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---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6,101 | 会社法第494条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)
(w:貸借対照表等の作成及び保存)
会社法施行規則第146条(各清算事務年度に係る貸借対照表) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:貸借対照表]]等の作成及び保存)
;第494条
# [[w:清算株式会社]]は、法務省令で定めるところにより、各清算事務年度([[会社法第475条|第475条]]各号に掲げる場合に該当することとなった日の翌日又はその後毎年その日に応当する日(応当する日がない場合にあっては、その前日)から始まる各1年の期間をいう。)に係る貸借対照表及び事務報告並びにこれらの附属明細書を作成しなければならない。
# 前項の貸借対照表及び事務報告並びにこれらの附属明細書は、電磁的記録をもって作成することができる。
# 清算株式会社は、第1項の貸借対照表を作成した時からその本店の所在地における清算結了の登記の時までの間、当該貸借対照表及びその附属明細書を保存しなければならない。
==解説==
==関連条文==
[[会社法施行規則第146条]](各清算事務年度に係る貸借対照表)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)|第9章 解散]]<br>
[[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)#1|第1節 総則]]<br>
[[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)#1-3|第3款 財産目録等]]
|[[会社法第493条]]<br>(財産目録等の提出命令)
|[[会社法第495条]]<br>(貸借対照表等の監査等)
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[[category:会社法|494]] | null | 2022-05-30T10:22:22Z | [
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6,102 | 会社法第743条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(組織変更計画の作成) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(組織変更計画の作成)
;第743条
: [[w:会社]]は、組織変更をすることができる。この場合においては、組織変更計画を作成しなければならない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#1|第1章 組織変更]]
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#1-1|第1節 通則]]<br>
|[[会社法第742条]]<br>(社債権者集会等の費用の負担)
|[[会社法第744条]]<br>(株式会社の組織変更計画)
}}
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[[category:会社法|743]] | null | 2011-02-10T09:08:33Z | [
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6,103 | 会社法第775条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)>会社法第775条
(組織変更計画に関する書面等の備置き及び閲覧等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)>会社法第775条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第775条]]
==条文==
(組織変更計画に関する書面等の備置き及び閲覧等)
;第775条
# 組織変更をする[[w:株式会社]]は、組織変更計画備置開始日から組織変更がその効力を生ずる日(以下この節において「効力発生日」という。)までの間、組織変更計画の内容その他法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録をその本店に備え置かなければならない。
# 前項に規定する「組織変更計画備置開始日」とは、次に掲げる日のいずれか早い日をいう。
#:一 組織変更計画について組織変更をする株式会社の総株主の同意を得た日
#:二 組織変更をする株式会社が新株予約権を発行しているときは、[[会社法第777条|第777条]]第3項の規定による通知の日又は同条第4項の公告の日のいずれか早い日
#:三 [[会社法第779条|第779条]]第2項の規定による公告の日又は同項の規定による催告の日のいずれか早い日
# 組織変更をする株式会社の株主及び債権者は、当該株式会社に対して、その営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。ただし、第二号又は第四号に掲げる請求をするには、当該株式会社の定めた費用を支払わなければならない。
#:一 第1項の書面の閲覧の請求
#:二 第1項の書面の謄本又は抄本の交付の請求
#:三 第1項の電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により表示したものの閲覧の請求
#:四 第1項の電磁的記録に記録された事項を電磁的方法であって株式会社の定めたものにより提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5|第5章 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転の手続]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-1|第1節 組織変更の手続]]
|[[会社法第774条の11]]<br>(株式交付の効力の発生等)
|[[会社法第776条]]<br>(株式会社の組織変更計画の承認等)
}}
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[[category:会社法|775]] | null | 2022-06-02T10:24:44Z | [
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6,104 | 会社法第782条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(吸収合併契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:企業合併|吸収合併]]契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等)
;第782条
# 次の各号に掲げる[[w:株式会社]](以下この目において「'''消滅株式会社等'''」という。)は、吸収合併契約等備置開始日から吸収合併、吸収分割又は株式交換(以下この節において「'''吸収合併等'''」という。)がその効力を生ずる日(以下この節において「効力発生日」という。)後6箇月を経過する日(吸収合併消滅株式会社にあっては、効力発生日)までの間、当該各号に定めるもの(以下この節において「'''吸収合併契約等'''」という。)の内容その他法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録をその本店に備え置かなければならない。
#:一 吸収合併消滅株式会社 吸収合併契約
#:二 吸収分割株式会社 吸収分割契約
#:三 株式交換完全子会社 株式交換契約
# 前項に規定する「吸収合併契約等備置開始日」とは、次に掲げる日のいずれか早い日をいう。
#:一 吸収合併契約等について株主総会(種類株主総会を含む。)の決議によってその承認を受けなければならないときは、当該株主総会の日の2週間前の日([[会社法第319条|第319条]]第1項の場合にあっては、同項の提案があった日)
#:二 [[会社法第785条|第785条]]第3項の規定による通知を受けるべき株主があるときは、同項の規定による通知の日又は同条第4項の公告の日のいずれか早い日
#:三 [[会社法第787条|第787条]]第3項の規定による通知を受けるべき新株予約権者があるときは、同項の規定による通知の日又は同条第4項の公告の日のいずれか早い日
#:四 [[会社法第789条|第789条]]の規定による手続をしなければならないときは、同条第2項の規定による公告の日又は同項の規定による催告の日のいずれか早い日
#:五 前各号に規定する場合以外の場合には、吸収分割契約又は株式交換契約の締結の日から2週間を経過した日
# 消滅株式会社等の株主及び債権者(株式交換完全子会社にあっては、株主及び新株予約権者)は、消滅株式会社等に対して、その営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。ただし、第二号又は第四号に掲げる請求をするには、当該消滅株式会社等の定めた費用を支払わなければならない。
#:一 第1項の書面の閲覧の請求
#:二 第1項の書面の謄本又は抄本の交付の請求
#:三 第1項の電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により表示したものの閲覧の請求
#:四 第1項の電磁的記録に記録された事項を電磁的方法であって消滅株式会社等の定めたものにより提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
==解説==
*会社法第319条(株主総会の決議の省略)
*会社法第785条(反対株主の株式買取請求)
*会社法第787条(新株予約権買取請求)
*会社法第789条(債権者の異議)
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5|第5章 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転の手続]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-2|第2節 吸収合併等の手続]]
|[[会社法第781条]]<br>(持分会社の手続)
|[[会社法第783条]]<br>(吸収合併契約等の承認等)
}}
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[[category:会社法|782]] | null | 2022-06-02T10:37:08Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC782%E6%9D%A1 |
6,105 | 会社法第791条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(吸収分割又は株式交換に関する書面等の備置き及び閲覧等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:会社分割|吸収分割]]又は株式交換に関する書面等の備置き及び閲覧等)
;第791条
# 吸収分割株式会社又は株式交換完全子会社は、効力発生日後遅滞なく、吸収分割承継会社又は株式交換完全親会社と共同して、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定めるものを作成しなければならない。
#:一 吸収分割株式会社 吸収分割により吸収分割承継会社が承継した吸収分割株式会社の権利義務その他の吸収分割に関する事項として法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録
#:二 株式交換完全子会社 株式交換により株式交換完全親会社が取得した株式交換完全子会社の株式の数その他の株式交換に関する事項として法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録
# 吸収分割株式会社又は株式交換完全子会社は、効力発生日から6箇月間、前項各号の書面又は電磁的記録をその本店に備え置かなければならない。
# 吸収分割株式会社の株主、債権者その他の利害関係人は、吸収分割株式会社に対して、その営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。ただし、第二号又は第四号に掲げる請求をするには、当該吸収分割株式会社の定めた費用を支払わなければならない。
#:一 前項の書面の閲覧の請求
#:二 前項の書面の謄本又は抄本の交付の請求
#:三 前項の電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により表示したものの閲覧の請求
#:四 前項の電磁的記録に記録された事項を電磁的方法であって吸収分割株式会社の定めたものにより提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
# 前項の規定は、株式交換完全子会社について準用する。この場合において、同項中「吸収分割株式会社の株主、債権者その他の利害関係人」とあるのは、「効力発生日に株式交換完全子会社の株主又は新株予約権者であった者」と読み替えるものとする。
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第801条]](吸収合併等に関する書面等の備置き及び閲覧等)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5|第5章 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転の手続]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-2|第2節 吸収合併等の手続]]
|[[会社法第790条]]<br>(吸収合併等の効力発生日の変更)
|[[会社法第792条]]<br>(剰余金の配当等に関する特則)
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[[category:会社法|791]] | null | 2022-06-02T11:46:04Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC791%E6%9D%A1 |
6,106 | 会社法第794条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(吸収合併契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)]]
==解説==
([[会社法第782条|吸収合併契約等]]に関する書面等の備置き及び閲覧等)
;第794条
# 吸収合併存続株式会社、吸収分割承継株式会社又は株式交換完全親株式会社(以下この目において「'''存続株式会社等'''」という。)は、吸収合併契約等備置開始日から効力発生日後6箇月を経過する日までの間、吸収合併契約等の内容その他法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録をその本店に備え置かなければならない。
# 前項に規定する「吸収合併契約等備置開始日」とは、次に掲げる日のいずれか早い日をいう。
#:一 吸収合併契約等について株主総会(種類株主総会を含む。)の決議によってその承認を受けなければならないときは、当該株主総会の日の2週間前の日([[会社法第319条|第319条]]第1項の場合にあっては、同項の提案があった日)
#:二 [[会社法第797条|第797条]]第3項の規定による通知の日又は同条第4項の公告の日のいずれか早い日
#:三 [[会社法第799条|第799条]]の規定による手続をしなければならないときは、同条第2項の規定による公告の日又は同項の規定による催告の日のいずれか早い日
# 存続株式会社等の株主及び債権者(株式交換完全子会社の株主に対して交付する金銭等が株式交換完全親株式会社の株式その他これに準ずるものとして法務省令で定めるもののみである場合([[会社法第768条|第768条]]第1項第四号ハに規定する場合を除く。)にあっては、株主)は、存続株式会社等に対して、その営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。ただし、第二号又は第四号に掲げる請求をするには、当該存続株式会社等の定めた費用を支払わなければならない。
#:一 第1項の書面の閲覧の請求
#:二 第1項の書面の謄本又は抄本の交付の請求
#:三 第1項の電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により表示したものの閲覧の請求
#:四 第1項の電磁的記録に記録された事項を電磁的方法であって存続株式会社等の定めたものにより提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
==解説==
==関連条文==
==参照条文==
*[[会社法施行規則第196条]](純資産の額)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5|第5章 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転の手続]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-2|第2節 吸収合併等の手続]]
|[[会社法第793条]]<br>(持分会社の手続)
|[[会社法第795条]]<br>(吸収合併契約等の承認等)
}}
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[[category:会社法|794]] | null | 2022-06-02T11:52:47Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC794%E6%9D%A1 |
6,107 | 会社法第802条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(持分会社の手続) | [
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}
]
| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(持分会社の手続)
;第802条
# 次の各号に掲げる行為をする持分会社(以下この条において「存続持分会社等」という。)は、当該各号に定める場合には、効力発生日の前日までに、吸収合併契約等について存続持分会社等の総社員の同意を得なければならない。ただし、定款に別段の定めがある場合は、この限りでない。
#:一 吸収合併(吸収合併により当該持分会社が存続する場合に限る。) [[会社法第751条|第751条]]第1項第二号に規定する場合
#:二 吸収分割による他の会社がその事業に関して有する権利義務の全部又は一部の承継 [[会社法第760条|第760条]]第四号に規定する場合
#:三 株式交換による株式会社の発行済株式の全部の取得 [[会社法第770条|第770条]]第1項第二号に規定する場合
# [[会社法第799条|第799条]](第2項第三号を除く。)及び[[会社法第800条|第800条]]の規定は、存続持分会社等について準用する。この場合において、第799条第1項第三号中「株式交換完全親株式会社の株式」とあるのは「株式交換完全親合同会社の持分」と、「場合又は[[会社法第768条|第768条]]第1項第四号ハに規定する場合」とあるのは「場合」と読み替えるものとする。
==解説==
==関連条文==
==参照条文==
*[[会社法第761条]](持分会社に権利義務を承継させる吸収分割の効力の発生等)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5|第5章 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転の手続]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-2|第2節 吸収合併等の手続]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-2-2|第2款 吸収合併存続会社、吸収分割承継会社及び株式交換完全親会社の手続]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#4-2-2-2|第2目 持分会社の手続]]<br>
|[[会社法第801条]]<br>(吸収合併等に関する書面等の備置き及び閲覧等)
|[[会社法第803条]]<br>(新設合併契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等)
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[[category:会社法|802]] | null | 2022-06-02T12:26:48Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC802%E6%9D%A1 |
6,108 | 会社法第801条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(吸収合併等に関する書面等の備置き及び閲覧等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(吸収合併等に関する書面等の備置き及び閲覧等)
;第801条
# 吸収合併存続株式会社は、効力発生日後遅滞なく、吸収合併により吸収合併存続株式会社が承継した吸収合併消滅会社の権利義務その他の吸収合併に関する事項として法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録を作成しなければならない。
# 吸収分割承継株式会社(合同会社が吸収分割をする場合における当該吸収分割承継株式会社に限る。)は、効力発生日後遅滞なく、吸収分割合同会社と共同して、吸収分割により吸収分割承継株式会社が承継した吸収分割合同会社の権利義務その他の吸収分割に関する事項として法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録を作成しなければならない。
# 次の各号に掲げる存続株式会社等は、効力発生日から6箇月間、当該各号に定めるものをその本店に備え置かなければならない。
#:一 吸収合併存続株式会社 第1項の書面又は電磁的記録
#:二 吸収分割承継株式会社 前項又は[[会社法第791条|第791条]]第1項第一号の書面又は電磁的記録
#:三 株式交換完全親株式会社 第791条第1項第二号の書面又は電磁的記録
# 吸収合併存続株式会社の株主及び債権者は、吸収合併存続株式会社に対して、その営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。ただし、第二号又は第四号に掲げる請求をするには、当該吸収合併存続株式会社の定めた費用を支払わなければならない。
#:一 前項第一号の書面の閲覧の請求
#:二 前項第一号の書面の謄本又は抄本の交付の請求
#:三 前項第一号の電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により表示したものの閲覧の請求
#:四 前項第一号の電磁的記録に記録された事項を電磁的方法であって吸収合併存続株式会社の定めたものにより提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
# 前項の規定は、吸収分割承継株式会社について準用する。この場合において、同項中「株主及び債権者」とあるのは「株主、債権者その他の利害関係人」と、同項各号中「前項第一号」とあるのは「前項第二号」と読み替えるものとする。
# 第4項の規定は、株式交換完全親株式会社について準用する。この場合において、同項中「株主及び債権者」とあるのは「株主及び債権者(株式交換完全子会社の株主に対して交付する金銭等が株式交換完全親株式会社の株式その他これに準ずるものとして法務省令で定めるもののみである場合([[会社法第768条|第768条]]第1項第四号ハに規定する場合を除く。)にあっては、株式交換完全親株式会社の株主)」と、同項各号中「前項第一号」とあるのは「前項第三号」と読み替えるものとする。
==解説==
*会社法第791条(吸収分割又は株式交換に関する書面等の備置き及び閲覧等)
*会社法第768条(株式会社に発行済株式を取得させる株式交換契約)
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5|第5章 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転の手続]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-3|第3節 新設合併等の手続]]
|[[会社法第800条]]<br>(消滅会社等の株主等に対して交付する金銭等が存続株式会社等の親会社株式である場合の特則)
|[[会社法第802条]]<br>(持分会社の手続)
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6,109 | 会社法第803条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(新設合併契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等) | [
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== 条文 ==
(新設合併契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等)
;第803条
# 次の各号に掲げる株式会社(以下この目において「消滅株式会社等」という。)は、新設合併契約等備置開始日から新設合併設立会社、新設分割設立会社又は株式移転設立完全親会社(以下この目において「設立会社」という。)の成立の日後6箇月を経過する日(新設合併消滅株式会社にあっては、新設合併設立会社の成立の日)までの間、当該各号に定めるもの(以下この節において「新設合併契約等」という。)の内容その他法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録をその本店に備え置かなければならない。
#:一 新設合併消滅株式会社 新設合併契約
#:二 新設分割株式会社 新設分割計画
#:三 株式移転完全子会社 株式移転計画
# 前項に規定する「新設合併契約等備置開始日」とは、次に掲げる日のいずれか早い日をいう。
#:一 新設合併契約等について株主総会(種類株主総会を含む。)の決議によってその承認を受けなければならないときは、当該株主総会の日の2週間前の日([[会社法第319条|第319条]]第1項の場合にあっては、同項の提案があった日)
#:二 [[会社法第806条|第806条]]第3項の規定による通知を受けるべき株主があるときは、同項の規定による通知の日又は同条第4項の公告の日のいずれか早い日
#:三 [[会社法第808条|第808条]]第3項の規定による通知を受けるべき新株予約権者があるときは、同項の規定による通知の日又は同条第4項の公告の日のいずれか早い日
#:四 [[会社法第810条|第810条]]の規定による手続をしなければならないときは、同条第2項の規定による公告の日又は同項の規定による催告の日のいずれか早い日
#:五 前各号に規定する場合以外の場合には、新設分割計画の作成の日から2週間を経過した日
# 消滅株式会社等の株主及び債権者(株式移転完全子会社にあっては、株主及び新株予約権者)は、消滅株式会社等に対して、その営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。ただし、第二号又は第四号に掲げる請求をするには、当該消滅株式会社等の定めた費用を支払わなければならない。
#:一 第1項の書面の閲覧の請求
#:二 第1項の書面の謄本又は抄本の交付の請求
#:三 第1項の電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により表示したものの閲覧の請求
#:四 第1項の電磁的記録に記録された事項を電磁的方法であって消滅株式会社等の定めたものにより提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
== 解説 ==
; 2項
* 会社法第319条(株主総会の決議の省略)
* 会社法第806条(反対株主の株式買取請求)
* 会社法第808条(新株予約権買取請求)
* 会社法第810条(債権者の異議)
== 関連条文 ==
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{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5|第5章 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転の手続]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-3|第3節 新設合併等の手続]]
|[[会社法第802条]]<br>(持分会社の手続)
|[[会社法第804条]]<br>(新設合併契約等の承認)
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[[category:会社法|803]] | null | 2022-06-02T12:29:56Z | [
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6,110 | 会社法第811条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(新設分割又は株式移転に関する書面等の備置き及び閲覧等) | [
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==条文==
(新設分割又は株式移転に関する書面等の備置き及び閲覧等)
;第811条
# 新設分割株式会社又は株式移転完全子会社は、新設分割設立会社又は株式移転設立完全親会社の成立の日後遅滞なく、新設分割設立会社又は株式移転設立完全親会社と共同して、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定めるものを作成しなければならない。
#:一 新設分割株式会社 新設分割により新設分割設立会社が承継した新設分割株式会社の権利義務その他の新設分割に関する事項として法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録
#:二 株式移転完全子会社 株式移転により株式移転設立完全親会社が取得した株式移転完全子会社の株式の数その他の株式移転に関する事項として法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録
# 新設分割株式会社又は株式移転完全子会社は、新設分割設立会社又は株式移転設立完全親会社の成立の日から6箇月間、前項各号の書面又は電磁的記録をその本店に備え置かなければならない。
# 新設分割株式会社の株主、債権者その他の利害関係人は、新設分割株式会社に対して、その営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。ただし、第二号又は第四号に掲げる請求をするには、当該新設分割株式会社の定めた費用を支払わなければならない。
#:一 前項の書面の閲覧の請求
#:二 前項の書面の謄本又は抄本の交付の請求
#:三 前項の電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により表示したものの閲覧の請求
#:四 前項の電磁的記録に記録された事項を電磁的方法であって新設分割株式会社の定めたものにより提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
# 前項の規定は、株式移転完全子会社について準用する。この場合において、同項中「新設分割株式会社の株主、債権者その他の利害関係人」とあるのは、「株式移転設立完全親会社の成立の日に株式移転完全子会社の株主又は新株予約権者であった者」と読み替えるものとする。
==解説==
==関連条文==
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|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5|第5章 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転の手続]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-3|第3節 新設合併]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-3-1|第1款 新設合併消滅会社、新設分割会社及び株式移転完全子会社の手続]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-3-1-1|第1目 株式会社の手続]]<br>
|[[会社法第810条]]<br>(債権者の異議)
|[[会社法第812条]]<br>(剰余金の配当等に関する特則)
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6,111 | 会社法第815条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
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==条文==
(新設合併契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等)
;第815条
# 新設合併設立株式会社は、その成立の日後遅滞なく、新設合併により新設合併設立株式会社が承継した新設合併消滅会社の権利義務その他の新設合併に関する事項として法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録を作成しなければならない。
# 新設分割設立株式会社(一又は二以上の合同会社のみが新設分割をする場合における当該新設分割設立株式会社に限る。)は、その成立の日後遅滞なく、新設分割合同会社と共同して、新設分割により新設分割設立株式会社が承継した新設分割合同会社の権利義務その他の新設分割に関する事項として法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録を作成しなければならない。
# 次の各号に掲げる設立株式会社は、その成立の日から6箇月間、当該各号に定めるものをその本店に備え置かなければならない。
#:一 新設合併設立株式会社 第1項の書面又は電磁的記録及び新設合併契約の内容その他法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録
#:二 新設分割設立株式会社 前項又は[[会社法第811条|第811条]]第1項第一号の書面又は電磁的記録
#:三 株式移転設立完全親会社 第811第1項第二号の書面又は電磁的記録
# 新設合併設立株式会社の株主及び債権者は、新設合併設立株式会社に対して、その営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。ただし、第二号又は第四号に掲げる請求をするには、当該新設合併設立株式会社の定めた費用を支払わなければならない。
#:一 前項第一号の書面の閲覧の請求
#:二 前項第一号の書面の謄本又は抄本の交付の請求
#:三 前項第一号の電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により表示したものの閲覧の請求
#:四 前項第一号の電磁的記録に記録された事項を電磁的方法であって新設合併設立株式会社の定めたものにより提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
# 前項の規定は、新設分割設立株式会社について準用する。この場合において、同項中「株主及び債権者」とあるのは「株主、債権者その他の利害関係人」と、同項各号中「前項第一号」とあるのは「前項第二号」と読み替えるものとする。
# 第4項の規定は、株式移転設立完全親会社について準用する。この場合において、同項中「株主及び債権者」とあるのは「株主及び新株予約権者」と、同項各号中「前項第一号」とあるのは「前項第三号」と読み替えるものとする。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5|第5章 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転の手続]]
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-3|第3節 新設合併]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-3-2|第2款 新設合併設立会社、新設分割設立会社及び株式移転設立完全親会社の手続]]
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#5-3-2-2|第2目 持分会社の手続]]
|[[会社法第814条]]<br>(株式会社の設立の特則)
|[[会社法第816条]]<br>(持分会社の設立の特則)
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[[category:会社法|815]] | null | 2022-06-02T13:07:18Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC815%E6%9D%A1 |
6,112 | 競馬 | 競馬は、公営競技の一つである。勝馬投票券を買わなくても楽しむことはできるが、買うことによって、更にスリルと興奮を楽しむことができる。 | [
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| スポーツ > 競馬 競馬は、公営競技の一つである。勝馬投票券を買わなくても楽しむことはできるが、買うことによって、更にスリルと興奮を楽しむことができる。 | *[[スポーツ]] > 競馬
[[File:Horse-racing-4.jpg|thumb|]]
競馬は、公営競技の一つである。勝馬投票券を買わなくても楽しむことはできるが、買うことによって、更にスリルと興奮を楽しむことができる。
{{進捗状況}}
== 競馬を楽しむ ==
*[[競馬を見る]]{{進捗|75%|2023-09-25}}
=== 馬券の買い方 ===
*[[馬券を買う前に知っておくべきこと]]{{進捗|100%|2023-09-25}} - 競馬の基礎知識の教科書としてもご使用ください。
**[[馬券の種類]]{{進捗|100%|2023-09-25}}
**[[予想紙の見方]]{{進捗|100%|2023-09-25}}
**[[競馬予想]]
== 競馬を知る ==
*[[日本競馬史入門]]{{進捗|25%|2023-09-25}}
*[[世界競馬史入門]]{{進捗|00%|2023-09-25}}
*[[競走馬の血統]]
== 競馬に関わる ==
*[[馬主]]
*[[騎手]]
*[[競馬調教師]]
*[[馬の飼育]]
**[[牧場に訪れる]]
{{NDC|788.5|けいは}}
[[Category:競馬|*]][[Category:書庫|け]] | 2007-04-29T05:39:35Z | 2023-11-04T04:41:44Z | [
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6,113 | 会社法第306条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)
(w:株主総会の招集手続等に関する検査役の選任) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:株主総会]]の招集手続等に関する検査役の選任)
;第306条
# [[w:株式会社]]又は総株主(株主総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない株主を除く。)の議決権の100分の1(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する株主は、株主総会に係る招集の手続及び決議の方法を調査させるため、当該株主総会に先立ち、裁判所に対し、検査役の選任の申立てをすることができる。
# 公開会社である取締役会設置会社における前項の規定の適用については、同項中「株主総会において決議をすることができる事項」とあるのは「[[会社法第298条|第298条]]第1項第二号に掲げる事項」と、「有する」とあるのは「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する」とし、公開会社でない取締役会設置会社における同項の規定の適用については、同項中「株主総会において決議をすることができる事項」とあるのは、「第298条第1項第二号に掲げる事項」とする。
# 前二項の規定による検査役の選任の申立てがあった場合には、裁判所は、これを不適法として却下する場合を除き、検査役を選任しなければならない。
# 裁判所は、前項の検査役を選任した場合には、株式会社が当該検査役に対して支払う報酬の額を定めることができる。
# 第3項の検査役は、必要な調査を行い、当該調査の結果を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録(法務省令で定めるものに限る。)を裁判所に提供して報告をしなければならない。
# 裁判所は、前項の報告について、その内容を明瞭にし、又はその根拠を確認するため必要があると認めるときは、第3項の検査役に対し、更に前項の報告を求めることができる。
# 第3項の検査役は、第5項の報告をしたときは、株式会社(検査役の選任の申立てをした者が当該株式会社でない場合にあっては、当該株式会社及びその者)に対し、同項の書面の写しを交付し、又は同項の電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により提供しなければならない。
==解説==
*会社法第298条(株主総会の招集の決定)
==関連条文==
*[[s:会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律#14|会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第14条]](株主総会に関する特則)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)|第4章 機関]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#1|第1節 株主総会及び種類株主総会]]
|[[会社法第305条]]<br>(株主提案権)
|[[会社法第307条]]<br>(裁判所による株主総会招集等の決定)
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[[category:会社法|306]] | null | 2022-05-28T00:08:04Z | [
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6,114 | 馬券を買う前に知っておくべきこと | ここでは馬券を買う前に知っておくべきことについて解説します。20歳未満の人は馬券は買えないので要注意です。
また、競馬関係の用語はW:Category:競馬用語を参照してください。
馬の競い合いの事、いわゆるレースのことを競走といいます。
日本の競馬は管轄する組織、日本中央競馬会(JRA)か地方競馬会(NAR)かの違いで中央競馬と地方競馬で分類されます。中央競馬でも、平坦なコースを走行する平地競走と障害を飛越する障害競走の2種類が存在します。また、地方競馬では平地競走が主となっているが、ホッカイドウ競馬では鉄ぞりを引きながら行うばんえい競馬も開催されています。
この教科書では主に平地競走を扱います。
平地競走は、コースの種類で芝とダートに分かれます。
芝競争はその名の通り芝が敷き詰められたコースで行います。芝コースは馬に負担が少なく、結果スピードが求められるレースになります。コースの管理コストが高いことから地方競馬では盛岡競馬場のみで行われています。
ダート競争は砂のコースで行われるレースです。ダートコースは馬への負担が多く、結果パワーが求められるコースになります。上記の事情からダートは地方競馬が主となり、実際中央地方問わずダート競争は地方競馬場で行われています。
馬齢重量表に基づいて斤量が決まる馬齢重量戦、レースによって定められた斤量で走る定量戦、馬の性別と年齢でによる基準重量に、獲得した収得賞金額や過去に勝った競走のグレードなどにより重量が加算されて斤量が決まる別定重量戦(別定戦とも呼ばれる)があります。
国によっては各馬の実力に応じて斤量が決まるハンディキャップ競走があります。ハンディキャップ競走では波乱が起こることが多いので特に注意が必要です。
各競争には格付けがされています。順番に新馬戦、未勝利戦、1~3勝戦、オープン競争、リステッド競争、重賞となっています。
新馬戦は競走馬が一番最初に走るレースです。そこを勝利した馬は1勝戦、勝てなかった馬は未勝利戦に進みます。1~3勝戦はその名の通り出る馬の多くの勝利数が名前のそれである競争です。オープン競争は賞金分類の最終地点で、競走馬はまずこの競争に出ることを目指します。リステッド競争はオープン競争の中で指定された特別な競争です。
重賞は日本競馬で特に特別な競争を指します。重賞にはグレード制という特別な格付けがされており、国際的なグレードであるG1・G2・G3と日本独自のグレードであるJpn1・Jpn2・Jpn3、その他地方競馬独自のグレードも存在しています。これらは数字が小さいほど上の格となります。
競争ごとに出られる馬の条件が決められていることがあり、大きく分けると馬齢、性別、獲得賞金などの条件があります。
馬齢では2歳限定、3歳限定、3(4)歳以上で分けられます。例えば、クラシック競走という種牡馬、繁殖牝馬の価値を高める為の競走は3歳馬限定です。
馬の性別は男女それぞれ、牡馬と牝馬といいます。クラシック競走の中でも桜花賞、オークス、秋華賞の牡馬クラシック競走はの3歳牝馬しか出られません。
獲得賞金ではオープン競争以下の競争が分類されます。以下に分類を表に記述します。
また、明確に分類はされませんが出走数の上限に達した場合、獲得賞金で足切りがされる場合があり、レースの出走段階では獲得賞金が馬の格として扱われるといって良いと思います。
もっと知りたい人は競馬を見る#レースを参照してください。
クラシック競走とは3歳馬のみが出走できる、種牡馬、繁殖牝馬の価値を高める為の競走です。それゆえに去勢されているセン馬は出走できません。 クラシック競走には
牝馬のみが出場できる牝馬クラシック競争には
があります。
これに
を加えて十大競走といいます。
競馬の予想は競馬新聞や競馬予想サイトで見ることが可能です。競馬新聞はたくさんありますがコンビニやそのプリンター、競馬場の敷地内で販売されています。競馬場では新聞だけでなく露店なども現金でやりとりするという点は注意してください。競馬予想サイトも同様に多く存在します。netkeibaの予想コーナーなど有名なものもありますが、競馬は予想が外れやすいこともあり、信用する予想は自分で判断する必要があります。
各馬の予想は◎→○→▲→△(→☓→注)の順で1着にくる可能性が高いと判断したという記号になります。
また、競馬新聞では馬柱という自分で予想する際の判断基準になる情報が記載される欄が存在します。内容は枠番号・馬番号・出走馬名・負担重量・騎手名・厩舎名・予想印・前3~7走の成績・距離、芝・ダートコース別の成績などで構成されます。
馬券はレースの結果を予想して記入して賭けをするためのものです。実際のレースとどれだけ合ってるかで払い戻し金額が決まります。100円から購入ができます。
賭ける対象は枠番号と馬番号の2種類があります。
枠は馬をグループ分けして、上表の通りの色に当てはめます。この枠に1~2頭ずつ馬が入れられます。
内側から順番に馬に番号が振られ、その番号を馬番号と呼びます。
馬券の種類は1着を当てる単勝や1, 2着を着順通りに当てる馬単、1, 2, 3着を着順通りに当てる三連単といった厳しい条件のものから、3着までの内1頭を当てる複勝や複勝に入る馬を2頭当てるワイド、組み合わせだけの馬単である馬連や組み合わせだけの三連単である三連複、1, 2着の枠番の組み合わせを当てる枠連などが存在します。また、単勝と複勝を同時に購入する応援馬券や指定の5レースの1着を当てるWIN5も特殊な形式として存在します。
各馬券の種類にそれぞれ設定されたオッズによって払戻金が決まります。例えば、とある組み合わせの3連単のオッズが3.6倍だったとしたら、購入金額の3.6倍の金額が返ってくるというわけです。
馬券を購入する方法には、発売機を使用する2種類、スマホを使用する2種類が存在します。
一番歴史があり一般的な方法としてマークカードを用いるものがあります。マークシートに「指定先レースの競馬場と何レース目か」「購入する馬券の種類」「指定する競走馬の馬番号」「金額とその単位」を記入して予想する形式になっていて、1馬券につき1種類4予想が購入可能です。画像では「中山競馬場の11レース目を馬連。3番8番、4番8番、6番8番で各100円100円200円ずつ購入」という買い方をしていることがわかると思います。また、左上のマークは「前日投票するとき」、馬番号指定と金額の間のマークは「馬単を購入するとき、購入金額を倍にして逆の着順も購入する」、一番右のマークは「書き間違いをしてその行を無効にしたいとき」に塗りつぶします。
記入した後は自動発売機へお金、マークカードを順に入れ、内容の確認をすると馬券を発行できます。また、マークカードはスマッピーというwebサービスでも代用可能です。この場合、お金を投入した後、マークカードのかわりにスマッピーで作成したQRコードを読み込ませて手続きを行います。
中央競馬場では、UMACAというキャッシュレスカードが発行可能です。UMACAでは独自の自動発売機で馬券を購入することができ、金銭のやり取りを前払いで済ませられることが特徴です。
また、中央競馬地方競馬の馬券購入は即PATというインターネット会員サービスでも可能です。即PATでは銀行口座と連携して馬券の購入、払い戻しができます。 | [
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"text": "ここでは馬券を買う前に知っておくべきことについて解説します。20歳未満の人は馬券は買えないので要注意です。",
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"text": "また、明確に分類はされませんが出走数の上限に達した場合、獲得賞金で足切りがされる場合があり、レースの出走段階では獲得賞金が馬の格として扱われるといって良いと思います。",
"title": "競走について"
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"text": "もっと知りたい人は競馬を見る#レースを参照してください。",
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"text": "クラシック競走とは3歳馬のみが出走できる、種牡馬、繁殖牝馬の価値を高める為の競走です。それゆえに去勢されているセン馬は出走できません。 クラシック競走には",
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"text": "競馬の予想は競馬新聞や競馬予想サイトで見ることが可能です。競馬新聞はたくさんありますがコンビニやそのプリンター、競馬場の敷地内で販売されています。競馬場では新聞だけでなく露店なども現金でやりとりするという点は注意してください。競馬予想サイトも同様に多く存在します。netkeibaの予想コーナーなど有名なものもありますが、競馬は予想が外れやすいこともあり、信用する予想は自分で判断する必要があります。",
"title": "予想・購入について"
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"text": "また、競馬新聞では馬柱という自分で予想する際の判断基準になる情報が記載される欄が存在します。内容は枠番号・馬番号・出走馬名・負担重量・騎手名・厩舎名・予想印・前3~7走の成績・距離、芝・ダートコース別の成績などで構成されます。",
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"text": "記入した後は自動発売機へお金、マークカードを順に入れ、内容の確認をすると馬券を発行できます。また、マークカードはスマッピーというwebサービスでも代用可能です。この場合、お金を投入した後、マークカードのかわりにスマッピーで作成したQRコードを読み込ませて手続きを行います。",
"title": "予想・購入について"
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{
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"text": "中央競馬場では、UMACAというキャッシュレスカードが発行可能です。UMACAでは独自の自動発売機で馬券を購入することができ、金銭のやり取りを前払いで済ませられることが特徴です。",
"title": "予想・購入について"
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"text": "また、中央競馬地方競馬の馬券購入は即PATというインターネット会員サービスでも可能です。即PATでは銀行口座と連携して馬券の購入、払い戻しができます。",
"title": "予想・購入について"
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]
| ここでは馬券を買う前に知っておくべきことについて解説します。20歳未満の人は馬券は買えないので要注意です。 また、競馬関係の用語はW:Category:競馬用語を参照してください。 | ここでは馬券を買う前に知っておくべきことについて解説します。'''20歳未満の人は馬券は買えない'''ので要注意です。
また、競馬関係の用語は[[W:Category:競馬用語]]を参照してください。
== 競走について ==
馬の競い合いの事、いわゆるレースのことを競走といいます。
[[ファイル:Tastiera 20230528a.jpg|200px|thumb|平地競走 - 第90回有馬記念]]
[[ファイル:Nakayama Grand Jump 09.JPG|200px|thumb|障害競走 - 中山グランドジャンプ]]
日本の競馬は管轄する組織、日本中央競馬会('''JRA''')か地方競馬会('''NAR''')かの違いで'''中央競馬'''と'''地方競馬'''で分類されます。中央競馬でも、平坦なコースを走行する'''平地競走'''と障害を飛越する'''障害競走'''の2種類が存在します。また、地方競馬では平地競走が主となっているが、ホッカイドウ競馬では鉄ぞりを引きながら行う'''ばんえい競馬'''も開催されています。
この教科書では主に平地競走を扱います。
{{-}}
=== 競走の種類 ===
平地競走は、コースの種類で'''芝'''と'''ダート'''に分かれます。
芝競争はその名の通り芝が敷き詰められたコースで行います。芝コースは馬に負担が少なく、結果スピードが求められるレースになります。コースの管理コストが高いことから地方競馬では盛岡競馬場のみで行われています。
ダート競争は砂のコースで行われるレースです。ダートコースは馬への負担が多く、結果パワーが求められるコースになります。上記の事情からダートは地方競馬が主となり、実際中央地方問わずダート競争は地方競馬場で行われています。
{{コラム|海外芝と海外ダート|
[[ファイル:Orfevre_2012.JPG|200px|thumb|第91凱旋門賞オルフェーヴル]]
日本で優秀な成績を残した馬が海外では上手く成績を残せない、もしくはその逆の成績を残す馬が現れるということがしばしば存在します。単に海外馬が強い、遠征のストレスが影響を与えたなど様々な理由が考えられますが、大きな要因としてレース場の性質の違いが挙げられます。
現在、日本では砂の走行コースがダート競争で用いられていますが、ダート競争の本場アメリカでは土のコースが使われています。土コースは芝競争並みにパワーが必要とされない、つまりスピードが求められるコースで、また砂ほどチリが舞いやすいこともないので両方の意味でストレスの少ない競争になります。
芝競争には海外芝・洋芝という言葉があるくらいに、日本の芝と海外の芝の性質は大きく異なります。日本の芝は短く軽い一方、フランスや香港などの芝は長く重いとされ、パワーが求められる競争となります。函館・札幌競馬場では洋芝を採用しているので、海外遠征に行った馬でこの競馬場の競争を勝った経験があれば有力視するべき……かもしれない。}}
<!--現在の馬券には関わらないので一度コメントアウトします。
現在はばんえい競馬を除く国内の競馬ではほぼサラブレッド系のみでレースが行われているが、かつては中央競馬では1995年まで、地方競馬では2005年までアングロアラブ等のアラブ種によるレースも行われていた。2013年3月に、地方競馬の福山競馬場に入厩していた最後のアラブ馬が引退した。
-->
====斤量による違い====
馬齢重量表に基づいて斤量が決まる'''馬齢重量戦'''、レースによって定められた斤量で走る'''定量戦'''、馬の性別と年齢でによる基準重量に、獲得した収得賞金額や過去に勝った競走のグレードなどにより重量が加算されて斤量が決まる'''別定重量戦'''(別定戦とも呼ばれる)があります。
国によっては各馬の実力に応じて斤量が決まる'''ハンディキャップ競走'''があります。ハンディキャップ競走では波乱が起こることが多いので特に注意が必要です。
===競争の種類===
各競争には格付けがされています。順番に'''新馬戦'''、'''未勝利戦'''、'''1~3勝戦'''、'''オープン競争'''、'''リステッド競争'''、'''重賞'''となっています。
新馬戦は競走馬が一番最初に走るレースです。そこを勝利した馬は1勝戦、勝てなかった馬は未勝利戦に進みます。1~3勝戦はその名の通り出る馬の多くの勝利数が名前のそれである競争です。オープン競争は賞金分類の最終地点で、競走馬はまずこの競争に出ることを目指します。リステッド競争はオープン競争の中で指定された特別な競争です。
重賞は日本競馬で特に特別な競争を指します。重賞にはグレード制という特別な格付けがされており、国際的なグレードである'''G1'''・'''G2'''・'''G3'''と日本独自のグレードである'''Jpn1'''・'''Jpn2'''・'''Jpn3'''、その他地方競馬独自のグレードも存在しています。これらは数字が小さいほど上の格となります。
==== 出走条件 ====
競争ごとに出られる馬の条件が決められていることがあり、大きく分けると馬齢、性別、獲得賞金などの条件があります。
馬齢<ref>馬の年齢は、人間と同じく、生まれた歳を0歳とするが、歳をとるのは全員一緒に年が変わるごとにとる。2歳からレースが始まり、通常は長くても9歳ぐらいまでである。(もちろん10歳以上まで出走する馬もいることはいる。例を挙げればフェブラリーステークスの勝ち馬ノボトゥルーなどがいる)</ref>では'''2歳限定'''、'''3歳限定'''、'''3(4)歳以上'''で分けられます。例えば、'''クラシック競走'''という種牡馬、繁殖牝馬の価値を高める為の競走は3歳馬限定です。
馬の性別は男女それぞれ、'''牡馬'''と'''牝馬'''といいます。クラシック競走の中でも桜花賞、オークス、秋華賞の'''牡馬クラシック競走'''はの3歳牝馬しか出られません。
獲得賞金ではオープン競争以下の競争が分類されます。以下に分類を表に記述します。
{| class="wikitable"
|-
! クラス !! 獲得賞金
|-
| 1勝クラス || 500万円以下
|-
| 2勝クラス || 501万円以上1000万円以下
|-
| 3勝クラス || 1001万円以上1600万円以下
|-
| オープン || 1600万円超え
|}
また、明確に分類はされませんが出走数の上限に達した場合、獲得賞金で足切りがされる場合があり、レースの出走段階では獲得賞金が馬の格として扱われるといって良いと思います。
===主なレース===
もっと知りたい人は[[競馬を見る#レース]]を参照してください。
====クラシック競走・十大競走====
[[ファイル:Tastiera_20230528a.jpg|200px|thumb|第90回東京優駿]]
'''クラシック競走'''とは3歳馬のみが出走できる、種牡馬、繁殖牝馬の価値を高める為の競走です。それゆえに''去勢されているセン馬は出走できません''。
クラシック競走には
*皐月賞
*東京優駿(日本ダービー)
*菊花賞
牝馬のみが出場できる'''牝馬クラシック競争'''には
*桜花賞
*優駿牝馬(オークス)
*秋華賞
があります。
これに
*エリザベス女王杯
*天皇賞(春・秋)
*宝塚記念
*有馬記念
を加えて'''十大競走'''といいます。
<!--現在の馬券には関わらないので一度コメントアウトします。
== 競走馬について ==
====競走馬の種類====
競走馬にはサラブレッドやアングロアラブ、クォーターホース、ペルシュロン、スタンダードブレッドなどの種類がある。この中で最も速い馬種が'''サラブレッド'''です。中央競馬では、この馬種による競走が行われています。また地方競馬でもほとんどがサラブレッドによる競走です。日本では他に、ばんえい競馬で使われる'''ペルシュロン'''などの重種馬が存在しています。
'''アングロアラブ'''は、サラブレッドにスピードでは劣るが、サラブレッドより丈夫である。アングロアラブによる競走は日本では衰退の一過を辿っている。
'''クォーターホース'''は、400mまでのレースではサラブレッドと互角に戦う事ができる。
'''スタンダードブレッド'''は繋駕速歩競走に使われる。
====競走馬の馬名====
馬の名前の事を馬名という。公式なものでは馬名の後に「号」とつけられる。
馬の名前にもルールはあり、2文字以上9文字以下でなければならない。また優秀な競走成績や、繁殖成績が優れている馬の名前と同じものや、馬名として相応しくないもの、馬名の最後が「ゴウ」や「ゴー」で終わるものなども不可である。
====競走馬の毛色====
競走馬の毛色はJRA認定のものは、8種類ある。詳しくは[[w:馬の毛色#毛色の種類と特徴|Wikipediaの記事]]を参照のこと。
*鹿毛
*黒毛
*黒鹿毛
*芦毛
*青鹿毛
*栃栗毛
*青毛
*白毛
-->
== 予想・購入について ==
=== 予想 ===
[[ファイル:Racing_form._(5358344789).jpg|200px|thumb|売店に並ぶ競馬新聞]]
競馬の予想は'''競馬新聞'''や'''競馬予想サイト'''で見ることが可能です。競馬新聞はたくさんありますがコンビニやそのプリンター、競馬場の敷地内で販売されています。競馬場では新聞だけでなく露店なども現金でやりとりするという点は注意してください。競馬予想サイトも同様に多く存在します。[https://www.netkeiba.com/ netkeiba]の予想コーナーなど有名なものもありますが、競馬は予想が外れやすいこともあり、信用する予想は自分で判断する必要があります。
各馬の予想は◎→○→▲→△(→☓→注)の順で1着にくる可能性が高いと判断したという記号になります。
<!--例示の画像がほしい!!!-->
また、競馬新聞では'''馬柱'''という自分で予想する際の判断基準になる情報が記載される欄が存在します。内容は枠番号・馬番号・出走馬名・負担重量・騎手名・厩舎名・予想印・前3~7走の成績・距離、芝・ダートコース別の成績などで構成されます。
===馬券===
'''馬券'''はレースの結果を予想して記入して賭けをするためのものです。実際のレースとどれだけ合ってるかで払い戻し金額が決まります。100円から購入ができます。
賭ける対象は'''枠番号'''と'''馬番号'''の2種類があります。
{| class="wikitable" cellspacing="0" cellpadding="2"
|-
!style="background-color:white;" |<span style="color:black">1</span>
!style="background-color:black;" |<span style="color:white">2</span>
!style="background-color:red;" |<span style="color:black">3</span>
!style="background-color:blue;" |<span style="color:white">4</span>
!style="background-color:yellow;" |<span style="color:black">5</span>
!style="background-color:green;" |<span style="color:white">6</span>
!style="background-color:orange;" |<span style="color:black">7</span>
!style="background-color:pink;" |<span style="color:black">8</span>
|- align="center"
|白||黒||赤||青||黄||緑||橙||桃
|}
枠は馬をグループ分けして、上表の通りの色に当てはめます。この枠に1~2頭ずつ馬が入れられます。
内側から順番に馬に番号が振られ、その番号を馬番号と呼びます。
==== 馬券の種類 ====
<!--こういう難しい理論は別記事にしていいかも
馬券の払い戻し総額は次のように計算されます。<ref>投票法がWIN5の場合、キャリーオーバーがある場合の金額を勝ち馬の数で割った数が足される。</ref>
: <math>(W + \frac{D}{P}) \times R</math>
: <small>('''W''': 馬が当たった馬券の金額, '''D''': 負けた馬の馬券の金額, '''P''': 勝馬の数<ref>例えば2頭同着の場合<math>P=2</math>となる。</ref>, R: 下の表の数字<ref>JRAが投票法ごとに定めた率である。</ref>)</small>
{| class="wikitable"
|+ R: 払戻率
|-
! 単勝 !! 複勝 !! 枠連 !! 馬連 !! ワイド !! 馬単 !! 3連複 !! 3連単 !! WIN5
|-
| 80.00% || 80.00% || 77.50% || 77.50% || 77.50% || 75.00% || 75.00% || 72.50% || 70.00%
|}
-->
[[ファイル:JRA_Fukushima_QR_betting_ticket_20110925.jpg|200px|thumb|馬連の馬券]]
馬券の種類は1着を当てる'''単勝'''や1, 2着を着順通りに当てる'''馬単'''、1, 2, 3着を着順通りに当てる'''三連単'''といった厳しい条件のものから、3着までの内1頭を当てる'''複勝'''や複勝に入る馬を2頭当てる'''ワイド'''、組み合わせだけの馬単である'''馬連'''や組み合わせだけの三連単である'''三連複'''、1, 2着の枠番の組み合わせを当てる'''枠連'''などが存在します。また、単勝と複勝を同時に購入する'''応援馬券'''や指定の5レースの1着を当てる'''WIN5'''も特殊な形式として存在します。
各馬券の種類にそれぞれ設定された'''オッズ'''によって払戻金が決まります。例えば、とある組み合わせの3連単のオッズが3.6倍だったとしたら、購入金額の3.6倍の金額が返ってくるというわけです。
=== 馬券の購入 ===
馬券を購入する方法には、'''発売機'''を使用する2種類、'''スマホ'''を使用する2種類が存在します。
[[ファイル:JRA_Fukushima_OMR_betting_slip.jpg|200px|thumb|一般的な馬券のマークカード。実際は黒で塗りつぶす。]]
一番歴史があり一般的な方法として'''マークカード'''を用いるものがあります。マークシートに「指定先レースの'''競馬場'''と'''何レース目'''か」「購入する'''馬券の種類'''」「指定する競走馬の'''馬番号'''」「'''金額'''とその'''単位'''」を記入して予想する形式になっていて、1馬券につき1種類4予想が購入可能です。画像では「''中山競馬場の11レース目を馬連。3番8番、4番8番、6番8番で各100円100円200円ずつ購入''」という買い方をしていることがわかると思います。また、左上のマークは「'''前日投票'''するとき」、馬番号指定と金額の間のマークは「馬単を購入するとき、購入金額を倍にして'''逆の着順も購入する'''」、一番右のマークは「書き間違いをして'''その行を無効にしたい'''とき」に塗りつぶします。
[[File:Jra ticket‐vending machine.JPG|thumb|馬券発売機]]
記入した後は自動発売機へお金、マークカードを順に入れ、内容の確認をすると馬券を発行できます。また、マークカードは'''[https://www.jra.go.jp/kouza/beginner/qrbet/ スマッピー]'''というwebサービスでも代用可能です。この場合、お金を投入した後、マークカードのかわりにスマッピーで作成したQRコードを読み込ませて手続きを行います。
中央競馬場では、'''UMACA'''というキャッシュレスカードが発行可能です。UMACAでは独自の自動発売機で馬券を購入することができ、金銭のやり取りを前払いで済ませられることが特徴です。
また、中央競馬地方競馬の馬券購入は'''即PAT'''というインターネット会員サービスでも可能です。即PATでは銀行口座と連携して馬券の購入、払い戻しができます。
==脚注==
[[Category:競馬|はけんをかうまえにしつておくへきこと]] | 2007-04-29T07:27:03Z | 2023-11-10T03:05:16Z | [
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6,115 | 会社法第303条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)
(w:株主提案権)
株主提案権の内w:少数株主権である「議題提案権」についての規定である。 | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:株主]]提案権)
;第303条
# 株主は、[[w:取締役]]に対し、一定の事項(当該株主が議決権を行使することができる事項に限る。次項において同じ。)を[[w:株主総会]]の目的とすることを請求することができる。
# 前項の規定にかかわらず、[[w:取締役会設置会社]]においては、総株主の議決権の100分の1(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権又は300個(これを下回る数を定款で定めた場合にあっては、その個数)以上の議決権を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主に限り、取締役に対し、一定の事項を株主総会の目的とすることを請求することができる。この場合において、その請求は、株主総会の日の8週間(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前までにしなければならない。
# 公開会社でない取締役会設置会社における前項の規定の適用については、同項中「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する」とあるのは、「有する」とする。
# 第2項の一定の事項について議決権を行使することができない株主が有する議決権の数は、同項の総株主の議決権の数に算入しない。
==解説==
株主提案権の内[[w:少数株主権]]である「議題提案権」についての規定である。
==関連条文==
*[[s:会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律#14|会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第14条]](株主総会に関する特則)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)|第4章 機関]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#1|第1節 株主総会及び種類株主総会]]
|[[会社法第302条]]<br>(株主総会参考書類及び議決権行使書面の交付等)
|[[会社法第304条]]<br>(株主提案権)
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[[category:会社法|303]] | null | 2022-05-27T23:17:33Z | [
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6,116 | 会社法第305条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)
(株主提案権)
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、4項、5項を新設し、旧3項を6項へ移動。 | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(株主提案権)
;第305条
# [[w:株主]]は、[[w:取締役]]に対し、[[w:株主総会]]の日の8週間(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前までに、株主総会の目的である事項につき当該株主が提出しようとする議案の要領を株主に通知すること([[会社法第299条|第299条]]第2項又は第3項の通知をする場合にあっては、その通知に記載し、又は記録すること)を請求することができる。ただし、取締役会設置会社においては、総株主の議決権の100分の1(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権又は300個(これを下回る数を定款で定めた場合にあっては、その個数)以上の議決権を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主に限り、当該請求をすることができる。
# 公開会社でない取締役会設置会社における前項ただし書の規定の適用については、同項ただし書中「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する」とあるのは、「有する」とする。
# 第1項の株主総会の目的である事項について議決権を行使することができない株主が有する議決権の数は、同項ただし書の総株主の議決権の数に算入しない。
# 取締役会設置会社の株主が第1項の規定による請求をする場合において、当該株主が提出しようとする議案の数が10を超えるときは、前三項の規定は、10を超える数に相当することとなる数の議案については、適用しない。この場合において、当該株主が提出しようとする次の各号に掲げる議案の数については、当該各号に定めるところによる。
#: 一 取締役、会計参与、監査役又は会計監査人(次号において「役員等」という。)の選任に関する議案 当該議案の数にかかわらず、これを一の議案とみなす。
#: 二 役員等の解任に関する議案 当該議案の数にかかわらず、これを一の議案とみなす。
#: 三 会計監査人を再任しないことに関する議案 当該議案の数にかかわらず、これを一の議案とみなす。
#: 四 定款の変更に関する二以上の議案 当該二以上の議案について異なる議決がされたとすれば当該議決の内容が相互に矛盾する可能性がある場合には、これらを一の議案とみなす。
# 前項前段の10を超える数に相当することとなる数の議案は、取締役がこれを定める。ただし、第1項の規定による請求をした株主が当該請求と併せて当該株主が提出しようとする二以上の議案の全部又は一部につき議案相互間の優先順位を定めている場合には、取締役は、当該優先順位に従い、これを定めるものとする。
# 第1項から第3項までの規定は、第1項の議案が法令若しくは定款に違反する場合又は実質的に同一の議案につき株主総会において総株主(当該議案について議決権を行使することができない株主を除く。)の議決権の10分の1(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の賛成を得られなかった日から3年を経過していない場合には、適用しない。
==解説==
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、4項、5項を新設し、旧3項を6項へ移動。
*会社法第299条(株主総会の招集の通知)
:第2項 次に掲げる場合の書面でも通知。
::第1号 書面又は電磁的方法での議決権の行使
::第2号 株式会社が取締役会設置会社である場合
:第3項 電磁的方法による通知
==関連条文==
*[[s:会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律#14|会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第14条]](株主総会に関する特則)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)|第4章 機関]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#1|第1節 株主総会及び種類株主総会]]
|[[会社法第304条]]<br>(株主提案権)
|[[会社法第306条]]<br>(株主総会の招集手続等に関する検査役の選任)
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[[category:会社法|305]] | null | 2022-04-25T12:31:25Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC305%E6%9D%A1 |
