を぀ないでいたす。 扁圢動物やより高床な動物矀では、神経系は䞭枢神経系ず末梢神経系に分かれおいたす。このような神経系を集䞭神経系ずいいたす。 脊怎動物の脳を比べるず、倧脳の割合が段階的に倧きくなっおおり、鳥類は小脳が発達しおいるため、䞊手く空を飛べたす。たた、それぞれのグルヌプには他にも特城がありたす。 䞭枢神経系の䞭でも、ニュヌロンの现胞䜓や神経線維は、党お正しい䜍眮にありたす。人間の脳では、倧脳が倧きな面積を占めおいお、脳の機胜のほずんどがここに集䞭しおいたす。脳には、巊半球ず右半球がありたす。灰癜質ずは、倧脳の倖局の名称を指し、倧脳皮質ず呌ばれおいたす。ここにはニュヌロンの现胞䜓が集たっおいたす。倧脳の内偎(倧脳髄質)には、倚くの神経繊維が通っおいたす。神経繊維が癜く芋えるので癜質ず呌ばれたす。 倧脳新皮質は、人間の倧脳皮質の䞭で最も発達しおおり、最も倧きい郚分です。新皮質、叀皮質、原始皮質から出来おいたす。芖芚や聎芚などの受容䜓からの情報を凊理する感芚野、随意運動(意志に基づく行動)を制埡する運動野、蚘憶、思考、蚀語などの高床な粟神掻動に関係した連合野が発達しおいたす。倧脳には、嗅芚の䞭枢(嗅球)・蚘憶圢成・孊習・空間認識などに圹立぀海銬、欲求や本胜などに関係する扁桃䜓などがありたす。これらをたずめお倧脳蟺瞁系ずいいたす。新皮質ずは異なる倧脳蟺瞁系は、叀皮質や原皮質ずいわれおいたす。䞡生類や爬虫類の倧脳にも芋られたす。 䜓の平衡を保぀䞭枢がありたす。たた、自分で䞊手に䜓を動かす方法(随意運動)を身に぀けられたす。そのため、小脳に障害があるず、䞊手く動くこずができず、耇雑な動きもしにくくなりたす。 間脳・䞭脳・延髄が脳幹を䜜っおいたす。芖床ず芖床䞋郚は、間脳の䞀郚です。芖床䞋郚は、自埋神経系の䞭枢です。䜓の噚官の働きを制埡しおいたす。たた、䜓枩、氎分、血糖倀、血圧なども調節しおいたす。芖床䞋郚は、脳䞋垂䜓ず぀ながっおいたす。䞭脳は、䜓の姿勢を維持するず共に、目の動きや瞳孔の倧きさを制埡しおいたす。延髄は、呌吞や消化噚・埪環噚系の働きなど、生呜維持に重芁な働きをする䞭枢です。 ニュヌロンの働きによっお、倧脳皮質の様々な郚䜍が異なる働きをしたす。倧脳の機胜局圚ずは、脳がどのように蚭定されおいるかを瀺す蚀葉です。以前は、脳に損傷を受けた人がどのような特定の行動が出来なくなったのかを調べお、倧脳の各郚分が䜕をしおいるのかを解明しようずしおいたした。しかし近幎、機胜的磁気共鳎画像法(functional magnetic resonance imaging)や陜電子攟射断局撮圱法(positron emission tomography)を甚いた研究から、脳が実際にどのように働いおいるかが分かるようになりたした。これは脳機胜マッピングず呌ばれおいたすが、脳の機胜がどこにどのように広がっおいるのかが、最近分かっおきたばかりです。 脊髄は脊怎骚の真ん䞭を通る円柱状の圢をしおいたす。倧脳ずは違っお、倖偎(呚蟺郚)は癜質、内偎(䞭心郚)は灰癜質です。脊髄神経は巊右から出入りしおいたす。腹偎の神経は腹根で、ほずんどが運動神経の軞玢の束で出来おいたす。背䞭偎の神経は背根で、ほずんどが感芚神経の軞玢の束から出来おいたす。このように、脊髄は䜓の䞀郚が脳ず連絡を取るための手段なので、反射が起こる堎所でもありたす。 皮膚の觊芚や圧芚が刺激に反応するず、感芚神経の軞玢(癜質)が脊髄に情報を送りたす。軞玢は、脊髄神経を぀なぐ神経(介圚ニュヌロン)に情報を送りたす。介圚ニュヌロンの軞玢は延髄を右から巊ぞ通り、さらに䞊ぞ䞊がっお芖床に興奮を䌝えたす。興奮は、巊脳の皮膚感芚䞭枢にも送られたす。倧脳皮質で凊理された情報は、倧脳皮質の運動䞭枢に送られ、さらに手の運動が起こる脊髄の现胞䜓(灰癜質)を持぀運動神経に送られたす。 目の前にボヌルが飛んでくれば思わず目を閉じおしたうし、熱いものに手が觊れればそれを匕き離したす。反射ずは、倖からの刺激に察しお無意識に起こる玠早い反応をいいたす。反射は、倉えられない固定された反応です。しかし、非垞に玠早く起こるため、私達の安党を守り、意識せずに䜓の働きを調敎するのに圹立っおいたす。反射の際には、受容䜓→感芚神経→反射䞭枢→運動神経→効果噚を通しお情報が送られたす。反射匓ずは、この反射を制埡する神経现胞の連鎖をいいたす。反射䞭枢は䞻に脊髄、延髄、䞭脳にありたす。぀たり、反射は倧脳皮質が関䞎せずに起こりたす。したがっお、反射は䜕も考えずに玠早く起こるので、危険な状況などに察凊しやすくなりたす。 膝蓋腱反射ず屈筋反射は、脊髄が関䞎する反射です。膝の腱が圓たるず、その刺激は膝の䌞筋にある筋玡錘に送られたす。ここで、刺激は脊髄にあるたった1぀のシナプスを通しお、筋肉の運動神経に送られたす。そのため、玠早い反応が期埅出来たす。目に光を圓おた時に瞳孔を小さくする反射(瞳孔反射)は䞭脳から来お、虹圩に行きたす。自埋神経系にも、反射の䞀郚ずしおゆっくりずした反応がありたす。自埋神経系は、気枩の倉化、塩分濃床、血糖倀などの倉化を拟っおいたす。効果噚ずしおは、䞻に内分泌噚官、内臓、血管の平滑筋を調節しおいたす。
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[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校理科]]>[[高等孊校生物]]>[[高等孊校 生物]]>神経系 == 神経系の成り立ち == [[ファむル:TE-Nervous system diagram.svg|サムネむル|473x473ピクセル|ヒトの神経系]]  受容噚ず効果噚の間にあるのが'''神経系'''です。受容噚で受け取った刺激は、そのたた筋肉のような効果噚ぞ送られるわけではありたせん。様々な刺激からの情報をたずめお初めお、い぀、どこから、どのような刺激が来たのかがわかり、それにどう反応すればいいのかが分かりたす。耇雑な䜓の構造を持぀動物では、各噚官が連携しお働く必芁があり、神経系はそのための圹割を果たしおいたす。神経系が発達した動物には、神経现胞の集たり'''神経節'''ず、さらに倧きな神経现胞の集たり'''脳'''がありたす。脳ず神経節は、'''䞭枢神経系'''ずいわれ、情報凊理の䞭心的な圹割を果たしおいたす。 === 脊怎動物の神経系 ===  脊怎動物の神経系には、'''䞭枢神経系'''ず'''末梢神経系'''がありたす。脳ず脊髄をたずめお、䞭枢神経系ずいいたす。これらは、神経管から䜜られたす。神経管の前半分は脳になるために成長し、埌半分は'''脊髄'''になるために成長したす。'''倧脳・間脳・䞭脳・小脳・延髄'''をたずめお、脳ずいいたす。  '''䜓性神経系'''ず'''自埋神経系'''をたずめお、'''末梢神経系'''ずいいたす。䜓性神経系は、'''感芚神経系'''ず'''運動神経系'''で成り立っおいたす。感芚神経系は末梢から䞭枢神経系に情報を送り、運動神経系は䞭枢神経系から筋肉に指什を送り、筋肉を動かす働きをしたす。'''亀感神経'''ず'''副亀感神経'''をたずめお、自埋神経系ずいいたす。自埋神経系は、様々な噚官や血管に存圚し、あらゆる掻動を調敎するのに圹立っおいたす。<div style="font-size:100%;"> === 神経系の分類 たずめ === <pre>        䞭倮  神経系━┳━䞭枢神経系━┳━脳     ┃       ┗━脊髄     ┃      ┗━末梢神経系━┳━䜓性神経系━┳━運動神経             ┃       ┗━感芚神経             ┃             ┗━自埋神経系━┳━亀感神経                     ┗━副亀感神経 </pre> === 参考いろいろな動物の神経系 === ==== 散圚神経系 ====  クラゲやむ゜ギンチャクなどの刺胞動物は、'''散圚神経系'''が芋られたす。散圚神経系では、神経繊維が網の目のように぀ながっおいたすが、䞭枢神経系はありたせん。 ==== 集䞭神経系 ====  プラナリアをはじめずする扁圢動物では、頭に脳がありたす。  ミミズやハれなどの環圢動物、ハチやバタ゚ビなどの節足動物では、脳は䜓の前郚にあり、神経節は前郚から埌郚ぞ走っおいたす。本の倧きな神経がそれぞれの神経節を぀ないでいたす。  扁圢動物やより高床な動物矀では、神経系は䞭枢神経系ず末梢神経系に分かれおいたす。このような神経系を'''集䞭神経系'''ずいいたす。  脊怎動物の脳を比べるず、倧脳の割合が段階的に倧きくなっおおり、鳥類は小脳が発達しおいるため、䞊手く空を飛べたす。たた、それぞれのグルヌプには他にも特城がありたす。 </div> == ヒトの脳ず脊髄 == [[ファむル:脳の暪断面.svg|サムネむル|339x339ピクセル|ヒトの脳の暪断面]] === 倧脳 ===  䞭枢神経系の䞭でも、ニュヌロンの现胞䜓や神経線維は、党お正しい䜍眮にありたす。人間の脳では、倧脳が倧きな面積を占めおいお、脳の機胜のほずんどがここに集䞭しおいたす。脳には、巊半球ず右半球がありたす。'''灰癜質'''ずは、倧脳の倖局の名称を指し、'''倧脳皮質'''ず呌ばれおいたす。ここにはニュヌロンの现胞䜓が集たっおいたす。倧脳の内偎'''倧脳髄質'''には、倚くの神経繊維が通っおいたす。神経繊維が癜く芋えるので'''癜質'''ず呌ばれたす。  '''倧脳新皮質'''は、人間の倧脳皮質の䞭で最も発達しおおり、最も倧きい郚分です。新皮質、叀皮質、原始皮質から出来おいたす。芖芚や聎芚などの受容䜓からの情報を凊理する感芚野、随意運動意志に基づく行動を制埡する運動野、蚘憶、思考、蚀語などの高床な粟神掻動に関係した'''連合野'''が発達しおいたす。倧脳には、嗅芚の䞭枢嗅球・蚘憶圢成・孊習・空間認識などに圹立぀海銬、欲求や本胜などに関係する扁桃䜓などがありたす。これらをたずめお'''倧脳蟺瞁系'''ずいいたす。新皮質ずは異なる倧脳蟺瞁系は、叀皮質や原皮質ずいわれおいたす。䞡生類や爬虫類の倧脳にも芋られたす。 [[ファむル:ヒトの脳_暡匏図ii.svg|サムネむル|300x300ピクセル|ヒトの脳の構造]] === 小脳 ===  䜓の平衡を保぀䞭枢がありたす。たた、自分で䞊手に䜓を動かす方法随意運動を身に぀けられたす。そのため、小脳に障害があるず、䞊手く動けず、耇雑な動きもしにくくなりたす。 === 脳幹 ===  '''間脳・䞭脳・延髄'''が'''脳幹'''を䜜っおいたす。'''芖床'''ず'''芖床䞋郚'''は、間脳の䞀郚です。芖床䞋郚は、自埋神経系の䞭枢です。䜓の噚官の働きを制埡しおいたす。たた、䜓枩、氎分、血糖倀、血圧なども調節しおいたす。芖床䞋郚は、脳䞋垂䜓ず぀ながっおいたす。䞭脳は、䜓の姿勢を維持するず共に、目の動きや瞳孔の倧きさを制埡しおいたす。延髄は、呌吞や消化噚・埪環噚系の働きなど、生呜維持に重芁な働きをする䞭枢です。 === 参考脳機胜マッピング ===  ニュヌロンの働きによっお、倧脳皮質の様々な郚䜍が異なる働きをしたす。倧脳の機胜局圚ずは、脳がどのように蚭定されおいるかを瀺す蚀葉です。以前は、脳に損傷を受けた人がどのような特定の行動が出来なくなったのかを調べお、倧脳の各郚分が䜕をしおいるのかを解明しようずしおいたした。しかし近幎、機胜的磁気共鳎画像法functional magnetic resonance imagingや陜電子攟射断局撮圱法positron emission tomographyを甚いた研究から、脳が実際にどのように働いおいるかが分かるようになりたした。これは脳機胜マッピングず呌ばれおいたすが、脳の機胜がどこにどのように広がっおいるのかが、最近分かっおきたばかりです。 === 脊髄 === [[ファむル:Spinal nerve-ja.svg|サムネむル|360x360ピクセル|脊髄の仕組み]]  '''脊髄'''は脊怎骚の真ん䞭を通る円柱状の圢をしおいたす。倧脳ずは違っお、倖偎呚蟺郚は'''癜質'''、内偎䞭心郚は'''灰癜質'''です。脊髄神経は巊右から出入りしおいたす。腹偎の神経は'''腹根'''で、ほずんどが運動神経の軞玢の束で出来おいたす。背䞭偎の神経は'''背根'''で、ほずんどが感芚神経の軞玢の束から出来おいたす。このように、脊髄は䜓の䞀郚が脳ず連絡を取るための手段なので、'''反射'''が起こる堎所でもありたす。  皮膚の觊芚や圧芚が刺激に反応するず、感芚神経の軞玢癜質が脊髄に情報を送りたす。軞玢は、脊髄神経を぀なぐ神経介圚ニュヌロンに情報を送りたす。介圚ニュヌロンの軞玢は延髄を右から巊ぞ通り、さらに䞊ぞ䞊がっお芖床に興奮を䌝えたす。興奮は、巊脳の皮膚感芚䞭枢にも送られたす。倧脳皮質で凊理された情報は、倧脳皮質の運動䞭枢に送られ、さらに手の運動が起こる脊髄の现胞䜓灰癜質を持぀運動神経に送られたす。 == 反射 == [[ファむル:興奮の䌝導経路.svg|サムネむル|500x500ピクセル|興奮の䌝導経路]]  目の前にボヌルが飛んでくれば思わず目を閉じおしたうし、熱いものに手が觊れればそれを匕き離したす。'''反射'''ずは、倖からの刺激に察しお無意識に起こる玠早い反応をいいたす。反射は、倉えられない固定された反応です。しかし、非垞に玠早く起こるため、私達の安党を守り、意識せずに䜓の働きを調敎するのに圹立っおいたす。反射の際には、受容䜓→感芚神経→反射䞭枢→運動神経→効果噚を通しお情報が送られたす。'''反射匓'''ずは、この反射を制埡する神経现胞の連鎖をいいたす。反射䞭枢は䞻に脊髄、延髄、䞭脳にありたす。぀たり、反射は倧脳皮質が関䞎せずに起こりたす。したがっお、反射は䜕も考えずに玠早く起こるので、危険な状況などに察凊しやすくなりたす。  '''膝蓋腱反射'''ず'''屈筋反射'''は、脊髄が関䞎する反射です。膝の腱が圓たるず、その刺激は膝の䌞筋にある筋玡錘に送られたす。ここで、刺激は脊髄にあるたった぀のシナプスを通しお、筋肉の運動神経に送られたす。そのため、玠早い反応が期埅出来たす。目に光を圓おた時に瞳孔を小さくする反射'''瞳孔反射'''は䞭脳から来お、虹圩に行きたす。自埋神経系にも、反射の䞀郚ずしおゆっくりずした反応がありたす。自埋神経系は、気枩の倉化、塩分濃床、血糖倀などの倉化を拟っおいたす。効果噚ずしおは、䞻に内分泌噚官、内臓、血管の平滑筋を調節しおいたす。 [[カテゎリ:生物孊]]
2022-09-27T10:16:45Z
2023-11-05T07:35:14Z
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小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/歎史の始たり/「くにづくり」に぀いおの日本神話
本章は、参考ずしおの読み物なので、特に芚えるものはありたせん。気軜に読んでください。 神話ずは、ある民族などが信じる神などが、倧昔に掻躍しお、珟圚の䞖界を䜜っおいく物語です。 文字のない時代に、人々は、いろいろなできごずを、物語にしお、蚀葉で語り䌝えおきたした。人が蚘憶によっお䌝えるのですから、語り䌝えおいる間に、正しく䌝わらなかったり、䌝える人に郜合よくかえられたり、たた、よくわからないこずに぀いおは、神秘的なできごず、぀たり、神さたのやったこずにしおしたったりしおいたす。ですから、それは「歎史」ずいえるほどに正確なものずはいえたせんが、元々のできごずを想像させたり、それを語り぀いだ人々の考えを知ったりするこずができたす。これは、䞖界䞭の人々がも぀共通の習慣です。神話を知るこずは、その民族や宗教を理解する方法の䞀぀でもありたす。 日本においおも、神話は語り぀がれおいたした。奈良時代になっお、倚くの日本神話が倚く曞き残されたした。特に、倧和朝廷の成立に関係する神話に぀いおは『叀事蚘』・『日本曞玀』ずいう曞物にたずたりたす。この二぀の曞物の名をずっお、これらの神話を、蚘玀神話ず蚀い、本章では、これらのいく぀かを取り䞊げ、簡単に玹介したす。 ただし、泚意しなければならないのは、神話はあくたでも物語であっお、歎史ずはこずなりたす。神話を、たるで本圓の歎史であるかのように蚀うこずには、泚意しおおかなければなりたせん。 男神むザナギず女神むザナミは結婚しお、日本の囜土の島々を産み、たた、さたざたな物事に関するたくさんの神々を産みたした。
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本章は、参考ずしおの読み物なので、特に芚えるものはありたせん。気軜に読んでください。 神話ずは、ある民族などが信じる神などが、倧昔に掻躍しお、珟圚の䞖界を䜜っおいく物語です。 文字のない時代に、人々は、いろいろなできごずを、物語にしお、蚀葉で語り䌝えおきたした。人が蚘憶によっお䌝えるのですから、語り䌝えおいる間に、正しく䌝わらなかったり、䌝える人に郜合よくかえられたり、たた、よくわからないこずに぀いおは、神秘的なできごず、぀たり、神(かみ)さたのやったこずにしおしたったりしおいたす。ですから、それは「歎史」ずいえるほどに正確なものずはいえたせんが、元々のできごずを想像させたり、それを語り぀いだ人々の考えを知ったりするこずができたす。これは、䞖界䞭の人々がも぀共通の習慣です。神話を知るこずは、その民族や宗教を理解する方法の䞀぀でもありたす。 日本においおも、神話は語り぀がれおいたした。奈良時代になっお、倚くの日本神話が倚く曞き残されたした。特に、倧和朝廷の成立に関係する神話に぀いおは『叀事蚘(こじき)』・『日本曞玀(にほんしょき)』ずいう曞物にたずたりたす。この二぀の曞物の名をずっお、これらの神話を、蚘玀(きき)神話ず蚀い、本章では、これらのいく぀かを取り䞊げ、簡単に玹介したす。 ただし、泚意しなければならないのは、神話はあくたでも物語であっお、歎史ずはこずなりたす。神話を、たるで本圓の歎史であるかのように蚀うこずには、泚意しおおかなければなりたせん。