6,118 | 会社法第358条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)
(業務の執行に関するw:検査役の選任)
w:少数株主権の一つについて規定している。 | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(業務の執行に関する[[w:検査役]]の選任)
;第358条
# [[w:株式会社]]の業務の執行に関し、不正の行為又は法令若しくは定款に違反する重大な事実があることを疑うに足りる事由があるときは、次に掲げる株主は、当該株式会社の業務及び財産の状況を調査させるため、裁判所に対し、検査役の選任の申立てをすることができる。
#:一 総株主([[w:株主総会]]において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない株主を除く。)の議決権の100分の3(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する株主
#:二 発行済株式([[w:自己株式]]を除く。)の100分の3(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の数の株式を有する株主
# 前項の申立てがあった場合には、裁判所は、これを不適法として却下する場合を除き、検査役を選任しなければならない。
# 裁判所は、前項の検査役を選任した場合には、株式会社が当該検査役に対して支払う報酬の額を定めることができる。
# 第2項の検査役は、その職務を行うため必要があるときは、株式会社の子会社の業務及び財産の状況を調査することができる。
# 第2項の検査役は、必要な調査を行い、当該調査の結果を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録(法務省令で定めるものに限る。)を裁判所に提供して報告をしなければならない。
# 裁判所は、前項の報告について、その内容を明瞭にし、又はその根拠を確認するため必要があると認めるときは、第2項の検査役に対し、更に前項の報告を求めることができる。
# 第2項の検査役は、第5項の報告をしたときは、株式会社及び検査役の選任の申立てをした株主に対し、同項の書面の写しを交付し、又は同項の電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により提供しなければならない。
==解説==
[[w:少数株主権]]の一つについて規定している。
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)|第4章 機関]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#4|第4節 取締役]]
|[[会社法第357条]]<br>(取締役の報告義務)
|[[会社法第359条]]<br>(裁判所による株主総会招集等の決定)
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[[category:会社法|358]] | null | 2022-05-28T02:37:43Z | [
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6,119 | 会社法第433条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)
(w:会計帳簿の閲覧等の請求)
w:少数株主権に関する規定
会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第26条(会計帳簿の閲覧等の請求等に関する特則) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:会計帳簿]]の閲覧等の請求)
;第433条
# 総株主([[w:株主総会]]において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない株主を除く。)の議決権の100分の3(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する株主又は発行済株式(自己株式を除く。)の100分の3(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の数の株式を有する株主は、株式会社の営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。この場合においては、当該請求の理由を明らかにしてしなければならない。
#:一 会計帳簿又はこれに関する資料が書面をもって作成されているときは、当該書面の閲覧又は謄写の請求
#:二 会計帳簿又はこれに関する資料が電磁的記録をもって作成されているときは、当該電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により表示したものの閲覧又は謄写の請求
# 前項の請求があったときは、株式会社は、次のいずれかに該当すると認められる場合を除き、これを拒むことができない。
#:一 当該請求を行う株主(以下この項において「請求者」という。)がその権利の確保又は行使に関する調査以外の目的で請求を行ったとき。
#:二 請求者が当該[[w:株式会社]]の業務の遂行を妨げ、株主の共同の利益を害する目的で請求を行ったとき。
#:三 請求者が当該株式会社の業務と実質的に競争関係にある事業を営み、又はこれに従事するものであるとき。
#:四 請求者が会計帳簿又はこれに関する資料の閲覧又は謄写によって知り得た事実を利益を得て第三者に通報するため請求したとき。
#:五 請求者が、過去2年以内において、会計帳簿又はこれに関する資料の閲覧又は謄写によって知り得た事実を利益を得て第三者に通報したことがあるものであるとき。
# 株式会社の親会社社員は、その権利を行使するため必要があるときは、裁判所の許可を得て、会計帳簿又はこれに関する資料について第1項各号に掲げる請求をすることができる。この場合においては、当該請求の理由を明らかにしてしなければならない。
# 前項の親会社社員について第2項各号のいずれかに規定する事由があるときは、裁判所は、前項の許可をすることができない。
==解説==
[[w:少数株主権]]に関する規定
==関連条文==
[[s:会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律#26|会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第26条]](会計帳簿の閲覧等の請求等に関する特則)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)|第5章 計算等]]<br>
[[第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)#2|第2節 会計帳簿等]]
|[[会社法第432条]]<br>(会計帳簿の作成及び保存)
|[[会社法第434条]]<br>(会計帳簿の提出命令)
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[[category:会社法|433]] | null | 2022-05-28T11:00:59Z | [
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6,120 | 会社法第854条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法)
(株式会社の役員の解任の訴え)
w:少数株主権に関する規定である。 | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(株式会社の役員の解任の訴え)
;第854条
# 役員([[会社法第329条|第329条]]第1項に規定する役員をいう。以下この節において同じ。)の職務の執行に関し不正の行為又は法令若しくは定款に違反する重大な事実があったにもかかわらず、当該役員を解任する旨の議案が株主総会において否決されたとき又は当該役員を解任する旨の株主総会の決議が[[会社法第323条|第323条]]の規定によりその効力を生じないときは、次に掲げる[[w:株主]]は、当該株主総会の日から30日以内に、訴えをもって当該役員の解任を請求することができる。
#:一 総株主(次に掲げる株主を除く。)の議決権の100分の3(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主(次に掲げる株主を除く。)
#::イ 当該役員を解任する旨の議案について議決権を行使することができない株主
#::ロ 当該請求に係る役員である株主
#:二 発行済株式(次に掲げる株主の有する株式を除く。)の100分の3(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の数の株式を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主(次に掲げる株主を除く。)
#::イ 当該株式会社である株主
#::ロ 当該請求に係る役員である株主
# 公開会社でない株式会社における前項各号の規定の適用については、これらの規定中「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する」とあるのは、「有する」とする。
# [[会社法第108条|第108条]]第1項第九号に掲げる事項(取締役(監査等委員会設置会社にあっては、監査等委員である取締役又はそれ以外の取締役)に関するものに限る。)についての定めがある種類の株式を発行している場合における第1項の規定の適用については、同項中「株主総会」とあるのは、「株主総会([[会社法第347条|第347条]]第1項の規定により読み替えて適用する[[会社法第339条|第339条]]第1項の種類株主総会を含む。)」とする。
# [[会社法第108条|第108条]]第1項第九号に掲げる事項(監査役に関するものに限る。)についての定めがある種類の株式を発行している場合における第1項の規定の適用については、同項中「株主総会」とあるのは、「株主総会([[会社法第347条|第347条]]第2項の規定により読み替えて適用する[[会社法第339条|第339条]]第1項の種類株主総会を含む。)」とする。
==解説==
[[w:少数株主権]]に関する規定である。
*第392条(選任)
*第323条(種類株主総会の決議を必要とする旨の定めがある場合)
*第108条(異なる種類の株式)
*第347条(取締役会等の設置義務等)
*第339条(解任)
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#2|第2章 訴訟]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#2-3|第3節 株式会社の役員の解任の訴え]]
|[[会社法第853条]]<br>(再審の訴え)
|[[会社法第855条]]<br>(被告)
}}
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[[category:会社法|854]] | null | 2022-06-03T10:50:43Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC854%E6%9D%A1 |
6,121 | 会社法第479条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)
(w:清算人の解任) | [
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"text": "(w:清算人の解任)",
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:清算人]]の解任)
;第479条
# 清算人([[会社法第478条|前条]]第2項から第4項までの規定により裁判所が選任したものを除く。)は、いつでも、[[w:株主総会]]の決議によって解任することができる。
# 重要な事由があるときは、裁判所は、次に掲げる株主の申立てにより、清算人を解任することができる。
#:一 総株主(次に掲げる株主を除く。)の議決権の100分の3(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主(次に掲げる株主を除く。)
#::イ 清算人を解任する旨の議案について議決権を行使することができない株主
#::ロ 当該申立てに係る清算人である株主
#:二 発行済株式(次に掲げる株主の有する株式を除く。)の100分の3(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の数の株式を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主(次に掲げる株主を除く。)
#::イ 当該清算株式会社である株主
#::ロ 当該申立てに係る清算人である株主
# 公開会社でない清算株式会社における前項各号の規定の適用については、これらの規定中「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する」とあるのは、「有する」とする。
# [[会社法第346条|第346条]]第1項から第3項までの規定は、清算人について準用する。
==解説==
*会社法第346条(役員等に欠員を生じた場合の措置)
==関連条文==
*[[会社法第831条]](株主総会等の決議の取消しの訴え)
*[[会社法第938条]](特別清算に関する裁判による登記の嘱託)
==参照条文==
*[[会社法第937条]](裁判による登記の嘱託)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)|第9章 清算]]<br>
[[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)#1|第1節 総則]]
|[[会社法第478条]]<br>(清算人の就任)
|[[会社法第480条]]<br>(監査役の退任)
}}
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[[category:会社法|479]] | null | 2022-05-30T09:59:05Z | [
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6,122 | 会社法第833条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法)
(会社の解散の訴え) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:解散#会社法|会社の解散]]の訴え)
;第833条
# 次に掲げる場合において、やむを得ない事由があるときは、総株主([[w:株主総会]]において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない株主を除く。)の議決権の10分の1(これを下回る割合を[[w:定款]]で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する株主又は発行済株式([[w:自己株式]]を除く。)の10分の1(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の数の株式を有する株主は、訴えをもって[[w:株式会社]]の解散を請求することができる。
#:一 株式会社が業務の執行において著しく困難な状況に至り、当該株式会社に回復することができない損害が生じ、又は生ずるおそれがあるとき。
#:二 株式会社の財産の管理又は処分が著しく失当で、当該株式会社の存立を危うくするとき。
# やむを得ない事由がある場合には、[[w:持分会社]]の社員は、訴えをもって持分会社の解散を請求することができる。
==解説==
==参照条文==
*[[会社法第471条]](解散の事由)
*[[会社法第641条]](解散の事由)
==判例==
*[http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=52155&hanreiKbn=02 合名会社解散] (最高裁判例 昭和61年03月13日)商法112条1項
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#2|第2章 訴訟]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#2-1|第1節 会社の組織に関する訴え]]
|[[会社法第832条]]<br>(持分会社の設立の取消しの訴え)
|[[会社法第834条]]<br>(被告)
}}
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[[category:会社法|833]] | null | 2022-06-02T22:14:04Z | [
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6,124 | 会社法第322条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第4章 機関
(ある種類のw:種類株主に損害を及ぼすおそれがある場合の種類株主総会)
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、1項十四号を新設。
1項 ある種類の株式に第108条第1項第6号(取得条項)に掲げる事項についての定款の定めを設るとき 2項 ある種類の株式の内容として第108条第1項第4号(譲渡制限)又は第7号(全部取得条項)に掲げる事項についての定款の定めを設ける場合 | [
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"title": "解説"
}
]
| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第4章 機関 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)|第2編第4章 機関]]
==条文==
(ある種類の[[w:種類株主]]に損害を及ぼすおそれがある場合の種類株主総会)
;第322条
# 種類株式発行会社が次に掲げる行為をする場合において、ある種類の株式の種類株主に損害を及ぼすおそれがあるときは、当該行為は、当該種類の株式の種類株主を構成員とする種類株主総会(当該種類株主に係る株式の種類が二以上ある場合にあっては、当該二以上の株式の種類別に区分された種類株主を構成員とする各種類株主総会。以下この条において同じ。)の決議がなければ、その効力を生じない。ただし、当該種類株主総会において議決権を行使することができる種類株主が存しない場合は、この限りでない。
#:一 次に掲げる事項についての定款の変更([[会社法第111条|第111条]]第1項又は第2項に規定するものを除く。)
#::イ 株式の種類の追加
#::ロ 株式の内容の変更
#::ハ 発行可能株式総数又は発行可能種類株式総数の増加
#:一の二 [[会社法第179条の3|第179条の3]]第1項の承認
#:二 株式の併合又は株式の分割
#:三 [[会社法第185条|第185条]]に規定する株式無償割当て
#:四 当該株式会社の株式を引き受ける者の募集([[会社法第202条|第202条]]第1項各号に掲げる事項を定めるものに限る。)
#:五 当該株式会社の新株予約権を引き受ける者の募集([[会社法第241条|第241条]]第1項各号に掲げる事項を定めるものに限る。)
#:六 [[会社法第277条|第277条]]に規定する新株予約権無償割当て
#:七 合併
#:八 吸収分割
#:九 吸収分割による他の会社がその事業に関して有する権利義務の全部又は一部の承継
#:十 新設分割
#:十一 株式交換
#:十二 株式交換による他の株式会社の発行済株式全部の取得
#:十三 株式移転
#:十四 株式交付
# 種類株式発行会社は、ある種類の株式の内容として、前項の規定による種類株主総会の決議を要しない旨を定款で定めることができる。
# 第1項の規定は、前項の規定による定款の定めがある種類の株式の種類株主を構成員とする種類株主総会については、適用しない。ただし、第1項第一号に規定する定款の変更(単元株式数についてのものを除く。)を行う場合は、この限りでない。
# ある種類の株式の発行後に定款を変更して当該種類の株式について第2項の規定による定款の定めを設けようとするときは、当該種類の種類株主全員の同意を得なければならない。
==解説==
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、1項十四号を新設。
*[[会社法第111条|会社法第111条]](定款の変更の手続の特則)
1項 ある種類の株式に第108条第1項第6号(取得条項)に掲げる事項についての定款の定めを設るとき<br>
2項 ある種類の株式の内容として第108条第1項第4号(譲渡制限)又は第7号(全部取得条項)に掲げる事項についての定款の定めを設ける場合
*[[会社法第185条|会社法第185条]](株式無償割当て)
*[[会社法第202条|会社法第202条]](株主に株式の割当てを受ける権利を与える場合)
*[[会社法第241条|会社法第241条]](株主に新株予約権の割当てを受ける権利を与える場合)
*[[会社法第277条|会社法第277条]](新株予約権無償割当て)
==関連条文==
*[[会社法第116条]](反対株主の株式買取請求)
*[[会社法第324条]](種類株主総会の決議)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)|第4章 機関]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#1|第1節 株主総会及び種類株主総会]]
|[[会社法第321条]]<br>(種類株主総会の権限)
|[[会社法第323条]]<br>(種類株主総会の決議を必要とする旨の定めがある場合)
}}
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[[category:会社法|322]] | null | 2022-05-28T00:35:16Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC322%E6%9D%A1 |
6,127 | 会社法第156条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(株式の取得に関する事項の決定) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[株式]]の取得に関する事項の決定)
;第156条
# [[株式会社]]が[[株主]]との合意により[[自己株式|当該株式会社の株式]]を有償で取得するには、あらかじめ、[[株主総会決議|株主総会の決議]]によって、次に掲げる事項を定めなければならない。ただし、第3号の期間は、1年を超えることができない。
##取得する株式の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)
##株式を取得するのと引換えに交付する金銭等(当該株式会社の株式等を除く。以下この款において同じ。)の内容及びその総額
##株式を取得することができる期間
# 前項の規定は、[[会社法第155条|前条]]第1号及び第2号並びに第4号から第13号までに掲げる場合には、適用しない。
==解説==
:本条から[[会社法第165条|第165条]]までは、あらかじめ、株主総会決議([[普通決議]])により、自己株式の取得について、取得の条件を決議し、その授権の範囲内で自己株式を取得する手続きについて定める。この方式は、[[利益配当]]と並んで株主への利益還元の一環として位置付けられている。
:[[会社法第155条|第155条]]に該当する本条以外の理由により、自己株式を取得できる場合は総会決議を要しないことを第2項にて確認する。
:本条により、取得する自己株式の数(第1項第1号)及びそれに支払われる対価の限度(第1項第2号)、すなわち自己株式取得の限度枠並びにこの決議が有効となる期間(第1項第3号)を定めるが、有効期間は1年を超えることはできず(第1項但書)、一般には定時株主総会で決議後1年間と定める。
:ただし、株式が証券取引所の上場しているなどして(いわゆる上場会社)、証券取引所における取引によって株式を取得できる場合において、定款で市場取引等により当該株式会社の株式を取得することを取締役会の決議によって定めることができる旨を定めでいる場合には、本条に定める総会決議に替えて取締役会決議により、自己株式の取得を決定できる([[会社法第165条|第165条]])。
:会社は(代表者の行為であるが、一般には取締役会決議を要する)、上記の枠内で、期間中に自己株式を取得する。取得にあたっては、「特定の株主からの取得([[会社法第160条|第160条]]以下)」または「証券市場から取得([[会社法第165条|第165条]])」のいずれかによる。
:自己株式取得の限度枠を決定するにあたっては、「帳簿価額の総額が、当該行為がその効力を生ずる日における分配可能額を超えてはならない([[会社法第461条|第461条]])」という制限がある。
==関連条文==
*[[会社法第309条]](株主総会の決議)
*[[会社法第416条]](委員会設置会社の取締役会の権限)
*[[会社法第459条]](剰余金の配当等を取締役会が決定する旨の定款の定め)
*[[会社法第461条]](配当等の制限)
*[[会社法第462条]](剰余金の配当等に関する責任)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第4節 株式会社による自己の株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-2|第2款 株主との合意による取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-2-1|第1目 総則]]
|[[会社法第155条]]<br>(総則)
|[[会社法第157条]]<br>(取得価格等の決定)
}}
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[[category:会社法|156]] | 2007-04-29T21:41:58Z | 2024-03-31T19:58:56Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC156%E6%9D%A1 |
6,133 | 会社法第155条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(総則) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(総則)
;第155条
: 株式会社は、次に掲げる場合に限り、当該株式会社の株式を取得することができる。
:#[[会社法第107条|第107条]]第2項第3号イの事由が生じた場合
:#[[会社法第138条|第138条]]第1号ハ又は第2号ハの請求があった場合
:#[[会社法第156条|次条]]第1項の決議があった場合
:#[[会社法第166条|第166条]]第1項の規定による請求があった場合
:#[[会社法第171条|第171条]]第1項の決議があった場合
:#[[会社法第176条|第176条]]第1項の規定による請求をした場合
:#[[会社法第192条|第192条]]第1項の規定による請求があった場合
:#[[会社法第197条|第197条]]第3項各号に掲げる事項を定めた場合
:#[[会社法第234条|第234条]]第4項各号([[会社法第235条|第235条]]第2項において準用する場合を含む。)に掲げる事項を定めた場合
:#他の会社(外国会社を含む。)の事業の全部を譲り受ける場合において当該他の会社が有する当該株式会社の株式を取得する場合
:#合併後消滅する会社から当該株式会社の株式を承継する場合
:#吸収分割をする会社から当該株式会社の株式を承継する場合
:#前各号に掲げる場合のほか、法務省令で定める場合
==解説==
{{wikipedia|自己株式}}
:株式会社が、自らの株式を、自己の資産として購入することを「'''自己株式'''」の取得という。
:株式会社法制においては、国際的に共通して「自己株式の取得」については、厳しく制限され、日本においても会社法制定前の商法においては、一定の場合を除き、原則禁止であった(旧・[[商法第210条]])。
:「自己株式の取得」が禁じられた理由は、主に以下のものである。
:#「資本維持の原則」の観点から、自己株式の取得は、株式の払い戻しと同様の効果をもたらし、会社の財産状態によっては資本維持の原則に反する。
:#自己株式の取得を認めると相場操縦や内部者取引に利用されやすい。
:#経営陣が、「会社の資金」を使って自分たちの地位を不当に守るなど、株主総会の決議を要する重要な経営の決定を操作するおそれがある。
:#自己株式の取得は、その株式の流通性が高くない場合、あるいはその対価の決め方によっては、会社が一部の株主にのみ株式譲渡の機会を与えるなど、「株主平等の原則」に反するおそれがある。
:しかし、証券市場が発達するにつれ、自己資本(払込資本金及び剰余金+利益から生じた剰余金・いわゆる内部留保)も、会社経営の資金源の一部に過ぎず、柔軟性な会社の資金政策の一環として「自己株式の取得」も有効な手段であるとの認識が国際的に広まり、「資本維持の原則」が「[[授権資本]]制度」によって、資本の増大(増資、会社への資金の流入)の方向で破られたのに呼応して、資本の減少(減資、会社から資金の放出。「配当」も同じ機能を持つ)の方向でも柔軟性を確保したいとの要請が経済界からもあがり、会社法制定時に、株主総会決議により内部留保(繰越を含む配当可能利益)の範囲で定める数量に限定し「自己株式の取得」の範囲が広がった(本条第1項第3号に定める[[会社法第156条|次条]]第1項の決議があった場合)。会社は、法で認められた手続き([[会社法第461条|第461条]]に定められる財源規制を含む)に従い「自己株式」を取得することができ、それを消却せず保有して(会社法制定以前は商法においては、取得理由に応じ、即時の消却又は遅滞なく処分(売却)することが求められた)、必要に応じて、これを処分(売却)することができるため、このように、取得した自己株式を「'''金庫株'''」ともいう。
===自己株式の取得が認められる場合===
#[[会社法第107条|第107条]](株式の内容についての特別の定め)第2項第3号イの事由が生じた場合
#:設立時定款に、一定の条件成就時に自己株式を買い取ることができる旨の規定を置いて、その条件が成就した時。
#[[会社法第138条|第138条]](譲渡等承認請求の方法)第1号ハ又は第2号ハの請求があった場合
#:譲渡制限株式に関して、会社が株主の譲渡等承認請求を拒否し、それに対して株主が会社に買取を求めた時。
#[[会社法第156条|第156条]](株式の取得に関する事項の決定)第1項の決議があった場合
#:株主総会による自己株式取得の授権のある場合。
#:→[[第2編第2章_株式_(コンメンタール会社法)#4-2|第2款 '''株主との合意による取得''']]
#[[会社法第166条|第166条]](取得の請求)第1項の規定による請求があった場合
#:[[取得請求権付株式]]に関して、それを有する株主から取得することの請求がなされた時。
#:→[[第2編第2章_株式_(コンメンタール会社法)#4-3|第3款 '''取得請求権付株式及び取得条項付株式の取得''']]
#[[会社法第171条|第171条]](全部取得条項付種類株式の取得に関する決定)第1項の決議があった場合
#:[[全部取得条項付種類株式]]に関して、株主総会で全部を取得する旨、決議された時。
#:→[[第2編第2章_株式_(コンメンタール会社法)#4-4|第4款 '''全部取得条項付種類株式の取得''']]
#[[会社法第176条|第176条]](【相続人等に対する】売渡しの請求)第1項の規定による請求をした場合
#:相続その他の一般承継により譲渡制限株式を取得した者に対し、会社が売渡しを請求する場合。
#:→[[第2編第2章_株式_(コンメンタール会社法)#4-5|第5款 '''相続人等に対する売渡しの請求''']]
#[[会社法第192条|第192条]](単元未満株式の買取りの請求)第1項の規定による請求があった場合
#:[[単元未満株式]]について、株主より買取請求がなされた時。
#[[会社法第197条|第197条]](【所在不明株主保有の】株式の競売)第3項各号に掲げる事項を定めた場合
#:[[所在不明株主]]の株式を処分換金する場合。
#[[会社法第234条|第234条]](一に満たない端数の処理)第4項各号([[会社法第235条|第235条]]第2項において準用する場合を含む。)に掲げる事項を定めた場合
#:株式分割等で生じた株式の[[端数 (株式)|端数]]分を買い取る時。
#他の会社(外国会社を含む。)の事業の全部を譲り受ける場合において当該他の会社が有する当該株式会社の株式を取得する場合
#合併後消滅する会社から当該株式会社の株式を承継する場合
#吸収分割をする会社から当該株式会社の株式を承継する場合
#前各号に掲げる場合のほか、法務省令で定める場合
#:会社法施行規則第27条
==関連条文==
*[[会社法施行規則第27条]](自己の株式を取得することができる場合)
*:法第155条第13号に規定する法務省令で定める場合は、次に掲げる場合とする。
*:#当該株式会社の株式を無償で取得する場合
*:#当該株式会社が有する他の法人等の株式(持分その他これに準ずるものを含む。以下この条において同じ。)につき当該他の法人等が行う剰余金の配当又は残余財産の分配(これらに相当する行為を含む。)により当該株式会社の株式の交付を受ける場合
*:#当該株式会社が有する他の法人等の株式につき当該他の法人等が行う次に掲げる行為に際して当該株式と引換えに当該株式会社の株式の交付を受ける場合
*:#:イ 組織の変更
*:#:ロ 合併
*:#:ハ 株式交換(法以外の法令(外国の法令を含む。)に基づく株式交換に相当する行為を含む。)
*:#:ニ 取得条項付株式(これに相当する株式を含む。)の取得
*:#:ホ 全部取得条項付種類株式(これに相当する株式を含む。)の取得
*:#当該株式会社が有する他の法人等の新株予約権等を当該他の法人等が当該新株予約権等の定めに基づき取得することと引換えに当該株式会社の株式の交付をする場合において、当該株式会社の株式の交付を受けるとき。
*:#当該株式会社が[[会社法第116条|法第116条]]第5項、[[会社法第182条の4|第182条の4]]第4項、[[会社法第469条|第469条]]第5項、[[会社法第785条|第785条]]第5項、[[会社法第797条|第797条]]第5項、[[会社法第806条|第806条]]第5項又は[[会社法第816条の6|第816条の6]]第5項(これらの規定を株式会社について他の法令において準用する場合を含む。)に規定する株式買取請求に応じて当該株式会社の株式を取得する場合
*:#:(注)各買取請求の根拠は以下のもの
*:#:#[[会社法第116条|第116条]]第5項; 譲渡制限など、株主の権利に大きな影響を与える定款変更等を行う場合、それに反対する株主によるもの。
*:#:#[[会社法第182条の4|第182条の4]]第4項; 株式の併合に反対する株主によるもの。
*:#:#[[会社法第469条|第469条]]第5項; 事業譲渡に反対する株主によるもの。
*:#:#[[会社法第785条|第785条]]第5項; 吸収合併に反対する消滅会社の株主によるもの。
*:#:#[[会社法第797条|第797条]]第5項; 吸収合併に反対する存続会社の株主によるもの。
*:#:#[[会社法第806条|第806条]]第5項; 新設合併に反対する消滅会社の株主によるもの。
*:#:#[[会社法第816条の6|第816条の6]]第5項; 株式交付に反対する株主によるもの。
*:#合併後消滅する法人等(会社を除く。)から当該株式会社の株式を承継する場合
*:#他の法人等(会社及び外国会社を除く。)の事業の全部を譲り受ける場合において、当該他の法人等の有する当該株式会社の株式を譲り受けるとき。
*:#その権利の実行に当たり目的を達成するために当該株式会社の株式を取得することが必要かつ不可欠である場合(前各号に掲げる場合を除く。)
==判例==
#[http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=52771&hanreiKbn=02 取締役の責任追及](最高裁判決 平成5年09月09日)商法(昭和56年法第律第74号による改正前のもの)210条(現・'''本条'''),商法第254条3項(現・[[会社法第330条]]),商法第266条1項5号(現・[[会社法第423条]]),[[民法第415条]],[[民法第644条]]
##'''会社が同社のすべての発行済み株式を有する乙会社の株式を取得することと商法210条'''
##:甲会社が同社のすべての発行済み株式を有する乙会社の株式を取得することは、商法210条にいう自己株式の取得に当たる。
##'''甲会社が同社のすべての発行済み株式を有する乙会社の株式の売買により損失を被った場合と乙会社に生じる損害'''
##:甲会社が同社のすべての発行済み株式を有する乙会社の指示により同社の株式を売買して買入価格と売渡価格の差額に相当する損失を被った場合、乙会社の取締役は、特段の事情のない限り、その全額を乙会社に生じた損害として、賠償の責めに任ずる。
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第4節 株式会社による自己の株式の取得]]
|[[会社法第154条の2]]<br>【信託財産に属する株式についての対抗要件等】
|[[会社法第156条]]<br>(株式の取得に関する事項の決定)
}}
{{stub|law}}
[[category:会社法|155]] | 2007-04-30T00:19:28Z | 2024-03-28T08:45:17Z | [
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6,134 | 会社法第157条 | 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(取得価格等の決定) | [
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| 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(取得価格等の決定)
;第157条
# [[株式会社]]は、[[会社法第156条|前条]]第1項の規定による決定に従い株式を取得しようとするときは、その都度、次に掲げる事項を定めなければならない。
##取得する株式の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び数)
##株式1株を取得するのと引換えに交付する金銭等の内容及び数若しくは額又はこれらの算定方法
##株式を取得するのと引換えに交付する金銭等の総額
##株式の譲渡しの申込みの期日
# 取締役会設置会社においては、前項各号に掲げる事項の決定は、取締役会の決議によらなければならない。
# 第1項の株式の取得の条件は、同項の規定による決定ごとに、均等に定めなければならない。
==解説==
:[[会社法第155条|第155条]]に基づいて株主総会決議により承認された自己株式取得の限度枠内で、会社は自己株式取得の内容を定め、取得を実行できる。
==関連条文==
*[[会社法第163条]](子会社からの株式の取得)
*[[会社法第461条]](配当等の制限)
*[[会社法第462条]](剰余金の配当等に関する責任)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第4節 株式会社による自己の株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-2|第2款 株主との合意による取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-2-1|第1目 総則]]
|[[会社法第156条]]<br>(株式の取得に関する事項の決定)
|[[会社法第158条]]<br>(株主に対する通知等)
}}
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[[category:会社法|157]] | 2007-04-30T00:26:58Z | 2024-03-28T10:37:10Z | [
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6,135 | 会社法第461条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)
(配当等の制限) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[配当]]等の制限)
;第461条
# 次に掲げる行為により株主に対して交付する金銭等(当該株式会社の株式を除く。以下この節において同じ。)の帳簿価額の総額は、当該行為がその効力を生ずる日における分配可能額を超えてはならない。
##[[会社法第138条|第138条]]第1号ハ又は第2号ハの請求に応じて行う当該株式会社の株式の買取り
##[[会社法第156条|第156条]]第1項の規定による決定に基づく当該株式会社の株式の取得([[会社法第163条|第163条]]に規定する場合又は[[会社法第165条|第165]]条第1項に規定する場合における当該株式会社による株式の取得に限る。)
##[[会社法第157条|第157条]]第1項の規定による決定に基づく当該株式会社の株式の取得
##[[会社法第173条|第173条]]第1項の規定による当該株式会社の株式の取得
##[[会社法第176条|第176条]]第1項の規定による請求に基づく当該株式会社の株式の買取り
##[[会社法第197条|第197条]]第3項の規定による当該株式会社の株式の買取り
##[[会社法第234条|第234条]]第4項([[会社法第235条|第235条]]第2項において準用する場合を含む。)の規定による当該株式会社の株式の買取り
##[[剰余金の配当]]
# 前項に規定する「分配可能額」とは、第1号及び第2号に掲げる額の合計額から第3号から第6号までに掲げる額の合計額を減じて得た額をいう(以下この節において同じ。)。
##剰余金の額
##臨時計算書類につき[[会社法第441条|第441条]]第4項の承認(同項ただし書に規定する場合にあっては、同条第3項の承認)を受けた場合における次に掲げる額
##:イ 第441条第1項第2号の期間の利益の額として法務省令で定める各勘定科目に計上した額の合計額
##:ロ 第441条第1項第2号の期間内に自己株式を処分した場合における当該自己株式の対価の額
##自己株式の帳簿価額
##最終事業年度の末日後に自己株式を処分した場合における当該自己株式の対価の額
##第二号に規定する場合における第441条第1項第二号の期間の損失の額として法務省令で定める各勘定科目に計上した額の合計額
##前三号に掲げるもののほか、法務省令で定める各勘定科目に計上した額の合計額
==解説==
;1項
*会社法第138条(譲渡等承認請求の方法)
*会社法第156条(株式の取得に関する事項の決定)
*会社法第163条(子会社からの株式の取得)
*会社法第165条(市場取引等による株式の取得)
*会社法第157条(取得価格等の決定)
*会社法第173条(効力の発生)
*会社法第176条(売渡しの請求)
*会社法第197条(株式の競売)
*会社法第234条(一に満たない端数の処理)
*会社法第235条(一に満たない端数の処理)
;2項
*会社法第441条(臨時計算書類)
*;「法務省令で定める各勘定科目に計上した額の合計額」
*:[[会社計算規則第158条]](その他減ずるべき額)
==関連条文==
*[[会社法第462条]](剰余金の配当等に関する責任)
*[[会社法第463条]](株主に対する求償権の制限等)
==参照条文==
*[[会社法第166条]](取得の請求)
*[[会社法施行規則第196条]](純資産の額)
*[[商業登記規則第61条]](添付書面)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)|第5章 計算等]]<br>
[[第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)#6|第6節 剰余金の配当等に関する責任]]
|[[会社法第460条]]<br>(株主の権利の制限)
|[[会社法第462条]]<br>(剰余金の配当等に関する責任)
}}
{{stub|law}}
[[category:会社法|461]] | 2007-04-30T00:43:15Z | 2024-03-29T06:23:54Z | [
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6,136 | 会社法第462条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)
(w:剰余金の配当等に関する責任) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:剰余金]]の配当等に関する責任)
;第462条
# [[会社法第461条|前条]]第1項の規定に違反して株式会社が同項各号に掲げる行為をした場合には、当該行為により金銭等の交付を受けた者並びに当該行為に関する職務を行った業務執行者{{font color||lavender|(業務執行取締役(指名委員会等設置会社にあっては、執行役。以下この項において同じ。)その他当該業務執行取締役の行う業務の執行に職務上関与した者として法務省令で定めるものをいう。以下この節において同じ。)}}及び当該行為が次の各号に掲げるものである場合における当該各号に定める者は、当該株式会社に対し、連帯して、当該金銭等の交付を受けた者が交付を受けた金銭等の帳簿価額に相当する金銭を支払う義務を負う。
#:一 前条第1項第二号に掲げる行為 次に掲げる者
#::イ [[会社法第156条|第156条]]第1項の規定による決定に係る株主総会の決議があった場合{{font color||lavender|(当該決議によって定められた同項第二号の金銭等の総額が当該決議の日における分配可能額を超える場合に限る。)}}における当該株主総会に係る総会議案提案取締役{{font color||lavender|(当該株主総会に議案を提案した取締役として法務省令で定めるものをいう。以下この項において同じ。)}}
#::ロ 第156条第1項の規定による決定に係る取締役会の決議があった場合{{font color||lavender|(当該決議によって定められた同項第二号の金銭等の総額が当該決議の日における分配可能額を超える場合に限る。)}}における当該取締役会に係る取締役会議案提案取締役{{font color||lavender|(当該取締役会に議案を提案した取締役(指名委員会等設置会社にあっては、取締役又は執行役)として法務省令で定めるものをいう。以下この項において同じ。)}}
#:二 前条第1項第三号に掲げる行為 次に掲げる者
#::イ [[会社法第157条|第157条]]第1項の規定による決定に係る株主総会の決議があった場合{{font color||lavender|(当該決議によって定められた同項第三号の総額が当該決議の日における分配可能額を超える場合に限る。)}}における当該株主総会に係る総会議案提案取締役
#::ロ 第157条第1項の規定による決定に係る取締役会の決議があった場合{{font color||lavender|(当該決議によって定められた同項第三号の総額が当該決議の日における分配可能額を超える場合に限る。)}}における当該取締役会に係る取締役会議案提案取締役
#::三 前条第1項第四号に掲げる行為 [[会社法第171条|第171条]]第1項の株主総会{{font color||lavender|(当該株主総会の決議によって定められた同項第一号に規定する取得対価の総額が当該決議の日における分配可能額を超える場合における当該株主総会に限る。)}}に係る総会議案提案取締役
#:四 前条第1項第六号に掲げる行為 次に掲げる者
#::イ [[会社法第197条|第197条]]第3項後段の規定による決定に係る株主総会の決議があった場合{{font color||lavender|(当該決議によって定められた同項第二号の総額が当該決議の日における分配可能額を超える場合に限る。)}}における当該株主総会に係る総会議案提案取締役
#::ロ 第197条第3項後段の規定による決定に係る取締役会の決議があった場合{{font color||lavender|(当該決議によって定められた同項第二号の総額が当該決議の日における分配可能額を超える場合に限る。)}}における当該取締役会に係る取締役会議案提案取締役
#:五 前条第1項第七号に掲げる行為 次に掲げる者
#::イ [[会社法第234条|第234]]条第4項後段{{font color||lavender|([[会社法第235条|第235条]]第2項において準用する場合を含む。)}}の規定による決定に係る株主総会の決議があった場合{{font color||lavender|(当該決議によって定められた第234条第4項第二号(第235条第2項において準用する場合を含む。)の総額が当該決議の日における分配可能額を超える場合に限る。)}}における当該株主総会に係る総会議案提案取締役
#::ロ 第234条第4項後段{{font color||lavender|(第235条2項において準用する場合を含む。)}}の規定による決定に係る取締役会の決議があった場合{{font color||lavender|(当該決議によって定められた第234条第4項第二号(第235条第2項において準用する場合を含む。)の総額が当該決議の日における分配可能額を超える場合に限る。)}}における当該取締役会に係る取締役会議案提案取締役
#:六 前条第1項第八号に掲げる行為 次に掲げる者
#::イ [[会社法第454条|第454条]]第1項の規定による決定に係る株主総会の決議があった場合{{font color||lavender|(当該決議によって定められた配当財産の帳簿価額が当該決議の日における分配可能額を超える場合に限る。)}}における当該株主総会に係る総会議案提案取締役
#::ロ 第454条第1項の規定による決定に係る取締役会の決議があった場合{{font color||lavender|(当該決議によって定められた配当財産の帳簿価額が当該決議の日における分配可能額を超える場合に限る。)}}における当該取締役会に係る取締役会議案提案取締役
# 前項の規定にかかわらず、業務執行者及び同項各号に定める者は、その職務を行うについて注意を怠らなかったことを証明したときは、同項の義務を負わない。
# 第1項の規定により業務執行者及び同項各号に定める者の負う義務は、免除することができない。ただし、前条第1項各号に掲げる行為の時における分配可能額を限度として当該義務を免除することについて総株主の同意がある場合は、この限りでない。
==解説==
*会社法第156条(株式の取得に関する事項の決定)
*会社法第157条(取得価格等の決定)
*会社法第171条(全部取得条項付種類株式の取得に関する決定)
*会社法第197条(株式の競売)
*会社法第234条(一に満たない端数の処理)
*会社法第235条(一に満たない端数の処理)
*会社法第454条(剰余金の配当に関する事項の決定)
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)|第5章 計算等]]<br>
[[第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)#6|第6節 資本金の額等]]
|[[会社法第461条]]<br>(配当等の制限)
|[[会社法第463条]]<br>(株主に対する求償権の制限等)
}}
{{stub}}
[[category:会社法|462]] | 2007-04-30T00:55:13Z | 2024-01-13T02:34:48Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC462%E6%9D%A1 |
6,137 | 会社法第168条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(取得する日の決定) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(取得する日の決定)
;第168条
# [[会社法第107条|第107条]]第2項第3号ロに掲げる事項についての定めがある場合には、株式会社は、同号ロの日を株主総会(取締役会設置会社にあっては、取締役会)の決議によって定めなければならない。ただし、定款に別段の定めがある場合は、この限りでない。
# [[会社法第107条|第107条]]第2項第3号ロの日を定めたときは、株式会社は、取得条項付株式の株主(同号ハに掲げる事項についての定めがある場合にあっては、[[会社法第169条|次条]]第1項の規定により決定した取得条項付株式の株主)及びその登録株式質権者に対し、当該日の2週間前までに、当該日を通知しなければならない。
# 前項の規定による通知は、公告をもってこれに代えることができる。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第4節 株式会社による自己の株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-3|第3款 取得請求権付株式及び取得条項付株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-3-2|第2目 取得条項付株式の取得]]<br>
|[[会社法第167条]]<br>(効力の発生)
|[[会社法第169条]]<br>(取得する株式の決定等)
}}
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[[category:会社法|168]] | 2007-04-30T01:01:09Z | 2024-03-31T20:04:39Z | [
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6,138 | 会社法第169条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(取得する株式の決定等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(取得する株式の決定等)
;第169条
# 株式会社は、[[会社法第107条|第107条]]第2項第3号ハに掲げる事項についての定めがある場合において、取得条項付株式を取得しようとするときは、その取得する取得条項付株式を決定しなければならない。
# 前項の取得条項付株式は、株主総会(取締役会設置会社にあっては、取締役会)の決議によって定めなければならない。ただし、定款に別段の定めがある場合は、この限りでない。
# 第1項の規定による決定をしたときは、株式会社は、同項の規定により決定した取得条項付株式の株主及びその登録株式質権者に対し、直ちに、当該取得条項付株式を取得する旨を通知しなければならない。
# 前項の規定による通知は、公告をもってこれに代えることができる。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第4節 株式会社による自己の株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-3|第3款 取得請求権付株式及び取得条項付株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-3-2|第2目 取得条項付株式の取得]]<br>
|[[会社法第168条]]<br>(取得する日の決定)
|[[会社法第170条]]<br>(効力の発生等)
}}
{{stub|law}}
[[category:会社法|169]] | 2007-04-30T01:03:55Z | 2024-03-31T20:05:31Z | [
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"テンプレート:前後"
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC169%E6%9D%A1 |
6,139 | 会社法第170条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第170条
(効力の発生等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第170条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第170条]]
==条文==
(効力の発生等)
;第170条
# [[株式会社]]は、[[会社法第107条|第107条]]第2項第3号イの事由が生じた日(同号ハに掲げる事項についての定めがある場合にあっては、第1号に掲げる日又は第2号に掲げる日のいずれか遅い日。次項及び第5項において同じ。)に、取得条項付株式(同条第2項第3号ハに掲げる事項についての定めがある場合にあっては、[[会社法第169条|前条]]第1項の規定により決定したもの。次項において同じ。)を取得する。
##[[会社法第107条|第107条]]第2項第3号イの事由が生じた日
##前条第3項の規定による通知の日又は同条第4項の公告の日から2週間を経過した日
# 次の各号に掲げる場合には、取得条項付株式の株主(当該株式会社を除く。)は、[[会社法第107条|第107条]]第2項第3号イの事由が生じた日に、同号(種類株式発行会社にあっては、[[会社法第108条|第108条]]第2項第6号)に定める事項についての定めに従い、当該各号に定める者となる。
##[[会社法第107条|第107条]]第2項第3号ニに掲げる事項についての定めがある場合
##:同号ニの[[社債]]の社債権者
##[[会社法第107条|第107条]]第2項第3号ホに掲げる事項についての定めがある場合
##:同号ホの新株予約権の新株予約権者
##[[会社法第107条|第107条]]第2項第3号ヘに掲げる事項についての定めがある場合
##:同号ヘの新株予約権付社債についての社債の社債権者及び当該新株予約権付社債に付された新株予約権の新株予約権者
##[[会社法第108条|第108条]]第2項第6号ロに掲げる事項についての定めがある場合
##:同号ロの他の株式の株主
# 株式会社は、[[会社法第107条|第107条]]第2項第3号イの事由が生じた後、遅滞なく、取得条項付株式の株主及びその登録株式質権者(同号ハに掲げる事項についての定めがある場合にあっては、[[会社法第169条|前条]]第1項の規定により決定した取得条項付株式の株主及びその登録株式質権者)に対し、当該事由が生じた旨を通知しなければならない。ただし、[[会社法第168条|第168条]]第2項の規定による通知又は同条第3項の公告をしたときは、この限りでない。
# 前項本文の規定による通知は、公告をもってこれに代えることができる。
# 前各項の規定は、取得条項付株式を取得するのと引換えに[[会社法第107条|第107条]]第2項第3号ニからトまでに規定する財産を交付する場合において、これらの財産の帳簿価額が同号イの事由が生じた日における[[会社法第461条|第461条]]第2項の分配可能額を超えているときは、適用しない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第4節 株式会社による自己の株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-3|第3款 取得請求権付株式及び取得条項付株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-3-2|第2目 取得条項付株式の取得]]<br>
|[[会社法第169条]]<br>(取得する株式の決定等)
|[[会社法第171条]]<br>(全部取得条項付種類株式の取得に関する決定)
}}
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[[category:会社法|170]] | 2007-04-30T01:15:26Z | 2024-03-31T20:09:54Z | [
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6,141 | 会社法第166条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(取得の請求) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(取得の請求)
;第166条
# 取得請求権付株式の[[株主]]は、[[株式会社]]に対して、当該株主の有する取得請求権付株式を取得することを請求することができる。ただし、当該取得請求権付株式を取得するのと引換えに[[会社法第107条|第107条]]第2項第2号ロからホまでに規定する財産を交付する場合において、これらの財産の帳簿価額が当該請求の日における[[会社法第461条|第461条]]第2項の分配可能額を超えているときは、この限りでない。
# 前項の規定による請求は、その請求に係る取得請求権付株式の数(種類株式発行会社にあっては、取得請求権付株式の種類及び種類ごとの数)を明らかにしてしなければならない。
# 株券発行会社の株主がその有する取得請求権付株式について第1項の規定による請求をしようとするときは、当該取得請求権付株式に係る株券を株券発行会社に提出しなければならない。ただし、当該取得請求権付株式に係る株券が発行されていない場合は、この限りでない。
==解説==
:本条から[[会社法第170条|第170条]]条までは、[[会社法第108条|第108条]]に定める種類株式のうち、当該種類の株式について、株主が当該株式会社に対してその取得を請求することができる株式(同条第1項第5号:[[取得請求権付株式]])及び当該種類の株式について、当該株式会社が一定の事由が生じたことを条件としてこれを取得することができる株式(同条第1項第6号:[[取得条項付株式]])について、会社が取得する場合に規律を定める。
:取得に際して、対価を株主に支払う場合は、「帳簿価額の総額が、当該行為がその効力を生ずる日における分配可能額を超えてはならない([[会社法第461条|第461条]])」旨の制限に服する。
==関連条文==
==参照条文==
*[[会社法第915条]](変更の登記)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第4節 株式会社による自己の株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-3|第3款 取得請求権付株式及び取得条項付株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-3-1|第1目 取得請求権付株式の取得の請求]]<br>
|[[会社法第165条]]<br>(市場取引等による株式の取得)
|[[会社法第167条]]<br>(効力の発生)
}}
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[[category:会社法|166]] | 2007-04-30T05:45:14Z | 2024-03-31T19:59:49Z | [
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6,142 | 会社法第167条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第167条
(効力の発生) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第167条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第167条]]
==条文==
(効力の発生)
;第167条
# 株式会社は、[[会社法第166条|前条]]第項の規定による請求の日に、その請求に係る取得請求権付株式を取得する。
# 次の各号に掲げる場合には、前条第1項の規定による請求をした株主は、その請求の日に、[[会社法第107条|第107条]]第2項第2号(種類株式発行会社にあっては、[[会社法第108条|第108条]]第2項第5号)に定める事項についての定めに従い、当該各号に定める者となる。
##[[会社法第107条|第107条]]第2項第2号ロに掲げる事項についての定めがある場合
##:同号ロの社債の社債権者
##[[会社法第107条|第107条]]第2項第2号ハに掲げる事項についての定めがある場合
##:同号ハの新株予約権の新株予約権者
##[[会社法第107条|第107条]]第2項第2号ニに掲げる事項についての定めがある場合
##:同号ニの新株予約権付社債についての社債の社債権者及び当該新株予約権付社債に付された新株予約権の新株予約権者
##[[会社法第108条|第108条]]第2項第5号ロに掲げる事項についての定めがある場合
##:同号ロの他の株式の株主
# 前項第4号に掲げる場合において、同号に規定する他の株式の数に1株に満たない端数があるときは、これを切り捨てるものとする。この場合においては、株式会社は、定款に別段の定めがある場合を除き、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める額にその端数を乗じて得た額に相当する金銭を前条第1項の規定による請求をした株主に対して交付しなければならない。
##当該株式が市場価格のある株式である場合
##:当該株式1株の市場価格として法務省令で定める方法により算定される額
##前号に掲げる場合以外の場合
##:1株当たり純資産額
# 前項の規定は、当該株式会社の社債及び新株予約権について端数がある場合について準用する。この場合において、同項第2号中「1株当たり純資産額」とあるのは、「法務省令で定める額」と読み替えるものとする。
==解説==
;第3項
:*「法務省令で定める方法」
:*:[[会社法施行規則第31条]]
;第3項
:*「法務省令で定める額」
:*:[[会社法施行規則第32条]]・[[会社法施行規則第33条|第33条]]
==関連条文==
*会社法施行規則第31条(取得請求権付株式の行使により株式の数に端数が生ずる場合)
*:法第167条第3項第1号に規定する法務省令で定める方法は、次に掲げる額のうちいずれか高い額をもって同号に規定する株式の価格とする方法とする。
*:#[[会社法第166条|法第166条]]第1項の規定による請求の日(以下この条において「請求日」という。)における当該株式を取引する市場における最終の価格(当該請求日に売買取引がない場合又は当該請求日が当該市場の休業日に当たる場合にあっては、その後最初になされた売買取引の成立価格)
*:#請求日において当該株式が公開買付け等の対象であるときは、当該請求日における当該公開買付け等に係る契約における当該株式の価格
*会社法施行規則第32条(取得請求権付株式の行使により市場価格のある社債等に端数が生ずる場合)
*#法第167条第四項において準用する同条第3項第1号に規定する法務省令で定める方法は、次の各号に掲げる財産の区分に応じ、当該各号に定める額をもって当該財産の価格とする方法とする。
*##社債(新株予約権付社債についてのものを除く。以下この号において同じ。)
*##:法第166条第1項の規定による請求の日(以下この条において「請求日」という。)における当該社債を取引する市場における最終の価格(当該請求日に売買取引がない場合又は当該請求日が当該市場の休業日に当たる場合にあっては、その後最初になされた売買取引の成立価格)
*##新株予約権(当該新株予約権が新株予約権付社債に付されたものである場合にあっては、当該新株予約権付社債。以下この号において同じ。)
*##次に掲げる額のうちいずれか高い額
*##:イ 請求日における当該新株予約権を取引する市場における最終の価格<br> (当該請求日に売買取引がない場合又は当該請求日が当該市場の休業日に当たる場合にあっては、その後最初になされた売買取引の成立価格)
*##:ロ 請求日において当該新株予約権が公開買付け等の対象であるときは、当該請求日における当該公開買付け等に係る契約における当該新株予約権の価格
*会社法施行規則第33条(取得請求権付株式の行使により市場価格のない社債等に端数が生ずる場合)
*:法第167条第四項において準用する同条第3項第2号に規定する法務省令で定める額は、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める額とする。
*:#社債について端数がある場合
*:#:当該社債の金額
*:#新株予約権について端数がある場合
*:#:当該新株予約権につき会計帳簿に付すべき価額(当該価額を算定することができないときは、当該新株予約権の目的である各株式についての一株当たり純資産額の合計額から当該新株予約権の行使に際して出資される財産の価額を減じて得た額(零未満である場合にあっては、零))
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第4節 株式会社による自己の株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-3|第3款 取得請求権付株式及び取得条項付株式の取得]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4-3-1|第1目 取得請求権付株式の取得の請求]]<br>
|[[会社法第166条]]<br>(取得の請求)
|[[会社法第168条]]<br>(取得する日の決定)
}}
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[[category:会社法|167]] | 2007-04-30T05:54:22Z | 2024-03-27T11:55:56Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC167%E6%9D%A1 |
6,143 | 会社法第171条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(全部取得条項付種類株式の取得に関する決定) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(全部取得条項付種類株式の取得に関する決定)
;第171条
# 全部取得条項付種類株式([[会社法第108条|第108条]]第1項第7号に掲げる事項についての定めがある種類の[[株式]]をいう。以下この款において同じ。)を発行した種類株式発行会社は、[[株主総会]]の決議によって、全部取得条項付種類株式の全部を取得することができる。この場合においては、当該株主総会の決議によって、次に掲げる事項を定めなければならない。
##全部取得条項付種類株式を取得するのと引換えに金銭等を交付するときは、当該金銭等(以下この条において「取得対価」という。)についての次に掲げる事項
##:イ 当該取得対価が当該株式会社の株式であるときは、当該株式の種類及び種類ごとの数又はその数の算定方法
##:ロ 当該取得対価が当該株式会社の社債(新株予約権付社債についてのものを除く。)であるときは、当該社債の種類及び種類ごとの各社債の金額の合計額又はその算定方法
##:ハ 当該取得対価が当該株式会社の新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを除く。)であるときは、当該新株予約権の内容及び数又はその算定方法
##:ニ 当該取得対価が当該株式会社の新株予約権付社債であるときは、当該新株予約権付社債についてのロに規定する事項及び当該新株予約権付社債に付された新株予約権についてのハに規定する事項
##:ホ 当該取得対価が当該株式会社の株式等以外の財産であるときは、当該財産の内容及び数若しくは額又はこれらの算定方法
## 前号に規定する場合には、全部取得条項付種類株式の株主に対する取得対価の割当てに関する事項
## 株式会社が全部取得条項付種類株式を取得する日(以下この款において「取得日」という。)
# 前項第2号に掲げる事項についての定めは、株主(当該株式会社を除く。)の有する全部取得条項付種類株式の数に応じて取得対価を割り当てることを内容とするものでなければならない。
# [[取締役]]は、第1項の株主総会において、全部取得条項付種類株式の全部を取得することを必要とする理由を説明しなければならない。
==解説==
==参照条文==
*[[会社法第155条]] (株式会社による自己の株式の取得)
*[[会社法第189条]](単元未満株式についての権利の制限等)
*[[会社法第219条]] (株券の提出に関する公告等)
*[[会社法第309条]] (株主総会の決議)
*[[会社法第760条]](持分会社に権利義務を承継させる吸収分割契約)
*[[会社法第758条]](株式会社に権利義務を承継させる吸収分割契約)
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第4節 株式会社による自己の株式の取得]]
|[[会社法第170条]]<br>(効力の発生等)
|[[会社法第171条の2]]<br>(全部取得条項付種類株式の取得対価等に関する書面等の備置き及び閲覧等)
}}
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[[category:会社法|171]] | 2007-04-30T06:01:15Z | 2023-12-22T09:37:42Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC171%E6%9D%A1 |
6,144 | 会社法第176条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第176条
(売渡しの請求) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第176条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第176条]]
==条文==
(売渡しの請求)
;第176条
# [[w:株式会社]]は、[[会社法第175条|前条]]第1項各号に掲げる事項を定めたときは、同項第二号の者に対し、同項第一号の株式を当該株式会社に売り渡すことを請求することができる。ただし、当該株式会社が相続その他の一般承継があったことを知った日から1年を経過したときは、この限りでない。
# 前項の規定による請求は、その請求に係る株式の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)を明らかにしてしなければならない。
# 株式会社は、いつでも、第1項の規定による請求を撤回することができる。
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第155条]] (株式会社による自己の株式の取得)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第4節 株式会社による自己の株式の取得]]
|[[会社法第175条]]<br>(売渡しの請求の決定)
|[[会社法第177条]]<br>(売買価格の決定)
}}
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[[category:会社法|176]] | null | 2022-05-26T11:30:35Z | [
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6,145 | 会社法第175条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第175条
(売渡しの請求の決定) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第175条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第175条]]
==条文==
(売渡しの請求の決定)
;第175条
# [[w:株式会社]]は、[[会社法第174条|前条]]の規定による定款の定めがある場合において、[[会社法第176条|次条]]第1項の規定による請求をしようとするときは、その都度、株主総会の決議によって、次に掲げる事項を定めなければならない。
#:一 次条第1項の規定による請求をする[[w:株式]]の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)
#:二 前号の株式を有する者の氏名又は名称
# 前項第二号の者は、同項の株主総会において議決権を行使することができない。ただし、同号の者以外の株主の全部が当該株主総会において議決権を行使することができない場合は、この限りでない。
== 解説 ==
== 関連条文 ==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第4節 株式会社による自己の株式の取得]]
|[[会社法第174条]]<br>(相続人等に対する売渡しの請求に関する定款の定め)
|[[会社法第176条]]<br>(売渡しの請求)
}}
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[[category:会社法|175]] | null | 2022-05-26T11:28:51Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC175%E6%9D%A1 |
6,146 | 会社法第192条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式
(w:単元未満株式の買取りの請求) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]
==条文==
([[w:単元未満株式]]の買取りの請求)
;第192条
# 単元未満株主は、[[w:株式会社]]に対し、自己の有する単元未満株式を買い取ることを請求することができる。
# 前項の規定による請求は、その請求に係る単元未満株式の数(種類株式発行会社にあっては、単元未満株式の種類及び種類ごとの数)を明らかにしてしなければならない。
# 第1項の規定による請求をした単元未満株主は、株式会社の承諾を得た場合に限り、当該請求を撤回することができる。
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第155条]] (株式会社による自己の株式の取得)
*[[会社法第189条]](単元未満株式についての権利の制限等)
*[[会社法第194条]](単元未満株主の売渡請求)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#6|第6節 単元株式数]]