{{Pathnav|メむンペヌゞ|小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習|小孊校の孊習|小孊校瀟䌚|小孊校瀟䌚/6孊幎|小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線|小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/歎史の始たり|frame=1}} '''本章は、参考ずしおの読み物なので、特に芚えるものはありたせん。気軜に読んでください。''' 神話ずは、ある民族などが信じる神などが、倧昔に掻躍しお、珟圚の䞖界を䜜っおいく物語です。 文字のない時代に、人々は、いろいろなできごずを、物語にしお、蚀葉で語り䌝えおきたした。人が蚘憶によっお䌝えるのですから、語り䌝えおいる間に、正しく䌝わらなかったり、䌝える人に郜合よくかえられたり、たた、よくわからないこずに぀いおは、神秘的なできごず、぀たり、{{ruby|神|かみ}}さたのやったこずにしおしたったりしおいたす。ですから、それは「歎史」ずいえるほどに正確なものずはいえたせんが、元々のできごずを想像させたり、それを語り぀いだ人々の考えを知ったりするこずができたす。これは、䞖界䞭の人々がも぀共通の習慣です。神話を知るこずは、その民族や宗教を理解する方法の䞀぀でもありたす。 日本においおも、神話は語り぀がれおいたした。[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/倩皇䞭心の囜づくり-飛鳥時代から奈良時代#奈良時代|奈良時代]]になっお、倚くの日本神話が倚く曞き残されたした。[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/倩皇䞭心の囜づくり-飛鳥時代から奈良時代#蚘玀|特に、倧和朝廷の成立に関係する神話に぀いおは『{{ruby|叀事蚘|こじき}}』・『{{ruby|日本曞玀|にほんしょき}}』ずいう曞物にたずたりたす]]。この二぀の曞物の名をずっお、これらの神話を、{{ruby|蚘玀|きき}}神話ず蚀い、本章では、これらのいく぀かを取り䞊げ、簡単に玹介したす。 ただし、泚意しなければならないのは、神話はあくたでも物語であっお、歎史ずはこずなりたす。神話を、たるで本圓の歎史であるかのように蚀うこずには、泚意しおおかなければなりたせん。 <span id="1"/> == 囜産み・神産み神話 == [[File:Kobayashi Izanami and Izanagi.jpg|thumb|200px|むザナミずむザナギが地䞊に降りようず倩空から島を䜜ろうずしおいるずころ]] 男神むザナギず女神むザナミは結婚しお、日本の囜土の島々を産み、たた、さたざたな物事に関するたくさんの神々を産みたした。 ===あらすじ=== ;囜産みず神産み :倧昔の䞖界は、陞地がなく、倧きな海だけがありたした。この䞖界の倩空に、䜕人かの神が珟れたした。その䞭の男神むザナギず女神むザナミは、陞地を䜜ろうず、海の䞭に島を䜜り、倩䞊から䞋りたす。 :そこで、二人は倫婊ずなり、子䟛を産んで、それが日本の囜土になりたす。たず産んだのが①淡道之穂之狭別島あわじのほのさわけのした、'''{{ruby|æ·¡è·¯|あわじ}}å³¶''' 、次に②䌊予之二名島いよのふたなのした、'''四囜''' 、぀づいお、③隠䌎之䞉子島おきのみ぀ごのした、{{ruby|隠岐|おき}}島 、④筑玫島぀くしのした、'''九州'''、 ⑀䌊䌎島いきのした、'''{{ruby|壱岐|いき}}å³¶'''、⑥接島぀した、'''{{ruby|察銬|぀した}}''' 、⑊䜐床島さどのした、'''{{ruby|䜐枡島|さどがした}}''' 、最埌に⑧倧倭豊秋接島おおやたずずよあき぀した、'''本州'''を産みたした倪字は珟圚の地名です。これら倧きな八぀の島は日本を圢䜜る島なので'''{{ruby|倧八掲|おおやした}}'''ずいいたす。 :぀づいお、二人は瀬戞内海の島々を産みたす。 :囜を産んだむザナギずむザナミは、さらに぀づいお家守る神や颚の神・朚の神・野の神ずいった自然にた぀わる神々を産みたす。 :そしお、火の神である火之迊具土神かぐ぀ちのかみを産んだむザナミは、やけどを負っお死んでしたいたす。 ;{{ruby|黄泉|よみ}}の囜{{ruby|探蚪|たんがう}}神話 :悲しんだむザナギは、{{ruby|黄泉|よみ}}の囜死埌の䞖界、「{{ruby|æ ¹|ね}}の囜」ずも蚀いたすぞ、むザナミを取り戻そうず向かいたす。 :黄泉の囜のくらやみで、むザナギにあったむザナミは、むザナギに「根の囜の神様ず盞談するので埅っおいおください。その間、決しお私のすがたを芋ないでください」ずお願いしたす。 :むザナギは、蚀われたずおりにしおいたしたが、長い時間埅たされ、むザナミの姿を䞀県芋たいず、がたんできずに、もっおいた{{ruby|櫛|くし}}に火を぀けあかりにしお、むザナミの声のする方をずもしおみたした。そこで、むザナギが芋たものは、醜く腐り果おたむザナミの姿ずそれを取り囲む鬌たちでした。 :おどろいたむザナギは、地䞊ぞ出ようず逃げ出したす。 :姿を芋られたこずに怒ったむザナミは家来のペモツシコメ黄泉の囜の怪力の女鬌「シコメ」らに、むザナギを远いかけさせたす。むザナギが かみかざりを投げ぀けるず、それはたちたちブドりに育っおシコメたちは、それを食べるのに倢䞭になりたす。食べ終わっお、たた远いかけ出すず、぀ぎにむザナギは{{ruby|櫛|くし}}の歯を折っおシコメらに投げ぀けたす。そうするず、くしの歯は、たちたちタケノコに育っお、やはり、シコメたちはそれに気を取られ远いかけられたせん。 :むザナミは代わりに{{ruby|雷神|らいじん}}カミナリの神ず鬌たちを送りこみたす。むザナギは黄泉比良坂よも぀ひらさか、この䞖ず死埌の境を分ける坂たで逃げのび、そこにあった霊力のあるモモの実を投げ぀けお{{ruby|远手|おっお}}を退けたす。 :最埌にむザナミ自身が远いかけおきたしたが、むザナギは{{ruby|千匕|ちびき}}の岩動かすのに千人力を必芁ずするような巚石を黄泉比良坂に眮いお道をふさぎたす。むザナミは怒っお「いずしい人よ、こんなひどいこずをするなら私は1日に1000の人間を殺すでしょう」ず叫ぶずむザナギは「いずしい人よ、それなら私は1日に1500の子を産たせよう」ず返しお、地䞊にもどっお行きたした。 ===解説=== :䞖界ができあがる神話を{{ruby|創造|そうぞう}}神話・{{ruby|創䞖|そうせい}}神話ずいいたす。䞖界のほずんどの神話がこの物語を持っおいたす。有名なものでは、聖曞に曞かれる、「神様は6日間でで䞖界を぀くっお、7日目に䌑んだ<ref>7日を1週間ずするこずず、そのうちの1日を䌑息日ずするこずの起源です。</ref>。6日目に最初の人である男のアダムを䜜ったが、䞀人ではかわいそうだず考え女のむブを䜜った」ずいう倩地創造神話がありたす。 :「囜産み・神産み」神話は、日本神話においお創造神話の郚分にあたりたす。 :この郚分は、おそらく䞭囜の歎史曞などの圱響を受けお蚘玀を䜜成するずきに、もずもずあった各地の䌝説からたずめたものではないかず考えられおいたす。なぜならば、日本や䞖の䞭のものを創造したのはむザナギずむザナミであるのに、この二神をた぀る有力な神瀟で由来が叀いものはないずいうこずが根拠に挙げられたす。䞀方で、この郚分で名前だけ登堎する神々が、むザナギ・むザナミに比べ倚くの信者を持った神である堎合もあっお、それらの神を、蚘玀神話に結び぀けた可胜性もありたす。 :たた、囜産み神話では、圓時の朝廷がどの領域たでを囜土ず考えおいたのかがわかりたす。北海道や皮子島・屋久島など南西諞島を含めた沖瞄などは、ここには登堎したせんし、深い関係を持っおいたであろう朝鮮半島も登堎しおいたせん。 :むザナギが、{{ruby|雷神|らいじん}}や鬌を远い払うのになげ぀けたものは、モモです。䜕か思い出したせんかそうです、{{ruby|桃|もも}}倪郎の物語です。昔の人たちは、モモに死者の䞖界の力を远い払う生呜力のむメヌゞを持っおいたこずがわかりたす。 :'''[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/歎史の始たり#神話|←教科曞本線に戻る]]''' <span id="2"/> == {{ruby|高倩原|たかたがはら}}神話 == [[File:Ama no iwato LCCN2008660595.jpg|thumb|300px|アメノりズメが螊るのを芋お神々が隒いでいるずころをアマテラスがのぞこうず岩を少し開けたずころを、閉めさせるたいずタヂカラオが岩を持った情景]] [[File:Origin of the Cave Door Dance (Amaterasu) by Shunsai Toshimasa 1889.jpg|thumb|300px|アマテラスが倩岩戞からでおきお光が元に戻る情景]] ===あらすじ=== ;{{ruby|倩岩戞|あたのいわず}}神話 :むザナギは、黄泉の囜からもどった埌、䜓をきよめたす。きよめにあたっお数々の神が珟れたすが、最埌に、巊県から女神アマテラス<ref>「倩照」ず曞きたす、倪陜の神です。</ref>、右県から男神ツクペミ<ref>「月読」ず曞きたす。「月」や「倜」の神です。「月を読む」こずから、{{ruby|暊|こよみ}}のシンボルでもありたす。</ref>、錻から男神スサノオ<ref>「須䜐之男」などの衚蚘がありたす。「すさのお」の「すさ」は「すさたじい」などに䜿われる「すさ」で、「暎れ者の男お」の意味です。</ref>の3人の玠晎らしい子が生たれたした。むザナギは喜んで、倩照に神々がすむ䞖界である{{ruby|高倩原|たかたがはら}}、ツクペミに倜の䞖界、スサノオには海原をおさめるよう呜じたした。 :アマテラスずツクペミは、むザナギの呜によく埓いたしたが、スサノオは、母芪のむザナミの䜏む根の囜ぞ行きたいず毎日泣いおばかりでした。むザナギはおこっお、スサノオにむザナギのもずから出おいくように呜じたす。スサノオが根の囜に向かおうずしおアマテラスに挚拶に向かいたす。アマテラスは、スサノオがせめおくるのではずうたがい、これをたじないにより詊したしたが、そのような気持ちではないこずがわかり、高倩原に䜏たわせたす。 :するず、スサノオは高倩原で奜き勝手な倧暎れを始めたした。最初はかばっおいたアマテラスも困っおしたっお、{{ruby|倩岩戞|あたのいわず}}ず蚀われるほらあなにかくれお、岩戞をしめおしたいたした。倪陜の神がかくれたので、䞖の䞭は真っ暗やみになりたす。困った神々は策略をめぐらしたす。知恵の神である<span id="オモむカネ"/>オモむカネは、たず、鏡ず{{ruby|募玉|たがたた}}を䜜らせ、それをた぀っお願をかけたす。そしお、神々を集めそのなかで<span id="アメノりズメ"/>アメノりズメずいう女神をおどらせたす。神々はアメノりズメのおどりに、手をたたいお笑いおおさわぎしたした。䞖の䞭が真っ暗になったのに、どうしお、あんなに楜しそうにしおいるのか、䞍思議に思ったアマテラスは、アメノりズメに「どうしお、みんな楜しそうなのか」ず問いかけたした。アメノりズメは、「アマテラス様より尊い神様がいらっしゃったので、みんなが喜んでおむかえしおいるのですよ」ずこたえたした。アマテラスは岩戞を少し開けお、倖を芋おみたした。その隙間に<span id="アメノコダネ"/>アメノコダネず<span id="フトダマ"/>フトダマずいう神が、鏡を差し出したす。アマテラスは、鏡に映った自分の姿を新しい神様ずおもい、もっずよく芋ようず、岩戞をさらに開きたす。そのずき、怪力の神である<span id="タヂカラオ"/>タヂカラオが、岩を぀かんで無理やり開けおしたい、アマテラスは倩岩戞から連れ出されおしたいたした。 :神々は、アマテラスに隠れおしたうず、みんなが困るこずを蚎え、アマテラスも、それを理解し、高倩原は元の平穏な䞖界に戻りたした。 :䞀方で、スサノオは眰を受けお高倩原を远攟されたした。 ===解説=== :この神話で、アマテラスやスサノオが登堎したす。 :アマテラスは、倪陜を象城する神で、䞋にも述べたすが倩皇家の祖先ずされる神です。<span id="䌊勢神宮"/>アマテラスをた぀る有名な神瀟は、䞉重県にある{{ruby|䌊勢神宮|いせじんぐう}}です。 :倩岩戞神話に出おくる鏡ず募玉は、倩皇家で最も倧切な宝である「{{ruby|䞉皮|さんしゅ}}の{{ruby|神噚|じんぎ}}<span id="䞉皮の神噚"/>」のうちの二぀ずなりたすもう䞀぀は、次に登堎する剣です。 :'''[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/歎史の始たり#神話|←教科曞本線に戻る]]''' <span id="3"/> == {{ruby|出雲|いずも}}神話 == ===あらすじ=== ;ダマタノオロチ䌝説 [[File:Yoshitoshi Nihon-ryakushi Susanoo-no-mikoto.jpg|thumb|300px|ダマタノオロチず戊うスサノオ]] :高倩原を远攟されたスサノオは、{{ruby|出雲|いずも}}珟圚の島根県に向かいたす。川に{{ruby|箞|はし}}が流れおいたのを芋お、䞊流に人が䜏んでいるこずに気づいたスサノオは川をさかのがりたす。するず、矎しく若い嚘を幎おいた倫婊がかこんでみな泣いおいたす。スサノオがどうしたのかずたずねるず、倫婊はアシナヅチ・テナヅチ、嚘はクシナダヒメずいい、アシナヅチが語るには「頭ずしっぜが八぀に分かれたダマタノオロチずいう倧蛇がやっおきお、嚘をさしださないず暎れたす。8人の嚘がありたしたが、クシナダヒメが最埌の嚘ずなりたした。今倜、ダマタノオロチがやっおくるので、別れを悲しんでいるのです」ずいうこずでした。 :スサノオは、「私がダマタノオロチを{{ruby|退治|たいじ}}しおやろう。退治したならクシナダヒメを劻をしよう」ずいうず、アシナヅチはよろこんでスサノオの蚀葉にしたがいたした。スサノオは、匷い酒を甚意させお、八぀のカメに入れお別々の堎所に眮いお、ダマタノオロチを埅ちたした。ダマタノオロチはやっおきお、酒が甚意されおいるのを芋お、それぞれの銖が酒を飲み始め、よっぱらっお寝おしたいたした。そこに、スサノオが出おきおダマタノオロチをズタズタに切っおやっ぀けおしたいたした。 :<span id="倩叢雲剣"/>スサノオがダマタノオロチを切りきざんでいるず、しっぜのあたりで、カチンずいう音がしたした。スサノオが芋おみるず、そこには立掟な{{ruby|剣|぀るぎ}}がありたした。スサノオは、これは立掟な剣なので、䞖の䞭の宝にしようず思っお、「{{ruby|倩叢雲剣|あたのむらくもの぀るぎ}}」ずなづけ高倩原のアマテラスに差し䞊げたした。 :ダマタノオロチが退治されお、人々は安心しお生掻できるようになりたした。スサノオは、クシナダヒメを劻ずしお、根の囜の王ずしおの囜を治めたした。 ;{{ruby|因幡|いなば}}の{{ruby|癜兎|しろうさぎ}}䌝説 - オオクニヌシ䌝説 [[File:Japanese Fairy Book - Ozaki - 219.png|thumb|200px|オオクニヌシず癜りサギ]] :出雲には、スサノオの子孫である倚くの神々が栄えたした。その䞭の䞀人であるオオクニヌシは、倚くの兄のいる末の子で兄たちにいじめられおいたした。あるずき、{{ruby|因幡|いなば}}珟圚の鳥取県にダガミヒメずいう矎しくお玠晎らしい姫がいるずいうこずで、兄匟で劻にむかえようず、因幡ぞ向かいたした。匟のオオクニヌシは、兄たちのあずを、兄たちの荷物を持たされお぀いおいきたした。荷物が倚くお兄よりかなりおくれお、぀いおいきたす。するず、そこに党身が傷だらけのりサギが䞀匹泣いおいたした。オオクニヌシはどうしたのかず声をかけたす。 :「私は{{ruby|隠岐|おき}}の島に䜏むりサギです。島から出お因幡にわたろうず、海に䜏むワニザメに『あなたたちより、私たちりサギの方がいっぱいいたすよ』ず声をかけるず、ワニザメの䞀匹が『䜕を蚀っおるんだ、海の䞭にはオレたちの仲間はいっぱいいる』ず䞍機嫌になりたした。そこで、『じゃあ、仲間を集めお因幡たでならんでください、そうしたら、その䞊をずびはねお、あなたたちが䜕匹いるかを数えおあげるから』ずいうず、ワニザメたちが集たっおきお因幡の海岞たで䞊びたした。わたしは、ワニザメたちの背䞭を぀たっお因幡にわたっおきたした。あず少しで陞地に぀くずきに、おもわず、『数なんか数えおいないよ。あなたたちをだたしおやったんだ』ず蚀っおしたったので、足もずのワニザメがおこっお私の毛をはいで{{ruby|䞞裞|たるはだか}}にしおしたったのです」 :「浜で痛くお泣いおいるず、立掟な神様たちがやっおきたした。事情を話すず『それでは、海の塩氎で䜓を掗っお、颚に圓たっお䜓をかわかしなさい』ずいわれたした。いわれたずおりに、やっおみるず䜓䞭がヒリヒリず痛みだし、たえられずに倧声で泣き出したしたが、神様たちは笑っお東ぞ向かっおいったのです」ずいいたした。オオクニヌシは「それは、私の兄たちだ。なんおひどいこずを。それでは、こうしなさい。たず、真氎で䜓を掗いなさい、そしお、{{ruby|蒲|がた}}の{{ruby|穂|ほ}}をしいおそこに寝おいればきっずなおるよ」ずいいたした。そうするず、りサギの傷はたちたちなおっお元の癜りサギに戻りたした。りサギは感謝しお、オオクニヌシに、「ダガミヒメは、きっずあなたを遞びたすよ」ずの蚀葉を残しおさっおいきたした。ダガミヒメは、他の神ではなく、オオクニヌシを遞びたした。 :これをねたんだ兄神たちは、オオクニヌシを殺そうずしたす。そしお、2回殺されるのですが、2回ずも母神のおかげで生き返りたす。母神は、「ここにいたら呜が危ないのでスサノオさたのずころににげなさい」ずすすめたす。 :オオクニヌシは、スサノオの元にのがれたす。そこで、スサノオの嚘スセリビメず恋に萜ちたす。スサノオは、二人の結婚をなかなかゆるさず、オオクニヌシにいろいろな難題を出しお詊したす。オオクニヌシは、スセリビメの協力でこれを解決し、スサノオに認められたす。 :スサノオの元からもどったオオクニヌシは、兄神たちを远攟し、新しい囜づくりをはじめたす。そしお、オオクニヌシのもずに、スクナビコナずいう知識豊かな神があらわれ、二人で、出雲を立掟な囜にしおいきたした。 ;{{ruby|囜譲|くにゆず}}り神話<span id="囜譲り"/> [[File:Haiden of Izumo-taisha-1.JPG|thumb|250px|出雲倧瀟]] :アマテラスは、「地䞊は私の子孫が治めるべきずころ」ずいうので、出雲に䜿いを出しお、囜を{{ruby|è­²|ゆず}}るようにオオクニヌシに蚀いたす。 :オオクニヌシは、自分の二人の息子がいいずいうのであれば囜を譲ろうず蚀いたす。二人の息子のうちコトシロヌシは、䜿いに察しお「了解した、囜を譲ろう」ずいいたす。もう䞀人のタケミナカタは「承知できない。オレず力比べをしろ」ず蚀っお、䜿いに戊いをいどみたした。䜿いの䞭のタケミカヅチがこれを受けたしたが、タケミナカタを圧倒しおやっ぀けおしたいたす。タケミナカタが逃げ出したずころ、タケミカヅチがこれを远いたす。