|[[会社法第191条]]<br>(定款変更手続の特則)
|[[会社法第193条]]<br>(単元未満株式の価格の決定)
}}
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[[category:会社法|192]] | null | 2009-06-26T01:21:50Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC192%E6%9D%A1 |
6,147 | 会社法第193条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式
(w:単元未満株式の価格の決定) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]
==条文==
([[w:単元未満株式]]の価格の決定)
;第193条
# [[会社法第192条|前条]]第1項の規定による請求があった場合には、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める額をもって当該請求に係る単元未満株式の価格とする。
#:一 当該単元未満株式が市場価格のある[[w:株式]]である場合 当該単元未満株式の市場価格として法務省令で定める方法により算定される額
#:二 前号に掲げる場合以外の場合 株式会社と前条第1項の規定による請求をした単元未満株主との協議によって定める額
# 前項第二号に掲げる場合には、前条第1項の規定による請求をした単元未満株主又は株式会社は、当該請求をした日から20日以内に、裁判所に対し、価格の決定の申立てをすることができる。
# 裁判所は、前項の決定をするには、前条第1項の規定による請求の時における株式会社の資産状態その他一切の事情を考慮しなければならない。
# 第1項の規定にかかわらず、第2項の期間内に同項の申立てがあったときは、当該申立てにより裁判所が定めた額をもって当該単元未満株式の価格とする。
# 第1項の規定にかかわらず、同項第二号に掲げる場合において、第2項の期間内に同項の申立てがないとき(当該期間内に第1項第二号の協議が調った場合を除く。)は、1株当たり純資産額に前条第1項の規定による請求に係る単元未満株式の数を乗じて得た額をもって当該単元未満株式の価格とする。
# 前条第1項の規定による請求に係る株式の買取りは、当該株式の代金の支払の時に、その効力を生ずる。
# [[w:株券発行会社]]は、株券が発行されている株式につき前条第1項の規定による請求があったときは、株券と引換えに、その請求に係る株式の代金を支払わなければならない。
==解説==
;1項
*法務省令:[[会社法施行規則第36条]]
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#6|第6節 単元株式数]]
|[[会社法第192条]]<br>(単元未満株式の買取りの請求)
|[[会社法第194条]]<br>(単元未満株主の売渡請求)
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6,148 | 会社法第197条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第197条
(株式の競売) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第197条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第197条]]
==条文==
([[株式]]の競売)
;第197条
# [[株式会社]]は、次のいずれにも該当する株式を競売し、かつ、その代金をその株式の株主に交付することができる。
## その株式の株主に対して[[会社法第196条|前条]]第1項又は[[会社法第294条|第294条]]第2項の規定により通知及び催告をすることを要しないもの
## その株式の株主が継続して5年間剰余金の配当を受領しなかったもの
# 株式会社は、前項の規定による競売に代えて、市場価格のある同項の株式については市場価格として法務省令で定める方法により算定される額をもって、市場価格のない同項の株式については裁判所の許可を得て競売以外の方法により、これを売却することができる。この場合において、当該許可の申立ては、取締役が2人以上あるときは、その全員の同意によってしなければならない。
# 株式会社は、前項の規定により売却する株式の全部又は一部を買い取ることができる。この場合においては、次に掲げる事項を定めなければならない。
## 買い取る株式の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)
## 前号の株式の買取りをするのと引換えに交付する金銭の総額
# 取締役会設置会社においては、前項各号に掲げる事項の決定は、取締役会の決議によらなければならない。
# 第1項及び第2項の規定にかかわらず、登録株式質権者がある場合には、当該登録株式質権者が次のいずれにも該当する者であるときに限り、株式会社は、第1項の規定による競売又は第2項の規定による売却をすることができる。
## 前条第3項において準用する同条第1項の規定により通知又は催告をすることを要しない者
## 継続して5年間[[会社法第154条|第154条]]第1項の規定により受領することができる剰余金の配当を受領しなかった者
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第155条]] (株式会社による自己の株式の取得)
*[[会社法第462条]](剰余金の配当等に関する責任)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#7|第7節 株主に対する通知の省略等]]
|[[会社法第196条]]<br>(株主に対する通知の省略)
|[[会社法第198条]]<br>(利害関係人の異議)
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[[category:会社法|197]] | 2007-04-30T08:39:21Z | 2024-03-29T10:06:47Z | [
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6,149 | 会社法第234条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(一に満たない端数の処理)
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、1項九号を新設。 | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(一に満たない端数の処理)
;第234条
# 次の各号に掲げる行為に際して当該各号に定める者に当該株式会社の[[株式]]を交付する場合において、その者に対し交付しなければならない当該株式会社の株式の数に一株に満たない端数があるときは、その端数の合計数(その合計数に一に満たない端数がある場合にあっては、これを切り捨てるものとする。)に相当する数の株式を競売し、かつ、その端数に応じてその競売により得られた代金を当該者に交付しなければならない。
##[[会社法第170条|第170条]]第1項の規定による株式の取得
##:当該株式会社の株主
##[[会社法第173条|第173条]]第1項の規定による株式の取得
##:当該株式会社の株主
##[[会社法第185条|第185条]]に規定する株式無償割当て
##:当該株式会社の株主
##[[会社法第275条|第275条]]第1項の規定による新株予約権の取得
##:[[会社法第236条|第236条]]第1項第7号イの新株予約権の新株予約権者
##合併(合併により当該株式会社が存続する場合に限る。)
##:合併後消滅する会社の株主又は社員
##合併契約に基づく設立時発行株式の発行
##:合併後消滅する会社の株主又は社員
##株式交換による他の株式会社の発行済株式全部の取得
##:株式交換をする株式会社の株主
##株式移転計画に基づく設立時発行株式の発行
##:株式移転をする株式会社の株主
##株式交付
##:株式交付親会社([[会社法第774条の3|第774条の3]]第1項第1号に規定する株式交付親会社をいう。)に株式交付に際して株式交付子会社(同号に規定する株式交付子会社をいう。)の株式又は新株予約権等(同項第7号に規定する新株予約権等をいう。)を譲り渡した者
# 株式会社は、前項の規定による競売に代えて、市場価格のある同項の株式については市場価格として法務省令で定める方法により算定される額をもって、市場価格のない同項の株式については裁判所の許可を得て競売以外の方法により、これを売却することができる。この場合において、当該許可の申立ては、取締役が二人以上あるときは、その全員の同意によってしなければならない。
# 前項の規定により第1項の株式を売却した場合における同項の規定の適用については、同項中「競売により」とあるのは、「売却により」とする。
# 株式会社は、第2項の規定により売却する株式の全部又は一部を買い取ることができる。この場合においては、次に掲げる事項を定めなければならない。
##買い取る株式の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)
##前号の株式の買取りをするのと引換えに交付する金銭の総額
# 取締役会設置会社においては、前項各号に掲げる事項の決定は、取締役会の決議によらなければならない。
# 第1項から第4項までの規定は、第1項各号に掲げる行為に際して当該各号に定める者に当該株式会社の社債又は新株予約権を交付するときについて準用する。
===改正経緯===
*2018年改正により第1項第9号を新設
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第461条]](配当等の制限)
*[[会社法第462条]](剰余金の配当等に関する責任)
*[[単元未満株式]]
**[[会社法第189条]](単元未満株式についての権利の制限等)
**[[会社法第192条]](単元未満株式の買取りの請求)
**[[会社法第193条]](単元未満株式の価格の決定)
**[[会社法第194条]]【単元未満株主の売渡請求】
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#10|第10節 雑則]]
|[[会社法第233条]]<br>(適用除外)
|[[会社法第235条]]<br>
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[[category:会社法|234]]
[[category:会社法 2019年改正|234]] | 2007-04-30T08:48:57Z | 2024-03-26T18:24:06Z | [
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6,150 | ガリア戦記 第2巻 | ガリア戦記> 第2巻 >注解
C IVLII CAESARIS COMMENTARIORVM BELLI GALLICI
LIBER SECVNDVS
ベルガエ諸部族のローマに対抗する共謀とその理由
カエサルが新たに2個軍団を徴募させ、初夏にベルガエへ向かう
レーミー族使節が、カエサルに帰順を表明し、支援を約束する
レーミー族使節が、ベルガエ人の出自や兵力について教える
ベッロウァキー族
スエッスィオーネース族
その他の部族
カエサルがハエドゥイー族のディーウィキアークスにベッロウァキー族領の劫掠を命じ、さらにアクソナ川のたもとに背水の陣を敷く
レーミー族の城塞都市ビブラクスを、進軍して来たベルガエ勢が攻囲し始める
カエサルがビブラクスの救援に分遣隊を派兵するが、ベルガエ勢はカエサルの前に野営する
カエサルが騎兵戦の小競り合いでベルガエ勢の強さを探り、陣営の防備を固めて主力を布陣させる
ベルガエ勢の別動隊が、ローマ軍の背後の糧道を断とうとしてアクソナ渡河をめざす
アクソナ川の戦い:ローマ軍の同盟部隊に別動隊を破られ、ベルガエ勢が本土決戦を期す
ベルガエ勢の撤退戦:夜通し退却するが、朝から追撃を始めたローマ軍に大勢が打ち取られる
カエサルがスエッスィオーネース族の城塞都市ノウィオドゥーヌムを攻め、和議を請われる
スエッスィオーネース族の降伏を受け入れる。続いてベッロウァキー族も和議を請い始める
ハエドゥイー族のディーウィキアークスがベッロウァキー族を弁護
ベッロウァキー族、アンビアーニー族の降伏。ネルウィイー族情報
ネルウィイー族らがサビス川岸でカエサルの軍隊を待ち伏せる
ネルウィイー族が、諜者を通じてローマ軍の内情を調べ、作戦を練る
サビス川を挟んで対峙する両軍の陣営の地形
ネルウィイー族らベルガエ勢が、森から出て、全軍を挙げてローマ軍へ殺到(サビス川の戦い)
急襲されたローマ軍は危機的な状況に陥るが、鍛錬された将兵が規律を示す
カエサルが第10軍団を鼓舞。切迫した状況で兵士たちが軍旗のもとに集まる
ローマ軍の鉄兜(Galea:ガレア) 共和制末期~帝制期のものは、ガリアの影響でほお当てが付くようになっていた。
ローマ勢が、不利な戦況において臨機応変に対処することを強いられる
ローマ勢が左翼・中央で優勢になるが、ボドゥオーグナートゥス麾下ネルウィイー族がローマ陣営を目指して猛攻をかける
ネルウィイー勢の突入によってローマ方の陣営が大混乱に陥り、騎兵・軽装兵・軍属奴隷たちが四散する
苦戦する右翼の第12軍団の将兵が、カエサルの激励に応えて敵勢の猛攻に耐える
ローマ勢右翼の第7軍団が頑強に敵に抵抗し、3個軍団が増援に向かう
戦場の潮目が変わって、ローマ勢の士気が高揚するが、ネルウィイー勢も奮戦する
ネルウィイー族の降伏
アトゥアトゥキー族の籠城;その出自とキンブリー・テウトニー戦争の顛末
ローマ軍に城塞都市を包囲されたアトゥアトゥキー族が、大声で野次を飛ばす
アトゥアトゥキー族の講和条件
アトゥアトゥキー族がカエサルへの恭順を装って、多くの武器を投げ捨て、城門を開く
アトゥアトゥキー族の夜襲と結末
プーブリウス・クラッススが大西洋岸諸部族(アルモリカエ)を帰服させる
カエサルの属州帰還と軍団の冬営;前例のない感謝祭
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| ガリア戦記> 第2巻 >注解 | [[Category:ガリア戦記|2]]
[[ガリア戦記]]> '''第2巻''' >[[ガリア戦記 第2巻/注解|注解]]
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<span style="font-size:20px; font-weight:bold; font-variant-caps: petite-caps; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);"> C IVLII CAESARIS COMMENTARIORVM BELLI GALLICI </span>
<span style="font-size:40px; font-weight:bold; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);"> LIBER SECVNDVS </span>
</div>
{| id="toc" style="align:left;clear:all;" align="left" cellpadding="5"
! style="background:#ccccff; text-align:left;" colspan="2" | ガリア戦記 第2巻 目次
|-
| style="text-align:right; font-size: 0.86em;"|
'''[[#ベルガエ人同盟との戦役|ベルガエ人同盟との戦役]]''':<br />
<br />
'''[[#ネルウィイー族らとの戦役(サビス川の戦い)|ネルウィイー族らとの戦役]]''':<br />
<br />
'''[[#アトゥアトゥキー族との戦役|アトゥアトゥキー族との戦役]]''':<br />
'''[[#ガッリア平定とカエサルの凱旋|ガッリア平定とカエサルの凱旋]]''':<br />
| style="text-align:left; font-size: 0.86em;"|
[[#1節|01節]] |
[[#2節|02節]] |
[[#3節|03節]] |
[[#4節|04節]] |
[[#5節|05節]] |
[[#6節|06節]] |
[[#7節|07節]] |
[[#8節|08節]] |
[[#9節|09節]] |
[[#10節|10節]] <br />
[[#11節|11節]] |
[[#12節|12節]] |
[[#13節|13節]] |
[[#14節|14節]] |
[[#15節|15節]] <br />
[[#15節|15節]] |
[[#16節|16節]] |
[[#17節|17節]] |
[[#18節|18節]] |
[[#19節|19節]] |
[[#20節|20節]] <br />
[[#21節|21節]] |
[[#22節|22節]] |
[[#23節|23節]] |
[[#24節|24節]] |
[[#25節|25節]] |
[[#26節|26節]] |
[[#27節|27節]] |
[[#28節|28節]] <br />
[[#29節|29節]] |
[[#30節|30節]] |
[[#31節|31節]] |
[[#32節|32節]] |
[[#33節|33節]] <br />
[[#34節|34節]] |
[[#35節|35節]] |
|}
<br style="clear:both;" />
__notoc__
==ベルガエ人同盟との戦役==
===1節===
[[画像:Campagne Belges -57.png|thumb|right|250px|ベルガエ人との戦役(BC57年)におけるカエサルの遠征経路]]
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/1節]] {{進捗|00%|2021-09-05}}</span>
'''ベルガエ諸部族のローマに対抗する共謀とその理由'''
*① Cum esset Caesar in citeriore Gallia <span style="color:#009900;">[in hibernis]</span>, ita uti supra demonstravimus,
**こうして前述したように、カエサルが[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キテリオル]]<span style="color:#009900;">[の冬営]</span>にいたときに、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[in hibernis] の箇所について、前節でセークァーニー族領にある軍団兵駐屯のための冬営を副官ラビエーヌスに任せたと述べられており、カエサル自身はガッリア・キテリオル(イタリア半島北部の属州ガッリア)に戻っていて矛盾するため、削除提案されている。</span>
*crebri ad eum rumores adferebantur
**たびたびの噂が彼(カエサル)のところへもたらされて、
*litterisque item Labieni certior fiebat
**かつ[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]の書状によっても(以下のことが)同様に知らされた。
*omnes Belgas, quam tertiam esse Galliae partem dixeramus,
**[[w:ガリア|ガッリア]]の三分の一であると既述した[[w:ベルガエ人|ベルガエ人]]のすべてが、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:ここでいうガッリアは、第1巻の冒頭で説明された「ガッリア」のことで、属州ガッリアを含まない。)</span>
*contra populum Romanum coniurare obsidesque inter se dare.
**ローマ人民に対して陰謀を企み、かつ人質たちを互いに供出し合った。
*② Coniurandi has esse causas:
**陰謀を企んだことの理由は以下のことである。
*primum, quod vererentur, ne, omni pacata Gallia, ad eos exercitus noster adduceretur;
**まず、全ガッリアが平定されると、我ら(ローマ人)の軍隊が彼らのところへ率いて来られるのではないかと恐れたためである。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:ここでいう「ガッリア」は、第1巻の冒頭で説明された「ガッリア」の三分の一、すなわち「ケルタエ」地域のことであろう。)
*③ deinde, quod ab non nullis Gallis sollicitarentur,
**それから、若干の[[w:ガリア人|ガッリア人]]たちにより強く刺激されたためである。
*partim qui, ut [[wikt:en:Germani#Latin|Germanos]] diutius in Gallia versari noluerant,
**一部の者は、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人がより長くガッリアに滞在することを望まなかったように、
*ita populi Romani exercitum hiemare atque inveterascere in Gallia moleste ferebant,
**このようにしてローマ人民の軍隊がガッリアで冬営することや定住することを不快に思っていた。
*partim qui mobilitate et levitate animi novis imperiis studebant;
**一部の者は、心の気まぐれや軽薄さによって、(ローマ人とは別の)新たな統治を熱望していた。
*④ ab non nullis etiam,
**さらには(以下の)若干の者たちによっても(強く刺激されたためである。)
*quod in Gallia a potentioribus atque iis qui ad conducendos homines facultates habebant vulgo regna occupabantur;
**ガッリアでは、勢力のある者や人を雇う財力を持っていた者たちによって、一般に王権が占有されていたので、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:ローマの属州やその近辺のガッリア人社会では官吏による統治が普及していたが、ローマ領から遠いガッリア人やベルガエ人社会では君主制が支配的であったらしい。)</span>
*qui minus facile eam rem imperio nostro consequi poterant.
**我ら(ローマ人)の支配によってその事(王権)があまり容易に達成できない者たちである。
===2節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/2節]] {{進捗|00%|2021-09-05}}</span>
'''カエサルが新たに2個軍団を徴募させ、初夏にベルガエへ向かう'''
*His nuntiis litterisque commotus
**これらの報告や書状に揺り動かされて、
*Caesar duas legiones in citeriore Gallia novas conscripsit
**カエサルは新たな2個軍団をガッリア・キテリオル<span style="color:#009900;">([[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピナ]])</span>にて徴募した。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[w:en:Legio XIII Gemina|XIII]]・[[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]] の2個軍団で、これらは「双子」軍団と呼び慣わされる。<br> 前年(第1巻の年)に6個軍団 [[w:en:Legio VII Claudia|VII]]・[[w:en:Legio VIII Augusta|VIII]]・[[w:en:Legio IX Hispana|IX]]・[[w:en:Legio X Equestris|X]]・[[w:en:Legio XI Claudia|XI]]・[[w:en:Legio XII Fulminata|XII]] を保持していたが、<br> 第2巻では、併せて8個軍団を動員することになる。)</span>
*et inita aestate in ulteriorem Galliam
**そして夏の初めにガッリア・ウルテリオル<span style="color:#009900;">([[w:ガリア・トランサルピナ|ガッリア・トランサルピナ]])</span>に、
*qui deduceret Quintum Pedium legatum misit.
**(2個軍団を)統率させるために[[w:レガトゥス|レガトゥス]](総督副官)クイーントゥス・ペディウスを派遣した。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[w:クィントゥス・ペディウス|クイーントゥス・ペディウス]]は、カエサルの甥または大甥に当たる人物で、<br> [[w:ガイウス・スエトニウス・トランクィッルス|スエトニウス]]著『カエサル伝』[https://la.wikisource.org/wiki/De_vita_Caesarum_libri_VIII/Vita_divi_Iuli#[83]]では、カエサルの姉ユリアの孫と記されているが、<br> 年齢を考えると、カエサルの甥に当たるとも考えられる。[[#11節]]でも言及される)</span>
*Ipse, cum primum pabuli copia esse inciperet, ad exercitum venit.
**(カエサル)自身は、糧秣が豊富になり始めるや否や、軍隊のもとへやって来た。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:第1巻の巻末で既述のように、ローマ軍はセークァニー族の領土で冬営していた。)</span>
*Dat negotium [[wikt:en:Senones#Latin|Senonibus]] reliquisque Gallis, qui finitimi Belgis erant,
**(カエサルは)セノネース族や、ベルガエ人の隣人であった残りのガッリア人に、任務を与える。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:<span style="font-family:Times New Roman;">セノネース族 [[w:la:Senones|Senonēs]](仏語名 [[w:fr:Sénons|Sénons]])は、現在の[[w:サンス|サーンス]]([[w:fr:Sens (Yonne)|Sens]])近辺にいた部族で、<br> 都市名サーンス Sens も、この部族名に由来する。同市のラテン語名は [[w:la:Agedincum Senonum|Agedincum]] だが、<br> これは彼らの首邑のラテン語名であり、第7巻で言及される。<br> 部族名は「古参の者たち」[[ガリア戦記/ガリア語の名前#Senones|ガリア語の名前#Senones]] を参照。)</span>
*uti ea, quae apud eos gerantur, cognoscant seque de his rebus certiorem faciant.
**彼ら(ベルガエ人)のもとでなされることを調べて、自分(カエサル)にこれらの状況について報知させるためである。
*Hi constanter omnes nuntiaverunt
**彼らは皆、一致して(以下のことを)報告した。
*manus cogi, exercitum in unum locum conduci.
**部隊が駆り集められ、軍隊が一か所に集結させられた(ということを)。
*Tum vero dubitandum non existimavit, quin ad eos <span style="color:#009900;">[duodecimo die]</span> proficisceretur.
**そこで確かに、<span style="color:#009900;">[12日目に]</span> 彼ら(ベルガエ人)のもとへ出発することは、ためらわれるべきではないと(カエサルは)判断した。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[duodecimo die] [12日目に] は、<span style="font-family:Times New Roman;">β</span>系写本にしかない記述で、<br> 削除するか否か、校訂者の間でも見解が分かれる箇所である。)</span>
*Re frumentaria provisa
**糧食徴発が準備されると、
*castra movet diebusque circiter quindecim ad fines Belgarum pervenit.
**陣営を引き払い、約15日でベルガエ人の領土へ到着した。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===3節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/3節]] {{進捗|00%|2021-09-08}}</span>
[[画像:Porte de Mars.jpg|thumb|right|350px|フランスの[[w:ランス (マルヌ県)|ラーンス市]]([[w:fr:Reims|Reims]])に残る、帝制ローマ期(3世紀)の軍神マルスの凱旋門([[w:fr:Porte de Mars|Porte de Mars]])。<hr>レーミー族 Rēmī(仏 [[w:fr:Rèmes|Rèmes]])は、[[w:ランス (マルヌ県)|ラーンス]]([[w:fr:Reims|Reims]])近辺にいた部族で、都市名 Reims も部族名に由来する。同市のラテン語名は [[w:la:Durocortorum|Durocortorum]] だが、これは彼らの首邑のラテン語名 [[w:fr:Durocortorum|Durocortorum]] である。]]
[[画像:Tête 1er siècle Musée Saint-Remi 100208.jpg|thumb|right|260px|後1世紀頃のレーミー族市民のポートレート。[[w:ランス (マルヌ県)|ラーンス市]]のサン=レミ博物館([[w:fr:Musée Saint-Remi de Reims|Musée Saint-Remi de Reims]])所蔵。]]
'''レーミー族使節が、カエサルに帰順を表明し、支援を約束する'''
*Eo cum <u>de improviso</u> celeriusque omni<um> opinione venisset,
**(カエサルが)そこに思いがけなく、皆の予想よりもすばやくやって来たので、
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:dē [[wikt:en:improvisum#Noun|imprōvīsō]]「不意に、思いがけずに」<br> [[ガリア戦記_第5巻#22節|第5巻22節]]でも後出。)</span>
*[[wikt:en:Remi#Latin|Remi]], qui proximi Galliae ex Belgis sunt,
**ベルガエ人の内で(ほかの)ガッリア人たちの一番近くにいたレーミー族が、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:<span style="font-family:Times New Roman;">レーミー族 Rēmī の名は、<br> ガリア語で「第一人者/指導者」の意味。<br> 「[[ガリア戦記/ガリア語の名前#Remi|ガリア語の名前#Remi]]」を参照。)</span>
*ad eum legatos Iccium et Andecombogium, primos civitatis, miserunt,
**彼(カエサル)のもとへ使節として、部族の領袖であったイッキウスとアンデコムボギウスを派遣した。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:アンデコムボギウス Andecombogius の名は、<br> 写本や校訂者により異なる。<br> 「[[ガリア戦記/ガリア語の名前#Andecombogius|ガリア語の名前#Andecombogius]]」 を参照。)</span>
*qui dicerent
**彼らに(以下のことを)述べさせるために。
*se suaque omnia in fidem atque in potestatem populi Romani permittere,
**(レーミー族は)自分たちの身と一切合財を、ローマ人民の保護と権力のもとにゆだねて、
*neque se cum reliquis Belgis consensisse
**自分たちはほかのベルガエ人と共謀したこともなく、
*neque contra populum Romanum omnino coniurasse,
**ローマ人民に対してまったく陰謀を企んだこともない。
*paratosque esse
**(レーミー族は以下のことの)用意ができている。
*et obsides dare et imperata facere
**(ローマ人に)人質を供出することや、命令されたことを行なうこと、
*et oppidis recipere et frumento ceterisque rebus iuvare;
**(ローマ人を)城塞都市にて迎え入れることや、糧食やほかの物で支援することである。
*reliquos omnes Belgas in armis esse,
**ほかのすべてのベルガエ人は武装しており、
*Germanosque qui cis Rhenum incolant sese cum his coniunxisse,
**レーヌス〔=[[w:ライン川|ライン川]]〕のこちら側に住んでいるゲルマーニア人は、彼らと結び付いた。
*tantumque esse eorum omnium furorem
**彼ら(ベルガエ人)皆の熱狂がこれほどのものであるので、
*ut ne Suessiones quidem, fratres consanguineosque suos,
**自分たち(レーミー族)の同胞であり、血族であるスエッスィオーネース族ですら、
*qui eodem iure et isdem legibus utantur, unum imperium unumque magistratum cum ipsis habeant,
**(彼らは自分たちと)同じ権利と同じ慣わしを享受し、一つの統治と一人の行政官を自分たちと共有しているのだが、
*deterrere potuelint quin cum iis consentirent.
**彼ら(ゲルマーニア人)と共謀することを(レーミー族は)妨げることができなかったのである。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===4節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/4節]] {{進捗|00%|2021-09-16}}</span>
'''レーミー族使節が、ベルガエ人の出自や兵力について教える'''
*Cum ab his quaereret, quae civitates quantaeque in armis essent et quid in bello possent,
**(カエサルが)「どの部族がどれほど多く武装していて、戦争においてどれほどの力を持つか」と彼らに尋ねたとき、
[[画像:Cimbrians and Teutons invasions.svg|thumb|right|300px|[[w:キンブリ・テウトニ戦争|キンブリ・テウトニ戦争]]の遠征路。<br>ベルガエ人は、両部族の侵攻を撃退した。]]
*sic reperiebat:
**以下のことを見出した。
*plerosque Belgos esse ortos a Germanis
**たいていのベルガエ人は、ゲルマーニア人から生じたものであり、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:ローマ人がゲルマーニアと呼ぶライン川・ドナウ川の彼方には、かつて多くのケルト系部族が居住していた遺跡が発掘されている。<br> カエサルが言及するゲルマーニア人は、必ずしも「ゲルマン系」とは限らないと思われる。)</span>
*Rhenumque antiquitus traductos
**かつ昔にレーヌス〔=[[w:ライン川|ライン川]]〕を渡河して来て、
*propter loci fertilitatem ibi consedisse
**土地の実り豊かさゆえにそこに定着して、
*Gallosque, qui ea loca incolerent, expulisse,
**その土地に居住していたガッリア人を追い払ったのである。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:「ガッリア人」は、第1巻の冒頭で語られた「ケルタエ人」に近い。)</span>
*solosque esse qui patrum nostrorum memoria
**我らの父祖の伝承では、(ベルガエ人)だけが、
*omni Gallia vexata, Teutonos [[wikt:en:Cimbri#Latin|Cimbros]]que intra suos fines ingredi prohibuerint;
**全ガッリアが荒廃させられたときに、テウトニー族とキンブリー族が自分の領土の内側に踏み入ることを防いだ。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[w:キンブリ・テウトニ戦争|キンブリ・テウトニ戦争]]において、ベルガエは両部族に踏み荒らされなかった。右図参照。<br> キンブリー族とテウトニー族も、かつては「ゲルマン」系と考えられていたが、ケルト系という説もある。)</span>
*qua ex re fieri, uti earum rerum memoria
**この事ゆえに、それらの事の伝承によって、以下のようになった。
*magnam sibi auctoritatem magnosque spiritus in re militari sumerent.
**(ベルガエ人は)自分たちに大きな威信と兵事における大きな闘魂があると考えていた。
*De numero eorum omnia se habere explorata Remi dicebant,
**彼らの兵数について、自分たちはすべてを調べ上げて持っていると、レーミー族(の使節)は述べた。
*propterea quod propinquitatibus adfinitatibusque coniuncti,
**というのも、(レーミー族は他部族と)血縁関係や姻戚関係によって結びついているために、
*quantam quisque multitudinem in communi Belgarum concilio ad id bellum pollicitus sit, cognoverint.
**ベルガエ人共同会合においておのおの(の部族)がどれほど多数(の兵員)を戦争へ(供出するか)約束したか、探知しているからだ。
'''ベッロウァキー族'''
*Plurimum inter eos [[wikt:en:Bellovaci|Bellovacos]] et virtute et auctoritate et hominum numero valere:
**ベッロウァキー族は、彼ら(ベルガエ人)の間で、武勇と威信と人口において最も有力である。
*hos posse conficere armata milia centum,
**彼らは武装した10万人を召集することができ、
*pollicitos ex eo numero electa milia sexaginta,
**その兵数のうちから選りすぐりの6万人(の供出)を約束して、
*totiusque belli imperium sibi postulare.
**自分たちに戦争全体の指揮権を(任せることを)要求している。
'''スエッスィオーネース族'''
*[[wikt:en:Suessiones|Suessiones]] suos esse finitimos;
**スエッスィオーネース族は自分たち(レーミー族)の隣人であり、
*fines latissimos [[wikt:en:feracissimos|feracissimos]]que agros possidere.
**非常に広大な領土と実り豊かな耕地を占有している。
*Apud eos fuisse regem nostra etiam memoria [[wikt:en:Diviciacus|Diviciacum]],
**我らの伝承においてさえも、彼らのもとには[[w:ディウィキアクス (スエッシオネス族)|ディーウィキアークス]]という王がいて、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:この [[w:en:Diviciacus (Suessiones)|Diviciacus]] は、第1巻に登場したハエドゥイー族の [[w:en:Diviciacus (Aedui)|Diviciacus]] とは同名異人。[[#5節]]参照。)</span>
[[画像:England Celtic tribes - South.png|thumb|right|250px|ローマ人に支配される前の[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]島南部の部族分布図。Belgae, Atrebates などの名がある。]]
*totius Galliae potentissimum,
**全ガッリアで最も勢力があり、
*qui cum magnae partis harum regionum, tum etiam [[wikt:en:Britannia#Latin|Britanniae]] imperium obtinuerit;
**これらの地域の大部分のみならず、[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]にさえも支配権を保持していた。
*nunc esse regem [[w:en:Galba (Suessiones)|Galba]]m;
**今はガルバが王であり、
*ad hunc propter iustitiam prudentiamque summam totius belli omnium voluntate deferri;
**公正さと分別のゆえに、戦争全体の統帥権が、全部族の意思によって彼に委任されている。
*oppida habere numero duodecim (XII), polliceri milia armata quinquaginta (L);
**(スエッスィオーネース族は)12の城塞都市を持ち、武装した5万人(の供出)を約束している。
'''その他の部族'''
*totidem [[wikt:en:Nervii#Latin|Nervios]], qui maxime feri inter ipsos habeantur longissimeque absint;
**ネルウィイー族は同数で、(ベルガエ人)自身の間でとりわけ野卑と思われており、最も遠方に離れている。
*quindecim (XV) milia [[wikt:en:Atrebates|Atrebates]], [[wikt:en:Ambiani|Ambianos]] decem (X) milia,
**アトレバテース族は1万5千人、アンビアーニー族は1万人、
*[[wikt:en:Morini|Morinos]] vigintiquinque (XXV) milia, [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] novem (VIIII) milia, [[wikt:en:Caletes|Caletos]] decem (X) milia,
**モリニー族は2万5千人、メナピイー族は9千人、カレーテース族は1万人、
*[[wikt:en:Veliocasses|Veliocasses]] et [[wikt:en:Veromandui|Viromanduos]] totidem, [[wikt:en:Aduatuci|Atuatucos]] decem et novem (XVIIII) milia;
**ウェリオカッセース族とウィロマンドゥイー族が同じく(1万人)、アトゥアトゥキー族が1万9千人、
*[[wikt:en:Condrusi|Condrusos]], [[wikt:en:Eburones#Latin|Eburones]], [[wikt:en:Caeroesi|Caero(e)sos]], [[wikt:en:Paemani|Paemanos]], qui uno nomine Germani appellantur, arbitrari ad quadraginta (XL) milia.
**コンドルースィー族、エブーローネース族、カエロ(エ)スィー族、パエマーニー族、彼らは一つの名前でゲルマーニア人と呼ばれるが、4万人と思われる。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[w:en:Germani cisrhenani|Germani cisrhenani]]「ライン川のこちら側のゲルマーニア人」とも呼ばれる。<br> [[wikt:en:Germanus#Latin|Germānus, -ī]] という単語そのものは、ケルト系ガリア語に由来すると考えられており、<br> 彼らもケルト系ガリア語を話していたと考えられている。)</span>
<div style="text-align:center">
{|
|-
|[[画像:Gaule Belgique.png|thumb|right|500px|ベルガエまたはガッリア・ベルギカ([[wikt:en:Gallia_Belgica#Latin|Gallia Belgica]])の部族と首邑の配置図。]]
|}
</div>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===5節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/5節]] {{進捗|00%|2021-09-19}}</span>
'''カエサルがハエドゥイー族のディーウィキアークスにベッロウァキー族領の劫掠を命じ、さらにアクソナ川のたもとに背水の陣を敷く'''
*Caesar Remos cohortatus liberaliterque oratione prosecutus
**カエサルはレーミー族(の使節)を励まして、惜しみなく雄弁で敬意を表して、
*omnem senatum ad se convenire principumque liberos obsides ad se adduci iussit.
**評議会の全員に彼の所へ集まることを、および領袖の子供たちを人質として自分(カエサル)のもとへ引き連れてくることを命じた。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:部族国家の合議制統治機関もローマの元老院に倣って [[wikt:en:senatus#Latin|senātus]] と呼ばれるが、ここでは「評議会」と訳す。)</span>
*Quae omnia ab his diligenter ad diem facta sunt.
**これらすべてのことは、彼らにより入念にその期日までに行なわれた。
*Ipse [[wikt:en:Diviciacus|Diviciacum]] Haeduum magnopere cohortatus docet
**(カエサル)自身は[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]の[[w:ディウィキアクス|ディーウィキアークス]]を大いに励まして(以下のことを)教えた。
*quanto opere [[wikt:la:res_publica|rei publicae]] communisque salutis intersit
**どれだけ公儀〔=ローマ国家〕と(双方の)共通の安全にとって(以下のことが)重要であるか、
*manus hostium distineri,
**敵の部隊を分散させておくことが、
*ne cum tanta multitudine uno tempore confligendum sit.
**これほど多勢(の兵)と一時に激突しないようにしなければならないことが。
*Id fieri posse, si suas copias Haedui in fines Bellovacorum introduxerint et eorum agros populari coeperint.
**もし、ハエドゥイー族が配下の軍勢をベッロウァキー族の領土に導き入れ、彼らの畑を荒らし始めたなら、そのことが可能になるだろう。
*His <span style="color:#009900;"><</span>datis<span style="color:#009900;">></span> mandatis eum a se dimittit.
**(カエサルは)これを任務として与えて、彼(ディーウィキアークス)を自分のもとから送り出した。
*Postquam omnes Belgarum copias in unum locum coactas ad se venire vidit neque iam longe abesse ab iis quos miserat exploratoribus et ab Remis cognovit,
**ベルガエ人の全軍勢が一か所に駆り集められて自分(カエサル)の方へ来ることを予見して、偵察隊として派遣していた者たちやレーミー族によって(ベルガエ勢が)すでに遠く離れていないと知った後で、
*flumen Axonam, quod est in extremis Remorum finibus, exercitum traducere maturavit atque ibi castra posuit.
**レーミー族の領土の外縁にあるアクソナ川〔=現[[w:エーヌ川|エーヌ川]]〕を軍隊に渡らせることを急いで、かつそこに陣営を設置した。
<div style="text-align:center">
{|
|-
|[[画像:Aisne Berry-au-Bac 150808 1.jpg|thumb|right|350px|アクソナ川、すなわち現在の[[w:エーヌ川|エーヌ川]]([[w:fr:Aisne (affluent de l'Oise)|l'Aisne]])。<br>戦場と考えられている、現在の仏[[w:エーヌ県|エーヌ県]]ベリ=オ=バク([[w:fr:Berry-au-Bac|Berry-au-Bac]])にて。]]
|[[画像:Bassin de l'Aisne.png|thumb|right|350px|アクソナ川、すなわち現在の[[w:エーヌ川|エーヌ川]]([[w:fr:Aisne (affluent de l'Oise)|l'Aisne]])は、[[w:アルゴンヌ森|アルゴンヌ森]]を源流とし、[[w:オワーズ川|オワーズ川]]に合流し、さらにパリの北方で[[w:セーヌ川|セーヌ川]]に合流する。]]
|}
</div>
*Quae res
**その状況は、
*et latus unum castrorum ripis fluminis muniebat
**陣営の一つの側面を川岸で防備していて、
*et post eum quae erant tuta ab hostibus reddebat
**彼(カエサル)の背後を敵方から安全な状態にしており、
*et commeatus ab Remis reliquisque civitatibus ut sine periculo ad eum portari possent efficiebat.
**レーミー族と残りの部族によって、糧食が危険なしに彼(カエサル)のもとへ輸送することを可能ならしめていた。
*In eo flumine pons erat.
**その川には、橋があった。
*Ibi praesidium ponit
**(カエサルは)そこに守備隊を配置して、
*et in altera parte fluminis Q.Titurium Sabinum legatum cum sex cohortibus relinquit;
**川のもう一方の側には、副官[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|クイーントゥス・ティトゥリウス・サビーヌス]]を6個歩兵大隊とともに残した。
*castra in altitudinem pedum duodecim(XII) vallo fossaque duodeviginti(XVIII) pedum muniri iubet.
**(カエサルは)陣営を高さ12[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ペース|ペース]]の堡塁と18ペースの堀で囲むことを命じた。
**:<span style="font-family:Times New Roman;color:#009900;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ペース|ペース]]は約29.6cmだから、約3.55mの堡塁と約5.3mの堀となる。)</span>
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:108 of 'Cæsar's Conquest of Gaul' (11253491253).jpg|thumb|right|400px|アクソナ河畔におけるローマ・ベルガエ両軍の布陣図<br>(''British Library HMNTS 9041.h.7.'')<hr>※『ガリア戦記』の古戦場を発掘したウジェーヌ・ストッフェル大佐([[w:fr:Eugène Stoffel|Eugène Stoffel]]:1821-1907)の説によるもので<ref name="近山">[[w:近山金次|近山金次]]訳『ガリア戦記』等を参照。</ref><ref name="uchicago">[https://penelope.uchicago.edu/Thayer/E/Journals/CJ/36/6/Caesars_Camp_on_the_Aisne*.html Caesar's Camp on the Aisne — Classical Journal 36:337‑345 (1941)]等を参照。</ref>、これが有力な説となっている。<hr>図中の [[w:fr:Berry-au-Bac|Berry-au-Bac]], [[w:fr:Condé-sur-Suippe|Condé-sur-Suippe]], [[w:fr:Guignicourt|Guignicourt]], [[w:fr:Pontavert|Pontavert]](以上[[w:エーヌ県|エーヌ県]])並びに [[w:fr:Gernicourt|Gernicourt]]([[w:マルヌ県|マルヌ県]])は、近現代の自治体名。]]
| style="vertical-align:top;" |[[画像:02073-Berry-au-Bac-Sols.png|thumb|right|350px|アクソナ河畔においてローマ・ベルガエ両軍が布陣したと考えられている現在の[[w:エーヌ県|エーヌ県]]ベリ=オ=バク([[w:fr:Berry-au-Bac|Berry-au-Bac]])の地図。左図の中央部に対応する([https://www.google.com/maps/place/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9+%E3%80%9202190+%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%82%AA%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF/@49.4075981,3.8771459,5732m/data=!3m2!1e3!4b1!4m5!3m4!1s0x47e9a4719a9b40b5:0x40af13e8169fa00!8m2!3d49.403069!4d3.899594?hl=ja Google Map])。<hr>当地は、レーミー族の首邑があった[[w:ランス (マルヌ県)|ランス市]]の市街地から北西へ約19km、徒歩4時間ほど、自動車で20分強<ref>Google Mapsによる。</ref>。]]
|}
</div>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===6節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/6節]] {{進捗|00%|2021-09-08}}</span>
'''レーミー族の城塞都市ビブラクスを、進軍して来たベルガエ勢が攻囲し始める'''
*Ab his castris oppidum Remorum nomine Bibrax aberat milia passuum octo(VIII).
**この(カエサルの)陣営から、レーミー族のビブラクスという名の城塞都市は8マイル離れていた。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:8[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|マイル]]は、約12km。)</span>
<div style="text-align:center">
{|
|-
|[[画像:Camp de st Thomas 35143.jpg|thumb|right|250px|ビブラクス([[w:fr:Bibrax|Bibrax]])の遺構と考えられている「ラン旧市街(Vieux-Laon)」の復元図。]]
|[[画像:Saint-Erme-Outre-et-Ramecourt (Aisne) chemin du vieux Laon menant au Camp des Romains.JPG|thumb|right|400px|ビブラクス([[w:fr:Bibrax|Bibrax]])と考えられている古代ローマ時代の遺構「ラン旧市街(Vieux-Laon)」が残る仏[[w:エーヌ県|エーヌ県]]の村落サン=トマ([[w:fr:Saint-Thomas (Aisne)|Saint-Thomas]])の郊外([https://www.google.com/maps/place/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9+%E3%80%9202820+%E3%82%B5%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%88%E3%83%9E/@49.5019503,3.801481,14z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x47e9b079ab27dfff:0x548dad124cac49dc!8m2!3d49.497623!4d3.820453?hl=ja Google Map])。<hr>エーヌ県[[w:ラン (フランス)|ラン市]]([[w:fr:Laon|Laon]])から東南東へ約19km、徒歩約4時間、車で30分ほど。レーミー族の首邑があったマルヌ県[[w:ランス (マルヌ県)|ランス市]]から北西へ約32km、徒歩約7時間、車で約40分。戦場と考えられる自治体ベリ=オ=バク([[w:fr:Berry-au-Bac|Berry-au-Bac]])から北西へ13km前後、徒歩3時間弱、車で約14分。カエサルの記述とおおむね合致する。]]
|}
</div>
*Id ex itinere magno impetu Belgae oppugnare coeperunt.
**その町を、行軍からたいへんな勢いでベルガエ人が攻囲を始めた。
*Aegre eo die sustentatum est.
**辛うじてその日は持ちこたえられた。
*Gallorum eadem atque Belgarum oppugnatio est haec:
**(狭義の)ガッリア人と同じく、ベルガエ人の攻囲というものは以下のものである。
*ubi circumiecta multitudine hominum totis moenibus undique in murum lapides iaci coepti sunt murusque defensoribus nudatus est,
**全防壁が多勢の人間で取り囲まれ、至る所から城壁に石が投げ始められ、城壁が守備兵たちから無防備にされるや否や、
*testudine facta portas succendunt murumque subruunt.
**[[w:テストゥド|テストゥド(亀甲)]]が作られて、城門を焼き、城壁を倒壊させる。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:portas [[wikt:en:succendunt|succendunt]]「城門を焼く」ではなく、portas [[wikt:en:succedunt|succēdunt]]「城門に迫る」などの修正読みもある。)</span>
**:<span style="color:#009900;">(訳注:テストゥド ''[[w:en:Testudo|testudo]]'' と呼ばれる攻城手段は下の二つがあるが、いずれもローマ人の攻城戦術であり、ガッリア人やベルガエ人がどのように用いていたかは不詳である。)</span>
<div style="text-align:center">
{|
|-
|[[画像:Wenceslas Hollar - A testudo.jpg|thumb|right|330px|ローマ軍の[[w:テストゥド|テストゥド]](亀甲形密集隊形)による攻城戦の想像画(17世紀)。この隊形は、ローマ軍の頑丈な[[w:スクトゥム|方形の長盾]]が可能にしたものであるが、ガッリア人の小さな丸い盾でも可能であるのかは不祥。]]
|[[画像:Bender - Testudo.JPG|thumb|right|330px|テストゥド(亀甲車)と呼ばれるローマ軍の攻城兵器の一つの復元画。城壁・城門を突き破るための[[w:破城槌|破城槌]]([[wikt:en:aries#Latin|aries]])を防護するものと考えられている。]]
|}
</div>
*Quod tum facile fiebat.
**以上のことがそのときに容易になされていた。
*Nam cum tanta multitudo lapides ac tela conicerent, in muro consistendi potestas erat nulli.
**なぜならこれほど多勢が石や投槍を投げたので、城壁に陣取る機会は誰にもなかったのである。
*Cum finem oppugnandi nox fecisset,
**夜が攻囲することを終わりにしたので、
*Iccius Remus,
**レーミー族のイッキウスは、
*summa nobilitate et gratia inter suos, qui tum oppido praefuerat,
**自分たち(レーミー族)の間で最も名門で人望厚く、そのときに城塞都市を統率しており、
*unus ex iis qui legati de pace ad Caesarem venerant,
**講和使節としてカエサルのもとへ来ていた者たちの一人であるが、
*nuntium ad eum mittit,
**報告を彼(カエサル)のもとへ送って、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[wikt:en:nuntium|nuntium]](単数・対格)を次節の[[wikt:en:nuntii#Latin|nuntii]]に合わせて複数形の[[wikt:en:nuntios#Latin|nuntios]]とする修正読みもあるが、ここでは写本通り「報告」と解釈して単数のままとする。)</span>
*nisi subsidium sibi submittatur, sese diutius sustinere non posse.
**もし援軍が自分たちに救援のために派遣されなければ、自分たちはこれ以上長く持ちこたえられない(と伝えた)。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===7節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/7節]] {{進捗|00%|2021-09-23}}</span>
'''カエサルがビブラクスの救援に分遣隊を派兵するが、ベルガエ勢はカエサルの前に野営する'''
*Eo de media nocte
**それゆえに、真夜中の頃に
*Caesar isdem ducibus usus, qui nuntii ab Iccio venerant,
**カエサルはイッキウスによって伝令として来ていたところの同じ者たちを道案内に利用して、
*[[wikt:en:Numidas|Numidas]] et Cretas sagittarios et funditores [[wikt:en:Baleares#Latin|Baleares]] subsidio oppidanis mittit;
**[[w:ヌミディア|ヌミディア]]人と[[w:クレタ島|クレタ島]]人の[[w:弓兵|弓兵]]たち、および[[w:バレアレス諸島|バレアレス諸島]]人の[[w:投石兵|投石兵]]たちを城塞都市の人たちに救援のために派遣する。
*quorum adventu et Remis cum spe defensionis studium propugnandi accessit
**この者たちの到着により、レーミー族にとっては防衛の希望とともに応戦する熱意が増しもしたし、
*et hostibus eadem de causa spes potiundi oppidi discessit.
**敵方にとっては同じ理由から、城塞都市をわがものにする希望が消えもした。
*Itaque paulisper apud oppidum morati agrosque Remorum depopulati,
**それゆえに(ベルガエ勢は)しばらく城塞都市のもとに留まって、レーミー族の耕地を荒らしまくって、
*omnibus vicis aedificiisque, quo adire potuerant, incensis,
**彼らが赴くことができたすべての村々や建物が焼き討ちされると、
*ad castra Caesaris omnibus copiis contenderunt
**(ベルガエ勢は)カエサルの陣営のそばへ全軍勢をもって急行して、
*et a milibus passuum minus duobus castra posuerunt;
**2マイル足らずのところへ陣営を設置した。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:2[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|マイル]]は、約3km。)</span>
*quae castra, ut fumo atque ignibus significabatur, amplius milibus passuum octo(VIII) in latitudinem patebant.
**その陣営は、煙と火で示されたように、8マイルより広い幅に広がっていた。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:8[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|マイル]]は、約12km。)</span>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===8節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/8節]] {{進捗|00%|2021-09-26}}</span>
'''カエサルが騎兵戦の小競り合いでベルガエ勢の強さを探り、陣営の防備を固めて主力を布陣させる'''
*Caesar primo et propter multitudinem hostium
**カエサルは当初、敵方の多勢のためからも、
*et propter eximiam opinionem virtutis
**(ベルガエ人の)武勇についての並外れた評判のためからも、
*proelio supersedere statuit;
**(決着を付けるための)戦闘を差し控えることを決めた。
*cotidie tamen equestribus proeliis,
**それでも毎日、騎兵戦により、
*quid hostis virtute posset et quid nostri auderent periclitabatur.
**敵がどれだけの武勇を持っているか、我が方〔ローマ軍〕がどれだけ大胆にやれるかを、試していた。
*Ubi nostros non esse inferiores intellexit,
**(カエサルが)我が方は(敵)より劣っていないと判断して、
*loco pro castris ad aciem instruendam natura oportuno atque idoneo,
**陣営の前の場所は、戦列を整えるためには好都合かつ適切な地形であるゆえに、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:以下、下に掲げた両軍の布陣図を参照せよ。)</span>
*─ quod is collis, ubi castra posita erant, paululum ex planitie editus
**─ というのも、そこに陣営が置かれていた丘は、平地からごくわずかに高くなっており、
*tantum adversus in latitudinem patebat, quantum loci acies instructa occupare poterat,
**整えられた戦列が占めることができる土地の分だけ(敵に対して)前面に幅をもって広がっていた。
*atque ex utraque parte lateris deiectus habebat
**かつ(その丘は)両側から側面の急な坂を持っており、
*et in fronte leniter fastigatus paulatim ad planitiem redibat ─,
**前面に緩やかに傾斜して、少しずつ平地に戻っていたからだが ─、
*ab utroque latere eius collis transversam fossam obduxit circiter passuum quadringentorum(CCCC)
**(カエサルは)その丘の両方の側面から横向きにおよそ400パッススの堀を掘り進めて、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#パッスス|パッスス]]は約1.48mだから、400パッススは 600m弱。)</span>
*et ad extremas fossas castella constituit ibique tormenta conlocavit,
**堀の両端に砦を設置して、かつそこに<ruby><rb>射出機</rb><rp>(</rp><rt>トルメントゥム</rt><rp>)</rp></ruby>を据えた。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[ガリア戦記/用例集/第二変化名詞/tormentum|tormentum]]</span> がどのようなものか、『ガリア戦記』では詳しく述べられていないが、<br> [[内乱記 第2巻#2節|『内乱記』第2巻2節]]の記述から、下の[[w:バリスタ (兵器)|バリスタ]]のようなものであると考えられている。)</span>
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:047 Conrad Cichorius, Die Reliefs der Traianssäule, Tafel XLVII (Ausschnitt 02).jpg|thumb|right|350px|[[w:トラヤヌスの記念柱|トラヤヌスの記念柱]](113年)に描写されたローマ軍の兵器バリスタ(またはスコルピオ)。]]
|[[画像:Balliste fireing.jpg|thumb|right|350px|ローマ軍の巻揚げ式射出機バリスタ(またはスコルピオ)の復元例。]]
|}
</div>
*ne, cum aciem instruxisset, hostes, quod tantum multitudine poterant, ab lateribus pugnantes suos circumvenire possent.
**(上の措置は、カエサルが)戦列を整えたときに、敵がこれほど数において有力であったので、戦っている味方を側面から包囲することができないように(と講じたものである)。
*Hoc facto, duabus legionibus, quas proxime conscripserat in castris relictis,
**これが果たされ、最近に徴募しておいた2個軍団を陣営に残すと、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#2節]]で述べられた、[[w:en:Legio XIII Gemina|XIII]]・[[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]] の2個軍団)</span>
*ut, si quo opus esset subsidio, duci possent,
**(その2個軍団を残すのは)もし何らかの救援が必要であれば、率いて行くことができるようにであるが、
*reliquas sex(VI) legiones pro castris in acie constituit.
**残りの6個軍団を、陣営の前で戦列に配置した。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#2節]]で述べられた、[[w:en:Legio VII Claudia|VII]]・[[w:en:Legio VIII Augusta|VIII]]・[[w:en:Legio IX Hispana|IX]]・[[w:en:Legio X Equestris|X]]・[[w:en:Legio XI Claudia|XI]]・[[w:en:Legio XII Fulminata|XII]] の6個軍団)</span>
*Hostes item suas copias ex castris eductas instruxerant.
**敵方も同様に、自分たちの軍勢を陣営から進発させて、整列させていた。
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:Croped from 108 of 'Cæsar's Conquest of Gaul' (11253491253).jpg|thumb|right|600px|アクソナ河畔におけるローマ・ベルガエ両軍の布陣図<br>(前掲 ''British Library HMNTS 9041.h.7.'' の拡大図)<hr>※『ガリア戦記』の古戦場を発掘したウジェーヌ・ストッフェル大佐([[w:fr:Eugène Stoffel|Eugène Stoffel]]:1821-1907)の説によるもの<ref name="近山"/><ref name="uchicago"/>。<hr> 現在モシャン(<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:13pt;">Mauchamp</span>)と呼ばれている集落(図中の右上)のある小高い丘陵にカエサル麾下ローマ軍の陣営(<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:13pt;">Roman camp</span>)が築かれて、その両隅から突き出した堀の両端にそれぞれ小さい砦(<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:13pt;">Fort</span>)が置かれ、アクソナ川の支流(<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:13pt;">[[w:fr:Miette (rivière)|Miette R.]]</span>)の北岸に野営するベルガエ人の軍勢(<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:13pt;">Belgic Host</span>)に対してローマ軍(<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:13pt;">Roman Army</span>)6個軍団が布陣している。その南方にある橋をカエサルの副官[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビーヌス]]率いる6個歩兵大隊が守備する(<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:13pt;">Camp of Sabinus</span>)([[#5節]])。]]
|}
</div>
<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:13pt;"></span>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===9節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/9節]] {{進捗|00%|2021-10-20}}</span>
'''ベルガエ勢の別動隊が、ローマ軍の背後の糧道を断とうとしてアクソナ渡河をめざす'''
*Palus erat non magna inter nostrum atque hostium exercitum.
**我が方〔ローマ人〕と敵方〔ベルガエ人〕の両軍の間に、大きくはない沼地があった。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:両軍の間には、アクソナ川(Axona)〔現在の[[w:エーヌ川|エーヌ川]]([[w:fr:Aisne (affluent de l'Oise)|Aisne]])〕の支流ミエット川([[w:fr:Miette (rivière)|la Miette]])があり、辺りは沼地/湿地帯であったと思われる。)</span>
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:Juvincourt-et-Damary (Aisne) La Miette avec lavoir.JPG|thumb|right|250px|ミエット川([[w:fr:Miette (rivière)|la Miette]])]]
|[[画像:Berry-au-Bac OSM 02.png|thumb|right|350px|戦場となったベリ=オ=バク([[w:fr:Berry-au-Bac|Berry-au-Bac]])は現在も沼地(水色の部分)が多い。]]
|}
</div>
*Hanc si nostri transirent, hostes exspectabant;
**これ〔沼地〕を我が方〔ローマ人〕が渡るのかどうかと、敵方〔ベルガエ人〕は待ち構えていた。
*nostri autem, si ab illis initium transeundi fieret, ut impeditos adgrederentur, parati in armis erant.
**他方で、我が方〔ローマ軍〕も、彼ら〔ベルガエ人〕の方から渡河が開始されたならば、立ち往生した者たちを襲撃するべく、武装して準備していた。
*Interim proelio equestri inter duas acies contendebatur.
**その間に、(両軍の)二つの<ruby><rb>歩兵戦列</rb><rp>(</rp><rt>アキエース</rt><rp>)</rp></ruby>の中間で、騎兵戦によって戦われていた。
*Ubi neutri transeundi initium faciunt,
**どちらの側も渡河することを開始しないときに、
*secundiore equitum proelio nostris
**騎兵たちの戦闘においては我が方〔ローマ軍〕にとってより有利であったので、
*Caesar suos in castra reduxit.
**カエサルは麾下の者たちを陣営に撤収させた。
;ベルガエ勢が、アクソナ渡河を企てる
*Hostes protinus ex eo loco ad flumen Axonam contenderunt,
**敵方は直ちにその戦地からアクソナ川の方へと急いでいた。
*quod esse post nostra castra demonstratum est.
**(その川が)我が方の陣営の後ろにあることは、既述した。
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:Aisne à Pontavert 08309.JPG|thumb|right|350px|現在の[[w:エーヌ県|エーヌ県]]ポンタヴェール([[w:fr:Pontavert|Pontavert]])の辺りを流れるアクソナ川〔現[[w:エーヌ川|エーヌ川]]〕。]]
|[[画像:Map commune FR insee code 02613.png|thumb|right|300px|ベルガエ勢が渡河をめざしたのは、現在のポンタヴェール([[w:la:Pontavert|Pontavert]])の辺りと思われる。]]
|}
</div>
*Ibi vadis repertis
**そこに浅瀬が見出されると、
*partem suarum copiarum traducere conati sunt
**(ベルガエ勢は)味方の軍勢の一部を渡河させることを試みた。
*eo consilio, ut,
**それは以下のような作戦企図をもってのことである。
*si possent, castellum, cui praeerat Quintus(Q.) Titurius legatus, expugnarent pontemque interscinderent,
**もしできるならば、副官[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|クイーントゥス・ティトゥリウス(・サビーヌス)]]が統率していた砦を攻め落とし、橋を破却せんと、
*si minus potuissent, agros Remorum popularentur, qui magno nobis usui ad bellum gerendum erant,
**もしできなかったならば、我が方〔ローマ軍〕にとって戦争遂行のために大いに役立っていたレーミー族の耕地を荒らし、
*commeatuque nostros prohiberent.
**かつ我が方への糧食補給を妨害せんとのことである。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===10節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/10節]] {{進捗|00%|2021-10-20}}</span>
'''アクソナ川の戦い:ローマ軍の同盟部隊に別動隊を破られ、ベルガエ勢が本土決戦を期す'''
[[画像:Bataille l'Aisne -57.png|thumb|right|400px|[[w:アクソナ川の戦い|アクソナ川の戦い]]における両軍の布陣図。]]
*<Caesar> certior factus ab Titurio
**カエサルは、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビーヌス)]]から報知されて、
*omnem equitatum et levis armaturae Numidas,
**全騎兵隊と軽武装のヌミディア人と、
*funditores sagittariosque pontem traducit
**投石兵と弓兵に、橋を渡らせて、
*atque ad eos contendit.
**彼ら〔ベルガエ勢〕の方へと急いだ。
*Acriter in eo loco pugnatum est.
**その場所で、激しく戦われた。
*Hostes impeditos nostri in flumine adgressi
**川の中で立ち往生している敵方を、我が方〔ローマ軍〕が襲撃して、
*magnum eorum numerum occiderunt;
**彼らの大多数を<ruby><rb>斃</rb><rp>(</rp><rt>たお</rt><rp>)</rp></ruby>した。
*per eorum corpora reliquos audacissime transire conantes
**彼らの遺体の上を通って、残りの者たちが非常に大胆にも渡河を試みているところを、
*multitudine telorum reppulerunt,
**多数の飛び道具で追い返した。
*primosque, qui transierant,
**(すでに)渡河していた(ベルガエ勢の)一番手の者たちを、
*equitatu circumventos interfecerunt.
**(ローマ軍は)騎兵隊によって包囲して、<ruby><rb>殺戮</rb><rp>(</rp><rt>さつりく</rt><rp>)</rp></ruby>した。
*Hostes, ubi
**敵方〔ベルガエ勢〕は、
*et de expugnando oppido et de flumine transeundo spem se fefellisse intellexerunt
**<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>〔ビブラクス〕の攻囲についても、(アクソナ川の)渡河についても、望みを失ったと判断し、
*neque nostros in locum iniquiorem progredi pugnandi causa viderunt
**我が方〔ローマ軍〕がより不利な地点で戦うために前進して来ないのを見て、
*atque ipsos res frumentaria deficere coepit,
**かつ自身らに糧食が不足し始めると、
*concilio convocato constituerunt
**軍議が召集されて、(以下のように)取り決めた。
*optimum esse domum suam quemque reverti,
**〔ベルガエ諸部族は〕おのおのの郷里に帰還することが最善である。
*et quorum in fines primum Romani exercitum introduxissent, ad eos defendendos undique convenire[nt],
**ローマ人の軍隊を最初に領内に引き入れた者たちを防衛するために四方八方から結集すべし。
*ut potius in suis quam in alienis finibus decertarent et domesticis copiis rei frumentariae uterentur.
**よその領内よりも自領内で決戦し、内地の豊富な糧秣を用いんがために。
*Ad eam sententiam cum reliquis causis haec quoque ratio eos deduxit,
**以下の考慮もまた、ほかの理由とともに、彼らをそのような議決へと導いた。
*quod Diviciacum atque Haeduos finibus Bellovacorum adpropinquare cognoverant.
**ディーウィキアークスとハエドゥイー族が、ベッロウァキー族の領土に接近していることを察知したからである。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#5節]]を参照。)</span>
*His persuaderi, ut diutius morarentur neque suis auxilium ferrent, non poterat.
**彼ら〔ベッロウァキー族〕を、これ以上長く(戦地に)留まり、味方の救援に向かうな、とは説得できなかったのである。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===11節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/11節]] {{進捗|00%|2021-10-20}}</span>
'''ベルガエ勢の撤退戦:夜通し退却するが、朝から追撃を始めたローマ軍に大勢が打ち取られる'''
*Ea re constituta
**その事が取り決められると、
*secunda vigilia magno cum strepitu ac tumultu castris egressi
**(ベルガエ勢は)第二夜警時に、大きな喧噪や騒ぎとともに陣営から進発して、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:第二夜警時は、初夏では午後9~10時以降の時間帯。[[古代ローマの不定時法#夜警時|#夜警時]] を参照。)</span>
*nullo certo ordine neque imperio,
**隊列も指揮系統も不確かなままに、
*cum sibi quisque primum itineris locum peteret et domum pervenire properaret,
**誰もが自分のために、行軍の先頭の位置を求め、郷里へ到着することを急いでいたので、
*fecerunt, ut consimilis fugae profectio videretur.
**出発が敗走によく似て見えるようにふるまうことになってしまったのである。
*Hac re statim Caesar per speculatores cognita
**この事は直ちに斥候たちを通じてカエサルの知るところとなったが、
*insidias veritus,
**(カエサルは)伏兵を恐れて、
*quod, qua de causa discederent, nondum perspexerat,
**──というのは、いかなる理由により撤退していたのか、まだ情報収集していなかったからであるが──、
*exercitum equitatumque castris continuit.
**歩兵部隊と騎兵隊を陣営に留めた。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[wikt:en:exercitus#Noun|exercitus]] は軍隊全体を表わすことも多いが、艦隊に対しては陸軍部隊を、<br> とりわけ騎兵隊に対しては歩兵部隊(軍団)を表わす。)</span>
*Prima luce
**明け方に、
*confirmata re ab exploratoribus
**偵察隊により状況が確認されると、
*omnem equitatum, qui novissimum agmen moraretur, praemisit.
**(カエサルは)全騎兵隊を(ベルガエ勢の)<ruby><rb>行軍隊列</rb><rp>(</rp><rt>アグメン</rt><rp>)</rp></ruby>の最後尾を遅らせるために、先遣した。
*His [[wikt:en:Quintum|Quintum]](Q.) [[wikt:en:Pedius|Pedium]] et [[wikt:en:Lucium|Lucium]](L.) [[wikt:en:Aurunculeius|Aurunculeium]] [[wikt:en:Cotta|Cottam]] legatos praefecit;
**彼らを[[w:レガトゥス|副官]][[w:クィントゥス・ペディウス|クイーントゥス・ペディウス]]とルキウス・アウルンクレーイウス・コッタに指揮させた。
*[[wikt:en:Titum|Titum]](T.) [[wikt:en:Labienus|Labienum]] legatum cum legionibus tribus subsequi iussit.
**[[w:レガトゥス|副官]][[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエーヌス]]に3個軍団とともに追随することを命じた。
*Hi novissimos adorti et multa milia passuum prosecuti
**彼らが(ベルガエ勢の)最後尾を襲撃して、何[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|マイル]]も追撃して、
*magnam multitudinem eorum fugientium conciderunt,
**逃走している最中の彼らの大多数を<ruby><rb>斃</rb><rp>(</rp><rt>たお</rt><rp>)</rp></ruby>した。
*cum ab extremo agmine, ad quos ventum erat, consisterent
**──というのも、(退却中の)<ruby><rb>行軍隊列</rb><rp>(</rp><rt>アグメン</rt><rp>)</rp></ruby>の後衛のところでは、進撃して来ていた者たちの方へ(ベルガエ兵が)踏み止まって、
*fortiterque impetum nostrorum militum sustinerent,
**我が方〔ローマ軍〕の兵士たちの突撃に勇敢に持ちこたえていたが、
*priores, quod abesse a periculo viderentur neque ulla necessitate neque imperio continerentur,
**(隊列の)先頭の者たちは、危険から離れていると思っており、何らの必要性にも命令にも引き止められてなかったので、
*exaudito clamore perturbatis ordinibus
**叫び声を聞くと、隊列が<ruby><rb>掻</rb><rp>(</rp><rt>か</rt><rp>)</rp></ruby>き乱されて、
*omnes in fuga sibi praesidium ponerent.
**全員が自らの護りを逃亡に<ruby><rb>懸</rb><rp>(</rp><rt>か</rt><rp>)</rp></ruby>けたからである──。
*Ita sine ullo periculo
**こうして、(ローマ軍は)何ら危険もなしに
*tantam eorum multitudinem nostri interfecerunt, quantum fuit diei spatium;
**日が出ていた時間の分だけ、彼ら〔ベルガエ勢〕の多数を我が方〔ローマ軍〕が<ruby><rb>殺戮</rb><rp>(</rp><rt>さつりく</rt><rp>)</rp></ruby>したのである。
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:Soupir 1917.jpg|thumb|right|390px|[[w:第一次世界大戦|第一次大戦]]の第二次エーヌの戦い<ref>[[w:en:Second Battle of the Aisne]]</ref>またはシュマン=デ=ダムの戦い<ref>[[w:fr:Bataille du Chemin des Dames]]</ref>で戦場となった[[w:エーヌ県|エーヌ県]]スピール村<ref>[[w:fr:Soupir (Aisne)]]</ref>の荒廃。<hr>本節のベルガエ人の撤退戦・カエサルによる追撃戦の場所は不詳だが、仏独の激戦地にもなった界隈である。]]
|[[画像:Friedhof Soupir.jpg|thumb|right|250px|同じくスピール村に設立された第一次大戦の戦死者のための国立戦没者墓苑。]]
|}
</div>
*sub occasumque solis sequi destiterunt
**日が没する頃には、追撃することを止めて、
*seque in castra, ut erat imperatum, receperunt.
**命令されていたように、(ローマ軍は)陣営に撤収した。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===12節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/12節]] {{進捗|00%|2021-11-03}}</span>
'''カエサルがスエッスィオーネース族の城塞都市ノウィオドゥーヌムを攻め、和議を請われる'''
*Postridie eius diei Caesar,
**その日の翌日に、カエサルは、
*priusquam se hostes ex terrore ac fuga reciperent,
**敵方が恐れと逃亡から己を取り戻すより前に、
*in fines [[wikt:en:Suessionum|Suessionum]], qui proximi Remis erant,
**レーミー族の近隣にいたスエッスィオーネース族の領土に
*exercitum duxit
**(ローマ人の)軍隊を率いて行き、
*et magno itinere confecto ad oppidum [[wikt:en:Noviodunum|Noviodunum]] contendit.
**強行軍を成し遂げて、<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>ノウィオドゥーヌムへ急いだ。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[wikt:en:Noviodunum|Noviodunum]] はガリア語で「新しい城砦」を意味する。[[ガリア戦記/ガリア語の名前#Nouio-dūnon|Nouio-dūnon]] を参照。)</span>
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:Remparts romains de Soissons 52.jpg|thumb|right|400px|スエッスィオーネース族 [[w:la:Suessiones|Suessiones]] の名が訛った[[w:ソワソン|ソワソン市]]([[w:fr:Soissons|Soissons]])に遺るローマ期の城壁。当地には、ローマ風の都市'''アウグスタ・スエッスィオーヌム'''([[w:fr:Augusta Suessionum (ville romaine)|Augusta Suessionum]])が建設され、やがて[[w:ソワソン管区|ソワソン王国]]の都として栄えて今日に至る。]]
|[[画像:Pommiers (Aisne) city limit sign.JPG|thumb|right|250px|[[w:ソワソン|ソワソン市街]]から北西へ4kmの高台にあるポミエ([[w:fr:Pommiers (Aisne)|Pommiers]])。'''ノウィオドゥーヌム'''があったされる有力な候補地の一つである。]]
|}
</div>
*Id ex itinere oppugnare conatus,
**行軍の途上から同市を攻略することを試みたが、
*quod vacuum ab defensoribus esse audiebat,
**それは守備隊が空だと聞いていたためであるが、
*propter latitudinem fossae murique altitudinem
**堀の幅広さと城壁の高さのゆえに、
*paucis defendentihus expugnare non potuit.
**わずかな守備隊を攻略することができなかった。
*Castris munitis
**陣営の守りが固められると、
*vineas agere
**<ruby><rb>工作小屋</rb><rp>(</rp><rt>ウィネア</rt><rp>)</rp></ruby>を駆って、
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:Bender - Vinea.JPG|thumb|right|400px|[[wikt:en:vinea|vinea]] の復元画。敵の矢玉などから身を守りながら城壁に近づくために用いられたと考えられている。]]
|}
</div>
*quaeque ad oppugnandum usui erant comparare coepit.
**攻略するために役立つものを準備し始めた。
*Interim omnis ex fuga [[wikt:en:Suessionum|Suessionum]] multitudo
**その間に、敗走して来たスエッスィオーネース族の大勢の全員が、
*in oppidum proxima nocte convenit.
**その夜に<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>に集結した。
*Celeriter vineis ad oppidum actis,
**迅速に<ruby><rb>工作小屋</rb><rp>(</rp><rt>ウィネア</rt><rp>)</rp></ruby>が<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>のそばへ駆られて、
*aggere iacto turribusque constitutis,
**<ruby><rb>土塁</rb><rp>(</rp><rt>アッゲル</rt><rp>)</rp></ruby>が(部材を)投げて作られ、<ruby><rb>[[w:攻城塔|攻城櫓]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥッリス</rt><rp>)</rp></ruby>が建てられて、
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:Caesar's Gallic war; (Allen and Greenough's ed.) (1898) (14781415375).jpg|thumb|right|400px|城壁(図中の左端)を攻略するために築かれた<ruby><rb>土塁</rb><rp>(</rp><rt>アッゲル</rt><rp>)</rp></ruby> の復元画。左上には、両軍の<ruby><rb>[[w:攻城塔|攻城櫓]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥッリス</rt><rp>)</rp></ruby>が描かれている。]]
|[[画像:Avaricum westpoint july 2006.jpg|thumb|right|400px|ローマ軍による攻囲戦のジオラマ。<br>城壁に向かって上り坂の<ruby><rb>土塁</rb><rp>(</rp><rt>アッゲル</rt><rp>)</rp></ruby>が築かれ、城壁の手前には<ruby><rb>[[w:攻城塔|攻城櫓]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥッリス</rt><rp>)</rp></ruby>や<ruby><rb>工兵小屋</rb><rp>(</rp><rt>ウィネア</rt><rp>)</rp></ruby>などが見える。]]
|}
</div>
*magnitudine operum, quae neque viderant ante Galli neque audierant,
**以前にガッリア人が見たことも聞いたこともなかった大がかりな仕事と
*et celeritate Romanorum permoti
**ローマ人の迅速さに攪乱されて、
*legatos ad Caesarem de deditione mittunt
**(スエッスィオーネース族は)降伏についての使節たちをカエサルのもとへ遣わして、
*et petentibus Remis ut conservarentur impetrant.
**嘆願しているレーミー族によって、存続を許されるように達成した。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===13節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/13節]] {{進捗|00%|2021-11-14}}</span>
'''スエッスィオーネース族の降伏を受け入れる。続いてベッロウァキー族も和議を請い始める'''
*Caesar, obsidibus acceptis primis civitatis atque ipsius [[w:en:Galba (Suessiones)|Galbae]] regis duobus filiis
**カエサルは、人質として<ruby><rb>部族国家</rb><rp>(</rp><rt>キーウィタース</rt><rp>)</rp></ruby>の領袖たちおよびガルバ王自身の2人の息子たちを受け取ると、
*armisque omnibus ex oppido traditis,
**すべての武器が<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>から引き渡され、
*in deditionem [[wikt:en:Suessiones|Suessiones]] accepit
**スエッスィオーネース族を降伏において受け入れて、
*exercitumque in [[wikt:en:Bellovaci|Bellovacos]] ducit.
**(ローマ人の)軍隊をベッロウァキー族のところに率いて行った。
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:2018-02-20 15-17-12 rempart-beauvais.jpg|thumb|right|530px|ベッロウァキー族([[w:la:Bellovaci|Bellovaci]])の名を伝える[[w:ボーヴェ|ボーヴェ市]]([[w:fr:Beauvais|Beauvais]])に遺るローマ期の城壁。当地には、ローマ風の都市'''カエサロマグス'''([[w:la:Caesaromagus (discretiva)|Caesaromagus]])が建設され、「ベッロウァキー族の都市」を意味する別名'''キーウィタース・ベッロウァコールム'''(civitas Bellovacorum)または'''ベッロウァクム'''([[w:la:Bellovacum|Bellovacum]])とも呼ばれ、その名が訛って今日のボーヴェに至る。<hr>ベッロウァキー族は、ローマ人の軍門に降った後、彼らの本拠'''ブラトゥスパンティウム'''からカエサロマグスに移住させられたため、ブラトゥスパンティウムがどこにあったのか、([[w:ボーヴェ|ボーヴェ]]の近くと思われるが)正確な位置は不明である。]]
|}
</div>
*Qui cum se suaque omnia in oppidum [[wikt:ru:Bratuspantium|Bratuspantium]] contulissent
**彼らがその身と一切合財を<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>ブラトゥスパンティウムに運び集めていたとき、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:Bratuspantium はガリア語では「判決が宣べられる所」と解される。[[ガリア戦記/ガリア語の名前#Bratu-spantion|Bratu-spantion]] を参照。)</span>
*atque ab eo oppido Caesar cum exercitu circiter milia passuum quinque(V) abesset,
**かつその<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>から、カエサルが軍隊とともに約5マイル離れていたときに、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:5[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|マイル]]は、約7.4kmに当たる。)</span>
*omnes maiores natu ex oppido egressi
**すべての年長者たちが<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>から進み出てきて、
*manus ad Caesarem tendere et voce significare coeperunt
**手をカエサルの方へ差し伸べて、声を出して(以下のことを)示唆し始めた。
*sese in eius fidem ac potestatem venire
**彼ら〔ベッロウァキー族〕自身が彼〔カエサル〕の庇護と権力のもとに帰順すること、
*neque contra populum Romanum armis contendere.
**ローマ人民に抗して<ruby><rb>武力</rb><rp>(</rp><rt>アルマ</rt><rp>)</rp></ruby>でもって争うことなどない、ということを。
*Item, cum ad oppidum accessisset castraque ibi poneret,
**同様にまた、(ローマ軍が)<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>へ近づいて、そこに陣営を設置するときに、
*pueri mulieresque ex muro passis manibus
**少年たちと女たちが城壁から両手を伸ばして、
*suo more pacem ab Romanis peti(v)erunt.
**彼らの風習で和平をローマ人たちに求めた。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===14節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/14節]] {{進捗|00%|2021-12-09}}</span>
'''ハエドゥイー族のディーウィキアークスがベッロウァキー族を弁護'''
*Pro his [[wikt:en:Diviciacus|Diviciacus]]
**彼ら〔ベッロウァキー族〕のために、[[w:ディウィキアクス|ディーウィキアークス]]は
*──nam post discessum Belgarum dimissis [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduorum]] copiis ad eum reverterat──
**──なぜなら、ベルガエ人の退却の後で、ハエドゥイー族の軍勢を解散させて、カエサルのもとへ戻っていたのだが──
*facit verba:
**(以下の)言葉を述べた。
*[[wikt:en:Bellovaci|Bellovacos]] omni tempore in fide atque amicitia civitatis Haeduae fuisse;
**ベッロウァキー族は常時、ハエドゥイーの<ruby><rb>部族国家</rb><rp>(</rp><rt>キーウィタース</rt><rp>)</rp></ruby>の庇護と盟約のもとにあったのでありますが、
*impulsos ab suis principibus, qui dicerent
**己らの領袖たちにそそのかされ、その領袖たちは(次のように)言ったのです。
*Haeduos a Caesare in servitutem redactos omnes indignitates contumeliasque perferre,
**ハエドゥイー族はカエサルにより隷属を強いられてあらゆる恥辱と屈辱に辛抱している、と。
*et ab Haeduis defecisse et populo Romano bellum intulisse.
**そして(ベッロウァキー族は)ハエドゥイー族から離反して、ローマ人民に戦争をしかけました。
*Qui eius consilii principes fuissent,
**その策謀の首謀者であった者たちは、
*quod intellegerent quantam calamitatem civitati intulissent,
**──これほど大きな災いを(ベッロウァキーの)<ruby><rb>部族国家</rb><rp>(</rp><rt>キーウィタース</rt><rp>)</rp></ruby>に及ぼしたと理解していたので、──
*in [[wikt:en:Britannia#Latin|Britanniam]] profugisse.
**[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]に逃亡しました。
*Petere non solum Bellovacos, sed etiam pro his Haeduos,
**ベッロウァキー族のみならず、彼らのためにハエドゥイー族もまた(カエサルに対して)懇願しています。
*ut sua clementia ac mansuetudine in eos utatur.
**ご自分〔カエサル〕の慈悲深さと親切さを彼ら〔ベッロウァキー族〕に示されますように、と。
*Quod si fecerit, Haeduorum auctoritatem apud omnes Belgas amplificaturum,
**このことが(カエサルにより)なされたら、ハエドゥイー族の勢威は全ベルガエ人のもとで高まるでありましょう。
*quorum auxiliis atque opibus, si qua bella inciderint, sustentare consuerint.
**何らかの戦争が勃発したら、彼ら〔ベルガエ人〕の支援と資力により支えるのが常でありました。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
==ネルウィイー族らとの戦役(サビス川の戦い)==
===15節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/15節]] {{進捗|00%|2021-12-15}}</span>
'''ベッロウァキー族、アンビアーニー族の降伏。ネルウィイー族情報'''
*Caesar honoris Diviciaci atque Haeduorum causa
**カエサルは、ディーウィキアークスとハエドゥイー族の名誉のために、
*sese eos in fidem recepturum et conservaturum dixit,
**彼ら〔ベッロウァキー族〕を庇護のもとに受け入れて、存続を許されるであろう、と言った。
*et quod erat civitas magna inter Belgas auctoritate atque hominum multitudine praestabat,
**この部族はベルガエ人の間において、勢威が大きく、人の多さで優っていたので、
*sescentos(DC) obsides poposcit.
**(カエサルは)600人の人質を要求した。
*His traditis
**彼ら〔人質〕が引き渡され、
*omnibusque armis ex oppido conlatis,
**すべての武器が<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥッム</rt><rp>)</rp></ruby>から出されて運び集められ、
*ab eo loco in fines [[wikt:en:Ambianorum|Ambianorum]] pervenit;
**(カエサルは)その場所から(出発して)アンビアーニー族の領土に到着した。
*qui se suaque omnia sine mora dediderunt.
**彼らはその身と一切合財をあげて、遅滞なく降伏した。
;ネルウィイー族の事情
*Eorum fines [[wikt:en:Nervii#Latin|Nervii]] attingebant.
**彼ら〔アンビアーニー族〕の領土に、[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]が境を接していた。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:種々の地図資料において、アンビアーニー族とネルウィイー族が隣接していたという裏付けは見当たらない。)</span>
<div style="text-align:center">
{|
|-
|[[画像:Campagne_Belges -57.png|thumb|right|550px|ベルガエ人との戦役(BC57年)におけるカエサルの遠征経路図。アンビアーニー族とネルウィイー族の領土は離れているように見える。]]
|}
</div>
*Quorum de natura moribusque Caesar cum quaereret, sic reperiebat:
**彼らの気質や風習について、カエサルが尋ねたときに、以下(の答え)を得た。
*nullum esse aditum ad eos mercatoribus;
**彼ら〔ネルウィイー族〕のもとへは、商人たちは近寄れない。
*nihil pati vini reliquarumque rerum ad luxuriam pertinentium inferri,
**ワインやほかのぜいたくに属する物が持ち込まれることを(ネルウィイー族は)容認していない。
*quod his rebus relanguescere animos eorum et remitti virtutem existimarent;
**というのも、これらの物により彼らの精神が弱々しくなり、武勇が弱まると判断したからである。
*esse homines feros magnaeque virtutis;
**(ネルウィイー族は)荒々しい人々であり、大きな武勇を持っている。
*increpitare atque incusare reliquos Belgas,
**(彼らは)残りのベルガエ人たちを(以下のように)嘆いたり、非難したりした。
*qui se populo Romano dedidissent patriamque virtutem proiecissent;
**奴らはローマ人民に降伏して、祖国や武勇を放棄した、と。
*confirmare sese neque legatos missuros neque ullam condicionem pacis accepturos.
**俺たちは(ローマ人に)使節を送ったりしないし、和平のいかなる条件も受け入れたりしないと断言する、と。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===16節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/16節]] {{進捗|00%|2021-12-22}}</span>
'''ネルウィイー族らがサビス川岸でカエサルの軍隊を待ち伏せる'''
*Cum per eorum fines triduo iter fecisset,
**(カエサルが)彼ら〔ネルウィイー族〕の領土を通って3日間行軍したときに、
*inveniebat ex captivis
**(以下のことを)捕虜に尋ねて知った。
*Sabim flumen a castris suis non amplius milibus passuum X(decem) abesse;
**サビス川は、麾下〔ローマ軍〕の陣営から10マイルより多くは離れていない、と。
*trans id flumen omnes Nervios consedisse
**その川の向こう側に、ネルウィイー族の総勢が陣取って、
*adventumque ibi Romanorum exspectare una cum [[wikt:en:Atrebatibus|Atrebatibus]] et Viromanduis, finitimis suis
**自分ら〔ネルウィイー族〕の隣人であるアトレバテース族とウィロマンドゥイー族と一緒にローマ人がそこに到着するのを待ち構えている、と。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:ウィロマンドゥイー族 Viromandui は [[wikt:en:Veromandui|V<u>e</u>romandui]] とも綴られる。)</span>
*── nam his utrisque persuaserant, uti eandem belli fortunam experirentur ──;
**なぜなら(ネルウィイー族が)彼ら双方を、戦争の同じ命運を試すように、と説得していたからである。
*exspectari etiam ab iis [[wikt:en:Aduatucorum|Atuatucorum]] copias atque esse in itinere;
**アトゥアトゥキー族の軍勢さえも彼ら〔ネルウィイー族〕によって待望されており、行軍途上にある、と。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:部族名は、α系写本では [[wikt:en:Aduatuci#Latin|Aduatucī]] アドゥアトゥキー、<br> β系写本では Atuatucī アトゥアトゥキー、などとなっている。)</span>
*mulieres quique per aetatem ad pugnam inutiles viderentur,
**婦人と、老齢により戦闘に役立たないと思われる者たちを
*in eum locum coniecisse, quo propter paludes exercitui aditus non esset.
**沼地のゆえに(ローマ人の)軍隊が近づくことのなかった場所に投入した、と。
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:Civitas of the Viromandui.svg|thumb|right|500px|ウィロマンドゥイー族([[w:en:Viromandui|Viromandui]])の帝制ローマ期の推定される版図。現在の仏[[w:エーヌ県|エーヌ県]]のヴェルマン([[w:fr:Vermand|Vermand]])、[[w:サン=カンタン|サン=カンタン]]([[w:fr:Saint-Quentin|St-Quentin]])、さらに[[w:オワーズ県|オワーズ県]]の[[w:ノワイヨン|ノワイヨン]]([[w:fr:Noyon|Noyon]])などに及んでいたと考えられている。<hr>本節の記述のようにネルウィイー族([[w:en:Nervii|Nervii]])やアトレバテース族([[w:en:Atrebates|Atrebates]])の領域に隣接していた。が、[[#15節|15節]]で述べられた、アンビアーニー族([[w:en:Ambiani|Ambiani]])がネルウィイー族に隣接していたという記述には疑問が残る。]]
|}
</div>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===17節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/17節]] {{進捗|00%|2021-12-26}}</span>
'''ネルウィイー族が、諜者を通じてローマ軍の内情を調べ、作戦を練る'''
*His rebus cognitis,
**これらの事情を知ると、
*exploratores centurionesque praemittit, qui locum castris idoneum deligant.
**(カエサルは)陣営に適切な場所を選定させるために、偵察者たちや百人隊長たちを先遣する。
*Cum ex dediticiis Belgis reliquisque Gallis complures Caesarem secuti una iter facerent,
**ベルガエ人や残りのガッリア人の降伏者たちの内からかなりの者たちが、カエサルに従って一緒に行軍しているときに、
*quidam ex his, ut postea ex captivis cognitum est,
**彼らの内のある者らが、──後になって捕虜たちから知らされたように──、
*eorum dierum consuetudine itineris nostri exercitus perspecta
**それらの日々の我が方の軍隊〔ローマ軍〕の行軍の慣習を調べ上げて、
*nocte ad Nervios pervenerunt atque his demonstrarunt
**夜にネルウィイー族のもとへやって来て、彼らに(以下のように)説明した。
*inter singulas legiones impedimentorum magnum numerum intercedere,
**(ローマ軍においては)個々の軍団の間に多数の[[w:輜重兵|輜重]]が介在しており、
*neque esse quicquam negotii,
**何ら面倒なことはない。
*cum prima legio in castra venisset reliquaeque legiones magnum spatium abessent,
**先頭の軍団が陣営に到着したとしても、残りの諸軍団は大きな距離で離れているので、
*hanc sub sarcinis adoriri;
**[[w:背嚢|背嚢]]を背負っているこれ〔先頭の軍団〕を襲撃するのだ。
*qua pulsa impedimentisque direptis,
**それ〔先頭の軍団〕が駆逐されて(ネルウィイー族側によって)輜重が略奪されれば、
*futurum, ut reliquae contra consistere non auderent.
**(ローマ軍の)残りの者たちは、あえて対抗して踏み止まることはしないであろう、と。
*Adiuvabat etiam eorum consilium, qui rem deferebant,
**彼らの計略を、さらに(以下の)事情を呈するものが助長していた。
*quod Nervii antiquitus, cum equitatu nihil possent
**というのは、ネルウィイー族は昔から、[[w:騎兵|騎兵隊]]においては何ら力がなかったので、
*── neque enim ad hoc tempus ei rei student,
**── 確かにこの時期までその事に努力せず、
*sed quicquid possunt, pedestribus valent copiis ──,
**けれども、持てるものは何であれ、[[w:歩兵|歩兵隊]]の軍勢において力があるのだ──
*quo facilius finitimorum equitatum, si praedandi causa ad eos venissent, impedirent,
**近隣(部族)の騎兵隊が、もし略奪するために彼ら〔ネルウィイー族〕のもとへやって来たならば、より容易に妨げるように、
*teneris arboribus incisis atque inflexis
**若い(柔らかい)木々を切り開いてねじ曲げ、
*crebrisque in latitudinem ramis enatis
**幅広く密集して枝が生え出るようにして
{{Wikipedia|la:Rubus|la:Rubus}}
*et [[wikt:en:rubus#Latin|rubis]] [[wikt:en:sentis#Latin|sentibus]]que interiectis
**[[w:キイチゴ属|木苺]]や、茨の藪が挿入されるようにして、
*effecerant, ut instar muri hae saepes munimentum praeberent,
**これらの生け垣が、城壁と同等のものとして、防御手段を提供するようになさしめていたのだ。
*quo non modo non intrari,
**それ〔生け垣〕によって、突入されることができないだけでなく、
*sed ne perspici quidem posset.
**見通されることさえもできないように、と。
*His rebus cum iter agminis nostri impediretur,
**これらの事情によって、我が方〔ローマ軍〕の隊列の行軍が阻止されるので、
*non omittendum sibi consilium Nervii existimaverunt.
**自分たちの計略をし損なってはならぬ、とネルウィイー族は判断したのである。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===18節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/18節]] {{進捗|00%|2021-12-29}}</span>
'''サビス川を挟んで対峙する両軍の陣営の地形'''
;(ローマ陣営の丘)
*Loci natura erat haec, quem locum nostri castris delegerant.
**我が方〔ローマ軍〕が陣営のために選定しておいた場所の地勢は以下のごとくであった。
*Collis ab summo aequaliter declivis
**丘が頂きから均等に傾斜しており、
*ad flumen Sabim, quod supra nominavimus, vergebat.
**前述したサビス川のたもとまで(下向きに)延びていた。
;(対岸の丘)
*Ab eo flumine pari acclivitate collis nascebatur,
**その川から、同様な上り坂で、丘が立ち昇って、
*adversus huic et contrarius,
**前者〔ローマ側の丘〕に面して、向かい合わせになっており、
*passus circiter ducentos(CC) infimus apertus,
**一番下〔麓〕は、約200パッススにわたって(地面が)むき出しであるが、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:約200[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#パッスス|パッスス]]は、約300m。)</span>
*ab superiore parte silvestris,
**より上の部分からは、樹木が茂っているため、
*ut non facile introrsus perspici posset.
**その(森林地帯の)内部では見通すことが容易でないほどであった。
;(森の中に潜むネルウィイー族らの軍勢)
*Intra eas silvas hostes in occulto sese continebant;
**その森林の中に、敵方は秘密裏に身を閉じ込めていた。
*in aperto loco secundum flumen
**川に沿った開けた場所では、
*paucae stationes equitum videbantur.
**少人数の騎馬の[[w:哨兵|哨兵]]たちが見られていた。
*Fluminis erat altitudo pedum circiter trium.
**川の深さは約3フィートであった。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:約200[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ペース|ペース]]は、約1.8m。)</span>
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:Battle of the Sabis (Selle).png|thumb|right|500px|[[w:サビス川の戦い|サビス川の戦い]]をめぐる戦場の概略図。<br>19世紀以来の[[w:サンブル川|サンブル川]]岸説ではなく、20世紀半ばに出て来た[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]の支流セル川([[w:fr:Selle (affluent de l'Escaut)|Selle]])岸のソルゾワール([[w:fr:Saulzoir|Saulzoir]])説<ref>[[w:en:Saulzoir]], [[w:fr:Saulzoir#Histoire]] 等を参照。</ref>
に基づく<ref>[https://www.livius.org/pictures/france/selle-sabis/battlefield-of-the-sabis-satellite-photo/ Sabis battlefield, Satellite photo - Livius] の戦場の布陣図等を参照。</ref>。<hr>カエサルとローマ軍は、サビス川(図の水色部分)を渡河してグレー部分の道を右上方向に向かっていたが、川の手前の丘(下の黄色部分)に陣営を置くことにした。本節では、ローマ側の丘と、川を隔てて相対する丘の森の中にネルウィイー族らが陣取っていることに言及している。]]
|}
</div>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===19節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/19節]] {{進捗|00%|2021-12-31}}</span>
'''ネルウィイー族らベルガエ勢が、森から出て、全軍を挙げてローマ軍へ殺到([[w:サビス川の戦い|サビス川の戦い]])'''
*Caesar, equitatu praemisso
**カエサルは、騎兵隊を先遣して、
*subsequebatur omnibus copiis;
**全軍勢とともに追随した。
*sed ratio ordoque agminis
**しかし<ruby><rb>行軍隊列</rb><rp>(</rp><rt>アグメン</rt><rp>)</rp></ruby>の編成や順序は、
*aliter se habebat ac Belgae ad Nervios detulerant.
**(内通していた)ベルガエ人たちがネルウィイー族に報告しておいたのとは異なるものにしていた。
*Nam quod hostibus adpropinquabat,
**なぜなら、敵方に接近していたので、
*consuetudine sua Caesar sex(VI) legiones expeditas ducebat;
**カエサルは自らの慣習で6個軍団を軽武装のまま率いていたのだ。
*post eas totius exercitus impedimenta conlocarat;
**それら〔6個軍団〕の後方に、全軍の輜重を配置しておいた。
*inde duae legiones, quae proxime conscriptae erant,
**それから、最近に徴募されていた2個軍団が、
*totum agmen claudebant
**<ruby><rb>行軍隊列</rb><rp>(</rp><rt>アグメン</rt><rp>)</rp></ruby>全体を閉じていて、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:すなわち、[[w:殿 (軍事用語)|殿(しんがり)]]となっていて)</span>
*praesidioque impedimentis erant.
**輜重にとっての守備隊となっていた。
;(ローマ・ネルウィイー族ら両軍の騎兵らによる小競り合い。ネルウィイー勢らは、森の中に出たり入ったりを繰り返す)
*Equites nostri cum funditoribus sagittariisque flumen transgressi
**我が方〔ローマ勢〕の騎兵たちは、投石兵たちや弓兵たちとともに川を渡って、
*cum hostium equitatu proelium commiserunt.
**敵方の騎兵隊と交戦した。
*<u>Cum</u> se illi identidem in silvas ad suos reciperent
**彼ら〔ネルウィイー族ら〕はたびたび森の中の味方のもとへ撤収し、
*ac rursus ex silva in nostros impetum facerent,
**再び森から出て我が方〔ローマ軍〕を襲撃してきたが、
*neque nostri longius, quam quem ad finem porrecta [ac] loca aperta pertinebant, cedentes insequi auderent,
**我が方〔ローマ勢〕は、広がり開けた土地が縁に及んでいた所よりも遠くまでは、退却者たちをあえて追跡しようとはしなかった<u>ので</u>、
;(古参の6個軍団のローマ兵らが、陣営の設営工事に取り掛かる)
*interim legiones sex(VI) quae primae venerant,
**その間に、初めに来ていた6個軍団が、
*opere dimenso, castra munire coeperunt.
**工事の測量をして、陣営を防壁で固め始めた。
;(ローマ兵を目の当たりにしたネルウィイー勢らが、森の中から躍り出てローマ側の騎兵隊を奇襲する)
*Ubi prima impedimenta nostri exercitus ab iis, qui in silvis abditi latebant, visa sunt,
**我が方の軍隊〔ローマ軍〕の一番前の輜重が、森の中に隠れて潜伏していた者たち〔ネルウィイー勢ら〕により見つけられるや、
*quod tempus inter eos committendi proelii convenerat,
**その時を開戦時と、彼ら〔敵方〕の間で合意していたが、
*ita ut intra silvas aciem ordinesque constituerant atque ipsi sese confirmaverant,
**こうして森の中で戦列と隊形を整えて、自分たちを互いに励ましあっていたように、
*subito omnibus copiis provolaverunt
**突如として、全軍勢をあげて躍り出て、
*impetumque in nostros equites fecerunt.
**我が方〔ローマ方〕の騎兵たちに襲撃をしかけた。
*His facile pulsis ac proturbatis,
**彼ら〔ローマ方の騎兵〕が容易に撃退されて、壊走させられ、
*incredibili celeritate ad flumen decucurrerunt,
**(ネルウィイー勢らが)信じがたいほどの素早さで川のたもとへ走り降りたため、
*ut paene uno tempore et ad silvas et in flumine et iam in manibus nostris hostes viderentur.
**ほとんど<ruby><rb>一時</rb><rp>(</rp><rt>いちどき</rt><rp>)</rp></ruby>に、森の近辺や川の中に、そしてすでに我が方〔ローマ方〕の手近な所に、敵方が見られていたほどである。
;(ネルウィイー勢らが、丘陵を駆け上って、ローマ軍団兵を急襲する)
*Eadem autem celeritate adverso colle ad nostra castra
**他方で、同様の素早さで、我が方〔ローマ軍〕の陣営のそばまで丘へ向かって進み、
*atque eos, qui in opere occupati erant, contenderunt.
**工事に従事していた者たち〔ローマ兵〕を急襲した。
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:Bataille laSambre -57.png|thumb|right|800px|[[w:サビス川の戦い|サビス川の戦い]]における布陣図(左)と戦況図(右)。<hr>※『ガリア戦記』の古戦場を発掘したウジェーヌ・ストッフェル大佐([[w:fr:Eugène Stoffel|Eugène Stoffel]]:1821-1907)による19世紀の旧説によるもの、現在の[[w:サンブル川|サンブル川]]岸で戦われたとする説で<ref name="近山"/>、近年では必ずしも定説とはいえなくなっている。
]]
|}
</div>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===20節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/20節]] {{進捗|00%|2021-12-31}}</span>
'''急襲されたローマ軍は危機的な状況に陥るが、鍛錬された将兵が規律を示す'''
*Caesari omnia uno tempore erant agenda:
**カエサルにとって、すべてのことは<ruby><rb>一時</rb><rp>(</rp><rt>いちどき</rt><rp>)</rp></ruby>になされねばならなかった。
*vexillum proponendum, quod erat insigne, cum ad arma concurri oporteret;
**武器のもとへ急ぎ集合しなければならないときには、合図であった<ruby><rb>[[w:ウェクシルム|分遣隊旗]]</rb><rp>(</rp><rt>ウェクシッルム</rt><rp>)</rp></ruby>が提示されなければならない。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:「[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/古代ローマの軍旗類#vexillum_と_vexillarius|/古代ローマの軍旗類]]」を参照。)</span>
[[画像:Cornicen 1-cropped.jpg|thumb|right|150px|古代ローマ時代のラッパ([[:c:Category:Roman tuba|Roman tuba]])]]
*signum tuba dandum;
**<ruby><rb>号令</rb><rp>(</rp><rt>シグヌム</rt><rp>)</rp></ruby>がラッパによって下されなければならない。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:ラッパは突撃の号令に用いられていた。[[内乱記 第3巻 (上)#46節|『内乱記』第3巻46節]]を参照。)</span>
*ab opere revocandi milites;
**兵士たちは工事から呼び戻されなければならない。
*qui paulo longius aggeris petendi causa processerant arcessendi;
**(土塁を築くための)土砂を求めるためにやや遠くへ進み出ていた者たちを呼び寄せなければならない。
*acies instruenda;
**<ruby><rb>戦列</rb><rp>(</rp><rt>アキエース</rt><rp>)</rp></ruby>が整えられなければならない。
*milites cohortandi;
**兵士たちは激励されなければならない。
*signum dandum.
**<ruby><rb>号令</rb><rp>(</rp><rt>シグヌム</rt><rp>)</rp></ruby>が下されなければならない。
*Quarum rerum magnam partem temporis brevitas et <u>successus</u><!--incursus--> hostium impediebat.
**そういった事柄の大部分を、時間の短さと敵方の<u>接近</u>が妨げた。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:下線部は、写本により、successus(接近)、incursus(突撃)の異読に分かれる。)</span>
;二つの救いとは
*His difficultatibus duae res erant subsidio,
**これらの困難さには、二つの事情が救いとなっていた。
*scientia atque usus militum,
**(一つ目は)兵士たちの知識と経験であり、
*quod superioribus proeliis exercitati,
**すなわち、これより以前の戦闘で鍛錬され、
*quid fieri oporteret, non minus commode ipsi sibi praescribere quam ab aliis doceri poterant,
**何がなされるべきかを、他人から教えられるのと同じように、都合よく自分自身に教示することができていた。
*et quod ab opere singulisque legionibus singulos legatos Caesar discedere nisi munitis castris vetuerat.
**(二つ目は)カエサルが各<ruby><rb>副官</rb><rp>(</rp><rt>レガトゥス</rt><rp>)</rp></ruby>に、陣営の防備を固めないかぎり工事と各軍団から離れることを禁じていたことである。
*Hi propter propinquitatem et celeritatem hostium
**彼ら〔副官たち〕は、敵の接近と素早さのゆえに、
*nihil iam Caesaris imperium exspectabant,
**もはや、何らカエサルの指令を待っていなかったのみならず、
*sed per se quae videbantur administrabant.
**自分たちで、良いと思われる事をも遂行していたのである。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===21節===
[[画像:Legio-V-Caesar-PAX-Augusta.jpg|thumb|right|300px|カエサルから激励を受ける軍団兵。]]
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/21節]] {{進捗|00%|2022-01-19}}</span>
'''カエサルが第10軍団を鼓舞。切迫した状況で兵士たちが軍旗のもとに集まる'''
*Caesar, necessariis rebus imperatis,
**カエサルは、必要な事柄を命令すると、
*ad cohortandos milites,
**兵士たちを激励するために、
*quam in partem fors obtulit, decucurrit
**偶然がもたらしたある方面に走り降りて、
*et ad legionem decimam devenit.
**[[w:第10軍団エクェストリス|第10軍団]]のもとへやって来た。
*Milites non longiore oratione cohortatus
**(カエサルは)兵士たちをあまり長くない弁舌で激励したが、
*quam <u>uti</u> suae pristinae virtutis memoriam retinerent
**(それは)自分たちのかつての武勇の記憶を保ち続ける<u>ように</u>、
*neu perturbarentur animo
**かつ、心をかき乱されない<u>ように</u>、
*hostiumque impetum fortiter sustinerent,
**かつ、敵方の襲撃を勇敢に持ちこたえる<u>ように</u>(という程度より長くはなかった)。
*quod non longius hostes aberant quam quo telum adigi posset,
**敵方が、飛び道具が投げ付けられることができる程度にしか離れていなかったので、
*proelii committendi signum dedit.
**交戦することの<ruby><rb>号令</rb><rp>(</rp><rt>シグヌム</rt><rp>)</rp></ruby>を下した。
;敵勢の接近にあわてた軍団兵たちが、取るものも取り敢えず身近な軍旗のもとに馳せ参じる
*Atque in alteram partem item cohortandi causa profectus
**さらに(カエサルは)他の方面にも同様に激励するために出て行って、
*pugnantibus occurrit.
**(すでに来襲した敵勢と)戦っている者たちに出くわした。
*Temporis tanta fuit exiguitas hostiumque tam paratus ad dimicandum animus,
**時間がこれほどにも短かったし、敵方がこれほどにも闘志満々だった<u>ので</u>、
*<u>ut</u> non modo ad insignia accommodanda,
**徽章を身に着けるため(の時間がなかった)のみならず、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[wikt:la:insigne|insignia]] は、''[[ガリア戦記/注解編#Edwards_(1917)|Edwards]]'' の英訳では ''[[wikt:en:badge#English|badges]]''。徽章あるいは兜の飾りと解釈されることが多い。)</span>
*sed etiam ad galeas induendas scutisque tegimenta detrahenda tempus defuerit.
**<ruby><rb>[[w:ガレア|鉄兜]]</rb><rp>(</rp><rt>ガレア</rt><rp>)</rp></ruby>を着用し、<ruby><rb>[[w:スクートゥム|長盾]]</rb><rp>(</rp><rt>スクートゥム</rt><rp>)</rp></ruby>の覆いを取り外す時間さえも欠いていた<u>ほどであった</u>。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[w:ガレア|鉄兜 (ガレア)]]については、下の画像を参照。)</span>
*Quam quisque ab opere in partem casu devenit
**めいめいが工事から(離れて)ある方面にたまさかやって来て、
*quaeque prima signa conspexit, ad haec constitit,
**最初に注視した<ruby><rb>軍旗</rb><rp>(</rp><rt>シグヌム</rt><rp>)</rp></ruby>のもとへ留まって、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:「[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/古代ローマの軍旗類#signum_と_signifer|/古代ローマの軍旗類]]」を参照。)</span>
*ne in quaerendis suis pugnandi tempus dimitteret.
**自分たちの隊を探すことで戦う時間を無駄にすることはしなかったのである。
<div style="background-color:#cccccc;">
'''ローマ軍の鉄兜'''([[w:la:Galea|Galea]]:[[w:ガレア|ガレア]]) 共和制末期~帝制期のものは、ガリアの影響でほお当てが付くようになっていた。
<gallery>
画像:Helmet typ Montefortino 01.jpg|モンテフォルティノ型 <small>([[w:en:Montefortino helmet|Montefortino helmet]])</small>:BC4世紀~AD1世紀頃の、ケルトの影響を受けたもの。
画像:Musée Cinquantenaire Celtic helmet.jpg|コールス型 <small>([[w:en:Coolus helmet|Coolus helmet]])</small>:BC3世紀~AD1世紀頃の、やはりケルトの影響を受けたもの。
画像:Weisenau type helmets, Carnuntum.jpg|インペリアル・ガリック型<small>([[w:en:Imperial_helmet#Imperial_Gallic|Imperial_Gallic]])</small>:BC1世紀~AD2世紀頃のもの。ガリアの影響で、ほお当てが付いている。
画像:Helmet centurion end of second century.jpg|インペリアル・ガリック型で、AD2世紀末の百人隊長のもの。
画像:|型 <small>([[w:en:|]])</small>
</gallery>
</div>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===22節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/22節]] {{進捗|00%|2022-01-19}}</span>
'''ローマ勢が、不利な戦況において臨機応変に対処することを強いられる'''
*Instructo exercitu
**(ローマの)軍隊が整列され
*magis ut loci natura deiectusque collis et necessitas temporis, quam ut rei militaris ratio atque ordo postulabat,
**(それは)軍事的な規則や秩序よりも、地勢や丘の急な坂や、時の必要性が要求したように(なされた)。
*cum diversis legionibus<!--diversae legiones--> aliae alia in parte hostibus resisterent
**軍団が分散し、それぞれが別の方面で敵に抵抗していたときに、
*saepibusque densissimis, ut ante demonstravimus, interiectis prospectus impediretur,
**最も密生した垣根が前述したように間に置かれて、眺望が妨げられており、
*neque certa subsidia conlocari
**確実な予備軍が配置されることもなく、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:後方から来る新参の2個軍団のこと)</span>
*neque, quid in quaque parte opus esset, provideri
**それぞれの方面で必要である物が調達されることもなく、
*neque ab uno omnia imperia administrari poterant.
**一人によってすべての命令が統括されることも、できなかった。
*Itaque in tanta rerum iniquitate
**こうして、このような状況の不利さにおいて
*fortunae quoque eventus varii sequebantur.
**運命のさまざまな出来事もまた、続いて起こったのである。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===23節===
[[画像:Pilum heavy.jpg|thumb|right|80px|ローマ軍の[[w:ピルム|ピールム(投槍)]]。]]
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/23節]] {{進捗|00%|2022-01-19}}</span>
'''ローマ勢が左翼・中央で優勢になるが、ボドゥオーグナートゥス麾下ネルウィイー族がローマ陣営を目指して猛攻をかける'''
; 戦列の左翼方面では、第9軍団と第10軍団がアトレバテース族を撃退
*Legionis nonae(VIIII.) et decimae(X.) milites, ut in sinistra parte aciei constiterant,
**[[w:第9軍団ヒスパナ|第9軍団]]と[[w:第10軍団エクェストリス|第10軍団]]の(ローマ人)兵士たちは、<ruby><rb>戦列</rb><rp>(</rp><rt>アキエース</rt><rp>)</rp></ruby>の左の部分に陣取っていたので、
*pilis emissis
**(ローマ人兵士らによって)<ruby><rb>[[w:ピルム|投げ槍]]</rb><rp>(</rp><rt>ピールム</rt><rp>)</rp></ruby>が投げ込まれて、
*cursu ac lassitudine exanimatos vulneribusque confectos Atrebates
**疾駆して来たことの疲労で息も絶え絶えで、かつ傷で消耗していたアトレバテース族の者たちを、
*── nam his ea pars obvenerat ──
**──その部分〔アトレバテース勢を迎え撃つ左翼方面〕が彼ら〔2個軍団〕に割り当てられていたので──
*celeriter ex loco superiore in flumen compulerunt
**速やかに(丘の斜面の)より高い地点から川の中に追い立てて、
*et transire conantes insecuti
**(対岸に)渡ることを試みている者たちを追撃して、
*gladiis magnam partem eorum impeditam interfecerunt.