{{ruby|信濃|しなの}}珟圚の長野県の{{ruby|諏蚪|すわ}}で远い぀いたずころ、<span id="タケミナカタ"/>タケミナカタは「恐れ入りたした。どうか殺さないでください。この土地以倖のほかの堎所には行きたせん。囜はお譲りしたす」ず蚱しをこいたした。タケミナカタは、その地の{{ruby|諏蚪倧瀟|すわたいしゃ}}にた぀られたした。 :オオクニヌシは、「では、囜をお譲りしたしょう。その代わりに倧きな{{ruby|瀟|やしろ}}を建おお厚くた぀っおください」ず蚀っお、アマテラスからの䜿者にアマテラスの子孫にゆずるこずを玄束したした。この倧きな瀟が、珟圚の{{ruby|出雲倧瀟|いずもたいしゃ}}であるずいわれおいたす。オオクニヌシは「倧囜䞻」ず曞きたす。この「倧囜」を「ダむコク」ず読んで、「{{ruby|倧黒|だいこく}}様<ref>ただし、「倧黒」は元々むンドの神様で、埌に混同されたずされおいたす。</ref>」ずしおも信仰を集めおいたす。 ===解説=== :神話の舞台が、倩䞊界である{{ruby|高倩原|たかたがはら}}から、実際に存圚する出雲や因幡ずいった日本の地方になりたす。 :出雲など山陰地方は、文明が早くからひらけた土地で、倚くの叀墳が造られ、銅剣などの副葬品も倧量に芋぀かっおいたす。たた、海を越えお朝鮮半島ずも面しおいるこずから、倧陞からの文明も早くに䌝わった地方でもありたす。 :おそらく、[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/歎史の始たり#倧和政暩|倧和政暩]]が、日本を統䞀する前には、出雲を䞭心ずした[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/歎史の始たり#「くに」の統䞀|匷力なクニ]]出雲政暩があっお、倧和政暩がそれをしたがえたこずを神話で象城したのではないでしょうか。たた、このクニ出雲政暩は、[[#タケミナカタ|遠く長野県の諏蚪地方ずも深い関係を持っおいた]]こずが想像されたす。 :ここで登堎するスサノオは、関係の薄いアマテラス倧和政暩ずオオクニヌシ出雲政暩の間を぀なぐ圹割を果たしおいたす。 :山陰地方は良質の砂鉄を産出し圓時から鉄づくりが盛んな地域です。ダマタノオロチ䌝説は、この鉄づくりに関係しおいるのではないかずいう説もありたす。鉄を぀くるには、倚くの炭を必芁ずしたす。そのために倚くの暹朚が䌐採され次に朚が育぀たではげ山になりたす。そこに倧雚がおそうず措氎がおこりたす。ダマタノオロチはこれをあらわしおいるのではないかずいう説です。たた、退治の時に剣を手に入れたすが、これが、鉄づくりの結果であるずいうこずにも぀ながりたす。なお、この{{ruby|倩叢雲剣|あたのむらくもの぀るぎ}}は埌に{{ruby|草薙剣|くさなぎの぀るぎ}}ず名を改め「[[#䞉皮の神噚|䞉皮の神噚]]」の䞀぀ずなりたす。 :'''[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/歎史の始たり#神話|←教科曞本線に戻る]]''' <span id="4"/> == {{ruby|倩孫降臚|おんそんこうりん}}神話・{{ruby|日向|ひゅうが}}神話・{{ruby|神歊東遷|じんむずうせん}}神話 == ===あらすじ=== ;{{ruby|倩孫降臚|おんそんこうりん}}神話 [[File:Kirishima mountain trail.jpg|thumb|300px|ニニギが降臚したずされる{{ruby|霧島|きりした}}山䞭の{{ruby|高千穂峰|たかちほのみね}}<ref>神話の話なので、正しいかそうでないかは別ずしお、降臚したのは宮厎県北郚、珟圚の高千穂町付近であるず䞻匵する人たちもいたす。</ref>]] :アマテラスは[[#囜譲り|オオクニヌシからの'''囜譲り''']]を無事すたせるず、息子のアメノオシホミミを地䞊に䞋しお、䞖の䞭を治めさせようずしたした。ずころが、アメノオシホミミは「倩䞋りの準備をしおいるうちに、ニニギが生たれたした。この者を䞋しお䞖を治めさせたしょう。」ず蚀いたした。アマテラスも玍埗しお、孫のニニギを地䞊に䞋すこずにしたした。 :アマテラスは、お䟛に[[#アメノコダネ|アメノコダネ]]、[[#フトダマ|フトダマ]]、[[#アメノりズメ|アメノりズメ]]ら五人を遞びたす。 :そしお、ニニギに[[#䞉皮の神噚|䞉皮の神噚]]を䞎え、それぞれの守り神ずしお[[#オモむカネ|オモむカネ]]、[[#タヂカラオ|タヂカラオ]]、アマノむワトワケを぀けたした。 :これら䞀行を歊神である{{ruby|䞭臣|なかずみ}}氏ずアマクツメが先導し、日向珟圚の宮厎県の{{ruby|高千穂|たかちほ}}におりたちたした。 :ニニギは、コノハナサクダヒメず出䌚い、姫を劻にし、ホデリ、ホアカリ、ホオリなどの子をえたした。 {{-}} [[File:AOKI Shigeru - Paradise under the Sea.jpg|thumb|180px|left|ワダツミの宮殿で、{{ruby|桂|か぀ら}}の朚にすわる山幞ず、井戞のそばに立぀赀い衣のトペタマヒメが描かれおいる。<br>- 青朚繁]] ;{{ruby|日向|ひゅうが}}神話 - {{ruby|海幞|うみさち}}{{ruby|山幞|やたさち}}䌝説 :ニニギの子の{{ruby|山幞圊|やたさちひこ}}山幞、ホオリは、山の方に䜏んでシカやむノシシやりサギずいったケモノをずらえるのが埗意でした。䞀方、兄の{{ruby|海幞圊|うみさちひこ}}海幞、ホデリは、海で魚をずるのが埗意でした。ある日、山幞が海幞に、「䞀床、道具を亀換しお、おたがいの埗意なこずをやっおみよう」ずもちかけ、海幞はしぶしぶ承知したした。 :二人は、お互いの埗意なこずを代えおやっおいたしたがうたくいきたせんでした。しかも、山幞は釣り針を無くしおしたいたした。山幞は自分の剣を぀ぶしお、1000本の釣り針を䜜っお、海幞にあやたりたしたが、海幞はゆるさず、山幞に、もずの釣り針を探しお返すように呜じたした。 :山幞が、海岞で困っおいるず、{{ruby|朮流|ちょうりゅう}}の神がずおりかかっお、どうしたのかをたずねたす。山幞が事情を話すず「それならば、海の神であるワダツミをたずねなさい」ず教えおくれたした。 :山幞は、海䞭のワダツミの通をおずずれたすが、䞭に入るこずができたせん。倖の井戞の䞊にある{{ruby|桂|か぀ら}}の朚の䞊で人がずおりかかるのを埅っおいるず、氎くみに召䜿いの嚘がやっおきたした。山幞が氎を求めたので、召䜿いが氎を噚に入れお差し出すず、山幞は氎を飲たずに銖にかけおいた玉を口に含んでその噚に吐き入れたした。するず玉が噚にくっ぀いお離れなくなったので、召䜿いは玉の぀いた噚をワダツミの嚘であるトペタマヒメに差し䞊げお、事情を話したした。䞍思議に思っお倖に出たトペタマヒメは、山幞を芋お䞀目で奜きになりたした。父のワダツミも倖に出おきお山幞の姿を芋お、ニニギの息子である貎人であるこずがわかり、豊玉姫ず結婚させお、通でもおなしたした。 :山幞は、ワダツミの通で3幎を楜しくすごしたしたが、ある日、釣り針の話を思い出しおため息を぀きたした。トペタマヒメは心配しお山幞にどうしたのかをたずね、山幞は、ここをたずねおきた理由を話したした。 :海神ワダツミは、魚たちを集めお釣り針の行方をききたした。するず、アカダむののどに匕っかかっおいるこずがわかり、山幞は釣り針を取り戻し地䞊にもどるこずになりたした。 :地䞊にもどる山幞に、ワダツミは『しおみちの玉』ず『しおひの玉』をわたしお、「海幞が高い土地に田を䜜ったらあなたは䜎い土地に、海幞が䜎い土地に田を䜜ったらあなたは高い土地に田を䜜りなさい。海幞が攻めお来たら『しおみちの玉』でおがれさせ、苊しんで蚱しおくださいず蚀ったら『しおひの玉』で呜を助けなさい」ず蚀っお、地䞊に送りずどけたした。 :地䞊にもどった山幞は、海幞に釣り針を返したした。たた、海神から蚀われたずおりに、海幞ず反察の堎所に田を䜜りたした。海神は氎を{{ruby|叞|぀かさど}}っおいる神なので、山幞の田には氎を回しお豊䜜に、海幞の田には氎を回さず米が取れないようにしたした。そのために、山幞はだんだん豊かに、海幞はだんだんたずしくなっおいきたした。これをねたんだ海幞は、軍隊をひきいお山幞をせめたした。山幞は、『しおみちの玉』を出しお、措氎を起こしお海幞たちをおがれさせたした。海幞は、手をバタバタさせお、山幞に蚱しおくれるようおねがいしたした。山幞は『しおひの玉』を取り出し、氎をひかせたした。助けられた海幞は、これから子孫にいたるたで山幞にしたがうこずを玄束したした。 :山幞の子孫はやがお倩皇家ずなり、海幞の子孫は南九州に勢力を持った{{ruby|隌人|はやず}}族<ref name="隌人">「隌人」は8䞖玀ころたで、珟圚の鹿児島県䞀垯で掻動した郚族です。「熊襲」はその叀い衚珟6䞖玀から7䞖玀にかけお、倧和政暩に服埓する前の呌び名であろうず蚀われおいたす。</ref>ずなり、倧和政暩に埓いたす。 {{-}} [[File:Emperor Jimmu.jpg|thumb|200px|{{ruby|八咫烏|やたがらす}}の案内で倧和地方に入るむワレヒコ神歊倩皇]] ;{{ruby|神歊東遷|じんむずうせん}}神話 :トペタマヒメは、山幞を远っお地䞊に䞊がり、山幞ずの間にりガダフキア゚ズを産みたす。 :りガダフキア゚ズの子であるむワレヒコは、兄のむツセずずもに、日向の高千穂で、{{ruby|葊原䞭囜|あしはらのなか぀くに}}日本を治めるにはどこぞ行くのが適圓か盞談し、東ぞ行くこずにしたした。日向から船出し、{{ruby|豊|ずよ}}の囜珟圚の倧分県の{{ruby|宇䜐|うさ}}から、{{ruby|筑玫|ちくし}}の囜珟圚の犏岡県など北郚九州を治め、さらに、{{ruby|安芞|あき}}の囜珟圚の広島県、{{ruby|吉備|きび}}の囜珟圚の岡山県ず瀬戞内海沿岞の囜々をしたがえ、東に向かいたした。やがお、{{ruby|浪速|なにわ}}の囜珟圚の倧阪府に぀いたむワレヒコらは、そこに䜏むナガスネヒコらの匷い抵抗にあっお、ひどく負かされたした。 :むワレヒコらは、「私たちは、倪陜の神様アマテラスの子孫なのに、日の出る方に向かっお戊ったのは良くないこずだ。たわりこんで、日を背にしお東偎から西に向けお戊おう」ず{{ruby|玀䌊|きい}}の囜珟圚の和歌山県に回りたす。その時、ナガスネヒコずの戊いで傷を受けた兄のむツセは亡くなりたす。 :玀䌊半島を南から回ったむワレヒコたちは{{ruby|熊野|くたの}}の山の䞭をずおっお、ナガスネヒコの本拠地である{{ruby|倧和|やたず}}の囜珟圚の奈良県に向かいたす。山䞭で道に迷いそうになりたしたが、アマテラスの偎近であるタカミムスビが{{ruby|八咫烏|やたがらす}}を䜿わしお、倧和にたどり぀きナガスネヒコを倒しお倧和を平定したした。 :倧和を埁服したむワレヒコは{{ruby|橿原|かしはら}}の宮で即䜍しお初代倩皇である「神歊倩皇」ずなりたした。 :神歊倩皇むワレヒコが西から東に{{ruby|遷|う぀}}ったずいうこずで、「{{ruby|神歊東遷|じんむずうせん}}」ず蚀っおいたす。 ===解説=== :オオクニヌシに譲られた{{ruby|葊原䞭囜|あしはらのなか぀くに}}日本を治めるために、アマテラスの子孫が、地䞊に降臚しやがお倩皇家ずなる䌝説です。 :ニニギにしたがっお降臚した神々の倚くは、[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/倩皇䞭心の囜づくり-飛鳥時代から奈良時代#倧和政暩の政治|倧和政暩の重芁な豪族]]の祖先ずされたす。たずえば、アメノコダネは{{ruby|䞭臣|なかずみ}}氏埌の[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/貎族の文化-平安時代#摂関政治|藀原氏]]、フトダマは{{ruby|忌郚|いんべ}}氏斎郚氏、アメノオシヒは{{ruby|倧䌎|おおずも}}氏の祖先ずされたす。 :アマテラスの呚蟺やニニギにしたがっお倩䞋った神々を{{ruby|倩接神|あた぀かみ}}、オオクニヌシなどもずもず土着の神々を{{ruby|囜接神|くに぀かみ}}ず蚀っおいたす。 :出雲神話の舞台の出雲は、叀代においお先進地域でしたが、日向神話の舞台である南九州は圓時においおも文明的に遅れた地域でした。蚘玀神話で、こずさらに日向地方ずの関係を匷調しおいるのは、倧和政暩の勢力の広さを䞻匵する目的ずも蚀われおいたす。 :ワダツミの通の話は、海の䞭の楜園の物語で、埌に、{{ruby|浊島倪郎|うらしたたろう}}の物語に぀ながりたす。 :'''[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/歎史の始たり#神話|←教科曞本線に戻る]]''' <span id="5"/> == ダマトタケル神話 == ===あらすじ=== [[File:Yamato Takeru no Mikoto by Shigeru Aoki.jpg|thumb|180px|ダマトタケル - 青朚繁]] :第12代{{ruby|景行|けいこう}}倩皇の皇子であるオりスは、倧倉利発でしたが、自分の思うずおりにおさえるこずなく行動するたちがあり、もおあたした景行倩皇は、各地で倩皇に反抗する豪族の蚎䌐にオりスを぀かわしたした。 :たず、南九州の{{ruby|熊襲|くたそ}}<ref name="隌人"/>の埁䌐に向かわせたした。熊襲の囜は、クマ゜タケル兄匟兄:゚タケル、匟:オトタケルが治めおいたした。オりスが぀くず、倧きな屋敷の新築祝いをしおいたした。オりスは、祝いの嚘の姿をしお兄匟に近づき、そばによっお、たず、゚タケルを切り殺したした。オトタケルも殺そうずした時、「殺されるのは仕方ありたせんが、私たちは、勇敢な者を『タケル』ず呌んでいる。これからは『タケル』ず名のっおほしい」ずおねがいしたした。オりスは、それを受けお、そののち「ダマトタケル」ず名乗るこずずしたした。 :タケルは、倧和ぞの垰り道、出雲に立ち寄り、反抗的だった豪族むズモタケルを埁䌐したす。 :タケルが倧和に垰るず、景行倩皇は東の豪族を埁䌐するようにタケルに呜じたす。タケルは、東ぞ向かう途䞭、[[#䌊勢神宮|䌊勢神宮]]の{{ruby|斎王|さいおう}}<ref>䌊勢神宮に仕える内芪王たたは女王倩皇の嚘。</ref>である{{ruby|叔母|おば}}のダマトヒメをたずねお、「父は私に死ねず蚀っおいるのか」ず蚎えたした。ダマトヒメは、タケルを慰め、䞉皮の神噚の䞀぀である「[[#倩叢雲剣|{{ruby|倩叢雲剣|あたのむらくもの぀るぎ}}]]」ず困ったずきに開けるようにず蚀っお袋をわたしお送り出したした。 :{{ruby|é§¿æ²³|するが}}(珟圚の静岡県䞭郚)<ref>叀事蚘には、{{ruby|盞暡|さがみ}}(珟圚の神奈川県)ずありたすが、焌接は静岡県なので日本曞玀にしたがいたす。別の焌接が盞暡にあったのか、昔は盞暡が駿河を含んだのか、単なる間違えだったのかはわかりたせんが、8䞖玀初めの奈良の郜からは、どちらも遠い東の囜の話だったので正確な話ができなかったのでしょう。</ref>に぀くず、その地の豪族[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/倩皇䞭心の囜づくり-飛鳥時代から奈良時代#倧和政暩の政治|{{ruby|囜造|くにのみや぀こ}}]]にもおなされたした。囜造に、荒ぶる神がいるので退治しおほしいずたのたれたタケルは、荒ぶる神がいるずいう広い野原に行きたした。そうするず、呚りからパチパチずいう音が聞こえたす。タケルを焌き殺そうず、囜造がたわりに火をはなったのです。困ったタケルは、ダマトヒメが枡した袋を開けおみたした。袋には「火打ち石」がはいっおいたした。タケルは思い぀いお、{{ruby|倩叢雲剣|あたのむらくもの぀るぎ}}で呚りの草をなぎはらっお、぀んだ草に火打ち石で火を぀け、火のいきおいを逆にしおそこをのがれ、囜造らをほろがしおしたいたした。そこで、その地を「やいづ焌接、静岡県焌接垂」ずいいたす。たた、{{ruby|倩叢雲剣|あたのむらくもの぀るぎ}}はこのこずで、{{ruby|草薙剣|くさなぎの぀るぎ}}ず呌ぶようになりたした。 :タケルは、さらに東に向かいたす。{{ruby|盞暡|さがみ}}(珟圚の神奈川県)の暪須賀のあたりから、察岞の{{ruby|総|ふさ}}の囜(珟圚の千葉県)に枡ろうず船に乗りたすが、海神が船を沈めようず倧きな波をたおたす。海神の怒りをしずめようず、タケルの劻のオトタチバナが海に沈むず、波はおさたり、タケルたちは海を枡るこずができたした。 :タケルは、東囜䞀垯の豪族や{{ruby|蝊倷|えみし}}<ref>関東より東に䜏む、倧和朝廷に埓わない郚族。「[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/歊家瀟䌚の始たり-鎌倉時代#将軍|埁倷倧将軍]]」も参照。</ref>を平定し、次に、{{ruby|甲斐|かい}}(珟圚の山梚県)や{{ruby|信濃|しなの}}(珟圚の長野県)の平定に向かいたした。 :途䞭で、東囜をふりかえり、オトタチバナをな぀かしんで、「'''{{ruby|吟|あ}}{{ruby|劻|づた}}'''はや(ああ、{{ruby|吟|わ}}が{{ruby|劻|぀た}}よ)」ず、䞉床なげきたした。それから、東囜のこずを「'''あづた'''あずた」ず呌ぶようになりたした。 :甲斐・信濃を平定したタケルは、{{ruby|矎濃|みの}}(珟圚の岐阜県)ず{{ruby|近江|おうみ}}(珟圚の滋賀県)の{{ruby|境|さかい}}にある{{ruby|䌊吹山|いぶきやた}}の神を埁䌐に行きたす。しかし、䌊吹山の神はタケルに呪いをかけ病気にしおしたいたす。匱ったタケルは、倧和を目指しお垰ろうずしたしたが、{{ruby|䌊勢|いせ}}(珟圚の䞉重県)の鈎鹿で亡くなり、そこに埋葬されたした。 ===解説=== :ダマトタケル神話は、倧和朝廷が、日本を統䞀しおいく過皋を䞀人の英雄に蚗した神話です。 :'''[[小孊校瀟䌚/6孊幎/歎史線/歎史の始たり#神話|←教科曞本線に戻る]]''' == 参考 == <references/> [[Category:瀟䌚|しようか぀こうしやかい6]] [[Category:小孊校瀟䌚|6ねん]] [[Category:小孊校瀟䌚 歎史|#03別玙]]
2022-09-28T09:45:55Z
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Wikijunior:かるた/かるたの歎史
かるたは、ポルトガルから䌝わった、札を䜿う䌝統的なあそびです。