**<ruby><rb>[[w:グラディウス (武器)|長剣]]</rb><rp>(</rp><rt>グラディウス</rt><rp>)</rp></ruby>で、彼ら〔アトレバテース族〕の大部分が立ち往生しているところを<ruby><rb>殺戮</rb><rp>(</rp><rt>さつりく</rt><rp>)</rp></ruby>した。
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:The Gladius Sword.jpg|thumb|right|300px|[[w:グラディウス (武器)|グラディウス (長剣)]]を構えるローマ兵。]]
|}
</div>
*Ipsi transire flumen non dubitaverunt
**彼ら自身〔ローマ軍団兵たち〕は、川を渡ることをためらわず、
*et in locum iniquum progressi
**不利な地点に前進したままで、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:対岸の丘の上り坂では、低い位置から高い位置の敵を攻めるので不利になる)</span>
*rursus resistentes hostes redintegrato proelio in fugam <u>coniecerunt</u>.
**再び抵抗している敵方を、再開された闘いによって、敗走に追いやった。
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:coniecerunt|coniecerunt]]「(敗走に) 陥らせた」は α系写本の読みで、β系写本では [[wikt:en:dederunt|dederunt]] とするが、意味は同様。)</span>
<br>
; 戦列の中央では、第11軍団と第8軍団が、ウィロマンドゥイー族を圧倒する
*Item alia in parte
**同様に、他の方面でも、
*diversae duae legiones, undecima(XI.) et octava(VIII.),
**分散した二つの軍団、[[w:第11軍団クラウディア|第11軍団]]と[[w:第8軍団アウグスタ|第8軍団]]が、
*profligatis [[wikt:en:Veromandui#Latin|Viromanduis]] quibuscum erant congressi,
**ウィロマンドゥイー族の者たちと激突して打ち負かし、
*ex loco superiore in ipsis fluminis ripis proeliabantur.
**(丘の斜面の)より高い場所から、同じ川の岸にかけて闘っていた。
<br>
; ローマの陣営の守備が手薄になり、第12軍団と第7軍団のいる右翼方面から、ボドゥオーグナートゥス麾下ネルウィイー勢が強襲する
*At totis fere castris a fronte et a sinistra parte nudatis,
**だが、ほぼ陣営全体が前面と左側面において無防備にされて、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:訳注:左翼と中央の各軍団が敵を追撃して不在になったため)</span>
*cum in dextro cornu legio duodecima(XII.) et non magno ab ea intervallo septima(VII.) constitisset,
**右の<ruby><rb>翼</rb><rp>(</rp><rt>よく</rt><rp>)</rp></ruby>では、[[w:第12軍団ウィクトリクス|第12軍団]]とそれからあまり大きな間隔をあけずに[[w:第7軍団クラウディア・ピア・フィデリス|第7軍団]]が陣取っていたけれども、
[[画像:Bodwognat, de oudste held van België.gif|thumb|right|200px|[[w:ベルギー|ベルギー]]史の本(1845年)の挿絵に郷土の英雄として描かれたボドゥオーグナートゥス(''[[:c:Category:Buduognat|Buduognat]]'')。]]
*omnes Nervii confertissimo agmine
**[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]の総勢がきわめて密集した隊列でもって、
*duce [[wikt:en:Boduognatus#Latin|Boduognato]], qui summam imperii tenebat,
**<ruby><rb>指揮</rb><rp>(</rp><rt>インペリウム</rt><rp>)</rp></ruby>の全権を掌握していたボドゥオーグナートゥスを<ruby><rb>司令官</rb><rp>(</rp><rt>ドゥクス</rt><rp>)</rp></ruby>として、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:19世紀の西欧では、カエサルの侵略に抵抗した武将は郷土の英雄として称揚された。右図参照)</span>
*ad eum locum contenderunt;
**その〔ローマ軍右翼の〕地点へと急襲した。
*quorum pars <ab> aperto latere legiones circumvenire,
**彼ら〔ネルウィイー族部隊〕の一部は、開いた側面から両軍団を攻め囲んで、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:「開いた側面」とは、左手で持つ盾によって防護されていないローマ兵の右手の側面)</span>
*pars summum castrorum locum petere coepit.
**他の一部は、(ローマ勢の)陣営のある(丘の)頂上の地点を襲撃し始めた。
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:SambreBattle.gif|thumb|right|500px|[[w:サビス川の戦い|サビス川の戦い]]の布陣図。19世紀以来の[[w:サンブル川|サンブル川]]岸説によるもの。<hr>本節の記述に従って、ローマ軍左翼の[[w:第9軍団ヒスパナ|第9軍団]]・[[w:第10軍団エクェストリス|第10軍団]]はアトレバテース族に、中央の[[w:第11軍団クラウディア|第11軍団]]・[[w:第8軍団アウグスタ|第8軍団]]が、ウィロマンドゥイー族に、ローマ軍右翼の[[w:第12軍団ウィクトリクス|第12軍団]]・[[w:第7軍団クラウディア・ピア・フィデリス|第7軍団]]が[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]に向き合っている。]]
|}
</div>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
===24節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/24節]] {{進捗|00%|2022-02-03}}</span>
'''ネルウィイー勢の突入によってローマ方の陣営が大混乱に陥り、騎兵・軽装兵・軍属奴隷たちが四散する'''
<br>
; 陣営に逃げ帰っていた騎兵や軽装歩兵たちが、敵襲に持ちこたえられず、再び逃げ出す
*Eodem tempore
**同じ頃、
*equites nostri levisque armaturae pedites, qui cum iis una fuerant,
**我が〔ローマ方の〕[[w:騎兵|騎兵]]たち、および彼らと一緒にいた[[w:ウェリテス|軽装歩兵]]たちは、
*quos primo hostium impetu pulsos dixeram,
**敵方の最初の襲撃により撃退されたと述べた者たちであるが、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#19節]] を参照)</span>
*cum se in castra reciperent, adversis hostibus occurrebant
**陣営に退却してきたときに、前方の敵方〔ネルウィイー族〕に立ち向かっていたが、
*ac rursus aliam in partem fugam petebant;
**再び他の方面に逃走を求めていた。
<br>
[[画像:Castra1.png|thumb|right|200px|ローマ式[[w:カストラ|陣営]]([[w:la:Castra_Romana|castra Romana]])の概略図。'''7'''が第10大隊の門(porta decumana)で、陣営の裏門に当たる。]]
[[画像:Roman collared slaves - Ashmolean Museum.jpg|thumb|right|200px|古代ローマ時代の、首根っこを互いにつながれて苦役に従事させられる奴隷たち。]]
; 軍属奴隷たちも敵襲にあわてて逃げ出す
*et [[wikt:en:calo#Etymology_2_3|calones]], qui ab decumana porta ac summo iugo collis
**<ruby><rb>軍属奴隷</rb><rp>(</rp><rt>カーロー</rt><rp>)</rp></ruby>は、第十の門や丘の尾根の頂きから、
**:<span style="color:#009900;">(訳注1:<ruby><rb>軍属奴隷</rb><rp>(</rp><rt>カーロー</rt><rp>)</rp></ruby> ''[[wikt:en:calo#Etymology_2_3|calo]]'' は、輜重の運搬や陣営の世話のために使役され、<br> 1個軍団で2000名ほどと推定されているので、<br> 8個軍団では1万6000名という勘定になるが、<br> このとき大半は後方から来る輜重の運搬に従事していたとしても、<br> 丘の陣営にも千人規模でいたとも想定される。
**:<span style="color:#009900;">(訳注2:「第十の門」は、第10大隊が守備することになっていた門で、<br> 陣営の裏門に当たる。右図を参照。)</span>
*nostros victores flumen transisse<!--transire--> conspexerant,
**我が方〔ローマ[[w:軍団兵|軍団兵]]〕が勝者として渡河したのを注視していたが、
*praedandi causa egressi,
**(奴隷たち自身が)略奪のために出て行って、
*cum respexissent et hostes in nostris castris versari vidissent,
**振り返って見たときに、敵勢が我が陣営に出入りしているのを見て、
*praecipites fugae sese mandabant.
**脇目も振らずに、逃亡に身をゆだねた。
*Simul eorum, qui cum impedimentis veniebant, clamor fremitusque oriebatur,
**輜重とともに来ていた者たちの、叫び声やどよめきが生じるや否や、
*aliique aliam in partem perterriti ferebantur.
**それぞれが別の方面に、脅えながら駆り立てられていた。
<br>
; 武勇で名高い支援軍のトレーウェリー族の騎兵たちも、ローマ陣営を見捨てて故国へ退散する
*Quibus omnibus rebus permoti equites [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveri]],
**これらすべての事に動揺させられたトレーウェリー族の騎兵たちは、
*quorum inter Gallos virtutis opinio est singularis,
**彼らの武勇の評判は、ガッリア人の間では比類なきものであり、
*qui auxilii causa a civitate missi ad Caesarem venerant,
**<ruby><rb>[[w:アウクシリア|支援軍]]</rb><rp>(</rp><rt>アウクシリア</rt><rp>)</rp></ruby>として部族国家から派遣されて、カエサルのもとへ来ていたが、
*cum multitudine hostium castra [nostra] compleri,
**多勢の敵により我が〔ローマ方の〕陣営が埋め尽くされ、
*legiones premi et paene circumventas teneri,
**諸軍団は圧倒されてほとんど包囲され続け、
*calones, equites, funditores, [[wikt:en:Numida#Latin|Numidas]] diversos dissipatosque in omnes partes fugere vidissent,
**<ruby><rb>軍属奴隷</rb><rp>(</rp><rt>カーロー</rt><rp>)</rp></ruby>・騎兵・投石兵・[[w:ヌミディア|ヌミディア人]]らがばらばらに追い散らされて、あらゆる方面に逃げるのを目撃していたので、
*desperatis nostris rebus domum contenderunt;
**我が方の戦況に絶望して、故国へと急いで行った。
*Romanos pulsos superatosque, castris impedimentisque eorum hostes potitos civitati renuntiaverunt.
**ローマ人たちは駆逐され撃破されて、彼らの陣営や輜重を敵方が獲得したと、部族国家に報告した。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
-->
===25節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/25節]] {{進捗|00%|2022-02-12}}</span>
'''苦戦する右翼の第12軍団の将兵が、カエサルの激励に応えて敵勢の猛攻に耐える'''
*Caesar ab decimae(X.) legionis cohortatione ad dextrum cornu profectus,
**カエサルは、第10軍団を激励してから、右翼の方へ赴いて、
*ubi suos urgeri
**そこで麾下の者たちが攻め立てられて、
*signisque in unum locum conlatis duodecimae(XII.) legionis
**第12軍団の<ruby><rb>軍旗</rb><rp>(</rp><rt>シグヌム</rt><rp>)</rp></ruby>が一つの場所に集められて
*confertos milites sibi ipsos ad pugnam esse impedimento vidit,
**密集した兵士たち自身が互いに戦闘の妨げになっているのを見た。
*quartae cohortis omnibus centurionibus occisis
**第4<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>のすべての<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオー</rt><rp>)</rp></ruby>が<ruby><rb>斃</rb><rp>(</rp><rt>たお</rt><rp>)</rp></ruby>され、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:一つの歩兵大隊は、通常は六つの<ruby><rb>[[w:ケントゥリア|歩兵小隊]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリア</rt><rp>)</rp></ruby>から成っていたので、<br> 定員通りなら、百人隊長も6名いたことになる。)</span>
*signiferoque interfecto, signo amisso,
**<ruby><rb>軍旗手</rb><rp>(</rp><rt>シグニフェル</rt><rp>)</rp></ruby>も殺され、<ruby><rb>軍旗</rb><rp>(</rp><rt>シグヌム</rt><rp>)</rp></ruby>を失って、
*reliquarum cohortium omnibus fere centurionibus aut vulneratis aut occisis,
**残りの<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>のほぼすべての<ruby><rb>百人隊長</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオー</rt><rp>)</rp></ruby>が、傷つけられるか<ruby><rb>斃</rb><rp>(</rp><rt>たお</rt><rp>)</rp></ruby>されて、
*in his primipilo [[w:en:Publio|Publio]](P.) [[wikt:fr:Sextius|Sextio]] Baculo fortissimo viro
**彼らの中の <ruby><rb>[[w:プリムス・ピルス|首位百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>プリームス・ピールス</rt><rp>)</rp></ruby> のプーブリウス・セクスティウス・バクルスという最も勇敢な男は
**:<span style="color:#009900;">(訳注:一つの軍団は、当時は最大60個の <ruby><rb>[[w:ケントゥリア|歩兵小隊]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリア</rt><rp>)</rp></ruby> から成っており、<br> 60名の <ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオー</rt><rp>)</rp></ruby> には詳細かつ厳然たる序列があったが、<br> 第1<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の第3戦列担当の二人のうちの一人が<br> <ruby><rb>[[w:プリムス・ピルス|首位百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>プリームス・ピールス</rt><rp>)</rp></ruby> として60名の序列の最上位と決められていた。)</span>
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:la:Publius Sextius Baculus|Publius Sextius Baculus]] などの記事を参照。<br> バクルスについては、[[ガリア戦記 第3巻#5節|第3巻5節]]・[[ガリア戦記 第6巻#38節|第6巻38節]] でも言及される。)</span>
*multis gravibusque vulneribus confecto, ut iam se sustinere non posset,
**多くの重い傷で消耗してので、もはや立っていることができなかったほどであった。
*reliquos esse tardiores
**残りの者たちはぐずぐずとして、
*et nonnullos ab novissimis <u>deserto <loco></u> proelio excedere ac tela vitare,
**最後尾のところの若干の者たちは持ち場を放棄し、戦いから離脱して、飛び道具を避けた。
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、写本では desertos または deserto だが、loco の挿入提案や、<br> desertores への修正提案など校訂者の主張は分かれている。)</span>
*hostes neque a fronte ex inferiore loco subeuntes intermittere
**敵勢は前面から、より低い地点から間断なく攻め登って来て、
*et ab utroque latere instare
**両側面から攻め立てて、
*et rem esse in angusto vidit,
**戦況が苦境に陥っているのを(カエサルは)見たが、
*neque ullum esse subsidium quod submitti posset:
**増援に派遣することができる援兵は誰もいなかった。
*scuto ab novissimis [uni] militi detracto,
**(カエサルは)最後尾のところの一人の兵士の<ruby><rb>[[w:スクトゥム|長盾]]</rb><rp>(</rp><rt>スクートゥム</rt><rp>)</rp></ruby>を引ったくり、
*quod ipse eo sine scuto venerat,
**というのも彼自身がそこに<ruby><rb>長盾</rb><rp>(</rp><rt>スクートゥム</rt><rp>)</rp></ruby>なしで来ていたからであるが、
*in primam aciem processit centurionibusque nominatim appellatis
**第一戦列に進み出て、<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオー</rt><rp>)</rp></ruby>たちを名前で呼びかけて、
*reliquos cohortatus milites
**残りの兵士たちを激励し、
*signa inferre et manipulos laxare iussit,
**軍旗を持ち運んで <ruby><rb>[[w:マニプルス|歩兵中隊]]</rb><rp>(</rp><rt>マニプルス</rt><rp>)</rp></ruby> を広く展開することを命じて、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:「軍旗を持ち運んで」⇒「進軍して」
*quo facilius gladiis uti possent.
**そのことによって、より容易に剣を使えるようにさせようとした。
*Cuius adventu spe inlata militibus ac redintegrato animo,
**彼〔カエサル〕が来たので希望が兵士たちにもたらされ、心を新たにして、
*cum pro se quisque in conspectu imperatoris etiam in extremis suis rebus operam navare cuperet,
**各々が自分らのために、<ruby><rb>将 軍</rb><rp>(</rp><rt>インペラートル</rt><rp>)</rp></ruby>〔カエサル〕の注視の中で、極限の状態においてさえ、熱心に尽力することを願ったので、
*paulum hostium impetus tardatus est.
**敵の襲撃が少し鈍くなった。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
===26節===
[[画像:Tribuno.jpg|thumb|[[w:トリブヌス・ミリトゥム|トリブヌス・ミリトゥム]] [[w:la:Tribunus militum|tribunus militum]] の再演。]]
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/26節]] {{進捗|00%|2022-02-26}}</span>
'''ローマ勢右翼の第7軍団が頑強に敵に抵抗し、3個軍団が増援に向かう'''
<br>
; カエサルの指示で、陣形を転換させた右翼の第7軍団が粘り強く敵に抵抗する
*Caesar,
**カエサルは、
*cum septimam(VII.) legionem, quae iuxta constiterat, item urgeri ab hoste vidisset,
**すぐ近くに陣取っていた第7軍団もまた敵によって攻め立てられているのを見たので、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:第7軍団は、[[#25節|前節]]で言及された第12軍団とともにローマ軍右翼を形成していた。)</span>
*tribunos militum monuit,
**<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>たちに忠告して
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:la:Tribunus militum|tribunus militum]] には定訳がなく、日本語に訳し難いがここでは「兵士長官」とした。<br> 元老院議員クラスが任官する高級将校・幕僚で、元来は軍団の指揮官であったが、<br> [[w:マリウスの軍制改革|マリウスの軍制改革]]によって[[w:レガトゥス・レギオニス|レガトゥス]]と[[w:百人隊長|百人隊長]]たちとの間の中間管理職となり、<br> 1個軍団に6名が配属され、毎月2名ずつ3交代で軍団を管理したとされている。)</span>
*ut paulatim sese legiones coniungerent et conversa signa in hostes inferrent.
**少しずつ(二つの)軍団が結び付いて、敵方に向きを変えて進撃するようにさせた。
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:signa inferre「軍旗を運ぶ」=「進軍する」)</span>
*Quo facto
**それがなされると、
*cum alius alii subsidium ferret neque timerent, ne aversi ab hoste circumvenirentur,
**それぞれ(の軍団)が互いの増援をもたらして、敵から追い返されて包囲されるのではないかと恐れることがないようにしていたので、
*audacius resistere ac fortius pugnare coeperunt.
**(両軍団は)より大胆に抵抗して、より果敢に戦い始めた。
<br>
; 輜重を護衛していた後続の2個軍団が、戦場へと急ぐ
*Interim milites legionum duarum, quae in novissimo agmine praesidio impedimentis fuerant,
**その間に、<ruby><rb>行軍隊列</rb><rp>(</rp><rt>アグメン</rt><rp>)</rp></ruby>の最後尾にて輜重の守備隊となっていた2個軍団の兵士たちが、
*proelio nuntiato, cursu incitato,
**戦闘が報告されたので、(戦場へと)駆けることを急がされて〔急いで〕、
*in summo colle ab hostibus conspiciebantur,
**丘の頂きにいた敵方から視認されていた。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:頂上でローマ軍の陣営を攻めていたネルウィイー勢の視界に入った。)</span>
<br>
; 敵の陣営を占領した副官ラビエーヌスが、第10軍団を味方の援兵として送り出す
*et [[w:la:Titus Labienus|Titus Labienus]] castris hostium potitus
**[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエーヌス]]は(対岸にある)敵の陣営を占領し、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:ラビエーヌスは、ローマ軍左翼の第9軍団と第10軍団を率いてアトレバテース勢を追撃していた。)</span>
*et ex loco superiore, quae res in nostris castris gererentur, conspicatus
**より高い場所から、我が方の〔ローマ人の〕陣営においてどんな事が行なわれているのか、気づいて、、
*decimam(X.) legionem subsidio nostris misit.
**第10軍団を、我が方の増援として派遣した。
*Qui <u>cum</u> ex equitum et calonum fuga,
**この者たち〔第10軍団〕は、騎兵たちや<ruby><rb>軍属奴隷</rb><rp>(</rp><rt>カーロー</rt><rp>)</rp></ruby>たちの逃亡から
**:<span style="color:#009900;">(訳注:対岸のより高い丘から、ローマ陣営から逃げ出す騎兵や奴隷が見えたのであろう。)</span>
*quo in loco res esset quantoque in periculo et castra et legiones et imperator versaretur, cognovissent,
**どの場所で戦いがあるか、陣営や軍団や将軍〔カエサル〕がどれほどの危険に巻き込まれているのかを知っていた<u>ので</u>、
*nihil ad celeritatem sibi reliqui fecerunt.
**自分たちの迅速さの他には何もしなかった。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:自分たちの迅速さだけに専念した)</span>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
===27節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/27節]] {{進捗|00%|2022-03-05}}</span>
'''戦場の潮目が変わって、ローマ勢の士気が高揚するが、ネルウィイー勢も奮戦する'''
*Horum adventu
**これらの者たちの到着によって、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:後続の輜重を守っていた第13軍団・第14軍団の2個軍団、<br> および前節でラビエーヌスが派遣した第10軍団の計3個軍団。)</span>
*tanta rerum commutatio est facta, ut nostri,
**我が方〔ローマ軍〕の以下のような戦況の変化が生じた。
*etiam qui vulneribus confecti procubuissent, scutis innixi proelium redintegrarent;
**傷で消耗して倒れ伏していた者たちでさえも、<ruby><rb>[[w:スクトゥム|長盾]]</rb><rp>(</rp><rt>スクートゥム</rt><rp>)</rp></ruby>に寄りかかって戦いを新たにやり直していた。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:<ruby><rb>長盾</rb><rp>(</rp><rt>スクートゥム</rt><rp>)</rp></ruby> を用いるのは軍団兵)
*calones, perterritos hostes conspicati, etiam inermes armatis occurrerent;
**<ruby><rb>軍属奴隷</rb><rp>(</rp><rt>カーロー</rt><rp>)</rp></ruby>たちは、敵方が<ruby><rb>怖</rb><rp>(</rp><rt>おじ</rt><rp>)</rp></ruby>けていると気づくと、非武装のままでさえ(敵勢の)武装した者たちに立ち向かっていた。
*equites vero, ut turpitudinem fugae virtute delerent,
**さらに、騎兵たちは、逃走の恥辱を武勇で払拭せんと、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#24節]] では、敵勢の攻勢に耐えられず、再度の逃走を強いられていた。)</span>
*omnibus in locis <u>pugnant quo<!--pugnae--><!-- studio--></u> se legionariis militibus praeferrent.
**いたるところで、軍団の兵士たちより抜きん出るように、闘う。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:下線部は、写本や校訂版によって読みが大きく分かれる。[[/注解/27節|注解]]参照。)</span>
**:<span style="color:#009900;">(訳注:軍団兵が甲冑で身を固めた重装歩兵であるのに対し、<br> 騎兵はガッリアなどの同盟部族から供出される軽装の者が中心であった。)</span>
; ネルウィイー勢も死力を尽くして闘う
*At hostes, etiam in extrema spe salutis, tantam virtutem praestiterunt ut,
**それに対して、敵方〔ネルウィイー族〕も身の安全の最後の希望の中で、以下のような武勇を示した。
*cum primi eorum cecidissent,
**彼らの先頭の者たちが<ruby><rb>斃</rb><rp>(</rp><rt>たお</rt><rp>)</rp></ruby>れるや、
*proximi iacentibus insisterent atque ex eorum corporibus pugnarent;
**隣の者たちは伏している者たち〔戦死者〕の上に乗っかって、彼らの体〔遺体〕の上から戦った。
*his deiectis et coacervatis cadaveribus,
**彼らも倒されると、死体が積み重ねられて、
*qui superessent, ut ex tumulo, tela in nostros conicerent et pila intercepta remitterent:
**生き残った者たちは、(死体の)塚からするように、飛び道具を我が方に投げ、<ruby><rb>[[w:ピルム|投槍]]</rb><rp>(</rp><rt>ピールム</rt><rp>)</rp></ruby>を奪い取って投げ返した。
*ut non [[wikt:en:nequiquam|nequiquam]] tantae virtutis homines iudicari deberet ausos esse
**これほどの武勇の人々が(以下の行為を)無意味に敢えてしたと判断されるべきではない。
*transire latissimum flumen,
**とても幅広い川を渡ること、
*ascendere altissimas ripas,
**とても高い岸を登ること、
*subire iniquissimum locum;
**とても不利な場所に近づくこと、を。
*quae facilia ex difficillimis animi magnitudo redegerat.
**闘魂の気高さが、非常な困難さをそのような容易さにしたのである。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
===28節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/28節]] {{進捗|00%|2022-03-05}}</span>
'''ネルウィイー族の降伏'''
*Hoc proelio facto
**この戦闘がなされると、
*et prope ad internecionem gente ac nomine Nerviorum redacto,
**[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]の種族と名前がほとんど<ruby><rb>根絶やし</rb><rp>(</rp><rt>インテルネキオー</rt><rp>)</rp></ruby>といえる状態に至らしめられて、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:カエサルは<ruby><rb>[[w:ジェノサイド|種族の皆殺し]]</rb><rp>(</rp><rt>ジェノサイド</rt><rp>)</rp></ruby>をしたと誇示しているが、後述のように明らかな大本営発表(誇大宣伝)である。)</span>
*maiores natu, quos una cum pueris mulieribusque in aestuaria ac paludes collectos<!--coniectos--> dixeramus,
**年長者たちが子供たちや婦人たちと一緒に沢地や沼地に集められていたことを前述したが、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#16節|16節]]の最後で、戦闘に役立たないと思われた婦人や高齢者を沼地に移したと述べられた。)</span>
*hac pugna nuntiata,
**この戦いが報告されると、
*cum victoribus nihil impeditum, victis nihil tutum arbitrarentur,
**勝者たちにとって何も妨げはなく、敗者たちにとって何も安全なものはない、と判断していたので、
*omnium qui supererant consensu legatos ad Caesarem miserunt seque ei dediderunt,<!--;-->
**生き残っていた者たちの満場一致で、使節たちをカエサルのもとへ遣わして、彼〔カエサル〕に降伏した。
*et in commemoranda civitatis calamitate
**部族の敗戦に言及したことの中で、
*ex [[wikt:en:sescentis|sescentis]](DC) ad tres senatores,
**<ruby><rb>評議会議員</rb><rp>(</rp><rt>セナートル</rt><rp>)</rp></ruby>たちは600名から3名に、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:部族国家の合議制統治機関の構成員もローマの元老院議員に倣って [[wikt:en:senator#Latin|senātor]] と呼ばれるが、ここでは「評議会議員」と訳す。)</span>
*ex hominum milibus LX([[wikt:en:sexaginta#Latin|sexaginta]]) vix ad [[wikt:en:quingentos|quingentos]](D), qui arma ferre possent, sese redactos esse dixerunt.
**武器を扱える者たちは6万名から辛うじて500名に減ったと述べた。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#4節]] では5万人の出兵を約束したと述べられていた。)</span>
**:<span style="color:#009900;">(訳注:軍事史家の[[w:エイドリアン・ゴールズワーシー|ゴールズワーシー]]<ref>[[ガリア戦記/注解編#Goldsworthy (2006)]]</ref>は、これらの数字が明らかに水増しされていると指摘し、<br> 後続の巻におけるカエサル自身の言葉によって反証される、としている。<br> 確かに、'''[[ガリア戦記_第5巻#38節|第5巻38節]]以下''' では、ほぼ根絶やしにされたはずのネルウィイー族らがローマ軍を攻め、<br> 第7巻でも援軍を送り出すほど健在である。)</span>
*Quos Caesar, ut in miseros ac supplices usus misericordia videretur,
**カエサルは、この者たち〔ネルウィイー族の生き残り〕に対して、哀れな歎願者たちに同情を示したと思われるように、
*diligentissime conservavit
**とても注意深く庇護して、
*suisque finibus atque oppidis uti iussit
**自分たちの領土と<ruby><rb>城砦都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>を用いるように命じた。
*et finitimis imperavit ut ab iniuria et maleficio se suosque prohiberent.
**そして近隣の者たちに対しては、己と身内の者たちに(ネルウィイー族への)乱暴や狼藉を禁じるように、と命令した。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
----
==アトゥアトゥキー族との戦役==
===29節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/29節]] {{進捗|00%|2022-03-05}}</span>
'''アトゥアトゥキー族の籠城;その出自とキンブリー・テウトニー戦争の顛末'''
*Atuatuci, de quibus supra diximus,
**アトゥアトゥキー族、かの者たちについてはかつて述べたが、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#4節|4節]]および[[#16節|16節]]を参照)</span>
*cum omnibus copiis auxilio Nerviis venirent,
**全軍勢をあげてネルウィイー族支援のためにやって来ていたときに、
*hac pugna nuntiata
**かの戦いを報告されて、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#28節|前節]]までの[[w:サビス川の戦い|サビス川の戦い]]での[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]の敗戦のこと)</span>
*ex itinere domum reverterunt;
**道中から郷里へ引き返した。
*cunctis oppidis castellisque desertis,
**すべての<ruby><rb>[[w:オッピドゥム|城塞都市]]</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>や砦を放棄して、
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:en:Castellum|castellum]] は、小ぶりな砦を指す。)</span>
*sua omnia in unum oppidum egregie natura munitum contulerunt.
**一切合財を抜群の状態で防御された一つの城市に運び込んだ。
<br>
<div style="text-align:left;">
{| style="border:2px solid #009900; cellspacing=0
|+ '''アトゥアトゥキー族攻囲戦'''(''[[w:en:Siege of the Atuatuci|Siege of the Atuatuci]]'' )
|-
| style="width:350px; vertical-align:top; text-align:center;" |[[File:Caesar's Gallic war; (Allen and Greenough's ed.) (1898) (14594676898).jpg|thumb|left|350px|カエサルの'''アトゥアトゥキー族攻囲戦''' の概略図。<br>[[w:ナミュール|ナミュール]]が戦場だったとする説による。'''[[:ファイル:Caesar's Gallic war; (Allen and Greenough's ed.) (1898) (14594676898).jpg|⇒詳しく]]''' ]]
| style="width:350px; vertical-align:top; text-align:center;" |[[画像:Namur JPG07.jpg|thumb|left|350px|[[w:ナミュール|ナミュール]]の<ruby><rb>城塞</rb><rp>(</rp><rt>シタデル</rt><rp>)</rp></ruby>(''[[w:en:Citadel of Namur|Citadel of Namur]]'')。<br>その起源はローマ時代にさかのぼるとされ、改築を繰り返して現在に至る。]]
|-
| colspan="2" style="color:#009900;text-align:left;" cellspacing=10 | 訳 注 :本節以降で言及されるアトゥアトゥキー族攻囲戦(''[[w:en:Siege of the Atuatuci|Siege of the Atuatuci]]'' )が戦われた場所は、<br>現在の[[w:ベルギー|ベルギー]]のどこかであることは確かである。しかしながら、カエサルが詳しい情報を記していないため、同定する多くの試みがなされてモサ川〔[[w:マース川|マース川]]〕の流域にいくつかの候補地があるものの、確実な場所はないといってよい<ref>[[w:en:Atuatuci#Settlement]] 等を参照。</ref>。 上の図は、モサ川〔[[w:マース川|マース川]]〕と支流〔[[w:サンブル川|サンブル川]]〕が合流する現在の[[w:ナミュール|ナミュール]]が戦場だったとする説によるものである。
|}
</div>
*Quod cum ex omnibus in circuitu partibus altissimas rupes deiectusque haberet,
**その<ruby><rb>[[w:オッピドゥム|城塞都市]]</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>は、周囲のすべての方角で非常に高い崖と勾配を持っていたが、
*una ex parte leniter acclivis aditus in latitudinem non amplius pedum duocentorum(CC) relinquebatur;
**一つの方角においては、緩やかな上り坂の出入口が、幅で200<u>ペース</u>を超えない程度で残されていた。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:200[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ペース|ペース]]は、約60メートル)</span>
[[画像:The_defeat_of_the_Cimbri.jpg|thumb|right|250px|ローマ軍に滅ぼされたキンブリ族。<br>フランスの画家[[w:アレクサンドル=ガブリエル・ドゥカン|アレクサンドル=ガブリエル・ドゥカン]]による『キンブリ族の敗北』(«''La défaite des Cimbres''» par [[w:fr:Alexandre-Gabriel Decamps|Alexandre-Gabriel Decamps]] )]]
*quem locum duplici altissimo muro munierant;
**その場所を(前もって)二重の非常に高い防壁で囲っていた。
*tum magni ponderis saxa et praeacutas trabes in muro conlocabant.
**そのときに、非常に重い岩や先の尖った木材を防壁に配置していた。
<br>
;アトゥアトゥキー族の出自
*Ipsi erant ex Cimbris Teutonisque prognati,
**彼ら自身〔アトゥアトゥキー族〕は、[[w:キンブリ族|キンブリー族]]と[[w:テウトネス族|テウトニー族]]の末裔であった。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:両部族の血統を引いていた。)</span>
*qui cum iter in provinciam nostram atque Italiam facerent,
**その者たち〔両部族ら〕が<u>我らの属州</u>とイタリアへ進軍していたときに、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:我らの属州とは、ローマの支配下に置かれていた[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]や[[w:ガリア・ナルボネンシス|ガッリア・トラーンサルピーナ]]を指す。)</span>
*iis impedimentis, quae secum agere ac portare non poterant
**彼らの<u>輜重</u>を、自ら伴なって駆ることや運ぶことができなかったので、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:ここで輜重とは、牛などの家畜や、携帯できる荷物などを指すと考えられている。<ref>[https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn5cnb&view=1up&seq=381&skin=2021 #381 ] を参照。</ref>)</span>
*citra flumen Rhenum depositis
**レーヌス川〔[[w:ライン川|ライン川]]〕のこちら側に置いて、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:すなわち左岸の[[w:ガリア・ベルギカ|ガッリア・ベルギカ]]の地に、家畜や家財道具を残置した。)</span>
*custodiae ex suis ac praesidio sex(VI) milia hominum una reliquerunt.
**身内の者らの中から番兵と護衛兵として6000人の兵員を一緒に残しておいた。
*Hi post eorum obitum
**この者たち〔6千人〕は、彼ら〔キンブリー族とテウトニー族〕が滅んだ後で、
*multos annos a finitimis exagitati,
**多くの年月にわたり近隣部族たちから追い立てられて、
*cum alias bellum inferrent, alias inlatum defenderent,
**他部族に戦争をしかけたり、他部族から(戦争を)しかけられて防戦したりしたけれども、
*consensu eorum omnium pace facta
**彼ら〔他部族〕すべてとの合意により講和がなされて、
*hunc sibi domicilio locum delegerunt.
**この場所を居住地に選び取ったのである。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
===30節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/30節]] {{進捗|00%|2022-03-05}}</span>
'''ローマ軍に城塞都市を包囲されたアトゥアトゥキー族が、大声で野次を飛ばす'''
*Ac primo adventu exercitus nostri
**我が方の軍隊〔ローマ軍〕の到着から当初は、
*crebras ex oppido excursiones faciebant
**(アトゥアトゥキー族は)<ruby><rb>[[w:オッピドゥム|城塞都市]]</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>からたびたびの出撃をして、
*parvulisque proeliis cum nostris contendebant;
**我が方と小競り合いを闘っていた。
<br>
;ローマ軍が、アトゥアトゥキー族が籠城する城塞都市を堡塁で囲み、攻囲戦を開始する
*postea vallo <u>[[wikt:en:pedum#Latin|pedum]]</u> XII(duodecim) in circuitu <u>quindecim milium</u> crebrisque castellis circummuniti
**周囲1万5000ペースにわたって(高さ)12[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ペース|ペース]]の<ruby><rb>堡塁</rb><rp>(</rp><rt>ウァッルム</rt><rp>)</rp></ruby>と多数の砦で包囲された後は、
**:<span style="font-family:Times New Roman;color:#009900;">(訳注:pedum XII ⇒ 1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ペース|ペース]]は約29.6cmだから、約3.55mの堡塁となる。<br> これは[[#5節]]と同様で、「および18ペースの堀」が省略されていると思われる。<br> quindecim milium ⇒ 15[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|マイル]]と解釈すると全周22キロメートル超となり、<br> かなりの日数を要する大掛かりな普請となってしまうため、疑問視される。<br> pedum ~ quindecim milium「15000ペース」と解すれば、約4.44キロ程度となる。)</span>
*oppido sese continebant.
**(アトゥアトゥキー族は)<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>に立て<ruby><rb>籠</rb><rp>(</rp><rt>こも</rt><rp>)</rp></ruby>っていた。
*Ubi vineis actis, aggere exstructo, turrim procul constitui viderunt,
**<ruby><rb>工作小屋</rb><rp>(</rp><rt>ウィネア</rt><rp>)</rp></ruby>が駆動され、<ruby><rb>土塁</rb><rp>(</rp><rt>アッゲル</rt><rp>)</rp></ruby>が積み上げられ、<ruby><rb>[[w:攻城塔|攻城櫓]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥッリス</rt><rp>)</rp></ruby>が遠く隔たって配置されたのを見るや否や、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:<ruby><rb>工作小屋</rb><rp>(</rp><rt>ウィネア</rt><rp>)</rp></ruby>、<ruby><rb>土塁</rb><rp>(</rp><rt>アッゲル</rt><rp>)</rp></ruby>、<ruby><rb>[[w:攻城塔|攻城櫓]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥッリス</rt><rp>)</rp></ruby>については、[[#12節|12節]]を参照。)</span>
*primum inridere ex muro atque increpitare vocibus,
**はじめのうちは防壁の内から嘲笑して(以下のように)大声で<ruby><rb>扱</rb><rp>(</rp><rt>こ</rt><rp>)</rp></ruby>き下ろしていた。
*quod tanta machinatio a tanto spatio institueretur<!--instrueretur-->:
**というのも、あれほど大仕掛けのものがあれほどの隔たりのところに築き上げられていたためである。
<br>
;アトゥアトゥキー族がローマ人の攻城櫓を見ながら野次を飛ばす
*quibusnam manibus aut quibus viribus praesertim homines tantulae staturae
**一体いかなる<ruby><rb>人手</rb><rp>(</rp><rt>マヌス</rt><rp>)</rp></ruby>といかなる<ruby><rb>力ずく</rb><rp>(</rp><rt>ウィース</rt><rp>)</rp></ruby>で、特にあれほどちっぽけな身の丈の人間ども〔ローマ人〕が
*── nam plerumque omnibus Gallis prae magnitudine corporum suorum brevitas nostra contemptui est ──
**──なぜなら、たいていすべてのガッリア人は己の身体の大きさのため、我ら〔ローマ人〕の短身を卑しんでいたからであるが──
*tanti oneris turrim in muro sese conlocare confiderent?
**あれほどの重さの塔を防壁に置くことに自信があるのだろうか?
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
===31節===
[[画像:Taranis Jupiter with wheel and thunderbolt Le Chatelet Gourzon Haute Marne.jpg|thumb|right|230px|雷神タラニス([[w:en:Taranis|Taranis]])の像。<br>[[w:ケルト神話|ケルト神話]]の天空神で、右手に稲妻を、左手に車輪を持っている。<br>戦争や死をも司る。]]
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/31節]] {{進捗|00%|2022-03-27}}</span>
'''アトゥアトゥキー族の講和条件'''
*Ubi vero moveri et adpropinquare moenibus viderunt,
**だが(攻城櫓が)動かされて城壁に近づいて来るのを見るや否や、
*nova atque inusitata specie commoti
**(アトゥアトゥキー族は)未知の尋常でない光景に動揺させられて、
*legatos ad Caesarem de pace miserunt,
**カエサルのもとへ講和についての使節たちを遣わした。
*qui ad hunc modum locuti:
**この者たちは、以下のように話した。
<div style="text-align:center">
{|
|-
| style="vertical-align:bottom;" |[[画像:Caesar's Gallic war; (Allen and Greenough's ed.) (1898) (14781415375).jpg|thumb|right|350px|城壁(図中の左端)を攻略するために築かれた<ruby><rb>土塁</rb><rp>(</rp><rt>アッゲル</rt><rp>)</rp></ruby> の上り坂を登り切って城壁に近づいた<ruby><rb>[[w:攻城塔|攻城櫓]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥッリス</rt><rp>)</rp></ruby>(再掲)。]]
|}
</div>
*non se existimare Romanos sine ope divina bellum gerere,
**自分たち〔アトゥアトゥキー族〕は、ローマ人が[[w:ケルト神話#古代ケルトの神々|神]]のご加護なしに戦争を遂行しているとは考えていない。
*qui tantae altitudinis machinationes tanta celeritate promovere <u>et ex propinquitate pugnare</u> possent,
**あれほどの高さの大仕掛けをあれほどのすばやさで前進させて<u>接近して戦うこと</u>ができるとは。
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、β系写本の記述で、α系写本にはない。)</span>
*se suaque omnia eorum potestati permittere dixerunt.
**自分たちとその一切合財を彼ら〔ローマ人〕の支配に委ねる、と言ったのだ。
*Unum petere ac deprecari:
**一つだけ求めかつ哀願することがある:
*<u>si</u> forte pro sua clementia ac mansuetudine, quam ipsi ab aliis audirent,
**おそらく、自分たちが他(の部族)から聞いている(カエサルの)寛容さと温情によって、<u>もし</u>
*statuisset Atuatucos esse conservandos,
**(カエサルが)アトゥアトゥキー族は存続されるべきであると決定するならば、
*ne se armis despoliaret.
**自分たちから武器を奪わないでくれ。
*Sibi omnes fere finitimos esse inimicos ac suae virtuti invidere;
**自分たちにとってほぼすべての近隣部族は敵対者であって、自分らの武勇を妬んでおり、
*a quibus se defelldere traditis armis non possent.
**武器が引き渡されたら、その者たち〔近隣部族〕から自分たちを防衛することはできないのだ。
*Sibi <u>praestare</u>, si in eum casum deducerentur, quamvis fortunam a populo Romano pati,
**もしそのような結末に落とされるならば、たとえローマ人民により不運を被るとしても、自分たちにとって、
*quam ab his per cruciatum interfici, inter quos dominari consuessent.
**(アトゥアトゥキー族が)支配するのが常であった者たちの間で、彼らにより責め苦で殺されるよりは<u>よりましである</u>。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
===32節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/32節]] {{進捗|00%|2022-03-24}}</span>
'''アトゥアトゥキー族がカエサルへの恭順を装って、多くの武器を投げ捨て、城門を開く'''
*Ad haec Caesar respondit:
**これに対して、カエサルが(以下のように)応じた:
*se magis consuetudine sua quam merito eorum civitatem conservaturum,
**自分は、彼ら〔部族〕の功労に応じてというよりも、自らの慣習によって、部族国家を存続させるであろう。
*si priusquam murum [[wikt:en:aries#Latin|aries]] attigisset se dedidissent;
**もし<ruby><rb>[[w:破城槌|破城槌]]</rb><rp>(</rp><rt>アリエース</rt><rp>)</rp></ruby>が城壁に突撃する前に(部族国家が)降伏してしまっていればの話であるが。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:破城槌については、[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/古代ローマの攻城兵器#aries_(battering_ram)|#aries]] を参照。)</span>
*sed deditionis nullam esse condicionem nisi armis traditis.
**けれども武器が引き渡されない限りは、いかなる降伏の条件もないのだ。
*Se id quod in Nerviis fecisset facturum
**自分〔カエサル〕はネルウィイー族になした(と同様の)ことを行うであろう。
*finitimisque imperaturum, ne quam dediticiis populi Romani iniuriam inferrent.
**かつ近隣(部族)に、ローマ人民に降伏した者たちに狼藉を働かないように命令するであろう。
<br>
;アトゥアトゥキー族がカエサルの講和条件を呑んで、堀いっぱいの武器を放り捨てる
*Re nuntiata ad suos
**その事が(アトゥアトゥキー族の)身内の者たちに報知されると、
*<u>illi se</u> quae imperarentur facere dixerunt.
**<u>彼らは、自分たちは</u>命令されたことを行なうと述べた。
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は β系写本の記述で、α系写本にはない。)</span>
*Armorum magna multitudine de muro in fossam, quae erat ante oppidum, iacta,
**大量の武器が、城壁から、<ruby><rb>[[w:オッピドゥム|城塞都市]]</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>の前にあった堀の中に投げ込まれ、
*sic ut prope summam muri aggerisque altitudinem acervi armorum adaequarent,
**武器の堆積が、ほぼ城壁の<ruby><rb>天辺</rb><rp>(</rp><rt>てっぺん</rt><rp>)</rp></ruby>や(ローマ勢の)<ruby><rb>土塁</rb><rp>(</rp><rt>アッゲル</rt><rp>)</rp></ruby>の高さに、達するかのようであった。
*et tamen circiter parte tertia, ut postea perspectum est, celata atque in oppido retenta,
**にも<ruby><rb>拘</rb><rp>(</rp><rt>かかわ</rt><rp>)</rp></ruby>らず、およそ3分の1が、後で確かめられたように、隠されて<ruby><rb>[[w:オッピドゥム|城塞都市]]</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>の中に保持された。
*portis patefactis
**城門が開け放たれると
*eo die pace sunt usi.
**その日は(アトゥアトゥキー族は)和平を享受した。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
===33節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/33節]] {{進捗|00%|2022-04-06}}</span>
'''アトゥアトゥキー族の夜襲と結末'''
*Sub vesperum Caesar portas claudi militesque ex oppido exire iussit,
**夕方の頃に、カエサルは城門が閉じられることと、兵士たちが<ruby><rb>[[w:オッピドゥム|城塞都市]]</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>から出て行くことを、命じた。
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:カエサルが [[wikt:en:miles#Latin|miles]]「兵士」 と記すのは、ローマ方、特に軍団兵(重装歩兵)のこと。)</span>
*ne quam noctu oppidani a militibus iniuriam acciperent.
**夜に<ruby><rb>城塞都市の人々</rb><rp>(</rp><rt>オッピダーニー</rt><rp>)</rp></ruby>が兵士たちによって何らかの<ruby><rb>狼藉</rb><rp>(</rp><rt>ろうぜき</rt><rp>)</rp></ruby>を<ruby><rb>被</rb><rp>(</rp><rt>こうむ</rt><rp>)</rp></ruby>らないように(という配慮である)。
*Illi ante inito, ut intellectum est, consilio,
**彼ら〔アトゥアトゥキー族〕は、(後で)わかったように、前もって始めから(以下のような)<ruby><rb>謀計</rb><rp>(</rp><rt>コンシリウム</rt><rp>)</rp></ruby>をもっており、
*quod deditione facta nostros praesidia deducturos aut denique indiligentius servaturos crediderant,
**──降伏がなされると、我が方〔ローマ人〕が守備隊を退く、あるいは結局より不用心に番をするであろう、と思い込んでいたので──
[[画像:Camp des Pictes (93).JPG|thumb|right|230px|盾や槍などで武装したガッリア人の再現例。]]
*partim cum iis quae retinuerant et celaverant armis,
**一部の者は、保持して隠していた武器を持って、
*partim scutis ex cortice factis aut viminibus intextis,
**一部の者は、樹皮から作り、あるいは細枝で編み合わせた<ruby><rb>長盾</rb><rp>(</rp><rt>スクートゥム</rt><rp>)</rp></ruby>を
*quae subito, ut temporis exiguitas postulabat, pellibus induxerant,
**時の短さが要請していたように、一時しのぎに毛皮を覆いかぶせておいて、
*tertia vigilia,
**第三夜警時に、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:第三夜警時は、夏季では午前0時過ぎの時間帯。[[古代ローマの不定時法#夜警時|#夜警時]] を参照。)</span>
*qua minime arduus ad nostras munitiones ascensus videbatur,
**我が方〔ローマ勢〕の堡塁まで最も険しくない登り坂だと思われていたところを通って、
*omnibus copiis repente ex oppido eruptionem fecerunt.
**全軍勢をもって突如として<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>から出撃をした。
<br>
*Celeriter, ut ante Caesar imperaverat,
**速やかに、前もってカエサルが命令していたように、
*ignibus significatione facta,
**火で合図がなされ、
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:狼煙|狼煙]]ではなく、深夜でも見える[[w:たいまつ|松明]]や[[w:焚き火|焚き火]]の類いを用いたのであろう。)</span>
*ex proximis castellis eo concursum est,
**一番近い砦から(ローマ方の兵士たちが)そこに急ぎ集まった。
*pugnatumque ab hostibus ita acriter est
**敵方〔アトゥアトゥキー族〕により(以下のほどに)激しく戦われた。
*ut a viris fortibus in extrema spe salutis iniquo loco
**屈強な男たちによって、身の安全の最後の望みにおいて、不利な場所で、
*contra eos qui ex vallo turribusque tela iacerent, pugnari debuit,
**堡塁や<ruby><rb>[[w:攻城塔|攻城櫓]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥッリス</rt><rp>)</rp></ruby>から飛び道具を投げつけている者たち〔ローマ勢〕に抗して、戦われたにちがいない。
*cum in una virtute omnis spes consisteret.
**すべての望みがただひとつ武勇に拠って立っていたのである。
<br>
*Occisis ad hominum milibus quattuor(IIII)
**(アトゥアトゥキー族のうち)兵員の約4000人が<ruby><rb>斃</rb><rp>(</rp><rt>たお</rt><rp>)</rp></ruby>され、
*reliqui in oppidum reiecti sunt.
**残りの者たちは<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>の中に押し戻された。
*Postridie eius diei refractis portis,
**その日の翌日に、城門がこじ開けられて、
*cum iam defenderet nemo,
**すでに誰も防戦する者はいなかったので、
*atque intromissis militibus nostris,
**我が方〔ローマ勢〕の兵士たちが送り込まれた。
*sectionem eius oppidi universam Caesar vendidit.
**カエサルは、その<ruby><rb>城塞都市</rb><rp>(</rp><rt>オッピドゥム</rt><rp>)</rp></ruby>のすべてを(競売の)戦利品として売り払った。
*Ab iis qui emerant capitum numerus ad eum relatus est milium quinquaginta trium(LIII).
**買い取っていた者たちにより、(捕虜の)頭数は5万3000名と彼〔カエサル〕に報告された。
**:<span style="color:#009900;">(訳注:以上のカエサルの記述によれば、<br> アトゥアトゥキー族は生存者が奴隷として売られて壊滅したかのようであるが、<br> [[#28節]]のネルウィイー族の記述と同様に、かなり誇張されているであろう。<br> '''[[ガリア戦記_第5巻#38節|第5巻38節]]以下''' では、根こそぎ売られたはずの同部族が健在であり、<br> ローマ軍への攻撃に加わったことが、何の補足説明もなく述べられる。)</span>
<div style="text-align:center;">
{|
|-
|[[画像:Les Aduatiques Vendus à l'Encan (détail).jpg|thumb|right|650px|『'''競売で売られたアドゥアトゥキー族'''』(<span style="font-family:Times New Roman;fons-size:15pt;">''Les Aduatiques Vendus à l'Encan''</span>)<br> [[w:ベルギー|ベルギー]]出身の画家[[w:レミー・コッヘ|レミー・コッヘ]](<span style="font-family:Times New Roman;">[[w:Rémy Cogghe|Rémy Cogghe (1854–1935)]]</span>)による1880年の作品(複製・部分)。]]
|}
</div>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
----
==ガッリア平定とカエサルの凱旋==
===34節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/34節]] {{進捗|00%|2022-04-06}}</span>
'''プーブリウス・クラッススが大西洋岸諸部族(アルモリカエ)を帰服させる'''
*Eodem tempore
**同じ時期に、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:カエサルは詳しく述べていないが、[[w:サビス川の戦い|サビス川の戦い]]の後と考えられる。)</span>
*a [[wikt:en:Publio|Publio]](P.) Crasso,
**[[w:プブリウス・リキニウス・クラッスス|プーブリウス・クラッスス]]によって、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:三頭政治家[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|M. クラッスス]]の息子で、第1巻[[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_I#52|52節]]では騎兵隊の指揮官だった。)</span>
*quem cum legione una miserat
**── その者は1個軍団とともに派遣されていて、
**:<span style="color:#009900;">(訳注:これも詳しく述べられていないが、[[w:第7軍団クラウディア・ピア・フィデリス|第7軍団]]と考えられている。)</span>
*ad [[w:en:Veneti (Gaul)|Venetos]], [[w:en:Venelli|Venellos]], [[w:en:Osismii|Osismos]], [[w:en:Coriosolites|Coriosolităs]], [[w:en:Esuvii|Esuvios]], [[w:en:Aulerci|Aulercos]], [[w:en:Redones|Redones]],
**[[w:ウェネティ族 (ガリア)|ウェネティー族]]・ウェネッリー族・オスィスミー族・コリオソリテス族・エスウィイー族・アウレルキー族・レドネース族のところへ、
*quae sunt maritimae civitates Oceanumque attingunt,
**すなわち<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>に接する海岸の諸部族のところへ(派遣されていたが)──、
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[ガリア戦記_第5巻#53節|第5巻53節]]で「[[w:アルモリカ|アルモリカ(エ)]]」([[w:en:Armorica|Armorica(e)]]) と呼ばれている」とされる沿岸諸部族のこと。)</span>
*certior factus est omnes eas civitates in dicionem potestatemque populi Romani esse redactas.
**これらの諸部族すべてがローマ人民の支配と権力のもとに置かれることが、報告された。
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
===35節===
*<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/35節]] {{進捗|00%|2022-04-17}}</span>
'''カエサルの属州帰還と軍団の冬営;前例のない感謝祭'''
*His rebus gestis,
**以上の戦役が遂行されて、
*omni Gallia pacata,
**全[[w:ガリア|ガッリア]]が平定され、
*tanta huius belli ad barbaros opinio perlata est,
**この戦争の<ruby><rb>徒</rb><rp>(</rp><rt>ただ</rt><rp>)</rp></ruby>ならぬ風評が[[w:野蛮|蛮族]]たちに伝えられたので、
*<u>uti</u> ab iis nationibus, quae trans Rhenum incolerent, legationes ad Caesarem mitterentur,
**レーヌス〔[[w:ライン川|ライン川]]〕の向こう側に居住する<ruby><rb>種族</rb><rp>(</rp><rt>ナーティオー</rt><rp>)</rp></ruby>によってカエサルのもとへ使節団が遣わされた<u>ほどであった</u>
**:<span style="color:#009900;">(訳注:ライン川の右岸、すなわちカエサルらローマ人が「[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]」と呼んでいた土地の諸部族。)</span>
*qui se obsides daturas, imperata facturas pollicerentur.
**自分たちが[[w:人質|人質]]を供出するであろうこと、要求されたことを実行するであろうこと、を約束するために。
*Quas legationes Caesar,
**それらの使節団に対し、カエサルは、
*quod in Italiam Illyricumque properabat,
**──イタリアや[[w:イリュリクム|イッリュリクム]]に急いでいたので、──
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:属州総督が武装した護衛を連れて[[w:ルビコン川|ルビコン川]]を越境することは国法で禁じられていたので、<br> ここでいう「イタリア」は[[w:イタリア本土 (古代ローマ)|本土イタリア]]のことではない。<br> カエサルは、属州総督としての任地である[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]や[[w:イリュリクム|イッリュリクム]]において<br> 巡回裁判などの職務をこなさなければならなかったが、そのほかにも目的があったのだ<ref name="対比列伝">[[ガリア戦記/注解編#プルータルコス『対比列伝』|プルータルコス『対比列伝』]]の「カエサル」20,21</ref>。)</span>
*inita proxima aestate ad se reverti iussit.