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かるたは、ポルトガルから䌝わった、札(ふだ)を䜿う䌝統(でんずう)的(おき)なあそびです。
[[File:Playing uta garuta.jpg|thumb|400px|かるたであそぶ人びず]] かるたは、ポルトガルから䌝わった、{{Ruby|札|ふだ}}を䜿う{{Ruby|䌝統|でんずう}}{{Ruby|的|おき}}なあそびです。 [[カテゎリ:歎史]]
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2022-11-24T08:43:58Z
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高等孊校 生物基瀎/地球䞊の怍生分垃
本節は、地孊の芖点から怍生の分垃に関する圱響をみおみたしょう。 ※バむオヌムの図は各生物基瀎教科曞や問題集ごずに違いたすので、あたり深远いしすぎないようにしたしょう。 日䞭の同じ時刻に気枩を芳枬しおも、赀道付近や北極・南極、䜎山・高山で倧きな差がありたす。たた、同じ地域で1幎を通しお気枩や降氎量を枬定するず、呚期的な倉化(季節)が芋られる地域もありたす。このような地球の気候倉動は、どのようにしお起こったのでしょうか。 地球芏暡の気候は、䞻にその地域の幎平均気枩ず幎降氎量によっお衚されたす。気枩は、䞻に日差しによっお決たりたす。地球は球状をしおいるため、緯床が高くなるに぀れお日差しは枛少したす。赀道から北極・南極に向かうに぀れお、幎間平均気枩は䞋がっおいきたす。たた、地軞がわずかに傟いおいるため、日差しに季節倉化が生たれたす。さらに、地球の倧気埪環や芪朮・黒朮などの海流も、日本で芳枬される気枩や降氎量に倧きな圱響を䞎えおいたす。山や海などの地圢が倉わっおも、同じ地域の気候は耇雑に倉化したす。 このように、気候によっお怍生の分垃が制限されるだけではなく、そこに生息する動物の分垃にも倧きな圱響を䞎えおいるずいえたす。 䞊蚘の話に関連したすが、近幎、気候倉動による圱響が党䞖界で発生しおいたす。 䟋えば、ペヌロッパやむンドの猛烈熱波やアメリカや日本の台颚・ハリケヌンの嚁力匷化ずかです。 このうち、日本では什和元幎房総半島台颚、什和元幎東日本台颚が有名です。 陞䞊を䞊空から眺めるず、森林が延々ず続く颚景や、果おしなく草原が広がる颚景を目にしたす。地球䞊には様々な環境があり、それぞれの環境に適応した怍物で構成された怍生が成立しおいたす。ここでは陞䞊の怍物が、どのように分垃しおいるかをみおいきたしょう。 森林や草原のような怍生の倖芳を盞芳ずいいたす。ある気候の地域には、最終的にその気候に合った怍物が、優占皮ずしお生育したす。優占皮は、その堎所の環境に適応した圢態をも぀ので、同じような環境のもずでは、同じような盞芳をも぀怍生が成立したす。䟋えば、カナダやシベリアなどの亜寒垯地域には、それぞれ皮類は異なりたすが、どの地域でも針葉暹が優占するため、盞芳はよく䌌おきたした。たた、生育しおいる怍物の皮類や状態に応じお、特有の動物が生息しおいたす。 陞䞊では䞀般に生産者〔怍物〕を基準に、その地域に生息する動物や埮生物などの党おの生物のたずたりをバむオヌム(生物矀系)ずいいたす。怍物の生育は、気枩ず降氎量の圱響を匷く受けるため、陞䞊には、地理的な気候区分ずほが䞀臎する特城ある盞芳をもったバむオヌムが成立しおいたす。 陞䞊のバむオヌムの基準は怍生なので、バむオヌムの分垃ず気候ずの関係は、怍生を䞭心に研究されおいたす。陞䞊のバむオヌムは、その地域の幎平均気枩ず幎降氎量に倧きく圱響を受けたす。陞䞊のバむオヌムを森林・草原・荒原に分類し、幎平均気枩ず幎降氎量の関係に぀いお芋るず次の通りです。 幎平均気枩がマむナス5床以䞊の地域や幎降氎量の倚い地域に森林が芋られたす。熱垯や亜熱垯では、熱垯倚雚林、亜熱垯倚雚林、雚緑暹林が芋られたす。枩垯では、照葉暹林、硬葉暹林、倏緑暹林が芋られたす。亜寒垯(冷垯)では、針葉暹林が芋られたす。 枩暖でも、幎降氎量が少ない地域では、森林が成立せず、むネの仲間を䞻ずした草原ずなりたす。草原のバむオヌムには、幎平均気枩の高い順からサバンナずステップがありたす。熱垯の也季の長い地域にはサバンナが芋られたす。枩垯の雚の少ない地域にはステップが芋られたす。 幎降氎量が極端に少ない地域や幎平均気枩が極端に䜎い地域では怍物が育たず、岩や砂が目立぀荒原ずなりたす。幎平均降氎量が200mm以䞋の地域には砂挠が芋られたす。幎平均気枩がマむナス5床以䞋の寒冷な地域では降氎量に関係なくツンドラが芋られたす。
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 本節は、地孊の芖点から怍生の分垃に関する圱響をみおみたしょう。 ※バむオヌムの図は各生物基瀎教科曞や問題集ごずに違いたすので、あたり深远いしすぎないようにしたしょう。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校理科]]>[[高等孊校生物]]>[[高等孊校 生物基瀎]]>地球䞊の怍生分垃  本節は、地孊の芖点から怍生の分垃に関する圱響をみおみたしょう。 ※バむオヌムの図は各生物基瀎教科曞や問題集ごずに違いたすので、あたり深远いしすぎないようにしたしょう。 == 地球芏暡の気候の違い ==  日䞭の同じ時刻に気枩を芳枬しおも、赀道付近や北極・南極、䜎山・高山で倧きな差がありたす。たた、同じ地域で幎を通しお気枩や降氎量を枬定するず、呚期的な倉化季節が芋られる地域もありたす。このような地球の気候倉動は、どのようにしお起こったのでしょうか。  地球芏暡の気候は、䞻にその地域の幎平均気枩ず幎降氎量によっお衚されたす。気枩は、䞻に日差しによっお決たりたす。地球は球状をしおいるため、緯床が高くなるに぀れお日差しは枛少したす。赀道から北極・南極に向かうに぀れお、幎間平均気枩は䞋がっおいきたす。たた、地軞がわずかに傟いおいるため、日差しに季節倉化が生たれたす。さらに、地球の倧気埪環や芪朮・黒朮などの海流も、日本で芳枬される気枩や降氎量に倧きな圱響を䞎えおいたす。山や海などの地圢が倉わっおも、同じ地域の気候は耇雑に倉化したす。  このように、<u>気候によっお怍生の分垃が制限されるだけではなく、そこに生息する動物の分垃にも倧きな圱響を䞎えおいる</u>ずいえたす。  䞊蚘の話に関連したすが、近幎、気候倉動による圱響が党䞖界で発生しおいたす。 䟋えば、ペヌロッパやむンドの猛烈熱波やアメリカや日本の台颚・ハリケヌンの嚁力匷化ずかです。 このうち、日本では[[w:什和元幎房総半島台颚|什和元幎房総半島台颚]]、[[w:什和元幎東日本台颚|什和元幎東日本台颚]]が有名です。 == バむオヌム == [[ファむル:Climate influence on terrestrial biome.svg|サムネむル|437x437ピクセル|バむオヌムず気候の関係]]  陞䞊を䞊空から眺めるず、森林が延々ず続く颚景や、果おしなく草原が広がる颚景を目にしたす。地球䞊には様々な環境があり、それぞれの環境に適応した怍物で構成された怍生が成立しおいたす。ここでは陞䞊の怍物が、どのように分垃しおいるかをみおいきたしょう。  森林や草原のような怍生の倖芳を'''盞芳'''ずいいたす。ある気候の地域には、最終的にその気候に合った怍物が、優占皮ずしお生育したす。優占皮は、その堎所の環境に適応した圢態をも぀ので、同じような環境のもずでは、同じような盞芳をも぀怍生が成立したす。䟋えば、カナダやシベリアなどの亜寒垯地域には、それぞれ皮類は異なりたすが、どの地域でも針葉暹が優占するため、盞芳はよく䌌おきたした。たた、生育しおいる怍物の皮類や状態に応じお、特有の動物が生息しおいたす。 {| class="wikitable" !優占皮 |- | 怍生を構成する怍物のうち、<u>構成割合が最も高い皮</u>をいいたす。 |}  陞䞊では䞀般に生産者〔怍物〕を基準に、その地域に生息する動物や埮生物などの党おの生物のたずたりを'''バむオヌム生物矀系'''ずいいたす。怍物の生育は、気枩ず降氎量の圱響を匷く受けるため、陞䞊には、地理的な気候区分ずほが䞀臎する特城ある盞芳をもったバむオヌムが成立しおいたす。 {| class="wikitable" !バむオヌムの名前の由来 |- | バむオヌムは、「生物の」に「党䜓」を意味する語句を぀ないだ合成語です。幎、フレデリック・クレメンツずビクタヌ・シェルフォヌドが怍物の遷移を提唱したした。 |}  陞䞊のバむオヌムの基準は怍生なので、バむオヌムの分垃ず気候ずの関係は、怍生を䞭心に研究されおいたす。陞䞊のバむオヌムは、その地域の幎平均気枩ず幎降氎量に倧きく圱響を受けたす。陞䞊のバむオヌムを'''森林・草原・荒原'''に分類し、幎平均気枩ず幎降氎量の関係に぀いお芋るず次の通りです。 === 暹朚を䞭心ずしたバむオヌム森林 ===  幎平均気枩がマむナス床以䞊の地域や幎降氎量の倚い地域に森林が芋られたす。熱垯や亜熱垯では、'''熱垯倚雚林、亜熱垯倚雚林、雚緑暹林'''が芋られたす。枩垯では、'''照葉暹林、硬葉暹林、倏緑暹林'''が芋られたす。亜寒垯冷垯では、針葉暹林が芋られたす。 === 草本が密生したバむオヌム草原 ===  枩暖でも、幎降氎量が少ない地域では、森林が成立せず、むネの仲間を䞻ずした草原ずなりたす。草原のバむオヌムには、幎平均気枩の高い順から'''サバンナ'''ず'''ステップ'''がありたす。熱垯の也季の長い地域にはサバンナが芋られたす。枩垯の雚の少ない地域にはステップが芋られたす。 === 怍生が疎らなバむオヌム荒原 ===  幎降氎量が極端に少ない地域や幎平均気枩が極端に䜎い地域では怍物が育たず、岩や砂が目立぀荒原ずなりたす。幎平均降氎量が以䞋の地域には'''砂挠'''が芋られたす。幎平均気枩がマむナス床以䞋の寒冷な地域では降氎量に関係なく'''ツンドラ'''が芋られたす。 [[カテゎリ:生物孊]]
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2022-12-01T10:29:48Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1_%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%9F%BA%E7%A4%8E/%E5%9C%B0%E7%90%83%E4%B8%8A%E3%81%AE%E6%A4%8D%E7%94%9F%E5%88%86%E5%B8%83
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Zig/組蟌み関数
組蟌み関数( Builtin Functions )はコンパむラヌが提䟛するもので、@ が先頭に付きたす。パラメヌタヌのキヌワヌド comptime は、そのパラメヌタヌがコンパむル時に既知でなければならないこずを意味したす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "組蟌み関数( Builtin Functions )はコンパむラヌが提䟛するもので、@ が先頭に付きたす。パラメヌタヌのキヌワヌド comptime は、そのパラメヌタヌがコンパむル時に既知でなければならないこずを意味したす。", "title": "" } ]
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=== 組蟌み関数 === 組蟌み関数( ''Builtin Functions'' )はコンパむラによっお提䟛され、接頭蟞に @ が付けられたす。 パラメヌタヌに぀いおの <code>comptime</code> キヌワヌドは、そのパラメヌタヌがコンパむル時に既知である必芁があるこずを意味したす<ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Builtin-Functions Builtin Functions]</ref>。 {| class="sortable wikitable" |+ 組蟌み関数䞀芧 |- ! 関数プロトタむプ ! style="width: 6rem"|皮別 ! 説明 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@addrSpaceCast}}<syntaxhighlight lang=zig>@addrSpaceCast(ptr: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#addrSpaceCast @addrSpaceCast]</ref> |キャスト |ポむンタヌを1぀のアドレス空間から別のアドレス空間に倉換したす。新しいアドレス空間は結果の型に基づいお掚論されたす。珟圚のタヌゲットずアドレス空間に応じお、このキャストは無効、耇雑な操䜜、たたは違法である堎合がありたす。キャストが適法である堎合、結果のポむンタヌはポむンタヌオペランドず同じメモリヌ䜍眮を指したす。同じアドレス空間間でのポむンタヌのキャストは垞に有効です。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@addWithOverflow}}<syntaxhighlight lang=zig>@addWithOverflow(a: anytype, b: anytype) struct { @TypeOf(a, b), u1 }</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#addWithOverflow @addWithOverflow]</ref> |数倀挔算 |<code>a + b</code> を実行し、結果ず可胜なオヌバヌフロヌビットを持぀タプルを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@alignCast}}<syntaxhighlight lang=zig>@alignCast(ptr: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#alignCast @alignCast]</ref> |アラむメント |<code>ptr</code> は <code>*T</code>, <code>?*T</code>, たたは <code>[]T</code> のいずれかです。ポむンタヌのアラむメントを倉曎したす。䜿甚するアラむメントは結果の型に基づいお掚論されたす。生成されたコヌドには、ポむンタヌが玄束されたようにアラむンされおいるこずを確認するためのポむンタヌアラむメント安党怜査が远加されたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@alignOf}}<syntaxhighlight lang=zig>@alignOf(comptime T: type) comptime_int</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#alignOf @alignOf]</ref> |アラむメント |この関数は、珟圚のタヌゲットがCのABIに適合するために、この型がアラむメントされるべきバむト数を返したす。ポむンタヌの子䟛の型がこのアラむメントを持っおいる堎合、アラむメントを省略するこずができたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@as}}<syntaxhighlight lang=zig>@as(comptime T: type, expression) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#as @as]</ref> |キャスト |型匷制を行いたす。このキャストは、倉換が曖昧でなく安党である堎合に蚱可され、可胜な限り、型間の倉換に奜たしい方法ずされおいたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@atomicLoad}}<syntaxhighlight lang=zig>@atomicLoad(comptime T: type, ptr: *const T, comptime ordering: AtomicOrder) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#atomicLoad @atomicLoad]</ref> |䞍可分操䜜 |ポむンタヌをアトミックにデリファレンスしおその倀を返したす。 <code>T</code> は、ポむンタヌ、bool、敎数、浮動小数点数あるいは enum でなければなりたせん。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@atomicRmw}}<syntaxhighlight lang=zig>@atomicRmw(comptime T: type, ptr: *T, comptime op: AtomicRmwOp, operand: T, comptime ordering: AtomicOrder) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#atomicRmw @atomicRmw]</ref> |䞍可分操䜜 |メモリヌをアトミックに倉曎した埌、以前の倀を返したす。 <code>T</code> は、ポむンタヌ、bool、敎数、浮動小数点数あるいは enum でなければなりたせん。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@atomicStore}}<syntaxhighlight lang=zig>@atomicStore(comptime T: type, ptr: *T, value: T, comptime ordering: AtomicOrder) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#atomicStore @atomicStore]</ref> |䞍可分操䜜 |倀をアトミックに保存したす。 <code>T</code> は、ポむンタヌ、bool、敎数、浮動小数点数あるいは enum でなければなりたせん。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@bitCast}}<syntaxhighlight lang=zig>@bitCast(value: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#bitCast @bitCast]</ref> |キャスト |1぀の型の倀を別の型に倉換したす。戻り型は掚論された結果型です。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@bitOffsetOf}}<syntaxhighlight lang=zig>@bitOffsetOf(comptime T: type, comptime field_name: []const u8) comptime_int</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#bitOffsetOf @bitOffsetOf]</ref> |オフセット |フィヌルドのビットオフセットを、それを含む struct からの盞察倀で返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@bitSizeOf}}<syntaxhighlight lang=zig>@bitSizeOf(comptime T: type) comptime_int</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#bitSizeOf @bitSizeOf]</ref> |特性 |型がパックされたstruct/unionのフィヌルドであった堎合に、Tをメモリヌに栌玍するために必芁なビット数を返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@breakpoint}}<syntaxhighlight lang=zig>@breakpoint()</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#breakpoint @breakpoint]</ref> |デバッグ |プラットフォヌム固有のデバッグトラップ呜什を挿入し、デバッガがそこでブレヌクするようにしたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@mulAdd}}<syntaxhighlight lang=zig>@mulAdd(comptime T: type, a: T, b: T, c: T) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#mulAdd @mulAdd]</ref> |数倀挔算 |積和挔算Fused multiply-addを実行したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@byteSwap}}<syntaxhighlight lang=zig>@byteSwap(operand: anytype) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#byteSwap @byteSwap]</ref> |キャスト |オペランドのバむト順序を逆転させたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@bitReverse}}<syntaxhighlight lang=zig>@bitReverse(integer: anytype) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#bitReverse @bitReverse]</ref> |キャスト |敎数倀のビットパタヌンを逆転させたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@offsetOf}}<syntaxhighlight lang=zig>@offsetOf(comptime T: type, comptime field_name: []const u8) comptime_int</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#offsetOf @offsetOf]</ref> |オフセット |フィヌルドのバむトオフセットを、それを含む struct からの盞察倀で返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@call}}<syntaxhighlight lang=zig>@call(modifier: std.builtin.CallModifier, function: anytype, args: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#call @call]</ref> |呌び出し |指定された関数を呌び出したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@cDefine}}<syntaxhighlight lang=zig>@cDefine(comptime name: []const u8, value) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#cDefine @cDefine]</ref> |マクロ定矩 |Cマクロを定矩したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@cImport}}<syntaxhighlight lang=zig>@cImport(expression) type</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#cImport @cImport]</ref> |C むンタフェヌス |この関数は C コヌドを解析し、関数、型、倉数、および互換性のあるマクロ定矩を新しい空の構造䜓型にむンポヌトし、その型を返したす。expression はコンパむル時に解釈されたす。この匏内で、@cInclude、@cDefine、@cUndef の組み蟌み関数が動䜜し、䞀時バッファに远加され、それが C コヌドずしお解析されたす。通垞、アプリケヌション党䜓で 1 ぀の @cImport のみを持぀べきです。これにより、コンパむラが耇数回 clang を起動するのを防ぎ、むンラむン関数が重耇しないようにしたす。耇数の @cImport 匏が必芁な理由は次のずおりです # シンボルの衝突を回避するため䟋foo.h ず bar.h がずもに CONNECTION_COUNT を #define しおいる堎合 # 異なるプリプロセッサの定矩で C コヌドを解析するため |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@cInclude}}<syntaxhighlight lang=zig>@cInclude(comptime path: []const u8) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#cInclude @cInclude]</ref> |C むンタフェヌス |この関数は @cImport 内でのみ発生したす。これは c_import 䞀時バッファに #include <$path>\n を远加したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@clz}}<syntaxhighlight lang=zig>@clz(operand: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#clz @clz]</ref> |キャスト |敎数の最䞊䜍ビットビッグ゚ンディアンでの先頭ビットからのれロの数を数えたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@cmpxchgStrong}}<syntaxhighlight lang=zig>@cmpxchgStrong(comptime T: type, ptr: *T, expected_value: T, new_value: T, success_order: AtomicOrder, fail_order: AtomicOrder) ?T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#cmpxchgStrong @cmpxchgStrong]</ref> |䞍可分操䜜 |匷力な原子比范亀換操䜜を実行し、珟圚の倀が指定された期埅倀でない堎合はnullを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@cmpxchgWeak}}<syntaxhighlight lang=zig>@cmpxchgWeak(comptime T: type, ptr: *T, expected_value: T, new_value: T, success_order: AtomicOrder, fail_order: AtomicOrder) ?T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#cmpxchgWeak @cmpxchgWeak]</ref> |䞍可分操䜜 |匱い原子比范亀換操䜜を実行し、珟圚の倀が指定された期埅倀でない堎合はnullを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@compileError}}<syntaxhighlight lang=zig>@compileError(comptime msg: []const u8) noreturn</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#compileError @compileError]</ref> |コンパむル時゚ラヌ |意味解析されるず、メッセヌゞmsgを持぀コンパむル゚ラヌが発生したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@compileLog}}<syntaxhighlight lang=zig>@compileLog(args: ...) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#compileLog @compileLog]</ref> |コンパむルログ |匕数をコンパむル時に出力したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@constCast}}<syntaxhighlight lang=zig>@constCast(value: anytype) DestType</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#constCast @constCast]</ref> |キャスト |ポむンタヌからconst修食子を削陀したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@ctz}}<syntaxhighlight lang=zig>@ctz(operand: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#ctz @ctz]</ref> |キャスト |敎数の最䞋䜍ビットビッグ゚ンディアンでの末尟ビットからのれロの数を数えたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@cUndef}}<syntaxhighlight lang=zig>@cUndef(comptime name: []const u8) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#cUndef @cUndef]</ref> |マクロ定矩解陀 |Cマクロを無効にしたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@cVaArg}}<syntaxhighlight lang=zig>@cVaArg(operand: *std.builtin.VaList, comptime T: type) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#cVaArg @cVaArg]</ref> |可倉匕数 |Cマクロva_argを実装したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@cVaCopy}}<syntaxhighlight lang=zig>@cVaCopy(src: *std.builtin.VaList) std.builtin.VaList</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#cVaCopy @cVaCopy]</ref> |可倉匕数 |Cマクロva_copyを実装したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@cVaEnd}}<syntaxhighlight lang=zig>@cVaEnd(src: *std.builtin.VaList) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#cVaEnd @cVaEnd]</ref> |可倉匕数 |Cマクロva_endを実装したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@cVaStart}}<syntaxhighlight lang=zig>@cVaStart() std.builtin.VaList</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#cVaStart @cVaStart]</ref> |可倉匕数 |Cマクロva_startを実装したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@divExact}}<syntaxhighlight lang=zig>@divExact(numerator: T, denominator: T) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#divExact @divExact]</ref> |数倀挔算 |完党な陀算。デノミネヌタヌ != 0 であり、@divTrunc(numerator, denominator) * denominator == numerator を保蚌する必芁がありたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@divFloor}}<syntaxhighlight lang=zig>@divFloor(numerator: T, denominator: T) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#divFloor @divFloor]</ref> |数倀挔算 |床付きの陀算。負の無限倧に向かっお䞞めたす。笊号なし敎数の堎合、分子 / 分母ず同じです。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@divTrunc}}<syntaxhighlight lang=zig>@divTrunc(numerator: T, denominator: T) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#divTrunc @divTrunc]</ref> |数倀挔算 |切り捚お陀算。れロに向かっお䞞めたす。笊号なし敎数の堎合、分子 / 分母ず同じです。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@embedFile}}<syntaxhighlight lang=zig>@embedFile(comptime path: []const u8) *const [N:0]u8</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#embedFile @embedFile]</ref> |ファむル操䜜 |ファむルの内容を持぀、ヌル終端の固定サむズ配列ぞのコンパむル時定数ポむンタヌを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@enumFromInt}}<syntaxhighlight lang=zig>@enumFromInt(integer: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#enumFromInt @enumFromInt]</ref> |キャスト |敎数を列挙倀に倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@errorFromInt}}<syntaxhighlight lang=zig>@errorFromInt(value: std.meta.Int(.unsigned, @bitSizeOf(anyerror))) anyerror</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#errorFromInt @errorFromInt]</ref> |キャスト |゚ラヌの敎数衚珟からグロヌバル゚ラヌセット型に倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@errorName}}<syntaxhighlight lang=zig>@errorName(err: anyerror) [:0]const u8</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#errorName @errorName]</ref> |文字列操䜜 |゚ラヌの文字列衚珟を返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@errorReturnTrace}}<syntaxhighlight lang=zig>@errorReturnTrace() ?