**次の夏の初めに自分〔カエサル〕のもとを再訪することを(使節団に)指示した。
*Ipse
**(カエサル)自身は、
*in [[wikt:en:Carnutes|Carnutes]], [[wikt:fr:Andes#Nom_commun_2|Andes]], <u>[[wikt:en:Turones|Turones]]</u>,
**カルヌーテース族・アンデース族・<u>トゥロネース族</u>(の領土)に
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、第7巻の表記に合わせると '''トゥロニー族'''([[w:en:Turoni|Turoni]])。)</span>
*quaeque civitates propinquae iis locis erant, ubi bellum gesserat,
**──これらの各部族は、戦争を遂行していたところの土地の近くにいた──
**:<span style="color:#009900;">(訳注:右図からも判るように、これらの部族の領土は[[w:ロワール川|ロワール川]]沿いにあり、むしろ翌年(第3巻)の戦争に備えた配置であろう。)</span>
[[画像:Armorica.png|thumb|right|300px|[[w:アルモリカ|アルモリカ]]([[w:en:Armorica|Armorica]])と呼ばれる大西洋沿岸諸部族の分布図。[[#34節|前節]]でローマに帰服したと報告された地域であるが、本節で言及された[[w:ロワール川|ロワール川]]沿いの諸部族 <span style="font-family:Times New Roman;">[[w:la:Carnutes|Carnutes]], [[w:la:Andecavi|Andes]], [[w:la:Turones (populus)|Turones]]</span> の名が見える。本節の軍団の配置は、翌年の沿岸部での戦争を見越して、戦地に近い土地で冬営させたものと考えられる。]]
*legionibus in hibernacula deductis,
**諸軍団を冬営地に撤収させると、
*in Italiam profectus est.
**(カエサル自身は)イタリアに出発した。
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:伝記作家[[ガリア戦記/注解編#プルータルコス『対比列伝』|プルータルコス]]は、カエサルが'''パドゥス川'''〔[[w:la:Padus|Padus]] [[w:ポー川|ポー川]]〕流域で越冬しながら、ローマ政界へ画策していた、と伝えている<ref name="対比列伝"/>。)</span>
<br>
; 首都ローマでカエサル戦勝への15日間の感謝祭が決まる
*Ob easque res ex litteris Caesaris
**カエサルの書状によって(報告された)これらの事の<ruby><rb>報</rb><rp>(</rp><rt>むく</rt><rp>)</rp></ruby>いとして、
*dierum quindecim(XV) supplicatio decreta est,
**(カエサルの戦勝を祝う)15日間の<ruby><rb>感謝祭</rb><rp>(</rp><rt>スップリカーティオー</rt><rp>)</rp></ruby>が決議された。
*quod ante id tempus accidit nulli.
**このことは、その時以前には誰にも起こらなかった(栄誉であった)。
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:<ruby><rb>感謝祭</rb><rp>(</rp><rt>スップリカーティオー</rt><rp>)</rp></ruby>(''[[w:en:Supplicatio|Supplicatio]]'')は、ローマの人々が花輪や[[w:ゲッケイジュ|月桂樹]]を携え、犠牲を捧げて神々に祈る宗教行事。<br> 将軍から戦勝報告書を受け取ったときにも、[[w:元老院 (ローマ)|元老院]]により開催が決議された。通常は3~5日間程度だったが、<br> [[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]が[[w:第三次ミトリダテス戦争|第三次ミトリダテス戦争]]に勝利を収めたときは異例の10日間となった。<br> カエサルのベルガエ平定に対する15日間は前例のないもので、ローマの民衆の好感が伺える<ref name="対比列伝"/>。)</span>
<!--
**:<span style="color:#009900;">(訳注:
**:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:
-->
----
*<span style="background-color:#99ff99;">「ガリア戦記 第2巻」了。「[[ガリア戦記 第3巻]]」へ続く。</span>
==脚注==
<references />
[[Category:ガリア戦記 第2巻|*]] | 2007-04-30T14:54:54Z | 2024-01-21T06:37:02Z | [
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6,152 | 会社法第218条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(w:株券を発行する旨のw:定款の定めの廃止) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:株券]]を発行する旨の[[w:定款]]の定めの廃止)
;第218条
# 株券発行会社は、その株式(種類株式発行会社にあっては、全部の種類の株式)に係る株券を発行する旨の定款の定めを廃止する定款の変更をしようとするときは、当該定款の変更の効力が生ずる日の2週間前までに、次に掲げる事項を公告し、かつ、株主及び登録株式質権者には、各別にこれを通知しなければならない。
#:一 その株式(種類株式発行会社にあっては、全部の種類の株式)に係る株券を発行する旨の定款の定めを廃止する旨
#:二 定款の変更がその効力を生ずる日
#:三 前号の日において当該株式会社の株券は無効となる旨
# 株券発行会社の株式に係る株券は、前項第二号の日に無効となる。
# 第1項の規定にかかわらず、株式の全部について株券を発行していない株券発行会社がその株式(種類株式発行会社にあっては、全部の種類の株式)に係る株券を発行する旨の定款の定めを廃止する定款の変更をしようとする場合には、同項第二号の日の2週間前までに、株主及び登録株式質権者に対し、同項第一号及び第二号に掲げる事項を通知すれば足りる。
# 前項の規定による通知は、公告をもってこれに代えることができる。
# 第1項に規定する場合には、株式の質権者(登録株式質権者を除く。)は、同項第二号の日の前日までに、株券発行会社に対し、[[会社法第148条|第148条]]各号に掲げる事項を株主名簿に記載し、又は記録することを請求することができる。
==解説==
==関連条文==
==参照条文==
*[[商業登記法第63条]](株券を発行する旨の定款の定めの廃止による変更の登記)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#9|第9節 株券]]
|[[会社法第217条]]<br>(株券不所持の申出)
|[[会社法第219条]]<br>(株券の提出に関する公告等)
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6,157 | 会社法第230条 | 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第2章 株式
(w:株券喪失登録の効力) | [
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| 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編第2章 株式]]
==条文==
([[w:株券]]喪失登録の効力)
;第230条
# 株券発行会社は、次に掲げる日のいずれか早い日(以下この条において「登録抹消日」という。)までの間は、株券喪失登録がされた株券に係る株式を取得した者の氏名又は名称及び住所を株主名簿に記載し、又は記録することができない。
#:一 当該株券喪失登録が抹消された日
#:二 株券喪失登録日の翌日から起算して1年を経過した日
# 株券発行会社は、登録抹消日後でなければ、株券喪失登録がされた株券を再発行することができない。
# 株券喪失登録者が株券喪失登録をした株券に係る株式の名義人でないときは、当該株式の株主は、登録抹消日までの間は、株主総会又は種類株主総会において議決権を行使することができない。
# 株券喪失登録がされた株券に係る株式については、[[会社法第197条|第197条]]第1項の規定による競売又は同条第2項の規定による売却をすることができない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#9|第9節 株券]]
|[[会社法第229条]]<br>(異議催告手続との関係)
|[[会社法第231条]]<br>(株券喪失登録簿の備置き及び閲覧等)
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6,158 | 会社法第225条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第225条
(w:株券を所持する者による抹消の申請) | [
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==条文==
([[w:株券]]を所持する者による抹消の申請)
;第225条
# 株券喪失登録がされた株券を所持する者(その株券についての株券喪失登録者を除く。)は、法務省令で定めるところにより、株券発行会社に対し、当該株券喪失登録の抹消を申請することができる。ただし、株券喪失登録日の翌日から起算して1年を経過したときは、この限りでない。
# 前項の規定による申請をしようとする者は、株券発行会社に対し、同項の株券を提出しなければならない。
# 第1項の規定による申請を受けた株券発行会社は、遅滞なく、同項の株券喪失登録者に対し、同項の規定による申請をした者の氏名又は名称及び住所並びに同項の株券の番号を通知しなければならない。
# 株券発行会社は、前項の規定による通知の日から2週間を経過した日に、第2項の規定により提出された株券に係る株券喪失登録を抹消しなければならない。この場合においては、株券発行会社は、当該株券を第1項の規定による申請をした者に返還しなければならない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#9|第9節 株券]]
|[[会社法第224条]]<br>(名義人等に対する通知)
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6,159 | 会社法第224条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(名義人等に対する通知) | [
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==条文==
(名義人等に対する通知)
;第224条
# [[w:株券]]発行会社が前条の規定による請求に応じて株券喪失登録をした場合において、当該請求に係る株券を喪失した者として株券喪失登録簿に記載され、又は記録された者(以下この款において「株券喪失登録者」という。)が当該株券に係る[[w:株式]]の名義人でないときは、株券発行会社は、遅滞なく、当該名義人に対し、当該株券について株券喪失登録をした旨並びに[[会社法第221条|第221条]]第一号、第二号及び第四号に掲げる事項を通知しなければならない。
# 株式についての権利を行使するために株券が株券発行会社に提出された場合において、当該株券について株券喪失登録がされているときは、株券発行会社は、遅滞なく、当該株券を提出した者に対し、当該株券について株券喪失登録がされている旨を通知しなければならない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#9|第9節 株券]]
|[[会社法第223条]]<br>(株券喪失登録の請求)
|[[会社法第225条]]<br>(株券を所持する者による抹消の申請)
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[[category:会社法|224]] | null | 2009-02-02T03:53:41Z | [
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6,160 | 会社法第226条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第226条
(w:株券喪失登録者による抹消の申請) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第226条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第226条]]
==条文==
([[w:株券]]喪失登録者による抹消の申請)
;第226条
# 株券喪失登録者は、法務省令で定めるところにより、株券発行会社に対し、株券喪失登録(その株式(種類株式発行会社にあっては、全部の種類の株式)に係る株券を発行する旨の定款の定めを廃止する定款の変更をした場合にあっては、[[会社法第225条|前条]]第2項の規定により提出された株券についての株券喪失登録を除く。)の抹消を申請することができる。
# 前項の規定による申請を受けた株券発行会社は、当該申請を受けた日に、当該申請に係る株券喪失登録を抹消しなければならない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#9|第9節 株券]]
|[[会社法第225条]]<br>(株券を所持する者による抹消の申請)
|[[会社法第227条]]<br>(株券を発行する旨の定款の定めを廃止した場合における株券喪失登録の抹消)
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[[category:会社法|226]] | null | 2022-05-26T23:01:18Z | [
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6,161 | 会社法第228条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(w:株券の無効) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:株券]]の無効)
;第228条
# 株券喪失登録(抹消されたものを除く。)がされた株券は、株券喪失登録日の翌日から起算して1年を経過した日に無効となる。
# 前項の規定により株券が無効となった場合には、株券発行会社は、当該株券についての株券喪失登録者に対し、株券を再発行しなければならない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#9|第9節 株券]]
|[[会社法第227条]]<br>(株券を発行する旨の定款の定めを廃止した場合における株券喪失登録の抹消)
|[[会社法第229条]]<br>(異議催告手続との関係)
}}
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[[category:会社法|228]] | null | 2022-05-26T23:02:08Z | [
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]
| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC228%E6%9D%A1 |
6,162 | 会社法第196条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第196条
(株主に対する通知の省略) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第196条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第196条]]
==条文==
([[株主]]に対する通知の省略)
;第196条
# [[株式会社]]が株主に対してする通知又は催告が5年以上継続して到達しない場合には、株式会社は、当該株主に対する通知又は催告をすることを要しない。
# 前項の場合には、同項の株主に対する株式会社の義務の履行を行う場所は、株式会社の住所地とする。
# 前二項の規定は、登録株式質権者について準用する。
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第197条]](株式の競売)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#7|第7節 株主に対する通知の省略等]]
|[[会社法第195条]]<br>
|[[会社法第197条]]<br>(株式の競売)
}}
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[[category:会社法|196]] | 2007-04-30T21:34:11Z | 2024-03-27T04:33:07Z | [
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6,163 | 会社法第294条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)
(無記名式の新株予約権証券等が提出されない場合) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(無記名式の新株予約権証券等が提出されない場合)
;第294条
# [[会社法第132条|第132条]]の規定にかかわらず、[[会社法第293条|前条]]第1項第一号の二に掲げる行為をする場合(株式会社が新株予約権を取得するのと引換えに当該新株予約権の新株予約権者に対して当該株式会社の株式を交付する場合に限る。)において、同項の規定により新株予約権証券(無記名式のものに限る。以下この条において同じ。)が提出されないときは、株式会社は、当該新株予約権証券を有する者が交付を受けることができる株式に係る[[会社法第121条|第121条]]第一号に掲げる事項を株主名簿に記載し、又は記録することを要しない。
# 前項に規定する場合には、株式会社は、前条第1項の規定により提出しなければならない新株予約権証券を有する者が交付を受けることができる株式の株主に対する通知又は催告をすることを要しない。
# [[会社法第249条|第249条]]及び[[会社法第259条|第259条]]第1項の規定にかかわらず、前条第1項第一号の二に掲げる行為をする場合(株式会社が新株予約権を取得するのと引換えに当該新株予約権の新株予約権者に対して当該株式会社の他の新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを除く。)を交付する場合に限る。)において、同項の規定により新株予約権証券が提出されないときは、株式会社は、当該新株予約権証券を有する者が交付を受けることができる当該他の新株予約権(無記名新株予約権を除く。)に係る[[会社法第249条|第249条]]第三号イに掲げる事項を新株予約権原簿に記載し、又は記録することを要しない。
# 前項に規定する場合には、株式会社は、前条第1項の規定により提出しなければならない新株予約権証券を有する者が交付を受けることができる新株予約権の新株予約権者に対する通知又は催告をすることを要しない。
# [[会社法第249条|第249条]]及び[[会社法第259条|第259条]]第1項の規定にかかわらず、前条第1項第一号の二に掲げる行為をする場合(株式会社が新株予約権を取得するのと引換えに当該新株予約権の新株予約権者に対して当該株式会社の新株予約権付社債を交付する場合に限る。)において、同項の規定により新株予約権証券が提出されないときは、株式会社は、当該新株予約権証券を有する者が交付を受けることができる新株予約権付社債(無記名新株予約権付社債を除く。)に付された新株予約権に係る第249条第三号イに掲げる事項を新株予約権原簿に記載し、又は記録することを要しない。
# 前項に規定する場合には、株式会社は、前条第1項の規定により提出しなければならない新株予約権証券を有する者が交付を受けることができる新株予約権付社債に付された新株予約権の新株予約権者に対する通知又は催告をすることを要しない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#8|第8節 新株予約権に係る証券]]
|[[会社法第293条]]<br>(新株予約権証券の提出に関する公告等)
|[[会社法第295条]]<br>(株主総会の権限)
}}
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[[category:会社法|294]] | null | 2022-05-27T23:07:25Z | [
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6,166 | 会社法第122条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式
(株主名簿記載事項を記載した書面の交付等)
法務省令 | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]
==条文==
([[株主名簿]]記載事項を記載した書面の交付等)
;第122条
# [[会社法第121条|前条]]第1号の株主は、[[株式会社]]に対し、当該株主についての株主名簿に記載され、若しくは記録された株主名簿記載事項を記載した書面の交付又は当該株主名簿記載事項を記録した電磁的記録の提供を請求することができる。
# 前項の書面には、株式会社の代表取締役([[指名委員会等設置会社]]にあっては、代表執行役。次項において同じ。)が署名し、又は記名押印しなければならない。
# 第1項の電磁的記録には、株式会社の代表取締役が法務省令で定める署名又は記名押印に代わる措置をとらなければならない。
# 前3項の規定は、株券発行会社については、適用しない。
===改正経緯===
*2014年改正にて第2項「委員会等設置会社」を「指名委員会等設置会社」に改正。
==解説==
:株券が発行されていない場合に、株式を保有していることを証するために、都度、会社に対して株主名簿の閲覧請求を要することとなるが、実務上迂遠となるため、株主は会社に対して株主名簿の記載事項を記した書面の交付を求めることができ、当該書面は公布日時点における株主であることを証する。
:株券が発行されている場合は、株券により保有を証することができるため、本条の書面を求めることはできない。株券発行会社において、株券不所持の申出([[会社法第217条|第217条]])により、株主の手元に株券がない場合も同様である。
==関連条文==
法務省令
:[[会社法施行規則第225条]](電子署名)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#2|第2節 株主名簿]]
|[[会社法第121条]]<br>(株主名簿)
|[[会社法第123条]]<br>(株主名簿管理人)
}}
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[[category:会社法|122]]
[[category:会社法 2014年改正|122]] | 2007-04-30T23:46:08Z | 2023-07-25T19:18:34Z | [
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6,167 | 会社法第146条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(株式の質入れ) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[株式]]の質入れ)
;第146条
# 株主は、その有する株式に[[質権]]を設定することができる。
# 株券発行会社の株式の質入れは、当該株式に係る株券を交付しなければ、その効力を生じない。
==解説==
:株式には質権設定できる。
:株券が発行されている場合、株主による株券の交付が質権の効力要件となる。なお、質権者による株券の占有は対抗要件である([[会社法第146条]])。
:なお、上場株式については、[[社債、株式等の振替に関する法律]]による[[株式等振替制度]]の下で質権が設定される。
==関連条文==
==判例==
#[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=70206 株券引渡請求](最高裁判決昭和42年9月29日)[[商法第205条]](昭和41年法律83号による改正前のもの。)→[[会社法第128条]]第1項/[[会社法第131条]]第1項],[[商法第207条]]→現行本条,[[商法第209条]]→[[会社法第151条]],[[民法第824条]],[[民法第825条]]
#;記名株式を目的とする質権の設定の要件
#:記名株式を目的とする質権の設定には、質権設定の合意のほか株券の交付を要するが、それのみで足りると解すべきである。
#:*担保のため単に株券を交付したにすぎない場合においては、とくに代物弁済の予約がある等特段の事情のないかぎり、質権設定を目的とする行為をしたにすぎないと解するのが相当である。
#:*記名株式を質権の目的とするには、質権設定の合意のほか株券の交付を必要とするが、それのみには足ることは、商法第207条(現行本条)の規定の解釈上明らかであるところ、このような質権者は、その株券の占有を継続するかぎり裏書または譲渡証書の添付によつてその権利を証明することを要しないで、右質権を株式名義人(所有権者)に対抗することができ、[[商法第229条]]【株券の即時取得; 現行法では廃止】、[[小切手法第21条]]の規定の適用の問題が生じない旨の原判決の判断は、正当である。
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#3|第3節 株式の譲渡等]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#3-3|第3款 株式の質入れ]]
|[[会社法第145条]]<br>(株式会社が承認をしたとみなされる場合)
|[[会社法第147条]]<br>(株式の質入れの対抗要件)
}}
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[[category:会社法|146]] | 2007-04-30T23:50:05Z | 2024-01-20T00:26:21Z | [
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6,168 | 会社法第147条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(株式の質入れの対抗要件) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[株式]]の質入れの対抗要件)
;第147条
# 株式の質入れは、その[[質権]]者の氏名又は名称及び住所を株主名簿に記載し、又は記録しなければ、株式会社その他の第三者に対抗することができない。
# 前項の規定にかかわらず、株券発行会社の株式の質権者は、継続して当該株式に係る株券を占有しなければ、その質権をもって株券発行会社その他の第三者に対抗することができない。
# [[民法第364条]]の規定は、株式については、適用しない。
==解説==
:質権の設定は、株主名簿にその旨を記載等することができ、本記載が対抗要件となる。
:ただし、株券が発行されている場合は、株券が善意取得され、株券の占有者は、当該株券に係る株式についての権利を適法に有するものと推定される([[会社法第131条|第131条]])と言う性質から、株券の占有が対抗要件となる。
:株式における債務者は会社と解されるが、株式の質権設定については[[民法第364条]](債権を目的とする質権の対抗要件)の適用はなく、質入れに関する会社への通知は対抗要件ではない。
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#3|第3節 株式の譲渡等]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#3-3|第3款 株式の質入れ]]
|[[会社法第146条]]<br>(株式の質入れ)
|[[会社法第148条]]<br>(株主名簿の記載等)
}}
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[[category:会社法|147]] | 2007-04-30T23:52:59Z | 2023-07-20T06:32:34Z | [
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6,169 | 会社法第342条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)
(w:累積投票によるw:取締役の選任) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:累積投票]]による[[w:取締役]]の選任)
;第342条
# [[w:株主総会]]の目的である事項が2人以上の取締役([[w:監査等委員会設置会社]]にあっては、監査等委員である取締役又はそれ以外の取締役。以下この条において同じ。)の選任である場合には、株主(取締役の選任について議決権を行使することができる株主に限る。以下この条において同じ。)は、[[w:定款#相対的記載事項(主なもの)|定款に別段の定め]]があるときを除き、[[w:株式会社]]に対し、第3項から第5項までに規定するところにより取締役を選任すべきことを請求することができる。
# 前項の規定による請求は、同項の株主総会の日の5日前までにしなければならない。
# [[会社法第308条|第308条]]第1項の規定にかかわらず、第1項の規定による請求があった場合には、取締役の選任の決議については、株主は、その有する株式1株(単元株式数を定款で定めている場合にあっては、1単元の株式)につき、当該株主総会において選任する取締役の数と同数の議決権を有する。この場合においては、株主は、1人のみに投票し、又は2人以上に投票して、その議決権を行使することができる。
# 前項の場合には、投票の最多数を得た者から順次取締役に選任されたものとする。
# 前二項に定めるもののほか、第1項の規定による請求があった場合における取締役の選任に関し必要な事項は、法務省令で定める。
# [[会社法第341条|前条]]の規定は、前三項に規定するところにより選任された取締役の解任の決議については、適用しない。
==解説==
*会社法第308条(議決権の数)
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)|第4章 機関]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#3|第3節 役員及び会計監査人の選任及び解任]]
|[[会社法第341条]]<br>(役員の選任及び解任の株主総会の決議)
|[[会社法第342条の2]]<br>(監査等委員である取締役等の選任等についての意見の陳述)
}}
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[[category:会社法|342]] | null | 2022-05-28T02:16:26Z | [
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6,170 | 会社法第181条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第181条
(株主に対する通知等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第181条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第181条]]
==条文==
(株主に対する通知等)
;第181条
# 株式会社は、効力発生日の2週間前までに、株主(種類株式発行会社にあっては、前条第2項第三号の種類の種類株主。以下この款において同じ。)及びその登録株式質権者に対し、同項各号に掲げる事項を通知しなければならない。
# 前項の規定による通知は、公告をもってこれに代えることができる。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#5|第5節 株式の併合等]]<br>
|[[会社法第180条]]<br>(株式の併合)
|[[会社法第182条]]<br>(効力の発生)
}}
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[[category:会社法|181]] | null | 2022-05-26T12:23:04Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC181%E6%9D%A1 |
6,171 | 会社法第184条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(効力の発生等) | [
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]
| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(効力の発生等)
;第184条
# 基準日において[[w:株主名簿]]に記載され、又は記録されている[[w:株主]]([[w:種類株式]]発行会社にあっては、基準日において株主名簿に記載され、又は記録されている[[会社法第183条|前条]]第2項第三号の種類の種類株主)は、同項第二号の日に、基準日に有する株式(種類株式発行会社にあっては、同項第三号の種類の株式。以下この項において同じ。)の数に同条第2項第一号の割合を乗じて得た数の株式を取得する。
# 株式会社(現に二以上の種類の株式を発行しているものを除く。)は、[[会社法第466条|第466条]]の規定にかかわらず、株主総会の決議によらないで、[[会社法第183条|前条]]第2項第二号の日における発行可能株式総数をその日の前日の発行可能株式総数に同項第一号の割合を乗じて得た数の範囲内で増加する定款の変更をすることができる。
==解説==
*会社法第183条(株式の分割)
:第2項第二号:株式の分割がその効力を生ずる日
*会社法第466条(定款の変更)
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#5|第5節 株式の併合等]]
|[[会社法第183条]]<br>(株式の分割)
|[[会社法第185条]]<br>(株式無償割当て)
}}
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[[category:会社法|184]] | null | 2011-11-05T20:15:38Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC184%E6%9D%A1 |
6,172 | 会社法第185条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(株式無償割当て) | [
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]
| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(株式無償割当て)
;第185条
: [[w:株式会社]]は、[[w:株主]](種類株式発行会社にあっては、ある種類の種類株主)に対して新たに払込みをさせないで当該株式会社の株式の割当て(以下この款において「株式無償割当て」という。)をすることができる。
==解説==
==参照条文==
*[[会社法第189条]](単元未満株式についての権利の制限等)
*[[会社法第322条]](ある種類の種類株主に損害を及ぼすおそれがある場合の種類株主総会)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#5|第5節 株式の併合等]]
|[[会社法第184条]]<br>(効力の発生等)
|[[会社法第186条]]<br>(株式無償割当てに関する事項の決定)
}}
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[[category:会社法|185]] | null | 2011-11-10T22:23:37Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC185%E6%9D%A1 |
6,173 | 会社法第186条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(株式無償割当てに関する事項の決定) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(株式無償割当てに関する事項の決定)
;第186条
# [[w:株式会社]]は、株式無償割当てをしようとするときは、その都度、次に掲げる事項を定めなければならない。
#:一 [[w:株主]]に割り当てる株式の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)又はその数の算定方法
#:二 当該株式無償割当てがその効力を生ずる日
#:三 株式会社が種類株式発行会社である場合には、当該株式無償割当てを受ける株主の有する株式の種類
# 前項第一号に掲げる事項についての定めは、当該株式会社以外の株主(種類株式発行会社にあっては、同項第三号の種類の種類株主)の有する株式(種類株式発行会社にあっては、同項第三号の種類の株式)の数に応じて同項第一号の株式を割り当てることを内容とするものでなければならない。
# 第1項各号に掲げる事項の決定は、[[w:株主総会]](取締役会設置会社にあっては、[[w:取締役会]])の決議によらなければならない。ただし、定款に別段の定めがある場合は、この限りでない。
==解説==
;3項
:株主総会決議は、普通決議である。
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#5|第5節 株式の併合等]]
|[[会社法第185条]]<br>(株式無償割当て)
|[[会社法第187条]]<br>(株式無償割当ての効力の発生等)
}}
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6,174 | 会社法第187条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(株式無償割当ての効力の発生等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(株式無償割当ての効力の発生等)
;第187条
# [[会社法第186条|前条]]第1項第一号の株式の割当てを受けた株主は、同項第二号の日に、同項第一号の株式の株主となる。
# 株式会社は、前条第1項第二号の日後遅滞なく、株主(種類株式発行会社にあっては、同項第三号の種類の種類株主)及びその登録株式質権者に対し、当該株主が割当てを受けた株式の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)を通知しなければならない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#5|第5節 株式の併合等]]
|[[会社法第186条]]<br>(株式無償割当てに関する事項の決定)
|[[会社法第188条]]<br>(単元株式数)
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6,175 | 会社法第188条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第2章 株式
(w:単元株式数) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編第2章 株式]]
==条文==
([[w:単元株]]式数)
;第188条
# [[w:株式会社]]は、その発行する株式について、一定の数の株式をもって株主が株主総会又は種類株主総会において一個の議決権を行使することができる一単元の株式とする旨を定款で定めることができる。
# 前項の一定の数は、[[会社法施行規則第34条|法務省令]]で定める数を超えることはできない。
# [[w:種類株式]]発行会社においては、単元株式数は、株式の種類ごとに定めなければならない。
==解説==
;2項
*法務省令:会社法施行規則第34条(単元株式数)
:千及び発行済株式の総数の二百分の一
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#6|第6節 単元株式数]]
|[[会社法第187条]]<br>(株式無償割当ての効力の発生等)
|[[会社法第189条]]<br>(単元未満株式についての権利の制限等)
}}
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[[category:会社法|188]] | null | 2011-01-06T09:19:06Z | [
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6,176 | 会社法第190条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第190条
(理由の開示) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第190条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第190条]]
==条文==
(理由の開示)
;第190条
: [[w:単元株式]]数を定める場合には、[[w:取締役]]は、当該単元株式数を定める定款の変更を目的とする株主総会において、当該単元株式数を定めることを必要とする理由を説明しなければならない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#6|第6節 単元株式数]]
|[[会社法第189条]]<br>(単元未満株式についての権利の制限等)
|[[会社法第191条]]<br>(定款変更手続の特則)
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[[category:会社法|190]] | null | 2022-05-26T12:47:14Z | [
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6,177 | 会社法第195条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第2章 株式
(w:単元株式数の変更等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編第2章 株式]]
==条文==
([[w:単元株式]]数の変更等)
;第195条
# [[w:株式会社]]は、[[会社法第466条|第466条]]の規定にかかわらず、取締役の決定(取締役会設置会社にあっては、取締役会の決議)によって、[[w:定款]]を変更して単元株式数を減少し、又は単元株式数についての定款の定めを廃止することができる。
# 前項の規定により定款の変更をした場合には、株式会社は、当該定款の変更の効力が生じた日以後遅滞なく、その株主(種類株式発行会社にあっては、同項の規定により単元株式数を変更した種類の種類株主)に対し、当該定款の変更をした旨を通知しなければならない。
# 前項の規定による通知は、[[w:公告]]をもってこれに代えることができる。
==解説==
*466条(定款の変更)
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#6|第6節 単元株式数]]
|[[会社法第194条]]<br>(単元未満株主の売渡請求)
|[[会社法第196条]]<br>(株主に対する通知の省略)
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[[category:会社法|195]] | null | 2009-05-25T02:28:51Z | [
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6,178 | 会社法第191条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(w:定款変更手続の特則) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:定款]]変更手続の特則)
;第191条
: [[w:株式会社]]は、次のいずれにも該当する場合には、[[会社法第466条|第466条]]の規定にかかわらず、[[w:株主総会]]の決議によらないで、[[w:単元株式]]数(種類株式発行会社にあっては、各種類の株式の単元株式数。以下この条において同じ。)を増加し、又は単元株式数についての定款の定めを設ける定款の変更をすることができる。
::一 株式の分割と同時に単元株式数を増加し、又は単元株式数についての定款の定めを設けるものであること。
::二 イに掲げる数がロに掲げる数を下回るものでないこと。
:::イ 当該定款の変更後において各株主がそれぞれ有する株式の数を単元株式数で除して得た数
:::ロ 当該定款の変更前において各株主がそれぞれ有する株式の数(単元株式数を定めている場合にあっては、当該株式の数を単元株式数で除して得た数)
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#6|第6節 単元株式数]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#6-1|第1款 総則]]<br>
|[[会社法第190条]]<br>(理由の開示)
|[[会社法第192条]]<br>(単元未満株式の買取りの請求)
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[[category:会社法|191]] | null | 2022-05-26T12:48:12Z | [
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6,179 | 会社法第189条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式
(単元未満株式についての権利の制限等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]
==条文==
([[単元未満株式]]についての権利の制限等)
;第189条
# [[単元株式]]数に満たない数の株式(以下「単元未満株式」という。)を有する[[株主]](以下「単元未満株主」という。)は、その有する単元未満株式について、[[株主総会]]及び種類株主総会において議決権を行使することができない。
# [[株式会社]]は、単元未満株主が当該単元未満株式について次に掲げる権利以外の権利の全部又は一部を行使することができない旨を定款で定めることができる。
##[[会社法第171条|第171条]]第1項第1号に規定する取得対価の交付を受ける権利
##株式会社による[[取得条項付株式]]の取得と引換えに金銭等の交付を受ける権利
##[[会社法第185条|第185条]]に規定する株式無償割当てを受ける権利
##[[会社法第192条|第192条]]第1項の規定により単元未満株式を買い取ることを請求する権利
##残余財産の分配を受ける権利
##前各号に掲げるもののほか、法務省令で定める権利
# [[株券発行会社]]は、単元未満株式に係る株券を発行しないことができる旨を定款で定めることができる。
==解説==
===単元未満株に認められる権利===
*会社法第171条(全部取得条項付種類株式の取得に関する決定)
*会社法第185条(株式無償割当て)
*会社法第192条(単元未満株式の買取りの請求)
*法務省令 会社法施行規則35条
==関連条文==
*[[会社法第847条]](責任追及等の訴え)
*[[端数 (株式)|端数]]
**[[会社法第234条]]
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#6|第6節 単元株式数]]
|[[会社法第188条]]<br>(単元株式数)
|[[会社法第190条]]<br>(理由の開示)
}}
{{stub|law}}
[[category:会社法|189]] | 2007-05-01T00:44:59Z | 2024-03-29T10:22:57Z | [
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]
| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC189%E6%9D%A1 |
6,180 | 会社法第324条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)
(w:種類株主総会の決議)
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、2項七号を新設。 | [
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"text": "会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、2項七号を新設。",
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:種類株主総会]]の決議)
;第324条
# 種類株主総会の決議は、定款に別段の定めがある場合を除き、その種類の株式の総株主の議決権の過半数を有する株主が出席し、出席した当該株主の議決権の過半数をもって行う。
# 前項の規定にかかわらず、次に掲げる種類株主総会の決議は、当該種類株主総会において議決権を行使することができる株主の議決権の過半数(3分の1以上の割合を定款で定めた場合にあっては、その割合以上)を有する株主が出席し、出席した当該株主の議決権の3分の2(これを上回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上に当たる多数をもって行わなければならない。この場合においては、当該決議の要件に加えて、一定の数以上の株主の賛成を要する旨その他の要件を定款で定めることを妨げない。
#:一 [[会社法第111条|第111条]]第2項の種類株主総会(ある種類の株式の内容として[[会社法第108条|第108条]]第1項第七号に掲げる事項についての定款の定めを設ける場合に限る。)
#:二 [[会社法第199条|第199条]]第4項及び[[会社法第200条|第200条]]第4項の種類株主総会
#:三 [[会社法第238条|第238条]]第4項及び[[会社法第239条|第239条]]第4項の種類株主総会
#:四 [[会社法第322条|第322条]]第1項の種類株主総会
#:五 [[会社法第347条|第347条]]第2項の規定により読み替えて適用する[[会社法第339条|第339条]]第1項の種類株主総会
#:六 [[会社法第795条|第795条]]第4項の種類株主総会
#:七 [[会社法第816条の3|第816条の3]]第3項の種類株主総会
# 前二項の規定にかかわらず、次に掲げる種類株主総会の決議は、当該種類株主総会において議決権を行使することができる株主の半数以上(これを上回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合以上)であって、当該株主の議決権の3分の2(これを上回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上に当たる多数をもって行わなければならない。
#:一 [[会社法第111条|第111条]]第2項の種類株主総会(ある種類の株式の内容として[[会社法第108条|第108条]]第1項第四号に掲げる事項についての定款の定めを設ける場合に限る。)
#:二 [[会社法第783条|第783条]]第3項及び[[会社法第804条|第804条]]第3項の種類株主総会
==解説==
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、2項七号を新設。
:1項 普通決議
:2項 特別決議
::一 会社法第111条2項 全部取得条項,譲渡制限条項、第108条第1項第7号 拒否権付き株式
::二 会社法第199条4項 譲渡制限株式を募集する場合の募集事項を決定 第200条第4項 募集事項決定の委任
::三 会社法第238条4項 譲渡制限株式の交付を目的とする新株予約権を募集事項の決定 第239条第4項 募集事項決定の委任
::四 会社法第322条1項 種類株主に損害を及ぼすおそれがある場合の種類株主総会
::五 会社法第347条2項 種類株主総会における取締役又は監査役の選任等
::六 会社法第795条4項 吸収合併契約等の承認等
:3項 特殊決議
*会社法第111条(定款の変更の手続の特則)
*会社法第108条(異なる種類の株式)
*会社法第199条(募集事項の決定)
*会社法第200条(募集事項の決定の委任)
*会社法第238条(募集事項の決定)
*会社法第239条(募集事項の決定の委任)
*会社法第322条(ある種類のw:種類株主に損害を及ぼすおそれがある場合の種類株主総会)
*会社法第347条(種類株主総会における取締役又は監査役の選任等)
*会社法第339条(解任)
*会社法第795条(吸収合併契約等の承認等)
*会社法第783条(吸収合併契約等の承認等)
*会社法第804条(新設合併契約等の承認
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)|第4章 機関]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#1|第1節 株主総会及び種類株主総会]]
|[[会社法第323条]]<br>(種類株主総会の決議を必要とする旨の定めがある場合)
|[[会社法第325条]]<br>(株主総会に関する規定の準用)
}}
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[[category:会社法|324]] | null | 2022-04-25T12:51:18Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC324%E6%9D%A1 |
6,181 | 会社法第304条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
;第304条
: [[w:株主]]は、[[w:株主総会]]において、株主総会の目的である事項(当該株主が議決権を行使することができる事項に限る。[[会社法第305条|次条]]第1項において同じ。)につき議案を提出することができる。ただし、当該議案が法令若しくは定款に違反する場合又は実質的に同一の議案につき株主総会において総株主(当該議案について議決権を行使することができない株主を除く。)の議決権の10分の1(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の賛成を得られなかった日から3年を経過していない場合は、この限りでない。
==解説==
==関連条文==
*[[s:会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律#14|会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第14条]](株主総会に関する特則)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)|第4章 機関]]<br>
[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#1|第1節 株主総会及び種類株主総会]]
|[[会社法第303条]]<br>(株主提案権)
|[[会社法第305条]]<br>(株主提案権)
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6,182 | 会社法第202条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式
(株主に株式の割当てを受ける権利を与える場合) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]
==条文==
([[w:募集株式#手続|株主に株式の割当て]]を受ける権利を与える場合)
;第202条
# 株式会社は、[[会社法第199条|第199条]]第1項の募集において、株主に株式の割当てを受ける権利を与えることができる。この場合においては、募集事項のほか、次に掲げる事項を定めなければならない。
#:一 株主に対し、[[会社法第203条|次条]]第2項の申込みをすることにより当該株式会社の[[w:募集株式]](種類株式発行会社にあっては、当該株主の有する種類の株式と同一の種類のもの)の割当てを受ける権利を与える旨
#:二 前号の募集株式の引受けの申込みの期日
# 前項の場合には、同項第一号の株主(当該株式会社を除く。)は、その有する株式の数に応じて募集株式の割当てを受ける権利を有する。ただし、当該株主が割当てを受ける募集株式の数に1株に満たない端数があるときは、これを切り捨てるものとする。
# 第1項各号に掲げる事項を定める場合には、募集事項及び同項各号に掲げる事項は、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める方法によって定めなければならない。
#:一 当該募集事項及び第1項各号に掲げる事項を取締役の決定によって定めることができる旨の[[w:定款]]の定めがある場合(株式会社が取締役会設置会社である場合を除く。) 取締役の決定
#:二 当該募集事項及び第1項各号に掲げる事項を取締役会の決議によって定めることができる旨の定款の定めがある場合(次号に掲げる場合を除く。)取締役会の決議
#:三 株式会社が公開会社である場合 取締役会の決議
#:四 前三号に掲げる場合以外の場合 株主総会の決議
# 株式会社は、第1項各号に掲げる事項を定めた場合には、同項第二号の期日の'''2週間前'''までに、同項第一号の株主(当該株式会社を除く。)に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない。
#:一 募集事項
#:二 当該株主が割当てを受ける募集株式の数
#:三 第1項第二号の期日
# 第199条第2項から第4項まで及び前二条の規定は、第1項から第3項までの規定により株主に株式の割当てを受ける権利を与える場合には、適用しない。
==解説==
;1項
*会社法第199条(募集事項の決定)
*会社法第203条(募集株式の申込み)
;3項
:第4号の「株主総会の決議」は、特別決議が必要である。
;5項
*[[会社法第200条]](募集事項の決定の委任)
*[[会社法第201条]](公開会社における募集事項の決定の特則)
==参照条文==
*[[会社法第309条]](株主総会の決議)
*[[会社法第322条]](ある種類の種類株主に損害を及ぼすおそれがある場合の種類株主総会)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#8|第8節 募集株式の発行等]]
|[[会社法第201条]]<br>(公開会社における募集事項の決定の特則)
|[[会社法第202条の2]]<br>(取締役の報酬等に係る募集事項の決定の特則)
}}
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[[category:会社法|202]] | null | 2022-05-26T22:05:42Z | [
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6,183 | 会社法第204条 | 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第2章 株式
(w:募集株式の割当て)
会社法第309条(株主総会の決議) | [
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| 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編第2章 株式]]
==条文==
([[w:募集株式]]の割当て)
;第204条
# [[w:株式会社]]は、申込者の中から募集株式の割当てを受ける者を定め、かつ、その者に割り当てる募集株式の数を定めなければならない。この場合において、株式会社は、当該申込者に割り当てる募集株式の数を、[[会社法第203条|前条]]第2項第二号の数よりも減少することができる。
# 募集株式が譲渡制限株式である場合には、前項の規定による決定は、株主総会(取締役会設置会社にあっては、取締役会)の決議によらなければならない。ただし、定款に別段の定めがある場合は、この限りでない。
# 株式会社は、[[会社法第199条|第199条]]第1項第四号の期日(同号の期間を定めた場合にあっては、その期間の初日)の前日までに、申込者に対し、当該申込者に割り当てる募集株式の数を通知しなければならない。
# [[会社法第202条|第202条]]の規定により株主に株式の割当てを受ける権利を与えた場合において、株主が同条第1項第二号の期日までに前条第2項の申込みをしないときは、当該株主は、募集株式の割当てを受ける権利を失う。
==解説==
*会社法第199条(募集事項の決定)
*会社法第202条(株主に株式の割当てを受ける権利を与える場合)
==関連条文==
[[会社法第309条]](株主総会の決議)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#8|第8節 募集株式の発行等]]
|[[会社法第203条]]<br>(募集株式の申込み)
|[[会社法第205条]]<br>(募集株式の申込み及び割当てに関する特則)
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[[category:会社法|204]] | null | 2022-05-26T22:09:26Z | [
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6,186 | 会社法第206条 | 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第2章 株式
(募集株式の引受け) | [
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| 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編第2章 株式]]
==条文==
(募集株式の引受け)
;第206条
: 次の各号に掲げる者は、当該各号に定める募集株式の数について募集株式の引受人となる。
::一 申込者 株式会社の割り当てた募集株式の数
::二 [[会社法第205条|前条]]第1項の契約により募集株式の総数を引き受けた者 その者が引き受けた募集株式の数
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#8|第8節 募集株式の発行等]]
|[[会社法第205条]]<br>(募集株式の申込み及び割当てに関する特則)
|[[会社法第206条の2]]<br>(公開会社における募集株式の割当て等の特則)
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[[category:会社法|206]] | null | 2022-05-26T22:11:12Z | [
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6,187 | 会社法第915条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法)
(変更の登記) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(変更の登記)
;第915条
# 会社において[[会社法第911条|第911条]]第3項各号又は前三条各号に掲げる事項に変更が生じたときは、2週間以内に、その本店の所在地において、変更の登記をしなければならない。
# 前項の規定にかかわらず、[[会社法第199条|第199条]]第1項第四号の期間を定めた場合における株式の発行による変更の登記は、当該期間の末日現在により、当該末日から2週間以内にすれば足りる。
# 第1項の規定にかかわらず、次に掲げる事由による変更の登記は、毎月末日現在により、当該末日から2週間以内にすれば足りる。
#:一 [[w:新株予約権|新株予約権]]の行使
#:二 [[会社法第166条|第166条]]第1項の規定による請求(株式の内容として[[会社法第107条|第107条]]第2項第二号ハ若しくはニ又は[[会社法第108条|第108条]]第2項第五号ロに掲げる事項についての定めがある場合に限る。)
==解説==
;1項
*会社法第911条(株式会社の設立の登記)
*[[会社法第912条]](合名会社の設立の登記)
*[[会社法第913条]](合資会社の設立の登記)
*[[会社法第914条]](合同会社の設立の登記)
;2項
*会社法第199条(募集事項の決定)
;3項
*会社法第166条(取得の請求)
*会社法第107条(株式の内容についての特別の定め)
*会社法第108条(異なる種類の株式)
==関連条文==
==参照条文==
*[[会社法第928条]](清算人の登記)
*[[会社法第933条]](外国会社の登記)
*[[s:会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律#46|会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第46条]](特例有限会社の通常の株式会社への移行の登記)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#4|第4章 登記]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#4-2|第2節 会社の登記]]
|[[会社法第914条]]<br>(合同会社の設立の登記)
|[[会社法第916条]]<br>(他の登記所の管轄区域内への本店の移転の登記)
}}
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[[category:会社法|915]] | null | 2022-06-03T22:02:15Z | [
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6,188 | 会社法第829条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法)
(新株発行等の不存在の確認の訴え) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(新株発行等の不存在の確認の訴え)
;第829条
: 次に掲げる行為については、当該行為が存在しないことの確認を、訴えをもって請求することができる。
::一 株式会社の成立後における株式の発行
::二 自己株式の処分
::三 新株予約権の発行
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#2|第2章 訴訟]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#2-1|第1節 会社の組織に関する訴え]]
|[[会社法第828条]]<br>(会社の組織に関する行為の無効の訴え)
|[[会社法第830条]]<br>(株主総会等の決議の不存在又は無効の確認の訴え)
}}
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[[category:会社法|829]] | null | 2022-06-02T22:08:25Z | [
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6,189 | 会社法第834条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則
(被告)
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、十二の二を追加。
| [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]
==条文==
(被告)
;第834条
: 次の各号に掲げる訴え(以下この節において「会社の組織に関する訴え」と総称する。)については、当該各号に定める者を被告とする。
::一 [[w:会社]]の設立の無効の訴え 設立する会社
::二 [[w:株式会社]]の成立後における株式の発行の無効の訴え([[会社法第840条|第840条]]第1項において「新株発行の無効の訴え」という。) 株式の発行をした株式会社
::三 [[w:自己株式]]の処分の無効の訴え 自己株式の処分をした株式会社
::四 [[w:新株予約権]]の発行の無効の訴え 新株予約権の発行をした株式会社
::五 株式会社における資本金の額の減少の無効の訴え 当該株式会社
::六 会社の[[w:組織変更]]の無効の訴え 組織変更後の会社
::七 会社の[[w:吸収合併]]の無効の訴え 吸収合併後存続する会社
::八 会社の[[w:新設合併]]の無効の訴え 新設合併により設立する会社
::九 会社の[[w:吸収分割]]の無効の訴え 吸収分割契約をした会社
::十 会社の[[w:新設分割]]の無効の訴え 新設分割をする会社及び新設分割により設立する会社
::十一 株式会社の[[w:株式交換]]の無効の訴え 株式交換契約をした会社
::十二 株式会社の[[w:株式移転]]の無効の訴え 株式移転をする株式会社及び株式移転により設立する株式会社
::十二の二 株式会社の株式交付の無効の訴え 株式交付親会社
::十三 株式会社の成立後における株式の発行が存在しないことの確認の訴え 株式の発行をした株式会社
::十四 自己株式の処分が存在しないことの確認の訴え 自己株式の処分をした株式会社
::十五 [[w:新株予約権]]の発行が存在しないことの確認の訴え 新株予約権の発行をした株式会社
::十六 株主総会等の決議が存在しないこと又は株主総会等の決議の内容が法令に違反することを理由として当該決議が無効であることの確認の訴え 当該株式会社
::十七 株主総会等の決議の取消しの訴え 当該株式会社
::十八 [[会社法第832条|第832条]]第一号の規定による持分会社の設立の取消しの訴え 当該持分会社
::十九 第832条第二号の規定による持分会社の設立の取消しの訴え 当該持分会社及び同号の社員
::二十 株式会社の解散の訴え 当該株式会社
::二十一 持分会社の解散の訴え 当該持分会社
==解説==
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、十二の二を追加。
*会社法第840条(新株発行の無効判決の効力)
*会社法第832条(持分会社の設立の取消しの訴え)
==関連条文==
*[[会社法第839条]](無効又は取消しの判決の効力)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#2|第2章 訴訟]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#2-1|第1節 会社の組織に関する訴え]]
|[[会社法第833条]]<br>(会社の解散の訴え)
|[[会社法第835条]]<br>(訴えの管轄及び移送)
}}
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[[category:会社法|834]] | null | 2022-04-27T10:16:12Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC834%E6%9D%A1 |
6,190 | 会社法第840条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則
(新株発行の無効判決の効力) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]
==条文==
(新株発行の無効判決の効力)
;第840条
# 新株発行の無効の訴えに係る請求を認容する判決が確定したときは、当該株式会社は、当該判決の確定時における当該株式に係る株主に対し、払込みを受けた金額又は給付を受けた財産の給付の時における価額に相当する金銭を支払わなければならない。この場合において、当該株式会社が株券発行会社であるときは、当該株式会社は、当該株主に対し、当該金銭の支払をするのと引換えに、当該株式に係る旧株券(前条の規定により効力を失った株式に係る株券をいう。以下この節において同じ。)を返還することを請求することができる。
# 前項の金銭の金額が同項の判決が確定した時における会社財産の状況に照らして著しく不相当であるときは、裁判所は、同項前段の株式会社又は株主の申立てにより、当該金額の増減を命ずることができる。
# 前項の申立ては、同項の判決が確定した日から6箇月以内にしなければならない。
# 第1項前段に規定する場合には、同項前段の株式を目的とする質権は、同項の金銭について存在する。
# 第1項前段に規定する場合には、前項の質権の登録株式質権者は、第1項前段の株式会社から同項の金銭を受領し、他の債権者に先立って自己の債権の弁済に充てることができる。
# 前項の債権の弁済期が到来していないときは、同項の登録株式質権者は、第1項前段の株式会社に同項の金銭に相当する金額を供託させることができる。この場合において、質権は、その供託金について存在する。
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第834条]](被告)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#2|第2章 訴訟]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#2-1|第1節 会社の組織に関する訴え]]<br>
|[[会社法第839条]]<br>(無効又は取消しの判決の効力)
|[[会社法第841条]]<br>(自己株式の処分の無効判決の効力)
}}
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[[category:会社法|840]] | null | 2022-06-02T22:19:41Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC840%E6%9D%A1 |
6,191 | 会社法第211条 | 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式
(引受けの無効又は取消しの制限) | [
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| 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]
==条文==
(引受けの無効又は取消しの制限)
;第211条