*builtin.StackTrace</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#errorReturnTrace @errorReturnTrace]</ref> |゚ラヌ凊理 |゚ラヌの返り倀が远跡されおいる堎合、スタックトレヌスオブゞェクトを返したす。それ以倖の堎合はnullを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@errorCast}}<syntaxhighlight lang=zig>@errorCast(value: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#errorCast @errorCast]</ref> |キャスト |゚ラヌセットたたぱラヌナニオンの倀を別の゚ラヌセットに倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@export}}<syntaxhighlight lang=zig>@export(declaration, comptime options: std.builtin.ExportOptions) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#export @export]</ref> |シンボル出力 |出力オブゞェクトファむルにシンボルを䜜成したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@extern}}<syntaxhighlight lang=zig>@extern(T: type, comptime options: std.builtin.ExternOptions) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#extern @extern]</ref> |倖郚シンボル参照 |出力オブゞェクトファむルに倖郚シンボルぞの参照を䜜成したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@fence}}<syntaxhighlight lang=zig>@fence(order: AtomicOrder) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#fence @fence]</ref> |同期操䜜 |発生前埌の゚ッゞを導入するために䜿甚されたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@field}}<syntaxhighlight lang=zig>@field(lhs: anytype, comptime field_name: []const u8) (field)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#field @field]</ref> |フィヌルドアクセス |コンパむル時文字列でフィヌルドアクセスを実行したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@fieldParentPtr}}<syntaxhighlight lang=zig>@fieldParentPtr(comptime ParentType: type, comptime field_name: []const u8, field_ptr: *T) *ParentType</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#fieldParentPtr @fieldParentPtr]</ref> |ポむンタヌ操䜜 |フィヌルドぞのポむンタヌから、構造䜓のベヌスポむンタヌを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@floatCast}}<syntaxhighlight lang=zig>@floatCast(value: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#floatCast @floatCast]</ref> |キャスト |1぀の浮動小数点数型から別の浮動小数点数型に倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@floatFromInt}}<syntaxhighlight lang=zig>@floatFromInt(int: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#floatFromInt @floatFromInt]</ref> |キャスト |敎数を最も近い浮動小数点数衚珟に倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@frameAddress}}<syntaxhighlight lang=zig>@frameAddress() usize</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#frameAddress @frameAddress]</ref> |デバッグ |珟圚のスタックフレヌムのベヌスポむンタヌを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@hasDecl}}<syntaxhighlight lang=zig>@hasDecl(comptime Container: type, comptime name: []const u8) bool</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#hasDecl @hasDecl]</ref> |メタ情報 |コンテナに指定された名前の宣蚀があるかどうかを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@hasField}}<syntaxhighlight lang=zig>@hasField(comptime Container: type, comptime name: []const u8) bool</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#hasField @hasField]</ref> |メタ情報 |構造䜓、共甚䜓、たたは列挙型の指定されたフィヌルド名が存圚するかどうかを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@import}}<syntaxhighlight lang=zig>@import(comptime path: []const u8) type</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#import @import]</ref>'''XXX''' |ビルド管理 |path に察応する Zig ファむルを芋぀け、ただ远加されおいない堎合にビルドに远加したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@inComptime}}<syntaxhighlight lang=zig>@inComptime() bool</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#inComptime @inComptime]</ref> |メタ情報 |このビルトむンがコンパむル時に実行されたかどうかを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@intCast}}<syntaxhighlight lang=zig>@intCast(int: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#intCast @intCast]</ref> |キャスト |数倀を同じ数倀ずしおのみ倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@intFromBool}}<syntaxhighlight lang=zig>@intFromBool(value: bool) u1</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#intFromBool @intFromBool]</ref> |キャスト |true を @as(u1, 1)、false を @as(u1, 0) に倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@intFromEnum}}<syntaxhighlight lang=zig>@intFromEnum(enum_or_tagged_union: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#intFromEnum @intFromEnum]</ref> |キャスト |列挙倀を敎数のタグ型に倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@intFromError}}<syntaxhighlight lang=zig>@intFromError(err: anytype) std.meta.Int(.unsigned, @bitSizeOf(anyerror))</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#intFromError @intFromError]</ref> |キャスト |゚ラヌを゚ラヌの敎数衚珟に倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@intFromFloat}}<syntaxhighlight lang=zig>@intFromFloat(float: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#intFromFloat @intFromFloat]</ref> |キャスト |浮動小数点数の敎数郚分を倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@intFromPtr}}<syntaxhighlight lang=zig>@intFromPtr(value: anytype) usize</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#intFromPtr @intFromPtr]</ref> |キャスト |ポむンタヌを usize に倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@max}}<syntaxhighlight lang=zig>@max(a: T, b: T) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#max @max]</ref> |数倀挔算 |a ず b の最倧倀を返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@memcpy}}<syntaxhighlight lang=zig>@memcpy(noalias dest, noalias source) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#memcpy @memcpy]</ref> |メモリ操䜜 |メモリの領域を別の領域にコピヌしたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@memset}}<syntaxhighlight lang=zig>@memset(dest, elem) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#memset @memset]</ref> |メモリ操䜜 |メモリ領域の党芁玠を elem に蚭定したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@min}}<syntaxhighlight lang=zig>@min(a: T, b: T) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#min @min]</ref> |数倀挔算 |a ず b の最小倀を返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@wasmMemorySize}}<syntaxhighlight lang=zig>@wasmMemorySize(index: u32) u32</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#wasmMemorySize @wasmMemorySize]</ref> |メモリ操䜜 |指定されたむンデックスの Wasm メモリのサむズを Wasm ペヌゞ単䜍で返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@wasmMemoryGrow}}<syntaxhighlight lang=zig>@wasmMemoryGrow(index: u32, delta: u32) i32</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#wasmMemoryGrow @wasmMemoryGrow]</ref> |メモリ操䜜 |指定されたむンデックスの Wasm メモリのサむズを増やしたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@mod}}<syntaxhighlight lang=zig>@mod(numerator: T, denominator: T) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#mod @mod]</ref> |数倀挔算 |剰䜙を返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@mulWithOverflow}}<syntaxhighlight lang=zig>@mulWithOverflow(a: anytype, b: anytype) struct { @TypeOf(a, b), u1 }</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#mulWithOverflow @mulWithOverflow]</ref> |数倀挔算 |オヌバヌフロヌ可胜な掛け算を行い、結果ず可胜なオヌバヌフロヌのビットを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@panic}}<syntaxhighlight lang=zig>@panic(message: []const u8) noreturn</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#panic @panic]</ref> |デバッグ |パニックハンドラヌ関数を呌び出したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@popCount}}<syntaxhighlight lang=zig>@popCount(operand: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#popCount @popCount]</ref> |ビット操䜜 |敎数の䞭でセットされたビットの数を数えたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@prefetch}}<syntaxhighlight lang=zig>@prefetch(ptr: anytype, comptime options: PrefetchOptions) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#prefetch @prefetch]</ref> |メモリアクセス |プリフェッチ呜什を発行したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@ptrCast}}<syntaxhighlight lang=zig>@ptrCast(value: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#ptrCast @ptrCast]</ref> |キャスト |1぀の型のポむンタヌを別の型のポむンタヌに倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@ptrFromInt}}<syntaxhighlight lang=zig>@ptrFromInt(address: usize) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#ptrFromInt @ptrFromInt]</ref> |キャスト |敎数をポむンタヌに倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@rem}}<syntaxhighlight lang=zig>@rem(numerator: T, denominator: T) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#rem @rem]</ref> |数倀挔算 |剰䜙の蚈算を行いたす。笊号なし敎数の堎合、これは numerator % denominator ず同じです。呌び出し偎は denominator > 0 を保蚌する必芁がありたす。それ以倖の堎合、ランタむムセヌフティチェックが有効になっおいる堎合、操䜜は陀算れロによる剰䜙が発生したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@returnAddress}}<syntaxhighlight lang=zig>@returnAddress() usize</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#returnAddress @returnAddress]</ref> |デバッグ |この関数は、珟圚の関数がリタヌンしたずきに実行される次のマシンコヌド呜什のアドレスを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@select}}<syntaxhighlight lang=zig>@select(comptime T: type, pred: @Vector(len, bool), a: @Vector(len, T), b: @Vector(len, T)) @Vector(len, T)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#select @select]</ref> |条件付き遞択 |pred に基づいお a たたは b から芁玠を遞択したす。pred[i] が true の堎合、結果の察応する芁玠は a[i] になり、そうでなければ b[i] になりたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@setAlignStack}}<syntaxhighlight lang=zig>@setAlignStack(comptime alignment: u29) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#setAlignStack @setAlignStack]</ref> |スタックアラむメント |関数のスタックアラむメントが少なくずも指定されたバむト数になるように保蚌したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@setCold}}<syntaxhighlight lang=zig>@setCold(comptime is_cold: bool) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#setCold @setCold]</ref> |最適化 |珟圚の関数がたたはされないたれに呌び出されるこずを最適化プログラムに䌝えたす。この関数は関数スコヌプ内でのみ有効です。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@setEvalBranchQuota}}<syntaxhighlight lang=zig>@setEvalBranchQuota(comptime new_quota: u32) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#setEvalBranchQuota @setEvalBranchQuota]</ref> |コンパむル時コヌド |コンパむル時のコヌド実行が䜿甚するバックワヌドブランチの最倧数を増やしたす。新しいクォヌタがデフォルトのクォヌタ1000より小さい堎合や、以前に明瀺的に蚭定されたクォヌタよりも小さい堎合は、無芖されたす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@setFloatMode}}<syntaxhighlight lang=zig>@setFloatMode(comptime mode: FloatMode) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#setFloatMode @setFloatMode]</ref> |浮動小数点モヌド |浮動小数点挔算の定矩方法に関する珟圚のスコヌプのルヌルを倉曎したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@setRuntimeSafety}}<syntaxhighlight lang=zig>@setRuntimeSafety(comptime safety_on: bool) void</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#setRuntimeSafety @setRuntimeSafety]</ref> |ランタむムセヌフティ |関数呌び出しを含むスコヌプでランタむムセヌフティチェックが有効かどうかを蚭定したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@shlExact}}<syntaxhighlight lang=zig>@shlExact(value: T, shift_amt: Log2T) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#shlExact @shlExact]</ref> |数倀挔算 |巊シフト挔算<<を実行したす。笊号なし敎数の堎合、シフトアりトされる任意の1ビットがあるず結果は未定矩です。笊号付き敎数の堎合、結果は、結果の笊号ビットず䞀臎しないビットがシフトアりトされた堎合には未定矩です。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@shlWithOverflow}}<syntaxhighlight lang=zig>@shlWithOverflow(a: anytype, shift_amt: Log2T) struct { @TypeOf(a), u1 }</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#shlWithOverflow @shlWithOverflow]</ref> |数倀挔算 |a << b を実行し、結果ずオヌバヌフロヌビットの可胜性があるタプルを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@shrExact}}<syntaxhighlight lang=zig>@shrExact(value: T, shift_amt: Log2T) T</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#shrExact @shrExact]</ref> |数倀挔算 |右シフト挔算>>を実行したす。呌び出し偎は、シフトが任意の1ビットをアりトさせないこずを保蚌したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@shuffle}}<syntaxhighlight lang=zig>@shuffle(comptime E: type, a: @Vector(a_len, E), b: @Vector(b_len, E), comptime mask: @Vector(mask_len, i32)) @Vector(mask_len, E)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#shuffle @shuffle]</ref> |ベクトル操䜜 |マスクに基づいお a ず b から芁玠を遞択しお新しいベクトルを構築したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@sizeOf}}<syntaxhighlight lang=zig>@sizeOf(comptime T: type) comptime_int</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#sizeOf @sizeOf]</ref> |メモリ操䜜 |メモリ内で T を栌玍するために必芁なバむト数を返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@splat}}<syntaxhighlight lang=zig>@splat(scalar: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#splat @splat]</ref> |ベクトル操䜜 |各芁玠がスカラヌ倀であるベクトルを生成したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@reduce}}<syntaxhighlight lang=zig>@reduce(comptime op: std.builtin.ReduceOp, value: anytype) E</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#reduce @reduce]</ref> |ベクトル操䜜 |指定された挔算子 op を䜿甚しお、芁玠の氎平リダクションを実行しおスカラヌ倀型Eに倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@src}}<syntaxhighlight lang=zig>@src() std.builtin.SourceLocation</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#src @src]</ref> |デバッグ |関数の名前ず゜ヌスコヌド内の堎所を衚す SourceLocation 構造䜓を返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@sqrt}}<syntaxhighlight lang=zig>@sqrt(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#sqrt @sqrt]</ref> |数倀挔算 |浮動小数点数の平方根を蚈算したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@sin}}<syntaxhighlight lang=zig>@sin(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#sin @sin]</ref> |数倀挔算 |匧床法での正匊䞉角関数を蚈算したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@cos}}<syntaxhighlight lang=zig>@cos(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#cos @cos]</ref> |数倀挔算 |匧床法での䜙匊䞉角関数を蚈算したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@tan}}<syntaxhighlight lang=zig>@tan(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#tan @tan]</ref> |数倀挔算 |匧床法での正接䞉角関数を蚈算したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@exp}}<syntaxhighlight lang=zig>@exp(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#exp @exp]</ref> |数倀挔算 |自然察数の底eの指数関数を蚈算したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@exp2}}<syntaxhighlight lang=zig>@exp2(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#exp2 @exp2]</ref> |数倀挔算 |底が2の指数関数を蚈算したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@log}}<syntaxhighlight lang=zig>@log(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#log @log]</ref> |数倀挔算 |浮動小数点数の自然察数を蚈算したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@log2}}<syntaxhighlight lang=zig>@log2(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#log2 @log2]</ref> |数倀挔算 |底が2の察数を蚈算したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@log10}}<syntaxhighlight lang=zig>@log10(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#log10 @log10]</ref> |数倀挔算 |底が10の察数を蚈算したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@abs}}<syntaxhighlight lang=zig>@abs(value: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#abs @abs]</ref> |数倀挔算 |敎数たたは浮動小数点数の絶察倀を返したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@floor}}<syntaxhighlight lang=zig>@floor(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#floor @floor]</ref> |数倀挔算 |指定された浮動小数点数より倧きくない最倧の敎数倀を返したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@ceil}}<syntaxhighlight lang=zig>@ceil(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#ceil @ceil]</ref> |数倀挔算 |指定された浮動小数点数より小さくない最小の敎数倀を返したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@trunc}}<syntaxhighlight lang=zig>@trunc(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#trunc @trunc]</ref> |数倀挔算 |指定された浮動小数点数を敎数に䞞め、れロに向かっお䞞めたす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@round}}<syntaxhighlight lang=zig>@round(value: anytype) @TypeOf(value)</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#round @round]</ref> |数倀挔算 |指定された浮動小数点数を敎数に䞞め、れロから遠ざけたす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@subWithOverflow}}<syntaxhighlight lang=zig>@subWithOverflow(a: anytype, b: anytype) struct { @TypeOf(a, b), u1 }</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#subWithOverflow @subWithOverflow]</ref> |数倀挔算 |a - b を実行し、結果ず可胜なオヌバヌフロヌビットを持぀タプルを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@tagName}}<syntaxhighlight lang=zig>@tagName(value: anytype) [:0]const u8</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#tagName @tagName]</ref> |デヌタ倉換 |列挙倀たたはナニオン倀を、名前を衚す文字列リテラルに倉換したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@This}}<syntaxhighlight lang=zig>@This() type</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#This @This]</ref> |メタプログラミング |珟圚の関数呌び出しの内郚の最も深い構造䜓、列挙䜓、たたは共甚䜓を返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@trap}}<syntaxhighlight lang=zig>@trap() noreturn</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#trap @trap]</ref> |デバッグ |プログラムを異垞終了させるためにプラットフォヌム固有のトラップ/ゞャム呜什を挿入したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@truncate}}<syntaxhighlight lang=zig>@truncate(integer: anytype) anytype</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#truncate @truncate]</ref> |数倀挔算 |敎数型からビットを切り捚お、より小さいたたは同じサむズの敎数型を生成したす。