# [[民法第93条]]第1項ただし書及び[[民法第94条|第94条]]第1項の規定は、募集株式の引受けの申込み及び割当て並びに[[会社法第205条|第205条]]第1項の契約に係る意思表示については、適用しない。
# 募集株式の引受人は、[[会社法第209条|第209条]]第1項の規定により株主となった日から1年を経過した後又はその株式について権利を行使した後は、錯誤、詐欺又は強迫を理由として募集株式の引受けの取消しをすることができない。
==解説==
==関連条文==
*民法第93条(心裡留保)
*民法第94条(虚偽表示)
*会社法第205条(募集株式の申込み及び割当てに関する特則)
*会社法第209条(株主となる時期)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#8|第8節 募集株式の発行等]]
|[[会社法第210条]]<br>(募集株式の発行等をやめることの請求)
|[[会社法第212条]]<br>(不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任)
}}
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[[category:会社法|211]] | null | 2022-05-26T22:29:24Z | [
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6,192 | 会社法第212条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(不公正な払込金額でw:株式を引き受けた者等の責任) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(不公正な払込金額で[[w:株式]]を引き受けた者等の責任)
;第212条
# [[w:募集株式]]の引受人は、次の各号に掲げる場合には、株式会社に対し、当該各号に定める額を支払う義務を負う。
#:一 取締役(指名委員会等設置会社にあっては、取締役又は執行役)と通じて著しく不公正な払込金額で募集株式を引き受けた場合 当該払込金額と当該募集株式の公正な価額との差額に相当する金額
#:二 [[会社法第209条|第209条]]の規定により募集株式の株主となった時におけるその給付した現物出資財産の価額がこれについて定められた[[会社法第199条|第199条]]第1項第三号の価額に著しく不足する場合 当該不足額
# 前項第二号に掲げる場合において、現物出資財産を給付した募集株式の引受人が当該現物出資財産の価額がこれについて定められた[[会社法第199条|第199条]]第1項第三号の価額に著しく不足することにつき善意でかつ重大な過失がないときは、募集株式の引受けの申込み又は[[会社法第205条|第205条]]第1項の契約に係る意思表示を取り消すことができる。
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第213条]](出資された財産等の価額が不足する場合の取締役等の責任)
*[[会社法第847条]](責任追及等の訴え)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#8|第8節 募集株式の発行等]]
|[[会社法第211条]]<br>(引受けの無効又は取消しの制限)
|[[会社法第213条]]<br>(出資された財産等の価額が不足する場合の取締役等の責任)
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6,193 | 会社法第213条 | 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法第2編 株式会社>第2編第2章 株式
(出資された財産等の価額が不足する場合のw:取締役等の責任) | [
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| 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法第2編 株式会社>第2編第2章 株式 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]][[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2編第2章 株式]]
==条文==
(出資された財産等の価額が不足する場合の[[w:取締役]]等の責任)
;第213条
# [[会社法第212条|前条]]第1項第二号に掲げる場合には、次に掲げる者(以下この条において「取締役等」という。)は、株式会社に対し、同号に定める額を支払う義務を負う。
#:一 当該募集株式の引受人の募集に関する職務を行った業務執行取締役(指名委員会等設置会社にあっては、執行役。以下この号において同じ。)その他当該業務執行取締役の行う業務の執行に職務上関与した者として法務省令で定めるもの
#:二 [[w:現物出資]]財産の価額の決定に関する株主総会の決議があったときは、当該株主総会に議案を提案した取締役として法務省令で定めるもの
#:三 現物出資財産の価額の決定に関する取締役会の決議があったときは、当該取締役会に議案を提案した取締役(指名委員会等設置会社にあっては、取締役又は執行役)として法務省令で定めるもの
# 前項の規定にかかわらず、次に掲げる場合には、取締役等は、現物出資財産について同項の義務を負わない。
#:一 現物出資財産の価額について[[会社法第207条|第207条]]第2項の検査役の調査を経た場合
#:二 当該取締役等がその職務を行うについて注意を怠らなかったことを証明した場合
# 第1項に規定する場合には、[[会社法第207条|第207条]]第9項第四号に規定する証明をした者(以下この条において「証明者」という。)は、株式会社に対し前条第1項第二号に定める額を支払う義務を負う。ただし、当該証明者が当該証明をするについて注意を怠らなかったことを証明したときは、この限りでない。
# 募集株式の引受人がその給付した現物出資財産についての前条第1項第二号に定める額を支払う義務を負う場合において、次の各号に掲げる者が当該現物出資財産について当該各号に定める義務を負うときは、これらの者は、連帯債務者とする。
#:一 取締役等 第1項の義務
#:二 証明者 前項本文の義務
==解説==
:取締役等の差額支払義務
:証明者の差額支払義務
*会社法第212条(不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任)
*会社法第207条(金銭以外の財産の出資)
==関連条文==
----
{{前後
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|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br>
[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#8|第8節 募集株式の発行等]]
|[[会社法第212条]]<br>(不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任)
|[[会社法第213条の2]]<br>(出資の履行を仮装した募集株式の引受人の責任)
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6,199 | 小学校社会/4学年 | 3年生ではあなたの住んでいる市区町村(しくちょうそん)について勉強しましたね。ここでは、都道府県(とどうふけん)という、さらに大きなまとまりについて考えましょう。あなたの住んでいるところのことを勉強したいときは、小学校社会/私たちの住む都道府県の特ちょうを読んでみてください。
下に書いてあることは、ひとつの例です。あなたの都道府県に当てはまることはいくつありますか。
県全体の行政を行っている役所の建物を 県庁 (けんちょう) と言います。県庁がある市町村を 県庁所在地(けんちょう しょざいち) と、いいます。
たとえば東北の青森県の県庁所在地は青森市です。沖縄県の県庁所在地は 那覇市 (なは し)です。関東地方にある茨城県の県庁は水戸市(みと し)です。
県庁所在地の市町村の名前と、県の名前は、同じ場合もあれば、違う場合もあります。
たとえば,近畿地方にある三重県の県庁所在地は津市(つ し)です。 同じ近畿地方でも、和歌山県は和歌山市が県庁所在地です。
関東では、千葉県は千葉市が県庁所在地と、県名と同じです。千葉のちかくの神奈川県では、横浜市が県庁所在地というふうに、県名とは、ちがいます。
京都府や大阪府には、県庁のかわりに 府庁 (ふちょう) があります。京都府庁の所在地は京都市です。大阪府庁の所在地は大阪市です。
北海道には、 道庁 (どうちょう)があります。北海道の 札幌市 (さっぽろ し) に北海道庁があります。
東京都には、県庁のかわりに 都庁 (とちょう) があります。新宿区(しんじゅく く) に、東京都庁があります。
3年生では、身近にある仕事のこと、そしてすんでいる町や市のことについて勉強をしました。4年生では、今ある、当たり前のくらしがどのようにして支えられているのか、また、わたしたちのすんでいる市にはどのようなれきしや伝統があるのか、そしてわたしたちのすんでいる都道府県のとくちょうについて少しはんいを広めて勉強していきます。
これから、説明しますが、ごみの処理には、たいへんな手間が、かかります。なので、ごみを へらすために、くふうしましょう。
お菓子の空き箱、ジュースのかん、牛乳パック、パンのふくろ......。毎日、生活しているとたくさんのゴミが出ますね。そのゴミは、どうしていますか。燃える物と燃えない物、紙やかん、びんなどいくつかにわけてすてていますか。分けた後のゴミはどうなっているのでしょうか。ゴミ収集車(...「パッカー車」とか「じんかい車」ともいいます)によって運ばれます。 ゴミ収集車には、最近では、電気とガソリンの両方のエネルギーで動くハイブリッド自動車が使われはじめています。使用ずみの天ぷら油などのバイオ燃料などで走る収集車なども、使われはじめています。
では、運ばれたゴミがどこへいくのか、調べてみましょう。
燃えるゴミ(可燃ゴミは、清掃工場や 焼却場 などとよばれる場所に運ばれて、そこで 燃えるゴミ が燃やされます。清掃工場のことを、地域によっては クリーンセンター とも、よびます。
まず、清掃工場にゴミ収集車がくると、工場にある計量器でゴミをつんだ収集車の重さをはかります。清掃工場の焼却炉にゴミをおろすと、ゴミのなくなった収集車の重さを、はかります。 こうして、ゴミの量を、はかります。 ゴミの量がわからないと、ゴミを燃やすための計画が立てられないからです。
もえるゴミは、燃やされ 灰 になります。
多くの清掃工場では、ゴミを燃やすときに出る熱を利用して、発電を行ったり、暖房に利用したりしています。ごみをもやしたときの熱エネルギーによる発電を、 ごみ発電 といいます。
ごみ発電のしくみには、いくつかの方式があります。よくある方式は、熱によって、湯をわかして水蒸気をおこし、タービンを回すしくみです。
ちなみに、発電された電力は、一部を工場内で使って、のこりの電力は電力会社に売られるのがふつうです。
燃えるごみをもやした熱で、温水プールや、公衆浴場の水をあたためる熱源にするばあいもあります。このため、地域によっては、清掃工場の近くに、公共の温水プールなどがある場合もあります。
ごみは、つづけて燃やしつづけたほうが、焼却設備での効率がよいので、せいそう工場では燃やすごみの量を調節しながら、なるべく24時間燃やしつづけるようにします。
焼却(しょうきゃく)によって、生じた焼却灰(しょうきゃくばい)は、そのまま 最終処分場(さいしゅうしょぶんじょう) にすてられる場合もありますが、リサイクルで灰を熱で溶かして固めた溶融スラグ(ようゆうスラグ)を、道路工事(どうろこうじ)の土木材料(どぼくざいりょう)などに、もちいる場合もあります。
燃えないゴミは埋め立て地 に送られて埋められます。
埋め立て地では、ゴミを埋めるために上から土や砂をかぶせます。
まず、リサイクルセンターに送られます。
まざりものが、取り除かれます。フタがのこっていれば、とりのぞかれます。
保管しやすくするため、また運びやすくするため、プレス機などで、ペットボトルをおしつぶします。 押しつぶされたペットボトルは、たばねられる。なお、ペットボトルが、おしつぶされて、たばねられたものをベールと、いいます。
たばねられたペットボトルは、リサイクル工場に送られます。
リサイクル工場に送られてきたペットボトルは、機械で くだかれて、フレークという、かけら にされる。フレークは、プラスチックの原料になります。
スチールは、原料の鉄鉱石から作るよりも、スチール缶をリサイクルしたほうが、消費するエネルギーが少なくて、すみます。
アルミを、原料のボーキサイトから作るのには、電力が、とても多く、かかります。 アルミ缶から、アルミをリサイクルすることで、消費するエネルギーを、なんと95%ちかくも、へらせます。
あきかんのリサイクルでは、スチール缶とアルミ缶は、わけてリサイクルされます。
スチール缶は、電磁石で、くっつけられます。空き缶のリサイクルセンターに、選別用の電磁石があります。
選別されたスチール缶は、まとめてプレスされます。 選別されたアルミ缶は、まとめてプレスされます。
スチール缶は、製鉄会社の製鉄所に買い取られ、鉄の原料になります。 アルミ缶は、民間のアルミ工場におくられ、アルミの原料や合金の原料になります。
びん のリサイクルには、リターナブルびん と、ワンウェイびんがあります。
びん のリサイクルには、洗って くりかえし つかう のが、リターナブルびん です。 びんを工場でくだいて、ガラスの原料にするのが、ワンウェイびん です。 ワンウェイびんを、こまかく くだいたものを カレット といいます。 このカレットが、ガラスの原料になります。
ワンウェイびんのリサイクル先は、びん以外にも、舗装材やグラスウールとして再利用されます。
捨てるときには、ゴミ出しのルールをきちんと、まもるべきです。
燃えるゴミと、燃えないゴミとを、分別(ぶんべつ)するのは、当然です。
ガラスびんや、アルミ缶、スチール缶などで、ゴミの出し方が、ルールで分類されているときは、そのルールにしたがって、分別(ぶんべつ)してゴミを出しましょう。
資源ごみ(しげんごみ)は、資源選別センター(しげんせんべつセンター)に到着します。 選別センターの建物(たてもの)は、たいていは、清掃工場の近くに、建っている場合が多いです。
資源選別センターに到着したごみは、人によって、分別されます。 スチール缶の分別などでは、電磁石(でんじしゃく)を使った分別もおこなわれます。ですが、最終的には、人間が、ごみの分別を確認し、人間が手で分別します。
なので、ごみを出す時に、きちんと分別しないと、清掃工場の人が、こまってしまいます。
ごみになるものを出さないようにすることです。
たとえば買い物をするときは、マイバッグなどのカバンをつかうことで、ビニールぶくろをへらせます。洗剤(せんざい)などを買うときは、つめかえようの洗剤を買うことで、容器のおもさをへらせます。
つかえるものは、むやみに捨てず(すてず)に、つかいつづけることです。
いらなくなったものは、人にあげたりすることで、そのものが使いつづけられるようにすることでも、あります。洋服などの布は、切れなくなても、雑巾(ぞうきん)や布巾(ふきん)の材料にできますし、機械などの油をふきとるための ウエス という布地(ぬのじ)の材料にもなります。
使えなくなったものでも、その物(もの)につかわれた資源(しげん)をつかってもらえるように、してもらうことです。
空き缶(あきかん)などは、分別(ぶんべつ)してゴミにだすことで、缶(かん)の資源(しげん)として再利用してもらえます。ペットボトルも、分別してゴミに出すことで、再利用してもらえます。 食品のトレーなども、スーパーの入り口などにある回収ボックス(かいしゅうボックス)にだすことで、再利用してもらえます。 新聞紙(しんぶんし)や雑誌(ざっし)などの古紙などは、地元(じもと)の、ごみ収集所(ごみしゅうしゅうじょ)の、古紙回収(こしかいしゅう)の日に、分別して出すことで、再利用してもらえます。 3Rをすることで、ごみを減らすことができるのです。
3Rにくわえ、さらに、「ことわる」という意味の Refuse(リフューズ) をくわえて、4Rというばあいもあります。
たとえば、消費者(しょうひしゃ)が、余計(よけい)なものを買わないことで、生産者(せいさんしゃ)である企業(きぎょう)に余計なものを作らせないということです。 リデュースとリフューズとの区別は、あまり、はっきりとした区別ではなく、リデュースと似たような行動をリフューズと言うばあいもあります。
私たちが、水道の蛇口(じゃぐち)から出して飲む水は、どこで、つくられているのでしょう。
飲み水は、浄水場(じょうすいじょう)で、つくられています。
浄水場では、川の水やダムの水から、水を、とります。 浄水場では、砂(すな)や小石(こいし)や泥(どろ)を。とりのぞきます。 また、消毒をして、飲んでも病気にならないようにします。
川の上流に、ダムがあるばあいもあります。 ダムでは水をためていて、必要なときに水をながします。
では、そのダムの水はどこからきたのでしょう。ダムの水は、さらに上流にある川の水をせきとめたものです。
ダムの上の山には、森林(しんりん)が、あります。この森林は、土砂崩れ(どしゃくずれ)をふせぐためや、水を、安定的(あんていてき)に供給する(きょうきゅうする)ためにあります。このようなダムの上の森林を 水源林(すいげんりん) といいます。
次の節(せつ)で説明するように、飲める水をつくるには、たいへんな手間(てま)が、かかっています。 なので、水は、たいせつに、つかいましょう。
一般的な、浄水場での処理過程(しょりかてい)の一例(いちれい)を書く。この説明(せつめい)は、あくまで一例(いちれn)なので、地域(ちいき)によって、設備(せつび)が、ここでの説明とは、ちがう場合もあります
取水塔(しゅすいとう)のような取水施設(しゅすいしせつ)によって、川などの自然環境から水を浄水場(じょうすいじょう)に取り入れる。このように取水口から取水された水は「原水」(げんすい)と呼ばれる。
川やダムからとった原水(げんすい)には、砂や土が 含まれる(ふくまれる)ため、沈砂池(ちんさち)に導いて(みちびいて)、緩やか(ゆるやか)な 流れ(ながれ)の途中(とちゅう)で、沈殿(ちんでん)させることで、それらを取りのぞく。
沈砂池(ちんさち)から流れてきた原水(げんすい)は、取水ポンプ(しゅすいポンプ)によって、くみあげられ、着水井(ちゃくすいせい)へ向けて送水(そうすい)される。
着水井(ちゃくすいせい)は、原水(げんすい)にとって浄水場での最初の水槽(すいそう)であり、送水されてきた勢いによる原水の圧力変化を抑えて、以降の過程へ向けて水位を一定に保つ役割を担う。
凝集剤注入設備(ぎょうしゅうざい ちゅうにゅうせつび)では、水に混ざっている細かい砂や土などを沈めるため、着水井から出た原水に ポリ塩化アルミニウム などの凝集剤(ぎょうしゅうざい)が注入される。ポリ塩化アルミニウムは、PACと略されることがあります。PACとはPoly aluminum chloride(ポリ・アルミナム・クロライド)の略です。クロライドとは、塩化(えんか)という意味です。
凝集剤(ぎょうしゅうざい)が加えられた原水は、薬品混和池(やくひん こんわ ち)で、よく混ぜられる。
フロック形成池(けいせいち)では、凝集剤の混ざった原水をゆっくりと、かきまぜて攪拌(かくはん)する。 「フロック」とは、それまで水に浮遊していた細かい砂や土などが、凝集剤の働きで寄り集まりかたまりとなったものである。 フロックが作られることで、砂や土などの粒子が比較的大きくなり沈みやすくなる。
沈でん池(ちんでんち)に導かれた水は、静かな流れの中でフロックが沈められ、砂や土が水から除かれる。 高速凝集沈殿池(こうそくぎょうしゅちんでんち)とも呼ばれる。
水の底(そこ)のほうから、オゾンという気体(きたい)を入れます。オゾンは水よりも軽いので、水の中を、オゾンの気体が、うかびあがっていきます。オゾンの強い分解力や殺菌作用によって、水中の微生物やカビなどの有機物(ゆうきぶつ)を分解・殺菌などします。オゾンとは、酸素原子(さんそげんし)が3個、あわさって作られる気体(きたい)です。空気中にふくまれている酸素分子(さんそぶんし)は、酸素原子が2個、くみあわさったものであり、空気中の酸素分子とオゾン分子とは、べつの分子です。
活性炭のなかで生きている、微生物(びせいぶつ)のはたらきによって、汚れを分解をします。誤解をされますが、活性炭の浄化作用は、中の微生物によるものです。活性炭の素材(そざい)そのものには、分解作用(ぶんかいさよう)がありません。
塩素注入設備(えんそちゅうにゅうせつび)では、アンモニア窒素(アンモニアちっそ)や鉄などを取るため、沈でん池から出た水に、塩素(えんそ)が注入される。
ろ過池(ろかち)によって、砂や砂利の層で水を濾して(こして)、微細な粒子状のものを、とりのぞく。
2つ目の塩素注入設備で、消毒のための塩素を入れる。
配水池(はいすいち)に、きれいになった水を溜めておく。
送水ポンプ(そうすいポンプ)によって、配水池の水を給水所に送り出す。水はそれぞれの配水場・配水池へ配水管を用いて送られ、各家庭や施設へ給水(きゅうすい)される。
浄水場からおくられてくる水の品質(ひんしつ)は、水道法(すいどうほう)で、きめられています。浄水場の人たち、水質の検査(けんさ)もしています。
浄水場の中で、これからつくる飲み水は、毎日、水質を検査しています。有害な物質がまじってないか、農薬が混じってないか、ばい菌(ばいきん)が多くないか、病原菌(びょうげんきん)がふくまれていないか、など、調べています。
ここで調べた検査の結果によって、水にいれる薬品の量が、かわります。
浄水場の中の水だけでなく、川の水や、ダムの水などでも、月に何回か、水質の検査が、されています。水質センター(すいしつセンター)の職員の人たちが、定期的に水源や川やダムの水の水質を調査しています。水質センターの名前は地域によっては水質管理センターや水質検査センターだったりします。
私たちの家庭から出る、使い終わった汚れた水は、どこへいくのでしょうか。 使い終わった水は、 下水処理場(げすいどう) へと、いきます。
下水処理場へと送るための水道が 下水道(げすいどう) です。下水道管とは、下水道の水道管です。
主に比重差を利用し、重力沈降により下水中の沈殿性有機物を分離・除去する。反応タンクへ流入する水・汚泥の負荷を調整し、生物処理のための準備をする役目も持つ。
曝気槽(ばっきそう)とも言う。微生物(びせいぶつ)などにより、下水中の有機物・窒素・リンを中心とした汚濁(おだく)物質を処理する。
反応タンクで処理された活性汚泥(かっせい おでい)の分離を行い、澄んだ(すんだ) 処理水(しょりすい)にする。
施設内で使用する水のためのものと、後述する高度処理の一環として設置されているものがある。
放流する水を滅菌(めっきん)するための施設。塩素消毒が一般的であるほか、紫外線消毒・オゾン消毒といった消毒方法や、二酸化塩素や臭素系などの薬剤による消毒、ほか、膜で細菌をろ過・除去する方法などがとられている。
主に処理水の活用や放流先の環境保全(特に閉鎖性水域(湖沼、閉鎖性の湾など)における富栄養化対策を主眼とすることが多い)を目的として、二次処理に付加し浄化を行うための施設。当然に相応の費用が求められるため普及は捗らなかったが、2003年の下水道法改正で促進される見通しとなった。
方法としては、反応タンクの処理方式の改良、ろ過、凝集剤による沈殿促進などがある。
沈殿池(ちんでんち)の汚泥(おでい)は、水分をぬいたあとに、燃料として再利用されたり、肥料として再利用されます。
下水を処理した水は、飲水としては、使えません。 ですが、処理した水は、水資源の節約のため、飲み水の他の目的で、使われます。
下水を処理した再生水が、公共施設などでのトイレの排水につかわれたり、緑地の水やりに使われたり、いろいろと使われています。
水(みず)のつかいみちは、家で飲む(のむ)だけではありませんし、家(いえ)で ものを洗うだけでもありません。田んぼや畑(はたけ)に水をまくためにも、水はつかわれます。工場などで、ものをつくるときにも、みずをつかうばあいがあります。
このように、水は、いろんなことにつかわれます。このように、つかわれる水のことを用水(ようすい)といいます。または、つかわれる水をひくための水路(すいろ)や水道管(すいどうかん)などの水道設備(すいどうせつび)のことも、用水(ようすい)といいます。
農業(のうぎょう)に使われる(つかわれる)水(みず)のことを 農業用水(のうぎょうようすい) といいます。農業(のうぎょう)に使用(しよう)する水(みず)、という意味です。
とくに、農業で、かんがい(灌漑)に使う用水のことを かんがい用水 というばあいもあります。
工場でつかわれる水は、工業用水(こうぎょうようすい)といいます。
用水を流している水路を、用水路(ようすいろ)といいます。用水路のことを、用水というばあいもあります。
保健所では、コレラやチフスや赤痢と言った伝染病(でんせんびょう)が広まらないように、仕事をしています。 もしも伝染病が発生した場合は、保健所は、付近の病院や県や市と連絡をとりながら、対策(たいさく)をおこないます。
市内や腸内を消毒したり、薬をくばったりします。 重い伝染病にかかった患者(かんじゃ)は、伝染病の専門(せんもん)の病院に入院させます。
伝染病の流行してないふだんは、保健所は、なにをしているのでしょうか。 病院などの監視(かんし)や監督(かんとく)をしています。また、食品会社や飲食店に、食中毒(しょくちゅうどく)が無いかなどの監視をしています。
外国から日本に、はいる人が、日本国内に持ち込もうとする動物や植物は、空港や港などで、病気や害虫(がいちゅう)などの検査(けんさ)をされます。 このような空港や港での、持ち込む物の、病気や害虫の検査を 検疫(けんえき) といいます。 検疫を受けていないものを、港の外や空港外に持ち出すと、罰せられます。 | [
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"text": "東京都には、県庁のかわりに 都庁 (とちょう) があります。新宿区(しんじゅく く) に、東京都庁があります。",
"title": "わたしたちの住む都道府県"
},
{
"paragraph_id": 10,
"tag": "p",
"text": "3年生では、身近にある仕事のこと、そしてすんでいる町や市のことについて勉強をしました。4年生では、今ある、当たり前のくらしがどのようにして支えられているのか、また、わたしたちのすんでいる市にはどのようなれきしや伝統があるのか、そしてわたしたちのすんでいる都道府県のとくちょうについて少しはんいを広めて勉強していきます。",
"title": "わたしたちの住む都道府県"
},
{
"paragraph_id": 11,
"tag": "p",
"text": "これから、説明しますが、ごみの処理には、たいへんな手間が、かかります。なので、ごみを へらすために、くふうしましょう。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 12,
"tag": "p",
"text": "お菓子の空き箱、ジュースのかん、牛乳パック、パンのふくろ......。毎日、生活しているとたくさんのゴミが出ますね。そのゴミは、どうしていますか。燃える物と燃えない物、紙やかん、びんなどいくつかにわけてすてていますか。分けた後のゴミはどうなっているのでしょうか。ゴミ収集車(...「パッカー車」とか「じんかい車」ともいいます)によって運ばれます。 ゴミ収集車には、最近では、電気とガソリンの両方のエネルギーで動くハイブリッド自動車が使われはじめています。使用ずみの天ぷら油などのバイオ燃料などで走る収集車なども、使われはじめています。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"tag": "p",
"text": "では、運ばれたゴミがどこへいくのか、調べてみましょう。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 15,
"tag": "p",
"text": "燃えるゴミ(可燃ゴミは、清掃工場や 焼却場 などとよばれる場所に運ばれて、そこで 燃えるゴミ が燃やされます。清掃工場のことを、地域によっては クリーンセンター とも、よびます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"tag": "p",
"text": "まず、清掃工場にゴミ収集車がくると、工場にある計量器でゴミをつんだ収集車の重さをはかります。清掃工場の焼却炉にゴミをおろすと、ゴミのなくなった収集車の重さを、はかります。 こうして、ゴミの量を、はかります。 ゴミの量がわからないと、ゴミを燃やすための計画が立てられないからです。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"tag": "p",
"text": "もえるゴミは、燃やされ 灰 になります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 19,
"tag": "p",
"text": "多くの清掃工場では、ゴミを燃やすときに出る熱を利用して、発電を行ったり、暖房に利用したりしています。ごみをもやしたときの熱エネルギーによる発電を、 ごみ発電 といいます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"tag": "p",
"text": "ごみ発電のしくみには、いくつかの方式があります。よくある方式は、熱によって、湯をわかして水蒸気をおこし、タービンを回すしくみです。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"tag": "p",
"text": "ちなみに、発電された電力は、一部を工場内で使って、のこりの電力は電力会社に売られるのがふつうです。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 22,
"tag": "p",
"text": "燃えるごみをもやした熱で、温水プールや、公衆浴場の水をあたためる熱源にするばあいもあります。このため、地域によっては、清掃工場の近くに、公共の温水プールなどがある場合もあります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 23,
"tag": "p",
"text": "ごみは、つづけて燃やしつづけたほうが、焼却設備での効率がよいので、せいそう工場では燃やすごみの量を調節しながら、なるべく24時間燃やしつづけるようにします。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 24,
"tag": "p",
"text": "焼却(しょうきゃく)によって、生じた焼却灰(しょうきゃくばい)は、そのまま 最終処分場(さいしゅうしょぶんじょう) にすてられる場合もありますが、リサイクルで灰を熱で溶かして固めた溶融スラグ(ようゆうスラグ)を、道路工事(どうろこうじ)の土木材料(どぼくざいりょう)などに、もちいる場合もあります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 25,
"tag": "p",
"text": "燃えないゴミは埋め立て地 に送られて埋められます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"text": "埋め立て地では、ゴミを埋めるために上から土や砂をかぶせます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"tag": "p",
"text": "まず、リサイクルセンターに送られます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"text": "まざりものが、取り除かれます。フタがのこっていれば、とりのぞかれます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
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"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 31,
"tag": "p",
"text": "保管しやすくするため、また運びやすくするため、プレス機などで、ペットボトルをおしつぶします。 押しつぶされたペットボトルは、たばねられる。なお、ペットボトルが、おしつぶされて、たばねられたものをベールと、いいます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 32,
"tag": "p",
"text": "たばねられたペットボトルは、リサイクル工場に送られます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 33,
"tag": "p",
"text": "リサイクル工場に送られてきたペットボトルは、機械で くだかれて、フレークという、かけら にされる。フレークは、プラスチックの原料になります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 34,
"tag": "p",
"text": "スチールは、原料の鉄鉱石から作るよりも、スチール缶をリサイクルしたほうが、消費するエネルギーが少なくて、すみます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 35,
"tag": "p",
"text": "アルミを、原料のボーキサイトから作るのには、電力が、とても多く、かかります。 アルミ缶から、アルミをリサイクルすることで、消費するエネルギーを、なんと95%ちかくも、へらせます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 36,
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"text": "あきかんのリサイクルでは、スチール缶とアルミ缶は、わけてリサイクルされます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 37,
"tag": "p",
"text": "スチール缶は、電磁石で、くっつけられます。空き缶のリサイクルセンターに、選別用の電磁石があります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 38,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 39,
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"text": "選別されたスチール缶は、まとめてプレスされます。 選別されたアルミ缶は、まとめてプレスされます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 40,
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"text": "スチール缶は、製鉄会社の製鉄所に買い取られ、鉄の原料になります。 アルミ缶は、民間のアルミ工場におくられ、アルミの原料や合金の原料になります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 41,
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"text": "びん のリサイクルには、リターナブルびん と、ワンウェイびんがあります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 42,
"tag": "p",
"text": "びん のリサイクルには、洗って くりかえし つかう のが、リターナブルびん です。 びんを工場でくだいて、ガラスの原料にするのが、ワンウェイびん です。 ワンウェイびんを、こまかく くだいたものを カレット といいます。 このカレットが、ガラスの原料になります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 43,
"tag": "p",
"text": "ワンウェイびんのリサイクル先は、びん以外にも、舗装材やグラスウールとして再利用されます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 44,
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"text": "捨てるときには、ゴミ出しのルールをきちんと、まもるべきです。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 45,
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"text": "燃えるゴミと、燃えないゴミとを、分別(ぶんべつ)するのは、当然です。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 46,
"tag": "p",
"text": "ガラスびんや、アルミ缶、スチール缶などで、ゴミの出し方が、ルールで分類されているときは、そのルールにしたがって、分別(ぶんべつ)してゴミを出しましょう。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 47,
"tag": "p",
"text": "資源ごみ(しげんごみ)は、資源選別センター(しげんせんべつセンター)に到着します。 選別センターの建物(たてもの)は、たいていは、清掃工場の近くに、建っている場合が多いです。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 48,
"tag": "p",
"text": "資源選別センターに到着したごみは、人によって、分別されます。 スチール缶の分別などでは、電磁石(でんじしゃく)を使った分別もおこなわれます。ですが、最終的には、人間が、ごみの分別を確認し、人間が手で分別します。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 49,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 50,
"tag": "p",
"text": "なので、ごみを出す時に、きちんと分別しないと、清掃工場の人が、こまってしまいます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 51,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 52,
"tag": "p",
"text": "ごみになるものを出さないようにすることです。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 53,
"tag": "p",
"text": "たとえば買い物をするときは、マイバッグなどのカバンをつかうことで、ビニールぶくろをへらせます。洗剤(せんざい)などを買うときは、つめかえようの洗剤を買うことで、容器のおもさをへらせます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 54,
"tag": "p",
"text": "つかえるものは、むやみに捨てず(すてず)に、つかいつづけることです。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 55,
"tag": "p",
"text": "いらなくなったものは、人にあげたりすることで、そのものが使いつづけられるようにすることでも、あります。洋服などの布は、切れなくなても、雑巾(ぞうきん)や布巾(ふきん)の材料にできますし、機械などの油をふきとるための ウエス という布地(ぬのじ)の材料にもなります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 56,
"tag": "p",
"text": "使えなくなったものでも、その物(もの)につかわれた資源(しげん)をつかってもらえるように、してもらうことです。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 57,
"tag": "p",
"text": "空き缶(あきかん)などは、分別(ぶんべつ)してゴミにだすことで、缶(かん)の資源(しげん)として再利用してもらえます。ペットボトルも、分別してゴミに出すことで、再利用してもらえます。 食品のトレーなども、スーパーの入り口などにある回収ボックス(かいしゅうボックス)にだすことで、再利用してもらえます。 新聞紙(しんぶんし)や雑誌(ざっし)などの古紙などは、地元(じもと)の、ごみ収集所(ごみしゅうしゅうじょ)の、古紙回収(こしかいしゅう)の日に、分別して出すことで、再利用してもらえます。 3Rをすることで、ごみを減らすことができるのです。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 58,
"tag": "p",
"text": "3Rにくわえ、さらに、「ことわる」という意味の Refuse(リフューズ) をくわえて、4Rというばあいもあります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 59,
"tag": "p",
"text": "たとえば、消費者(しょうひしゃ)が、余計(よけい)なものを買わないことで、生産者(せいさんしゃ)である企業(きぎょう)に余計なものを作らせないということです。 リデュースとリフューズとの区別は、あまり、はっきりとした区別ではなく、リデュースと似たような行動をリフューズと言うばあいもあります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 60,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 61,
"tag": "p",
"text": "私たちが、水道の蛇口(じゃぐち)から出して飲む水は、どこで、つくられているのでしょう。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 62,
"tag": "p",
"text": "飲み水は、浄水場(じょうすいじょう)で、つくられています。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 63,
"tag": "p",
"text": "浄水場では、川の水やダムの水から、水を、とります。 浄水場では、砂(すな)や小石(こいし)や泥(どろ)を。とりのぞきます。 また、消毒をして、飲んでも病気にならないようにします。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 64,
"tag": "p",
"text": "川の上流に、ダムがあるばあいもあります。 ダムでは水をためていて、必要なときに水をながします。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 65,
"tag": "p",
"text": "では、そのダムの水はどこからきたのでしょう。ダムの水は、さらに上流にある川の水をせきとめたものです。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 66,
"tag": "p",
"text": "ダムの上の山には、森林(しんりん)が、あります。この森林は、土砂崩れ(どしゃくずれ)をふせぐためや、水を、安定的(あんていてき)に供給する(きょうきゅうする)ためにあります。このようなダムの上の森林を 水源林(すいげんりん) といいます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 67,
"tag": "p",
"text": "次の節(せつ)で説明するように、飲める水をつくるには、たいへんな手間(てま)が、かかっています。 なので、水は、たいせつに、つかいましょう。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 68,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 69,
"tag": "p",
"text": "一般的な、浄水場での処理過程(しょりかてい)の一例(いちれい)を書く。この説明(せつめい)は、あくまで一例(いちれn)なので、地域(ちいき)によって、設備(せつび)が、ここでの説明とは、ちがう場合もあります",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 70,
"tag": "p",
"text": "取水塔(しゅすいとう)のような取水施設(しゅすいしせつ)によって、川などの自然環境から水を浄水場(じょうすいじょう)に取り入れる。このように取水口から取水された水は「原水」(げんすい)と呼ばれる。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 71,
"tag": "p",
"text": "川やダムからとった原水(げんすい)には、砂や土が 含まれる(ふくまれる)ため、沈砂池(ちんさち)に導いて(みちびいて)、緩やか(ゆるやか)な 流れ(ながれ)の途中(とちゅう)で、沈殿(ちんでん)させることで、それらを取りのぞく。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 72,
"tag": "p",
"text": "沈砂池(ちんさち)から流れてきた原水(げんすい)は、取水ポンプ(しゅすいポンプ)によって、くみあげられ、着水井(ちゃくすいせい)へ向けて送水(そうすい)される。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 73,
"tag": "p",
"text": "着水井(ちゃくすいせい)は、原水(げんすい)にとって浄水場での最初の水槽(すいそう)であり、送水されてきた勢いによる原水の圧力変化を抑えて、以降の過程へ向けて水位を一定に保つ役割を担う。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 74,
"tag": "p",
"text": "凝集剤注入設備(ぎょうしゅうざい ちゅうにゅうせつび)では、水に混ざっている細かい砂や土などを沈めるため、着水井から出た原水に ポリ塩化アルミニウム などの凝集剤(ぎょうしゅうざい)が注入される。ポリ塩化アルミニウムは、PACと略されることがあります。PACとはPoly aluminum chloride(ポリ・アルミナム・クロライド)の略です。クロライドとは、塩化(えんか)という意味です。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 75,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 76,
"tag": "p",
"text": "凝集剤(ぎょうしゅうざい)が加えられた原水は、薬品混和池(やくひん こんわ ち)で、よく混ぜられる。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 77,
"tag": "p",
"text": "フロック形成池(けいせいち)では、凝集剤の混ざった原水をゆっくりと、かきまぜて攪拌(かくはん)する。 「フロック」とは、それまで水に浮遊していた細かい砂や土などが、凝集剤の働きで寄り集まりかたまりとなったものである。 フロックが作られることで、砂や土などの粒子が比較的大きくなり沈みやすくなる。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 78,
"tag": "p",
"text": "沈でん池(ちんでんち)に導かれた水は、静かな流れの中でフロックが沈められ、砂や土が水から除かれる。 高速凝集沈殿池(こうそくぎょうしゅちんでんち)とも呼ばれる。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 79,
"tag": "p",
"text": "水の底(そこ)のほうから、オゾンという気体(きたい)を入れます。オゾンは水よりも軽いので、水の中を、オゾンの気体が、うかびあがっていきます。オゾンの強い分解力や殺菌作用によって、水中の微生物やカビなどの有機物(ゆうきぶつ)を分解・殺菌などします。オゾンとは、酸素原子(さんそげんし)が3個、あわさって作られる気体(きたい)です。空気中にふくまれている酸素分子(さんそぶんし)は、酸素原子が2個、くみあわさったものであり、空気中の酸素分子とオゾン分子とは、べつの分子です。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 80,
"tag": "p",
"text": "活性炭のなかで生きている、微生物(びせいぶつ)のはたらきによって、汚れを分解をします。誤解をされますが、活性炭の浄化作用は、中の微生物によるものです。活性炭の素材(そざい)そのものには、分解作用(ぶんかいさよう)がありません。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 81,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 82,
"tag": "p",
"text": "塩素注入設備(えんそちゅうにゅうせつび)では、アンモニア窒素(アンモニアちっそ)や鉄などを取るため、沈でん池から出た水に、塩素(えんそ)が注入される。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 83,
"tag": "p",
"text": "ろ過池(ろかち)によって、砂や砂利の層で水を濾して(こして)、微細な粒子状のものを、とりのぞく。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 84,
"tag": "p",
"text": "2つ目の塩素注入設備で、消毒のための塩素を入れる。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 85,
"tag": "p",
"text": "配水池(はいすいち)に、きれいになった水を溜めておく。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 86,
"tag": "p",
"text": "送水ポンプ(そうすいポンプ)によって、配水池の水を給水所に送り出す。水はそれぞれの配水場・配水池へ配水管を用いて送られ、各家庭や施設へ給水(きゅうすい)される。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 87,
"tag": "p",
"text": "浄水場からおくられてくる水の品質(ひんしつ)は、水道法(すいどうほう)で、きめられています。浄水場の人たち、水質の検査(けんさ)もしています。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 88,
"tag": "p",
"text": "浄水場の中で、これからつくる飲み水は、毎日、水質を検査しています。有害な物質がまじってないか、農薬が混じってないか、ばい菌(ばいきん)が多くないか、病原菌(びょうげんきん)がふくまれていないか、など、調べています。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 89,
"tag": "p",
"text": "ここで調べた検査の結果によって、水にいれる薬品の量が、かわります。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 90,
"tag": "p",
"text": "浄水場の中の水だけでなく、川の水や、ダムの水などでも、月に何回か、水質の検査が、されています。水質センター(すいしつセンター)の職員の人たちが、定期的に水源や川やダムの水の水質を調査しています。水質センターの名前は地域によっては水質管理センターや水質検査センターだったりします。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 91,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 92,
"tag": "p",
"text": "私たちの家庭から出る、使い終わった汚れた水は、どこへいくのでしょうか。 使い終わった水は、 下水処理場(げすいどう) へと、いきます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 93,
"tag": "p",
"text": "下水処理場へと送るための水道が 下水道(げすいどう) です。下水道管とは、下水道の水道管です。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 94,
"tag": "p",
"text": "主に比重差を利用し、重力沈降により下水中の沈殿性有機物を分離・除去する。反応タンクへ流入する水・汚泥の負荷を調整し、生物処理のための準備をする役目も持つ。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 95,
"tag": "p",
"text": "曝気槽(ばっきそう)とも言う。微生物(びせいぶつ)などにより、下水中の有機物・窒素・リンを中心とした汚濁(おだく)物質を処理する。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 96,
"tag": "p",
"text": "反応タンクで処理された活性汚泥(かっせい おでい)の分離を行い、澄んだ(すんだ) 処理水(しょりすい)にする。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 97,
"tag": "p",
"text": "施設内で使用する水のためのものと、後述する高度処理の一環として設置されているものがある。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 98,
"tag": "p",
"text": "放流する水を滅菌(めっきん)するための施設。塩素消毒が一般的であるほか、紫外線消毒・オゾン消毒といった消毒方法や、二酸化塩素や臭素系などの薬剤による消毒、ほか、膜で細菌をろ過・除去する方法などがとられている。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 99,
"tag": "p",
"text": "主に処理水の活用や放流先の環境保全(特に閉鎖性水域(湖沼、閉鎖性の湾など)における富栄養化対策を主眼とすることが多い)を目的として、二次処理に付加し浄化を行うための施設。当然に相応の費用が求められるため普及は捗らなかったが、2003年の下水道法改正で促進される見通しとなった。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 100,
"tag": "p",
"text": "方法としては、反応タンクの処理方式の改良、ろ過、凝集剤による沈殿促進などがある。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 101,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 102,
"tag": "p",
"text": "沈殿池(ちんでんち)の汚泥(おでい)は、水分をぬいたあとに、燃料として再利用されたり、肥料として再利用されます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 103,
"tag": "p",
"text": "下水を処理した水は、飲水としては、使えません。 ですが、処理した水は、水資源の節約のため、飲み水の他の目的で、使われます。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 104,
"tag": "p",
"text": "下水を処理した再生水が、公共施設などでのトイレの排水につかわれたり、緑地の水やりに使われたり、いろいろと使われています。",
"title": "くらしをささえる"
},
{
"paragraph_id": 105,
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"text": "水(みず)のつかいみちは、家で飲む(のむ)だけではありませんし、家(いえ)で ものを洗うだけでもありません。田んぼや畑(はたけ)に水をまくためにも、水はつかわれます。工場などで、ものをつくるときにも、みずをつかうばあいがあります。",
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"text": "農業(のうぎょう)に使われる(つかわれる)水(みず)のことを 農業用水(のうぎょうようすい) といいます。農業(のうぎょう)に使用(しよう)する水(みず)、という意味です。",
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== わたしたちの住む都道府県 ==
3年生ではあなたの住んでいる市区町村(しくちょうそん)について勉強しましたね。ここでは、都道府県(とどうふけん)という、さらに大きなまとまりについて考えましょう。あなたの住んでいるところのことを勉強したいときは、[[小学校社会/私たちの住む都道府県の特ちょう]]を読んでみてください。
下に書いてあることは、ひとつの例です。あなたの都道府県に当てはまることはいくつありますか。
=== 地形図を見てみよう ===
==== 山の利用 ====
==== 海のある町 ====
* とれた魚を水あげする漁港(ぎょこう)
* 船を造る
* フェリーで人が行き来する。船で、全国各地(ぜんこくかくち)や外国と、品物のやりとりもする。また、材料(ざいりょう)や、造った(つくった)ものをすぐに運べるので、大きな工場があることもあります。
==== 平地の利用 ====
=== 県の中心はどこ? ===
県全体の行政を行っている役所の建物を <span style="font-size: large">県庁</span> (けんちょう) と言います。県庁がある市町村を <span style="font-size: large">県庁所在地</span>(けんちょう しょざいち) と、いいます。
たとえば東北の青森県の県庁所在地は青森市です。沖縄県の県庁所在地は <span style="font-size: large">那覇市</span> (なは し)です。関東地方にある茨城県の県庁は水戸市(みと し)です。
県庁所在地の市町村の名前と、県の名前は、同じ場合もあれば、違う場合もあります。
たとえば,近畿地方にある三重県の県庁所在地は津市(つ し)です。
同じ近畿地方でも、和歌山県は和歌山市が県庁所在地です。
関東では、千葉県は千葉市が県庁所在地と、県名と同じです。千葉のちかくの神奈川県では、横浜市が県庁所在地というふうに、県名とは、ちがいます。
京都府や大阪府には、県庁のかわりに 府庁 (ふちょう) があります。京都府庁の所在地は京都市です。大阪府庁の所在地は大阪市です。
北海道には、 道庁 (どうちょう)があります。北海道の <span style="font-size: large">札幌市</span> (さっぽろ し) に北海道庁があります。
東京都には、県庁のかわりに 都庁 (とちょう) があります。新宿区(しんじゅく く) に、東京都庁があります。
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3年生では、身近にある仕事のこと、そしてすんでいる町や市のことについて勉強をしました。4年生では、今ある、当たり前のくらしがどのようにして支えられているのか、また、わたしたちのすんでいる市にはどのようなれきしや{{ruby|伝統|でんとう}}があるのか、そしてわたしたちのすんでいる{{ruby|都道府県|とどうふけん}}のとくちょうについて少しはんいを広めて勉強していきます。
=== くらしの安心をささえる ===
== くらしをささえる ==
===ゴミのしょりと活用(かつよう)===
[[File:Isuzu Forword 1999.jpg|thumb|right|ごみ収集車]]
これから、<ruby><rb>説明</rb><rp>(</rp><rt>せつめい</rt><rp>)</rp></ruby>しますが、ごみの<ruby><rb>処理</rb><rp>(</rp><rt>しょり</rt><rp>)</rp></ruby>には、たいへんな<ruby><rb>手間</rb><rp>(</rp><rt>てま</rt><rp>)</rp></ruby>が、かかります。なので、ごみを へらすために、くふうしましょう。
* ごみをへらすために、じぶんたちで、くふうできること
:いらない<ruby><rb>物</rb><rp>(</rp><rt>もの</rt><rp>)</rp></ruby>をむやみに買わない。
:<ruby><rb>修理</rb><rp>(</rp><rt>しゅうり</rt><rp>)</rp></ruby>できるものは、しゅうりをたのんで、長く、つかおう。
:ごみをだすときに、<ruby><rb>分別</rb><rp>(</rp><rt>ぶんべつ</rt><rp>)</rp></ruby>できるものは、分別して、ごみに出そう。
お<ruby><rb>菓子</rb><rp>(</rp><rt>かし</rt><rp>)</rp></ruby>の<ruby><rb>空き箱</rb><rp>(</rp><rt>あきばこ</rt><rp>)</rp></ruby>、ジュースのかん、牛乳パック、パンのふくろ……。毎日、生活しているとたくさんのゴミが出ますね。そのゴミは、どうしていますか。{{ruby|燃|も}}える物と燃えない物、紙やかん、びんなどいくつかにわけてすてていますか。分けた後のゴミはどうなっているのでしょうか。ゴミ{{ruby|収集|しゅうしゅう}}車(…「パッカー車」とか「じんかい車」ともいいます)によって運ばれます。
ゴミ収集車には、最近では、電気とガソリンの両方のエネルギーで動くハイブリッド自動車が使われはじめています。使用ずみの天ぷら油などのバイオ{{ruby|燃料|ねんりょう}}などで走る収集車なども、使われはじめています。
では、運ばれたゴミがどこへいくのか、調べてみましょう。
==== 燃えるゴミのゆくえ ====
[[画像:Katsushika_Waste_Incineration_Plant.jpg|thumb|{{ruby|東京|とうきょう}}都{{ruby|葛飾|かつしか}}区にある{{ruby|清掃|せいそう}}工場]]
燃えるゴミ({{ruby|可燃|かねん}}ゴミは、{{ruby|清掃|せいそう}}工場や {{ruby|焼却場|しょうきゃくじょう}} などとよばれる場所に運ばれて、そこで {{ruby|燃|も}}えるゴミ が燃やされます。清掃工場のことを、{{ruby|地域|ちいき}}によっては クリーンセンター とも、よびます。
まず、清掃工場にゴミ{{ruby|収集|しゅうしゅう}}車がくると、工場にある{{ruby|計量器|けいりょうき}}でゴミをつんだ収集車の重さをはかります。清掃工場の焼却{{ruby|炉|ろ}}にゴミをおろすと、ゴミのなくなった収集車の重さを、はかります。
こうして、ゴミの量を、はかります。
ゴミの量がわからないと、ゴミを燃やすための計画が立てられないからです。
もえるゴミは、燃やされ {{ruby|灰|はい}} になります。
多くの清掃工場では、ゴミを燃やすときに出る{{ruby|熱|ねつ}}を{{ruby|利用|りよう}}して、発電を行ったり、{{ruby|暖房|だんぼう}}に利用したりしています。ごみをもやしたときの熱エネルギーによる発電を、 ごみ発電 といいます。
ごみ発電のしくみには、いくつかの方式があります。よくある方式は、熱によって、湯をわかして{{ruby|水蒸気|すいじょうき}}をおこし、タービンを回すしくみです。
ちなみに、発電された電力は、一部を工場内で使って、のこりの電力は電力会社に売られるのがふつうです。
燃えるごみをもやした熱で、温水プールや、{{ruby|公衆浴場|こうしゅうよくじょう}}の水をあたためる熱源にするばあいもあります。このため、地域によっては、{{ruby|清掃|せいそう}}工場の近くに、公共の温水プールなどがある場合もあります。
ごみは、つづけて燃やしつづけたほうが、{{ruby|焼却設備|しょうきゃくせつび}}での{{ruby|効率|こうりつ}}がよいので、せいそう工場では燃やすごみの量を調節しながら、なるべく24時間燃やしつづけるようにします。
焼却(しょうきゃく)によって、生じた焼却灰(しょうきゃくばい)は、そのまま 最終処分場(さいしゅうしょぶんじょう) にすてられる場合もありますが、リサイクルで灰を熱で溶かして固めた溶融スラグ(ようゆうスラグ)を、道路工事(どうろこうじ)の土木材料(どぼくざいりょう)などに、もちいる場合もあります。
==== 燃えないゴミのゆくえ ====
燃えないゴミは{{ruby|埋|う}}め立て地 に送られて埋められます。
埋め立て地では、ゴミを埋めるために上から土や砂をかぶせます。
{{コラム|夢の島|
[[File:Yumenoshima Stadium.JPG|thumb|夢の島{{ruby|陸上競技|りくじょうきょうぎ}}場]]
{{ruby|東京湾|とうきょうわん}}の{{ruby|江東|こうとう}}区にある {{ruby|夢|ゆめ}}の{{ruby|島|しま}}は、もとは、ゴミの埋立地だった場所です。
なお、もともとは第二次世界大戦の前の1939({{ruby|昭和|しょうわ}}14)年に、{{ruby|飛行|ひこう}}場としての土地をつくるために、夢の島は、つくられました。
戦争が終わって、しばらくすると、東京のゴミ問題がでてきたので、夢の島が、ゴミの埋め立て地になりました。
1967(昭和42)年まで、夢の島のゴミの埋め立ては続きました。
今では、夢の島は、ゴミの埋め立て場所ではなくなっており、公園などになっています。}}
==== しげんゴミのゆくえ ====
===== ペットボトルのリサイクル =====
まず、リサイクルセンターに送られます。
* 選別(せんべつ)
まざりものが、取り除かれます。フタがのこっていれば、とりのぞかれます。
* 圧縮(あっしゅく)
保管しやすくするため、また運びやすくするため、プレス機などで、ペットボトルをおしつぶします。
押しつぶされたペットボトルは、たばねられる。なお、ペットボトルが、おしつぶされて、たばねられたものをベールと、いいます。
たばねられたペットボトルは、リサイクル工場に送られます。
* フレーク
リサイクル工場に送られてきたペットボトルは、機械で くだかれて、フレークという、かけら にされる。フレークは、プラスチックの原料になります。
===== あきかんのリサイクル =====
スチールは、原料の鉄鉱石から作るよりも、スチール缶をリサイクルしたほうが、消費するエネルギーが少なくて、すみます。
アルミを、原料のボーキサイトから作るのには、電力が、とても多く、かかります。
アルミ缶から、アルミをリサイクルすることで、消費するエネルギーを、なんと95%ちかくも、へらせます。
:* 選別(せんべつ)
あきかんのリサイクルでは、スチール缶とアルミ缶は、わけてリサイクルされます。
スチール缶は、電磁石で、くっつけられます。空き缶のリサイクルセンターに、選別用の電磁石があります。
:* プレス
選別されたスチール缶は、まとめてプレスされます。
選別されたアルミ缶は、まとめてプレスされます。
スチール缶は、製鉄会社の製鉄所に買い取られ、鉄の原料になります。
アルミ缶は、民間のアルミ工場におくられ、アルミの原料や合金の原料になります。
===== びんのリサイクル =====
びん のリサイクルには、リターナブルびん と、ワンウェイびんがあります。
びん のリサイクルには、洗って くりかえし つかう のが、リターナブルびん です。
びんを工場でくだいて、ガラスの原料にするのが、ワンウェイびん です。
ワンウェイびんを、こまかく くだいたものを カレット といいます。
このカレットが、ガラスの原料になります。
ワンウェイびんのリサイクル先は、びん以外にも、舗装材やグラスウールとして再利用されます。
===== 紙のリサイクル =====
==== ゴミをへらすために ====
捨てるときには、ゴミ出しのルールをきちんと、まもるべきです。
燃えるゴミと、燃えないゴミとを、分別(ぶんべつ)するのは、当然です。
ガラスびんや、アルミ缶、スチール缶などで、ゴミの出し方が、ルールで分類されているときは、そのルールにしたがって、分別(ぶんべつ)してゴミを出しましょう。
資源ごみ(しげんごみ)は、資源選別センター(しげんせんべつセンター)に到着します。
選別センターの建物(たてもの)は、たいていは、清掃工場の近くに、建っている場合が多いです。
資源選別センターに到着したごみは、人によって、分別されます。
スチール缶の分別などでは、電磁石(でんじしゃく)を使った分別もおこなわれます。ですが、最終的には、人間が、ごみの分別を確認し、人間が手で分別します。
なので、ごみを出す時に、きちんと分別しないと、清掃工場の人が、こまってしまいます。
{{clear}}
==== 3R運動 ====
* 3R運動(スリーアールうんどう)
:* Reduce(リデュース)
ごみになるものを出さないようにすることです。
たとえば買い物をするときは、マイバッグなどのカバンをつかうことで、ビニールぶくろをへらせます。洗剤(せんざい)などを買うときは、つめかえようの洗剤を買うことで、容器のおもさをへらせます。
:* Reuse(リユース)
つかえるものは、むやみに捨てず(すてず)に、つかいつづけることです。
いらなくなったものは、人にあげたりすることで、そのものが使いつづけられるようにすることでも、あります。洋服などの布は、切れなくなても、雑巾(ぞうきん)や布巾(ふきん)の材料にできますし、機械などの油をふきとるための ウエス という布地(ぬのじ)の材料にもなります。
:* Recycle(リサイクル)
使えなくなったものでも、その物(もの)につかわれた資源(しげん)をつかってもらえるように、してもらうことです。
空き缶(あきかん)などは、分別(ぶんべつ)してゴミにだすことで、缶(かん)の資源(しげん)として再利用してもらえます。ペットボトルも、分別してゴミに出すことで、再利用してもらえます。
食品のトレーなども、スーパーの入り口などにある回収ボックス(かいしゅうボックス)にだすことで、再利用してもらえます。
新聞紙(しんぶんし)や雑誌(ざっし)などの古紙などは、地元(じもと)の、ごみ収集所(ごみしゅうしゅうじょ)の、古紙回収(こしかいしゅう)の日に、分別して出すことで、再利用してもらえます。
3Rをすることで、ごみを減らすことができるのです。
3Rにくわえ、さらに、「ことわる」という意味の Refuse(リフューズ) をくわえて、4Rというばあいもあります。
たとえば、消費者(しょうひしゃ)が、余計(よけい)なものを買わないことで、生産者(せいさんしゃ)である企業(きぎょう)に余計なものを作らせないということです。
リデュースとリフューズとの区別は、あまり、はっきりとした区別ではなく、リデュースと似たような行動をリフューズと言うばあいもあります。
=== 水(みず)はどこから、そしてどこへ ===
[[File:浄水場の説明図 小学生用.svg|thumb|1000px|浄水場(じょうすいじょう)のしくみ]]
{{-}}
私たちが、水道の蛇口(じゃぐち)から出して飲む水は、どこで、つくられているのでしょう。
飲み水は、<span style="font-size: large">浄水場</span>(じょうすいじょう)で、つくられています。
浄水場では、川の水やダムの水から、水を、とります。
浄水場では、砂(すな)や小石(こいし)や泥(どろ)を。とりのぞきます。
また、消毒をして、飲んでも病気にならないようにします。
川の上流に、ダムがあるばあいもあります。
ダムでは水をためていて、必要なときに水をながします。
では、そのダムの水はどこからきたのでしょう。ダムの水は、さらに上流にある川の水をせきとめたものです。
ダムの上の山には、森林(しんりん)が、あります。この森林は、土砂崩れ(どしゃくずれ)をふせぐためや、水を、安定的(あんていてき)に供給する(きょうきゅうする)ためにあります。このようなダムの上の森林を 水源林(すいげんりん) といいます。
次の節(せつ)で説明するように、飲める水をつくるには、たいへんな手間(てま)が、かかっています。
なので、水は、たいせつに、つかいましょう。
:たとえば、 うがい や はみがき のときには、水を出しっぱなしにしないで、コップに水をくんで、つかいましょう。
:手洗い(てあらい)のときも、出しっぱなしにしないで、こまめに、じゃぐちを、しめましょう。
==== 浄水場でつくる 飲み水 ====
一般的な、浄水場での処理過程(しょりかてい)の一例(いちれい)を書く。この説明(せつめい)は、あくまで一例(いちれn)なので、地域(ちいき)によって、設備(せつび)が、ここでの説明とは、ちがう場合もあります
* 取水塔(しゅすいとう)
[[ファイル:Kanamachi-water purification plant-Edo river.JPG|thumb|250px|取水塔(金町浄水場)]]
取水塔(しゅすいとう)のような取水施設(しゅすいしせつ)によって、川などの自然環境から水を浄水場(じょうすいじょう)に取り入れる。このように取水口から取水された水は「原水」(げんすい)と呼ばれる。
* 沈砂池(ちんさち)
[[ファイル:Kanamachi-water purification plant.JPG|thumb|250px|沈砂池(金町浄水場)]]
川やダムからとった原水(げんすい)には、砂や土が 含まれる(ふくまれる)ため、沈砂池(ちんさち)に導いて(みちびいて)、緩やか(ゆるやか)な 流れ(ながれ)の途中(とちゅう)で、沈殿(ちんでん)させることで、それらを取りのぞく。
* 取水ポンプ(しゅすいポンプ)
沈砂池(ちんさち)から流れてきた原水(げんすい)は、取水ポンプ(しゅすいポンプ)によって、くみあげられ、着水井(ちゃくすいせい)へ向けて送水(そうすい)される。
* 着水井(ちゃくすいせい)
着水井(ちゃくすいせい)は、原水(げんすい)にとって浄水場での最初の水槽(すいそう)であり、送水されてきた勢いによる原水の圧力変化を抑えて、以降の過程へ向けて水位を一定に保つ役割を担う。
* 凝集剤 注入設備(ぎょうしゅうざい ちゅうにゅうせつび)
凝集剤注入設備(ぎょうしゅうざい ちゅうにゅうせつび)では、水に混ざっている細かい砂や土などを沈めるため、着水井から出た原水に ポリ塩化アルミニウム などの凝集剤(ぎょうしゅうざい)が注入される。ポリ塩化アルミニウムは、PACと略されることがあります。PACとはPoly aluminum chloride(ポリ・アルミナム・クロライド)の略です。クロライドとは、塩化(えんか)という意味です。
* 薬品混和池
凝集剤(ぎょうしゅうざい)が加えられた原水は、薬品混和池(やくひん こんわ ち)で、よく混ぜられる。
* フロック形成池
フロック形成池(けいせいち)では、凝集剤の混ざった原水をゆっくりと、かきまぜて攪拌(かくはん)する。
「フロック」とは、それまで水に浮遊していた細かい砂や土などが、凝集剤の働きで寄り集まりかたまりとなったものである。
フロックが作られることで、砂や土などの粒子が比較的大きくなり沈みやすくなる。
* 沈でん池
沈でん池(ちんでんち)に導かれた水は、静かな流れの中でフロックが沈められ、砂や土が水から除かれる。
高速凝集沈殿池(こうそくぎょうしゅちんでんち)とも呼ばれる。
* オゾン接触池(オゾンせっしょくち)
水の底(そこ)のほうから、オゾンという気体(きたい)を入れます。オゾンは水よりも軽いので、水の中を、オゾンの気体が、うかびあがっていきます。オゾンの強い分解力や殺菌作用によって、水中の微生物やカビなどの有機物(ゆうきぶつ)を分解・殺菌などします。オゾンとは、酸素原子(さんそげんし)が3個、あわさって作られる気体(きたい)です。空気中にふくまれている酸素分子(さんそぶんし)は、酸素原子が2個、くみあわさったものであり、空気中の酸素分子とオゾン分子とは、べつの分子です。
* 活性炭吸着池(かっせいたん きゅうちゃくち)
活性炭のなかで生きている、微生物(びせいぶつ)のはたらきによって、汚れを分解をします。誤解をされますが、活性炭の浄化作用は、中の微生物によるものです。活性炭の素材(そざい)そのものには、分解作用(ぶんかいさよう)がありません。
* 塩素注入設備 (1)
塩素注入設備(えんそちゅうにゅうせつび)では、アンモニア窒素(アンモニアちっそ)や鉄などを取るため、沈でん池から出た水に、塩素(えんそ)が注入される。
* ろ過池
[[ファイル:Senganen6671.JPG|thumb|right|250px|仙巌園内の濾過池<br />(登録有形文化財)]]
ろ過池(ろかち)によって、砂や砂利の層で水を濾して(こして)、微細な粒子状のものを、とりのぞく。
* 塩素注入設備 (2)
2つ目の塩素注入設備で、消毒のための塩素を入れる。
* 配水池
配水池(はいすいち)に、きれいになった水を溜めておく。
* 送水ポンプ
送水ポンプ(そうすいポンプ)によって、配水池の水を給水所に送り出す。水はそれぞれの配水場・配水池へ配水管を用いて送られ、各家庭や施設へ給水(きゅうすい)される。
==== 水質の検査 ====
浄水場からおくられてくる水の品質(ひんしつ)は、水道法(すいどうほう)で、きめられています。浄水場の人たち、水質の検査(けんさ)もしています。
浄水場の中で、これからつくる飲み水は、毎日、水質を検査しています。有害な物質がまじってないか、農薬が混じってないか、ばい菌(ばいきん)が多くないか、病原菌(びょうげんきん)がふくまれていないか、など、調べています。
ここで調べた検査の結果によって、水にいれる薬品の量が、かわります。
浄水場の中の水だけでなく、川の水や、ダムの水などでも、月に何回か、水質の検査が、されています。水質センター(すいしつセンター)の職員の人たちが、定期的に水源や川やダムの水の水質を調査しています。水質センターの名前は地域によっては水質管理センターや水質検査センターだったりします。
==== 下水 ====
私たちの家庭から出る、使い終わった汚れた水は、どこへいくのでしょうか。
使い終わった水は、 <span style="font-size: large">下水処理場</span>(げすいどう) へと、いきます。
下水処理場へと送るための水道が <span style="font-size: large">下水道</span>(げすいどう) です。下水道管とは、下水道の水道管です。
* 最初沈殿池
主に比重差を利用し、重力沈降により下水中の沈殿性有機物を分離・除去する。反応タンクへ流入する水・汚泥の負荷を調整し、生物処理のための準備をする役目も持つ。
* 反応タンク
曝気槽(ばっきそう)とも言う。微生物(びせいぶつ)などにより、下水中の有機物・窒素・リンを中心とした汚濁(おだく)物質を処理する。
* 最終沈殿池
反応タンクで処理された活性汚泥(かっせい おでい)の分離を行い、澄んだ(すんだ) 処理水(しょりすい)にする。
* ろ過施設
施設内で使用する水のためのものと、後述する高度処理の一環として設置されているものがある。
* 消毒施設
放流する水を滅菌(めっきん)するための施設。塩素消毒が一般的であるほか、紫外線消毒・オゾン消毒といった消毒方法や、二酸化塩素や臭素系などの薬剤による消毒、ほか、膜で細菌をろ過・除去する方法などがとられている。
* 高度処理施設
主に処理水の活用や放流先の環境保全(特に閉鎖性水域(湖沼、閉鎖性の湾など)における富栄養化対策を主眼とすることが多い)を目的として、二次処理に付加し浄化を行うための施設。当然に相応の費用が求められるため普及は捗らなかったが、2003年の下水道法改正で促進される見通しとなった。
方法としては、反応タンクの処理方式の改良、ろ過、凝集剤による沈殿促進などがある。
沈殿池(ちんでんち)の汚泥(おでい)は、水分をぬいたあとに、燃料として再利用されたり、肥料として再利用されます。
下水を処理した水は、飲水としては、使えません。
ですが、処理した水は、水資源の節約のため、飲み水の他の目的で、使われます。
下水を処理した再生水が、公共施設などでのトイレの排水につかわれたり、緑地の水やりに使われたり、いろいろと使われています。
=== 用水 ===
[[ファイル:Yosuiro Jyohana 05a9164sv.jpg|240px|thumb|left|用水路(ようすいろ)。稲作(いなさく)などの かんがい のための'''農業用水路'''(のうぎょうようすいろ)。田・畑に水を引き込むときにつかう水門(すいもん)も、もうけられている。写真は富山県(とやまけん)の南砺市(なんとしし)。]]
[[ファイル:Sakutano Unade02.jpg|thumb|日本最古(にほん さいこ)の農業用水路、「裂田の溝」(さくた の うなで)]]
[[ファイル:Anti Schistosoma japonicum measure waterway.JPG|left|thumb|220px|用水路は、コンクリート化されているばあいもある。(写真は、山梨県の中巨摩郡の昭和町の上河東)]]
水(みず)のつかいみちは、家で飲む(のむ)だけではありませんし、家(いえ)で ものを洗うだけでもありません。田んぼや畑(はたけ)に水をまくためにも、水はつかわれます。工場などで、ものをつくるときにも、みずをつかうばあいがあります。
このように、水は、いろんなことにつかわれます。このように、つかわれる水のことを用水(ようすい)といいます。または、つかわれる水をひくための水路(すいろ)や水道管(すいどうかん)などの水道設備(すいどうせつび)のことも、用水(ようすい)といいます。
農業(のうぎょう)に使われる(つかわれる)水(みず)のことを 農業用水(のうぎょうようすい) といいます。農業(のうぎょう)に使用(しよう)する水(みず)、という意味です。
とくに、農業で、かんがい(灌漑)に使う用水のことを かんがい用水 というばあいもあります。
工場でつかわれる水は、工業用水(こうぎょうようすい)といいます。
用水を流している水路を、用水路(ようすいろ)といいます。用水路のことを、用水というばあいもあります。
{{clear}}
== ※ 範囲外? ==
=== 衛生(えいせい) ===
* 保健所(ほけんじょ)
保健所では、コレラやチフスや赤痢と言った伝染病(でんせんびょう)が広まらないように、仕事をしています。
もしも伝染病が発生した場合は、保健所は、付近の病院や県や市と連絡をとりながら、対策(たいさく)をおこないます。
市内や腸内を消毒したり、薬をくばったりします。
重い伝染病にかかった患者(かんじゃ)は、伝染病の専門(せんもん)の病院に入院させます。
伝染病の流行してないふだんは、保健所は、なにをしているのでしょうか。
病院などの監視(かんし)や監督(かんとく)をしています。また、食品会社や飲食店に、食中毒(しょくちゅうどく)が無いかなどの監視をしています。
* 空港などでの検疫(けんえき)
外国から日本に、はいる人が、日本国内に持ち込もうとする動物や植物は、空港や港などで、病気や害虫(がいちゅう)などの検査(けんさ)をされます。
このような空港や港での、持ち込む物の、病気や害虫の検査を 検疫(けんえき) といいます。
検疫を受けていないものを、港の外や空港外に持ち出すと、罰せられます。
[[Category:社会|しようかつこうしやかい4]] | 2007-05-01T10:32:55Z | 2023-10-05T16:32:23Z | [
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6,203 | 会社法第749条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(w:株式会社が存続する吸収合併契約) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:株式会社]]が存続する吸収合併契約)
;第749条
# 会社が吸収合併をする場合において、吸収合併後存続する会社(以下この編において「吸収合併存続会社」という。)が株式会社であるときは、吸収合併契約において、次に掲げる事項を定めなければならない。
#:一 株式会社である吸収合併存続会社(以下この編において「吸収合併存続株式会社」という。)及び吸収合併により消滅する会社(以下この編において「吸収合併消滅会社」という。)の商号及び住所
#:二 吸収合併存続株式会社が吸収合併に際して株式会社である吸収合併消滅会社(以下この編において「吸収合併消滅株式会社」という。)の株主又は持分会社である吸収合併消滅会社(以下この編において「吸収合併消滅持分会社」という。)の社員に対してその株式又は持分に代わる金銭等を交付するときは、当該金銭等についての次に掲げる事項
#::イ 当該金銭等が吸収合併存続株式会社の株式であるときは、当該株式の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)又はその数の算定方法並びに当該吸収合併存続株式会社の[[w:資本金]]及び[[w:準備金]]の額に関する事項
#::ロ 当該金銭等が吸収合併存続株式会社の社債(新株予約権付社債についてのものを除く。)であるときは、当該社債の種類及び種類ごとの各社債の金額の合計額又はその算定方法
#::ハ 当該金銭等が吸収合併存続株式会社の新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを除く。)であるときは、当該新株予約権の内容及び数又はその算定方法
#::ニ 当該金銭等が吸収合併存続株式会社の新株予約権付社債であるときは、当該新株予約権付社債についてのロに規定する事項及び当該新株予約権付社債に付された新株予約権についてのハに規定する事項
#::ホ 当該金銭等が吸収合併存続株式会社の株式等以外の財産であるときは、当該財産の内容及び数若しくは額又はこれらの算定方法
#:三 前号に規定する場合には、吸収合併消滅株式会社の株主(吸収合併消滅株式会社及び吸収合併存続株式会社を除く。)又は吸収合併消滅持分会社の社員(吸収合併存続株式会社を除く。)に対する同号の金銭等の割当てに関する事項
#:四 吸収合併消滅株式会社が新株予約権を発行しているときは、吸収合併存続株式会社が吸収合併に際して当該新株予約権の新株予約権者に対して交付する当該新株予約権に代わる当該吸収合併存続株式会社の新株予約権又は金銭についての次に掲げる事項
#::イ 当該吸収合併消滅株式会社の新株予約権の新株予約権者に対して吸収合併存続株式会社の新株予約権を交付するときは、当該新株予約権の内容及び数又はその算定方法
#::ロ イに規定する場合において、イの吸収合併消滅株式会社の新株予約権が新株予約権付社債に付された新株予約権であるときは、吸収合併存続株式会社が当該新株予約権付社債についての社債に係る債務を承継する旨並びにその承継に係る社債の種類及び種類ごとの各社債の金額の合計額又はその算定方法
#::ハ 当該吸収合併消滅株式会社の新株予約権の新株予約権者に対して金銭を交付するときは、当該金銭の額又はその算定方法
#:五 前号に規定する場合には、吸収合併消滅株式会社の新株予約権の新株予約権者に対する同号の吸収合併存続株式会社の新株予約権又は金銭の割当てに関する事項
#:六 吸収合併がその効力を生ずる日(以下この節において「効力発生日」という。)
# 前項に規定する場合において、吸収合併消滅株式会社が種類株式発行会社であるときは、吸収合併存続株式会社及び吸収合併消滅株式会社は、吸収合併消滅株式会社の発行する種類の株式の内容に応じ、同項第三号に掲げる事項として次に掲げる事項を定めることができる。
#:一 ある種類の株式の株主に対して金銭等の割当てをしないこととするときは、その旨及び当該株式の種類
#:二 前号に掲げる事項のほか、金銭等の割当てについて株式の種類ごとに異なる取扱いを行うこととするときは、その旨及び当該異なる取扱いの内容
# 第1項に規定する場合には、同項第三号に掲げる事項についての定めは、吸収合併消滅株式会社の株主(吸収合併消滅株式会社及び吸収合併存続株式会社並びに前項第一号の種類の株式の株主を除く。)の有する株式の数(前項第二号に掲げる事項についての定めがある場合にあっては、各種類の株式の数)に応じて金銭等を交付することを内容とするものでなければならない。
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第750条]](株式会社が存続する吸収合併の効力の発生等)
*[[会社法第784条]](吸収合併契約等の承認を要しない場合)
*[[会社法第795条]](吸収合併契約等の承認等)
*[[会社法第796条]](吸収合併契約等の承認を要しない場合等)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#2|第2章 合併]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#2-2|第2節 吸収合併]]
|[[会社法第748条]]<br>(合併契約の締結)
|[[会社法第750条]]<br>(株式会社が存続する吸収合併の効力の発生等)
}}
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[[category:会社法|749]] | null | 2022-06-01T21:58:35Z | [
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6,204 | 会社法第758条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(株式会社に権利義務を承継させる吸収分割契約) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
(株式会社に権利義務を承継させる吸収分割契約)
;第758条
: 会社が吸収分割をする場合において、吸収分割承継会社が株式会社であるときは、吸収分割契約において、次に掲げる事項を定めなければならない。
::一 吸収分割をする会社(以下この編において「吸収分割会社」という。)及び株式会社である吸収分割承継会社(以下この編において「吸収分割承継株式会社」という。)の商号及び住所
::二 吸収分割承継株式会社が吸収分割により吸収分割会社から承継する資産、債務、雇用契約その他の権利義務(株式会社である吸収分割会社(以下この編において「吸収分割株式会社」という。)及び吸収分割承継株式会社の株式並びに吸収分割株式会社の新株予約権に係る義務を除く。)に関する事項
::三 吸収分割により吸収分割株式会社又は吸収分割承継株式会社の株式を吸収分割承継株式会社に承継させるときは、当該株式に関する事項
::四 吸収分割承継株式会社が吸収分割に際して吸収分割会社に対してその事業に関する権利義務の全部又は一部に代わる金銭等を交付するときは、当該金銭等についての次に掲げる事項
:::イ 当該金銭等が吸収分割承継株式会社の株式であるときは、当該株式の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)又はその数の算定方法並びに当該吸収分割承継株式会社の資本金及び準備金の額に関する事項
:::ロ 当該金銭等が吸収分割承継株式会社の社債(新株予約権付社債についてのものを除く。)であるときは、当該社債の種類及び種類ごとの各社債の金額の合計額又はその算定方法
:::ハ 当該金銭等が吸収分割承継株式会社の新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを除く。)であるときは、当該新株予約権の内容及び数又はその算定方法
:::ニ 当該金銭等が吸収分割承継株式会社の新株予約権付社債であるときは、当該新株予約権付社債についてのロに規定する事項及び当該新株予約権付社債に付された新株予約権についてのハに規定する事項
:::ホ 当該金銭等が吸収分割承継株式会社の株式等以外の財産であるときは、当該財産の内容及び数若しくは額又はこれらの算定方法
::五 吸収分割承継株式会社が吸収分割に際して吸収分割株式会社の新株予約権の新株予約権者に対して当該新株予約権に代わる当該吸収分割承継株式会社の新株予約権を交付するときは、当該新株予約権についての次に掲げる事項
:::イ 当該吸収分割承継株式会社の新株予約権の交付を受ける吸収分割株式会社の新株予約権の新株予約権者の有する新株予約権(以下この編において「吸収分割契約新株予約権」という。)の内容
:::ロ 吸収分割契約新株予約権の新株予約権者に対して交付する吸収分割承継株式会社の新株予約権の内容及び数又はその算定方法
:::ハ 吸収分割契約新株予約権が新株予約権付社債に付された新株予約権であるときは、吸収分割承継株式会社が当該新株予約権付社債についての社債に係る債務を承継する旨並びにその承継に係る社債の種類及び種類ごとの各社債の金額の合計額又はその算定方法
::六 前号に規定する場合には、吸収分割契約新株予約権の新株予約権者に対する同号の吸収分割承継株式会社の新株予約権の割当てに関する事項
::七 吸収分割がその効力を生ずる日(以下この節において「効力発生日」という。)
::八 吸収分割株式会社が効力発生日に次に掲げる行為をするときは、その旨
:::イ [[会社法第171条|第171条]]第1項の規定による株式の取得(同項第一号に規定する取得対価が吸収分割承継株式会社の株式(吸収分割株式会社が吸収分割をする前から有するものを除き、吸収分割承継株式会社の株式に準ずるものとして法務省令で定めるものを含む。ロにおいて同じ。)のみであるものに限る。)
:::ロ 剰余金の配当(配当財産が吸収分割承継株式会社の株式のみであるものに限る。)
==解説==
*会社法第171条(全部取得条項付種類株式の取得に関する決定)
==参照条文==
*[[会社法第784条]](吸収合併契約等の承認を要しない場合)
*[[会社法第789条]](債権者の異議)
*[[会社法第795条]](吸収合併契約等の承認等)
*[[会社法第796条]](吸収合併契約等の承認を要しない場合等)
*[[会社計算規則第2条]](定義)3項40号
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#3|第3章 会社分割]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#3-1|第1節 吸収分割]]
|[[会社法第757条]]<br>(吸収分割契約の締結)
|[[会社法第759条]]<br>(株式会社に権利義務を承継させる吸収分割の効力の発生等)
}}
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[[category:会社法|758]] | null | 2022-06-01T22:24:24Z | [
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6,205 | 会社法第768条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(w:株式会社に発行済株式を取得させる株式交換契約) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:株式会社]]に発行済株式を取得させる株式交換契約)
;第768条
# 株式会社が株式交換をする場合において、株式交換完全親会社が株式会社であるときは、株式交換契約において、次に掲げる事項を定めなければならない。
#:一 株式交換をする株式会社(以下この編において「株式交換完全子会社」という。)及び株式会社である株式交換完全親会社(以下この編において「株式交換完全親株式会社」という。)の商号及び住所
#:二 株式交換完全親株式会社が株式交換に際して株式交換完全子会社の株主に対してその株式に代わる金銭等を交付するときは、当該金銭等についての次に掲げる事項
#::イ 当該金銭等が株式交換完全親株式会社の株式であるときは、当該株式の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)又はその数の算定方法並びに当該株式交換完全親株式会社の資本金及び準備金の額に関する事項
#::ロ 当該金銭等が株式交換完全親株式会社の社債(新株予約権付社債についてのものを除く。)であるときは、当該社債の種類及び種類ごとの各社債の金額の合計額又はその算定方法
#::ハ 当該金銭等が株式交換完全親株式会社の新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを除く。)であるときは、当該新株予約権の内容及び数又はその算定方法
#::ニ 当該金銭等が株式交換完全親株式会社の新株予約権付社債であるときは、当該新株予約権付社債についてのロに規定する事項及び当該新株予約権付社債に付された新株予約権についてのハに規定する事項
#::ホ 当該金銭等が株式交換完全親株式会社の株式等以外の財産であるときは、当該財産の内容及び数若しくは額又はこれらの算定方法
#:三 前号に規定する場合には、株式交換完全子会社の株主(株式交換完全親株式会社を除く。)に対する同号の金銭等の割当てに関する事項
#:四 株式交換完全親株式会社が株式交換に際して株式交換完全子会社の新株予約権の新株予約権者に対して当該新株予約権に代わる当該株式交換完全親株式会社の新株予約権を交付するときは、当該新株予約権についての次に掲げる事項
#::イ 当該株式交換完全親株式会社の新株予約権の交付を受ける株式交換完全子会社の新株予約権の新株予約権者の有する新株予約権(以下この編において「株式交換契約新株予約権」という。)の内容
#::ロ 株式交換契約新株予約権の新株予約権者に対して交付する株式交換完全親株式会社の新株予約権の内容及び数又はその算定方法
#::ハ 株式交換契約新株予約権が新株予約権付社債に付された新株予約権であるときは、株式交換完全親株式会社が当該新株予約権付社債についての社債に係る債務を承継する旨並びにその承継に係る社債の種類及び種類ごとの各社債の金額の合計額又はその算定方法
#:五 前号に規定する場合には、株式交換契約新株予約権の新株予約権者に対する同号の株式交換完全親株式会社の新株予約権の割当てに関する事項
#:六 株式交換がその効力を生ずる日(以下この節において「効力発生日」という。)
# 前項に規定する場合において、株式交換完全子会社が種類株式発行会社であるときは、株式交換完全子会社及び株式交換完全親株式会社は、株式交換完全子会社の発行する種類の株式の内容に応じ、同項第三号に掲げる事項として次に掲げる事項を定めることができる。
#:一 ある種類の株式の株主に対して金銭等の割当てをしないこととするときは、その旨及び当該株式の種類
#:二 前号に掲げる事項のほか、金銭等の割当てについて株式の種類ごとに異なる取扱いを行うこととするときは、その旨及び当該異なる取扱いの内容
# 第1項に規定する場合には、同項第三号に掲げる事項についての定めは、株式交換完全子会社の株主(株式交換完全親株式会社及び前項第一号の種類の株式の株主を除く。)の有する株式の数(前項第二号に掲げる事項についての定めがある場合にあっては、各種類の株式の数)に応じて金銭等を交付することを内容とするものでなければならない。
==解説==
==関連条文==
==参照条文==
*[[会社法第784条]](吸収合併契約等の承認を要しない場合)
*[[会社法第794条]](吸収合併契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等)
*[[会社法第795条]](吸収合併契約等の承認等)
*[[会社法第796条]](吸収合併契約等の承認を要しない場合等)
*[[会社法第801条]](吸収合併等に関する書面等の備置き及び閲覧等)
*[[商業登記法第91条]](同時申請)
*[[商業登記規則第105条]](他の登記所を経由してする登記の申請に関する特則)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#4|第4章 株式交換及び株式移転]]<br>
[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)#4-1|第1節 株式交換]]
|[[会社法第767条]]<br>(株式交換契約の締結)
|[[会社法第769条]]<br>(株式会社に発行済株式を取得させる株式交換の効力の発生等)
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[[category:会社法|768]] | null | 2022-06-02T10:07:05Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC768%E6%9D%A1 |
6,206 | 会社法第245条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)
(w:新株予約権者となる日) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:新株予約権]]者となる日)
;第245条
# 次の各号に掲げる者は、割当日に、当該各号に定める募集新株予約権の新株予約権者となる。
#:一 申込者 株式会社の割り当てた募集新株予約権
#:二 [[会社法第244条|第244条]]第1項の契約により募集新株予約権の総数を引き受けた者 その者が引き受けた募集新株予約権
# 募集新株予約権が新株予約権付社債に付されたものである場合には、前項の規定により募集新株予約権の新株予約権者となる者は、当該募集新株予約権を付した新株予約権付社債についての社債の社債権者となる。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#2|第2節 新株予約権の発行]]
|[[会社法第244条]]<br>(募集新株予約権の申込み及び割当てに関する特則)
|[[会社法第246条]]<br>(募集新株予約権に係る払込み)
}}
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[[category:会社法|245]] | null | 2022-05-27T12:24:10Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC245%E6%9D%A1 |
6,207 | 会社法第246条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権
(募集w:新株予約権に係る払込み) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]
==条文==
(募集[[w:新株予約権]]に係る払込み)
;第246条
# [[会社法第238条|第238条]]第1項第三号に規定する場合には、新株予約権者は、募集新株予約権についての[[会社法第236条|第236条]]第1項第四号の期間の初日の前日([[会社法第238条|第238条]]第1項第五号に規定する場合にあっては、同号の期日。第3項において「払込期日」という。)までに、株式会社が定めた銀行等の払込みの取扱いの場所において、それぞれの募集新株予約権の払込金額の全額を払い込まなければならない。
# 前項の規定にかかわらず、新株予約権者は、株式会社の承諾を得て、同項の規定による払込みに代えて、払込金額に相当する金銭以外の財産を給付し、又は当該株式会社に対する債権をもって相殺することができる。
# [[会社法第238条|第238条]]第1項第三号に規定する場合には、新株予約権者は、募集新株予約権についての払込期日までに、それぞれの募集新株予約権の払込金額の全額の払込み(当該払込みに代えてする金銭以外の財産の給付又は当該株式会社に対する債権をもってする相殺を含む。)をしないときは、当該募集新株予約権を行使することができない。
==解説==
*会社法第238条(募集事項の決定)
*:第1項第三号 募集新株予約権の払込金額又はその算定方法
*会社法第236条(新株予約権の内容)
==関連条文==
==参照条文==
*[[商業登記法第65条]](新株予約権の発行による変更の登記)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#2|第2節 新株予約権の発行]]
|[[会社法第245条]]<br>(新株予約権者となる日)
|[[会社法第247条]]<br>(募集新株予約権の発行をやめることの請求)
}}
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[[category:会社法|246]] | null | 2022-05-27T12:25:49Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC246%E6%9D%A1 |
6,209 | 会社法第282条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)
(w:株主となる時期等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:株主]]となる時期等)
;第282条
# [[w:新株予約権]]を行使した新株予約権者は、当該新株予約権を行使した日に、当該新株予約権の目的である株式の株主となる。
# 新株予約権を行使した新株予約権者であって[[会社法第286条の2|第286条の2]]第1項各号に掲げる者に該当するものは、当該各号に定める支払若しくは給付又は[[会社法第286条の3|第286条の3]]第1項の規定による支払がされた後でなければ、[[会社法第286条の2|第286条の2]]第1項各号の払込み又は給付が仮装された新株予約権の目的である株式について、株主の権利を行使することができない。
# 前項の株式を譲り受けた者は、当該株式についての株主の権利を行使することができる。ただし、その者に悪意又は重大な過失があるときは、この限りでない。
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第113条]](発行可能株式総数)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#7|第7節 新株予約権の行使]]
|[[会社法第281条]]<br>(新株予約権の行使に際しての払込み)
|[[会社法第283条]]<br>(一に満たない端数の処理)
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[[category:会社法|282]] | null | 2022-05-27T21:56:29Z | [
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6,210 | 会社法第254条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第254条
(w:新株予約権の譲渡) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第254条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第254条]]
==条文==
([[w:新株予約権]]の譲渡)
;第254条
# 新株予約権者は、その有する新株予約権を譲渡することができる。
# 前項の規定にかかわらず、新株予約権付社債に付された新株予約権のみを譲渡することはできない。ただし、当該新株予約権付社債についての社債が消滅したときは、この限りでない。
# 新株予約権付社債についての社債のみを譲渡することはできない。ただし、当該新株予約権付社債に付された新株予約権が消滅したときは、この限りでない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4|第4節 新株予約権の譲渡等]]
|[[会社法第253条]]<br>(新株予約権者に対する通知等)
|[[会社法第255条]]<br>(証券発行新株予約権の譲渡)
}}
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[[category:会社法|254]] | null | 2022-05-27T12:53:09Z | [
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6,211 | 会社法第257条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第257条
(w:新株予約権の譲渡の対抗要件)
新株予約権の譲渡の対抗要件 証券発行会社の無記名式:会社、その他第三者=占有 証券発行会社の記名式:会社=名義書換 その他第三者=占有 証券不発行会社:会社、その他第三者=名義書換 | [
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"title": "解説"
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第257条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第257条]]
==条文==
([[w:新株予約権]]の譲渡の対抗要件)
;第257条
# 新株予約権の譲渡は、その新株予約権を取得した者の氏名又は名称及び住所を新株予約権原簿に記載し、又は記録しなければ、[[w:株式会社]]その他の第三者に対抗することができない。
# 記名式の新株予約権証券が発行されている証券発行新株予約権及び記名式の新株予約権付社債券が発行されている証券発行新株予約権付社債に付された新株予約権についての前項の規定の適用については、同項中「株式会社その他の第三者」とあるのは、「株式会社」とする。
# 第1項の規定は、無記名新株予約権及び無記名新株予約権付社債に付された新株予約権については、適用しない。
==解説==
新株予約権の譲渡の対抗要件<br>
証券発行会社の無記名式:会社、その他第三者=占有<br>
証券発行会社の記名式:会社=名義書換 その他第三者=占有<br>
証券不発行会社:会社、その他第三者=名義書換
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4|第4節 新株予約権の譲渡等]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4-1|第1款 新株予約権の譲渡]]
|[[会社法第256条]]<br>(自己新株予約権の処分に関する特則)
|[[会社法第258条]]<br>(権利の推定等)
}}
[[Category:会社法|257]] | null | 2022-05-27T12:58:20Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC257%E6%9D%A1 |
6,212 | 会社法第236条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権
(w:新株予約権の内容)
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、3項、4項を新設。 | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]
==条文==
([[w:新株予約権]]の内容)
;第236条
# 株式会社が新株予約権を発行するときは、次に掲げる事項を当該新株予約権の内容としなければならない。
#:一 当該新株予約権の目的である株式の数([[w:種類株式]]発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)又はその数の算定方法
#:二 当該新株予約権の行使に際して出資される財産の価額又はその算定方法
#:三 金銭以外の財産を当該新株予約権の行使に際してする出資の目的とするときは、その旨並びに当該財産の内容及び価額
#:四 当該新株予約権を行使することができる期間
#:五 当該新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する[[w:資本金]]及び[[w:資本準備金]]に関する事項
#:六 譲渡による当該新株予約権の取得について当該株式会社の承認を要することとするときは、その旨
#:七 当該新株予約権について、当該株式会社が一定の事由が生じたことを条件としてこれを取得することができることとするときは、次に掲げる事項
#::イ 一定の事由が生じた日に当該株式会社がその新株予約権を取得する旨及びその事由
#::ロ 当該株式会社が別に定める日が到来することをもってイの事由とするときは、その旨
#::ハ イの事由が生じた日にイの新株予約権の一部を取得することとするときは、その旨及び取得する新株予約権の一部の決定の方法
#::ニ イの新株予約権を取得するのと引換えに当該新株予約権の新株予約権者に対して当該株式会社の株式を交付するときは、当該株式の数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)又はその算定方法
#::ホ イの新株予約権を取得するのと引換えに当該新株予約権の新株予約権者に対して当該株式会社の社債(新株予約権付社債についてのものを除く。)を交付するときは、当該社債の種類及び種類ごとの各社債の金額の合計額又はその算定方法
#::ヘ イの新株予約権を取得するのと引換えに当該新株予約権の新株予約権者に対して当該株式会社の他の新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを除く。)を交付するときは、当該他の新株予約権の内容及び数又はその算定方法
#::ト イの新株予約権を取得するのと引換えに当該新株予約権の新株予約権者に対して当該株式会社の新株予約権付社債を交付するときは、当該新株予約権付社債についてのホに規定する事項及び当該新株予約権付社債に付された新株予約権についてのヘに規定する事項
#::チ イの新株予約権を取得するのと引換えに当該新株予約権の新株予約権者に対して当該株式会社の株式等以外の財産を交付するときは、当該財産の内容及び数若しくは額又はこれらの算定方法
#:八 当該株式会社が次のイからホまでに掲げる行為をする場合において、当該新株予約権の新株予約権者に当該イからホまでに定める株式会社の新株予約権を交付することとするときは、その旨及びその条件
#::イ 合併(合併により当該株式会社が消滅する場合に限る。) 合併後存続する株式会社又は合併により設立する株式会社
#::ロ 吸収分割 吸収分割をする株式会社がその事業に関して有する権利義務の全部又は一部を承継する株式会社
#::ハ 新設分割 新設分割により設立する株式会社
#::ニ 株式交換 株式交換をする株式会社の発行済株式の全部を取得する株式会社
#::ホ 株式移転 株式移転により設立する株式会社
#:九 新株予約権を行使した新株予約権者に交付する株式の数に一株に満たない端数がある場合において、これを切り捨てるものとするときは、その旨
#:十 当該新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを除く。)に係る新株予約権証券を発行することとするときは、その旨
#:十一 前号に規定する場合において、新株予約権者が[[会社法第290条|第290条]]の規定による請求の全部又は一部をすることができないこととするときは、その旨
# 新株予約権付社債に付された新株予約権の数は、当該新株予約権付社債についての社債の金額ごとに、均等に定めなければならない。
# 金融商品取引法第2条第16項に規定する金融商品取引所に上場されている株式を発行している株式会社は、定款又は株主総会の決議による[[会社法第361条|第361条]]第1項第四号又は第五号ロに掲げる事項についての定めに従い新株予約権を発行するときは、第1項第二号に掲げる事項を当該新株予約権の内容とすることを要しない。この場合において、当該株式会社は、次に掲げる事項を当該新株予約権の内容としなければならない。
#:一 取締役の報酬等として又は取締役の報酬等をもってする払込みと引換えに当該新株予約権を発行するものであり、当該新株予約権の行使に際してする金銭の払込み又は第1項第三号の財産の給付を要しない旨
#:二 定款又は株主総会の決議による[[会社法第361条|第361条]]第1項第四号又は第五号ロに掲げる事項についての定めに係る取締役(取締役であった者を含む。)以外の者は、当該新株予約権を行使することができない旨
# 指名委員会等設置会社における前項の規定の適用については、同項中「定款又は株主総会の決議による[[会社法第361条|第361条]]第1項第四号又は第五号ロに掲げる事項についての定め」とあるのは「報酬委員会による[[会社法第409条|第409条]]第3項第四号又は第五号ロに定める事項についての決定」と、同項第一号中「取締役」とあるのは「執行役若しくは取締役」と、同項第二号中「取締役」とあるのは「執行役又は取締役」とする。
==解説==
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、3項、4項を新設。
;1項
* 7号:取得条項付新株予約権の規定
*11号:会社法第290条(記名式と無記名式との間の転換)
==関連条文==
*[[会社法第113条]](発行可能株式総数)
*[[会社法第911条]](株式会社の設立の登記)
==参照条文==
*[[商業登記法第59条]](取得条項付株式等の取得と引換えにする株式の交付による変更の登記)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#1|第1節 総則]]
|[[会社法第235条]]<br>(一に満たない端数の処理)
|[[会社法第237条]]<br>(共有者による権利の行使)
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[[category:会社法|236]] | null | 2022-05-27T11:14:32Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC236%E6%9D%A1 |
6,213 | 会社法第262条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権
(w:新株予約権者からの承認の請求) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]
==条文==
([[w:新株予約権]]者からの承認の請求)
;第262条
: 譲渡制限新株予約権の新株予約権者は、その有する譲渡制限新株予約権を他人(当該譲渡制限新株予約権を発行した株式会社を除く。)に譲り渡そうとするときは、当該株式会社に対し、当該他人が当該譲渡制限新株予約権を取得することについて承認をするか否かの決定をすることを請求することができる。
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第416条]](委員会設置会社の取締役会の権限)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4|第4節 新株予約権の譲渡等]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#1-1|第2款 新株予約権の譲渡の制限]]
|[[会社法第261条]]<br>(新株予約権者の請求による新株予約権原簿記載事項の記載又は記録)
|[[会社法第263条]]<br>(新株予約権取得者からの承認の請求)
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[[category:会社法|262]] | null | 2009-08-28T04:06:48Z | [
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6,214 | 会社法第263条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権
(w:新株予約権取得者からの承認の請求) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]
==条文==
([[w:新株予約権]]取得者からの承認の請求)
;第263条
# 譲渡制限新株予約権を取得した新株予約権取得者は、株式会社に対し、当該譲渡制限新株予約権を取得したことについて承認をするか否かの決定をすることを請求することができる。
# 前項の規定による請求は、利害関係人の利益を害するおそれがないものとして法務省令で定める場合を除き、その取得した新株予約権の新株予約権者として新株予約権原簿に記載され、若しくは記録された者又はその相続人その他の一般承継人と共同してしなければならない。
==解説==
==関連条文==
*[[会社法第416条]](委員会設置会社の取締役会の権限)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4|第4節 新株予約権の譲渡等]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#1-1|第2款 新株予約権の譲渡の制限]]
|[[会社法第262条]]<br>(新株予約権者からの承認の請求)
|[[会社法第264条]]<br>(譲渡等承認請求の方法)
}}
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[[category:会社法|263]] | null | 2009-08-28T04:10:25Z | [
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6,215 | 会社法第264条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第264条
(譲渡等承認請求の方法) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第264条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第264条]]
==条文==
(譲渡等承認請求の方法)
;第264条
:次の各号に掲げる請求(以下この款において「譲渡等承認請求」という。)は、当該各号に定める事項を明らかにしてしなければならない。
::一 [[会社法第262条|第262条]]の規定による請求 次に掲げる事項
:::イ 当該請求をする新株予約権者が譲り渡そうとする譲渡制限新株予約権の内容及び数
:::ロ イの譲渡制限新株予約権を譲り受ける者の氏名又は名称
::二 [[会社法第263条|前条]]第1項の規定による請求 次に掲げる事項
:::イ 当該請求をする新株予約権取得者の取得した譲渡制限新株予約権の内容及び数
:::ロ イの新株予約権取得者の氏名又は名称
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4|第4節 新株予約権の譲渡等]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#1-1|第2款 新株予約権の譲渡の制限]]
|[[会社法第263条]]<br>(新株予約権取得者からの承認の請求)
|[[会社法第265条]]<br>(譲渡等の承認の決定等)
}}
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[[category:会社法|264]] | null | 2022-05-27T13:08:55Z | [
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6,216 | 会社法第265条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第265条
(譲渡等の承認の決定等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第265条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第265条]]
==条文==
(譲渡等の承認の決定等)
;第265条
# [[w:株式会社]]が[[会社法第262条|第262条]]又は[[会社法第263条|第263条]]第1項の承認をするか否かの決定をするには、株主総会(取締役会設置会社にあっては、取締役会)の決議によらなければならない。ただし、[[w:新株予約権]]の内容として別段の定めがある場合は、この限りでない。
# 株式会社は、前項の決定をしたときは、譲渡等承認請求をした者に対し、当該決定の内容を通知しなければならない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4|第4節 新株予約権の譲渡等]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4-2|第2款 新株予約権の譲渡の制限]]
|[[会社法第264条]]<br>(譲渡等承認請求の方法)
|[[会社法第266条]]<br>(株式会社が承認をしたとみなされる場合)
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[[category:会社法|265]] | null | 2022-05-27T13:10:32Z | [
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6,218 | 会社法第266条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第266条
(w:株式会社が承認をしたとみなされる場合) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第266条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第266条]]
==条文==
([[w:株式会社]]が承認をしたとみなされる場合)
;第266条
: 株式会社が譲渡等承認請求の日から2週間(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)以内に[[会社法第265条|前条]]第2項の規定による通知をしなかった場合には、[[会社法第262条|第262条]]又は[[会社法第263条|第263条]]第1項の承認をしたものとみなす。ただし、当該株式会社と当該譲渡等承認請求をした者との合意により別段の定めをしたときは、この限りでない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4|第4節 新株予約権の譲渡等]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4-2|第2款 新株予約権の譲渡の制限]]
|[[会社法第265条]]<br>(譲渡等の承認の決定等)
|[[会社法第267条]]<br>(新株予約権の質入れ)
}}
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6,219 | 会社法第267条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権
(w:新株予約権の質入れ) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]
==条文==
([[w:新株予約権]]の質入れ)
;第267条
# 新株予約権者は、その有する新株予約権に質権を設定することができる。
# 前項の規定にかかわらず、新株予約権付社債に付された新株予約権のみに[[w:質権]]を設定することはできない。ただし、当該新株予約権付社債についての社債が消滅したときは、この限りでない。
# 新株予約権付社債についての社債のみに質権を設定することはできない。ただし、当該新株予約権付社債に付された新株予約権が消滅したときは、この限りでない。
# 証券発行新株予約権の質入れは、当該証券発行新株予約権に係る新株予約権証券を交付しなければ、その効力を生じない。
# 証券発行新株予約権付社債に付された新株予約権の質入れは、当該証券発行新株予約権付社債に係る新株予約権付社債券を交付しなければ、その効力を生じない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4|第4節 新株予約権の譲渡等]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4-3|第3款 新株予約権の質入れ]]
|[[会社法第266条]]<br>(株式会社が承認をしたとみなされる場合)
|[[会社法第268条]]<br>(新株予約権の質入れの対抗要件)
}}
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6,220 | 会社法第268条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第268条
(w:新株予約権の質入れの対抗要件)
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第268条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第268条]]
==条文==
([[w:新株予約権]]の質入れの対抗要件)
;第268条
# 新株予約権の質入れは、その[[w:質権]]者の氏名又は名称及び住所を新株予約権原簿に記載し、又は記録しなければ、株式会社その他の第三者に対抗することができない。
# 前項の規定にかかわらず、証券発行新株予約権の質権者は、継続して当該証券発行新株予約権に係る新株予約権証券を占有しなければ、その質権をもって株式会社その他の第三者に対抗することができない。
# 第1項の規定にかかわらず、証券発行新株予約権付社債に付された新株予約権の質権者は、継続して当該証券発行新株予約権付社債に係る新株予約権付社債券を[[w:占有]]しなければ、その質権をもって株式会社その他の第三者に対抗することができない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4|第4節 新株予約権の譲渡等]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4-3|第3款 新株予約権の質入れ]]
|[[会社法第267条]]<br>(新株予約権の質入れ)
|[[会社法第269条]]<br>(新株予約権原簿の記載等)
}}
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[[category:会社法|268] | null | 2022-05-27T13:15:11Z | [
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6,222 | 会社法第272条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権
(新株予約権の質入れの効果)
[[category:会社法|272] | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]
==条文==
(新株予約権の質入れの効果)
;第272条
# [[w:株式会社]]が次に掲げる行為をした場合には、新株予約権を目的とする質権は、当該行為によって当該新株予約権の新株予約権者が受けることのできる金銭等について存在する。
#:一 新株予約権の取得
#:二 組織変更
#:三 合併(合併により当該株式会社が消滅する場合に限る。)
#:四 吸収分割
#:五 新設分割
#:六 株式交換
#:七 株式移転
# 登録新株予約権質権者は、前項の金銭等(金銭に限る。)を受領し、他の債権者に先立って自己の債権の弁済に充てることができる。
# 株式会社が次の各号に掲げる行為をした場合において、前項の債権の弁済期が到来していないときは、登録新株予約権質権者は、当該各号に定める者に同項に規定する金銭等に相当する金額を供託させることができる。この場合において、質権は、その供託金について存在する。
#:一 新株予約権の取得 当該株式会社
#:二 組織変更 [[会社法第744条|第744条]]第1項第一号に規定する組織変更後持分会社
#:三 合併(合併により当該株式会社が消滅する場合に限る。) [[会社法第749条|第749条]]第1項に規定する吸収合併存続会社又は[[会社法第753条|第753条]]第1項に規定する新設合併設立会社
# 前三項の規定は、特別支配株主が新株予約権売渡請求により売渡新株予約権の取得をした場合について準用する。この場合において、前項中「当該各号に定める者」とあるのは、「当該特別支配株主」と読み替えるものとする。
# 新株予約権付社債に付された新株予約権([[会社法第236条|第236条]]第1項第三号の財産が当該新株予約権付社債についての社債であるものであって、当該社債の償還額が当該新株予約権についての同項第二号の価額以上であるものに限る。)を目的とする質権は、当該新株予約権の行使をすることにより当該新株予約権の新株予約権者が交付を受ける株式について存在する。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4|第4節 新株予約権の譲渡等]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4-3|第3款 新株予約権の質入れ]]
|[[会社法第271条]]<br>(登録新株予約権質権者に対する通知等)
|[[会社法第272条の2]]<br>
}}
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[[category:会社法|272] | null | 2022-05-27T13:25:11Z | [
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6,223 | 会社法第273条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権
(取得する日の決定) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]
==条文==
(取得する日の決定)
;第273条
# 取得条項付[[w:新株予約権]]([[会社法第236条|第236条]]第1項第七号イに掲げる事項についての定めがある新株予約権をいう。以下この章において同じ。)の内容として同号ロに掲げる事項についての定めがある場合には、[[w:株式会社]]は、同号ロの日を[[w:株主総会]](取締役会設置会社にあっては、[[w:取締役会]])の決議によって定めなければならない。ただし、当該取得条項付新株予約権の内容として別段の定めがある場合は、この限りでない。
# 第236条第1項第七号ロの日を定めたときは、株式会社は、取得条項付新株予約権の新株予約権者(同号ハに掲げる事項についての定めがある場合にあっては、[[会社法第274条|次条]]第1項の規定により決定した取得条項付新株予約権の新株予約権者)及びその登録新株予約権質権者に対し、当該日の2週間前までに、当該日を通知しなければならない。
# 前項の規定による通知は、[[w:公告]]をもってこれに代えることができる。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#5|第5節 株式会社による自己の新株予約権の取得]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#5-1|第1款 募集事項の定めに基づく新株予約権の取得]]
|[[会社法第272条]]<br>(新株予約権の質入れの効果)
|[[会社法第274条]]<br>(取得する新株予約権の決定等)
}}
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[[category:会社法|273]] | null | 2022-05-27T13:31:39Z | [
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6,224 | 会社法第274条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権
(取得するw:新株予約権の決定等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]
==条文==
(取得する[[w:新株予約権]]の決定等)
;第274条
# [[w:株式会社]]は、新株予約権の内容として[[会社法第236条|第236条]]第1項第七号ハに掲げる事項についての定めがある場合において、取得条項付新株予約権を取得しようとするときは、その取得する取得条項付新株予約権を決定しなければならない。
# 前項の取得条項付新株予約権は、株主総会(取締役会設置会社にあっては、取締役会)の決議によって定めなければならない。ただし、当該取得条項付新株予約権の内容として別段の定めがある場合は、この限りでない。
# 第1項の規定による決定をしたときは、株式会社は、同項の規定により決定した取得条項付新株予約権の新株予約権者及びその登録新株予約権質権者に対し、直ちに、当該取得条項付新株予約権を取得する旨を通知しなければならない。
# 前項の規定による通知は、公告をもってこれに代えることができる。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#5|第5節 株式会社による自己の新株予約権の取得]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4-1|第1款 募集事項の定めに基づく新株予約権の取得]]
|[[会社法第273条]]<br>(取得する日の決定)
|[[会社法第275条]]<br>(効力の発生等)
}}
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[[category:会社法|274]] | null | 2009-08-30T02:32:24Z | [
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6,225 | 会社法第276条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権
(新株予約権の消却) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]
==条文==
(新株予約権の消却)
;第276条
# [[w:株式会社]]は、自己[[w:新株予約権]]を消却することができる。この場合においては、消却する自己新株予約権の内容及び数を定めなければならない。
# 取締役会設置会社においては、前項後段の規定による決定は、取締役会の決議によらなければならない。
==解説==
*会社法第276条(新株予約権の消却)
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#5|第5節 株式会社による自己の新株予約権の取得]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#5-2|第2款 新株予約権の消却]]
|[[会社法第275条]]<br>(効力の発生等)
|[[会社法第277条]]<br>(新株予約権無償割当て)
}}
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[[category:会社法|276]] | null | 2022-05-27T21:48:07Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC276%E6%9D%A1 |
6,226 | 会社法第275条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第275条
(効力の発生等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)>会社法第275条 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]]>[[会社法第275条]]
==条文==
(効力の発生等)
;第275条
# 株式会社は、[[会社法第236条|第236条]]第1項第七号イの事由が生じた日(同号ハに掲げる事項についての定めがある場合にあっては、第一号に掲げる日又は第二号に掲げる日のいずれか遅い日。次項及び第3項において同じ。)に、取得条項付新株予約権(同条第1項第七号ハに掲げる事項についての定めがある場合にあっては、[[会社法第274条|前条]]第1項の規定により決定したもの。次項及び第3項において同じ。)を取得する。
#:一 [[会社法第236条|第236条]]第1項第七号イの事由が生じた日
#:二 前条第3項の規定による通知の日又は同条第4項の公告の日から2週間を経過した日
# 前項の規定により株式会社が取得する取得条項付新株予約権が新株予約権付社債に付されたものである場合には、株式会社は、[[会社法第236条|第236条]]第1項第七号イの事由が生じた日に、当該新株予約権付社債についての社債を取得する。
# 次の各号に掲げる場合には、取得条項付新株予約権の新株予約権者(当該株式会社を除く。)は、[[会社法第236条|第236条]]第1項第七号イの事由が生じた日に、同号に定める事項についての定めに従い、当該各号に定める者となる。
#:一 [[会社法第236条|第236条]]第1項第七号ニに掲げる事項についての定めがある場合 同号ニの株式の株主
#:二 [[会社法第236条|第236条]]第1項第七号ホに掲げる事項についての定めがある場合 同号ホの社債の社債権者
#:三 [[会社法第236条|第236条]]第1項第七号ヘに掲げる事項についての定めがある場合 同号ヘの他の新株予約権の新株予約権者
#:四 [[会社法第236条|第236条]]第1項第七号トに掲げる事項についての定めがある場合 同号トの新株予約権付社債についての社債の社債権者及び当該新株予約権付社債に付された新株予約権の新株予約権者
# 株式会社は、[[会社法第236条|第236条]]第1項第七号イの事由が生じた後、遅滞なく、取得条項付新株予約権の新株予約権者及びその登録新株予約権質権者(同号ハに掲げる事項についての定めがある場合にあっては、[[会社法第274条|前条]]第1項の規定により決定した取得条項付新株予約権の新株予約権者及びその登録新株予約権質権者)に対し、当該事由が生じた旨を通知しなければならない。ただし、[[会社法第273条|第273条]]第2項の規定による通知又は同条第3項の公告をしたときは、この限りでない。
# 前項本文の規定による通知は、公告をもってこれに代えることができる。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#5|第5節 株式会社による自己の新株予約権の取得]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#4-1|第1款 募集事項の定めに基づく新株予約権の取得]]
|[[会社法第274条]]<br>(取得する新株予約権の決定等)
|[[会社法第276条]]<br>
}}
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[[category:会社法|275]] | null | 2022-05-27T21:47:35Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC275%E6%9D%A1 |
6,227 | 会社法第277条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)
(w:新株予約権無償割当て) | [
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}
]
| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法) | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]]
==条文==
([[w:新株予約権]]無償割当て)
;第277条
: [[w:株式会社]]は、[[w:株主]](種類株式発行会社にあっては、ある種類の種類株主)に対して新たに払込みをさせないで当該株式会社の新株予約権の割当て(以下この節において「新株予約権無償割当て」という。)をすることができる。
==解説==
==参照条文==
*[[会社法第322条]](ある種類の種類株主に損害を及ぼすおそれがある場合の種類株主総会)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#6|第6節 新株予約権無償割当て]]
|[[会社法第276条]]<br>(新株予約権の消却)
|[[会社法第278条]]<br>(新株予約権無償割当てに関する事項の決定)
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[[category:会社法|277]] | null | 2011-11-10T22:29:03Z | [
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| https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC277%E6%9D%A1 |
6,228 | 会社法第280条 | 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第3章 新株予約権
(w:新株予約権の行使) | [
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| 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第2編第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第2編第3章 新株予約権]]
==条文==
([[w:新株予約権]]の行使)
;第280条
# 新株予約権の行使は、次に掲げる事項を明らかにしてしなければならない。
#:一 その行使に係る新株予約権の内容及び数
#:二 新株予約権を行使する日
# 証券発行新株予約権を行使しようとするときは、当該証券発行新株予約権の新株予約権者は、当該証券発行新株予約権に係る[[w:新株予約権証券]]を[[w:株式会社]]に提出しなければならない。ただし、当該新株予約権証券が発行されていないときは、この限りでない。
# 証券発行[[w:新株予約権付社債]]に付された新株予約権を行使しようとする場合には、当該新株予約権の新株予約権者は、当該新株予約権を付した新株予約権付社債に係る新株予約権付社債券を株式会社に提示しなければならない。この場合において、当該株式会社は、当該新株予約権付社債券に当該証券発行新株予約権付社債に付された新株予約権が消滅した旨を記載しなければならない。
# 前項の規定にかかわらず、証券発行新株予約権付社債に付された新株予約権を行使しようとする場合において、当該新株予約権の行使により当該証券発行新株予約権付社債についての社債が消滅するときは、当該新株予約権の新株予約権者は、当該新株予約権を付した新株予約権付社債に係る新株予約権付社債券を株式会社に提出しなければならない。
# 第3項の規定にかかわらず、証券発行新株予約権付社債についての社債の償還後に当該証券発行新株予約権付社債に付された新株予約権を行使しようとする場合には、当該新株予約権の新株予約権者は、当該新株予約権を付した新株予約権付社債に係る新株予約権付社債券を株式会社に提出しなければならない。
# 株式会社は、自己新株予約権を行使することができない。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#7|第7節 新株予約権の行使]]
|[[会社法第279条]]<br>(新株予約権無償割当ての効力の発生等)
|[[会社法第281条]]<br>(新株予約権の行使に際しての払込み)
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6,229 | 会社法第278条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 >第3章 新株予約権
(w:新株予約権無償割当てに関する事項の決定) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社
>第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]
>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]
==条文==
([[w:新株予約権]]無償割当てに関する事項の決定)
;第278条
# [[w:株式会社]]は、新株予約権無償割当てをしようとするときは、その都度、次に掲げる事項を定めなければならない。
#:一 株主に割り当てる新株予約権の内容及び数又はその算定方法
#:二 前号の新株予約権が新株予約権付社債に付されたものであるときは、当該新株予約権付社債についての社債の種類及び各社債の金額の合計額又はその算定方法
#:三 当該新株予約権無償割当てがその効力を生ずる日
#:四 株式会社が種類株式発行会社である場合には、当該新株予約権無償割当てを受ける株主の有する株式の種類
# 前項第一号及び第二号に掲げる事項についての定めは、当該株式会社以外の株主(種類株式発行会社にあっては、同項第四号の種類の種類株主)の有する株式(種類株式発行会社にあっては、同項第四号の種類の株式)の数に応じて同項第一号の新株予約権及び同項第二号の社債を割り当てることを内容とするものでなければならない。
# 第1項各号に掲げる事項の決定は、[[w:株主総会]](取締役会設置会社にあっては、取締役会)の決議によらなければならない。ただし、[[w:定款]]に別段の定めがある場合は、この限りでない。
==解説==
==関連条文==
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{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#6|第5節 新株予約権無償割当て]]<br>
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|[[会社法第279条]]<br>(新株予約権無償割当ての効力の発生等)
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6,230 | 会社法第279条 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権
(w:新株予約権無償割当ての効力の発生等) | [
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| 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社>第3章 新株予約権 | [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]
==条文==
([[w:新株予約権]]無償割当ての効力の発生等)
;第279条
# [[会社法第278条|前条]]第1項第一号の新株予約権の割当てを受けた株主は、同項第三号の日に、同項第一号の新株予約権の新株予約権者(同項第二号に規定する場合にあっては、同項第一号の新株予約権の新株予約権者及び同項第二号の社債の社債権者)となる。
# 株式会社は、前条第1項第三号の日後遅滞なく、株主(種類株式発行会社にあっては、同項第四号の種類の種類株主)及びその登録株式質権者に対し、当該株主が割当てを受けた新株予約権の内容及び数(同項第二号に規定する場合にあっては、当該株主が割当てを受けた社債の種類及び各社債の金額の合計額を含む。)を通知しなければならない。
# 前項の規定による通知がされた場合において、前条第1項第一号の新株予約権についての[[会社法第236条|第236条]]第1項第四号の期間の末日が当該通知の日から2週間を経過する日前に到来するときは、同号の期間は、当該通知の日から2週間を経過する日まで延長されたものとみなす。
==解説==
==関連条文==
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|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br>
[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#6|第5節 新株予約権無償割当て]]<br>
|[[会社法第278条]]<br>(新株予約権無償割当てに関する事項の決定)
|[[会社法第280条]]<br>(新株予約権の行使)
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Subsets and Splits
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