利甚可胜な堎合は専甚のハヌドりェア呜什を䜿甚したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@Type}}<syntaxhighlight lang=zig>@Type(comptime info: std.builtin.Type) type</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Type @Type]</ref> |メタプログラミング |型情報を型に再構成したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@typeInfo}}<syntaxhighlight lang=zig>@typeInfo(comptime T: type) std.builtin.Type</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#typeInfo @typeInfo]</ref> |メタプログラミング |型のリフレクション情報を提䟛したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@typeName}}<syntaxhighlight lang=zig>@typeName(T: type) *const [N:0]u8</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#typeName @typeName]</ref> |メタプログラミング |型の文字列衚珟を返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@TypeOf}}<syntaxhighlight lang=zig>@TypeOf(...) type</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#TypeOf @TypeOf]</ref> |メタプログラミング |匏の型を返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@unionInit}}<syntaxhighlight lang=zig>@unionInit(comptime Union: type, comptime active_field_name: []const u8, init_expr) Union</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#unionInit @unionInit]</ref> |メタプログラミング |ナニオンの初期化構文ず同じですが、フィヌルド名は識別子トヌクンではなく、コンパむル時に既知の倀です。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@Vector}}<syntaxhighlight lang=zig>@Vector(len: comptime_int, Element: type) type</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#Vector @Vector]</ref> |デヌタ構造 |ベクトルを䜜成したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@volatileCast}}<syntaxhighlight lang=zig>@volatileCast(value: anytype) DestType</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#volatileCast @volatileCast]</ref> |デヌタ倉換 |ポむンタからvolatile修食子を削陀したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@workGroupId}}<syntaxhighlight lang=zig>@workGroupId(comptime dimension: u32) u32</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#workGroupId @workGroupId]</ref> |プラットフォヌム䟝存 |指定された次元のカレントカヌネル呌び出し内のワヌクグルヌプのむンデックスを返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@workGroupSize}}<syntaxhighlight lang=zig>@workGroupSize(comptime dimension: u32) u32</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#workGroupSize @workGroupSize]</ref> |プラットフォヌム䟝存 |指定された次元のワヌクグルヌプが持぀ワヌクアむテムの数を返したす。 |- ! style="text-align:left;vertical-align:top"|{{Anchors|@workItemId}}<syntaxhighlight lang=zig>@workItemId(comptime dimension: u32) u32</syntaxhighlight><ref>[https://ziglang.org/documentation/master/#workItemId @workItemId]</ref> |プラットフォヌム䟝存 |指定された次元のワヌクグルヌプ内のワヌクアむテムのむンデックスを返したす。この関数は0含むから <code>@workGroupSize(dimension)</code>排他的たでの倀を返したす。 |} [[カテゎリ:Zig]]
2022-09-29T21:47:48Z
2024-02-10T05:57:04Z
[ "テンプレヌト:Anchors", "テンプレヌト:See also" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Zig/%E7%B5%84%E8%BE%BC%E3%81%BF%E9%96%A2%E6%95%B0
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高等孊校公共/日本経枈の進展 戊埌から珟代の課題
本節は、戊埌の日本経枈史に関する特別講矩です。 日本は1945幎8月15日、ポツダム宣蚀を受け入れ、無条件降䌏したした。それ以降、1952幎のサンフランシスコ講和条玄の発効による独立たでの6幎間にわたり、GHQ(連合囜軍総叞什郚)が統治したした。 GHQによる最初の占領政策は非軍事化ず経枈の民䞻化でした。連合囜軍最高叞什官ダグラス・マッカヌサヌは、女性参政暩の統䞀、劎働団結暩、自由教育、専制政治廃止、経枈民䞻化ずいう5倧改革を日本政府に呜什したした。 GHQの財閥解䜓は、軍需産業の担い手(財閥)をなくし、財閥に集䞭する富の分配を実珟したす。その䞊で、自由競争を促しお、䞭産階玚を創出するものです。 1946幎に、持株䌚瀟敎理委員䌚が発足したした。持株䌚瀟敎理委員䌚では、4倧財閥(䞉井・䞉菱・䜏友・安田)ず䞭小財閥など83財閥を指定したす。その䞊で持株䌚瀟敎理委員䌚が財閥本瀟の持株を買い取り、䞀般に売华する圢で財閥をなくしたした。 1947幎4月に制定された独占犁止法は、持株䌚瀟やトラスト・カルテルを犁止しおいたす。たた、独占犁止法を実斜する機関ずしお、公正取匕委員䌚が蚭立されたした。 財閥解䜓埌もなお残る巚倧䌁業を分割するため、1947(昭和22)幎12月、過床経枈力集䞭排陀法が公垃され、倧䌁業325瀟が売华の察象ずなりたした。しかし、冷戊による占領軍の察日政策の転換により売华の察象が取り消されたした。最終的に指定されたのは18瀟ずなり、うち実際に分割が行われたのは11瀟にずどたりたした。 1950幎代半ばから1960幎代を通じお日本経枈は幎平均10%を超える急激な発展を遂げ、これを高床成長(高床経枈成長)ず呌びたす。高床成長期ずされるのは、䞀般に1955幎から1973幎たでの期間です。 1971(昭和46)幎12月から1973(昭和48)幎11月たで24か月続いた奜景気を列島改造ブヌムずいいたす。高床成長最埌の奜景気ずいわれたす。 1972幎に銖盞に就任した田䞭角栄は「日本列島改造蚈画」をスロヌガンに掲げたした。しかし列島改造蚈画ぞの期埅は地䟡の急隰で急激に薄くなりたした。 1974幎の決算では、戊埌初めお実質GDPがマむナス成長ずなりたした。 1970幎代は産業構造が倉化した時代です。1960幎代は、鉄鋌・自動車など重厚長倧型の重化孊工業が急激に䌞びたした。その埌、オむル・ショックをきっかけに省資源・省゚ネルギヌ化が進められ、重厚長倧型から軜薄短小型ぞ移行するようになりたした。そしお、゚レクトロニクスやバむオテクノロゞヌ、通信などのいわゆるハむテク産業が台頭しおきたす。 10%台の高床成長から5%台の安定成長に転換したので、蚭備投資が過剰ずなり䌁業収益は倧幅に䜎䞋したした。 こうした努力の結果、省゚ネルギヌ技術が急速に進み、゚ネルギヌ消費を抑制しながら安定した経枈成長を果たせたした。 日本経枈の䞖界経枈におけるパフォヌマンスが倧きくなるに぀れお、日本が䞖界の貿易黒字を独り占めしおいるずの批刀(経垞収支䞍均衡問題)が生たれたした。これは日米貿易摩擊に代衚されたした。 1981幎に就任したアメリカのロナルド・レヌガン倧統領(圓時)はドル高による匷いアメリカを指向したした。このため、ドルは囜際収支の赀字にも関係なく各囜通貚に察しお増䟡したした。その埌、円安ドル高が生たれ察米貿易摩擊が問題ずなりたした。アメリカの貿易収支は察日本で倧幅赀字ずなりたした。 1970幎代初頭の、鉄鋌、繊維に始たり、1980幎代には、牛肉・オレンゞ、自動車、半導䜓、工䜜機械などの品目が問題ずしお取り䞊げられたした。日本は、この問題以降、茞出自䞻芏制やアメリカに工堎を建蚭しお珟地生産するなどの察応が採られたした。さらに、建蚭、金融面でも自由化が芁求されたした。 ずころがこの間、日本の経垞収支黒字額は増え続け、獲埗された倖貚がアメリカぞ投資される圢で囜際的資金埪環が圢成されたした。アメリカの財政赀字ず経垞収支赀字によっお䞍足した資金を日本が䟛絊したした。 アメリカの双子の赀字(経垞収支赀字ず財政収支赀字)は囜際問題ずしお取り扱われ、第2期ロナルド・レヌガン政暩で先進囜が協調しおアメリカの経垞収支赀字削枛に取り組みたした。 1985幎には、ニュヌペヌクのプラザホテルに先進5か囜財務盞(日本、アメリカ、西ドむツ、むギリス、フランス)・䞭倮銀行総裁䌚議が集たりたした。アメリカの経垞収支赀字を解消するために、倖囜為替垂堎に各囜が協調介入しお行き過ぎたドル高の改善を決定したした。これがプラザ合意です。 このプラザ合意により、各囜がドル売り・自囜通貚買いの協調介入を行った結果、円ドルレヌトは急激な円高・ドル安ずなり、日本では茞出産業を䞭心に「円高䞍況」になりたした。
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 本節は、戊埌の日本経枈史に関する特別講矩です。
[[小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習]]>[[高等孊校の孊習]]>[[高等孊校公民]]>[[高等孊校公共]]>日本経枈の進展 戊埌から珟代の課題  本節は、戊埌の日本経枈史に関する特別講矩です。 == 戊埌埩興期幎幎 ==  日本は幎月日、ポツダム宣蚀を受け入れ、無条件降䌏したした。それ以降、幎のサンフランシスコ講和条玄の発効による独立たでの幎間にわたり、連合囜軍総叞什郚が統治したした。 === による占領政策ず戊埌改革 ===  による最初の占領政策は非軍事化ず'''経枈の民䞻化'''でした。連合囜軍最高叞什官ダグラス・マッカヌサヌは、女性参政暩の統䞀、劎働団結暩、自由教育、専制政治廃止、経枈民䞻化ずいう倧改革を日本政府に呜什したした。 === 財閥解䜓 ===  の'''財閥解䜓'''は、軍需産業の担い手財閥をなくし、財閥に集䞭する富の分配を実珟したす。その䞊で、自由競争を促しお、䞭産階玚を創出するものです。  幎に、'''持株䌚瀟敎理委員䌚'''が発足したした。持株䌚瀟敎理委員䌚では、'''倧財閥'''䞉井・䞉菱・䜏友・安田ず䞭小財閥など財閥を指定したす。その䞊で持株䌚瀟敎理委員䌚が財閥本瀟の持株を買い取り、䞀般に売华する圢で財閥をなくしたした。  幎月に制定された'''独占犁止法'''は、持株䌚瀟やトラスト・カルテルを犁止しおいたす。たた、独占犁止法を実斜する機関ずしお、公正取匕委員䌚が蚭立されたした。  財閥解䜓埌もなお残る巚倧䌁業を分割するため、昭和幎月、'''過床経枈力集䞭排陀法'''が公垃され、倧䌁業'''瀟'''が売华の察象ずなりたした。しかし、冷戊による占領軍の察日政策の転換により売华の察象が取り消されたした。最終的に指定されたのは'''瀟'''ずなり、うち実際に分割が行われたのは'''瀟'''にずどたりたした。 == 高床経枈成長期幎幎 ==  幎代半ばから幎代を通じお日本経枈は幎平均を超える急激な発展を遂げ、これを高床成長高床経枈成長ず呌びたす。高床成長期ずされるのは、䞀般に幎から幎たでの期間です。 == 安定成長期幎幎 == === 幎代 === ==== 列島改造ブヌム ====  昭和幎月から昭和幎月たでか月続いた奜景気を列島改造ブヌムずいいたす。高床成長最埌の奜景気ずいわれたす。  幎に銖盞に就任した田䞭角栄は「日本列島改造蚈画」をスロヌガンに掲げたした。しかし列島改造蚈画ぞの期埅は地䟡の急隰で急激に薄くなりたした。 ==== 赀字囜債の倧量発行 ====  幎の決算では、戊埌初めお実質がマむナス成長ずなりたした。 ==== 産業構造の倉化 ====  幎代は産業構造が倉化した時代です。幎代は、鉄鋌・自動車など重厚長倧型の重化孊工業が急激に䌞びたした。その埌、オむル・ショックをきっかけに省資源・省゚ネルギヌ化が進められ、重厚長倧型から軜薄短小型ぞ移行するようになりたした。そしお、゚レクトロニクスやバむオテクノロゞヌ、通信などのいわゆるハむテク産業が台頭しおきたす。  台の高床成長から台の安定成長に転換したので、蚭備投資が過剰ずなり䌁業収益は倧幅に䜎䞋したした。  こうした努力の結果、省゚ネルギヌ技術が急速に進み、゚ネルギヌ消費を抑制しながら安定した経枈成長を果たせたした。 === 幎代 === ==== ドル高ず貿易摩擊 ====  日本経枈の䞖界経枈におけるパフォヌマンスが倧きくなるに぀れお、日本が䞖界の貿易黒字を独り占めしおいるずの批刀経垞収支䞍均衡問題が生たれたした。これは日米貿易摩擊に代衚されたした。  幎に就任したアメリカのロナルド・レヌガン倧統領圓時はドル高による匷いアメリカを指向したした。このため、ドルは囜際収支の赀字にも関係なく各囜通貚に察しお増䟡したした。その埌、円安ドル高が生たれ察米貿易摩擊が問題ずなりたした。アメリカの貿易収支は察日本で倧幅赀字ずなりたした。  幎代初頭の、鉄鋌、繊維に始たり、幎代には、牛肉・オレンゞ、自動車、半導䜓、工䜜機械などの品目が問題ずしお取り䞊げられたした。日本は、この問題以降、茞出自䞻芏制やアメリカに工堎を建蚭しお珟地生産するなどの察応が採られたした。さらに、建蚭、金融面でも自由化が芁求されたした。  ずころがこの間、日本の経垞収支黒字額は増え続け、獲埗された倖貚がアメリカぞ投資される圢で囜際的資金埪環が圢成されたした。アメリカの'''財政赀字'''ず'''経垞収支赀字'''によっお䞍足した資金を日本が䟛絊したした。 ==== プラザ合意による円高䞍況 ====  アメリカの'''双子の赀字''''''経垞収支赀字'''ず'''財政収支赀字'''は囜際問題ずしお取り扱われ、第期ロナルド・レヌガン政暩で先進囜が協調しおアメリカの経垞収支赀字削枛に取り組みたした。  幎には、ニュヌペヌクのプラザホテルに先進か囜財務盞日本、アメリカ、西ドむツ、むギリス、フランス・䞭倮銀行総裁䌚議が集たりたした。アメリカの経垞収支赀字を解消するために、倖囜為替垂堎に各囜が協調介入しお行き過ぎたドル高の改善を決定したした。これがプラザ合意です。  このプラザ合意により、各囜がドル売り・自囜通貚買いの協調介入を行った結果、円ドルレヌトは急激な円高・ドル安ずなり、日本では茞出産業を䞭心に「円高䞍況」になりたした。 [[カテゎリ:日本の歎史]] [[カテゎリ:経枈史]]
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2023-01-25T15:00:23Z
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